YKK株式会社 (〒42 東京都千代田区神田和泉町1番地 Tokyo, 〒1018642, JP)
| 被固定部材(20、40、60、80、100、120)をシート状体(1、2、3、4、5)の一方の面に固定するために、シート状体(1、2、3、4、5)の他方の面から用いる固定用部材(10、30、50、70、90、110)であって、ベース部(13、33、53、73、93、113)と、ベース部(13、33、53、73、93、113)から突出し、シート状体(1、2、3、4、5)を貫通させて前記被固定部材(20、40、60、80、100、120)と係合させる貫通部(14、34、54、74、94、114)と、貫通部(14、34、54、74、94、114)の先端に付加した保護部材(12、32、52、72、92、112)とを有する固定用部材。 |
| 前記被固定部材(20、40、60、80、100、120)は、スナップボタン及び飾りボタンを含むボタン(20、40、60、80)、ハトメ(100)、及びフック固定用部材(120)からなる群から選択される請求項1の固定用部材。 |
| 前記保護部材(12、32、52、72、92、112)は、貫通部(14、34、54、74、94、114)がシート状体(1、2、3、4、5)を貫通する際、貫通部(14、34、54、74、94、114)によって貫通され、シート状体(1、2、3、4、5)の他方の面側に少なくとも一部が残る請求項1の固定用部材。 |
| 被固定部材(20、40、60、80、100、120)をシート状体(1、2、3、4、5)の一方の面に固定するために、シート状体(1、2、3、4、5)の他方の面から貫通部(14、34、54、74、94、114)を貫通させて前記被固定部材(20、40、60、80、100、120)と係合させる固定用部材(10、30、50、70、90、110)の前記貫通部(14、34、54、74、94、114)の先端に付加する保護部材(12、32、52、72、92、112)であって、前記貫通部(14、34、54、74、94、114)がシート状体(1、2、3、4、5)を貫通する際、貫通部(14、34、54、74、94、114)によって貫通され、シート状体(1、2、3、4、5)の他方の面側に少なくとも一部が残る保護部材。 |
| 被固定部材(20、40、60、80、100、120)をシート状体(1、2、3、4、5)の一方の面に固定するために、ベース部(13、33、53、73、93、113)と、ベース部(13、33、53、73、93、113)から突出し、シート状体(1、2、3、4、5)を貫通させて前記被固定部材(20、40、60、80、100、120)と係合させる貫通部(14、34、54、74、94、114)と、貫通部(14、34、54、74、94、114)の先端に付加した保護部材(12、32、52、72、92、112)とを有する固定用部材(10、30、50、70、90、110)を用いる被固定部材(20、40、60、80、100、120)の固定方法であって、前記貫通部(14、34、54、74、94、114)がシート状体(1、2、3、4、5)を貫通する際、貫通部(14、34、54、74、94、114)が保護部材(12、32、52、72、92、112)を貫通し、保護部材(12、32、52、72、92、112)の少なくとも一部をシート状体(1、2、3、4、5)の他方の面側に残す工程を含む被固定部材の固定方法。 |
本発明は、固定用部材、保護部材、及び 固定部材の固定方法に関し、更に詳しくは ボタン、ハトメ等の被固定部材を生地等に 定するための固定用部材と、固定用部材の 利端を保護するための保護部材と、被固定 材を固定用部材で生地等に固定する方法に する。
一般に、スナップボタン等を含む各種ボ ン、ハトメ、フック等の被固定部材の生地 一方の面への取り付けは、生地の他方の面 ら、ステープル、Pxキャップ、Pxポスト、プ ロング、アイレット等の金属製の固定用部材 の一部(貫通部)を生地に貫通させた後、塑性 形させ、被固定部材に係合させることによ 行われている。そのため、固定用部材の貫 部の先端は、生地を貫通しやすいように鋭 にされている。このような鋭利端を有する 定用部材を、そのまま梱包してバルク輸送 ると、一の固定用部材の鋭利端が他の固定 部材の表面を傷付けることが多い。
また、例えば、薄い生地に被固定部材を 定用部材を用いて取り付けた場合、固定用 材及び被固定部材が生地を押さえ付ける力 弱く、生地ずれが生じたり、生地に開けら た貫通孔が拡大して被固定部材及び固定用 材が生地から外れ易くなる。これを防ぐ技 として、実開昭60-20713号公報及び実用新案 録第3037755号公報には、被固定部材の取り付 時に、生地と固定用部材との間にパッキン 介在させることが提案されている。しかし がら、そのようなパッキンを固定時に別途 加することは、作業者の負担を増やし、作 効率が低下するという問題がある。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたも で、その目的は、固定用部材の鋭利端によ て他の固定用部材等が傷付くようなことが く、また、被固定部材の固定時に作業者の 担を増やすことなく、固定用部材及び被固 部材による生地への押圧力を補強すること できる、固定用部材、保護部材、及び被固 部材の固定方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明によれ 、被固定部材をシート状体の一方の面に固 するために、シート状体の他方の面から用 る固定用部材であって、ベース部と、ベー 部から突出し、シート状体を貫通させて前 被固定部材と係合させる貫通部と、貫通部 先端に付加した保護部材とを有する固定用 材が提供される。
本発明に係る固定用部材では、貫通部の 利な先端に保護部材が付加されているので 該先端が他の固定用部材等を傷付けること ない。保護部材の材質としては、合成樹脂 特に、紫外線硬化樹脂、スチレン系、ウレ ン系等のエストラマー樹脂等を好ましく挙 ることができ、このような樹脂を貫通部の 端に成型固着させることができる。
本発明において、前記固定部材は、スナ プボタン及び飾りボタンを含むボタン、ハ メ、及びフック固定用部材からなる群から 択され得る。また、固定用部材としては、 タン、ハトメ等を生地に固定するためのス ープル、Pxキャップ、Pxポスト、プロング、 アイレット等の他、固定用の貫通部を有する フック等を挙げることができる。
シート状体としては、主として生地を挙 ることができ、この他にボタン等が取り付 られ得る樹脂製のシート等が含まれる。
本発明では、前記保護部材は、貫通部が ート状体を貫通する際、貫通部によって貫 され、シート状体の他方の面側に少なくと 一部が残る。すなわち、貫通部の先端に保 部材が付加された状態の固定用部材を用い 被固定部材の生地への取り付け作業を行い この際、固定用部材の貫通部は生地を貫通 る一方、保護部材は生地を貫通せずに生地 他方の面側にその少なくとも一部が残る。 の残留保護部材は、生地と固定用部材のベ ス部等の間に挟み付けられ、固定用部材の 地に対する押圧力を補うパッキンの役割を たす。
別の本発明によれば、被固定部材をシー 状体の一方の面に固定するために、シート 体の他方の面から貫通部を貫通させて前記 固定部材と係合させる固定用部材の前記貫 部の先端に付加する保護部材であって、前 貫通部がシート状体を貫通する際、貫通部 よって貫通され、シート状体の他方の面側 少なくとも一部が残る保護部材が提供され 。
更に別の本発明によれば、被固定部材を ート状体の一方の面に固定するために、ベ ス部と、ベース部から突出し、シート状体 貫通させて前記被固定部材と係合させる貫 部と、貫通部の先端に付加した保護部材と 有する固定用部材を用いる被固定部材の固 方法であって、前記貫通部がシート状体を 通する際、貫通部が保護部材を貫通し、保 部材の少なくとも一部をシート状体の他方 面側に残す工程を含む被固定部材の固定方 が提供される。
本発明では、固定用部材の貫通部の鋭利 先端に保護部材を付加したため、例えば、 定用部材の梱包後の輸送時等において、上 先端が他の固定用部材を傷付けることはな なる。また、貫通部の先端に保護部材を付 した状態の固定用部材を用いて被固定用部 をシート状体へ固定する際、保護部材の少 くとも一部が生地と固定用部材のベース部 との間に残留して、固定用部材の生地への 圧力を補うパッキンの役割を果たす。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に づいて説明する。図1~4は、本発明の一実施 態に係る固定用部材としてのボタン用止具1 0、すなわち、被固定部材としてのボタン20を シート状体としての生地1に固定するために いる止具の例であり、図1及び2はボタン用止 具10の斜視図及び縦断面図である。ボタン用 具10は、金属製の止具本体11と、止具本体11 後述する貫通部14の先端16’に成型固着され る、本発明に係るエラストマー樹脂製の保護 部材12とから構成される。止具本体11自体は 従来品と同様のものであり、円板状のベー 部13と、ベース部13から上方(方向は図2等に づく)へとベース部13と同心状に突出し、ボ ン20の固定時に生地1を貫通させる貫通部14と を有する。貫通部14は、ベース部13から上方 と一定の外径で延びる円柱状の貫通基部15と 、貫通基部15から更に上方へと外径が次第に 小しながら延び、先端16’が尖る円錐状の 通先端部16とに区分される。上記保護部材12 、一例として球形に形成され、止具本体11 貫通先端部16の鋭利な先端16’を覆うように 着される。なお、保護部材12の形状は、鋭 な先端16’を覆う形状であればどのような形 状でもよく、例えば卵形や水滴形であっても よい。保護部材12の先端16’への固着は、ボ ン用止具10の出荷前に行われ、これにより、 例えば、大量のボタン用止具10を梱包して輸 する際、一のボタン用止具10の貫通先端部16 の先端16’が他のボタン用止具10の表面等に 触して傷付けるようなことはなくなる。ま 、ボタン用止具10の鋭利な先端16’が保護部 12に覆われて保護されているため、後述す ボタン20の固定作業時に作業者の肌が鋭利な 先端16’に触れることがなく作業者にとって タン用止具10が扱い易くなり、作業効率が がる。
上述したボタン用止具10によって生地1に 定されるボタン20は、図3及び4にて断面で示 すように、二枚の金属板を絞り加工等して形 成される従来品と同様のものであり、ほぼ円 板状のボタン本体部21と、ボタン本体部21か 下方に突出して、ボタン固定時にボタン用 具10の貫通部14と係合する止具係合部22とを する。ボタン本体部20の表面21’の裏側(内部 側)には、該表面21’を補強する円板状の補強 板23が付設され、補強板23はボタン固定時に タン用止部10の貫通先端部16を受け止めて後 するように変形させる役割を果たす。止具 合部22は更に、固定時にボタン用止具10の貫 通部14を受け入れる、貫通基部15の外径とほ 同じ内径を有する筒状の貫通部受入部24と、 貫通部受入部24の上端と上記補強板23との間 空間であって、固定時に貫通先端部16の半径 方向外側への変形を許容して該変形した貫通 先端部16”(図4参照)を収容・係止する貫通部 止部25とを含む。
次に、本発明に係る被固定部材の固定方 として、ボタン用止具10を用いて生地1にボ ン20を固定する工程を説明する。ボタン20の 生地1への取り付けは、生地1を挟んで上下に 心状に配置したボタン20及びボタン用止具10 (保護部材12付きの止具本体11)を、プレス装置 (図示せず)で相対的に上下方向に互いに押し けることによって行われる。このプレス工 の初期段階において、図3に示すように、ボ タン用止具10の貫通部14の先端16’が生地1を 対的に押し上げると同時に、ボタン20の止具 係合部22の環状の下端が生地1を相対的に押し 下げる。この際、ボタン用止具10の保護部材1 2が生地1の下面に抑えられ、止具本体11の貫 先端部16が保護部材12を突き抜け、次いで、 護部材12を生地1の下面側に残したまま、貫 部14が生地1を貫通する。生地1を貫通した貫 通先端部16は、ボタン20の貫通部受入部24を通 過した後、補強板23に突き当たり、図4に示す ように、ボタン20の貫通部係止部25内におい 半径方向に拡張しつつ上下方向に潰れる。 のように塑性変形した止具本体11の貫通先端 部16”は、ボタン20の貫通部受入部24を下方へ と通り抜けることができず、換言すれば、変 形後の貫通先端部16”がボタン20の貫通部受 部24の上端を係止し、これにより、ボタン20 生地1の上面側に取り付けられる。また、止 具本体11の貫通部14が突き破り環状に変形し 保護部材12は、生地1の下面と止具本体11のベ ース部13と貫通基部15との間にこれらに押し された状態で残る。この残留保護部材12は、 生地1及び止具本体11からの押圧に対し復元力 を発揮して、止具本体11のベース部13が生地1 押さえ付ける力を補強する役割を果たし、 地づれを発生しにくくする等の効果を奏す 。
図5は、本発明の別の実施形態に係るボタ ン用止具30の斜視図であり、図6は、ボタン用 止具30によってボタン40が生地2に固定された 態の縦断面図である。ボタン用止具30は、 具本体31と、保護部材32とから成り、止具本 31は、ほぼ円板状のベース部33と、ベース部 33から上方に互いに平行に突出する2本の水平 断面矩形の貫通部34とを有し、各貫通部34は 先端が鋭利な先端部35を有し、先端部35にそ ぞれ球形の保護部材32が成型固着される。 タン40は、ボタン本体部41と、ボタン本体部4 1から下方に突出し、止具本体31の貫通部34を け入れる孔44を底面に持つ止具係合部42とを 有する。更に、ボタン本体部41及び止具係合 42内に補強部材43が収容され、補強部材43の 部に、固定時に生地2を貫通し上記孔44を通 した止具本体31の貫通部34を、ほぼC字状に 曲させて係止するための案内係止孔44が設け られる。各保護部材32は、固定時に生地2の下 面に抑えられつつ貫通部34に貫通され、生地2 の下面における各貫通部34の基端周囲に押し された状態で残る。
図7は、本発明の更に別の実施形態に係る ボタン用止具50の斜視図であり、図8は、ボタ ン用止具50によってボタン(雌スナップ)60が生 地3に固定された状態の縦断面図である。ボ ン用止具50は、止具本体51と、保護部材52と ら成り、止具本体51は、ほぼ円板状のベース 部53と、ベース部53から上方に突出する、環 に配置された5つの三角形状の貫通部54とを し、各貫通部54の鋭利な先端を連続して覆う ように縦断面円形で環状の保護部材52が成型 着される。ボタン60は、雄スナップの突起( 示せず)と着脱自在に係合する突起受入部61 、突起受入部61の半径方向外側に形成され 固定時に生地3を貫通した止具本体51の貫通 54を、孔62’から受け入れ、半径方向外側に 曲させて係止するための止具係合部62とを する。保護部材52は、固定時に生地3の下面 抑えられつつ貫通部54に貫通され、生地3の 面において各貫通部54の基端周囲及び基端- 端間に環状に押し潰された状態で残る。
図9は、本発明の更なる実施形態に係るボ タン用止具70の縦断面図であり、図10は、ボ ン用止具70によって飾りボタン80が生地4に固 定された状態の縦断面図である。ボタン用止 具70は、止具本体71と、保護部材72とから成り 、止具本体71は、ほぼ円板状のベース部73と ベース部73から上方にベース部73と同心状に 出する円筒状の貫通部74とを有し、貫通部74 の鋭利な先端を覆うように球形の保護部材72 成型固着される。飾りボタン80は、突起部81 とベース部82とを有し、突起部81の内側に、 定時に生地4を貫通した止具本体71の貫通部74 を、突起部81の内側面に沿って半径方向外側 と若干拡径させて係止するための止具係合 が設けられる。保護部材72は、固定時に生 4の下面に抑えられつつ貫通部74に貫通され 貫通部74よりも半径方向外側にあった部分の みが生地4の下面において貫通部74の基端周囲 に環状に押し潰された状態で残る。
図11は、本発明の一実施形態に係る固定 部材としてのハトメ用止具90の縦断面図であ り、図12は、ハトメ用止具90によってハトメ10 0が生地5に固定された状態の縦断面図である ハトメ用止具90は、止具本体91と、保護部材 92とから成り、止具本体91は、環状のベース 93と、ベース部93から上方にベース部93と同 状に突出する円筒状の貫通部94とを有し、貫 通部94の鋭利な先端を覆うように環状の保護 材92が成型固着される。ハトメ100は、固定 に生地5を貫通した止具本体91の貫通部94を開 口101から受け入れた後、図示しないダイで受 けて半径方向外側にほぼC字に湾曲させて係 される。保護部材92は、生地5の下面に抑え れつつ貫通部94に貫通されて半径方向内側部 分と環状の外側部分に二分割され、内側部分 は廃棄され、外側部分92のみが生地5の下面と ベース部93と貫通部94の基端との間に押し潰 れた状態で残る。
図13は、本発明の一実施形態に係る固定 部材としてのフック110と被固定部材として フック固定用補助板(フック固定用部材)120を 示し、この例で示すように、本発明では、固 定用部材側が主たる機能(フック機能)を担い 被固定部材側が固定のための補助的機能を つものであってもよい。フック110は、フッ 本体111と、保護部材112とから成り、フック 体111は、ベース部113と、ベース部113から下 に突出する2本の貫通部114とを有し、各貫通 部114の鋭利な先端に球形の保護部材112が成型 固着される。他方、フック固定用補助板120は 、固定時に保護部材112及び生地(図示せず)を 通したフック本体111の貫通部114を受け入れ 孔121を有する。
1、2、3、4、5 生地
10、30、50、70 ボタン用止具
11、31、51、71、91 止具本体
12、32、52、72、92、112 保護部材
13、33、53、73、93、113 ベース部
14、34、54、74、94、114 貫通部
20、40、60、80 ボタン
90 ハトメ用止具
100 ハトメ
110 フック
111 フック本体
120 フック固定用補助板
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