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Title:
ELECTRONIC LOCK SYSTEM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/129788
Kind Code:
A1
Abstract:
[PROBLEMS] To provide an electronic lock system in which identification information set to a key can be changed simply. [MEANS FOR SOLVING PROBLEMS] The electronic key (10) of this execution form has: a key main body (11) made of an insulator; and conductive screws (12), conductive paths (13) and cylindrical conductive members (14) made of conductive material. On the side faces of the stem part (11a) of the key main body (11), screw holes (11b) are provided. Though the conductive screws (12) are inserted to all the screw holes (11b), the conductive members (14) are inserted to only predetermined screw holes (11b) to constitute the identification information on the electronic key (10) depending on the presence/absence of the conductive members. An electronic lock (20) has a control circuit (22) which checks the conductive state of each screw hole at the electronic key (10) to acquire the identification information to perform authentication check.

Inventors:
YAMAMOTO NOBUYUKI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/000591
Publication Date:
October 30, 2008
Filing Date:
March 14, 2008
Export Citation:
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Assignee:
YAMAMOTO NOBUYUKI (JP)
International Classes:
E05B19/00; E05B49/00
Foreign References:
JPS61257581A1986-11-15
JPS54163198A1979-12-25
JPH0662154U1994-09-02
Attorney, Agent or Firm:
AIBARA, Tadashi (Techno-Plaza Ehime 312 337-1, Kumekubota-cho, Matsuyama-sh, Ehime 01, JP)
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Claims:
 錠側に差し込まれる挿入部分に複数の孔が設けられたキー本体と、
 前記孔に挿入されることで、当該孔を導電状態とする導電体であって、前記複数の孔のうちの所定の孔に配置されることで識別情報を形成する導電体と、
 前記孔の導電状態をチェックするための導電路であって、外部に露出する一端と、前記孔の内側端に接する他端とを有する導電路と、
を備えることを特徴とする電子キー。
 前記導電体は、前記孔の外側に配置される第1導電体と、内側に配置される第2導電体からなり、前記第1導電体は全ての孔に挿入され、前記第2導電体の有無で識別情報を形成することを特徴とする請求項1記載の電子キー。
 請求項1に係る電子キーの識別情報を認証するための電子錠であって、
 前記導電体に接触するために前記複数の孔に対向する位置に設けられた複数の導電体用端子と、
 前記導電路の一端と接触する位置に設けられた導電路用端子と、
 認証用の識別情報を保持する認証用識別情報保持手段と、
 前記導電路用端子と前記各導電体用端子との間が導電状態にあるか否をチェックすることで差し込まれた電子キーの識別情報を取得すると共に、取得した識別情報が前記認証用識別情報と一致するか否かを判定する制御回路と、
を備えることを特徴とする電子錠。
 前記認証用識別情報保持手段は、識別情報も含めて前記電子キーと同じ構造を持つ認証用電子キーであることを特徴とする請求項3記載の電子錠。
 請求項1に係る電子キーと、請求項3に係る電子錠とを備える電子ロックシステム。
Description:
電子ロックシステム

 本発明は、電子的照合により鍵の認証を う電子ロックシステムに関する。

 従来から、オフィスビルや一般住宅のロッ システムが種々提供されている。例えば、 記特許文献1には、鍵のステム部の側端縁に 磁石を埋設し、この埋設パターンにより鍵の 認証を行うタイプのマグネットキーが開示さ れている

特開平11-200679号公報

 また、下記特許文献2には、鍵側に光透過部 と光遮断部とを設けると共に、錠側に光源と 受光センサを設け、光学的に鍵のパターンの 認証を行い、ソレノイドコイルにより電磁的 にロックの施錠・解錠を行うタイプの光選別 キー及び光選別用鍵穴が開示されている。

特開平6-240935号公報

 また、下記特許文献3には、電子キー内の不 揮発性メモリにIDデータを保存しておき、電 錠と電子キーとの間において電磁波により 信することで鍵の認証を行うタイプの電子 ー及びこれを用いた電池駆動式電気錠が開 されている。

特開2006-200258号公報

 しかし、特許文献1乃至3に開示されてい 鍵は、認証のためのIDやパターンを利用者が 変更できるものではない。例えば、特許文献 1及び2では、鍵の製造時にパターンを決める 、その後は、容易にパターンを変更するこ はできない。したがって、利用者が鍵を紛 してしまった場合には、鍵と錠からなるシ テム全体を交換する必要が出てくるし、引 等により利用者が変更になった場合も、安 のために鍵と錠の双方を交換する必要があ 、コストも増大してしまう。

 一方、特許文献3に開示されている電子キ ーでは、理論的にはIDデータの書き換えを行 ことで、IDの変更が可能であるが、書き換 のためには専用の装置が必要となり、操作 難しく、コストもかかってしまう。よって マンション等の集合住宅の住人が、鍵を紛 した際に手軽にIDを変更するといったことは できない。

 本発明は、このような課題を解決するた になされたものであり、鍵に設定される識 情報の変更を手軽に行うことができる電子 ックシステムを提供することを目的とする

 上記課題を解決するために、本発明に係 電子キーは、錠側に差し込まれる挿入部分 複数の孔が設けられたキー本体と、前記孔 挿入されることで、当該孔を導電状態とす 導電体であって、前記複数の孔のうちの所 の孔に配置されることで識別情報を形成す 導電体と、前記孔の導電状態をチェックす ための導電路であって、外部に露出する一 と、前記孔の内側端に接する他端とを有す 導電路と、を備えることを特徴とする。

 また、本発明に係る請求項1に係る電子錠 は、上記電子キーの識別情報を認証するため の電子錠であって、前記導電体に接触するた めに前記複数の孔に対向する位置に設けられ た複数の導電体用端子と、前記導電路の一端 と接触する位置に設けられた導電路用端子と 、認証用の識別情報を保持する認証用識別情 報保持手段と、前記導電路用端子と前記各導 電体用端子との間が導電状態にあるか否をチ ェックすることで差し込まれた電子キーの識 別情報を取得すると共に、取得した識別情報 が前記認証用識別情報と一致するか否かを判 定する制御回路と、を備えることを特徴とす る。

 本発明に係る電子ロックシステムによれ 、電子キーの識別情報の変更を手軽に行え 電子ロックシステムを提供することができ セキュリティを向上させることができる。

 以下、本発明の実施形態に係る電子ロッ システムについて詳細に説明する。本実施 態に係る電子ロックシステムは、電子キー 電子錠とから構成される。図1は、本実施形 態に係る電子キーを示す図であり、図1(a)が 面図、図1(b)が側面図を示している。図2は、 図1(b)のA-A線における断面図を示している。

 図1及び図2に示すように、電子キー10は、 絶縁体からなるキー本体11と、導電性材料か なる導電ネジ12a~12l、導電路13、円柱状の導 部材14a~14fとを備えている。本体11は、通常 キーと同様の形状を有し、錠側のシリンダ に差し込まれるステム部11aの中心には、導 路13が形成されるための空間が形成されて る。この空間は、本体11の先端と、先端付近 の一方の側面において、外部に露出する。

 また、本体11のステム部11aの両側面には 導電ネジ12及び導電部材14を挿入するための ジ孔(めねじ)11bが、それぞれ6個ずつ所定の 隔で形成されている。このネジ孔11bは、上 導電路13が形成される空間と連通している なお、ネジ孔11bのネジ溝は、孔の表面側半 、すなわち導電ネジ12が挿入される部分だけ に形成されている。

 図3は、上記本体11のネジ孔11bに挿入され 導電ネジ(おねじ)12及び導電部材14の斜視図 ある。導電ネジ12a~12lは導電性材料から円柱 状に形成されており、側面にはネジ溝が形成 されている。また、導電ネジ12の上面には、 イナスの溝(すりわり)が刻まれており、マ ナスドライバー等により、容易に導電ネジ12 を回すことができる。

 導電部材14a~14fも導電性材料から円柱状に 形成されている。但し、導電部材14にはネジ は形成されておらず、その直径は導電ネジ1 2よりも小さい。この導電ネジ12と導電部材14 高さを足すと、ちょうどネジ孔11bの長さと じである。ネジ孔11に挿入される際には、 電部材14が先に内側に挿入され、その後、外 側に導電ネジ12がねじ込まれて固定される。

 また、図2に示すように、導電ネジ12a~12l 、12個のネジ孔11b全てに挿入されているのに 対して、導電部材14a~14fは、所定のネジ孔11b のみ挿入されている。本実施形態では、上 で交互に3個ずつの導電部材14がネジ孔11bに 入されている。導電部材14が挿入されている 箇所では、導電路13と導電ネジ12が導電状態 なり、導電部材14が挿入されていない箇所で は、導電路13と導電ネジ12が絶縁状態となる ら、導電部材14の有無の組合せにより、電子 キー10の識別情報である認証パターンを多数 ることができる。すなわち、この導電部材1 4が、電子キーの識別情報を決定するための 電体として機能している。

 本実施形態では、両側に12個のネジ孔11b あるので、1024通りの認証パターンを作るこ ができる。もちろん、ネジ孔11bの数は適宜 更可能であるので、セキュリティを高める めに認証パターンの数を増やしたい場合に 、ネジ孔11bの数をさらに増やせば良い。

 導電路13は、導電材料から形成され、上 電子キー10の本体11のステム部11a内に延在す 空間内に充填されている。導電路13は、全 のねじ孔11bの内側端に接しており、ネジ孔11 b内に挿入される導電部材14と接触することに なる。また、本体11のステム部11a先端におい 、導電路13は外部に露出する先端露出部13b 有すると共に、同ステム部11a先端付近側面 露出する先端側面露出部13aを有している。 子キー10が後述する電子錠のシリンダーに挿 入されたときに、この露出部13a,bは錠側の端 と接触することになる。

 次に、図4を参照しながら、本実施形態に 係る電子ロックシステムの電子錠20の構成に いて説明する。図4は、電子錠20の構成を概 的に示す図である。同図に示すように、電 錠20は、シリンダー21、制御回路22、配線25 駆動手段26、認証キー30、認証キー用シリン ー31、認証キー用端子32を有している。

 シリンダー21は、扉の外から利用者がシ ンダー内に電子キー10を差し込むことができ る位置に配置され、例えば、扉の室外側ノブ に取り付けられる。シリンダー21には、差し まれた電子キー10の導電ネジ12と接触するた めの導電ネジ用端子23a~23lと、導電路13の露出 部13a,bと接触するための導電路用端子24a~24cが 設置されている。

 認証キー30は、電子キー10と同じ構成であ り、使用者は、電子キー10と認証キー30とを じ認証パターンとなるように作成する。認 キー用シリンダー31は、扉の内側に設置され 、使用者は常時認証キー30を認証キー用シリ ダー31に差し込んでおく必要がある。認証 ー用シリンダー31の構成もシリンダー21と同 であり、認証キー用シリンダー31には、認 キー30の導電ネジ及び導電路と接触するため の端子32が設置されている。

 制御回路22は、配線25によりシリンダー21 端子23,24及び認証キー用シリンダー31の端子 32と接続されており、図示しない電源(例えば 、AC電源等)から電力を供給され、順次所定の 配線25に電流を流し、電子キー10の認証パタ ンと認証キー30の認証パターンとが完全に一 致しているか否かをチェックする機能を有す る。

 具体的には、まず導電路用端子24bと、同 子24a又は24cの何れが導電状態にあるかをチ ックする。上述したように、導電路13の先 側面露出部13aは、一方の側面にのみ露出し いるので、導電路用端子24a又は24cの何れが 端側面露出部13aと接触して導電しているか チェックすることで、電子キー10がどちらの 側面を上にして差し込まれているかを確認す ることができる。このように、本実施形態で は、先端側面露出部13aにより電子キー10の向 を確認することができるので、リバーシブ タイプの鍵として使用でき、どちらを上に て挿入しても認証チェックを行うことが可 である。

 続いて、制御回路22は、導電路用端子24b 、各導電ネジ用端子23a~23lとの間で、どれが 電状態にあるか否かを順次チェックするこ で、どのネジ孔11bが導電状態にあるかをチ ックする。すなわち、導電部材14の有無を ェックし、電子キー10の認証パターンを認識 ・取得する。

 そして、制御回路22は、同様に認証キー30 の認証パターンを認識し、電子キー10の認証 ターンと、認証キー30の認証パターンが完 に一致するか否かをチェックする。一致し 場合には、制御回路22はロックを解錠するた めの信号を発信する。本実施形態では、駆動 手段26に対して駆動信号を発信し、駆動手段2 6を駆動して図示しない電子錠10のロックを解 除する。例えば、駆動手段26が、扉枠の係止 に係止して施錠状態にあるデッドボルトを 錠方向に移動させて解錠状態とする。なお 駆動手段26としては、電磁駆動手段や電気 ータ等、適宜適切な駆動手段を採用すれば い。

 また、本実施形態に係る制御回路22は、 部のメモリに管理用認証パターンを格納し おり、管理用認証パターンを有するマスタ キーであれば、認証キー20と認証パターンが 一致しない電子キーであっても、解錠動作を 行うように構成されている。このように、マ スターキーを使用可能にしておけば、マンシ ョン等の管理に便利である。

 このような制御回路22の機能は、制御回 22内の演算装置が、制御回路22内のメモリに 納されたプログラムを実行することで実現 れる。

 以上、本実施形態に係る電子ロックシス ムについて説明したが、続いて、本電子ロ クシステムの使用態様について説明する。 ず、使用者は、電子キー10の識別情報であ 認証パターンを任意に設定する。すなわち 所望のネジ孔11bには、導電部材14を入れたう えで、導電ネジ12をねじ込み、その他のネジ 11bには、導電部材14を入れないで導電ネジ12 をねじ込み、電子キー10に所望の認証パター を組み込む。

 次に、使用者は、作成した電子キー10と く同じ認証パターンの認証キー30、すなわち 電子キー10のコピーを同様に作成する。そし 、この認証キー30を扉の内側に設置されて る認証キー用シリンダー31に差し込めば、電 子ロックシステムのセットが完了する。

 電子ロックシステムを解錠する際には、 外側からシリンダー21に電子キー10を挿入す る。このとき、電子キー10はリバーシブルキ であるため、どちらを上にして挿入しても い。電子キー10が挿入されると、制御回路22 により、認証パターンのチェックが行われ、 認証パターンが一致すれば、駆動手段26を駆 されてロックが解錠される。

 以上、本実施形態に係る電子ロックシス ムについて詳細に説明したが、本実施形態 係る電子キー10によれば、ドライバーを使 て導電ネジ12を外せば、手軽に導電部材14の し入れを行うことができ、電子キー10の識 情報である認証パターンを簡単に変更する とが可能である。したがって、定期的に認 パターンを変える等すれば、セキュリティ 格段に向上させることができる。

 特に、従来の通常の鍵やマグネットキー は、自分で合い鍵を作ったり、鍵の識別情 を変更したりすることができず、専門の業 に依頼する必要があったが、本発明に係る 子キーであれば、合い鍵の作成や識別情報 変更を短時間で手軽に行うことが可能であ 。したがって、電子キーを紛失した場合に 、すぐに錠側の認証用識別情報(認証パター ン)を変更することで、短時間でセキュリテ を確保することができる。

 また、賃貸マンション等で入居者が変わ 場合にも、本実施形態であれば、従来のよ に鍵及び錠の双方を取り替える必要がなく 電子キー及び認証キーの認証パターンを変 するだけで良いので、コスト的なメリット 大きい。

 また、電子キー10のステム部側面のネジ 11bには全て導電ネジ12がねじ込まれ、内部の 導電部材14の有無によって認証パターンを特 しているため、電子キーを外部から見ただ では、認証パターンを知ることができず、 キュリティ上安心できる。

 また、本実施形態では、電子キー10の識 パターンのチェックを、同じ鍵である認証 ー30を用いて行っているため、電子キー10の 別パターンを変更した際には、同じように 証キー30の識別パターンを変更するだけで 電子錠側の認証用識別情報を簡単に変更で る。特に、高齢者等、電子機器の操作に不 れな者にとっては、変更後の識別パターン 錠側のメモリに記憶・登録させるといった 雑な操作をする必要が無く、便利である。

(変形例1)
 続いて、本実施形態の変形例1について説明 する。図5は、変形例1に係る電子キー40の概 的な構成を示す図である。同図に示すよう 、本変形例1に係る電子キーは、本体のステ 部先端に一方の角が欠けており、これによ 、電子キー40の挿入の際の上下を規制し、 方を上にした場合しか電子キーを差し込む とができないように、錠側のシリンダーも 成されている。その他の構成は、上記実施 態と同じである。

 したがって、本変形例1では、上記実施形 態のように、電子キーの挿入の向きを認識す るための導電路13の先端側面露出部13aや、導 路用端子24a,cが不要となり、装置構成を簡 化することができる。

(変形例2)
 続いて、本実施形態の変形例2について説明 する。図6は、本変形例2に係る電子キー50の 略的な構成を示す図である。同図に示すよ に、変形例2に係る電子キー50は、本体51に充 電可能な二次電池52が内蔵されている。また 電子キー50は、本体51を挿入して持ち運ぶた めのキーケース53を備えており、キーケース5 4には、図示しないクレードル等に電子キー50 を差し込んで二次電池52に充電するための充 用端子54が備えられている。その他の電子 ー50の構成は、上記実施形態に係る電子キー と同様である。

 したがって、キーケース53に本体51を差し 込んだ状態で、電子キー50をAC電源に接続さ たクレードル等に裁置すると、二次電池52に 充電を行うことができる。

 また、本変形例2に係る電子ロックシステ ムは、上記二次電池52を駆動源として、錠側 各部材が動作するように構成されている。 なわち、電子キー50がシリンダーに差し込 れたときの制御回路による認証チェックや ロックを解錠するときの駆動手段の駆動も 次電池52から電気が供給される。

 したがって、本変形例2によれば、上記実 施形態により得られる作用・効果に加えて、 電子キー50側に電子ロックシステムを駆動す ための電源が内蔵されているため、錠側に 源を確保するための構成が不要である。こ ため、既存の建物の扉に後付で電子ロック ステムを設置する場合であっても、錠側の 源を確保するために、建物側を大幅に改造 る必要がなく、電子錠を扉に取り付けるだ で済み、コストの低減や工期の短縮ができ 。

 以上、本実施形態及びその変形例に係る 子ロックシステムについて詳細に説明した 、本発明の実施形態は、上記実施形態等に 定されるものではなく。本発明の主旨を逸 しない範囲内で種々の変形が可能であるこ は言うまでもない。

 例えば、本実施形態に係る電子キーは、 テム部の両側面に認証パターンを形成する めの導電ネジ及び導電部材からなる導電体 配置したが、一方の側面だけに配置しても いし、側面ではなく上下面に設けても良い もちろん、電子キーの形状も通常の鍵の形 ではなく、認証パターンを構成する導電体 保持できる形状であれば、棒状等の他の形 であっても良い。

 また、本実施形態では、キー本体を絶縁 で構成し、導電体を錠側と通電させるため 導電路を設置したが、キー本体を導電性材 で構成しても良い。この場合には、認証パ ーンである導電体や導電路を機能させるた に、必要な箇所を絶縁体でカバーするよう 構成する必要がある。

 また、本実施形態では、ネジ孔の半分の さを有する導電ネジを全てのネジ孔の外側 ねじ込むと共に、同じくネジ孔の半分の長 を有する導電部材を所定のネジ孔の内側に 入し、導電部材の有無で認証パターンを形 するように構成しているが、各ネジ孔が導 状態にあるか否かを決定する導電体の構成 、もちろん導電ネジと導電部材との組合せ 限定されるものではない。

 例えば、識別情報を形成する導電体とし 、長短2種類の導電ネジを用いても良い。具 体的には、ネジ孔の深さと同じ長さの長導電 ネジと、ネジ孔の深さの半分の長さの短導電 ネジとの2種類を用意する。この場合には、 導電ネジを挿入したネジ孔は、導電状態と り、短導電ネジを挿入した孔は、非導電状 となるため、長導電ネジの配置パターンに り識別情報である認証パターンを形成する とができる。

 また、本実施形態では、認証パターンを 成するための導電体を、固定を確実にする めにネジ孔の中にねじ込むように構成した 、ネジ溝の刻まれていない孔の中に、接着 等によって固定して挿入するようにしても い。但し、この場合にも、認証パターンを 更できるように、導電体の抜き差しが行え ような構成にする必要がある。

 また、本実施形態では、電子キーと同じ 別情報を有する認証キーを電子錠側に備え 構成としたが、電子錠側のメモリ内に、電 データとして電子キーの識別情報を記憶さ るようにさせても良い。この場合には、使 者が電子キーの認証パターンを変更する度 、変更後の認証パターンを電子錠側のメモ 内に記憶させる必要がある。

図1は、本実施形態に係る電子キーの構 成を示す図である。 図2は、図1(b)のA-A線における断面図で る。 図3は、本実施形に係る導電ネジ及び導 電部材の斜視図である。 図4は、本実施形態に係る電子錠の構成 を概略的に示す図である。 図5は、本実施形態の変形例1に係る電 キーの構成を示す図である。 図6は、本実施形態の変形例2に係る電 キーの構成を示す図である。

符号の説明

 10     電子キー
 11     キー本体
 12     導電ネジ
 13     導電路
 14     導電部材
 20     電子錠
 21     シリンダー
 22     制御回路
 23     導電ネジ用端子
 24     導電路用端子
 25     配線
 26     駆動手段
 30     認証キー
 31     認証キー用シリンダー
 32     端子