Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
FLUID MATERIAL APPLICATION DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2020/174970
Kind Code:
A1
Abstract:
The purpose of the present invention is to hold a fluid material repeatedly with a stable volume and stably coat the fluid material on an object being coated. A sealant coating device (1) comprises: a chamber (2) in which a sealant (20) is stored; a shaft (3) that is inserted in and withdrawn from the chamber (2); and a transfer part (11) that moves toward and away from the shaft (3), which is protruding from the chamber (2), and is capable of holding sealant (20) which is adhering to the shaft (3). The transfer part (11) is moved to a fastener (21) and may move toward and away from the fastener (21).

Inventors:
TAKAHAGI MICHINOBU (JP)
Application Number:
PCT/JP2020/002751
Publication Date:
September 03, 2020
Filing Date:
January 27, 2020
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
MITSUBISHI HEAVY IND LTD (JP)
International Classes:
B05C1/02
Foreign References:
JPH04102675U1992-09-04
JPH1066911A1998-03-10
JPH06142576A1994-05-24
JP2005000776A2005-01-06
JP2000015154A2000-01-18
Attorney, Agent or Firm:
FUJITA, Takaharu (JP)
Download PDF:
Claims:
\¥0 2020/174970 10 卩(:17 2020 /002751

請求の範囲

[請求項 1 ] 流動性材料が貯留される貯留部と、

前記貯留部に対して出入する棒状部材と、

前記貯留部から突出した前記棒状部材に対して離隔及び接近し、 前 記棒状部材に付着した前記流動性材料が転写され、 前記流動性材料を 保持することが可能な転写部と、

を備える流動性材料塗布装置。

[請求項 2] 前記転写部は、 塗布対象まで移動されて、 前記塗布対象に対して接 近及び離隔する請求項 1 に記載の流動性材料塗布装置。

[請求項 3] 前記転写部は、 開閉可能な一対の柱状部材を有し、 前記柱状部材が

、 前記棒状部材を挟み込むことが可能である請求項 1又は 2に記載の 流動性材料塗布装置。

[請求項 4] 前記転写部には、 前記棒状部材に対応した形状の凹部が形成されて いる請求項 1から 3のいずれか 1項に記載の流動性材料塗布装置。

[請求項 5] 前記転写部には、 前記棒状部材に最も接近する面よりも窪んでおり

、 前記流動性材料が保持される溝が形成されている請求項 1から 4の いずれか 1項に記載の流動性材料塗布装置。

Description:
\¥0 2020/174970 1 卩(:17 2020 /002751 明 細 書

発明の名称 : 流動性材料塗布装置

技術分野

[0001 ] 本開示は、 流動性材料塗布装置に関するものである。

背景技術

[0002] 胴体パネルや主翼等の航空機部品を製造する 際、 スキン、 フレーム及びス トリンガーなどの部材を互いに結合するため 、 リベッ ト、 チタンボルト等の 締結部品 (フアスナ) が用いられている。 フアスナを部材に設置し締結する 際、 フアスナとフアスナ設置穴の間の隙間にシー ラントが充填されることに よって、 製造された航空機部品のさび又は電蝕発生に 対する耐食性を高める ことができる。

[0003] 下記の特許文献 1では、 シール塗布装置に関する技術であって、 フアスナ を中心軸周りに回転させ、 ノズルをフアスナの軸方向に対して平行に移 動さ せながら、 ノズルからシール剤を吐出させて塗布を行う ことが開示されてい る。

先行技術文献

特許文献

[0004] 特許文献 1 :特開 2 0 1 2 - 2 3 9 9 9 4号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0005] フアスナを部材に揷入する際に用いられる打 鋲装置には、 複数のフアスナ が予め充填され、 短時間に連続して打鋲できるものがある。 これらの装置は 、 自動打鋲装置 (オートマチックリベッタ) などと呼ばれる。 上記特許文献 1 に記載されたシール塗布装置は、 フアスナを中心軸周りに回転させる機構 が必要であり、 自動打鋲装置に搭載することが困難である。

[0006] また、 シリンダを備えるシール塗布装置を用いて、 フアスナ軸部の外周面 にシーラントを塗布する方法がある。 シール塗布装置は、 シリンダにシーラ 〇 2020/174970 2 卩(:171? 2020 /002751

ントを充填して、 サーボモータによって駆動されたビストンで シーラントを 所定量押し出し、 ノズルからシーラントを吐出する。 このとき、 自動打鋲装 置の先端位置に配置された、 打鋲前のフアスナに対して、 ノズルから吐出す るシーラントをフアスナ軸部の外周面に押し 付け、 点状にシーラントを塗布 する。

[0007] しかし、 フアスナ軸部の外周面に対する塗布に必要な 目標量 (例えば、 シ —ラント塗布量に関する規格を満たす最小量 ) を吐出しても、 シーラントの 粘着性によって、 吐出されたシーラントがフアスナ軸部にすべ て塗布されず 、 残留したシーラントがノズルの周辺に付着す る。 その結果、 付着したシー ラントがフアスナに供給されてしまい、 塗布に必要な目標量を超過して塗布 が行われる場合がある。

[0008] また、 シーラントの粘度は、 経過時間によって変化するため、 吐出状態が 安定しないという問題がある。 さらに、 塗布に必要な目標量に到達せず、 塗 布量が不足することを見込んで、 目標量よりも多い吐出量に設定すると、 は み出した不要なシーラントを手作業で除去す る必要がある。 この清掃工程に よって、 フアスナの打鋲に要する手間や時間が多くか かっている。

[0009] 本開示は、 このような事情に鑑みてなされたものであっ て、 流動性材料を 繰り返し安定した量で保持でき、 流動性材料を安定的に塗布対象に対して塗 布することが可能な流動性材料塗布装置を提 供することを目的とする。 課題を解決するための手段

[0010] 本開示に係る流動性材料塗布装置は、 流動性材料が貯留される貯留部と、 前記貯留部に対して出入する棒状部材と、 前記貯留部から突出した前記棒状 部材に対して離隔及び接近し、 前記棒状部材に付着した前記流動性材料が転 写され、 前記流動性材料を保持することが可能な転写 部とを備える。

[001 1 ] この構成によれば、 貯留部において流動性材料が貯留され、 棒状部材が貯 留部に対して出入する。 棒状部材が貯留部に収容されているとき、 棒状部材 の外周面に流動性材料が付着する。 転写部が棒状部材に対して離隔した位置 で、 棒状部材が貯留部から突出することによって 、 流動性材料が付着した棒 〇 2020/174970 3 卩(:171? 2020 /002751

状部材が、 貯留部の外部に配置される。 転写部は、 流動性材料が付着した棒 状部材に接近することによって、 棒状部材に付着した流動性材料が転写部に 転写され、 転写部において流動性材料が保持される。

[0012] 上記開示に係る流動性材料塗布装置において 、 前記転写部は、 塗布対象ま で移動されて、 前記塗布対象に対して接近及び離隔してもよ い。

[0013] この構成によれば、 流動性材料が保持された転写部は、 塗布対象まで移動 されて、 塗布対象に対して接近及び離隔し、 塗布対象に対して流動性材料を 付着させることができる。

[0014] 上記開示に係る流動性材料塗布装置において 、 前記転写部は、 開閉可能な _対の柱状部材を有し、 前記柱状部材が、 前記棒状部材を挟み込むことが可 能でもよい。

[0015] この構成によれば、 転写部の柱状部材が閉じたり又は開いたりす ることに よって、 転写部が棒状部材に対して接近したり離隔す ることが可能である。 転写部が閉じたとき、 棒状部材は転写部の柱状部材によって挟み込 まれる。 棒状部材に流動性材料が付着しているとき、 転写部に流動性材料が転写され る。

[0016] 上記開示に係る流動性材料塗布装置において 、 前記転写部には、 前記棒状 部材に対応した形状の凹部が形成されてもよ い。

[0017] この構成によれば、 転写部に凹部が形成され、 凹部には流動性材料が保持 される。

[0018] 上記開示に係る流動性材料塗布装置において 、 前記転写部には、 前記棒状 部材に最も接近する面よりも窪んでおり、 前記流動性材料が保持される溝が 形成されてもよい。

[0019] この構成によれば、 転写部に溝が形成され、 流動性材料が転写部において 保持されやすくなる。 また、 流動性材料が棒状部材から転写されたり、 流動 性材料を塗布対象へ転写する際、 流動性材料が糸を引きにくくなる。

発明の効果

[0020] 本開示によれば、 流動性材料を繰り返し安定した量で保持でき 、 流動性材 〇 2020/174970 4 卩(:171? 2020 /002751

料を安定的に塗布対象に対して塗布するこ とができる。

図面の簡単な説明

[0021] [図 1]本開示の一実施形態に係るシーラント塗 装置を示す概略正面図であり 、 チャンバは断面図で表されている。

[図 2]本開示の一実施形態に係るシーラント塗 装置の転写チャックを示す平 面図である。

[図 3]図 2の II I _ I II線で切断した縦断面図である。

[図 4]本開示の一実施形態に係るシーラント塗 装置を示す概略正面図である

[図 5]本開示の一実施形態に係るシーラント塗 装置の転写チャックを示す平 面図である。

[図 6]本開示の一実施形態に係るシーラント塗 装置の転写チャックを示す平 面図である。

[図 7]本開示の一実施形態に係るシーラント塗 装置の転写チャックを示す平 面図である。

[図 8]本開示の一実施形態に係るシーラント塗 装置を示す概略正面図である

[図 9]本開示の一実施形態に係るシーラント塗 装置を示す概略正面図である

[図 10]本開示の一実施形態に係るシーラント塗 装置の転写チャックを示す 平面図である。

[図 1 1]本開示の一実施形態に係るシーラント塗 装置の転写チャックを示す 平面図である。

[図 12]本開示の一実施形態に係るシーラント塗 装置を示す概略正面図であ る。

[図 13]本開示の一実施形態に係るシーラント塗 装置の転写チャックを示す 平面図である。

発明を実施するための形態 〇 2020/174970 5 卩(:171? 2020 /002751

[0022] まず、 本開示の一実施形態に係るシーラント塗布装 置 1 について説明する 本実施形態に係るシーラント塗布装置 1は、 図 1及び図 2に示すように、 チャンバ 2と、 シャフト 3と、 シャフト駆動部 4と、 転写チャック 5と、 転 写チャック駆動部 6などを備える。 シーラント塗布装置 1は、 転写チャック 5を介してシーラント 2 0を塗布対象のファスナ 2 1 に塗布する。 なお、 こ こでは、 塗布対象が、 ファスナ (例えば、 リベッ ト、 ボルトなど) である場 合について説明するが、 本開示の適用対象は、 ファスナに限定されない。 シ —ラント 2 0は、 例えばポリサルファイ ド系を主成分とする材料である。

[0023] チャンバ 2は、 シーラント 2 0が収容される容器であり、 例えば筒状の形 状を有する。 チャンバ 2の互いに対向する二つの面 (第1面2 3 、 第 2面 2 b) には、 貫通孔 7 , 8が形成されており、 貫通孔 7 , 8では、 シャフ ト 3 が軸方向に移動可能である。 チャンバ 2には、 シャフ ト 3の外周面にシーラ ント 2 0を適切に付着できるように、 適切な量のシーラント 2〇が常に収容 されていることが望ましい。

[0024] シャフト 3は、 棒状部材であり、 例えば断面が円形状を有する。 シャフト

3の外径は、 シーラント 2 0を塗布する対象のファスナ 2 1の外径とほぼ同 _である。

[0025] シャフト 3は、 一端 (基端) 側がシャフト駆動部 4と接続されており、 シ ャフト 3は、 シャフト駆動部 4によって、 軸方向に対して平行に移動可能で ある。 シャフト 3の他端 (先端) 側は、 チャンバ 2の第 1面 2 3 に形成され た貫通孔 7において出入する。 シャフト 3は、 シャフト 3の他端がチャンバ 2の内部に収まる位置まで移動できる。 また、 シャフト 3は、 シャフト 3の 外周面が露出して、 転写チャック 5に対してシーラント 2 0を転写させるこ とが可能な位置まで移動できる。

[0026] シャフト駆動部 4は、 チャンバ 2の第 2面 2匕側に設置されており、 シャ フト 3をシャフト 3の軸方向に対して平行に移動することが可 な構成を有 している。 〇 2020/174970 6 卩(:171? 2020 /002751

[0027] チャンバ 2の第 1面 2 3に形成された貫通孔 7の周囲には、 スクレーバ 9 が設置される。 スクレーバ 9は、 円形状の孔 1 0が形成されており、 孔 1 0 において、 シャフト 3が出入する。 孔 1 0の内径は、 貫通孔 7の内径よりも 小さく、 シャフト 3の外径よりも大きい。 スクレーバ 9は、 チャンバ 2の外 へ突出するシャフト 3の外周面に付着された余分なシーラント 2 0を搔き耳又 る。 これにより、 シャフト 3に付着したシーラント 2 0の膜厚を周方向にお いて均等にすることができる。

[0028] 転写チャック 5は、 転写部 1 1 と、 転写部 1 1の一端側を支持する支持部

1 2を有する。 転写部 1 1は、 2つの柱状部材 1 1 3 , 1 1 匕を備え、 2つ の柱状部材 1 1 3 , 1 1 13は、 支持部 1 2を支点にして回動し、 開閉可能な 構成を有する。 柱状部材 1 1 1 1 匕が互いに対向する対向面には、 シャ フト 3に付着したシーラント 2 0が、 シャフト 3から転写されて付着する。 対向面には、 シャフト 3の外周面に対応して半円形状の凹部 1 3が形成され ている。 凹部 1 3は、 例えば半円筒形状の内面を有する。 凹部 1 3の内面に シーラント 2 0が付着され保持される。

[0029] 図 3に示すように、 凹部 1 3の高さ方向中央には、 周方向に沿って溝 1 4 が形成されてもよい。 溝 1 4は、 転写部 1 1のうちシャフ ト 3に最も接近す る面よりも窪んでいる。 溝 1 4の断面形状は、 例えば V字形状である。 溝 1 4が形成されていることにより、 シーラント 2 0が転写部 1 1の対向面にお いて保持されやすくなる。 また、 シーラント 2 0がシャフ ト 3から転写され たり、 シーラント 2 0をフアスナ 2 1へ転写する際、 シーラント 2 0が糸を 引きにくくなる。

[0030] 転写チャック駆動部 6は、 転写チャック 5を開閉させる機構、 及び、 転写 チャック 5を移動させる機構を有する。 転写チャック駆動部 6は、 転写チャ ック 5を駆動して、 転写チャック 5を開閉させたり、 転写チャック 5を移動 させたりする。 例えば、 転写チャック駆動部 6は、 転写チャック 5をシャフ 卜 3に接近させるとき、 転写チャック 5を閉じ、 又は、 転写チャック 5をシ ャフト 3から離隔させるとき、 転写チャック 5を開く。 また、 転写チャック 〇 2020/174970 7 卩(:171? 2020 /002751

駆動部 6は、 シャフト 3が突出する位置と、 フアスナ 2 1が設置される位置 との間で、 転写チャック 5を移動させる。

[0031 ] 次に、 本開示の一実施形態に係るシーラント塗布装 置 1 を用いたシーラン 卜塗布方法について説明する。

[0032] まず、 チャンバ 2の内部にシーラント 2 0を供給する。 なお、 チャンバ 2 の内部には常に適切な量のシーラント 2 0が収容されるように調整されてい る。

[0033] 図 1 に示すように、 シャフト 3をチャンバ 2の内部に配置して、 シャフト

3の外周面にシーラント 2 0を付着させる。 このとき、 図 2に示すように、 転写チャック 5は、 シャフト 3が突出する位置に移動され、 かつ、 シャフト 3が突出したとき、 シャフト 3と衝突しないように開いた状態とされる。 ま た、 シーラント 2 0を塗布するフアスナ 2 1 を所定の位置に設置しておく。

[0034] 次に、 図 4及び図 5に示すように、 シャフト 3をチャンバ 2から突出させ る。 このとき、 シャフト 3の外周面にはシーラント 2 0が付着した状態であ る。 なお、 所定の膜厚のシーラント 2 0がシャフト 3の外周面に均等に付着 されるように、 貫通孔 7に設置されたスクレーバ 9によって、 余分なシーラ ント 2 0が搔き取られる。

[0035] シーラント 2 0が外周面に付着したシャフト 3が露出した後、 図 6に示す ように、 転写チャック 5をシャフト 3に接近させる方向に移動して閉じる。 これにより、 転写チャック 5は、 シャフト 3を挟み込んだ状態となる。 そし て、 図 7に示すように、 転写チャック 5をシャフト 3から離隔させる方向に 移動して開く。 これにより、 シャフト 3の外周面に付着したシーラント 2 0 が、 転写チャック 5の転写部 1 1の対向面に転写されて、 対向面にシーラン 卜 2 0が付着する。

[0036] 転写チャック 5が開いた後、 図 8に示すように、 シャフト 3をチャンバ 2 の内部に移動させて、 シャフト 3をチャンバ 2の内部に収容する。

[0037] その後、 シーラント 2 0が対向面に付着した転写チャック 5を、 図 9及び 図 1 0に示すように、 フアスナ 2 1が設置されている位置まで移動させる。 〇 2020/174970 8 卩(:171? 2020 /002751

そして、 図 1 1 に示すように、 転写チャック 5をフアスナ 2 1 に接近させる 方向に移動して閉じる。 これにより、 転写チャック 5は、 フアスナ 2 1 を挟 み込んだ状態となる。 そして、 転写チャック 5をフアスナ 2 1から離隔させ る方向に移動して開く。 これにより、 転写チャック 5の対向面に付着したシ —ラント 2 0が、 フアスナ 2 1の外周面に転写されて、 フアスナ 2 1の外周 面にシーラント 2 0が付着する。

[0038] 転写チャック 5が開いた後、 フアスナ 2 1は、 打鋲される位置まで移動さ れて、 打鋲装置によって打鋲される。 また、 転写チャック 5は、 図 1 2及び 図 1 3に示すように、 チャンバ 2が設置されている元の位置まで移動され、 シャフト 3からのシーラント 2 0の転写が再び可能な状態とされる。

[0039] 以上、 本実施形態によれば、 転写チャック 5は、 シーラント 2 0が付着し たシャフト 3に接触すると、 シャフト 3に付着したシーラント 2 0が転写チ ャック 5に転写され、 転写チャック 5においてシーラント 2 0が保持される 。 そして、 シーラント 2 0が付着した転写チャック 5でフアスナ 2 1 を挟み 込むことで、 転写チャック 5に付着したシーラント 2 0がフアスナ 2 1 に転 写され、 フアスナ 2 1の外周面にシーラント 2 0が付着する。 転写チャック 5がフアスナ 2 1の外周面に接近し離隔することでシーラン 2 0の転写が 行われることから、 必要以上のシーラント 2〇がフアスナ 2 1の外周面に付 着することがない。 また、 転写チャック 5の対向面には常にほぼ同量のシー ラント 2 0がシャフト 3から転写され、 かつ、 ほぼ同量のシーラント 2 0が 転写チャック 5からフアスナ 2 1へ転写される。 すなわち、 転写部 1 1がシ —ラント 2 0を繰り返し安定した量で保持できることか 、 シーラント 2 0 を安定的にフアスナ 2 1 に対して塗布できる。

[0040] なお、 上記実施形態では、 転写チャック駆動部 6は、 水平方向にのみ移動 する例について説明したが、 本開示はこの例に限定されない。 例えば、 転写 チャック駆動部 6は、 フアスナ 2 1 とシャフト 3との間で、 水平方向だけで なく、 水平方向に対して垂直な方向にも移動可能な 構成を有してもよい。 ま た、 上記実施形態では、 転写チャック 5がフアスナ 2 1 に向かって移動する 〇 2020/174970 9 卩(:171? 2020 /002751

場合について説明したが、 本開示はこの例に限定されない。 例えば、 ファス ナ 2 1が、 転写チャック 5の設置位置に向かって移動する構成を有し もよ い。

[0041 ] さらに、 上記実施形態では、 転写部 1 1が開閉可能な構成を有する場合に ついて説明したが、 本開示はこの例に限定されない。 例えば、 シャフ ト 3に 対して離隔及び接近することが可能であり、 シャフ ト 3に付着したシーラン 卜 2 0が転写され、 シーラント 2 0を保持することが可能であれば、 他の構 成でもよい。 符号の説明

[0042] 1 :シーラント塗布装置 (流動性材料塗布装置)

2 :チャンバ (貯留部)

2 3 :第 1面

2 匕 :第 2面

3 :シャフト (棒状部材)

4 :シャフト駆動部

5 :転写チャック

6 :転写チャック駆動部

7 , 8 :貫通孔

9 : スクレーバ

1 0 :孔

1 1 :転写部

1 1 3 , 1 1 匕 :柱状部材

1 2 :支持部

1 3 :凹部

1 4 :溝

2 0 :シーラント (流動性材料)

2 1 : フアスナ