Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
FIRE EXTINGUISHING TOOL
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/107447
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a fire extinguishing tool, which can safely, easily and sanitarily extinguish fire of a candle or an aroma candle over a wide range. In a fire extinguishing tool, a recess for covering a wick and a wick covering gap for protecting a wick are provided in at least one of a pair of wick covering portions, whereby a structure, which includes both of an internal space and a gap formed when the pair of wick covering portions are united, is configured and coupled to the handle of the tool.

Inventors:
KIMURA KENKAI (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/051546
Publication Date:
September 03, 2009
Filing Date:
January 30, 2009
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
KIMURA KENKAI (JP)
International Classes:
F23Q25/00
Foreign References:
JPH02141918U1990-11-30
JPH0291113U1990-07-19
JP3052027U1998-09-11
US20070166654A12007-07-19
Download PDF:
Claims:
芯の先の炎を消すための火消し具において、芯を覆う一対の覆芯部の少なくとも片方に凹部を備え、前記一対の覆芯部が合体したときに、凹部が芯の側部又は周囲に空間を形成することのできる形態を有し、前記一対の覆芯部を互いに連結する火消し具柄を設けた火消し具。
前記一対の覆芯部の少なくとも片方に、芯の側部又は周囲に隙間を形成するための覆芯隙部を設けた、請求項1に記載の火消し具。
前記一対の覆芯部が合体したときに、互いに接触する突起部をそれぞれの覆芯部に備えた、請求項1または2のいずれかに記載の火消し具。
前記一対の覆芯部と前記火消し具柄を連結する覆芯可動部を設けた、請求項1~3のいずれかに記載の火消し具。
前記火消し具柄に設けた柄伸縮部を備えた、請求項1~4のいずれかに記載の火消し具。
Description:
火消し具

 本発明は、ろうそく又はアロマキャンド などの火消しにおいて、両側から挟むよう 芯だけを覆い、芯を保護しつつ酸素不足に り消火できる、火消し具に関するものであ 。

   従来まで、ろうそく又はアロマキャンド ルの火消しは息で吹き消すのが当たり前で、 他には手ではたいたり、芯を割りばしで挟ん だり、筒状の物を上からかぶせる方法をとっ ていた。

実用新案第3021322号

   しかしながら、仏壇用ろうそく又はア ロマキャンドルには様々な形状があり、かぶ せるタイプの火消し具は消火しようとする動 作が上から下であるため、簡易的な消火を行 うにはアロマキャンドルの使用状況に限定性 があった。例えば図8のようなアロマポット はキャンドルを露出しないと使用できない また、図9に示す形状のものは、火消し具先 部分にロウが付着しやすい問題があった。 に、割りばしや先幅の広いピンセットにお ては、消火しようとする動作が前に突き出 ことと、挟むのは芯のみであることから使 範囲こそ広いものの、芯を折ってしまうこ や煤が下に落ちるという不具合を生じる場 がある。煤は火消し具の先端部分にも付着 るため、汚れ易く衛生的な問題がある。

   本発明は、このような従来の問題を解 決しようとするもので、ろうそく又はアロマ キャンドルなどの芯についた炎を安全にかつ 簡単に、しかも衛生的に広い使用範囲で消火 できることを目的とするものである。

   本発明は、芯の先の炎を消すための火 消し具において、芯を覆う一対の覆芯部の少 なくとも片方に凹部を備え、一対の覆芯部が 合体したときに、凹部が芯の側部又は周囲に 空間を形成することのできる形態を備えた火 消し具としたことで、上記課題を解決したも のである。

 さらに、ろうそく又はアロマキャンドル どの芯を保護するために、前記一対の覆芯 の少なくとも片方に、芯の側部又は周囲に 間を形成するための覆芯隙部を設けること 好ましい。

 前記一対の覆芯部を互いに連結する火消 具柄を備えることで、火消し具柄から前記 対の覆芯部に、合体するための力を加える とが可能な火消し具となる。

 前記一対の覆芯部が合体したときに、互 に接触する突起部をそれぞれの覆芯部に備 ることで、物を挟み易くすることが出来る

   本発明によれば、前に突き出す動作で 、ろうそく又はアロマキャンドルなどの芯部 両側に一対の覆芯部を位置づけ、合わせ覆う ことにより芯の周りを酸素不足にし、出来た 隙間により芯の保護を高め、安全かつ迅速は もちろん、より衛生的で広範囲な火消しが可 能である。

 本発明の火消し具は図1に示されるように 、ろうそく又はアロマキャンドルなどの芯を 覆うための凹部を少なくとも片方に備えるこ とで、化学的作用を生みだす一対の覆芯部1 2と、一対の覆芯部1と2を合わせるための力 加えることが出来る、物理的作用を生み出 火消し具柄3により構成される。

 図1において、火消し具柄3は手動で両側 ら力を加えられるように二股に分かれてお 、材質はバネがあるステンレスが望ましい しかし、一対の覆芯部1と2を合わせる力を伝 えることができれば、火消し具柄3の連結位 及び形態、動力、材質は問わない。

 また、図2のように一対の覆芯部1と2を合 せると、4と5の覆芯隙部から出来る隙間を 合体した一対の覆芯部に設けられるように っている。4と5の覆芯隙部は、一対の覆芯部 1と2を合体させたときに隙間を形成すること 出来れば、1と2の少なくとも片方に備えれ よい。

 一対の覆芯部1と2及び覆芯隙部4と5におけ るそれぞれの形状は、1と2が合体したときに 部空間と隙間を形成することが出来れば、 体、多面体、曲面、平面、直線、曲線、い れの組み合わせでもよく限定されない。し がって図2に示される一対の覆芯部1と2を合 させた形状は、球体、多面体など3次元の図 形、あるいはハチの巣や気泡の塊のように、 図16の(c)に示される、1つの立体に複数の立体 が融合した多胞体のような図形でもよく限定 されない。また図17に示される通り、一対の 芯部が合体したときに、一対の覆芯部の少 くとも片方に設けた覆芯隙部により形成さ る隙間の形状においても、円、楕円、多角 、ルーローの多角形、扇形、のいずれも含 れ限定されない。

 次に図3に示されるように、一対の覆芯部 1と2の少なくとも片方に設けた凹部により、1 と2を合体させたとき内部空間が出来る特徴 備える。図7に示される、一対の覆芯部1と2 合体させた形状の断面図において、内部空 が酸素不足になり易いように、上部には隙 が出来ないようになっている。また、内部 間の形状においても、球体、多面体、曲面 平面、直線、曲線、いずれの組み合わせで よく限定されない。

 次に図18に示すように、合体した一対の 芯部は、ろうそく又はアロマキャンドル17の 芯16を覆ったとき、一対の覆芯部の少なくと 片方に設けた凹部により、芯16の側部又は 囲に空間を形成する特徴を備える。図18の(b) は芯16の側部に空間が形成され、図18の(a)と(c )は芯16の周囲に空間が形成されている。同様 に、合体した一対の覆芯部は、ろうそく又は アロマキャンドル17の芯16を覆ったとき、一 の覆芯部の少なくとも片方に設けた覆芯隙 により、芯16の側部又は周囲に隙間を形成す る特徴を備える。

 また、図3に示す、一対の覆芯部1と2が合 さったときの断面1Aと2Aにおいて、物質的な 内部密度は問わず、断面内部に空間を有する ことで軽量化が可能である。加えて、図1に されるように、一対の覆芯部1と2のそれぞれ に、互いに接触する突起部11と12を設けるこ により、ろうそく又はアロマキャンドルな の芯の位置修正や、マッチ棒を挟んで捨て といった動作をより行い易くすることが可 である。また、図14と図15にあるように、一 の突起部11と12の内壁に溝14または凹凸15を けることにより、挟んだときに滑りにくく ることが出来る。

 また、本発明の火消し具の対象は、ろう くやオイルランプなど、着火することを特 とする芯を有している物であれば、限定さ ない。

 次に、図19のように高い位置にろうそく ある場合は、図13に示す、覆芯可動部7と柄 縮部8を備えたタイプで対応できる。図20に すように、一対の覆芯可動部7と7aを支点に 対の覆芯部1と2の角度を変え、一対の柄伸縮 部8と8aにより火消し具柄を長くすることで、 高い位置にあるろうそくにも対応出来る。他 にも、図12に示すように火消し具専用スタン 6を使用することにより、外観性と衛生性を さらに高めることが出来る。

  次に動作について説明する。まず、図4 示すとおり上方から火消し具柄3を利き手で 握る。今度は図5の形になるように、ろうそ 又はアロマキャンドル17の芯16を一対の覆芯 1と2で両側から挟むように覆う。この時、 7のとおり一対の覆芯部1と2が合わさったと にできる空間と隙間の中に、ろうそく又は ロマキャンドル17の芯16が、根元から収まる うにする。後、火は酸素不足により消えて まうので、あとは図6のように一対の覆芯部 1と2を開いて、消火を確認し完了する。

  アロマポットの上皿に張ってある水が るとアロマオイルの比率が高くなり、暴発 る恐れがある。よって、火に顔を近づけて き消すのは危険である。また、手で火をは くのもアロマポット本体やキャンドルを過 て倒してしまうという事故につながること 否めない。

  本発明は、図8のような狭い隙間しかな アロマポットでも、キャンドルを露出させ ことなく、その隙間に一対の覆芯部を差し んで消火することが出来る。図9でも同様に 、従来のかぶせるタイプの火消し具は、先端 部へのロウの付着や、消火しようとする動作 が上から下であるため、ろうそくの形状によ っては安全性や確実性における問題が生じる 場合がある。しかしながら、本発明による火 消し具は芯部分のみで消火を行うため、その 問題を解決することが出来る。

  本発明は、単体の金型で製造が可能な で量産が容易であり、材質もステンレス等 耐久性のある金属であればよいため、コス も極めて安価である。さらには前述で述べ 従来の問題も解決したことから、流通性も り日用品化される可能性が高い。

  これからは高齢化社会がさらに進み、 来の火消し具では手が震えてうまく定まら いことから、図10、図11のような転倒事故が きてしまう可能性がある。本発明による火 し具が広く認知されれば、ろうそく又はア マキャンドルなどによる火災や事故も減ら ことができ、社会的貢献度も高いと考えら る。

 本発明は、単に火消しを目的に持つだけ はなく、様々な付加価値を生み出す可能性 有している。デザインに関して言えば、図1 6に示す一対の覆芯部の外観や図17に示す覆芯 隙部の形状は、曲面、平面、曲線、直線を使 って様々な外観を持たせることができる。さ らには図18のように、一対の覆芯部が合わさ たときの内部空間においても、曲面体、多 体といった内部デザインに視点を置くこと できる。また、一対の覆芯部に物を挟み易 するための突起部11と12が着くことにより、 デザイン性のある多機能ピンセットにもなり 得る。

 本発明における火消し具の概念は、一対 覆芯部を合体させることにより形成される 部空間と隙間を利用して、ろうそく又はア マキャンドルなどの芯を保護しつつ、芯の りを酸素不足にして消火するものである。 発明における概念を遵守する火消し具であ ば、一対の覆芯部と火消し具柄の形状は限 されない。また、着火することを特徴とす 芯を有する物であれば、本発明における火 しの対象は限定されない。

  上記の発明は、ろうそく又はアロマキ ンドルなどの芯部分のみを覆い、芯の保護 高め、酸素不足により消火させる火消し具 して利用可能である。

本発明にかかる火消し具の上方から見 外観図である。 一対の覆芯部を合わせた状態にしたと に下方から見た図である。 一対の覆芯部を合わせた状態にしたと に正面から見た断面図である。 火消し具の動作手順を示す図である。 火消し具の動作手順を示す図である。 火消し具の動作手順を示す図である。 ろうそく又はアロマキャンドルの芯を 対の覆芯部で覆ったとき、正面から見た断 図である。 アロマポットの形状を示す図である。 ろうそく又はアロマキャンドルの形状 示す図である。 従来の火消し具における問題を示した 図である。 従来の火消し具における問題を示した 図である。 火消し具を専用スタンドに立て掛けた 図である。 一対の覆芯部の可動機能、及び火消し 具柄の伸縮機能を備えた火消し具を、側面か ら見た図である。 一対の覆芯部に設けられた突起部内壁 の溝を示す図である。 一対の覆芯部に設けられた突起部内壁 の凹凸を示す図である。 一対の覆芯部を上方から見た外観図で ある。 一対の覆芯部を合体させたときに形成 される隙間の形状を示した図である。 ろうそく又はアロマキャンドルの芯を 覆ったときに形成される、一対の覆芯部の断 面図と内部空間における形状を示した図であ る。 高い位置に設置されたろうそく又はア ロマキャンドルと、一対の覆芯部の可動機能 、及び火消し具柄の伸縮機能を備えた火消し 具の動作手順を示す図である。 高い位置に設置されたろうそく又はア ロマキャンドルと、一対の覆芯部の可動機能 、及び火消し具柄の伸縮機能を備えた火消し 具の動作手順を示す図である。

符号の説明

       1、2    一対の覆芯部
       3      火消し具柄
       4、5   覆芯隙部
       6      火消し具専用スタンド
7、7a  覆芯可動部
8、8a   柄伸縮部
9、10   凹部
11、12 突起部 
13    火消し具
14    溝
15    凹凸
16    芯
17    ろうそく又はアロマキャンドル