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Title:
EMULSION COMPOSITION OF (METH)ACRYLIC SILICONE RESIN, FABRIC TREATMENT AGENT CONTAINING SAID COMPOSITION, AND FABRIC TREATED WITH SAID FABRIC TREATMENT AGENT
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2020/175300
Kind Code:
A1
Abstract:
[Problem] The objective of the present invention is to provide: an emulsion composition from which a fabric treatment agent is provided, wherein when a fabric is treated with the fabric treatment agent, the fabric can maintain softness, pleasant touch, and water repellency before and after washing; and a fabric treatment agent. [Solution] This emulsion composition is characterized by containing component (A) and component (B). (A) is a (meth)acrylic silicone resin obtained by graft-polymerization of a (meth)acrylic ester onto a group represented by R2 in the organopolysiloxane having a unit represented by formula (1) set forth in claim 1, wherein the mass ratio of a moiety derived from the organopolysiloxane to a moiety derived from the (meth)acrylic acid ester is 34:66 to 99:1, and (B) is a cationic surfactant.

Inventors:
OTAKI SHOTA (JP)
WATANABE KENTARO (JP)
Application Number:
PCT/JP2020/006663
Publication Date:
September 03, 2020
Filing Date:
February 20, 2020
Export Citation:
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Assignee:
NISSIN CHEMICAL IND CO LTD (JP)
International Classes:
C08F283/12; C08K5/19; C08L51/08; D06M13/463; D06M15/643
Domestic Patent References:
WO2017073194A12017-05-04
Foreign References:
JP2000007740A2000-01-11
JP2002038377A2002-02-06
JPH07173776A1995-07-11
JPH09217282A1997-08-19
JPH0692825A1994-04-05
JPH0489813A1992-03-24
JPH02210073A1990-08-21
JP2016138242A2016-08-04
CN106519144A2017-03-22
JP2000096454A2000-04-04
JPS57171769A1982-10-22
JP2004010732A2004-01-15
Other References:
See also references of EP 3932963A4
Attorney, Agent or Firm:
MATSUI Mitsuo et al. (JP)
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Claims:
\¥0 2020/175300 30 卩(:171? 2020 /006663 請求の範囲

[請求項 1 ] 下記 (八) 成分及び ) 成分を含有することを特徴とする、 エマル ジョン組成物

(八) 下記式 (1) で表される単位を有するオルガノボリシロキサ ンにおいて該式中の 2で示される基に (メタ) アクリル酸エステル がグラフト重合して成る (メタ) アクリルシリコーン樹脂、 ここで前 記オルガノポリシロキサン由来の部分と前記 (メタ) アクリル酸エス テル由来の部分との質量比が 3 4 : 6 6〜 9 9 : 1である、 前記 (メ 夕) アクリルシリコーン樹脂

(式中、 は、 互いに独立に、 置換もしくは非置換の炭素数 1〜 2 〇の 1価炭化水素基であり、 は、 互いに独立に、 炭素数 2〜 6の アルケニル基、 又は、 炭素原子に結合する水素原子の一部がメルカプ 卜基、 ビニル基、 アクリロキシ基もしくはメタクリロキシ基で置換さ れている炭素数 1〜 6のアルキル基であり、 Xは互いに独立に、 置換 もしくは非置換の炭素数 1〜 2 0の 1価炭化水素基、 炭素数 1〜 2 0 のアルコキシ基、 又はヒドロキシル基であり、 丫は互いに独立に、 上 記 Xで定義される基、 又は一 [〇一 3 丨 (X) 2 ] Xで示される基 であり、 9は 1〜 2 0 0であり、 X及び丫で示される基のうち少なく とも 2個はヒドロキシル基であり、 は互いに独立に、 炭素数 1〜 4 のアルキル基、 炭素数 1〜 4のアルコキシ基又はヒドロキシル基であ り、 3は 0以上の数であり、 の合計数に対して、 匕は 4 5 %以 ± 1 0 0 %未満となる数であり、 〇は 0 %超 5 %以下となる数であり 、 及び、 は 0 %以上 5 0 %以下となる数であり、 上記各シロキサン 単位の結合順序は制限されるものでない) 、 及び \¥0 2020/175300 31 卩(:171? 2020 /006663

(巳) カチオン系界面活性剤。

[請求項 2] 前記 (巳) カチオン系界面活性剤の量が、 前記 (八) (メタ) アク リルシリコーン樹脂 1 0 0質量部に対して 1質量部〜 1 5質量部であ る、 請求項 1記載のエマルジョン組成物。

[請求項 3] 上記式 (1) において、 互いに独立に、 炭素数 1〜 2 0の

、 直鎖状、 分岐状もしくは環状のアルキル基、 又は炭素数 6〜 2 0の アリール基であり、 Xが互いに独立に、 炭素数 1〜 2 0の、 直鎖状、 分岐状もしくは環状のアルキル基、 炭素数 6〜 2 0のアリール基、 炭 素数 1〜 2 0のアルコキシ基、 又はヒドロキシル基である、 請求項 1 または 2記載のエマルジョン組成物。

[請求項 4] 前記 (メタ) アクリル酸エステルが、 炭素数 1〜 6のアルキル基を 有する (メタ) アクリル酸アルキルエステルである、 請求項 1〜 3の いずれか 1項記載のエマルジョン組成物。

[請求項 5] 請求項 1〜 4のいずれか 1項記載のエマルジョン組成物を含有する 繊維処理剤。

[請求項 6] 請求項 5記載の繊維処理剤で処理された天然繊維又は化学繊維。

[請求項 7] (メタ) アクリルシリコーン樹脂のエマルジョン組成物の製造方法 であって、

下記式 (1) で表されるオルガノボリシロキサンとカチオン系界面 活性剤とを含むオルガノポリシロキサンエマルジョン (8) に、 (メ 夕) アクリル酸エステル (13) を、 前記オルガノポリシロキサンと該 (メタ) アクリル酸エステルとの質量比 3 4 : 6 6〜 9 9 : 1 となる 量でグラフト重合反応させて、 (メタ) アクリルシリコーン樹脂を含 むエマルジョン組成物を得る工程を含むことを特徴とする、 前記製造 方法 \¥0 2020/175300 32 20201006663

[化 2

(式中、 は、 互いに独立に、 置換もしくは非置換の炭素数 1〜 2 〇の 1価炭化水素基であり、 は、 互いに独立に、 炭素数 2〜 6の アルケニル基、 又は、 炭素原子に結合する水素原子の一部がメルカプ 卜基、 ビニル基、 アクリロキシ基もしくはメタクリロキシ基で置換さ れている炭素数 1〜 6のアルキル基であり、 Xは互いに独立に、 置換 もしくは非置換の炭素数 1〜 2 0の 1価炭化水素基、 炭素数 1〜 2 0 のアルコキシ基、 又はヒドロキシル基であり、 丫は互いに独立に、 上 記 Xで定義される基、 又は一 [〇_ 3 丨 (X) 2 ] 9_乂で示される基 であり、 9は 1〜 2 0 0であり、 X及び丫で示される基のうち少なく とも 2個はヒドロキシル基であり、 は互いに独立に、 炭素数 1〜 4 のアルキル基、 炭素数 1〜 4のアルコキシ基又はヒドロキシル基であ り、 3は 0以上の数であり、 の合計数に対して、 匕は 4 5 %以 上 1 0 0 %未満となる数であり、 〇は 0 %超 5 %以下となる数であり 、 及び、 は 0 %以上 5 0 %以下となる数であり、 上記各シロキサン 単位の結合順序は制限されるものでない) 。

[請求項 8] 上記グラフト重合反応の前に、 ( 8 _ 1) 環状オルガノシロキサン

1 0 0質量部と (3— 2) シランカップリング剤 0 . 0 1〜 1 0質量 部とを、 カチオン系界面活性剤の存在下で乳化重合させて前記オルガ ノポリシロキサンエマルジヨン (3) を得る工程を更に含む、 請求項 7記載の製造方法。

[請求項 9] カチオン系界面活性剤の量が、 前記 (3 _ 1) 環状オルガノシロキ サン 1 0 0質量部に対して〇. 1〜 2 0質量部である、 請求項 8記載 の製造方法。

Description:
\¥0 2020/175300 1 卩(:17 2020 /006663 明 細 書

発明の名称 :

(メタ) アクリルシリコーン樹脂のエマルジョン組成 物及び該組成物を含 有した繊維処理剤、 並びに該繊維処理剤で処理した繊維

技術分野

[0001 ] 本発明は、 エマルジョン組成物に関するものであり、 より詳しくは天然繊 維や合成繊維に処理することで、 洗濯前後において変化なくシリコーン特有 の心地よい肌触りと撥水性を有する繊維処理 剤を提供するエマルジョン組成 物に関する。

背景技術

[0002] 繊維処理剤の分野においてシリコーン系樹脂 エマルジョンは、 繊維処理剤 として広く用いられてきた。

[0003] シリコーン系樹脂エマルジョンは、 柔軟性や心地よい肌触り、 撥水性を付 与することができる樹脂として知られている 。 例えば特開 2 0 0 0 - 9 6 4 5 4号公報にはジメチルシリコーンとシリコー ゴム粉末を併用する事で柔 軟性のある繊維処理剤が記載されているが、 処理剤の物理的強度が低く、 ま た繊維へ化学的に吸着する官能基が無いため 、 洗濯耐久性に大きく劣る。

[0004] 特開昭 5 7 - 1 7 1 7 6 9号公報に記載のように、 メチルハイ ドロジエン シリコーン系樹脂エマルジョンは、 昔から架橋剤を併用し架橋させることで 洗濯耐久性があり、 柔軟性や撥水性を付与することができるシリ コーン系樹 脂として知られているが、 架橋による硬さが出て柔軟性や心地よい肌触 りが 落ちるという欠点がある。

[0005] さらに特開 2 0 0 4— 1 0 7 3 2号公報には炭素数 1 2〜 1 8のアクリル モノマーとシリコーンモノマー乳化物を混合 後にアルコキシビニルシランと 反応させる事でアクリルシリコーン樹脂組成 物の繊維処理剤を提供すること が記載されているが、 当該繊維処理剤はシリコーン含有量が少なく 柔軟性や 撥水性が十分でない。 \¥0 2020/175300 2 卩(:17 2020 /006663 先行技術文献

特許文献

[0006] 特許文献 1 :特開 2 0 0 0 _ 9 6 4 5 4号公報

特許文献 2 :特開昭 5 7 - 1 7 1 7 6 9号公報

特許文献 3 :特開 2 0 0 4 _ 1 0 7 3 2号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0007] 本発明は、 上記事情に鑑みなされたもので、 繊維に処理した場合、 洗濯前 後で柔軟性や心地よい触感、 撥水性を維持する事ができる繊維処理剤を提 供 する、 エマルジョン組成物及び繊維処理剤を提供す ることを目的とする。 課題を解決するための手段

[0008] 本発明者は、 上記目的を達成するために鋭意検討した結果 、 カチオン系界 面活性剤存在下で乳化重合して得たオルガノ ボリシロキサンエマルジョンに 、 アクリル酸エステル又はメタクリル酸エステ ルをグラフト重合させてなる 、 (メタ) アクリルシリコーン樹脂のエマルジョン組成 物が、 上記課題を解 決できることを見出し、 本発明を成すに至った。

[0009] すなわち本発明は、 下記 (八) 成分及び ) 成分を含有することを特徴と する、 アクリルシリコーン樹脂のエマルジョン組成 物、 及びその製造方法を 提供する。

下記 (八) 成分及び ) 成分を含有することを特徴とする、 エマルジョン 組成物

(八) 下記式 (1) で表される単位を有するオルガノボリシロキ サンにお いて該式中の で示される基に (メタ) アクリル酸エステルがグラフト重合 して成る (メタ) アクリルシリコーン樹脂、 前記オルガノポリシロキサン由 来の部分と前記 (メタ) アクリル酸エステル由来の部分との質量比が 3 4 :

6 6〜 9 9 : 1である、 前記 (メタ) アクリルシリコーン樹脂 \¥0 2020/175300 3 20201006663

[化·

(式中、 は、 互いに独立に、 置換もしくは非置換の炭素数 1〜 2 0の 1価 炭化水素基であり、 互いに独立に、 炭素数 2〜 6のアルケニル基、 又 は、 炭素原子に結合する水素原子の一部がメルカ プト基、 ビニル基、 アクリ ロキシ基もしくはメタクリロキシ基で置換さ れている炭素数 1〜 6のアルキ ル基であり、 Xは互いに独立に、 置換もしくは非置換の炭素数 1〜 2 0の 1 価炭化水素基、 炭素数 1〜 2 0のアルコキシ基、 又はヒドロキシル基であり 、 丫は互いに独立に、 上記乂で定義される基、 又は一 [〇一 3 丨 (X) 2 ] 9 - Xで示される基であり、 9は 1〜 2 0 0であり、 X及び丫で示される基のう ち少なくとも 2個はヒドロキシル基であり、 は互いに独立に、 炭素数 1〜

4のアルキル基、 炭素数 1〜 4のアルコキシ基又はヒドロキシル基であり

3は 0以上の数であり、 3〜 の合計数に対して、 匕は 4 5 %以上 1 0 0 % 未満となる数であり、 〇は 0 %超 5 %以下となる数であり、 及び、 は 0 % 以上 5 0 %以下となる数であり、 上記各シロキサン単位の結合順序は制限さ れるものでない) 、 及び

(巳) カチオン系界面活性剤。

さらに本発明は、 上記 (メタ) アクリルシリコーン樹脂を含有する繊維処理 剤を提供する。

発明の効果

[0010] 本発明のエマルジョン組成物を含む繊維処理 剤は、 繊維に対して、 洗濯前 後で柔軟性や心地よい触感、 撥水性を維持する事ができ、 洗濯耐久性に優れ るため、 繊維処理剤として好適に使用できる。

発明を実施するための形態

[001 1 ] 本発明は、 (八) (メタ) アクリルシリコーン樹脂及び (巳) カチオン性界 \¥0 2020/175300 4 卩(:171? 2020 /006663

面活性剤を含有することを特徴とするエマ ルジョン組成物である。 ( ) ( メタ) アクリルシリコーン樹脂が、 (メタ) アクリル酸エステルを、 特定の 質量比でオルガノボリシロキサンにグラフト 重合させたものであること、 上 記界面活性剤がカチオン系界面活性剤である ことにより、 上述した課題を解 決するものである。 以下、 本発明のエマルジョン組成物及び、 繊維処理剤に ついて、 より詳細に説明する。 尚、 本発明において (メタ) アクリル酸とは 、 アクリル酸又はメタクリル酸を意味する。

[0012] (八) アクリルシリコーン樹脂

(八) 成分は、 下記式 (1) で表される単位を有するオルガノボリシロキ サ ンにおいて該式中の 2 で示される基に (メタ) アクリル酸エステルがグラフ 卜重合して成る (メタ) アクリルシリコーン樹脂、 前記オルガノポリシロキ サン由来の部分と前記 (メタ) アクリル酸エステル由来の部分との質量比が 3 4 : 6 6〜 9 9 : 1である (メタ) アクリルシリコーン樹脂である。

[化 2]

(式中、 は、 互いに独立に、 置換もしくは非置換の炭素数 1〜 2 0の 1価 炭化水素基であり、 は、 互いに独立に、 炭素数 2〜 6のアルケニル基、 又 は、 炭素原子に結合する水素原子の一部がメルカ プト基、 ビニル基、 アクリ ロキシ基もしくはメタクリロキシ基で置換さ れている炭素数 1〜 6のアルキ ル基であり、 Xは互いに独立に、 置換もしくは非置換の炭素数 1〜 2 0の 1 価炭化水素基、 炭素数 1〜 2 0のアルコキシ基、 又はヒドロキシル基であり 、 丫は互いに独立に、 上記乂で定義される基、 又は一 [〇一 3 丨 (X) 2 ] 9 - Xで示される基であり、 9は 1〜 2 0 0であり、 X及び丫で示される基のう ち少なくとも 2個はヒドロキシル基であり、 は互いに独立に、 炭素数 1〜

4のアルキル基、 炭素数 1〜 4のアルコキシ基又はヒドロキシル基であり \¥0 2020/175300 5 卩(:171? 2020 /006663

3は 0以上の数であり、 3〜 の合計数に対して、 匕は 4 5 %以上 1 0 0 % 未満となる数であり、 〇は 0 %超 5 %以下となる数であり、 及び、 は 0 % 以上 5 0 %以下となる数であり、 上記各シロキサン単位の結合順序は制限さ れるものでない) 。

[0013] 上記式 (1) において、 は互いに独立に、 置換もしくは非置換の炭素数

1〜 2 0の 1価炭化水素基である。 例えば、 メチル基、 エチル基、 プロピル 基、 プチル基、 ペンチル基、 ヘキシル基、 ヘプチル基、 オクチル基、 ノニル 基、 デシル基、 ドデシル基、 テトラデシル基、 へキサデシル基、 オクタデシ ル基等のアルキル基、 シクロペンチル基、 シクロヘキシル基、 シクロへプチ ル基等のシクロアルキル基、 ビニル基、 アリル基等のアルケニル基、 フエニ ル基、 トリル基、 ナフチル基等のアリール基、 ビニルフエニル基等のアルケ ニルアリール基、 ベンジル基、 フエニルエチル基、 フエニルプロピル基等の アラルキル基、 ビニルベンジル基、 ビニルフエニルプロピル基等のアルケニ ルアラルキル基などや、 これらの基の水素原子の一部又は全部がフッ 素、 臭 素、 塩素等のハロゲン原子、 アクリロキシ基、 メタクリロキシ基、 カルボキ シル基、 アルコキシ基、 アルケニルオキシ基、 アミノ基、 アルキル又はアル コキシもしくは (メタ) アクリロキシ置換アミノ基などで置換された ものが 挙げられる。 としては、 好ましくはメチル基である。

[0014] 上記式 (1) において、 は、 互いに独立に、 炭素数 2〜 6のアルケニル 基、 又は、 炭素原子に結合する水素原子の一部がメルカ プト基、 ビニル基、 アクリロキシ基もしくはメタクリロキシ基で 置換されている炭素数 1〜 6の アルキル基である。 炭素数 2〜 6のアルケニル基としては、 ビニル基が好ま しい。 より好ましくは、 は、 メルカプト基、 アクリロキシ基、 又はメタク リロキシ基で置換されている炭素数 1〜 6のアルキル基、 又はビニル基であ る。 更に好ましくは、 メルカプトプロピル基、 アクリロキシプロピル基、 メ タクリロキシプロピル基、 及びビニル基である。

[0015] 上記式 (1) において、 Xは互いに独立に、 置換もしくは非置換の炭素数

1〜 2 0の 1価炭化水素基、 炭素数 1〜 2 0のアルコキシ基、 又はヒドロキ \¥02020/175300 6 卩(:171? 2020 /006663

シル基である。 置換もしくは非置換の炭素数 1〜 20の 1価炭化水素基とし ては、 上記 のために例示した選択肢が挙げられる。 炭素数 1〜 20のアル コキシ基としては、 例えば、 メ トキシ基、 エトキシ基、 プロポキシ基、 ブト キシ基、 ヘキシルオキシ基、 ヘプチルオキシ基、 オクチルオキシ基、 デシル オキシ基、 及びテトラデシルオキシ基等が挙げられる。 Xとして、 好ましく はヒドロキシル基、 メチル基、 プチル基、 及びフエニル基である。

[0016] 丫は互いに独立に、 上記乂で定義される基、 又は一 [〇一 3 丨 (X) 2 ] 9 - Xで示される基であり、 X及び丫で示される基のうち少なくとも 2個はヒド ロキシル基である。 は 1〜 200であり、 好ましくは 1〜 50である。

[0017] は互いに独立に、 炭素数 1〜 4のアルキル基、 炭素数 1〜 4のアルコキ シ基又はヒドロキシル基であり、 好ましくはヒドロキシル基又はメチル基で ある。

[0018] 上記式 (1) において、 3は 0以上の数であり、 好ましくは の合計 数に対して 0%以上〇. 1 %以下となる数であり、 より好ましくは 0〜〇. 05%となる数である。 匕は、 3〜 の合計数に対して、 45%以上 1 00 %未満となる数であり、 好ましくは 70〜 99. 9%となる数、 好ましくは 90〜 99. 9%となる数、 より好ましくは 95〜 99. 8%となる数であ る。 〇は、 の合計数に対して、 0%超 5%以下となる数であり、 好ま しくは〇. 01〜〇. 1 5%となる数、 より好ましくは〇. 05〜〇. 1 % となる数である。 は、 の合計数に対して、 0%以上 50%以下とな る数、 好ましくは〇. 01〜 1 %となる数であり、 より好ましくは 0. 02 〜〇. 50となる数である。 上記オルガノボリシロキサンにおいて、 は、 後述する (メタ) アクリル酸エステルと反応する基であり、 当該 8 2 を有する シロキサン単位の割合 (すなわち、 〇の値) が、 0%超 5%以下となる数で あり、 好ましくは〇. 01〜〇. 1 5%となる数、 より好ましくは 0. 05 〜〇. 1 %となる数であることを特徴とする。 尚、 上記式 (1) で表される 単位を有するオルガノポリシロキサンは、 分岐を有していてもよく、 上記口 単位及び !\/!単位の他に、 丁単位 及び 0単位 丨 〇 4/2 ) を \¥0 2020/175300 7 卩(:171? 2020 /006663

本発明の効果を損ねない範囲において含ん でもよい。 好ましくは、 上述した 口単位及び IV!単位のみからなる、 直鎖状のオルガノポリシロキサンである。

[0019] 上記式 (1) で表されるオルガノボリシロキサンは、 重量平均分子量 1 0

0 0 0〜 5 0 0 0 0 0を有するのがよく、 好ましくは 3 0 0 0 0〜 3 5 0 0 0 0を有するものであるのがよい。 尚、 本発明において重量平均分子量 (IV! ) はゲルパーミエーションクロマトグラフィ (〇 〇) によりポリスチレ ンを標準物質として測定されるものである。

[0020] 上記オルガノボリシロキサンは、 エマルジョンの形態であることが好まし い。 該オルガノポリシロキサンエマルジョンは市 販品を使用することもでき るし、 調製してもよいが、 オルガノポリシロキサンエマルジョンに含ま れる 界面活性剤は、 カチオン系界面活性剤及び/又はノニオン系 面活性剤である のがよく、 カチオン界面活性剤を含むのが好ましい。

[0021 ] カチオン系界面活性剤を用いたオルガノボリ シロキサンエマルジョンの製 造方法は、 公知の乳化重合法に従えばよい。 例えば、 フッ素原子、 (メタ) アクリロキシ基、 カルボキシル基、 ヒドロキシル基、 アミノ基を有してもよ い環状オルガノシロキサン、 あるいは £〇 -ジヒドロキシシロキサンオリ ゴマー、 £0—ジアルコキシシロキサンオリゴマー、 アルコキシシラン等 と、 下記一般式 (2) で示されるシランカップリング剤を、 カチオン系界面 活性剤を用いて水中 (イオン交換水や純水) に乳化分散させた後、 必要に応 じてアルカリ等の触媒を添加して重合反応を 行うことにより容易に得ること ができる。 ( - 丨 (〇 ) 8 (2) 式 (2) において、 [¾ 2 は重合性二重結合を有する 1価有機基であり、 炭素数 2〜 6のアルケニル基、 又は、 炭素原子に結合する水素原子の一部がメルカ プト基、 ビニル基、 アクリロキシ基もしくはメタクリロキシ基で 置換されて いる炭素数 1〜 6のアルキル基であり、 特に好ましくは、 アクリロキシ基又 \¥02020/175300 8 卩(:171? 2020 /006663

はメタクリロキシ基置換の炭素数 1〜 6のアルキル基である。 は炭素数 1 〜 4のアルキル基、 は炭素数 1〜 4のアルキル基であり、 6は 2〜 3、 干 は〇〜 1の整数を示し、 6 +干 =2〜 3である。

[0022] 上記 (3-1) 環状オルガノシロキサンとしては、 ヘキサメチルシクロトリ シロキサン (口3) 、 オクタメチルシクロテトラシロキサン (口4) 、 デカ メチルシクロペンタシロキサン (口 5) 、 ドデカメチルシクロへキサシロキ サン (06) 、 1 , 1 —ジエチルヘキサメチルシクロテトラシロキ サン、 フ エニルヘプタメチルシクロテトラシロキサン 、 1 , 1 —ジフエニルヘキサメ チルシクロテトラシロキサン、 1 , 3, 5, 7—テトラビニルテトラメチル シクロテトラシロキサン、 1 , 3, 5, 7—テトラメチルシクロテトラシロ キサン、 1 , 3, 5, 7—テトラシクロヘキシルテトラメチルシク テトラ シロキサン、 トリス (3, 3, 3—トリフロロプロピル) トリメチルシクロ トリシロキサン、 1 , 3, 5, 7—テトラ (3—メタクリロキシプロピル) テトラメチルシクロテトラシロキサン、 1 , 3, 5, 7—テトラ (3—アク リロキシプロピル) テトラメチルシクロテトラシロキサン、 1 , 3, 5, 7 —テトラ (3—カルボキシプロピル) テトラメチルシクロテトラシロキサン 、 1 , 3, 5, 7—テトラ (3—ビニロキシプロピル) テトラメチルシクロ テトラシロキサン、 1 , 3, 5, 7—テトラ ( ービニルフエニル) テトラ メチルシクロテトラシロキサン、 1 , 3, 5, 7—テトラ [3— ( ービニ ルフエニル) プロピル] テトラメチルシクロテトラシロキサン、 1 , 3, 5

, 7—テトラ (1\1 _アクリロイルー 1\1 _メチルー 3—アミノプロピル) テト ラメチルシクロテトラシロキサン、 及び 1 , 3, 5, 7 -テトラ (1\1, 1\1- ビス (ラウロイル) _ 3—アミノプロピル) テトラメチルシクロテトラシロ キサン等が例示される。 好ましくは、 オクタメチルシクロテトラシロキサン 、 デカメチルシクロペンタシロキサンが用いら れる。

[0023] (3-2) シランカップリング剤としては、 例えば、 ビニルトリメ トキシシ ラン、 ビニルトリエトキシシラン、 ビニルトリプロポキシシラン、 ビニルト リイソプロポキシシラン、 ビニルメチルジメ トキシシラン、 ビニルメチルジ \¥0 2020/175300 9 卩(:17 2020 /006663

ェトキシシランなどのビニルシラン類; · (メタ) アクリロキシプロピル トリメ トキシシラン、 7 (メタ) アクリロキシプロピルトリェトキシシラ ン、 · (メタ) アクリロキシプロピルトリプロポキシシラン 、 アー (メタ ) アクリロキシプロピルトリイソプロポキシシ ラン、 7 (メタ) アクリロ キシプロピルトリブトキシシラン、 y (メタ) アクリロキシプロピルメチ ルジメ トキシシラン、 7 (メタ) アクリロキシプロピルメチルジェトキシ シラン、 7 - (メタ) アクリロキシプロピルメチルジプロポキシシ ラン、 · ^

- (メタ) アクリロキシプロピルメチルジイソプロポキ シシラン、 ア_ (メ 夕) アクリロキシプロピルメチルジブトキシシラ ンなどのアクリルシラン類 ; ア_メルカプトプロピルメチルジメ トキシシラン、 ア_メルカプトプロピ ルトリメ トキシシランなどのメルカプトシラン類等が 挙げられる。 又はこれ らを縮重合したオリゴマーはアルコールの発 生が抑えられより好ましい場合 がある。 尚、 (メタ) アクリロキシは、 アクリロキシ又はメタクリロキシを 思味する。

[0024] 上記 (3 - 2) シランカップリング剤を、 上記 (3 - 1) 環状オルガノシロ キサン 1 0 0質量部に対して、 好ましくは〇. 0 1〜 1 0質量部、 更に好ま しくは〇. 0 1〜 5質量部で反応させるのがよい。 上記下限値未満であると 、 コーティング剤とした際に透明性が低下する おそれがあり、 また上記上限 値を超えると、 摺動性が発揮できない恐れがある。

[0025] シランカップリング剤を共重合することによ り、 下記式 (1) で表される オルガノボリシロキサンが得られる。 下記式 (1) 中における [[¾ 2 3 丨 〇 2 / 2 ] 単位を有するオルガノボリシロキサンとする ことで、 後述する (13) ( メタ) アクリル酸ェステル単量体又は (〇) その他の重合性単量体をグラフ 卜させることができる。

[化 3] \¥02020/175300 10 卩(:171?2020/006663

[0026] 上記において、 乳化重合には公知の重合触媒を用いればよい 。 中でも強ア ルカリが好ましく、 水酸化ナトリウム、 水酸化カリウム、 テトラエチルアン モニウムクロライ ドが例示される。 好ましくは水酸化カリウムである。 アル カリ触媒の使用量としては、 環状オルガノシロキサン 1 〇〇質量部に対して 〇. 0 1〜 1 0質量部であることが好ましく、 より好ましくは〇. 2〜 2質 量部である。

[0027] 上記乳化重合に用いるカチオン系界面活性剤 としては、 ラウリルトリメチ ルアンモニウムクロライ ド、 セチルトリメチルアンモニウムクロライ ド、 ス テアリルトリメチルアンモニウムクロライ ド、 ラウリルジメチルベンジルア ンモニウムクロライ ド、 及びジデシルジメチルアンモニウムクロライ ドなど が挙げられる。 カチオン系界面活性剤の量は、 原料である (3 - 1) 環状オル ガノシロキサン 1 〇〇質量部に対して〇. 1〜 2 0質量部であることが好ま しく、 より好ましくは〇. 5〜 1 0質量部である。 重合温度は 5 0〜 7 5 ° 〇 が好ましく、 重合時間は 1 〇時間以上が好ましく、 1 5時間以上が更に好ま しい。 更に、 重合後に 5〜 5 0 ° 〇で 1 0時間以上熟成させることが特に好ま しい。 また、 乳化重合には、 上記カチオン系界面活性剤に併せて、 ノニオン 系界面活性剤を使用してもよい。

[0028] 本発明において、 アクリル酸エステル又はメタクリル酸エステ ル (以下、 アクリル成分ということがある) は、 ヒドロキシル基、 アミ ド基、 カルボキ シル基等の官能基を持たない、 アクリル酸エステル単量体又はメタクリル酸 エステル単量体である。 好ましくは、 炭素数 1〜 1 0、 好ましくは炭素数 1 〜 6のアルキル基を有する (メタ) アクリル酸アルキルエステルが好ましい 。 更には、 アクリル成分を重合させた際に得られるポリ マーのガラス転移温 度 (以下、 丁 9ということがある) が、 4 0 °〇以上、 好ましくは 6 0 °〇以上 になるような単量体が好ましい。 該 (メタ) アクリル酸エステルとしては、 (メタ) アクリル酸メチル、 (メタ) アクリル酸イソプロピル、 (メタ) ア クリル酸エチル、 (メタ) アクリル酸シクロヘキシル等が挙げられる。 なお 、 丁 9の上限は、 好ましくは 2 0 0 °〇以下、 更に好ましくは 1 5 0 °〇以下で \¥0 2020/175300 1 1 卩(:171? 2020 /006663

ある。 ガラス転移温度は、 」 丨 3 [< 7 1 2 1 に基づき測定できる。

[0029] 本発明のアクリルシリコーン樹脂エマルジョ ンは、 好ましくは (3) 上述 したオルガノポリシロキサンエマルジョンに 、 (13) 上記 (メタ) アクリル 酸エステル単量体をグラフト重合させてなる ものである。 任意で後述する (

〇) その他の重合単量体を、 さらに乳化グラフト重合させてもよい。

[0030] オルガノポリシロキサンの で示される基に (メタ) アクリル酸エステル をグラフト重合させるときの質量比は、 オルガノボリシロキサンの質量: ( メタ) アクリル酸エステルの質量が、 3 4 : 6 6〜 9 9 : 1であり、 好まし くは 6 0 : 4 0〜9 5 : 5であるのがよい。 オルガノポリシロキサンの比率 が上記上限値より少ないと、 得られるアクリルシリコーン樹脂エマルジョ ン は十分な柔軟性を有することができない。 本発明におけるグラフト重合反応 において、 (メタ) アクリル酸エステルのほぼ全量がオルガノポ リシロキサ 2で示される基と反応するため、 得られるアクリルシリコーン樹脂の全 質量における (メタ) アクリル酸エステルの結合割合は 1〜 6 6質量%、 好 ましくは 5〜 4 0質量%となる。

[0031 ] 本発明のアクリルシリコーン樹脂エマルジョ ンは、 更に、 オルガノポリシ ロキサンの で示される基と共重合可能な官能基を有する (13) 成分以外の 単量体 (〇) を更にグラフト共重合させることができる。 単量体 (〇) とし ては、 カルボキシル基、 アミ ド基、 水酸基、 ビニル基、 アリル基等を含む不 飽和結合を有する単量体である。 より詳細には、 メタクリル酸、 アクリル酸 、 アクリルアマイ ド、 メタクリル酸アリル、 メタクリル酸ビニル、 メタクリ ル酸 2 -ヒドロキシエチル、 及びメタクリル酸 2 -ヒドロキシプロピル等が 挙げられる。 これらを共重合することで、 繊維への吸着力を上昇させ耐洗濯 性などをさらに上昇させる事ができる。

[0032] 乳化グラフト重合にはラジカル開始剤を使用 することが好ましい。 ラジカ ル開始剤としては、 過硫酸カリウム、 過硫酸アンモニウム等の過硫酸塩、 過 硫酸水素水、 1—ブチルハイ ドロパーオキサイ ド、 及び過酸化水素等が挙げ られる。 また、 必要に応じ、 酸性亜硫酸ナトリウム、 ロンガリッ ト、 1 - -ア \¥0 2020/175300 12 卩(:171? 2020 /006663

スコルビン酸、 酒石酸、 糖類、 アミン類等の還元剤を併用したレドックス系 触媒を使用してもよい。 ラジカル開始剤及び触媒の量は、 グラフト重合反応 を進行させる有効量であればよく、 従来公知の方法に従い適宜選択されれば よい。

[0033] 本発明においてグラフト重合に付するオルガ ノボリシロキサンは、 好まし くは、 上述したようにエマルジョンの形態である。 従って、 オルガノポリシ ロキサンエマルジョン中に含まれている界面 活性剤のみで十分に、 乳化グラ フト重合することが可能である。 しかし、 安定性向上のためには、 カチオン 系界面活性剤やノニオン系乳化剤をさらに添 加するのが好ましい。 カチオン 系界面活性剤としては、 上記の通り、 ラウリルトリメチルアンモニウムクロ ライ ド、 セチルトリメチルアンモニウムクロライ ド、 ステアリルトリメチル アンモニウムクロライ ド、 ラウリルジメチルベンジルアンモニウムクロ ライ ド、 及びジデシルジメチルアンモニウムクロライ ドなどが挙げられる。 ノニ オン系界面活性剤としては、 ポリオキシエチレンラウリルエーテル、 ポリオ キシエチレントリデシルエーテル等が挙げら れる。 尚、 グラフト重合に付す るオルガノボリシロキサンがエマルジョンの 形態でない場合は、 界面活性剤 を使用してホモミキサーなどで予めオルガノ ボリシロキサンを強制乳化させ た上で、 グラフト重合させればよい。

[0034] 該界面活性剤の添加量は、 (メタ) アクリルシリコーン樹脂 1 0 0質 量部に対して 1質量部〜 1 5質量部、 好ましくは 2〜 1 0質量部、 更に好ま しくは 2〜 7質量部であるのがよい。 予め、 上記の方法でオルガノポリシロ キサンエマルジョンを調製する場合は、 得られる (メタ) アクリルシリコー ン樹脂含有エマルジョン組成物中に含まれる (巳) 界面活性剤の総量が (八 ) (メタ) アクリルシリコーン樹脂 1 〇〇質量部に対して 1質量部〜 1 5質 量部、 好ましくは 2〜 1 0質量部、 更に好ましくは 2〜 7質量部となるよう に調整されればよい。 また、 カチオン系界面活性剤とノニオン系界面活性 剤 を併用する場合は、 界面活性剤の合計量が上記範囲を満たせばよ い。

[0035] (a)成分に対する (匕) 及び (〇) 成分のグラフト重合温度は 2 5〜 7 \¥02020/175300 13 卩(:171? 2020 /006663

5 °〇が好ましく、 5〜 50 °〇が更に好ましい。 また重合時間は 2〜 8時間が 好ましく、 3〜 6時間が更に好ましい。

[0036] 更に、 グラフトポリマーの分子量、 グラフト率を調整するために連鎖移動 剤を添加することができる。

[0037] 上記グラフト重合により得られる (メタ) アクリルシリコーン樹脂エマル ジョンは、 上記オルガノボリシロキサンの [[¾ 2 3 丨 〇 2/2 ] 単位に (メタ ) アクリル酸エステルがランダムにグラフトさ れているポリマーのエマルジ ョン組成物である。 例えば、 下記式 (1’ ) で表すことができる。

、 、 X、 丫、 、 3、 、 及び は上記の通りであり、 〇は (メ 夕) アクリル酸エステル残基であり、 〇 1 +〇 2は全シロキサン単位の個数 ( 3 ~ ) の合計に対して、 0%超 5%以下となる数である。 上記各シロキ サン単位の結合順序が制限されるものでない 。 上記の通り、 得られる (メタ ) アクリルシリコーン樹脂の全質量における (メタ) アクリル酸エステル ( 0) の結合割合は 1〜 66質量%、 好ましくは 5〜 40質量%である。

[0038] また、 エマルジョン組成物中に含まれる (メタ) アクリルシリコーン樹脂 エマルジョンの固形分 (樹脂分) は、 25〜 50質量%が好ましく、 さらに 好ましくは 30〜 47質量%である。 また、 粘度 (25°〇 は、

3 - 3以下が好ましく、 50〜 50 が更に好ましい。 粘度は回 転粘度計にて測定できる。 エマルジョン組成物における分散媒は特に制 限さ れず、 例えばイオン交換水や純水であればよい。 エマルジョンの平均粒子径 は、 〇. 1 〇1 (1 0〇 1^ 111) 〜〇. 5 〇1 (50〇 1^ 111) が好ましく、 さ らに好ましくは〇 (1 50门 111) 〜〇. 3 〇! (300门〇1) で ある。 なお、 本発明において、 上記エマルジョンの粒子径は、 レーザー回折 \¥0 2020/175300 14 卩(:171? 2020 /006663

型粒子径測定器における累積質量平均値口 5 〇として測定することができる。

[0039] (メタ) アクリルシリコーン樹脂エマルジョン組成物 を含有する繊維処理 剤を製造する際は、 少なくともイオン交換水や純水で希釈するこ とが好まし い。 繊維処理剤中の (メタ) アクリルシリコーン樹脂エマルジョンの配合 量 は、 固形分 (樹脂分) で 1〜 4 0質量%であり、 好ましくは 5〜 3 0質量% であるのがよく、 最も好ましくは 2〜 3 0質量%である。 (メタ) アクリル シリコーン樹脂分が 1質量%未満であると耐摩耗性において全く 善が見ら れないという不具合があり、 4 0質量%を超えると白化する上に耐摩耗性も 低下していくという不具合がある。

[0040] また、 本発明の繊維処理組成物には、 本発明の効果に影響を与えない範囲 で、 消臭剤、 酸化防止剤、 着色剤、 紫外線吸収剤、 光安定化剤、 帯電防止剤 、 可塑剤、 難燃剤、 増粘剤、 造膜助剤などの有機溶剤、 その他の樹脂等を添 加してもよい。

[0041 ] 繊維基材としては、 木綿、 麻、 リンネル、 羊毛、 絹、 カシミヤ、 石綿等の 天然繊維及び、 ポリアミ ド、 ポリエステル、 ピスコース、 セルロース、 ガラ ス、 炭素等の化学繊維が例示される。 繊維加工品としては、 すべての種類の 織物、 編物、 不織布、 あるいはフィルム、 紙等がある。 乾燥させる方法とし ては、 室温で 1 〇分〜数十時間放置したり、 2 0 ~ 1 5 0 ° 〇の温度で、 〇.

5分〜 5時間乾燥させる方法が好ましい。

[0042] 本発明の繊維処理組成物を繊維へ塗布する方 法は、 特に限定しないが、 例 えば、 グラビアコーター、 バーコーター、 ブレードコーター、 口ールコータ —、 エアーナイフコーター、 スクリーンコーター、 力ーテンコーター、 刷毛 塗りなどの各種コーターによる塗布方法、 スプレー塗布、 浸漬等が挙げられ る。

[0043] 本発明の繊維処理組成物の繊維への付着量は 、 特に限定しないが、 通常は 、 柔軟性と撥水性などの点から固形分換算で、 好ましくは 1〜 3 0 0 9 / 2 、 より好ましくは の範囲で形成し、 室温で 1 0分〜数十 時間放置したり、 2 0〜 1 5 0 ° 〇の温度で、 0 . 5分〜 5時間乾燥させる方 \¥02020/175300 15 卩(:17 2020 /006663

法が好ましい。

実施例

[0044] 以下、 実施例及び比較例を示し、 本発明をより詳細に説明するが、 本発明 は下記の実施例に制限されるものではない。 なお、 下記の例において、 部及 び%はそれぞれ質量部、 質量%を示す。

[0045] [調製例 1 ]

オクタメチルシクロテトラシロキサン (口4) 4209、 アーメタクリロ キシプロピルメチルジェトキシシラン (信越化学工業社製 「<巳1\/1-502 」 ) 0. 34 9 、 1\1 丨 [<[<〇1_ 60-20 (日光ケミカルズ社製ポリオキ シェチレンアルキルェーテル (有効成分 1 00%) ) 8. 49、 カチオーゲ ン丁1\/13 (第一工業製薬社製ステアリルトリアンモニ ウムクロライ ド (有効 成分 25%) ) 58. 8 9 、 コータミン 086 (花王社製ジステアリルジ メチルアンモニウムクロライ ド (有効成分 75%) ) 2. 8 、 水酸化カル シウム 2. 1 9、 イオン交換水 3429を 2 !_のポリェチレン製ビーカーに 仕込み、 ホモミキサーで均一に乳化した後、 イオン交換水 1 509を徐々に 加えて希釈し、 圧力 300 9 干 2 で高圧ホモジナイザーに 2回通し、 均一な白色ェマルジョンを得た。 このェマルジョンを撹拌装置、 温度計、 還 流冷却器の付いた 2 !_のガラスフラスコに移し、 50〜 70°〇で 48時間重 合反応を行った後、 1 〇%酢酸水溶液 1 99で 1 ~ 16〜 8に中和した。 得ら れたオルガノボリシロキサンェマルジョンは 、 1 05 ° 〇で 3時間乾燥後の不 揮発分 (固形分) が 39. 6%であった。 該ェマルジョン中の界面活性剤を 除く固形分量 (約 3729) がオルガノボリシロキサン量である。

得られたオルガノボリシロキサンの構造は下 記式 (2) の通りであった。

[化 5]

\¥02020/175300 16 卩(:171? 2020 /006663

(6 = 99. 87、 〇 = 0. 08、 =〇. 05、 乂 =ヒドロキシル基又は メチル基、 及び、 2 は·)^-メタクリロキシプロピル基であ )

[0046] [実施例 1 ]

上記で得たオルガノポリシロキサン (2) のェマルジョンに、 純水 889 を加え、 メタクリル酸メチル (1\/11\/1八) 1 599を 3〜 5時間かけて滴下し ながら 30 ° 〇で、 過酸化物と還元剤でレドックス反応を行うこ とで、 アクリ ルグラフト共重合させて、 不揮発分 44. 5%のアクリルシリコーン樹脂ェ マルジョン組成物を得た。 得られた生成物がアクリルグラフト共重合体 であ ること、 及びェマルジョン組成物中にカチオン系界面 活性剤を含有している ことは、 ◦ <3により確認した。 ェマルジョン組成物中の界面活性剤の量は 、 アクリルシリコーン樹脂量 1 009に対して 3. 29である。

[0047] [調製例 2 ]

オクタメチルシクロテトラシロキサン 4209、 アーメタクリロキシプロ ピルメチルジェトキシシラン (信越化学工業社製 「<巳1\/1-502」 ) 〇. 34 9 、 1\1 I <<〇!_ 60-20 8. 4 9 、 カチオーゲン丁1\/13 58

. 8 9 、 コータミン 086 2. 8 9 、 水酸化カルシウム 2. 1 、 イオ ン交換水 3429を 2 !_のポリェチレン製ビーカーに仕込み、 イオン交換水 1 509を徐々に加えて希釈し、 ホモミキサーで均一に乳化した後、 圧力 3 均一な白色ェマルジョ ンを得た。 このェマルジョンを撹拌装置、 温度計、 還流冷却器の付いた 21_ のガラスフラスコに移し、 50〜 70 ° 〇で 48時間重合反応を行った後、 1 0%酢酸水溶液 1 29で 1 ~ 16〜 8に中和した。 このシリコーンェマルジョ ンは 1 05 °〇で 3時間乾燥後の不揮発分 (固形分) が 39. 6%であった。 ェマルジョン中の界面活性剤を除く固形分量 (約 3729) がオルガノボリ シロキサン量である。

得られたオルガノボリシロキサンの構造は下 記式 (3) の通りであった。 \¥02020/175300 17 卩(:17 2020 /006663

3

(6 = 99. 87、 〇 = 0. 08、 =〇. 05、 乂 =ヒドロキシル基又は メチル基、 及び、 2 は·)^-メタクリロキシプロピル基であ )

[0048] [実施例 2 ]

上記で得たオルガノポリシロキサン (3) のェマルジョンにアクリル酸ブ チル (巳八) 209を、 3〜 5時間かけて滴下しながら 30°〇下で、 過酸化 物と還元剤でレドックス反応を行うことでア クリルグラフト共重合させて、 不揮発分 40. 7 %のアクリルシリコーン樹脂ェマルジョン組 物を得た。 得られた生成物がアクリルグラフト共重合体 であること、 及びェマルジョン 組成物中にカチオン系界面活性剤を含有して いることは、 ◦ (3により確認 した。 ェマルジョン組成物中の界面活性剤の量は、 アクリルシリコーン樹脂 量 16009に対して 4. 1 9である。

[0049] [調製例 3]

オクタメチルシクロテトラシロキサン 4209、 アーメタクリロキシプロ ピルメチルジェトキシシラン (信越化学工業社製 「<巳1\/1-502」 ) 〇. 34 9 、 1\1 I <<〇!_ 60-20 8. 4 9 、 カチオーゲン丁1\/13 58

. 8 9 、 コータミン 086 2. 8 9 、 水酸化カルシウム 2. 1 、 イオ ン交換水 3429を 2 !_のポリェチレン製ビーカーに仕込み、 ホモミキサー で均一に乳化した後、 イオン交換水 1 509を徐々に加えて希釈し、 圧力 3 00 チ 2 で高圧ホモジナイザーに 2回通し、 均一な白色ェマルジョ ンを得た。 このェマルジョンを撹拌装置、 温度計、 還流冷却器の付いた 21_ のガラスフラスコに移し、 50〜 70°〇で 24時間重合反応を行った後、 1 0%酢酸水溶液 1 99で 1 ~ 16〜 8に中和した。 このシリコーンェマルジョ ンは 1 05 °〇で 3時間乾燥後の不揮発分 (固形分) が 39. 6%であった。 \¥02020/175300 18 卩(:171? 2020 /006663 エマルジョン中の界面活性剤を除く固形分量 (約 3729) がオルガノボリ シロキサン量である。

得られたオルガノボリシロキサンの構造は下 記式 (4) の通りであった。

[化 7]

4

(6 = 99. 87、 〇 = 0. 08、 =〇. 05、 乂 =ヒドロキシル基又は メチル基、 及び、 2 は·)^-メタクリロキシプロピル基であ )

[0050] [実施例 3]

上記で得たオルガノポリシロキサン (4) のェマルジョンに純水 7759 を加え、 メタクリル酸メチル (IV! IV!八) 7229を 3〜 5時間かけて滴下し ながら 30 ° 〇で過酸化物と還元剤でレドックス反応 を行うことで、 アクリル グラフト共重合させて、 不揮発分 44. 7%のアクリルシリコーン樹脂ェマ ルジョン組成物を得た。 得られた生成物がアクリルグラフト共重合体 である こと、 及びェマルジョン組成物中にカチオン系界面 活性剤を含有しているこ とは、 ◦ <3により確認した。 ェマルジョン組成物中の界面活性剤の量は、 アクリルシリコーン樹脂量 1 009に対して 1. 59である。

[0051] [調製例 4]

オクタメチルシクロテトラシロキサン 4209、 アーメタクリロキシプロ ピルメチルジェトキシシラン (信越化学工業社製 「<巳1\/1-502」 ) 〇. 34 9 、 コータミン 086 289、 水酸化カルシウム 2. 1 9、 イオン 交換水 2079を 2 !_のポリェチレン製ビーカーに仕込み、 ホモミキサーで 均一に乳化した後、 イオン交換水 2039を徐々に加えて希釈し、 圧力 30 回通し、 均一な白色ェマルジョン を得た。 このェマルジョンを撹拌装置、 温度計、 還流冷却器の付いた 21_の ガラスフラスコに移し、 50〜 70°〇で 24時間重合反応を行った後、 1 0 \¥02020/175300 19 卩(:171? 2020 /006663

%酢酸水溶液 1 99で 1 ~ 16〜 8に中和した。 このシリコーンェマルジョン は 1 05 °〇で 3時間乾燥後の不揮発分 (固形分) が 44. 6%であった。 ェ マルジョン中界面活性剤を除く固形分量 (約 3799) がオルガノボリシロ キサン量である。

得られたオルガノボリシロキサンの構造は下 記式 (5) の通りであった。

[化 8]

X 〇 1/2

(6 = 99. 56、 〇 = 00.2 08、 =〇. 36、 乂 =ヒドロキシル基又は メチル基、 及び、 2 は·)^-メタクリロキシプロピル基であ )

[0052] [実施例 4]

上記で得たオルガノポリシロキサン (5) のェマルジョンに純水 1 789 を加えメタクリル酸メチル (1\/11\/1八) 1 629を 3〜 5時間かけて滴下しな がら 30 ° 〇で過酸化物と還元剤でレドックス反応 を行うことで、 アクリルグ ラフト共重合して、 不揮発分 45. 5%のアクリルシリコーン樹脂ェマルジ ョン組成物を得た。 得られた生成物がアクリルグラフト共重合体 であること 、 及びェマルジョン組成物中にカチオン系界面 活性剤を含有していることは 、 (3により確認した。 ェマルジョン組成物中の界面活性剤の量は、 アク リルシリコーン樹脂量 1 009に対して 3. 99である。

[0053] [比較調製例 1 ]

オクタメチルシクロテトラシロキサン 6009、 アーメタクリロキシプロ ピルメチルジェトキシシラン 0. 6 9 (信越化学工業社製 「<巳 IV!- 502 」 ) 、 ラウリル硫酸ナトリウム 69を純水 549に溶解したもの、 及びドデ シルベンゼンスルホン酸 69を純水 549に溶解したものを 2 !_のポリェチ レン製ビーカーに仕込み、 ホモミキサーで均一に乳化した後、 水 4709を 徐々に加えて希釈し、 \¥02020/175300 20 卩(:171? 2020 /006663

通し、 均一な白色エマルジョンを得た。 このエマルジョンを攪拌装置、 温度 計、 還流冷却器の付いた 21_のガラスフラスコに移し、 55 °〇で 24時間重 合反応を行った後、 20 ° 〇で 24時間熟成してから 1 0%炭酸ナトリウム水 溶液 1 29で中性付近に中和した。 このシリコーンエマルジョンは 1 05°〇 で 3時間乾燥後の不揮発分 (固形分) が 44. 4%であった。 エマルジョン 中界面活性剤を除く固形分量 (約 5309) がオルガノボリシロキサン量で ある。

得られたオルガノボリシロキサンの構造は下 記式 (6) の通りであった。

(6 = 99. 85、 〇 = 0. 08、 =〇. 07、 乂 =ヒドロキシル基又は メチル基、 及び、 2 は·)^-メタクリロキシプロピル基であ )

[0054] [比較例 1 ]

上記で得たオルガノポリシロキサン (6) のェマルジョンに純水 5099 を加えメタクリル酸メチル (1\/11\/1八) 2329を 3〜 5時間かけて滴下しな がら 30 ° 〇で過酸化物と還元剤でレドックス反応 を行うことで、 アクリルグ ラフト共重合して、 不揮発分 45. 1 %のアクリルシリコーン樹脂ェマルジ ョンを得た。 ェマルジョン組成物中の界面活性剤の量は、 アクリルシリコー ン樹脂量 1 〇〇 9に対して 2. 39である。

[0055] [比較調製例 2 ]

オクタメチルシクロテトラシロキサン 4209、 アーメタクリロキシプロ ピルメチルジェトキシシラン (信越化学工業社製 「<巳1\/1-502」 ) 〇. 34 9 、 1\1 I <<〇!_ 60-20 8. 4 9 、 カチオーゲン丁1\/13 58

. 8 9 、 コータミン 086 2. 8 9 、 水酸化カルシウム 2. 1 、 イオ ン交換水 3429を 2 !_のポリェチレン製ビーカーに仕込み、 ホモミキサー \¥0 2020/175300 21 卩(:171? 2020 /006663

で均一に乳化した後、 イオン交換水 1 5 0 9を徐々に加えて希釈し、 圧力 3 均一な白色エマルジョ ンを得た。 このエマルジョンを撹拌装置、 温度計、 還流冷却器の付いた 2 1_ のガラスフラスコに移し、 5 0〜 7 0 °〇で 2 4時間重合反応を行った後、 1 0 %酢酸水溶液 1 9 9で 1 ~ 1 6〜 8に中和した。 このシリコーンエマルジョ ンは 1 0 5 °〇で 3時間乾燥後の不揮発分 (固形分) が 3 9 . 5 %であった。 エマルジョン中の界面活性剤を除く固形分量 (約 3 7 2 9) がオルガノボリ シロキサン量である。 /2

得られたオルガノボリシロキサンの< > X I構造は下記式 (7) の通りであった。

[化 10] X

1\/1

81 〇 2ノ2

1\/|6 2 7

/2

02

(6 = 9 9 . 8 7、 〇 = 0 . 0 8、 =〇. 0 5、 乂 =ヒドロキシル基又は メチル基、 及び、 2 は·)^ -メタクリロキシプロピル基である)

[0056] [比較例 2 ]

上記で得たオルガノポリシロキサン (7) のエマルジョンに純水 9 2 9 9 を加えメタクリル酸メチル (1\/1 1\/1八) 8 6 8 9を 3〜 5時間かけて滴下しな がら 3 0 ° 〇で過酸化物と還元剤でレドックス反応 を行うことで、 アクリルグ ラフト共重合して、 不揮発分 4 5 . 2 %のアクリルシリコーン樹脂エマルジ ョンを得た。 エマルジョン組成物中の界面活性剤の量は、 アクリルシリコー ン樹脂量 1 〇〇 9に対して 1 . 3 9である。

[0057] 上記調製例 1〜 4及び比較調製例 1及び 2で得たオルガノボリシロキサン (2) 〜 (7) において、 原料化合物の配合量、 乳化重合に使用した界面活 性剤を下記表 1 にまとめる。 また、 オルガノボリシロキサンエマルジョンに ついて、 固形分、 1 ~ 1、 平均粒径を、 後述するエマルジョン組成物と同じ方 法にて測定した。 結果を表 1 に記載する。 \¥0 2020/175300 22 卩(:171? 2020 /006663

また、 オルガノボリシロキサンの重量平均分子量は 、 ゲルパーミエーシヨ ンクロマトグラフィ (〇 〇) によるポリスチレンを標準物質とした値であ る。 日本分光社製◦ <3 - 9 0 0を用い、 展開溶媒: 丁 ! ! にて測定した。

[0058]

〔¾二

\¥02020/175300 24 卩(:171? 2020 /006663

[0059] 上記実施例及び比較例で得た各エマルジョン 組成物について下記方法に従 い評価した。 結果を表 2に示す。

[0060] 〔蒸発残分 (固形分濃度) 測定〕

試料 (エマルジョン組成物) 約 1 9をアルミ箔製の皿に量り取り、 1 05 〜 1 1 0 ° 〇に保った乾燥器に入れ、 1時間加熱後、 乾燥器から取り出してデ シケ—ターの中にて放冷し、 試料の乾燥後の重さを量り、 次式により蒸発残 分を算出した。

[数 1]

8 : 蒸発残分 (%)

: 乾燥前の試料を入れたアルミ箔皿の質量 (9)

1_ : アルミ箔皿の質量 (9)

丁 : 乾燥後の試料を入れたアルミ箔皿の質量 (9)

アルミ箔皿の寸法: 70 ø X 1 211 (〇1〇1)

[0061]

」 1 3 I 8802に基づき、 1 ~ 1メーターを用いて室温 25°〇でエマ ルジヨン組成物の 1 ~ 1を測定した。

[0062] 〔平均粒子径測定〕

試料を〇. 01 9計量し、 レーザー回折式粒度分布測定装置 (堀場製作所 製、 商品名 : !_ _950 2) を使用して、 循環流量 2、 撹拌速度 2の条 件での平均粒子径 (粒度累積分布の 50%に相当する粒子径の値) を測定し た。

[測定条件]

測定温度: 25 ± 1 °

溶媒:イオン交換水

[0063]

\¥0 2020/175300 26 卩(:171? 2020 /006663

[0064] [実施例 5〜 1 4、 比較例 3〜 8 ]

上記実施例及び比較例で調製した各エマルジ ョン組成物について、 表 3ま たは表 4に示す配合比 (質量部) となるようにイオン交換水で希釈して繊維 処理剤を作成した。 各繊維処理剤に含まれるシリコーン樹脂の固 形分比率は 約 1 0 %又は2 0 %とした。

<繊維処理方法>

該繊維処理剤にポリエステル又は綿を 1 〇秒間浸潰した。 その後マングル にて繊維処理剤を均一化した。 その繊維を 8 0 ° 〇 5分乾燥後、 1 0 5 ° 〇 1分で乾燥した。 処理後の各繊維について、 下記の方法にて評価した。 ポリ エステルの結果を表 3に、 綿の結果を表 4に示す。

[0065] <風合い>

〇 · · 繊維を手で握りつぶした時、 未処理の繊維よりも触感が同等あるい はそれ以上に柔らかいもの

X · 繊維を手で握りつぶした時、 未処理の繊維よりも触感が硬いもの [0066] <水接触角>

温度 2 3 °0、 湿度 4 5 %の雰囲気下で、 自動接触角計〇八ー (協和界面 科学社製) を使用し、 イオン交換水 1 . 8 しの液滴を処理した繊維に接触 させ、 接触後 1 〇秒後の接触角を測定した。

[0067] <洗濯後>

市販の洗濯機を用い、 繊維を洗濯 ·脱水して 4〇 1 6 乾燥した。 洗 濯後の各繊維について、 上述した方法に従い、 風合い及び水接触角を評価し た。

[0068] 5

1

注 1) 1^ 一 2 0 6 : 信越化学工業社製 メチルハイ ドロジヱンシリ コーン 注 2) 〇八丁ー å : 信越化学工業社製 1^1^— 2 0 6用の硬化触媒

〔谢 -4

注 1) 2 0 6 :信越化学工業社製 メチルハイ ドロジ: ンシリコーン

注 2) 〇 丁 å :信越化学工業社製 1\4 一 2 0 6用の硬化触媒

〔 2 007 V

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^ ^。 + ¾厂钟 ^ ^ ¾ ? | 遂 # > 01 ¾: 露謠 0 8 ^: 0 3 描> : ^ ; ' \¥0 2020/175300 29 卩(:17 2020 /006663 剤で処理した繊維はいずれも、 洗濯前後における風合い (触感及び柔軟性) が良好であり、 且つ、 撥水性に優れ、 洗濯耐久性にも優れていた。