Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
FERRITE CORE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/051057
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a ferrite core having an inner leg part which is put through the inside of a coil along its center axis, a pair of outer leg parts which is arranged outside the coil across the inner leg part while the inner leg part is put through the coil, connection parts which connect the inner leg part and the pair of outer leg parts integrally to each other, and linear uneven parts which are formed on the outer surfaces of at least the outer leg parts and extend in parallel to the putting direction of the inner leg part through the coil.

Inventors:
ARAI, Nobuaki (Chiyoda Sakado-sh, Saitama 14, 3500214, JP)
新井 信晶 (〒14 埼玉県坂戸市千代田5丁目5番30号 株式会社タムラ製作所埼玉事業所内 Saitama, 3500214, JP)
SAEKI, Hideto (Chiyoda Sakado-sh, Saitama 14, 3500214, JP)
Application Number:
JP2008/068349
Publication Date:
April 23, 2009
Filing Date:
October 09, 2008
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
Tamura Corporation (1-19-43, Higashi-Oizumi Nerima-k, Tokyo 11, 1788511, JP)
株式会社タムラ製作所 (〒11 東京都練馬区東大泉一丁目19番43号 Tokyo, 1788511, JP)
ARAI, Nobuaki (Chiyoda Sakado-sh, Saitama 14, 3500214, JP)
新井 信晶 (〒14 埼玉県坂戸市千代田5丁目5番30号 株式会社タムラ製作所埼玉事業所内 Saitama, 3500214, JP)
International Classes:
H01F27/24; H01F17/04; H01F27/08
Attorney, Agent or Firm:
MATSUOKA, Shuhei (Shin-Toshi-Center Bldg. 6F, 24-1 Tsurumaki 1-chom, Tama-shi Tokyo 34, 2060034, JP)
Download PDF:
Claims:
 巻線の内側にその中心軸線に沿って挿通される中脚部と、
 前記中脚部が前記巻線に挿通された状態で、前記中脚部を挟んで前記巻線の外側に一対をなして配置される外脚部と、
 前記中脚部及び一対の前記外脚部とを相互に一体として連結する連結部と、
 少なくとも前記外脚部の外面に形成され、前記巻線に対する前記中脚部の挿通方向と平行に延びる筋状の凹凸部と
を備えたことを特徴とするフェライトコア。
 前記連結部は、
 前記巻線に対する前記中脚部の挿通方向と直交して前記中脚部の基端から二方向に延び、かつ、その両端に一対の前記外脚部がそれぞれ前記中脚部の挿通方向と平行にして一体的に連結された形態を有し、
 前記筋状の凹凸部は、
 一対の前記外脚部の外面から、それぞれ前記連結部の両側端面にまで連なって延長された形態を有することを特徴とする請求項1に記載のフェライトコア。
 前記凹凸部は、前記外脚部の外面を縦方向に延びるコ字断面の溝形状を有する凹部と、前記外脚部の外面を縦方向に延びる角形断面の突条形状の凸部とを有することを特徴とする請求項1に記載のフェライトコア。
Description:
フェライトコア

 本発明は、トランスやリアクタ、インダ タ等の巻線を有した電気機器に用いられる ェライトコアに関するものである。

 従来、この種のコアとして、例えば実開 2-118911号公報(以下、文献1と記す)に記載さ ているようないわゆる「メガネコア」の形 に分類されるものや、例えば特開平10-214723 公報(以下、文献2と記す)に記載されている うな「トロイダルコア」の形態に分類され ものが知られている。これら「メガネコア や「トロイダルコア」の特徴は、コア自身 形成された穴に巻線を通した状態で使用さ るところにある。

 また従来、その他の形態のコアとして、 えば特開2005-310813号公報(以下、文献3と記す )いわゆる「EI型コア」の形態に分類されるも のがある。この「EI型コア」の特徴は、コア 2ピースに分割される構造であって、コア自 身には穴が形成されておらず、巻線を形成し たボビンにEコアの中脚部を挿入し、反対側 らIコアを突き合わせて構成するところにあ 。なお、鋼板を打ち抜き加工したピースを 層した構造の「EI型コア」であれば、1枚の 板からEコアとIコアの部品を効率よく採取 ることができるため、一般的に材料の歩留 りがよい。この他に「EE型コア」であれば、 2つのEコアをボビンの両側から対称に挿入し 形態となる。

 さらに従来、この種のコアの放熱性を向 するため、外面に凹凸を形成する手法が提 されている(文献1~3参照)。例えば、「メガ コア」の形態を有するフェライトコアであ ば、巻線を通す穴の周囲(外面)に凹凸を一体 形成する手法がとられている(文献1の図1参照 )。また、「トロイダルコア」の形態を有す ものについては、同じく巻線を通す穴の周 (外面)に凹凸のある切り込み形状を設ける手 法がとられている(文献2の図1、図2参照)。そ て、「EI型コア」の形態を有する積層コア ついては、ヨーク寸法の異なる板材を交互 重ね合わせてEコアを形成し、Iコアと突き合 わせしない外面を凹凸形状とする手法がとら れている(文献3の図1参照)。

 上記のように、従来からコアの外面に凹 を形成して放熱性を向上しようとする考え 自体は公知である。しかしながら、いずれ 表面積の増大という点に気をとられるあま 、コアの生産性を向上する観点に欠けてい 。

 例えば、「メガネコア」の形態を有する ア(文献1)であれば、その製造過程でフェラ ト粉末をブロック状に焼結した素体を成型 ておき、このフェライト素体に対してドリ 等の工具で穴をあけたり、穴の周囲(外面) 切削加工して凹凸形状を設けたりする手間 必要になる。同様に、「トロイダルコア」 形態を有するもの(文献2)は、その製造過程 トロイダル形状のフェライト素体を成型し おき、この素体に対して切り込みを入れる 工の手間が必要となる。こうして出来上が たコアは、製品としての放熱性には優れる のの、生産性を犠牲にした形態であるため コスト面で競争力に劣るという問題がある

 一方、「EI型コア」の形態を有する積層 ア(文献3)の場合、板材を打ち抜き加工した 品を積層するだけであるため、フェライト アのように素体を成型した後に切削加工等 行う手間は必要ないと考えられる。しかし がら、ヨーク寸法の異なる部品を交互に重 合わせるためには、その積層順を細かく管 しなければならないため、その分、生産管 コストの上昇は避けられない。

 そこで本発明は、単に放熱性の向上だけ 目的とするのではなく、生産性の向上をも 現できる形態のフェライトコアを提供しよ とするものである。

すなわち、上記課題を解決する為に提供さ れるフェライトコアは巻線の内側にその中心 軸線に沿って挿通される中脚部と、この中脚 部が巻線に挿通された状態で、中脚部を挟ん で巻線の外側に一対をなして配置される外脚 部と、中脚部及び一対の外脚部とを相互に一 体として連結する連結部と、少なくとも外脚 部の外面に形成され、巻線に対する中脚部の 挿通方向と平行に延びる筋状の凹凸部とを備 えたものである。

 フェライトコアは、切削や切り込み等の 工を必要とせず、金型による成型だけで一 的に凹凸形状を設けることができる形態を 用する。上記構成は、いわゆる「E型コア」 の形態を基本とするものである。

 一般的に、「E型コア」の形態を基本とし たフェライトコアを成型する場合、いくつか の金型部品を組み合わせ、中脚部を成型する ためのセンタキャビティと、一対の外脚部を それぞれ成型するためのサイドキャビティを 形成した成型用金型を使用する。そして、こ のような成型用金型に材料のフェライト粉末 (バインダーと混合したもの)を充填し、各キ ビティの内面形状に沿ってフェライト粉末 満遍なく行き渡らせると、次に圧縮用の金 をキャビティの上方から押し付けてフェラ ト粉末を圧縮成型する。このとき圧縮用の 型を押し付ける方向は、完成品の状態でみ 中脚部自身が延びている方向(巻線に対する 挿通方向)に合致している。同様に外脚部に いても、完成品の状態でみて外脚部自身が びている方向に圧縮されながら成型される とになる。

 このとき、サイドキャビティの内壁面に 凹凸部」を成型するための形状(型)を設け おけば、キャビティ内にフェライト粉末を 填した時点で、既に外脚部と凹凸部とが一 的に象られているため、この後、圧縮用の 型を押し付けるだけで、外脚部の成型と同 に凹凸部を一体成型することができる。凹 部の形状は、完成品の状態でみて中脚部の 通方向と平行に延びる筋状であり、これは 縮用の金型を押し付ける方向に合致してい ため、中脚部や外脚部と同様に、無理なく 縮成型することが可能である。逆に、これ 外の方向(例えば、圧縮方向に直交する方向) に凹凸部が延びていると、圧縮時に凹凸部を 同時に成型することが困難になり、焼成後の 工程で切削加工を必要とする。

 この点、上記構成によれば、圧縮成型後 金型を分離してフェライトコアを取り出す 、既に「E型コア」としての基本的な形態( リーンコア)と一緒に凹凸部の形態が出来上 っているので、焼成後の工程で切削加工や り込み加工を行う必要がない。

 したがって、熱放散性に優れた形態のフ ライトコアを容易に成型することができ、 の製造コストを大幅に低減することができ 。また、製造の容易さから生産効率を向上 、短期間内で充分な数量の製品を安価に供 することができるため、工業上の利用価値 高い。

 上記の連結部は、巻線に対する中脚部の 通方向と直交して中脚部の基端から二方向 延び、かつ、その両端に一対の外脚部がそ ぞれ脚部の挿通方向と平行にして一体的に 結された形態を有しており、筋状の凹凸部 、一対の外脚部の外面から、それぞれ連結 の両側端面にまで連なって延長されている 態を有していても良い。

 この場合、より広い範囲にわたって凹凸 を形成することで、それだけ放熱面積を拡 し、放熱性を向上することができる。

 凹凸部は、外脚部の外面を縦方向に延び コ字断面の溝形状を有する凹部と、外脚部 外面を縦方向に延びる角形断面の突条形状 凸部とを有する構成であっても良い。

第1実施形態のフェライトコアの斜視図 である。 図1から参照符号を取り除いてフェライ トコアの外部形態を明示した斜視図である。 図3(A)から図3(D)は、第1実施形態に係る ェライトコアの外部形態を詳細に示した図 ある。 フェライトコアの使用例を示す縦断面 である。 第2実施形態のフェライトコアの斜視図 である。 図5から参照符号を取り除いてフェライ トコアの外部形態を明示した斜視図である。 図7(A)から図7(D)は、第2実施形態に係る ェライトコアの外部形態を詳細に示した図 ある。 第3実施形態のフェライトコアの斜視図 である。 図8から参照符号を取り除いてフェライ トコアの外部形態を明示した斜視図である。 図10(A)から図10(D)は、第3実施形態に係 フェライトコアの外部形態を詳細に示した である。 第4実施形態のフェライトコアの斜視 である。 図11から参照符号を取り除いてフェラ トコアの外部形態を明示した斜視図である 図13(A)から図13(D)は、第4実施形態に係 フェライトコアの外部形態を詳細に示した である。 図14(A)及び図14(B)は、フェライトコア 成型用金型を示す断面図である。

 以下、本発明の実施形態について図面を 照しながら説明する。

〔第1実施形態〕
 図1は、第1実施形態のフェライトコア101の 視図である。また図2は、図1中から参照符号 を取り除いて外部形態を明示したものである 。第1実施形態のフェライトコア101は、円柱 状をなす中脚部10を中心として、その両側に 一対をなす幅広の外脚部12が形成された形態 ある。連結部14は中脚部10を中心として二方 向に延びており、長手方向でみて連結部14の 央には中脚部10の基端が一体に連結されて る。また連結部14の両端には、それぞれ外脚 部12が一体に連結されている。なお図1には、 中脚部10及び外脚部12が上方向に延びる姿勢 フェライトコア101を載置した様子が示され いる(載置する台は図示せず)。

 第1実施形態のフェライトコア101をトラン ス用のコアとして使用する場合、その中脚部 10を図示しない巻線の内側(ボビンの穴)に挿 して組み立てを行う。この場合、ボビンに 円筒形状のものを使用し、その外周面に沿 て円形状に巻線が設置されていることが好 しい。通常、中脚部10を巻線の内側に挿入す ると、一対の外脚部12は巻線の外側に位置す 。このため外脚部12の内壁面12cは、円形状 巻線の外形に沿って湾曲した曲面形状を有 ており、このため、外脚部12が内壁面12cにて 円弧状(中脚部10と同心円)にえぐり取られた うな形態をなしている。

 ここで連結部14は、外脚部12の基端から中 脚部10の基端に向かって(両端から中心に向か って)先細となる形状を有している。すなわ 、フェライトコア101は、いわゆる「PQコア」 として構成されている。つまり、連結部14は その両端部では外脚部12の幅広形状に合わ て幅広となっているが、その中央部では中 部10の外径に合わせて幅が狭まっている。こ のように、連結部14の幅を中央部で狭めるこ により、巻線の引き出しが容易になるとい 利点がある。

 また一対の外脚部12の外面には、複数の 部12a及び凸部12bが交互に並んで形成されて る。このうち凹部12aは、外脚部12の外面を縦 方向に延びるコ字断面の溝形状を有している 。一方の凸部12bは、外脚部12の外面を縦方向 延びる角形断面の突条形状を有している。 れら凹部12a及び凸部12bは、上記のように中 部10の挿入方向と平行な筋状をなしている

 図3(A)から図3(D)は、第1実施形態によるフ ライトコア101の外部形態を詳細に示した図 ある。外部形態の把握を容易にするため、 れら図面において参照符号等の図示は省略 れている。図3(A)から図3(D)は、それぞれ、 ェライトコア101の平面図、正面図、右側面 、底面図である。なお、背面図は正面図と 様に表れるため省略する。また、左側面図 右側面図と同様に表れるため省略する。

〔使用例〕
 図4は、第1実施形態のフェライトコア101の 用例を示す縦断面図である。この使用例で 、トランス200用のコアとしてフェライトコ 101を2つ使用している。図4中に二点鎖線で示 されるボビン202には、その周囲に一次側及び 二次側の巻線204が巻かれており、このボビン 202に対して上下からそれぞれフェライトコア 101が挿入されている。このとき、上記のよう に中脚部10は巻線204の内側に挿入され、一対 なす外脚部12は巻線204の外側に配置される この状態で、中脚部10はボビン202の内部で適 度なエアギャップを介して対向し、また両側 一対の外脚部12は、巻線204の外側で適度なエ ギャップを介して対向する。

 ボビン202には、例えば複数本のピン端子2 06が設けられており、このピン端子206には、 線204の巻始めと巻終わりにそれぞれつなが 引出線(図示していない)を絡げつけて固定 ることができる。このようなトランス200は 例えば回路基板208の基板面上に実装されて 源回路の一部を構成する。

 このとき、外脚部12の外面に形成された 部12a及び凸部12bは、その外面における放熱 積を大きく確保し、フェライトコア101の熱 散性を向上することに寄与している。特に の使用例では、凹部12a及び凸部12bが上下方 に延びた筋状をなしているため、外脚部12の 外面から熱が放出されると、この放熱で暖め られた空気が凹部12a及び凸部12bの外面形状に 沿って上昇気流を生み出す。このため、周囲 の冷えた空気(フレッシュエア)が外脚部12の 面近傍に集まりやすくなり、それによって らにフェライトコア101の熱放散性を高める 果を発揮する。

〔第2実施形態〕
 次に図5は、第2実施形態のフェライトコア10 2の斜視図である。また図6は、図5中から参照 符号を取り除いて外部形態を明示したもので ある。第2実施形態のフェライトコア102は、 角柱形状をなす中脚部20を中心として、その 両側に一対をなす外脚部22が形成された形態 あり、外脚部22の幅は中脚部20の幅に等しい 。すなわち、フェライトコア102は、いわゆる 「EEコア」として構成されている。

 また、連結部24は中脚部20を中心として二 方向に延びており、その長手方向でみて連結 部24の中央には中脚部20の基端が一体に連結 れている。また連結部24の両端には、それぞ れ外脚部22が一体に連結されている。なお図5 には、中脚部20及び外脚部22が上方向に延び 姿勢でフェライトコア102を載置した様子が されている(載置する台は図示せず)。

 第2実施形態のフェライトコア102をトラン ス用のコアとして使用する場合、その中脚部 20を図示しない巻線の内側(ボビンの穴)に挿 して組み立てを行う。この場合、ボビンに 四角筒形状のものを使用し、その外周面に って四角形状に巻線が設置されていること 好ましい。通常、中脚部20を巻線の内側に挿 入すると、一対の外脚部22は巻線の外側に位 する。

 一対の外脚部22の外面には、複数の凹部22 a及び凸部22bが交互に並んで形成されている このうち凹部22aは、外脚部22の外面を縦方向 に延びるコ字断面の溝形状を有している。一 方の凸部22bは、外脚部22の外面を縦方向に延 る角形断面の突条形状を有している。これ 凹部22a及び凸部22bは、上記のように中脚部2 0の挿入方向と平行な筋状をなしている。

 図7(A)から図7(D)は、第2実施形態によるフ ライトコア102の外部形態を詳細に示した図 ある。外部形態の把握を容易にするため、 れら図面において参照符号等の図示は省略 れている。図7(A)から図7(D)は、それぞれ、 ェライトコア102の平面図、正面図、右側面 、および底面図である。なお、背面図は正 図と同様に表れるため省略する。また、左 面図は右側面図と同様に表れるため省略す 。

〔使用例〕
 なお、第2実施形態についても、第1実施形 と同様にトランス200用のコアとしてフェラ トコア102を2つ使用することができる。

 また、外脚部22の外面に形成された凹部22 a及び凸部22bは、その外面における放熱面積 大きく確保し、フェライトコア102の熱放散 を向上することに寄与する。

〔第3実施形態〕
 図8は、第3実施形態のフェライトコア103の 視図である。また図9は、図8中から参照符号 を取り除いて外部形態を明示したものである 。第3実施形態のフェライトコア103は、円柱 状をなす中脚部30を中心として、その両側に 一対をなす外脚部32が形成された形態であり 外脚部32の幅は中脚部30の外径に等しい。

 連結部34は中脚部30を中心として二方向に 延びており、長手方向でみて連結部34の中央 は中脚部30の基端が一体に連結されている また連結部34の両端には、それぞれ外脚部32 一体に連結されている。なお図8には、中脚 部30及び外脚部32が上方向に延びる姿勢でフ ライトコア103を載置した様子が示されてい (載置する台は図示せず)。

 第3実施形態のフェライトコア103をトラン ス用のコアとして使用する場合、その中脚部 30を図示しない巻線の内側(ボビンの穴)に挿 して組み立てを行う。この場合、ボビンに 円筒形状のものを使用し、その外周面に沿 て円形状に巻線が設置されていることが好 しい。通常、中脚部30を巻線の内側に挿入す ると、一対の外脚部32は巻線の外側に位置す 。このため外脚部32の内壁面32cは、円形状 巻線の外形に沿って湾曲した曲面形状を有 ており、このため、外脚部32が内壁面32cにて 円弧状(中脚部30と同心円)にえぐり取られた うな形態をなしている。すなわち、フェラ トコア103は、いわゆる「ERコア」として構成 されている。

 なお、一対の外脚部34の幅と中脚部30の外 径とが同じであるため、連結部34もまた外脚 32の基端から中脚部30の基端に向かって(両 から中心に向かって)等幅に延びている。

 また一対の外脚部32の外面には、複数の 部32a及び凸部32bが交互に並んで形成されて る。このうち凹部32aは、外脚部32の外面を縦 方向に延びるコ字断面の溝形状を有している 。一方の凸部32bは、外脚部32の外面を縦方向 延びる角形断面の突条形状を有している。 れら凹部32a及び凸部32bは、上記のように中 部30の挿入方向と平行な筋状をなしている

 図10(A)から図10(D)は、第3実施形態による ェライトコア103の外部形態を詳細に示した である。外部形態の把握を容易にするため これら図面において参照符号等の図示は省 されている。図10(A)から図10(D)は、それぞれ フェライトコア103の平面図、正面図、右側 図、および底面図である。なお、背面図は 面図と同様に表れるため省略する。また、 側面図は右側面図と同様に表れるため省略 る。

〔使用例〕
 第3実施形態についても、第1実施形態と同 にトランス200用のコアとしてフェライトコ 103を2つ使用することができる。あるいは、1 つのフェライトコア103と、別のI型コアとを き合わせて使用することもできる。

 また、外脚部32の外面に形成された凹部32 a及び凸部32bは、その外面における放熱面積 大きく確保し、フェライトコア103の熱放散 を向上することに寄与する。

〔第4実施形態〕
 次に図11は、第4実施形態のフェライトコア1 04の斜視図である。また図12は、図11中から参 照符号を取り除いて外部形態を明示したもの である。第4実施形態のフェライトコア104は 八角柱形状をなす中脚部40を中心として、そ の両側に一対をなす外脚部42が形成された形 であり、外脚部42の幅は中脚部40の幅よりも 極僅かに広い。すなわち、フェライトコア104 は、いわゆる「EKコア」として構成されてい 。

 また、連結部44は中脚部40を中心として二 方向に延びており、その長手方向でみて連結 部44の中央には中脚部40の基端が一体に連結 れている。また連結部44の両端には、それぞ れ外脚部42が一体に連結されている。なお図1 1には、中脚部40及び外脚部42が上方向に延び 姿勢でフェライトコア104を載置した様子が されている(載置する台は図示せず)。

 第4実施形態のフェライトコア104をトラン ス用のコアとして使用する場合、その中脚部 40を図示しない巻線の内側(ボビンの穴)に挿 して組み立てを行う。この場合、ボビンに 四角筒形状のものを使用し、その外周面に って四角形状に巻線が設置されていること 好ましい。通常、中脚部40を巻線の内側に挿 入すると、一対の外脚部42は巻線の外側に位 する。

 一対の外脚部42の外面には、複数の凹部42 a及び凸部42bが交互に並んで形成されている このうち凹部42aは、外脚部42の外面を縦方向 に延びるコ字断面の溝形状を有している。一 方の凸部42bは、外脚部42の外面を縦方向に延 る角形断面の突条形状を有している。これ 凹部42a及び凸部42bは、上記のように中脚部4 0の挿入方向と平行な筋状をなしている。

 図13(A)から図13(D)は、第4実施形態による ェライトコア104の外部形態を詳細に示した である。外部形態の把握を容易にするため これら図面において参照符号等の図示は省 されている。図13(A)から図13(D)は、それぞれ フェライトコア104の平面図、正面図、右側 図、および底面図である。なお、背面図は 面図と同様に表れるため省略する。また、 側面図は右側面図と同様に表れるため省略 る。

〔使用例〕
 なお、第4実施形態についても、第1実施形 と同様にトランス200用のコアとしてフェラ トコア104を2つ使用することができる。ある は、1つのフェライトコア104と、別のI型コ とを突き合わせて使用することもできる。

 また、外脚部42の外面に形成された凹部42 a及び凸部42bは、その外面における放熱面積 大きく確保し、フェライトコア104の熱放散 を向上することに寄与する。

〔成型例〕
 次に、第2実施形態のフェライトコア102を例 に挙げて、その成型プロセスの一例を説明す る。図14(A)およびズ14(B)は、フェライトコア10 2の成型用金型を示す断面図である。以下、 型プロセスについて順を追って説明する。

 図14(A):前後壁となる一対の金型部品60を き合わせて配置し、その間に挟まれるよう して左右壁となる一対の金型部品62を配置す る。さらに、金型部品62の間に中子となる金 部品64を配置する。なお金型部品64の中央と 、その両側にはそれぞれ窪み66,68が形成され いる。

 金型部品60,62,64を互いに密着させて組み わせると、金型部品64の中央の窪み66が一対 金型部品60に囲まれることで、ここにセン キャビティが形成される。このセンタキャ ティは、フェライトコア102の中脚部20の外形 に合致した内面形状を有している。また、金 型部品64の両側の窪み68が一対の金型部品60,62 にそれぞれ囲まれることで、センタキャビテ ィの両側に一対のサイドキャビティが形成さ れる。このとき、左右壁となる一対の金型部 品62には、その内壁面に複数条の凹溝68aが形 されている。これら凹溝68aは内壁面に沿っ 縦方向に延びており、その下端はサイドキ ビティの底にまで達している。このような 溝68aは、上記の凸部22bの外形に合致した形 を有している。したがってサイドキャビテ は、最終的にフェライトコア102の外脚部22 外形に合致した内面形状を有していること なる。

 図14中(B):二点鎖線で示されるように、成 用金型に適量のフェライト粉末(バインダー と混合したもの)を充填すると、金型部品60,62 ,64の内面形状に沿って充填材が行き渡り、フ ェライトコア102としての基本的な外形が象ら れる。すなわち、上記のセンタキャビティ内 では充填材によって中脚部20としての外形が られており、サイドキャビティ内では充填 によって外脚部22としての外形が象られて る。また、中子となる金型部品64の上方では 、充填材によって連結部24としての外形が象 れている。

 この状態で、上方から圧縮用の金型70を 方に押し付け、充填材を圧縮成型する。こ とき、サイドキャビティ内の凹溝68aは金型70 を押し付ける方向(中脚部20及び外脚部22が延 ている方向)と平行に延びているため、凹溝 68aの内部でも充填材に対して充分な圧縮力を 加えることができ、その圧縮成型を確実なも のにすることができる。

 この後、金型70を退避させて金型部品60,62 ,64を分離し、成型品(グリーンコア)を取り出 。この時点で、成型品は既にフェライトコ 102としての形態を有しているため、これを 成するだけでフェライトコア102の完成品を ることができる。

 このように、圧縮成型のプロセス内で外 部22と同時に凹部22a及び凸部22bを成型する とができるため、この後の工程で切削加工 を行う必要がない。これにより、生産効率 大幅に向上し、その製造コストを大幅に低 することができる。

 なお、ここでは第2実施形態のフェライト コア102を例に挙げて説明しているが、その他 の第1、第3及び第4実施形態についても、上記 と同様の成型プロセスを適用することができ る。

 以上述べた各実施形態によれば、熱放散 に優れた形態のフェライトコアを容易に成 することができ、その製造コストを大幅に 減することができる。また、製造の容易さ ら生産効率を向上し、短期間内で充分な数 の製品を安価に供給することができるため 各実施形態によるフェライトコアは工業上 利用価値が高い。