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Patent Searching and Data


Title:
ELECTRON GUN AND ELECTRON BEAM EXPOSURE SYSTEM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/120341
Kind Code:
A1
Abstract:
An electron gun and an electron beam exposure system which can be used stably over a long term by reducing the quantity of sublimation of an electron source and decreasing the emission angle of a beam. The electron gun comprises an electron acceleration section (40), which is arranged to face the electron emission surface of an electron source (20) and has an acceleration electrode (25) for accelerating electrons and a magnetic field generating section (41); an extraction electrode (21) arranged between the electron emission surface and the acceleration electrode in order to extract electrons from the electron emission surface; and a suppressor electrode (24) arranged on the side of the electron emission surface opposite to the extraction electrode in order to suppress emission of electrons from the side face of the electron source. Thermal field emission electrons are emitted by applying an electric field to the electron emission surface while sustaining the temperature low enough not to cause sublimation of material of the electron source.

Inventors:
YASUDA, Hiroshi (32-1 Asahi-cho 1-chome, Nerima-k, Tokyo 71, 1790071, JP)
安田 洋 (〒71 東京都練馬区旭町1丁目32番1号 株式会社アドバンテスト内 Tokyo, 1790071, JP)
HARAGUCHI, Takeshi (32-1 Asahi-cho 1-chome, Nerima-k, Tokyo 71, 1790071, JP)
原口 岳士 (〒71 東京都練馬区旭町1丁目32番1号 株式会社アドバンテスト内 Tokyo, 1790071, JP)
Application Number:
JP2007/056800
Publication Date:
October 09, 2008
Filing Date:
March 29, 2007
Export Citation:
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Assignee:
ADVANTEST CORPORATION (32-1, Asahi-cho 1-chome Nerima-k, Tokyo 71, 1790071, JP)
株式会社アドバンテスト (〒71 東京都練馬区旭町1丁目32番1号 Tokyo, 1790071, JP)
Educational Foundation Meijo University (1-501, Shiogamaguchi Tempaku-ku, Nagoya-sh, Aichi 02, 4688502, JP)
学校法人名城大学 (〒02 愛知県名古屋市天白区塩釜口1丁目501番地 Aichi, 4688502, JP)
YASUDA, Hiroshi (32-1 Asahi-cho 1-chome, Nerima-k, Tokyo 71, 1790071, JP)
安田 洋 (〒71 東京都練馬区旭町1丁目32番1号 株式会社アドバンテスト内 Tokyo, 1790071, JP)
International Classes:
H01J37/065; H01J3/02; H01J37/305
Attorney, Agent or Firm:
OKAMOTO, Keizo (OKAMOTO PATENT OFFICE, Yamanishi Bldg. 4F,11-7, Nihonbashi Ningyo-cho 3-chom, Chuo-ku Tokyo 13, 1030013, JP)
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Claims:
 電子を放出する電子源と、
 前記電子源の電子放出面と対向して配置され、前記電子を加速する加速電極と磁界発生部とを備える電子加速部と、
 前記電子放出面と前記加速電極との間に配置され、当該電子放出面から電子を引き出す引き出し電極と、
 前記電子放出面の前記引き出し電極と反対側に配置され、前記電子源の側面からの電子放出を抑制するサプレッサー電極と、
 を有する電子銃において、
 前記電子源の材料の昇華が発生しない程度の低い温度に保ちながら前記電子放出面に電界を印加して熱電界放出電子を放出させ、当該熱電界放出電子による電子ビームを収束させることを特徴とする電子銃。
 前記磁界発生部は、前記電子源に対向する加速電極側をN極又はS極とする永久磁石であることを特徴とする請求項1に記載の電子銃。
 前記永久磁石は、リング型磁石であることを特徴とする請求項2に記載の電子銃。
 前記サプレッサー電極は磁性体で形成されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の電子銃。
 更に、前記引き出し電極と電子加速部の間に静電レンズと、
 前記電子加速部に電磁コイルと
を有し、
 前記静電レンズ又は電磁コイルに供給する電圧又は電流を調整して、前記電子ビームを収束させることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の電子銃。
 更に、前記サプレッサー電極を間にし前記磁界発生部と反対側に永久磁石が配置されることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の電子銃
 前記電子源の材料は六ホウ化ランタン(LaB 6 )又は六ホウ化セリウム(CeB 6 )であることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の電子銃。
 前記電子源の先端部の電子放出面以外の電子源の側面は前記電子源と異なる仕事関数の大きな物質で覆われていることを特徴とする請求項7に記載の電子銃。
 前記異なる物質は、カーボンであることを特徴とする請求項8に記載の電子銃。
 前記温度は、1100℃から1450℃であることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の電子銃。
 前記電子源は、前記電子放出面が平面、凸面又は球形の形状を有することを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の電子銃。
 請求項1から11のいずれか一項に記載の電子銃を有することを特徴とする電子ビーム露光装置。
Description:
電子銃及び電子ビーム露光装置

 本発明は、電子銃及び電子ビーム露光装 に関し、特に、電子銃材料の消耗を抑制す のに好適な電子銃及び電子ビーム露光装置 関する。

 近年、電子ビーム露光装置において、ス ープットの向上を図るために、マスクに可 矩形開口又は複数のマスクパターンを用意 、ビーム偏向によりそれらを選択してウエ に転写露光している。このような複数のマ クパターンを用いる露光方法の一つとして 部分一括露光をする電子ビーム露光装置が 案されている。部分一括露光では次のよう してパターンを試料面に転写している。す わち、マスク上に配置した複数個のパター からビーム偏向により選択した一つのパタ ン領域にビームを照射してビーム断面をパ ーンの形状に成形する。さらにマスクを通 したビームを後段の偏向器で偏向振り戻し 電子光学系で決まる一定の縮小率に縮小し 試料面に転写する。

 また、このような露光装置においては、 幅精度を確保することも、スループットを 上させるために重要となる。線幅精度を確 するためには、電子銃から放出される電子 ームの強さに経時変化がないことが要求さ る。電子ビームの強度が経時変化して弱く ると、露光の程度が漸次低下する。これを うために、露光時間を増やそうとすると、 御が面倒になるばかりではなく、スループ トが低下してしまうからである。

 電子銃から電子を放出させる方法として 一般に、熱電子放出型と電界放出型に大別 れる。このうち、熱電子放出型電子銃は、 熱することにより電子を放出するカソード 、カソードから放出した電子を収束して電 線束を作り出すウェーネルト及び収束した 子線を加速するアノードから構成される。

 上記の熱電子放出型電子銃を使用すると 電子銃に使用されている電子源(チップ)が 子を放出するに伴い、チップを構成する物 が昇華、蒸発し、量が減るので、電子放出 が変形する現象が発生する。この現象を防 するために種々の対策が検討されている。 えば、特許文献1には、チップの表面をタン ステン(W)及びレニウム(Re)からなる二層構造 膜で覆い、チップの消耗を少なくするように した電子銃が開示されている。

 上述したように、熱電子放出型電子銃を 用すると、電子銃を構成するチップは電子 放出するだけでなくチップ物質自体が昇華 る場合がある。これは、熱電子放出の場合 は電子発生物質の昇華開始温度以上に温度 高くして電子を放出するために、チップに いて昇華が起こるためであると考えられて る。

 この昇華により、電子を放出するチップの 状が変化し、可変矩形ビームや部分一括パ ーンビームが均一に照射できなくなり、放 される電子ビームの強度が低下していく。 えば、チップとして六ホウ化ランタン(LaB 6 )を使用し、温度を1500℃とした熱電子放出型 子銃の場合、1ヶ月の使用で10μmの昇華が発 していた。

 また、上述した昇華により、チップ物質、 えば、LaB 6 や六ホウ化セリウム(CeB 6 )がグリッドの裏面に付着する。この付着物 ウィスカになり、この上に電子がチャージ れ、微小放電を起こす場合がある。このよ な微小放電が発生すると、電子ビームの量 照射位置が安定しないという現象が起こり 電子ビーム露光装置が正常に使用できなく る。また、調整等に時間がかかり、スルー ットが低下してしまう。最大の問題点は微 放電発生時に描画されたパターンでは信頼 が損なわれると言うことであるので、電子 付近の微小放電の撲滅が電子ビーム露光装 の高信頼度化には不可欠のことになる。即 電子銃材料の昇華量をいかに削減するかが 高信頼度化・高安定化には不可欠な開発要 となる。

 一方、電子ビーム露光装置では、マスク を試料面上で均一に照射するために、ケー ー照明法が採用されている。ケーラー照明 では、電子銃のクロスオーバー像が最終レ ズの瞳に形成される。電界放出型電子銃で 、仮想的クロスオーバー像の大きさは2-3μm 度と小さい。このクロスオーバー像の大き が小さいと、照度が小さく、電流密度が小 くなり、露光スループットが低下するとい 不都合が発生する。

 また、クロスオーバー像の大きさが小さ と、電子銃からのビーム放出角度が大きく る。このため、多くの電子が加速電極に衝 し、加速電極の温度上昇を引き起こして真 度の低下を起こすおそれがある。

 なお、特許文献1ではチップの表面をタング ステンとレニウムからなる二層構造で覆うこ とにより、チップの消耗を少なくしているが 、二層構造で覆われていない電子放出面の昇 華による形状の変化を防止することはできな い。

特開平8-184699号公報

 本発明は、かかる従来技術の課題に鑑み されたものであり、電子源の昇華量を削減 るとともに、ビームの放出角度を小さくし 長期間安定に使用することのできる電子銃 び電子ビーム露光装置を提供することを目 とする。

 上記した課題は、電子を放出する電子源 、前記電子源の電子放出面と対向して配置 れ、前記電子を加速する加速電極と磁界発 部とを備える電子加速部と、前記電子放出 と前記加速電極との間に配置され、当該電 放出面から電子を引き出す引き出し電極と 前記電子放出面の前記引き出し電極と反対 に配置され、前記電子源の側面からの電子 出を抑制するサプレッサー電極と、を有す 電子銃において、前記電子源の材料の昇華 発生しない程度の低い温度に保ちながら前 電子放出面に電界を印加して熱電界放出電 を放出させ、当該熱電界放出電子による電 ビームを収束させることを特徴とする電子 により解決する。

 この形態に係る電子銃において、前記磁 発生部は、前記電子源側に対向する加速電 側をN極又はS極とする永久磁石であっても く、前記永久磁石は、リング型磁石であっ も良く、前記サプレッサー電極は磁性体で 成されるようにしても良い。

 本発明では、電子加速部に永久磁石を配 している。これにより、電子銃の引き出し 極付近に軸対称な磁界が重畳され、レンズ 用を持たせている。このレンズ作用によっ 、引き出し電極を通過したビームが収束作 を受け、加速電極近傍にクロスオーバー像 拡大像を形成することができる。このよう 、短い距離でクロスオーバー像の拡大像を 成することができ、ベルシェ効果を最小に て電子エネルギー分布の広がりを小さくす ことができる。また、クロスオーバー像の 大像を形成することにより、電流密度が小 いことによる露光スループットの低下を防 することが可能になる。

 また、電子ビームが収束作用を受けるこ により、電子ビームの開き角度が小さくな ため、加速電極に衝突する電子を極力少な することができる。これにより、加速電極 温度上昇が抑制され、真空度の低下を防止 ることが可能となる。

 また、上記形態に係る電子銃において、前 電子源の材料は六ホウ化ランタン(LaB 6 )又は六ホウ化セリウム(CeB 6 )であっても良く、前記電子源の先端部の電 放出面以外の電子源の側面は前記電子源と なる仕事関数の大きな物質で覆われている うにしても良い。また、前記異なる物質は カーボンであっても良く、前記温度は、1100 から1450℃としてもよい。

 本発明では、電子源のチップの先端部の電 放出面のみを露出させ、その他の側面部分 異種物質でカバーしている。例えば、電子 生材料としてLaB 6 を使用した場合、この異種物質は例えばカー ボン(C)である。このような電子源を有する電 子銃を低温で動作させるため、チップの昇華 がほとんど起こらない。これにより、電子源 の電子放出面が変形することなく、電子銃を 長期間安定して使用することができる。

 また、チップの昇華が起こらない温度で 子銃を動作させるために強電界をかけても カーボンで電子源の側面を覆っているため 電子源の側面から電子が放出されることは い。これにより、電子ビームの形状が変わ ことがなく、不必要な箇所が高温になって 空度が下がるという現象を防止することが きる。

図1は、本発明に係る電子ビーム露光装 置の構成図である。 図2は、本発明に係る電子銃の構成図で ある。 図3(a)、(b)は、電子加速部の構成及び磁 界分布の一例を示す図(その1)である。 図4(a)、(b)は、電子加速部の構成及び磁 界分布の一例を示す図(その2)である。 図5(a)、(b)は、電子源から放出される電 子ビームの軌道の一例を示す図である。 図6は、電子源と電極の位置関係を示す 図である。 図7(a)、(b)は、電子源の先端部の形状を 示す断面図(その1)である。 図8(a)~(e)は、電子源の先端部の形状を す断面図(その2)である。 図9は、図2の電子銃に係る電子源及び 極の一例を示す構成図である。 図10は、電子の放出を制限する領域を 明する電子源の断面図である。

 以下、本発明の実施の形態について、図 を参照して説明する。

 はじめに、電子ビーム露光装置の構成に いて説明する。次に、電子銃の構成につい 説明し、電子銃のうち本発明の特徴部分で る電子加速部の構成及び動作、及び電子源 構成について説明する。次に、電子源の表 に電子放出を制限する領域を形成する方法 ついて説明する。

 (電子ビーム露光装置の構成)
 図1に、本実施形態に係る電子ビーム露光装 置の構成図を示す。

 この電子ビーム露光装置は、電子光学系 ラム100と、電子光学系コラム100の各部を制 する制御部200とに大別される。このうち、 子光学系コラム100は、電子ビーム生成部130 マスク偏向部140及び基板偏向部150によって 成され、その内部が減圧される。

 電子ビーム生成部130では、電子銃101から 成した電子ビームEBが第1電磁レンズ102で収 作用を受けた後、ビーム整形用マスク103の 形アパーチャ103aを透過し、電子ビームEBの 面が矩形に整形される。

 その後、電子ビームEBは、マスク偏向部14 0の第2電磁レンズ105によって露光マスク110上 結像される。そして、電子ビームEBは、第1 第2静電偏向器104、106により、露光マスク110 に形成された特定のパターンSiに偏向され、 の断面形状がパターンSiの形状に整形され 。

 なお、露光マスク110はマスクステージ123 固定されるが、そのマスクステージ123は水 面内において移動可能であって、第1、第2 電偏向器104、106の偏向範囲(ビーム偏向領域) を超える部分にあるパターンSを使用する場 、マスクステージ123を移動することにより そのパターンSをビーム偏向領域内に移動さ る。

 露光マスク110の上下に配された第3、第4 磁レンズ108、111は、それらの電流量を調節 ることにより、電子ビームEBを基板W上で結 させる役割を担う。

 露光マスク110を通った電子ビームEBは、 3、第4静電偏向器112、113の偏向作用によって 光軸Cに振り戻された後、第5電磁レンズ114に ってそのサイズが縮小される。

 マスク偏向部140には、第1、第2補正コイ 107、109が設けられており、それらにより、 1~第4静電偏向器104、106、112、113で発生する ーム偏向収差が補正される。

 その後、電子ビームEBは、基板偏向部150 構成する遮蔽板115のアパーチャ115aを通過し 第1、第2投影用電磁レンズ116、121によって 板W上に投影される。これにより、露光マス 110のパターンの像が、所定の縮小率、例え 1/10の縮小率で基板Wに転写されることにな 。

 基板偏向部150には、第5静電偏向器119と電 磁偏向器120とが設けられており、これらの偏 向器119、120によって電子ビームEBが偏向され 基板Wの所定の位置に露光マスクのパターン の像が投影される。

 更に、基板偏向部150には、基板W上におけ る電子ビームEBの偏向収差を補正するための 3、第4補正コイル117、118が設けられる。

 基板Wは、モータ等の駆動部125により水平 方向に移動可能なウエハステージ124に固定さ れており、ウエハステージ124を移動させるこ とで、基板Wの全面に露光を行うことが可能 なる。

 一方、制御部200は、電子銃制御部202、電 光学系制御部203、マスク偏向制御部204、マ クステージ制御部205、ブランキング制御部2 06、基板偏向制御部207及びウエハステージ制 部208を有する。これらのうち、電子銃制御 202は電子銃101を制御して、電子ビームEBの 速電圧やビーム放出条件等を制御する。ま 、電子光学系制御部203は、電磁レンズ102、10 5、108、111、114、116及び121への電流量等を制 して、これらの電磁レンズが構成される電 光学系の倍率や焦点位置等を調節する。ブ ンキング制御部206は、ブランキング電極127 の印加電圧を制御することにより、露光開 前から発生している電子ビームEBを遮蔽板115 上に偏向し、露光前に基板上に電子ビームEB 照射されるのを防ぐ。

 基板偏向制御部207は、第5静電偏向器119へ の印加電圧と、電磁偏向器120への電流量を制 御することにより、基板Wの所定の位置上に 子ビームEBが偏向されるようにする。ウエハ ステージ制御部208は、駆動部125の駆動量を調 節して、基板Wを水平方向に移動させ、基板W 所望の位置に電子ビームEBが照射されるよ にする。上記の各部202~208は、ワークステー ョン等の統合制御系201によって統合的に制 される。

 (電子銃の構成)
 図2に、電子銃101の構成図を示す。本実施形 態において、電子銃101は熱電界放出型を使用 する。電子銃101は、電子源20と、引き出し電 21と、引き出し電極21の下方に配置される加 速電極25と、電子源20の両側に配されたカー ン製の電子源加熱用発熱体22と、電子源20と 子源加熱用発熱体22とを支持する支持具23と 、支持具23を支持して囲んでいるサプレッサ 電極24とを有している。電子源は、例えば 結晶のLaB 6 またはCeB 6 を用いる。

 引き出し電極21は、電子源20の先端に強い 電界を作り電子源20から電子を放出させるた の電圧が印加される電極であり、例えば、 子源20の電子放出面から2mm以下の距離に設 される。

 加速電極25は、電子源20から放出された電 子を加速させるための電圧が印加される電極 であり、例えば、引き出し電極21から20mmの距 離に設置される。

 このように構成された電子銃101において 電子銃制御部202は電子源加熱用電流を電子 加熱用発熱体22に加え続けて電子源20を1300 に加熱し、電子源20を一定温度に保った状態 で、サプレッサー電極24と引き出し電極21の に強電界を印加して電子源20から電子を引き 出す。さらに、引き出し電極21の下方に配し 加速電極25に電圧を印加して、所定のエネ ギーの電子ビーム29を取り出し、電子ビーム 29をウエハステージ124上に固定されているレ ストが塗布された基板Wに照射させることに よって電子ビーム露光がなされる。

 ここで、サプレッサー電極24にかける電 は-0.1~-0.5kVであり、引き出し電極21にかける 圧は2.0~4.0kVである。これらの電圧は電子源2 0の電位に対する値であって、通常は真のア スグランドに対しては電子源20が-50kVである で、-50kVを加算した値になる。

 なお、本実施形態では、電子源20を加熱 ながら強電界をかけて電子放出させている このため、電子源20の表面にガス分子が吸着 することを防止でき、電子ビームの輝度の低 下を防止することができる。

 また、上記した電極に加えて、引き出し 極21と加速電極25の間に、静電レンズ電極26 設置するようにしてもよい。静電レンズ電 26は、電子源20から照射される電子照射の開 き角度を調整するために使用される。

 (電子加速部の構成及び動作)
 次に、本実施形態で使用する電子加速部40 構成及び動作について図3から図5を参照して 説明する。

 本実施形態で対象とする熱電界放出型電 銃では、仮想的なクロスオーバー像のサイ が小さい。従って、可変矩形や部分一括図 を使用する電子ビーム露光装置では、放出 れた電子ビームのクロスオーバー像のサイ を大きくすることが、効率的に露光を行う めに重要となる。

 通常、加速電極25を通過した後の電子ビ ムに対し、電磁レンズで構成した拡大レン によってクロスオーバー像の拡大像(以後、 ロスオーバー拡大像とも呼ぶ)を形成するこ とが行われている。しかし、このような電磁 レンズでは、クロスオーバー拡大像を形成す るまでの距離が長くなり、ベルシェ効果によ って電子エネルギー分布が広がってしまうと いう問題が発生する。

 そこで、本発明者等は、クロスオーバー 大像を形成する距離を短くするために、加 電極部分に着目した。

 図3及び図4は、磁界重畳型電子銃の構成 び動作を説明する図である。図3(a)に示すよ に、磁界重畳型電子銃は、電子源20から発 した電子を加速させる電子加速部40を有して いる。

 電子加速部40は、加速電極25と、永久磁石 41と、磁界強度調整用コイル42と、磁界漏れ 止用板43で構成される。電子源20側に配置さ る加速電極25と、ウエハステージ124側に配 される磁界漏れ防止用板43との間に、永久磁 石41と磁界強度調整用コイル42が配置される

 永久磁石41としては、ネオジウム磁石、 ェライト磁石、サマリウムコバルト磁石等 あるが、磁界強度の大きな磁石が望ましい これら3種の磁石のうち、例えばネオジウム 石は、キューリー点が300℃と一番低いが、 界強度は一番強い。従って、加速電極25近 の温度が300℃に達しない場合には、ネオジ ム磁石を使用することが望ましい。

 永久磁石41の形状は、例えばリング型で り、引き出し電極21側をN極又はS極とし、ウ ハステージ124側をS極又はN極とするように 置する。なお、永久磁石41の形状はリング型 に限らず、加速電極25とサプレッサー電極24 間に磁場を形成できる形状であればよい。

 磁界強度調整用コイル42は、永久磁石41によ る磁界分布を微調整して電子ビームが加速電 極25付近にクロスオーバー拡大像を形成する うにするためのコイルである。
磁界漏れ防止用板43は、永久磁石41による磁 強度が弱くなることのないように磁束の漏 を防止するための板であり、例えば、純鉄 円板状に形成される。

 以下に、電子加速部40に永久磁石41を配置 することによって、電子加速部40近傍の光軸 に、クロスオーバー拡大像を形成できるこ について説明する。

 図3(a)の破線45は、サプレッサー電極24を 鉄で形成したときの磁力線45の一部を示して いる。

 図3(a)に示すように、磁力線45は永久磁石4 1のN極から純鉄製のサプレッサー電極24に向 い、サプレッサー電極24を通って、永久磁石 41のS極に戻る。

 電子源から放射状に放出される電子ビー は、永久磁石41によって形成される磁場の を通過することになる。この磁界は、磁界 直交する電子ビームの速度成分に作用し、 子の軌道は光軸方向へ曲げられる。

 図3(b)は、電子加速部40とサプレッサー電 24との間の磁界強度を示した図である。図3( b)の横軸は、永久磁石41からの光軸方向の距 を示し、縦軸は、磁界強度を示す。磁力線45 は永久磁石41の表面(N極)からサプレッサー電 24に向かって直進するため、磁界強度は永 磁石41の表面からサプレッサー電極24に向か て直線的に減衰する。

 なお、本実施形態では、永久磁石41の電 源に対向する加速電極25側をN極として説明 たが、電子源に対向する加速電極25側をS極 しても良い。

 図3(b)のように直線的に磁界強度が変化し ている場合、加速電極25に近づくにつれ電子 軌道変化は大きくなり、加速電極25近傍で ロスオーバー拡大像47を形成する。

 図5は、電子源51から発生する電子ビーム 54,55を示した図である。図5(a)は、電子源51 ら発生する電子ビームが電磁界の影響を受 ない場合の軌道54を示している。熱電界放出 型電子銃の場合、仮想的クロスオーバー52は さく、電子源51から放射状に広がった電子 ーム54となる。このような電子ビーム54は、 3に示したように、磁界の作用を受けること により収束した電子ビーム55となる。その結 、クロスオーバーの拡大像53を短い距離で 成することができる。

 電子ビームが適正に収束され、クロスオ バー像が適正に生成されたか否かの確認は 例えばファラデーカップのような電子ビー の電流値を検出する検出器を用いて周知の 法により行う。すなわち、クロスオーバー 大像のビーム径より大きなアパーチャを用 し、そのアパーチャ上を通過するように電 ビームを走査して電流値の変化を調べる。 パーチャ通過の際に電流値変化がなだらか あれば所定のビーム径が得られ、電流値変 が急峻であれば、ビーム径が小さいと判定 きる。また、磁界強度調整用コイル42に供 する電流を変え、電子ビームの電流値を測 し、最大の電流値が検出されたとき、クロ オーバー拡大像が得られたと判定しても良 。

 図4は、電子加速部40に永久磁石41を用い 他の一例である。

 図4(a)の破線46は、サプレッサー電極24を 磁性体、例えばステンレスで形成したとき 磁力線46の一部を示している。また、図4(b) 、電子加速部40とサプレッサー電極24との間 磁界強度を示した図である。

 図4(a)は、サプレッサー電極24が非磁性体 あるため、磁力線46はサプレッサー電極24に 向かって直進せず、曲線軌道を描いてS極に る。よって、磁界強度分布は、図4(b)に示す うに、加速電極25近辺では磁界強度が強く 加速電極25から離れるに従って磁界強度の減 少の割合が大きくなる。

 このような磁場の中を電子ビームが進行 ると、磁界の作用により、電子の軌道が光 方向へ曲げられる。ただし、引き出し電極2 1を通過した直後は磁界強度が弱いため電子 受ける磁界の影響は小さく、放出電子ビー の広がりは永久磁石41を設けない場合と大き な違いはない。加速電極25に近くなると磁界 影響を受け、電子は急速に光軸方向へ曲げ れ、クロスオーバー拡大像48を形成する。

 このように、永久磁石41によって発生す 磁界により、電子源20から照射される電子照 射の開き角度が調整される。これにより、短 い距離でクロスオーバー拡大像を形成するこ とが可能になり、電流密度が小さいことによ る露光スループットが低下を防止することが 可能になる。

 また、開き角度が調整されることによっ 、加速電極25に電子が照射されないように ている。これにより、加速電極25に電子ビー ムが照射されて熱が発生することがなくなり 、露光装置内の真空度の低下を防御すること が可能となる。

 なお、引き出し電極21と加速電極25の間に 静電電極26を設け、静電レンズにより電子ビ ムを収束させることも考えられる。しかし 静電レンズによって電子ビームを収束させ 場合は、収差が大きいことが判明した。こ に対して、永久磁石41による磁界によって 子ビームを収束させる場合には、収差を低 することができ、クロスオーバー拡大像を 正に形成することが可能になる。

 また、永久磁石41の作る磁場によって、 子ビームは光軸方向へ軌道が曲げられ、電 ビームが収束されるが、どの程度収束され のかは、発生される電子ビーム、永久磁石 磁界強度に依存する。従って、この磁界強 を加速電極付近に拡大クロスオーバー像が きるように永久磁石の厚みと着磁強度を調 するように決定する。

 また、永久磁石41の発生する磁界は固有 あるため、磁界の微調整のために磁界強度 整用コイル42が用意されている。磁界強度調 整用コイル42に電流を供給することにより磁 が発生し、永久磁石41による磁界と重畳さ 、電子ビームの軌道を微調整する。また、 電レンズによって電子ビームの軌道の微調 を行うようにしても良い。

 また、永久磁石を電子加速部40だけでな 、サプレッサー電極24を間にして電子加速部 40と反対側に配置するようにしても良い。こ ように永久磁石を配置することによって、 子加速部40とサプレッサー電極24との間の磁 界強度を一定にすることが可能になる。

 (電子源の構成)
 次に、本実施形態で使用する電子源20の構 について説明する。

 図6は電子銃101を構成する電子源20の部分 び電極を示す断面図である。

 電子源20は先端部が円錐状に形成され、 囲はカーボン30で覆われている。このカーボ ン30は、例えばCVD法により電子源20上表面に 成される。電子源20の先端は、電子源20の材 が露出し、露出部分は平坦化される。

 電子源20の先端は、サプレッサー電極24と 引き出し電極21の間に位置するように配置さ る。サプレッサー電極24には0又はマイナス 電圧が印加され、電子源20の先端以外の部 から放出される電子を遮蔽する働きをする 電界強度は、引き出し電極21とサプレッサー 電極24との間の電圧差と、電子源20の先端の さ、角度及び先端の平坦部の直径で決定さ る。電子源20の先端平坦部はサプレッサー電 極24と引き出し電極21と平行になるように配 される。

 電子源20は先端が円錐状になっており、 子を放出する電子放出面20aは平坦になって る。円錐状の電子源20の周囲には電子源20を 成する材料とは異なる材料で覆われている 円錐状の部分は円錐角が50度以下であるこ が望ましい。電子を放出する面は直径10μmか ら100μmが望ましく、通常は40μmが望ましい。 た、電子源20の周囲を覆う材料の厚さは10μm が望ましい。ただし、この異なる材料による 被覆は、(1)電子源20から電子が放出されない うにすること、及び、(2)基体の電子源20の 料の昇華・蒸発を抑えることの2つの目的の めのものであり、被覆材料の厚さの値は、 界強度、使用する材料に依存する。被覆材 が使用温度で蒸発して消耗することが少な れば、電界強度を上げるためには薄い方が い。

 電子源20に加えられる温度は、電子源20を 構成する材料が昇華する温度よりも低い温度 としている。これは、電子源20から熱電子を 出させるために高温を与えた場合には、電 源20が昇華を起こし、電子放出面20aが減耗 、変形してしまうので、昇華を起こさない 度の温度にしているためである。温度を下 た場合であっても、高温を与えた場合に得 れた電流密度及び輝度を達成する必要があ 。このために、強電界を電子源20の先端部に かけて、電子を引き出すようにしている。例 えば、温度を1500℃から200℃落とした場合に 仕事関数を0.3eV低減することができれば、150 0℃で温度を落とさず、熱電子放出によって られるのと同じ電子ビームの輝度を得るこ ができる。仕事関数を0.3eV低減しても電子を 放出させるために、電子源20に高電界を印加 て電子を放出させている。

 このとき、高い電界をかけるため、電子 出部分となる電子源20の先端部分だけでな 、円錐状に形成した電子源20の側面部分から も電子が引き出されてしまうことになる。こ のため、所望の電子ビームの量及び形状が得 られなくなったり、周辺からの余分な電子に よる空間電荷効果の発生により中心部から発 生する電子ビームの輝度が低くなったりする ことがある。これを防ぐために、電子源20の 子放出部分以外を電子源20の材料とは異な 材料で覆うようにする。この異なる材料と ては、電子源20を構成する材料よりも仕事関 数が大きい物質を選択する。

 なお、電子源20としてLaB 6 を使用した場合には、LaB 6 と反応を起こさず、LaB 6 よりも仕事関数の大きなカーボン(C)を用いる ことが好ましい。このカーボンは酸素と反応 するため、カーボン膜の厚さが薄いと二酸化 炭素(CO 2 )として蒸発してなくなることが予想される このため、カーボン膜の厚さは、2μmから10μ mにすることが好ましい。LaB 6 と似た性質を有するCeB 6 についても同様のカーボン材料が被覆物質と して有効である。

 図7は電子源20の先端部分の円錐角の大き を変えた電子源20の断面図を示している。 般的に、円錐形状の電子源20の先端半径が小 さいほど、また、先端角度が小さいほど先端 部分に強い電界集中が起こり、電子源20内の 子が表面の仕事関数障壁をトンネル現象に り通過しやすくなる。しかし、極端に先端 分を細くすると、電子源20自体の強度が弱 なってしまう。そこで、電子源20の強度及び 電界強度を考慮して、電子源20の先端の角度 決定している。

 図7(a)は、電子源20の先端部分の円錐角を9 0度程度にした場合である。図7(b)は図7(a)より も電子源20の先端部分の円錐角を小さくした 合である。従来、図7(a)のように、電子源20 先端部分の円錐角は90度程度で使用してい 。図7(b)のように先端角度を小さくするほど 強い電界になり電子を容易に放出すること 可能になる。さらに、鏡筒内に存在するイ ン等の微粒子が電子源の先端部分に衝突し くくなるため、イオン等による電子源表面 消耗と変形効果を低減することが可能とな 。

 また、図8は電子源20の先端部分の電子放 面の直径を同一とし、形状を変えた場合の 面図を示しており、電界集中によって電界 度を上げるための他の例を示した図である 図8(a)は電子放出面73が平面の場合であり、 8(b)は電子放出面73が凸面の場合であり、図8 (c)は電子放出面73が球面の場合である。また 図8(d)は電子放出面73が平面でカーボン被覆 72より突き出した場合である。図8(e)は電子 出面73が平面でカーボン被覆膜72より突き出 し,平坦部の端が滑らかな曲面に形成された 合である。

 電子放出面の直径が同じ場合には、電子 出面73が平面のときに比べ凸面又は球面の うが電界集中を起こし易い。

 本実施形態では、電子源20の先端部の角 を30度程度にしている。電子源20の材質、電 源20の長さや幅等のサイズにも依存するが 従来使用されてきたものよりも長期間安定 て使用することができる。

 (電子源の表面に電子放出を制限する領域を 形成する方法)
 次に、上記の電子放出を制限する領域を電 源20に形成する方法について説明する。

 ここでは、図7に示した構造の電子源を例と し、電子源20としてLaB 6 の単結晶を用いた場合について説明する。

 まず、LaB 6 単結晶を先端が円錐状になるように加工する 。

 次に、電子放出を制限する領域を形成する めに、カーボン30をLaB 6 単結晶の表面にコーティングする。このコー ティングは、CVD(Chemical Vapor Deposition)法、真 蒸着法、スパッタリング法等いずれの方法 あっても良い。このとき、コーティングす 膜の厚さは、電子放出表面の仕事関数を十 変える(LaB 6 よりも大きくする)こととLaB 6 材料の蒸発を防ぐことができる厚さであれば よい。なお、カーボンを使用する場合は、カ ーボンが酸素と反応してCO 2 となって蒸発することを考慮し、カーボンの 厚さは2μmから10μmにすることが好ましい。

 次に、電子源20の先端部を直径1μmから200 mの平坦になるように、コーティングした膜 ともに研磨する。

 なお、本実施形態では、電子銃101の先端 を平坦にし、かつ、電子放出面20aと電子源2 0の側面を覆う異種物質とを同一の平面上に るように形成した。上記実施形態では、電 源20に加える熱は電子源20を構成する材料が 華を起こさない程度であるため、電子ビー を放出しても電子源20が変形することはな ものとみなして、上記のような構造とした

 しかしながら、昇華が発生しない所定の 度の熱を加えたとしても、何らかの原因で 定の温度以上になることも考えられ、実際 予測の範囲を超えて電子源材料の消耗が起 り平坦面が維持できなくなり、時間ととも 中心が陥没していくことが予測されうる。 こで、このような場合も考慮して、電子源2 0の先端の電子放出面20aと周囲の異種物質面 を同一平面上に形成しないで、図9に示すよ に、電子放出面20aを含む先端部分が異種物 面よりも突出するように形成してもよい。

 また、本実施形態では、電子源の側面を 子の放出を制限する領域として説明したが 図10に示すように、電子放出面60aおよび通 して加熱するカーボンチップ62で挟まれる部 分を除いた電子源60の側面(61、61a)、及び裏面 61bを異種物質で覆うようにしても良い。この ようにすることにより、電子源60の昇華を削 してウェーネルト等への付着物の量を削減 ることが可能となる。

 以上説明したように、本実施形態では、 子加速部40に永久磁石41を配置するようにし ている。永久磁石41による磁界によって、電 源20から放出される電子ビームを収束し、 い距離でクロスオーバー拡大像を形成する とが可能になる。

 また、磁界強度を加速電極25付近に拡大 ロスオーバー像ができるように永久磁石41の 厚みと着磁強度を調整するように決定してい る。これにより、最終レンズのケーラー照明 時のクロスオーバー径を大きくすることがで きる。したがって、電流密度が小さいことに よる露光スループットの低下を防止すること が可能になる。

 また、電子ビームの開き角度が調整され ことによって、加速電極25に電子が照射さ ないようにしている。これにより、加速電 25に電子ビームが照射されて熱が発生するこ とがなくなり、露光装置内の真空度の低下を 防御することが可能となる。

 また、加速電極25側に永久磁石41を配置す るため、電子源20等のある高電圧側にコイル 永久磁石を配置する場合に比べて装置を容 に構成することができる。

 さらに、電子源20のチップの先端部の電 放出面20aのみを露出させ、その他の側面部 は異種物質でカバーしている。このような 子源20を有する電子銃101を低温で動作させる ため、チップの昇華がほとんど起こらない。 これにより、電子源20の電子放出面20aが変形 ることなく、電子銃101を長期間安定して使 することができる。

 また、チップの昇華が起こらない温度で 子銃101を動作させるため、電子放出面20a近 の電位を大きくする強電界をかけている。 のように強電界をかけても、カーボン30で 子源20の側面を覆っているため、電子源20の 面から電子が放出されることはない。これ より、電子ビームの形状が変わることがな 、不必要な箇所が高温になって真空度が下 るという現象を防止することができる。