Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
ELECTRONIC SHELF LABEL SYSTEM AND DISPLAY METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/044598
Kind Code:
A1
Abstract:
In-store work on commodities not registered in a commodity master can be performed. An ESL server (10) is provided with a hard disk (14) for storing a commodity master (140) and a link file (141) and a bar code reader (17), and a link unit (110). When a commodity is associated with an electronic shelf label, an operator causes the bar code reader (17) to read a bar code representing the commodity code of the commodity and a bar code representing the device code of the electronic shelf label disposed near the commodity. The link unit (110) stores acquired commodity specification information (130) and device specification information (131) in the link file (141) in association with each other regardless of whether or not the commodity represented by the read commodity code is registered in the commodity master (140).

Inventors:
NAKAMURA KAZUTOMO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/065679
Publication Date:
April 09, 2009
Filing Date:
September 01, 2008
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
ISHIDA SEISAKUSHO (JP)
NAKAMURA KAZUTOMO (JP)
International Classes:
G07G1/01; A47F5/00; G06Q30/00; G06Q30/02; G06Q30/06; G06Q50/00; G06Q50/10; G07G1/00; G07G1/12; G07G1/14
Foreign References:
JP2004265196A2004-09-24
JPH0465795A1992-03-02
JP2004265196A2004-09-24
Other References:
See also references of EP 2196965A4
Attorney, Agent or Firm:
YOSHITAKE, Hidetoshi et al. (Sumitomo-seimei OBP Plaza Bldg. 4-70Shiromi 1-chome, Chuo-ku, Osaka-sh, Osaka 01, JP)
Download PDF:
Claims:
 商品(6)の案内情報(133)を表示する電子棚札システム(1)であって、
 商品の近傍に配置される電子棚札(5)と、
 登録された商品に関する情報を格納する商品マスタ(140)を記憶する記憶部(14)と、
 仮情報(132)を受け付ける入力部(16/76)と、
 商品と前記商品の近傍に配置される電子棚札とを指定する指定部(17/77)と、
 前記指定部によって指定された商品と前記商品の近傍に配置される電子棚札との対応付けを行うリンク部(110)と、
 前記指定部によって指定された商品が前記記憶部に記憶されている商品マスタに登録されている場合には、前記商品マスタに基づいて前記商品の案内情報を生成する一方で、前記商品が前記商品マスタに登録されていない場合には、前記入力部により受け付けた仮情報に基づいて前記商品の案内情報を生成する生成部(112)と、
 商品の案内情報が生成された場合において、前記商品に対応付けられた電子棚札に、前記商品の案内情報を送信する送信部(18)と、
を備え、
 前記送信部から案内情報を受信した電子棚札は前記案内情報を表示することを特徴とする電子棚札システム。
 請求項1に記載の電子棚札システムであって、
 前記入力部により受け付けた仮情報に基づいて前記生成部により商品の案内情報が生成された場合において、前記商品について、前記記憶部に記憶されている商品マスタに前記仮情報の内容を反映させることを特徴とする電子棚札システム。
 請求項1または2に記載の電子棚札システムであって、
 更新対象の商品について、前記記憶部に記憶されている商品マスタを更新する更新部(111)をさらに備え、
 前記生成部は、前記更新対象の商品が既に電子棚札に対応付けられている場合に、前記更新部によって更新された商品マスタに基づいて前記商品の案内情報を生成することを特徴とする電子棚札システム。
 請求項1ないし3のいずれかに記載の電子棚札システムであって、
 前記生成部は、仮情報に基づいて案内情報を生成した場合には、前記案内情報が前記仮情報に基づいて生成されたことを示す識別情報を前記案内情報に含めることを特徴とする電子棚札システム。
 商品の案内情報を表示する表示方法であって、
 (a) 登録された商品(6)に関する情報を格納する商品マスタ(140)を取得して記憶部(14)に記憶する工程と、
 (b) 商品と前記商品の近傍に配置される電子棚札(5)とを指定する工程と、
 (c) 前記(b)工程において指定された商品と前記商品の近傍に配置される電子棚札とを対応付ける工程と、
 (d) 前記(b)工程において指定された商品が前記商品マスタに登録されているか否かを判定する工程と、
 (e) 前記(d)工程において商品が前記商品マスタに登録されていると判定された場合、前記商品の案内情報(133)を前記商品マスタに基づいて生成する工程と、
 (f) 前記(d)工程において商品が前記商品マスタに登録されていないと判定された場合、前記商品の仮情報(132)を取得して、取得した前記仮情報に基づいて前記商品の案内情報を生成する工程と、
 (g) 商品の案内情報が生成された場合において、前記商品に対応付けられた電子棚札に、前記商品の案内情報を送信する工程と、
 (h) 電子棚札が受信した商品の案内情報を前記電子棚札に表示する工程と、
を有することを特徴とする表示方法。
 商品(6)の案内情報(133)を表示する電子棚札システム(1)であって、
 商品の近傍に配置される電子棚札(5)と、
 商品と前記商品の近傍に配置される電子棚札とを指定する指定部(77)を有する可搬性の情報処理装置(7)と、
 登録された商品に関する情報を格納する商品マスタ(140)を記憶する記憶部(14)と、
 前記指定部によって指定された商品が前記商品マスタに登録されている場合には、前記商品と前記商品の近傍に配置される電子棚札との対応付けを行うリンク部(110)と、
 前記指定部によって指定された商品が前記商品マスタに登録されている場合には、前記商品マスタに基づいて前記商品の案内情報を生成する一方で、前記指定部によって指定された商品が前記商品マスタに登録されていない場合には、前記商品が前記商品マスタに登録されていない旨を通知する未登録通知情報を生成する生成部(112)と、
 商品の案内情報が生成されると、前記商品に対応付けられた電子棚札に前記商品の案内情報を送信する一方で、商品についての未登録通知情報が生成されると、前記商品の近傍に配置される電子棚札に前記商品についての未登録通知情報を送信する送信部(18)と、
を備え、
 前記送信部から商品の案内情報を受信した電子棚札は前記案内情報を表示し、
 前記送信部から商品についての未登録通知情報を受信した電子棚札は、前記商品が前記商品マスタに登録されていない旨を表示する、電子棚札システム。
 請求項6に記載の電子棚札システムであって、
 前記リンク部は、前記指定部によって指定された商品が前記商品マスタに登録されていない場合にも、前記商品と前記商品の近傍に配置される電子棚札との対応付けを行う、電子棚札システム。
Description:
電子棚札システムおよび表示方

 本発明は、商品に係る情報を表示する電 棚札と商品とを対応付ける技術に関する。

 一般に、スーパーマーケットやコンビニ ンスストアなどの店舗では、POSシステム等 記憶される商品マスタによって、商品の売 を一元的に管理している。その一方で、売 の消費者への伝達は、商品の位置に配置さ る紙媒体の棚札によりなされている。しか ながら、このような紙媒体の棚札の管理は 手に頼らざるを得ないため、売価の間違い どの人為的ミスが発生しやすく、商品マス とは異なる売価が消費者に伝達される可能 がある。

 このような問題を解決するため、近年、 子棚札システム(ESLシステム/Electronic Shelf L abel System)が実用化されている。電子棚札シ テムにおいては、ディスプレイを備えた電 棚札が各商品の位置に取り付けられ、商品 スタに基づく売価が各電子棚札に送信され 電子棚札のディスプレイに表示される。こ により、消費者に対して正しい売価を伝達 きるようになっている(例えば、特許文献1参 照。)。電子棚札システムのサーバ装置には 電子棚札に固有の装置コードと商品の商品 ードとを対応付けたリンクファイルが記憶 れている。このリンクファイルによって電 棚札と商品とがデータ的に対応付けられ、 子棚札には自装置に対応付けられた商品の 価が表示される。

 このような、電子棚札システムでは、導 時、あるいは、販売する商品の変更などが じた場合、電子棚札と商品とを対応付ける めの処理(対応付け処理)が必要となる。対 付け処理において作業員は、リンクファイ のデータを生成するために、装置コードと 品コードとを取得する作業を行う。

特開2004-265196号公報

 ところが、従来の技術では、対応付け処 において商品マスタに登録されていない商 の商品コードが取得されると、電子棚札に 示する情報(売価等)を取得することができ い。したがって、従来の技術では、このよ な商品コードは入力誤りであると判定され 対応付け処理が行われないという問題があ た。すなわち、本部から最終的な商品マス が得られるまで、店舗における対応付け処 を行うことができず、商品の陳列作業等が れる事態が生じていた。

 また、商品や電子棚札が配置される販売 ペースにおいては、作業員は、対応付け処 の対象となっている商品が商品マスタに登 されていないことを知ることができず、そ ために、作業員は、自ら商品マスタを更新 ることができず、また各店舗を管理する本 に対して商品マスタの更新を促すことがで ない。その結果、商品マスタの更新作業が ぐに行われないという事態で生じていた。

 本発明は、上記課題に鑑みてなされたも であり、商品マスタに登録されていない商 についても、店舗における作業が行えるよ にすることを第1の目的とする。

 また、商品および電子棚札が配置される ペースにおいて、対応付け処理の対象の商 が商品マスタに登録されていないことを作 員に通知することが可能な技術を提供する とを第2の目的とする。

 上記の課題を解決するため、この発明に る電子棚札システムの第1の態様は、商品の 案内情報を表示する電子棚札システムであっ て、商品の近傍に配置される電子棚札と、登 録された商品に関する情報を格納する商品マ スタを記憶する記憶部と、仮情報を受け付け る入力部と、商品と前記商品の近傍に配置さ れる電子棚札とを指定する指定部と、前記指 定部によって指定された商品と前記商品の近 傍に配置される電子棚札との対応付けを行う リンク部と、前記指定部によって指定された 商品が前記記憶部に記憶されている商品マス タに登録されている場合には、前記商品マス タに基づいて前記商品の案内情報を生成する 一方で、前記商品が前記商品マスタに登録さ れていない場合には、前記入力部により受け 付けた仮情報に基づいて前記商品の案内情報 を生成する生成部と、商品の案内情報が生成 された場合において、前記商品に対応付けら れた電子棚札に、前記商品の案内情報を送信 する送信部とを備え、前記送信部から案内情 報を受信した電子棚札は前記案内情報を表示 する。

 また、この発明に係る電子棚札システム 第2の態様は、第1の態様であって、前記入 部により受け付けた仮情報に基づいて前記 成部により商品の案内情報が生成された場 において、前記商品について、前記記憶部 記憶されている商品マスタに前記仮情報の 容を反映させる。

 また、この発明に係る電子棚札システム 第3の態様は、第1又は第2の態様であって、 新対象の商品について、前記記憶部に記憶 れている商品マスタを更新する更新部をさ に備え、前記生成部は、前記更新対象の商 が既に電子棚札に対応付けられている場合 、前記更新部によって更新された商品マス に基づいて前記商品の案内情報を生成する

 また、この発明に係る電子棚札システム 第4の態様は、第1ないし第3の態様のいずれ 一つであって、前記生成部は、仮情報に基 いて案内情報を生成した場合には、前記案 情報が前記仮情報に基づいて生成されたこ を示す識別情報を前記案内情報に含める。

 また、この発明に係る表示方法は、商品 案内情報を表示する表示方法であって、(a) 録された商品に関する情報を格納する商品 スタを取得して記憶部に記憶する工程と、( b)商品と前記商品の近傍に配置される電子棚 とを指定する工程と、(c)前記(b)工程におい 指定された商品と前記商品の近傍に配置さ る電子棚札とを対応付ける工程と、(d)前記( b)工程において指定された商品が前記商品マ タに登録されているか否かを判定する工程 、(e)前記(d)工程において商品が前記商品マ タに登録されていると判定された場合、前 商品の案内情報を前記商品マスタに基づい 生成する工程と、(f)前記(d)工程において商 が前記商品マスタに登録されていないと判 された場合、前記商品の仮情報を取得して 取得した前記仮情報に基づいて前記商品の 内情報を生成する工程と、(g)商品の案内情 が生成された場合において、前記商品に対 付けられた電子棚札に、前記商品の案内情 を送信する工程と、(h)電子棚札が受信した 品の案内情報を前記電子棚札に表示する工 とを有する。

 また、この発明に係る電子棚札システム 第5の態様は、商品の案内情報を表示する電 子棚札システムであって、商品の近傍に配置 される電子棚札と、商品と前記商品の近傍に 配置される電子棚札とを指定する指定部を有 する可搬性の情報処理装置と、登録された商 品に関する情報を格納する商品マスタを記憶 する記憶部と、前記指定部によって指定され た商品が前記商品マスタに登録されている場 合には、前記商品と前記商品の近傍に配置さ れる電子棚札との対応付けを行うリンク部と 、前記指定部によって指定された商品が前記 商品マスタに登録されている場合には、前記 商品マスタに基づいて前記商品の案内情報を 生成する一方で、前記指定部によって指定さ れた商品が前記商品マスタに登録されていな い場合には、前記商品が前記商品マスタに登 録されていない旨を通知する未登録通知情報 を生成する生成部と、商品の案内情報が生成 されると、前記商品に対応付けられた電子棚 札に前記商品の案内情報を送信する一方で、 商品についての未登録通知情報が生成される と、前記商品の近傍に配置される電子棚札に 前記商品についての未登録通知情報を送信す る送信部と、を備え、前記送信部から商品の 案内情報を受信した電子棚札は前記案内情報 を表示し、前記送信部から商品についての未 登録通知情報を受信した電子棚札は、前記商 品が前記商品マスタに登録されていない旨を 表示する。

 また、この発明に係る電子棚札システム 第6の態様は、第5の態様であって、前記リ ク部は、前記指定部によって指定された商 が前記商品マスタに登録されていない場合 も、前記商品と前記商品の近傍に配置され 電子棚札との対応付けを行う。

 この発明に係る電子棚札システムの第1な いし第4の態様及び表示方法では、指定され 商品と商品の近傍に配置される電子棚札と 対応付けを行うとともに、指定された商品 商品マスタに登録されている場合には、商 マスタに基づいて商品の案内情報を生成す 一方で、商品が商品マスタに登録されてい い場合には、受け付けた仮情報に基づいて 品の案内情報を生成することにより、商品 スタに登録されていない商品についても、 子棚札を対応付けることができる。したが て、最終的な商品マスタが取得されるまで つ必要がなく、例えば店舗内における商品 列作業を先行して行うことができる。

 特に、この発明に係る電子棚札システム 第2の態様では、入力部により受け付けた仮 情報に基づいて生成部により商品の案内情報 が生成された場合において、商品について、 記憶部に記憶されている商品マスタに仮情報 の内容を反映させることにより、案内情報と して電子棚札に表示されている仮情報と商品 マスタとの間で情報の整合を取ることができ る。

 特に、この発明に係る電子棚札システム 第3の態様では、更新対象の商品が既に電子 棚札に対応付けられている場合に、更新部に よって更新された商品マスタに基づいて商品 の案内情報を生成することにより、商品マス タが更新された場合において、電子棚札への 対応付けが既にされている商品については、 対応付けされている電子棚札の表示を更新後 の商品マスタに基づいて自動的に変更できる 。したがって、オペレータが案内情報の書き 換えを、改めて指示する必要がないのでオペ レータの負担を軽減できる。

 特に、この発明に係る電子棚札システム 第4の態様では、仮情報に基づいて案内情報 を生成した場合には、案内情報が仮情報に基 づいて生成されたことを示す識別情報を案内 情報に含めることにより、電子棚札に仮情報 である旨が案内情報として表示されるので、 当該電子棚札に表示されている情報が、当該 商品に対する最終的な商品マスタからのもの でないことを容易に確認できる。

 また、この発明に係る電子棚札システム 第5及び第6の態様では、互いに対応付ける 品と電子棚札とを可搬性の情報処理装置で 定する場合において、当該商品が商品マス に登録されていないときには、その旨が当 商品の近傍に配置される電子棚札に表示さ る。したがって、作業員が、互いに対応付 る商品および電子棚札が配置されるスペー において、可搬性の情報処理装置を使用し 両者を指定する際に、当該商品が商品マス に登録されていないことを当該作業員に通 することができる。よって、商品マスタの 新を早期に行うことができる。

 特に、この発明に係る電子棚札システム 第6の態様では、情報処理装置で指定された 商品が商品マスタに登録されていない場合に も、当該商品と当該商品の近傍に配置される 電子棚札との対応付けが行われるため、作業 員は、商品マスタが更新されるまで待つこと なく、当該商品と当該電子棚札とを対応付け ることができる。よって、作業効率が向上す る。

 この発明の目的、特徴、局面、および利 は、以下の詳細な説明と添付図面とによっ 、より明白となる。

本発明の実施の形態1に係る電子棚札シ ステムを含む店舗情報システムの構成例を示 す図である。 本発明の実施の形態1に係る電子棚札シ ステムが備える電子棚札が、商品棚に配置さ れる様子を示す図である。 ESLサーバの基本構成を示す図である。 リンクファイルの例を示す図である。 ESLサーバが備える機能ブロックをデー の流れとともに示す図である。 電子棚札を前面側から見た図である。 電子棚札が自装置の装置コードを表示 た場合の例を示す図である。 ハンディスキャナの概略構成を示す図 ある。 本発明の実施の形態1に係る電子棚札シ ステムを用いて商品の案内情報を表示する方 法を示す流れ図である。 本発明の実施の形態1に係る電子棚札 ステムが実行する第1表示処理を示す流れ図 ある。 対応付け処理において表示される画面 を例示する図である。 対応付け処理において互いに対応付け られる商品と電子棚札とが、入力された商品 コードと装置コードとによって指定された様 子を示す画面を例示する図である。 リンクファイルを例示する図である。 第2表示処理を示す流れ図である。 仮情報の入力を促す画面を例示する図 である。 仮情報の入力がされた様子を例示する 図である。 仮情報に基づいて生成された案内情報 が電子棚札に表示される例を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る電子棚札 ステムの設置後対応付け処理における動作 示す流れ図である。 本発明の実施の形態2に係る電子棚札 おいて、対応付け処理の対象の商品が商品 スタに登録されていない旨が表示された様 の一例を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る電子棚札 おいて、対応付け処理の対象の商品が商品 スタに登録されていない旨が表示された様 の他の例を示す図である。

 以下、本発明の好適な実施の形態につい 、添付の図面を参照しつつ、詳細に説明す 。

 実施の形態1.
 図1は、本発明に係る電子棚札システム1を む店舗情報システム100の構成例を示す図で る。また、図2は、電子棚札システム1が備え る電子棚札5が、商品棚60に配置される様子を 示す図である。

 図2に示すように、商品棚60はフェース61 呼ばれる複数の空間に区分され、各フェー 61には同一種の商品6が集約されて載置され 。すなわち、1つのフェース61と、そのフェ ス61に載置される一種の商品6とが一対一で 理的に対応付けされる。また、各商品6には 商品の種類を識別するための商品コード(商 品識別情報)を示すバーコードが、ラベルあ いは印刷により貼付されている。なお、商 コードは、バーコードに限定されるもので なく、例えばQRコード等で表現されていても よい。

 商品棚60のフレーム62には、各フェース61 対応する位置にそれぞれ、電子棚札5が取り 付けられている。すなわち、一の電子棚札5 、一種の商品6に対応付けされ、各電子棚札5 は自装置が対応する商品6の近傍の位置に配 される。すなわち、電子棚札5をフレーム62 所定の位置に取り付けることによって、当 電子棚札5と取り付けた位置に対応したフェ ス61に載置される商品6との物理的な対応付 がされる。

 詳細は後述するが、各電子棚札5はそれぞ れディスプレイを備えており、ディスプレイ には自装置が対応する商品6の売価等の情報 含む案内情報133(図5)が表示される。これに り、消費者に対して商品6の売価が伝達され 。

 本実施の形態においては、図2に示すよう な商品棚60が店舗内の販売スペースに複数配 されている例について説明するが、商品6の 配置換えなどが発生したときには、フェース 61の位置やサイズも変化する。このようなフ ース61の変化に対応するため、電子棚札5の 付位置は固定されるものではなく、電子棚 5をフレーム62から取り外して別の位置に再 置することも可能とされている。

 図1に示すように、店舗情報システム100は 、電子棚札システム1とともに、ストアコン ローラ2およびPOSシステム3を備えている。電 子棚札システム1が備えるESLサーバ10およびPOS システム3が備えるPOSサーバ31は、LAN21を介し ストアコントローラ2に接続されている。こ れにより、ストアコントローラ2、POSシステ 3および電子棚札システム1の間で相互にデー タ通信が可能とされている。

 ストアコントローラ2は一般的なコンピュ ータで構成され、店舗情報システム100を統括 的に管理する装置として機能する。また、ス トアコントローラ2はインターネットなどの 部ネットワークに接続されており、外部ネ トワークを介して、店舗を管理する本部セ ターに配置されたコンピュータ等と通信可 とされている。

 POSシステム3は、商品6ごとに販売に係る 報を収集して分析するシステムであり、POS ステム3を統括的に管理するPOSサーバ31とと に、商品6の精算を行う複数のレジスタ32を えている。POSサーバ31は一般的なコンピュー タで構成され、そのハードディスクには、「 商品コード」、「商品名」、「売価」などの 商品6に係る各種の情報を示す商品マスタ301 記憶されている。

 店舗内の商品6の売価は商品マスタ301によ り一元的に管理され、複数のレジスタ32のそ ぞれにおいては、商品マスタ301に記載され 売価に基づいて商品6の精算がなされる。こ の商品マスタ301に記載される売価は、通常、 本部センターのコンピュータからの指示(ス アコントローラ2に受信される情報)に基づい て変更されるが、POSサーバ31を直接操作して 価を変更することも可能とされている。

 電子棚札システム1は、ベースステーショ ン41および複数のトランシーバ42とともに、 モコン43、ESLサーバ10、複数の電子棚札5およ びハンディスキャナ7を備えている。なお、 1では、リモコン43およびハンディスキャナ7 1つだけ図示しているが、電子棚札システム 1はリモコン43およびハンディスキャナ7を複 備えていてもよい。

 ベースステーション41は、ESLサーバ10およ び各トランシーバ42に接続され、ESLサーバ10 各トランシーバ42との間の信号の中継器とし て機能する。

 各トランシーバ42は電子棚札5に対して赤 線信号を送信するものである。ESLサーバ10 店舗における販売スペース内に配置された ての電子棚札5と通信可能となるように、複 のトランシーバ42が販売スペースの天井な に略一定距離ごとに配置されている。

 作業員によって携帯されるリモコン43は トランシーバ42と同様に、電子棚札5に対し 赤外線信号を送信するものであり、主に、 子棚札5に表示されている画面を切り替える めに使用される。

 図3は、ESLサーバ10の基本構成を示す図で る。ESLサーバ10は、電子棚札システム1を統 的に管理するサーバ装置であり、通常は、 舗内の販売スペースとは別室のバックヤー に配置される。

 ESLサーバ10のハードウェアとしての構成 一般的なコンピュータと同様である。すな ち、ESLサーバ10は、各種演算処理を行うCPU11 基本プログラムを記憶するROM12、演算処理 作業領域となるRAM13、プログラムや各種のデ ータファイルなどを記憶するハードディスク 14、各種表示を行うディスプレイ15、キーボ ドおよびマウスなどで構成される入力部16、 バーコードを読み取るバーコードリーダ17、 よびデータ通信部18を備えている。

 ESLサーバ10のハードディスク14には、専用 のプログラム(図示せず)が予め記憶されてお 、このプログラムに従ってCPU11が演算処理 行うことにより、ESLサーバ10としての各種機 能が実現される。また、ESLサーバ10のハード ィスク14には、商品マスタ140およびリンク ァイル141が記憶されている。

 商品マスタ140は、商品6に係る各種の情報 を示すデータファイルであり、この情報は主 として電子棚札5に表示する案内情報133を作 するために用いられる。具体的には、商品 スタ140は、一のレコードが一種の商品6に係 情報を示すテーブル形式となっており、各 コード毎に、「商品コード」、「商品名」 「売価」、「販売数」、「発注数」、「特 時刻」、「特売期間」、「仮情報識別子」 どが登録されている。なお、仮情報識別子 は、当該レコードに登録されている情報が 仮情報132(図5)に基づいて格納された情報で ることを示す識別情報である。

 本実施の形態における電子棚札システム1 では、商品マスタ140として、POSサーバ31に記 されている商品マスタ301と同一のデータを 用する。すなわち、商品マスタ140または商 マスタ301のいずれかが更新された場合には 更新された側から他方に向けて更新情報が 信される。これに応じて、ESLサーバ10とPOS ーバ31との間でデータ通信が行われ、他方に ついても同一の更新が行われる。これにより 、店舗情報システム100内において、商品マス タ140と商品マスタ301との間でデータの整合が 図られる。

 なお、ESLサーバ10、POSサーバ31またはスト アコントローラ2のいずれかにのみ商品マス を記憶しておき、必要に応じて他のサーバ ら参照するように構成してもよい。また、 品マスタ140と商品マスタ301とに設けられる 目は必ずしも同一でなくてもよい。例えば 電子棚札システム1においてのみ必要な情報 目(例えば、「仮情報識別子」)については 品マスタ140にのみ設け、POSシステム3におい 使用される商品マスタ301にはそのような情 項目を設けなくてもよい。

 図4は、リンクファイル141の例を示す図で ある。リンクファイル141は、電子棚札5と商 6とをデータ的(論理的)に対応付けるデータ ァイルである。図4に示すように、リンクフ イル141はテーブル形式となっており、各レ ード142が商品コードと装置コードとを対応 けるリンク情報となる。ここで、装置コー とは、電子棚札システム1が備える複数の電 子棚札5のそれぞれに固有のハードウェアID( ード識別情報)である。このようなリンクフ イル141によって、電子棚札5と商品6とが論 的に対応付けられる。

 ESLサーバ10から、ある商品6に係る情報が 子棚札5に送信される場合は、リンクファイ ル141が参照され、当該商品6の商品コードに 応付けられた装置コードが特定される。そ て、この装置コードを含む赤外線信号がト ンシーバ42から送信されることで、該装置コ ードの電子棚札5(すなわち、当該商品6に対応 付けられた電子棚札5)のみに対して、商品6の 情報が送信される。

 図3に戻って、バーコードリーダ17は、電 棚札5の装置コードまたは商品6の商品コー を読み取って、RAM13に転送する機能を有する 。

 データ通信部18は、LAN21を介した有線のデ ータ通信機能のみならず、無線LANを用いたデ ータ通信機能を有している。これによりESLサ ーバ10は、ストアコントローラ2やPOSサーバ31 の間でデータの送受信ができるとともに、 線LANを用いたデータ通信機能を備えたハン ィスキャナ7との間で無線通信によるデータ の送受信も可能とされている。

 さらに、データ通信部18はベースステー ョン41との間のデータ通信機能も有しており 、電子棚札5を制御する各種信号はデータ通 部18からベースステーション41を介して送信 れる。特に、データ通信部18は、CPU11によっ て商品6の案内情報133が生成された場合にお て、当該商品6に対応付けられた電子棚札5に 、当該商品6の案内情報133を送信する。

 図5に示すリンク部110、商品マスタ管理部 111および生成部112が、主にCPU11がプログラム 従って動作することにより実現される機能 ロックである。

 商品指定情報130は対応付け処理を行うた に指定された商品6を識別するための商品コ ード(商品識別情報)であり、装置指定情報131 対応付け処理を行うために指定された電子 札5を識別するための装置コード(識別情報) ある。本実施の形態では、商品指定情報130 よび装置指定情報131は、バーコードリーダ1 7がバーコードを読み取ることによって取得 れる場合と、データ通信部18が商品指定情報 130および装置指定情報131を受信することによ って取得される場合とがある。ただし、図5 は示していないが、商品指定情報130および 置指定情報131は、ESLサーバ10のオペレータに よって入力部16が操作されることにより入力 れ取得されてもよい。

 リンク部110は、商品指定情報130および装 指定情報131が取得されたときに、これらに づいて、リンクファイル141の1つのレコード 142を新たに生成し、ハードディスク14に記憶 れているリンクファイル141に登録する。す わち、リンク部110は、取得された商品指定 報130に含まれる商品コードと装置指定情報1 31に含まれる装置コードとを論理的に対応付 てリンクファイル141を生成(更新)すること より、当該商品コードによって指定された 品6と当該装置コードによって指定された電 棚札5との対応付けを行う。

 商品マスタ管理部111は、ハードディスク1 4に記憶されている商品マスタ140に新しい商 6を登録したり、既に登録されている商品6に 関する情報を更新したりする機能を有する。 より具体的には、商品マスタ管理部111は、入 力部16から伝達される更新情報またはデータ 信部18が受信した更新情報に基づいて商品 スタ140を更新する機能と、生成部112を介し 伝達される仮情報132の内容を商品マスタ140 反映させる機能とを有している。

 なお、データ通信部18が受信した更新情 とは、電子棚札システム1の外部から得られ 情報である。具体例としては、POSサーバ31 ら送信される商品マスタ301を更新した情報 または、本部センターからストアコントロ ラ2が受信しESLサーバ10に転送される商品マ タを更新するよう指示する情報である。

 また、商品マスタ管理部111は、入力部16 ら伝達される更新情報に基づいて商品マス 140を更新した場合、または、仮情報132の内 を商品マスタ140に反映させた場合、当該更 情報または当該仮情報132をデータ通信部18に 伝達し、POSサーバ31に向けて送信させる。こ により、POSサーバ31によって商品マスタ301 更新されるので、先述のように、商品マス 140と商品マスタ301とのデータの整合が図ら る。

 さらに、商品マスタ管理部111は、更新情 に基づいて商品マスタ140を更新した場合に 、更新した商品(更新対象の商品)を示す商 コードを生成部112に伝達する。

 生成部112は、指定された商品6について案 内情報133を生成する。本実施の形態において 、生成部112に対する商品6の指定は、例えば 商品指定情報130に含まれる商品コードによ 指定と、商品マスタ管理部111から伝達され 商品コードによる指定とがある。なお、生 部112の動作の詳細については後述する。

 図6は、電子棚札5を前面(商品棚60に取り けた状態で視認可能な面)側から見た図であ 。図6に示すように電子棚札5はその前面に 案内情報133を表示するディスプレイ51および 赤外線信号を受信する赤外線通信部52を備え いる。

 ディスプレイ51は、ドットマトリクス方 の液晶ディスプレイで構成され、数値のみ らず、文字、記号、図形など各種の情報の 示が可能となっている。特に、本実施の形 におけるディスプレイ51は、先述のように、 当該電子棚札5が受信した案内情報133に含ま る情報を表示する。ただし、ディスプレイ51 に表示される情報は、案内情報133に由来する 情報に限定されるものではない。

 図6に示す例では、案内情報133に含まれる 情報に基づいて、自装置が対応付けられた商 品6を特定可能な情報(以下、「商品特定情報 と称する)である商品名6aおよびバーコード6 b(正確には、商品コードを示すバーコード)と ともに、当該商品の売価6cがディスプレイ51 表示されている。ディスプレイ51に商品特定 情報を表示せずに売価6cのみを表示させた場 は、電子棚札5がいずれの商品6に対応付け れているかの把握は困難であるが、このよ な商品特定情報の表示により、電子棚札5と 品6とが視覚的にも対応付けられる。

 また、電子棚札5はその内部に、マイクロ コンピュータ等で構成される制御部53と、各 の情報を記憶するためのメモリ54とを備え いる。メモリ54には、ディスプレイ51に表示 べき情報(文字データ、数字データおよび画 像データのいずれで表現されてもよい。)や 自装置の装置コードなどが記憶される。ト ンシーバ42から赤外線信号として送信された 案内情報133は赤外線通信部52に受信されて、 旦メモリ54に記憶された後、制御部53の制御 によりディスプレイ51に表示される。

 電子棚札5はディスプレイ51に表示する情 を切り替えることができ、対応付けられた 品6の案内情報133に含まれる情報(売価、商 名、商品コード、販売数、発注数、特売時 、特売期間など)のみならず、メモリ54に予 格納されている情報等も表示することが可 である。ディスプレイ51に表示する情報は、 赤外線通信部52に受光される赤外線信号に応 て切り替えることが可能である。このよう 情報の切り替え操作には、電子棚札5が表示 可能な情報に対応する複数の赤外線信号を送 信可能な可搬性のリモコン43やハンディスキ ナ7などが用いられる(図1参照)。すなわち、 本実施の形態におけるディスプレイ51には、 内情報133に含まれる全ての情報が一度に表 される必要はなく、このような切り替え操 によって選択的に表示されてもよい。

 電子棚札5がディスプレイ51の表示を切り えることにより表示可能な情報には自装置 装置コードも含まれる。赤外線通信部52に いて、装置コードの表示に対応する赤外線 号(以下、「コード表示信号」と称する)を受 信すると、電子棚札5は自装置の装置コード ディスプレイ51に表示する。

 図7は、電子棚札5が自装置の装置コード5b を表示した場合の例を示す図である。図7に すように、装置コード5bはディスプレイ51に いてバーコードを表現した画像として表示 れる。なお、電子棚札5が自装置の装置コー ド5bを表示する機能を有さない場合には、自 置の装置コード5bをバーコードとして印刷 たラベルが当該電子棚札5に貼付される。

 図8は、ハンディスキャナ7の概略構成を す図である。詳細は後述するが、ハンディ キャナ7は、店舗内における主に販売スペー において、作業員が商品6と当該商品6の近 に配置される電子棚札5との対応付けを、電 棚札システム1に対して指示するために使用 される。なお、本実施の形態では専用の装置 として構成されるハンディスキャナ7を例に 明するが、ハンディスキャナ7に相当する情 取得端末装置としては、バーコードリーダ 接続したノートパソコンやPDAなどの汎用の 搬性コンピュータを採用して構成してもよ 。

 図8に示すように、ハンディスキャナ7は 各種演算処理を行うCPU71、基本プログラムを 記憶するROM72、演算処理の作業領域となるRAM7 3、および、プログラムや各種のデータファ ルなどを記憶する不揮発性の記憶部74を備え ている。また、ハンディスキャナ7は、各種 示を行うディスプレイ75、作業員による入力 を受け付ける入力キー76、バーコードが示す 報を取得するバーコードリーダ77、無線LAN 用いた無線通信によるデータ通信機能を有 るデータ通信部78、および、赤外線通信部79 備えている。

 ハンディスキャナ7は、データ通信部78の 能によりESLサーバ10(データ通信部18)との間 無線通信によるデータの送受信を行うこと できる。これにより、ハンディスキャナ7は 、バーコードリーダ77がバーコードを読み取 ことによって取得したバーコード6b(商品コ ド)およびバーコード5b(装置コード)をデー 通信部18に向けて送信することができる。

 なお、ESLサーバ10のデータ通信部18によっ て受信された商品コード6bは商品指定情報130 してESLサーバ10のRAM13に転送され、装置コー ド5bは装置指定情報131としてESLサーバ10のRAM13 に転送される(図5)。すなわち、ハンディスキ ャナ7のバーコードリーダ77によってバーコー ド6b,5bを読み取ることは、当該バーコード6b 示す商品6を指定するとともに、当該バーコ ド5bが示す電子棚札5を指定することに相当 る。

 また、ハンディスキャナ7は、赤外線通信 部79の機能により電子棚札5の赤外線通信部52 対して、各種の赤外線信号を送信すること 可能とされている。特に、赤外線通信部79 、電子棚札5に対してコード表示信号を送信 る機能を有している。このようにして、ハ ディスキャナ7は、電子棚札5に装置コード 表現したバーコード5bを表示させた上で、表 示されたバーコード5bをバーコードリーダ77 よって読み取ることにより、当該電子棚札5 装置コードを取得することが可能となる。

 以上が本実施の形態における電子棚札シ テム1の構成および機能の説明である。次に 、電子棚札システム1を用いて、商品6の案内 報133を表示する表示方法について説明する

 図9は、電子棚札システム1を用いて商品6 案内情報133を表示する方法を示す流れ図で る。

 まず、オペレータは電子棚札システム1を 起動し、電子棚札システム1に第1表示処理を 行させる(ステップS11)。なお、第1表示処理 は、電子棚札システム1に電源が投入された ときに、電子棚札システム1が自動的に実行 る処理であって、起動時に既にハードディ ク14に格納されている商品マスタ140およびリ ンクファイル141に基づいて、初期状態の表示 を行う処理である。言い換えれば、電子棚札 システム1の電源が落とされたときの電子棚 システム1の表示状態を回復させる処理とも える。

 図10は、電子棚札システム1が実行する第1 表示処理を示す流れ図である。

 電子棚札システム1によって第1表示処理 開始されると、ESLサーバ10の生成部112により リンクファイル141の一のレコード142(例えば 頭のレコード142)が参照され(ステップS21)、 照された一のレコード142から一の商品6に係 商品コードと当該商品コードに対応付けら ている装置コードとが取得される(ステップ S22)。なお、これはリンクファイル141が、生 部112に対して、案内情報133を生成すべき商 6の商品コードを指定することに相当する。

 次に、生成部112は、取得した(指定された )商品コードに基づいて商品マスタ140を参照 、商品マスタ140において当該商品コードに 連付けられている情報(該商品コードが示す 品6に関する情報)を取得する(ステップS23)。

 なお、本実施の形態では、商品マスタ140 一のレコードに係る全ての情報が、ステッ S23において取得される。ただし、一のレコ ドに係る全ての情報が取得されるのではな 、一のレコードに含まれる情報のうち必要 情報のみ取得されるように構成してもよい

 また、詳細は後述するが、本実施の形態 おける電子棚札システム1では、商品マスタ 140に登録されていない商品6について対応付 処理を行った場合には、仮情報132に基づい 、当該商品6は商品マスタ140に登録される。 い換えれば、リンクファイル141において対 付けがされている商品6については、必ず、 商品マスタ140に登録がされているように構成 されている。したがって、本実施の形態にお ける電子棚札システム1では、リンクファイ 141から取得した商品コードに基づいて、商 マスタ140から、必ず一のレコードを取得す ことができる。

 次に、ステップS22で取得した装置コード 、ステップS23で取得した商品マスタ140の一 レコードとに基づいて、生成部112が案内情 133を生成する(ステップS24)。すなわち、生 部112によって、商品マスタ140に基づく案内 報133の生成が行われる。

 案内情報133が生成されると、データ通信 18が生成された案内情報133を参照し、当該 内情報133に含まれる装置コードに従って、 該装置コードが示す電子棚札5に向けて、当 案内情報133を送信する(ステップS25)。

 ステップS25において送信された案内情報1 33を該当する電子棚札5が受信すると(ステッ S26)、当該電子棚札5(制御部53)は、受信した 内情報133に含まれる情報を適宜ディスプレ 51に表示させる(ステップS27)。

 次に、ESLサーバ10は、現在、参照してい リンクファイル141の一のレコード142がリン ファイル141の最終レコードであるか否かを 定し(ステップS28)、最終のレコードでない場 合はリンクファイル141の次の一のレコード142 を参照して(ステップS29)、ステップS22からの 理を繰り返す。これにより、リンクファイ 141の全てのレコード142が順次参照される。 方、参照しているリンクファイル141の一の コード142がリンクファイル141の最終レコー である場合には、電子棚札システム1は第1 示処理を終了する。

 これにより、リンクファイル141において 子棚札5との対応付けがされている全ての商 品6について、当該商品6に対応付けられてい 電子棚札5に、案内情報133が送信され表示さ れる。

 ここで、図4に例示するリンクファイル141 がハードディスク14に記憶されている状態で 子棚札システム1が起動された場合を例に、 第1表示処理を具体的に説明する。

 ステップS21およびステップS29が順次に実 され、ステップS29においてレコード142cが参 照されたとすると、ステップS22において当該 レコード142cから商品コード「49123456」とこれ に対応付けられている装置コード「12345678」 取得される。

 ステップS23では、商品コード「49123456」 基づいて商品マスタ140が検索され、商品コ ド「49123456」を格納している一のレコードが 参照される。そして、生成部112によって、当 該一のレコードに格納されている情報として 、商品コード「49123456」、商品名「水分パッ シャンプー」、売価「498」等が取得される

 次に、ステップS24が実行され、生成部112 よって、装置コード「12345678」、および、 品コード「49123456」、商品名「水分パックシ ャンプー」、売価「498」等の情報を含む案内 情報133が生成される。そして、ステップS25で は、データ通信部18によって案内情報133に含 れる装置コード「12345678」が参照されて、 該装置コード「12345678」が示す電子棚札5に けて、当該案内情報133が送信される。

 ステップS26では、装置コードが「12345678 となっている電子棚札5(図7に示す電子棚札5) が、ステップS25において送信された案内情報 133を受信し、ステップS27により当該案内情報 133をディスプレイ51に表示する。

 これによって、図6に例示するように、商 品名「水分パックシャンプー」が商品名6aと て表示され、商品コード「49123456」がバー ード6bとして表示され、売価「498」が売価6c して表示される。すなわち、商品マスタ140 格納されている当該商品6に関する情報が表 示される。

 以上が、ステップS11の第1表示処理の説明 である。

 図9に戻って、ステップS11に示す第1表示 理が終了すると、電子棚札システム1は待機 態となる。待機状態において、電子棚札シ テム1は、オペレータ(作業員)によって対応 け処理が選択されたか(ステップS12)、商品 スタ140を更新する処理が指示されたか(ステ プS16)を監視している。

 ESLサーバ10のオペレータが、入荷した新 な商品6と当該商品6の近傍に配置する電子棚 札5との対応付け処理を所望する場合、当該 ペレータはESLサーバ10の入力部16を操作して 電子棚札システム1に対して対応付け処理を 選択する指示を入力する。一般に、ESLサーバ 10は、店舗におけるバックヤードに配置され いる。すなちわ、このオペレータの処理は 商品棚60が配置されている販売スペースで なく、バックヤードで行われる。したがっ 、このときオペレータの手元に存在する電 棚札5は、未だ商品棚60に取り付けられてい い状態のものであり、商品6との対応付け処 の後に、販売スペースに搬入して、商品棚6 0における当該商品6が載置されるフェース61 対応したフレーム62の所定の位置に取り付け られる。このように、ESLサーバ10を用いてオ レータが行う対応付け処理を、以下の説明 は、「設置前対応付け処理」と称する。

 一方、ハンディスキャナ7を携帯している 作業員が同様の対応付け処理を行おうと所望 する場合、当該作業員はハンディスキャナ7 入力キー76を操作して、電子棚札システム1 対して対応付け処理を選択する指示を入力 る。ハンディスキャナ7は携帯型の装置であ ため、ハンディスキャナ7から指示を入力で きるように構成することにより、バックヤー ドに限らず、商品棚60が設置されている販売 ペースにおいても対応付け処理を指示する とが可能となる。すなわち、商品棚60に電 棚札5を取り付けた状態で、対応付け処理を うことができ、対応付け処理の後に、電子 札5を取り付ける場合に比べて、電子棚札5 取付ミスを抑制できる。このように、ハン ィスキャナ7を用いて作業員が行う対応付け 理を、以下の説明では、「設置後対応付け 理」と称する。ただし、設置後対応付け処 は、必ずしも電子棚札5を商品棚60に取り付 た後に実行される処理に厳密に限定する意 ではなく、例えば電子棚札5を取り付ける直 前の状態で行われてもよい。すなわち、ここ に言う「設置後対応付け処理」とは、あくま でもハンディスキャナ7を操作することによ て行われる対応付け処理を意味する。

 対応付け処理(設置前対応付け処理または 設置後対応付け処理)を選択する指示を受け けると電子棚札システム1はステップS12にお てYesと判定し、対応付け処理を行うべき商 6の指定と、当該商品6に対応付けるべき電 棚札5の指定とを受け付ける指定待ち状態に 移する。

 図11は、対応付け処理において表示され 画面150を例示する図である。

 画面150には、対応付ける電子棚札5の装置 コードを入力するための装置コード入力欄150 aと、対応付ける商品6の商品コードを入力す ための商品コード入力欄150bおよび登録ボタ ン150cが設けられている。このような画面150 表示されることにより、オペレータは、装 コードおよび商品コードを入力しなければ らないことを容易に理解することができる

 なお、本実施の形態では、説明上の都合 より、ELSサーバ10のディスプレイ15のみなら ず、ハンディスキャナ7のディスプレイ75にも 表示可能な画面(画面150等)として説明する。 かし、可搬型の装置(ハンディスキャナ7)は 据え置き型の装置(ESLサーバ10)に比べてハー ドウェア性能が劣る場合がある。したがって 、ハンディスキャナ7のディスプレイ75がESLサ ーバ10のディスプレイ15と同等の性能を有し いない場合には、ディスプレイ15に表示され る画面と、ディスプレイ75に表示される画面 が異なっていてもよい。

 次に、対応付け処理において互いに対応 けられる商品6と電子棚札5とを指定する(ス ップS13)。すなわち、画面150が表示されると 、オペレータはバーコードリーダ17を使用し 作業員はバーコードリーダ77を使用して、 たな商品6に添付(あるいは印刷)されている ーコード(商品コードを表現したもの)を読み 取るとともに、当該商品6の近傍に配置する 子棚札5の装置コード5bを読み取る。なお、 実施の形態における電子棚札5は、商品6に対 応付けられていない初期状態では、ディスプ レイ51に装置コード5bを表示しているものと る。

 図12は、対応付け処理において互いに対 付けられる商品6と電子棚札5とが、入力され た商品コードと装置コードとによって指定さ れた様子を例示する図である。図12に例示す ように、画面150の装置コード入力欄150aには 取得された装置コード「12345670」が表示され おり、画面150の商品コード入力欄150bには取 得された商品コード「49123492」が表示されて る。したがって、バーコードの読み取り操 を行ったオペレータ(または作業員)は画面15 0の内容を確認することにより、商品6の商品 ードおよび電子棚札5の装置コードが正常に 取得されたことを確認できる。

 商品コードおよび装置コードが正常に取 されていれば、オペレータ(または作業員) 、画面150に表示されている登録ボタン150cを 作することにより、取得された商品コード 装置コードとに基づいて、商品6と電子棚札 5との対応付け処理を実行するように指示す 。この操作により、ESLサーバ10のRAM13上に、 品指定情報130および装置指定情報131が生成 れ、商品6および電子棚札5が指定される。

 図9に示すステップS13が実行されると、次 に、電子棚札システム1によって、商品6と電 棚札5との対応付けが行われる(ステップS14)

 ステップS14では、ステップS13において生 された商品指定情報130および装置指定情報1 31をリンク部110が取得して、これらに含まれ 商品コードと装置コードとを互いに関連付 ることにより一のレコード142を作成し、リ クファイル141に登録する。

 図13は、リンクファイル141を例示する図 ある。図13は、図4に示すリンクファイル141 記憶されている状態において、図12に示す装 置コードおよび商品コードに基づいて対応付 け処理が実行された様子を示している。図4 図13とを比較すると明らかなように、図13に すリンクファイルには、新たなレコード142f が追加登録されている。そして、当該レコー ド142fには、図12において表示されていた商品 コード「49123492」と装置コード「12345670」と 格納されており、これらが互いに論理的に 応付けられている。

 このように、本実施の形態における電子 札システム1は、対応付け処理を行うべき商 品6が指定された場合に、当該商品6が商品マ タ140に登録されているか否かを判定するこ なく、リンクファイル141に登録し、対応付 処理を実行する。また、詳細は順次説明す が、一旦作成されたレコード142は該当する 品6の商品マスタ140への登録の有無によって 後に削除されることもなく、一旦実行された 対応付け処理が商品マスタ140における商品6 登録の有無によって無効化されることはな 。

 これにより、店舗側のオペレータ(または 作業者)は商品マスタ140に登録されていない 品6についても、商品マスタ140への登録に先 して、対応付け処理を行うことができる。 たがって、例えば本部センターからの最終 な指示が得られるまで(最終的な商品マスタ 140が作成されるまで)、店舗側において作業 停止しておく必要がない。すなわち、オペ ータ(または作業員)は、対応付け処理を指示 する際に、当該商品6が既に商品マスタ140に 録されているか否かを意識する必要がない

 ステップS14の対応付け処理が実行される 、次に、第2表示処理を実行する(ステップS1 5)。第2表示処理は、ステップS14において新た に対応付け処理がされた商品6について案内 報133を作成して、当該商品6に対応付けられ 電子棚札5に表示させる処理である。

 既に第1表示処理(ステップS11)において説 したように、本実施の形態では、リンクフ イル141に登録されていない商品6(対応付け 理がされていない商品6)については、例え商 品マスタ140に登録されている商品6(販売に供 れる商品)であったとしても、案内情報133が 表示されることはない。これは、リンクファ イル141に登録されていない商品6については 案内情報133を表示すべき電子棚札5が指定さ ていないため、電子棚札システム1は、そも そも案内情報133を表示することができないか らである。しかし、リンクファイル141に登録 されていない商品6とは、未だ案内情報133を 示するように指示されていない商品6である ら、このような商品6はオペレータ(または 業員)によって未だ案内情報133を表示させる 要がないと判断されている商品6であるとみ なせる。

 本実施の形態における電子棚札システム1 は、リンクファイル141への商品6の登録指示 、当該商品6についての案内情報133の表示指 とみなす。したがって、ステップS14が実行 れることによって新たな商品6について電子 棚札5への対応付け(リンクファイルへの登録) が行われたときには、必ず、当該商品6につ て第2表示処理を実行する。これにより、起 時に常に実行される第1表示処理とともに、 第2表示処理を実行することによって、リン ファイル141に登録されている全ての商品6に いて表示がされることとなる。ただし、リ クファイル141への商品6の登録指示と、当該 商品6についての案内情報133の表示指示とを 々の指示として定義してもよい。

 図14は、第2表示処理を示す流れ図である

 第2表示処理が開始されると、生成部112が 商品指定情報130を取得することによって、ス テップS14において新たに対応付けがされた商 品6の商品コードを取得する。そして、商品 定情報130から取得した商品コードを検索キ として、生成部112が商品マスタ140を検索す (ステップS31)。

 次に、ステップS31の検索結果(商品マスタ 140の一のレコードに当該商品コードが格納さ れているか否か)に基づいて、当該商品コー が示す商品6が商品マスタ140に登録されてい か否かを判定する(ステップS32)。

 当該商品6が商品マスタ140に既に登録され ている場合(ステップS32においてYes)、生成部1 12は、商品マスタ140の一のレコード(当該商品 6に関するレコード)を取得して、対応付けら た装置コードとともに案内情報133を生成す (ステップS33)。

 生成部112は、ステップS33において、商品 定情報130から取得した当該商品コードに対 付けられている装置コードを、リンクファ ル141を参照することにより取得する。ステ プS33が実行される時点では、既にステップS 14が実行されており、当該商品コードはリン 部110によってリンクファイル141に登録され いる。したがって、リンクファイル141には 当該商品コードに対応付けられた装置コー が必ず存在する状態となっている。ただし ステップS33において、生成部112は、装置指 情報131から装置コードを取得してもよい。

 商品指定情報130から取得した商品コード よって示される商品6が商品マスタ140に既に 登録されていない場合(ステップS32においてNo )、ESLサーバ10のCPU11は仮情報132を入力するよ に促し、電子棚札システム1は仮情報132の入 力待ち状態となる。

 図15は、仮情報132の入力を促す画面151を 示する図である。図15では、図12に示す商品 ード(取得された商品コード)に応じて、図13 に示すようにリンクファイル141に当該商品6( 品コード)が登録されたものの、当該商品6( 品コード)が商品マスタ140に登録されていな かった場合を示す。

 図15に示すように、画面151には、「商品 スタに登録されていません。任意項目の入 が可能です。」というメッセージとともに 商品コード入力欄151a、仮情報項目入力欄151b 、中止ボタン151cおよび仮登録ボタン151dが設 られ表示されている。

 商品コード入力欄151aに表示される商品コ ードとは、ステップS14において対応付け処理 が実行されリンクファイル141に登録された商 品6の商品コードであって、かつ、商品マス 140に登録されていなかった商品6の商品コー である。

 仮情報項目入力欄151bとは、仮情報132とし て入力することが可能な情報の項目を示す欄 である。図15に示すように、本実施の形態で 、「商品名」、「棚番号」および「売価」 仮情報132として入力可能であるが、もちろ これらの項目に限定されるものではない。 た、これらの項目は任意項目であるため、 れらの項目のうちの一部または全部につい 入力がされなくてもよい。なお、棚番号と 、当該商品6を載置する商品棚60のフェース6 1を識別するための情報である。

 このような画面151が表示されることによ 、オペレータまたは作業員は、ステップS13 おいて対応付け処理を指示した(指定した) 品6が、商品マスタ140に未だ登録されていな 商品6であると知ることができる。また、未 登録商品である当該商品6について、どのよ な情報を、案内情報133として表示させるこ ができるのかを容易に確認できる。

 図14には詳細は図示していないが、画面15 1が表示された時点で、対応付け処理を中止 たい場合(未登録商品であれば対応付け処理 行わない場合)、オペレータ(または作業員) 中止ボタン151cを操作する。この操作を受け 付けると、電子棚札システム1は、当該商品 ードで示される商品6について仮情報132の生 を中止する(案内情報133の生成および表示も 中止される)とともに、リンクファイル141か 当該商品コードに該当するレコード142を削 する。すなわち、図15に示す例において、中 止ボタン151cが操作されると、図13に示すリン クファイル141からレコード142fが削除され、 応付け処理が無効化される。このように、 実施の形態における電子棚札システム1では 店舗側のオペレータまたは作業員の意思に って対応付け処理を維持するか解消するか 選択できるように構成されている。

 対応付け処理の維持を所望する場合、画 151に従って、オペレータ(または作業員)は 仮情報132の任意項目の入力を行う(ステップS 34)。

 図16は、仮情報132の入力がされた様子を 示する図である。図16に示すように、仮情報 項目入力欄151bに入力された情報が表示され いる。これにより、オペレータまたは作業 は、入力した情報に誤りがないか確認でき 。

 入力した情報に誤りがない場合には、入 部16または入力キー76を操作することにより 、画面151の仮登録ボタン151dが操作される。 して、この操作がされると、入力された情 に基づいて、RAM13上に仮情報132が生成される 。

 このようにして商品指定情報130によって 定された商品6に対する仮情報132が生成され ると、生成部112によって案内情報133が生成さ れる(ステップS35)。

 ステップS35の処理を説明すると、まず、 成部112は、商品指定情報130に含まれる商品 ードと、案内情報133が仮情報132に基づいて 成されたことを示す識別情報(仮情報識別子 )と、仮情報132に含まれている情報とに基づ て案内情報133を生成する。すなわち、ステ プS35において生成された案内情報133には、 該案内情報133が仮情報132に基づいて生成さ たことを示す仮情報識別子が含まれている

 また、生成部112は、商品マスタ管理部111 、商品指定情報130に含まれる商品コードと 案内情報133が仮情報132に基づいて生成され ことを示す識別情報(仮情報識別子)と、仮 報132とを伝達する。

 商品マスタ管理部111は、生成部112から伝 された商品コードに基づいて、商品マスタ1 40の新たなレコードを生成し、同じく伝達さ た仮情報132と案内情報133が仮情報132に基づ て生成されたことを示す仮情報識別子とを 該レコードに格納する。すなわち、当該商 コードが示す商品6(ステップS32において未 商品マスタ140に登録されていないと判定さ た商品6)を商品マスタ140に仮登録することに より、商品マスタ140に仮情報132の内容を反映 させる。

 また、上記したとおり仮情報132に基づい 作成されたレコード(商品マスタ140のレコー ド)には、その旨を示す仮情報識別子が含ま る。したがって、後の処理において、当該 情報識別子を格納しているレコードの商品6 みを一覧表示させることによって、例えば 本部センターから未だ最終的な指示情報が られていない商品6を容易に確認することも 可能である。

 商品マスタ140への仮登録が終了すると、 品マスタ管理部111は、商品マスタ140が更新 れたことを示す情報を当該仮登録したレコ ドとともにデータ通信部18に伝達し、デー 通信部18は、これをPOSサーバ31に送信する。 れにより、商品マスタ140に仮登録された商 6について、POSシステム3側の商品マスタ301 更新される。本実施の形態における仮情報13 2には、図16に示したように、当該商品6の「 価」が含まれる場合がある。店舗情報シス ム100では、例え仮情報132に基づく表示であ たとしても、売価が表示される以上、当該 価に基づいて精算が行われる必要がある。 たがって、商品6の売価を一元的に管理するP OSシステム3側の商品マスタ301も、仮情報132に 基づいて更新しておくことが好ましい。

 ステップS33またはステップS35が実行され ことによって商品6の案内情報133が生成され た後は、電子棚札システム1によってステッ S36ないしS38が実行され、生成された案内情 133が電子棚札5に向けて送信され表示される なお、ステップS36ないしS38は、図10に示す テップS25ないしS27と同様の処理であるため 細な説明を省略する。

 図17は、仮情報132に基づいて生成された 内情報133が電子棚札5に表示される例を示す である。図17は、図16に示す情報に基づいて 仮情報132が生成され、当該仮情報132に基づい て案内情報133が生成された場合を示す。

 図17に示すように、電子棚札5のディスプ イ51には、任意項目(仮情報132)として入力さ れた商品名「潤いシャンプー」、棚番号「12- 3」および売価「498」が、それぞれ商品名6a、 売価6cおよび棚番号6eとして表示されている これらの項目は任意項目であるため、例え 、案内情報133(仮情報132)に含まれていなけれ ば、表示されない。また、案内情報133に含ま れる商品コード「49123492」が、バーコード6b して、電子棚札5のディスプレイ51に表示さ ている。

 このように、本実施の形態における電子 札システム1を用いれば、商品マスタ140に登 録されておらず、表示すべき正規の情報が未 だ作成されていない商品6についても、仮情 132に基づいて生成された案内情報133が対応 けられた電子棚札5に送信され表示される。 たがって、商品マスタ140に登録されていな 商品6について対応付け処理を行った場合で あっても、当該電子棚札5に表示された商品 定情報(商品名6aまたはバーコード6b)を確認 ることにより、電子棚札5と商品6との対応関 係を容易に確認できる。

 また、図17に示すように、案内情報133に まれる仮情報識別子に基づいて、仮登録表 6dが表示されている。本実施の形態では、こ の仮登録表示6dは、制御部53が仮情報識別子 有無によって要否を判定してディスプレイ51 に表示させる固定表示である。

 このように、案内情報133に仮情報識別子 含まれている場合には、電子棚札5のディス プレイ51に仮登録表示6dが表示されるので、 該電子棚札5の表示内容が、仮情報132に基づ ものであることを容易に確認できる。すな ち、当該商品6については、商品マスタ140へ の登録が未だ仮登録であり、例えば本部セン ターからの指示が来ていないことを確認でき る。なお、図17に示す例では仮登録表示6dは 仮登録」という文字列を含んでいるが、店 内のオペレータや作業員にのみその意味が 認可能な表示であってもよい。

 また、図17に示すように、棚番号6eが表示 されるので、店舗内でレイアウト作業を行う 作業員は当該電子棚札5をどの位置に取り付 るべきかを容易に確認できる。また、既に り付けられている電子棚札5については、取 位置が正しいか確認できる。また、棚番号6 eが表示された電子棚札5を陳列前の商品6とと もに保管しておけば、当該商品6をどの商品 60のどのフェース61に載置すべきかを容易に 認できる。すなわち、商品6との対応付け処 理が行われ、棚番号6eが表示された電子棚札5 は、当該商品6の行き先表示に使用できる。

 図9に示すステップS38を実行することによ り電子棚札5への表示が完了すると、ステッ S15の第2表示処理を終了し、待機状態に戻る

 待機状態において、商品マスタ140を更新 る処理が指示されると、電子棚札システム1 は、ステップS16においてYesと判定する。商品 マスタ140を更新する処理が指示されるとは、 例えば、本部センターから最終的な指示(商 マスタ)が送信されストアコントローラ2から 商品マスタ140を更新するように指示される場 合、POSサーバ31において商品マスタ301が更新 れ当該更新を商品マスタ140に反映させるよ 指示される場合、あるいはESLサーバ10のオ レータが入力部16を操作して指示する場合等 がある。更新を指示する場合は、更新対象の 商品6の商品コードが指示され、商品マスタ 理部111に伝達される。

 ステップS16においてYesと判定すると、更 工程が行われる(ステップS17)。本実施の形 における更新工程は、商品マスタ管理部111 指示された商品6について、商品マスタ140を 示に応じて書き換える処理であり、詳細は 略する。

 次に、商品マスタ管理部111は、指示され 商品6の商品コードに応じて、リンクファイ ル141を参照し、当該商品コード(商品6)が装置 コード(電子棚札5)に対応付けされているか否 かを判定する(ステップS18)。

 本実施の形態では、リンクファイル141に 録されていない商品6については、案内情報 133が作成されることはなく、電子棚札5に当 商品6についての案内情報133が表示されるこ はない。すなわち、ステップS18においてNo 判定された場合は、ステップS17において商 マスタ140が更新された商品6について、電子 札5の表示を更新する必要がない。したがっ て、この場合には、電子棚札5への表示処理 行わずに、電子棚札システム1は待機状態に る。

 一方、本実施の形態では、リンクファイ 141に登録されている全ての商品6について、 案内情報133が生成され、ステップS27またはス テップS38によって当該案内情報133が電子棚札 5に表示されている。すなわち、ステップS17 おいて商品マスタ140が更新された商品6が、 ンクファイル141に登録されている場合には その時点で電子棚札5に表示されている案内 情報133は過去の情報となるので、これを更新 する必要がある。

 したがって、ステップS18においてYesと判 すると、商品マスタ管理部111は、当該商品6 の商品コードを生成部112に伝達し、電子棚札 システム1において第3表示処理が実行される( ステップS19)。

 まず、生成部112は、商品マスタ管理部111 ら伝達された商品コードによって商品マス 140を検索し、該当する一のレコードを取得 る。このとき既にステップS17が実行されて るので、取得される一のレコードに格納さ ている情報は更新後の情報である。

 次に、生成部112は、当該商品コードに対 付けられている装置コードをリンクファイ 141から取得するとともに、当該装置コード 商品マスタ140から取得した一のレコードと 基づいて案内情報133を生成する。

 案内情報133が生成されると、データ通信 18が新たに生成された案内情報133を、装置 ードに示される電子棚札5に向けて送信する そして、案内情報133を新たに受信した電子 札5は、ディスプレイ51に新たに受信した案 情報133を表示する。これにより、以前に受 した案内情報133に基づく表示が、新たに受 した案内情報133に基づく表示に更新される

 このように、本実施の形態における電子 札システム1によれば、商品マスタ140が更新 された際に、自動的に、電子棚札5の表示も 新される。したがって、オペレータあるい 作業員の負担を軽減できる。

 新たな案内情報133を表示すると、電子棚 システム1は待機状態に戻る。なお、待機状 態において、電子棚札システム1は、終了が 示されるか否かについても監視しており(ス ップS20)、終了が指示された場合は、ステッ プS20においてYesと判定し、処理を終了する。

 以上のように、指定された商品6と当該商 品6の近傍に配置される電子棚札5との対応付 を、当該商品6が商品マスタ140に登録されて いるか否かにかかわらず行う。これによって 、商品マスタ140に登録されていない商品6に いても、電子棚札5を対応付けることができ 正規の登録がされるまで対応付け処理を停 しておく必要がない。

 また、指定された商品6が商品マスタ140に 登録されている場合には、商品マスタ140に基 づいて商品6の案内情報133を生成する一方で 商品6が商品マスタ140に登録されていない場 には、入力部16により受け付けた仮情報132 基づいて商品6の案内情報133を生成すること より、商品マスタ140に登録されていない商 6についても、電子棚札5に案内情報133を表 できる。

 したがって、最終的な商品マスタ140が取 されるまで待機することなく、例えば店舗 における商品陳列作業等を先行して行うこ ができる。

 また、受け付けた仮情報132に基づいて商 6の案内情報133が生成された場合において、 当該商品6について、記憶されている商品マ タ140に仮情報132の内容を反映させることに り、案内情報133として電子棚札5に表示され いる仮情報132と商品マスタ140との間で情報 整合を取ることができる。

 更新対象の商品6が既に電子棚札5に対応 けられている場合に、商品マスタ管理部111 よって更新された商品マスタ140に基づいて 生成部112が商品6の案内情報133を生成するこ により、商品マスタ140が更新された場合に いて、電子棚札5への対応付けが既にされて いる商品については、対応付けされている電 子棚札5の表示を更新後の商品マスタ140に基 いて自動的に変更できる。したがって、オ レータが案内情報133の書き換えを、改めて 示する必要がないのでオペレータの負担を 減できる。

 また、仮情報132に基づいて案内情報133を 成した場合には、当該案内情報133が仮情報1 32に基づいて生成されたことを示す識別情報 当該案内情報133に含めることにより、電子 札5に仮情報132である旨(仮登録表示6d)が案 情報133として表示されるので、当該電子棚 5に表示されている情報が、当該商品6に対す る最終的な商品マスタ140からのものでないこ とを容易に確認できる。

 以上、本発明の実施の形態について説明 てきたが、本発明は上記実施の形態に限定 れるものではなく様々な変形が可能である

 例えば、上記実施の形態に示した各工程 、あくまでも例示であって、上記に説明し 内容および順序に限定されるものではない すなわち、同様の効果等が得られるのであ ば、内容や順序が適宜変更されてもよい。 えば、上記実施の形態における第1表示処理 では、リンクファイル141の一のレコード142を 順次参照するように構成すると説明した。し かし、商品マスタ140の一のレコードを順次参 照するように構成し、当該商品マスタ140の一 のレコードから取得した商品コードがリンク ファイル141に登録されている場合にのみ生成 部112による案内情報133を生成するように構成 してもよい。

 また、商品マスタ140に登録されていない 品6については、リンクファイル141への対応 付け処理を行うだけで商品マスタ140への仮登 録は行わないように構成することももちろん 可能である。ただし、このように構成すると 、ステップS23を実行しても当該商品6は商品 スタ140に登録(仮登録)されていないので、商 品マスタ140から一のレコードを取得すること はできない。このような場合、例えば、生成 部112は商品コードと装置コードとに基づいて 案内情報133を生成してもよい。また、商品6 関する情報として、このような商品コード みを含む案内情報133を受信した電子棚札5は 当該商品コードとともに、当該商品コード 示す商品が商品マスタ140に登録されていな ことを示すメッセージを表示するようにし もよい。

 また、上記実施の形態においては、ハン ィスキャナ7とESLサーバ10とは、無線通信に りデータ通信を行っていたが、有線通信で ってもよい。例えば、商品棚60の近傍に、 ンディスキャナ7を接続できるような通信コ クタを設け、販売スペースにおいて作業員 バーコード5b(装置コード)とバーコード6b(商 品コード)とを読み取れるようにしてもよい

 また、電子棚札5に表示される情報は上記 実施の形態に示すものに限定されない。例え ば、「棚番号6e」は仮登録されている商品6に ついて表示される情報として説明したが、商 品マスタ140に正規に登録されている商品6に いても表示するように構成してもよい。

 また、上記実施の形態における機能ブロ クはCPUがプログラムに従って動作すること より実現されると説明したが、必ずしもソ トウェアによって実現される形態に限定さ るものではなく、その一部または全部を専 の論理回路で構成し、ハードウェアとして 現してもよい。

 実施の形態2.
 上述の実施の形態1では、ハンディスキャナ 7を使用して商品6と電子棚札5とを対応付ける 際に、ESLサーバ10のCPU11において当該商品6が 品マスタ140に登録されていないと判定され と(ステップS32)、ハンディスキャナ7は仮情 132の入力を促す画面151を表示する(ステップ S34および図11)。これは、ハンディスキャナ7 データ通信部78がESLサーバ10との間で双方向 信ができることが前提となっている。

 しかしながら、ハンディスキャナ7のデー タ通信部78は、ESLサーバ10との間でデータの 信だけしか行えず、ESLサーバ10からのデータ を受信できないように構成されることがある 。この場合には、ハンディスキャナ7は、対 付け処理の対象となっている商品6がELSサー 10内の商品マスタ140に登録されているか否 を知ることができず、対応付け処理の対象 商品6が商品マスタ140に登録されていない場 にだけ表示される画面151をハンディスキャ 7は表示することができない。つまり、ハン ディスキャナ7に仮情報132を入力することが きない。したがって、電子棚札5に対して、 情報132と仮情報識別子とを含む案内情報133 ESLサーバ10から送信することができず、電 棚札5は、図17のような仮登録表示6dを行うこ とができない。その結果、店舗における商品 6や電子棚札5が配置される販売スペースにお て、作業員は、対応付け処理の対象の商品6 が商品マスタ140に登録されていないことをす ぐに知ることができない。

 そこで、本実施の形態2では、可搬性の情 報処理装置であるハンディスキャナ7を使用 て商品6と電子棚札5とを対応付ける場合に、 商品6および電子棚札5が配置されるスペース おいて、対応付け処理の対象の商品6が商品 マスタ140に登録されていないことを作業員に 通知することが可能な電子棚札システム1に いて説明する。以下では、実施の形態1に係 電子棚札システム1との相違点を中心に、本 実施の形態2に係る電子棚札システム1につい 説明する。

 図18は、ハンディスキャナ7を使用した対 付け処理(設置後対応付け処理)における本 施の形態に係る電子棚札システム1の動作を す流れ図である。

 まず、作業員は、ハンディスキャナ7を使 用して、対応付け処理において互いに対応付 けられる商品6と電子棚札5とを指定する(ステ ップS51)。ステップS51においては、作業員が ンディスキャナ7の入力キー76に対して所定 操作を行うと、ディスプレイ75には、上述の 図11に示される画面150が表示される。そして 上述のステップS13と同様に、作業員はバー ードリーダ77を使用して、対応付け処理の 象の商品6に添付(あるいは印刷)されている ーコード(商品コードを表現したもの)を読み 取るとともに、当該商品6の近傍に配置する 子棚札5の装置コード5bを読み取る。その結 、ディスプレイ75には、上述の図12のような 面150が表示される。

 商品コードおよび装置コードが正常に取 されていれば、作業員は、画面150に表示さ ている登録ボタン150cを操作することにより 、取得された商品コードと装置コードとに基 づいて、商品6と電子棚札5との対応付け処理 実行するように指示する。この操作により ハンディスキャナ7のデータ通信部78からは ハンディスキャナ7に入力された商品コード および装置コードがESLサーバ10に送信され、E SLサーバ10のRAM13上に、商品指定情報130および 装置指定情報131が生成される。

 ESLサーバ10では、生成部112が商品指定情 130を取得することによって、対応付け処理 対象の商品6の商品コードを取得する。生成 112は、取得した商品コードを検索キーとし 商品マスタ140を検索する(ステップS52)。

 次に、生成部112は、ステップS52の検索結 に基づいて、取得した商品コードが示す商 6、つまり対応付け処理の対象の商品6が商 マスタ140に登録されているか否かを判定す (ステップS53)。

 生成部112において、対応付け処理の対象 商品6が商品マスタ140に既に登録されている と判定されると、リンク部110は、RAM13内の商 指定情報130および装置指定情報131を取得し 、これらに含まれる商品コードと装置コー とを互いに関連付けることにより一のレコ ド142を作成し、リンクファイル141に登録す 。これにより、対応付け処理の対象の商品6 と、その近傍に配置される電子棚札5とが対 付けられる(ステップS54)。

 リンク部110において、対応付け処理の対 の商品6と、その近傍に配置される電子棚札 5とが対応付けられると、生成部112は、商品 スタ140における当該商品6に関する一のレコ ドを取得する。そして、生成部112は、取得 た一のレコードと、当該商品6に対応付けら れた電子棚札5の装置コードとに基づいて案 情報133を生成する(ステップS55)。

 生成部112において案内情報133が生成され と、データ通信部18は当該案内情報133を参 し、当該案内情報133に含まれる装置コード 従って、当該装置コードが示す電子棚札5に けて、当該案内情報133を送信する(ステップ S56)。

 ステップS56において送信された案内情報1 33を、該当する電子棚札5が受信すると(ステ プS57)、当該電子棚札5は、受信した案内情報 133に含まれる情報を適宜ディスプレイ51に表 する(ステップS58)。

 一方で、ステップS53において、対応付け 理の対象の商品6が商品マスタ140に登録され ていないと判定されると、生成部112は、当該 商品6が商品マスタ140に登録されていない旨 通知する未登録通知情報を生成する(ステッ S59)。生成部112において未登録通知情報が生 成されると、データ通信部18は、RAM13内の装 指定情報131が示す装置コードに従って、当 装置コードが示す電子棚札5に向けて、当該 登録通知情報を送信する(ステップS60)。

 ステップS60において送信された未登録通 情報を、該当する電子棚札5が受信すると( テップS61)、当該電子棚札5の制御部53は、ハ ディスキャナ7で指定された対応付け処理の 対象の商品6が、商品マスタ140に登録されて ない旨をディスプレイ51に表示させる(ステ プS62)。

 図19は、電子棚札5において、対応付け処 の対象の商品6が商品マスタ140に登録されて いない旨が表示された様子の一例を示す図で あって、図20は当該様子の他の例を示す図で る。図19,20の例では、対応付け処理の対象 商品6が商品マスタ140に登録されていないこ を示す文字列51aがディスプレイ51に表示さ ている。さらに、ディスプレイ51には、当該 商品6の商品コードを数字で表す文字列51bと 当該文字列51bが対応付け処理の対象の商品6 商品コードを意味していることを示す情報5 1cとが表示されている。

 なお、図19,20の例では、対応付け処理の 象の商品6が商品マスタ140に登録されていな 旨を文字列で表示したが、記号や図形で表 しても良いし、文字、記号および図形を組 合わせて表示しても良い。また、対応付け 理の対象の商品6が商品マスタ140に登録され ていないことを、作業員のみが理解できるよ うな表示であってもよい。

 このように、本実施の形態に係る電子棚 システム1では、互いに対応付ける商品6と 子棚札5とを可搬性のハンディスキャナ7で指 定する場合において、当該商品6が商品マス 140に登録されていないときには、その旨が 該商品6の近傍に配置される電子棚札5に表示 される。したがって、作業員が、互いに対応 付ける商品6および電子棚札5が配置される店 スペースにおいて、ハンディスキャナ7を使 用して両者を指定する際に、当該商品6が商 マスタ140に登録されていないことを、当該 業員に通知することができる。よって、作 員は、自ら商品マスタ140の更新を行ったり 各店舗を管理する本部センターに商品マス 140の更新を促すことができる。よって、商 マスタ140の更新を早期に行うことができる

 ハンディスキャナ7を使用して商品6と電 棚札5とを対応付けようとした作業員は、本 センター等によって商品マスタ140が更新さ て、当該商品6が商品マスタ140に登録される ようになると、再度ハンディスキャナ7を使 して当該商品6と電子棚札5とを指定する。こ の場合には、ステップS53において、ハンディ スキャナ7で指定された商品6は商品マスタ140 登録されていると判定されることから、ス ップS54~S58までが実行されて、当該商品6に いての売価等の情報がハンディスキャナ7で 定された電子棚札5に表示されるようになる 。

 なお、ハンディスキャナ7で指定された商 品6が商品マスタ140に登録されていない旨を 子棚札5に表示させることは、ハンディスキ ナ7がESLサーバ10に対して送信だけしかでき い場合に特に有効であるが、ハンディスキ ナ7とESLサーバ10とが双方向通信できる場合 行っても良い。

 また、上記の例では、対応付け処理の対 の商品6が商品マスタ140に登録されていない 場合には、当該商品6とその近傍に配置され 電子棚札5とを対応付けていなかったが、両 を対応付けても良い。この場合には、ステ プS59の直前にステップS54を実行して、当該 品6の商品コードと当該電子棚札5の装置コ ドとを関連付ける、リンクファイル141の一 レコード142を生成する。

 このように、ハンディスキャナ7で指定さ れた商品6が商品マスタ140に登録されていな 場合にも、当該商品6と当該商品6の近傍に配 置される電子棚札5との対応付けを行うこと よって、実施の形態1と同様に、商品マスタ1 40が更新されるまで待つことなく、当該商品6 と当該電子棚札5とを対応付けることができ 。よって、作業効率が向上する。

 また、ハンディスキャナ7で指定された商 品6が商品マスタ140に登録されていない場合 も、当該商品6と電子棚札5との対応付けを行 う場合には、商品マスタ140が更新されて、当 該商品6の売価等の情報が商品マスタ140に登 されると、上述のステップS16~S19と同様にし 、当該商品6についての情報を、その近傍に 配置される電子棚札5に自動的に表示させる とができ、当該電子棚札5の表示を自動的に 新することができる。これは、当該商品6が 商品マスタ140に登録された時点において、当 該商品6は既に電子棚札5に対応付けられてお 、リンクファイル141を参照すれば、当該電 棚札5の装置コードを取得することができる からである。

 また、ハンディスキャナ7で指定された商 品6が商品マスタ140に登録されていない場合 も、当該商品6と電子棚札5とを対応付ける場 合には、商品マスタ140に対して、当該商品6 商品コードだけを含む一のレコードを追加 て、当該商品6を商品マスタ140に仮登録して 良い。この場合には、POSサーバ31内の商品 スタ301にも、当該商品6の商品コードだけを む一のレコードを追加する。つまり、商品 スタ301に対しても当該商品6を仮登録する。

 POSシステム3においては、商品6が商品マ タ301に登録されていない場合には、つまり 当該商品6の情報を含む一のレコードが商品 スタ301に存在しない場合には、当該商品6を レジスタ32で精算しようとすると、当該商品6 についての情報が全く取得できず、処理エラ ーとなって精算することができない仕様とな っている。

 上記のように、対応付け処理の対象の商 6が商品マスタ140に登録されていない場合で あっても、当該商品6の商品コードだけを含 一のレコードを商品マスタ140,301に追加する とによって、当該商品6をPOSシステム3のレ スタ32で清算する際には、当該商品6の商品 ードについては取得することができる。よ て、当該商品6の売価や商品名は、作業員の 入力によってレジスタ32に入力することに って、当該商品6を精算することができる。

 また、ESLサーバ10においては、CPU11が、商 品マスタ140において商品コードだけを含むレ コードを参照し、商品マスタ140に正規の登録 がされていない商品6の商品コードをディス レイ15に一覧表示することができる。

 この発明は詳細に説明されたが、上記し 説明は、すべての局面において、例示であ て、この発明がそれに限定されるものでは い。例示されていない無数の変形例が、こ 発明の範囲から外れることなく想定され得 ものと解される。