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Title:
ENVELOPE WITH AIR CUSHION
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/126677
Kind Code:
A1
Abstract:
An envelope (cushioned envelope) having an air cushion can reliably protect a packaged article and is not deformed to an irregular shape even when air is supplied to an air cushion member (cushion sheet). The cushioned envelope (1) is formed by inserting the cushion sheet (10) into the rectangular envelope (3) having an opening (4) at one side of it. The cushion sheet (10) has air chambers (11) arranged in its longitudinal direction. An air passage (13) communicating with the air chambers (11) is formed at one end in the lateral direction of the cushion sheet (10), and an air supply opening (14) is provided at the upper end of the air path (13). Each air chamber (11) has a check valve (15) so as not to allow air supplied to the air chamber (11) to backflow. Among the air chambers (11), the lowermost air chamber (11) is adhered to the back side of the envelope (3).

Inventors:
YOSHIFUSA KATSUTOSHI (US)
Application Number:
PCT/JP2008/055709
Publication Date:
October 23, 2008
Filing Date:
March 26, 2008
Export Citation:
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Assignee:
YOSHIFUSA YUKARI (US)
YOSHIFUSA KATSUTOSHI (US)
International Classes:
B65D27/00; B65D81/07
Foreign References:
JPH09124073A1997-05-13
JP2006219183A2006-08-24
JP2006219184A2006-08-24
JP2000118569A2000-04-25
Attorney, Agent or Firm:
IIDA, Akio et al. (Marunouchi 2-chomeNaka-ku, Nagoya-shi, Aichi 02, JP)
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Claims:
 矩形状の封筒内にエアクッション部材を挿入して構成され、
 前記エアクッション部材は、プラスチックで形成されるとともに、境目を間にして複数並設した袋状のエア室と、それぞれのエア室の一端側に配設されるエア通路と、前記エア通路の一方の端部に形成されるエア供給口と、を備えて構成され、それぞれのエア室には前記エア通路からチェック弁を介してエアが供給可能に形成され、
 前記エアクッション部材は、前記封筒内で二重となるように折畳まれるとともに、未使用時にはエアが未供給で平坦状に形成され、使用時にエアを供給して膨張化可能に構成されるエアクッション付き封筒であって、
 複数に並列された前記エア室のうち、唯1つのエア室の表面が前記封筒の裏面に接着されていることを特徴とするエアクッション付き封筒。
 請求項1記載のエアクッション付き封筒であって、前記封筒が、片開きに形成されている場合に、前記封筒の裏面に接着されたエア室は、前記封筒の底部付近に配置された唯1つのエア室であることを特徴とする。
 請求項1記載のエアクッション付き封筒であって、前記封筒が、両開きに形成されている場合に、前記封筒の裏面に接着されたエア室が、前記封筒の中央部付近に配置された唯1つのエア室であることを特徴とする。
 矩形状の封筒内にエアクッション部材を挿入して構成され、
 前記エアクッション部材は、プラスチックで形成されるとともに、境目を間にして複数並設した袋状のエア室と、それぞれのエア室の一端側に配設されるエア通路と、前記エア通路の一方の端部に形成されるエア供給口と、を備えて構成され、それぞれのエア室には前記エア通路からチェック弁を介してエアが供給可能に形成され、
 前記エアクッション部材は、前記封筒内で二重となるように折畳まれるとともに、未使用時にはエアが未供給で平坦状に形成され、使用時にエアを供給して膨張化可能に構成されるエアクッション付き封筒であって、
 前記エアクッション部材の端部に形成されている耳部が前記封筒の裏面に接着されていることを特徴とするエアクッション付き封筒。
 請求項1,2,3又は4記載のエアクッション付き封筒であって、前記エアクッション部材は、前記封筒の裏面側に接する側の第1のフィルム製シート部と被梱包品に接する側の第2のフィルム製シート部とを、前記エア室の前記境目でシールすることにより形成され、前記第2のフィルム製シート部が前記第1のフィルム製シート部より軟質性で弾力性のある材料で形成されていることを特徴とする。
Description:
エアクッション付き封筒

 本発明は、封筒内にエアクッション部材 装着して、被梱包品が封入された封筒を輸 する際に、封筒及び被梱包品を保護するエ クッション付き封筒に関する。

 書類や部品を封筒内に梱包して輸送する際 輸送中の振動等で封筒や被梱包品が損傷す ことが多い。これを防止するために、被梱 品に緩衝材を巻き付けた状態で封筒内に封 するか、あるいは封筒内に緩衝材を貼着し 梱包品を封入することが一般的に行われて る。例えば、緩衝材を貼着した封筒に関し 、特許文献1においては、緩衝材(独立気泡 衝材)を粘着した封筒が開示されている。こ 緩衝材にはプラスチックで形成されて独立 た気泡が多数配置されている。特許文献1に は、従来技術例として緩衝封筒(多数の突起 に形成されたプラスチック製の気泡製緩衝 ートが粘着された封筒)が開示されている。 の従来技術としての緩衝封筒は、電子部品 ビデオテープ、CD等の破損しやすい物品を 包する際に、緩衝シートで被梱包品を包み んでいない。そのため、被梱包品をがたつ せてしまう。特許文献1では、この課題を解 するために、緩衝シートに熱収縮性のシュ ンクシートを貼り合わせて積層シートとし 形成している。つまり、積層シートを緩衝 ートが向かい合うように折り曲げて封筒内 挿入し梱包品を挿入した後、開口部を除く 周部を熱シールして袋状体を形成している そして袋状体を封筒内の側壁面に配設され 固定部で固定している。これによって、被 包品は封筒内の中央部で中空包装されてが つきを防止できるようにしている。

特開2003-2368公報

米国特許出願公開第2006/0032779号明細書

 しかし、被梱包品に緩衝材を巻き付けて 送する場合は、1被梱包品に対して都度緩衝 材の巻き付け作業を伴うことから手間がかか り、しかも、被梱包品の周りだけが膨張する から封筒自体が破れやすく被梱包品が封筒か ら飛び出してしまう虞を生じる。

 また、特許文献1の従来技術として記載さ れている緩衝封筒では、通常、独立した突起 状の気泡の高さが低く、緩衝力が高くない。 つまり、輸送中の激しい振動が発生するもの においては、被梱包品の損傷防止を解決でき ない場合がある。

 さらに、特許文献1の発明の内容のもので は、梱包品を収納した積層シートを熱シール するための熱シールトンネル(設備品)を使用 ることから、どこでも使用できるものでは い。

 一方、特許文献2には、複数のエア室がシ ール部を間にして並設された緩衝シートが開 示されている。この緩衝シートは、それぞれ のエア室の一端にエア通路が形成されている 。このエア通路には一端側にエア供給口が形 成され、エア通路からそれぞれのエア室にチ ェック弁を介してエアを供給可能に形成して いる。この緩衝シートは、各エア室にエアを 供給できることから、充分なクッション性を 有するために封筒で使用することが要望され ていた。しかし、封筒には、予め印刷された 文字が記載されていたり、あるいはあて先や 差出人等を記載する必要があり、エアを供給 することによって封筒の表面に段差ができて 、印刷された文字が見にくくなったり、あて 先や差出人等を記載したりすることができな い虞があった。

 本発明は、上述の課題を解決するもので り、封筒に予め緩衝シートを粘着しておく とができ、使用時にエアを供給することに ってエアクッションとして使用できるとと に、エアを供給した後でも封筒の形状を現 維持できるエアクッション付き封筒を提供 ることを目的とする。そのために、本発明 エアクッション付き封筒は以下のように構 する。

 請求項1記載の発明では、矩形状の封筒内 にエアクッション部材を挿入して構成され、 前記エアクッション部材は、プラスチックで 形成されるとともに、境目を間にして複数並 設した袋状のエア室と、それぞれのエア室の 一端側に配設されるエア通路と、前記エア通 路の一方の端部に形成されるエア供給口と、 を備えて構成され、それぞれのエア室には前 記エア通路からチェック弁を介してエアが供 給可能に形成され、前記エアクッション部材 は、前記封筒内で二重となるように折畳まれ るとともに、未使用時にはエアが未供給で平 坦状に形成され、使用時にエアを供給して膨 張化可能に構成されるエアクッション付き封 筒であって、複数に並列された前記エア室の うち、唯1つのエア室の表面が前記封筒の裏 に接着されていることを特徴とするもので る。

 請求項2記載の発明では、前記封筒が、片 開きに形成されている場合に、前記封筒の裏 面に接着されたエア室は、前記封筒の底部付 近に配置された唯1つのエア室であることを 徴としている。

 請求項3記載の発明では、前記封筒が、両 開きに形成されている場合に、前記封筒の裏 面に接着されたエア室が、前記封筒の中央部 付近に配置された唯1つのエア室であること 特徴としている。

 請求項4記載の発明では、矩形状の封筒内 にエアクッション部材を挿入して構成され、 前記エアクッション部材は、プラスチックで 形成されるとともに、境目を間にして複数並 設した袋状のエア室と、それぞれのエア室の 一端側に配設されるエア通路と、前記エア通 路の一方の端部に形成されるエア供給口と、 を備えて構成され、それぞれのエア室には前 記エア通路からチェック弁を介してエアが供 給可能に形成され、前記エアクッション部材 は、前記封筒内で二重となるように折畳まれ るとともに、未使用時にはエアが未供給で平 坦状に形成され、使用時にエアを供給して膨 張化可能に構成されるエアクッション付き封 筒であって、前記エアクッション部材の端部 に形成されている耳部が前記封筒の裏面に接 着されていることを特徴とするものである。

 請求項5記載の発明では、前記エアクッシ ョン部材は、前記封筒の裏面側に接する側の 第1のフィルム製シート部と被梱包品に接す 側の第2のフィルム製シート部とを、前記エ 室の前記境目をシールすることにより形成 れ、前記第2のフィルム製シート部が前記第 1のフィルム製シート部より軟質性で弾力性 ある材料で形成されていることを特徴とし いる。

 本発明によれば、エアクッション部材は エアクッション部材を形成する複数のエア のうち、いずれか唯1つのエア室において封 筒の裏面に接着されている。

 例えば、封筒が片開きの場合には、封筒 底部側に対向する唯1つのエア室が接着され 、封筒が両開きの場合には、封筒の中央部と 対向する唯1つのエア室が接着されている。

 封筒内にエアクッション部材が挿入され エアクッション部材と封筒が接着されてい 。未使用時においては、この状態で保管さ ることとなり嵩張らずに保管することがで る。使用時においては、エアクッション部 のエア供給口にエアを供給することによっ 、各エア室が膨張される。エア室が膨張さ ることによって、エアクッション部材は封 への挿入方向に沿った長さが収縮して封筒 り突出している部位が封筒内に収納される 平坦時のエアクッション部材の長さは、エ 供給による膨張で収縮される収縮率を考慮 て予め設定されているので、エアの供給後 、封筒内にほぼ収納できることとなる。

 エアクッション部材の収縮は、封筒の裏 に対して唯1つのエア室分しか接着されてい ないことから、接着されていない他のエア室 が封筒を伴って収縮することはない。従って 、エアクッション部材が収縮された状態では 、角状の封筒は、エア室の膨張によって厚み 方向には膨らむものの、表面は元の状態を維 持することができる。そのため、予め印刷さ れた文字や、記載したあて先や差出人名、あ るいは添付したラベル等は元の状態を維持す ることができ、また、エア供給後や被梱包品 をエアクッション部材内に収納した後でも、 封筒に記載したりラベル等を容易に貼着した りすることができる。

 また、エアクッション部材と封筒とを、 アクッション部材の唯1つのエア室で接着し ていることから、例えば、エアクッション部 材を剥がす必要が生じても、容易に剥がすこ とができる。

 さらにこのエアクッション付き封筒は、 筒に接着される部位が、エア室でなくても 例えば、エアクッション部材の端部に形成 れる耳部であっても上述と同様の効果を得 ことができる。

 また、エア室にエアを供給すると、被梱 品側の第2のフィルム製シート部が第1のフ ルム製シート部より柔軟に形成されている とから、第1のフィルム製シート部より膨ら ことになり、被梱包品にフィットして保護 ることができて被梱包品に対する輸送中の 撃をより吸収することができる。

本発明の一形態による緩衝封筒を示す 解正面図である。 組み付けられた緩衝封筒を示す断面図 ある。 緩衝シートの接着部位を示す正面図で る。 平坦状の緩衝シートを封筒に挿入した 態を示す正面図である。 エアを供給した状態の緩衝封筒を示す 視図である。 両開きの封筒に平坦状の緩衝シートを 入した状態を示す正面図である。 接着剤を全体的に塗布した緩衝シート 組み付けた緩衝封筒にエアを供給した状態 示す斜視図である。

符号の説明

 1、緩衝封筒(エアクッション付き封筒)
 3、封筒
 10、緩衝シート(エアクッション部材)
 11、エア室
 13、エア通路
 14、エア供給口
 17、耳部
 20、接着剤

 次に、本発明のエアクッション付き封筒( 以下、緩衝封筒という。)の一形態を図面に づいて説明する。

 図1に示すように、緩衝封筒1は、四角状 封筒3にエアクッション部材(以下、緩衝シー トという)10を挿入して一部で接着することに よって構成されている。なお、以下に説明す る封筒3は、3辺が閉じられていて1辺が開口し た袋状に形成したもので説明する。そして、 開口側から延設する方向を長さ方向といい、 その直交する方向を幅方向という。従って、 緩衝シート10も、封筒の長さ方向に沿って挿 する方向を長さ方向といい、その直交する 向を幅方向という。

 封筒3は、長手方向の一方に閉じ辺5を有 た開口部4と、その対辺に配置される底部6を 有している。緩衝シート10は、図2に示すよう に、プラスチック製のフィルム製シートで形 成されるとともに、長さ方向に沿って複数の エア室11が並設されている。

 また、緩衝シート10は、封筒3の裏面側に する第1のフィルム製シート部 (以下第1の ート部という)101と被梱包品側に接する第2の フィルム製シート部(以下、第2のシート部と う)102とからなり、2枚のシート部101、102を ね合わせて形成するとともに、隣接するエ 室11、11の境目に第1のシート部101と第2のシ ト部102をシールしてシール部12として形成し ている。第1のシート部101と第2のシート部102 材料は、被梱包品にフィットして衝撃をよ 吸収できるように保護するためには、第2の シート部102は第1のシート部101より軟質材で 力性のあるもので形成することが望ましい もちろん、第1のシート部101と第2のシート部 102が同じ材料で形成してもよい。緩衝シート 10の幅方向の一方には、各エア室11と連通可 なエア通路13が形成され、エア通路13の一端( 図例では上端)にエア供給口14が配置されてい る。さらに各エア室11には、エア通路13から エアを供給するとともにエア室11に供給した エアが逆戻りしないようにするチェック弁15 、それぞれエア室11におけるエアの供給側 配置されている。そのため、各エア室11は、 それぞれチェック弁15が配置された独立した 弁式エア室を構成することになる。なお、 ア室11内に配置されるチェック弁15は、特許 文献2に開示されている内容の構成のもので よく、また、単に市販されている逆止弁を 用して構成してもよい。

 緩衝シート10の長さ方向の長さL1は、平坦 状に形成している場合に、封筒3の長さ方向 長さL2より長く形成され、封筒3の開口部4よ 外方に突出している(図4参照)。緩衝シート1 0の平坦時における長さは、エア室11がエア供 給で膨張されることによって収縮する。この 緩衝シート10全体の収縮率は膨張される1つの エア室11の容量によって決定される。つまり の収縮率と封筒の長さに基づいて、各エア 11にエアが供給されて膨張化された後の緩 シート10の長さが、封筒3の長さL2と略同一に なるように平坦時の緩衝シート10の長さL1が 定される。

 なお、図1の緩衝シート10は、幅方向に二 折りに畳んだ状態を示すものであり、緩衝 筒1の膨張時におけるエア室11の断面は図2に よって示されている。折り畳まれた緩衝シー ト10は、折り畳まれた状態の折り畳み部103と 対側に形成される端部どうしを重ね合わせ 端部に形成される耳部104どうしを熱シール て封筒3に挿入できる状態に形成する。折り 畳まれた緩衝シート10のエア室11の対向する に図示しない被梱包品を収納する収納部16が 形成されることとなる。

 図3に示すように、緩衝シート10の複数の ア室11のうち、唯1つのエア室11において接 剤が塗布されている。接着剤20は封筒3の裏 に対向するエア室11の表面に幅方向全体にわ たって塗布されている。接着剤20を塗布する 1つのエア室11としては、封筒3が片開きの場 合、つまり図1に示すように、開口部が1辺だ に形成されている場合は、図3(a)に示すよう に、封筒3の底部6側に対向する唯1つのエア室 11Aとなる。この位置は、緩衝シート10の端部 配置する唯1つのエア室あるいは端部のエア 室より1室又は2乃至3室程手前の唯1つのエア 11にあたる。また、封筒3が両開きの場合は 図3(b)に示すように、封筒3の長さ方向の中央 部付近に対向する唯1つのエア室11Bであり、 のエア室11Bの表面に幅方向全体にわたって 布される。

 なお、接着剤20は、1つのエア室11の表面 全体ではなく、一部に点付けとなるように 布してもよい。

 さらに、接着剤20を塗布する部位として 、唯1つのエア室でなくても、例えば、図3(c) に示すように、緩衝シート10の端部に形成さ る耳部17であってもよく、耳部17の幅方向の 全体あるいは一部に点付けとなるように塗布 してもよい。

 なお、上述した接着とは、接着剤で接着 るだけではなく、封筒がプラスチックで形 されている場合には、例えば、熱溶着で接 することも含むものとする。

 片開きの封筒に緩衝シート10を挿入して 衝封筒1を形成する場合、片開きの封筒3に二 つ折りの平坦状の緩衝シート10を挿入して、 衝シート10の一端(又はその手前側)に配置さ れたエア室11Aを封筒3の裏面側に接着する。 4に示すように、緩衝シート10は一端が底部6 あり、他端が封筒3の長さ方向において開口 部4より外部側に突出している。緩衝シート10 のエア供給口14は緩衝シート10の封筒3から突 された側の一端に配置されているから、封 3の開口部4より外方に突出している。

 次に、上述のように構成された緩衝封筒1 の作用について説明する。

 エア供給口14よりエアを供給すると、エ は、エア通路13に供給され、さらに、各エア 室11のチェック弁15を通って各エア室11内に供 給される。各エア室11内にエアが供給される 、緩衝シート10の被梱包品と接する側の第2 シート部102が封筒3の裏面側に接する第1の ート部101よりも軟質性で弾力があり膨らみ すいので、各エア室11は膨張されて被梱包品 側に大きく膨らむこととなる。この第2のシ ト部の膨らみは被梱包品の形状にフィット ることになって被梱包品を宙に浮かせるよ に保護可能にする。また、一旦エア室11に供 給されたエアは、チェック弁15により逆方向 は戻ることはない。従って、各エア室11は 張される。この膨張の際に、緩衝シート10は 長さ方向に収縮されるものの、緩衝シート10 、封筒3とは封筒の底部6辺りの唯1つのエア 11だけで接着しているから、封筒3のほとん は緩衝シート10の収縮には影響されずに封 3の表面には段差が発生しない。そして、膨 後の緩衝シート10の長さが、封筒3の長さL2 略同一になるように平坦時の緩衝シート10の 長さL1が設定されているから、図5に示すよう に、緩衝シート10は封筒3の長さとほぼ同一と なって封筒3内に納まり、封筒3の表面は平坦 に形成される。

 そして、収納部16に梱包品を収納した後 閉じ片5を閉じる。

 また、図6に示すように、封筒3が両開き 場合は、封筒3の長手方向の両端部が開口さ て、平坦状の緩衝シート10が、封筒3の両端 ら突出して挿入されている。この場合、図3 (b)に示すように、緩衝シート10の略中央部あ りの唯1つのエア室11Bに接着剤20を塗布して る。この緩衝シート10を封筒3内に挿入して 筒3の略中央部に1つのエア室11Bを接着させ 。この状態でエアを供給すると、緩衝シー 10は、接着された部位を中心にして両端側か ら中央部に向かって収縮される。そして、緩 衝シート10は収縮することによって、封筒3と 略同一の長さになり、いずれか一方から被梱 包品を収納して両端の閉じ辺を閉じる。この 場合も、前述と同様、封筒3の表面は平坦状 形成される。

 なお、緩衝シート10を封筒3に挿入する際 各エア室11全部に接着剤を塗布して封筒3に 着した場合、エア室11にエアを供給すると エア室11の膨張による長さ方向の収縮ととも に封筒3も同時に縮められることから、緩衝 筒1は、図7に示すように、胴体部31が凸凹状 形成される。緩衝封筒1が、図7の状態にな と、封筒に印刷されていた文字は見にくく り、また、新たにラベルを貼ったり、書き んだりすることが困難となる。

 また、接着剤20を、緩衝シート10の長さ方 向に沿ってエア室11を跨ぐように複数のエア 11に塗布すれば、塗布されたエア室11に対向 する封筒の胴体部31が凸凹状に形成されて、 はり、封筒に印刷されていた文字は一部に いて見にくくなり、また、新たにラベルを ったり、書き込んだりすることが困難とな 。

 上述のように、実施形態の緩衝封筒1は、 緩衝シート10を封筒3に挿入する際、緩衝シー ト10の長さ方向に沿って複数配置されたエア 11のうち、唯1つのエア室11だけ接着剤20を塗 布して封筒3の裏面に接着することから、エ の供給で各エア室11の膨張により収縮しても 封筒3の胴体部31に作用することはない。従っ て、封筒3の表面は平坦状に形成されて印刷 れている文字を変形させることなく現状を 持することができたり、あて先や差出人等 記載あるいはラベルを貼ったりすることに 響することはない。

 また、各エア室11は、緩衝シート10の幅方 向全体にわたって形成されていることから、 エアを供給して膨張化することによって、緩 衝度合いを大きくできることができる。これ によって収納部16内に収納する被梱包品を安 に輸送することができる。

 しかも、緩衝シート10と封筒3との接着部 は緩衝シート10の一部となるから、剥がす 要性が生じても容易に封筒3から剥がすこと できる。

 なお、本発明のクッション付き封筒は、 記の形態に限るものではない。例えば、接 剤を塗布する1つのエア室の位置は、両開き の封筒の場合、中央部以外の別の1つのエア でも良い。その場合、接着されるエア室の 側においてそれぞれエア室の数と収縮率と 考慮して封筒の長さ方向における貼着位置 設定することになる。

 さらに封筒は、縦長のものであっても横 のものであってもよい。この場合、エアク ション部材は、もちろん、使用する封筒に わせて形成することになる。

 また、エア室の数は、特に限定するもの はない。