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Title:
FLUID MODIFICATION METHOD AND FLUID MAGNETIC REACTION APPARATUS
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2010/047333
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided are a fluid modification method that intensifies the action of breaking down fluid molecule clusters and that enables an extremely highly active fluid to be obtained and a fluid magnetic reaction apparatus that realizes the method. In the fluid modification method, the S poles and the N poles of permanent magnets are disposed in the direction of a tangent to the surface of a pipe through which a fluid flows and at a slight space from the surface of the pipe. The S pole surfaces and the N pole surfaces of the permanent magnets are each covered with a separate magnetically permeable yoke, and the end faces of the magnetically permeable yokes are pointed toward the surface of the pipe, and preferably touch the same. The magnetic flux formed by the magnets is formed through the magnetically permeable yokes in the fluid in the pipe and the molecules of the fluid are separated.

Inventors:
SHINKAWA YOSHIRO (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/068072
Publication Date:
April 29, 2010
Filing Date:
October 20, 2009
Export Citation:
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Assignee:
SHINKAWA YOSHIRO (JP)
International Classes:
B01J19/08; C02F1/48; F02M27/04
Foreign References:
JP2004255303A2004-09-16
US5227683A1993-07-13
JP2004150074A2004-05-27
JP2000354871A2000-12-26
JP2003103164A2003-04-08
US5269915A1993-12-14
Attorney, Agent or Firm:
NAKAJIMA, Jun et al. (JP)
Nakajima 淳 (JP)
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Claims:
 内部を流体が流れ導管の表面に、永久磁石のS極とN極とを前記導管の表面の接線方向にやや間隔をあけて配置し、当該永久磁石のS極面とN極面を夫々別体の透磁性ヨークにて被覆し、各透磁性ヨークの端面を前記導管の表面に向け、前記磁石によって形成される磁束を透磁性ヨークを介して導管内の流体中に形成し、前記流体の分子を細分化することを特徴とする流体の変性方法。
 各透磁性ヨークの端面を前記導管の表面に接触させる請求項1記載の流体の変性方法。
 導管内の流体中に形成した磁束が8000ガウス以上である請求項1又は2記載の流体の変性方法。
 前記流体が水又は油類である請求項1乃至3いずれか1記載の流体の変性方法。
 内部を流体が流れ導管の表面に、永久磁石のS極とN極とを前記導管の表面の接線方向にやや間隔をあけて配置し、当該永久磁石のS極面とN極面を夫々別体の透磁性ヨークにて被覆し、各透磁性ヨークの端面を前記導管の表面に向け、さらに永久磁石及び透磁性ヨークを防磁用カバーにて覆い、前記磁石によって形成される磁束を透磁性ヨークを介して導管内の流体中に形成したことを特徴とする流体の磁気反応装置。
 各透磁性ヨークの端面を前記導管の表面に接触させた請求項5記載の流体の磁気反応装置。
 前記導管の表面に、複数の前記永久磁石及び透磁性ヨークを配置した請求項5記載の流体の磁気反応装置。
 前記導管に対して対称の位置に複数の永久磁石及び透磁性ヨークを配置した請求項7記載の流体の磁気反応装置。
 導管内の流体中に形成した磁束が8000ガウス以上である請求項5乃至8いずれか1記載の流体の磁気反応装置。
 前記流体が水又は油類である請求項5乃至9いずれか1記載の流体の磁気反応装置。
Description:
流体の変性方法及び流体の磁気 応装置

 本発明は、流体を磁気化して流体分子の ラスターを小さくすることにより流体を活 化する流体の変性方法及び磁気反応装置に する。

 従来より、水を磁気化して水分子のクラス ーを小さくすると、水道水がうまくなると 、水の表面張力が低下して皮膚に浸透し易 なり、皮膚の深い所にある老廃物を洗い流 て血液の循環を促進させ新陳代謝を活発に る等の効果があることが知られている。こ ように水を磁気化するために、特許文献1で は、導水路を挟んで一対の磁石のN極とS極を 向せしめ、水流を横切りN極からS極に向か 磁束を形成する方法が知られている。

特許第2804458号

特開2002-192159号

 しかるに、かかる技術は、適用範囲が導 路を形成する管の直径が20mm乃至25mmまでの のに限られており、それ以上大径のものに ると磁力線が管を透過することなく管肉内 を通る回路が形成され、水流に磁気作用が ばないという問題があった。

 特許文献1を改良するために、特許文献2 提案されているが、本発明はかかる技術を に効果ならしめる改良にかかるものである

 本発明の第1の要旨は、流体の変性方法に かかり、内部を流体が流れ導管の表面に、永 久磁石のS極とN極とを前記導管の表面の接線 向にやや間隔をあけて配置し、当該永久磁 のS極面とN極面を夫々別体の透磁性ヨーク て被覆し、各透磁性ヨークの端面を前記導 の表面に向け、好ましくはこれを接触させ 前記磁石によって形成される磁束を透磁性 ークを介して導管内の流体中に形成し、前 流体の分子を細分化することを特徴とする 法である。

 本発明の第2の要旨は、流体の磁気反応装 置であって、内部を流体が流れ導管の表面に 、永久磁石のS極とN極とを前記導管の表面の 線方向にやや間隔をあけて配置し、当該永 磁石のS極面とN極面を夫々別体の透磁性ヨ クにて被覆し、各透磁性ヨークの端面を前 導管の表面に向け、好ましくはこれを接触 せ、さらに永久磁石及び透磁性ヨークを防 用カバーにて覆い、前記磁石によって形成 れる磁束を透磁性ヨークを介して導管内の 体中に形成したことを特徴とする装置であ 。

 本発明によれば、内部を流体が通過する大 の管に対しても、容易に適用可能であると に、流体分子のクラスターの分解作用をよ 強化し、極めて高い活性化流体を得ること できる流体の変性方法及びこれを実現する 気反応装置が提供できたものである。
 燃料油について更に言えば、強力な磁気作 により炭化水素の分子をイオン化し、細分 することによって、エンジン内の完全燃焼 促し、燃料費の節減とパワーアップ、排気 スの減少をもたらすものであり、車種によ て異なるが、燃焼費10~20%の節減、排気ガス5 0~80%の減少をもたらすものである。

図1は本発明の原理を示す概要図である 。 図2は本発明の磁気反応装置の一実施例 の断面図である。 図3は実験1に用いた磁気反応装置の具 例である。

 本発明の第1は、水道水や温泉水、軽油や ガソリンにて代表される流体が流れる導管の 表面に特定の位置関係をもって永久磁石を備 え、このS極及びN極に透磁性ヨークを備え、 れを導管に好ましくは接触させ、かかる透 性ヨークにて制御された磁束を、導管内を れる流体中に形成して、前記流体の分子を 分化する方法であり、本発明の第2は、この ための磁気反応装置である。

 即ち、本発明の第1について言えば、S極 らN極に向かう磁束を透磁性ヨークにて束ね 流体内で高密度化し、流体の分子の共有結 力を弱め、流体のクラスターを分解して一 小さくできるようにしたものである。

 用いられる磁石は、永久磁石であり、こ を導管の表面に好ましくは複数、更に好ま くは、導管に対して対称の位置に配置する のである。磁束について言えば、流体に対 て8000ガウス以上であるのが良い。

 本発明の磁束のもたらす機能については 分な検証はされていないが、本発明者は以 の通りと考察している。即ち、S極からのエ ネルギー(磁束)は、外側に広がるエネルギー あり、N極でのエネルギーは内側に収縮する エネルギーであり、この外側に広がるエネル ギーを流体(例えば水)に衝突させ、水のクラ ターの水素結合は弱まり、これを外側に広 て破壊し、水のクラスターは小さくなり、 のため、水の表面張力が低下する。水のク スターが分解されて小さくなると、多くの オンが水中に放出され、水のpHは中性にな 。そして、例えば導管内のスケールに対し は発生したイオン、中性のpH、拡大エネルギ ーなどがスケールの結晶に作用し、水に溶解 させる。勿論、水のクラスターが分解されて 小さくなると、食品素材の持つ旨みを引き出 し、更に、健康維持にも適合することとなる 。

 燃料に関していえば、炭化水素連鎖が短 なり、燃料分子は表面域でより小さくなり 一酸化炭素及び炭化水素のガス排出が減少 ることとなる。即ち、磁気作用により燃料 炭化水素化合物の分子をイオン化し、細分 することによりエンジン内の完全燃焼を促 、燃料費の節約とパワーアップ、排ガスの 少をもたらすものである。燃費でいえば、1 0~20%の節約となり、排気ガスも50~80%の減少と る。

 これに対し、導管にS極とN極を対峠させ 場合(特許文献1)には、水のクラスター内の 素結合は強くなる傾向にあり、内側に収縮 る。又、水の表面張力も増加する傾向にあ 。このため、イオンの放出も少なく、pHの変 化もあまりない。

 図1は、本発明の原理を示すために本発明 装置を流体の直角方向に断面した図面であり 、説明の都合上平面で示している。導管1の にはその長手方向に延びる永久磁石2が、導 1の接線方向に向けてS極およびN極が配置さ 、その外側を覆って一対の透磁性ヨークが 置され、この端部が導管1に接触している。 Wは導管1に対する磁束である。

 図2は本発明の第2を示す一例であって、 管1に対して永久磁石2のS極及びN極を導管1の 接線方向にそろえ、両極を夫々別体の透磁性 のヨーク3a、3bにて覆いこのヨーク3a、3bの端 を導管1に接触させたものである。永久磁石 2は導管1には接触してはいない。そして、こ らの外面を非磁性体の鉄片(防磁用カバー)4 囲んだものである。導管1に対向するヨーク 3の面は外周が円形の導管1に沿わせるために や内向きの勾配3Aが形成されている。尚、 水効果を持たせるために、各部材の間をシ コンなどで埋めることが良いが図示しない 尚、導管1の径は40~125φのものが使用可能で り、勿論、その構成にもよるが、磁石2の一 としては40×40×15(厚さ)mm、ヨーク3は15×0.6×9 (厚さ)mm(2個)を用い、導管1に向けた中央に2mm 隙間3Bを備えたものである。

 この永久磁石の構成を、導管1に対して少 なくとも一対取り付けるが、同時に取り付け ることは互いに反発しあって取り付けが難し い。従って、一方側をはじめにビニルテープ などで仮止めし、他方側を同様に仮止めした 後に、インシュロツクなどで両者を固定し、 必要であれば、防水シートにて覆い、更に、 ビニルテープを巻き付ける手段がとられ得る 。勿論、これ以外の手段で永久磁石を導管に 固定することができることはいうまでもない 。

 このように永久磁石2を導管1の表面に取 けると、S極側のヨーク3aからの磁束は広が つつ一旦導管1内に入り、次いで、ヨーク3b 至り、最終的にN極に達する磁束が得られる とになる。導管1の表面は実際には円形をし ており、この表面に図2に示すヨーク3を囲ん 永久磁石を載せると、ヨーク3、3間の隙間3B に永久磁石2のN極からでる磁力線はこの部分 集中し、導管内の流体中に一旦広がりつつ り込む磁束分布が得られる。磁束は8000ガウ ス以上とすることが好ましい。

 本発明装置は、通常導管の直径方向に対 的な位置に1対設けることにより流体全体に 広がる磁束が得られるが、導管の太さに応じ て適当に増やすことができる。

 本発明の磁気反応装置は以上のように構 され、流体例えば水分子を構成する水素原 の電子はS極に向かう磁力線の作用でスピン の方向が、従来のNS極間の磁力線が作用する 合と逆に右回転し、従来のNS極対向装置よ 水素間の共有結合力を弱め水分子を分断さ 易くする。その結果水のクラスターが小さ なり、水の活性化効果は高まるものと推定 れる。

 量子力学で周知の通り、電子は粒子の状 と波動現象の二面性を有し、波動現象を示 状態において、電子の発する物質波の振動 が判れば電子のエネルギーの大きさを知る とができる。このエネルギーの指標は波動 としてMRA(磁気共鳴分析機)で測定され-20~0~+2 0の範囲の値をとり、この値が大きいほど水 間の共有結合力を弱め、水のクラスターが さくなる。本発明の磁気反応装置によって られた水は、+10以上の波動値を示し、これ 水道水において良い水とされる水の持つ値 ある。

 本発明は、水や油にて代表される流体が れる導管に取付けた永久磁石により強力な 束を発生させ、S極からN極に向かう磁力線 流体に作用せしめるようにしたので、従来 NS極を対向させた磁気反応装置では適用困難 であった50mmから250mmの大径の管に容易に適用 可能であると共に、流体の分子に逆極性の磁 力線が作用するので、波動値が高くなり、分 子間結合を弱め、例えば水のクラスターを分 解させ易く水の活性化を一層促進することが できる。勿論、燃料油にあっても同様であり 、油の分子を細分化することにより燃料効率 が著しく向上し、かつ、不純物なども細分化 されるため、より燃費向上(15~30%)が達成され ここに排気ガス中に有害な不純物が残るこ はほとんどなくなることとなる。

 本発明にあって、他の有効な装置との組 合わせが可能であることは勿論であり、特 、後述するような磁性を付与した多孔質材 に流体を通過させることによって更にその 果が発揮される。

 (実験1)
 本発明の第2における流体の磁気反応装置を 、家庭から出る排水に適用した。装着した装 置の具体的内容は図3に示した通りである。 ち、40×40×15(厚さ)mmの磁石1に対し、その周 を厚さ9mmのヨーク3にて覆い、隙間5mmをシリ ンなどのコーキング剤5にて充填した。中央 に導管1に対応する窪み6を形成した。導管内 磁束は8000ガウスであった。

 処理の結果、浮遊物質量は300mg/l以下、生 物化学的酸素要求量(BOD)300mg/l以下、過マンガ ン酸カリによる酸素消費量10mg/l以下、となり 、特に通常の処理機構では比較的難しいとい われているn-ヘキサン(動植物油脂含量)も30mg/ l以下とすることができ、廃水排出基準をク アすることができることがわかった。

 (実験2)
 上記の実験1において、磁気反応装置に隣接 して、或いは二つの磁気反応装置に挟まれる 状態で、磁性を付与した多孔質材を配置した 。多孔質材はステンレス製であり、直径3mmの 穴(長さ40mm)が無数に開けられ、これに磁性を 付与したものである。尚、磁性の付与は穴を 開けた後に磁化することとなる。流体はかか る磁化された多孔質材の穴内を通過すること により更に微細となり、かかる実験において は、特に、n-ヘキサンを著しく低下させるこ ができた。

 (実験3)
 本発明の第2における流体の磁気反応装置を 、自動車の燃料タンクとキャブレター(イン ェクション)との間で、燃料フィルターを挟 で装着した。尚、装着した装置の内容は、 例と同様である。
 実験の結果、エルグランド(3500D)で、装着前 では5km/lであったのが、装着後は6.7km/lとなり 、燃費向上率は34%であった。

 又、他の車両に装着した場合の効果も表1 に記載する。

 表1の「車種等」のカッコ書きで「日産」と 記載したものは日産自動車(株)の登録商標又 商品名、「いすゞ」と記載したものはいす 自動車(株)の登録商標又は商品名、「三菱 と記載したものは三菱自動車工業(株)の登録 商標又は商品名、「トヨタ」と記載したもの はトヨタ自動車(株)の登録商標又は商品名、 マツダ」と記載したものはマツダ(株)の登 商標又は商品名、「ホンダ」と記載したも は本田技研工業(株)の登録商標又は商品名で ある。

 いずれの実験においても、燃費向上は著 く、流体の磁気反応装置の効果は顕著であ 。

 かくして本発明により活性化された水は 料としてのみならず、食品加工業、自然農 、畜産、養鶏および養殖漁業で使用して良 結果が得られている。

 本発明は、上記したように、水分子のク スターを分解させるだけでなく、燃料とな 油に対してもその効果は絶大であり、燃費 向上、排ガスの減少などの各技術に広く適 可能である。例えば、各種の車両・船舶等 用いる燃料油(ガソリン、ディーゼル)、発 機、農機器、ゴミ処理炉、その他に広く用 られる。

1 導管、
2 永久磁石、
3、3a、3b ヨーク、
3A ヨークの勾配、
3B ヨークの隙間、
4 鉄片、
5 コーキング剤
W 磁束。