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Patent Searching and Data


Title:
ELECTRODE TIP MAGAZINE FOR SPOT WELDING MACHINE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/034598
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is an electrode tip magazine for a spot-welding machine, which is never interfered with a welding gun. This magazine comprises a magazine body (1) having a storage part (1a) in which electrode tips (20) are slidably arranged and stored and an externally opened supply port (1b) formed at one end of the storage part (1a), a push-out member (2) disposed in the storage part (1a) so as to be slidable between both ends thereof, a pulley (5) disposed at a position adjacent to the supply port (1b) of the magazine body (1), a spiral spring (4) disposed at a position on the other end side of the storage part (1a) of the magazine body (1), and a wire (6) which connects the tip end of the spiral spring (4) to the push-out member (2) while its intermediate portion is wound around the pulley (5) and always tows the push-out member (2) to the supply port (1b) side by the biasing force of the spiral spring (4).

Inventors:
NAKAJIMA TOSHIO (JP)
FUKIZAWA TAKEO (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/000983
Publication Date:
March 19, 2009
Filing Date:
September 10, 2007
Export Citation:
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Assignee:
SHINKOKIKI CO LTD (JP)
NAKAJIMA TOSHIO (JP)
FUKIZAWA TAKEO (JP)
International Classes:
B23K11/36
Foreign References:
JP2006068787A2006-03-16
JPH0747478A1995-02-21
JPH05245653A1993-09-24
JPH0588779U1993-12-03
JP2005046888A2005-02-24
Attorney, Agent or Firm:
WATANUKI, Tatsuo et al. (Yamamoto & Watanuki Patent OfficeFuji Building,2-12, Meieki 4-chome, Nakamura-ku,Nagoya-sh, Aichi 02, JP)
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Claims:
 スポット溶接に使用する電極チップが供給口に順次供給されるように、前記電極チップを複数収納するスポット溶接機用電極チップのマガジンであって、
 複数の電極チップ(20)をスライド自在に配列収納する収納部(1a)が形成され、この収納部(1a)の一端を外部に開口する供給口(1b)としたマガジン本体(1)と、
 前記収納部(1a)内の両端間をスライド自在に配設された押出部材(2)と、
 前記マガジン本体(1)の前記供給口(1b)に隣接する位置に配設された滑車(5)と、
 前記マガジン本体(1)の収納部(1a)の他端側の位置に配設された渦巻バネ(4)と、
 中間が前記滑車(5)に巻き掛けられた状態で、前記渦巻バネ(4)の先端と前記押出部材(2)とを連結し、前記渦巻バネ(4)の付勢力により前記押出部材(2)を常時前記供給口(1b)側に牽引するワイヤー(6)とを有することを特徴とするスポット溶接機用電極チップのマガジン。
 マガジン本体(1)に糸巻き形状のボビン(3)を回転自在に軸着し、前記ボビン(3)に渦巻バネ(4)を巻き付けて取り付けたことを特徴とする請求項1に記載のスポット溶接機用電極チップのマガジン。
 押出部材(2)の側面にガイドピン(7、8)を突設し、このガイドピン(7、8)が、収納部(1a)の側壁に形成された案内溝(1c、1d)と滑合するように構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載のスポット溶接機用電極チップのマガジン。
 マガジン本体(1)を、前後・左右にスライド可能に構成されたスイングユニット(30)に取り付けたことを特徴とする請求項1に記載のスポット溶接機用電極チップのマガジン。
Description:
スポット溶接機用電極チップの ガジン

 本発明は、複数の電極チップが供給口に 次供給されるように、複数の電極チップを 納するスポット溶接機用電極チップのマガ ンに関するものである。

 従来から、自動車のホワイトボデーのワ クを溶接する手段の1つとして、溶接ガンに 取り付けられた電極チップで、ワークを圧着 しつつ電流を流し、その抵抗熱で金属を溶か して接合するスポット溶接が広く利用されて いる。長時間スポット溶接を行うと、電極チ ップの先端形状が変形・摩耗して溶接品質の 確保が難しくなる。そこで、一定の処理時間 あるいは一定の溶接打点数を超えると、溶接 ガンから電極チップを取り外して新品の電極 チップに交換して、電極チップの先端形状を 確保していた。

 最近では被溶接材に化学処理剤による防 処理等が施されているものが多いために電 チップの摩耗が早く、交換頻度が増える傾 にある。しかし、その都度溶接ラインを止 て、作業者が電極チップを交換することは 産効率を低下させる。そこで、電極チップ 着装置を溶接ライン上に設置し、ロボット ームに取り付けられた溶接ガンを、ロボッ アームを動かすことにより、電極チップ脱 装置が設置されている位置まで動かし、電 チップ脱着装置で溶接ガンの電極チップを 換していた。前記電極チップ脱着装置は、 接ガンから電極チップを取り外す電極チッ 取外装置と複数の電極チップが収納された 極チップマガジンとから構成されている。 来では、電極チップマガジンは、上下に収 された複数の電極チップが、コイルスプリ グで付勢されることにより、上下に開口し 供給口に順次供給されるようになっている しかしながら、コイルスプリングは、圧縮 さによっては、付勢力が一定でなく、圧縮 さが短い状態では、付勢力が小さく、前記 極チップマガジンの下側に開口した供給口 ら、電極チップが落下してしまうという問 があった。

 そこで、特許文献1に示されるようなスポ ット溶接機用電極チップのマガジンが、本出 願人により提案されている。この特許文献1 示されるスポット溶接機用電極チップのマ ジンは、図25に示されるように、ラック本体 51の供給口51a側に渦巻板バネ52を取り付け、 巻バネ52で押出部材53を引っ張るように構成 、押出部材53で電極チップ55を供給口51aから 押し出して、電極チップ55を順次供給するよ に構成したものである。このように、渦巻 ネ52で、押出部材53を引っ張るように構成に したので、付勢力が殆ど一定となり、電極チ ップ55が供給口51aから落下することがない。

 しかしながら、渦巻バネ52で押出部材53を引 っ張る構造上、渦巻バネ52が供給口51a側に取 付けられ、供給口51aの周囲が大きくなって まい、溶接ガンの種類によっては、渦巻バ 52が取り付けられている部分と、溶接ガン 干渉してしまうという問題があった。この 合には、スポット溶接機用電極チップのマ ジンが、溶接ガンと干渉しないように、渦 バネ52を供給口51aの横に取り付ける等の特別 仕様のスポット溶接機用電極チップのマガジ ンを製作して対処していた。このように、使 用する溶接ガンの形状に応じて、スポット溶 接機用電極チップのマガジンを製作していた ので、大変コスト高になってしまうという問 題があった。

特開2006-68787号公報

 上記問題を解決して、溶接ガンと干渉す ことがないスポット溶接機用電極チップの ガジンを提供する。

 上記課題を解決するためになされた本発明 、スポット溶接に使用する電極チップが供 口に順次供給されるように、前記電極チッ を複数収納するスポット溶接機用電極チッ のマガジンであって、
 複数の電極チップ(20)をスライド自在に配列 収納する収納部(1a)が形成され、この収納部(1 a)の一端を外部に開口する供給口(1b)としたマ ガジン本体(1)と、
 前記収納部(1a)内の両端間をスライド自在に 配設された押出部材(2)と、
 前記マガジン本体(1)の前記供給口(1b)に隣接 する位置に配設された滑車(5)と、
 前記マガジン本体(1)の収納部(1a)の他端側の 位置に配設された渦巻バネ(4)と、
 中間が前記滑車(5)に巻き掛けられた状態で 前記渦巻バネ(4)の先端と前記押出部材(2)と 連結し、前記渦巻バネ(4)の付勢力により前 押出部材(2)を常時前記供給口(1b)側に牽引す るワイヤー(6)とを有することを特徴とする。

 なお、マガジン本体(1)に糸巻き形状のボ ン(3)を回転自在に軸着し、前記ボビン(3)に 巻バネ(4)を巻き付けて取り付けることが好 しい。

 また、押出部材(2)の側面にガイドピン(7 8)を突設し、このガイドピン(7、8)が、収納 (1a)の側壁に形成された案内溝(1c、1d)と滑合 るように構成することが好ましい。

 また、マガジン本体(1)を、前後・左右に ライド可能に構成されたスイングユニット( 30)に取り付けることが好ましい。

 複数の電極チップ(20)をスライド自在に配 列収納する収納部(1a)が形成され、この収納 (1a)の一端を外部に開口する供給口(1b)とした マガジン本体(1)と、前記収納部(1a)内の両端 をスライド自在に配設された押出部材(2)と 前記マガジン本体(1)の前記供給口(1b)に隣接 る位置に配設された滑車(5)と、前記マガジ 本体(1)の収納部(1a)の他端側の位置に配設さ れた渦巻バネ(4)と、中間が前記滑車(5)に巻き 掛けられた状態で、前記渦巻バネ(4)の先端と 前記押出部材(2)とを連結し、前記渦巻バネ(4) の付勢力により前記押出部材(2)を常時前記供 給口(1b)側に牽引するワイヤー(6)とを有する で、前記渦巻バネ(4)を、マガジン本体(1)の 給口(1b)の反対側に設けることが可能となり 供給口(1b)の周囲が大きくならず、溶接ガン のシャンクと干渉することがない、スポット 溶接機用電極チップのマガジンを提供するこ とが可能となった。

 なお、マガジン本体(1)に糸巻き形状のボ ン(3)を回転自在に軸着し、前記ボビン(3)に 巻バネ(4)を巻き付けて取り付けると、前記 巻きバネ(4)の動きが円滑になるので、押出 材(2)の収納部(1a)内での動きも円滑となり、 確実に電極チップ(20)を収納部(1a)内で保持す ことが可能となる。

 また、押出部材(2)の側面にガイドピン(7 8)を突設し、このガイドピン(7、8)が、収納 (1a)の側壁に形成された案内溝(1c、1d)と滑合 るように構成すると、押出部材(2)の動きが 滑となり、確実に電極チップ(20)を収納部(1a )内で保持することが可能となる。

 また、マガジン本体(1)を、前後・左右に ライド可能に構成されたスイングユニット( 30)に取り付けると、溶接ガンのシャンクに電 極チップ(20)を取り付ける際に、マガジン本 (1)が溶接ガンのシャンクに追従しながら前 ・左右にスライドし、溶接ガンのシャンク 損傷するとなく、確実に溶接ガンのシャン に電極チップ(20)を取り付けることが可能と る。

本発明の実施の形態を示すスポット溶 機用電極チップのマガジンの上面図である 図1の側面図である。 図1のA-A断面図である。 図1のB-B断面図である。 図1のC-C断面図である。 本発明のスポット溶接機用電極チップ マガジンをチップチェンジャーに取り付け 状態の上面図である。 図6の側面図である。 図6の正面図である。 図6のD-D断面図である。 第2の実施形態のスポット溶接機用電 チップのマガジンの上面図である。 図10の側面図である。 図10の正面図である。 図10のE-E断面図である。 図10のF-F断面図である。 図10のG-G断面図である。 第2の実施形態のスポット溶接機用電 チップのマガジンをチップチェンジャーに り付けた状態の上面図である。 図16の側面図である。 図16の正面図である。 第3の実施形態のスポット溶接機用電 チップのマガジンの上面図である。 図19の側面図である。 図19のH-H断面図である。 第3の実施形態のスポット溶接機用電 チップのマガジンをチップチェンジャーに り付けた状態の上面図である。 図22の側面図である。 図22の正面図である。 従来の実施の形態を示す説明図である 。

符号の説明

 1   マガジン本体
 1a  収納部
 1b  供給口
 1c  案内溝
 1d  案内溝
 1f  空洞部
 1g  ボビン収納部
 2   押出部材
 2a  当接部
 3   ボビン
 4   渦巻バネ
 5   滑車
 5a  巻掛部
 6   ワイヤー
 7   ガイドピン
 8   ガイドピン
 9   閉塞部材
 10  締結部材
 15  スポット溶接機用電極チップのマガジ
 16  蓋部材
 18  スライド部材
 20  電極チップ
 30  スイングユニット
 30a 固定板
 30b 可動板
 30c スプリング
 32  シャンクガイド
 32a シャンク導入凹部
 40  マガジンユニット
 41  ハンドル
 42  押さえシャフト
 51   ラック本体
 51a  供給口
 52   渦巻バネ
 53   押出部材
 55   電極チップ

(本発明の構造)
 以下に、図面を参照しつつ本発明の好まし 実施の形態を示す。(第1の実施形態)
 図1は本発明の実施の形態を示すスポット溶 接機用電極チップマガジンの上面図であり、 図2は図1の側面図、図3は図1のA-A断面図、図4 図1のB-B断面図、図5は図1のC-C断面図である 本発明のスポット溶接機用電極チップのマ ジン15は、主にマガジン本体1、押出部材2、 ボビン3、渦巻バネ4、滑車5、ワイヤー6とか 構成されている。

 マガジン本体1は、縦長のブロック形状を していて、長手方向に、収納部1aが形成され いる。本実施形態では、収納部1aは、マガ ン本体1に直線上に凹陥形成されていて、外 に開放した形状をしている。収納部1aの幅 法は、スポット溶接用電極チップ20(以下単 電極チップ20と表記する)の外径よりも僅か 大きくなっていて、例えば外径がφ16mmの電 チップ20の場合には、収納部1aの幅寸法は、1 6.5mm~17.5mmとなっている。収納部1aで電極チッ 20を、スライド自在に配列収納することと ている。

 収納部1aの一端は、供給口1bとなっている 。この供給口1bは、外部に開放している。マ ジン本体1には、収納部1aの側方に、収納部1 aに沿って、空洞部1fが形成されている。空洞 部1fは、本実施形態では、下側に開放してい 。図2に示されるように、収納部1aの、空洞 1fと反対側の側壁には、案内溝1cが形成され ている。この案内溝1cは、収納部1aに沿って 成され、収納部1aと外部とが連通している。 また、収納部1aの、空洞部1f側の側壁には、 内溝1dが形成されている。この案内溝1dは、 納部1aに沿って形成され、収納部1aと空洞部 1fとが連通している。空洞部1fの、供給口1bと 反対側の端部は、ボビン収納部1gとなってい 。

 収納部1a内には、押出部材2がスライド自 に配設されている。押出部材2は、ブロック 形状をしていて、供給口1b側には、電極チッ 20の側面に対応した形状の当接部2aが円弧状 に凹陥形成されている。押出部材2の両側面 は、ガイドピン7、8が突設されている。ガイ ドピン7は、案内溝1cに挿通し、マガジン本体 1の外部に突出している。また、ガイドピン8 、案内溝1dに挿通し、空洞部1fに突出してい る。このように、構成することにより、ガイ ドピン7、8が、案内溝1c、1dと滑合するように なっている。このため、押出部材2は、収納 1aの両端間を、揺動することなく円滑にスラ イドするようになっている。

 空洞部1fの、供給口1a側の端部には、滑車 5が配設されている。言い換えると、滑車5は 供給口1bに隣接するマガジン本体1に配設さ ている。滑車5は、略円柱形状をしていて、 全周に渡って巻掛部5aが凹陥形成されている 滑車5は、マガジン本体1及び閉塞部材9に回 自在に軸着している。

 マガジン本体1の下側には、板状の閉塞部 材9が取り付けられている。閉塞部材9は、空 部1fの下側を閉塞している。ボビン収納部1g 内には、ボビン3が配設されている。言い換 ると、ボビン3は、マガジン本体1の供給口1b 反対側の位置に配設されている。ボビン3は 、扁平な糸巻き形状をしていて、マガジン本 体1及び閉塞部材9に回転自在に軸着されてい 。ボビン3には、渦巻バネ4が巻き付けられ 取り付けられている。渦巻バネ4は、弾性力 ある金属板材を渦巻き状に形成したもので り、一般には、ぜんまいバネとして知られ いる。渦巻バネ4は、弾性があるので、渦巻 バネ4の先端を引っ張ったとしても、渦巻状 巻き取られて、元の形状に復元するように っている。

 渦巻バネ4の先端は、締結部材10により、 イヤー6の一端に連結している。ワイヤー6 、本実施形態では、金属製の撚り線である 、本発明のワイヤー6は、これに限定されず 樹脂製や綿糸製等のワイヤー6であっても差 し支えない。

 ワイヤー6の中間は、滑車5に巻き掛けら ていて、ワイヤー6の他端は、押出部材2に連 結している。本実施形態では、ワイヤー6の 端は、ガイドピン8の突端に連結している。 のようにして、ワイヤー6は、その中間が滑 車5に巻き掛けられた状態で、渦巻バネ4の先 と押出部材2とを連結し、渦巻バネ4の付勢 により押出部材2を常時供給口1b側に牽引し いる。

 (本発明の作用)
 本発明のスポット溶接機用電極チップのマ ジン15に、電極チップ20を収納する場合には 、まず、ガイドピン7を、ボビン3側にスライ させることにより、押出部材2をボビン3側 スライドさせる。すると、収納部1aの供給口 1bと押出部材2の当接部2aの間に空間ができる で、この空間に、複数の電極チップ20を入 て配列収納する。ガイドピン7を離すと、渦 バネ4の復元力(付勢力)により、押出部材2が 、供給口1a側に牽引される。押出部材2の当接 部2aと、電極チップ20の外周面とが当接し、 数の電極チップ20が、収納部1a内で保持され 。渦巻バネ4の復元力により、常に、押出部 材2は、供給口1a側に付勢されているので、供 給口1bが、下側に開放している場合であって 、電極チップ20が本発明のスポット溶接機 電極チップのマガジンから落下することは い。

 溶接ガンのシャンクの先端を、供給口1b 先端に差し込むと、溶接ガンに電極チップ20 が装着される。溶接ガンのシャンクの先端に 電極チップ20が装着された状態で、溶接ガン シャンクの先端を、供給口1bから引き抜く 、押出部材2が供給口1b側にスライドし、押 部材2が、収納部1a内に収納された電極チッ 20を供給口1b側に押し出し、収納部1a内に収 された電極チップ20を保持するようになって いる。このように、収納部1a内に収納された 極チップ20が、順次、供給口1bに供給される ようになっている。

 収納部1a内の電極チップが、少なくなっ 場合であっても、渦巻バネ4の付勢力は、殆 一定であるので、電極チップ20が、本発明 スポット溶接機用電極チップのマガジンか 落下することはない。

 このように、本発明では、滑車5によって 渦巻バネ4の付勢方向を反転させることによ 、渦巻バネ4を、マガジン本体1の供給口1bの 対側に設けることが可能となり、供給口1b 周囲が大きくならず、溶接ガンのシャンク 干渉することがない、スポット溶接機用電 チップのマガジン15を提供することが可能と なった。

(マガジンユニットの説明)
 図6に本発明のスポット溶接機用電極チップ のマガジン15が、マガジンユニット40に取り けられた状態の上面図を示す。また、図7に 6の側面図を示し、図8に図6の正面図を示す 図9に本発明のスポット溶接機用電極チップ のマガジン15を取り外した状態の、図6のD-D断 面を示す。本発明のスポット溶接機用電極チ ップのマガジン15は、スイングユニット30上 取り付けられている。このスイングユニッ 30は、主に上下に重ねられて配設された板状 の固定板30aと可動板30bとから構成されていて 、固定板30aは、可動板30bに埋設されたボール プランジャーの上に載せられて、配設されて いる。可動板30bは、固定板30aに対して前後・ 左右にスライド自在になっていて、固定板30a に取り付けられた、スプリング30cによって、 常時前方に付勢されている。前述したように 、可動板30bはボールプランジャーの上に載せ られているので、上下にも移動可能となって いる。

 スイングユニット30の可動板30b上に取り けられた状態で、スポット溶接機用電極チ プのマガジン15は、上下に重ねて配設されて いる。上側のスポット溶接機用電極チップの マガジン15の供給口1bは、上側に開口してい 、下側のスポット溶接機用電極チップのマ ジン15の供給口1bは、下側に開口している。 側のスポット溶接機用電極チップのマガジ 15には、上面を覆うように蓋部材16が取り付 けられ、収納部1a内への異物の侵入を防止し いる。

 上側のスイングユニット30の可動板30aの 端部分には、シャンクガイド32が取り付けら れている。シャンクガイド32には、前方に開 した形状のシャンク導入凹部32a凹陥形成さ ている。また、上側のスポット溶接機用電 チップのマガジン15の前端部分には、スラ ド部材18が取り付けられている。このスライ ド部材18は、前後にスライド可能な構造にな ていて、常時前方に付勢され、供給口1bの 口部分を閉塞するようになっている。

 スイングユニット30の可動板30b上には、 ポット溶接機用電極チップのマガジン15の下 面と嵌合するノックピンが複数埋設されてい る。マガジンユニット40には、ハンドル41が けられていて、ハンドル41を一方に回動させ ると、押さえ部材42が下降し、ハンドル41を 方に回動させると、押さえ部材42が上昇する ようになっている。スポット溶接機用電極チ ップのマガジン15は、前記ノックピンと嵌合 た状態で、スイングユニット30の可動板30b に載せられていて、押さえ部材42で押さえつ けられて、スイングユニット30に取り付けら ている。前述したように、ハンドル41を他 に回動させると、押さえ部材42が上昇し、ス ポット溶接機用電極チップのマガジン15を、 ガジンユニット40から取り外すことができ ようになっている。このように構成したの 、ハンドル42を回動させるだけで、スポット 溶接機用電極チップのマガジン15を脱着する とが可能となり、スポット溶接機用電極チ プのマガジン15に電極チップ20を装填する作 業を迅速に行うことが可能となる。

 溶接ガンの下側のシャンクの先端が、下 のスポット溶接機用電極チップのマガジン1 5の供給口1bと合致するように、溶接ガンを取 り付けているロボットをティーチングする。 スポット溶接機用電極チップのマガジン15は スイングユニット30上に取り付けられてい ので、溶接ガンの上側のシャンクが、シャ クガイド32のシャンク導入凹部32a内に導かれ 、シャンク導入凹部32aと当接すると、上側の スポット溶接機用電極チップのマガジン15は 前後・左右にスライドする。このため、溶 ガンの上側のシャンクが、下側のシャンク 対して多少曲がった場合であっても、溶接 ンの下側のシャンクの先端を、下側のスポ ト溶接機用電極チップのマガジン15の供給 1bに差し込むと、溶接ガンの上側のシャンク は、シャンク導入凹部32aと当接し、上側のス ポット溶接機用電極チップのマガジン15は、 接ガンの上側のシャンクに追従しながらス イドするので、溶接ガンの上側のシャンク 先端は、上側のスポット溶接機用電極チッ のマガジン15の供給口1b上に導かれる。この 状態で、溶接ガンのシャンクを閉じると、溶 接ガンのシャンクの先端に電極チップ20が取 付けられる。なお、スライド部材18は、溶 ガンの上側のシャンクと当接すると、後方 スライドし、上側のスポット溶接機用電極 ップのマガジン15の供給口1bが開口するよう なっている。

 このように、本発明のスポット溶接機用 極チップのマガジン15は、スイングユニッ 30に取り付けられているので、溶接ガンのシ ャンクが多少曲がった場合であっても、スポ ット溶接機用電極チップのマガジン15は、前 ・左右にスライドし、また上下に動き、溶 ガンのシャンクを損傷することなく、確実 、溶接ガンのシャンクに電極チップ20を取 付けることが可能となる。

(第2の実施形態)
図10に第2の実施形態の上面図を示し、図11に 10の側面図を示し、図12に図10の正面図を示 、図13に図10のE-E断面図を示し、図14に図10 F-F断面図を示し、図15に図10のG-G断面図を示 。この第2の実施形態のスポット溶接機用電 極チップのマガジンは、供給口1bがマガジン 体1の両側面に開口している実施形態である 。基本的な構造は、第1の実施形態と同じで る。図16に第2の実施形態のスポット溶接機 電極チップのマガジン15が、マガジンユニッ ト40に取り付けられた状態の上面図を示す。 た、図17に図16の側面図を示し、図18に図16 正面図を示す。

(第3の実施形態)
 図19に第3の実施形態の上面図を示し、図20 図19の側面図を示し、図21に図19のH-H断面図 示す。この第3の実施形態のスポット溶接機 電極チップのマガジンは、収納部1aを隣接 て2つ形成し、一方の供給口1bを上側に開口 ていて、他方の供給口1bを下方に開口させた 実施形態である。基本的な構造は、第1の実 形態と同じである。図22に第3の実施形態の ポット溶接機用電極チップのマガジン15がマ ガジンユニット40に取り付けられた状態の上 図を示す。また、図23に図22の側面図を示し 、図24に図22の正面図を示す。第3の実施形態 は、溶接ガンの一方のシャンク、例えば、 側のシャンクの先端を、下側に開口した供 口1bに差し込んで、下側のシャンクに電極 ップ20を装着し、上側のシャンクの先端を、 上側に開口した供給口1bに差し込んで、上側 シャンクに電極チップ20を装着して、溶接 ンへの電極チップ20の装着作業が終了する。

 なお、収納部1aが直線上に形成されて実 形態について本発明のスポット溶接機用電 チップのマガジンを説明したが、本発明の ポット溶接機用電極チップのマガジンは、 れに限定されず、例えば円弧状に収納部1aを 形成したスポット溶接機用電極チップのマガ ジンにも本発明を適用可能なことは言うまで もない。

 以上、現時点において、もっとも、実践 であり、かつ好ましいと思われる実施形態 関連して本発明を説明したが、本発明は、 願明細書中に開示された実施形態に限定さ るものではなく、請求の範囲および明細書 体から読み取れる発明の要旨あるいは思想 反しない範囲で適宜変更可能であり、その うな変更を伴うスポット溶接機用電極チッ のマガジンもまた技術的範囲に包含される のとして理解されなければならない。