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Title:
EVAPORATOR, REFRIGERATION DEVICE, AND METHOD OF CONTROLLING REFRIGERATION DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/038076
Kind Code:
A1
Abstract:
During operation of an evaporator at a predetermined superheat degree, that position of heat transfer tubes which becomes a temperature at which frosting does not occur is determined as a specific position. Further, in the evaporator, the pitch of fins and/or the pitch of the heat transfer tubes on the refrigerant downstream of the specific position is denser than that on the refrigerant upstream so that the sum of cooling ability on the refrigerant upstream of the specific position and that on the refrigerant downstream of the specific position is not reduced. As a result, in cooling operation, frosting on the refrigerant downstream can be suppressed and the interval between defrosting operations can be set longer. In addition, because the pitch of the fins and/or the pitch of the heat transfer tubes on the refrigerant downstream side of the specific position is dense, a reduction in cooling ability is suppressed. The construction minimizes frosting on a cooler to extend the interval between defrosting operations.

Inventors:
YANAGI HIROFUMI (JP)
UCHIDA TOMOHIRO (JP)
KOBAYASHI MASAHIRO (JP)
SAWADA NORIO (JP)
MORI TORU (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/066739
Publication Date:
March 26, 2009
Filing Date:
September 17, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SANYO ELECTRIC CO (JP)
YANAGI HIROFUMI (JP)
UCHIDA TOMOHIRO (JP)
KOBAYASHI MASAHIRO (JP)
SAWADA NORIO (JP)
MORI TORU (JP)
International Classes:
F25B1/00; A47F3/04; F25B39/02; F25B47/02; F25D11/00; F25D17/08; F25D21/04; F28F1/32
Foreign References:
JP2007519879A2007-07-19
JPS61159064A1986-07-18
JPS58179469U1983-12-01
JP2005221110A2005-08-18
JPS61240059A1986-10-25
JPH06307722A1994-11-01
JPS62294852A1987-12-22
JP2007240128A2007-09-20
Attorney, Agent or Firm:
KUSHIBUCHI, Masayuki et al. (1-7-5Sakuragi-cho, Omiya-ku,Saitama-sh, Saitama 69, JP)
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Claims:
 伝熱管および複数のフィンを有した蒸発器において、
 所定の過熱度での運転時に、霜付きの発生しない温度となる前記伝熱管の所定位置を決定し、所定位置より冷媒上流側の冷却能力と冷媒下流側の冷却能力との総和を低下させないように、所定位置より冷媒下流側のフィンのフィンピッチ、及び/又は伝熱管同士のピッチを冷媒下流側のそれと比較して密に形成したことを特徴とする蒸発器。
 圧縮機と、膨張弁と、伝熱管および複数のフィンを有した蒸発器と、冷却対象の空気を流すファンと、を備えた冷凍装置において、
 前記蒸発器は、所定の過熱度での運転時に、霜付きの発生しない温度となる前記伝熱管の所定位置を決定し、所定位置より冷媒上流側の冷却能力と冷媒下流側の冷却能力との総和を低下させないように、所定位置より冷媒下流側のフィンのフィンピッチ、及び/又は伝熱管同士のピッチを冷媒下流側のそれと比較して密に形成したことを特徴とする冷凍装置。
 請求項2に記載の冷凍装置において、
 前記ファンにより前記冷却対象の空気を、前記蒸発器の前記冷媒下流側から前記冷媒上流側に向かって流すことを特徴とする冷凍装置。
 請求項2に記載の冷凍装置において、
 前記所定位置の冷媒温度を検出する温度センサを備え、
 前記温度センサの検出温度と所定の着霜防止温度とを比較し、比較結果に応じて前記膨張弁の弁開度を制御することを特徴とする冷凍装置。
 請求項2に記載の冷凍装置において、
 前記所定位置の冷媒温度を検出する温度センサを備え、
 前記温度センサの検出温度と所定の着霜防止温度とを比較し、比較結果に応じて前記圧縮機の運転周波数を制御することを特徴とする冷凍装置。
 請求項4又は5に記載の冷凍装置において、
 前記冷却対象の空気の湿度を検出する湿度センサを備え、
 前記湿度センサの検出湿度と所定の基準湿度とを比較し、比較結果に応じて前記所定の着霜防止温度を変更することを特徴とする冷凍装置。
 圧縮機と、膨張弁と、伝熱管および複数のフィンを有した蒸発器と、冷却対象の空気を流すファンと、を備え、所定の過熱度での運転時に、霜付きの発生しない温度となる伝熱管の所定位置が、予め判定されている冷凍装置の制御方法において、
 前記所定位置の冷媒温度を検出する温度検出過程と、
 前記温度センサの検出温度が所定の着霜防止温度となるように、前記膨張弁の弁開度を制御する制御過程とを備えたことを特徴とする冷凍装置の制御方法。
 圧縮機と、膨張弁と、伝熱管および複数のフィンを有した蒸発器と、冷却対象の空気を流すファンと、を備え、所定の過熱度での運転時に、霜付きの発生しない温度となる伝熱管の所定位置が、予め判定されている冷凍装置の制御方法において、
 前記所定位置の冷媒温度を検出する温度検出過程と、
 前記温度センサの検出温度が所定の着霜防止温度となるように、前記圧縮機の運転周波数を制御する制御過程とを備えたことを特徴とする冷凍装置の制御方法。
 請求項7又は8に記載の冷凍装置の制御方法において、
 前記冷却対象の空気の湿度を検出する検出過程と、
 前記湿度センサの検出湿度と所定の基準湿度とを比較し、比較結果に応じて前記所定の着霜防止温度を変更する過程とを備えたことを特徴とする冷凍装置の制御方法。



                                                                                
Description:
蒸発器、冷凍装置、冷凍装置の 御方法

 本発明は、蒸発器、冷凍装置、冷凍装置 制御方法に係り、詳しくは、冷却器への着 を抑制する技術に関する。

 近年、スーパーマーケット等の大規模小売 舗では、精肉や鮮魚を始め、冷凍食品やア スクリーム等、種々の食品が販売されてい 。これらの食品は、適切な温度管理を行い がら、顧客が容易に手にとれるように、冷 装置としての冷蔵あるいは冷凍ショーケー (以下、低温ショーケースで総称する)内に 納・陳列される。
 低温ショーケースは、食品が収納されるシ ーケース本体と、圧縮機や減圧装置、凝縮 、蒸発器(冷却器)等により構成された冷媒 路を備えた冷凍機と、を備えており、ショ ケース本体内の食品に冷却器用ファンによ て冷気が供給される構造になっている。

 この種の低温ショーケースでは、運転中に ける冷凍機の蒸発器に着霜することがある そのため、ホットガスや除霜ヒータを用い の除霜運転が行われるが(例えば、特許文献 1参照)、スーパー等の開店時には、可能な限 この除霜運転を行いたくないというユーザ からの要望がある。この要望に応えるため 冷却器を大型化し、除霜インターバルを可 な限り長くすることが行われている。

特開2006-207885号公報

 これに対し、冷却器における冷気上流側の ィンピッチを粗く、或いは、冷気上流側の 熱管同士のピッチを粗くして、フィン間へ 着霜によるブリッジ成長を抑制し、除霜イ ターバルを長くする技術が提案されている
 しかしながら、この構成では、除霜インタ バルを長くできても、ピッチを粗くする分 け、冷却能力を低下させるという問題があ た。
 そこで、本発明の目的は、冷却器への着霜 抑制し、除霜運転のインターバルを長くで る蒸発器、冷凍装置、冷凍装置の制御方法 提供することにある。

 上記目的を達成するため、本発明は、伝熱 および複数のフィンを有した蒸発器におい 、所定の過熱度での運転時に、霜付きの発 しない温度となる前記伝熱管の所定位置を 定し、所定位置より冷媒上流側の冷却能力 冷媒下流側の冷却能力との総和を低下させ いように、蒸発器の大きさを決定すると共 、所定位置より冷媒下流側のフィンのフィ ピッチ、及び/又は伝熱管同士のピッチを冷 媒下流側のそれと比較して密に形成したこと を特徴とする。
 また、本発明は、圧縮機と、膨張弁と、伝 管および複数のフィンを有した蒸発器と、 却対象の空気を流すファンと、を備えた冷 装置において、前記蒸発器は、所定の過熱 での運転時に、霜付きの発生しない温度と る前記伝熱管の所定位置を決定し、所定位 より冷媒上流側の冷却能力と冷媒下流側の 却能力との総和を低下させないように、蒸 器の大きさを決定すると共に、所定位置よ 冷媒下流側のフィンのフィンピッチ、及び/ 又は伝熱管同士のピッチを冷媒下流側のそれ と比較して密に形成したことを特徴とするも のである。

 本発明では、所定の過熱度での運転時に、 定位置より冷媒下流側の温度が、霜付きの 生しない温度となるため、この部位のフィ への霜付きが防止される。したがって、除 サイクル時間を延長できる。
 上記蒸発器は、伝熱管の冷媒の流れと冷却 象の空気の流れが対向流となるように構成 れることが望ましい。この構成では、所定 置より冷媒下流側が、空気の入口側に位置 ることになる。
 所定位置より冷媒下流側では、伝熱管内の 媒温度が、例えば1℃程度の霜付きの発生し ない温度に維持されるため、例えば、湿度の 高い空気が流入しても、当該冷媒下流側のフ ィンには霜付きし難くい。また、この空気は 、所定位置より冷媒上流側に流入するが、冷 媒上流側に流入する空気は、冷媒下流側で除 湿されているため、当該冷媒上流側のフィン にも霜付きし難くい。

 本発明では、所定位置より冷媒上流側の冷 能力と冷媒下流側の冷却能力との総和を低 させないように、蒸発器の大きさを決定す と共に、所定位置より冷媒下流側のフィン フィンピッチ、及び/又は伝熱管同士のピッ チを密に形成される。
 例えば、所定位置より冷媒上流側のフィン ッチが、通常設計上の例えば10mm程度のピッ チに設定され、所定位置より冷媒下流側のフ ィンピッチが、通常よりも狭く例えば2~5mm程 に設定される。上記構成により、所定位置 り冷媒下流側では、フィンピッチが狭いた 、熱交換効率が向上し、除湿効率が向上す 。この空気は、通常よりも乾燥する。所定 置より冷媒上流側には、乾燥した空気が流 するため、冷媒上流側での熱交換効率が向 する。そのため、冷媒上流側の伝熱管の本 を減じることができ、蒸発器全体の小型化 図れる。

 また、所定位置の冷媒温度を検出する温度 ンサを備え、温度センサの検出温度に応じ 膨張弁の弁開度を制御してもよい。あるい 、所定位置の冷媒温度を検出する温度セン を備え、温度センサの検出温度と所定の着 防止温度とを比較し、比較結果に応じて圧 機の運転周波数を制御してもよい。冷却対 の空気の湿度を検出する湿度センサを備え 湿度センサの検出湿度と所定の基準湿度と 比較し、比較結果に応じて所定の着霜防止 度を変更してもよい。
 熱負荷が増えない状態で冷却が安定すると 蒸発ポイントが徐々に冷媒の出口側に移行 、蒸発器内に溜まる液冷媒が増加し、蒸発 全体の温度が下がり、フィンに霜が付着し める。温度センサの検出温度が、例えば1℃ 程度の着霜防止温度よりも低くなった場合に は、霜付き量が多くなるため、1℃を維持す ように、膨張弁の弁開度、或いは圧縮機の 転周波数を制御する。
 本発明では、この制御を行うことにより、 定位置より冷媒下流側への霜付き量が低減 、除霜サイクル時間を延長できる。
 また、防霜制御モード時に、蒸発器の過熱 が、例えば3℃程度よりも低くなったときに は、当該過熱度が、例えば8℃程度になるよ に、膨張弁の弁開度、或いは圧縮機の運転 波数を制御する冷却制御モードに戻すこと 望ましい。これにより、圧縮機への液バッ を防止できる。

 本発明によれば、所定位置における冷媒 度を着霜が起きにくい温度以上とし、蒸発 の所定位置よりも下流側のフィンピッチを にしているので、冷媒下流側における着霜 防止と熱交換効率の向上との両立を図りつ 、冷媒上流側においても着霜を抑制して、 霜運転のインターバルを大きくできる。

本発明の第1実施形態に係る冷凍装置と しての冷蔵ショーケースの縦断面図である。 蒸発器周辺の構成説明図である。 第1実施形態の冷凍サイクルとその制御 系統とを示す概略構成図である。 第1実施形態の霜付防止制御の処理フロ ーチャートである。 第2実施形態の霜付防止制御の処理フロ ーチャートである。 第4実施形態の室外機の熱交換器の概要 構成図である。 第5実施形態の室外機の熱交換器の概要 構成図である。

符号の説明

 1 冷蔵ショーケース
 2 ショーケース本体
 3 陳列棚
 4 冷却ダクト
 5 冷却器用ファン
 6 蒸発器
 9 送風ダクト
 15 電子膨張弁
 16 入口温度センサ
 17 出口温度センサ
 18 伝熱管
 19 防霜センサ
 25 コントロールユニット
 70 室外機
 71 室外ファン
 72 室外熱交換器
 74 防霜センサ
 76 湿度センサ
 77 冷気温度センサ
 84 防霜センサ
 85 伝熱管
 86 伝熱管

 次に本発明の好適な実施形態について図面 参照して説明する。
[1]第1実施形態
 図1は、本発明の第1実施形態に係る冷凍装 としての冷蔵ショーケースの縦断面図であ 。
 冷蔵ショーケース1は、前面が開放された多 段オープン型で、かつ、内蔵した冷却ユニッ トから液冷媒が供給される冷却ユニット内蔵 型となっている。ショーケース本体2は、そ 開口に4段の陳列棚3が設けられるとともに、 陳列棚3の前部には内層エアカーテン(その流 をA方向の矢印で示す)と、外層エアカーテ (その流れをB方向の矢印で示す)とが形成さ ている。
 ショーケース本体2には、陳列棚3を囲むか ちで冷却ダクト4が形成されており、冷却ダ ト4の下部には冷却器用ファン5が配置され いる。また、冷却ダクト4の垂直部には、冷 用熱交換器としての蒸発器6が配置されてい る。これらの冷却ダクト4、冷却器用ファン5 蒸発器6、冷気吸込口7および冷気吹出口8に り冷却風が循環され陳列棚3周囲に供給され ている。
 また、ショーケース本体2には、冷却ダクト 4を囲むように送風ダクト9が形成されており その内部には図示しないエアカーテン用フ ンが配設され、これと空気吸込口10および 気吹出口11によりエアカーテンを生成するこ ととなっている。
 また、ショーケース本体2の下側部分であっ て、断熱壁部の下方には、圧縮機42、熱交換 である凝縮器43などが配設されている。こ 凝縮器43は、前面パネル40の吸気穴から取り んだ外気によって冷却され、熱交換後の空 は、背面パネル41の排気穴から後方に吹き される。

 図2は、蒸発器周辺の構成説明図である。
 蒸発器6の冷媒上流側には、減圧装置として の電子膨張弁15が接続されており、電子膨張 15の冷媒下流側の蒸発器6の入口管には入口 度センサ16が配設され、蒸発器6の出口管に 出口温度センサ17が配設されている。
 さらに、蒸発器6を構成する伝熱管18の所定 置には、防霜センサ(温度センサ)19が取り付 けられている。伝熱管18の所定位置は、所定 過熱度(例えば、8℃)での運転時に、霜付き 発生しない温度となる伝熱管の位置であり 設計の段階で予め決定される。所定位置で 付きを発生させないため、所定位置より冷 下流側での冷媒温度が上昇する。そこで、 構成では、所定位置より冷媒上流側の冷却 力と冷媒下流側の冷却能力との総和が低下 ないように、所定位置より冷媒下流側のフ ンのフィンピッチが密に形成されている。 なわち、この防霜センサ19の取り付け位置 りも冷媒下流側に位置する蒸発器6のフィン フィンピッチ(以下、第1フィンピッチとい )は、防霜センサ19の取り付け位置よりも冷 上流側に位置するフィンのフィンピッチ(以 、第2フィンピッチという)より密に形成さ ている。

 具体的には、防霜センサ19の取り付け位置 りも冷媒下流側に位置するフィンの第1フィ ピッチは、およそ2~5mmとされ、防霜センサ 取り付け位置よりも冷媒下流側に位置する ィンの第2フィンピッチは、およそ10mmとされ ている。
 この場合において、蒸発器6の冷媒下流側に 位置する部分は、冷却風の流れFWに対して上 側に配置され、冷媒上流側に位置する部分 、冷却風の流れFWに対して下流側に配置さ 、いわゆる対向流となっている。

 図3は、第1実施形態の冷凍サイクルとその 御系統とを示す概略構成図である。
 図3に示したように、冷凍サイクルは、蒸発 器6、電子膨張弁15、圧縮機42、凝縮器43、受 器44等から構成されている。凝縮器43の近傍 は、凝縮器43において熱交換を促進するた の凝縮器用ファン45が配置され、蒸発器6の 傍には、除霜を行うための除霜用ヒータ21が 配置されている。また、冷媒配管51~56は、液 媒またはガス冷媒が流れることとなる。
 冷蔵ショーケース1の上側部分には、冷却器 用ファン5、電子膨張弁15、除霜用ヒータ21を 動制御するショーケース側のコントロール ニット(CU)25が設置されている。
 ショーケース側のコントロールユニット(CU) 25は、CPUを始め、入出力インタフェースやROM, RAM,タイマカウンタ等を備えたマイクロコン ュータとして構成されており、その入力イ タフェースには、入口温度センサ16からの入 口温度検出信号TI、出口温度センサ17からの 口温度検出信号TO及び防霜センサからの防霜 温度検出信号TFなどを始めとした種々のセン の出力信号が入力されている。

 一方、冷蔵ショーケース1の下側部分には、 圧縮機42や凝縮器用ファン45等を駆動制御す 冷却ユニット側コントロールユニット(CU)60 設置されている。冷却ユニット側コントロ ルユニット(CU)60は、CPUを始め、入出力イン フェースやROM,RAM,タイマカウンタ等を備えた マイクロコンピュータとして構成されている 。また、ショーケース側のコントロールユニ ット(CU)25と冷却ユニット側コントロールユニ ット(CU)60とは通信ライン61により接続されて り、相互に信号の授受を行う。
 次に実施形態の動作について説明する。
 冷凍サイクルの運転が開始されると、図3に 示すように、受液器44内のガス冷媒が実線矢 で示すように冷媒配管58を介して圧縮機42に 吸引される。ガス冷媒は、圧縮機42内で圧縮 れて高温・高圧となった後、冷媒配管51を して凝縮器43に流入し、凝縮器43内を流通す 間に凝縮・液化する。しかる後、液冷媒は 冷媒配管52から冷媒配管53に分流し、冷媒配 管53に介装された電子膨張弁15により減圧さ 、蒸発器6に流入する。
 そして液冷媒は、蒸発器6内で蒸発・気化し た後、冷媒配管54,55を介して受液器44に環流 、受液器44に貯留された後、再び冷媒配管56 介して圧縮機42に吸引される。

 本第1実施形態の場合、陳列棚3周辺の冷 は、冷却器用ファン5により冷気吸込口7から 冷却ダクト4内に吸い込まれた後、蒸発器6の 媒下流側により熱交換して冷却されるとと に、除湿がなされる。そして、やや冷却さ 、除湿がなされた冷却風は、蒸発器6の冷媒 上流側により所定の温度まで冷却され、冷気 吹出口8から陳列棚3に向けて吹き出される。 た、エアカーテンを生成する空気は、エア ーテン用ファンにより空気吸込口10から送 ダクト9内に吸い込まれた後、空気吹出口11 ら空気吸込口10に向けて吹き出される。

 蒸発器6は、その表面温度が液冷媒の気化に 伴う気化潜熱により氷点下となり、冷却フィ ンの間を通過する空気を冷却する。冷却され た空気は、冷却器用ファン5によりショーケ ス本体2内をAの矢印(図1)で示すように循環し 、陳列棚3上に陳列された商品を所定温度に 却する。
 この場合において、コントロールユニット2 5により、霜付防止制御が上記冷却制御と並 して行われている。

 ここで、霜付防止制御について説明する。
 図4は、第1実施形態の霜付防止制御の処理 ローチャートである。
 まずコントロールユニット25は、防霜セン 19の検出温度が、所定の着霜防止温度(例え 、1℃)を越えているか否かを判別する(ステ プS11)。ここで、防霜センサ19の検出温度が1 以下になると、蒸発器6の冷媒下流側で霜付 が起こる可能性が高くなるためである。
 ステップS11の判別において、防霜センサ19 検出温度が1℃を越えている場合には(ステッ プS11;Yes)、コントロールユニット25は、入口 度センサ16の出力した入口温度検出信号TIに 応する蒸発器入口温度および出口温度セン 17の出力した出口温度検出信号TOに対応する 蒸発器出口温度に基づいて、過熱度が所定過 熱度(本実施形態では、8℃)となるように電子 膨張弁15の開度を制御し(ステップS12)、処理 再びステップS11に移行し、以下、同様の処 を繰り返す。
 ここで、蒸発器6は、所定の過熱度(本実施 態では、8℃)での運転時に、霜付きの発生し ない温度となる伝熱管18の所定位置が決定さ ているため、所定位置より冷媒下流側での 付きが抑制される。
 本構成では、上記制御を行うことにより、 定位置より冷媒下流側への霜付き量が低減 、除霜サイクル時間を延長できる。

 また、例えば、熱負荷が増えない状態で 却が安定すると、蒸発ポイントが徐々に冷 の出口側に移行し、蒸発器内に溜まる液冷 が増加し、蒸発器全体の温度が下がり、フ ンに霜が付着し始める。温度センサの検出 度が、例えば1℃程度の着霜防止温度よりも 低くなった場合には、霜付き量が多くなる。

 ステップS11の判別において、防霜センサの 出温度が1℃以下である場合には(ステップS1 1;No)、コントロールユニット25は、防霜セン 19の出力した防霜温度検出信号TFに対応する 出温度が1℃となるように電子膨張弁15の弁 度を絞り制御する防霜制御を行う(ステップ S13)。
 なお、この絞り制御により、過熱度が大き なって、冷却能力低下が起きると、本構成 は、圧縮機42の能力を増大し、冷媒循環量 増す制御が実行される。
 この防霜制御でも、蒸発器6の所定位置より 冷媒下流側の霜付き量が減少し、除霜サイク ル時間を延長できる
 次にコントロールユニット25は、入口温度 ンサ16の出力した入口温度検出信号TIに対応 る蒸発器入口温度および出口温度センサ17 出力した出口温度検出信号TOに対応する蒸発 器出口温度に基づいて、過熱度が防霜制御時 の所定過熱度(本実施形態では、3℃未満)にな っているか否かを判別する(ステップS14)。
 ステップS14の判別において、過熱度が所定 熱度(=3℃)未満になっている場合には(ステ プS14;Yes)処理をステップS12に移行し、以下、 同様の処理を行う。過熱度が3℃未満になる 合は、例えば、冷凍負荷が減少して、圧縮 42の能力が著しく減じた場合などであり、こ の場合には、圧縮機42への液バックが起こり る。したがって、過熱度が3℃未満になる場 合は、ステップS12に移行し、過熱度を大きく して、液バックが防止される。

 一方、ステップS14の判別において、過熱度 所定過熱度以上となっている場合には(ステ ップS14;No)、処理をステップS13に移行し、電 膨張弁15の開度を制御する防霜制御を継続す ることとなる。
 また、冷却運転が継続されると、蒸発器6の 冷媒上流側には霜が付着するので、適当なイ ンターバルで除霜運転が行われる。この除霜 運転は、圧縮機42の運転を停止し電子膨張弁1 5を全閉とし除霜用ヒータ21に通電して行われ る。この除霜運転は、除霜運転開始と同時に 図示しないタイマでカウントを開始し、この タイマが所定時間をカウントしたら解除され て停止される。
 本第1実施形態によれば、霜付量を低減させ て、除霜サイクル時間を延長させるとともに 、蒸発器の霜付しない部分については、フィ ンピッチや伝熱管のピッチを密にすることに より、熱交換効率を同等のままとすれば、蒸 発器、ひいては、冷凍装置の小型化を図るこ とができる。また、冷凍装置の大きさを同等 のままとすれば、冷凍装置の能力を向上させ ることができる。
 上記構成では、防霜センサ19の検出温度に づいて、霜付防止制御の処理を実行したが これに限定されず、例えば、蒸発器6の出口 度センサ17の検出温度に基づいて、上述し 所定位置の冷媒温度を推定し、該推定した 度に基づいて、霜付防止制御の処理を実行 てもよい。

[2]第2実施形態
 上記第1実施形態においては、防霜制御を行 うに際し、電子膨張弁の開度を制御していた が、能力可変のインバータ制御の圧縮機を用 いる場合、圧縮機の運転周波数を制御するよ うに構成することも可能である。
 図5は、第2実施形態の霜付防止制御の処理 ローチャートである。
 以下の説明においては、図3に示した圧縮機 42がインバータ制御圧縮機であるものとして 明する。
 まずコントロールユニット25は、防霜セン 19の検出温度が1℃を越えているか否かを判 する(ステップS21)。

 ステップS21の判別において、防霜センサ19 検出温度が1℃を越えている場合には(ステッ プS21;Yes)、コントロールユニット25は、図示 ない庫内温度センサの出力に対応する庫内 度を5±3℃になるように定温制御を行い(ステ ップS22)、処理を再びステップS21に移行し、 下、同様の処理を繰り返す。
 ステップS21の判別において、防霜センサの 出温度が1℃以下である場合には(ステップS2 1;No)、コントロールユニット25は、防霜セン 19の出力した防霜温度検出信号TFに対応する 出温度が1℃となるように圧縮機42の運転周 数を落とすように制御し、防霜制御を行う( ステップS23)。
 次にコントロールユニット25は、図示しな 庫内温度センサの出力に対応する庫内温度 防霜制御時の所定温度(本実施形態では、8℃ )を越えているか否かを判別する(ステップS24) 。
 ステップS24の判別において、図示しない庫 温度センサの出力に対応する庫内温度が防 制御時の所定温度(本実施形態では、8℃)を えている場合には(ステップS24;Yes)処理をス ップS22に移行し、以下、同様の処理を行う

 一方、ステップS24の判別において、図示し い庫内温度センサの出力に対応する庫内温 が防霜制御時の所定温度(本実施形態では、 8℃)以下となっている場合には(ステップS24;No )、処理をステップS23に移行し、圧縮機42の運 転周波数を落とすように制御し、防霜制御を 継続する。
 本第2実施形態によれば、霜付量を低減させ て、除霜サイクル時間を延長させるとともに 、蒸発器の霜付しない部分については、フィ ンピッチや伝熱管のピッチを密にすることに より、熱交換効率を同等のままとすれば、蒸 発器、ひいては、冷凍装置の小型化を図るこ とができる。また、冷凍装置の大きさを同等 のままとすれば、冷凍装置の能力を向上させ ることができる。

[3]第3実施形態
 以上の各実施形態においては、コントロー ユニット25は、防霜制御を行うに際し、防 センサの検出温度が1℃以上になるように制 していたが、冷蔵ショーケース1の周囲湿度 あるいは、庫内を循環している冷気温度によ っては、霜付が生じる場合がある。
 そこで、本第3実施形態では、図1に示すよ に、検出した湿度に対応する湿度検出信号FM を出力する湿度センサ76を空気吸込口10近傍 配設し、検出した冷気温度に対応する冷気 度検出信号TCを出力する冷気温度センサ77を 発器6の近傍に配設し、検出した湿度あるい は冷気温度に基づいて、防霜制御を変更する 。
 具体的には、コントロールユニット25は、 度センサ76が出力した湿度検出信号FMに対応 る湿度が所定の湿度より高い場合に、防霜 御時の検出温度をより高い温度(実施形態で は、1℃を3℃)に設定する。
 同様に、コントロールユニット25は、冷気 度センサ77が出力した冷気温度検出信号TCに 応する冷気温度が所定の冷気温度よりも高 場合には、防霜制御時の検出温度をより高 温度(実施形態では、1℃を3℃)に設定する。
 以上のように構成することにより、より確 に霜付を防止でき、除霜インターバルを長 とることが可能となる。

[4]第4実施形態
 以上の各実施形態は、低温ショーケースの 合のものであったが、本第4実施形態は、空 調機の室外機に本発明を適用した場合の実施 形態である。
 図6は、第4実施形態の室外機の概要構成図 ある。
 室外機70は、大別すると、室外ファン71と室 外熱交換器72とを備える。室外熱交換器72は 発器として機能し、フィンおよび縦二列の 熱管73を備える。縦二列の伝熱管73の上端に それぞれ冷媒が流入し、冷媒は上から下に れ、各列の伝熱管73の下端から流出する。 気は、外側列の伝熱管73、内側列の伝熱管73 順に通過する。内側列の伝熱管73の所定位 (例えば、下部)には、防霜センサ(温度セン )74が取り付けられている。伝熱管73の所定位 置は、所定の過熱度(本実施形態では、8℃)で の運転時に、霜付きの発生しない温度となる 伝熱管73の所定位置であり、所定位置より冷 下流側での霜付きが抑制される。
 防霜センサ74の冷媒下流側に位置する室外 交換器のフィン(図中、破線75で囲んだ部分) フィンピッチは、防霜センサ74の取り付け 置よりも冷媒上流側に位置するフィンのフ ンピッチが密に形成されている。フィンピ チが密な部分については、伝熱管73Aのピッ も密にしている。

 これらの構成の結果、室外熱交換器72が蒸 器として機能する場合に、フィンピッチお び伝熱管のピッチが密な破線75で囲んだ部分 は、通常の使用態様(所定の湿度状態、外気 状態)では、霜付しない。
 さらにこれらの部分では、熱交換効率が向 することとなるので、仕様として要求する 交換効率を同等のままとすれば、室外熱交 器、ひいては、室外機の小型化を図ること できる。また、室外機の大きさを同等のま とすれば、冷凍装置の能力を向上させるこ ができる。

[5]第5実施形態
 図7は、第5実施形態の室外機の概要構成図 ある。
 第4実施形態の室外熱交換器72と異なる点は 二つの熱交換器81、82を連結管83で連結し、 結管83に防霜センサ84を取り付け、この防霜 センサ84の取り付け位置よりも冷媒下流側の 交換器(連結管より下流側の熱交換器)82のフ ィンピッチ(第1フィンピッチ)および伝熱管86 ピッチ(第1伝熱管ピッチ)を冷媒上流側の熱 換器81のフィンピッチ(第2フィンピッチ)お び伝熱管85のピッチ(第2伝熱管ピッチ)よりも 密にしている点である。
 この構成によれば、第4実施形態と比較して 、取り込まれた外気は、第1フィンピッチで る密なフィンピッチおよび第1伝熱管ピッチ 有する冷媒下流側の熱交換器82により熱交 されるとともに、除湿がなされる。

 そして、やや冷却され、除湿がなされた冷 風は、第2フィンピッチである粗いフィンピ ッチおよび第2伝熱管ピッチを有する冷媒上 側の熱交換器81により所定の温度まで熱交換 されることとなる。
 したがって、冷媒上流側には乾いた空気が 入されるため、冷媒上流側の熱交換器81の 付量を低減することが可能となり、除霜サ クル時間で延長できる。また、冷媒下流側 熱交換器82に対応する霜付しない部分につい ては、フィンピッチや伝熱管86のピッチを密 することにより、熱交換効率を同等のまま すれば、蒸発器、ひいては、冷凍装置の小 化が図れる。また、冷凍装置の大きさを同 のままとすれば、冷凍装置の能力を向上で る。

[6]実施形態の変形例
[6.1]第1変形例
 霜付防止センサは、冷媒の上流から下流に って適宜間隔をあけて複数箇所に設けても い。周囲の湿度が高いか、あるいは、冷気 度が高い場合には、より冷媒上流側に配置 れた霜付防止センサを選択し、周囲の湿度 低いか、あるいは、冷気温度が低い場合に 、より冷媒下流側に配置された霜付防止セ サを選択して、当該選択したセンサの検出 度で、所定の着霜防止温度(例えば、1℃)を えたか否かを判別するように構成すること 可能である。

[6.2]第2変形例
 冷媒下流側の蒸発器(熱交換器)において、 ィンピッチあるいは伝熱管ピッチを密にす 構成を採っていたが、対応する部分をスリ トを有し、熱交換効率が高い、いわゆるス ットフィンを用いる構成を採ってもよい。

[6.3]第3変形例
 冷媒下流側の蒸発器(熱交換器)において、 熱管ピッチを密にする構成を採っていたが 対応する部分に内面に溝が設けられ、熱交 効率が高い、いわゆる内面溝付管を用いる 成を採ってもよい。

[6.4]第4変形例
 冷媒上流側の蒸発器(熱交換器)において、 ィンピッチあるいは伝熱管ピッチを粗くす 構成を採っていたが、それに加えてあるい 代えて、除霜コーティングあるいは水切れ 進コーティングを行ってもよい。