USHIJIMA OSAMU (JP)
TATSUMI TAKUYA (JP)
JP2009217989A | 2009-09-24 | |||
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\¥0 2020/174953 33 卩(:17 2020 /002273 請求の範囲 [請求項 1 ] 複数の蓄電素子と、 前記複数の蓄電素子を収容する外装ケースとを 備える蓄電装置であって、 前記外装ケース内に収容され、 かつ、 前記複数の蓄電素子を収容す る中間ケースを備え、 前記中間ケースは、 前記外装ケースに接着されて固定されている 蓄電装置。 [請求項 2] 前記外装ケースは、 外装ケース本体と、 外装ケース蓋体と、 を有し 前記中間ケースは、 中間ケース本体と、 中間ケース蓋体と、 を有し 前記中間ケース蓋体は、 前記外装ケース本体に対向して配置される 請求項 1 に記載の蓄電装置。 [請求項 3] 前記中間ケースは、 前記外装ケースに向けて突出する中間ケース凸 部を有し、 前記外装ケースは、 前記中間ケースに向けて突出する外装ケース凸 部を有し、 前記中間ケース凸部と前記外装ケース凸部とは、 対向する位置に当 接して配置される、 または、 隣り合う位置に並んで配置される 請求項 1 または 2に記載の蓄電装置。 [請求項 4] 前記外装ケースは、 外装ケース本体と、 外装ケース蓋体と、 を有し 前記外装ケース凸部は、 前記外装ケース本体に形成され、 前記外装 ケース本体及び前記外装ケース蓋体の並び方向に延びる外装ケース第 —凸部を有し、 前記中間ケース凸部は、 前記外装ケース第一凸部に沿って延び、 前 記外装ケース第一凸部と隣り合う位置に並んで配置される中間ケース 第 _凸部を有する \¥0 2020/174953 34 卩(:171? 2020 /002273 請求項 3に記載の蓄電装置。 [請求項 5] 前記中間ケースは、 中間ケース本体と、 中間ケース蓋体と、 を有し 前記中間ケ_ス第一凸部は、 前記中間ケ_ス本体の隣接する 2つの 壁部に形成されている 請求項 4に記載の蓄電装置。 [請求項 6] 前記中間ケース凸部は、 前記中間ケースの壁部に形成され、 当該壁 部の長手方向に並ぶ複数の中間ケース第二凸部を有し、 前記外装ケース凸部は、 前記長手方向において前記複数の中間ケー ス第二凸部と係合する複数の外装ケース第二凸部を有し、 前記複数の中間ケース第二凸部のうちの少なくとも 1つの中間ケー ス第二凸部は、 前記長手方向と交差する方向に延設されて配置される 請求項 3〜 5のいずれか 1項に記載の蓄電装置。 [請求項 7] 前記複数の中間ケース第二凸部のうちの少なくとも 1つの中間ケー ス第二凸部は、 凹部と、 前記凹部内に設けられたリブと、 を有する 請求項 6に記載の蓄電装置。 [請求項 8] さらに、 前記中間ケースの前記長手方向側の壁部に配置された電気機器を備 える 請求項 6または 7に記載の蓄電装置。 [請求項 9] 前記中間ケース凸部は、 前記複数の蓄電素子のうちのいずれかの蓄 電素子の長側面の端部に対向して配置される中間ケース第三凸部を有 し、 前記外装ケース凸部は、 前記中間ケース第三凸部と対向する位置に 当接して配置される外装ケース第三凸部を有する 請求項 3〜 8のいずれか 1項に記載の蓄電装置。 [請求項 10] 前記複数の蓄電素子は、 長側面が、 当該長側面が向く方向と交差す る方向に並んで配置される 2つの蓄電素子を有し、 \¥0 2020/174953 35 卩(:17 2020 /002273 前記中間ケース第三凸部及び前記外装ケース第三凸部の少なくとも _方は、 前記 2つの蓄電素子の長側面の端部に跨って配置される 請求項 9に記載の蓄電装置。 |
発明の名称 : 蓄電装置
技術分野
[0001 ] 本発明は、 複数の蓄電素子と、 当該複数の蓄電素子を収容する外装ケース とを備える蓄電装置に関する。
背景技術
[0002] 従来、 複数の蓄電素子と、 当該複数の蓄電素子を収容する外装ケースと を 備える蓄電装置が広く知られている。 例えば、 特許文献 1 には、 複数の単電 池 (蓄電素子) を収容ケース (外装ケース) に収容した構成の電池ユニッ ト (蓄電装置) が開示されている。
先行技術文献
特許文献
[0003] 特許文献 1 :特開 2 0 1 8 _ 6 3 9 1 5号公報
発明の概要
発明が解決しようとする課題
[0004] しかしながら、 上記従来のように複数の蓄電素子を外装ケー ス収容する構 成の蓄電装置においては、 構成が複雑になる等のことから、 製造が煩雑にな ることが多いため、 製造を容易にすることができる構成が望まれ る。
[0005] 本発明は、 上記課題に鑑みてなされたものであり、 製造を容易にすること ができる蓄電装置を提供することを目的とす る。
課題を解決するための手段
[0006] 上記目的を達成するために、 本発明の一態様に係る蓄電装置は、 複数の蓄 電素子と、 前記複数の蓄電素子を収容する外装ケースと を備える蓄電装置で あって、 前記外装ケース内に収容され、 かつ、 前記複数の蓄電素子を収容す る中間ケースを備え、 前記中間ケースは、 前記外装ケースに接着されて固定 されている。
[0007] これによれば、 蓄電装置は、 複数の蓄電素子及び外装ケースに加え、 外装 〇 2020/174953 2 卩(:170? 2020 /002273
ケース内に収容されて複数の蓄電素子を収 容する中間ケースを備えており、 中間ケースは、 外装ケースに接着されて固定されている。 ここで、 複数の蓄 電素子を外装ケースに収容する際に、 複数の蓄電素子を一旦中間ケースに収 容し、 中間ケースに他の部材を取り付けるなどした 後に、 中間ケースを外装 ケースに収容する方が、 蓄電装置を製造しやすい場合がある。 この場合、 中 間ケースを外装ケースに固定する必要がある が、 例えばボルト締結では、 ボ ルト孔を形成する必要があったり部品点数が 増えて組立作業が煩雑になった りする等のことから、 中間ケースの外装ケースへの固定作業を容易 にするこ とが望まれる。 このため、 中間ケースを、 外装ケースに接着により固定する 。 これにより、 中間ケースを外装ケースに容易に固定するこ とができるため 、 蓄電装置の製造を容易にすることができる。
[0008] また、 前記外装ケースは、 外装ケース本体と、 外装ケース蓋体と、 を有し 、 前記中間ケースは、 中間ケース本体と、 中間ケース蓋体と、 を有し、 前記 中間ケース蓋体は、 前記外装ケース本体に対向して配置されるこ とにしても よい。
[0009] これによれば、 蓄電装置において、 中間ケースの中間ケース蓋体は、 外装 ケースの外装ケース本体に対向して配置され ている。 ここで、 蓄電素子の向 きや形状等が、 外装ケースにおける外装ケース蓋体の位置に 合っていない場 合がある。 つまり、 外装ケース蓋体は、 水の浸入を防ぐためにも高い位置に 配置されるのが好ましいが、 蓄電素子を収容するケースの蓋体はケースの 側 面側や底面側に配置されているのが好ましい 場合がある。 例えば、 蓄電装置 の高さを低くするために、 蓄電素子を横置き (横倒し) にする (蓄電素子の 電極端子を外装ケース本体の側壁に対向して 配置する) ような場合には、 蓄 電素子を外装ケース本体に揷入してしまうと 、 バスバーの接続が困難になる 。 このため、 中間ケース蓋体を、 蓄電素子の向きや形状等に合うように、 外 装ケース蓋体ではなく外装ケース本体に対向 する位置に配置する。 これによ り、 蓄電素子を、 中間ケースに一旦収容してから、 外装ケースに収容するこ とで、 外装ケース蓋体の位置にかかわらず、 蓄電素子を外装ケースに容易に 〇 2020/174953 3 卩(:170? 2020 /002273
収容することができる。 このように、 蓄電装置の製造を容易にすることがで きる。
[0010] また、 前記中間ケースは、 前記外装ケースに向けて突出する中間ケース 凸 部を有し、 前外装ケースは、 前記中間ケースに向けて突出する外装ケース 凸 部を有し、 前記中間ケース凸部と前記外装ケース凸部と は、 対向する位置に 当接して配置される、 または、 隣り合う位置に並んで配置されることにして もよい。
[001 1 ] これによれば、 中間ケースは、 中間ケース凸部を有し、 外装ケースは、 外 装ケース凸部を有しており、 中間ケース凸部と外装ケース凸部とは、 対向す る位置に当接して配置、 または、 隣り合う位置に並んで配置されている。 こ のように、 中間ケースと外装ケースとが、 中間ケース凸部と外装ケース凸部 とを有することで、 中間ケース及び外装ケースを補強することが できる。 ま た、 中間ケース凸部と外装ケース凸部とが、 対向する位置または隣り合う位 置に配置されることで、 中間ケースと外装ケースとの位置決めを容易 に行っ たり、 中間ケース凸部と外装ケース凸部とを接着し て中間ケースと外装ケー スとの固定を容易に行ったりすることができ る。 これにより、 蓄電装置の製 造を容易にすることができる。
[0012] また、 前記外装ケースは、 外装ケース本体と、 外装ケース蓋体と、 を有し 、 前記外装ケース凸部は、 前記外装ケース本体に形成され、 前記外装ケース 本体及び前記外装ケース蓋体の並び方向に延 びる外装ケース第一凸部を有し 、 前記中間ケース凸部は、 前記外装ケース第一凸部に沿って延び、 前記外装 ケース第一凸部と隣り合う位置に並んで配置 される中間ケース第一凸部を有 することにしてもよい。
[0013] これによれば、 外装ケース凸部は、 外装ケース本体及び外装ケース蓋体の 並び方向に延びる外装ケース第一凸部を外装 ケース本体に有しており、 中間 ケース凸部は、 外装ケース第一凸部に沿って外装ケース第一 凸部と隣り合う 中間ケース第一凸部を有している。 このように、 中間ケース第一凸部及び外 装ケ _ ス第一凸部が、 外装ケース本体及び外装ケース蓋体の並び方 向に延び 〇 2020/174953 4 卩(:170? 2020 /002273
、 隣り合う位置に並んで配置されているため、 外装ケースに中間ケースを揷 入する際のガイ ドとなる。 このため、 外装ケースに中間ケースを容易に揷入 することができるため、 蓄電装置の製造を容易にすることができる。
[0014] また、 前記中間ケースは、 中間ケース本体と、 中間ケース蓋体と、 を有し 、 前記中間ケ _ ス第一凸部は、 前記中間ケ _ ス本体の隣接する 2つの壁部に 形成されていることにしてもよい。
[0015] これによれば、 中間ケースにおいて、 中間ケース第 _凸部は、 中間ケース 本体の隣接する 2つの壁部に形成されている。 このように、 中間ケース本体 の隣接する 2つの壁部に中間ケース第一凸部が形成され いるため、 当該 2 つの壁部の強度を向上させることができてい る。 このため、 中間ケースに蓄 電素子を揷入したり他の部材を取り付けたり する等の複数の組立作業を、 当 該 2つの壁部を底面にした状態で行う場合に、 地面に接触する底面の強度を 向上させることができるため、 当該組立作業時の安定性を高めることができ る。 これにより、 当該組立作業を容易に行うことができるため 、 蓄電装置の 製造を容易にすることができる。
[0016] また、 前記中間ケース凸部は、 前記中間ケースの壁部に形成され、 当該壁 部の長手方向に並ぶ複数の中間ケース第二凸 部を有し、 前記外装ケース凸部 は、 前記長手方向において前記複数の中間ケース 第二凸部と係合する複数の 外装ケース第二凸部を有し、 前記複数の中間ケース第二凸部のうちの少な く とも 1つの中間ケース第二凸部は、 前記長手方向と交差する方向に延設され て配置されることにしてもよい。
[0017] これによれば、 中間ケース凸部は、 中間ケースの壁部の長手方向に並ぶ複 数の中間ケース第二凸部を有しており、 外装ケース凸部は、 複数の中間ケー ス第二凸部と係合する複数の外装ケース第二 凸部を有している。 また、 少な くとも 1つの中間ケース第二凸部は、 中間ケースの壁部の長手方向と交差す る方向に延設されて配置されている。 このように、 中間ケースの壁部の長手 方向に並ぶ複数の中間ケース第二凸部が、 複数の外装ケース第二凸部と係合 することで、 中間ケースが外装ケース内で当該長手方向に 移動するのを抑制 〇 2020/174953 5 卩(:170? 2020 /002273
することができる。 また、 少なくとも 1つの中間ケース第二凸部が、 当該長 手方向と交差する方向に延設されていること で、 中間ケースが外装ケース内 で当該長手方向に移動するのをさらに抑制す ることができる。 これにより、 中間ケースが、 外装ケース内で動いて損傷するのを抑制する ことができるた め、 損傷を抑制することができる蓄電装置を容易 に製造することができる。
[0018] また、 前記複数の中間ケース第二凸部のうちの少な くとも 1つの中間ケー ス第二凸部は、 凹部と、 前記凹部内に設けられたリブと、 を有することにし てもよい。
[0019] これによれば、 少なくとも 1つの中間ケース第二凸部は、 凹部と、 当該凹 部内に設けられたリブとを有している。 このように、 少なくとも 1つの中間 ケース第二凸部に凹部が形成されて、 当該凹部内にリブが設けられることで 、 当該中間ケース第二凸部の強度を高くするこ とができる。 このため、 強度 が高められた中間ケース第二凸部によって、 中間ケースが外装ケース内で移 動するのを効果的に抑制することができる。
[0020] また、 さらに、 前記中間ケースの前記長手方向側の壁部に配 置された電気 機器を備えることにしてもよい。
[0021 ] これによれば、 蓄電装置は、 中間ケースの長手方向側の壁部に、 電気機器 を備えている。 ここで、 蓄電装置は、 中間ケース第二凸部と外装ケース第二 凸部とを有していることで、 中間ケースが外装ケース内で当該長手方向に 移 動するのを抑制することができる構成である 。 このため、 中間ケースの当該 長手方向側の壁部に電気機器が配置された構 成でも、 当該電気機器が損傷す るのを抑制することができる。 これにより、 損傷を抑制することができる蓄 電装置を容易に製造することができる。
[0022] また、 前記中間ケース凸部は、 前記複数の蓄電素子のうちのいずれかの蓄 電素子の長側面の端部に対向して配置される 中間ケース第三凸部を有し、 前 記外装ケース凸部は、 前記中間ケース第三凸部と対向する位置に当 接して配 置される外装ケース第三凸部を有することに してもよい。
[0023] これによれば、 中間ケース凸部は、 蓄電素子の長側面の端部に対向する中 〇 2020/174953 6 卩(:170? 2020 /002273
間ケース第三凸部を有しており、 外装ケース凸部は、 中間ケース第三凸部と 対向し且つ当接する外装ケース第三凸部を有 している。 このように、 蓄電素 子の長側面の端部に対向する位置に、 中間ケース第三凸部と外装ケース第三 凸部とが配置されているため、 蓄電素子の長側面の中央部に対向する位置に おいては、 中間ケースと外装ケースとの間に空間が設け られる。 これにより 、 蓄電素子の長側面の中央部が膨れた場合でも 、 当該空間が当該膨れを吸収 することができるため、 中間ケースや外装ケースが変形等損傷したり 、 中間 ケースと外装ケースとの固定が外れたりする のを抑制することができる。 こ のため、 損傷を抑制することができる蓄電装置を容易 に製造することができ る。
[0024] また、 前記複数の蓄電素子は、 長側面が、 当該長側面が向く方向と交差す る方向に並んで配置される 2つの蓄電素子を有し、 前記中間ケース第三凸部 及び前記外装ケース第三凸部の少なくとも一 方は、 前記 2つの蓄電素子の長 側面の端部に跨って配置されることにしても よい。
[0025] これによれば、 中間ケース第三凸部及び外装ケース第三凸部 の少なくとも _方は、 長側面が向く方向と交差する方向に並ぶ 2つの蓄電素子の長側面の 端部に跨って配置されている。 このように、 中間ケース第三凸部及び外装ケ —ス第三凸部の少なくとも一方の凸部が、 2つの蓄電素子の長側面の端部に 跨って配置されることで、 当該凸部によって、 当該 2つの蓄電素子の膨れを 吸収する 2つの空間を形成することができる。 このため、 当該 2つの蓄電素 子が膨れることによる損傷を抑制することが できる蓄電装置を容易に製造す ることができる。
[0026] なお、 本発明は、 蓄電装置として実現することができるだけで なく、 当該 蓄電装置が備える外装ケース及び中間ケース としても実現することができる
発明の効果
[0027] 本発明における蓄電装置によれば、 製造を容易にすることができる。
図面の簡単な説明 〇 2020/174953 7 卩(:170? 2020 /002273
[0028] [図 1]実施の形態に係る蓄電装置の外観を示す 視図である。
[図 2]実施の形態に係る蓄電装置において外装 ースの本体と蓋とを分離して 外装ケースの内方を示す斜視図である。
[図 3]実施の形態に係る蓄電装置において外装 ースの内方の構成を分解して 示す分解斜視図である。
[図 4]実施の形態に係る外装ケースの外装ケー 本体の構成を示す平面図であ る。
[図 5]実施の形態に係る外装ケースの外装ケー 蓋体の構成を示す斜視図であ る。
[図 6]実施の形態に係る中間ケースの中間ケー 本体の構成を示す斜視図であ る。
[図 7]実施の形態に係る外装ケース及び中間ケ スの位置関係を示す断面図で ある。
発明を実施するための形態
[0029] 以下、 図面を参照しながら、 本発明の実施の形態 (及びその変形例) に係 る蓄電装置について説明する。 なお、 以下で説明する実施の形態は、 包括的 または具体的な例を示すものである。 以下の実施の形態で示される数値、 形 状、 材料、 構成要素、 構成要素の配置位置及び接続形態、 製造工程、 製造エ 程の順序などは、 一例であり、 本発明を限定する主旨ではない。 また、 以下 の実施の形態における構成要素のうち、 最上位概念を示す独立請求項に記載 されていない構成要素については、 任意の構成要素として説明される。 また 、 各図において、 寸法等は厳密に図示したものではない。
[0030] また、 以下の説明及び図面中において、 外装ケースの長手方向 (外装ケー スの短側面の対向方向) 、 中間ケースの長手方向 (中間ケースの短側面の対 向方向) 、 中間ケースと電気機器との並び方向、 蓄電素子の容器の蓋の長手 方向 (容器の短側面の対向方向) 、 または、 1つの蓄電素子における一対の 電極端子の並び方向を X軸方向と定義する。 また、 外装ケースの長側面の対 向方向、 中間ケースの本体と蓋との並び方向 (中間ケースの底面と蓋との対 〇 2020/174953 8 卩(:170? 2020 /002273
向方向) 、 蓄電素子に対する中間ケースの蓋とバスバー との並び方向、 また は、 蓄電素子の容器の本体と蓋との並び方向 (容器の底面と蓋との対向方向 ) を丫軸方向と定義する。 また、 外装ケースの本体と蓋との並び方向 (外装 ケースの底面と蓋との対向方向) 、 中間ケースの長側面の対向方向、 複数の 蓄電素子とエンドブレートとの並び方向、 蓄電素子の容器の長側面の対向方 向、 当該容器の厚さ方向、 または、 上下方向を 軸方向と定義する。 これら X軸方向、 丫軸方向及び 軸方向は、 互いに交差 (本実施の形態では直交) する方向である。 なお、 使用態様によっては 軸方向が上下方向にならない 場合も考えられるが、 以下では説明の便宜のため、 軸方向を上下方向とし て説明する。 また、 以下の説明において、 例えば、 X軸方向プラス側とは、
X軸の矢印方向側を示し、 X軸方向マイナス側とは、 X軸方向プラス側とは 反対側を示す。 丫軸方向及び 軸方向についても同様である。
[0031 ] (実施の形態)
[ 1 蓄電装置の全般的な説明]
まず、 本実施の形態における蓄電装置 1 〇の構成について説明する。 図 1 は、 本実施の形態に係る蓄電装置 1 〇の外観を示す斜視図である。 図 2は、 本実施の形態に係る蓄電装置 1 〇において外装ケース 1 0 0の本体と蓋とを 分離して外装ケース 1 〇〇の内方を示す斜視図である。 図 3は、 本実施の形 態に係る蓄電装置 1 0において外装ケース 1 0 0の内方の構成を分解して示 す分解斜視図である。
[0032] 蓄電装置 1 0は、 外部からの電気を充電し、 また外部へ電気を放電するこ とができる装置である。 例えば、 蓄電装置 1 0は、 電力貯蔵用途や電源用途 等に使用される電池モジユールである。 具体的には、 蓄電装置 1 0は、 例え ば、 電気自動車 (巳 ) 、 ハイブリッ ド電気自動車 (! ~ 1巳 ) またはプラグ インハイブリッ ド電気自動車 ( 1 ~ 1巳 ) 等の自動車、 自動二輪車、 ウォー タークラフト、 スノーモービル、 農業機械、 建設機械等の移動体の駆動用ま たはエンジン始動用のバッテリ等として用い られる。
[0033] 図 1〜図 3に示すように、 蓄電装置 1 0は、 外装ケース 1 0 0と、 外装ケ 〇 2020/174953 9 卩(:170? 2020 /002273
—ス 1 0 0に収容される中間ケース 2 0 0、 複数のバスバー 4 0 0及び電気 機器 5 0 0と、 中間ケース 2 0 0に収容される複数の蓄電素子 3 0 0とを備 えている。
[0034] 外装ケース 1 〇〇は、 蓄電装置 1 0の外装体を構成する箱形 (直方体形状 ) の容器 (モジュールケース) である。 つまり、 外装ケース 1 〇〇は、 複数 の蓄電素子 3 0 0、 複数のバスバー 4 0 0及び電気機器 5 0 0等を収容し、 これら蓄電素子 3 0 0等を外部からの衝撃等から保護する。 外装ケース 1 0 0は、 例えば、 ポリカーボネート ( 〇) 、 ポリプロピレン ( ) 、 ポリ エチレン ( 巳) 、 ポリフエニレンサルファイ ド樹脂 ( 3) 、 ポリフエ ニレンエーテル ( 巳 (変性 巳を含む) ) 、 ポリプチレンテレフタレ —卜 ( 巳丁) または八巳 3樹脂等の絶縁部材により形成されている。 これ により、 外装ケース 1 0 0は、 内部の蓄電素子 3 0 0等が外部の金属等の導 電部材に電気的に接続されるのを回避する。 なお、 蓄電素子 3 0 0等の絶縁 性が保たれる構成であれば、 外装ケース 1 0 0は、 金属等の導電部材で形成 されていてもよい。
[0035] ここで、 外装ケース 1 0 0は、 外装ケース 1 〇〇の本体を構成する外装ケ —ス本体 1 1 〇と、 外装ケース 1 〇〇の蓋体 (蓄電装置 1 0の外蓋) を構成 する外装ケース蓋体 1 2 0とを有している。 外装ケース本体 1 1 0は、 軸 方向プラス側に開口が形成された有底矩形筒 状のハウジングである。 外装ケ —ス蓋体 1 2 0は、 外装ケース本体 1 1 〇の 軸方向プラス側に配置され、 外装ケース本体 1 1 〇と接続されて外装ケース本体 1 1 〇の開口を塞ぐ扁平 な矩形状の蓋である。 なお、 外装ケース本体 1 1 〇及び外装ケース蓋体 1 2 〇は、 同じ材質の部材で形成されていてもよいし、 異なる材質の部材で形成 されていてもよい。
[0036] また、 外装ケース蓋体 1 2 0には、 X軸方向プラス側の端部に、 正極側及 び負極側の一対のモジュール端子 (総端子) である外部端子 1 3 0が配置さ れている。 外部端子 1 3 0は、 蓄電素子 3 0 0と電気的に接続されており、 蓄電装置 1 〇は、 この外部端子 1 3 0を介して、 外部からの電気を充電し、 〇 2020/174953 10 卩(:170? 2020 /002273
また外部へ電気を放電する。 なお、 外部端子 1 3 0は、 例えば、 アルミニウ ム、 アルミニウム合金、 銅、 銅合金等の金属製の導電部材で形成されてい る 。 外装ケース 1 〇〇の構成のさらに詳細な説明については、 後述する。
[0037] 中間ケース 2 0 0は、 蓄電装置 1 〇の内箱を構成する箱形 (直方体形状) の容器である。 具体的には、 中間ケース 2 0 0は、 複数の蓄電素子 3 0 0を 収容するとともに、 複数のバスバー 4 0 0及び電気機器 5 0 0等が取り付け られることで、 外装ケース 1 〇〇に収容する構成部品を一体的に保持する 。 中間ケース 2 0 0は、 どのような材質の部材で形成されていてもよ いが、 絶 縁性確保の観点からは、 樹脂等の絶縁部材により形成されるのが好ま しく、 強度確保の観点からは、 金属等の強度の高い部材により形成されるの が好ま しい。 絶縁部材としては、 外装ケース 1 0 0と同様に、 例えば、 〇、 、 巳、 3、 巳 (変性 巳を含む) 、 巳丁または八巳3樹脂等 が挙げられる。 金属としては、 例えば、 ステンレス鋼、 アルミニウム、 アル ミニウム合金、 鉄、 メッキ鋼板等が挙げられる。
[0038] ここで、 中間ケース 2 0 0は、 中間ケース 2 0 0の本体を構成する中間ケ —ス本体 2 1 0と、 中間ケース 2 0 0の蓋体 (蓄電装置 1 0の内蓋) を構成 する中間ケース蓋体 2 2 0とを有している。 中間ケース本体 2 1 0は、 丫軸 方向マイナス側に開口が形成された有底矩形 筒状のハウジングである。
[0039] 中間ケース蓋体 2 2 0は、 中間ケース本体 2 1 0の丫軸方向マイナス側に 配置され、 中間ケース本体 2 1 0と接続されて中間ケース本体 2 1 0の開口 を塞ぐ扁平な矩形状の蓋である。 つまり、 中間ケース蓋体 2 2 0は、 外装ケ —ス本体 1 1 〇 (具体的には、 外装ケース本体 1 1 0の側壁部) に対向して 配置されている。 また、 中間ケース蓋体 2 2 0は、 蓄電素子 3 0 0の丫軸方 向マイナス側に配置され、 かつ、 バスバー 4 0 0を保持してバスバー 4 0 0 等の位置規制等を行うバスバーフレーム (バスバープレート) としての機能 も有している。
[0040] また、 中間ケース 2 0 0は、 外装ケース 1 0 0に接着されて固定されてい る。 本実施の形態では、 中間ケース本体 2 1 0が外装ケース本体 1 1 0に接 〇 2020/174953 1 1 卩(:170? 2020 /002273
着剤等で接着されることで、 中間ケース 2 0 0が外装ケース 1 0 0に固定さ れている。 なお、 中間ケース本体 2 1 0及び中間ケース蓋体 2 2 0は、 同じ 材質の部材で形成されていてもよいし、 異なる材質の部材で形成されていて もよい。 中間ケース 2 0 0の構成のさらに詳細な説明については、 後述する
[0041 ] 蓄電素子 3 0 0は、 電気を充電し、 また、 電気を放電することのできる二 次電池 (単電池) であり、 より具体的には、 リチウムイオンニ次電池等の非 水電解質二次電池である。 蓄電素子 3 0 0は、 扁平な角形 (直方体形状) の 形状を有しており、 本実施の形態では、 8個の蓄電素子 3 0 0 (蓄電素子 3 0 0 3 0 0 ) が横置き (横倒し) にされた状態で、 X軸方向及び 軸 方向に配列されている。 具体的には、 蓄電素子 3 0 0 3 ~ 3 0 0 が 軸方 向に積層 (平積み) され、 かつ、 蓄電素子 3 0 0 6〜3 0 0 が 軸方向に 積層 (平積み) されて、 蓄電素子 3 0 0 3 ~ 3 0 0 と蓄電素子
3 0 0 とが X軸方向に並んで配列されている。
[0042] 言い換えれば、 複数の蓄電素子 3 0 0は、 長側面 (図 7に示す長側面 3 0
1 3) が、 当該長側面が向く方向 ( 軸方向) と交差する方向 (X軸方向) に並んで配置される 2つの蓄電素子 3 0 0を有している。 つまり、 例えば、 蓄電素子 3 0 0 3及び蓄電素子 3 0 0 6は、 軸方向プラス側または 軸方 向マイナス側の面 (長側面) が、 X軸方向に並んで配置されている。 蓄電素 子 3 0 0匕及び蓄電素子 3 0 0干等、 他の蓄電素子 3 0 0についても同様で ある。
[0043] なお、 蓄電素子 3 0 0の個数は特に限定されず、 何個の蓄電素子 3 0 0が 軸方向に積層 (平積み) されていてもよいし、 何個の蓄電素子 3 0 0が X 軸方向に配列されていてもよい。 または、 軸方向に 1個の蓄電素子 3 0 0 しか配置されなくてもよく (複数平積みされていなくてもよく) 、 X軸方向 に 1個の蓄電素子 3 0 0しか配置されなくてもよい (複数配列されなくても よい) 。 また、 蓄電素子 3 0 0の形状は、 上記角形には限定されず、 それ以 外の多角柱形状、 円柱形状、 楕円柱形状、 長円柱形状等であってもよいし、 〇 2020/174953 12 卩(:170? 2020 /002273
ラミネート型の蓄電素子とすることもでき る。 また、 蓄電素子 3 0 0は、 非 水電解質二次電池には限定されず、 非水電解質二次電池以外の二次電池であ ってもよいし、 キヤパシタであってもよい。 また、 蓄電素子 3 0 0は、 二次 電池ではなく、 使用者が充電をしなくても蓄えられている電 気を使用できる _次電池であってもよい。 さらに、 蓄電素子 3 0 0は、 固体電解質を用いた 電池であってもよい。
[0044] ここで、 蓄電素子 3 0 0は、 容器 3 0 1 を備え、 容器 3 0 1の蓋部分には 、 電極端子 3 0 2とガス排出弁 3 0 3とが設けられている。 なお、 容器 3 0 1の蓋部分には、 電解液を注液するための注液部等が設けられ ていてもよい 。 また、 容器 3 0 1の内方には、 電極体、 集電体 (正極集電体及び負極集電 体) 、 及び電解液 (非水電解質) 等が収容されているが、 これらの図示は省 略する。 なお、 当該電解液としては、 蓄電素子 3 0 0の性能を損なうもので なければその種類に特に制限はなく、 様々なものを選択することができる。
[0045] 容器 3 0 1は、 角形 (直方体形状) の容器であり、 例えば、 ステンレス鋼 、 アルミニウム、 アルミニウム合金、 鉄、 メツキ鋼板等の金属製の部材で形 成されている。 電極端子 3 0 2は、 容器 3 0 1の蓋部分から、 中間ケース蓋 体 2 2 0に向けて (丫軸方向マイナス側に向けて) 突出して配置された金属 製の一対の端子 (正極端子及び負極端子) である。 つまり、 電極端子 3 0 2 は、 集電体を介して、 電極体の正極板及び負極板に電気的に接続さ れ、 電極 体に蓄えられている電気を蓄電素子 3 0 0の外部空間に導出し、 また、 電極 体に電気を蓄えるために蓄電素子 3 0 0の内部空間に電気を導入する。 なお 、 電極端子 3 0 2は、 アルミニウム、 アルミニウム合金、 銅、 銅合金等で形 成されている。 ガス排出弁 3 0 3は、 容器 3 0 1内の圧力上昇時にガスを排 出して圧力を開放する安全弁である。
[0046] 電極体は、 正極板と負極板とセパレータとが積層されて 形成された蓄電要 素 (発電要素) である。 ここで、 電極体が有する正極板は、 アルミニウムま たはアルミニウム合金等の金属からなる長尺 帯状の集電箔である正極基材層 上に正極活物質層が形成されたものである。 また、 負極板は、 銅または銅合 〇 2020/174953 13 卩(:170? 2020 /002273
金等の金属からなる長尺帯状の集電箔であ る負極基材層上に負極活物質層が 形成されたものである。 また、 正極活物質層に用いられる正極活物質、 負極 活物質層に用いられる負極活物質としては、 リチウムイオンを吸蔵放出可能 なものであれば、 適宜公知の材料を使用できる。 また、 集電体は、 電極端子 3 0 2と電極体とに電気的に接続される導電性と 性とを備えた部材 (正極 集電体及び負極集電体) である。 なお、 正極集電体は、 正極板の正極基材層 と同様、 アルミニウムまたはアルミニウム合金等で形 成され、 負極集電体は 、 負極板の負極基材層と同様、 銅または銅合金等で形成されている。
[0047] また、 軸方向に並ぶ複数の蓄電素子 3 0 0を挟む位置に、 一対のエンド プレート 3 1 0が配置されている。 つまり、 軸方向に並ぶ蓄電素子 3 0 0 3〜3 0 0 を 軸方向両側から挟み込む (圧迫する) ように、 蓄電素子 3 0〇 3の 軸方向マイナス側と蓄電素子 3 0 0 の 軸方向プラス側とに、 —対の平板状のエンドプレート 3 1 0が配置されている。 また、 軸方向に 並ぶ蓄電素子 3 0 0 6〜3 0 0 IIを 軸方向両側から挟み込む (圧迫する) ように、 蓄電素子 3 0 0 6の 軸方向マイナス側と蓄電素子 3 0 0 の 軸 方向プラス側とに、 一対の平板状のエンドブレート 3 1 0が配置されている 。 エンドプレート 3 1 0の材質は特に限定されないが、 例えば、 強度の観点 等から、 鋼やステンレス等の金属製の部材で形成され ている。
[0048] さらに、 蓄電素子 3 0 0の容器 3 0 1の側面には、 絶縁シート 3 2 0が配 置されている。 これにより、 隣り合う蓄電素子 3 0 0の間、 及び、 蓄電素子 3 0 0とエンドプレート 3 1 0との間の絶縁性が確保されている。 なお、 絶 縁シート 3 2 0の材質は、 蓄電素子 3 0 0に必要な絶縁性を確保できるもの であれば特に限定されない。
[0049] バスバー 4 0 0は、 複数の蓄電素子 3 0 0の丫軸方向マイナス側 (中間ケ —ス蓋体 2 2 0の丫軸方向マイナス側) に配置され、 複数の蓄電素子 3 0 0 の電極端子 3 0 2同士を電気的に接続する矩形状の板状部材 ある。 バスバ — 4 0 0は、 例えば、 銅、 銅合金、 アルミニウム、 アルミニウム合金等の金 属製の導電部材で形成されている。 本実施の形態では、 バスバー 4 0 0が電 〇 2020/174953 14 卩(:170? 2020 /002273
極端子 3 0 2に溶接されることで、 バスバー 4 0 0と電極端子 3 0 2とが接 続される。 また、 バスバー 4 0 0は、 蓄電素子 3 0 0を 2個ずつ並列接続し て、 2個の蓄電素子 3 0 0からなる蓄電素子群を 4つ構成し、 当該 4つの蓄 電素子群を直列に接続している。 なお、 蓄電素子 3 0 0の接続の態様は上記 には限定されず、 直列接続及び並列接続がどのように組み合わ されていても よい。
[0050] 具体的に、 本実施の形態では、 蓄電素子 3 0 0 9及び 3 0 0 II、 蓄電素子
3 0 0〇及び 3 0 0 、 蓄電素子 3 0 0 3及び 3 0 0 並びに、 蓄電素子 3 0 0 6及び 3 0 0チのそれぞれが並列に接続される。 これにより得られた 4つの蓄電素子 3 0 0の組 (蓄電素子群) が、 直列に接続される。
[0051 ] より詳細には、 蓄電素子 3 0 0 9及び 3 0 0 それぞれの正極側の電極端 子 3 0 2に、 X軸方向プラス側及び 軸方向プラス側のバスバー 4 0 0が接 合される。 蓄電素子 3 0 0 9及び 3 0 0 それぞれの負極側の電極端子 3 0 2と、 蓄電素子 3 0 0〇及び 3 0 0 それぞれの正極側の電極端子 3 0 2と に、 X軸方向中央及び 軸方向プラス側のバスバー 4 0 0が接合される。 蓄 電素子 3 0 0〇及び 3 0 0 それぞれの負極側の電極端子 3 0 2と、 蓄電素 子 3 0 0 3及び 3 0 0匕それぞれの正極側の電極端子 3 0 2とに、 X軸方向 マイナス側のバスバー 4 0 0が接合される。 蓄電素子 3 0 0 3及び 3 0 0匕 それぞれの負極側の電極端子 3 0 2と、 蓄電素子 3 0 0 6及び 3 0 0チそれ それの正極側の電極端子 3 0 2とに、 X軸方向中央及び 軸方向マイナス側 のバスバー 4 0 0が接合される。 さらに、 蓄電素子 3 0 0 6及び 3 0 0干そ れそれの負極側の電極端子 3 0 2に、 X軸方向プラス側及び 軸方向マイナ ス側のバスバー 4 0 0が接合される。 つまり、 8個の蓄電素子 3 0 0の総プ ラス端子が X軸方向プラス側及び 軸方向プラス側のバスバー 4 0 0であり 、 総マイナス端子が X軸方向ブラス側及び 軸方向マイナス側のバスバー 4 0 0である。 X軸方向プラス側及び 軸方向プラス側のバスバー 4 0 0は、 軸方向プラス側のバスバー 5 2 0、 電気機器 5 0 0、 及び、 丫軸方向マイ ナス側のバスバー 5 1 0等を介して、 正極側の外部端子 1 3 0に接続される \¥0 2020/174953 15 卩(:17 2020 /002273
。 X軸方向プラス側及び 軸方向マイナス側のバスバー 4 0 0は、 軸方向 マイナス側のバスバー 5 2 0、 制御回路基板 (図示せず) 、 及び、 丫軸方向 プラス側のバスバー 5 1 0等を介して、 負極側の外部端子 1 3 0に接続され る。
[0052] 電気機器 5 0 0は、 中間ケース 2 0 0の長手方向 (X軸方向) 側の壁部に 配置される電気品である。 具体的には、 電気機器 5 0 0は、 中間ケース本体 2 1 0の X軸方向プラス側の壁部 (後述の中間ケース本体側壁部 2 1 1 ¢0 に配置されており、 例えば、 制御基板、 ヒューズ、 リレー、 シャント抵抗、 コネクタ等の制御用の電気部品を有している 。 また、 電気機器 5 0 0には、 バスバー 5 1 0及び 5 2 0が接続されている。 バスバー 5 1 0は、 外部端子 1 3 0に接続されて、 電気機器 5 0 0と外部端子 1 3 0とを電気的に接続す る。 バスバー 5 2 0は、 バスバー 4 0 0に接続されて、 電気機器 5 0 0と蓄 電素子 3 0 0とを電気的に接続する。 これにより、 外部端子 1 3 0と蓄電素 子 3 0 0とが電気的に接続される。
[0053] [ 2 蓄電装置の外装ケース及び中間ケースの説明 ]
次に、 蓄電装置 1 0の外装ケース 1 0 0及び中間ケース 2 0 0の構成につ いて、 詳細に説明する。 図 4は、 本実施の形態に係る外装ケース 1 0 0の外 装ケース本体 1 1 0の構成を示す平面図である。 具体的には、 図 4は、 外装 ケース本体 1 1 0を 軸方向プラス側から見た場合の平面図である 。 図 5は 、 本実施の形態に係る外装ケース 1 〇〇の外装ケース蓋体 1 2 0の構成を示 す斜視図である。 具体的には、 図 5は、 外装ケース蓋体 1 2 0を斜め下方か ら見た場合の斜視図である。
[0054] 図 6は、 本実施の形態に係る中間ケース 2 0 0の中間ケース本体 2 1 0の 構成を示す斜視図である。 具体的には、 図 6の (3) は、 中間ケース本体 2 1 0を斜め上方から見た場合の斜視図であり、 図 6の (13) は、 中間ケース 本体 2 1 0を斜め下方から見た場合の斜視図である。 図 7は、 本実施の形態 に係る外装ケース 1 〇〇及び中間ケース 2 0 0の位置関係を示す断面図であ る。 具体的には、 図 7は、 図 1 に示された蓄電装置 1 0を V 丨 丨 一 V I 丨断 〇 2020/174953 16 卩(:170? 2020 /002273
面で切断した場合の構成を示す断面図であ り、 説明の便宜のため電気機器 5 0〇を省略して図示している。
[0055] まず、 図 2及び図 4に示すように、 外装ケース本体 1 1 0は、 外装ケース 本体側壁部 1 1 1 3〜 1 1 1 と、 外装ケース本体底壁部 1 1 1 6と、 外装 ケース凸部 1 1 2及び 1 1 3とを有している。 外装ケース本体側壁部 1 1 1 3及び 1 1 1 〇は、 外装ケース本体 1 1 0の丫軸方向両側に設けられた、 外 装ケース本体 1 1 0の長側面を有する長側壁である。 外装ケース本体側壁部 1 1 1 13及び 1 1 1 は、 外装ケース本体 1 1 0のX軸方向両側に設けられ た、 外装ケース本体 1 1 〇の短側面を有する短側壁である。 外装ケース本体 底壁部 1 1 1 6は、 外装ケース本体 1 1 〇の 軸方向マイナス側に設けられ た、 外装ケース本体 1 1 〇の底面を有する底壁である。
[0056] 外装ケース凸部 1 1 2は、 外装ケース本体 1 1 0に形成され、 外装ケース 本体 1 1 〇及び外装ケース蓋体 1 2 0の並び方向 ( 軸方向) に延びる長尺 状の突起である。 具体的には、 外装ケース凸部 1 1 2は、 外装ケース本体側 壁部 1 1 1 3 ~ 1 1 1 〇から外装ケース 1 0 0の内方に向けて突出して配置 されており、 図 4に示すように、 外装ケース凸部 1 1 2 3 ~ 1
ている。 外装ケース凸部 1 1 2 3 は、 外装ケース本体側壁部 1 1 1 3から丫 軸方向マイナス側に向けて突出して配置され ている。 また、 外装ケース凸部 1 1 2匕は、 外装ケース本体側壁部 1 1 1 匕から X軸方向プラス側に向けて 突出して配置されている。 また、 外装ケース凸部 1 1 は、 外装ケース本 体側壁部 1 1 1 〇から丫軸方向プラス側に向けて突出して配 置されている。 なお、 外装ケース凸部 1 1 2 (外装ケース凸部 1 1 2 3 ~ 1 1 2〇) は、 外 装ケース第一凸部の一例である。
[0057] 外装ケース凸部 1 1 3は、 外装ケース本体底壁部 1 1 1 6から外装ケース
1 0 0の内方 ( 軸方向プラス側) に向けて突出する突出部である。 具体的 には、 図 4に示すように、 外装ケース凸部 1 1 3は、 外装ケース本体底壁部 1 1 1 6の外周を囲うように配置される外装ケース 部 1 1 3 3と、 外装ケ —ス本体底壁部 1 1 1 ㊀の乂軸方向中央位置を丫軸方向に横切る外 装ケース 〇 2020/174953 17 卩(:170? 2020 /002273
凸部 1 1 3 13とを有している。 これにより、 外装ケース本体底壁部 1 1 1 ㊀ には、 2つの矩形状の外装ケース本体凹部 1 1 4が形成されている。 なお、 外装ケース凸部 1 1 3 (外装ケース凸部 1 1 3 3、 1 1 3匕) は、 外装ケー ス第三凸部の一例である。
[0058] また、 図 5に示すように、 外装ケース蓋体 1 2 0は、 外装ケース蓋体壁部
1 2 1 と、 外装ケース蓋体リブ 1 2 1 3 と、 外装ケース凸部 1 2 2とを有し ている。 外装ケース蓋体壁部 1 2 1は、 外装ケース蓋体 1 2 0の本体を構成 する矩形状かつ平板状の部位である。 外装ケース蓋体リブ 1 2 1 3 は、 外装 ケース蓋体壁部 1 2 1から 軸方向マイナス側に突出する補強用のリブで あ り、 外装ケース凸部 1 2 2の周囲において X軸方向及び丫軸方向に延びるよ うに格子状に配置されている。
[0059] 外装ケース凸部 1 2 2は、 外装ケース蓋体壁部 1 2 1から外装ケース 1 0
0の内方 ( 軸方向マイナス側) に向けて突出する突起 (凸部) であり、 外 装ケース蓋体 1 2 0の長手方向 (X軸方向) に並ぶ複数の外装ケース凸部 1 2 2 3 ~ 1 2 2〇を有している。 外装ケース凸部 1 2 2 3 は、 丫軸方向に延 びる長円環状の突起であり、 外装ケース蓋体 1 2 0の X軸方向マイナス側の 端部に配置されている。 外装ケース凸部 1 2 2匕は、 外装ケース凸部 1 2 2 3と同様の長さで丫軸方向に延びる長円環状 突起であり、 外装ケース蓋体 1 2 0の X軸方向中央部に配置されている。 外装ケース凸部 1 2 2〇は、 外 装ケース凸部 1 2 及び 1 2 2匕よりも短い長さで丫軸方向に延びる長円 環状の突起であり、 外装ケース蓋体 1 2 0の X軸方向プラス側の端部に配置 されている。 なお、 外装ケース凸部 1 2 2 (外装ケース凸部 1 2 2 3 ~ 1 2 2〇) は、 外装ケース第二凸部の一例である。
[0060] ここで、 本実施の形態における凸部には、 特定の基準面に対して突出して いる突起、 土手または堤のような形状のものも含まれる 。 また、 全体として 見た場合に凹部の側壁なども凹部の底を基準 面として突出しているため、 当 該凸部の概念に含まれる。 例えば、 外装ケース蓋体 1 2 0の X軸方向端部及 び丫軸方向端部の 軸方向マイナス側の表面全体が外装ケース凸 部 1 2 2の 〇 2020/174953 18 卩(:170? 2020 /002273
先端と同じ高さであり、 全体として見た場合は、 外装ケース凸部 1 2 2の内 側が凹部となっている場合が考えられる。 この場合、 当該凹部から外装ケー ス凸部 1 2 2が段差状に突出しているため、 その段差部となるところは凸部 であるとして、 外装ケース凸部 1 2 2として含めることができる。
[0061 ] また、 図 2、 図 3及び図 6に示すように、 中間ケース本体 2 1 0は、 中間 ケース本体側壁部 2 1 1 3 〜2 1 1 と、 中間ケース本体底壁部 2 1 1 6と 、 中間ケース凸部 2 1 2 , 2 1 4及び 2 1 5とを有している。 また、 中間ケ —ス本体 2 1 0の外面には、 中間ケース本体リブ 2 1 1 干が形成され、 中間 ケース本体 2 1 0の内方には、 中間ケース本体仕切板 2 1 1 9が設けられて いる。
[0062] 中間ケース本体側壁部 2 1 1 3及び 2 1 1 〇は、 中間ケース本体 2 1 0の 軸方向両側に設けられた、 中間ケース本体 2 1 0の長側面を有する長側壁 である。 中間ケース本体側壁部 2 1 1 匕及び 2 1 1 は、 中間ケース本体 2 1 〇の X軸方向両側に設けられた、 中間ケース本体 2 1 0の短側面を有する 短側壁である。 中間ケース本体底壁部 2 1 1 6 は、 中間ケース本体 2 1 0の 丫軸方向プラス側に設けられた、 中間ケース本体 2 1 0の底面を有する底壁 である。 中間ケース本体リブ 2 1 1 干は、 中間ケース本体側壁部 2 1 1 3 及 び 2 1 1 匕の外面に形成された補強用のリブであり、 中間ケース凸部 2 1 2 及び 2 1 4の周囲において格子状に配置されている。 中間ケース本体仕切板 2 1 1 9は、 蓄電素子 と蓄電素子
を仕切る丫 平面に平行な平板状の部位である (図 7参照) 。
[0063] 中間ケース凸部 2 1 2は、 中間ケース 2 0 0の壁部に形成され、 当該壁部 の長手方向 (X軸方向) において外装ケース凸部 1 2 2と係合する突出部で ある。 具体的には、 中間ケース凸部 2 1 2は、 図 6の (3) に示すように、 中間ケース本体側壁部 2 1 1 3 に形成され、 中間ケース本体側壁部 2 1 1 3 の長手方向 (X軸方向) に並ぶ中間ケース凸部 2 1 2 3 〜2 1 2〇を有して いる。 そして、 中間ケース凸部 2 1 2 3 ~ 2 1 2〇のうちの少なくとも 1つ の中間ケース凸部は、 当該長手方向 (X軸方向) と交差する方向 (丫軸方向 〇 2020/174953 19 卩(:170? 2020 /002273
) に延設されて配置されており、 当該長手方向 (X軸方向) において外装ケ —ス凸部 1 2 2と係合する。
[0064] 本実施の形態では、 全ての中間ケース凸部 2 1 2 3 ~ 2 1 2〇が、 外装ケ —ス凸部 1 2 2 3 ~ 1 2 2〇に対応して、 丫軸方向に延設された長円形状を 有している。 そして、 中間ケース凸部 2 1 2 3 ~ 2 1 2〇は、 それぞれ、 環 状の外装ケース凸部 1 2 2 3 ~ 1 2 2〇の内側に揷入される。 これにより、 全ての中間ケース凸部 2 1 2 3 ~ 2 1 が、 それぞれ、 外装ケース凸部 1 2 2 1 2 2〇に X軸方向及び丫軸方向において係合する構成 なってい る (図 7参照) 。 なお、 中間ケース凸部 それぞれ、 対応する外装ケース凸部 1 2 2 3 ~ 1 2 2〇と、 当接して配置されるか、 当 接していなくとも近傍に配置されるのが好ま しい。
[0065] なお、 本実施の形態で凸部として採用している突起 やリブ形状の先端は、 突出方向に位置する相手方の表面に当接して 配置されていても構わない。 具 体的に、 図 7に示す中間ケース凸部 2 1 2は、 本実施の形態においては外装 ケース蓋体 1 2 0の内面から 軸方向に離間して配置されているが、 外装ケ —ス蓋体 1 2 0の内面に当接して配置することが可能であ 。 凸部が相手側 から離間せずに当接していることにより、 蓄電装置 1 0の外部からの衝撃が 加わった場合に、 その衝撃によって凸部が破損 ·欠損される可能性を低く抑 えることができる。 なお、 凸部の先端が相手方に全体的に当接する必要 はな く、 部分的に当接しているだけでも構わない。 さらに、 蓄電装置 1 〇の製造 時だけでなく、 製品出荷後に、 例えば蓄電素子 3 0 0の経年的な形状変化に 従って、 凸部の先端と相手方とが離間状態から当接状 態に変形しても構わな い。 また、 ここでは凸部として中間ケース凸部 2 1 2を例に挙げて説明した が、 凸部の先端と相手方との離間または当接の状 態は、 本実施の形態におけ る全ての凸部に対して、 共通して任意に採用可能な構成である。
[0066] また、 中間ケース凸部 2 1 2 8 ~ 2 1 2〇のうちの少なくとも 1つの中間 ケース凸部は、 中間ケース本体凹部 2 1 3 3 と、 中間ケース本体凹部 2 1 3 3内に設けられた中間ケース本体リブ 2 1 3とを有している。 本実施の形態 〇 2020/174953 20 卩(:170? 2020 /002273
では、 中間ケース凸部 2 1 2 3 ~ 2 1 2〇の全てに、 長円形状の中間ケース 本体凹部 2 1 3 3が設けられており、 中間ケース本体凹部 2 1 3 3内に、 格 子状の中間ケース本体リブ 2 1 3が配置されている。 なお、 中間ケース凸部 2 1 2 (中間ケース凸部 2 1 2 3 ~ 2 1 2〇) は、 中間ケース第二凸部の一 例である。
[0067] 中間ケース凸部 2 1 4は、 中間ケース 2 0 0の壁部に形成され、 外装ケー ス凸部 1 1 2に沿って延び、 外装ケース凸部 1 1 2と隣り合う位置に並んで 配置される突起である。 具体的には、 中間ケース凸部 2 1 4は、 中間ケース 本体 2 1 0の隣接する 2つの壁部に形成されている。 つまり、 中間ケース凸 部 2 1 4は、 図 6に示すように、 中間ケース本体底壁部 2 1 1 6に形成され た 4つの中間ケース凸部 2 1 4 3 と、 中間ケース本体側壁部 2 1 1 匕に形成 された 2つの中間ケース凸部 2 1 4 13とを有している。
[0068] 中間ケース凸部 2 1 4 3 は、 中間ケース本体底壁部 2 1 1 6から丫軸方向 プラス側に突出した、 軸方向に延びる梯子形状の突起である。 これにより 、 中間ケース凸部 2 1 4 3 は、 外装ケース凸部 1 1 2 3 に沿って延び、 X軸 方向において外装ケース凸部 1 1 2 3と隣り合う位置に並んで配置される。 つまり、 4つの中間ケース凸部 2 1 4 3のそれぞれが、 X軸方向において 2 つの外装ケース凸部 1 1 2 3の間に配置される。 なお、 それぞれの中間ケー ス凸部 2 1 4 3 は、 対応する 2つの外装ケース凸部 1 1 2 3 と、 当接して配 置されるか、 当接していなくとも近傍に配置されるのが好 ましい。
[0069] 中間ケース凸部 2 1 4匕は、 中間ケース本体側壁部 2 1 1 匕から X軸方向 マイナス側に突出した、 軸方向に延びる梯子形状の突起である。 また、 中 間ケース凸部 2 1 4匕は、 外装ケース凸部 1 1 2匕に沿って延び、 丫軸方向 において外装ケース凸部 1 1 2匕と隣り合う位置に並んで配置される。 つま り、 2つの中間ケース凸部 2 1 4匕のそれぞれが、 丫軸方向において 2つの 外装ケース凸部 1 1 2匕の間に配置される。 なお、 それぞれの中間ケース凸 部 2 1 4匕は、 対応する 2つの外装ケース凸部 1 1 2匕と、 当接して配置さ れるか、 当接していなくとも近傍に配置されるのが好 ましい。 中間ケース凸 〇 2020/174953 21 卩(:170? 2020 /002273
部 2 1 4 (中間ケース凸部 2 1 4 3、 2 1 4匕) は、 中間ケース第一凸部の —例である。
[0070] 中間ケース凸部 2 1 5は、 中間ケース 2 0 0の壁部に形成され、 複数の蓄 電素子 3 0 0のうちのいずれかの蓄電素子 3 0 0の長側面の端部に対向して 配置される突出部である。 具体的には、 中間ケース凸部 2 1 5は、 図 6の ( 13) に示すように、 中間ケース本体側壁部 2 1 1 〇に形成された 軸方向マ イナス側に突出する突出部であり、 蓄電素子 3 0 0 3及び 3 0 0 6の長側面 (図 7に示す長側面 3 0 1 3) の端部に対向する位置に配置されている。 つ まり、 中間ケース凸部 2 1 5は、 蓄電素子 3 0 0 3及び 3 0 0 6の長側面の 中央部を囲う位置に対向して配置される矩形 環状の突起を有している。
[0071 ] これにより、 中間ケース凸部 2 1 5によって、 蓄電素子 3 0 0 3及び 3 0 〇㊀の長側面の中央部に対向する位置に、 2つの中間ケース本体凹部 2 1 6 が形成されている。 この 2つの中間ケース本体凹部 2 1 6は、 中間ケース本 体側壁部 2 1 1 〇の乂軸方向両側に形成された矩形状の凹部 である。 また、 中間ケース凸部 2 1 5によって、 2つの中間ケース本体凹部 2 1 6の間には 、 中間ケース本体凹部 2 1 7が形成され、 中間ケース本体凹部 2 1 6及び 2 1 7の周囲には、 4つの中間ケース本体凹部 2 1 8が形成されている。
[0072] このような構成により、 図 7に示すように、 中間ケース凸部 2 1 5は、 外 装ケース本体底壁部 1 1 1 6に対向して配置される。 具体的には、 中間ケー ス凸部 2 1 5は、 外装ケース凸部 1 1 3 (外装ケース凸部 1 1 3 3及び 1 1 3匕) と対向する位置に配置され、 かつ、 外装ケース凸部 1 1 3と当接して 配置される。 これにより、 中間ケース本体凹部 2 1 6は、 外装ケース本体凹 部 1 1 4と対向する位置に配置されて、 中間ケース本体側壁部 2 1 1 〇と外 装ケース本体底壁部 1 1 1 6 との間には空間が形成される。 なお、 中間ケー ス本体側壁部 2 1 1 〇には、 中間ケース本体凹部 2 1 6の位置に凹部ではな く貫通孔が形成されることで、 当該空間が形成されることにしてもよい。
[0073] また、 中間ケース本体凹部 2 1 7は、 外装ケース凸部 1 1 3匕と対向する 位置に配置され、 中間ケース本体凹部 2 1 8は、 外装ケース凸部 1 1 3 3 と 〇 2020/174953 22 卩(:170? 2020 /002273
対向する位置に配置される。 そして、 中間ケース本体凹部 2 1 7及び 2 1 8 の内方には、 接着体 6 0 0が配置されて、 中間ケース本体側壁部 2 1 1 〇と 外装ケース本体底壁部 1 1 1 ㊀とが接着される。 これにより、 中間ケース 2 0 0は、 外装ケース 1 〇〇に接着されて固定される。 本実施の形態では、 接 着体 6 0 0は、 接着剤である。 つまり、 中間ケース本体凹部 2 1 7及び 2 1 8の内方に接着剤が塗布されて、 中間ケース本体側壁部 2 1 1 〇と外装ケー ス本体底壁部 1 1 1 6とが接着される。 なお、 接着体 6 0 0として、 両面テ -プ等の接着剤以外の接着体が用いられても い。
[0074] また、 中間ケース凸部 2 1 5及び外装ケース凸部 1 1 3の少なくとも一方 は、 2つの蓄電素子 3 0 0の長側面の端部に跨って配置される。 本実施の形 態では、 外装ケース凸部 1 1 3匕が、 蓄電素子 3 0 0 3の長側面 3 0 1 3の X軸方向プラス側の端部と蓄電素子 3 0 0 6の長側面 3 0 1 3の X軸方向マ イナス側の端部とに跨って配置されている。 なお、 中間ケース本体側壁部 2 1 1 〇に中間ケース本体凹部 2 1 7が形成されておらず、 中間ケース凸部 2 1 5についても、 蓄電素子 3 0 0 3及び 3 0 0㊀の長側面 3 0 1 3の端部に 跨って配置されていることにしてもよい。 なお、 中間ケース凸部 2 1 5は、 中間ケース第三凸部の _ 例である。
[0075] また、 中間ケース凸部 2 1 2 (中間ケース凸部 2 1 2匕) 及び外装ケース 凸部 1 2 2 (外装ケース凸部 1 2 2匕) についても同様に、 蓄電素子 3 0 0 の長側面 3 0 1 8の端部に対向して配置され、 かつ、 2つの蓄電素子 3 0 0 の長側面 3 0 1 3の端部に跨って配置される。 言い換えれば、 中間ケース凸 部 2 1 2匕は、 中間ケース本体仕切板 2 1 1 9 の 軸方向プラス側に対応す る位置に設けられている。 これによって、 中間ケース本体 2 1 0の剛性を向 上することができる。
[0076] また、 中間ケース凸部 2 1 2 3、 2 1 は、 それぞれ中間ケース本体 2
1 〇のうち、 複数の蓄電素子 3 0 0を収容する空間の 軸方向プラス側に対 応する位置に設けられている。 これによって、 中間ケース本体側壁部 2 1 1 匕、 2 1 1 および中間ケース本体仕切板 2 1 1 9が形成されていない位置 〇 2020/174953 23 卩(:170? 2020 /002273
において、 中間ケース本体 2 1 0の剛性を向上することができる。
[0077] また、 図 2及び図 3に示すように、 中間ケース蓋体 2 2 0は、 中間ケース 蓋体壁部 2 2 1 と、 2つの中間ケース凸部 2 2 2とを有している。 中間ケー ス蓋体壁部 2 2 1は、 中間ケース蓋体 2 2 0の本体を構成する矩形状かつ平 板状の部位である。 中間ケース蓋体壁部 2 2 1のバスバー 4 0 0が配置され る位置には、 バスバー 4 0 0と蓄電素子 3 0 0の電極端子 3 0 2とを接続す るための中間ケース蓋体開口部 2 2 1 3が形成されている。 中間ケース凸部 2 2 2は、 軸方向に延びる突出部であり、 軸方向プラス側の端部には、 蓄電素子 3 0 0のガス排出弁 3 0 3からのガスを排出する中間ケース蓋体開 口部 2 2 2 3がそれぞれ形成されている。
[0078] 具体的には、 中間ケース凸部 2 2 2は、 中間ケース 2 0 0の壁部に形成さ れ、 外装ケース凸部 1 1 2に沿って 軸方向に延び、 外装ケース凸部 1 1 2 と X軸方向に隣り合う位置に並んで配置される 出部である。 さらに具体的 には、 中間ケース凸部 2 2 2は、 軸方向に並ぶ蓄電素子 3 0 0 3 ~ 3 0 0 及び蓄電素子 3 0 0 6 ~ 3 0 0 の列ごとに設けられ、 中間ケース蓋体壁 部 2 2 1から丫軸方向マイナス側に突出した 軸方向に延びる突出部である 。 これにより、 中間ケース凸部 2 2 2は、 外装ケース凸部 1 1 2〇に沿って 延び、 X軸方向において外装ケース凸部 1 1 2〇と隣り合う位置に並んで配 置される。 つまり、 2つの中間ケース凸部 2 2 2のそれぞれが、 X軸方向に おいて 2つの外装ケース凸部 1 1 2〇の間に配置される。 なお、 それぞれの 中間ケース凸部 2 2 2は、 対応する 2つの外装ケース凸部 1 当接 して配置されるか、 当接していなくとも近傍に配置されるのが好 ましい。 中 間ケース凸部 2 2 2は、 中間ケース第一凸部の一例である。
[0079] このように、 外装ケース 1 0 0は、 中間ケース 2 0 0に向けて突出する外 装ケース凸部 1 1 2、 1 1 3及び 1 2 2を有している。 また、 中間ケース 2 0 0は、 外装ケース 1 〇〇に向けて突出する中間ケース凸部 2 1 4、 2 2 2 、 2 1 5及び 2 1 2を有している。 そして、 外装ケース凸部 1 1 2、 1 1 3 、 1 2 2と中間ケース凸部 2 1 4、 2 2 2、 2 1 5及び 2 1 2とは、 対向す 〇 2020/174953 24 卩(:170? 2020 /002273
る位置に当接して配置される、 または、 隣り合う位置に並んで配置される。
[0080] [ 3 効果の説明]
以上のように、 本発明の実施の形態に係る蓄電装置 1 0によれば、 外装ケ —ス 1 0 0内に収容されて複数の蓄電素子 3 0 0を収容する中間ケース 2 0 0を備えており、 中間ケース 2 0 0は、 外装ケース 1 0 0に接着されて固定 されている。 ここで、 複数の蓄電素子 3 0 0を一旦中間ケース 2 0 0に収容 し、 中間ケース 2 0 0にバスバー 4 0 0や電気機器 5 0 0を取り付けるなど した後に、 中間ケース 2 0 0を外装ケース 1 0 0に収容する方が、 蓄電装置 1 〇を製造しやすい場合がある。 この場合、 中間ケース 2 0 0を外装ケース 1 0 0に固定する必要があるが、 例えばボルト締結では、 ボルト孔を形成す る必要があったり部品点数が増えて組立作業 が煩雑になったりする等の問題 がある。 このため、 中間ケース 2 0 0を、 外装ケース 1 0 0に接着により固 定する。 これにより、 中間ケース 2 0 0を外装ケース 1 0 0に容易に固定す ることができるため、 蓄電装置 1 0の製造を容易にすることができる。 また 、 部品点数を低減することができるため、 蓄電装置 1 0の軽量化を図ること もできる。
[0081 ] また、 蓄電装置 1 0において、 中間ケース 2 0 0の中間ケース蓋体 2 2 0 は、 外装ケース 1 〇〇の外装ケース本体 1 1 0に対向して配置されている。 ここで、 蓄電素子 3 0 0の向きや形状等が、 外装ケース 1 0 0における外装 ケース蓋体 1 2 0の位置に合っていない場合がある。 つまり、 外装ケース蓋 体 1 2 0は、 水の浸入を防ぐためにも高い位置に配置され るのが好ましいが 、 蓄電素子 3 0 0を収容する中間ケース 2 0 0の蓋体は中間ケース 2 0 0の 側面側や底面側に配置されているのが好まし い場合がある。 例えば、 蓄電装 置 1 0の高さを低くするために、 蓄電素子 3 0 0を横置き (横倒し) にする (電極端子 3 0 2を外装ケース本体 1 1 0の側壁に対向して配置する) よう な場合には、 蓄電素子 3 0 0を外装ケース本体 1 1 0に挿入してしまうと、 バスバー 4 0 0の接続が困難になる。 このため、 中間ケース蓋体 2 2 0を、 蓄電素子 3 0 0の向きや形状等に合うように、 外装ケース蓋体 1 2 0ではな 〇 2020/174953 25 卩(:170? 2020 /002273
く外装ケース本体 1 1 〇に対向する位置に配置する。 これにより、 蓄電素子 3 0 0を、 中間ケース 2 0 0に一旦収容してから、 外装ケース 1 0 0に収容 することで、 外装ケース蓋体 1 2 0の位置にかかわらず、 蓄電素子 3 0 0を 外装ケース 1 〇〇に容易に収容することができる。 このように、 蓄電装置 1 〇の製造を容易にすることができる。
[0082] また、 中間ケース 2 0 0は、 中間ケース凸部 2 1 2、 2 1 4、 2 1 5及び
2 2 2を有し、 外装ケース 1 0 0は、 外装ケース凸部 1 1 2、 1 1 3及び 1 2 2を有している。 そして、 当該中間ケース凸部と当該外装ケース凸部と は 、 対向する位置に当接して配置、 または、 隣り合う位置に並んで配置されて いる。 このように、 中間ケース 2 0 0と外装ケース 1 0 0とが、 当該中間ケ —ス凸部と当該外装ケース凸部とを有するこ とで、 中間ケース 2 0 0及び外 装ケース 1 0 0を補強することができる。 また、 当該中間ケース凸部と当該 外装ケース凸部とが、 対向する位置または隣り合う位置に配置され ることで 、 中間ケース 2 0 0と外装ケース 1 0 0との位置決めを容易に行ったり、 当 該中間ケース凸部と当該外装ケース凸部とを 接着して中間ケース 2 0 0と外 装ケース 1 0 0との固定を容易に行ったりすることができ 。 これにより、 蓄電装置 1 〇の製造を容易にすることができる。
[0083] また、 当該外装ケース凸部は、 外装ケース本体 1 1 〇及び外装ケース蓋体
1 2 0の並び方向に延びる外装ケース第一凸部 (外装ケース凸部 1 1 2、 1 1 2 3 ~ 1 1 2〇) を外装ケース本体 1 1 0に有している。 また、 当該中間 ケース凸部は、 外装ケース第一凸部に沿って外装ケース第一 凸部と隣り合う 中間ケース第一凸部 (中間ケース凸部 2 1 4、 2 1 4 3、 2 1 4匕) を有し ている。 このように、 中間ケース第一凸部及び外装ケース第一凸部 が、 外装 ケース本体 1 1 0及び外装ケース蓋体 1 2 0の並び方向に延び、 隣り合う位 置に並んで配置されているため、 外装ケース 1 0 0に中間ケース 2 0 0を揷 入する際のガイ ドとなる。 このため、 外装ケース 1 0 0に中間ケース 2 0 0 を容易に揷入することができるため、 蓄電装置 1 〇の製造を容易にすること ができる。 〇 2020/174953 26 卩(:170? 2020 /002273
[0084] また、 中間ケース 2 0 0において、 中間ケース第一凸部は、 中間ケース本 体 2 1 0の隣接する 2つの壁部 (中間ケース本体底壁部 2 1 1 6 及び中間ケ —ス本体側壁部 2 1 1 匕) に形成されている。 このように、 中間ケース本体 2 1 0の隣接する 2つの壁部に中間ケース第一凸部が形成され いるため、 当該 2つの壁部の強度を向上させることができて る。 このため、 中間ケー ス 2 0 0に蓄電素子 3 0 0を揷入したりバスバー 4 0 0や電気機器 5 0 0を 取り付けたりする等の複数の組立作業を、 当該 2つの壁部を底面にした状態 で行う場合に、 地面に接触する底面の強度を向上させること ができる。 これ により、 当該組立作業時の安定性を高めることができ 、 当該組立作業を容易 に行うことができるため、 蓄電装置 1 0の製造を容易にすることができる。
[0085] また、 当該中間ケース凸部は、 中間ケース 2 0 0の壁部 (中間ケース本体 側壁部 2 1 1 3 ) の長手方向に並ぶ複数の中間ケース第二凸部 (中間ケース 凸部 2 1 2、 2 1 2 3 ~ 2 1 2〇) を有している。 また、 当該外装ケース凸 部は、 複数の中間ケース第二凸部と係合する複数の 外装ケース第二凸部 (外 装ケース凸部 1 2 2、 1 2 2 3 ~ 1 2 2〇) を有している。 また、 少なくと も 1つの中間ケース第二凸部は、 中間ケース 2 0 0の壁部の長手方向と交差 する方向に延設されて配置されている。 このように、 中間ケース 2 0 0の壁 部の長手方向に並ぶ複数の中間ケース第二凸 部が、 複数の外装ケース第二凸 部と係合することで、 中間ケース 2 0 0が外装ケース 1 0 0内で当該長手方 向に移動するのを抑制することができる。 また、 少なくとも 1つの中間ケー ス第二凸部が、 当該長手方向と交差する方向に延設されてい ることで、 中間 ケース 2 0 0が外装ケース 1 0 0内で当該長手方向に移動するのをさらに抑 制することができる。 これにより、 中間ケース 2 0 0が、 外装ケース 1 0 0 内で動いて損傷するのを抑制することができ るため、 損傷を抑制することが できる蓄電装置 1 0を容易に製造することができる。
[0086] また、 少なくとも 1つの中間ケース第二凸部は、 中間ケース本体凹部 2 1
3 3と、 中間ケース本体凹部 2 1 3 3内に設けられた中間ケース本体リブ 2 1 3とを有している。 このように、 中間ケース第二凸部の中間ケース本体凹 〇 2020/174953 27 卩(:170? 2020 /002273
部 2 1 3 3内に中間ケース本体リブ 2 1 3が設けられることで、 当該中間ケ —ス第二凸部の強度を高くすることができる 。 このため、 強度が高められた 中間ケース第二凸部によって、 中間ケース 2 0 0が外装ケース 1 0 0内で移 動するのを効果的に抑制することができる。
[0087] また、 蓄電装置 1 0は、 中間ケース 2 0 0の長手方向側の壁部 (中間ケー ス本体側壁部 2 1 1 〇1) に、 電気機器 5 0 0を備えている。 ここで、 蓄電装 置 1 0は、 中間ケース第二凸部と外装ケース第二凸部と を有していることで 、 中間ケース 2 0 0が外装ケース 1 0 0内で当該長手方向に移動するのを抑 制することができる構成である。 このため、 中間ケース 2 0 0の当該長手方 向側の壁部に電気機器 5 0 0が配置された構成でも、 電気機器 5 0 0が損傷 するのを抑制することができる。 これにより、 損傷を抑制することができる 蓄電装置 1 〇を容易に製造することができる。
[0088] また、 当該中間ケース凸部は、 蓄電素子 3 0 0の長側面 3 0 1 3の端部に 対向する中間ケース第三凸部 (中間ケース凸部 2 1 5) を有し、 当該外装ケ —ス凸部は、 中間ケース第三凸部と対向し且つ当接する外 装ケース第三凸部 (外装ケース凸部 1 1 3、 1 1 3 3、 1 1 3 13) を有している。 このように 、 蓄電素子 3 0 0の長側面 3 0 1 3の端部に対向する位置に、 中間ケース第 三凸部と外装ケース第三凸部とが配置されて いるため、 蓄電素子 3 0 0の長 側面 3 0 1 3の中央部に対向する位置においては、 中間ケース 2 0 0と外装 ケ _ス 1 0 0との間に空間が設けられる。 これにより、 蓄電素子 3 0 0の長 側面 3 0 1 3 の中央部が膨れた場合でも、 当該空間が当該膨れを吸収するこ とができるため、 中間ケース 2 0 0や外装ケース 1 0 0が変形等損傷したり 、 中間ケース 2 0 0と外装ケース 1 0 0との固定が外れたりするのを抑制す ることができる。 このため、 損傷を抑制することができる蓄電装置 1 〇を容 易に製造することができる。
[0089] また、 中間ケース第三凸部及び外装ケース第三凸部 の少なくとも一方は、 長側面 3 0 1 3が向く方向と交差する方向に並ぶ 2つの蓄電素子 3 0 0の長 側面 3 0 1 3の端部に跨って配置されている。 このように、 中間ケース第三 〇 2020/174953 28 卩(:170? 2020 /002273
凸部及び外装ケース第三凸部の少なくとも 一方の凸部が、 2つの蓄電素子 3 0 0の長側面 3 0 1 3の端部に跨って配置されることで、 当該凸部によって 、 当該 2つの蓄電素子 3 0 0の膨れを吸収する 2つの空間を形成することが できる。 このため、 当該 2つの蓄電素子 3 0 0が膨れることによる損傷を抑 制することができる蓄電装置 1 0を容易に製造することができる。
[0090] [ 4 変形例の説明]
以上、 本発明の実施の形態に係る蓄電装置 1 0について説明したが、 本発 明は、 この実施の形態に限定されるものではない。 つまり、 今回開示された 実施の形態は、 全ての点で例示であって制限的なものではな く、 本発明の範 囲は、 特許請求の範囲によって示され、 特許請求の範囲と均等の意味及び範 囲内での全ての変更が含まれる。
[0091 ] 例えば、 上記実施の形態では、 中間ケース 2 0 0と外装ケース 1 〇〇とは 、 中間ケース本体側壁部 2 1 1 〇と外装ケース本体底壁部 1 1 1 6とが接着 されることにより固定されることとした。 しかし、 中間ケース 2 0 0と外装 ケース 1 0 0との接着位置は、 特に限定されず、 どの位置で接着されてもよ い。
[0092] また、 上記実施の形態では、 中間ケース 2 0 0に凹部 (中間ケース本体凹 部 2 1 7、 2 1 8) が形成されて、 当該凹部内に接着体 6 0 0が配置される こととした。 しかし、 中間ケース 2 0 0の凹部に加えて、 または、 中間ケー ス 2 0 0の凹部に代えて、 外装ケース 1 0 0に凹部が形成されて、 当該凹部 内に接着体 6 0 0が配置されることにしてもよい。
[0093] また、 上記実施の形態では、 中間ケース 2 0 0は、 外装ケース 1 〇〇に接 着体 6 0 0によって接着されて固定されることとした しかし、 中間ケース 2 0 0の外装ケース 1 0 0への接着方法は、 接着体 6 0 0による接着には限 定されず、 溶着 (熱溶着) 、 または、 溶接等であってもよい。 つまり、 中間 ケース 2 0 0及び外装ケース 1 0 0の対向する面同士が接合されることで固 定される手法であれば、 どのような接着方法が用いられてもよい。
[0094] また、 上記実施の形態では、 中間ケース蓋体 2 2 0は、 外装ケース本体 1 〇 2020/174953 29 卩(:170? 2020 /002273
1 〇の外装ケース本体側壁部 1 1 1 〇に対向して配置されることとした。 し かし、 中間ケース蓋体 2 2 0は、 外装ケース本体側壁部 1 1 1 3、 1 1 1 匕 または 1 1 1 に対向して配置されることにしてもよいし、 外装ケース本体 底壁部 1 1 1 ㊀に対向して配置されることにしてもよい。 また、 中間ケース 蓋体 2 2 0は、 外装ケース蓋体 1 2 0に対向して配置されることにしてもよ い。
[0095] また、 上記実施の形態では、 中間ケース第一凸部 (中間ケース凸部 2 1 4 ) は、 中間ケース本体 2 1 0の隣接する 2つの壁部である中間ケース本体底 壁部 2 1 1 6及び中間ケース本体側壁部 2 1 1 匕に形成されていることとし た。 しかし、 中間ケース第一凸部は、 中間ケース本体 2 1 0の上記とは異な る隣接する 2つの壁部 (中間ケース本体側壁部 2 1 1 及び中間ケース本体 底壁部 2 1 1 6等) に形成されていることにしてもよい。 または、 中間ケー ス第一凸部は、 中間ケース本体 2 1 0の隣接する 2つの壁部ではなく、 中間 ケース本体 2 1 0の対向する 2つの壁部に形成されていることにしてもよ し、 中間ケース本体 2 1 0の 1つの壁部にしか形成されていないことにし もよい。 さらに、 中間ケース第 _ 凸部は、 中間ケース本体 2 1 0ではなく、 中間ケース蓋体 2 2 0に形成されていることにしてもよい。
[0096] また、 上記実施の形態では、 3個の中間ケース第二凸部 (中間ケース凸部
2 1 2) 及び 3個の外装ケース第二凸部 (外装ケース凸部 1 2 2) は、 中間 ケース 2 0 0の長手方向と交差する方向に延設された長 形状であり、 当該 長手方向に並んで配置されることとした。 しかし、 中間ケース第二凸部の個 数及び外装ケース第二凸部の個数は、 特に限定されず、 1個でもよいし、 3 個以外の複数個であってもよい。 また、 中間ケース第二凸部及び外装ケース 第二凸部の形状についても、 特に限定されず、 長円形状以外の当該長手方向 と交差する方向に延設された形状であっても よいし、 当該長手方向に延設さ れた形状であってもよい。
[0097] また、 上記実施の形態では、 中間ケース第二凸部 (中間ケース凸部 2 1 2 ) には、 中間ケース本体凹部 2 1 3 3 が形成され、 中間ケース本体凹部 2 1 〇 2020/174953 30 卩(:170? 2020 /002273
3 3内に中間ケース本体リブ 2 1 3が設けられていることとした。 しかし、 中間ケース第二凸部には、 中間ケース本体凹部 2 1 3 3は形成されているが 中間ケース本体リブ 2 1 3は設けられていないことにしてもよいし、 中間ケ —ス本体凹部 2 1 3 3が形成されていないことにしてもよい。
[0098] また、 上記実施の形態では、 蓄電装置 1 0は、 中間ケース 2 0 0の長手方 向側の壁部に、 電気機器 5 0 0を備えていることとした。 しかし、 蓄電装置 1 0は、 中間ケース 2 0 0のどの壁部に電気機器 5 0 0を備えていることに してもよい。 または、 蓄電装置 1 0は、 電気機器 5 0 0を備えていないこと にしてもよい。
[0099] また、 上記実施の形態では、 中間ケース第三凸部 (中間ケース凸部 2 1 5 ) 及び外装ケース第三凸部 (外装ケース凸部 1 1 3) の少なくとも一方は、
2つの蓄電素子 3 0 0の長側面の端部に跨って配置されることと た。 しか し、 中間ケース第三凸部及び外装ケース第三凸部 の双方ともに、 2つの蓄電 素子 3 0 0の長側面の端部に跨らないことにしてもよ 。 また、 中間ケース 第三凸部及び外装ケース第三凸部は、 蓄電素子 3 0 0の長側面の端部ではな く当該長側面の中央部に対向して配置される ことにしてもよい。
[0100] また、 上記実施の形態では、 蓄電素子 3 0 0は、 横置き (横倒し) にされ た状態で配置されることとした。 しかし、 蓄電素子 3 0 0は、 縦置きの状態 で配置されることにしてもよい。 この場合、 中間ケース第三凸部及び外装ケ —ス第三凸部は、 蓄電素子 3 0 0の長側面に対向する中間ケース 2 0 0及び 外装ケース 1 0 0の壁部に配置されることとなる。
[0101 ] また、 上記実施の形態では、 中間ケース 2 0 0は、 外装ケース 1 〇〇に接 着されて固定されていることとした。 しかし、 中間ケース 2 0 0は、 外装ケ —ス 1 0 0に接着ではなく、 ボルト締結等で固定されていてもよいし、 固定 されていなくてもよい。
[0102] また、 上記実施の形態及びその変形例に含まれる構 成要素を任意に組み合 わせて構築される形態も、 本発明の範囲内に含まれる。
[0103] また、 本発明は、 蓄電装置 1 0として実現することができるだけでなく、 〇 2020/174953 31 卩(:170? 2020 /002273
蓄電装置 1 〇が備える外装ケース 1 〇〇及び中間ケース 200としても実現 することができる。
産業上の利用可能性
[0104] 本発明は、 リチウムイオンニ次電池等の蓄電素子を備え た蓄電装置に適用 できる。
符号の説明
[0105] 1 0 蓄電装置
1 00 外装ケース
1 1 0 外装ケース本体
1 1 1 3, 1 1 1 13、 1 1 1 〇, 1 1 1 外装ケース本体側壁部
1 1 1 6 外装ケース本体底壁部
1 1 2、 1 1 23、 1 1 2 1 1 2〇, 1 1 3、 1 1 33、 1 1 3 1
22、 1 223、 1 2213、 1 22〇 外装ケース凸部
1 1 4 外装ケース本体凹部
1 20 外装ケース蓋体
200 中間ケース
2 1 0 中間ケース本体
2 1 1 3、 2 1 1 13、 2 1 1 〇, 2 1 1 中間ケース本体側壁部
2 1 1 6 中間ケース本体底壁部
2 1 1 干、 2 1 3 中間ケース本体リブ
2 1 2、 2 1 23、 2 1 2 2 1 2〇, 2 1 4、 2 1 43、 2 1 4 2 1 5、 222 中間ケース凸部
2 1 33、 2 1 6、 2 1 7、 2 1 8 中間ケース本体凹部
220 中間ケース蓋体
300、 3003、 30013、 300〇、 300 ¢1、 300㊀、 300干、 3009、 300 蓄電素子
301 容器
301 3 長側面 \¥02020/174953 32 卩(:17 2020 /002273
500 電気機器
600 接着体
Next Patent: POWER STORAGE DEVICE