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Title:
ENERGY STORAGE DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2019/025937
Kind Code:
A1
Abstract:
[Problem] To provide an energy storage device in which a projecting part, which is to be compressed, of a gasket is satisfactorily compressed during crimping so as to exhibit satisfactory air- and water-tightness. [Solution] An energy storage device 1 comprising: a case having a lid plate 2 and a case body; a shaft part 41 which penetrates the lid plate 2 and one axial end of which comprises a crimped part 42; an insulation plate 5 disposed on a first surface of the lid plate 2 and interposed between the crimped part 42 and the lid plate 2; and a gasket 6 disposed on a second surface of the lid plate 2. The gasket 6 has a projecting part 62, which is to be compressed, at a position overlapping with the crimped part 42 in the axial direction. The insulation plate 5 has a biasing part 53 that presses the projecting part 62, which is to be compressed, via the lid plate 2, at the position where the projecting part 62 and the crimped part 42 overlap in the axial direction.

Inventors:
KAWANISHI, Hironori (1 Inobaba-cho, Nishinosho, Kisshoin, Minami-ku, Kyoto-Shi, Kyoto, 〒6018310, JP)
Application Number:
IB2018/055672
Publication Date:
February 07, 2019
Filing Date:
July 30, 2018
Export Citation:
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Assignee:
LITHIUM ENERGY AND POWER GMBH & CO. KG (Heilbronner Str. 358-360, Stuttgart, 〒70469, DE)
International Classes:
H01M2/22; H01M2/26; H01M2/30
Foreign References:
DE102013201145A12013-08-01
US20170133655A12017-05-11
US20160254517A12016-09-01
US20150207118A12015-07-23
US20150179992A12015-06-25
US20120214053A12012-08-23
JP2010033766A2010-02-12
Other References:
None
Attorney, Agent or Firm:
BEE, Joachim (30 02 20, Stuttgart, 〒70442, DE)
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Claims:
【書類名】 特許請求の範囲

【請求項 1】

蓋板とケース本体とを有するケースと、

前記蓋板を貫通し軸方向の一端にかしめ部を有する軸部と、

前記蓋板の第 1の表面上に配置されて前記かしめ部と前記蓋板との間に介在する絶縁プ レートと、

前記蓋板の第 2の表面上に配置されるガスケットと

前記ガスケットは、 前記軸方向において前記かしめ部とオーバーラップする位置に、 被 圧縮凸部を有し、

前記絶縁プレートは、 前記軸方向において前記かしめ部および前記被圧縮凸部とオーバ 一ラップする位置に、 前記蓋板を介して前記被圧縮凸部を押圧する付勢部を有する、 蓄電 素子。

【請求項 2】

前記付勢部は、 前記蓋板の前記第 1の表面に当接する当接部と、 前記かしめ部からの力 を受けて前記当接部に押圧力を付与するレバー部とを有する請求項 1に記載の蓄電素子。 【請求項 3】

前記当接部と前記被圧縮凸部とが前記軸方向においてオーバーラップしている請求項 2 に記載の蓄電素子。

【請求項 4】

前記絶縁プレートは、 前記当接部における軸方向の厚みが、 前記レバー部における軸方 向の厚みより大きい請求項 2又は 3に記載の蓄電素子。

【請求項 5】

前記軸部の軸方向の他端に一体的に形成され、 前記蓋板の表面と略平行に延びてバスバ 一が溶接される溶接面を有する溶接端子を更に備え、

前記ガスケットは前記溶接端子と前記蓋板との間に介在している請求項 1〜 4のいずれ か 1項に記載の蓄電素子。

Description:
【書類名】 明細書

【発明の名称】 蓄電素子

【技術分野】

【0 0 0 1】

本発明は、 蓋板の一面に配される絶縁プレート、 及び他面に配されるガスケットを備え る蓄電素子に関する。

【背景技術】

【0 0 0 2】

リチウムイオン二次電池等の蓄電素子は、 ノートパソコン及び携帯電話機等のモパイル 機器の電源として用いられてきた。 近年、 E V (電気自動車) 、 H E V (ハイブリッド電 気自動車) 、 P H E V (プラグインハイブリッド電気自動車) の電源等、 幅広い分野で使 用されている。

【0 0 0 3】

一般に、 蓄電素子は、 セパレータを介して正極板及び負極板を積層 し、 又は卷回して形 成される電極体を、 電解液と共にケースに気密に収容する。 電極体と電気的に接続される 正極端子及び負極端子は、 ケースの蓋板に設けられる。

ケースと端子との間、 及びケースと集電体との間には、 ガスケット又は絶縁プレートが 配される。

【0 0 0 4】

気密性を向上させるために、 特許文献 1の蓄電素子は、 ケースの表面に設けられた凹部 に、 当該凹部に対向した封止部材をくい込ませる ように構成されている。

【先行技術文献】

【特許文献】

【0 0 0 5】

【特許文献 1】 特開 2 0 1 6— 1 7 3 9 0 2号公報

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

【0 0 0 6】

本発明は、 良好な気密性及び水密性を有する蓄電素子を 提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】

【0 0 0 7】

本発明に係る蓄電素子は、 蓋板とケース本体とを有するケースと、 前記蓋板を貫通し軸 方向の一端にかしめ部を有する軸部と、 前記蓋板の第 1の表面上に配置されて前記かしめ 部と前記蓋板との間に介在する絶縁プレート と、 前記蓋板の第 2の表面上に配置されるガ スケットとを備え、 前記ガスケットは、 前記軸方向において前記かしめ部とオーバー ラッ プする位置に、 被圧縮凸部を有し、 前記絶縁プレートは、 前記軸方向において前記かしめ 部および前記被圧縮凸部とオーバーラップす る位置に、 前記蓋板を介して前記被圧縮凸部 を押圧する付勢部を有する。

【発明の効果】

【0 0 0 8】

本発明においては、 軸部の一端部をかしめたときに、 かしめ部とオーバーラップする位 置に設けられた付勢部に効果的に圧縮力がか かり、 付勢部とオーバーラップする位置に設 けられた被圧縮凸部に力がほぼ直進して、 被圧縮凸部が押圧される。 従って、 被圧縮凸部 が良好に圧縮され、 良好な気密性及び水密性が得られる。

【図面の簡単な説明】

【0 0 0 9】

【図 1】 第 1実施形態に係る蓄電素子の斜視図である。

【図 2】 図 1の I I— I I線断面図である。

【図 3】 図 2の一部拡大図である。

【図 4】 絶縁プレートの断面図である。 【図 5】 絶縁プレートの斜視図である。

【図 6】 絶縁プレートの斜視図である。

【図 7】 従来の蓄電素子の蓋板を示す断面図である。

【図 8】 従来の絶縁プレートを有する場合に軸部のか しめを行ったときの断面を示す 顕微鏡写真である。

【図 9】 第 1実施形態に係る絶縁プレートを有する場合 軸部のかしめを行ったとき の断面を示す顕微鏡写真である。

【図 1 0】 蓄電素子を有する蓄電モジュールを示す正面 図である。

【図 1 1】 第 2実施形態に係る蓄電素子の蓋板を示す平面 である。

【図 1 2】 図 1 1の XII— XII線断面図である。

【発明を実施するための形態】

【0 0 1 0】

以下、 本発明をその実施の形態を示す図面に基づい て具体的に説明する。

(第 1実施形態)

図 1は第 1実施形態に係る蓄電素子 1の斜視図、 図 2は図 1の II II線断面図、 図 3は 図 2の一部拡大図、 図 4は絶縁プレート 5の断面図、 図 5は絶縁プレート 5の斜視図、 図 6は絶縁プレート 5の斜視図である。 ここで、 蓄電素子 1はリチウムイオン二次電池であ る。

蓄電素子 1は、 蓋板 2及びケース本体 3を有するケース 1 1、 正極端子 4、 負極端子 8 、 絶縁プレート 5, 9、 ガスケッ ト 6, 1 0、 集電体 7, 1 2、 破裂弁 2 0、 電極体 2 1 、 正極タブ 2 2、 並びに負極タブ 2 3を備える。

【0 0 1 1】

ケース 1 1は例えばアルミニウム、 アルミニウム合金、 ステンレス等の金属、 又は合成 樹脂からなる。 ケース 1 1は、 直方体状をなし、 電極体 2 1及び電解液 (不図示) を収容 する。

【0 0 1 2】

図 2、 3に示すように、 正極端子 4は、 蓋板 2を貫通する軸部 4 1、 軸部 4 1の一端部 をかしめてなるかしめ部 4 2、 及び軸部 4 1の他端に設けられた板状の溶接端子部 4 3を 有する。 本実施形態では、 軸部 4 1と溶接端子部 4 3とが同一の部材により形成されてい るが、 これらは別の部材により形成されてそれら別 部材を一体化することで正極端子 4を 形成してもよい。 溶接端子部 4 3に代えて、 軸部 4 1を形成するリベットと、 離間して配 置されたボルトとを接続する接続導電板が、 軸部 4 1の他端に設けられてもよい。

ガスケット 6は例えばポリフエ-レンサルファイ ド (P P S ) 又はポリプロピレン (P P ) 等の合成樹脂製である。 ガスケット 6は、 蓋板 2の外面 (請求項 1の第 2の表面) に 配置される板部 6 0と、 軸部 4 1を包囲する包囲部 6 1とを有する。 板部 6 0の外面及び 内面における、 軸部 4 1の外周側には、 リング状の被圧縮凸部 6 2が設けられている。 被 圧縮凸部 6 2はリング状に限定されず、 周方向に間隔をあけて複数設けられてもよい 。 集電体 7は板状をなし、 例えばアルミニウム製である。 集電体 7は、 蓋板 2の内面 (請 求項 1の第 1の表面) に酉 5され、 軸部 4 1の一端部が挿通する揷通孔 7 0を有する。 集電 体 7は、 蓋板 2の長手方向中央部近くに、 他の部分より外側に (蓋板 2の近くに) 配置さ れた、 正極タブ 2 2を接合する接合部 7 1を有する。 揷通孔 7 0を挿通した軸部 4 1の一 端部をかしめることにより、 前記かしめ部 4 2が形成される。

被圧縮凸部 6 2は軸部 4 1の軸方向において、 かしめ部 4 2とオーバーラップする位置 に設けられている。

【0 0 1 3】

図 2に示すように、 負極端子 8は、 蓋板 2を貫通する軸部 8 1、 軸部 8 1の一端部をか しめてなるかしめ部 8 2、 及び軸部 8 1の他端に設けられた板状の溶接端子部 8 3を有す る。 本実施形態では、 軸部 8 1と溶接端子部 8 3とを別の部材により形成し、 これら別部 材を一体化することで負極端子 8を形成しているが、 それらは同一の部材により形成され てもよい。 溶接端子部 8 3に代えて、 軸部 8 1を形成するリベットと、 離間して配置され たボルトとを接続する接続導電板が、 軸部 8 1の他端に設けられてもよい。

ガスケット 1 0は例えば P P S又は P P製であり、 蓋板 2の外面に配置される板部 1 0 0と、 軸部 8 1を包囲する包囲部 1 0 1とを有する。 板部 1 00の外面及び内面における 、 軸部 8 1の外周側には、 リング状の被圧縮凸部 1 0 2が設けられている。 被圧縮凸部 1 0 2はリング状に限定されず、 周方向に間隔をあけて複数設けられてもよい 。

集電体 1 2は板状をなし、 例えば銅製である。 集電体 1 2は、 蓋板 2の内面に配され、 軸部 8 1の一端部が挿通する揷通孔 1 20を有する。 集電体 1 2は、 蓋板 2の長手方向中 央部近くに、 他の部分より外側に (蓋板 2の近くに) 配置された、 負極タブ 2 3を接合す る接合部 1 2 1を有する。 揷通孔 1 20を挿通した軸部 8 1の一端部をかしめることによ り、 前記かしめ部 8 2が形成される。

被圧縮凸部 1 0 2は軸部 8 1の軸方向において、 かしめ部 8 2とオーバーラップする位 置に設けられている。

【00 1 4】

図 2に示すように、 電極体 2 1は、 複数の正極板及び負極板がセパレータを介し て交互 に積層されて直方体状に形成された本体 2 1 0と、 本体 2 1 0から蓋板 2に向けて延びる 正極タブ 2 2及び負極タブ 23とを有する。 正極タブ 22は、 集電体 7の接合部 7 1に接 合されている。 負極タブ 2 3は、 集電体 1 2の接合部 1 2 1に接合されている。

電極体 2 1は、 正極板と負極板とをセパレータを介して積層 し扁平状に卷回して得られ るものであってもよレ、。

【00 1 5】

正極板は、 アルミニウムやアルミ-ゥム合金等からなる 尺帯状の金属箔である正極基 材箔上に正極活物質層が形成されたものであ る。 負極板は、 銅及び銅合金等からなる長尺 帯状の金属箔である負極基材箔上に負極活物 質層が形成されたものである。 セパレータは 、 樹脂からなる微多孔性のシートである。

正極活物質層に用いられる正極活物質、 または負極活物質層に用いられる負極活物質 と しては、 リチウムイオンを吸蔵放出可能な正極活物質 または負極活物質であれば、 適宜公 知の材料を使用できる。

【00 1 6】

正極活物質としては、 例えば、 L i MP0 4 、 L i MS i 0 4 、 L i MB 0 3 (Mは F e、 N i、 Mn、 C o等から選択される 1種または 2種以上の遷移金属元素) 等のポリア 二オン化合物、 チタン酸リチウム、 マンガン酸リチウム等のスピネル化合物、 L i M02 (Mは F e、 N i、 Mn、 C o等から選択される 1種または 2種以上の遷移金属元素) 等 のリチウム遷移金属酸化物等を用いることが できる。

【00 1 7】

負極活物質としては、 例えば、 リチウム金属、 リチウム合金 (リチウム アルミニウム 、 リチウム シリコン、 リチウム 鉛、 リチウム 錫、 リチウム アルミニウム 錫、 リ チウムーガリウム、 及びウッド合金等のリチウム金属含有合金) の他、 リチウムを吸蔵 - 放出可能な合金、 炭素材料 (例えば黒鉛、 難黒鉛化炭素、 易黒鉛化炭素、 低温焼成炭素、 非晶質カーボン等) 、 金属酸化物、 リチウム金属酸化物 (L i 4 T i 5 0 12 等) 、 ポリ リ ン酸化合物などが挙げられる。

【00 1 8】

破裂弁 20は、 蓋板 2の中央部に設けられている。 破裂弁 20は、 ケース 1 1の内部に ガスが発生して内圧が一定の圧力に達した場 合に、 開口を形成してケース 1 1の内部のガ スを放出して内圧を低下させる安全弁である 。

破裂弁 20は、 板厚を部分的に減じて形成される破断部 200を有する。 蓄電素子 1の 内圧上昇時に破断部 200に沿って破断して、 舌片状の部分が形成され、 該部分が外側に 跳ね上がることで蓋板 2に開口が形成される。

【00 1 9】

図 3〜図 6に示すように、 絶縁プレート 5は、 揷通孔 5 0、 レバー部 5 1及び第 1当接 部 5 2を有する付勢部 5 3、 並びに収納部 5 6を備える。 絶縁プレート 5は、 例えば P P S又は P P等の合成樹脂からなる。

揷通孔 5 0は絶縁プレート 5の長手方向の一端に設けられ、 図 3に示すように軸部 4 1 及び包囲部 6 1の端部が揷通される。 収納部 5 6は、 絶縁プレート 5の他端に設けられて おり、 一端と段差を形成するように外側に突出し、 集電体 7の接合部 7 1を収納する。

【0 0 2 0】

付勢部 5 3は、 軸部 4 1の軸方向において、 かしめ部 4 2及び被圧縮凸部 6 2とオーバ 一ラップする位置に設けられている。 付勢部 5 3の第 1当接部 5 2は、 絶縁プレート 5の 外面における、 揷通孔 5 0の外周に設けられており、 蓋板 2の内面に当接する。 第 1当接 部 5 2は蓋板 2に当接できればよく、 当接面が平らでなくてもよい。

付勢部 5 3のレバー部 5 1は、 第 1当接部 5 2の外周に設けられた溝 5 4と、 レバー部 5 1内面の揷通孔 5 0の外周に設けられ、 集電体 7の外面に当接する第 2当接部 5 5とを 有する。 第 2当接部 5 5の外周側にはテーパ面が形成されており、 第 2当接部 5 5は絶縁 プレート 5の他の部分より集電体 7に向けて突出している。

【0 0 2 1】

本実施形態においては、 軸部 4 1の一端部を集電体 7にかしめ、 かしめ部 4 2を形成す るときに、 レバー部 5 1が圧縮力を受けて第 1当接部 5 2に押圧力を付与する。 即ち、 レ バー部 5 1はスプリングヮッシャのように弾性力を発 し、 面積が小さく、 面圧が高くな る第 1当接部 5 2に応力が集中する。 従って、 図 3の矢印で示すように、 かしめによる圧 縮力が第 1当接部 5 2に向かい、 被圧縮凸部 6 2に対して、 効果的に、 かつ、 ほぼ直進す るように力力 る。

絶縁プレート 5の第 1当接部 5 2における軸方向の厚みは、 レバー部 5 1の軸方向の厚 みより厚いので、 第 1当接部 5 2が設けられている部分の剛性が高い。 従って、 第 1当接 部 5 2にかかる力を大きくすることができ、 被圧縮凸部 6 2に伝わる力が大きくなる よって、 被圧縮凸部 6 2が良好に圧縮され、 気密性及び水密性が良好になる。

【0 0 2 2】

付勢部 5 3は、 揷通孔 5 0の外周側に連続して設けられる場合には限 されない。 例え ば周方向に間隔をあけて設けられるものであ ってもよい。

レバー部 5 1の形状も上記の場合には限定されない。

レバー部 5 1は、 溝 5 4及び第 2当接部 5 5の何れかのみを有するものであってもよい 溝 5 4は絶縁プレート 5の内面に、 第 2当接部 5 5は外面に、 即ち、 本実施形態と上下 が逆になるように形成してもよレ、。

【0 0 2 3】

負極の絶縁プレート 9は正極の絶縁プレート 5と同様に、 揷通孔 9 0、 レバー部 9 1及 び第 1当接部 9 2を有する付勢部 9 3、 並びに収納部 9 6を備える。

揷通孔 9 0に軸部 8 1及び包囲部 1 0 1の一端部が揷通される。 付勢部 9 3は、 揷通孔 9 0の外周側に設けられている。 第 1当接部 9 2は、 かしめ部 8 2及び被圧縮凸部 1 0 2 とオーバーラップする位置に設けられている 。

【0 0 2 4】

軸部 8 1の一端部を集電体 1 2にかしめ、 かしめ部 8 2を形成したときに、 レバー部 9 1が圧縮力を受けて第 1当接部 9 2に押圧力を付与する。 その結果、 被圧縮凸部 1 0 2が 良好に圧縮され、 気密性及び水密性が良好になる。

【0 0 2 5】

以下、 従来の絶縁プレートを有する場合と、 本実施形態に係る絶縁プレートを有する場 合とにっき、 軸部のかしめを行ったときの被圧縮凸部の圧 縮の度合を調べた結果について 説明する。

図 Ίは、 正極の絶縁プレート 1 4、 及び負極の絶縁プレート 1 5を有する従来の蓄電素 子の蓋板 1 3を示す断面図である。 図中、 図 2と同一部分は同一符号を付して詳細な説明 を省略する。

図 7に示すように、 絶縁プレート 1 4及び絶縁プレート 1 5ともに、 軸部 4 1, 8 1の 外周側は、 外面及び内面ともに平坦であり、 厚みが均一である。

【0 0 2 6】

図 8は、 従来の絶縁プレート 1 4を有する場合に軸部 4 1のかしめを行ったときの断面 を示す顕微鏡写真である。 ガスケット 6の両面の被圧縮凸部 6 2は圧縮されていないので 、 囲みで示すように、 ガスケット 6の外面と溶接端子部 4 3との間、 及び内面と蓋板 2と の間に隙間が生じていることが分かる。

【0 0 2 7】

図 9は、 本実施形態の絶縁プレート 5を有する場合に軸部 4 1のかしめを行ったときの 断面を示す顕微鏡写真である。 ガスケット 6の両面の被圧縮凸部 6 2が圧縮されて潰れて いるので、 ガスケット 6の外面と溶接端子部 4 3との間、 及び内面と蓋板 2との間に隙間 が生じていないことが分かる。

【0 0 2 8】

下記の表 1に、 実施形態に係る絶縁プレート 5を用いた場合(実施例)、 及び従来の絶縁 プレート丄 4を用いた場合(比較例)にっき、 軸部 4 1を集電体 7にかしめたときの被圧縮 凸部 6 2の圧縮量を求めた結果を示す。 被圧縮凸部 6 2の元の高さは 0 . 1 5 m mである 。 実施例 1〜3においては、 かしめのス トローク及び高さを、 表 1に示すように変えてい る。

【0 0 2 9】

【表 1】

【0 0 3 0】

表 1より、 かしめのストローク及び高さが略同一である 実施例 1及び比較例 1を比較し た場合、 実施例 1は、 両方の被圧縮凸部 6 2の圧縮量が比較例 1より大きいことが分かる 。 実施例 1〜3を比較することにより、 かしめの圧縮量を大きくすることにより、 被圧縮 凸部の圧縮量が大きくなる傾向を示すことが 分かる。

【0 0 3 1】

以上より、 本実施形態に係る絶縁プレート 5及び 9を有することにより、 被圧縮凸部 6 2, 1 0 2の圧縮量が大きくなり、 部材間に隙間が生じず、 気密性が向上し、 漏液及び水 分の浸入が防止されることが確認された。

【0 0 3 2】

図 1 0は、 蓄電素子 1を有する蓄電モジュール 2 6を示す正面図である。

蓄電モジュール 2 6は、 蓄電素子 1と、 蓄電素子 1と溶接端子部 4 3及び 8 3の配置が 上下に反対である蓄電素子 1 aとを交互に配置し、 ケース 2 4に収容してなる。 ケース 2 4に代えて、 保持部材が複数の蓄電素子 1, 1 aを保持してもよい。

バスバー 2 5は、 隣り合う蓄電素子 1及び蓄電素子 1 aの溶接端子部 8 3及び溶接端子 部 4 3を接続し、 蓄電素子 1及び蓄電素子 1 aが電気的に直列に接続されている。

【0 0 3 3】

溶接端子部 4 3, 8 3の溶接面にバスバー 2 5を溶接するときに、 ガスケット 6, 1 0 には、 ガスケット 6, 1 0を軸方向に圧縮する方向に外力が作用する 被圧縮凸部 6 2, 1 0 2の圧縮状態を解除する方向に外力は作用し いので、 バスバー 2 5を取り付けた後 も、 被圧縮凸部 6 2, 1 0 2の圧縮状態を保持して、 気密性及び水密性を維持することが できる。

【0 0 3 4】

(第 2実施形態)

図 1 1は第 2実施形態に係る蓄電素子の蓋板 2を示す平面図、 図 1 2は図 1 1の XI I— X I I線断面図である。 本実施形態においては、 集電体と軸部とが一体化されている。

蓄電素子は蓋板 2を有し、 正極側の集電体 1 6、 溶接端子 1 7、 絶縁プレート 1 8、 及 びガスケット 1 9を備える。 図 1 1及び図 1 2において、 負極側の構成は省略する。

【0 0 3 5】

集電体 1 6は、 板部 1 6 0、 蓋板 2を貫通する軸部 1 6 1、 及び軸部 1 6 1の一端部に 形成されるかしめ部 1 6 2を有する。

ガスケット 1 9は、 集電体 1 6と蓋板 2の内面との間に介在する板部 1 9 0と、 軸部 1 6 1を包囲する包囲部 1 9 1と、 包囲部 1 9 1の外周側の両面に設けられたリング状の被 圧縮凸部 1 9 2, 1 9 2とを備える。 被圧縮凸部 1 9 2はリング状に限定されず、 周方向 に間隔をぁけて複数設けられてもよい。

【0 0 3 6】

溶接端子 1 Ίは、 軸部 1 6 1を挿通する揷通孔 1 Ί 1を有する。 揷通孔 1 7 1は、 外面 側が内面側より大径であり、 段部 1 7 2を有する。 軸部 1 6 1を段部 1 Ί 2にかしめるこ とにより、 かしめ部 1 6 2が形成され、 集電体 1 6が溶接端子 1 7に電気的に接続される

【0 0 3 7】

絶縁プレート 1 8は、 包囲部 1 9 1が挿通する揷通孔 1 8 0を有し、 蓋板 2の外面と溶 接端子 1 7の内面との間に介在する。

絶縁プレート 1 8はまた、 レバー部 1 8 1及び第 1当接部 1 8 2を有する付勢部 1 8 3 を備える。

【0 0 3 8】

付勢部 1 8 3は、 軸方向において、 かしめ部 1 6 2及び被圧縮凸部 1 9 2とオーバーラ ップする位置に設けられている。 第 1当接部 1 8 2は、 揷通孔 1 8 0の外周に設けられて おり、 蓋板 2の外面に当接する。 第 1当接部 1 8 2は蓋板 2に当接できればよく、 当接面 が平らである場合には限定されない。

レバー部 1 8 1は、 第 1当接部 1 8 2の外周に設けられた溝 1 8 4と、 揷通孔 1 8 0の 外周に設けられ、 溶接端子 1 7の内面に当接する第 2当接部 1 8 5とを有する。 第 2当接 部 1 8 5の外周側にはテーパ面が形成されており、 第 2当接部 1 8 5は絶縁プレート 1 8 の他の部分より突出している。

【0 0 3 9】

本実施形態においては、 軸部 1 6 1の一端部を溶接端子 1 7の段部 1 Ί 2にかしめ、 か しめ部 1 6 2を形成したときに、 レバー部 1 8 1が圧縮力を受けて第 1当接部 1 8 2に押 圧力を付与する。 レバー部 1 8 1はスプリングヮッシャのように弾性力を発 し、 面積が 小さく、 面圧が高くなる第 1当接部 1 8 2に応力が集中する。 従って、 かしめによる圧縮 力が被圧縮凸部 1 9 2に対して、 効果的に、 かつ、 ほぼ真っ直ぐにかかる。

絶縁プレート 1 8の第 1当接部 1 8 2における軸方向の厚みが、 レバー部 1 8 1の軸方 向の厚みより厚いので、 第 1当接部 1 8 2が設けられている部分の剛性は高い。 従って、 第 1当接部 1 8 2に大きな力がかかることができ、 被圧縮凸部 1 9 2にかかる押圧力を大 きくすることができる。

よって、 被圧縮凸部 1 9 2が良好に圧縮され、 気密性及び水密性が良好になる。

【0 0 4 0】

付勢部 1 8 3は、 揷通孔 1 8 0の外周に連続して設けられる場合には限定 れない。 例 えば周方向に間隔をあけて設けられるもので あってもよい。

レバー部 1 8 1の形状も上記の場合には限定されない。

レバー部 1 8 1は、 溝 1 8 4及び第 2当接部 1 8 5の何れかのみを有するものであって もよい。

溝 1 8 4は溶接端子 1 7の内面に、 第 2当接部 1 8 5は蓋板 2の外面に、 即ち、 本実施 形態と上下が逆になるように形成してもよレ 、。

【0 0 4 1】

複数の蓄電素子を直列に電気的に接続するこ とにより、 蓄電素子モジュールが構成され る。 一の蓄電素子の溶接端子 1 7と、 他の蓄電素子の溶接端子 1 7とは極性が異なる溶接 端子とを接続するためにバスバーを溶接する ときに、 ガスケット 1 9には、 ガスケット 1 9を軸方向に圧縮する方向に外力が作用する 被圧縮凸部 1 9 2の圧縮状態を解除する方 向に外力は作用しないので、 バスバーを取り付けた後も、 被圧縮凸部 1 9 2の圧縮状態を 保持して、 気密性及び水密性を維持することができる。

【0 0 4 2】

以上のように、 蓄電素子は、 蓋板とケース本体とを有するケースと、 前記蓋板を貫通し 軸方向の一端にかしめ部を有する軸部と、 前記蓋板の第 1の表面上に配置されて前記かし め部と前記蓋板との間に介在する絶縁プレー トと、 前記蓋板の第 2の表面上に配置される ガスケットとを備え、 前記ガスケットは、 前記軸方向において前記かしめ部とオーバー ラ ップする位置に、 被圧縮凸部を有し、 前記絶縁プレートは、 前記軸方向において前記かし め部および前記被圧縮凸部とオーバーラップ する位置に、 前記蓋板を介して前記被圧縮凸 部を押圧する付勢部を有する。

【0 0 4 3】

上記構成によれば、 軸部の一端部をかしめたときに、 かしめ部とオーバーラップする位 置に設けられた付勢部に効果的に圧縮力がか かり、 付勢部とオーバーラップする位置に設 けられた被圧縮凸部に力がほぼ直進して、 被圧縮凸部が押圧される。 従って、 被圧縮凸部 が良好に圧縮され、 良好な気密性及び水密性が得られる。

【0 0 4 4】

上述の蓄電素子において、 前記付勢部は、 前記蓋板の前記第 1の表面に当接する当接部 と、 前記かしめ部からの力を受けて前記当接部に 押圧力を付与するレバー部とを有する。

【0 0 4 5】

上記構成によれば、 レバー部が圧縮力を受けて当接部に押圧力を 付与する。 即ち、 レバ 一部はスプリングヮッシャのように弾性力を 発揮し、 面積が小さく、 面圧が高くなる当接 部に応力が集中する。 従って、 かしめによる圧縮力が被圧縮凸部に対して、 効果的に、 か つ、 ほぼ直進するように力かる。

【0 0 4 6】

上述の蓄電素子において、 前記当接部と前記被圧縮凸部とが前記軸方向 においてオーバ 一ラップしている。

【0 0 4 7】

上記構成によれば、 被圧縮凸部に効果的に押圧力を作用させるこ とができる。

【0 0 4 8】

上述の蓄電素子において、 前記絶縁プレートは、 前記当接部における軸方向の厚みが、 前記レバー部における軸方向の厚みより大き い。

【0 0 4 9】

上記構成によれば、 当接部が設けられている部分の剛性が高いた め、 当接部に大きい力 を付与でき、 被圧縮凸部に効果的に押圧力を作用させるこ とができる。

【0 0 5 0】

上述の蓄電素子は、 前記軸部の軸方向の他端に一体的に形成され 、 前記蓋板の表面と略 平行に延びてバスバーが溶接される溶接面を 有する溶接端子を更に備え、 前記ガスケット は前記溶接端子と前記蓋板との間に介在して いる。

【0 0 5 1】

上記構成によれば、 溶接端子の溶接面にバスバーを溶接するとき に、 ガスケットには、 ガスケットを軸方向に圧縮する方向に外力が 作用する。 被圧縮凸部の圧縮状態を解除する 方向の外力は作用しないため、 バスバーを溶接端子に取り付けた後も、 被圧縮凸部の圧縮 状態を保つて気密性及び水密性を維持できる 。

【0052】

本発明は上述した実施形態の内容に限定され るものではなく、 請求項に示した範囲で種 々の変更が可能である。 即ち、 請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手 段を組み合わ せて得られる実施形態も本発明の技術的範囲 に含まれる。

第 1実施形態及び第 2実施形態において、 蓄電素子 1がリチゥムイオン二次電池である 場合につき説明しているが、 蓄電素子 1はリチウムイオン二次電池には限定されな 。 蓄 電素子 1は、 ニッケル水素電池等の他の二次電池であって もよいし、 一次電池であっても よいし、 キャパシタ等の電気化学セルであってもい。

【符号の説明】

【0053】

1 蓄電素子

2 蓋板

3 ケース本体

4 正極端子

5ヽ 9、 1 8 絶縁プレート

5 0 、 1 80 揷通孔

5 1 、 9 1、 1 81 レバー部

5 2 、 92、 1 82 第 1当接部

5 3 、 93、 1 83 付勢部

5 4 、 1 84 溝

5 5 、 1 85 第 2当接部

8 負極端子

6ヽ 10、 19 ガスケット

6 0 、 100、 1 90 板部

6 1 、 101、 1 9 1 包囲部

6 2 、 102、 1 92 被圧縮凸

7ヽ 1 2、 16 集電体

7 0 、 1 20 揷通孔

7 1 、 1 21 接合部

1 6 0 板部

1 1 ケース

1 7 溶接端子

2 0 破裂弁

2 1 電極体

2 6 蓄電モジュール