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Title:
FLOW MEASURING DEVICE, COMMUNICATION SYSTEM, FLOW MEASURING METHOD, FLOW MEASURING PROGRAM, AND FLUID SUPPLY SYSTEM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/019873
Kind Code:
A1
Abstract:
A behavior different from those of the steady state of an appliance during use of the appliance is detected, and an improper use can be detected. A gas meter (100) has an ultrasonic flow meter (104) which measures the flow of gas flowing through a passage (102). A new event detecting section (108) detects a nonsteady behavior different from those in the steady state in an environment where fluid is used as a new event which is not present in the past use environment from the flow pattern of the measured flow. With this, an improper use such as ignition failure or malfunction can be detected. A transmitting/receiving section (110) transmits a new event signal representing a new event of a nonsteady behavior detected by the new event detecting section (108) through a network (300) to a center device (200).

Inventors:
NAKAMURA HIROZUMI
YOKOHATA MITSUO
MIYATA HAJIME
ITOU YOUICHI
Application Number:
PCT/JP2008/002135
Publication Date:
February 12, 2009
Filing Date:
August 06, 2008
Export Citation:
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Assignee:
PANASONIC CORP (JP)
NAKAMURA HIROZUMI
YOKOHATA MITSUO
MIYATA HAJIME
ITOU YOUICHI
International Classes:
G01F3/22; F23N1/00
Foreign References:
JPH1127759A1999-01-29
JP2004205420A2004-07-22
JPH11175871A1999-07-02
JP2007024753A2007-02-01
JP2007204328A2007-08-16
Attorney, Agent or Firm:
OGURI, Shohei et al. (7-13 Nishi-Shimbashi 1-chome,Minato-k, Tokyo 03, JP)
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Claims:
 流路に流れる流体の流量を計測する流量計測部と、
 前記流量計測部によって計測された流量に基づき、従前の使用環境には存在しない新事象として、流体を使用する器具の運転時における定常時とは異なる非定常的挙動を検知する新事象検知部と、
 前記新事象検知部が検知した非定常的挙動の新事象を表す新事象信号を、外部の受信装置に送信する送信部と、
 を備える流量計測装置。
 請求項1記載の流量計測装置であって、
 前記新事象検知部は、前記流量における非定常な流量パターンによって前記非定常的挙動を検知する流量計測装置。
 請求項1記載の流量計測装置であって、
 前記新事象検知部は、前記流量における非定常な流量パターンの発生回数または発生頻度によって前記非定常的挙動を検知する流量計測装置。
 請求項1記載の流量計測装置であって、
 前記新事象検知部は、前記流量における非定常な流量パターンの特性とこの流量パターンの発生回数または発生頻度とによって前記非定常的挙動を検知する流量計測装置。
 請求項2記載の流量計測装置であって、
 前記新事象検知部は、前記非定常な流量パターンとして点火不良時のパターンを用いる流量計測装置。
 請求項1記載の流量計測装置であって、
 前記新事象検知部は、前記流量における定常時の流量パターンと非定常な流量パターンとの組み合わせによって前記非定常的挙動を検知する流量計測装置。
 請求項1から6のいずれか1項記載の流量計測装置と前記受信装置をネットワークで結んで構成される通信システム。
 流路に流れる流体の流量を計測するステップと、
 計測された流量に基づき、従前の使用環境には存在しない新事象として、流体を使用する器具の運転時における定常時とは異なる非定常的挙動を検知するステップと、
 前記非定常的挙動の新事象を表す新事象信号を、外部の装置に送信するステップと、
 を備える流量計測方法。
 流量計測装置を制御するコンピュータに、以下のステップを実行させる流量計測プログラムであって、
 流路に流れる流体の流量を計測するステップと、
 計測された流量に基づき、従前の使用環境には存在しない新事象として、流体を使用する器具の運転時における定常時とは異なる非定常的挙動を検知するステップと、
 前記非定常的挙動の新事象を表す新事象信号を、外部の装置に送信するステップと、
 をコンピュータに実行させる流量計測プログラム。
 請求項1から9のいずれか1項記載の流量計測装置、通信システム、流量計測方法または流量計測プログラムを用いた流体供給システム。
Description:
流量計測装置、通信システム、 量計測方法、流量計測プログラムおよび流 供給システム

 本発明は、流体の流量変化を捕らえるこ により、流体を使用している環境に何らか 変化が生じたことを検知し、外部へ通知す ための技術に関する。

 従来、ガス流路を流れるガスの流量変化 捉えることにより、ガス流量計測装置の製 後であっても、市場に登場した新しい器具 使用パターンの情報を逐次取り入れて、器 別の正確な流量を検出するシステムが存在 る(特許文献1参照)。

 上記システムにおいては、各家庭に配置 れた流量計測装置が、サービスセンターと 信回線を通じて接続されている。そして、 場に新しいガス器具が登場した場合、サー スセンターによってガス器具のデータベー の内容が更新され、通信手段を介して流量 測装置のデータベース記憶手段の記憶内容 更新されることとなる。従って、家庭内に の新しいガス器具が導入された場合であっ も、常に正しい器具判別ができることとな 。

 また、点火時の流量パターン変化を検出す ことにより、器具の寿命による故障発生あ いは点検時期を予測し、寿命による故障発 あるいは点検時期が接近したことを外部に らせるガス器具監視装置が提案されている この装置によれば、器具の寿命による故障 生を未然に防止することが可能となる(特許 文献2参照)。

特開2007-24753号公報

特開平10-238772号公報

 上記特許文献1の従来例は、正常な使用状 態における流量パターンによって器具を判別 するものであり、器具の故障などの不適切な 使用状態を検出するものではない。また、上 記特許文献2の従来例は、点火時間や立ち上 り時間の変化、点火流量や運転流量の変化 どの流量パターンの経時的変化を検出し、 常使用で想定される寿命を予測するもので り、通常使用において想定外の非定常的挙 などを検出することはできなかった。

 本発明は、前述した課題を解決するため なされたもので、その目的は、器具運転時 おける定常時と異なる挙動を検出し、不適 な使用状態を識別可能にすることにある。

 本発明の流量計測装置は、流路に流れる 体の流量を計測する流量計測部と、前記流 計測部によって計測された流量に基づき、 前の使用環境には存在しない新事象として 流体を使用する器具の運転時における定常 とは異なる非定常的挙動を検知する新事象 知部と、前記新事象検知部が検知した非定 的挙動の新事象を表す新事象信号を、外部 受信装置に送信する送信部と、を備える。

 本発明によれば、器具運転時における定 時と異なる挙動を検出し、例えば点火不良 故障等の不適切な使用状態を識別可能にす ことができる。

 前記新事象検知部は、前記新事象検知部 、前記流量における非定常な流量パターン よって前記非定常的挙動を検知してもよい また、前記新事象検知部は、前記流量にお る非定常な流量パターンの発生回数または 生頻度によって前記非定常的挙動を検知し もよい。また、前記新事象検知部は、前記 量における非定常な流量パターンの特性と の流量パターンの発生回数または発生頻度 によって前記非定常的挙動を検知してもよ 。また、前記新事象検知部は、前記非定常 流量パターンとして点火不良時のパターン 用いてもよい。また、前記新事象検知部は 前記流量における定常時の流量パターンと 定常な流量パターンとの組み合わせによっ 前記非定常的挙動を検知してもよい。

 これにより、器具運転時において非定常 流量パターンを用いて非定常的挙動を検知 、不適切な使用状態を識別可能となる。

 また、本発明は、上記いずれかの流量計 装置と前記受信装置をネットワークで結ぶ とにより通信システムが構成される。

 さらに本発明は、流路に流れる流体の流 を計測するステップと、計測された流量に づき、従前の使用環境には存在しない新事 として、流体を使用する器具の運転時にお る定常時とは異なる非定常的挙動を検知す ステップと、前記非定常的挙動の新事象を す新事象信号を、外部の装置に送信するス ップと、を備える流量計測方法を提供する また、このようなステップを、流量計測装 を制御するコンピュータに実行させる流量 測プログラムも本発明に含まれる。さらに 述の流量計測装置、通信システム、流量計 方法または流量計測プログラムを用いた流 供給システムも本発明に含まれる。

 本発明によれば、器具運転時における定 時と異なる挙動を検出し、不適切な使用状 を識別することができる。

本発明の実施形態におけるガスメータ 含むガス供給システムのブロック図 定常時の流量パターンと非定常な流量 ターンとが繰り返し生じる場合の流量パタ ンを示すグラフ 定常時の流量パターンと非定常な流量 ターンの各流量パターンを詳細に示すグラ 定常時の流量パターンと非定常な流量 ターンとが繰り返し生じ、かつ非定常な流 パターンが時間とともに増加する場合の流 パターンを示すグラフ 非定常な流量パターンのみの繰り返し 定常時の流量パターンが発生しなくなった 合の流量パターンを示すグラフ

符号の説明

 13、14、15 ガス器具
 19 ガス管路
 100 ガスメータ(流量計測装置)
 102 流路
 104 超音波流量計(流量計測部)
 106 計測流量情報記憶部
 108 新事象検知部
 110 送受信部
 116 器具判別部
 118 器具別流量履歴情報保持部
 122 流路遮断弁
 200 センター装置
 300 ネットワーク
 400 COセンサ

 以下、本発明の実施の形態について、図 を参照しながら説明する。

(全体構成)
 図1は、本発明の実施形態における流量計測 装置としてのガスメータ100と、センター装置 200と、ネットワーク300と、COセンサ400からな 流体供給システムのブロック図を示すもの ある。ガスメータ100とCOセンサは建物に配 され、例えば無線または有線通信によって いに通信可能となっている。また、センタ 装置200はガス会社、プロパン業者、もしく これらと関係のある会社などの管理部署に 置され、各建物に配置されたガスメータ100 集中管理する装置であり、ガスメータ100と 無線、電話回線、インターネットなどのネ トワーク300を介してネットワーク通信可能 接続されている。

 ガスメータ100は、流路102と、流量計測部 しての超音波流量計104と、計測流量情報記 部106と、新事象検知部108と、送受信部110と 器具判別部116と、器具別流量履歴情報保持 118とを備えたものである。さらにガスメー 100は、流路102に配置され、緊急時などにガ を遮断する流路遮断弁122を含む。

 超音波流量計104は、流路102に流れる流体 してのガスに対し、一定時間間隔(例えば2 など)で超音波を発射してその流量を計測す ものであり、一般的なものを使用すること できる。計測流量情報記憶部106は、超音波 量計104で計測された計測流量値と、当該計 流量値を計測した計測時間が対応付けられ 記述された対象データ(流量パターン)を記 する。

 新事象検知部108は、ガスメータ100の使用 境において、従前の使用環境には存在しな 、何らかの新しい事象(新事象)が生じた場 、器具判別部116における、従前の器具によ 生じる事象との比較により、従前の器具で ないこのような事象を検知し、当該新事象 表す新事象信号を生成する。特に本発明に いては、器具運転時における定常時の定常 挙動とは異なる非定常的挙動を新事象とし 検知し、これによって不適切使用の状態を 別可能にする。「不適切使用」とは、ガス 具の故障時の異常運転や、操作者による不 切な運転等、正常な使用とは異なる使用態 を意味する。このような新事象信号が、外 の監視装置等に送信されることにより、適 な流体の使用環境の維持を図ることが可能 なる。

 送受信部110は、外部の他の装置と、種々 情報を送受信するものであり、通信手段、 信方法は有線、無線を問わず何ら限定され い。送受信部110は、新事象検知部108が生成 た新事象信号を、無線、インターネットな のネットワーク300を介して、ガス会社、プ パン業者などが管理するセンター装置200の とき外部の装置に送信する送信部として機 する。

 COセンサ400は、ガス器具13~15からCO(一酸化 炭素)が漏洩した場合等にCOを検知し、COの検 を示すCO検知信号を送受信部(CO検知信号を 信する受信部として機能する)110に無線通信( 有線通信でもよい)により送信する。もちろ 、このCO検知信号の送受信部が別途設けられ て、送受信部110に信号が送られてもよい。送 受信部110は受信したCO検知信号を新事象検知 108に送信する。

 器具判別部116は、計測流量情報記憶部106 記憶された流量パターンに対して、流体と てのガスを使用しているガス器具を判別す 。ここで器具判別部116は、流量パターンと 予めガス器具ごとに器具別流量履歴情報保 部118に記憶されたガス器具固有の流量履歴 報を比較し、その類似関係等からガスを使 するガス器具を判別する。

 また、ガスメータ100は上流側においてガ 管路19に接続されるとともに、下流側にて ステーブル、ファンヒータ、床暖房等、種 のガス器具13,14,15に接続されている。

 本実施形態のガスメータ100は、流量計測 たる超音波流量計104によって計測された流 の流量パターンから、流体の使用環境下に いて、従前の使用環境には存在しない事象 ある新事象が新たに生じたことを検知し、 部のセンター装置200に通知する。本実施形 においては、図2以下のグラフに示すように 、超音波流量計104が一定時間間隔(例えば2秒 ど)をおいて計測される流量(絶対流量)Qを計 測し、計測された各流量が計測流量情報記憶 部106に記憶され、グラフに示すような流量パ ターンが生成される。このような生成流量パ ターンに基づき、新事象が検知される。

(第1の実施形態)
 上述したように、本発明では、ガスメータ1 00の新事象検知部108が、器具運転時における 常な定常時の流量パターンとは異なる非定 な流量パターンに基づいて非定常的挙動を 知し、これを異常使用による非定常的挙動 して検知することによって、器具の初期不 や点火不良、故障等の不適切使用を識別可 にする。特に、非定常的挙動として、通常 使用時に起こり得る挙動以外の、想定外の 量パターンの挙動を検知する。第1の実施形 態では、定常時の流量パターン(正常状態の 動)と非定常な流量パターン(異常状態の挙動 )とが繰り返し生じる場合の非定常的挙動の 知例について示す。

 図2は、ガス器具13,14,15のうちのいずれか ガス器具において、定常時の流量パターン 非定常な流量パターンとが繰り返し生じる 合の流量パターンを示す。ここでは、ガス 具として給湯器を例示している。図2の例は 、ガス器具の点火不良の初期状態が示されて おり、何回か正常に点火して作動した定常時 の流量パターンが現れた後、点火不良等によ る異常状態とみなされる非定常な流量パター ンが発生し、その後、正常な流量パターンと 異常な流量パターンとが繰り返し出現してい る。このとき、非定常的挙動として、明らか に通常の流量パターンとは異なるパルス形状 で、互いに類似した異常流量パターンが発生 している。

 このようなパルス形状の流量パターンが 数回続く場合、新事象検知部108は、このと の非定常的挙動を検知し、何らかのガス器 が異常使用されている(ガスへの点火が正常 になされない等)と判断する。これによって 点火不良等による不適切使用の状態の発生 たことが識別可能になる。非定常的挙動を 知するには、上記パルス形状の流量パター など、記憶されている各器具の定常時の流 パターンとは異なる非定常な流量パターン 新事象として捉えて、この異常状態とみな れる流量パターンに基づいて検知すること できる。この非定常な流量パターンには、 量パターンの特性として、パターン形状、 量値、継続時間などが含まれる。

 図3は、定常時の流量パターンと非定常な 流量パターンの各流量パターンを詳細に示し たものである。給湯器では、点火時に緩点火 動作をするため、図3の左側のように正常に 動する場合、器具の立ち上がりにおいて所 の流量Qpまで流量が増加した後、所定期間δt 1だけ流量変化が少ない期間が生じ、その後 らに流量が増加して定常状態の流量となる 一方、図3の右側のように点火不良による異 が生じた場合は、所定の流量Qpまで流量が 加した後、流量増加が生じず、正常に点火 ずに所定期間δt2が経過した後に流量が立ち がる。このような異常な流量パターンによ 非定常的挙動が生じた場合は、例えばガス 具において所定期間δt2経過後に自動的にガ ス流路を閉じてガスを停止する。ここで、上 記のような点火不良時の流量パターン等を非 定常な流量パターンとして検知した後、この 流量パターンを登録しておき、以後の非定常 的挙動の検知に用いることも可能である。

 非定常的挙動を検知した場合、新事象検 部108は、非定常的挙動による新事象発生を す新事象信号を生成して送受信部110に新事 信号を送る。送受信部110は、当該新事象信 をネットワーク300を介してセンター装置200 送る。センター装置200は所定の通報手段に り管理部署に新事象信号を通報し、管理部 は、不適切使用に関する何らかの新事象が じたことを把握する。そして、センター装 200から使用者宅へ不適切使用が発生したこ の通知、警報などを報知したり、使用者宅 ガスメータやガス器具の点検を行うなど、 定の対策をたてて状況に応じた保安処理を うことが可能となる。このとき、センター 置200は新事象信号を受信する受信装置とし 機能し、ガスメータ100と受信装置からなる 信システムが構成される。

 本実施形態によれば、非定常的挙動を検 することで、使用時に通常想定される範囲 の事象である初期不良や点火不良、故障な の不適切使用を識別することができ、ガス 具の保安の向上に寄与することができる。 の場合、器具の異常使用を適切に把握でき 器具の交換、事故防止などが容易なものと る。

(第2の実施形態)
 第2の実施形態では、非定常な流量パターン の出現例の他の例について示す。図4は、ガ 器具13,14,15のうちのいずれかのガス器具にお いて、定常時の流量パターンと非定常な流量 パターンとが繰り返し生じ、かつ非定常な流 量パターンが時間とともに増加する場合の流 量パターンを示す。また、図5は、非定常な 量パターンのみの繰り返しで定常時の流量 ターンが発生しなくなった場合の流量パタ ンを示す。これらの場合においてもガス器 として給湯器を例示している。

 図4の例は、図2の例から点火不良が進行 た場合が示されており、正常な定常時の流 パターンと点火不良等による異常状態とみ される非定常な流量パターンとが繰り返し 現し、非定常な流量パターンが増加してい 。また、図5の例は、図4の例からさらに点火 不良が進行し、故障等により点火しなくなっ た場合が示されている。この場合、点火不良 等による異常状態とみなされる非定常な流量 パターンのみが連続して出現する。

 本実施形態では、新事象検知部108は、図4 や図5の場合に、異常状態とみなされる非定 な流量パターンの発生回数、または発生割 等による発生頻度などを用いて、非定常的 動を検知する。なお、発生回数または発生 度とその流量パターンの特性とを組み合わ て用いて非定常的挙動を検知するようにし もよい。流量パターンの発生回数や発生頻 を用いることによって、ガス器具の不良具 などの不適切使用の状況やその程度を検知 ることも可能である。

 本実施形態によれば、非定常的挙動を検 することで、使用時に通常想定される範囲 の事象である点火不良や故障発生などの不 切使用を識別することができ、さらに、異 時の流量パターンの発生回数や発生頻度を いることによって、不適切使用の状況やそ 程度を識別することもできる。

 なお、非定常的挙動を検知する際に、異 状態とみなされる複数回の非定常な流量パ ーンに基づいて非定常的挙動を検知しても いし、誤検知の可能性が少ない場合は、1回 の非定常な流量パターンに基づいて非定常的 挙動を検知してもよい。また、定常時の流量 パターンと非定常な流量パターンとを組み合 わせて用いて非定常的挙動を検知してもよい 。複数の流量パターンによって非定常的挙動 を検知することで、検知精度を高めることが できる。また、短時間に大量の流量変化が生 じたなど、急激な流量変化がある場合は、1 の流量変化のパターンのみで非定常的挙動 検知してもよい。

 以上のように、上記各実施形態において 、ガスメータ100は、流体の流量パターンか 、流体の使用環境下において、ガス器具の 常使用時とは異なる想定外の非定常的挙動 よる新事象を検知し、外部のセンター装置2 00に種々の手段を介して通知する。この非定 的挙動の検知によって、ガス器具の点火不 や故障発生などの不適切な使用状態を識別 き、種々の保安対策を実施することが可能 なる。

 以上のような流量計測方法を実施するた 、ガスメータ100における新事象検知部108や 示せぬコンピュータ(演算装置)には、本発 の流量計測方法の各ステップを実行させる ログラムが記憶されている。また、本発明 流量計測装置、流量計測方法、コンピュー に実行させるプログラムを用いた流体(ガス) の供給源を含む流体供給システムも本発明に 含まれる。

 なお、以上の説明は超音波流量計を用い 場合について説明したが、他の瞬間式の流 計測装置でも、同様の効果が得られること 明白である。

 以上、本発明の各種実施形態を説明した 、本発明は前記実施形態において示された 項に限定されず、明細書の記載、並びに周 の技術に基づいて、当業者がその変更・応 することも本発明の予定するところであり 保護を求める範囲に含まれる。

 本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照 て説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱 ることなく様々な変更や修正を加えること できることは当業者にとって明らかである
 本出願は、2007年8月6日出願の日本特許出願( 特願2007-204328)、に基づくものであり、その内 容はここに参照として取り込まれる。

 以上のように、本発明によれば、器具運 時における定常時と異なる挙動を検出し、 適切な使用状態を識別可能となる効果を有 、流量計測装置の使用環境下における新事 に対する対策がより適切なものとなる。よ て本発明は、ガス等の流路に流れる流量情 に基づき器具判別等が可能な流量計測装置 通信システム、流量計測方法、流量計測プ グラムおよび流体供給システム等として有 である。