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Patent Searching and Data


Title:
LASER‑ENGRAVABLE FLEXOGRAPHIC PRINTING PLATE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/153932
Kind Code:
A1
Abstract:
Disclosed is a laser‑engravable flexographic printing plate with which it is possible to manufacture a printing plate free of print defects and which provides excellent resolution and printability. The original printing plate is obtained by applying light to a photosensitive resin composition containing (A) at least one type of latex having a weight average gelation degree of 40% or higher, (B) a photopolymerizable compound, and (C) a photopolymerization initiator, to crosslink and harden said resin composition. In the laser‑engravable flexographic printing plate, the (B) photopolymerizable compound contains a photopolymerizable oligomer and an ethyleneically unsaturated monomer in amounts of 10 to 25 wt% and 5 to 40 wt%, respectively, relative to the weight of the photosensitive resin composition, and the ethylenic monomer is composed of 75 to 5 wt% of a monofunctional monomer and 25 to 95 wt% of a trifunctional monomer.

Inventors:
YAWATA, Yukimi (Plastics Research and Development Center 3-1, Kanaoka-Higashimachi 3-chome, Higashi-ku, Okayama-sh, Okayama 94, 〒7048194, JP)
八和田 雪美 (〒94 岡山県岡山市東区金岡東町3丁目3番1号 東洋紡績株式会社 化成品開発研究所 西大寺分室内 Okayama, 〒7048194, JP)
YOSHIMOTO, Kazuya (Plastics Research and Development Center 3-1, Kanaoka-Higashimachi 3-chome, Higashi-ku, Okayama-sh, Okayama 94, 〒7048194, JP)
Application Number:
JP2009/002589
Publication Date:
December 23, 2009
Filing Date:
June 09, 2009
Export Citation:
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Assignee:
TOYO BOSEKI KABUSHIKI KAISHA (2-8 Dojimahama 2-chome, Kita-ku Osaka-sh, Osaka 30, 〒5308230, JP)
東洋紡績株式会社 (〒30 大阪府大阪市北区堂島浜2丁目2番8号 Osaka, 〒5308230, JP)
YAWATA, Yukimi (Plastics Research and Development Center 3-1, Kanaoka-Higashimachi 3-chome, Higashi-ku, Okayama-sh, Okayama 94, 〒7048194, JP)
八和田 雪美 (〒94 岡山県岡山市東区金岡東町3丁目3番1号 東洋紡績株式会社 化成品開発研究所 西大寺分室内 Okayama, 〒7048194, JP)
International Classes:
B41N1/12; B41C1/05; C08F2/44
Domestic Patent References:
2008-06-26
Foreign References:
JP2008105429A2008-05-08
JP2006001168A2006-01-05
JP2005254696A2005-09-22
JPH07506780A1995-07-27
JP2004533343A2004-11-04
JP2006001168A2006-01-05
Other References:
See also references of EP 2295258A1
Attorney, Agent or Firm:
KAZAHAYA, Nobuaki et al. (Shin-Ei Building 6th Fl, 6-20 Tosabori 1-chome,Nishi-ku, Osaka-shi, Osaka 01, 〒5500001, JP)
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Claims:
 (A)40%以上の重量平均ゲル化度を有する少なくとも一種のラテックス、(B)光重合性化合物、及び(C)光重合開始剤を含む感光性樹脂組成物を、光照射し、架橋硬化させることによって得られる印刷原版であって、(B)光重合性化合物が光重合性オリゴマーとエチレン性不飽和モノマーをそれぞれ感光性樹脂組成物の重量に対して10~25重量%、5~40重量%含み、エチレン性不飽和モノマーが75~5重量%の単官能モノマーと25~95重量%の三官能モノマーからなることを特徴とするレーザー彫刻可能なフレキソ印刷原版。
 光重合性オリゴマーが、(A)ラテックスと同じ骨格構造を有し、かつ500~8000の数平均分子量を有することを特徴とする請求項1に記載のフレキソ印刷原版。
Description:
レーザー彫刻可能なフレキソ印 原版

 本発明は、印刷不良を生じずかつ解像度 優れるとともに印刷性にも優れた印刷版を 造するためのレーザー彫刻可能なフレキソ 刷原版に関する。

 フレキソ印刷版の製版方法としては、原 フィルムを感光性樹脂層上に置き、露光に り露光部の樹脂を架橋させた後、非露光部 未架橋樹脂を現像液で洗浄除去する製版方 (ネガ方式)がこれまで用いられてきた。し し、最近では、コンピューター上で処理さ た情報を印刷版上に直接出力してレリーフ なる凹凸パターンを得る方法(CTP方式)が普及 しつつある。中でも、レーザーによる彫刻製 版を行うレーザー彫刻は、原画フィルムを必 要とせず、現像工程も不要であるため、極め て効率的であり、また環境に優しい方法(特 文献1参照)であり、実用化の検討がなされて いる。

 レーザー彫刻による印刷版製造工程では 画像データに基づいてレーザー光線を印刷 版に照射して照射部分を分解・除去するこ により版表面に凹凸が形成される。この際 レーザー照射部の像形成材料の分解により 脂カスが生じ、その一部は印刷版全体に飛 散る。これらの樹脂カスは、印刷版に残し おくと問題を生じるため、レーザー照射中 レーザー装置近傍に設けた集塵機で吸引す ことにより及び/又はレーザー照射後に印刷 版を洗浄することにより印刷版から除去され る。

 しかしながら、上記印刷原版は合成ゴム 主成分とするため原版自身の粘着性が高く レーザー照射により生じた樹脂カスがレー ー照射中の吸引やレーザー照射後の洗浄で 除去されずに版に付着したまま残りやすい いう問題を抱えている。樹脂カスが印刷版 レーザー非照射部分(凸部分)に付着したま 残ると、この部分は印刷時にインクが付与 れる部分であるので、印刷不良を招く。ま 、樹脂カスが印刷版のレーザー照射部分(凹 分)の底面に付着したまま残ると網点の深度 が低下し、凹部分の側面に付着したまま残る と網点の再現性が低下し、いずれも解像度の 低下を招くおそれがある。

 上記欠点を克服する方法として、樹脂組 物にシリカ微粉末などの無色透明の充填剤 配合することにより印刷原版の機械的特性 向上させ、結果として粘着性を低下させる 術が提案されている(特許文献2参照)。しか ながら、シリカ微粉末などの充填剤を配合 る方法は、印刷原版の粘着性を十分に低下 せるためには多量の充填剤が必要となり、 刷原版の成型性や版物性を著しく損なうと う問題があった。このように、充填剤を添 すると、印刷原版の成型性や版物性に悪影 を与えるので、充填剤を添加せずに印刷原 の粘着性を低下させることができる方法の 発が求められていた。

 そのための方法として、本発明者らは、 光性樹脂組成物の主成分としてラテックス 使用することにより、印刷不良を生じずか 解像度に優れたフレキソ印刷版を製造でき 方法を既に提案した(特許文献3参照)。前記 許では、少なくとも2種類の水分散ラテック スから得られる疎水性重合体を印刷原版に含 有することにより、樹脂カスの少ない印刷版 を提案し、150lpiの画像形成性を達成している 。

 しかし最近では、印刷物はさらに高繊細 ものが求められるようになり、フレキソ印 においても、これまでの150lpiから175lpiへと 段高い印刷パフォーマンスが必要となって た。具体的には、150lpiでの1%網点直径は18.8 mであるのに対し、175lpiでの1%網点直径は16.1 mとさらに微細化する。このような高繊細印 を可能にしようとした場合、画像形成性の 認には顕微鏡観察が適用されるようになり 従来の方法では樹脂カスによる印刷不良を ぐには十分ではなかった。

特表平07-506780号

特表2004-533343号

特開2006-001168号

 本発明は、かかる従来技術の現状に鑑み 案されたものであり、その目的は、樹脂カ が原因となる印刷不良を生じずかつ解像度 優れるとともに印刷性にも優れた印刷版を 造できるレーザー彫刻可能な印刷原版を提 することである。

 本発明者らは、かかる目的を達成するた に鋭意検討した結果、ラテックスを主成分 して使用する感光性樹脂組成物において光 合性化合物中の光重合性オリゴマーとエチ ン性不飽和モノマーの重量割合を適切に設 し、さらにエチレン性不飽和モノマーとし 単官能モノマーと三官能モノマーを適切な 量割合で使用することにより、レーザー照 による樹脂カスの発生やその印刷版への付 を低減できるとともに印刷性に優れた印刷 を提供できることを見出し、本発明を完成 るに至った。

 即ち、本発明は、(A)40%以上の重量平均ゲル 度を有する少なくとも一種のラテックス、( B)光重合性化合物、及び(C)光重合開始剤を含 感光性樹脂組成物を、光照射し、架橋硬化 せることによって得られる印刷原版であっ 、(B)光重合性化合物が光重合性オリゴマー エチレン性不飽和モノマーをそれぞれ感光 樹脂組成物の重量に対して10~25重量%、5~40重 量%含み、エチレン性不飽和モノマーが75~5重 %の単官能モノマーと25~95重量%の三官能モノ マーからなることを特徴とするレーザー彫刻 可能なフレキソ印刷原版である。
 本発明のフレキソ印刷原版の好ましい態様 は、光重合性オリゴマーが、(A)ラテックス 同じ骨格構造を有し、かつ500~8000の数平均 子量を有する。

 本発明のレーザー彫刻可能な印刷原版は 印刷原版の成分として上記のように単官能 三官能のエチレン性不飽和モノマーを適切 重量割合で使用しているので、版の架橋密 及び柔軟性に優れる。このため、印刷版製 時のレーザー照射により生じる樹脂カスの への付着・融着を抑制することができる。 って、本発明の印刷原版を使用すれば、樹 カスの付着が少ない印刷版を提供すること でき、これらが原因となる印刷不良を生ず ことがなく、しかも解像度に優れた印刷版 製造することができる。また、作成された 刷版は好適な硬さを有するので、インキ乗 性や耐刷性にも優れる。

 本発明の印刷原版は、レーザー彫刻によ フレキソ印刷版用レリーフ画像作成、エン ス加工等の表面加工用パターンの形成、タ ル等の印刷用レリーフ画像形成に適した印 原版として使用されるものであり、(A)40%以 の重量平均ゲル化度を有する少なくとも一 のラテックス、(B)光重合性化合物、及び(C) 重合開始剤を含む感光性樹脂組成物を、光 射し、架橋硬化させることによって得られ ことができる。

 本発明の感光性樹脂組成物を構成する(A) テックスは、像形成材料の主成分であり、 刷原版において像に従ったレーザー照射に り分解されて凹部分を形成する役割を有す 。本発明では、特にラテックスとして40%以 の重量平均ゲル化度を有する少なくとも一 のラテックスを使用することを特徴とする 40%未満の重量平均ゲル化度のラテックスを 用すると、樹脂組成物の状態では粘着性が くても印刷原版に加工すると粘着性が増大 てしまう。これは、樹脂組成物を印刷原版 成形する際の加熱や加圧あるいは溶剤の添 などにより、ラテックス微粒子同士が融着 は凝集し、団塊化又は一体化してもはや微 子の状態では存在しなくなってしまうから ある。従って、印刷原版への成形時のラテ クス微粒子同士の凝集及び一体化を阻止し 粘着性の低さを印刷原版においても維持す ためには、40%以上の重量平均ゲル化度の硬 架橋体のラテックスを使用することが必要 ある。なお、ラテックスは、天然ゴム、合 ゴムあるいはプラスチックなどの高分子が 化剤の作用によってコロイド状に水中に分 した乳濁液をいい、生産過程によって、(i) 物の代謝作用による天然の生産物である天 ゴムラテックス、(ii)乳化重合法により合成 された合成ゴムラテックス、及び(iii)固形ゴ を水中に乳化分散した人工ラテックスに分 されるが、本発明で使用する(A)ラテックス 上記の(ii)合成ゴムラテックス及び(iii)人工 テックスのみをいい、(i)天然ゴムラテック は含まない。

 本発明で使用する(A)ラテックスは、単一 類のラテックスからなっても複数種類のラ ックスの混合物からなってもよいが、(A)ラ ックスの重量平均ゲル化度は、40%以上であ ことが必要である。(A)ラテックスの重量平 ゲル化度は好ましくは50%以上であり、さら 好ましくは60%以上である。ラテックスのゲ 化度が上記数値未満では、印刷原版への成 時のラテックス微粒子同士の凝集及び一体 を十分阻止することができず、印刷原版の 着性を低く維持できないおそれがある。ま 、高い印刷版の解像度を確保できないおそ がある。一方、ラテックスのゲル化度の上 に制限はなく、ゲル化度が大きいほどラテ クス微粒子同士の凝集及び一体化阻止効果 優れる。なお、ラテックスのゲル化度の値 トルエンへの不溶解度によって規定される 具体的には、ラテックスのゲル化度は、厚 100μmのPETフィルム上にラテックス溶液を3g 確に計量し、100℃で1時間乾燥させた後、25 のトルエン溶液に48時間浸漬し、110℃で2時 乾燥させ、不可溶分の重量%を計算すること よって測定される。

 本発明で使用する(A)ラテックスとしては 従来公知のラテックスの中から一定レベル 上のゲル化度を有するものを適宜選択すれ よく、例えばポリブタジエンラテックス、 チレン-ブタジエン共重合体ラテックス、ア クリロニトリル-ブタジエン共重合体ラテッ ス、メチルメタクリレート-ブタジエン共重 体ラテックスなどを使用することができる また、これらのラテックスは所望により(メ タ)アクリルやカルボキシなどで変性されて てもよい。なお、ゲル化されたラテックス 多数の様々な合成又は天然ラテックスが市 されているので、そこから適当なものを選 すればよい。

 また、(A)ラテックスとしては、ゲル化し いないラテックスやゲル化度の低いラテッ スも、ラテックス全体の重量平均ゲル化度 40%以上になる限り、使用することができる ゲル化していないラテックスは、水性イン に対するインキ乗り性の点から使用される ゲル化していないラテックスとしては、従 公知のラテックスの中から適宜選択すれば く、例えばポリブタジエンラテックス、ス レン-ブタジエン共重合体ラテックス、アク リロニトリル-ブタジエン共重合体ラテック などを使用することができ、特に上記の点 アクリロニトリル-ブタジエン共重合体ラテ クスを使用することが好ましい。

 本発明の樹脂組成物を構成する(B)光重合 化合物は、光照射により重合・架橋し、印 原版に形状維持及び物性保持のための緻密 ネットワークを形成する役割を有する。本 明で使用する(B)光重合性化合物は、光重合 オリゴマーとエチレン性不飽和モノマーを れぞれ感光性樹脂組成物の重量に対して10~2 5重量%、5~40重量%含むことが必要である。好 しくは、光重合性オリゴマーとエチレン性 飽和モノマーの含有量は感光性樹脂組成物 重量に対してそれぞれ13~22重量%、10~25重量% ある。光重合性オリゴマーが上記上限の量 越えると、レーザー彫刻性に劣り、上記下 の量より少ないと、印刷版としての耐刷性 劣り、好ましくない。また、エチレン性不 和モノマーが上記上限の量を越えると、生 の状態で軟らかすぎて取り扱いにくいと共 耐刷性にも劣り、上記下限の量より少ない 、レーザー彫刻性に劣り、好ましくない。

 本発明の光重合性オリゴマーは、共役ジ ン系重合体の末端および/または側鎖にエチ レン性不飽和基が結合した光重合性オリゴマ ーであることが好ましい。光重合性オリゴマ ーは、相溶性の向上及び反発弾性の向上の点 から、(A)ラテックスと同じ骨格構造を持つこ とが好ましい。また、光重合性オリゴマーの 数平均分子量は、好ましくは500~8000であり、 り好ましくは1000~5000であり、さらに好まし は1500~4000である。上記下限未満の数平均分 量では24時間浸漬後の溶剤膨潤率は優れて るが、(A)ラテックスとの相溶性の面や硬度 硬くなりすぎるために好ましくない。一方 上記上限を越える数平均分子量では樹脂カ 付着が多くなる。

 光重合性オリゴマーを構成する共役ジエ 系重合体は、共役ジエン不飽和化合物の単 重合体または共役ジエン不飽和化合物とモ エチレン性不飽和化合物との共重合体によ て構成される。かかる共役ジエン不飽和化 物の単独重合体または共役ジエン不飽和化 物とモノエチレン性不飽和化合物との共重 体としては、ブタジエン重合体、イソプレ 重合体、クロロプレン重合体、スチレン-ク ロロプレン共重合体、アクリロニトリル-ブ ジエン共重合体、アクリロニトリル-イソプ ン共重合体、メタクリル酸メチル-イソプレ ン共重合体、メタクリル酸メチル-クロロプ ン共重合体、アクリル酸メチル-ブタジエン 重合体、アクリル酸メチル-イソプレン共重 合体、アクリル酸メチル-クロロプレン共重 体、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン 共重合体、アクリロニトリル-クロロプレン- チレン共重合体等が挙げられる。これらの ち、ゴム弾性と光硬化性の点で、ブタジエ 重合体、イソプレン重合体、アクリロニト ル-ブタジエン共重合体が好ましく、ブタジ エン重合体、イソプレン重合体が特に好まし い。

 共役ジエン系重合体の末端および/または 側鎖にエチレン性不飽和基を導入する方法は 特に限定されないが、例えば、(1)過酸化水素 を重合開始剤として得られた水酸基末端共役 ジエン系重合体の末端の水酸基に(メタ)アク ル酸等のモノエチレン性不飽和カルボン酸 脱水反応によりエステル結合させるか、若 くは、(メタ)アクリル酸メチルや(メタ)アク リル酸エチル等のモノエチレン性不飽和カル ボン酸アルキルエステルをエステル交換反応 によりエステル結合させる方法、(2)共役ジエ ン化合物と少なくとも一部に不飽和カルボン 酸(エステル)を含むエチレン性不飽和化合物 共重合して得られた共役ジエン系重合体に リルアルコール、ビニルアルコール等のエ レン性不飽和アルコールを反応させる方法 挙げられる。

 本発明のエチレン性不飽和モノマーは、 外線によって架橋可能な化合物であり、75~5 重量%の単官能モノマーと25~95重量%の三官能 ノマーからなる。好ましくは、単官能モノ ーと三官能モノマーの重量割合はそれぞれ60 ~10重量%、40~90重量%である。単官能モノマー 印刷版の耐刷性向上のために配合され、三 能モノマーは架橋を密にさせてレーザー彫 性を向上させるために配合される。三官能 ノマーだけでは、印刷版が硬くなりすぎ耐 性が劣る。また、単官能モノマーが上記下 より少ないと耐刷性に劣り、上記上限より いとレーザー彫刻性に劣る。

 単官能のエチレン性不飽和モノマーとし は、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メ )アクリレート、プロピル(メタ)アクリレー 、ブチル(メタ)アクリレート、イソアミル( タ)アクリレート、2-エチルヘキシル(メタ) クリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、 ステアリル(メタ)アクリレート等のアルキル( メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)ア クリレート等のシクロアルキル(メタ)アクリ ート、クロロエチル(メタ)アクリレート、 ロロプロピル(メタ)アクリレート等のハロゲ ン化アルキル(メタ)アクリレート、メトキシ チル(メタ)アクリレート、エトキシエチル( タ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)ア リレート等のアルコキシアルキル(メタ)ア リレート、フェノキシエチルアクリレート ノニルフェノキシエチル(メタ)アクリレート などのフェノキシアルキル(メタ)アクリレー 、エトキシジエチレングリコール(メタ)ア リレート、メトキシトリエチレングリコー (メタ)アクリレート、メトキシジプロピレン グレコール(メタ)アクリレートなどのアルコ シアルキレングリコール(メタ)アクリレー 、などが挙げられる。その中でもアルキル( タ)アクリレートが好ましく、特にラウリル (メタ)アクリレートやステアリル(メタ)アク レートが好ましい。

 三官能のエチレン性不飽和モノマーとし は、トリメチロールプロパントリ(メタ)ア リレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ) アクリレート、グリセロールトリ(メタ)アク レート、多価アルコールのトリグリシジル ーテルに不飽和カルボン酸や不飽和アルコ ルなどのエチレン性不飽和結合と活性水素 持つ化合物を付加反応させて得られるトリ チロールプロパンのトリグリシジールエー ルトリ(メタ)アクリレートなどが挙げられ 。その中でもトリメチロールプロパントリ( タ)アクリレートが好ましい。

 本発明の樹脂組成物を構成する(C)光重合 始剤は、(B)光重合性化合物の光重合・架橋 応の触媒としての役割を有する。本発明で 用する(C)光重合開始剤としては、光照射に って重合性の炭素-炭素不飽和基を重合させ ることができるものであればあらゆるものが 使用できるが、特に、光吸収によって、自己 分解や水素引き抜きによってラジカルを生成 する機能を有するものが好ましく使用される 。具体的には、例えば、ベンゾインアルキル エーテル類、ベンゾフェノン類、アントラキ ノン類、ベンジル類、アセトフェノン類、ジ アセチル類などが使用できる。

 本発明の樹脂組成物中の(A)ラテックス、( B)光重合性化合物及び(C)光重合開始剤の重量 率は、10~80:15~80:0.1~10であることが好ましい

 (A)ラテックスの重量比率が上記下限未満 あると、印刷原版への成形時に融着・凝集 る粒子の割合が多くなり、印刷原版の粘着 が増大するおそれがある。また、(A)ラテッ スの重量比率が上記上限を超えると、樹脂 成物の流動性が著しく低下してしまい、印 原版への成型が困難になるおそれがある。 た、(B)光重合性化合物の重量比率が上記下 未満であると、光重合後の印刷原版の硬化 が著しく低下したり、印刷原版の機械的特 が著しく低下するおそれがある。また、(B) 重合性化合物の重量比率が上記上限を超え と、組成物が固体状態を維持できず、印刷 版への成型が困難になるおそれがある。ま 、(C)光重合開始剤の重量比率が上記下限未 であると、光重合後の印刷原版の硬化性が しく低下したり、印刷原版の機械的特性が しく低下するおそれがある。また、(C)光重 開始剤の重量比率が上記上限を超えると、 刷原版の厚み方向の硬化性が著しく低下し しまい、原版全体を硬化させることが困難 なるおそれがある。

 本発明の樹脂組成物には、上述の三つの 分(A)~(C)以外に親水性重合体、可塑剤、及び /又は重合禁止剤などの任意成分を所望によ 配合することもできる。

 親水性重合体は、製造された印刷版を使用 てフレキソ印刷を行う際に印刷版と水性イ キとの親和性を改善し、印刷性を向上させ 効果を有する。本発明の樹脂組成物で使用 ることができる親水性重合体は、-COOH、-COOM (Mは1価、2価もしくは3価の金属イオン、また 置換もしくは無置換のアンモニウムイオン) 、-OH、-NH 2 、-SO 3 H、リン酸エステル基などの親水基を有する のが好ましく、具体的には、(メタ)アクリル 酸またはその塩類の重合体、(メタ)アクリル またはその塩類とアルキル(メタ)アクリレ トとの共重合体、(メタ)アクリル酸またはそ の塩類とスチレンとの共重合体、(メタ)アク ル酸またはその塩類と酢酸ビニルとの共重 体、(メタ)アクリル酸またはその塩類とア リロニトリルとの共重合体、ポリビニルア コール、カルボキシメチルセルロース、ポ アクリルアミド、ヒドロキシエチルセルロ ス、ポリエチレンオキサイド、ポリエチレ イミン、-COOM基を有するポリウレタン、-COOM を有するポリウレアウレタン、-COOM基を有 るポリアミド酸およびこれらの塩類または 導体が挙げられる。これらはそれぞれを単 で使用しても、2種以上を併用してもよい。 発明の樹脂組成物中の親水性重合体の配合 合は20重量%以下であることが好ましく、15 量%以下であることがさらに好ましい。親水 重合体の配合割合が上記上限を超えると、 造される印刷版の耐水性が低下し、水性イ キ耐性が低下するおそれがある。

 可塑剤は、樹脂組成物の流動性を改善す 効果、及び製造される印刷原版の硬度を調 する効果を有する。本発明の樹脂組成物で 用することができる可塑剤は、(A)ラテック と相溶性が良好なものが好ましく、室温で 状のポリエン化合物やエステル結合を有す 化合物であることがより好ましい。室温で 状のポリエン化合物としては、液状のポリ タジエン、ポリイソプレン、さらにそれら 末端基あるいは側鎖を変性したマレイン化 、エポキシ化物などがある。エステル結合 有する化合物としては、フタル酸エステル リン酸エステル、セバシン酸エステル、ア ピン酸エステル、分子量1000~3000のポリエス ルが挙げられる。本発明の樹脂組成物中の 塑剤の配合割合は30重量%以下であることが ましく、20重量%以下であることがさらに好 しい。可塑剤の配合割合が上記上限を超え と、印刷版の機械的特性や溶剤耐性が著し 低下してしまい、耐刷性が低下するおそれ ある。

 重合禁止剤は、樹脂組成物の熱安定性を 大させる効果を有する。本発明の樹脂組成 で使用することができる重合禁止剤は従来 知のものであることができ、例えばフェノ ル類、ハイドロキノン類、カテコール類な を挙げることができる。本発明の樹脂組成 中の重合禁止剤の配合割合は0.001~3重量%で ることが好ましく、0.001~2重量%であることが さらに好ましい。

 また、これら以外の任意成分として、着 剤、酸化防止剤などを本発明の効果を損わ い範囲で添加することもできる。

 本発明の樹脂組成物は、上述の三つの必 成分(A)~(C)及び所望により任意成分を混合す ることによって調製される。その際、混合を 容易にするために所望によりトルエンなどの 有機溶媒を添加してもよい。また、混合を完 全にするためには、ニーダーを使用して加熱 条件下で十分に混練することが望ましい。加 熱条件は50~110℃程度であることが好ましい。 また、混合の際に添加された有機溶媒及び成 分中に含まれていた水分は、混練後に減圧除 去することが好ましい。

 本発明の印刷原版は、上述のようにして 製された本発明の樹脂組成物をシート状又 円筒状に成形し、次いでこの成型物に光を 射して架橋硬化させることによって得られ 。

 本発明の樹脂組成物をシート状又は円筒状 成形する方法としては、従来公知の樹脂成 方法を使用することができ、例えば本発明 樹脂組成物を適当な支持体上に又は印刷機 シリンダー上に塗布してヒートプレス機な で加圧する方法を挙げることができる。支 体としては、可撓性を有しかつ寸法安定性 優れた材料が好ましく用いられ、例えば、 リエチレンテレフタレートフィルム、ポリ チレンナフタレートフィルム、ポリブチレ テレフタレートフィルム、或いはポリカー ネートを挙げることができる。支持体の厚 は印刷原版の機械的特性、形状安定性等の から50~250μm、好ましくは100~200μmであること が好ましい。また、必要により、支持体と樹 脂層との接着を向上させるために、この種の 目的で従来から使用されている公知の接着剤 を表面に設けてもよい。加圧条件は20~200kg/cm 2 程度であることが好ましく、加圧の際の温度 条件は室温~150℃程度であることが好ましい 形成される成形物の厚さは、製造する印刷 版のサイズ、性質などにより適宜決定すれ 良く、特に限定されないが、通常は0.1~10mm程 度である。

 次いで、成形した樹脂組成物に光を照射 て樹脂組成物中の(B)光重合性化合物を重合 橋させ、これにより成形物を硬化させて印 原版とする。硬化に用いられる光源として 高圧水銀灯、超高圧水銀灯、紫外線蛍光灯 カーボンアーク灯、キセノンランプ等が挙 られ、その他公知の方法で硬化を行うこと できる。硬化に用いる光源は、1種類でも構 わないが、波長の異なる2種類以上の光源を いて硬化させることにより、樹脂の硬化性 向上することがあるので、2種類以上の光源 用いることも差し支えない。

 かくして得られた印刷原版は、レーザー 刻装置の版装着ドラムの表面に取付けられ 像に従ったレーザー照射により照射部分の 版が分解されて凹部分を形成し、印刷版が 造される。本発明の樹脂組成物から得られ 印刷原版は、一定レベル以上のゲル化度を するラテックスの使用により粘着性が低下 れているので、レーザー照射により生ずる 脂カスが版面に付着しにくく、樹脂カスの 着による印刷不良や解像度の低下が効果的 防止される。

 以下、実施例により本発明を具体的に示 が、本発明はこれらに限定されるものでは い。

 実施例1
 (A)ラテックス成分としてメチルメタクリレ ト-ブタジエンラテックス(日本エイアンド ル製ナルスターMR174:ゲル化度95%:不揮発分50%) 20質量部、アクリロニトリル-ブタジエンラテ ックス(日本エイアンドエル製サイアテックNA 20:ゲル化度70%:不揮発分45%)89質量部、(B)光重 性化合物としてオリゴブタジエンアクリレ ト(共栄社化学製ABU-3:数平均分子量約2700)15質 量部、ラウリルメタクリレート10質量部、ト メチロールプロパントリアクリレート10質 部、(C)光重合開始剤としてベンジルジメチ ケタール1質量部、その他、親水性重合体と て共栄社化学製のPFT-3(ウレタンウレア構造 有する分子量約20,000の化合物:不揮発分25%)20 質量部、重合禁止剤としてハイドロキノンモ ノメチルエーテル0.1質量部、可塑剤として液 状ブタジエンゴム9質量部をトルエン5質量部 ともに容器中で混合してから、加圧ニーダ を用いて105℃で混練し、その後トルエンと を減圧除去して樹脂組成物を得た。

 実施例2
 (A)ラテックス成分としてメチルメタクリレ ト-ブタジエンラテックス(日本エイアンド ル製ナルスターMR174:ゲル化度95%:不揮発分50%) 20質量部、アクリロニトリル-ブタジエンラテ ックス(日本エイアンドエル製サイアテックNA 20:ゲル化度70%:不揮発分45%)89質量部、(B)光重 性化合物としてオリゴブタジエンアクリレ ト(共栄社化学製ABU-3:数平均分子量約2700)15質 量部、ラウリルメタクリレート7質量部、ト メチロールプロパントリアクリレート13質量 部、(C)光重合開始剤としてベンジルジメチル ケタール1質量部、その他、親水性重合体と て共栄社化学製のPFT-3(ウレタンウレア構造 有する分子量約20,000の化合物:不揮発分25%)20 量部、重合禁止剤としてハイドロキノンモ メチルエーテル0.1質量部、可塑剤として液 ブタジエンゴム9質量部をトルエン5質量部 ともに容器中で混合してから、加圧ニーダ を用いて105℃で混練し、その後トルエンと を減圧除去して樹脂組成物を得た。

 実施例3
 (A)ラテックス成分としてメチルメタクリレ ト-ブタジエンラテックス(日本エイアンド ル製ナルスターMR174:ゲル化度95%:不揮発分50%) 20質量部、アクリロニトリル-ブタジエンラテ ックス(日本エイアンドエル製サイアテックNA 20:ゲル化度70%:不揮発分45%)89質量部、(B)光重 性化合物としてオリゴブタジエンアクリレ ト(共栄社化学製ABU-3:数平均分子量約2700)15質 量部、ラウリルメタクリレート4質量部、ト メチロールプロパントリアクリレート16質量 部、(C)光重合開始剤としてベンジルジメチル ケタール1質量部、その他、親水性重合体と て共栄社化学製のPFT-3(ウレタンウレア構造 有する分子量約20,000の化合物:不揮発分25%)20 量部、重合禁止剤としてハイドロキノンモ メチルエーテル0.1質量部、可塑剤として液 ブタジエンゴム9質量部をトルエン5質量部 ともに容器中で混合してから、加圧ニーダ を用いて105℃で混練し、その後トルエンと を減圧除去して樹脂組成物を得た。

 実施例4
 (A)ラテックス成分としてメチルメタクリレ ト-ブタジエンラテックス(日本エイアンド ル製ナルスターMR174:ゲル化度95%:不揮発分50%) 20質量部、アクリロニトリル-ブタジエンラテ ックス(日本エイアンドエル製サイアテックNA 20:ゲル化度70%:不揮発分45%)89質量部、(B)光重 性化合物としてオリゴブタジエンアクリレ ト(共栄社化学製ABU-3:数平均分子量約2700)15質 量部、ラウリルメタクリレート10質量部、ペ タエリスリトールトリメタクリレート10質 部、(C)光重合開始剤としてベンジルジメチ ケタール1質量部、その他、親水性重合体と て共栄社化学製のPFT-3(ウレタンウレア構造 有する分子量約20,000の化合物:不揮発分25%)20 質量部、重合禁止剤としてハイドロキノンモ ノメチルエーテル0.1質量部、可塑剤として液 状ブタジエンゴム9質量部をトルエン5質量部 ともに容器中で混合してから、加圧ニーダ を用いて105℃で混練し、その後トルエンと を減圧除去して樹脂組成物を得た。

 実施例5
 (A)ラテックス成分としてメチルメタクリレ ト-ブタジエンラテックス(日本エイアンド ル製ナルスターMR174:ゲル化度95%:不揮発分50%) 20質量部、アクリロニトリル-ブタジエンラテ ックス(日本エイアンドエル製サイアテックNA 20:ゲル化度70%:不揮発分45%)89質量部、(B)光重 性化合物としてオリゴブタジエンアクリレ ト(共栄社化学製ABU-3:数平均分子量約2700)20質 量部、ラウリルメタクリレート7.5質量部、ト リメチロールプロパントリアクリレート7.5質 量部、(C)光重合開始剤としてベンジルジメチ ルケタール1質量部、その他、親水性重合体 して共栄社化学製のPFT-3(ウレタンウレア構 を有する分子量約20,000の化合物:不揮発分25%) 20質量部、重合禁止剤としてハイドロキノン ノメチルエーテル0.1質量部、可塑剤として 状ブタジエンゴム9質量部をトルエン5質量 とともに容器中で混合してから、加圧ニー ーを用いて105℃で混練し、その後トルエン 水を減圧除去して樹脂組成物を得た。

 実施例6
 (A)ラテックス成分としてメチルメタクリレ ト-ブタジエンラテックス(日本エイアンド ル製ナルスターMR174:ゲル化度95%:不揮発分50%) 25質量部、アクリロニトリル-ブタジエンラテ ックス(日本ゼオン製SX 1503:ゲル化度0%:不揮 分42%)25質量部、(B)光重合性化合物としてオ ゴブタジエンアクリレート(共栄社化学製ABU- 3:数平均分子量約2700)15質量部、ラウリルメタ クリレート10質量部、トリメチロールプロパ トリアクリレート10質量部、(C)光重合開始 としてベンジルジメチルケタール1質量部、 の他、親水性重合体として共栄社化学製のP FT-3(ウレタンウレア構造を有する分子量約20,0 00の化合物:不揮発分25%)20質量部、重合禁止剤 としてハイドロキノンモノメチルエーテル0.1 質量部、可塑剤として液状ブタジエンゴム9 量部をトルエン5質量部とともに容器中で混 してから、加圧ニーダーを用いて105℃で混 し、その後トルエンと水を減圧除去して樹 組成物を得た。

 実施例7
 (A)ラテックス成分としてメチルメタクリレ ト-ブタジエンラテックス(日本エイアンド ル製ナルスターMR174:ゲル化度95%:不揮発分50%) 20質量部、アクリロニトリル-ブタジエンラテ ックス(日本エイアンドエル製サイアテックNA 20:ゲル化度70%:不揮発分45%)89質量部、(B)光重 性化合物としてオリゴブタジエンアクリレ ト(共栄社化学製ABU-3:数平均分子量約2700)15質 量部、ラウリルメタクリレート10質量部、ト メチロールプロパントリアクリレート10質 部、(C)光重合開始剤としてベンジルジメチ ケタール1質量部、その他、重合禁止剤とし ハイドロキノンモノメチルエーテル0.1質量 、可塑剤として液状ブタジエンゴム9質量部 をトルエン5質量部とともに容器中で混合し から、加圧ニーダーを用いて105℃で混練し その後トルエンと水を減圧除去して樹脂組 物を得た。

 実施例8
 水酸基含有ポリブタジエン(分子量:数平均 子量500、水酸基含有量:4.1モル当量/kg)900質量 部とアクリル酸260質量部とを、シクロヘキサ ン900質量部、トルエンスルホン酸5質量部の 在下、70℃で2時間反応させた後、シクロヘ サンを留去して、数平均分子量約600のオリ ブタジエンアクリレートを得た。
 次に、(A)ラテックス成分としてメチルメタ リレート-ブタジエンラテックス(日本エイ ンドエル製ナルスターMR174:ゲル化度95%:不揮 分50%)20質量部、アクリロニトリル-ブタジエ ンラテックス(日本エイアンドエル製サイア ックNA20:ゲル化度70%:不揮発分45%)89質量部、(B )光重合性化合物として上述のオリゴブタジ ンアクリレート15質量部、ラウリルメタクリ レート10質量部、トリメチロールプロパント アクリレート10質量部、(C)光重合開始剤と てベンジルジメチルケタール1質量部、その 、親水性重合体として共栄社化学製のPFT-3( レタンウレア構造を有する分子量約20,000の 合物:不揮発分25%)20質量部、重合禁止剤とし てハイドロキノンモノメチルエーテル0.1質量 部、可塑剤として液状ブタジエンゴム9質量 をトルエン5質量部とともに容器中で混合し から、加圧ニーダーを用いて105℃で混練し その後トルエンと水を減圧除去して樹脂組 物を得た。

 実施例9
 水酸基含有ポリブタジエン(分子量:数平均 子量7000、水酸基含有量:0.29モル当量/kg)900質 部とアクリル酸19質量部とを、シクロヘキ ン900質量部、トルエンスルホン酸5質量部の 在下、70℃で5時間反応させた後、シクロヘ サンを留去して、数平均分子量約7100のオリ ゴブタジエンアクリレートを得た。
 次に、(A)ラテックス成分としてメチルメタ リレート-ブタジエンラテックス(日本エイ ンドエル製ナルスターMR174:ゲル化度95%:不揮 分50%)20質量部、アクリロニトリル-ブタジエ ンラテックス(日本エイアンドエル製サイア ックNA20:ゲル化度70%:不揮発分45%)89質量部、(B )光重合性化合物として上述のオリゴブタジ ンアクリレート15質量部、ラウリルメタクリ レート10質量部、トリメチロールプロパント アクリレート10質量部、(C)光重合開始剤と てベンジルジメチルケタール1質量部、その 、親水性重合体として共栄社化学製のPFT-3( レタンウレア構造を有する分子量約20,000の 合物:不揮発分25%)20質量部、重合禁止剤とし てハイドロキノンモノメチルエーテル0.1質量 部、可塑剤として液状ブタジエンゴム9質量 をトルエン5質量部とともに容器中で混合し から、加圧ニーダーを用いて105℃で混練し その後トルエンと水を減圧除去して樹脂組 物を得た。

 実施例10
 水酸基含有ポリイソプレン(分子量:数平均 子量2500、水酸基含有量:0.83モル当量/kg 出光 興産株式会社製水酸基末端液状ポリイソプレ ン Poly ip)900質量部とアクリル酸52質量部と 、シクロヘキサン900質量部、トルエンスル ン酸5質量部の存在下、70℃で5時間反応させ 後、シクロヘキサンを留去して、数平均分 量約2700のオリゴイソプレンアクリレートを 得た。
 次に、(A)ラテックス成分としてメチルメタ リレート-ブタジエンラテックス(日本エイ ンドエル製ナルスターMR174:ゲル化度95%:不揮 分50%)20質量部、アクリロニトリル-ブタジエ ンラテックス(日本エイアンドエル製サイア ックNA20:ゲル化度70%:不揮発分45%)89質量部、(B )光重合性化合物として上述のオリゴイソプ ンアクリレート15質量部、ラウリルメタクリ レート10質量部、トリメチロールプロパント アクリレート10質量部、(C)光重合開始剤と てベンジルジメチルケタール1質量部、その 、親水性重合体として共栄社化学製のPFT-3( レタンウレア構造を有する分子量約20,000の 合物:不揮発分25%)20質量部、重合禁止剤とし てハイドロキノンモノメチルエーテル0.1質量 部、可塑剤として液状ブタジエンゴム9質量 をトルエン5質量部とともに容器中で混合し から、加圧ニーダーを用いて105℃で混練し その後トルエンと水を減圧除去して樹脂組 物を得た。

 比較例1
 (A)ラテックス成分としてメチルメタクリレ ト-ブタジエンラテックス(日本エイアンド ル製ナルスターMR174:ゲル化度95%:不揮発分50%) 20質量部、アクリロニトリル-ブタジエンラテ ックス(日本エイアンドエル製サイアテックNA 20:ゲル化度70%:不揮発分45%)89質量部、(B)光重 性化合物としてオリゴブタジエンアクリレ ト(共栄社化学製ABU-3:数平均分子量約2700)15質 量部、ラウリルメタクリレート15.2質量部、 リメチロールプロパントリアクリレート4.8 量部、(C)光重合開始剤としてベンジルジメ ルケタール1質量部、その他、親水性重合体 して共栄社化学製のPFT-3(ウレタンウレア構 を有する分子量約20,000の化合物:不揮発分25% )20質量部、重合禁止剤としてハイドロキノン モノメチルエーテル0.1質量部、可塑剤として 液状ブタジエンゴム9質量部をトルエン5質量 とともに容器中で混合してから、加圧ニー ーを用いて105℃で混練し、その後トルエン 水を減圧除去して樹脂組成物を得た。

 比較例2
 (A)ラテックス成分としてメチルメタクリレ ト-ブタジエンラテックス(日本エイアンド ル製ナルスターMR174:ゲル化度95%:不揮発分50%) 20質量部、アクリロニトリル-ブタジエンラテ ックス(日本エイアンドエル製サイアテックNA 20:ゲル化度70%:不揮発分45%)89質量部、(B)光重 性化合物としてオリゴブタジエンアクリレ ト(共栄社化学製ABU-3:数平均分子量約2700)15質 量部、ラウリルメタクリレート0.8質量部、ト リメチロールプロパントリアクリレート19.2 量部、(C)光重合開始剤としてベンジルジメ ルケタール1質量部、その他、親水性重合体 して共栄社化学製のPFT-3(ウレタンウレア構 を有する分子量約20,000の化合物:不揮発分25% )20質量部、重合禁止剤としてハイドロキノン モノメチルエーテル0.1質量部、可塑剤として 液状ブタジエンゴム9質量部をトルエン5質量 とともに容器中で混合してから、加圧ニー ーを用いて105℃で混練し、その後トルエン 水を減圧除去して樹脂組成物を得た。

 比較例3
 (A)ラテックス成分としてメチルメタクリレ ト-ブタジエンラテックス(日本エイアンド ル製ナルスターMR174:ゲル化度95%:不揮発分50%) 20質量部、アクリロニトリル-ブタジエンラテ ックス(日本エイアンドエル製サイアテックNA 20:ゲル化度70%:不揮発分45%)89質量部、(B)光重 性化合物としてオリゴブタジエンアクリレ ト(共栄社化学製ABU-3:数平均分子量約2700)30質 量部、ラウリルメタクリレート5質量部、(C) 重合開始剤としてベンジルジメチルケター 1質量部、その他、親水性重合体として共栄 化学製のPFT-3(ウレタンウレア構造を有する 子量約20,000の化合物:不揮発分25%)20質量部、 重合禁止剤としてハイドロキノンモノメチル エーテル0.1質量部、可塑剤として液状ブタジ エンゴム9質量部をトルエン5質量部とともに 器中で混合してから、加圧ニーダーを用い 105℃で混練し、その後トルエンと水を減圧 去して樹脂組成物を得た。

 比較例4
 (A)ラテックス成分としてメチルメタクリレ ト-ブタジエンラテックス(日本エイアンド ル製ナルスターMR174:ゲル化度95%:不揮発分50%) 20質量部、アクリロニトリル-ブタジエンラテ ックス(日本エイアンドエル製サイアテックNA 20:ゲル化度70%:不揮発分45%)89質量部、(B)光重 性化合物としてオリゴブタジエンアクリレ ト(共栄社化学製ABU-3:数平均分子量約2700)5質 部、トリメチロールプロパントリアクリレ ト30質量部、(C)光重合開始剤としてベンジ ジメチルケタール1質量部、その他、親水性 合体として共栄社化学製のPFT-3(ウレタンウ ア構造を有する分子量約20,000の化合物:不揮 発分25%)20質量部、重合禁止剤としてハイドロ キノンモノメチルエーテル0.1質量部、可塑剤 として液状ブタジエンゴム9質量部をトルエ 5質量部とともに容器中で混合してから、加 ニーダーを用いて105℃で混練し、その後ト エンと水を減圧除去して樹脂組成物を得た

 比較例5
 (A)ラテックス成分としてアクリロニトリル- ブタジエンラテックス(日本ゼオン製SX 1503: ル化度0%:不揮発分42%)119質量部、(B)光重合性 合物としてオリゴブタジエンアクリレート( 共栄社化学製ABU-3:数平均分子量約2700)15質量 、ラウリルメタクリレート10質量部、トリメ チロールプロパントリアクリレート10質量部 (C)光重合開始剤としてベンジルジメチルケ ール1質量部、その他、親水性重合体として 共栄社化学製のPFT-3(ウレタンウレア構造を有 する分子量約20,000の化合物:不揮発分25%)20質 部、重合禁止剤としてハイドロキノンモノ チルエーテル0.1質量部、可塑剤として液状 タジエンゴム9質量部をトルエン5質量部とと もに容器中で混合してから、加圧ニーダーを 用いて105℃で混練し、その後トルエンと水を 減圧除去して樹脂組成物を得た。

 比較例6
 (A)ラテックスの代わりにブタジエンゴム(日 本合成ゴム製BR01、ゲル化度0%、不揮発分100%)2 0質量部、アクリロニトリル-ブタジエンゴム( 日本合成ゴム製N220SH:ゲル化度0%、不揮発分100 %)30質量部、(B)光重合性化合物としてオリゴ タジエンアクリレート(共栄社化学製ABU-3:数 均分子量約2700)15質量部、ラウリルメタクリ レート10質量部、トリメチロールプロパント アクリレート10質量部、(C)光重合開始剤と てベンジルジメチルケタール1質量部、その 、親水性重合体として共栄社化学製のPFT-3( レタンウレア構造を有する分子量約20,000の 合物:不揮発分25%)20質量部、重合禁止剤とし てハイドロキノンモノメチルエーテル0.1質量 部、可塑剤として液状ブタジエンゴム9質量 をトルエン5質量部とともに容器中で混合し から、加圧ニーダーを用いて105℃で混練し その後トルエンと水を減圧除去して樹脂組 物を得た。

 次に、実施例1~10及び比較例1~6で得られた樹 脂組成物を、厚さ125μmのポリエチレンテレフ タレートフィルム上にポリエステル系接着層 をコーティングしたフィルムと、同じポリエ チレンテレフタレートフィルム上に粘着防止 層(ポリビニルアルコール)をコーティングし フィルムとで(接着層、粘着防止層が樹脂組 成物と接触するように)挟み、ヒートプレス で105℃、100kg/cm 2 の圧力で1分間加圧することにより、厚さ1.7mm のシート状成形物を得た。次に、このシート 状成形物を表面より高さ5cmの距離から8mW/cm 2 の紫外線露光機(光源:フィリップス社製10R)に より表裏10分露光し、光硬化させて印刷原版 作製した。

 上記の手法で作成した実施例1~10及び比較 例1~6の印刷原版をレーザー彫刻装置の版装着 ドラムに両面テープで巻き付け、下記の条件 でレーザー彫刻を行った。レーザー彫刻開始 と同時に、レーザーガン近傍に設置されてい る集塵機を作動させ、連続的に彫刻した樹脂 カスを装置外に排出させた。レーザー彫刻後 、装着ドラムから取り外した版を水現像版専 用洗出し機(東洋紡積製CRS600で現像液は1%洗濯 石鹸水溶液、水温は40℃)で3分間水洗いして 版表面に付着した少量の樹脂カスを除去し 乾燥して印刷版を得た。

 レーザー彫刻装置はLuescher Flexo社製の300W炭 酸ガスレーザーを搭載したFlexPose ! directを いた。本装置の仕様はレーザー波長10.6μm、 ーム直径30μm、版装着ドラム直径は300mm、加 工速度は1.5時間/0.5m 2 であった。レーザー彫刻の条件は、以下のと おりである。なお、(1)~(3)は装置固有の条件 ある。(4)~(7)は任意に条件設定が可能であり それぞれの条件は本装置の標準条件を採用 た。
(1)解像度:2540dpi
(2)レーザーピッチ:10μm
(3)ドラム回転数:982cm/秒
(4)トップパワー:9%
(5)ボトムパワー:100%
(6)ショルダー幅:0.30mm
(7)レリーフ深度:0.60mm
(8)評価画像:175lpi、0~100%まで1%刻みの網点

 得られた印刷版について以下の評価項目を 査した。評価結果を表1に示す。
(1)樹脂カスの付着具合
 100倍の顕微鏡を使用して、印刷版表面への 脂カスの付着具合を目視により検査し、以 の4段階で示した。
 ◎:ほとんど付着なし ○:少し付着あり △: かなり付着あり ×:付着激しい 
(2)網点の形状
 100倍の顕微鏡を用いて175lpiでの10%網点形状 顕微鏡で観察した。
 ○:網点の形状が、カケや凹みのない円錐状 に再現されている
 △:網点の形状が、カケや凹みを有し、一部 不鮮明である
 ×:網点の形状が、カケや凹みを多く有し、 鮮明である
(3)網点形成性
 100倍の顕微鏡を使用して、150lpi最小網点形 性及び175lpi最小網点形成性を測定した。
(4)インキ乗り性
 フレキソ印刷機を用いて印刷を実施し、印 版表面へのインキ乗り性を100倍顕微鏡で観 した。
 ○:カスレなし  △:若干カスレあり  ×:カ スレあり
(5)耐刷性
 フレキソ印刷機を用いて印刷を実施し、1000 部印刷終了ごとにレリーフを30倍のルーペで 大して観察し、レリーフにクラッキングが 生するまでに印刷した部数を印刷可能部数 した。
 ○:印刷可能部数が100万部を超える 
 △:印刷可能部数が10万部以上100万部未満で る 
 ×:印刷可能部数が10万部未満である

 表1の評価結果から、重量平均ゲル化度40% 以上のラテックスを使用し、感光性樹脂組成 物の重量に対してそれぞれ10~25重量%、5~40重 %の光重合性オリゴマーとエチレン性不飽和 ノマーを使用し、エチレン性不飽和モノマ が75~5重量%の単官能モノマーと25~95重量%の 官能モノマーからなる実施例1~10では、レー ー彫刻性に優れ、しかもインキ乗り性及び 刷性に優れた印刷版が得られていることが かる。これに対し、単官能モノマーが多い 較例1では、インキ乗り性及び耐刷性に優れ るがレーザー彫刻性に劣り、三官能モノマー が多い比較例2では、レーザー彫刻性に優れ がインキ乗り性及び耐刷性に劣る。また、 重合性オリゴマーが多い比較例3では、イン 乗り性及び耐刷性に優れるがレーザー彫刻 に劣り、エチレン性不飽和モノマーが多い 較例4ではレーザー彫刻性に優れるがインキ 乗り性及び耐刷性に劣る。また、ラテックス の重量平均ゲル化度が0%である比較例5や、ラ テックスの代わりにゴムを使用した比較例6 は、インキ乗り性及び耐刷性に優れるがレ ザー彫刻性に劣る。以上の結果から、本発 の印刷原版を使用すれば、レーザー照射に り生ずる樹脂カスの発生、付着、成長を効 的に抑制することができ、印刷不良を生ず ことがなく、しかも解像度に優れる。また 本発明の印刷原版を使用すれば、印刷性(イ キ乗り性や耐刷性)も極めて良好である。

 本発明のレーザー彫刻可能なフレキソ印 原版は、印刷版作製の際のレーザー照射に り生ずる樹脂カスが版表面に付着したまま ることが非常に少ない。従って、特にフレ ソ印刷分野において、高い解像度や印刷性 要求する印刷版を作成する際のレーザー彫 用印刷原版として好適に使用することがで る。