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Patent Searching and Data


Title:
FASTENER TAPE AND PACKAGING BAG WITH FASTENER TAPE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/142991
Kind Code:
A1
Abstract:
A fastener tape (1) has a band-like male member (11) on one side of the tape and a female band-like member (12) on the other side engaging with the male member (11). The male member (11) has a band-like base section (111) fusion bonded to a bag body (20), and the female member (12) has a band-like base section (121) fusion bonded also to the bag body (20). The band-like base section (121) has a portion extending beyond the width of the band-like base section (111), and this portion is defined as a seal base section (13). A separation layer (14) and a seal layer (15) are layered on the seal base section (13) on its surface (13B) on the engagement section (10) side, and the seal layer (15) is sealed to an opposite inner surface of the bag body (20) to form a seal section (16).

Inventors:
KATADA, Ryo (1660, Kamiizumi Sodegaura-sh, Chiba 05, 2990205, JP)
片田 亮 (〒05 千葉県袖ケ浦市上泉1660番地 Chiba, 2990205, JP)
Application Number:
JP2008/058478
Publication Date:
November 27, 2008
Filing Date:
May 07, 2008
Export Citation:
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Assignee:
IDEMITSU UNITECH CO., LTD. (26-2, Shinkawa 1-chome Chuo-k, Tokyo 33, 1040033, JP)
出光ユニテック株式会社 (〒33 東京都中央区新川一丁目26番2号 Tokyo, 1040033, JP)
KATADA, Ryo (1660, Kamiizumi Sodegaura-sh, Chiba 05, 2990205, JP)
International Classes:
B65D33/25; B65D33/25
Attorney, Agent or Firm:
KINOSHITA & ASSOCIATES (3rd floor, Ogikubo TM building 26-13, Ogikubo 5-chome, Suginami-k, Tokyo 51, 1670051, JP)
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Claims:
 咬合部と、当該咬合部と連接する帯状基部から構成される一対の雄部材及び雌部材を備えるとともに包装袋の袋体内面に取り付けられるチャックテープであって、
 前記帯状基部のうち一方は、咬合部から帯状基部の側端部までの幅寸法が他方の帯状基部より広幅とされたシール基部を有し、
 前記シール基部の咬合部側の面には、剥離層と、この剥離層を介して前記シール基部に接合されたシール層とが積層され、
 前記シール基部は直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE:Linear Low Density Polyethylene)で構成され、前記剥離層はランダムポリプロピレン(RPP:Random Poly Propylene)で構成され、前記シール層は低密度ポリエチレン(LDPE:Low Density Polyethylene)で構成されている
 ことを特徴としたチャックテープ。
 請求項1に記載のチャックテープであって、
 前記剥離層は、前記シール基部および前記シール層に包み込まれている
 ことを特徴としたチャックテープ。
 請求項1または請求項2に記載のチャックテープであって、
 前記シール層は、厚みが10μm以上30μm以下である
 ことを特徴としたチャックテープ。
 プラスチック製のフィルムで形成され、対向する前記フィルムの内面に請求項1から請求項3のいずれかに記載のチャックテープが、前記シール基部は前記咬合部よりも内容物側に位置するように融着されたチャックテープ付き包装袋であって、
 前記シール基部に積層された前記シール層の表面は、対向する一方のフィルムの内面にシールされ、
 前記シール基部の前記咬合部と反対側の面は、対向する他方のフィルムの内面とは実質的に接着されていない
 ことを特徴としたチャックテープ付き包装袋。
Description:
チャックテープおよびチャック ープ付き包装袋

 本発明は、包装袋などに取り付けられて 封及び再封が可能なチャックテープと、こ チャックテープを配設したチャックテープ き包装袋に関する。

 食品、薬品、医療品、雑貨等の各種物品を 装するための包装材として、袋の開口部に して雄部材及び雌部材より形成され、雌雄 合する一対の帯状のチャックテープを配設 、かかる咬合状態を開閉自在としたチャッ テープ付き包装袋が知られている。
 このようなチャックテープ付き包装袋では チャックテープのテープ部が内容物側に向 って広幅になっており、この広幅部の一部 イージーピール層が設けられている。この ャックテープを対向するフィルムにシール ることで、チャックへの内容物付着を防止 、内容物を取り出す際にはイージーピール を剥離することで内容物を取り出している( 例えば、特許文献1)。

 一方、内容物が液体状の袋で、液体注入 をチャックテープで構成したものや、チャ クテープの外側に熱シールしたシール部を け、使用時にはこの熱シール部を鋏で切り とすものなどが開示されている。しかしな ら、液体注入口をチャックテープのみで構 したものは密封性が悪く、内容物の品質に 響を及ぼす恐れがある。また、バージンプ ーフが困難であるという欠点を有している めに、チャックテープの内容物側をシール る方法が用いられている。

 例えば、特許文献2では、袋に開閉自在な チャックテープを有する液体収容バッグであ って、チャックテープの内容物側に近接して 設けられた容易に剥離可能な隔壁により、使 用前には液体がチャック側へ移行するのを防 止し、使用時にはチャックを開閉する力で隔 壁が容易に剥離できる液体収容バッグが開示 されている。

国際公開第2004/050487号パンフレット

特開2005-40630号公報

 しかしながら、特許文献1に開示されたイー ジーピール層は、その構成に関して明確な記 載がなく、層構成の組み合わせによっては剥 離面に通称ヒゲと呼ばれる剥離痕が残り、こ の剥離痕が内容物に混入する恐れがある。
 また、特許文献2に開示された構成では、気 密性は確保されるものの、隔壁のシール部が 広くなり、袋の寸法に制約を受ける。隔壁の 寸法を狭くすると、袋の内部および外部に圧 力が作用した場合に、隔壁が容易に剥離して しまうため、密封性の確保が必要な使用条件 では使用が困難である。そのため、加熱処理 やレトルト処理などの内圧が作用する包装袋 としては使用が困難である。

 そこで、本発明の目的は、袋の内部およ 外部に圧力が作用した場合でも密封性を保 でき、開封時には易開封性を備え、衛生的 チャックテープおよびチャックテープ付き 装袋を提供することにある。

 前記した目的を達するために、本発明は 咬合部と、当該咬合部と連接する帯状基部 ら構成される一対の雄部材及び雌部材を備 るとともに包装袋の袋体内面に取り付けら るチャックテープであって、前記帯状基部 うち一方は、咬合部から帯状基部の側端部 での幅寸法が他方の帯状基部より広幅とさ たシール基部を有し、前記シール基部の咬 部側の面には、剥離層と、この剥離層を介 て前記シール基部に接合されたシール層と 積層され、前記シール基部は直鎖状低密度 リエチレン(LLDPE:Linear Low Density Polyethylene) 構成され、前記剥離層はランダムポリプロ レン(RPP:Random Poly Propylene)で構成され、前 シール層は低密度ポリエチレン(LDPE:Low Densit y Polyethylene)で構成されていることを特徴と る。

 なお、本発明において、帯状基部の側端部 は、帯状基部において咬合部の延長方向(連 続方向)に沿った端部を意味する。従って、 合部から帯状基部の側端部までの幅寸法と 、咬合部の延長方向に対して直交する方向 寸法である。
 例えば、チャックテープを、包装袋を構成 るフィルム(袋体)内面に取り付けた場合に 、帯状基部の側端部は、咬合部よりも袋体 部(内容物が収納される部分)側に位置する端 部であり、咬合部から帯状基部の側端部まで の幅寸法とは、咬合部から袋体内部に向かう 方向の寸法である。

 本発明のチャックテープは、咬合部と連接 るいずれか一方の帯状基部の内容物側にシ ル基部が形成され、このシール基部の表面 剥離層、シール層の順に積層している。
 このチャックテープが包装袋に取り付けら たときには、シール層と包装袋の内面(シー ラント)とがシールされたシール部を形成し このシール部を境に包装袋の咬合部側と内 物側とが分離される。

 また、チャックテープのシール基部をLLDPE とし、剥離層をRPP製とし、シール層をLDPE製 している。RPPは、LLDPEとは相溶性が良く接 力があり、一方、LDPEとは相溶性がLLDPEと比 て良くないので、包装袋の開封時には、RPP LDPEとの間、すなわち剥離層とシール層との で剥離する。
 さらに、シール層のLDPEは、包装袋の内面( ーラント)を形成するLLDPEとの相溶性が良く シール層とシーラントとをシールした後、 がれることはない。

 すなわち、シール基部、剥離層、シール層 シーラントという層構成であれば、最も接 力の弱い剥離層とシール層との間を選択的 剥離させることができ、利用者の剥離感も 上させることができる。このため、剥離位 を安定させることができ、利用者は、包装 の開封作業を安定して確実に行うことがで る。
 また、剥離層とシール層とが剥離した剥離 は綺麗で剥離痕が残らないので、内容物に 離痕が混入する恐れもなく衛生的である。

 また、本発明は、前記剥離層は、前記シー 基部および前記シール層に包み込まれてい ことが好ましい。
 この発明によれば、シール層は、剥離層を み込むようにその端部をシール基部に接合 ているため、剥離層は外部に露出しない。
 したがって、例えば包装袋内の内容物をレ ルト処理した際に、内容物が剥離層に達す ことをシール層で防止でき、剥離層の強度 下を防止することができる。

 また、前記シール層は、厚みが10μm以上30μm 以下であることが好ましい。
 この発明によれば、シール層の厚みを10μm 上30μm以下とすることにより、易開封性を向 上することができる。
 シール層の厚みが10μm未満であると、薄す るためにシール強度が低下する恐れがある また、シール層の厚みが30μmを超えると、剥 離しにくくなり、易開封性を得ることができ なくなる恐れがある。

 さらに、本発明は、プラスチック製のフィ ムで形成され、対向する前記フィルムの内 に前述した本発明のチャックテープが、前 シール基部は前記咬合部よりも内容物側に 置するように融着されたチャックテープ付 包装袋であって、
 前記シール基部に積層された前記シール層 表面は、対向する一方のフィルムの内面に ールされ、前記シール基部の前記咬合部と 対側の面は、対向する他方のフィルムの内 とは実質的に接着されていないことを特徴 する。

 この発明によれば、シール基部が自由端と る状態にチャックテープが取り付けられ、 ール基部の咬合部側の面は、剥離層および ール層を介して包装袋のシーラントとシー される。一方、シール基部の咬合部側とは 対側の面は、対向する包装袋のシーラント は実質的に接着されていない。すなわち、 由端となるシール基部は、咬合部側の面の が対向する包装袋のフィルムにシールされ いる。
 したがって、包装袋に内外から圧力がかか たとしても、咬合部には応力がかからない で、イージーピール部が剥離してしまうと ったことや、咬合部が開いてしまう恐れが い。これにより、優れた密封性を備えたチ ックテープ付き包装袋を提供することがで る。
 ここで、「実質的に」とは、本発明の効果 影響のない範囲で、意図的に、シール基部 咬合部側とは反対側の面のごく一部が対向 る包装袋のシーラントと接着されるものや ごく小さい接着強度により接着されたもの も含む概念である。

本発明の一実施形態にかかるチャック ープを示す断面図。 本発明の一実施形態にかかるチャック ープ付き包装袋の正面図。 前記図2のIII-III断面図。 前記図3において、チャックテープ付き 包装袋を開封した状態を示す断面図。

符号の説明

  1…チャックテープ
 10…咬合部
 11…雄部材
 12…雌部材
111、121…帯状基部
 13…シール基部
 14…剥離層
 15…シール層
 18…イージーピール部
  2…チャックテープ付き包装袋
 20…袋体
 25…基材フィルム
251…シーラント層

 まず、図1を用いて本発明の一実施形態に かかるチャックテープの構成について説明す る。図1は、本発明の一実施形態にかかるチ ックテープを示した断面図である。

 図1に示されたチャックテープ1は、一方の 状の雄部材11と、この雄部材11と咬合する他 の雌部材12とを備えている。
 ここで、雄部材11は、後述の袋体20に対して 融着される帯状基部111と、断面が略鏃(やじ )形状の頭部112、及びこの帯状基部111と頭部1 12を連結する連結部113により一体的に形成さ ている。
 また、雌部材12は、前記した雄部材11と同様 に、後述の袋体20に対して融着される帯状基 121と、当該帯状基部121と連結して形成され 断面が円弧形状の第1のフック部122及び第2 フック部123からなり、この第1のフック部122 第2のフック部123は対向するように形成され ている。
 そして、チャックテープ1は、雄部材11の頭 112と雌部材12の第1のフック部122及び第2のフ ック部123が咬合部10を形成しており、これら 咬合または離れることにより、開封または 封が行われることとなる。

 このような雄部材11及び雌部材12と一体的に 形成される帯状基部111、121のうち、雌部材12 一体的に形成されている帯状基部121は、雄 材11と一体的に形成されている帯状基部111 り幅広に形成されている。すなわち、幅広 帯状基部121における帯状基部111と比較して 広の部分(咬合部10から帯状基部の側端部13C での幅寸法が大きい部分)が、シール基部13 されている。
 シール基部13の咬合部10側の面13Bは、後述す るように剥離層14およびシール層15が積層さ 、シール層15は、対向する袋体20の内面にシ ルされ、シール部16(図3参照)が形成される

 ここで、本実施形態のチャックテープ1を構 成する雄部材11は、帯状基部111と連続する頭 112と連結部113を、共押出成形法により一体 して得ることができ、同様に、雌部材12も 帯状基部121と連続する第1のフック部122及び 2のフック部123を、共押出成形法により一体 化して得ることができる。チャックテープ1 このような共押出成形法により成形すれば 製造工程を簡略化でき、製造コストを低く きるため、チャックテープ1を連続的に安定 て製造することができる。
 このようなチャックテープ1の雄部材11、雌 材12は、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)の 可塑樹脂を使用することができる。

 また、剥離層14は、ポリプロピレンで構成 れている。例えば、ポリプロピレンとして 、ランダムポリプロピレン(RPP)が利用できる 。
 シール層15は、低密度ポリエチレン(LDPE)で 成されている。
 また、シール層15は、10~30μm範囲内の厚みに 形成されることが好ましい。シール層15の厚 が薄いほど易開封性が向上し、シール層15 厚みが厚いほど密封性が向上する。シール 15が10μm未満であると、密封性が得られず、3 0μmを超えると易開封性が得られないので、 実施形態では、例えば20μmとする。

 剥離層14およびシール層15は、例えば、チ ャックテープ1を押出成形で製造する際、多 共押出成形法を用いて、その帯状基部121の ール基部13の面13Bに、剥離層14やシール層15 構成する樹脂を共押出して形成してもよい また、チャックテープ1の咬合部10、帯状基 111、121を前もって押出成形した後、シール 部13の咬合部10側の面13Bに、前記剥離層14お びシール層15を逐次押出積層してもよい。

 次に、図2および図3を用いて、チャックテ プ1が袋体20に取り付けられたチャックテー 付き包装袋2について説明する。
 図2は、本発明の一実施形態にかかるチャッ クテープ付き包装袋の正面図である。図3は 図2のIII-III断面図である。

 チャックテープ付き包装袋2は、図2およ 図3に示すように、包材となる基材フィルム2 5を重ね合わせて、その周縁にサイドシール 21を形成することによって形成される袋体20 備えている。袋体20の開口部24の内面には、 咬合部10と、当該咬合部10と連接する帯状基 111、121から構成される一対の雄部材11および 雌部材12を備えたチャックテープ1が取り付け られる。

 帯状基部111、121は、ともに咬合部10とは反 側の面を、対向する袋体20の内面とヒートシ ールすることにより、袋体20に対してチャッ テープ1が固定されることになるが、雌部材 12と一体的に形成されている帯状基部121のう 、シール基部13における咬合部10と反対側の 面13Aは、対向する袋体20の内面とは実質的に 着されない。
 また、雌部材12と一体的に形成されている 状基部121のうち、シール基部13における咬合 部10側に積層された剥離層14、シール層15は、 シール層15と対向する袋体20の基材フィルム25 のシーラント層251とシールされ、シール部16 形成する。シール基部13、剥離層14、シール 層15、シール部16をまとめてイージーピール 18とする。

 シール部16は、袋体20の対向する基材フィ ルム25の片面側から図示しないシールバーで ールされることによって形成される。この き、シールバーのエッジを立てることでシ ル層15の厚みを薄くすることができる。シ ル部16と接するシール層15の厚みが薄いほど 開封性が向上するので、目的に応じて適宜 ールバーのエッジを調整すればよい。

 イージーピール部18は、イージーピール 能に接着された状態であり、シール基部13の 咬合部10側の面13Bと、対向する袋体20の内面 構成する基材フィルム25のシーラント層251と が、剥離層14およびシール層15を介して適度 力で剥離できる程度に接着された状態とな ていることをいう。また、両者の剥離強度 しては、概ね1~20N/15mm幅程度であることが好 しい。

 なお、このチャックテープ付き包装袋2は、 図示しない内容物が袋体20の底方向から収納 れた後は、袋体20の底辺をシールすること より、密封状態とされる。
 また、使用者は、開封時には開口部24を切 て開封し、チャックテープ1で再封するよう する。

 ここで、袋体20を形成する包材である基 フィルム25としては、基材層252にシーラント 層251を積層した構成の積層フィルムを使用す ることが好ましいが、要求される性能に応じ て、基材層252とシーラント層251との間に、中 間層として図示しないガスバリアー層、遮光 層、強度向上層などを積層した構成の積層フ ィルム層を使用してもよい。

 基材層252には、二軸延伸ポリプロピレン ィルム(OPPフィルム)のほか、二軸延伸ポリ チレンテレフタレートフィルム(PETフィルム) 、二軸延伸ポリエチレンナフタレートフィル ム(PENフィルム)などの二軸延伸ポリエステル ィルムや、ナイロン6、ナイロン66、MXD6(ポ メタキシリレンアジパミド)などの二軸延伸 リアミドフィルムなどを好適に使用するこ ができるが、必要に応じて各種エンジニア ングプラスチックフィルムを使用すること できる。また、これらは単独で使用しても く、また、複数を組み合わせて積層して使 することもできる。

 中間層をガスバリアー層とする場合、中 層には、エチレン-酢酸ビニル共重合体ケン 化物(EVOH)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリア クリロニトリル(PAN)などのフィルムのほか、 ルミニウム箔、或いは、シリカ、アルミナ アルミニウムなどの蒸着層やPVDCの塗膜層を 使用することができる。

 また、シリカ、アルミナ、アルミニウム どの蒸着層やPVDCの塗膜層を使用する場合は 、前記基材層252の内面に蒸着または塗布して 形成してもよく、また、別の二軸延伸ナイロ ンフィルム(ONyフィルム)、二軸延伸ポリエチ ンテレフタレートフィルム(PETフィルム)、 軸延伸ポリプロピレンフィルム(OPPフィルム) などに蒸着または塗布して形成しておいて、 そのフィルムを中間層に積層してもよい。

 これらのうち、アルミニウム箔とアルミニ ム蒸着層は、不透明であるため遮光層を兼 ることもできる。
 基材層252と中間層のフィルムの積層には、 知のドライラミネーション法または押し出 ラミネーション法(サンドイッチラミネーシ ョン法)を用いることができる。

 最内層のシーラント層251には、直鎖状低密 ポリエチレン(LLDPE)や低密度ポリエチレン(LD PE)などを使用することができる。
 なお、シーラント層251の積層は、上記の樹 をフィルム状に製膜し、ドライラミネーシ ン法または押出ラミネーション法で積層し もよく、また、前記の樹脂を押し出しコー して積層することもできる。

 なお、本実施形態では、チャックテープ1の 剥離層14とシール層15との間で選択的に剥離 せるため、剥離層14とシール層15との間の剥 強度が、シール基部13と剥離層14との間の剥 離強度およびシール層15とシーラント層251と 間の剥離強度よりも弱くなるように樹脂を 択する。本実施形態では、このような関係 満たす樹脂として、シール基部13にLLDPE、剥 離層14にRPP、シール層15にLDPE、シーラント層2 51にLLDPEの組み合わせを用いる。
 このように、剥離層14、シール層15およびシ ーラント層251の樹脂の組み合わせにより適宜 選択することができる。

 また、本発明のチャックテープ付き包装袋2 は、例えば、市販のチャックテープ付け三方 シール製袋機等を用いて簡便に製造すること ができる。
 なお、この場合の融着条件(温度、圧力等) 、チャックテープ1、及び袋体20を形成する 材フィルム25を構成する樹脂の種類等に応じ て適宜決定することができる。

 次に、図3および図4を用いて本実施形態の ャックテープ付き包装袋2の開封の状態を説 する。
 図3の状態では、チャックテープ1の雄部材11 と雌部材12は咬合している状態であり、この 態では図3における咬合部10の下側(内容物側 )にあっては、雄部材11の帯状基部111より幅広 とされた雌部材12の帯状基部121におけるシー 基部13の咬合部10側の面13Bと、対向する袋体 20内面とがイージーピール可能に接着されて るため、気密性、水密性が保持され、例え 搬送途中などにおいてチャックテープ1の咬 合部10の隙間に液状の内容物が入り込むこと ない。

 また、図3の構成のチャックテープ付き包 装袋2にあっては、シール基部13のうち咬合部 10と反対側の面13Aについては、対向する袋体2 0内面と実質的に接着されていないため、例 ばレトルト処理等により、袋体20の内容物側 に内圧が作用した場合であっても、応力は図 3における「X」の部分に集中し、内圧が作用 ても、シール基部13の咬合部10側の面13Bと対 向する袋体20内面とが剥離することもなく、 容物が漏れ出してしまうこともない。

 チャックテープ付き包装袋2から内容物を 取り出す場合には、図2に示す開口部24を切断 し、図4に示すようにチャックテープ1を開い 咬合部10の咬合状態を解除する(図4において は、咬合状態が解除されているので、咬合部 10は特に示していない。)。さらに袋体20の上 (内容物側と反対側)を開くようにするとそ 力で、シール部16の両方の端部が破断開始位 置となってシール層15が破断され、破断部17 形成する。そして、破断部17が剥離層14まで すると剥離層14とシール層15との間が剥離さ れ、チャックテープ付き包装袋2が開封され ことになる。

 このような本実施形態よれば、以下に示す 用効果を奏することができる。
(1)イージーピール部18は、シール基部13の表 に剥離層14とシール層15とを積層し、シール 部13にLLDPE、剥離層14にRPP、シール層15にLDPE そしてシール層15とシールされるシーラン 層251にLLDPEを使用している。シール基部13のL LDPEと剥離層14のRPP、およびシール層15のLDPEと シーラント層251のLLDPEは相溶性が良く接着力 あるが、これらに比べて剥離層14のRPPとシ ル層15のLDPEは相溶性が良くない。すなわち 剥離層14とシール層15との間の剥離強度が最 小さい。
 したがって、チャックテープ付き包装袋2を 開封するとき、チャックテープ1の咬合部10の 咬合状態を解除して袋を開封しようとすると きの力で、剥離層14とシール層15との間で層 剥離する。具体的には、シール部16の両方の 端部を破断開始位置としてシール層15が破断 、破断部が剥離層14に達すると、剥離層14と シール層15との間で層間剥離する(図4参照)。
 このように、各層に使用する樹脂の組み合 せにより剥離層14とシール層15との間で選択 的に剥離させることができるので、確実に開 封することができる。したがって、開封位置 を安定させることができ、易開封性を向上さ せることができる。

(2)また、イージーピール部18をこのような 成にすることによって、チャックテープ付 包装袋2を開封したときの剥離層14とシール 15の剥離面が綺麗になり、剥離痕が残らな 。したがって、剥離痕が内容物に混入する れがないので、衛生的なチャックテープ付 包装袋2を提供することができる。

(3)さらに、イージーピール部18のシール層1 5の厚みを20μmとしたので、易開封性と密封性 を兼ね備えたチャックテープ付き包装袋2と ることができる。

(4)本実施形態のチャックテープ付き包装袋 2は、雌部材12の帯状基部121が、雄部材11の帯 基部111より内容物側に向かって幅広とされ おり、この雌部材12の帯状基部121における 広とされたシール基部13のうち咬合部10側の 13Bが、対向する袋体20内面とイージーピー 可能に接着されているため、気密性や水密 が保持され、チャックテープ1の咬合部10の 間に液状の内容物が入り込むことを防止す ことができる。

(5)雌部材12の帯状基部121におけるシール基部1 3のうち咬合部10と反対側の面13Aが、対向する 袋体20内面と実質的に接着されていないよう しているので、袋体20の内容物側に内圧が 用した場合であっても、シール基部13の咬合 部10側の面13Bと対向する袋体20内面とが剥離 ることもなく、内容物が漏れ出してしまう ともない。
 したがって、このような構成のチャックテ プ付き包装袋2は、気密性や水密性に優れ、 かつ、袋体20の内容物側に内圧が作用した場 であっても、内容物が漏れ出してしまうこ もないため、食品、薬品、医療品、雑貨等 各種物品を包装するために用いるほか、高 によるレトルト殺菌処理にも対応可能なチ ックテープ付き包装袋2とすることができる 。

 なお、以上説明した態様は、本発明の一 様を示したものであって、本発明は、前記 た実施形態に限定されるものではなく、本 明の目的および効果を達成できる範囲内で 変形や改良が、本発明の内容に含まれるも であることはいうまでもない。また、本発 を実施する際における具体的な構造および 状等は、本発明の目的および効果を達成で る範囲内において、他の構造や形状等とし も問題はない。

 例えば、前記した実施形態では、チャッ テープ1の雄部材11と雌部材12について、雌 材12の帯状基部121を雄部材11の帯状基部111よ 幅広とした態様を示したが、これには限ら ず、雄部材11の帯状基部111が雌部材12の帯状 基部121より幅広になるようにしてシール基部 を帯状基部111側に設けてもよい。

 また、前記した実施形態では、チャック ープ1を袋体20の内面に取り付けるに際し、 部材11及び雌部材12の帯状基部111、121を袋体 20の内面(シーラント層251)に直接ヒートシー する(ただし、雌部材12の帯状基部121におけ シール基部13の咬合部10側と反対側の面13Aを く)態様を示したが、例えば、雄部材11と雌 材12の帯状基部111、121にはヒートシール可 な樹脂からなる接着層を設けてもよい。こ ような接着層を設ければ、チャックテープ1 袋体20への取付けが良好に行われることに る(ただし、この接着層も、雌部材12の帯状 部121におけるシール基部13の咬合部10側と反 側の面13Aには配設する必要はない)。

 さらに、前記した実施形態では、チャック ープ1が、咬合部10である雄部材11の略鏃形 の頭部112と、雌部材12の略円弧形状の第1の ック部122及び第2のフック部123が咬合ないし 離れることにより、開封及び再封が行われ 態様を示したが、咬合部10の形状はこれに 限定されず、開封及び再封の機能を有して れば、雄部材11の頭部112や、雌部材の第1の ック部122及び第2のフック部123の形状や数は 意のものであってよい。
 その他、本発明の実施における具体的な構 及び形状等は、本発明の目的を達成できる 囲で他の構造等としてもよい。

 以下、実施例および比較例を挙げて、本 明をより具体的に説明するが、本発明は実 例等の内容に何ら限定されるものではない

 なお、以下の実施例等の樹脂の物性に関 ては、メルトフローレート(MFR)はJIS K7210に 拠して(ポリプロピレンは230℃、ポリエチレ ンは190℃で21.1N荷重)、融点はJIS K7121に準拠 てそれぞれ測定した。

 [実施例1]
 前記図1に示した形状のチャックテープ1で って、シール基部13、剥離層14、シール層15 構成材料として以下のものを使用し、市販 押出成形機を用いて押出成形して製造した なお、シール層15の厚みを20μmとした。
 シール基部13:LLDPE樹脂(MFR:8.0g/10分、融点:123 )
 剥離層14:RPP樹脂(MFR:6.0g/10分、融点:133℃)
 シール層15:LDPE樹脂(MFR:1.5g/10分、融点:110℃)

 [比較例1]
 実施例1におけるシール層15に対応する部位 厚みを50μmとして形成したものを比較例1と た。

 [比較例2]
 従来技術である特許文献1(特開2005-40630)に記 載の液体収容バッグに対応する包装袋を用い たものを比較例2とした。

 [比較例3]
 シール基部の表面に接着層、剥離層の順に 層したチャックテープを製造した。シール 部および各層の構成材料として以下のもの 使用し、市販の押出成形機を用いて押出成 して製造した。

 シール基部:LLDPE樹脂(MFR:8.0g/10分、融点123℃)
 接着層:LLDPE樹脂とRPP樹脂の混合物。(LLDPE:RPP =60:40)
 剥離層:LLDPE樹脂とRPP樹脂の混合物。(LLDPE:RPP =40:60)

 [比較例4]
 接着層と剥離層の構成材料を以下のように た以外は比較例3と同様である。
 接着層:LLDPE樹脂とRPP樹脂の混合物。(LLDPE:RPP =80:20)
 剥離層:LLDPE樹脂とRPP樹脂の混合物。(LLDPE:RPP =20:80)

 [比較例5]
 接着層と剥離層の構成材料を以下のように た以外は比較例3と同様である。
 接着層:LLDPE樹脂とRPP樹脂の混合物。(LLDPE:RPP =60:40)
 剥離層:LLDPE樹脂とRPP樹脂の混合物。(LLDPE:RPP =50:50)

 [比較例6]
 接着層と剥離層の構成材料を以下のように た以外は比較例3と同様である。
 接着層:LLDPE樹脂とRPP樹脂の混合物。(LLDPE:RPP =80:20)
 剥離層:LLDPE樹脂とRPP樹脂の混合物。(LLDPE:RPP =60:40)

 [比較例7]
 接着層と剥離層の構成材料を以下のように た以外は比較例3と同様である。
 接着層:LLDPE樹脂とRPP樹脂の混合物。(LLDPE:RPP =60:40)
 剥離層:LLDPE樹脂とRPP樹脂の混合物。(LLDPE:RPP =10:90)

 <試験>
 二軸延伸ナイロンフィルム(厚み15μm)/キャ トポリエチレンフィルム(厚み80μm)の多層フ ルムを用い、三方製袋機にて製袋した。な 、シール基部の咬合部とは反対側の面が、 向する多層フィルムの内面と実質的に接着 れないようにした。また、シール層または 離層と、多層フィルムとのシール条件は、1 60℃である。
 実施例1および比較例1~7のチャックテープ付 き包装袋において、剥離感、剥離面の状態、 耐圧強度および落下衝撃について評価した。 各評価は以下のように行った。

 <剥離感の評価基準>
 イージーピール部を15mm幅に切り取り、イマ ダ社製デジタルフォースゲージにて180°剥離( 引っ張り強度:300mm/分)による剥離試験を行っ 。判定は以下の通りである。
  A :適切な剥離強度で剥離可能。
  B :やや抵抗があるが、剥離可能なレベル
  C :剥離強度が高く、剥離困難または不可 。もしくは、剥離強度が小さすぎてシール きない。

 <剥離面の状態の評価基準>
  A :剥離面に剥離痕が残っていない。
  B :剥離面に剥離痕が若干残っているが、 離痕が千切れるレベルではない。
  C :剥離面に剥離痕が残っており、剥離痕 千切れそうなレベル。

 <耐圧強度の評価基準>
 実施例1および比較例1~7のチャックテープ付 き包装袋に水200mlを充填し、100kgの荷重を加 て1分間放置し、イージーピール部の剥離有 を確認した。
  A :イージーピール部の剥離なし
  C :イージーピール部の剥離あり

 <落下衝撃の評価基準>
 実施例1および比較例1~7のチャックテープ付 き包装袋に水200mlを充填し、1mの高さから落 させてイージーピール部の剥離有無を確認 た。
  A :イージーピール部の剥離なし
  C :イージーピール部の剥離あり
 以上の評価結果を表1に示す。

 表1の結果から分かるように、実施例1につ ては剥離感、剥離面、耐圧強度、落下衝撃 すべてにおいて良好な結果が得られた。
 比較例1は、剥離感および剥離面の状態は良 好であったが、耐圧強度および落下衝撃が悪 いという結果であった。
 比較例2はシール層の厚みが厚いため剥離感 が悪く、剥離面に剥離痕が残った。
 比較例3~7は、イージーピール部の層構成が なる。各層の樹脂の配合を変えて試験を実 したが、剥離感と剥離面の状態のうち少な ともどちらか一方が悪いという結果になっ 。

 本発明は、例えば、食品、薬品、医療品 雑貨等の各種物品を包装するほか、高温に るレトルト殺菌処理にも対応可能であるた 、特にレトルト食品包装用のチャックテー 付き包装袋として広く利用することができ 。