松本 繁 (〒25 東京都多摩市永山6丁目21番1号 国際計測器株式会社内 Tokyo, 20600, JP)
MIYASHITA, Hiroshi (Nagayama 6-chome Tama-sh, Tokyo 25, 20600, JP)
宮下 博至 (〒25 東京都多摩市永山6丁目21番1号 国際計測器株式会社内 Tokyo, 20600, JP)
国際計測器株式会社 (〒25 東京都多摩市永山6丁目21番1号 Tokyo, 20600, JP)
MATSUMOTO, Sigeru (Nagayama 6-chome Tama-sh, Tokyo 25, 20600, JP)
松本 繁 (〒25 東京都多摩市永山6丁目21番1号 国際計測器株式会社内 Tokyo, 20600, JP)
MIYASHITA, Hiroshi (Nagayama 6-chome Tama-sh, Tokyo 25, 20600, JP)
| 被検体を加振する動電型振動試験装置であって、 固定部と、 前記固定部に対して所定方向に往復移動可能な可動部と、 前記可動部を駆動するボイスコイルモータと、 前記可動部に取り付けられた、被検体を固定するためのテーブルと、 前記可動部を前記固定部に対して下方から支持する空気ばねと、 前記固定部に取り付けられ、前記テーブルとの間で前記被検体を挟み込む反力板と を有する動電型振動試験装置。 |
| 前記空気ばね内のエア圧を制御するエア圧制御手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の動電型振動試験装置。 |
| 前記被検体に加わる荷重を計測する荷重計測手段を更に有し、 前記エア圧制御手段は、前記荷重計測手段の計測結果に基づいて前記空気ばね内のエア圧を制御する ことを特徴とする請求項2に記載の動電型振動試験装置。 |
| 前記エア圧制御手段が、前記空気ばねと接続されていると共にその容積よりも十分に大きいエアタンクと、前記エアタンクにエアを供給するエア源と、前記エア源とエアタンクとの間に設けられたレギュレータ手段と、をさらに有する ことを特徴とする請求項2に記載の動電型振動試験装置。 |
| 前記レギュレータ手段は、入力ポートが前記エア源側に接続されている電空レギュレータと、入力ポートが前記エア源側に接続され且つ出力ポートが前記エアタンクに接続されている精密レギュレータとを有し、 前記電空レギュレータの出力ポートのエア圧によって、前記電空レギュレータの出力ポートのエア圧が制御されるようになっている ことを特徴とする請求項4に記載の動電型振動試験装置。 |
| 前記電空レギュレータ及び精密レギュレータの入力ポートと、前記エア源との間には、該電空レギュレータ及び精密レギュレータの入力ポートに入力されるエアの圧力を略一定に保つための前段レギュレータを有することを特徴とする請求項5に記載の動電形振動試験装置。 |
| 前記可動部の移動方向を前記所定方向のみに規制するためのリニアガイドを更に有することを特徴とする請求項1に記載の動電型振動試験装置。 |
| 前記リニアガイドが、前記可動部と固定部の一方に固定されたレールと、前記可動部と固定部の他方に固定されると共に前記レールと係合して該レールに沿って移動可能なランナーブロックとを有し、 前記ランナーブロックが、 前記レールを囲む凹部と、 前記凹部において、前記ランナーブロックの移動方向に沿って形成された溝と、 前記ランナーブロックの内部に形成され、前記溝と閉回路を形成するように前記溝の前記移動方向両端と繋がっている退避路と、 前記閉回路を循環するとともに、前記溝に位置するときは前記レールと当接するようになっている複数のボールと、 を有することを特徴とする請求項7に記載の動電型振動試験装置。 |
| 前記ランナーブロックには前記閉回路が4つ形成されており、 前記4つの閉回路のうち2つの閉回路の溝の夫々に配置されたボールは前記ランナーブロックのラジアル方向に対して略±45度の接触角を有し、他の2つの閉回路の溝の夫々に配置されたボールは該ランナーブロックの逆ラジアル方向に対して略±45度の接触角を有する ことを特徴とする請求項8に記載の動電形振動試験装置。 |
| 前記リニアガイドが、前記レール及びランナーブロックを複数組有し、 前記レールとランナーブロックの組は、前記テーブルの中心を中心とする円周上に、略等間隔に配置されている ことを特徴とする請求項8に記載の動電型振動試験装置。 |
本発明は、テーブル及びその上に固定さ た被検体をボイスコイルモータによって加 する動電型振動試験装置に関する。
従来より、特開2004-219196号公報に記載の ののような、テーブル及びその上に固定さ た被検体を所定方向(例えば上下方向)に加振 する動電型振動試験装置が広く利用されてい る。動電型振動試験装置は、テーブルが固定 される可動部に取り付けられた可動コイルを 直流磁界中に配置したものである。可動コイ ルに電流を流すと、可動コイルにはコイル軸 方向に働くローレンツ力が加わる。このロー レンツ力によって、可動部を可動コイルの軸 方向に移動させることができる(ボイスコイ モータ)。ローレンツ力の大きさは可動コイ に加える電流の大きさに比例するため、可 コイルに変動電流を供給することによって ローレンツ力の大きさを周期的に変動させ テーブルを交流電流の周波数で振動させる とができる。動電型振動試験装置は、上記 ように、可動コイルに供給する変動電流の 期によってテーブルの振動周波数が決まる のであり、可動コイルに高周波の電流を加 ることによって、特に数百~数千ヘルツ以上 の高周波数での振動試験を行うことができる 。
上記構成の動電型振動試験装置において 、可動部、テーブル及び被検体を浮上させ ための静荷重(すなわち、可動部及び被検体 の重量とつりあう静荷重)に、可動部を振動 るための変動荷重を合成した荷重に対応す ローレンツ力を生成する必要がある。この うなローレンツ力を生成するためには、静 重に対応した直流成分と、変動荷重に対応 た交流成分とを合成した電流を可動コイル 加える必要がある。
前述のように、動電型振動試験装置は、 周波での振動試験に適している。高周波で 振動試験を必要とされる被検体としては、 ンジンマウントやエンジン用の防振ゴムな がある。このような被検体は、エンジンの 重が加わった状態で使用されるため、一定 静荷重を加えた状態で振動試験を行うこと 望ましい。動電型振動試験装置にて被検体 静荷重を加えるには、例えば、テーブル上 被検体を上から押さえつけて静荷重を加え 構成などが考えられる。
このように、被検体に大きな静荷重を加 ながら振動試験を行う場合、可動部、テー ル及び被検体の重量に加えて上記静荷重を ローレンツ力で支える必要がある。このた 、大きな静荷重を被検体に加えながら振動 験を行う場合は、可動コイルに流す電流の 流成分を大きくする必要がある。このよう 構成を実現するためには、複雑且つ大型の 源回路を必要とし、また、可動コイルもま 大電流に耐えられるように大型化する必要 ある。すなわち、動電型振動試験装置にお て被検体に静荷重を加えながら加振を行お とすると、被検体の寸法や振動の振幅に比 て振動試験装置の寸法・重量や消費電力が めて大きくなる。このため、動電型振動試 装置によって被検体に静荷重を加えながら 動試験を行うことは非現実的であり、事実 不可能であった。
本発明は上記の問題を解決するためにな れたものであり、電源回路や可動コイルを 型化することなく、被検体に静荷重を加え がら振動試験を実施可能な動電型振動試験 置を提供することを目的とする。
本発明の実施形態による動電型振動試験 置は、試験装置の可動部を固定部に対して 方から支持する空気ばねと、固定部に取り けられて試験装置のテーブルとの間で被検 を挟み込むようになっている反力板とを有 る。好ましくは、空気ばね内のエア圧を制 するエア圧制御手段をさらに有する。また 被検体に加わる荷重を計測する荷重計測手 を動電型振動試験装置が更に有し、エア圧 御手段は荷重計測手段の計測結果に基づい 空気ばね内のエア圧を制御する。
このように、本発明の実施形態において 、空気ばねにて可動部に上向きの荷重を加 ることによって、テーブルと反力板との間 被検体に圧縮静荷重を加えることができる 従って、本発明の実施形態によれば、電源 路や可動コイルを大型化することなく、被 体に静荷重を加えながら振動試験を実施可 な動電型振動試験装置が実現される。また 空気ばね内のエア圧を制御することにより 被検体に加える静荷重の大きさを調整する とができる。また、荷重計測手段の計測結 に基づいて空気ばね内のエア圧が調整され ため、所望の大きさの静荷重を正確に被検 に加えることができる。
さらに、本発明の実施形態による動電型振
試験装置においては、エア圧制御手段が空
ばねと接続されていると共にその容積より
十分に大きいエアタンクと、エアタンクに
アを供給するエア源と、エア源とエアタン
との間に設けられたレギュレータ手段と、
さらに有する。
レギュレータ手段は、入力ポートがエア源
に接続されている電空レギュレータと、入
ポートがエア源側に接続され且つ出力ポー
がエアタンクに接続されている精密レギュ
ータとを有し、電空レギュレータの出力ポ
トのエア圧によって、精密レギュレータの
力ポートのエア圧が制御されるようになっ
いる。
このように、本発明の実施形態において 、大容量のエアタンクを空気ばねに接続し いるため、空気ばねの容積が多少変化した しても、その変化量は空気ばねとエアタン を合わせた容積に対しては微小なものであ 。従って、ボイスコイルモータで可動部を 動させたとしても、空気ばねの内圧はほと ど変化せず、一定の静荷重を被検体に加え けることが可能である。また、電空レギュ ータは、出力ポートのエア圧をコンピュー 等の電子機器から容易に制御可能であり、 方、精密レギュレータは、入力ポートから 力ポートに大流量のエアが流れる場合であ てもパイロットポートに入力されるエア圧 基づいて出力ポートのエア圧を精密に制御 能である。従って、本発明の実施形態のよ にこのエア圧を大流量であってもエア圧力 精密に制御できる精密レギュレータの出力 ートの圧力とすることによって、エアタン 及び空気ばね内のエア圧を精密に制御する とができる。
また、電空レギュレータ及び精密レギュ ータの入力ポートとエア源との間に、電空 ギュレータ及び精密レギュレータの入力ポ トに入力されるエアの圧力を略一定に保つ めの前段レギュレータが設けられている構 とすることがより好ましい。
また、リニアガイドが、可動部と固定部 一方に固定されたレールと、他方に固定さ ると共にレールと係合しレールに沿って移 可能なランナーブロックとを有し、ランナ ブロックが、レールを囲む凹部と、凹部に いてランナーブロックの移動方向に沿って 成された溝と、ランナーブロックの内部に 成され記溝と閉回路を形成するように溝の 動方向両端と繋がっている退避路と、閉回 を循環するとともに溝に位置するときはレ ルと当接するようになっている複数のボー とを有する構成とすることが好ましい。こ ような構成とすると、ランナーブロックを タツキ無く且つスムーズにレールに沿って 動させることが可能となる。すなわち、テ ブルをスムーズに振動させることができる
また、ランナーブロックには閉回路が4つ 形成されており、4つの閉回路のうち2つの閉 路の溝の夫々に配置されたボールがランナ ブロックのラジアル方向に対して略±45度の 接触角を有し、他の2つの閉回路の溝の夫々 配置されたボールは該ランナーブロックの ラジアル方向に対して略±45度の接触角を有 る構成とすることが好ましい。このような 成とすると、ランナーブロックはラジアル 向、逆ラジアル方向及び横方向の夫々に対 て大荷重に耐えることができ、角ねじから ーラを介して上記の方向の大荷重がローラ ロックに加わったとしても、ランナーブロ クが破損に至ることはなく、また、レール 沿ってスムーズに移動可能である。また、 ましくは、リニアガイドが、レール及びラ ナーブロックを複数組有し、レールとラン ーブロックの組は、テーブルの中心を中心 する円周上に、略等間隔に配置されている
以下、本発明の実施の形態について、図 を用いて詳細に説明する。図1及び図2は、 々本実施形態による動電型振動試験装置の 面図及び上面図を示したものである。また 図3は、図2のI-I断面図である。
図1に示されるように、本実施形態による 動電型振動試験装置1は、ベースBに固定され いる固定部10と、固定部に対して鉛直方向 駆動される可動部20とを有する。可動部20の 端には、テーブル31が固定されるようにな ている。テーブル31の上には、ワーク保持部 材32が固定されており、このワーク保持部材3 2に、ワーク(被検体)Wが固定されるようにな ている。すなわち、ワーク保持部材32にワー クWを取り付け、次に可動部20を固定部10に対 て往復運動させることによって、ワークWを 振動させることができるようになっている。 なお、ワーク保持部材32は、テーブル31に対 て着脱自在に固定されるようになっており ワークWの寸法や種類に応じて、適宜適切な ーク保持部材32を選択可能となっている。
固定部10は、ベースBに強固に固定されて るフレーム11と、軸14を介してこのフレーム 11に軸支されている筒状体12とを有する。図3 示されるように、可動部20の下部は、この 状体12の内部に収納されている。
筒状体12の上部には、ワークWを上から押 えつけるための反力フレーム13が固定され いる。反力フレーム13は、図1及び図2に示さ るように、筒状体12にボルトで固定される 板13cと、底板13cの上に溶接され鉛直方向に びる一対の側板13aと、この一対の側板13aの 端同士を連絡するように側板13aに溶接され いる反力板13bとを有する。図1に示されるよ に、反力板13aの底面には、スペーサ34が固 されており、このスペーサ34とワーク保持部 材32とによってワークWが挟まれるようになっ ている。また、スペーサ34の下部にはロード ル33が取り付けられており、これによって ワークWに加わる鉛直方向の圧縮荷重を計測 ることができるようになっている。スペー 34は、反力板13bに対して着脱自在に固定さ るようになっており、ワークWの寸法や種類 応じて、適宜適切なスペーサ34を選択可能 なっている。
次に、可動部20を鉛直方向に駆動するた の機構について、以下説明する。図3に示さ るように、可動部20は、テーパ円筒形状の 動フレーム22と可動フレーム22の上端に固定 れている天板21とを有する。天板21の上には 、複数のバー26を介してテーブル31が固定さ る。
可動フレーム22の下端には、可動コイル 持部材27を介して可動コイル51が取り付けら ている。可動コイル51は、可動フレーム22と 略同軸に配置されている。
また、固定部10の筒状体12の内部には、筒 状体12と同軸に形成された円筒形状の内側磁 15が設けられている。内側磁極15の外径は、 可動コイル51の内径よりも小さくなっており 可動コイル51は内側磁極15の外周面と筒状体 12の内周面との間に配置される。
筒状体12の内周面には、凹部12aが設けら ており、この凹部12aの内部には、固定コイ 52が取り付けられている。ここで、筒状体12 び内側磁極15は共に磁性材料から形成され おり、固定コイル52に直流電流を流すと、可 動コイル51の半径方向に磁界が発生するよう なっている。
この状態で可動コイル51に電流を流すと 可動コイル51の軸方向、すなわち鉛直方向に ローレンツ力が発生し、可動部20を鉛直方向 駆動することができる。本実施形態による 動試験装置1においては、可動コイル51に交 成分を含む電流を供給し、可動フレーム20 鉛直方向に往復運動させ、テーブル31上のワ ークWを鉛直方向に沿って振動させる。
本実施形態においては、空気ばね61によ て、可動部20及びワークWを下から支えてい 。空気ばね61は、内側磁極15の中に収納され いる。また、空気ばね61の上端から鉛直上 に伸びる連結バー23を介して、空気ばね61と 動フレーム22とが連結されている。図3に示 れるように、連結バー23は可動フレーム22の 中を通って可動フレーム22の上端に達してお 、半径方向に伸びる複数本のはり24を介し 、可動フレーム22の内周面と連結バー23とが 結している。
なお、符号25は、連結バー23が倒れないよ う支持する軸受である。
本実施形態においては、空気ばね61は、 動部20を下から支えて可動部を所定の高さに 維持するために使用される。更に、空気ばね 61と反力板13cとの間でワークWが挟み込まれて おり、空気ばね61の内圧を上昇させることに って、ワークWに鉛直方向の圧縮荷重を加え ることができる。この目的のために、本実施 形態においては、空気ばね61の内圧、すなわ 、空気ばね61がワークに加える荷重を制御 ることができるようになっている。
空気ばね61の内圧を制御するための機構 ついて、以下説明する。図4は、本実施形態 おける内圧制御機構60の空圧回路を示した のである。図4に示されるように、空気ばね6 1はコンプレッサ等のエア源Sからエアを供給 れるようになっており、エア源Sと空気ばね 61との間には、フィルタレギュレータ62、精 レギュレータ65及びエアタンク66が設けられ いる。
フィルタレギュレータ62は、エア源Sから 給されるエアから埃や水分等を除去すると もに、その出力ポートから排出されるエア 圧力を調整する。
フィルタレギュレータ62の出力ポートに 、空圧スイッチ63、電空レギュレータ64及び 密レギュレータ65が接続されている。電空 ギュレータ64は、コントローラ2(後述)からの 制御に応じて出力圧を調整可能なレギュレー タである。電空レギュレータ64の出力ポート 、精密レギュレータ65のパイロットポート 接続されている。すなわち、電空レギュレ タ64の出力ポートは精密レギュレータ65のパ ロットポートによってふさがれた状態とな ており、この間の管路のエアは流れずに静 のみを精密レギュレータ65のパイロットポ トに加える。
精密レギュレータ65は、パイロットポー に入力されたエアによって内部のバルブを 御することによって、その出力ポートの圧 がパイロットポートの圧力に一致するよう 精密に調整するものである。また、精密レ ュレータ65のバルブを比較的小さい圧力で駆 動できるようにするために、パイロットポー トには、フィルタレギュレータ62の出口圧が 圧として加えられている。精密レギュレー 65の出力ポートは、エアタンク66に接続され ている。
精密レギュレータ65は、入力ポートから 力ポートにエアが流れる場合であっても、 力ポートの静圧をパイロットポートの圧力 精密に制御することが可能である。従って 入力ポートから出力ポートにエアが流れな 電空レギュレータ64の出力ポートを精密レギ ュレータ65のパイロットポートに接続するこ によって、エアタンク66及び空気ばね61の内 圧を所望の圧力に精密に制御することができ る。そして、空気ばね61に与える内圧を制御 ることよって、ワークWに所望の圧縮静荷重 を与えることができる。そして、この状態で 、固定コイル52(図3)に直流電流を流し、且つ 動コイル51に交流電流を流すことによって 静荷重を掛けながらワークWを加振すること できる。
ここで、ワークWを振動させると可動部20 連結している空気ばね61の容積も変動する しかしながら、空気ばね61には、空気ばね61 対して十分に容積の大きいエアタンク66が 続されているため、空気ばね61の容積が多少 変動したとしても、空気ばね61の内圧はほと ど変化せず、略一定の静荷重をワークWに対 して加え続けることができる。
また、空圧スイッチ63は、フィルタレギ レータ62の出口圧が所定の設定圧以下である かどうかを検出するためのスイッチである。 フィルタレギュレータ62の出口圧が設定圧以 である場合は、空圧スイッチ63はオンとな 、コントローラ2(後述)に信号を送る。空圧 イッチ63がオンとなるような状況においては 、エア源Sの出口圧が低下している、或いは 管にエア漏れが発生するなどの原因によっ フィルタレギュレータ62の出口圧が低下し、 空気ばね61の内圧を十分に高く保つことがで なくなる可能性がある。そのため、ワークW を加振している間に空圧スイッチ63がオンに ったことコントローラ2が検出した場合は、 コントローラ2はワークWの振動を強制的に停 する。
次いで、本実施形態の動電型振動試験装 1の制御について説明する。図7は、本実施 態の動電型振動試験装置1のブロック図であ 。図8に示されるように、動電型振動試験装 置1は、コントローラ2と、電源3と、アンプ4 を有する。電源3は、固定コイル52に直流電 を供給し、可動コイル51の周囲に直流磁界を 発生させる。また、アンプ4は、電源3から電 の供給を受けて交流電流を生成し、これを 動コイル51に供給する。コントローラ2はア プ4を制御して、所望の振幅及び周波数をも った交流電流をアンプ4から出力させること 可能である。
また、前述のようにワークWの荷重はロー ドセル33によって計測されており、コントロ ラ2は、ロードセル33の計測結果に基づいて 空レギュレータ64の出力ポート側の圧力を ィードバック制御する。このフィードバッ 制御によって、所望の静荷重をワークWに加 ることができる。また、コントローラ2は、 テーブル31に設けられた加速度センサ35(図3) 検出結果に基づいて、テーブルの変位、速 、加速度振幅をフィードバック制御するこ が可能である。なお、加速度センサ35の代わ りに、変位や速度を計測する他のセンサを用 いても良い。
また、前述のように、ワークWが空気ばね 61と反力板13cとの間に挟み込まれることによ てワークWに静荷重を加えるようになってい るため、反力板13cには、ワークWを介して空 ばね61から大荷重を受けても変位又は変形し ないことが求められる。そのため、反力フレ ーム13の強度及び剛性は十分に高くする必要 ある。このため、図1に示されるように、反 力フレーム13の側板13aと反力板13cとによって 成されるコーナ、及び底板13cと側板13aによ て形成されるコーナには、夫々補強用のリ 13d及び13eが溶接されている。
本実施形態においては、上記の如く空気 ね61によって可動部20に比較的大きな荷重が 加えられるため、テーブル31が倒れず、且つ ムーズに鉛直方向に移動できるよう、テー ル31はリニアガイド機構40によってガイドさ れている。リニアガイド機構40について以下 明する。
図1~3に示されるように、リニアガイド機 40は、固定部10の筒状体12の上面に固定され フレーム部41を有する。フレーム部41は、筒 状体12にボルトで固定される底板41bと、側板4 1aとをL字状に組み合わせて溶接した部材であ る。また、フレーム部41の剛性及び強度を向 させるため、底板41bと側板41aによって形成 れるコーナにはリブ41cが形成される。
また、リニアガイド機構は、側板41aに固 された鉛直方向に伸びるレール44と、ラン ーブロック取付部材42を介してテーブル31に 定されたランナーブロック46とを更に有す 。ランナーブロック46とレール44とは係合し おり、ランナーブロック46と一体となった ーブル31は、レール44に沿ってスムーズに移 可能となる。
なお、本実施形態においては、図2に示さ れるように、フレーム部41、レール44及びラ ナーブロック46の組が、鉛直方向を中心とす る円周上に、約90度毎に計4組設けられており 、この4組によって4方からテーブル31がガイ されるようになっている。
次に、本実施形態によるリニアガイド40 レール44及びランナーブロック46(図2)の構成 ついて、図面を用いて詳細に説明する。図5 は、レール44及びランナーブロック46を、レ ル44の長軸方向に垂直な一面(すなわち水平 )で切断した断面図であり、図6は図5のII-II断 面図である。図5及び図6に示されるように、 ンナーブロック46にはレール44を囲むように 凹部が形成されており、この凹部にはレール 44の軸方向に延びる4本の溝46a、46a’が形成さ れている。この溝46a、46a’には、多数のステ ンレス鋼製のボール46bが収納されている。レ ール44には、ランナーブロック46の溝46a、46a と対向する位置にそれぞれ溝44a、44a’が設 られており、ボール46bが溝46aと溝44a、又は 46a’と溝44a’との間に挟まれるようになっ いる。溝46a、46a’、44a、44a’の断面形状は 弧状であり、その曲率半径はボール46bの半 と略等しい。このため、ボール46bは、あそ のほとんど無い状態で溝46a、46a’、44a、44a に密着する。
ランナーブロック46の内部には、溝46aの 々と略平行な4本のボール退避路46c、46c’が けられている。図6に示されるように、溝46a と退避路46cとは、夫々の両端でU字路46dを介 て接続されており、溝46a、溝44a、退避路46c びU字路46dによって、ボール46bを循環させる めの循環路が形成される。溝46a’、溝44a’ び退避路46c’によっても、同様の循環路が 成されている。
このため、ランナーブロック46がレール44 に対して移動すると、多数のボール46bが溝46a 、46a’、44a、44a’を転がりながら循環路を循 環する。このため、レール軸方向以外の方向 に大荷重が加わっていたとしても、多数のボ ールでランナーブロックを支持可能であると 共にボール46bが転がることによりレール軸方 向の抵抗が小さく保たれるので、ランナーブ ロック46をレール44に対してスムーズに移動 せることができる。なお、退避路46c及びU字 46dの内径は、ボール46bの径よりやや大きく っている。このため、退避路46c及びU字路46d とボール46bとの間に発生する摩擦力はごくわ ずかであり、それによってボール46bの循環が 妨げられることはない。
図示されているように、溝46aと44aに挟ま た二列のボール46bの列は、接触角が略±45° なる正面組合せ型のアンギュラ玉軸受を形 する。この場合の接触角とは、溝46a及び44a ボール46bと接触する接触点同士を結んだ線 、リニアガイドのラジアル方向(ランナーブ ロックからレールに向かう方向であり、図5 おける下方向)に対してなす角度である。こ ように形成されたアンギュラ玉軸受は、逆 ジアル方向(レールからランナーブロックに 向かう方向であり、図5における上方向)及び 方向(ラジアル方向及びランナーブロックの 進退方向の双方に直交する方向であり、図5 おける左右方向)の荷重を支持することがで る。
同様に、溝46a’と44a’に挟まれた二列の ール46bの列は、接触角(溝46a’及び44a’がボ ール46bと接触する接触点同士を結んだ線が、 リニアガイドの逆ラジアル方向に対してなす 角度)が略±45°となる正面組合せ型のアンギ ラ玉軸受を形成する。このアンギュラ玉軸 は、ラジアル方向及び横方向の荷重を支持 ることができる。
また、溝46aと44aの一方(図中左側)と、溝46 a’と44a’の一方(図中左側)にそれぞれ挟まれ た二列のボール46bの列もまた、正面組み合わ せ型のアンギュラ玉軸受を形成する。同様に 溝46aと44aの他方(図中右側)と、溝46a’と44a’ 他方(図中右側)にそれぞれ挟まれた二列の ール46bの列もまた、正面組合せ型のアンギ ラ玉軸受を形成する。
このように、本実施形態においては、ラ アル方向、逆ラジアル方向、横方向のそれ れに働く荷重に対して、多数のボール46bを する正面組合せ型のアンギュラ玉軸受が支 することになり、レール軸方向以外の方向 加わる大荷重を十分支持できるようになっ いる。
