パイオニア株式会社 (〒54 東京都目黒区目黒1丁目4番1号 Tokyo, 1538654, JP)
| 回転テーブルを備えた回転ステージと前記回転ステージを直線移動せしめて位置決めする直動ステージとを含む位置決め機構と、前記位置決め機構を収容する真空室と、前記真空室の外部と前記位置決め機構の内部とを連通せしめる少なくとも1つの屈曲自在な配管と、を含むステージ機構であって、 前記真空室は、前記位置決め機構の底面の下方に拡がる下方空間を有し、 前記配管が、前記位置決め機構の表面から前記下方空間を経て前記真空室の内壁に達していることを特徴とするステージ機構。 |
| 前記配管は、前記下方空間内においての前記真空室の内壁には非接触でありかつその中間部が垂下していることを特徴とする請求項1に記載のステージ機構。 |
| 前記配管の一方の端部は、前記位置決め機構の底面に結合していることを特徴とする請求項1又は2に記載のステージ機構。 |
| 前記配管の一方の端部は、前記位置決め機構の側面に結合していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載のステージ機構。 |
| 前記配管は複数であり、前記配管の各々を互いに離間した状態で拘束するクランパを更に有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載のステージ機構。 |
| 前記直動ステージは、貫通口を有し、 前記回転ステージは、前記貫通口に挿入されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1に記載のステージ機構。 |
| 回転テーブルを備えた回転ステージと前記回転ステージを直線移動せしめて位置決めする直動ステージとを含む位置決め機構と、前記回転ステージ上に設置されたディスク原盤に電子線を照射して記録マークを形成する電子線照射手段と、前記位置決め機構を収容する真空室と、前記真空室の外部と前記位置決め機構の内部とを連通せしめる少なくとも1つの屈曲自在な配管と、を含む電子線描画装置であって、 前記真空室は、前記位置決め機構の底面の下方に拡がる下方空間を有し、 前記配管が、前記位置決め機構の表面から前記下方空間を経て前記真空室の内壁に達していることを特徴とする電子線描画装置。 |
本発明は、記録ディスク原盤等のマスタ ング工程において使用し得る電子線描画装 およびそのステージ機構に関する。
光ディスクの原盤のマスタリング工程で 、通常、レジスト膜にレーザビームを露光 てピットや案内溝(グルーブ)を形成してい 。このマスタリング工程において用いられ いるレーザービームレコーダー(LBR)は、その 光源としてUV(紫外線)や、さらにビーム径を れるDeep-UV(遠紫外線)等を使用している。レ ザビームの露光の限界すなわち光ディスク 記録密度は、光の波長と対物レンズの開口 で定まる光の回折限界で決定される。近年 このレーザビームの露光限界を越えた微小 ピットやグルーブを形成し、光ディスクの 録密度の向上を図るべく、半導体プロセス おいて使用される電子線描画方式が検討さ ている。この電子線描画方式を採用するこ により、ブルーレイディスク等の高密度光 ィスクのみならず、高密度ハードディスク 将来技術として有望視されているディスク ートトラックメディアやパターンドメディ などの原盤製作への対応も見込まれる。
図1は、ディスク原盤のマスタリングに使 用される回転ステージ型電子線描画装置の構 成を示す図である。回転ステージ型電子線描 画装置には、Xステージ100と、Xステージ100上 積載された回転ステージ101と、電子光学鏡 103とが設けられている。ディスク原盤200は 回転ステージ上のターンテーブル104上に設 され、回転ステージ101が回転駆動すると同 にXステージ100がディスク半径方向(図1中の 印Aの方向)に移動することにより電子ビー の照射位置の位置決め制御がなされる。こ ように電子線描画装置のステージ機構は、 動ステージ(Xステージ)と回転ステージ(θス ージ)の組み合わせによって構成されること ら、一般にX-θステージと呼ばれている。電 子線描画装置に使用される回転ステージには 、ナノオーダの位置決め精度が要求されるこ とから、エアスピンドルが用いられるのが一 般的である。一方、電子ビームは大気雰囲気 中において著しく拡散、減衰する特性を有し ていることから、電子線の照射経路を真空に する必要があり、ステージ全体が真空室105内 に設置される。このため、従来から回転ステ ージにはエアスピンドルを真空容器で密閉し 、回転軸に磁性流体や差動排気等を利用した 真空用軸シールを施したものが使用されてい る。尚、装置に生じる振動を除去するべく、 装置全体が除振台106上に積載される。
真空室内においてエアスピンドルを動作 せるためには、空気軸受用の高圧空気やモ タ駆動用の電気信号等を真空室の外からエ スピンドルへ導入し、さらに軸受で消費し 空気を真空室外部に排出する手段が必要と る。かかる手段としては、従来からベロー やフレキシブルチューブ等の自在配管が使 されている。ここで、回転ステージはXステ ージ上に積載されているため、エアスピンド ルに接続される配管はXステージの移動に伴 変形することとなる。このXステージ移動中 おける配管の変形は、Xステージによる送り 動作の阻害要因となり、高精度の位置決め制 御の妨げとなり得る。非特許文献1には、図2 示すように回転ステージ上部側面から真空 隔壁までを結ぶ金属製フレキシブルチュー 107を横向きのU字形状となるように配置した 配管方法が開示されている。この場合、フレ キシブルチューブ107は、図3に示すような変 でXステージのストロークに対応する。この 成の場合、フレキシブルチューブの自重を えるための支持部材が必要となり、実際に 真空室の底面等がその役割を担う。そして 実際の動作を微視的に見ると、チューブが 形して移動していく際に、支持部材(真空室 の底面等)とフレキシブルチューブとの間に 擦が生じる。これが摩擦抵抗や微振動の原 となり、Xステージの移動精度を低下させる 因となっていた。また、従来、フレキシブ チューブ配管の内部には、軸受用高圧空気 給チューブやモータ駆動用給電線などがま めて通されており、比較的大口径(内径1イ チ以上)のフレキシブルチューブが使用され いた。その結果、その曲げ硬さによるXステ ージへの負荷がXステージの移動精度を低下 せる原因の1つとなっていた。スピンドルモ タの回転精度を高めるべく、完全非接触で る差動排気シールを採用した場合、配管の 数はさらに増加することとなり、上記問題 より深刻となる。
一方、非特許文献2、特許文献1には、X方向
伸縮自在なベローズを装備した装置が開示
れている。しかし、この場合ベローズのバ
力の他、ベローズの座屈防止のために設け
れた案内機構の摺動摩擦抵抗が、Xステージ
の移動精度を悪化させる原因となっていた。
本発明は、上記した点に鑑みてなされた のであり、回転ステージ配管によるXステー ジの移動負荷を低減することにより、より高 精度な位置決め制御が可能なステージ機構お よび、かかるステージ機構を装備した電子線 描画装置を提供することを目的とする。
本発明のステージ機構は、回転テーブル 備えた回転ステージと前記回転ステージを 線移動せしめて位置決めする直動ステージ を含む位置決め機構と、前記位置決め機構 収容する真空室と、前記真空室の外部と前 位置決め機構の内部とを連通せしめる少な とも1つの屈曲自在な配管と、を含むステー ジ機構であって、前記真空室は、前記位置決 め機構の底面の下方に拡がる下方空間を有し 、前記配管が、前記位置決め機構の表面から 前記下方空間を経て前記真空室の内壁に達し ていることを特徴としている。
また、本発明の電子線描画装置は、回転 ーブルを備えた回転ステージと前記回転ス ージを直線移動せしめて位置決めする直動 テージとを含む位置決め機構と、前記回転 テージ上に設置されたディスク原盤に電子 を照射して記録マークを形成する電子線照 手段と、前記位置決め機構を収容する真空 と、前記真空室の外部と前記位置決め機構 内部とを連通せしめる少なくとも1つの屈曲 自在な配管と、を含む電子線描画装置であっ て、前記真空室は、前記位置決め機構の底面 の下方に拡がる下方空間を有し、前記配管が 、前記位置決め機構の表面から前記下方空間 を経て前記真空室の内壁に達していることを 特徴としている。
1 回転ステージ
5 ターンテーブル
13 ハウジング
14 真空隔壁
16~19 フレキシブルチューブ
25 給電線
30 電子光学鏡筒
40 Xステージ
50 真空室
50a 上部領域(上方空間)
50b 下部領域(下方空間)
A1~A5 フィールドスルー
B1~B5 フィールドスルー
以下、本発明の実施例について図面を参 しつつ説明する。尚、以下に示す図におい 、実質的に同一又は等価な構成要素、部分 は同一の参照符を付している。
図4は、本発明の実施例であるエアスピン ドルを使用した回転ステージ1の断面図であ 。回転ステージ1の回転軸2にはスラスト板3 4およびターンテーブル5が接続されており、 これらによって回転部を構成している。ジャ ーナル軸受6およびスラスト軸受7はそれぞれ 小な空隙を介して回転軸2およびスラスト板 3、4に対向配置されている。軸受給気口8に圧 縮空気を供給すると、圧縮空気は供給通路9 経由してジャーナル軸受5およびスラスト軸 6を構成するノズルから噴射される。この圧 縮空気によって、回転軸2およびスラスト板3 よび4は、非接触状態で支持される。スラス ト板4の下方には、回転軸2に連結されたシャ ト10およびこのシャフト10に対して非接触状 態で駆動力を供給するACサーボモータ11が設 られている。また、回転軸からの空気の漏 は、軸に近接して設けられた複数の非接触 ール部20を差動排気することでシーリングさ れるようになっている。このように回転ステ ージ1の回転部は、固定部に対して完全に非 触の状態で支持されるので、回転に対する 擦抵抗を小さく抑え、超高精度な回転制御 実現している。
上記したエアスピンドルの構成部分のう 、ターンテーブル5以外の部分は、気密を保 った状態でハウジング13内部に収容される。 空隔壁14は、真空室の内側と外側とを密閉 保った状態で仕切る壁であり、回転ステー 1は、真空隔壁14の内側、すなわち真空室内 の真空雰囲気中に配設される。尚、真空隔 14の外側およびハウジング13内部は大気圧と っている。
真空隔壁14にはフィールドスルーA1~A5が、 回転ステージ1のハウジング13底面にはフィー ルドスルーB1~B5がそれぞれ設けられている。 ィールドスルーは、隔壁内外の配管や配線 士の連結部を形成するものであり、連結部 から真空室内に空気が漏出しないように気 性が確保されている。真空隔壁14の内外に る配管および配線はこのフィールドスルー 介してなされる。すなわち、エアスピンド への圧縮空気の供給、エアスピンドルから 空気の排出、およびACサーボモータ11の駆動 力の供給はフィールドスルーを介してなさ る。軸受給気口8とフィールドスルーB1との は、給気管15が配管される。フィールドス ーB1とフィールドスルーA1との間は、例えば テンレス等の金属からなる外径が1/2インチ 下の小径のフレキシブルチューブ16が配管 れる。かかる配管によって、真空室内の真 度を保ったまま真空隔壁14の外側からエアス ピンドルに圧縮空気の供給が可能となる。ま た、ACサーボモータ11とフィールドスルーB2と の間およびフィールドスルーB2とフィールド ルーA2との間には、それぞれ給電線25が配線 される。これにより、真空室内の真空度を保 ったまま真空隔壁14の外側からACサーボモー 11に駆動電力の供給がなされる。また、フィ ールドスルーB3とフィールドスルーA3との間 は例えば1/2インチ以下の小径のフレキシブ チューブ17が配管される。これにより、真空 軸受5および6に供給された圧縮空気の一部は フレキシブルチューブ17を経由して真空隔 14の外側に排気される。さらに、軸受排気口 21、22とフィールドスルーB4およびB5との間に 排気管23、24がそれぞれ配管され、フィール ドスルーB4およびB5とフィールドスルーA4およ びA5との間には、例えば1/2インチ以下の小径 フレキシブルチューブ18および19がそれぞれ 配管される。かかる配管によって非接触シー ル部20に流入した空気を真空隔壁14の外側に 動排気することが可能となる。
ハウジング13の底面に設けられたフィー ドスルーB1~B5と、真空隔壁14に設けられたフ ールドスルーA1~A5とを結ぶフレキシブルチ ーブ16~19および給電線25の各々は、図4に示す 如く、略U字形状をなすようにその中間部分 垂下した状態で配管される。このように、 発明に係るステージ機構においては、エア ピンドルの給気、排気、給電のための配管 よび配線は、それぞれ独立に設けられ、従 装置において用いられていたベローズや案 筒等のパーツは使用しない。
次に図5は、上記した回転ステージ1を搭 した本発明に係る電子線描画装置の構成を す図である。電子光学鏡筒30は、電子銃31、 ンデンサレンズ32、ブランキング電極33、ア パーチャ34、偏向器35、フォーカスレンズ36、 対物レンズ37等により構成される。電子銃31 ら放出された電子はコンデンサレンズ32によ ってブランキング電極中心に集束され、クロ スオーバポイントを作り、その後アパーチャ 34、偏向器35を経由して対物レンズ37によって 記録原盤に集束される。電子ビームの変調は ブランキング電極によって電子ビームを偏向 させ、アパーチャで遮断することによって行 われる。
Xステージ40および回転ステージ1を密閉状 態で収容する真空室50には、Xステージ40の底 の下方に拡がる掘り込み状の空間が設けら ている。Xステージ40およびターンテーブル5 を含む回転ステージ上部は、この掘り込み状 の空間よりも上方の空間(以下第1領域と称す )50a内に収容される。一方、回転ステージ下 部およびエアスピンドルの給気、排気、給電 用等の配管は、掘り込み状の空間(以下第2領 と称する)50b内に配設される。図5に示すよ に第2領域50bの幅寸法(図5中の横方向)は、図5 に示すように第1領域50aの幅寸法よりも小さ 形成することができるが、少なくともXステ ジ40の移動工程を確保できる幅寸法となっ いる。
Xステージは、図中の矢印A方向(X方向)に 長する送りネジ41と、送りネジ41の一端に連 されたシャフト42と、真空室50外部に設けら れシャフト42を回転駆動するモータ43と、送 ネジ41と螺合する雌ネジ45と、雌ネジ45に固 されたステージ部44と、第1領域50aの底面に 定され送りネジ41の他端と接続するベース部 46、を含む。モータ43が駆動されると、シャ ト42を通じて送りネジ41が静止位置で回転し これにより雌ネジ45およびステージ部44がX 向に移動する。ステージ部44には貫通口が設 けられており、回転ステージ1はこの貫通口 挿入される。回転ステージ1は、その外周部 突出形成されたフランジ部80においてステ ジ40に固設され、支持される。これにより、 回転ステージ1は、Xステージ40の移動に伴っ X方向に移動する。ディスク原盤200は、回転 テージ上のターンテーブル5上に設置され、 回転ステージ1が回転駆動すると同時にXステ ジ40がディスク半径方向(図5中の矢印Aの方 )に移動することにより電子ビームの照射位 の位置決め制御がなされる。
Xステージ40を挿通する回転ステージ1の下 部は、第2領域50b内に入り込む形態で搭載さ る。従って、回転ステージ1のハウジング底 に取り付けられたフレキシブルチューブ16~1 9および給電線25は、第2領域内において配管 よび配線がなされる。上記したフィールド ルーA1~A5は、第2領域50bの側壁に設けられ、 れらと回転ステージのハウジング底面に設 られたフィールドスルーB1~B5との間には、略 U字形状をなすようにフレキシブルチューブ16 ~19および給電線25が取り付けられる。これら 配管および配線は、Xステージ40の移動工程 おいて真空室内の側面や底面に接触しない うに宙に浮いた状態で懸垂している。
尚、装置に生じる振動を除去するべく除 台を使用する場合には、除振台90に貫通口 形成し、第2領域50bをこの貫通口に挿入し、 1領域50aの底面を除振台90上に積載すること 安定性が確保される。
上記した形態で配管がなされた装置にお て、Xステージ40がX方向に移動したときのフ レキシブルチューブ16~19の動作について図6を 参照しつつ説明する。フレキシブルチューブ の各々は、上記したように真空室の第2領域50 b内において、回転ステージのハウジング底 と真空隔壁14との間でU字形状をなして懸垂 ている。この状態において、Xステージ40がX 向に移動すると、これに伴い回転ステージ1 がX方向に移動する。フレキシブルチューブ 図6に示すようにその曲率半径が変化するこ で、Xステージの移動工程に対応する。ここ でフレキシブルチューブの各々は、Xステー の移動工程において真空室内の真空隔壁14に 接触することがないように、宙に浮いた状態 で懸垂しているので、摩擦などの非線形の外 乱が排除される。
ここで、フレキシブルチューブの曲げ剛 は、実際にはコルゲーション形状を考慮す 必要があり複雑な計算が必要であるが、そ 条件が変わらないものとして単純モデル化 れば、円管の曲げ剛性として考えられる。 なわち、曲げ剛性は、断面2次モーメントに 比例するため、同じ肉厚の円管では、口径の 3乗に比例することになる。一方、複数の同 口径の管を並列に並べた場合の断面2次モー ントは管の本数に比例する。従って、従来 置のように、内部に複数の配管を通すため 大口径のフレキシブルチューブを使用する りも、本実施例の如く、給気、排気および 電のための配管をそれぞれ独立に設け、各 を小口径とすることにより、配管の曲げ剛 を小さくすることができる。これにより、X ステージの移動負荷を軽減することができ、 高精度な位置決め制御が達成されるのである 。
尚、各配管の長さや設置間隔によっては U字形状に懸垂したフレキシブルチューブ同 士が接触し、これらが摩擦抵抗となってXス ージ40の移動精度を低下させる恐れがある。 これを防止するためには、図7に示すように 各チューブが互いに離間した状態でチュー 同士を拘束するクランパ91を適所に設けるこ とが望ましい。また、このクランパを設ける ことにより、U字状配管に生じた振動のダン ング効果も期待できる。真空用金属フレキ ブルチューブとして一般的に使用されてい ステンレス製のフレキシブルチューブは、 れ単体では制振性が良好ではないが、複数 フレキシブルチューブを拘束することで、 動エネルギーが分散され、共振を小さく抑 ることが可能となる。尚、金属フレキシブ チューブを柔軟なブレード(編組線)等で被覆 することによっても、振動ダンピング効果が 期待できる。また、フィールドスルー間を繋 ぐ配管は、金属フレキシブルチューブ限らず 、例えば真空中で脱ガスの少ない樹脂系チュ ーブであってもよい。
また、上記した実施例においては、回転 テージ1のハウジング13底面にフィールドス ーを設ける構成としたが、これに限定され 、例えば図8に示す如く、真空室の第2領域50 b内に侵入した回転ステージ下部の側面にフ ールドスルーB1~B5を設け、これらと、真空隔 壁14に設けられたフィールドスルーA1~A5との にフレキシブルチューブ16~19および給電線25 略U字形状をなすように懸垂させることとし てもよい。この場合においても、U字状配管 各々は、Xステージ40の移動工程において真 室50内の側面および底面等に接触しないよう に配管される。
以上の説明から明らかなように、本発明 係るステージ機構および電子線描画装置に れば、真空室がXステージの下方に拡がる掘 り込み状の空間を有し、回転ステージと真空 隔壁との間を結ぶ配管および配線はこの空間 内に配設される。そして、これらの配管およ び配線は、この空間内において真空室の内壁 等に接触することなくXステージの移動に対 して変形できるように配設されるので、Xス ージの移動中の摩擦抵抗および振動を大幅 低減することができる。故に、ディスク原 の位置決め制御をより高精度に行うことが 能となり、高密度記録に適した微小ピット 形成が可能となる。また、これらの配管の 々は、小口径のフレキシブルチューブを用 てそれぞれ独立に設けることでXステージの 移動負荷をさらに低減させることができ、ま た、従来装置において使用されていたベロー ズや案内筒等のパーツを用いることなく構成 できるので、低コストと高信頼性を両立させ ることができる。
Next Patent: VARIABLE-RESISTANCE MEMORY AND ITS DATA WRITE-IN METHOD
