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Patent Searching and Data


Title:
FACE MASK
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/110325
Kind Code:
A1
Abstract:
A face mask comprises tab parts at the opposite positions on substantially upper side of the face shape thereof. The face mask has a foldable structure which can be easily developed by folding the mountain-folding parts and valley-folding parts so that both of the parts are alternately arranged in the lateral direction of the face of a user, and further folding the parts in the direction generally orthogonal to the folding lines so as to project the tab parts outward.

Inventors:
NAKAMURA KENJI (JP)
NAKAMURA KOJI (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/052983
Publication Date:
September 11, 2009
Filing Date:
February 20, 2009
Export Citation:
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Assignee:
NAKAMURA KENJI (JP)
NAKAMURA KOJI (JP)
International Classes:
A45D44/22; A61K8/02; A61Q19/00
Foreign References:
JP2004097785A2004-04-02
JP3138305U2007-12-27
Other References:
None
See also references of EP 2263495A4
Attorney, Agent or Firm:
KODAMA, Yoshihiro et al. (JP)
Yoshihiro Kodama (JP)
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Claims:
 顔を被覆できる形状に成形され、基材シートに液状化粧料が含浸され、使用時に延展できるように折り畳まれているフェイスマスクにおいて、該フェイスマスクは、顔形状のほぼ上側の対向する位置に摘み部を備え、顔の横方向に、山折部と谷折部とが交互となるように折り畳まれ、更に該折り畳み線と交差して折り畳まれ、前記摘み部が折り畳まれたフェイスマスクの外方に突出していることを特徴とするフェイスマスク。
 前記フェイスマスクが、横方向に3Z折り、5Z折り又は7Z折りのいずれかの折り構造に折り畳まれていることを特徴とする請求項1記載のフェイスマスク。
 前記横方向に折り畳まれたフェイスマスクが、さらに該折り畳み線とほぼ直交して2つ折り、3C折り又は3Z折に折り畳まれていることを特徴とする請求項1又は2記載のフェイスマスク。
 前記基材シートが、目付30g/m 2 ~80g/m 2 の繊維シートであることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のフェイスマスク。
 前記液状化粧料の粘度が、0.5Pa・sec~10Pa・secであることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載のフェイスマスク。
 前記基材シートが、顔の目の位置に逆U字状の切り離し線を有し、該逆U字状の基部で予め折り曲げられていることを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載のフェイスマスク。
 前記摘み部に左右の識別部が設けられていることを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載のフェイスマスク。
 前記摘み部の基部に折り曲げ用の線が設けられていることを特徴とする請求項1~7のいずれかに記載のフェイスマスク。
Description:
フェイスマスク

 本発明は、パック用化粧液を含浸した、い ゆる含浸タイプの摘み部を有するフェイス スクに関する。
 また本発明は、摘み部を有し、優れた展開 、利便性、フィット性を有する顔をパック るためのフェイスマスクに関する。
 さらに詳しくは、本発明は、化粧液の含浸 よりシート基材が密着して折り畳まれた状 から折り畳み状態を平面に容易に戻すとい 拡布性や展開性の優れた、含浸タイプのフ イスマスクに関する。

 古くから化粧法の一つとして、ピールオ 型のパック材に代表されるように、塗布後 乾燥する性質の剤を皮膚表面にパックする とによって皮膚の角質に保湿性と柔軟性を え、皮膚表面の汚れや垢を取り去る方法が 用されている。

 また従来、顔面形状に形成され、化粧水 含浸させた不織布シートを使用者の顔面に り付けるフェイスマスクが知られるが、こ らのフェイスマスクは、折り畳まれた状態 包装されているために、使用時の展開操作 容易とは言いながら、現実には使用時に折 畳まれたフェイスマスクを顔の形に展開し うとすると、いずれもが、重なり部分がく ついて離れ難く、化粧液が直接手に付着し が汚れやすいとか、途中まで容易に展開を うことができるが最後まで容易ではなく結 、更なる展開動作を行わなければならない いう使用者にとって満足することができな 問題があった。

 例えば、図2(a)に示すように、前記フェイ スマスク1は、ほぼ顔全体を覆う大きさのも であり、目の位置には逆U字状の切り込み線2 が形成されており、鼻の位置にスリット5が 成されている。また、口の部分は口の穴7が 成されているが、該目の位置の逆U字状の切 り込み線2は、使用者が使用するときに目の 分が開くように折り曲げて使用するように ている。フェイスマスク1の周縁部には内方 延びるスリット6を複数本設け、顔に容易に 馴染むようにされている。更にフェイスマス ク1の周縁部に外方に突出した少なくとも2つ 摘み部10を形成して、両摘み部10をそれぞれ 指で摘んで折り畳んだフェイスマスク1を容 に広げられるようにしている。該摘み部10近 傍上部に水平方向に設けた2点鎖線で示す折 畳み線41で、フェイスマスク1の上部を紙面 ら見て手前側に折り返し、図2(b)の状態にし 後、フェイスマスク1に横方向をほぼ3等分 る2点鎖線で示す折り畳み線21で、図2(b)で示 矢印方向に紙面から見て手前側に折り、図2 (c)の状態にした後、2点鎖線で示す折り畳み 22で紙面から見て裏側へ折り畳まれ、3枚重 となる3Z折り構造としている。前記のように 折り畳まれ、摘み部10が折り畳み状態の左右 現れるような、フェイスマスク1が知られる 。(特許文献1)

 そこで図3(a)に示すようにフェイスマスク 1に横方向をほぼ3等分する2点鎖線で示す折り 畳み線21で同図上部に示す矢印方向に紙面か 見て手前側に折り返され、2点鎖線で示す折 り畳み線22で同図下部に示す矢印方向に紙面 ら見て裏側に折り返されて折り畳まれ、図3 (b)側面図に示す3枚重ねとなる3Z折り構造にし た後、前記摘み部10近傍下部に水平方向に設 た2点鎖線で示す折り畳み線41で紙面から見 手前側又は裏側へ折り畳む構造としたフェ スマスクも考えられた。

 更に、フェイスマスク1の縦中心線で左側 領域と右側領域に分け、左側領域で3Z折り構 とし、右側領域で逆3Z折り構造とした後、 の折り曲げ線で、該3Z折りと逆3Z折りが外方 に位置するように2つ折りに折り畳まれ、フ ェイスマスク1の左端部と右端部を折り畳み からはみ出させて摘み部とする折り畳み構 も知られている(特許文献2)。

 また更に、上記提案と同様の折り畳み構 (特許文献3)では、フェイスマスク1の水平方 向で該フェイスマスク1を上下ほぼ2分する位 に、折り畳み体の折姿を開放する開放体を 材シートに折り込み、該開放体を折り畳み 最外線位置からはみ出させて、摘み部とす 提案がされている。

 しかし、前記特許文献1、2、3に示される り畳み手段等では、いずれもフェイスマス 1の上下中央、左右ほぼ耳位置に摘み部が位 置し、顔の左右方向へフェイスマスク1を展 する構造としている。左右摘み部をそれぞ 手で摘みフェイスマスクを展開したとき、 用者は、上下折り畳まれた状態のいずれも 2(b)で示すようになり、手を持ち替えてフェ スマスク1の顔の上ほぼ半分を展開して使用 するという煩わしさがあった。

 また、図2(b)に示す展開状態で、フェイス マスク1の上半分を上方向に展開する際、逆U 状の切り込み線2で切り離される逆U字状部 が、フェイスマスク1の下半分側へ化粧液の 着力でくっついてしまい、その結果、逆U字 状部分がフェイスマスク1を顔へ貼着時、顔 へ位置しないようにフェイスマスク1を持ち えなければならないという煩わしさがあっ 。また、逆U字状部分が切り離されなかった とき、使用者が開口して使用したいとき、手 で摘み開けなければならないという煩わしさ があった。

 本発明者らは、基材シートの面密度(目付) 含浸させる液状化粧料の粘度が、フェイス スク1の折り畳み体の展開性や拡布性、変形 破れ、含浸された液状化粧料のたれ等に関 することを見出し、これらを改善するフェ スマスク(特許文献4、5)を提案したが、近年 パック効果を高めるためや、化粧料の垂れ落 ちを防ぐために高粘度の化粧料が使用される 傾向にあり、この条件にも対応できるものが さらに求められてきた。
 前記するように、前記特許文献で示される 段等では、必ずしも十分とは言えない面が った。

登録実用第3072027号公報

特開2006-42981号公報

特開2006-340847号公報

特開2004-2253号公報

特開2004-97785号公報

 かかる従来技術に鑑み、本発明では、フェ スマスクにおいて、高粘度の化粧料を使用 る場合や、薄くて伸び易い基材シートを使 場合であっても、折り畳まれたフェイスマ クの延展が容易で、しかも、変形や破断を 生させること無く、使用性が良く、パック 果が高く、フィット性が良いフェイスマス を提供することを課題とする。
 さらには、製造時には含浸性にも優れ、使 時にはワンタッチ操作でマスクの拡布がで 、手を持ち替えずとも、そのまま顔面に貼 が可能なフェイスマスクを提供することも 題とする。

 本発明の発明者は、上記課題を解決すべ 鋭意検討を重ねた結果、請求項1の発明は、 顔を被覆できる形状に成形され、基材シート に液状化粧料が含浸され、使用時に延展でき るように折り畳まれているフェイスマスクに おいて、該フェイスマスクは、顔形状のほぼ 上側の対向する位置に摘み部を備え、顔の横 方向に、山折部と谷折部とが交互となるよう に折り畳まれ、更に該折り畳み線と交差して 折り畳み、前記摘み部が折り畳まれたフェイ スマスクの外方に突出していることを特徴と するもので、延展性が良好な折り畳み構造と することが出来ることを見出し、本発明を完 成するに至った。

 請求項2の発明は、請求項1記載のフェイ マスクの折り畳み構造であって、上記フェ スマスクが、顔の横方向に、3Z折り、5Z折り は7Z折りのいずれかの折り構造となるよう 折り畳まれていることを特徴とするもので る。3Z折りとは、山折部と谷折部を介して3 重ねでZ状に折り畳まれた状態を示す。また5 Z、7Z折りとは、山折部と谷折部を介してそれ ぞれ5枚、7枚重ねで、扇子を折り畳んだよう 折り畳み状態を示す。

 請求項3の発明は、請求項1又は2記載のフ イスマスクの折り畳み構造であって、横方 に折り畳まれたフェイスマスクが、さらに 折り畳み線と直交して2つ折り、3C折り又は3 Z折りに折り畳まれていることを特徴とする のである。3C折りとは、紙面に向かって上部 を手前に折り畳み、下部もまた手前に折り畳 み3枚重ねの折り畳み状態を示し、3Z折りとは 、紙面に向かって上部を手前に折り畳み、下 部を紙面と反対の裏側に折り畳み、3枚重ね 折り畳みとし、Z状の折り畳み状態の構造で る。

 請求項4の発明は、請求項1~3記載のいずれか に記載されているフェイスマスクの基材シー トが、目付け30g/m 2 ~80g/m 2 の繊維シートであることを特徴とするもので ある。

 請求項5の発明は、請求項1~4記載のいずれ かに記載されているフェイスマスクの液状化 粧料の粘度が、0.5Pa・sec~10Pa・secであること 特徴とするものである。

 請求項6の発明は、請求項1~5記載のいずれ かに記載されているフェイスマスクの基材シ ートが、顔の目の位置に逆U字状の切り離し を有し、逆U字状の基部で予め折り曲げられ いることを特徴とするものである。逆U字状 の基部で予め折り曲げとは、U字開口を線で ぶ閉ループとする線を基部と称し、この線 予め折り畳むことである。

 請求項7の発明は、請求項1~6記載のいずれ かに記載されているフェイスマスクの摘み部 に左右の識別部が設けられていることを特徴 とするものである。

 請求項8の発明は、請求項1~7記載のいずれ かに記載されているフェイスマスクの摘み部 の基部に折り曲げ用の線が設けられているこ とを特徴とするものである。

 本発明のフェイスマスクは、顔形状のほ 上側に対向する位置の摘み部を両手でそれ れ摘み、若干左右方向に引張れば、顔の横 向に、山折部と谷折部とが交互に折り畳ま ている折り畳み部が開きはじめ、山谷の立 状態で展開を始め、その時、横方向の折り み線(第一折り畳み線とする)と交差して折 畳まれた(形成される折り畳み線を、第二折 畳み線とする)折り畳み部が開き始め、化粧 液を含浸した該折り畳み部が自重で、前記摘 み部を上部に位置させた状態で下方向に展開 する。即ち従来のフェイスマスクは、摘み部 を摘み、粘度のある化粧液を含浸し、折り畳 まれた該フェイスマスクをせん断力で強引に 引張り展開する折り畳み構造であったのに対 し、本発明のフェイスマスクは、密着した折 り畳み面を順に端の方から引き剥がす折り畳 み構造である。言い換えると密着貼り付けさ れたはがきをコーナー部から剥がす要領に似 ている。その後、前記摘み部を更に左右方向 に引張ると前記フェイスマスクの上部側は、 容易にすぐに顔に貼り付けることができる拡 布状態になる。第一折り畳み線と第二折り畳 み線との交差角は、約45度~120度の範囲、好ま しくは80度~100度、最も好ましくは直交させる ように設定するのが折り構造体のコンパクト 性、摘み部の摘み易さの点で適当である。

 加えて、基材シートの面密度(目付)が、30g/m 2 ~80g/m 2 の繊維シートなので、折り畳んだ状態から拡 布した状態で折り癖がつきにくく、顔への密 着性が良くなり、むれ感も無い。また液状化 粧料の粘度が、0.5Pa・sec~10Pa・secの高粘度で っても、折り畳み状態がくっつき過ぎると うことも無く、容易に展開することが出来 顔面にも不快感を与えずフィット性に優れ いる。

 また、顔の目の位置に逆U字状の切り離し 線の逆U字状基部で予め折り曲げ、横方向の り畳みで山折部と谷折部とが交互となるよ に折り込んであるので、フェイスマスクを 開した時、前記両目の折り曲げ方向が同一 向で、目の位置が開口している状態になり 使用時の位置決めが容易になり、目元部を ックしたい使用者には、折り曲げられた目 部分のフェイスマスクを折り返し、二重状 で目元部に当てて使用することが出来る。

 また本発明の摘み部には、左右の識別部 設けているので、前記顔の目の位置の逆U字 状折り曲げが、顔側を向いているか、顔側の 反対方向を向いているか容易に区別をするこ とが出来、使用者の左右どちらの手でフェイ スマスクの摘み部を摘めば良いか容易に判断 できるという利便性の向上ができる。

 更にまた、本発明の摘み部基部に折り曲げ の線を設けているので、フェイスマスクを 面に装着した後、該摘み部基部を折り曲げ 目尻に摘み部を当て、フェイスマスクを二 にし、しわの発生し易い目尻を重点的にケ することが出来、使用者に満足感を与える とが出来る。
 前記したように、本発明のフェイスマスク 、優れた展開性、利便性、フィット性、経 性、使用者の満足性等を向上させることが 来る等種々の優れた効果を奏する。

本発明のフェイスマスクであり(a)は正 図、(b)、(c)、(d)は、横方向の折り畳み構造 示し、(e)は、縦方向の折り畳み構造を示す 従来のフェイスマスクであり、(a)は、 面図、(b)、(c)は、折り畳み構造を示す。 従来のフェイスマスクであり、(a)は、 面図、(b)は折り畳み構造を示す。

符号の説明

1   フェイスマスク
2   切り離し線
3   基部
4   まぶた部
5、6 スリット
7   口の穴
8、9 切り離し線
10  摘み部
11  切欠き識別部
12  折り曲げ線
13  折り体
21  折り畳み線
22  折り畳み線
31  折り畳み線
32  折り畳み線
41  折り畳み線
42  折り畳み線

 本発明のフェイスマスクは、従来のように ェイスマスク上半分を展開するために、摘 部から手を持ち替える必要もなく利便性に れている。フェイスマスクの中央上部額周 部が、摘み部最上部とほぼ同じ位置か下部 位置するようにすると、摘み部を左右に引 った状態で垂れることが無く、延展し易く 用性が優れている。しかし、この態様に限 されるものではなく、摘み部最上部の位置 多少、中央上部額周縁部より下側となるよ に設けても、摘み部を把持してフェイスマ クを延展したときに、フェイスマスクの中 上部額周縁部が垂れて装着の障害にならな 程度であれば、本発明の実施様態とするこ もできる。
 また、横方向の折り畳み構造が、好ましく 3Z、5Z、7Z折りのいずれかで折り畳むことが 来、顔の小さい人用、又は、大きい人用と て選択的にフェイスマスクサイズを決める とが出来るので、多様性を求める使用者の 便性を向上させることが出来、縦方向には2 つ折りより多い折数にすることによってフェ イスマスクの折り姿の幅が小さくなり、包装 袋の幅を小さくすることが出来、包装袋の原 価低減を図れ、また使用者には、旅行時等で の携帯性がよくなる。このような折構造であ ると、製造時のフェイスマスク基材への含浸 性が良く、使用時の拡布性にも優れるので一 層好ましい。
 本発明で使用する基材シートは、折り畳み でき、化粧料を含浸できるものであれば特 限定されないが、不織布、織物、編物など 繊維シートを好ましく使用できる。顔面に き締め感を与えるために、ストレッチ性を する繊維シートも好ましく使用できる。
 以下、本発明を実施するための最良の形態 ついて、図面を参照しながら詳細に説明す 。

 図1(a)は、不織布から形成されたフェイスマ スク1の正面図である。同図において、2は、 の目の位置に設けられた逆U字状の切り離し 線で、基部3で左側に示すようにまぶた部4が 方向に折り曲げられている。右側も左側と 様にまぶた部4が下方向に折り曲げられる。 右側の目部は、説明図である。フェイスマス ク1を顔面に装着した後、右側図示下方向に り曲げられたまぶた部4を、同図右側図に示 ように目元部へ貼着する。目の部分は、横 の楕円状等の穴に形成することも出来る(図 示せず)。鼻の位置にも逆U字状のスリット5が 形成された切込み線で、6は、フェイスマス 1の周縁部から内方に延びるスリットで複数 設け、顔に容易に馴染むように形成されて る。口の部分は、楕円形の口の穴7が形成さ れている。8は、前記鼻のスリット5と口の穴7 間、9は、該口の穴7とフェイスマスク1あご部 周縁部間に設けられた切り離し線で、ミシン 目状のスリットが形成され、容易に切り離す ことができる。フェイスマスク1を顔面に貼 後、該スリット8、9を切り離し口元や小鼻、 頬等でのフェイスマスク1のたるみや張り調 を行う。10は、摘み部で、顔形状の上側に対 向して設けられ、該摘み部10周縁最上部が、 ェイスマスク1中央額部周縁最上部と水平方 向でほぼ同じ位置か、高く形成されている。 また該摘み部10は、左右横方向にそれぞれフ イスマスク1の幅Wより大きく形成され、人 手で摘める程度の大きさで形成されている 該摘み部10は、正面から見た犬の耳形状に似 ている形に形成するのが望ましい。11は、切 きで、右側該摘み部10に設けられた識別部 ある。該切欠き識別部11は、前記まぶた部4 折り曲げ方向によって従属的に決められ、 まぶた部4が、図1(a)で示す紙面から見て手前 側へ下方向に折り曲げられている時に図1(a) 示す右側に設ける。即ち図1(a)で示すフェイ マスク1の顔に貼付する面は、正面紙面側で はなく背面側で、右側摘み部を左側の手で摘 む。フェイスマスクを装着すると、まぶた部 が折り曲げられていることにより、目元に当 たる部分は二重となるので集中的にパックを 行うことができる。図面の態様では、フェイ スマスク装着時にまぶた部が折り曲げられた 状態であるが、これに限定されるものではな く、内側に折り曲げられた状態となるように することもできる。
  なお、切欠き識別部11を設けず、印刷で左 右の表示をするとか、シールを貼る等左右の 識別ができれば良い。12は、前記摘み部10の 部に設けられた折り曲げ線(例えば、不連続 スリット線とすることができる)で、フェイ スマスク1を顔面に貼着した後、該折り曲げ 12の位置で摘み部10を折り曲げ、目尻の位置 該摘み部10を重ね貼り付ける。

 21、22、31、32は、フェイスマスク1の幅Wを 凡そ5分割する折り畳み線で、41、42は、前記 り畳み線21、22、31、32とほぼ直交して設け 折り畳み線で凡そフェイスマスク1を3分割し ている。

 図1(b)は、縦の折り畳み線21で、フェイス スク1の中心側へ内折りした後、縦の折り畳 み線22で顔の外側へ外折りした状態を示し、 図下部に示す側面図でZ状の折り畳み状態を 示し、フェイスマスク1が3枚重なった3Z折り している。更に図1(c)では、折り畳み線31で ェイスマスク1の中心側へ内折りした後、折 畳み線32で紙面から見て裏側、顔の外側へ 折りする。図1(d)は、フェイスマスク1が5枚 なった5Z折りとした折り体13を示し、摘み部1 1が縦方向の折り畳み線21、32より左右外側へ み出して折り畳まれている。折り畳み状態 断面図に示されるように、折り畳まれて重 る部分の面積が小さくなるようにしておく 、高粘度の液化化粧料を含浸させた場合で 延展がし易くなる。図1(e)は、折り体13を折 畳み線41で、紙面手前側へ折り畳んだ状態 示し、次に折り畳み線42で、紙面手前側に折 り畳む3C折り又は、折り畳み線42で紙面背面 に折り畳む3Z折りとし、フェイスマスク1を り畳み、フェイスマスク1の折り畳みを完了 せる。

 前記では、フェイスマスク1の幅Wを凡そ5 割としたが、凡そ3分割や7分割とすること できる。また、前記縦方向の折り畳み線と 行する折り畳み線を折り体13のほぼ中央に設 け、2つ折りとすることもできる。フェイス スク1のサイズの大中小や、包装袋の最適経 性によって、前記折り畳み種類を選択的に められる。

 前記折り畳まれたフェイスマスク1を使用 する際、まず切欠き識別部11の設けられた摘 部を左手で摘み、対向した摘み部を右手で んだ後、軽く左右方向に引張るだけで容易 展開することができる。顔形状のほぼ上側 対向する位置で摘み部10を左右方向に引張 フェイスマスク1を延展するので、顔の額部 確実に展開されており、すぐに顔の額部に 着することができ、フェイスマスク1の下部 に折り畳み密着部があったとしてもフェイス マスク1を顔に装着したまま容易に展開する とができ、顔下部へも容易にフェイスマス 1を貼着することができる。

 前記折り畳み工程は、原反ロールから連 して供給される基材シートを型抜き成形し 目のまぶた部を表に折り、前記で言及した で顔の横方向を折り畳み、顔の縦方向を折 畳んだ後、個々に袋詰めし、化粧液を充填 た後密封される。個装されたフェイスマス 1は、更に複数単位を箱詰めされ、また更に 複数単位の箱詰めで出荷される。




 
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