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Title:
FINE NATURAL FIBER AND SPEAKER DIAPHRAGM COATED WITH FINE NATURAL FIBER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/044506
Kind Code:
A1
Abstract:
A natural fiber is beaten by a biaxial kneading machine. The beaten natural fiber is made finer by a bead mill so that it has a BET specific surface area of not less than 1 m2/g. By this process, a fine fiber for obtaining a rigid paper-made component can be produced in a short time.

Inventors:
MIMURA, Kazuyoshi (())
三村和義 (())
SHIMASAKI, Yukihiro (())
島▲崎▼幸博 (())
Application Number:
JP2008/002431
Publication Date:
April 09, 2009
Filing Date:
September 04, 2008
Export Citation:
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Assignee:
PANASONIC CORPORATION (1006, Oaza Kadoma Kadoma-sh, Osaka 01, 5718501, JP)
パナソニック株式会社 (51 大阪府門真市大字門真1006番地 Osaka, 5718501, JP)
MIMURA, Kazuyoshi (())
三村和義 (())
SHIMASAKI, Yukihiro (())
International Classes:
D21D1/34; H04R7/02; H04R7/12; H04R31/00
Foreign References:
JPH0583790A
JPH0418186A
JPH0610286A
JPH06212587A
JPS61123398A
JP2005197916A
JP2008075214A
Attorney, Agent or Firm:
IWAHASHI, Fumio et al. (1006 Oaza Kadoma, Kadoma-sh, Osaka 01, 5718501, JP)
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Claims:
天然繊維を二軸混練装置により叩解するステップと、
1m 2 /g以上のBET比表面積を有するように、前記叩解された天然繊維をビーズミルにより微細化するステップと、
を備えた、微細化天然繊維の製造方法。
前記叩解された天然繊維を微細化するステップは、前記微細化された天然繊維が0.5mm以上の繊維長を有するように前記叩解された天然繊維を前記ビーズミルにより微細化するステップを含む、請求項2に記載の微細化天然繊維の製造方法。
請求項1に記載の微細化天然繊維の製造方法で製造された微細化天然繊維。
前記微細化天然繊維は0.5mm以上の繊維長を有する、請求項3に記載の微細化天然繊維。
前記天然繊維が竹繊維である、請求項3に記載の微細化天然繊維。
請求項3から5のいずれか1つに記載の微細化天然繊維を備えたスピーカ用構成部品。
前記微細化天然繊維を3wt%以上で、かつ20wt%以下含有する、請求項6に記載のスピーカ用構成部品。
前記スピーカ用構成部品が振動板である、請求項6に記載のスピーカ用構成部品。
振動板本体と、
前記振動板本体に設けられた前記微細化天然繊維よりなる副材と、
をさらに備えた、請求項6に記載のスピーカ用構成部品。
前記微細化天然繊維を3wt%以上で、かつ20wt%以下含有する、請求項9に記載のスピーカ用構成部品。
天然繊維を叩解する二軸混練装置と、
前記叩解された天然繊維を微細化するビーズミルと、
を備えた、微細化天然繊維の製造装置。
抄紙工法により製造され長手方向に延びる振動板本体を準備するステップと、
前記振動板本体の前記長手方向の両端部に微細化天然繊維を局所的に塗布するステップと、
を含む、スピーカ用振動板の製造方法。
天然繊維を二軸混練装置により叩解するステップと、
前記叩解された天然繊維をビーズミルにより微細化するステップと、
をさらに含み、
前記振動板本体の前記長手方向の前記両端部に前記微細化天然繊維を局所的に塗布するステップは、前記振動板本体の前記長手方向の前記両端部に前記微細化された天然繊維を局所的に塗布するステップを含む、請求項12の記載のスピーカ用振動板の製造方法。
前記振動板本体を準備するステップは、前記微細化された天然繊維を用いて抄紙工法により前記振動板本体を製造するステップを含む、請求項13に記載のスピーカ用振動板の製造方法。
前記天然繊維は竹繊維よりなる、請求項13の記載のスピーカ用振動板の製造方法。
前記微細化天然繊維は竹繊維よりなる、請求項12の記載のスピーカ用振動板の製造方法。
前記振動板本体の前記長手方向の前記両端部に前記微細化天然繊維を局所的に塗布するステップは、前記振動板本体の前記長手方向の前記両端部に前記微細化天然繊維を局所的にスプレー塗布するステップを含む、請求項12に記載のスピーカ用振動板の製造方法。
前記振動板本体は、矩形形状、長方形形状、トラック形状、または楕円形状の外形を有する、請求項12に記載のスピーカ用振動板の製造方法。
長手方向に延びる紙よりなる振動板本体と、
前記振動板本体の前記長手方向の両端部に局所的に塗布された微細化天然繊維と、
を備えたスピーカ用振動板。
請求項19に記載のスピーカ用振動板と、
磁気ギャップを有する磁気回路と、
前記振動板の外周に結合するフレームと、
前記振動板に結合され、前記磁気回路の前記磁気ギャップ内に位置する部分を有するボイスコイルと、
を備えたスピーカ。
請求項20に記載のスピーカと、
前記スピーカに入力する信号を発生するアンプと、
を備えた機器。
請求項20に記載のスピーカと、
前記スピーカを支持する筐体と、
を備えた機器。
Description:
[規則37.2に基づく発明の名称]  細化天然繊維、及び、微細化天然繊維を塗 したスピーカ用振動板

 本発明は、微細化天然繊維とその製造方 および製造装置、およびこの微細化天然繊 を用いたスピーカに関する。

 最近の音響機器や映像機器等の電子機器 関しては、デジタル技術の著しい進歩によ 、飛躍的に性能向上が図られてきた。よっ 、これら電子機器に使用されるスピーカに いても、その性能向上が市場より強く要請 れている。

 そのスピーカの構成部品の中で、その音 を決定する大きなウエイトを占める振動板 中心とした振動部品の高性能化対応が必要 可欠である。その一環として、それぞれの 途ごとに要求されるユーザニーズを満足さ る音つくり、特性つくりが非常に重要視さ ている。これらのユーザニーズを満足させ 音や特性を実現するために、振動部品はス ーカとしての特性、音質の微調整ができる 点を有する抄紙部品よりなる。

 図8Aから図8Dは、スピーカ用抄紙振動板の 従来の製造装置の概念図である。

 図8Aに示すように、スピーカ用抄紙振動 の材料10を水の入ったビータ1内に入れ、回 刄2を回転させることにより、数日間かけて 解部501Aにより細かく叩解する。

 次に、図8Bに示すように、この叩解され 材料10Aを抄紙部501B入れ、金型3とその上に配 された金網4の上に抄き上げて水分のみを排 し、材料10Aを堆積させて振動板の形状に成 して材料10Bを得る。

 次に、図8Cに示すように、加圧部501Cによ 堆積させたスピーカ用振動板の材料10Bを加 加圧して、残った水分を蒸発させる。

 次に、図8Dに示すように、抜き部501Dによ 、不要となる最外周部とボイスコイルを挿 するための中心孔部を金型55により抜き、 動板502を得る。

 音響業界や映像業界は、前述したデジタ 技術の著しい進歩による飛躍的な性能向上 実現されている一方、音響機器や映像機器 の電子機器に使用されるスピーカについて 低価格化の市場要求が顕著である。

 これらの業界でのニーズを満足できる従 のスピーカ用振動部品は、パルプ材料を抄 して形成される。抄紙部品、特に振動板は 直であることが好ましい。抄紙のための繊 を微細化することが抄紙部品の剛直化につ がる。

 図8Aに示す叩解部501Aのビータ1で材料10を 細化するには長い時間がかかる。また、刃2 が材料10の繊維に直接当たるので、叩解され 材料10Aの繊維長を大きくすることが困難で る。したがって、材料10Aは互いに強固に絡 合わず、大きく剛直な振動部品が得られな 。

 また特許文献1に記載されている方法は繰 り返し処理が必要であり製造コストが高くな る。

 また、昨今のオーディオ業界やオーディ 機器を搭載した自動車業界では、デジタル 器の普及により、スピーカから再生される 質は飛躍的に向上している。これらの業界 のスピーカには、高音質化、小型化が求め れている。

 スピーカの振動板は音質に大きく影響を える。振動板としては、音質をより精度高 制御できるという理由から、抄紙振動板が いられている。

 抄紙振動板に用いられる材料には、従来 針葉樹からのクラフトパルプをビータ等で 解されたものが使用されている。

 また、機器の小型化の流れの中では、ス ーカの外形形状を矩形形状、長方形形状、 ラック形状、楕円形状等のスリムな形状と る必要があり、振動板の形状もそれらスリ な形状とする必要がある。特許文献2は従来 の抄紙振動板を開示している。

 紙よりなる振動板の外形形状が矩形形状 長方形形状、トラック形状、楕円形状等の 手方向に沿って細長く延びている形状であ 場合、その長手方向の両端部は他の部分比 て剛性が低くなる。したがって、これら外 形状を有する紙よりなる振動板を使用する ピーカでは、高音質化や大出力化、高信頼 化が困難である。

 振動板の部分的な剛性不足を補うために、 造過程において、振動板に紙やフィルム等 補助部材を全体的、もしくは部分的に接着 やテープ等を用いて貼り付ける方法が取ら ていた。しかし、このように補助部材を全 的に貼り付けてしまうと、振動板の重量が え、その振動板としての特性を低下させて まう。また部分的に補助部材を貼り付けた 合には、スピーカの部品点数が多く、組立 作業の効率が低くなる。

特開平5-211696号公報

 天然繊維を二軸混練装置により叩解する。1 m 2 /g以上のBET比表面積を有するように、叩解さ た天然繊維をビーズミルにより微細化する

 この方法により、剛直な抄紙部品を得る めの微細化繊維を短時間で作製することが きる。

図1Aは本発明の実施の形態1によるスピ ーカ用抄紙振動板の製造装置の概念図である 。 図1Bは本発明の実施の形態1によるスピ ーカ用抄紙振動板の製造装置の概念図である 。 図1Cは本発明の実施の形態1によるスピ ーカ用抄紙振動板の製造装置の概念図である 。 図1Dは本発明の実施の形態1によるスピ ーカ用抄紙振動板の製造装置の概念図である 。 図1Eは本発明の実施の形態1によるスピ ーカ用抄紙振動板の製造装置の概念図である 。 図2は実施の形態1による振動板の断面 である。 図3は本発明の実施の形態2におけるス ーカ用振動板の製造方法を示すフローチャ トである。 図4は実施の形態2におけるスピーカの 面図である。 図5は図4に示すスピーカの線5-5におけ 断面図である。 図6は実施の形態2における機器の外観 である。 図7は実施の形態2における他の機器の 面図である。 図8Aは従来のスピーカ用抄紙振動板の 造装置の概念図である。 図8Bは従来のスピーカ用抄紙振動板の 造装置の概念図である。 図8Cは従来のスピーカ用抄紙振動板の 造装置の概念図である。 図8Dは従来のスピーカ用抄紙振動板の 造装置の概念図である。

符号の説明

20  二軸混練装置
21  ビーズミル
24  磁気回路
25  磁気ギャップ
26  フレーム
27A  振動板本体
27  振動板
28  ボイスコイル
41  筐体
42  アンプ
120  副材

 (実施の形態1)
 図1Aから図1Eは本発明の実施の形態1による ピーカ用構成部品1001の製造装置の概念図で る。図2はスピーカ用構成部品1001の断面図 ある。スピーカ用構成部品1001はスピーカ用 紙振動板である。

 図1Aは叩解部1001Eを示す。叩解部1001Eは二 混練装置である加圧ニーダ20を備える。ス ーカ用構成部品1001の材料10を加圧ニーダ20内 に入れて、細かく叩解し材料10Rを得る。材料 10は天然繊維であり、実施の形態1では材料10 竹繊維である。材料10Rでは、天然繊維自体 細胞レベルで有する繊維長が維持されてい 。加圧ニーダ20で得られた材料10Sは、カッ ミル等の切断機で細かくされた繊維の材料 較べて、抄紙した後の繊維の絡み合いが増 剛直な抄紙部品を得ることができる。

 図1Bはビーズミル21を備えた微細化部1001Fを す。叩解された材料10Rをビーズミル21に入 、ビーズと衝突させることで細かく粉砕し 微細化し、材料10Sを得る。ビーズミル21で微 細化することにより、繊維長を短くしないよ うに、1m 2 /gのBET比表面積を有する天然繊維を得ること できる。BET比表面積が5m 2 /gを超えると抄紙時に繊維が水と一緒に金網4 を通って流れてしまうため、振動板としての 剛性が出なくなる。

 図1Cは抄紙部1001Bを示す。微細化された材 料10Sは抄紙部1001Bに投入され、金型3とその上 に配された金網4の上に堆積する。堆積した 料10Sから水分10Wのみを排出し、スピーカ用 動板の形状に成形する。

 図1Dは加圧部1001Cを示す。堆積した材料10S を加熱加圧して材料10Sに残った水分を蒸発さ せ、成形品10Tを得る。

 図1Eは抜き部1001Dを示す。成形品10Tのうち 、不要となる最外周部10Uとボイスコイルを挿 入するための中心孔部10Vを金型55により抜く これにより、図2に示すスピーカ用抄紙振動 板であるスピーカ用構成部品1001が完成する

 実施の形態1では、抄紙部1001Bで堆積した 料10Sを加圧部1001Cで加熱加圧して成形品10T 得るが、加圧部1001Cで加熱加圧することなく 、堆積した材料10Sを1日から2日程度乾燥させ 、ノンプレス振動板としての成形品10Tを作 してもよい。

 実施の形態1では、スピーカ用構成部品100 1は振動板であるが、紙よりなるダストキャ プやサブコーンであってもよい。

 実施の形態1では材料10を構成する天然繊 は竹繊維であるが、これには特に限定しな 。製紙メーカで製造されたシート状のパル は、加圧ニーダ20の二軸混練装置を使用し い場合でも、ビータで時間をかければある 度叩解することができる。枝分かれしてい 形状を有する竹繊維等の天然繊維は加圧ニ ダ20で効果的に叩解することができる。

 加圧ニーダ20は、天然繊維の形状に拘ら 天然繊維を叩解することができる。加圧ニ ダ20は、天然繊維を混合せずに繊維間の摩擦 を高め、天然繊維を切断せずに、繊維の表面 を毛羽立たせて、天然繊維を羽毛状にするこ とができる。

 二軸混練装置よりなる加圧ニーダ20で叩 させた繊維は、ビーズミル21でより強いせん 断力で微細化されて羽毛状を有する。ビーズ ミル21はビーズと繊維間あるいは繊維同士間 の摩擦によって繊維長を短くすることなく 料10Rの繊維を羽毛状にすることができる。

 ビーズミル21のビーズの種類や量によって 維の形状を制御することができる。材料10が セルロースを多く含む天然繊維の場合は、廉 価なガラスビーズで1m 2 /g以上のBET比表面積を有する微細化繊維を得 ことができる。

 微細化された材料10Sの繊維の平均繊維長 好ましくは0.5mm以上であり、より好ましく 0.7mm以上である。この繊維長により抄紙時に 繊維が互いに十分絡み合うことができる。ま た、平均繊維長が3mmを超えるとビーズミルの ギャップに詰まりやすくなり、製造上好まし くない。

 材料10の天然繊維は特に限定されない。4 の複層構造を有する表面を有する竹繊維は 擦により効率的に羽毛状になるので、材料1 0Sの天然繊維として好ましい。

 図1Aから図1Eに示す製造方法にて得られた 材料10Sである天然繊維により剛直で軽い抄紙 部品が得られ、スピーカ用振動板、スピーカ 用サブコーン、スピーカ用ダストキャップ等 のスピーカ用構成部品1001が得られる。スピ カ用構成部品のうち、特にスピーカ用振動 は高剛性と軽量化が求められるので、スピ カ用構成部品1001として最適である。

 微細化された材料10Sの天然繊維を用いる 法は特に限定されない。微細かされた天然 維を他の天然セルロースと混合してスピー 用抄紙部品を作製してもよい。また、微細 された天然繊維を、抄紙構成部品の表面に ッピングやスプレーや吸引堆積等の方法で 布してもよい。

 以下、実施の形態1によるスピーカ用構成 部品1001の実施例について説明するが、これ は本発明を何ら限定するものではない。

 (実施例1)
 長さが約10cmの500gの竹繊維の材料10を、3リ ターの容量の加圧ニーダ20で25rpmの回転数で2 0分間叩解し、材料10Rを作製した。叩解され 材料10Rの平均繊維長は2.5mmであり、カナダ標 準叩解度は750mlであった。

 材料10Rを水と混合して濃度3%程度の水分散 を作製した。この水分散液を容量3リッター ビーズミル21に100gのガラスビーズで20分間 細化し、材料10Sを作製した。微細化された 料10Sの繊維の平均繊維長は1mmであり、BET比 面積は2.22m 2 /gであり、カナダ標準叩解度は測定不能であ た。

 (比較例1)
 加圧ニーダ20で作製した実施例1での材料10R 水と混合して1%の水分散液を作製した。こ 水分散液を圧力式ホモジナイザーに投入し が、圧力式ホモジナイザーでは小型オリフ ス径が小さいので繊維が詰まってしまい加 できなかった。

 (比較例2)
 長さが約10cmの竹繊維を約0.5mmの長さにカッ した後、水と混合して1%の水分散液を作製 た。この水分散液を圧力式ホモジナイザー 50MPa圧力下で5回微細化し、比較例2の微細化 れた繊維の材料を作製した。比較例2の繊維 の平均繊維長は0.42mm、カナダ標準叩解度は80m l、BET比表面積は0.95m 2 /gであった。

 (比較例3)
 長さが約10cmの竹繊維を約0.5mmの長さにカッ した後、水と混合して1%の水分散液を作製 た。この水分散液を実施例1と同様にビーズ ル21に投入して竹繊維を微細化し、比較例3 繊維の材料を作製した。比較例3の繊維の平 均繊維長は0.34mmであり、BET比表面積は2.1m 2 /gであり、カナダ標準叩解度は測定不能であ た。

 (実施例2)
 実施例1での加圧ニーダ20で作製した材料10R 、ビーズミル21で作製した材料10Sとを混合 てスピーカ用構成部品1001を作製した。具体 には、90wt%の材料10Rを10wt%の材料10Sを用いて 、平板と16cm径のスピーカ用振動板を作製し 。この平板の音速は3500m/s~4000m/sであった。

 (比較例4)
 実施例1での加圧ニーダ20で作製した材料10R みで平板と16cm径のスピーカ用振動板を作製 した。この平板の音速は3000m/s~3200m/sであった 。

 (比較例5)
 ビータにより700mlに叩解された木材パルプ より、平板とスピーカ用振動板を作製した この平板の音速は2300m/s~2500m/sであった。

 (実施例3)
 比較例4と同様に、実施例1での加圧ニーダ20 で作製した材料10Rのみで平板と16cm径のスピ カ用振動板を作製した。この平板と振動板 、ビーズミル21で作製した材料10Sをスプレー で塗布した。塗布された材料10Sの乾燥後重量 は約0.3gであった。この平板の音速は3800m/s~450 0m/sであった。

 実施例2、比較例4、比較例5、実施例3の振 動板を用いたスピーカを組み立てた後、5名 人員で試聴評価を実施した。A)音のクリア感 、B)音の迫力、C)音のしっとり感を各3点で9点 /人、計45点満点で振動板を評価した。実施例 2の振動板は39点であった。実施例3の振動板 41点であった。比較例4の振動板は30点であっ た。比較例5の振動板は21点であった。このよ うに、微細化された繊維の材料10Sをスピーカ 用抄紙構成部品1001に用いることで。音圧が く、再生帯域が広い高音質なスピーカを実 できる。

 また、実施の形態1により方法は容易にス ケールアップでき、低コストのスピーカ用抄 紙構成部品1001を得ることができ、スピーカ 低コスト化に寄与することができる。

 (実施の形態2)
 図3は、本発明の実施の形態2によるスピー 用振動板の製造方法を示すプロセスチャー である。図1Aから図1Eに示す実施の形態1によ るスピーカ用構成部品1001の製造方法と同様 、まず、スピーカ用振動板の材料を水の入 たビータ内に投入し、数日間かけて細かく 解する(ステップS101)。

 次に、この叩解された材料を抄紙工法に り金型とその上に配置された金網の上に抄 上げて、下方から吸引することにより水分 みを排出し、スピーカ用振動板としての形 に形成する(ステップS102)。

 0.5mm以上の平均繊維長と1m 2 /g以上のBET比表面積を有する微細化した天然 維を水等で希釈した溶液を準備する。その 、振動板本体のスプレー塗布する以外の部 をマスクし、その溶液を、振動板本体にス レーにより塗布する(ステップS103)。振動板 体は金型には吸引されているので、スプレ 塗布された天然繊維の溶液も水分のみが排 される。

 次に、振動板に残った水分を加熱加圧し 蒸発させる(ステップS104)。

 そして、振動板で不要となる最外周部と イスコイルを挿入するための中心孔部を金 により抜き加工し(ステップS105)、実施の形 2によるスピーカ用振動板が完成する。

 なお、上記の方法は、抄紙工程が含まれ いるスピーカ用振動板の製造方法に適用す ことができる。

 また、ステップS103におけるスプレー塗布 を行う工程は、ステップS102での抄紙工程と 時又はそれ以降で実施すればよく、ステッ S104の加圧工程後、またはステップS105の抜き 加工工程後でも実施可能である。

 実施の形態2では、天然繊維を二軸混練装 置で叩解した後に、ビーズミルで叩解するこ とにより天然繊維を微細化する。この方法で は、一般のビータ等による微細化よりも、廉 価に短時間で材料を微細化することができる 。つまり、振動板に塗布した際に補強効果の 大きい繊維を効率よく製造することができる 。

 尚、微細化された天然繊維は、塗布した表 の剛性をより向上させる効果と微細化繊維 製造する効率の点から、0.7mm以上1.5mm以下の 平均繊維長を有することが望ましく、1m 2 /g以上のBET比表面積を有することが剛性向上 効果の点で望ましい。

 また、塗布する天然繊維は竹繊維である とが望ましい。竹繊維は繊維としての高い 性を有し、4層の多層構造の表面を有するの で表面を摩擦力で羽毛化させやすい。

 以下に実施の形態2における微細化された 竹繊維の製造方法と、それをスプレー塗布し た振動板の製造方法を示す。

 約10cmの平均繊維長を有する竹繊維よりなる 材料700gを、3リットルの容積の加圧ニーダに って、25rpmの回転速度で20分間叩解する。叩 解された材料を水に分散させて、5%の水分散 を作製した。その水分散液をガラスビーズ 用いた3リットルのビーズミルに入れて、材 料を20分間叩解する。これにより叩解された 料の繊維の平均繊維長は0.8mmであり、BET比 面積は2.11m 2 /gであった。そして叩解された材料を含有す 溶液を水で希釈して、2%の竹繊維を含有す 溶液を作製した。

 振動板本体を部分的に補強するために、 の溶液をスプレー塗布する。抄紙金型に吸 されている抄紙振動板本体に、繊維を含有 る溶液をスプレー塗布する部分以外の部分 マスクする。これにより、振動板本体の長 方向の両端部の平面に近い2つの部分にその 溶液をスプレー塗布した。その後振動板本体 を160℃で5分間乾燥させ、振動板を完成した

 振動板の重量は微細化竹繊維をスプレー 布することで0.5g増加した。この増加した重 量は、振動板の特性に大きな影響を与える重 量ではない。

 矩形形状、長方形形状、トラック形状、 円形状等のスリム形状を有する振動板の長 方向の両端部の平面に近には剛性が弱い部 が存在する。その部分に、微細化天然繊維 特に竹繊維をスプレー塗布により形成する とで、その塗布された繊維の重量が振動板 体の特性に大きな影響を与えることなく、 つ作業性を低下させることなく局所的に振 板の剛性を向上させることができる。天然 維を二軸混練装置で叩解し、その後ビーズ ルで叩解して微細化することで、廉価に短 間で微細化天然繊維を得ることができる。

 図4は実施の形態2におけるスピーカ2001の 面図である。図5は図4に示すスピーカ2001の 5-5における断面図である。スピーカ2001は、 テレビやオーディオ等のセットの小型化やコ ンパクト化を図るのに適したフレーム26と、 動板本体27Aと、振動板本体27A上に設けられ 副材120を有する。振動板27は、振動板本体27 Aと副材120よりなる。振動板本体27Aは長手方 27Bに延びるトラック形状を有する。実施の 態2による振動板本体27Aは、トラック形状に らず、矩形形状、長方形形状、楕円形状等 長手方向27Bに延びる形状を有していてもよ 。副材120は竹繊維を含有する上記溶液を振 板本体27Aにスプレーで塗布することにより 成され、振動板本体27Aを局所的に補強する 副材120は振動板本体27Aの長手方向27Bの両端 に局所的に溶液が塗布されて設けられてい 。

 スピーカ用振動板27の剛性は副材120によ 向上しているので、振動板27は締まりのある 重低音と、振動板剛性不足に起因する共振を 低減したクリアな高音を大出力で発生し、高 信頼性を有する。振動板本体27Aは、図1Eに示 実施の形態1による構成部品1001でもよい。 た、振動板本体27Aは図8Dに示す従来の振動板 502でもよく、または、図1Aに示す材料10Rで形 されていてもよい。

 図5に示すように、着磁されたマグネット 121は上部プレート22及びヨーク23により挟み まれて、内磁型の磁気回路24を構成している 。磁気回路24の上部プレート22にフレーム26が 結合している。フレーム26の周縁部には、振 板27の外周がエッジ29を介して接続されてい る。振動板27の中心部にボイスコイル28の一 が結合している。ボイスコイル28の他端は磁 気回路24の磁気ギャップ25に位置する。

 スピーカ2001は内磁型の磁気回路24を有す が、外磁型の磁気回路を有していてもよい

 振動板27はエッジ29と一体化されていても よい。

 微細化された竹繊維を含有する溶液を塗 して形成した副材120を有するスピーカ用振 板27を備えたスピーカ2001と、副材120を有し い振動板本体27Aのみよりなる振動板を備え 比較例のスピーカを組み立て、周波数-音圧 特性を測定した。比較例のスピーカの音圧の 偏差幅は12dBであったのに対し、スピーカ2001 偏差幅は5dBであった。つまり、わずか0.5gの 重量増加で音圧偏差が7dBも小さくなって改善 されていた。

 図6は実施の形態2による機器44の外観図で ある。機器44はオーディオ用のミニコンポシ テムである。スピーカ2001が筐体41(エンクロ ジャー)に組み込まれてスピーカシステムを 成している。機器44は、スピーカ2001に入力 る信号を発生するアンプ42と、アンプ42に入 されるソースを出力するプレーヤ43とを備 る。

 図7は、実施の形態2による他の機器50の断 面図である機器50は自動車である。スピーカ2 001は筐体であるリアトレイやフロントパネル に組み込まれて、カーナビゲーションやカー オーディオの一部として使用される。

 本発明による方法により、剛直な抄紙部 を得るための繊維を短時間で作製すること できる。この方法により高品質の振動板が られる。




 
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