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Patent Searching and Data


Title:
FIN
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/075026
Kind Code:
A1
Abstract:
[PROBLEMS] To provide a fin easily attachable to and detachable from a board, which is capable of surely keeping its attached state, and can be easily detached in such an emergency that the fin contacts with a human body. Furthermore, the purpose of this invention is to provide a fin in which the rattling in attaching the fin to a board can be reduced. [MEANS FOR SOLVING THE PROBLEMS] Hollow parts (4) are formed on the side surfaces of the mounting base part (1) of the fin that are fitted to the groove on the bottom surface of a surfboard. In the hollow parts (4), ball parts (3) are biased to the outsides of the hollow parts (4) by elastic members (2). The ball parts (3) in the hollow parts (4) of the mounting base part (1) of the fin are moved into the hollow parts (4) against the biasing forces of the elastic members (2) to detachably fit them into the mounting grooves of the board by elastic pressing forces.

Inventors:
KUMANO KATSUYOSHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/073872
Publication Date:
June 18, 2009
Filing Date:
December 11, 2007
Export Citation:
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Assignee:
KUMANO KATSUYOSHI (JP)
International Classes:
B63B35/79; B63B39/06
Foreign References:
US20050064775A12005-03-24
JPS5846972A1983-03-18
JPS56150579U1981-11-11
JP2000323529A2000-11-24
JP2002172557A2002-06-18
JP2008049758A2008-03-06
JP2006280839A2006-10-19
Attorney, Agent or Firm:
DAN, Takehisa (Ueno 3-chome Taito-k, Tokyo 05, JP)
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Claims:
サーフボードのボトム面の溝に装着するフィンであって、
該フィンの取り付け基部1の側面に空洞部4を有し、
該空洞部4には弾性部材2によってボール部3が空洞部4外方向に付勢するものであって、
サーフボードのフィン取り付け溝91内にフィンを装着することによって、フィンの取り付け基部1の空洞部4内のボール部3を弾性部材2の付勢に抗して空洞部4内に移動させて弾圧力をもって該溝91内に着脱自在に装着できることを特徴とするフィン。
フィンの取り付け基部1の一端方向にはサーフボードのフィン取り付け溝91内の係止具に係止するための係止具を有し、
該フィンの取り付け基部1の他端方向であって該取り付け基部1の側面に空洞部4を有することを特徴とする請求項1記載のフィン。
弾性部材2によって付勢されたボール部3を有する空洞部4をフィンの両側に有することを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載のフィン。
弾性部材2によって付勢されたボール部3を有する空洞部4をフィンの少なくとも一側面に二箇所以上有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のフィン。
空洞部4がフィンの両側に亘って貫通する空洞部4からなり、該空洞部4の両端方向にボール部3を有して空洞部4外方向に付勢する弾性部材2を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のフィン。
弾性部材2に付勢されたボール部3はプランジャからなり、フィンの取り付け基部1の空洞内に着脱自在に該プランジャを装着するものであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のフィン。
弾性部材2がコイルバネであること特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のフィン。
ボール部3は少なくともその一部に球体を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のフィン。
フィンの取り付け基部1の長さが、少なくともサーフボードの溝の長さよりも短いことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のフィン。
サーフボードのボトム面の溝に装着するフィンであって、
少なくともフィンの取り付け基部1の側面に空洞部4を有し、
該空洞部4に滑り止め具5を装着するものであり、
該滑り止め具5は空洞部4内にその本体を収納すると共に空洞部4から外部に露出する部分には滑り止め部51を有するものであって、フィン取り付け基部1とフィン取り付け溝91間における隙間に挟まれて滑り止めを行うことを特徴とするフィン。
サーフボードのボトム面の溝に装着するフィンであって、
少なくともフィンの取り付け基部1の側面に空洞部4を有し、
該空洞部4に滑り止め具5を装着するものであり、
該滑り止め具5は空洞部4内にその本体を収納すると共に空洞部4から外部に露出する部分には滑り止め部51を有するものであって、フィン取り付け基部1とフィン取り付け溝91間における隙間に挟まれて滑り止めを行うことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載のフィン。
該滑り止め具5が着脱自在であることを特徴とする請求項10又は11のいずれかに記載のフィン。
該滑り止め具5を装着する空洞部4をフィンの一側面に有することを特徴とする請求項10乃至12のいずれかに記載のフィン。
該滑り止め具5を装着する空洞部4をフィンの両側面に有することを特徴とする請求項10乃至12のいずれかに記載のフィン。
該滑り止め具5を装着する空洞部4を二箇所以上有することを特徴とする請求項10乃至14のいずれかに記載のフィン。
空洞部4がフィンの両側に亘って貫通する空洞部4からなり、該空洞部4の両端方向に滑り止め部51を有する滑り止め具5を装着するものであることを特徴とする請求項10乃至12、15のいずれかに記載のフィン。
サーフボードのボトム面の溝に装着するフィンであって、
該フィンの取り付け基部1の側面に少なくとも二箇所以上の空洞部4を有し、該空洞部4に弾性部材2に付勢されたボール部3からなるプランジャ又は/及び滑り止め部51を有する滑り止め具5を着脱自在に装着できることを特徴とする請求項1乃至16のいずれかに記載のフィン。
Description:
フィン

 本発明は、サーフボードのフィンに関し より具体的にはサーフボードへ着脱自在に り付けることのできるフィンであって、フ ンが体に当たった場合等の非常時に簡単に ィンが外れることのできるフィンに関する

 従来より、サーフボードに関してフィンの り付け構造として固定フィンタイプと着脱 在のフィンタイプの大きく分けて二通りが った。
 この場合、固定フィンタイプに比べて着脱 在のフィンタイプは、自らの好みに合わせ 任意形状のフィンの取り付けを可能とする けでなく、持ち運びに際してフィンを取り して持ち運べることから、多用されてその り付け構造も各種存在している。
 即ち、サーフボードのボトム面に予めフィ ボックス等を埋設等によって配設した上で 該フィンボックスにフィンを着脱自在に装 するものである。

 この場合、フィンの破損や運搬などに際し フィンの着脱自在の取り外しを可能とする めの構造として、螺子止め構造を有してい ものとして特開平6-255575(特許文献1)や特表20 01-520961(特許文献2)、特表2002-530242(特許文献3) 特開2003-306195(特許文献4)が存在する。
 これらはフィンボックスにフィンを固定す 際に螺子やボルトなどを用いて固着する構 からなる。
 この他、フィンボックスに各種構造の溝を け、この溝内に嵌合させて固着する構造と て特開2005-74026(特許文献5)や特開2005-112206(特 許文献6)或いは特開2006-280839(特許文献7)が存 する。

 更に、C字形クランプを用いて固着する構造 として特表2003-528003(特許文献8)が存在する。
 これらの他特殊な係止部材によってフィン 着脱自在に固着する構造として特表2005-50879 8(特許文献9)や特表2005-526664(特許文献10)が存 する。
 これらの他、フィンボックスと、これに嵌 するフィンとの両者において特殊形状の嵌 構造を有して着脱自在にフィンを固着する 造として特開2007-160969(特許文献11)が存在す 。

特開平6-255575

特表2001-520961

特表2002-530242

特開2003-306195

特開2005-74026

特開2005-112206

特開2006-280839

特表2003-528003

特表2005-508798

特表2005-526664

特開2007-160969

 以上の様に、サーフボードのフィンに関し は各種の取り付け構造が存在している。
 係る場合まず特許文献1に示す構造は所謂螺 子止めであり、螺子を螺着し又はこれを外す ことによってフィンの取り外しが可能である 。
 したがって、ドライバーなどの特殊工具を って始めて着脱できるものである。
 更に、例えば使用時点において人がフィン 接触した場合などにはフィンは固着したま であり、人体に傷をつけてしまうものであ て、この様な非常時においてフィンが人を つけないようにボードから外れてしまう等 ことはできないものであった。

 次に特許文献2や特許文献3或いは特許文献4 おいても、横方向から螺子止めするもので って、同様にドライバーなどの特殊工具を って初めて取り外しができるものであり、 えばサーフィン中に倒れてサーフボードの ィンが人体に接触した場合であっても、フ ンはボードに固着したままであって、フィ によって人体へ損傷を与えてしまう恐れが るものである。
 更に特許文献5及び特許文献6に示す構成は ィンを溝に沿って挿入し、所定位置に固着 るものであり、きっちりと外れないように 着できるものではあるが外れにくいもので る。
 即ち螺子止めは入らないが、反面使用時の 必要なフィンの抜け落ちを防止するために 部にきっちりとはめ込まれるものであり、 内で定置されるものである。

 したがって、そのはめ込みは抜け落ちを防 ためにきっちりとはめ込まれており、衝突 どの場合の衝撃程度ではフィンがボードか そのまま簡単に外れるなどの事は無いもの ある。
 即ち衝撃に際しては特定の特殊方向殻のも でなければ外れないと共に、外れる方向か の衝撃であっても若干フィンが移動する程 であって、移動後に又とまってしまうもの あることから接触時のフィンによる人体の 傷を防ぎきれないものである。

 次に特許文献7に関しては、同様に溝にはめ こむものであり、溝状に沿って移動して装着 するものである。
 この場合、はめ込み手順に沿って着脱を行 うことが必要であり、更には不意な衝撃に して、極めて特定の一方向からの衝撃を受 ない限りフィンは使用中には外れにくいも である。
 したがって、フィンが人体に接触した場合 おいて、そのままボードにフィンが装着さ たままで、人体に損傷を与えてしまうおそ が充分にある。

 次に特許文献8に示す構成はフィンの係合手 段にC形クランプをもってフィンボックスに 着するものであり、所謂フィンボックス内 しっかりとクランプに嵌着するものであり このフィンの取り外しには多大な力を必要 すると共にフィンボックスの一定方向に引 抜くなどの事を行なわないとフィンの取り しは困難である。
 したがって、サーフボードを使用時にフィ が人に接触してしまう程度の衝撃や衝撃を 受ける方向ではフィンは固着したままとな 。
 更に、少なくともスロットに併せることや ランプにきっちりとはめ込むなどの装着時 における正確性を要求されるなどの必要が てしまう。

 特許文献9は、ウォーム歯車によってカムの 回動を図り、これによってフィンを固定する ものであり、フィンの着脱にはウォーム歯車 の回動が必要であると共に、フィンはボード に固着し使用時の衝撃によっては外れないも のである。
 したがって緊急時においてフィンを外すこ はできない。
 特許文献10も、タグピンを ピンスロットに 入れてクラブ螺子で締めるものであり、きっ ちりと固着するものであるが、緊急時におけ る抜け落ちは取り外しはできないものである 。 
 更に、特許文献11に関しては、簡単にフィ を装着できるが、その取り付け方向は斜め ろ方向に差し込むことによって装着するも であって、螺子止めをしなかった場合には 急時に一定方向からの力が加わった場合に み外れる可能性がある。
 したがって、各種の不意な方向からフィン 人体に接触する場合、即ちサーフボード使 時における人体へのフィンの接触段階で、 ィンは殆んど固定状態であり、人体への接 に対処できないものである。

 以上の通り、人体に損傷を与えないように 単に取外される使用時にフィンがサーフボ ドから安全に取り外される何らかのフィン 取り付け構造が望まれるものである。
 更に、そもそも接触時などの緊急時以外で フィンは不意に外れることが無くきっちり サーフボードに装着されているものである とがそもそも前提である。
 更には前記各先行技術に示すように、フィ の交換のための着脱を容易にし、更にはき ちりとサーフボードに固着される取り付け 造であることが必要である。

 これらに足して、更にフィンをボードに装 すると、フィンとボードの溝間にどうして 隙間ができてしまうものである。
 即ちこの隙間をなくしてしまうとフィンと 着脱に際して、全体的に擦れてしまうこと ら着脱ができにくくなってしまう。
 従って、どうしても若干の隙間を有するも ではあるが、装着時にはどうしてもこれが たつきとなって残ってしまうものである。
 更に着脱を繰り返す場合や、任意のフィン 好みに合わせてボードに使用する場合など どうしてもこの隙間が大きくなり、これを 切に対処することが要望されていたもので る。

 特に、簡単に着脱できるフィンにおいては ちろんのこと螺子止めによるフィンにおい も、フィンと溝との間のがたつきはテイク フ時の不安定さにつながりかねず、更には 作性の低下を招きかねないことから何らか 解消が必要となる。
 例えば従来はフィンと溝の間に紙やビニー などを無理につめたり、或いはフィンにガ テープや布テープをフィンに巻きつけたり て隙間を埋めていたが、これらでは更に隙 を 広げてしまうこととなり、又フィンの 脱ができないものとなりかねないものであ た。
 従って何らかの解決策が更に望まれていた のである。

 本発明はこれらの各課題を全て見事に解決 るために案出されたものである。
 係るため本発明に係る請求項1記載の発明は 、サーフボードのボトム面の溝に装着するフ ィンであって、該フィンの取り付け基部の側 面に空洞部を有し、該空洞部には弾性部材に よってボール部が空洞部外方向に付勢し、サ ーフボードの溝内にフィンを装着することに よって、フィンの取り付け基部の空洞部内の ボール部を弾性部材の付勢に抗して空洞部内 に移動させて弾圧力をもって該溝内に着脱自 在に装着できるフィンからなり、係る構成に よって前記課題を解決できるものである。

 或いは請求項2に係る発明の様にフィンの取 り付け基部の一端方向にサーフボードの溝内 のピンを含む係止具に係止するための掛け溝 を含む係止具を有し、該フィンの取り付け基 部の他端方向であって該取り付け基部の側面 に空洞部を有するフィンであってもよい。
 これらの場合、請求項3に係る発明の様に弾 性部材によって付勢されたボール部を有する 空洞部をフィンの両側に有するフィンでも、 又請求項4に係る発明の様に弾性部材によっ 付勢されたボール部を有する空洞部をフィ の少なくとも一側面に二箇所以上有するフ ンでもよい。

 或いは請求項5に係る発明の様に空洞部がフ ィンの両側に亘って貫通する空洞部からなり 、該空洞部の両端方向にボール部を有して空 洞部外方向に付勢する弾性部材を有するフィ ンを用いてもよい。
 更にこれらの場合請求項6に係る発明の様に 弾性部材に付勢されたボール部がプランジャ からなり、フィンの取り付け基部の空洞内に 着脱自在に装着できるフィンでもよい。
 又、請求項7に係る発明の様に弾性部材がコ イルバネであっても、或いは請求項8に係る 明の様にボール部は少なくともその一部に 体を有するものでもよく、更には請求項9に る発明の様にフィンの取り付け基部の長さ 、少なくともサーフボードの溝の長さより 短いフィンを用いても、何れも前記課題を 決できる。

 更に、請求項10に係る発明の様にサーフボ ドのボトム面の溝に装着するフィンであっ 、少なくともフィンの取り付け基部の側面 空洞部を有し、該空洞部に滑り止め具を装 するものであり、該滑り止め具は空洞内に の本体を収納すると共に空洞部から外部に 出する部分には滑り止め部を有するもので って、フィン取り付け基部とフィン取り付 溝間における隙間に挟まれて滑り止めを行 フィンを用いてもよい。
 或いは、請求項11に係る発明の様にサーフ ードのボトム面の溝に装着するフィンの取 付け基部の側面に空洞部に滑り止め具を装 すると共に更に同様の空洞部に弾性部材に るボール部を有し、この付勢によってフィ の取り付け基部を弾圧力をもって装着する 共に滑り止め部によってがたつき防止でき フィンを提供できるものである。

 更に、請求項12に係る発明の様に該滑り止 具が着脱自在であっても、請求項13に係る発 明のように該滑り止め具を装着する空洞部を フィンの一側面に有するものであっても、或 いは請求項14に係る発明の様に該滑り止め具 装着する空洞部をフィンの両側面に有する のであっても、或いは請求項15に係る発明 様に該滑り止め具を装着する空洞部を二箇 以上有するフィンであってもよい。
 或いは請求項16に係る発明の様に空洞部が ィンの両側に亘って貫通する空洞部からな 、該空洞部の両端方向に滑り止め部を有す 滑り止め具を装着するものであってもよい
 更には、請求項17に係る発明の様にサーフ ードのボトム面の溝に装着するフィンであ て、該フィンの取り付け基部の側面に少な とも二箇所以上の空洞部を有し、該空洞部 弾性部材に付勢されたボール部をプランジ 又は/及び滑り止め部を有する滑り止め具を 脱自在に装着できるフィンを用いてもよい

 以上のように構成したことから、フィン自 にフィンの着脱を可能にする弾性部材を装 できるものとなると共にその装着をきっち とがたつきをなくして行なうことのできる ィンの提供を可能とする。
 従って、簡単にボードにフィンを装着でき と共にその取り外しができる。
 この場合、装着時においてはきっちりとボ ル部と弾性部材によって装着できるもので る。
 更に、サーフィン中にフィンが人体に接触 た場合にはフィンがばすれるものとなり、 体への衝撃や損傷を最小限に食い止めるこ ができる。
 従って、取り扱いが極めて簡単になると共 安全性の高いフィンの提供ができる。

 これらに加え、請求項1係る発明によって簡 単に製造できると共に非常に効率的な構造を 有するフィンの提供が図れる。
 更に、該構成を有するフィンの製造と共に 来型のフィンに対しても簡単に改良や改造 行えるものである。
 又請求項2に係る発明によれば、ピンを 有 る係止部を有する取り付け構造を有するフ ンにおいても簡単に用いることができるこ となる。
 請求項3に係る発明によればフィンの両側に 弾圧突出したボール部を有することによって ボード部の取り付け溝内の両内側に対して弾 圧定置できるものとなる。

 請求項4に係る発明によればフィンの一側面 に二箇所以上有することによってボード部の フィン取り付け溝内にバランスよく均衡した 状態で弾圧定置できるものである。
 又、請求項5に係る発明によれば、貫通孔を 有する空洞部によっても弾性部材とボール部 を 装着できるものであり、例えば片面に対 ての弾圧と共に必要に応じて両面への弾圧 も可能とする。
 請求項6に係る発明によれば空洞部に合致し た各種プランジャをもっても簡単に構成でき るものである。
 更に請求項7に係る発明によれば、弾性部材 としてコイルバネを用いてもよく、ボール部 との装着性や小型化のしやすさ或いは低廉性 等を図ることができる。

 又、請求項8に係る発明によれば、ボール部 の一部を球体とすることによって例えばボー ド部の溝部内面との接触に用いれば点で接触 することができその着脱を容易とできる。
 又、ボード部の溝内に凹みを有すれば球形 嵌合可能であってその装着状態の維持をよ 強固にできる。
 例えばコイルバネとの接触方向に有すれば イルバネのコイル状形状の中心部の空洞部 嵌着しやすくなるものとなり、装着状態の 定性を図れる。
 請求項9に係る発明によれば、溝の長さが長 いことによってフィン取り付け基部の着脱に 際して両端方向に遊びができることとなって 、その操作を容易に行なえるものである。
 特に人体との接触などの非常時においては この隙間によってフィンの外れがより容易 行なえるものであり、安全性が高まるもの ある。

 次に請求項10以下の各発明によれば、空洞 に弾性部材とボール部に代えて滑り止め具 装着できるものであり、該滑り止め具の滑 止め部によってフィンとボードの取り付け 管に隙間を生めることができ、フィン取り け時のがたつきを防止できるものである。
 特に、請求項10及び11に係る発明によれば空 洞部の露出部に滑り止め部を有することから 、該部分によって両者の隙間を埋められるも のとなる。
 更に、請求項12に係る発明によれば、滑り め具を着脱自在にできるものであり、任意 滑り止め具を必要に応じて装着できる。
 又、請求項13によれば一側面での滑り止め 図れ、請求項14に係る発明によれば両側にお ける滑り止めが可能となるものである。

 これらのように滑り止め部によってボード 溝部内の側面に接することができ溝部内で フィンのがたつきを防止できるものである
 更に請求項15に係る発明によれば滑り止め 装着用の空洞部を二箇所以上有することに って、二箇所以上に滑り止め具を装着でき 二箇所以上の部分での滑り止めによるがた きを防止できるものであって、フィンの装 状態の安定維持を図ることができる。
 又請求項16に係る発明によれば貫通する空 部によって、溝部の両内側面に対して滑り め部を有する滑り止め部等の装着を可能と る。
 更に、貫通孔に応じて各種の形状の滑り止 具の装着を可能とするものである。
 次に請求項16に係る発明によれば、フィン 取り付け基部の空洞部にプランジャと滑り め部とを任意に装着できることとなる。

 図1は、本発明にかかるフィンの基本的な一 例である。
 即ち、フィンの取り付け基部1の側面にはコ イルバネ2に付勢されたボール部3を有する。
 このコイルバネ2とボール部3とは、フィン 取り付け基部1の側面に設けた空洞部4内に装 着されており、奥側にコイルバネ2を有し、 側にボール部3を有するものである。
 例えばプランジャを用いても当然によい。
 この場合ボール部3は少なくともフィンの取 り付け基部1側面表面にやや突出した状態で イルバネ2で付勢されて装着されているもの ある。

 即ち空洞部4内の開口からボール部3をコイ バネ2によって外部に突出する方向に付勢す ものである。
 もとより、ボール部3がそのまま空洞部4か 取りはずれてしまわないように例えば該空 部4の側縁部分でカシメ等によって定位置内 配置可能にボール部3を配設するものである 。
 これは、フィンの取り付け基部1の両側面に 夫々2つずつ有する例を本図で示す。
 この様に構成することによって、サーフボ ドのボトム面に設けたフィンボックス9即ち フィン取り付け溝91に該フィンを取り付ける 合に、ボードの取り付け溝91内にフィンの り付け基部1を挿入するに際して、該コイル ネ2で付勢されたボール部3をフィンの取り け基部1の空洞部4内に押し入れてボードの溝 91内に装着でき、更に装着後はコイルバネ2に よってボール部3が付勢され、ボードの溝91内 を押圧状態で維持するものとなる。

 従って、ボードへのフィンの装着に際して 、取り付け基部1の空洞部4内のボール部3を イルバネ2の付勢に抗して空洞部4内に移動 せて装着するものである。
 これによって、ボードの溝91内にフィンの り付け基部1が付勢状態で維持でき、不用意 フィンの外れがなくなる。
 更にこの着脱に際して、コイルバネ2に付勢 されるボール部3による弾圧力に抗しするこ によって簡単に行なうことができるもので り、特段の着脱に際しての手間は掛からな ものである。
 即ちフィンを溝内に力を入れてはめ込むこ によって装着でき、更に引き抜くことによ てはずすことができるものである。

 尚、該ボール部3はフィンの両側に夫々2つ つ、更に両側の夫々のボール部3は夫々対に るように両側の対向位置に設置しているも である。
 これらの場合フィンの取り付け基部1は少な くともサーフボードのボトム面の取り付け溝 91と同等の長さか或いはこれよりも短いもの あれば足りるものである。
 但し、サーフボードの溝部91の長手方向の さはフィンの取り付け基部1の長手方向の長 よりも長いものであって、フィンを取り付 た場合に溝部91の前方方向と後方方向それ れに空間を有するものであることによって フィンの取り外しが容易となる。

 尚、この様に取り外しが容易となる場合に 、例えばサーフィン中にフィンに特段の力 かかった場合に、該フィンがその力によっ ボードの溝から外れることとなる。
 これによって例えばサーフィン中に人体に ィンが当たった場合には、その特段の力に って該コイルバネ2に付勢されているボール 部3が空洞部4内に押し込まれてフィンが外れ 人体の損傷を最小限に抑えることができる
 従って、不意にフィンが人体に接触しても の力によってフィンが外れ、怪我の防止を れるものである。
 尚、本図に示すように例えば2箇所でフィン を留めることによって、その一対のボール部 3が外れることとなり、他の一対のボール部3 そのまま弾圧することもでき、フィンが不 意にとりはずれてしまうことを防ぐことも きる。

 特に前方や後方などの一方方向に対して力 掛かった場合には、力が掛かった最も近い 向のボール部はとり外れやすいものであっ 、他方のボール部を支点として回転しやす ものとなるものであり、フィンの紛失をも 止できる。
 尚、この様にフィンの取り付け基部1の前後 方向に空間を有するボードの溝91に設置した 合には各種の更なる利点を有すると共に通 の着脱に際しても、前記した空間によって フィンを前方方向や後方方向に倒した状態 はめ込むことを可能にすると共に取り外し 点においても前方方向や後方方向に倒して り外すことを可能とする。
 尚、必要に応じて該ボール部3のフィン装着 時の付勢箇所であるボードの取り付け溝部91 の該当箇所にボール部3の球面に対応する球 形の凹部を有するものであってもよい。
 これによって、フィンのボール部3をしっか りと嵌合し、固着できると共にきっちりと位 置決めされて定位置で固定することを可能と する。

 図2は図1のA-A線断面図であって、フィンの り付け基部1の断面図である。
 本図に示すようにフィンの取り付け基部1内 であって、対向位置にそれぞれ空洞部4を有 、該空洞部4内にコイルバネ2を有し、該空洞 部4の開口部方向にボール部3を有する。
 これによって、フィンの両側方向を弾圧す ためのボール部3が突出状に設置できるもの である。
 尚、空洞部4の形状は一例を示すものであり 、この形状に限定されるものではない。
 又、コイルバネ2を明示するがこれに限定さ れるものではなく、弾性を有する樹脂材やゴ ム、或いは板バネ或いは他の形状のバネ部材 など開口部方向に付勢可能な弾性部材2であ 、少なくともフィンをボードの溝内に固定 能な程度弾力を有するものであればよい。

 したがって、油圧・水圧・気圧を付与する 造を有する弾性部材或いは他の各種付勢可 な弾性部材も弾性部材2であり、この様な付 勢可能な弾性部材2のいずれかを用いるもの あればよい。
 又、ボール部3は、少なくともボードの溝91 の内側面との接触面を突出部形状で形成さ ているものであれば良く、必ずしも球形で ることに限定されるものではない。
 したがって、少なくとも突出部を有する形 を本明細書においてはボール部3として表示 し、この意味において使用するものである。
 又、本図ではフィンの取り付け基部1の二箇 所の両側面に対してボール部3を設置してい が、この例は一例であり、例えば両側に夫 一つずつ設けたものであっても、或いは夫 の側面に2つ以上有するものであってもよい

 或いは、両側の夫々のボール部3は同数ずつ 有する場合に限らず異なる数量有するもので あってもよい。
 又、本図では一箇所の両側に夫々ボール部3 を有しているが、これと異なりずれた位置に 設置するものであってももちろんよい。
 図3は、図1及び図2に示すフィンをボードの ィンボックス即ち取り付け溝91に装着した 態の一例を示す図である。
 本図のようにしっかりとフィンを装着でき こととなる。

 図4は、本発明に係るフィンの他の例を示す 図であり、フィンの取り付け基部1の断面図 一例を示す図である。
 本図のようにフィンの取り付け基部1の両側 に夫々二箇所ずつ空洞部4を有し、該空洞部4 にコイルバネ2とこれに付勢されて空洞部4 方向に突出設置されているボール部3とから るものであって、特に両側に設けた取り付 位置が夫々偏倚してややずれた位置に有す 一例を示す図である。
 本図構成によって、フィンをきっちりと装 できるものである。

 図5は、一の側面には2箇所、他の側面には3 所の空洞部4を有し、その空洞部4内にコイ バネ2とボール部3とを設置している本発明に 係るフィンの他の例の断面図を示す。
 これらのように夫々任意位置及び任意の個 配設するものであってもよい。
 図6は、本発明に係るフィンの他の好適な一 例を示す図である。
 本図に示す構成においては、フィンの取り け基部1に両側に亘って貫通する空洞部4を し、該空洞部4内にプランジャを有する一例 ある。

 該プランジャは円筒形状の筒体の両側に夫 ボール部3を有し、中央部にコイルバネ2を するものであって、更にボールは夫々円筒 ら外れないように例えばカシメ止めなどに って位置規制されているものである。
 この様に構成することによって両側方向に ール部で付勢するものとなる。
 尚、この筒体の径はフィンの取り付け基部1 の空洞部4内に挿入可能な径であってボール 3から他のボール部3までの幅はフィンの取り 付け基部1の空洞部4の長さよりもやや長いも である。
 従って、該プランジャを前記フィンの空洞 4内に挿入することによってフィンの取り付 け基部1の両側方向に対して付勢したボール 3を配設できる。

 この場合少なくともボール部3がフィンの厚 み以上に側面方向に突出するものが必要とな る。
 尚、この様に構成することによってフィン 空洞部4に着脱自在にプランジャを配設でき るものであり、必要に応じて取り付けること ができ、取り外して使用することもできる。
 又、自己に最も適した段発力或いはボール 状を有する任意のプランジャに交換できる のであり、又故障等においても簡単に取替 ができる。
 尚、最も大きな利点は現状のフィンの取り け基部1に空洞部4を設置することによって 汎用のフィンにプランジャを自在に取り付 ることができるものとなる。
 従って、多種のフィンを本発明に係るフィ に簡単に改造できるものである。

 図7は、図6に示すプランジャの拡大図であ 、円筒形状の筒体の両側に夫々ボール部3を し、中央部にコイルバネ2を有するものであ って、更にボール3は夫々円筒から外れない うに例えばカシメ止め等によって位置規制 れているものである。
 この場合前記のようにコイルバネ2に代えて 各種の弾性体2を用いてもよく、突出部を有 るボール部3を有すればよいものである。
 尚、この所謂プランジャの径は任意の径で ればよく、フィン取り付け基部1の空洞部4 応じた径を有するものであればよい。
 又、プランジャの筒体の長さはほぼフィン 厚み程度かこれよりも短いものであればよ 、少なくとも空洞部4に設置した場合にボー ル部3が一側面又は両側面に弾力をもって突 状態となるものであればよい。
 この様に設置できるのであれば例えばフィ の厚みよりも長い筒体の長さを有するもの あってももちろんよい。

 図8は、本発明に係るフィンの他の例を示す 取り付け基部1の断面図であり、フィンの両 方向に夫々底部を有する空洞部4を有し、夫 に一方にのみボール部3を有したプランジャ を配置した一例を示す図である。
 本図構成に関しては、取り外し可能なコイ バネ2で弾圧したボール部3を有するプラン ャを用いるものであり、該プランジャは一 にのみボール部3を有し、該ボール部3はコイ ルバネ2で付勢されているものである。
 この様に構成したものであっても、該プラ ジャを着脱自在に装着できると共に必要に じて任意なプランジャに交換できるもので る。

 図9は、図8に示す構成においてフィンの取 付け基部1の空洞部4の設置位置を変えた一例 を示す図である。
 この様に一の側面には4箇所、他の側面には 3箇所で、それぞれずらせて空洞部4を形成し 一例を示す図である。
 本図においては図8と同様のプランジャを用 いた一例を示すものである。
 図10は、本発明のフィンの他の一例を示す である。
 本図に示すフィンは、サーフボードのボト 面のフィンボックスのフィン取り付け溝91 にピンを架設し、このピンにフィンの掛け を掛けてフィンをフィンボックス内に装着 るフィンである。

 この場合、例えば従来のフィンであれば、 に他の係止具例えば螺子止めや他の係止部 どにより定位置に固着設置するものではあ が、本図に示す構成はフィンの取り付け基 1の掛け溝の他端方向に空洞部4と該空洞部4 のコイルバネ等の弾性体2とボール部3とを しており、付勢されたボール部3によってフ ンボックス内にフィンを弾圧定置させるも である。
 この場合プランジャを空洞部4内に有するも のであっても、或いは空洞部4内から着脱自 のプランジャをもって構成するものであっ もよい。
 係る構成によって、フィンの着脱を容易に ると共に、更に非常時において一定の力が わった場合にはフィンが外れるものである

 尚、本図に示すフィンはフィンの取り付け 部1の一端は掛け溝形状であるが、他の例え ば螺子止め等のための係止具を有するフィン の他端方向に本構成を有するものであっても よい。
 更には、フィンの取り付け基部にピン部材 どの係止部を有し、フィンボックスやボー 本体に該ピン部を導いて定位置に移動可能 する導通路よりなる溝部を有する構成など あってもよい。
 尚、本発明上、フィンの取り付け基部1をサ ーフボードのボトム面に設けたフィンボック ス9即ちフィン取り付け溝91に装着するものと して説明するが、この他例えばサーフボード のボトム面に溝91を設けて、直接フィンを装 するものであっても同様に適用できるもの ある。
 従って、フィンボックスを取り付けるもの 他、具体的にボトム面に直接溝91を形成す ものにおいても本発明に係る構成は適用で るものである。

 図11は、本発明に係るフィンの他の例を示 図であり、フィンの一側面に3箇所の空洞部4 と弾性部材2とボール部3を有する一例を示す である。
 尚、弾性部材は空洞部4内に内設されている ので図面上明示されていない。
 本図のようにフィン取り付け基部1の空洞部 4等の形成箇所や個数は任意である。
 図12は、図10に示すフィンをフィンボックス に取り付けた場合の一例を示す図であり、フ ィンの取り付け基部1の掛け溝はフィンボッ スのピンに掛かっており、更にフィンの他 の空洞部4とコイルバネ2とボール部3とによ てフィンボックス内に弾圧定置されている のである。

 この場合例えば後ろ側からフィンを持ち上 ると鎖線で示すように該ボール部3での弾圧 定置がはずれて掛け溝が掛かっているピンを 軸として回転して外れるものである。
 これは逆にこの状態即ち掛け溝をピンに掛 て、更にフィンの他端をフィンボックスの 91内に押し込むことによって簡単に装着で るものである。
 更にフィンの後方から突発的に力が掛かっ 場合にはボール部3の弾圧力に抗してフィン の取り付け基部1の一端がはずれ、フィンの 方がフィンボックスから外れるがピンに引 掛けてある掛け溝によってフィンはそのま ボードについた状態となる。

 即ちフィン後方が溝部91から外部に引き出 れるが、フィンの前方の掛け溝にまだピン 引っかかっていることからフィンは前方方 に回動した状態でボードに引っかかってい ものである。 
 これは、特にフィンの人体への接触の極め 多いフィン後方からの接触状態即ち、フィ 後方からの力が加わった状態でボール部に る装着が外れるものであり、フィン後方か の力をフィンの掛け溝のピンを軸心とした 動力へと変換するものである。
 したがって、人体にフィンが当たってもフ ンは外れることとなると共に大きく回動し 人体への接触状態を回避でき、人体への損 を与えずに衝撃を逃がすことができる。
 以上のように本発明に係るフィンは多種に 用可能であり、極めて使い勝手がよいもの あるが、例えばフィンの取り付け基部1の一 側面にのみ空洞部4とコイルバネ等の弾性体2 ボール部3とを有するものであってもよい。

 例えば他の側面にはゴム類等の弾性を有す 部材或いは他の部材などで少なくとも、フ ンの取り付け部の一側面をフィンボックス に挿入して支えておける部材を有し、他の 面でボール部3による弾圧定置する構成をも ってしてもよい。
 又、フィンの取り付け基部1の空洞部4に配 したボール部3に対応するサーフボードのボ ム面に設けたフィンボックス即ちフィン取 付け溝91の内面の位置にボール部が嵌合す 凹み部を有するものであってもよい。
 これによって、ボール部がきっちりとはめ まれ、装着の状態をより強度に維持できる
 反面、非常時や取り外し時には、取り外し できるものである。
 更に、フィンの該取り付け基部の構成にお て或いは通常の構成においても装着したフ ンがずれてしまうことが多々ある。

 そこで図13に示すようにフィンの取り付け 部1に空洞部4を設け、該空洞部4に滑り止め 5を装着するものであってもよい。
 即ち空洞部4から外部に表出する部分に滑り 止め部51を有する滑り止め具5が装着されてお り、該滑り止め部51によってフィンの取り付 基部1とフィンの装着用の溝91部分の対応面 おいて滑り止めがなされることとなり、フ ンのがたつき等を防止できる。
 従って、フィン取り付け基部1に空洞部4を し、該空洞部4内に装着した場合にその外部 表出する位置に滑り止め部51を有する滑り め具5を装着することによってフィンを簡単 きっちりとした装着状態とすることができ 。
 この場合該滑り止め具5を装着すべき空洞部 4はフィンの取り付け基部1に装着するプラン ャ類に対応する空洞部4と同じ構成であれば よく、例えば円筒形の貫通した空洞部のほか 、底部を有するものであっても、或いは三角 柱や四角柱或いは多面角柱形状の空洞部を持 って形成するものであってもよく、或いは他 の任意形状の空洞部を有するものであればよ い。
 少なくともプランジャ類を装着してボール を表出可能とする形状と同様に、滑り止め 5を装着でき更に滑り止め部51を表出可能な 態であればよい。

 この様に構成することによって、フィンに 単に滑り止め具5を装着でき、フィンのがた つきを防止できるものとなる。
 更には該滑り止め具5を着脱とすることによ って、コンディションやボードとフィンとの 関係において最も滑り止めに適した大きさの 滑り止め具5を装着できるものとなる。
 本発明に係る滑り止め具5は空洞部4内に装 可能で、装着時に滑り止め部51が表出するも のであればよいものであって、該滑り止め部 51がフィンの取り付け基部1とフィン取り付け 溝91との間に位置して両者間において滑り止 部51の摩擦抵抗などによってがたつきを防 できるものであればよい。

 更に望ましくは該空洞部4に着脱自在の滑り 止め具5であることが望ましく、がたつきを 止できる最も適した滑り止め具5に取替えで るものが望ましい。
 又、該滑り止め具5も各種の大きさ例えば滑 り止め部51の面積や形状を各種任意に設定で ると共に又滑り止め部51の構成の各種の構 をもってすれば足りる。
 例えば滑り止め部51として、任意の各種凹 を有するものであったり、粘着部材を有す ものであったり、或いは弾力性を有する部 をもって構成するものであってもよい。
 例えば弾性を有する樹脂材をもって構成し も、或いはこの樹脂材の表面を凹凸形状に 成したものであってもよい。

 又、該滑り止め具5の滑り止め部51は、空洞 4内に装着時において空洞内からやや突出し た位置或いはほぼ該空洞部4の端面部の位置 来るように構成すればよい。
 少なくともフィンの取り付け基部1とフィン 取り付け溝91との間の間隔内に装着されて両 間の間に挟まれることによってがたつきを 止できればよいものである。
 この場合、該滑り止め具5はフィン取り付け 基部1の両面に装着するものであっても、或 は片面にのみ装着するものであってもよく 更には位置の空洞部4が貫通する空洞部4より なり、滑り止め具5の両端面部に滑り止め部51 を有するものを装着し、両面で滑り止めを行 なうものであってももちろんよい。
 少なくともフィンの取り付け基部1に空洞部 4を有し、該空洞部4に装着可能な滑り止め具5 であって、空洞部4から外部に露出する部分 滑り止め部51を有し、フィン取り付け基部1 フィン取り付け溝91間における隙間に挟まれ て滑り止めを行いフィンの装着時のがたつき を防止できればよい。

 図14は、フィン取り付け基部1の一面に空洞 4を2箇所設け、この空洞部4内に滑り止め部5 1を有する滑り止め具5を装着すると共に該基 1の側面に該滑り止め部51が表出している一 を示す図である。
 この様に構成することによってフィンの側 の隙間を抑えることができ、がたつきを防 るものである。
 特に一般的に多用されているフィンにおい 、該フィンの取り付け基部1に空洞部4を構 し、更に滑り止め部51を有する滑り止め具5 該空洞部4に装着することによって簡単にが つきを防止できるフィンの提供ができる。
 更に着脱自在な滑り止め具5を用いれば、日 々の状態やボードの状態等に応じて最も適し た滑り止め具5を装着できるものである。
 図15は、両端に滑り止め部51を有する着脱自 在の滑り止め具5の一例を示す図である。

例えば滑り止め面に大きさの変更や滑り止め 部の部材或いは形状の変更、両者をつなげる 基部の長さの変更等によって各種の形状構造 の滑り止め具を形成でき、滑り止めの程度を 任意に設定できると共に如何なるフィンに対 しても適宜最も適した構成において実施でき るものである。
 従って極めて応用性の高い滑り止め具を有 るフィンの提供も可能となる。

本発明に係るフィンの一例を示す図 図1に係るフィンの一例の取り付け基部 の断面図 図1に示すフィンをフィンボックスに装 着した状態の一例を示す図 本発明に係るフィンの他の一例のフィ 取り付け基部の断面図 本発明に係るフィンの他の一例のフィ 取り付け基部の断面図 本発明に係るフィンの他の一例のフィ 取り付け基部の断面図 図6に示すプランジャの拡大図 本発明に係るフィンの他の一例のフィ 取り付け基部の断面図 本発明に係るフィンの他の一例のフィ 取り付け基部の断面図 本発明に係るフィンの他の一例を示す 図 本発明に係るフィンの他の一例を示す 図 図10に示すフィンをフィンボックスに 着した状態の一例を示す図 本発明に係るフィンの他の一例を示す 図 本発明に係るフィンの他の一例を示す 図 フィンに着脱自在に装着する滑り止め 具の一例を示す図

符号の説明

   1  フィンの取り付け基部 
   2  弾性部材(コイルバネ)
   3  ボール部
   4  空洞部  
   5  滑り止め具
   51 滑り止め部
   9  フィンボックス
   91 フィン取り付け溝