園田 圭介 (〒92 長崎県長崎市深堀町五丁目717番1号 三菱重工業株式会社 長崎研究所内 Nagasaki, 8510392, JP)
NAGAO, Shozo (C/O NAGASAKI Shipyard & Machinery Works, MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES LTD., 1-1, Akunoura-machi, Nagasaki-sh, Nagasaki 10, 8508610, JP)
三菱重工業株式会社 (〒15 東京都港区港南二丁目16番5号 Tokyo, 1088215, JP)
SONODA, Keisuke (C/O NAGASAKI Research & Development Center, MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES LTD., 717-1, Fukahori-machi 5-chome, Nagasaki-sh, Nagasaki 92, 8510392, JP)
園田 圭介 (〒92 長崎県長崎市深堀町五丁目717番1号 三菱重工業株式会社 長崎研究所内 Nagasaki, 8510392, JP)
| 第1流路を流れる被希釈流体に第2流路を流れる希釈流体を合流させて希釈した混合流体を放流する流体の混合流路構造において、 前記第1流路を流れる被希釈流体の水中に流路側面から前記第2流路を合流させるとともに、 前記第2流路と前記第1流路との合流部水中に堰を設け、前記被希釈流体が流路流れ方向に流れる底面部の流れを規制したことを特徴とする流体の混合流路構造。 |
| 第1流路を流れる被希釈流体に第2流路を流れる希釈流体を合流させて希釈した混合流体を放流する流体の混合流路構造において、 前記第1流路を流れる被希釈流体の水中に流路側面から前記第2流路を合流させるとともに、 前記第2流路を合流させた前記第1流路の合流部には、前記第2流路の流路幅より上流側及び下流側となる水中位置に、前記第2流路の流路高さ以上に高い堰が流路幅に設けられていることを特徴とする流体の混合流路構造。 |
| 前記下流側の堰の上端部には、流路流れ方向に延在する平面部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の流体の混合流路構造。 |
| 前記平面部の水流表面に凹凸が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の流体の混合流路構造。 |
| 前記第2流路の流路幅より上流側に配置された堰が、前記第1流路の流路幅方向において、前記第2流路を合流させた流路壁側始点から対向する流路壁側終点へ向けて前記被希釈流体の流れ方向下流側へ傾斜していることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の流体の混合流路構造。 |
| 第1流路を流れる被希釈流体に第2流路を流れる希釈流体を合流させて希釈した混合流体を放流する流体の混合方法において、 前記希釈流体を前記被希釈流体の水中に流路側面から合流させるとともに、前記希釈流体と前記被希釈流体との合流部で、前記被希釈流体が前記第1流路の流れ方向に沿って流れる流路底面部側の流れを規制したことを特徴とする流体の混合方法。 |
本発明は、たとえば海水脱硫装置の排海 と希釈海水とを効率よく混合する流体の混 流路構造及び混合方法に関するものである
従来、脱硫搭から排出される排海水は、環
対策としてエアレーションを行ってから海
に放流することが行われている。しかしな
ら、海域に放流する直前においては、必要
応じて放流海水(排海水)の性状(pH、DO、CODな
ど)を調整するため、フレッシュな希釈海水
混合する場合がある。
このような放流海水及び希釈海水を混合す
混合流路構造としては、放流海水を流す放
水路と、希釈海水を流す導水路または導水
とを合流させる水路混合方式が知られてい
。なお、脱硫搭の排海水を希釈して放流す
場合には、通常取り扱う排海水が多量にな
ことから、流路断面積の大きな放流水路に
し比較的流路断面積の小さな導水路または
水管を合流させる混合流路構造が採用され
いる。
ここで、上述した水路混合方式による混合
路構造について、図19から図22に基づいて簡
単に説明する。
図19及び図20に示す混合流路構造は、排海水
を流す放流水路1と希釈海水を流す導水路2と
略同一水面WLで直交するようにしてT字状に
流している。そして、放流水路1には、図22
示すように、導水路2と合流する合流位置3
ら必要な混合距離Lが設けられている。この
合距離Lは、合流後の排海水及び希釈海水を
流れにより混合し、性状が所定値以下の略均
一濃度に希釈された混合海水とするのに必要
な放流水路1の流路長さである。従って、放
水路1を流れる排海水は、混合距離Lの間で希
釈海水と略均一に混合された混合海水となっ
て海域に放流される。
また、図21に示す混合流路構造は、導水路2
代えて導水管4を採用している。この導水管
4は、放流水路1を流れる排海水の水面より低
位置でT字状に合流しており、合流位置3の
流に設けた混合距離Lの間で希釈海水と略均
に混合された混合海水となって海域に放流
れる。
なお、脱硫搭から排出される排海水を海域
放水する際、希釈海水を混合して略均一に
釈された混合海水とするために必要な混合
離Lを短縮可能な混合流路構造に関する技術
文献は見当たらない。
しかしながら、上述した従来の水路混合 式による混合流路構造は、放流水路1に水路 側面から希釈海水を流入させて混合するため 、略均一な混合海水とする混合完了までには 長い混合距離Lが必要となる。これは、排海 の流れに対して側面から希釈海水を合流さ るため、放流水路1内の希釈海水は排海水の れから大きな影響を受けることとなり、従 て、希釈海水は、放流水路1の流路幅方向に おいて、流入した側壁の反対側まで容易に到 達(横断)できないためと考えられる。
そして、上述した混合距離Lの長い放流水路
1を設置するには、大きな敷地とともに多額
建設費が必要となる。このため、脱硫搭か
排出される排海水を海域に放流する際、所
の環境基準を満たす混合海水に希釈して放
するには、用地確保や建設費増大などの問
が大きな障害となっている。なお、上述し
混合距離Lは、排海水及び希釈海水の流量や
路形状等の諸条件に応じて異なってくる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
であり、その目的とするところは、二流体
混合に必要となる混合距離Lを低減し、効率
のよい混合が可能となる流体の混合流路構造
及び混合方法を提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するため、下
の手段を採用した。
本発明の第1の態様に係る流体の混合流路構
造は、第1流路を流れる被希釈流体に第2流路
流れる希釈流体を合流させて希釈した混合
体を放流する流体の混合流路構造において
前記第1流路を流れる被希釈流体の水中に流
路側面から前記第2流路を合流させるととも
、前記第2流路と前記第1流路との合流部水中
に堰を設け、前記被希釈流体が流路流れ方向
に流れる底面部の流れを規制したことを特徴
とするものである。
このような流体の混合流路構造によれば、
1流路を流れる被希釈流体の水中に流路側面
から第2流路を合流させるとともに、第2流路
第1流路との合流部水中に堰を設け、被希釈
流体が流路流れ方向に流れる底面部の流れを
規制したので、流路側面から合流した希釈流
体が被希釈流体の流れから受ける影響を低減
することができ、第1流路内に流入した希釈
体を流路幅方向の反対側側壁まで容易に到
させることができる。
この場合、第2流路と第1流路との合流部水
に設けられる堰は、少なくとも第2流路の流
幅より下流側の近傍位置に設けられていれ
よいが、第2流路の流路幅より上流側及び下
流側となる近傍位置の両方に設けられている
ことが好ましい。また、この場合の堰は、第
2流路を流れる希釈流体が合流する位置と比
して、同じか高い位置まで設けられている
とが望ましい。なお、希釈流体を被希釈流
の水中に流路側面から合流させる手段とし
は、いわゆる潜り堰や導水管を採用すれば
い。
本発明の第2の態様に係る流体の混合流路 構造は、第1流路を流れる被希釈流体に第2流 を流れる希釈流体を合流させて希釈した混 流体を放流する流体の混合流路構造におい 、前記第1流路を流れる被希釈流体の水中に 流路側面から前記第2流路を合流させるとと に、前記第2流路を合流させた前記第1流路の 合流部には、前記第2流路の流路幅より上流 及び下流側となる水中位置に、前記第2流路 流路高さ以上に高い堰が流路幅に設けられ いることを特徴とするものである。
このような流体の混合流路構造によれば 第1流路を流れる被希釈流体の水中に流路側 面から第2流路を合流させるとともに、第2流 を合流させた第1流路の合流部には、第2流 の流路幅より上流側及び下流側となる水中 置に、第2流路の流路高さ以上に高い堰が流 幅に設けられているので、第1流路の流路側 面から被希釈流体の水中に合流した希釈流体 は、被希釈流体の流れから受ける影響が低減 され、第1流路内に流入した希釈流体を流路 方向の反対側側壁まで容易に到達させるこ ができる。なお、希釈流体を被希釈流体の 中に流路側面から合流させる手段としては いわゆる潜り堰や導水管を採用すればよい
上述した第1の態様または第2の態様にかか
流体の混合流路構造において、前記下流側
堰の上端部には、流路流れ方向に延在する
面部が形成されていることが好ましく、こ
により、水深が浅くなって流路断面積を狭
られた領域を形成することができる。この
域においては、合流した被希釈流体及び希
流体が合流して流速を増すので、両流体の
合拡散が促進される。なお、この場合の平
部は、堰の下流側のみ、上流側のみ、また
、下流側及び上流側のいずれでもよい。
このような平面部の水流表面に凹凸が形成
れていることが好ましく、これにより、凹
により流れが乱れてより一層混合が促進さ
る。
上述したいずれかの流体の混合流路構造 おいて、前記第2流路の流路幅より上流側に 配置された堰は、前記第1流路の流路幅方向 おいて、前記第2流路を合流させた流路壁側 点から対向する流路壁側終点へ向けて前記 希釈流体の流れ方向下流側へ傾斜している とが好ましく、これにより、第1流路の流路 幅方向において、希釈流体が均一に分布して 被希釈流体に混合される。
本発明の第3の態様に係る流体の混合方法 は、第1流路を流れる被希釈流体に第2流路を れる希釈流体を流路側面から合流させて希 した混合流体を放流する流体の混合方法に いて、前記希釈流体を前記被希釈流体の水 に合流させるとともに、前記希釈流体と前 被希釈流体との合流部で、前記被希釈流体 前記第1流路の流れ方向に沿って流れる流路 底面部側の流れを規制したことを特徴とする ものである。
このような流体の混合方法によれば、第1 流路を流れる被希釈流体に第2流路を流れる 釈流体を流路側面から合流させて希釈した 合流体を放流する流体の混合方法において 希釈流体を被希釈流体の水中に合流させる ともに、希釈流体と被希釈流体との合流部 、被希釈流体が第1流路の流れ方向に沿って れる流路底面部側の流れを規制するように たので、流路側面から合流した希釈流体が 希釈流体の流れから受ける影響を低減する とができ、第1流路内に流入した希釈流体は 、流路幅方向の反対側側壁まで容易に到達す ることができる。
上述した本発明によれば、たとえば脱硫 から排出された排海水と希釈海水とを混合 た混合海水を海域に放流する場合のように 二流体の混合に必要となる混合距離Lを低減 し、効率のよい混合が可能となる流体の混合 流路構造及び混合方法を提供することができ る。従って、混合距離Lの短縮を可能にした 発明の混合流路及び混合方法は、流体混合 の流路構造を含むプラント建設に必要な敷 や建設費を低減でき、設計の自由度を増す いう顕著な効果が得られる。
10,10A~10D 混合水路
11 放流水路(第1流路)
12 導水路(第2流路)
12A 導水管(第2流路)
13 合流位置
14,14A 第1堰
15,15A 第2堰
16 第3堰
17,17A 横断流路
20,20A,20B,20C 平面部
30,31,32,33A,33B 凹凸
以下、本発明に係る流体の混合流路構造及
混合方法の一実施形態を図面に基づいて説
する。
<第1の実施形態>
図1から図3に示す混合流路10は、たとえば排
煙脱硫装置の脱硫塔から排出される多量の放
流海水(排海水)にフレッシュな希釈海水を混
することにより、排海水の性状が環境基準
を満たすように希釈された混合海水として
域へ放流する場合に使用される。すなわち
図示の混合流路10は、排海水(被希釈流体)を
流す放流水路(第1流路)11と、希釈海水(希釈流
体)を流す導水路(第2流路)12とを備えており、
二つの水路11,12は、一方の導水路12が他方の
流水路11と直交するようにして、一方の流路
側面11aへT字状に合流している。換言すれば
混合流路10は、多量の排海水を流すため流路
断面積が大きい放流水路11の流路側面11aに対
、比較的少量の希釈海水を流すため流路断
積も小さくなる導水路12がT字状に合流した
成とされる。
なお、この実施形態における放流水路11及
導水路12は、いずれも流路断面形状が矩形の
オープン水路であり、排海水及び希釈海水の
水面WLは同一高さになっている。
放流水路11と導水路12とが合流する合流位置
13には、排海水が放流水路11の流路流れ方向(
中の白抜矢印F)に流れる底面部の流れを規
するため、排海水の流れ方向上流側から順
、第1堰14及び第2堰15が合流部水中に設けら
ている。
この場合の第1堰14及び第2堰15は、導水路12
流路幅Wdと略一致する間隔で平行に配置され
、放流水路11の流路幅Whを横断して排海水の
れ方向と直交するように設置されている。
なわち、第1堰14及び第2堰15は、導水路12を形
成する左右一対の側壁12aを延長した位置で対
向するようにして水路底面11bから略垂直に立
設され、放流水路11の水路底面11bから高さHま
での底面部流れを規制する壁面を形成したも
のである。
上述した第1堰14及び第2堰15は、水圧に充 耐える強度を有する壁面が形成されていれ よく、従って、本実施形態においては、た えば比較的薄いコンクリート製の壁面等が 用される。しかし、第1堰14及び第2堰15は、 ンクリート製限定されることはなく、たと ば鉄鋼構造体や鋼板などを採用してもよい
一方、導水路12には、放流水路11内の排海 水に対して、すなわち、放流水路11内を流れ 排海水の水中に流路側面11aから希釈海水を 流させるため、導水路12の出口12bに第3堰16 設けられている。この第3堰16は、一般的に 潜り堰と呼ばれており、導水路12の上部流れ を規制するとともに、底面部側を開口して希 釈海水の流路を形成している。この場合の第 3堰16は、流路底面から高さhまでの範囲が開 して希釈海水の流路を形成するように設置 れた潜り堰であり、従って、流路底面11bか の高さhが水面WLより低い位置に設定されて る。なお、図中の白抜矢印fは、希釈海水の れ方向を示している。
また、第3堰16により形成された希釈海水 流路高さhは、上述した第1堰14及び第2堰15の 高さHと同じか低くなる(h≦H)ように設定され いる。従って、第1堰14及び第2堰15の高さHが 水面WLより低いため、導水路12から高さhの開 部を通って合流する希釈海水は、必ず排海 の水中に合流することとなる。
このように、上述した混合流路10は、放水
路11を流れる排海水の水中に向けて、放流水
路11の流路側面11aに開口する出口開口が高さh
に規制されている導水路12から希釈海水を合
させるとともに、この希釈海水を合流させ
放水流路11の合流部13に、排海水の底面部流
れを高さHまで規制するようにした第1堰14及
第2堰15を備えているので、放水流路11に合流
した希釈海水は、第1堰14及び第2堰15の間に形
成されている横断流路17を通ることにより、
海水の流れによる影響が低減された状態で
流路幅Whの放水流路11を横切って反対側の側
壁11cへ流れる。
すなわち、高さHの第1堰14及び第2堰15により
形成された横断流路17が流路幅Whにわたって
けられているので、第3堰16によって出口開
の高さがhに制限された導水路12から排海水
流れ(水中)に合流した希釈海水は、その主流
が第1堰14及び第2堰15により流れを規制された
横断流路17を通って反対側の流路側面(側壁)11
cまで容易に到達することができる。
そして、横断流路17を流れる希釈海水は 第1堰14及び第2堰15により流路底面11b側の流 を規制されるため、流路断面積が減少する とにより流速を増した状態で上方を流れる 海水に対し、流路幅Whの方向へ流れる際に上 方へ溢れるように順次合流するので、流れに 乱れが生じて効率よく混合される。このため 、放水流路11の流路幅Wh方向においては、放 流路11を流れる排海水に対して希釈海水が略 均一に合流して混合されるので、排海水と希 釈海水とが合流して流れ全体が略均一の性状 となるまでに必要な混合距離Lを短縮するこ が可能になる。
ところで、上述した第1堰14及び第2堰15の さHと出口開口の高さhとの関係については 希釈海水が横断流路17の高さHより低い水中 合流することにより、すなわち、出口開口 高さhが堰の高さHより低く設定されているほ ど排海水の流れから影響を受けにくくなるた め好ましい。しかし、希釈海水の合流する高 さhが横断流路17の高さHより高くなる場合で っても、多少混合距離Lは延びることにはな が、第1堰14及び第2堰15により形成された横 流路17があれば、排海水の底面部で流れを 制できるため、横断流路17が全くない場合よ りも混合距離Lを低減することは可能である
<第2の実施形態>
次に、本発明に係る流体の混合流路構造に
いて、第2の実施形態を図4及び図5に基づい
説明する。なお、上述した実施形態と同様
部分には同じ符号を付し、その詳細な説明
省略する。
さて、上述した実施形態では、第1堰14及び
2堰15を比較的薄いコンクリート製の壁面と
たが、この実施形態の混合流路10Aには、排
水の流れ方向下流側に設置する堰として、
端部に流路流れ方向Fへ延在する平面部20が
成された第2堰15Aを採用している。すなわち
、第2堰15Aは、排海水の流れ方向において、
度上必要となる幅(厚さ)と比較して充分に大
きな長さαを有する平面部20が形成された柱
部材とされる。なお、この場合の第2堰15Aに
、たとえばコンクリート製や鉄鋼構造体な
を採用することができる。
このような第2堰15Aを採用すると、横断流 路17の下流側には流路断面積の狭い放流水路1 1が平面部20の長さαにわたって形成されてい 。このため、平面部20を流れる混合海水は 排海水に加えて横断流路17から合流した希釈 海水の分だけ流量を増すので、その流速がさ らに増すとともに流れの乱れも増大すること となる。従って、平面部20の領域では、放流 路11を流れてきた排海水と横断流路17から合 流した希釈海水とが混合拡散されるため効率 よく確実に混合され、より一層短い混合距離 Lでも流れ全体を略均一な性状とすることが きる。
続いて、上述した平面部20の変形例を図6か
図8に示して説明する。なお、上述した実施
形態と同様の部分には同じ符号を付し、その
詳細な説明は省略する。
図6に示す第1変形例の平面部20Aは、第1の実
形態に示した第2堰15の上端に取り付けた板
部材21の上端面により形成されている。こ
場合の板状部材21は、第2堰15の上端から流路
流れ方向Fの下流側へ向けてL字状に取り付け
れているので、上述した第2の実施形態の第
2堰15Aと実質的に同様の作用効果もが得られ
。すなわち、第2の実施形態に示した柱状の
2堰15Aから、流れに寄与しない面を形成する
部分を取り除いたものとなる。
図7に示す第2変形例の平面部20Bは、下流 に取り付けた第1変形例の板状部材21とは異 り、第2堰15の上端から上流側へ向けて取り けた板状部材22の上端面により形成されてい る。このような構成とすれば、横断流路17か 排海水に合流する流路幅がβまで狭められ ため、排海水に合流する希釈海水が放流水 11の流路幅Wh方向により一層均一化される。 お、上述した第2の実施形態及び第1変形例 同様に、平面部20Bの領域では、放流水路11を 流れてきた排海水と横断流路17から合流した 釈海水とが混合拡散されるため効率よく確 に混合され、より一層短い混合距離Lでも流 れ全体を略均一な性状とすることができる。
図8に示す第3変形例の平面部20Cは、上述し
第1変形例及び第2変形例を組み合わせたもの
であり、下流側に取り付けた板状部材21及び
流側に取り付けた板状部材22の上端面によ
形成されている。なお、この場合の板状部
21,22は、別体または一体のいずれでもよい。
このような構成とすれば、横断流路17から
海水に合流する流路幅がβまで狭められるた
め、排海水に合流する希釈海水が放流水路11
流路幅Wh方向により一層均一化され、さら
、平面部20Cの領域では、放流水路11を流れて
きた排海水と横断流路17から合流した希釈海
とが混合拡散されるため効率よく確実に混
され、より一層短い混合距離Lでも流れ全体
を略均一な性状とすることができる。
<第3の実施形態>
次に、本発明に係る流体の混合流路構造に
いて、第3の実施形態を図9に基づいて説明
る。なお、上述した実施形態と同様の部分
は同じ符号を付し、その詳細な説明は省略
る。
さて、上述した実施形態では、第1堰14及び
2堰15を平行に配置したが、この実施形態の
合水路10Bでは、放流水路11の流路流れ方向F
おいて上流側に配置された第1堰14Aが傾斜し
ている。具体的に説明すると、導水路12の流
幅Wdより上流側に配置された第1堰14Aが、放
水路11の流路幅Wh方向において、導水路12を
流させた流路壁側始点Sから対向する流路壁
側終点Eへ向けて、排海水の流れ方向下流側
傾斜している。
すなわち、第1堰14Aは、導水路12を合流させ
流路側面11aに連結されている流路壁側始点S
が流路側面11cに連結されている流路壁側終点
Eより上流側となるように傾斜しているので
合流位置13Aに形成された横断流路17Aの流路
面積は、導水路12の合流側側壁面から離間す
るにつれて徐々に減少することとなる。
このような横断流路17Aを形成することによ
、横断流路17Aを流れる希釈海水の分布は流
幅Whの方向に均一化することとなる。換言
れば、横断流路17Aの平面視流路幅Wfは、流路
途中で排海水に合流して流量が減少する流路
終点E側へ近づくほど狭められているので、
断流路17内を流れる希釈海水の高さ(深さ)は
路幅Whの方向に均一化する。このため、横
流路17Aから排海水に合流する希釈海水量が
路幅Whの方向に均一化するので、混合距離L
短縮しても効率よく混合されて流れ全体を
均一な性状とすることができる。なお、図
は省略したが、第2堰15については、上述し
第2の実施形態及びその変形例を組み合わせ
構成としてもよい。
<第4の実施形態>
次に、本発明に係る流体の混合流路構造に
いて、第4の実施形態を図10に基づいて説明
る。なお、上述した実施形態と同様の部分
は同じ符号を付し、その詳細な説明は省略
る。
この実施形態の混合流路10Cは、第1堰14を廃
して第2堰15のみが設置されている。すなわ
、放流水路11を流れる排海水の底面部の流
は、第2堰15によって規制されている。この
うな構成は、堰が少なくてすむ分だけ建設
ストを低減でき、しかも、混合距離Lの短縮
可能である。なお、図示は省略したが、第2
堰15については、上述した第2の実施形態及び
その変形例を組み合わせた構成としてもよい
。
また、図示は省略したが、本実施形態の変
例として、堰を導水路12の上流側のみに設
てもよい。この変形例の場合、上記第1堰14
みが設けられ、上記第2堰15は用いられない
<第5の実施形態>
次に、本発明に係る流体の混合流路構造に
いて、第5の実施形態を図11及び図12に基づ
て説明する。なお、上述した実施形態と同
の部分には同じ符号を付し、その詳細な説
は省略する。
この実施形態の混合流路10Dは、上述した第1
の実施形態の導水路12に代えて、導水管12Aを
用したものである。すなわち、オープン水
の導水路12から、配管による導水管12Aに変
したものである。
このような構成とすれば、放流水路11と、
流水路11の側面に合流する導水管12Aとの位置
関係により、第3堰16のような潜り堰を設けな
くても、排海水の水中に希釈海水を容易に合
流させることができる。すなわち、少流量の
希釈海水を流す導水管12Aは比較的小径の管を
使用できるため、下端部を放流水路11の底面1
1bと略同じ位置に設定するとともに、導水管1
2Aの上端部が排海水の水面WLより低くなるよ
にして、放流水路11の流路側面11aに連結して
合流させればよい。
なお、第1堰14及第2堰15により形成される横
流路17の作用効果については、上述した導
路12の場合と同様である。
また、導水管12Aが開口する高さhと、第1堰14
及び第2堰15の高さHとの関係については、良
な混合効率を得るためには上述した実施形
と同様に設定(h≦H)することが好ましい。
なお、上述した導水管12Aを用いた混合流路
、図示は省略したものの、上述した各実施
態との組み合わせが可能であり、それぞれ
様の作用効果を得ることができる。
<第6の実施形態>
次に、本発明に係る流体の混合流路構造に
いて、第6の実施形態を図13及び図14に基づ
て説明する。なお、上述した実施形態と同
の部分には同じ符号を付し、その詳細な説
は省略する。
この実施形態では、上述した平面部20の水
表面に凹凸30を形成したものである。図13及
図14に示す凹凸30は、排海水や混合海水の流
れと略直角に交差するようにして、流れと接
する水流表面から直線状の薄板を等ピッチで
複数凸設したものである。
このような凹凸30が形成された平面部20は 、排海水や混合海水の流れに渦を生じるなど して流れに乱れが生じるので、排海水と希釈 海水との混合がより一層促進される。従って 、平面部20に凹凸30を設けることは、混合距 Lの短縮に有効である。なお、このような凹 30は、平面部20の変形例として説明した平面 部20A,20B,20Cに設けた場合も同様の作用効果が られるのは勿論であり、さらに、比較的厚 が薄いコンクリート製の第1堰14及び第2堰15 ついても、上端面に形成すれば流れを乱し 混合効率を向上させることができる。
ところで、上述した凹凸30については種々
変形例が可能であり、その一部を図15から図
17に示して説明する。
図15に示す第1変形例では、直線上で断続的
配置された凹凸31が流れ方向へ所定のピッ
で複数列設けられている。この場合の凹凸31
は、各々が薄板を突設したものであり、各凹
凸31は千鳥状に配置されている。
図16及び図17に示す第2変形例では、ジグザ
の折れ線状とした凹凸32が流れ方向へ所定の
ピッチで複数列設けられている。この場合の
凹凸32は、図17に示す断面図のように、たと
ば薄板を折曲して平面部20の表面に固着した
ものである。また、このような凹凸32に代え
、たとえば図18(a),(b)に示す第3変形例のよう
に、薄板を鱗状に折曲した凹凸33A,33Bを平面20
の表面に固着してもよい。
このような第1変形例1から第3変形例に示す
凸31,32,33A,33Bを採用しても、排海水や混合海
水の流れに渦を生じるなどして流れに乱れが
生じるので、排海水と希釈海水との混合がよ
り一層促進される。
上述した各実施形態の混合流路構造は、 流水路11を流れる排海水に導水路12または導 水管12Aを流れる希釈海水を流路側面から合流 させて希釈した混合海水を放流する場合、希 釈海水を排海水の水中に合流させるとともに 、希釈海水と排海水との合流部で、排海水が 放流流路11の流れ方向Fに沿って流れる流路底 面部側の流れを規制することにより、流路側 面から合流した希釈海水が排海水の流れから 受ける影響を低減し、放流水路11に流入した 釈海水を流路幅Wh方向の反対側側壁まで容 に到達させることができる流体の混合方法 可能にしている。
そして、上述した本発明の流体の混合流 構造及び混合方法によれば、たとえば脱硫 から排出された排海水と希釈海水とを混合 た混合海水を海域に放流する場合のように 二流体の混合に必要となる混合距離Lを短縮 し、効率のよい混合が可能となる。このよう にして混合距離Lの短縮が可能になると、た えば放流水路11や導水路12のように、流体混 用の流路構造が必要となるプラント建設に いては敷地や建設費を低減できるようにな 、特に、合流位置13より下流側となる放流 路11を短縮できるため、設計の自由度を増す ことができる。
ところで、上述した各実施形態においては、
排煙脱硫装置の脱硫塔から排出される多量の
放流海水(排海水)にフレッシュな希釈海水を
合して希釈するための混合流路構造として
明したが、本発明はこれに限定されること
なく、他の二流体を効率よく混合して略均
な性状や濃度の混合流体とする混合流路構
及び混合方法としても適用可能なことは言
までもない。
なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しな
範囲内において適宜変更することができる
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