Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
FIXATION STRUCTURE FOR MESH PROTECTOR
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/051141
Kind Code:
A1
Abstract:
A fixation structure for a mesh protector, which is fixed conveniently to an end portion of the mesh protector (16) put on a bellows portion (12) of a bellows tube (10) to protect the bellows portion (12), which is not separated from position, and which can reliably fix the mesh protector to the bellows tube to prevent the end portion from raveling. The fixation structure has a clip member (20) having coupling means consisting of a pair of semicircular tube bodies (22) interconnected through a hinge and provided with a pawl (24) and an engagement portion (25) with which the pawl engage, and the pawl (24) and the engagement portion (25) are paired together. A protrusion (28) penetrating the mesh of the mesh protector to reach a mid portion of a valley portion (13) at the bellows portion of the bellows tube is provided on the inner peripheral surface of each semicircular tube body of the clip member.

Inventors:
OKADA HIROYUKI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/068671
Publication Date:
April 23, 2009
Filing Date:
October 15, 2008
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
SANOH IND CO LTD (JP)
OKADA HIROYUKI (JP)
International Classes:
F16L57/00
Foreign References:
US20050229988A12005-10-20
JPS5850295U1983-04-05
JPS63124527U1988-08-15
Attorney, Agent or Firm:
YOSHITAKE, Kenji et al. (Room 323 Fuji Bldg., 2-3, Marunouchi 3-chom, Chiyoda-ku Tokyo 05, JP)
Download PDF:
Claims:
 蛇腹チューブの蛇腹部を保護するために被せるプロテクタの固定構造であって、
 前記プロテクタが前記網目筒状の形状を有するメッシュプロテクタと、
 ヒンジ部を介して連結した一対の半円筒体からなり、爪部と、該爪部が係合する係合部が対をなした結合手段を有するクリップ部材と
を備え、
 前記クリップ部材のそれぞれ半円筒体の内周面に、前記メッシュプロテクタの網目を貫通し前記蛇腹チューブの蛇腹部の谷部の中腹部に到達しうる突起部を設け、
 前記メッシュプロテクタを前記蛇腹チューブの蛇腹部に装着するとともに、前記爪部を係合部に引っ掛け、該クリップ部材で前記メッシュプロテクタを締め付ける
ことを特徴とするメッシュプロテクタの固定構造。
 前記複数の突起部を軸方向に、前記蛇腹部のピッチに対応した間隔で配列してなる
ことを特徴とする請求項1に記載のメッシュプロテクタの固定構造。
 前記クリップ本体を構成する半円筒体には、少なくと一方の端部内周面には、周方向に延び前記蛇腹部の谷部に嵌合可能なリブ部を形成した
ことを特徴とする請求項1に記載のメッシュプロテクタの固定構造。
 前記クリップ本体を構成する半円筒体は、薄肉のヒンジ部を介して連結した
ことを特徴とする請求項1に記載のメッシュプロテクタの固定構造。
 前記クリップ本体を構成する半円筒体は、2つ割りに分離している
ことを特徴とする請求項1に記載のメッシュプロテクタの固定構造。
 前記蛇腹チューブは、樹脂製のチューブである
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかの項に記載のメッシュプロテクタの固定構造。
 前記メッシュプロテクタは、樹脂繊維を編み上げてなるプロテクタからなる
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかの項に記載のメッシュプロテクタの固定構造。
 前記突起部は、先細の円錐台形状に形成されている
ことを特徴とする請求項2に記載のメッシュプロテクタの固定構造。
 前記蛇腹チューブは、自動車の燃料配管に用いられる樹脂製のチューブである
ことを特徴とする請求項6に記載のメッシュプロテクタの固定構造。
Description:
メッシュプロテクタの固定構造

 本発明は、自動車の燃料配管等に使用さ る蛇腹チューブを保護するメッシュプロテ タの固定構造に関する。

 図6は、自動車の燃料配管に用いられている 樹脂製の蛇腹チューブを示す。この種の蛇腹 チューブ2は、チューブ自体の強度、耐食性 高い上に曲がり易いので、自動車車体の狭 スペースの中に組み入れる燃料配管等のチ ーブとして多用されている。この蛇腹チュ ブ2は、通常、蛇腹形状の管体からなる蛇腹 3と、コネクタなどを取り付けるためにスト レート形状の直管部4とが一体になったチュ ブである。
 従来、配管のアレンジによっては蛇腹部3を 保護するために、メッシュプロテクタと呼ば れる保護部材を装着することが行われている 。蛇腹チューブ2の場合、蛇腹部3の周囲に配 されている配管や機器等の干渉物とこすれ うことが起こる。蛇腹部3は柔らかく凹凸に なっていることから、こすれて破れてしまう 可能性もある。そのため、蛇腹部3を覆う保 部材としてメッシュプロテクタが用いられ いる。

 そこで、図7は、蛇腹チューブに装着したメ ッシュプロテクタの外観を示す。この図7に いて、参照番号5は、メッシュプロテクタを す。この種のメッシュプロテクタ5は、化学 繊維を筒状に編みあげて製作したもので、伸 縮性があり、軽くしかも摩擦に対して強いと いう性質がある。このメッシュプロテクタ5 装着した後は、位置がずれたり、端部の繊 がほつれないように何らかの手段で固定さ る。
 従来、メッシュプロテクタ4の固定方法とし て一般的に行われていたのは、図6に示すよ に、粘着テープ6をメッシュプロテクタ5の端 部に巻き付けることである。この粘着テープ 6を巻くことにより、メッシュプロテクタ5の 維のほつれを防ぐと同時に、軸方向にずれ いようにメッシュプロテクタ5そのものを蛇 腹チューブ2に固定することができる。

 しかしながら、粘着テープ6でメッシュプ ロテクタ5を固定すると、粘着テープ6は蛇腹 3の凹凸のために接着面積が少なかったり、 貼り付けた時のテンションにより、時間を経 るとやがて剥がれてしまい、メッシュプロテ クタ5がずれて、端部がほつれてしまうとい 問題がある。また、粘着テープ6をメッシュ ロテクタ5に巻き付ける作業は、周囲の配管 状況に合わせて必要な部位をその場で手作業 により巻くので、粘着テープ6を巻くの時間 かかるという問題があった。

 そこで、本発明の目的は、前記従来技術 有する問題点を解消し、メッシュプロテク の端部に簡便に取り付けて、離脱したりす ことなく、メッシュプロテクタを蛇腹チュ ブに確実に固定し端部のほぐれを防止する とができ、しかも、ワンタッチで簡単に固 できるようにしたメッシュプロテクタの固 構造を提供することにある。

 前記の目的を達成するために、本発明は 蛇腹チューブの蛇腹部を保護するために被 るプロテクタの固定構造であって、前記プ テクが前記網目筒状の形状を有するメッシ プロテクタと、ヒンジ部を介して連結した 対の半円筒体からなり、爪部と、該爪部が 合する係合部が対をなした結合手段を有す クリップ部材とを備え、前記クリップ本体 それぞれ半円筒体の内周面に、前記メッシ プロテクタの網目を貫通し前記蛇腹チュー の蛇腹部の谷部の中腹部に到達しうる突起 を設け、前記メッシュプロテクタを前記蛇 チューブの蛇腹部に装着するとともに、前 爪部を係合部に引っ掛け、該クリップ部材 前記メッシュプロテクタの端部を締め付け ことを特徴とするものである。

 本発明によれば、メッシュプロテクタの 部に簡便に取り付けて、離脱したりするこ なく、メッシュプロテクタを蛇腹チューブ 確実に固定し端部のほぐれを防止すること でき、しかも、ワンタッチで簡単に固定す ことができる。

本発明によるメッシュプロテクタの固 構造の一実施形態を示す断面図である。 同メッシュプロテクタの固定構造に用 るクリップ部材を示す図で、図2(a)は平面図 、図2(b)は側面図である。 本発明の一実施形態によるメッシュプ テクタの固定構造を示す側面図である。 本発明によるメッシュプロテクタの固 構造の第2実施形態を示す断面図である。 同メッシュプロテクタの固定構造に用 るクリップ部材の他の構成例を示す正面図 ある。 従来のメッシュプロテクタの固定構造 示す断面図である。 従来のメッシュプロテクタの固定構造 示す側面図である。

 以下、本発明によるメッシュプロテクタの 定構造の一実施形態について、添付の図面 参照しながら説明する。
     第1実施形態
 図1は、本発明の第1実施形態によるメッシ プロテクタの固定構造を示す。この図1にお て、参照番号10は、蛇腹チューブを示す。 の蛇腹チューブ10は、例えば、ポリアミドな どの熱可塑性樹脂を材料とするチューブであ る。

 蛇腹チューブ10は、通常、蛇腹形状の管 からなる蛇腹部12と、ストレート形状の端末 部14とが一体になっている。この端末部14に 、他の配管との接続のために、コネクタな の継手が圧入される。

 図1において、参照番号16、蛇腹チューブ1 0の蛇腹部12に被せる保護部材として用いられ るメッシュプロテクタを示す。このメッシュ プロテクタ16は、「メッシュ」とあるとおり 素材の繊維を編目状に編み込んで筒状にし もので、図7に示す従来から利用されてきた ものと同じである。この実施形態では、メッ シュプロテクタ16は素材としてナイロン繊維 どの化学繊維で編んだものが用いられてい 。自動車の燃料低圧配管に用いる蛇腹チュ ブを保護するものとしては、化学繊維製の のが好ましいが、金網製のもの、天然繊維 のものであってもよい。

 次に、図2は、蛇腹チューブ10の蛇腹部12 メッシュプロテクタ16を装着したあと、この メッシュプロテクタ16を固定するためのクリ プ部材を示す。

 この図2において、クリップ部材20は、短 筒を2つ割りにした一対の半円筒体22から樹 製の本体部が構成されている。この実施形 では、半円筒体22は、ヒンジ部23を介して連 結されている。このヒンジ部23は、一部が薄 になっていることで、折り曲げ易くなって る。

 それぞれ半円筒体22、22では、ヒンジ部23 連結している方とは反対側の端部に結合手 を構成する爪部24と係合部25が形成されてい る。この場合、一方の半円筒体22には爪部24 形成され、他方の半円筒体22には、係合部25 形成されている。半円筒部22の端部から係 部25を形成する矩形片が直角に突き出ており 、この矩形片に係合穴26が形成されている。 方の半円筒体22に形成されている爪部24は、 半円筒体の周方向に突き出ており、先端が直 角に曲がった鉤形になっている。

 このようなクリップ部材20を構成する半 筒体22の内周面には、次のような突起部28が けられている。すなわち、図2に示すように 、メッシュプロテクタ16を蛇腹チューブ10の 腹部12に装着すると、それぞれ半円筒体22の 周面にある突起部28は、メッシュプロテク 16の網目を貫通するだけでなく、突起部28は の先端が蛇腹チューブ10の蛇腹部12の谷部13 中腹部(谷部13に至る側壁部であって谷部中 部という)に到達しうるだけの高さをもって いる。突起部28は図1に示されるように、先細 の円錐台形状に形成されている。このような 突起部28は、クリップ部材20全体としてみる 、180°対称になっていることが好ましい。な お、突起部28はその先端が蛇腹部12の谷部13自 体に到達しうるだけの高さをもっていてもよ い。

 この実施形態では、それぞれ半円筒体22 中央部に突起部28が二つ軸方向に配列してお り、蛇腹部12のピッチに対応した間隔になっ いる。ここで、蛇腹部12のピッチに対応し いるという場合、隣合う谷部13にそれぞれ突 起部28が係合する場合だけでなく、いくつか 部13を間において、突起部28が係合するよう な配列も含まれる。なお、突起部28は、それ れ半円筒体22に一つだけ設けるようにして よい。

 本実施形態によるメッシュプロテクタの 定構造は、以上のように構成されるもので り、以下のような作用効果を有する。

 まず、クリップ部材20を用いて蛇腹チュ ブ10の蛇腹部12にメッシュプロテクタ16を固 するには、クリップ部材20のそれぞれ半円筒 体22を開いてから、蛇腹部12に組み付け、閉 合わせるときに係合部25に爪部24を係合させ だけでよい。このときも、それぞれ半円筒 22の内周面にある突起部28は、メッシュプロ テクタ16の網目を貫通するだけでなく、その 端は蛇腹チューブ10の蛇腹部12の谷部中腹部 にまで到達している。

 このようにクリップ部材20にある突起部28 はメッシュプロテクタ16の編み目を貫通して らに蛇腹部12の谷部中腹部まで差し込まれ ので、蛇腹部12とメッシュプロテクタ16との 、メッシュプロテクタ16とクリップ部材20と の間およびクリップ部材20と蛇腹部12との間 すべての位置関係が固定される。これによ 、メッシュプロテクタ16の端部が露出しない ように保護し繊維のほつれを防止するだけに とどまらず、メッシュプロテクタ16が軸方向 移動するのを確実に防止することができる

 なお、メッシュプロテクタ16が化繊繊維 よる網目筒状の形状を有するメッシュプロ クタである場合、クリップ部材20でメッシュ プロテクタ16の端部をきつく締め付けること より、半円筒体22を開閉する方向に力がか って爪部24と係合部25とがより強く係合し合 ため、クリップ部材20が外れにくくなる利 がある。

    第2実施形態
 次に、本発明の第2実施形態によるメッシュ プロテクタの固定構造について、図4を参照 ながら説明する。

 この第2実施形態では、半円筒体22の一方の 部内周面に内側に屈曲したリブ30が円周方 に形成されている。その他の構成要素は、 1実施形態によるクリップ部材20と同じであ 、同一の構成要素には同一の参照番号を付 てその説明は省略する。
 この第2実施形態によるクリップ部材20では リブ30は、半円筒体22の内周面から内方へ垂 直に立ち上がるように形成されている。この リブ30の厚さは、リブ30が蛇腹部12の谷部13に 入可能に、谷部13の幅よりも同等以下に薄 形成されており、リブ30は蛇腹部12の谷部13 嵌るようになっている。なお、図4において リブ30の先端部は蛇腹部12の谷部13に当接可 である。

 この第2実施形態によれば、クリップ本体 を構成する半円筒体22には、少なくとも一方 端部内周面には、周方向に延び前記蛇腹部1 2の谷部13に嵌合可能なリブ30を形成したので このリブ30を蛇腹部12の谷部13に差し込むこ で、クリップ部材20の位置が決まり、突起 28を確実に蛇腹部12の山と山の間の谷部13に し込むことができる。

    第3実施形態
 次に、図5は、本発明の第3実施形態による ッシュプロテクタの固定構造を示す。この 3実施形態では、第1実施形態および第2実施 態と異なり、クリップ部材20を構成する半円 筒体22は、ヒンジ部23を介して繋がっておら 、2つ割りに分離している。この点以外は、 1実施形態および第2実施形態と同一であり 同一の構成要素には同一の参照番号を付し その説明は省略する。

 この第3実施形態によるクリップ部材20で 、それぞれ半円筒部22の一端部には、先端 直角に曲がった鉤状の爪部24が形成され、他 方の端部には、係合穴を有する係合部25が形 されている。

 第1実施形態では薄肉のヒンジ部23が切れ 可能性があるが、この第3実施形態によれば 、そのようなことなく、クリップ部材20でメ シュプロテクタ16を確実に固定することが きる。