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Title:
ELECTRONIC CIRCUIT MODULE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/063709
Kind Code:
A1
Abstract:
An electronic circuit module (1) is composed of a flexible circuit board (10) and a wiring cable (13). The flexible circuit board (10) is provided with an electronic component mounted region (110) whereupon an electronic component is mounted, and a wiring cable connecting region (120) whereupon wiring cable connecting electrodes to be connected with wiring cables (13), respectively, are arranged. In an extending state, the wiring cable connecting region (120) and the electronic component mounting region (110) are integrally formed so that the electronic component mounting region extends in a direction orthogonally intersecting with the longitudinal direction of the wiring cable connecting region. In a storing state, the wiring cable connecting region (120) is bent and is arranged to permit the wiring cable connecting electrode to three-dimensionally overlap with at least a part of the electronic component mounting region (110).

Inventors:
NAKAMURA MIKIO (JP)
ITO HIROSHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/068382
Publication Date:
May 22, 2009
Filing Date:
October 09, 2008
Export Citation:
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Assignee:
OLYMPUS CORP (JP)
NAKAMURA MIKIO (JP)
ITO HIROSHI (JP)
International Classes:
H05K1/02; A61B1/04; H04N5/225
Foreign References:
JPH0582918A1993-04-02
JPH11330639A1999-11-30
JPH058969U1993-02-05
JP2001094232A2001-04-06
Attorney, Agent or Firm:
SAKAI, Hiroaki (Kasumigaseki Building 2-5, Kasumigaseki 3-chome, Chiyoda-k, Tokyo 20, JP)
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Claims:
 電子部品実装領域と配線ケーブル接続領域とが一体的に形成され、少なくとも前記配線ケーブル接続領域が可撓性を有する回路基板と、
 前記電子部品実装領域に搭載された電子部品と、
 前記配線ケーブル接続領域に接続された複数の配線ケーブルと、
 を備え、
 前記回路基板の展開状態において前記配線ケーブル接続領域の長手方向と直交する方向に前記電子部品実装領域が延びており、前記回路基板の収納状態において前記配線ケーブル接続領域が該配線ケーブル接続領域の長手方向に折り曲げられ、前記配線ケーブル接続領域のケーブル接続部が前記電子部品実装領域の少なくとも一部と立体的に重なるように配置されることを特徴とする電子回路モジュール。
 電子部品実装領域と配線ケーブル接続領域とが一体的に形成され、少なくとも前記配線ケーブル接続領域が可撓性を有する回路基板と、
 前記電子部品実装領域に搭載された電子部品と、
 前記配線ケーブル接続領域に接続された複数の配線ケーブルと、
 を備え、
 前記回路基板の収納状態において前記配線ケーブル接続領域の長手方向に沿って前記電子部品実装領域が延びており、前記回路基板の収納状態において前記配線ケーブル接続領域が該配線ケーブル接続領域の長手方向に折り曲げられ、前記配線ケーブル接続領域のケーブル接続部が前記電子部品実装領域の少なくとも一部と立体的に重なるように配置されたことを特徴とする電子回路モジュール。
 前記回路基板の収納状態における前記配線ケーブル間の間隔が、前記回路基板の展開状態における前記配線ケーブル間の間隔よりも狭いことを特徴とする請求項1または2に記載の電子回路モジュール。
 前記回路基板の収納状態において、前記複数の配線ケーブルの間に前記配線ケーブル接続領域の一部が介在していることを特徴とする請求項1~3のいずれか一つに記載の電子回路モジュール。
 前記電子部品は撮像素子を含み、前記配線ケーブル接続領域および前記配線ケーブルが、前記撮像素子の光軸方向と直交する前記電子部品の側面積内に収められたことを特徴とする請求項1~4のいずれか一つに記載の電子回路モジュール。
 前記回路基板は、硬質基板上に半導体プロセスを用いて作製した後剥離することにより得られる極薄フレキシブル回路基板であることを特徴とする請求項1~5のいずれか一つに記載の電子回路モジュール。
Description:
電子回路モジュール

 本発明は、回路基板上に電子部品が搭載 れ、配線ケーブルが接続された電子回路モ ュールに関するものである。

 従来から、内視鏡は、医療分野等で広く 用されている。この内視鏡は、可撓性を有 る細長の挿入具の先端部に撮像素子等の電 部品を実装した電子回路モジュールが内蔵 れて構成されており、この挿入具を体腔内 挿入することによって、被検部位の観察等 行うことができる。挿入具の先端部は、患 の苦痛を緩和するため、細径化、短小化が まれている。この種の問題を解決するため 技術として、例えばICや受動部品等が搭載 れる可撓性基板を撮像素子と電気的に接続 、この可撓性基板を筒状に折り曲げてICや受 動部品等を内部に収容するとともに、外側面 に外部リード用電極を具備することで外形ス ペースを大きくせずに電子部品等の実装スペ ースを広くしたものが知られている(特許文 1参照)。

特開平5-115436号公報

 ところで、内視鏡等に内蔵される電子回 モジュールは、その小型化に伴って配線が 線化、高密度化し、モジュールを構成する の配線ケーブルの配線作業が困難であると う問題が生じていた。

 本発明は、上記に鑑みなされたものであ て、配線ケーブルの配線作業を簡単に行う とができる電子回路モジュールを提供する とを目的とする。

 上述した課題を解決し、目的を達成する め、本発明にかかる電子回路モジュールは 電子部品実装領域と配線ケーブル接続領域 が一体的に形成され、少なくとも前記配線 ーブル接続領域が可撓性を有する回路基板 、前記電子部品実装領域に搭載された電子 品と、前記配線ケーブル接続領域に接続さ た複数の配線ケーブルと、を備え、前記回 基板の展開状態において前記配線ケーブル 続領域の長手方向と直交する方向に前記電 部品実装領域が延びており、前記回路基板 収納状態において前記配線ケーブル接続領 が該配線ケーブル接続領域の長手方向に折 曲げられ、前記配線ケーブル接続領域のケ ブル接続部が前記電子部品実装領域の少な とも一部と立体的に重なるように配置され ことを特徴とする。

 また、本発明にかかる電子回路モジュー は、電子部品実装領域と配線ケーブル接続 域とが一体的に形成され、少なくとも前記 線ケーブル接続領域が可撓性を有する回路 板と、前記電子部品実装領域に搭載された 子部品と、前記配線ケーブル接続領域に接 された複数の配線ケーブルと、を備え、前 回路基板の収納状態において前記配線ケー ル接続領域の長手方向に沿って前記電子部 実装領域が延びており、前記回路基板の収 状態において前記配線ケーブル接続領域が 配線ケーブル接続領域の長手方向に折り曲 られ、前記配線ケーブル接続領域のケーブ 接続部が前記電子部品実装領域の少なくと 一部と立体的に重なるように配置されたこ を特徴とする。

 また、本発明にかかる電子回路モジュー は、上記の発明において、前記回路基板の 納状態における前記配線ケーブル間の間隔 、前記回路基板の展開状態における前記配 ケーブル間の間隔よりも狭いことを特徴と る。

 また、本発明にかかる電子回路モジュー は、上記の発明において、前記回路基板の 納状態において、前記複数の配線ケーブル 間に前記配線ケーブル接続領域の一部が介 していることを特徴とする。

 また、本発明にかかる電子回路モジュー は、上記の発明において、前記電子部品は 像素子を含み、前記配線ケーブル接続領域 よび前記配線ケーブルが、前記撮像素子の 軸方向と直交する前記電子部品の側面積内 収められたことを特徴とする。

 また、本発明にかかる電子回路モジュー は、上記の発明において、前記回路基板は 硬質基板上に半導体プロセスを用いて作製 た後剥離することにより得られる極薄フレ シブル回路基板であることを特徴とする。

 本発明によれば、複数の配線ケーブルが 続される配線ケーブル接続領域を、収納状 時に折り曲げる分だけ電子部品実装領域と 交する方向に長くすることによってその面 を広く確保することができる。そして、配 ケーブル接続領域をその長手方向に折り曲 ることにより、各配線ケーブル接続領域の ーブル接続部が電子部品実装領域の少なく も一部と立体的に重なるように配置するこ ができる。そして、配線ケーブルを、配線 ーブル接続領域を展開した状態で接続でき ので、配線ケーブルの配線作業を簡単にし モジュールの構成を容易に行うことができ という効果を奏する。

図1は、実施の形態1の電子回路モジュ ルの展開状態時を模式的に示した斜視図で る。 図2は、図1の電子回路モジュールの収 状態時を模式的に示した斜視図である。 図3は、図2のA-A矢視断面図である。 図4は、フレキシブル回路基板の製作工 程を示すフローチャートである。 図5は、変形例の電子回路モジュールの 展開状態時を模式的に示した斜視図である。 図6は、図5の電子回路モジュールの収 状態時を模式的に示した斜視図である。 図7は、図6のB-B矢視断面図である。 図8は、実施の形態2の電子回路モジュ ルの展開状態時を模式的に示した斜視図で る。 図9は、実施の形態2の電子回路モジュ ルの展開状態時を模式的に示した底面図で る。 図10は、図8,図9の電子回路モジュール 収納状態時を模式的に示した斜視図である 図11は、実施の形態3の電子回路モジュ ールの展開状態時を模式的に示した斜視図で ある。 図12は、図11の電子回路モジュールの 線ケーブル接続前の収納状態時を模式的に した斜視図である。 図13は、配線ケーブルを接続した状態 図11の電子回路モジュールの収納状態時を 式的に示した斜視図である。 図14は、図13のC-C矢視断面図である。 図15は、変形例の電子回路モジュール 収納状態時における撮像素子の光軸の直交 向断面図である。

符号の説明

 1,2,3,4,4b   電子回路モジュール
 10,20,30,40,40b   フレキシブル回路基板
 110,210,E31,410   電子部品実装領域
 111,211,311,411  撮像部品
 112~114,212~214,312~314,412~414   撮像素子駆動用 回路部品
 120,220,E33,420   配線ケーブル接続領域
 121~123,221~226,301~303,421~423   配線ケーブル接 続用電極
 13,23,33,43   配線ケーブル

 以下、図面を参照し、本発明の好適な実 の形態について詳細に説明する。なお、本 施の形態によって本発明が限定されるもの はない。

(実施の形態1)
 先ず、実施の形態1の電子回路モジュールに ついて説明する。図1は、実施の形態1の電子 路モジュール1の展開状態時を模式的に示し た斜視図であり、図2は、図1の電子回路モジ ール1の収納状態時を模式的に示した斜視図 である。また、図3は、図2のA-A矢視断面図で る。

 電子回路モジュール1は、可撓性を有する 回路基板であるフレキシブル回路基板10と配 ケーブル13(13-1,2,3)とで構成される。フレキ ブル回路基板10は、電子部品実装領域110と 線ケーブル接続領域120とを備え、これらが 体的に形成されて構成されている。実施の 態1では、フレキシブル回路基板10は、展開 態において配線ケーブル接続領域120の長手 向と直交する方向に電子部品実装領域110が びた外形形状がL字状に形成されている。電 部品実装領域110には、撮像素子を具備する 像部品111や、撮像素子駆動用回路部品112,113 ,114等の電子部品が搭載されており、それぞ 電子部品実装領域110の上面に設けられた図 しない電子部品搭載電極を介してフレキシ ル回路基板10と電気的に接続される。一方、 配線ケーブル接続領域120の図1に示す展開状 で上面となる一方の面には、その長手方向 沿って複数(図示の例では3つ)のケーブル接 部である配線ケーブル接続用電極121,122,123が 配設されており、それぞれ配線ケーブル13と 続される。配線ケーブル接続用電極121,122,12 3は、電子部品実装領域110上の電子部品搭載 極と同一面上に配設されるため、フレキシ ル回路基板10は、柔軟性が高く折り畳みの作 業が容易な片面構造のフレキシブル基板を用 いて形成することができる。

 そして、配線ケーブル接続領域120は、図2 に示すように、収納状態において電子部品実 装領域110との境界部分で折り返され、配線ケ ーブル接続領域120の長手方向に蛇腹状に折り 畳まれる。これにより、各配線ケーブル13が 層に積層される。さらにこのとき、配線ケ ブル接続用電極121,122,123が電子部品実装領 110の少なくとも一部、実施の形態1では電子 品実装領域110の一端部およびこの一端部に 載されている撮像素子駆動用回路部品114と 体的に重なるように配置される。また、折 曲げられた配線ケーブル接続領域120によっ 、図3に示すように、各配線ケーブル13の間 配線ケーブル接続領域120を形成するフレキ ブル基板の一部が介在している。そして、 のようにして配線ケーブル接続領域120が折 曲げられることで、各配線ケーブル13間の ッチd13が図1に示す展開状態での各配線ケー ル13間のピッチd11より狭くなり、配線ケー ル接続領域120および各配線ケーブル13を、撮 像素子の光軸方向と直交する撮像部品111の側 面積内に収めている。すなわち、配線ケーブ ル接続領域120の長手方向の長さや配線ケーブ ル接続用電極121,122,123の配設位置は、配線ケ ブル接続領域120が折り畳まれたときに配線 ーブル接続領域120および各配線ケーブル13 撮像素子の光軸方向と直交する撮像部品111 側面積内に収まるように設計される。

 各配線ケーブル13を収納する際には、先 、配線ケーブル接続領域120を展開した状態 各配線ケーブル接続用電極121,122,123にそれぞ れ配線ケーブル13を接続する。続いて、配線 ーブル接続領域120を電子部品実装領域110と 境界部分で折り返す。そして、配線ケーブ 接続領域120および配線ケーブル13が撮像素 の光軸方向と直交する撮像部品111の側面積 に収まるように、配線ケーブル接続領域120 順に折り曲げて蛇腹状に折り畳む。

 ところで、配線ケーブル接続領域120を折 畳んで配線ケーブル13を収納する場合、フ キシブル回路基板10の柔軟性が高いほど、折 り畳みの作業が容易である。そこで例えば、 フレキシブル回路基板10を、硬質基板上に半 体プロセス等で使用されているリソグラフ 法を用いて回路パターンを形成した柔軟性 高い極薄フレキシブル基板によって形成す 。

 ここで、フレキシブル回路基板10の製作 法について説明する。図4は、フレキシブル 路基板10の製作工程を示すフローチャート ある。フレキシブル回路基板10を作製する際 には、先ず、硬質な基板を用意する。本実施 の形態では、L字状の硬質基板を用いる。そ て、用意したL字状の硬質基板上に柔軟基板 を形成する(ステップS1)。具体的には、先ず 、硬質基板上に絶縁層を一体的に形成する。 続いて、この絶縁層上に配線層を形成する処 理等を行い、硬質基板上に配線を含む絶縁層 である柔軟基板部を形成する。続いて、柔軟 基板部上に撮像部品111や撮像素子駆動用回路 部品112,113,114等の電子部品を実装する(ステッ プS3)。そして、硬質基板と柔軟基板部とを分 離し、電子部品が実装された柔軟基板部を、 フレキシブル回路基板10として得る(ステップ S5)。

 以上説明した実施の形態1の電子回路モジ ュール1によれば、配線ケーブル接続領域120 、収納状態時に折り曲げる分だけ電子部品 装領域110と直交する方向に長くすることに ってその面積を広く確保することができる 詳細にはこのとき、隣接する配線ケーブル 続用電極111~114の間隔を広く確保し、配線ケ ブル接続領域120を折り曲げることによって 線ケーブル13間のピッチを狭くしている。 して、配線ケーブル13-1~3が接続された配線 ーブル接続領域120をその長手方向に折り曲 、配線ケーブル接続領域120および各配線ケ ブル13を収納することができる。そして、配 線ケーブル接続領域120を展開した状態で配線 ケーブル13を接続できるので、配線作業を簡 に行うことができ、モジュールの構成を容 に行うことができるという効果を奏する。

 また、配線ケーブル接続領域120を折り曲 、各配線ケーブル13を多層に積層させて配 することができる。さらにこのとき、配線 ーブル接続用電極121,122,123を、電子部品実装 領域110の一端部およびこの一端部に搭載され ている撮像素子駆動用回路部品114と立体的に 重畳させることができる。したがって、電子 部品実装領域110上部の空間を無駄なく利用し て配線ケーブル接続領域120および各配線ケー ブル13を収納でき、配線ケーブル接続領域120 よび各配線ケーブル13を撮像素子の光軸方 と直交する撮像部品111の側面積内に収める とができる。また、電子回路モジュール1の 軸方向の長さを搭載する電子部品の配置等 必要な最低限の長さとすることができ、電 回路モジュールの小型化が実現できる。ま 、各配線ケーブル13の間にそれぞれ配線ケ ブル接続領域120を形成するフレキシブル基 の一部が介在するため、各配線ケーブル13間 の短絡を防止できる。これによれば、樹脂封 止等によって配線ケーブル13間を絶縁する必 がない。

 なお、実施の形態1では、フレキシブル回 路基板10に3本の配線ケーブル13が接続される 合を例にとって説明したが、接続する配線 ーブルの本数は必要に応じて適宜選択でき 。図5は、実施の形態1の変形例における電 回路モジュール2の展開状態時を模式的に示 た斜視図であり、図6は、図5の電子回路モ ュール2の収納状態時を模式的に示した斜視 である。また、図7は、図6のB-B矢視断面図 ある。

 電子回路モジュール2は、実施の形態1と 様に、電子部品実装領域210および配線ケー ル接続領域220を備えたフレキシブル回路基 20を備え、展開状態において配線ケーブル接 続領域220の長手方向と直交する方向に電子部 品実装領域210が延びるようにこれらが一体的 に形成されている。そして、電子部品実装領 域210には、撮像部品211および撮像素子駆動用 回路部品212,213,214が搭載されている。一方、 線ケーブル接続領域220の図5に示す展開状態 で上面となる一方の面には、その長手方向に 沿って6箇所に配線ケーブル接続用電極221~226 配設されており、それぞれ配線ケーブル23 接続される。各配線ケーブル接続用電極221~2 26は、それぞれ所定の間隔を有して配設され いる。

 この配線ケーブル接続領域220は、図6に示 すように、収納状態において電子部品実装領 域210との境界部分で折り返され、蛇腹状に折 り畳まれる。これにより、配線ケーブル接続 用電極221~226が、実施の形態1と同様に例えば 子部品実装領域210の一端部およびこの一端 に搭載されている撮像素子駆動用回路部品2 14と立体的に重なるように配置され、各配線 ーブル23が多層に積層される。そして、こ ようにして配線ケーブル接続領域220が折り げられることで、各配線ケーブル23間のピッ チd23が図5に示す展開状態での各配線ケーブ 23間のピッチd21より狭くなり、配線ケーブル 接続領域220および各配線ケーブル23を、撮像 子の光軸方向と直交する撮像部品211の側面 内に収めている。より詳細には、各配線ケ ブル接続用電極221~226間が広く確保されてお り、収納状態において同一平面上で横に隣接 する配線ケーブル23間にそれぞれ配線ケーブ 接続領域220を形成するフレキシブル基板の 部が介在するように折り曲げられて変形さ る。各配線ケーブル接続用電極221~226間の間 隔は、配線ケーブル23の径等に基づいて予め められる。

 この場合も、実施の形態1と同様の効果を 奏することができる。さらに、収納状態にお いて、同一平面上で横に隣接する配線ケーブ ル23の間にも配線ケーブル接続領域220を形成 るフレキシブル基板の一部を介在させるこ ができ、これらの間の短絡防止が実現でき 。

(実施の形態2)
 次に、実施の形態2の電子回路モジュールに ついて説明する。図8は、実施の形態2の電子 路モジュール3の展開状態時を模式的に示し た斜視図であり、図9は底面図である。図10は 、図8や図9の電子回路モジュール3の収納状態 時を模式的に示した斜視図である。

 電子回路モジュール3は、フレキシブル回 路基板30と配線ケーブル33(33-1,2,3)とで構成さ る。フレキシブル回路基板30は、図8に示す うに、上面に撮像部品311や撮像素子駆動用 路部品312,313,314等の電子部品が搭載される 域E31(以下、「電子部品実装領域E31」と呼ぶ) と、底面に複数の配線ケーブル接続用電極が 配設される領域E33(以下、「配線ケーブル接 領域E33」と呼ぶ)とを備え、展開状態におい 配線ケーブル接続領域E33の長手方向に沿っ 電子部品実装領域E31が延びた外形形状が長 形状に形成されている。

 そして、配線ケーブル接続領域E33は、図1 0に示すように、電子部品実装領域E31との境 部分で折り返され、配線ケーブル接続領域E3 3の長手方向に蛇腹状に折り畳まれる。これ より、配線ケーブル接続用電極301,302,303が例 えば電子部品実装領域E31の一端部およびこの 一端部に搭載されている撮像素子駆動用回路 部品314と立体的に重なるように配置され、各 配線ケーブル33が多層に積層される。また、 り曲げられた配線ケーブル接続領域E33によ て、各配線ケーブル33の間に配線ケーブル 続領域E33を形成するフレキシブル基板の一 が介在している。そして、このようにして 線ケーブル接続領域E33が折り曲げられるこ で、各配線ケーブル接続用電極301~303間のピ チが、展開状態での各配線ケーブル接続用 極301~303間のピッチより狭くなり、配線ケー ブル接続領域E33および各配線ケーブル33を、 像素子の光軸方向と直交する撮像部品311の 面積内に収めている。すなわち、配線ケー ル接続領域E33の長手方向の長さや配線ケー ル接続用電極301,302,303の配設位置は、配線 ーブル接続領域E33が折り畳まれたときに配 ケーブル接続領域E33および各配線ケーブル33 が撮像素子の光軸方向と直交する撮像部品311 の側面積内に収まるように設計される。

 各配線ケーブル33を収納する際には、先 、配線ケーブル接続領域E33を展開した状態 各配線ケーブル接続用電極301,302,303にそれぞ れ配線ケーブル33を接続する。続いて、配線 ーブル接続領域E33を電子部品実装領域E31と 境界部分で折り返す。そして、配線ケーブ 接続領域E33および配線ケーブル33が撮像素 の光軸方向と直交する撮像部品311の側面積 に収まるように、配線ケーブル接続領域E33 順に折り曲げて蛇腹状に折り畳む。

 以上説明した実施の形態2の電子回路モジ ュール3によれば、実施の形態1と同様の効果 奏することができる。また、フレキシブル 路基板30を、電子部品実装領域E31が配線ケ ブル接続領域E33の長手方向に延びた長方形 とし、配線ケーブル接続領域E33を、その長 方向すなわちフレキシブル回路基板30の長手 方向に折り曲げることとしたので、電子回路 モジュール3の光軸方向と直交する方向の幅 、フレキシブル回路基板30の短辺方向の幅よ りも広くならない。したがって、電子回路モ ジュール3の小型化をより容易に実現できる

(実施の形態3)
 次に、実施の形態3の電子回路モジュールに ついて説明する。図11は、実施の形態3の電子 回路モジュール4の展開状態時を模式的に示 た斜視図である。図12および図13は、図11の 子回路モジュール4の収納状態時を模式的に した斜視図であり、図12は配線ケーブルを 続する前の状態を示しており、図13は配線ケ ーブルを接続した状態を示している。また、 図14は、図13のC-C矢視断面図である。

 電子回路モジュール4は、実施の形態1と 様に、電子部品実装領域410および配線ケー ル接続領域420を備えたフレキシブル回路基 40と配線ケーブル43とで構成される。具体的 は、電子部品実装領域410には、撮像部品411 、撮像素子駆動用回路部品412,413,414が搭載 れている。一方、配線ケーブル接続領域420 図11に示す展開状態で上面となる一方の面に は、その長手方向に沿って配線ケーブル接続 用電極421,422,423が配設されている。各配線ケ ブル接続用電極421,422,423は、それぞれ配線 ーブル43(43-1,2,3)と接続される。

 そして、配線ケーブル接続領域420は、図1 2に示すように、収納状態において電子部品 装領域410との境界部分で折り返され、配線 ーブル接続領域420の長手方向に折り曲げら て変形される。このとき、配線ケーブル接 用電極421,422,423が、例えば電子部品実装領域 410の一端部およびこの一端部に搭載されてい る撮像素子駆動用回路部品414と立体的に重な って配置されるように折り曲げられて変形さ れ、配線ケーブル接続用電極421,422,423がそれ れ内側面部に配置された凹部425(425-1,2,3)が 成される。そして、図13に示すように、配線 ケーブル接続領域420が変形されて形成された 凹部425に配線ケーブル43がそれぞれ挿入され 固定され、各配線ケーブル43は、凹部425の 側面部の配線ケーブル接続用電極421,422,423と それぞれ接続される。また、折り曲げられた 配線ケーブル接続領域420によって、図14に示 ように、それぞれ隣接する配線ケーブル43 間に配線ケーブル接続領域420を形成するフ キシブル基板が介在している。そして、こ ようにして配線ケーブル接続領域420が折り げられ変形されることで、各配線ケーブル 続用電極421~423間のピッチが図11に示す展開 態での各配線ケーブル接続用電極421~423間の ッチより狭くなり、配線ケーブル接続領域4 20および各配線ケーブル43を、撮像素子の光 方向と直交する撮像部品411の側面積内に収 ている。すなわち、配線ケーブル接続領域42 0の長手方向の長さや配線ケーブル接続用電 421,422,423の配設位置は、配線ケーブル接続領 域420が折り畳まれて変形され、凹部425が形成 されたときに配線ケーブル接続領域420および 各配線ケーブル43が撮像素子の光軸方向と直 する撮像部品411の側面積内に収まるように かつ各凹部425の内側面部に配線ケーブル接 用電極421,422,423が位置するように設計され 。

 各配線ケーブル43を収納する際には、例 ば、先ず配線ケーブル接続領域420を電子部 実装領域410との境界部分で折り返す。続い 、配線ケーブル接続領域420および配線ケー ル43が撮像素子の光軸方向と直交する撮像部 品411の側面積内に収まるように、配線ケーブ ル接続領域420を折り曲げて変形させ、その内 側面部に配線ケーブル接続用電極421,422,423が 置するように凹部425を形成させる。そして 各配線ケーブル43を凹部425にそれぞれ挿入 て固定し、内側面部の配線ケーブル接続用 極421,422,423とそれぞれ接続する。なお、配線 ケーブル接続領域420を展開した状態で先に各 配線ケーブル接続用電極421,422,423に配線ケー ル43をそれぞれ接続し、次いで配線ケーブ 接続領域420を折り曲げて変形させることと てもよい。

 以上説明した実施の形態3の電子回路モジ ュール4によれば、実施の形態1と同様の効果 奏することができる。また、実施の形態3の 電子回路モジュール4によれば、配線ケーブ 接続領域420を変形させて形成させた凹部425 よって、この凹部425にそれぞれ挿入された 線ケーブル43を確実に固定することが可能で ある。これにより、各配線ケーブル43による 線をより簡単に行うことができる。

 なお、上記した実施の形態1では、配線ケ ーブル接続領域120を蛇腹状に折り畳む場合を 例示したが、これに限定されるものではない 。例えば、配線ケーブル接続領域を渦巻状に 折り曲げ、配線ケーブル13を多層に積層させ 配置することとしてもよい。さらにこのと 、各配線ケーブル接続用電極を電子部品実 領域の一端部およびこの一端部に搭載され いる撮像素子駆動用回路部品と立体的に重 させることとしてもよい。

 また、上記した実施の形態1,3では、展開 態において配線ケーブル接続領域の長手方 と直交する方向に電子部品実装領域が延び ように構成されたフレキシブル回路基板の 例として外形形状がL字状に形成されたもの について例示したが、外形形状はこれに限定 されない。例えば、フレキシブル回路基板の 外形形状をT字状に形成してもよい。

 また、上記した実施の形態3では、フレキ シブル回路基板40に3本の配線ケーブル43-1~3が 接続される場合を例示したが、接続する配線 ケーブルの本数は必要に応じて適宜選択でき る。図15は、実施の形態3の変形例における電 子回路モジュール4bの収納状態時における撮 素子の光軸の直交方向断面図である。この 子回路モジュール4bは、電子部品実装領域41 0および配線ケーブル接続領域420bを備えたフ キシブル回路基板40bと配線ケーブル43(43-1~6) とで構成される。そして、配線ケーブル接続 領域420bには、図示しない6つの配線ケーブル 続用電極が形成されている。この配線ケー ル接続領域420bは、収納状態において、実施 の形態3と同様にして電子部品実装領域410と 境界部分で折り返され、配線ケーブル接続 域420bの長手方向に折り曲げられて変形され が、このとき、配線ケーブル接続用電極が れぞれ内側面部に配置された6つの凹部425-1~ 6が3つずつ2段に重なるように形成される。そ して、各凹部425-1~6に配線ケーブル43-1~6がそ ぞれ挿入されて固定され、各配線ケーブル43 は、凹部425-1~6の内側面部の配線ケーブル接 用電極とそれぞれ接続される。このように 配線ケーブル接続領域420bを変形させて各配 ケーブル43が挿入される凹部425-1~6を2段以上 に重ねて形成することも可能である。

 また、上記した各実施の形態では、電子 品実装領域と配線ケーブル接続領域とが一 的なフレキシブル回路基板で形成されるこ としたが、少なくとも配線ケーブル接続領 が可撓性を有していればよく、電子部品実 領域についてはリジッド回路基板で形成し もよい。

 また、上記した各電子回路モジュールは 内視鏡に適用できる。内視鏡は、可撓性を する細長の挿入具の先端部に、撮像部品等 電子部品を実装した電子回路モジュールが 蔵され、その基端に連接された湾曲部によ て上下左右に湾曲操作される硬性部を備え ものであり、挿入具を体腔内に挿入するこ によって披検部位の観察等を行うことがで る。挿入具先端の硬性部は、患者の苦痛を 和するためだけでなく、湾曲部による湾曲 作の自由度を向上させるためにも小型化(特 に短小化)が望まれている。このため、電子 路モジュールの小型化が重要な課題となる 上記した各電子回路モジュールによれば、 のモジュール全体の大きさの小型化、特に 軸方向の短小化が図れるので、内視鏡に適 することにより、挿入具先端の硬性部を短 化できるという効果を奏する。

 以上のように、本発明の電子回路モジュ ルは、配線ケーブルの配線作業を簡単に行 のに有用である。