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Patent Searching and Data


Title:
EXTRACTION BAG AND PACKING MATERIAL
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/111354
Kind Code:
A1
Abstract:
A basal portion for locking and fixing of hanging yarn (7) to bag main body (3) is determined in accordance with the amount of extraction subject mass (T) placed in the bag main body so that within the plane of top face triangle (12) as a constituent of the bag main body (3) of inverted triangular pyramid form with its vertex downward, the vertex comes on a line connecting the basal portion and gravity center (d) or in the vicinity thereof when the bag main body (3) is hung. When the bag main body (3) is pulled up by pinching tag (5), the hot water as extractant within the bag main body (3) rapidly falls by virtue of the weights of the extraction subject mass (T) and hot water therearound to thereby attain complete pouring within a relatively short period of time.

Inventors:
SHIMIZU TSUNEHIRO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/052402
Publication Date:
September 18, 2008
Filing Date:
February 14, 2008
Export Citation:
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Assignee:
OGURINOUEN CO LTD (JP)
FUSO INDUSTRY CO LTD (JP)
SHIMIZU TSUNEHIRO (JP)
International Classes:
B65D77/00; B65D30/28; B65D85/50
Foreign References:
JPH0398870A1991-04-24
JPH1176065A1999-03-23
JPH10157710A1998-06-16
JPH0761465A1995-03-07
JPH05193619A1993-08-03
JP2002211641A2002-07-31
Other References:
See also references of EP 2119638A4
Attorney, Agent or Firm:
YOSHIKAWA, Koji et al. (Shinkawa 1-chomeSuruga-ku, Shizuoka-shi, Shizuoka 64, JP)
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Claims:
 被抽出物が充填されているバッグ本体と、前記バッグ本体に基部が止着された吊下げ糸とからなる抽出バッグにおいて、
 前記バッグ本体は、頂点が下を向いた逆三角錐状をなし、
 前記吊下げ糸の止着基部は、頂点が下を向いた逆三角錐状のバッグ本体を構成する上面三角形の面内のうち、バッグ本体を吊下げたときに、吊下げ糸の止着基部と重心とを結ぶ線上またはその近傍に前記頂点がくることになる位置に設定されていることを特徴とする抽出バッグ。
 請求の範囲第1項に記載した抽出バッグにおいて、
 吊下げ糸の止着位置は、上面三角形の高さ線を水平な上辺とし、その高さ線の両端と頂点とを結ぶ辺を側辺とする切断三角形の面内における前記頂点を通って前記上辺を1:2に分割する重心線上の前記バッグ本体に充填された被抽出物の量に応じて適宜予測された重心位置から前記上辺におろされた垂線の足またはその近傍に設けられていることを特徴とする抽出バッグ。
 請求の範囲第1項または第2項に記載した抽出バッグにおいて、
 バッグ本体は、連続した長尺の包材シートの縦方向縁部を互いに合わせて縦シールして筒状にすると共に、前記筒状体に対して所定の間隔をおいて上下二箇所から互いに直交する方向に横シールすることにより三角錐状に形成されたものであり、
 吊下げ糸の止着位置は、上面三角形の面内の縦シール部上またはその近傍に設けられていることを特徴とする抽出バッグ。
 請求の範囲第3項に記載した抽出バッグにおいて、
 縦シール部は、上面三角形の高さ線と若干の距離をあけて平行に延びており、
 吊下げ糸の止着位置は、前記上面三角形の高さ線上に設けられていることを特徴とする抽出バッグ。
 請求の範囲第3項または第4項に記載した抽出バッグを製造するための包材であって、
 バッグ本体を構成する連続した長尺のシートと、前記シートの幅方向一端側に係着された複数のタグと、前記タグに対して一対一で対応して自由端が前記タグに止着され、基部が前記シートの幅方向他端側に止着されて前記シートを幅方向に横断する複数の吊下げ糸とを備え、
 前記タグは前記シートの長手方向に等間隔をおいて複数係着されており、
 前記吊下げ糸の基部の止着位置は、対応するタグの係着位置より長手方向に対して同じだけ高くなるかまたは低くなっており、しかも長手方向に隣り合う吊下げ糸は交互に高低になっていることを特徴とする包材。
 請求の範囲第5項に記載した包材において、
 吊下げ糸はバッグ本体に止着された基部とタグに止着された自由端の間で弛んでいることを特徴とする包材。
Description:
抽出バッグ及び包材

 本発明は、吊下げ糸を備える抽出バッグ びその抽出バッグの製造に用いる包材に関 るものである。

 茶葉などを充填・封入した抽出バッグを使 後に引き上げ易くするために、従来から吊 げ糸が取付けられた抽出バッグが販売され いる。
 ところで、特に茶葉を抽出する場合には、 ぎきって最後の一滴まで入れることにより 味が格段に良くなることが知られており、 の最後の一滴は紅茶の場合には「ゴールデ ドロップ」と言われている。
 従って、抽出バッグを使用する場合にも上 の最後の一滴は是非ともカップの中に落と て味わいたいとの要望が強い。

特開2002-211641号公報

 従来はバッグ本体が平袋状のものが主であ たが、最近では特許文献1に示すバッグ本体 が三角錐状のものも市販されている。バッグ 本体が三角錐状に形成されると、展開された ときにバッグ本体内の容積が増大し、茶葉が 流動し易くなり、抽出効率が上がるからであ る。
 しかしながら、バッグ本体が平袋状でも三 錐状でも湯を入れたカップから引き上げた 、少量の湯がバッグ本体内に留まり、なか か最後の一滴には至らない。一方、無理に り回して急かすと、渋み成分まで抽出され しまう。

 また、吊下げ糸は極端に短いとカップ内に れて抽出しているときにカップ内に落ち込 易いが、吊下げ糸が落ち込むとタグもカッ 内に落ち込んでしまうため不衛生となる。
 さらに、経済面を考慮すれば、従来の市販 ティーバッグ製造装置をそのまま使用した 。

 それ故、本発明は、上記課題を解決するた に、従来品より短時間で注ぎきれる抽出バ グを提供することを目的とする。
 また、本発明は、従来と吊下げ糸の長さを 程度または場合によってはそれ以上に長く きる抽出バッグを提供することを目的とす 。
 さらに、本発明は、従来の市販の製造装置 そのまま使用できる抽出バッグを製造する めの包材を提供することを目的とする。

 上記課題を解決するために、鋭意研究の結 、吊下げ糸の基部のバッグ本体への止着位 を所定の原理に基づいて設定することで上 の複数の課題を同時に解決できることを思 付き、本発明を完成するに至った。
 請求の範囲第1項の発明は、被抽出物が充填 されているバッグ本体と、前記バッグ本体に 基部が止着された吊下げ糸とからなる抽出バ ッグにおいて、前記バッグ本体は、頂点が下 を向いた逆三角錐状をなし、前記吊下げ糸の 止着基部は、頂点が下を向いた逆三角錐状の バッグ本体を構成する上面三角形の面内のう ち、バッグ本体を吊下げたときに、吊下げ糸 の止着基部と重心とを結ぶ線上またはその近 傍に前記頂点がくることになる位置に設定さ れていることを特徴とする抽出バッグである 。

 請求の範囲第2項の発明は、請求の範囲第 1項に記載した抽出バッグにおいて、吊下げ の止着位置は、上面三角形の高さ線を水平 上辺とし、その高さ線の両端と頂点とを結 辺を側辺とする切断三角形の面内における 記頂点を通って前記上辺を1:2に分割する重 線上の前記バッグ本体に充填された被抽出 の量に応じて適宜予測された重心位置から 記上辺におろされた垂線の足またはその近 に設けられていることを特徴とする抽出バ グである。

 請求の範囲第3項の発明は、請求の範囲第 1項または第2項に記載した抽出バッグにおい 、バッグ本体は、連続した長尺の包材シー の縦方向縁部を互いに合わせて縦シールし 筒状にすると共に、前記筒状体に対して所 の間隔をおいて上下二箇所から互いに直交 る方向に横シールすることにより三角錐状 形成されたものであり、吊下げ糸の止着位 は、上面三角形の面内の縦シール部上また その近傍に設けられていることを特徴とす 抽出バッグである。

 請求の範囲第4項の発明は、請求の範囲第 3項に記載した抽出バッグにおいて、縦シー 部は、上面三角形の高さ線と若干の距離を けて平行に延びており、吊下げ糸の止着位 は、前記上面三角形の高さ線上に設けられ いることを特徴とする抽出バッグである。

 請求の範囲第5項の発明は、請求の範囲第 3項または第4項に記載した抽出バッグを製造 るための包材であって、バッグ本体を構成 る連続した長尺のシートと、前記シートの 方向一端側に係着された複数のタグと、前 タグに対して一対一で対応して自由端が前 タグに止着され、基部が前記シートの幅方 他端側に止着されて前記シートを幅方向に 断する複数の吊下げ糸とを備え、前記タグ 前記シートの長手方向に等間隔をおいて複 係着されており、前記吊下げ糸の基部の止 位置は、対応するタグの係着位置より長手 向に対して同じだけ高くなるかまたは低く っており、しかも長手方向に隣り合う吊下 糸は交互に高低になっていることを特徴と る包材である。

 請求の範囲第6項の発明は、請求の範囲第 5項に記載した包材において、吊下げ糸はバ グ本体に止着された基部とタグに止着され 自由端の間で弛んでいることを特徴とする 材である。

 本発明の抽出バッグによれば、速やかに注 切れる。
 しかも、抽出バッグの用途に応じて、吊下 糸を長くすることも容易にできる。
 また、本発明の包材によれば、従来の市販 製造装置をそのまま使用できる。

本発明の第1の実施の形態に係る抽出バ ッグの使用状態の説明図である。 図1に示す抽出バッグ用の包材のタグ取 付け側の平面図である。 図2に示す包材から三角錐状のバッグ本 体を形成するまでのシール手順の説明図であ る。 図1に示す抽出バッグの吊下げ糸のシー トへの止着位置の簡易算定方法の説明用の図 である。 図1に示す抽出バッグの吊下げ糸のシー トへの止着位置の簡易算定方法の説明用の図 である。 ある寸法の包装材を使用した場合の吊 げ糸のシートへの止着位置の説明用の図で る。 第2の実施の形態に係る包材のタグ取付 け側の平面図である。 第3の実施の形態に係る包材のタグ取付 け側の平面図である。 第4の実施の形態に係る包材のタグ取付 け側の平面図である。 第5の実施の形態に係る包材のタグ取 け側の平面図である。 第5の実施の形態に係る包材から形成 たバッグ本体の斜視図である。

符号の説明

1‥抽出バッグ    3‥バッグ本体    5‥ グ    7‥吊下げ糸
9‥包材(第1の実施の形態)    11‥シート     12‥上面三角形
13‥縦シール部    14‥切断三角形    15,1 7‥横シール部
19‥包材(第2の実施の形態)    21‥吊下げ糸
23‥包材(第3の実施の形態)    25‥吊下げ糸     27‥高さ線
29‥包材(第4の実施の形態)    31‥吊下げ糸
33‥包材(第5の実施の形態)    T‥被抽出物( 紅茶の茶葉)
a,b‥縦シール部の両端部(=上辺の両端点)     c‥頂点
d‥被抽出物の重心    e‥上面三角形の重
f‥重心dを通る垂線の足    g‥頂点cを通る 垂線の足
h‥中点    i‥止着位置    j1,j2‥高さ位

 本発明の第1の実施の形態に係る抽出バッグ 1を、図面に従って説明する。
 図1はティーバッグとしての抽出バッグ1の 用状態を示す斜視図であり、当に最後の一 が落ちようとしている。
 この抽出バッグ1のバッグ本体3は、展開さ て逆三角錐状をしており、各辺は二等辺三 形になっている。
 符号5はタグを示し、このタグ5に吊下げ糸7 自由端が超音波溶着法により止着され、吊 げ糸7の基部はバッグ本体3に同様にして止 されている。
 吊下げ糸7は逆三角錐状のバッグ本体3の上 を構成する上面三角形12の面内の特定の箇所 で止着されている。止着された部分が吊下げ 糸7の基部となる。

 この抽出バッグ1は、実際の市販のティーバ ッグ製造装置を使用した場合には、図2に示 ような連続した長尺な包材9のシート11が矢 の方向に送り出され、巻き回された状態で シールアンドカットされて縦シール部13によ り接合された筒状体に形成される。
 次に、横シールと同時にカットされること 当該横シール部15を挟んで下流側では包装 Aの上部が閉じられ、上流側では包装材Bの下 部が閉じられる。
 さらに、所定のピッチ間隔で横シール機前 送られた後に、横シールと同時にカットさ ることで当該横シール部17を挟んで下流側 は包装材Bの上部が閉じられ、上流側では包 材Cの下部が閉じられる。被抽出物(紅茶の 葉)Tの投入(=充填)は、包装材の下部が閉じら れた後上部が閉じられる前になされる。
 バッグ本体3は展開したときに三角錐状をな すようにするために、上下で互いに直交する 方向に横シールされている。点線は三角錐状 に展開されたときに辺を構成する部位を示し たものであるが、この点線の位置は横シール の際の筒状体の折り曲げ位置により決まる。 図2の場合には、一方の折り曲げ位置が縦シ ル部13上になっているため、図示の位置に点 線が描かれている。
 図3は、包装材Bにより形成される一つの抽 バッグ1に着目してシール順序が描かれてい 。

 図4(1)はシールアンドカットにより1つのバ グ本体3となる包装材Bであり、図4(2)は包装 Bをシールし、シート11の撓みを延ばすと共 点線で折り曲げることにより、理想的な状 で形状が保持された逆三角錐形の斜視図で り、各三角形が平面状の理想状態で描かれ いる。
 図4(2)に示す三角錐を構成する三角形はいず れも二等辺三角形になり、特別な場合には正 三角形になる。
 三角錐の寸法関係は、シート11の幅とピッ により決まる。
 市販のティーバッグ製造装置には大抵、規 寸法が決まっており、例えば、シート11の :140mm(+2.0~-0.5)、ピッチ:58mm(±1.5)、シート11の :160mm(+2.0~-0.5)、ピッチ:65mm(±1.5)、シート11の 幅:140mm(+2.0~-0.5)、ピッチ:52mm(±1.5)、シート11 幅:160mm(+2.0~-0.5)、ピッチ:60.6mm(±1.5)が設定さ ている。
 上記した4つの規格寸法はいずれも三角錐状 用であり、後者の2つの規格寸法を採用すれ 、正三角形になる。

 この図4を利用して、吊下げ糸7の基部の止 位置の簡易算定方法について説明する。
 先ず、図4(1)の展開図に示すように、縦シー ル部13(両端a,b)を上面三角形12の高さ線となる ように横シール部15を調整すると、図4(2)の立 体図に示すように、縦シール部13の両端a,bを 平な上辺とし、頂点cを下端とする切断三角 形14(斜線で示された部分)が画定される。被 出物Tの重心dはその充填量の多い少ないに関 係なく、常に上記した切断三角形14の面内に る。

 被抽出物Tの重心dは、頂点cと上面三角形12 重心eを結ぶ線分ce(=重力線上)を3:5の比に内 する点であり、上面三角形12の重心eは上辺ab を1:2の比に内分する点である。
 例えば、被抽出物Tを充填形状がバッグ本体 3の逆三角錐形と略相似形となるように半分 高さ分だけ充填すると、図5に描かれたよう 寸法関係になる。
 重心dを上辺abにおろした垂線の足fを止着位 置として吊下げ糸7を止着すると、重力の作 線と支持線が一直線上にある。従って、力 釣合いが取れ、理想的関係では上辺abが水平 に保たれ、頂点cが重心dの直下にくる。この 態に設定することにより、被抽出物Tとその 周囲の湯の重さを最も効率よく利用して抽出 液を注ぎきることができる。

 なお、バッグ本体3を構成する二等辺三角形 が正三角形でない場合には、重心dを通る垂 の足fと、頂点cを通る垂線の足gとは水平方 にずれるので、上記した水平状態では、厳 に言えばタグ5をつまんで吊下げ糸7を介して バッグ本体3を吊下げたときに、重心dの直下 らずれた位置に頂点cはくる。
 しかしながら、重心dを通る垂線の足fと頂 cを通る垂線の足gとの距離fgは5mm以内の近傍 置であれば略直下にあるので、抽出液を十 に効率良く注ぎきることができる。

 また、図4(2)で示すように、縦シール部13を 辺とする場合には、吊下げ糸7をある程度の 止着幅寸法をもってバッグ本体3に安定的に 着するために、縦シール部13より内方に後退 した止着位置iが実際の止着位置となる。
 止着位置iが垂線の足fに一致すれば、上記 たように重さを最も効率よく利用して抽出 を注ぎきることができるが、縦シール部13か ら内方への後退距離も8mm以内、好ましくは5mm 以内の近傍位置であれば、十分に効率良く注 ぎきることができる。

 この実施の形態のように、頂点cが重心dの 真下にあると、タグ5を摘まんでバッグ本体3 を吊下げたときには、被抽出物Tとその周囲 湯の重みにより、バッグ本体3内の抽出液で る湯が速やかに落ちていき、比較的短時間 注ぎきることができる。
 しかも、吊下げ糸7は包材9を斜めに傾斜し その幅方向をほぼ横断して、縦縁近傍まで びており、水平に横断した場合より長くな ている。

 例えば、図4(1)に示す包装材の寸法が、シー ト幅:160mm、ピッチ:65mmの場合には、縦シール ンドカットにより両側端からそれぞれ10mmず つカットすると、図6に示す切断三角形14にな る。
 この場合に、上記した簡易算定方法で算定 ると、図6に示すように吊下げ糸7の理想的 止着位置である垂線の足fと頂点cを通る垂線 の足gとの距離fgは2.1mmであり、垂線の足fは上 辺abの中点hより左に7.3mm偏った位置になる。
 上辺abは1ピッチ分の長さを有する縦シール 13に対応するから、吊下げ糸7の止着位置iは 、シート11の長手方向に中線より7.3mm低い位 となる。
 また、止着位置iは内方に8mm以内で後退した 位置となる。

 図7は第2の実施の形態に係る別の包材19を示 し、この包材19は吊下げ糸21が弛んでいる。 のように吊下げ糸21を弛ますことで、吊下げ 糸21をさらに一層長くすることができる。
 なお、第1の実施の形態と共通する部分は同 じ符号を付して説明を省略する。以下の実施 の形態でも同様とする。

 図8は、第3の実施の形態に係る別の包材23を 示す。この包材23では、吊下げ糸25が縦シー 部13近傍ではなく、縦シール部13を面内に含 三角形の隣の三角形の高さ線27上に止着さ ている。
 吊下げ糸25が短くてもよければ、このよう 構成でもよい。この構成によれば、垂線の fジャストの位置を止着位置iとできる。

 図9は、第4の実施の形態に係る別の包材29を 示す。この包材29ではタグ5の係着間隔が一定 にはなっていない。
 慣用のタグ取付けマシンではタグの係着間 は等しいピッチ間隔になっているが、セン ー制御などによりこの包材29のようにタグ5 係着位置を変化させれば、タグ5の係着位置 と吊下げ糸31のシート11への止着位置を同じ さ位置(j1,j2)に設定することができる。

 図10は、第5の実施の形態に係る別の包材33 示す。この包材33の吊下げ糸7の止着位置iは 1の実施の形態に係る包材9の吊下げ糸7の基 の止着位置iと高さ位置は同じであるが、水 平方向の位置については前者が後者より内方 に後退している。
 第1の実施の形態のように包材9を作成する 、抽出バッグの製造装置にかけて茶葉など 被抽出物を充填しながら製袋するときに縦 ールと同時に行う両端部のカットを高精度 行うことが要求される。カットの位置が少 でも内方に後退すると吊下げ糸7の元々の止 幅寸法、第1の実施の形態では(i~f)寸法より さくなるので、止着強度が低下し、吊下げ 7を引き上げる際には湯の重みに耐えられな くなって落下し易くなるからである。

 それに対して、この包材33では、切断三角 14の上辺をなす高さ線(一点鎖線で示す)が、 シール部13とは重なり合っていないのでカ トの精度はそれほど要求されない。
 しかも、重心dを通る垂線の足fジャストの 置を止着位置とできる。
 図10では、理解の便宜のために、高さ線が なり内方に描かれているが、カット精度を 慮しても元々の止着幅寸法を確保できる位 に高さ線を設定すれば十分であることは言 までもない。
 なお、この場合には、図11に示すように、 シール部13は2つの三角形の面内を通ること なるが、縦シール部13は非常に幅寸法が小さ く、剛性も周囲とさして変わらないので、2 の三角形の面内を通っていても、抽出時に 角錐の形状が特に崩れ易いということはな 。

 上記したシート11の材料としては、例えば ポリエチレン繊維製不織布及びメッシュ、 リプロピレン繊維製不織布及びメッシュ、 イロン製不職布及びメッシュ等のプラスチ ク製不織布及びメッシュ等が適用できる。
 また被抽出物としては茶葉類一般を充填で 、紅茶に限らす、緑茶、コーヒー等を充填 きる。

 以上、本発明の実施の形態を説明したが、 発明の具体的構成は上記の実施の形態に限 されるものではなく、本発明の要旨から外 ない範囲での設計変更があっても本発明に まれる。
 即ち、シートなどの構成材料の種類や製造 置は、従来からあるまたは将来案出される のを任意に利用することができる。

 本発明の抽出バッグは、比較的速やかに ぎきることができるので、誰もが手軽に最 の一滴を含む茶などを飲用することができ 。