大谷津 紀之 (〒29 広島県呉市宝町5番3号 バブコック日立株式会社 呉研究所内 Hiroshima, 7370029, JP)
YOSHIZAKO, Hidehisa (Babcock-Hitachi Kabushiki Kaisha 5-3, Takaramachi, Kure-sh, Hiroshima 29, 7370029, JP)
吉廻 秀久 (〒29 広島県呉市宝町5番3号 バブコック日立株式会社 呉研究所内 Hiroshima, 7370029, JP)
SHIMOHIRA, Katsumi (Babcock-Hitachi Kabushiki Kaisha 5-3, Takaramachi, Kure-sh, Hiroshima 29, 7370029, JP)
バブコック日立株式会社 (〒21 東京都千代田区外神田四丁目14番1号 Tokyo, 1010021, JP)
OHYATSU, Noriyuki (Babcock-Hitachi Kabushiki Kaisha 5-3, Takaramachi, Kure-sh, Hiroshima 29, 7370029, JP)
大谷津 紀之 (〒29 広島県呉市宝町5番3号 バブコック日立株式会社 呉研究所内 Hiroshima, 7370029, JP)
YOSHIZAKO, Hidehisa (Babcock-Hitachi Kabushiki Kaisha 5-3, Takaramachi, Kure-sh, Hiroshima 29, 7370029, JP)
吉廻 秀久 (〒29 広島県呉市宝町5番3号 バブコック日立株式会社 呉研究所内 Hiroshima, 7370029, JP)
| 供給した石炭を粉砕して微粉炭を生成する粉砕手段と、 1台の前記粉砕手段に対して複数本接続されて、それぞれ1次空気によって前記微粉炭を気流搬送する送炭管と、 各送炭管の先端側に接続されて火炉内に臨むように設置された微粉炭ノズルを有する微粉炭バーナと、 その微粉炭バーナに前記1次空気以外の燃焼用空気を個別に供給する燃焼用空気供給手段と、 各燃焼用空気供給手段によって供給される前記燃焼用空気の供給量を個別に計測する燃焼用空気供給量計測手段と、 前記燃焼用空気の供給量を調整する燃焼用空気供給量調整手段と、 バーナ空気比を設定するバーナ空気比設定手段を備え、 前記粉砕手段で粉砕して生成した微粉炭を前記各送炭管に分配して各微粉炭ノズルから前記火炉内に噴射して、前記燃焼用空気の供給下において燃焼する微粉炭焚きボイラにおいて、 前記各送炭管によって搬送される微粉炭供給量を個別に計測する微粉炭供給量計測手段と、 その微粉炭供給量計測手段によって計測された微粉炭供給量と、前記燃焼用空気供給量計測手段によって計測された当該送炭管に接続されている前記微粉炭バーナに供給される燃焼用空気の供給量に基づいて、前記バーナ空気比設定手段によって設定されているバーナ空気比が維持できるように、前記微粉炭供給量に見合う燃焼用空気供給量を演算して、前記燃焼用空気供給量調整手段に制御指令信号を送信する空気供給量制御手段と を設けたことを特徴とする微粉炭焚きボイラ。 |
| 請求項1記載の微粉炭焚きボイラにおいて、前記微粉炭バーナのうち未燃分低減効果の高い微粉炭バーナあるいは微粉炭バーナのグループに対して、その微粉炭バーナの送炭管に前記微粉炭供給量計測手段を取り付けて個別に燃焼用空気供給量を調整することを特徴とする微粉炭焚きボイラ。 |
| 請求項1記載の微粉炭焚きボイラにおいて、前記微粉炭バーナが火炉に対して複数段に亘って設置されており、その下段に設置された微粉炭バーナを除く他の段の微粉炭バーナに対して、当該微粉炭バーナの送炭管に前記微粉炭供給量計測手段を取り付けて個別に燃焼用空気供給量を調整することを特徴とする微粉炭焚きボイラ。 |
| 請求項1記載の微粉炭焚きボイラにおいて、前記微粉炭バーナが火炉に対して複数段に亘って設置されており、少なくとも最上段に設置された微粉炭バーナに対して、当該微粉炭バーナの送炭管に前記微粉炭供給量計測手段を取り付けて個別に燃焼用空気供給量を調整することを特徴とする微粉炭焚きボイラ。 |
| 請求項1記載の微粉炭焚きボイラにおいて、前記微粉炭バーナを複数本横並びにしてバーナ段を構成し、そのバーナ段の燃焼排ガス流れ方向下流側に複数のアフターエアポートを横並びに設置して、 前記微粉炭バーナのうちの少なくとも1本の微粉炭バーナに対する燃焼用空気供給量を調整するとともに、 当該1本の微粉炭バーナによって形成される火炎に近い位置にあるアフターエアポートに対する燃焼用空気供給量も調整する構成になっていることを特徴とする微粉炭焚きボイラ。 |
| 請求項5記載の微粉炭焚きボイラにおいて、前記複数本の微粉炭バーナと前記複数のアフターエアポートが火炉の缶前と缶後にそれぞれ分かれて設置されており、 缶前に設置されている微粉炭バーナに対する燃焼用空気供給量を調整するときには缶後に設置されているアフターエアポートに対する燃焼用空気供給量を調整し、缶後に設置されている微粉炭バーナに対する燃焼用空気供給量を調整するときには缶前に設置されているアフターエアポートに対する燃焼用空気供給量を調整するように構成されていることを特徴とする微粉炭焚きボイラ。 |
| 請求項1記載の微粉炭焚きボイラにおいて、前記微粉炭バーナの燃焼排ガス流れ方向下流側に複数のアフターエアポートを分散して設置し、そのアフターエアポートの燃焼排ガス流れ方向下流側の煙道内の燃焼排ガス中の酸素濃度またはCO濃度の分布を検知する濃度分布検知手段を設け、 前記微粉炭バーナに対する燃焼用空気供給量を調整するとともに、前記濃度分布検知手段によって検知された酸素濃度の低い領域またはCO濃度の高い領域に対応する前記アフターエアポートに対する燃焼用空気供給量を増加するように構成されていることを特徴とする微粉炭焚きボイラ。 |
| 請求項5ないし7のいずれか1項記載の微粉炭焚きボイラにおいて、前記微粉炭バーナが火炉に対して複数段に亘って設置されており、前記燃焼用空気供給量を調整する前記微粉炭バーナが最上段に設置された微粉炭バーナであることを特徴とする微粉炭焚きボイラ。 |
| 請求項1記載の微粉炭焚きボイラにおいて、前記微粉炭供給量計測手段が、前記微粉炭と1次空気の混合流体が流通するマイクロ波共振管と、そのマイクロ波共振管内に前記混合流体の流れ方向に沿って所定の間隔をおいて設置されたマイクロ波送信機ならびにマイクロ波受信機とを備え、 前記マイクロ波送信機からマイクロ波受信機に向けてマイクロ波を発信して、前記マイクロ波共振管の共振周波数を測定して、その共振周波数に基づいて前記微粉炭供給量を計測する構成になっていることを特徴とする微粉炭焚きボイラ。 |
| 請求項9記載の微粉炭焚きボイラにおいて、前記送炭管の一部を前記マイクロ波共振管として利用することを特徴とする微粉炭焚きボイラ。 |
| 請求項9または10記載の微粉炭焚きボイラにおいて、前記マイクロ波送信機とマイクロ波受信機が前記マイクロ波共振管内に突出しており、その管内の前記マイクロ波送信機の上流側に、前記マイクロ波共振管内を前記微粉炭が紐状に濃縮して流れるのを崩すための当り部材を設置したことを特徴とする微粉炭焚きボイラ。 |
| 請求項1記載の微粉炭焚きボイラにおいて、前記微粉炭供給量計測手段が、前記送炭管にその管軸方向に沿って所定の間隔をおいて設置された第1電荷センサと第2電荷センサを有し、 その送炭管内を微粉炭が通過するのに伴う静電荷の移動を前記2つの電荷センサで測定し、その2つの電荷センサの測定に基づいて前記微粉炭供給量を計測する構成になっていることを特徴とする微粉炭焚きボイラ。 |
| 請求項12記載の微粉炭焚きボイラにおいて、前記第1電荷センサと第2電荷センサが円環状をしており、その電荷センサの上流側に流体案内手段を設けて、その流体案内手段により微粉炭を前記送炭管の中心部側に集めて流し、前記電荷センサの内周面側を通る微粉炭の量を減少したことを特徴とする微粉炭焚きボイラ。 |
| 第1の再熱器系統と第2の再熱器系統を並設し、供給した蒸気を前記第1の再熱器系統と第2の再熱器系統に分岐して流通する微粉炭焚きボイラにおいて、 前記第1の再熱器系統と第2の再熱器系統への蒸気分配量を調整する再熱蒸気分配量調整手段と、 前記第1の再熱器系統と第2の再熱器系統の再熱器出口蒸気温度を計測する再熱器出口蒸気温度計測手段と、 その再熱器出口蒸気温度計測手段によって求められた再熱器出口蒸気温度偏差に基づいて、その温度差が無くなるように前記再熱蒸気分配量調整手段に制御指令信号を送信する再熱蒸気分配量制御手段と を設けたことを特徴とする微粉炭焚きボイラ。 |
| 供給した石炭を粉砕して微粉炭を生成する粉砕手段と、 1台の前記粉砕手段に対して複数本接続されて、それぞれ1次空気によって前記微粉炭を気流搬送する送炭管と、 各送炭管の先端側に接続されて火炉内に臨むように設置された微粉炭ノズルを有する微粉炭バーナと、 その微粉炭バーナに前記1次空気以外の燃焼用空気を個別に供給する燃焼用空気供給手段と、 各燃焼用空気供給手段によって供給される前記燃焼用空気の供給量を個別に計測する燃焼用空気供給量計測手段と、 前記燃焼用空気の供給量を調整する燃焼用空気供給量調整手段と、 バーナ空気比を設定するバーナ空気比設定手段と、 第1の再熱器系統と第2の再熱器系統を並設した再熱器を備え、 前記粉砕手段で粉砕して生成した微粉炭を前記各送炭管に分配して各微粉炭ノズルから前記火炉内に噴射して、前記燃焼用空気の供給下において燃焼し、 高圧タービンからの蒸気を前記再熱器により加熱して中低圧タービンへ供給する微粉炭焚きボイラにおいて、 前記各送炭管によって搬送される微粉炭供給量を個別に計測する微粉炭供給量計測手段と、 その微粉炭供給量計測手段によって計測された微粉炭供給量と、前記燃焼用空気供給量計測手段によって計測された当該送炭管に接続されている前記微粉炭バーナに供給される燃焼用空気の供給量に基づいて、前記バーナ空気比設定手段によって設定されているバーナ空気比が維持できるように、前記微粉炭供給量に見合う燃焼用空気供給量を演算して、前記燃焼用空気供給量調整手段に制御指令信号を送信する空気供給量制御手段と、 前記第1の再熱器系統と第2の再熱器系統への蒸気分配量を調整する再熱蒸気分配量調整手段と、 前記第1の再熱器系統と第2の再熱器系統の再熱器出口蒸気温度を計測する再熱器出口蒸気温度計測手段と、 その再熱器出口蒸気温度計測手段によって求められた再熱器出口蒸気温度偏差に基づいて、その温度差が無くなるように前記再熱蒸気分配量調整手段に制御指令信号を送信する再熱蒸気分配量制御手段と を設けたことを特徴とする微粉炭焚きボイラ。 |
| 請求項14または15記載の微粉炭焚きボイラにおいて、 前記第1の再熱器系統を加熱するグループの微粉炭バーナに供給する微粉炭供給量と、前記第2の再熱器系統を加熱するグループの微粉炭バーナに供給する微粉炭供給量の偏差を求める微粉炭供給量偏差算出手段を設け、 前記再熱器出口蒸気温度計測手段によって求められた再熱器出口蒸気温度偏差と、前記微粉炭供給量偏差算出手段によって求められた微粉炭供給量偏差に基づいて、前記再熱蒸気分配量制御手段から前記再熱蒸気分配量調整手段に制御指令信号を出力することを特徴とする微粉炭焚きボイラ。 |
| 請求項14または15記載の微粉炭焚きボイラにおいて、 前記再熱蒸気温度に影響を与える情報を元に再熱蒸気温度偏差を予測する再熱蒸気温度偏差予測モデルを備えた再熱蒸気温度偏差予測手段と、 その再熱蒸気温度偏差予測手段によって得られる予測再熱蒸気温度偏差値を基にして前記再熱蒸気分配量制御手段から出力される制御指令信号を補正するための補正信号を得る補正手段と を設けたことを特徴とする微粉炭焚きボイラ。 |
| 請求項17記載の微粉炭焚きボイラにおいて、 前記再熱蒸気温度に影響を与える情報が、微粉炭供給量、給水量、スプレ流量、発電機出力のグループから選択された少なくとも1つの情報を含むことを特徴とする微粉炭焚きボイラ。 |
| 第1の過熱器系統と第2の過熱器系統を並設し、供給した蒸気を前記第1の過熱器系統と第2の過熱器系統に分岐して流通する微粉炭焚きボイラにおいて、 前記第1の過熱器系統と第2の過熱器系統への蒸気分配量を調整する過熱蒸気分配量調整手段と、 前記第1の過熱器系統と第2の過熱器系統の過熱器出口蒸気温度を計測する過熱器出口蒸気温度計測手段と、 その過熱器出口蒸気温度計測手段によって求められた過熱器出口蒸気温度偏差に基づいて、その温度差が無くなるように前記過熱蒸気分配量調整手段に制御指令信号を送信する過熱蒸気分配量制御手段と を設けたことを特徴とする微粉炭焚きボイラ。 |
| 供給した石炭を粉砕して微粉炭を生成する粉砕手段と、 1台の前記粉砕手段に対して複数本接続されて、それぞれ1次空気によって前記微粉炭を気流搬送する送炭管と、 各送炭管の先端側に接続されて火炉内に臨むように設置された微粉炭ノズルを有する微粉炭バーナと、 その微粉炭バーナに前記1次空気以外の燃焼用空気を個別に供給する燃焼用空気供給手段と、 各燃焼用空気供給手段によって供給される前記燃焼用空気の供給量を個別に計測する燃焼用空気供給量計測手段と、 前記燃焼用空気の供給量を調整する燃焼用空気供給量調整手段と、 バーナ空気比を設定するバーナ空気比設定手段と、 第1の過熱器系統と第2の過熱器系統を並設した過熱器を備え、 前記粉砕手段で粉砕して生成した微粉炭を前記各送炭管に分配して各微粉炭ノズルから前記火炉内に噴射して、前記燃焼用空気の供給下において燃焼し、 前記過熱器により蒸気を過熱して高圧タービンへ供給する微粉炭焚きボイラにおいて、 前記各送炭管によって搬送される微粉炭供給量を個別に計測する微粉炭供給量計測手段と、 その微粉炭供給量計測手段によって計測された微粉炭供給量と、前記燃焼用空気供給量計測手段によって計測された当該送炭管に接続されている前記微粉炭バーナに供給される燃焼用空気の供給量に基づいて、前記バーナ空気比設定手段によって設定されているバーナ空気比が維持できるように、前記微粉炭供給量に見合う燃焼用空気供給量を演算して、前記燃焼用空気供給量調整手段に制御指令信号を送信する空気供給量制御手段と、 前記第1の過熱器系統と第2の過熱器系統への蒸気分配量を調整する過熱蒸気分配量調整手段と、 前記第1の過熱器系統と第2の過熱器系統の過熱器出口蒸気温度を計測する過熱器出口蒸気温度計測手段と、 その過熱器出口蒸気温度計測手段によって求められた過熱器出口蒸気温度偏差に基づいて、その温度差が無くなるように前記過熱蒸気分配量調整手段に制御指令信号を送信する過熱蒸気分配量制御手段と を設けたことを特徴とする微粉炭焚きボイラ。 |
| 請求項19または20記載の微粉炭焚きボイラにおいて、 前記第1の過熱器系統を加熱するグループの微粉炭バーナに供給する微粉炭供給量と、前記第2の過熱器系統を加熱するグループの微粉炭バーナに供給する微粉炭供給量の偏差を求める微粉炭供給量偏差算出手段を設け、 前記過熱器出口蒸気温度計測手段によって求められた過熱器出口蒸気温度偏差と、前記微粉炭供給量偏差算出手段によって求められた微粉炭供給量偏差に基づいて、前記過熱蒸気分配量制御手段から前記過熱蒸気分配量調整手段に制御指令信号を出力することを特徴とする微粉炭焚きボイラ。 |
| 請求項19または20記載の微粉炭焚きボイラにおいて、 前記過熱蒸気温度に影響を与える情報を元に過熱蒸気温度偏差を予測する過熱蒸気温度偏差予測モデルを備えた過熱蒸気温度偏差予測手段と、 その過熱蒸気温度偏差予測手段によって得られる予測過熱蒸気温度偏差値を基にして前記過熱蒸気分配量制御手段から出力される制御指令信号を補正するための補正信号を得る補正手段と を設けたことを特徴とする微粉炭焚きボイラ。 |
| 請求項22記載の微粉炭焚きボイラにおいて、 前記過熱蒸気温度に影響を与える情報が、微粉炭供給量、給水量、スプレ流量、発電機出力のグループから選択された少なくとも1つの情報を含む ことを特徴とする微粉炭焚きボイラ。 |
本発明は、例えば発電用ボイラ装置など 微粉炭焚きボイラに係り、特に1台の例えば ローラ粉砕機などの粉砕手段に対して複数本 の送炭管を接続して、粉砕手段によって生成 した微粉炭を複数本の送炭管に分配して個々 の微粉炭バーナに供給して燃焼する微粉炭焚 きボイラに関する。
(従来技術1)
微粉炭焚きボイラにおいては、従来からNOx
発生量を低減するために、バーナでは理論
気比よりも少ない空気を投入して還元雰囲
で低NOx燃焼した後、COなどの未燃分を燃焼
るために、後段のアフターエアポート(以下
AAPと略記する)から追加空気を投入する二段
燃焼方式が採用されている。
最終的には火炉出口で完全燃焼させるた 、燃焼装置全体で投入される空気量は理論 気比の1.0よりも多い1.2程度となるように過 に投入している。
近年、燃焼ガス量を削減することにより 火炉ならびにそれに後続する燃焼排ガス処 装置等のコンパクト化、ならびに各種ファ 動力のユーティリティ低減などを図る目的 ら、できるだけ理論空気比1.0に近付けたい すなわち低空気過剰率での燃焼の要求が高 っている。
この従来技術1に関しては、例えば特許文 献1~3を挙げることができる。
(従来技術2)
図36と図37 は、従来の変圧貫流式微粉炭焚
ボイラを説明するための図である。従来の
の種の微粉炭焚きボイラは図36に示すよう
、火炉701に対して複数段、複数列の微粉炭
ーナ702を配置し、各微粉炭バーナ702から微
炭と燃焼用空気を炉内に噴出して燃焼させ
。この燃焼装置ではNOxの発生を低減させる
め、微粉炭バーナ702で理論空気量よりも少
い燃焼用空気を投入し、還元雰囲気で低NOx
焼をした後、COなどの未燃分を燃焼するため
に後段のAAP703から追加空気を投入する二段燃
焼方式が採用されている。
この追加空気量は、微粉炭バーナ702で供 された空気量と合わせた全空気量が理論空 量に対して過剰になる量を供給する。これ 後で述べる微粉炭バーナ702への不均等な微 炭供給などによる局所的な空気の不足、あ いは微粉炭バーナ702からの燃焼排ガスとAAP7 03から投入した空気の不完全な混合などを補 ためである。
従って全空気量の理論空気量に対する過 率、すなわち空気過剰率が大きいほど燃焼 ガス中のCO濃度は低減される一方、燃焼排 スによる熱損失が増加してボイラ効率の低 を招く。このため空気過剰率は一般に20~30% 度に設定されている。なお、AAPを設置しな で、全ての空気を微粉炭バーナから供給す 、いわゆる単段燃焼方式を採用した微粉炭 きボイラもある。
微粉炭は原炭を粉砕手段により粉砕して 成し、前記各微粉炭バーナ702に供給される 試運転時に各微粉炭バーナ702へ供給される 粉炭量が均等になるように調整されるが、 ての負荷で均等に調整することは困難であ 、経年変化によっても微粉炭供給量のバラ スが崩れる場合があるため、缶左右で微粉 供給量に偏差が生じことがある。缶左右の 粉炭供給量の偏差は炉内の燃焼ガス温度の 差を招き、結果として缶左右の蒸気温度に 差が発生する。
従来の微粉炭焚きボイラは図36に示すよ に、再熱蒸気温度制御においては、煙道に り下げの2次再熱器が設置されている場合、 左側1次再熱器710を缶右側2次再熱器713に、 右側1次再熱器711を缶左側2次再熱器712に接続 させることにより、缶左右の蒸気温度偏差を 低減させていた。
図37 は、燃料(微粉炭)供給量の偏差に基 く再熱蒸気温度(ROT)の偏差の一例を示す特 図で、図中の実線は缶左側、破線は缶右側 状態を示している。同図に示すように、時 Aで何らかの理由で缶左右の微粉炭供給量に 差が生じると、ガス温度分布に偏差が生じ 遅れて再熱器のメタル温度分布に偏差が生 、さらに遅れて時点Bから缶左右の再熱蒸気 温度(ROT)に偏差が生じる。これに対応しなけ ば、同図に示すように偏差はずっと残った まである。
日本国内では通常、再熱蒸気温度は指定 れた蒸気条件により8℃以上上昇してはなら ないので、図37 に示すように高い方が蒸気 件により5℃高く、低い方が-5℃という状態 は、制御上の裕度が3℃しかないことになる この8℃の制約は材料保護が目的であるので 、平均ではなく、缶左右の再熱蒸気温度のど ちらか一方が8℃以上超えそうになると、直 に再熱器入口スプレが起動する。
(従来技術3)
特開平6-101806号公報(特許文献4)には、火炉
後方に設置されているガス分配ダンパの開
調整により缶左右でバイアスをかけること
より、再熱蒸気温度の偏差を低減すること
記載されている。図38 は、この提案に基づ
煙道内でのガス分配ダンパの配置を示す図
ある。
同図に示すように缶左右の中央に隔壁801a を設け、さらにその隔壁801aと直交する隔壁80 1bを設ける。そして隔壁801a、801bとケーシン 802によって区画形成された各空間部にガス 配ダンパ718,719,720,721がそれぞれ設置され、 ス分配ダンパ718~721は開度が個別に調整可能 なっている。
(従来技術4)
特開平9-21505号公報(特許文献5)には図39 に
すように、1次再熱器901の入口と出口を結ぶ
絡管902を設け、缶左右の系統の温度差によ
、連絡管902の途中に挿入した蒸気流量調節
903を操作して缶左右の蒸気流量を調整する
とにより、再熱蒸気温度の偏差を低減する
とが記載されている。
図中の904は2次再熱器、905は1次再熱器入 連絡管、906は再熱器入口スプレ連絡管、907 再熱器入口スプレ、908は再熱器入口スプレ 節弁、909は2次再熱器入口連絡管、910は再熱 出口連絡管である。
(従来技術5)
また図36に示されているように、主蒸気温
制御においては、缶左側2次過熱器706を缶右
3次過熱器709に、缶右側2次過熱器707を缶左
3次過熱器708に接続させることにより、左右
蒸気温度偏差を低減させていた。
あるいは、同図に示されている過熱器入 スプレ723、724でのスプレ水投入量を缶左右 バイアスをかけることにより、主蒸気温度 差を低減させていた。
図36において704は缶左側1次過熱器、705は 右側1次過熱器、714はヘッダ、矢印付の太線 で描いた715は各種蒸気配管、722は1次再熱器 口スプレである。
図40は、燃料(微粉炭)供給量の偏差に基づく
過熱蒸気温度(SOT)の偏差の一例を示す特性図
ある。同図に示すように、時点Aで何らかの
理由で缶左右の微粉炭供給量に偏差が生じる
と、ガス温度分布に偏差が生じ、遅れて過熱
器のメタル温度分布に偏差が生じ、さらに遅
れて時点Cから缶左右の過熱蒸気温度(SOT)に偏
差が生じる。
(課題1)
(従来技術1)で述べたように低空気過剰率で
燃焼では、従来よりも大幅に燃焼用空気の
給量が減り、COなどの未燃分の発生が増え
という欠点を有している。
前記特許文献1には、NOxの発生量を低減す るための微粉炭燃焼方法が開示されている。 具体的には酸素不足の還元炎領域を形成する 火炎内脱硝方式の微粉炭バーナによる微粉炭 の燃焼では、燃焼排ガス中のNOx濃度は還元炎 領域の温度或いは還元炎領域の空気比に大き く影響されるという観点に立っている。
そして前記微粉炭バーナに採光器を取り け、そのバーナによって形成される還元炎 域の火炎の発光を前記採光器で検出し、そ 検出信号を発光分析器に導き発光強度を検 して還元炎領域の温度或いは還元炎領域の 気比を算出して、その算出結果に基づいて ーナへ供給する微粉炭量あるいは空気量を 御する構成になっている。
この微粉炭燃焼方法はNOxの低減には有効 あるが、全体として酸素不足の状態になり 果的にはCOなどの未燃分の発生が増えると う問題がある。
(課題2)
(従来技術2)で述べた缶左側1次再熱器710を缶
右側2次再熱器713に、缶右側1次再熱器711を缶
側2次再熱器712にそれぞれ接続した構造では
(図36参照)、缶左右の再熱蒸気温度偏差を低
する傾向にはあるが、定量的な制御ができ
、そのために再熱蒸気温度の偏差を確実に
消することはできず、信頼性に問題がある
(課題3)
(従来技術3)で述べたガス分配ダンパで缶左
の再熱蒸気温度の偏差を解消する方法では
図38 に示すように区画された各空間部にガ
ス分配ダンパ718~721が設置されている。ここ
例えば、缶左再熱器側の再熱蒸気温度を上
、缶右再熱器側の再熱蒸気温度を下げるた
に、缶左再熱器側ガス分配ダンパ720を開き
缶右再熱器側ガス分配ダンパ721を閉じたと
る。そのときガス流量は、再熱器側の缶左
が多くなり、缶右側が少なくなるだけでな
、過熱器側では缶左側が少なくなり、缶右
が多くなる。これは、ガス流量は、後部伝
面の入口からそれぞれのガス分配ダンパ718~7
21までの圧力損失が全て等しくなるところで
ランスするためで、それぞれが互いに干渉
合うためである。
また、ガス分配ダンパ718~721は機構的に動 作速度が遅い上にメタルの熱容量も介在する ため、例えばガス分配ダンパ-再熱蒸気温度 特性は、無駄時間が1分から5分で、時定数が 3分から10分程度となる。結局、前述の干渉と ガス分配ダンパ718~721の応答遅れのため、ガ 分配ダンパ718~721から再熱蒸気温度、主蒸気 度への応答性は更に悪化し、ガス分配ダン 718~721によって缶左右蒸気温度の偏差が解消 できないことがある。そしてこの場合は、蒸 気温度条件を守るために、無駄時間が30秒か 2分で、時定数が2分から5分とガス分配ダン 718~721よりも応答性の速い過熱器スプレを起 動することになる。
再熱器スプレを使用することは、過熱し 蒸気をスプレ水で冷却することであり、燃 装置の効率低下を招く。また、過熱蒸気が 通している連絡管に圧縮水を投入する回数 増えると、スプレの熱衝撃による損傷が生 、スプレの耐用寿命が短くなる。
(課題4)
(従来技術4)で述べた1次再熱器901の入口と出
口を結ぶ連絡管902を設け、缶左右の系統の蒸
気流量を調整する方法では(図39 参照)、流量
調整のためにどちらかの1次再熱器をバイパ
させる必要があるから、熱吸収量が下がる
そのため低下分を見越して、伝熱面積を大
くする必要があり、装置が大型化するとと
に、建設費の増加を招く。また、蒸気流量
低下した1次再熱器では再熱器出口蒸気温度
高くなり過ぎるため、再熱スプレを起動す
ことになり、燃焼装置の効率低下、ならび
スプレの熱衝撃による損傷が生じ、スプレ
耐用寿命が短くなる。
(課題5)
(従来技術5)で述べた缶左側2次過熱器706を缶
右側3次過熱器709に、缶右側2次過熱器707を缶
側3次過熱器708にそれぞれ接続した構造では
(図36参照)、缶左右の蒸気温度偏差を低減す
傾向にはあるが、定量的な制御ができず、
のために蒸気温度の偏差を確実に解消する
とはできず、信頼性に問題がある。
また、同図に示されている2次過熱器入口 スプレ723、3次過熱器入口スプレ724でのスプ 水投入量を缶左右でバイアスをかける方法 、スプレ723、724に過熱蒸気温度の制御以外 、缶左右の過熱蒸気温度の調整機能を追加 ることになり、そのために過熱器入口スプ 量の増加を余儀なくされ、これによっても 焼装置の効率低下、ならびに可制御範囲の 小などの欠点を有している。
本発明の第1の目的は、空気過剰率を低減 した微粉炭焚きボイラにおいてCOなどの未燃 の発生を低減した微粉炭焚きボイラを提供 ることにある。
本発明の第2の目的は、缶左右の蒸気温度 の偏差が低減でき、効率の高い微粉炭焚きボ イラを提供することにある。
前記第1の目的を達成するため本発明の第1
手段は、供給した石炭を粉砕して微粉炭を
成する例えば竪型ローラ粉砕機などの粉砕
段と、
1台の前記粉砕手段に対して複数本接続され
て、それぞれ1次空気によって前記微粉炭を
流搬送する送炭管と、
各送炭管の先端側に接続されて火炉内に臨
ように設置された微粉炭ノズルを有する微
炭バーナと、
その微粉炭バーナに前記1次空気以外の燃焼
用空気を個別に供給する燃焼用空気供給手段
と、
各燃焼用空気供給手段によって供給される
記燃焼用空気の供給量を個別に計測する燃
用空気供給量計測手段と、
前記燃焼用空気の供給量を調整する燃焼用
気供給量調整手段と、
バーナ空気比を設定するバーナ空気比設定
段を備え、
前記粉砕手段で粉砕して生成した微粉炭を
記各送炭管に分配して各微粉炭ノズルから
記火炉内に噴射して、前記燃焼用空気の供
下において燃焼する微粉炭焚きボイラにお
て、
前記各送炭管によって搬送される微粉炭供
量を個別に計測する微粉炭供給量計測手段
、
その微粉炭供給量計測手段によって計測さ
た微粉炭供給量と、前記燃焼用空気供給量
測手段によって計測された当該送炭管に接
されている前記微粉炭バーナに供給される
焼用空気の供給量に基づいて、前記バーナ
気比設定手段によって設定されているバー
空気比が維持できるように、前記微粉炭供
量に見合う燃焼用空気供給量を演算して、
記燃焼用空気供給量調整手段に制御指令信
を送信する空気供給量制御手段とを設けた
とを特徴とするものである。
本発明の第2の手段は前記第1の手段にお て、前記微粉炭バーナのうち未燃分低減効 の高い微粉炭バーナあるいは微粉炭バーナ グループに対して、その微粉炭バーナの送 管に前記微粉炭供給量計測手段を取り付け 個別に燃焼用空気供給量を調整することを 徴とするものである。
本発明の第3の手段は前記第1の手段にお て、前記微粉炭バーナが火炉に対して複数 に亘って設置されており、その下段に設置 れた微粉炭バーナを除く他の段の微粉炭バ ナに対して、当該微粉炭バーナの送炭管に 記微粉炭供給量計測手段を取り付けて個別 燃焼用空気供給量を調整することを特徴と るものである。
本発明の第4の手段は前記第1の手段にお て、前記微粉炭バーナが火炉に対して複数 に亘って設置されており、少なくとも最上 に設置された微粉炭バーナに対して、当該 粉炭バーナの送炭管に前記微粉炭供給量計 手段を取り付けて個別に燃焼用空気供給量 調整することを特徴とするものである。
本発明の第5の手段は前記第1の手段におい
、前記微粉炭バーナを複数本横並びにして
ーナ段を構成し、そのバーナ段の燃焼排ガ
流れ方向下流側に複数のアフターエアポー
を横並びに設置して、
前記微粉炭バーナのうちの少なくとも1本の
微粉炭バーナに対する燃焼用空気供給量を調
整するとともに、
当該1本の微粉炭バーナによって形成される
火炎に近い位置にあるアフターエアポートに
対する燃焼用空気供給量も調整する構成にな
っていることを特徴とするものである。
本発明の第6の手段は前記第5の手段におい
、前記複数本の微粉炭バーナと前記複数の
フターエアポートが火炉の缶前と缶後にそ
ぞれ分かれて設置されており、
缶前に設置されている微粉炭バーナに対す
燃焼用空気供給量を調整するときには缶後
設置されているアフターエアポートに対す
燃焼用空気供給量を調整し、缶後に設置さ
ている微粉炭バーナに対する燃焼用空気供
量を調整するときには缶前に設置されてい
アフターエアポートに対する燃焼用空気供
量を調整するように構成されていることを
徴とするものである。
本発明の第7の手段は前記第1の手段におい
、前記微粉炭バーナの燃焼排ガス流れ方向
流側に複数のアフターエアポートを分散し
設置し、そのアフターエアポートの燃焼排
ス流れ方向下流側の煙道内の燃焼排ガス中
酸素濃度またはCO濃度の分布を検知する例え
ば濃度計測器などの濃度分布検知手段を設け
、
前記微粉炭バーナに対する燃焼用空気供給
を調整するとともに、前記濃度分布検知手
によって検知された酸素濃度の低い領域ま
はCO濃度の高い領域に対応する前記アフタ
エアポートに対する燃焼用空気供給量を増
するように構成されていることを特徴とす
ものである。
本発明の第8の手段は前記第5ないし第7の ずれかの手段において、前記微粉炭バーナ 火炉に対して複数段に亘って設置されてお 、前記燃焼用空気供給量を調整する前記微 炭バーナが最上段に設置された微粉炭バー であることを特徴とするものである。
本発明の第9の手段は前記第1の手段におい
、前記微粉炭供給量計測手段が、前記微粉
と1次空気の混合流体が流通するマイクロ波
振管と、そのマイクロ波共振管内に前記混
流体の流れ方向に沿って所定の間隔をおい
設置されたマイクロ波送信機ならびにマイ
ロ波受信機とを備え、
前記マイクロ波送信機からマイクロ波受信
に向けてマイクロ波を発信して、前記マイ
ロ波共振管の共振周波数を測定して、その
振周波数に基づいて前記微粉炭供給量を計
する構成になっていることを特徴とするも
である。
本発明の第10の手段は前記第9の手段にお て、前記送炭管の一部を前記マイクロ波共 管として利用することを特徴とするもので る。
本発明の第11の手段は前記第9または第10 手段において、前記マイクロ波送信機とマ クロ波受信機が前記マイクロ波共振管内に 出しており、その管内の前記マイクロ波送 機の上流側に、前記マイクロ波共振管内を 記微粉炭が紐状に濃縮して流れるのを崩す めの後述する例えば流体案内手段などの当 部材を設置したことを特徴とするものであ 。
本発明の第12の手段は前記第1の手段におい
、前記微粉炭供給量計測手段が、前記送炭
にその管軸方向に沿って所定の間隔をおい
設置された第1電荷センサと第2電荷センサ
有し、
その送炭管内を微粉炭が通過するのに伴う
電荷の移動を前記2つの電荷センサで測定し
、その2つの電荷センサの測定に基づいて前
微粉炭供給量を計測する構成になっている
とを特徴とするものである。
本発明の第13の手段は前記第12の手段にお いて、前記第1電荷センサと第2電荷センサが 環状をしており、その電荷センサの上流側 流体案内手段を設けて、その流体案内手段 より微粉炭を前記送炭管の中心部側に集め 流し、前記電荷センサの内周面側を通る微 炭の量を減少したことを特徴とするもので る。
前記第2の目的を達成するため本発明の第14
手段は、第1の再熱器系統と第2の再熱器系
を並設し、供給した蒸気を前記第1の再熱器
統と第2の再熱器系統に分岐して流通する微
粉炭焚きボイラにおいて、
前記第1の再熱器系統と第2の再熱器系統へ
蒸気分配量を調整する再熱蒸気分配量調整
段と、
前記第1の再熱器系統と第2の再熱器系統の
熱器出口蒸気温度を計測する再熱器出口蒸
温度計測手段と、
その再熱器出口蒸気温度計測手段によって
められた再熱器出口蒸気温度偏差に基づい
、その温度差が無くなるように前記再熱蒸
分配量調整手段に制御指令信号を送信する
熱蒸気分配量制御手段とを設けたことを特
とするものである。
前記第2の目的を達成するため本発明の第15
手段は、供給した石炭を粉砕して微粉炭を
成する粉砕手段と、
1台の前記粉砕手段に対して複数本接続され
て、それぞれ1次空気によって前記微粉炭を
流搬送する送炭管と、
各送炭管の先端側に接続されて火炉内に臨
ように設置された微粉炭ノズルを有する微
炭バーナと、
その微粉炭バーナに前記1次空気以外の燃焼
用空気を個別に供給する燃焼用空気供給手段
と、
各燃焼用空気供給手段によって供給される
記燃焼用空気の供給量を個別に計測する燃
用空気供給量計測手段と、
前記燃焼用空気の供給量を調整する燃焼用
気供給量調整手段と、
バーナ空気比を設定するバーナ空気比設定
段と、
第1の再熱器系統と第2の再熱器系統を並設
た再熱器を備え、
前記粉砕手段で粉砕して生成した微粉炭を
記各送炭管に分配して各微粉炭ノズルから
記火炉内に噴射して、前記燃焼用空気の供
下において燃焼し、
高圧タービンからの蒸気を前記再熱器によ
加熱して中低圧タービンへ供給する微粉炭
きボイラにおいて、
前記各送炭管によって搬送される微粉炭供
量を個別に計測する微粉炭供給量計測手段
、
その微粉炭供給量計測手段によって計測さ
た微粉炭供給量と、前記燃焼用空気供給量
測手段によって計測された当該送炭管に接
されている前記微粉炭バーナに供給される
焼用空気の供給量に基づいて、前記バーナ
気比設定手段によって設定されているバー
空気比が維持できるように、前記微粉炭供
量に見合う燃焼用空気供給量を演算して、
記燃焼用空気供給量調整手段に制御指令信
を送信する空気供給量制御手段と、
前記第1の再熱器系統と第2の再熱器系統へ
蒸気分配量を調整する再熱蒸気分配量調整
段と、
前記第1の再熱器系統と第2の再熱器系統の
熱器出口蒸気温度を計測する再熱器出口蒸
温度計測手段と、
その再熱器出口蒸気温度計測手段によって
められた再熱器出口蒸気温度偏差に基づい
、その温度差が無くなるように前記再熱蒸
分配量調整手段に制御指令信号を送信する
熱蒸気分配量制御手段とを設けたことを特
とするものである。
本発明の第16の手段は前記第14または15の手
において、前記第1の再熱器系統を加熱する
グループの微粉炭バーナに供給する微粉炭供
給量と、前記第2の再熱器系統を加熱するグ
ープの微粉炭バーナに供給する微粉炭供給
の偏差を求める微粉炭供給量偏差算出手段
設け、
前記再熱器出口蒸気温度計測手段によって求
められた再熱器出口蒸気温度偏差と、前記微
粉炭供給量偏差算出手段によって求められた
微粉炭供給量偏差に基づいて、前記再熱蒸気
分配量制御手段から前記再熱蒸気分配量調整
手段に制御指令信号を出力することを特徴と
するものである。
本発明の第17の手段は前記第14または15の手
において、前記再熱蒸気温度に影響を与え
情報を元に再熱蒸気温度偏差を予測する再
蒸気温度偏差予測モデルを備えた再熱蒸気
度偏差予測手段と、
その再熱蒸気温度偏差予測手段によって得ら
れる予測再熱蒸気温度偏差値を基にして前記
再熱蒸気分配量制御手段から出力される制御
指令信号を補正するための補正信号を得る補
正手段とを設けたことを特徴とするものであ
る。
本発明の第18の手段は前記第17の手段にお いて、前記再熱蒸気温度に影響を与える情報 が、微粉炭供給量、給水量、スプレ流量、発 電機出力のグループから選択された少なくと も1つの情報を含むことを特徴とするもので る。
前記第2の目的を達成するため本発明の第19
手段は、第1の過熱器系統と第2の過熱器系
を並設し、供給した蒸気を前記第1の過熱器
統と第2の過熱器系統に分岐して流通する微
粉炭焚きボイラにおいて、
前記第1の過熱器系統と第2の過熱器系統へ
蒸気分配量を調整する過熱蒸気分配量調整
段と、
前記第1の過熱器系統と第2の過熱器系統の
熱器出口蒸気温度を計測する過熱器出口蒸
温度計測手段と、
その過熱器出口蒸気温度計測手段によって
められた過熱器出口蒸気温度偏差に基づい
、その温度差が無くなるように前記過熱蒸
分配量調整手段に制御指令信号を送信する
熱蒸気分配量制御手段とを設けたことを特
とするものである。
前記第2の目的を達成するため本発明の第20
手段は、供給した石炭を粉砕して微粉炭を
成する粉砕手段と、
1台の前記粉砕手段に対して複数本接続され
て、それぞれ1次空気によって前記微粉炭を
流搬送する送炭管と、
各送炭管の先端側に接続されて火炉内に臨
ように設置された微粉炭ノズルを有する微
炭バーナと、
その微粉炭バーナに前記1次空気以外の燃焼
用空気を個別に供給する燃焼用空気供給手段
と、
各燃焼用空気供給手段によって供給される
記燃焼用空気の供給量を個別に計測する燃
用空気供給量計測手段と、
前記燃焼用空気の供給量を調整する燃焼用
気供給量調整手段と、
バーナ空気比を設定するバーナ空気比設定
段と、
第1の過熱器系統と第2の過熱器系統を並設
た過熱器を備え、
前記粉砕手段で粉砕して生成した微粉炭を
記各送炭管に分配して各微粉炭ノズルから
記火炉内に噴射して、前記燃焼用空気の供
下において燃焼し、
前記過熱器により蒸気を過熱して高圧ター
ンへ供給する微粉炭焚きボイラにおいて、
前記各送炭管によって搬送される微粉炭供
量を個別に計測する微粉炭供給量計測手段
、
その微粉炭供給量計測手段によって計測さ
た微粉炭供給量と、前記燃焼用空気供給量
測手段によって計測された当該送炭管に接
されている前記微粉炭バーナに供給される
焼用空気の供給量に基づいて、前記バーナ
気比設定手段によって設定されているバー
空気比が維持できるように、前記微粉炭供
量に見合う燃焼用空気供給量を演算して、
記燃焼用空気供給量調整手段に制御指令信
を送信する空気供給量制御手段と、
前記第1の過熱器系統と第2の過熱器系統へ
蒸気分配量を調整する過熱蒸気分配量調整
段と、
前記第1の過熱器系統と第2の過熱器系統の
熱器出口蒸気温度を計測する過熱器出口蒸
温度計測手段と、
その過熱器出口蒸気温度計測手段によって
められた過熱器出口蒸気温度偏差に基づい
、その温度差が無くなるように前記過熱蒸
分配量調整手段に制御指令信号を送信する
熱蒸気分配量制御手段とを設けたことを特
とするものである。
本発明の第21の手段は前記第19または20の手
において、前記第1の過熱器系統を加熱する
グループの微粉炭バーナに供給する微粉炭供
給量と、前記第2の過熱器系統を加熱するグ
ープの微粉炭バーナに供給する微粉炭供給
の偏差を求める微粉炭供給量偏差算出手段
設け、
前記過熱器出口蒸気温度計測手段によって求
められた過熱器出口蒸気温度偏差と、前記微
粉炭供給量偏差算出手段によって求められた
微粉炭供給量偏差に基づいて、前記過熱蒸気
分配量制御手段から前記過熱蒸気分配量調整
手段に制御指令信号を出力することを特徴と
するものである。
本発明の第22の手段は前記第19または20の手
において、前記過熱蒸気温度に影響を与え
情報を元に過熱蒸気温度偏差を予測する過
蒸気温度偏差予測モデルを備えた過熱蒸気
度偏差予測手段と、
その過熱蒸気温度偏差予測手段によって得ら
れる予測過熱蒸気温度偏差値を基にして前記
過熱蒸気分配量制御手段から出力される制御
指令信号を補正するための補正信号を得る補
正手段とを設けたことを特徴とするものであ
る。
本発明の第23の手段は前記第22の手段にお いて、前記過熱蒸気温度に影響を与える情報 が、微粉炭供給量、給水量、スプレ流量、発 電機出力のグループから選択された少なくと も1つの情報を含むことを特徴とするもので る。
本発明の第1の手段は前述のような構成に なっており、送炭管によって搬送される微粉 炭流量を個別に計測して、予め設定されてい るバーナ空気比が維持できるように、前記微 粉炭供給量に見合う燃焼用空気供給量を演算 して供給することができるから、空気過剰率 を例えば1.1に低減した微粉炭焚きボイラにお いてもCOなどの未燃分の発生を有効に低減で る。
本発明の第14,15,19,20の手段は前述のよう 構成になっており、蒸気温度偏差を検出し 蒸気流量を調整するので、蒸気温度偏差を0 することができ、効率の向上が図れる。
以下、本発明の具体的な内容を図とともに
明する。
(1)微粉炭焚き燃焼システムの構成
図23は、微粉炭焚き燃焼システムの一例を
す概略構成図である。
同図に示すように、押込送風機1により送り
込まれた空気Aは1次空気A1と2次空気A2に分岐
れ、1次空気A1は冷空気として1次空気押込送
機2により直接竪型ローラ粉砕機3に送られ
ものと、燃焼排ガス式空気予熱器4により加
されて温空気として竪型ローラ粉砕機3に送
られるものとに分岐される。そして冷空気と
温空気は混合空気が適温になるように混合調
整されて、ローラ粉砕機3に供給される。
原炭5は石炭バンカ6に投入された後、給 機7により竪型ローラ粉砕機3に供給されて粉 砕される。1次空気A1により乾燥されながら粉 砕されて生成した微粉炭は1次空気A1により搬 送され、微粉炭ノズル8から微粉炭焚きボイ 9内に噴射されて着火・燃焼する。前記2次空 気A2は蒸気式空気予熱器10と燃焼排ガス式空 予熱器4により加熱されてウインドボックス1 1ならびにアフターエアーポート(AAP)65に送ら 、微粉炭焚きボイラ9内での燃焼に供せられ る。
微粉炭の燃焼で生成した燃焼排ガスは集 機12で塵埃が除去され、脱硝装置13でNOxが還 元されて、燃焼排ガス式空気予熱器4を経て 引送風機14で吸引され、脱硫装置15で硫黄分 除去され、煙突16から大気中に放出される ステムになっている。
この一例では燃焼排ガスの流れ方向上流 から集塵機12、脱硝装置13、燃焼排ガス式空 気予熱器4の順に配置されているが、例えば 硝装置13、燃焼排ガス式空気予熱器4、集塵 12の順に配置する場合もある。
(2)竪型ローラ粉砕機3の構成
図24は、前記竪型ローラ粉砕機3の一例を示
概略構成図である。
竪型ローラ粉砕機3は同図に示すように、 粉砕部21、分級部22、粉砕部駆動部23、分級部 駆動部24及び分配部25とから主に構成されて る。
前記粉砕部21は、ハウジング26、粉砕テー ブル27、粉砕テーブル27の上を転動する複数 粉砕ローラ28及び粉砕テーブル27の外周に設 られた1次空気導入口であるスロート29など ら構成されている。
前記分級部22は、ハウジング26、その内側 に配置されたサイクロン型の固定式分級器30 固定式分級器30の内側に配置された回転式 級機31から構成されている。前記固定式分級 器30は、固定フィン32と、その下端に連設さ た回収コーン33を有している。前記回転式分 級機31は、回転軸34と、その回転軸34に支持さ れた回転羽根35を有している。
前記粉砕部駆動部23は、前記粉砕テーブ 27を回転駆動する粉砕部モータ36、前記粉砕 ーブル27を回転可能に搭載した基台37、前記 粉砕ローラ28を支持する加圧フレーム38なら にブラケット39、ロッド40、前記粉砕テーブ 27に対する前記粉砕ローラ28の加圧力を調整 する加圧用シリンダー41などから構成されて る。
前記分級部駆動部24は分級機モータ42を有 し、その分級機モータ42の出力は歯車を介し 前記分級部22の回転軸34に伝達される。前記 分配部25は竪型ローラ粉砕機3の上部に設けら れて、1つの分配室47を有し、その1つの分配 47に対して複数本の送炭管43が接続されてい 。本実施形態では4本~6本程度の送炭管43が 続されているが、図24では図面簡略化のため 1本の送炭管43しか描いていない。
給炭管44より供給された原炭5は回転して る粉砕テーブル27の中央部に落下し、粉砕 ーブル27の回転に伴って発生した遠心力によ って外周側に移動し、粉砕テーブル27と粉砕 ーラ28の間に噛み込まれて粉砕される。
粉砕された石炭粒は更に外周へと移動し 粉砕テーブル27の外周に設けられたスロー 29から粉砕室に導入される150℃~300℃に加熱 れた1次空気45と合流し、乾燥されながら上 へと吹き上げられる。吹き上げられた粒子 重量による1次分級を受け、粗い石炭粒は落 して粉砕部21へ戻される。
分級部22へ到達した細かい石炭粒は固定 分級器30及び回転式分級機31によって所定粒 以下の微粉炭と所定粒度を超えた粗粉炭と 分級され(2次分級)、粗粉炭は回収コーン33 内壁に沿って落下して再粉砕を受ける。一 、所定粒度以下の微粉炭と1次空気の混合流 46は分配室47に送られ、そこで複数本の送炭 管43に夫々分配され、各送炭管43を通して各 粉炭ノズル8に搬送される。
なお、粉砕機には少数本(例えば1~4本程度 )の送炭管を接続し、各々の送炭管が途中で 岐して、2以上のバーナに接続する構成もあ 。本願明細書の請求項1に記載されている「 1台の粉砕手段に対して複数本接続され・・ 送炭管」はこのような形態も含む。
各送炭管43の途中には、微粉炭流量計51が 付設されている。次にこの微粉炭流量計51の 成とその計測原理について説明する。
(3)微粉炭流量計51の構成とその計測原理
本実施形態で使用する微粉炭流量計51には
マイクロ波式流量計と静電荷式流量計とが
る。
図25は、マイクロ波式の微粉炭流量計51a 概略構成図である。この流量計51aは送炭管43 をマイクロ波共振管(導波管)として利用し、 炭管43の管内に所定の間隔をおいてマイク 波送信機52とマイクロ波受信機53とを対向す ように設置する。
そして前記送信機52から受信機53に向けて マイクロ波を発信するが、送炭管43(マイクロ 波共振管)の共振周波数は管内部の誘電率εr 異なる。空気の誘電率εrは1であるのに対し 石炭の誘電率εrは約4であり、この差を利用 して送炭管43が空の場合と、送炭管43に微粉 と1次空気の混合流体46を流通した場合の周 数特性を夫々測定し、共振周波数の差に基 いて送炭管43内を通過する微粉炭の流量を演 算することができる。
図26は、静電荷式の微粉炭流量計51bの概 構成図である。この流量計51bは、送炭管43内 を微粉炭が通過する際に微粉炭が流路壁に衝 突して発生する静電気を捉え、その電荷量が 微粉炭の濃度に応じて増減することを利用し ており、送炭管43内を微粉炭が通過するのに う静電荷の移動を2つの電荷センサ54a、54bで 検出して微粉炭の流量を計測するものである 。
図に示すように送炭管43の途中に管軸方 に沿って所定の間隔Lをおいて第1電荷センサ 54aと第2電荷センサ54bを設置する。
まず、電荷センサ54a、54bで送炭管43内を 過する微粉炭の濃度ρを求める。次に微粉炭 が第1電荷センサ54aから第2電荷センサ54bの間 通過する通過時間τを求める。この通過時 τは、微粉炭が第1電荷センサ54aを通過する に検出されるゆらぎ現象(特定の波形部分)と 第2電荷センサ54bを通過する際に検出される らぎ現象(同じ特定の波形部分)との時間差に よって求めることができる。そしてV=L/τの関 係式から微粉炭の流速Vを演算する。ついで 記微粉炭の濃度ρ、微粉炭の流速Vならびに 炭管43の流通断面積Sから、Q=ρ×V×Sの関係式 り微粉炭の流量Qを演算することができる。
なお同図に示すように、電荷センサ54a、5 4bは円環状をしており、その内径は送炭管43 内径とほぼ同寸であり、これによって微粉 流による電荷センサ54a、54bの磨耗を極力抑 ている。
粉砕機から各バーナへ分配供給される微 炭の流量は、粉砕機への石炭供給量や分配 の偏差などにより、常に変動する。ところ 従来は、微粉炭流量を直接計測する手段が かったため、リアルタイムで各バーナ及び 流側のAAPへの空気供給量を制御できなかっ 。そのため火炉燃焼領域内で全体としては 気を過剰に供給して、COなどの未燃分を完 燃焼させなければならず、前述した低空気 剰率の燃焼ができなかった。
前述の微粉炭流量計51を用いれば、粉砕 から各バーナへ分配供給される微粉炭の流 を正確に計測することができる。そのため 測される微粉炭流量に応じて各バーナ及びAA P毎に空気供給量を精密に調整・制御するこ ができ、できるだけ理論空気比1.0に近づけ 、即ち低空気過剰率の燃焼が可能となった
(4)第1実施形態
図1は、第1実施形態に係る微粉炭焚きボイ
の概略平面構成図である。
この実施形態の場合、微粉炭焚きボイラ9の
缶前に例えば4本の微粉炭バーナ61a~61dが、缶
にはそれと対向するように4本の微粉炭バー
ナ61e~61hが夫々設置されている。粉砕機3は缶
用と缶後用の2台が備えられ、缶前用粉砕機
3aから延びている4本の送炭管43a~43dは夫々前
微粉炭バーナ61a~61dに接続され、缶後用粉砕
3bから延びている4本の送炭管43e~43hは夫々前
記微粉炭バーナ61e~61hに接続されている。
そして各送炭管43a~43hには微粉炭流量計51a ~51hが付設され、送炭管43内を通過する微粉炭 流量が個別に計測できるようになっている。
図2は、微粉炭バーナ61の概略構成図であ 。同図に示されているように微粉炭バーナ6 1の中央部に微粉炭ノズル8が設置され、その 粉炭ノズル8の外周部に1次空気以外の燃焼 空気(2次空気、3次空気)62を供給する燃焼用 気供給路63がバーナ61毎に個別に設けられて る。またこの燃焼用空気供給路63の途中に 、燃焼用空気62の供給量を調整する例えばダ ンパ式あるいはスライド式の燃焼用空気供給 量調整手段64(図4参照)が設けられている。同 に示されているように、微粉炭と1次空気の 混合流体46が微粉炭ノズル8から火炉内に噴射 されるとともに、低空気過剰率の燃焼用空気 62が燃焼用空気供給路63から供給されること より、微粉炭が着火・燃焼される。
この実施形態では燃焼用空気62を微粉炭 ズル8の外周に供給したが、本発明はこれに 定されるものではなく、要は微粉炭ノズル8 から火炉内に噴出される微粉炭を燃焼するよ うに燃焼用空気62が供給されればよい。
図3は、1台の粉砕機3に対して原炭をX(t/h) 給して粉砕し、それによって得られた微粉 を4本の送炭管43a~43dに分配して、各微粉炭 量計51a~51dで微粉炭の流量を計測した場合の 均流量からの偏差の一例を示した図である
この図で偏差値が0%は、平均流量(この例 場合はX/4)の微粉炭が検出されたことを示し ている。この例では、送炭管43aと43bには平均 流量より少ない微粉炭が搬送され、送炭管43c と43dには平均流量より多い微粉炭が搬送され たことを示している。この計測値の偏差は、 例えば送炭管43の管長差に基づく圧力損失の あるいは粉砕機の構造上などが原因で現れ また回転分級機の回転速度など粉砕機の運 条件によって前記偏差は変動することが確 されている。
本実施形態では各送炭管43によって搬送 れる微粉炭流量の偏差状態を検出して、そ 偏差に基づいて、バーナ空気比設定手段に って設定されている空気比が維持できるよ に、前記微粉炭供給量に見合う燃焼用空気 給量をバーナ毎に個別に演算して、各燃焼 空気供給量調整手段64に制御信号を送信する ことにより、各バーナ61への燃焼用空気の供 量を個別に調整するものである。
図4は、その燃焼用空気の供給量制御系統 を説明するための図である。同図の右側の図 は、微粉炭焚きボイラ9における微粉炭バー 61と、その下流側のAAP65の配置例を示す図で る。缶前、缶後とも複数のバーナ段に分か ており、各バーナ段毎に多数の微粉炭バー 61が横並びに設置されている。またAAP65も缶 前、缶後に別れて、各微粉炭バーナ61に対応 て横並びに設けられている。
同図の左側の図は、微粉炭バーナ61への 焼用空気の供給量制御系統を示す図である 前述のように粉砕機3から各バーナ61a、61bへ 配供給される微粉炭流量は、微粉炭流量計5 1a、51bにより個別に計測され、その計測値が 御回路66に入力される。
一方、各バーナ61a、61bに対応して設けら ている燃焼用空気供給路63a、63bの途中には 焼用空気供給量調整手段64a、64bと空気流量 67a、67bがそれぞれ個別に付設されている。 気流量計67a、67bにより個別に計測された各 ーナ61a、61bへの空気供給量の計測値も制御 路66に入力される。そして制御回路66からは 、燃焼用空気供給量制御信号68a、68bが燃焼用 空気供給量調整手段64a、64bに対して個別に出 力される仕組みになっている。
図5は、制御回路66の構成例を示すブロッ 図である。制御回路66には微粉炭流量計51a 51bからの計測値が入力され、加算器69と割算 器70により各送炭管43a、43bでの平均流量から 偏差値が求められる。
制御回路66には、給炭量71、バーナ空気比 72、理論空気量73、各バーナに対する燃焼空 量74a、74bなどが予め入力されている。本実 形態では前記バーナ空気比72は0.8、AAPでの空 気比は0.3に設定されており、従ってボイラ全 体の空気比は1.1の低空気過剰率となっている 。
そしてこれら各種設定値と前述の各送炭 43a、43bにおける微粉炭流量の偏差値とによ 、前述のバーナ空気比が維持できるように 前記微粉炭供給量に見合う燃焼用空気供給 を燃焼空気量制御指令値68a、68bとして演算 て出力する。制御回路66中の各種掛算器76並 びに引算器77などは、前記指令値68a、68bの演 手段として用いられる。制御回路66の出力 側に設けられた補正量制限器75a、75bの制限 目は、絶対値の上限と下限、変化幅並び変 率である。
前述のように各送炭管での微粉炭供給量 見合う燃焼用空気供給量を個別に制御する とにより、低空気過剰率での燃焼において CO低減効果が大きい。
(5)第2実施形態
図6は、第2実施形態に係る微粉炭焚きボイ
の概略構成図である。
同図に示すように複数台の粉砕機3a~3cが設
されており、そのうち粉砕機3aは上段のバー
ナ61に、粉砕機3bは中段のバーナ61に、粉砕機
3caは下段のバーナ61に、それぞれ微粉炭を供
するように接続されている。
図7は、CO低減効果の大きいバーナ段を特 するためになされた実験の結果を示す図で る。本実験は、各バーナ段とも6本のバーナ を設置した燃焼解析モデルを用いて行った。
各バーナ段とも微粉炭(燃料)が均一にバ ナへ分配供給された場合のCO発生量を測定し 、その発生量を基準値(1.00)とした(同図左列 照)。そして6本のバーナの平均流量からの偏 差値(図3参照)の合計が20%になるように燃料供 給量に偏差を与えた場合のCO発生量の相対値 同図中央列に示した。この同図中央列に示 ように、下段のバーナはCOの発生量は燃料 給量に多少の偏差があってもCOの発生量は殆 ど増えていないが、上段並びに中段において は燃料供給量に偏差があるとCO発生量は約40% 上増えており、特に上段のバーナではCO発 量の増加が顕著である。
次に各バーナ61に接続されている送炭管43 に微粉炭流量計51を取り付けて、前記第1実施 形態のように燃焼空気量の調整を行い、その 結果を同図右列に示した。この同図右列の結 果から明らかなように上段並びに中段におい てCO低減効果が大きく、特に上段のバーナに いてはその効果が顕著である。
従って本実施形態では、下段には微粉炭 量計51や制御回路66などは付設せず、CO低減 果のある上段と中段、少なくとも上段に微 炭流量計51や制御回路66などを付設して燃焼 空気量の調整を行う構成にした。
本実施形態ではバーナ段毎に分けて微粉 流量計51や制御回路66の付設の有無を決めた が、バーナ全般にわたってCO低減効果の大小 実験などによって予め把握しておき、CO低 効果のあるバーナだけに微粉炭流量計51や制 御回路66を付設することもできる。
(6)第3実施形態
次に第3実施形態について説明する。図26に
す静電荷式微粉炭流量計51bでは、前述のよ
に送炭管43内を通過する微粉炭の濃度ρと微
粉炭の流速Vを求めることができるから、そ
微粉炭の濃度ρ、流速V、送炭管43の流通断面
積S、温度補正値に基づいて微粉炭を気流搬
する1次空気の流量を演算することができる
流速Vが速ければ1次空気の流量、すなわち
ーナ61に供給される1次空気流量が多くなる
従って本実施形態では、この1次空気流量 を演算して、1次空気流量が多い場合には燃 用空気62の供給量を減らすなど、1次空気流 を加味して燃焼用空気62の供給量を調整する 構成になっている。なお、1次空気流量の演 と、その演算結果に基づく燃焼用空気62の供 給量調整は、制御回路66によって行われる。
理論空気量の少ない例えば亜瀝青炭などの 種では1次空気量の割合が例えば瀝青炭など の炭種に比べて大きいから、本実施形態は特 に有効である。瀝青炭の理論空気量は7.0m 3 N/kgであるのに対して、亜瀝青炭の理論空気 は5.5m 3 N/kgと小さい。
(7)第4実施形態
図8は第4実施形態に係る微粉炭焚きボイラ
概略構成図で、同図(a)は微粉炭バーナ61とAAP
65の対応関係を示す図、同図(b)は微粉炭バー
61の配置を示す図、同図(c)はAAP65の配置を示
す図である。
本実施形態の場合、同図(b)に示すように 前の微粉炭バーナ61a~61dと缶後の微粉炭バー ナ61e~61hは平面上において対向しており、ま 、同図(c)に示すように缶前のAAP65a~65dと缶後 AAP65e~65hも平面上において対向している。そ して同図(a)に示すように各微粉炭バーナ61の 上にそれぞれAAP65が配置されている。
バーナの設計上から各微粉炭バーナ61a~61h でのバーナ燃焼用空気量の調整可能範囲が予 め規制されており、本実施形態の場合は定格 のバーナ燃焼用空気量に対して10%までと定め られている。
例えば同図(b)に示す微粉炭流量計51cの出 に基づいて演算した結果、空気量を定格の1 3%増やしたい場合、微粉炭バーナ61cに供給す バーナ燃焼用空気量を10%増しにして、残り 3%はそれと対向する側のAAP65gへ供給するAAP 空気量を増す構成になっている。
図9は、本実施形態のCO低減効果を示す図 ある。この実験例の場合、缶前上段の微粉 バーナ61cに+20%の燃料偏差が検出されており 、そのときのCO相対値は1.53である(図7の上段 照)。そのため微粉炭バーナ61cに供給するバ ーナ燃焼用空気量を10%増しにすると、CO相対 は0.75まで下がり(図9の上段右側参照)、これ によりCO量を基準値に対して25%低減すること できた。
さらに残りの10%をAAP用空気量で賄う訳で るが、微粉炭バーナ61cの直上にある缶前のA AP65cへの供給量を10%増した場合と、微粉炭バ ナ61cとは対向側にある缶後のAAP65gへの供給 を10%増した場合のCO低減効果を調べたとこ 、缶前のAAP65cへの供給量増しでは殆ど効果 見られないが(図9の下段左側参照)、缶後のAA P65gへの供給量増しにより更にCOの低減効果が あり、総合的にはCO量を基準値に対して37%低 することができた(図9の下段右側参照)。
(8)第5実施形態
図10は第5実施形態に係る微粉炭焚きボイラ
の微粉炭バーナ61とAAP65の対応関係を示す図
である。
本実施形態の場合、AAP65の本数が微粉炭 ーナ61よりも増えており、2本のAAP65の中間の 真下に微粉炭バーナ61が設置されている。例 ば仮に缶前の微粉炭バーナ61bへの空気量を すとともに、それとほぼ対向位置にある、 なわち前記微粉炭バーナ61bによって形成さ る火炎に最も近い缶後のAAP65gとAAP65hとに2等 分して空気量を増す。また、缶前の微粉炭バ ーナ61cへの空気量を増す場合には、それとは ほぼ対向位置にある缶後のAAP65hとAAP65iとに2 分して空気を増す構成になっている。
(9)第6実施形態
図11は、第6実施形態に係る微粉炭焚きボイ
の概略構成図である。火炉78の出口側には
炭器79が設置され、その節炭器79の下流側に
燃焼排ガス中の酸素濃度(またはCO濃度)を計
測する酸素濃度計測器(またはCO濃度計測器)80
が設けられている。AAP65に供給するAAP用空気8
3の各供給経路の途中には、ダンパ式の供給
調整器84が個別に付設されている。
前記酸素濃度計測器80の検出端81は煙道82 幅方向X(図12参照)に亘って複数個(本実施形 では4個)設置され、各検出端81は煙道82の上 方向Y(図12参照)に亘って複数段(本実施形態 は3段階)に位置が切り替えられるよう上下 可能になっている。
図12は煙道82内での計測点を示しており、 これにより節炭器出口の酸素濃度あるいはCO 度の分布状態が把握でき、各計測点はAAP65 位置(缶前、缶後、缶右、缶左)とほぼ対応し ている。
本実施形態の場合、全AAP65に供給される ータルのAAP用空気量は一定に定められてお 、例えば計測点◎で他よりも低酸素濃度あ いは高CO濃度が計測されると、缶前で缶左側 のAAP用空気量を増加するように制御部から指 令信号を出力するように構成されている。
本実施形態では、全AAP65に供給されるト タルのAAP用空気量を一定に定めて、そこか 各AAP65に配分するAAP用空気量を決定したが、 トータルのAAP用空気量を一定に定めないで、 低酸素濃度あるいは高CO濃度が検出された領 に対応するAAPへの空気量を単純に増加する ともできる。従ってこの場合、トータルのA AP用空気量はその分増加することになる。
これらの実施形態によれば、未燃ガス濃 の高い領域にAAP用空気量を的確に配分する とができる。
なお、前記第5、第6実施形態においても 微粉炭流量に応じてバーナ燃焼用空気量を 整し、それで賄えない空気量をAAP用空気と て補うものである。
(10)第7実施形態
図13は、第7実施形態に係る給炭量データの
正を説明するための図である。前述のよう
石炭バンカ6に投入された原炭5は給炭機7を
り、粉砕機3で粉砕されて、各送炭管43に分
された微粉炭は微粉炭流量計51で計測され
。この計測時に給炭機7からの給炭量データ8
5が微粉炭流量計51(制御回路66)に出力される
であるが、粉砕機3内での石炭滞留時間は通
45秒~60秒あり、実際に微粉炭が流量計51を通
過するまでには時間遅れがある。
そのため本実施形態では、前記給炭量デ タ85に粉砕機内滞留時間を加味した補正係 を乗算して、その補正後の給炭量データ85を 微粉炭流量計51(制御回路66)に出力する構成に なっている。
本実施形態によれば、微粉炭流量計51の 出精度を向上することができる。本実施形 は、微粉炭流量炭計51により送炭管43を通過 る微粉炭の絶対量を計測して、それに基づ て各送炭管43間の偏差を演算するシステム 好適である。
(11)第8実施形態
図14は、第8実施形態に係る微粉炭流量の補
を説明するための図である。本実施形態は
原炭中の含有水分率、給炭量、粉砕機に供
する1次空気量、粉砕機の入口と出口の温度
差により、微粉炭流量を補正するものである
。
図15は、水分含有率が3重量%の石炭におけ る水分の増加量とその石炭の誘電率増加率と の関係を示す特性図である。同図に示すよう に石炭中の水分含有率が変化すると誘電率に 差が出るから、前述のように誘電率に基づい て微粉炭流量を計測する微粉炭流量計51では 通過する微粉炭の水分含有率を推定して流 計51の出力を補正することにより、計測値 精度を向上することができる。
そのため本実施形態では図14に示されて るように、粉砕機3の入口に粉砕機入口空気 度計86が、また出口に粉砕機出口温度計87が 付設され、粉砕機3に供給される1次空気A1の 砕機入口空気温度T1と粉砕機出口空気温度T2 計測され、それに基づいて粉砕機3の入口と 出口の温度差δT(=T1-T2)が演算される。
原炭中の水分含有率Cは炭種によって異な り、分析などにより炭種別の水分含有率Cは め制御回路66の記憶部(図示せず)に記憶させ おくことができる。粉砕機3に供給される給 炭量Qは、給炭機7の回転数から求めることが きる。粉砕機3に供給される1次空気A1の流量 Aは、押込送風機1の回転数から求めることが きる。
これらのデータから粉砕機3内で粉砕され る石炭の蒸発水分量の推定値が、下記の関係 式から演算される。
蒸発水分量推定値=f(C、Q、A、δT)
式中のfは補正係数
このようにして演算された蒸発水分量推定
に基づいて微粉炭流量計51を通過する微粉
中の水分含有率を推定し、それに基づいて
粉炭流量計51の出力を補正して検出精度を向
上することができる。
(12)第9実施形態
図16は第9実施形態を示す概略構成図、図17
図18はこの実施形態に用いる流体案内手段の
機能を説明するための図で、図17は断面図、
18は流体案内手段の上流側から視た側面図
ある。
本実施形態では微粉炭流量計51の精度を 上するとともに微粉炭による磨耗を防止す ため、微粉炭流量計51の上流に耐摩耗性材料 からなる、あるいは耐摩耗性材料をコーティ ングした流体案内手段88が設置されている。 の流体案内手段88は具体的には図17と図18に すように、送炭管43の内側のほぼ中央位置 混合流体46の流れ方向に沿って延びた仕切板 89と、その仕切板89の先端部に設けられた回 板90とから構成されている。回動板90の側面 状は送炭管43の開口に合わせてほぼ半円形 しており、図17に示すように回動軸91を中心 して矢印方向に回動できるようになってい 。
送炭管43内を前記微粉炭群が流れるとき 管内を微粉炭がほぼ均等に分散して流され のではなく、不定形に屈曲した紐状のよう 濃縮した流れとなるケースが多く、この不 一な流れが微粉炭流量計51の検出精度に悪影 響を及ぼす。
また、本実施形態では送炭管43の途中に 送信機52と受信機53とを有するマイクロ波式 微粉炭流量計51aが設置されている。この送, 受信機52,53は送炭管43の内部に挿入されてい ため、微粉炭が衝突して磨耗する。
そのため本実施形態では図17と図18に示す ように回動板90を立てて、紐状に濃縮した微 炭の流れを回動板90に衝突させて紐状に濃 した流れを崩し、微粉炭の分布を均して、 出精度の向上を図っている。
また、回動板90により送,受信機52,53側に れる微粉炭濃度を計測に支障のない程度ま 下げて、それによって受信機52,53の磨耗を抑 制している。
(13)第10実施形態
図19と図20は第10実施形態に用いる流体案内
段の機能を説明するための図で、図19は断
図、図20は流体案内手段の上流側から視た側
面図である。本実施形態に係る流体案内手段
88は、縮径部92と、その前後に設けられたテ
パ面93,93を有している。
図21と図22は本実施形態の変形例を示す図 で、図21は断面図、図22は流体案内手段の上 側から視た側面図である。この変形例に係 流体案内手段88は、上流側から下流側に向け て徐々に径小になったラッパ状部材94からな ている。
図19と図21に示されているように、前記流 体案内手段88の下流側には、第1電荷センサ54a と第2電荷センサ54bからなる微粉炭流量計51b 設置されている。前記電荷センサ54a,54bは環 体からなり、その内周面と送炭管43の内周 はほぼ同一面になっている。
送炭管43によって搬送されて来た混合流 46中の微粉炭は、前記縮径部92あるいはラッ 状部材94により送炭管43の中心部側に集めら れ、そのため電荷センサ54a,54bの内周面側を る微粉炭の量が減り、電荷センサ54a,54bの微 炭による磨耗を抑制することができる。
(14)第11実施形態
図27は、第11実施形態に係るボイラにおける
再熱器の流路系統図である。火炉の燃焼排ガ
ス流れ方向後流側の煙道内に設置された再熱
器100は、部材の配置構成から見ると1次再熱
部101と2次再熱器部102から構成され、蒸気の
路系統から見ると缶左側の第1の再熱器系統
103と缶右側の第2の再熱器系統104から構成さ
、第1の再熱器系統103と第2の再熱器系統104は
並設されている。
本実施形態の場合、第1の再熱器系統103は 、1次再熱器入口ヘッダ105a-1次再熱器106a-1次 熱器出口ヘッダ107a-2次再熱器入口ヘッダ108a- 2次再熱器109a-2次再熱器出口ヘッダ110aから構 されている。第2の再熱器系統104は、1次再 器入口ヘッダ105b-1次再熱器106b-1次再熱器出 ヘッダ107b-2次再熱器入口ヘッダ108b-2次再熱 109b-2次再熱器出口ヘッダ110bから構成されて る。
本実施形態の場合、第1の再熱器系統103と 第2の再熱器系統104の入口側には第1の再熱蒸 分配バルブ111と第2の再熱蒸気分配バルブ112 が設置され、第1の再熱器系統103と第2の再熱 系統104の出口側には第1の再熱器蒸気温度計 113と第2の再熱器蒸気温度計114が設置されて る。
高圧タービン(図示せず)から供給された 気は、1つの再熱器スプレ115を経由して2つの 流路に分岐される。分岐された蒸気はそれぞ れ第1の再熱蒸気分配バルブ111から第1の再熱 系統103を通り、第2の再熱蒸気分配バルブ112 から第2の再熱器系統104を通って加熱され、2 再熱器出口ヘッダ110a,bからの再熱蒸気は中 圧タービンに送気される。
本実施形態では第1の再熱器系統103と第2 再熱器系統104のそれぞれに分配バルブ111,112 設け、それらによって蒸気分配流量を調整 る構成になっているが、一方の再熱器系統 分配バルブを設け、それを操作することに り第1の再熱器系統と第2の再熱器系統への 気分配流量を調整することもできる。
次に前記分配バルブ111,112の開度調整方法 について説明する。まず、缶左右、すなわち 第1の再熱器系統103と第2の再熱器系統104の再 器出口蒸気温度116、117を再熱器蒸気温度計1 13、114で計測し、その計測信号を減算器118に 力して偏差値119を求める。この偏差値119の 号はPI制御器120に入力され、このPI制御器120 からは、前記偏差値119を無くすための開度調 整信号121、122が分配バルブ111、112に対して出 力される。このとき分配バルブ112に対しては 反転器(「-1」)123を介して分配バルブ111と逆 相操作を行う。
図28は、本実施形態における燃料流量(微 炭流量)、分配バルブの開度、蒸気流量なら びに再熱器出口蒸気温度(ROT)の経時的変化の 例を示す特性図である。
同図に示すように、何らかの理由によっ 時点Aでバーナに供給する燃料量に偏差が発 生すると、それに遅れて時点Bで第1の再熱器 統103と第2の再熱器系統104のROTに偏差が生じ る。この偏差を前記再熱器蒸気温度計113、114 で検知して、時点CからROTの高い系統の分配 ルブ(例えば分配バルブ111)に対して前記開度 調整信号121により開度を開き、反対にROTの低 い系統の分配バルブ(例えば分配バルブ112)に して前記開度調整信号122によりの開度を絞 操作を行う。これによりROTの高い、すなわ 熱負荷が増加した系統の蒸気分配流量が増 し、ROTの低い、すなわち熱負荷が低下した 統の蒸気分配流量が減少することで、第1の 再熱器系統103と第2の再熱器系統104のROTの偏 が解消される。
なお、前述の例では分配バルブ111、112の 方の開度を調整したが、ROTの低下した側、 なわち蒸気分配流量を低下させたい側の分 バルブ(例えば分配バルブ112)の開度のみを ることでも同様の効果が期待できる。
前記実施形態では第1の再熱器系統103と第 2の再熱器系統104の入口側にそれぞれ分配バ ブ111、112を設置したが、一方の分配バルブ( えば分配バルブ111)の代わりにオリフィスな どの抵抗体を設けることで、他方の分配バル ブ(例えば分配バルブ112)のみの開度調整によ 、第1の再熱器系統103と第2の再熱器系統104 蒸気分配流量を調整することも可能である
ROTの最高温度制約が基準蒸気条件プラス8 ℃以下であるとき、第1の再熱器系統103と第2 再熱器系統104のROTが平均化されるので、裕 をそのまま8℃とする作用がある。従って燃 焼装置の負荷変化や粉砕機の起動停止、スー トブロワの作動などによる外乱に対しても、 再熱器スプレ115の起動回数を減らし、ボイラ 効率の向上と再熱器スプレ115の長寿命化が図 れる。
(15)第12実施形態
図29は、本発明の第12実施形態に係るボイラ
における再熱器の流路系統図である。
近年一層の低NOx化、ボイラ効率向上のた 、空気過剰率を10%程度まで低減する試みが されている。空気過剰率10%においては、バ ナへの微粉炭供給量が僅かでも不均等にな と局所的な空気不足が生じ、COが発生する れがある。これに対応するため、各バーナ 供給される微粉炭供給量を個別に計測し、 れに合わせて各バーナに供給する燃焼用空 を動的に調整する手法、すなわち個別バー 空気比制御を前記第1~10実施形態などで提案 ている。
この個別バーナ空気比制御を採用した微 炭焚きボイラでは、各バーナに対して均等 燃焼用空気を供給する微粉炭焚きボイラに べて缶左右方向での燃焼ガス温度の偏差が きくなる恐れがある。従来は空気が缶左右 対して均等に供給されていたため、微粉炭 多めに供給された個所では空気不足による 完全燃焼が発生し、微粉炭供給量の偏差に べて缶左右の熱負荷の偏差は小さく抑えら ていた。しかし、前記個別バーナ空気比制 のように缶左右方向で偏差をもって供給さ た微粉炭に対して過不足のない空気が与え れることにより、微粉炭供給量の偏差がそ まま缶左右方向の熱負荷の偏差として現れ 。
例えば空気過剰率10%で運転する微粉炭焚 ボイラにおいて、供給量の平均値よりも微 炭が缶右側に15%多く、すなわち缶左側に15% なく供給されたとする。これに対して全て アフターエアポートに均等に空気を供給す ため、微粉炭供給量の缶左右の偏差は供給 れる空気の裕度を超えて不完全燃焼を引き こす。このため缶右側には15%多い燃料(微粉 炭)が供給されたにもかかわらず、熱負荷の 加は10%に抑制される。しかし前記個別バー 空気比制御を採用した微粉炭焚きボイラで 、微粉炭供給量の偏差に対して過不足のな 空気が供給されるため、前述の例では微粉 供給量の偏差と等しい15%の熱負荷増加が現 る。この熱負荷の増加は直ちに熱交換器で 熱交換量に影響を及ぼし、蒸気温度の偏差 もたらす。本実施形態は、この点に着目し なされたものである。
微粉炭焚きボイラでは、前述のように各 ーナに対する微粉炭供給量の偏差は、時間 れをもってROTの偏差として現れる。これは 数の伝熱管で構成された熱交換器は、その タル熱容量に起因してガス温度の変化に対 る応答遅れを持つためである。その時定数 数十秒から数分に達することもある。
本実施形態でも前記第1実施形態などと同 様に、微粉炭流量計51a~51hで計測される微粉 流量と、空気流量計67a~67hで計測された燃焼 空気の供給量に基づいて、バーナ空気比設 手段によって設定されているバーナ空気比 維持できるように、前記微粉炭供給量に見 う燃焼用空気供給量を演算して、燃焼用空 供給量調整手段64a~64hに制御指令信号を送信 するようになっている。
図1に示されているようにローラ粉砕機3a, 3bと各微粉炭バーナ61a~61hを結ぶ各送炭管43a~43 hには微粉炭流量計51a~51hが付設され、送炭管4 3内を通過する微粉炭流量が個別に計測でき ようになっている。
そして各微粉炭バーナ61a~61hでの燃焼によ って生成した燃焼排ガスの流れは、大きく乱 れることはく殆どそのままの状態で煙道を流 れて、再熱器100に熱を与えることになる。
従って本実施形態では図1と図29の関係か 、缶左側に設置されている微粉炭バーナ61c, 61d,61g,61hから生成した燃焼排ガスによって缶 側に配置されている第1の再熱器系統103が加 熱され、微粉炭バーナ61a,61b,61e,61fから生成し た燃焼排ガスによって缶右側に配置されてい る第2の再熱器系統104が加熱される。
本実施形態では前述の燃焼用空気供給量 個別制御に加えて、図29に示すように微粉 流量計51a~51hからの微粉炭流量の計測値を缶 右燃料供給量算出器124に入力する。缶左右 料供給量算出器124では、缶左側の微粉炭バ ナ61c,61d,61g,61hに供給される微粉炭流量と、 右側の微粉炭バーナ61a,61b,61e,61fに供給され 微粉炭流量を算出する。前者は微粉炭流量 51c,51d,51g,51hの合計で求まり、後者は微粉炭 量計51a,61b,51e,51fの合計で求まる。
このようにして算出された缶左右燃料供 量算出値125は、バイアス算出器126に入力さ る。バイアス算出器126では缶左側の微粉炭 ーナ61c,61d,61g,61hに供給される微粉炭流量と 缶右側の微粉炭バーナ61a,61b,61e,61fに供給さ る微粉炭流量の偏差を求め、その微粉炭流 偏差値を元に、PIフィードバック制御信号 ある前記開度調整信号121,122に対するバイア 値127,128を算出する。なおバイアスの大きさ (フィードフォード分の形)は、予め動特性計 で最適なパターンを求め、試運転において のパターンを調整しておく。
算出されたバイアス値127,128は加算器129,13 0によって前記開度調整信号121,122に加算され 微粉炭流量の偏差を加味した開度調整信号1 31,132を得て、分配バルブ111、112の開度調整を 行う。
図30は、本実施形態における燃料流量(微 炭流量)、分配バルブの開度、蒸気流量なら びにROTの経時的変化の一例を示す特性図であ る。
同図に示すように、缶左右の再熱器出口 気温度偏差を引き起こす原因となっている 料流量(微粉炭流量)のアンバランス(偏差)を 早い目に時点Dで検知して、それに基づいて 点Dから分配バルブ104a、104bの開度を調整す ことにより(図中の斜線部分)、フィードフォ ワード的に制御できるので缶左右のROTの偏差 がさらに小さくなり、ボイラ制御性の向上が 図れる。
(16)第13実施形態
前記第12実施形態によればフィードフォワ
ド分はほぼ固定した形になるため、場合に
ってはフィードフォワード分が強過ぎて、
度低下分が大きくなり過ぎたり、逆に小さ
なり過ぎたりする懸念がある。
例えば図36に示すように、再熱器710~713の 焼排ガス流れ方向上流側には過熱器706~709が 設置されている。そして過熱蒸気の過渡的な 温度変化に対応して主としてスプレ723,724が いられ、そのスプレ723,724の動作は、過熱器7 06~709の熱交換量を変えるとともに、再熱器710 ~713の入口ガス温度に影響を与える。従って 記第12実施形態のように燃料流量(微粉炭流 )の変化のみを用いて再熱蒸気流量のバイア を決定した場合には、スプレ723,724の効果に よる過不足が生じる場合がある。
本実施形態はこのような点を配慮したも で、図31は、第13実施形態に係るボイラにお ける再熱器の流路系統図である。
本実施形態の場合、燃料供給量、ボイラ 水流量、過熱器入口スプレ量、発電機出力 どの再熱蒸気温度に影響を与える複数の情 を元に再熱蒸気温度偏差を予測する再熱蒸 温度偏差予測モデル133を各種作成しておき それを再熱蒸気温度偏差予測手段134の記憶 (図示せず)に記憶しておく。
現在運転中の微粉炭焚きボイラにおける 料供給量135、ボイラ給水流量136、過熱器入 スプレ量137、発電機出力138を再熱蒸気温度 差予測手段134に入力し、それら入力値と前 再熱蒸気温度偏差予測モデル133とを参照し 、予測再熱蒸気温度偏差値139を得る。
この予測再熱蒸気温度偏差値139を再熱蒸 分配バルブ開度補正手段140に入力し、再熱 気分配バルブ開度補正手段140では予測再熱 気温度偏差値139を基にして、分配バルブ開 補正信号141,142を作成する。この分配バルブ 開度補正信号141,142は加算器143,144によって前 開度調整信号121,122に加えられ、補正された 開度調整信号145,146により再熱蒸気分配バル 111,112の開度調整が行われる。
図32は、本実施形態における燃料流量(微 炭流量)、分配バルブの開度、蒸気流量なら びにROTの経時的変化の一例を示す特性図であ る。
本実施形態では缶左右のROTの偏差に燃料 給量、ボイラ給水流量、過熱器入口スプレ 、発電機出力など再熱蒸気温度に影響を与 る複数の情報を加味して、それに基づいて 点Dから分配バルブ104a、104bの開度を調整す (図中の斜線部分)。このようにフィードフ ワード的に制御できるので缶左右のROTの偏 がさらに小さくなり、更なるボイラ制御性 向上が図れる。
(17)第14実施形態
過熱器においては、過熱器スプレの投入量
缶左右でバイアスをかけることにより、缶
右の過熱蒸気温度の偏差を少なくすること
可能である。しかし、缶左右の過熱蒸気温
の偏差が大きいと、過熱器スプレの本来の
的である蒸気温度制御の裕度が少なくなる
ら、スプレ流量を増加させる必要があり、
たスプレ制御が複雑になるため制御追従性
悪化する。結果としてスプレ流量が増える
とは、途中の伝熱面をバイパスする量が増
ることを意味し、ボイラ効率が低下する。
本実施形態では、過熱器での缶左右での 気流量を調整することにより、缶左右の主 気温度の偏差を解消しようとするものであ 。
図33は、第14実施形態に係るボイラにおけ る過熱器の流路系統図である。
火炉の上部からそれの燃焼排ガス流れ方 後流側の煙道内にかけて設置された過熱器2 00は、部材の配置構成から見ると1次過熱器部 201と2次過熱器部202と3次過熱器部203から構成 れ、蒸気の流路系統から見ると缶左側の第1 の過熱器系統204と缶右側の第2の過熱器系統20 5から構成され、第1の過熱器系統204と第2の過 熱器系統205は並設されている。
本実施形態の場合、第1の過熱器系統204は 、1次過熱器入口ヘッダ206a-1次過熱器207a-1次 熱器出口ヘッダ208a-2次過熱器入口ヘッダ209a- 2次過熱器210a-2次過熱器出口ヘッダ211a-3次過 器入口ヘッダ212a-3次過熱器213a-3次過熱器出 ヘッダ214aから構成されている。第2の過熱器 系統205は、1次過熱器入口ヘッダ206b-1次過熱 207b-1次過熱器出口ヘッダ208b-2次過熱器入口 ッダ209b-2次過熱器210b-2次過熱器出口ヘッダ21 1b-3次過熱器入口ヘッダ212b-3次過熱器213b-3次 熱器出口ヘッダ214bから構成されている。
本実施形態の場合、第1の過熱器系統204と 第2の過熱器系統205の入口側には第1の過熱蒸 分配バルブ215と第2の過熱蒸気分配バルブ216 が設置され、第1の過熱器系統204と第2の過熱 系統205の出口側には第1の過熱器蒸気温度計 217と第2の過熱器蒸気温度計218が設置されて る。
第1の過熱器系統204の1次過熱器出口ヘッ 208aと2次過熱器入口ヘッダ209aを結ぶ連絡管 2次過熱器入口スプレ219aが、2次過熱器出口 ッダ211aと3次過熱器入口ヘッダ212aを結ぶ連 管に3次過熱器入口スプレ220aが付設されてい る。第2の過熱器系統205の1次過熱器出口ヘッ 208bと2次過熱器入口ヘッダ209bを結ぶ連絡管 2次過熱器入口スプレ219bが、2次過熱器出口 ッダ211bと3次過熱器入口ヘッダ212bを結ぶ連 管に3次過熱器入口スプレ220bが付設されて る。
ケージ(図示せず)から供給された蒸気は 出口ヘッダ221a、221bを通って2つの流路に分 される。分岐された蒸気はそれぞれ第1の過 蒸気分配バルブ215から第1の過熱器系統204を 通り、第2の過熱蒸気分配バルブ216から第2の 熱器系統205を通って過熱され、3次過熱器出 口ヘッダ214a,bからの過熱蒸気は高圧タービン に送気される。
次に前記分配バルブ215,216の開度調整方法 について説明する。まず、缶左右、すなわち 第1の過熱器系統204と第2の過熱器系統205の過 器出口蒸気温度222、223を過熱器蒸気温度計2 17、218で計測し、その計測信号を減算器224に 力して偏差値225を求める。この偏差値225の 号はPI制御器226に入力され、このPI制御器226 からは、前記偏差値225を無くすための開度調 整信号227、228が分配バルブ215、216に対して出 力される。このとき分配バルブ216に対しては 反転器(「-1」)229を介して分配バルブ215と逆 相操作を行う。
何らかの理由によってバーナに供給する 料量に偏差が発生すると、それに遅れて第1 の過熱器系統204と第2の過熱器系統205の過熱 出口蒸気温度(SOT)222,223に偏差が生じる。こ 偏差を過熱器蒸気温度計217、218で検知して SOTの高い系統の分配バルブ(例えば分配バル 215)に対して前記開度調整信号227により開度 を開き、反対にSOTの低い系統の分配バルブ( えば分配バルブ216)に対して開度調整信号228 よりの開度を絞る操作を行う。これによりS OTの高い、すなわち熱負荷が増加した系統の 気配分流量が増加し、SOTの低い、すなわち 負荷が低下した系統の蒸気配分流量が減少 ることで、第1の過熱器系統204と第2の過熱 系統205のSOTの偏差が解消される。
図28は前記第11実施形態に係る燃料流量、 分配バルブの開度、蒸気流量ならびに再熱器 出口蒸気温度(ROT)の経時的変化の一例を示す 性図であるが、本第14実施形態では図28の再 熱器出口蒸気温度(ROT)を過熱器出口蒸気温度( SOT)に換えたのと同様の挙動を示す。
(18)第15実施形態
図34は、第15実施形態に係るボイラにおける
過熱器の流路系統図である。
同図に示すように微粉炭流量計51a~51hから の微粉炭流量の計測値を缶左右燃料供給量算 出器230に入力する。缶左右燃料供給量算出器 230では、缶左側の微粉炭バーナ61c,61d,61g,61hに 供給される微粉炭流量と、缶右側の微粉炭バ ーナ61a,61b,61e,61fに供給される微粉炭流量を算 出する。前者は微粉炭流量計51c,51d,51g,51hの合 計で求まり、後者は微粉炭流量計51a,61b,51e,51f の合計で求まる。
このようにして算出された缶左右燃料供 量算出値231は、バイアス算出器232に入力さ る。バイアス算出器232では缶左側の微粉炭 ーナ61c,61d,61g,61hに供給される微粉炭流量と 缶右側の微粉炭バーナ61a,61b,61e,61fに供給さ る微粉炭流量の偏差を求め、その微粉炭流 偏差値を元に、PIフィードバック制御信号 ある前記開度調整信号227,228に対するバイア 値233,234を算出する。なおバイアスの大きさ (フィードフォード分の形)は、予め動特性計 で最適なパターンを求め、試運転において のパターンを調整しておく。
算出されたバイアス値233,234は加算器235,23 6によって前記開度調整信号227,228に加算され 微粉炭流量の偏差を加味した開度調整信号2 37,238を得て、分配バルブ215、216の開度調整を 行う。
図30は前記第12実施形態に係る燃料流量、 分配バルブの開度、蒸気流量ならびに再熱器 出口蒸気温度(ROT)の経時的変化の一例を示す 性図であるが、本第15実施形態では図30の再 熱器出口蒸気温度(ROT)を過熱器出口蒸気温度( SOT)に換えたのと同様の挙動を示す。
(19)第16実施形態
図35は、第16実施形態に係るボイラにおける
過熱器の流路系統図である。
本実施形態の場合、燃料供給量、ボイラ 水流量、過熱器入口スプレ量、発電機出力 どの過熱蒸気温度に影響を与える複数の情 を元に過熱蒸気温度偏差を予測する過熱蒸 温度偏差予測モデル240を各種作成しておき それを過熱蒸気温度偏差予測手段241の記憶 (図示せず)に記憶しておく。
現在運転中の微粉炭焚きボイラにおける 料供給量242、ボイラ給水流量243、過熱器入 スプレ量244、発電機出力245を過熱蒸気温度 差予測手段241に入力し、それら入力値と前 過熱蒸気温度偏差予測モデル240とを参照し 、予測過熱蒸気温度偏差値246を得る。
この予測過熱蒸気温度偏差値246を過熱蒸 分配バルブ開度補正手段247に入力し、過熱 気分配バルブ開度補正手段247では予測過熱 気温度偏差値246を基にして、分配バルブ開 補正信号248,249を作成する。この分配バルブ 開度補正信号248,249は加算器250,251によって前 開度調整信号227,228に加えられ、補正された 開度調整信号252,253により過熱蒸気分配バル 215,216の開度調整が行われる。
図32は前記第13実施形態に係る燃料流量、 分配バルブの開度、蒸気流量ならびに再熱器 出口蒸気温度(ROT)の経時的変化の一例を示す 性図であるが、本第16実施形態では図32の再 熱器出口蒸気温度(ROT)を過熱器出口蒸気温度( SOT)に換えたのと同様の挙動を示す。
前記実施形態では再熱器系統の蒸気分配 ルブ制御と過熱器系統の蒸気分配バルブ制 を別々に行ったが、1つの微粉炭焚きボイラ において再熱器系統と過熱器系統の蒸気分配 バルブ制御を行うこともできる。
本発明の具体的な効果を示せば下記の通 である。
(1)再熱器缶左右の系統を交換する従来の方 法では、再熱器缶左右の蒸気温度偏差を完全 に無くすことができない問題について、本発 明によれば、再熱器缶左右の蒸気温度偏差を みて、蒸気流量を調整するので、蒸気温度偏 差を0にする効果がある。
(2)ガスダンパで再熱器缶左右の蒸気温度偏 差を調整する従来の方法では、干渉の影響と 、ガスダンパの動作速度のため応答が遅い問 題について、本発明によれば、再熱器の缶左 右に供給する蒸気流量を調整することは、過 熱器へ干渉せず、同様に過熱器の缶左右に供 給する蒸気流量を再熱器へ干渉しないので、 応答性を速くする効果がある。
(3)1次再熱器の入口と出口を結ぶ連絡管を け、缶左右の系統の蒸気流量を調整する従 の方法では、バイパスさせることによる効 低下、伝熱面の増加、バイパスさせた伝熱 で温度の急上昇といった問題について、本 明によれば、再熱器缶左右に供給する蒸気 量のバランスを変えるだけで、バイパスさ ることがないので、効率低下、伝熱面の増 、バイパスさせた伝熱面で温度の急上昇と った問題は起こらない。
(4)過熱器缶左右の系統を交換する従来の方 法では、過熱器缶左右の蒸気温度偏差を完全 に無くすことができない問題について、本発 明によれば、過熱器缶左右の蒸気温度偏差を みて、蒸気流量を調整するので、蒸気温度偏 差を0にする効果がある。
(5)過熱スプレ流量に缶左右でバイアスをか ける従来の方法では、スプレ流量が増大して しまう問題について、本発明によれば、過熱 器の缶左右の蒸気温度偏差は、過熱器に導入 する蒸気流量のみで調整するので、スプレは 過熱蒸気の温度調整にのみ用いられるため、 スプレ流量を低減する効果がある。
1:押込送風機、2:1次空気押込送風機、3:竪 型ローラ粉砕機、4:燃焼排ガス式空気予熱器 5:原炭、6:石炭バンカ、7:給炭機、8:微粉炭 ズル、9:微粉炭焚きボイラ、10:蒸気式空気予 熱器、11:ウインドボックス、12:集塵機、13:脱 硝装置、14:誘引送風機、15:脱硫装置、21:粉細 部、22:分級部、23:粉砕部駆動部、24:分級部駆 動部、25:分配部、43:送炭管、44:給炭管、45:1 空気、46:混合流体、47:分配室、51:微粉炭流 計、51a:マイクロ波式微粉炭流量計、51b:静電 荷式微粉炭流量計、52:マイクロ波送信機、53: マイクロ波受信機、54a:第1電荷センサ、54b:第 2電荷センサ、61:微粉炭バーナ、62:燃焼用空 、63:燃焼用空気供給路、64:燃焼用空気供給 調整手段、65:AAP、66:制御回路、67:空気流量 、68:燃焼空気量制御指令値、69:加算器、70: 算器、71:給炭量、72:バーナ空気比、73:理論 気量、74:燃焼空気量、75:補正量制限器、76: 算器、77:引算器、78:火炉、79:節炭器、80:酸 濃度計測器、81:検出端、82:煙道、83:AAP用空 、84:供給量調整器、85:給炭量データ、86:粉 機入口温度計、87:粉砕機出口温度計、88:流 案内手段、89:仕切板、90:回動板、91:回動軸 92:縮径部、93:テーパ面、94:ラッパ状部材、A: 空気、A1:1次空気、A2:2次空気。
100:再熱器、101:1次再熱器部、102:2次再熱 部、103:第1の再熱器系統、104:第2の再熱器系 、105:1次再熱器入口ヘッダ、106:1次再熱器、 107:1次再熱器出口ヘッダ、108:2次再熱器入口 ッダ、109:2次再熱器、110:2次再熱器出口ヘッ 、111:第1の再熱蒸気分配バルブ、112:第2の再 熱蒸気分配バルブ、113:第1の再熱蒸気温度計 114:第2の再熱蒸気温度計、115:再熱器スプレ 116:第1の再熱器出口蒸気温度、117:第2の再熱 器出口蒸気温度、118:減算器、119:偏差値、120: PI制御器、121,122:開度調整信号、123:反転器、1 24:缶左右燃料供給量算出器、125:缶左右燃料 給量算出値、126:バイアス算出器、127,128:バ アス算出値、129,130:加算器、131,132:開度調整 号、133:再熱蒸気温度偏差予測モデル、134: 熱蒸気温度偏差予測手段、135:燃料供給量、1 36:ボイラ給水量、137:過熱器入口スプレ量、13 8:発電機出力、139:予測再熱蒸気偏差値、140: 熱蒸気分配バルブ開度補正手段、141,142:分配 バルブ開度補正信号、143,144:加算器、200:過熱 器、201:1次過熱器部、202:2次過熱器部、203:3次 過熱器部、204:第1の過熱器系統、205:第2の過 器系統、206:1次過熱器入口ヘッダ、207:1次過 器、208:1次過熱器出口ヘッダ、209:2次過熱器 入口ヘッダ、210:2次過熱器、211:2次過熱器出 ヘッダ、212:3次過熱器入口ヘッダ、213:3次過 器、214:3次過熱器出口ヘッダ、215:第1の過熱 蒸気分配バルブ、216:第2の過熱蒸気分配バル 、217:第1の過熱蒸気温度計、218:第2の過熱蒸 気温度計、219:2次過熱器入口スプレ、220:3次 熱器入口スプレ、221:出口ヘッダ、222,223:過 器出口蒸気温度、224:減算器、225:偏差値、226 :PI制御器、227,228:開度調整信号、229:反転器、 230:缶左右燃料供給量算出器、231:缶左右燃料 給量算出値、232:バイアス算出器、233,234:バ アス算出値、235,236:加算器、237,238:開度調整 信号、240:過熱蒸気温度偏差予測モデル、241: 熱蒸気温度偏差予測手段、242:燃料供給量、 243:ボイラ給水量、244:過熱器入口スプレ量、2 45:発電機出力、246:予測過熱蒸気偏差値、247: 熱蒸気分配バルブ開度補正手段、248,249:分 バルブ開度補正信号、250,251:加算器、252,253: 度調整信号。
Next Patent: RESIN COMPOSITION, AND PREPREG
