| WO/1996/008615 | WATER CLOSET WITH FLUSHING CISTERN |
| JP08311952 | FIXING STRUCTURE OF TANK COVER |
| JP07071065 | IMITATION SOUND GENERATOR |
白井 康裕 (〒85 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式会社INAX内 Aichi, 47985, JP)
NOMURA, Kazuteru (1 Koiehonmachi 5-chome, Tokoname-sh, Aichi 85, 47985, JP)
株式会社INAX (〒85 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 Aichi, 47985, JP)
SHIRAI, Yasuhiro (1 Koiehonmachi 5-chome, Tokoname-sh, Aichi 85, 47985, JP)
白井 康裕 (〒85 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式会社INAX内 Aichi, 47985, JP)
| 便鉢を有する便器本体に連通可能な排水口が設けられた洗浄タンク本体と、排水口を開閉する排水弁と、洗浄タンク本体に洗浄水を供給する給水装置とを備えた洗浄タンク装置において、 前記洗浄タンク本体は、第1貯留部と、第1連通孔が貫設された隔壁により、上貯留部及び下貯留部の上下に区画された第2貯留部とを有し、 下貯留部は第1貯留部に連通していることを特徴とする洗浄タンク装置。 |
| 前記便器本体は前記便鉢の下流側に連通する便器排水路を有し、 前記上貯留部は吸排気路を介して前記便器排水路に接続可能であることを特徴とする請求項1記載の洗浄タンク装置。 |
| 前記吸排気路は吸排気タンクを介装し、 吸排気タンク内は、変形可能な隔膜によって第1室と第2室とに区画され、第1室は前記上貯留部に連通し、第2室は前記便器排水路に連通することを特徴とする請求項2記載の洗浄タンク装置。 |
| 前記第2貯留部は、前記洗浄タンク本体内に軸方向が上下方向になるように配置された筒体と、この筒体の上下方向の中間部の内側面に設けられた前記隔壁とにより形成されている請求項1乃至3のいずれか1項記載の洗浄タンク装置。 |
| 前記隔壁には第2連通孔が設けられ、第2連通孔は前記下貯留部に収納されたフロートにより閉塞可能である請求項1乃至3のいずれか1項記載の洗浄タンク装置。 |
| 前記第1連通孔には、開口面積を可変可能な絞り機構が設けられている請求項1乃至3のいずれか1項記載の洗浄タンク装置。 |
| 便鉢と便鉢の下流側に連通する便器排水路と便鉢の上部開口の周縁に設けられたリム通水路とを有する便器本体と、請求項1記載の洗浄タンク装置とを備え、 リム通水路に前記排水口が連通されていることを特徴とする水洗式便器。 |
| 便鉢と便鉢の下流側に連通し、吸排気口が設けられた便器排水路と便鉢の上部開口の周縁に設けられたリム通水路とを有する便器本体と、請求項2又は3記載の洗浄タンク装置とを備え、 吸排気口に前記吸排気路を介して前記上貯留部が接続され、リム通水路に前記排水口が連通されていることを特徴とする水洗式便器。 |
本発明は、洗浄タンク装置及び水洗式便 に関するものである。
特許文献1には従来の洗浄タンク装置が開 示されている。この洗浄タンク装置は、便器 本体に連通する排水口が設けられた洗浄タン ク本体を有している。この排水口はフロート 弁により開閉される。洗浄タンク本体には、 給水装置から洗浄水が供給される。洗浄タン ク本体内には、下端が洗浄タンク本体内の下 方位置で開口し、フロート弁を囲む容器が配 置されている。
この洗浄タンク装置では、フロート弁が 弁され、洗浄タンク本体に貯留された洗浄 が排水口から便器本体に流出することによ 便器洗浄が行われる。この際、洗浄タンク 体内の洗浄水の水位が低下し、容器の下端 りも低くなると、容器内に下端から空気が り込む。これにより、容器内に貯留された 浄水が一気に流出し、フロート弁が閉弁す 。このため、この洗浄タンク装置は、便器 浄の終了間際に便器本体へ供給される洗浄 の流量を増加させることができる。
また、特許文献2には従来の水洗式便器が 開示されている。この水洗式便器は、便鉢及 び便鉢の下流側に連通する便器排水路を有す る便器本体と、洗浄タンク装置とを備えてい る。洗浄タンク装置は、便鉢に連通する排水 口が設けられた洗浄タンク本体と、排水口を 開閉するフロート弁と、洗浄タンク本体に洗 浄水を供給する給水装置とを有している。洗 浄タンク本体内には、軸方向が上下方向にな るように中空管が配置されている。中空管は 、下端が洗浄タンク本体内に開口し、上端が 洗浄タンク本体内に貯留される洗浄水の最高 水位よりも上方まで伸びている。中空管の上 端は吸排気通路を介して便器排水路に連通さ れている。
この水洗式便器では、便器洗浄を行うた にフロート弁が開弁されると、洗浄タンク 体内の洗浄水の水位が低下するとともに、 空管内の水位も低下する。これにより、便 排水路内の空気が吸排気管を介して中空管 吸引される。便器排水路内の空気が吸引さ ることにより、便鉢から便器排水路に流入 る洗浄水は勢いを増し、増加する。このた 、サイホン作用が確実に発生し、汚物を便 本体外に排出することができる。
しかし、特許文献1の従来の洗浄タンク装 置では、洗浄タンク本体内の洗浄水の水位が 容器の下端よりも低くならないと容器内に貯 留された洗浄水を流出させることができない 。このため、便器洗浄の終了間際よりも前の 段階で、容器内に貯留された洗浄水を流出さ せようとすると、容器の下端を上方にしなけ ればならない。このようにするには、容器の 上下方向の寸法を小さくしなければならず、 容器内に貯留される洗浄水量が少なくなって しまう。このため、便器本体へ供給される洗 浄水の流量の増加は僅かになるため、流量増 加による汚物の排出性能の向上を図り難い。
また、特許文献2の従来の水洗式便器では 、洗浄タンク本体内の洗浄水の水位の低下と 同じように中空管内の水位は低下する。この ため、便器洗浄が開始され、洗浄タンク本体 からの洗浄水の流出が終了するまでの間、中 空管は便器排水路の空気を略一定の強さで吸 引する。このため、この水洗式便器では、便 器洗浄途中で便器排水路の空気の吸引を強く してサイホン作用を強化させることができず 、便器本体からの汚物の排出性能を向上させ る効果が小さい。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなさ たものであって、便器洗浄を良好に行うこ ができる洗浄タンク装置及び水洗式便器を 供することを解決すべき課題としている。
本発明の洗浄タンク装置は、便鉢を有する
器本体に連通可能な排水口が設けられた洗
タンク本体と、排水口を開閉する排水弁と
洗浄タンク本体に洗浄水を供給する給水装
とを備えた洗浄タンク装置において、
前記洗浄タンク本体は、第1貯留部と、第1
通孔が貫設された隔壁により、上貯留部及
下貯留部の上下に区画された第2貯留部とを
し、
下貯留部は第1貯留部に連通していることを
特徴とする。
この洗浄タンク装置では、排水弁が開弁 れ、洗浄タンク本体に貯留された洗浄水が 水口から便器本体に流出して便器洗浄が行 れる。この便器洗浄の初期においては、主 第1貯留部に貯留された洗浄水が便器本体に 流出する。これは、第2貯留部において、上 留部に洗浄水が貯留されている間は、上貯 部に貯留された洗浄水が第1連通孔を通じて 貯留部に流下する流量と同じ流量だけが下 留部から流出可能であるためである。つま 、上貯留部に貯留された洗浄水は、第1連通 孔の流動抵抗を受るため、下貯留部にゆっく りと流下する。このため、下貯留部から流出 する洗浄水の流量が少なくなるからである。
その後、上貯留部に貯留された洗浄水が て第1連通孔を通じて下貯留部に流下すると 、洗浄水に比べて空気は第1連通孔を通過す 際の流動抵抗が小さいため、第1連通孔から 貯留部に空気が一気に流入し、下貯留部に 留された洗浄水は一気に流出する。このた 、排水口から便器本体に流出する洗浄水の 量を増加させることができる。
このように、上貯留部の容積及び第1連通 孔の開口面積を増減させることにより、排水 口から便器本体に流出する洗浄水の流量を増 加させるタイミングを変更することができる 。また、下貯留部の容積を増減させることに より、便器本体に流出する洗浄水の流量の増 加量を変更することができる。このため、便 器本体に流出する洗浄水を便器洗浄に最適な 流量変化にすることができる。
したがって、本発明の洗浄タンク装置は 便器洗浄を良好に行うことができる。
前記便器本体は前記便鉢の下流側に連通 る便器排水路を有し、前記上貯留部は吸排 路を介して前記便器排水路に接続可能であ 得る。この場合、第2貯留部に貯留された洗 浄水が減少することにより、吸排気路を介し て便器排水路から空気を吸引することができ る。便器洗浄早期において、第2貯留部の上 留部に貯留された洗浄水が第1連通孔の流動 抗を受けながら、下貯留部にゆっくりと流 するため、第2貯留部に貯留された洗浄水の 減少は少ない。このため、第2貯留部に貯留 れた洗浄水の減少により便器排水路から吸 される空気も僅かである。
その後、上貯留部に貯留された洗浄水の てが第1連通孔を通じて下貯留部に流下する と、洗浄水に比べて空気は第1連通孔を通過 る際の流動抵抗が小さいため、第1連通孔か 空気が勢いよく下貯留部に流入し、下貯留 に貯留された洗浄水は一気に流出する。ま 、下貯留部に貯留された洗浄水が一気に減 するため、便器排水路から空気が一気に吸 される。つまり、排水口から便器本体に流 する洗浄水の流量を増加させつつ、便器排 路からの空気の吸引流量も増加させること できる。このため、便器排水路からの空気 吸引流量の増加によりサイホン作用を強化 ることができるとともに、便器本体に流出 る洗浄水の流量を増加させることにより、 イホン作用を継続させることができる。よ て、便器本体からの汚物の排出を確実に行 ことができるため、便器洗浄を良好に行な ことができる。
前記吸排気路は吸排気タンクを介装し、 排気タンク内は、変形可能な隔膜によって 1室と第2室とに区画され、第1室は前記上貯 部に連通し、第2室は前記便器排水路に連通 し得る。この場合、第2貯留部に貯留された 浄水が減少することにより第1室内の空気が 排気路を介して第2貯留部に吸引される。こ れにより、隔膜が変形し、第1室の容量が減 するとともに、第2室の容量が増加するため 便器排水路の空気を第2室内に吸引すること ができる。また、隔膜により、上貯留部と便 器排水路とは完全に遮断されているため、便 器排水路内の臭気を含んだ空気等が洗浄タン ク本体内へ拡散されることを確実に防止する ことができる。
前記第2貯留部は、前記洗浄タンク本体内 に軸方向が上下方向になるように配置された 筒体と、この筒体の上下方向の中間部の内側 面に設けられた前記隔壁とにより形成され得 る。この場合、洗浄タンク本体内に隔壁を有 する筒体を配置するだけで、洗浄タンク本体 は第1貯留部と第2貯留部とを容易に有するこ ができる。また、既存の洗浄タンク本体に しても、筒体を後付けすることにより、便 洗浄性能を向上させることができる。
前記隔壁には第2連通孔が設けられ、第2 通孔は前記下貯留部に収納されたフロート より閉塞可能であり得る。この場合、上貯 部に貯留された洗浄水の全てが第1連通孔を じて下貯留部に流下すると、下貯留部に貯 された洗浄水の水位が低下し始める。これ より、フロートが下降し、第2連通孔が開放 されるため、下貯留部に第2連通孔からも空 が流入する。このため、下貯留部に貯留さ た洗浄水がさらに勢いよく流出する。この め、便器本体に流出する洗浄水の流量の増 がより大きくなるため、汚物の排出性能を り向上させることができる。
また、吸排気路を介して上貯留部と便器 水路とを接続した場合には、第2連通路が開 放され、下貯留部に貯留された洗浄水がさら に勢いよく流出すると、便器排水路から空気 がより勢いよく吸引される。つまり、排水口 から便器本体に流出する洗浄水の流量の増加 をより大きくしつつ、便器排水路からの空気 の吸引流量もさらに増加させることができる 。よって、サイホン作用をさらに強化すると ともに継続させることができ、便器本体から の汚物の排出をより確実に行うことができる 。
前記第1連通孔には、開口面積を可変可能 な絞り機構が設けられ得る。この場合、上貯 留部に貯留された洗浄水が第1連通孔を通じ 下貯留部に流下し終えるまでの時間を変更 ることができる。このため、排水口から便 本体に流出する洗浄水の流量を増加させる イミングを容易に変更することができる。 って、このタイミングを便器洗浄に最適に ることができる。
また、便器排水路からの空気の吸引流量 増加させるタイミングも容易に変更するこ ができ、このタイミングを便器洗浄に最適 することができる。
本発明の水洗式便器は、便鉢と便鉢の下 側に連通する便器排水路と便鉢の上部開口 周縁に設けられたリム通水路とを有する便 本体と、上記洗浄タンク装置とを備え、リ 通水路に前記排水口が連通されていること 特徴とする。
この水洗式便器では、便器洗浄の初期に 1貯留部に貯留された洗浄水がリム通水路に 流出する。このため、大流量の洗浄水が便鉢 及び便器排水路に流入し、サイホン作用を発 生させることができる。この後、リム通水路 へ流出する洗浄水の流量は低下するが、所定 のタイミングで流量を増加させることができ る。これにより、便鉢内に残留する浮遊汚物 を効果的に排出することができる。
また、便器排水路に吸排気口を設け、吸 気口に吸排気路を介して上貯留部を接続し 場合には、大流量の洗浄水を便鉢及び便器 水路に流入させ、サイホン作用を発生させ 後、所定のタイミングで、排水口からリム 水路へ流出する洗浄水の流量を増加させる ともに、便器排水路からの空気の吸引流量 増加させることができる。よって、サイホ 作用が強化されるとともに継続されるため 便鉢内に残留する汚物、特に浮遊汚物を効 的に排出することができる。
排水弁はフロート弁であり、フロート弁 上方に第2貯留部が設けられ、フロート弁は 、閉弁状態において少なくとも一部が下貯留 部に収納されていてもよい。この場合、フロ ート弁の弁体が引き上げられた際、弁体が下 貯留部に収納される。このため、下貯留部に 貯留された洗浄水が流出するまで弁体を浮上 させておくことができる。よって、下貯留部 に貯留された洗浄水の流出に伴い、フロート 弁を閉弁させることができるため、下貯留部 に貯留された洗浄水のほとんどを排出口から 流出させることができる。
以下、本発明の洗浄タンク装置を備えた 洗式便器を具体化した実施例1~9を図面を参 しつつ説明する。
実施例1の水洗式便器は、図1に示すよう 、便器本体1と洗浄タンク装置10とを備えて る。便器本体1は、便鉢2と、便鉢2の下流側 連通する便器排水路3とを有している。便鉢2 と、便器排水路3とにより封水部4が形成され いる。便鉢2の上部開口の周縁には、リム通 水路5が形成されている。便器排水路3の下流 には、径寸法を狭める絞り部6が設けられて いる。
洗浄タンク装置10は、排水口12が下面に設 けられた洗浄タンク本体11と、排水口12を開 する排水弁であるフロート弁20と、洗浄タン ク本体11に洗浄水を供給する給水装置である ールタップ30とを備えている。
洗浄タンク本体11の排水口12は、便器本体 1のリム通水路5に洗浄水路7を介して連通され ている。洗浄タンク本体11には、後述するフ ート弁20よりも下流側の洗浄水路7に一端が 通され、他端が洗浄タンク本体11の洗浄水 最高水位L1よりも上方に伸びて開口するオー バーフロー管13が設けられている。
洗浄タンク本体11は、第1貯留部14と、第2 留部15とを有している。第2貯留部15は、軸 向が上下方向となるように洗浄タンク本体11 内に配置された筒体17内に形成されている。 体17内は、上下方向の中間部の内側面に設 られ、第1連通孔16Aが貫設された隔壁16によ 、上貯留部15Aと下貯留部15Bとに区画されて る。筒体17の下端開口は、洗浄タンク本体11 下面近傍で下方に向いて開口し、下貯留部1 5Bと第1貯留部14とは連通している。また、筒 17の上端開口は、洗浄タンク本体11内に貯留 される洗浄水の最高水位L1よりも下で上方に いて開口している。このように、第1貯留部 14と第2貯留部15とを洗浄タンク本体11に容易 形成することができる。また、既存の洗浄 ンク本体に対しても、筒体17を取り付けるこ とにより、第1貯留部14と第2貯留部15とを容易 に形成することができる。
フロート弁20は、玉鎖23が連結された弁体 であるゴム玉21と、排水口12に設けられた弁 22とを有している。玉鎖23の上端は、図示し い洗浄レバーに連結されている。洗浄レバ が操作されると、ゴム玉21は引き上げられ 排水口12から洗浄水が流出する。
ボールタップ30は、先端が洗浄タンク本 11内に洗浄水を吐水する吐水口31Aである給水 管31と、給水管31の途中に設けられた開閉弁32 と、先端が浮玉33に接続され、開閉弁32を開 するアーム34とから構成されている。給水管 31の上流端は、便器本体1が据え置かれるトイ レルームに引き出された水道管に接続された 図示しない止水栓に接続されている。洗浄タ ンク本体11内に貯留された洗浄水の水位が最 水位L1より低下し、浮玉33が下降すると、開 閉弁32は開弁され、吐水口31Aから洗浄水が洗 タンク本体11内に吐水される。
このような構成を有する実施例1の水洗式 便器における便器洗浄について説明する。
便器洗浄の待機状態では、図1に示すよう に、洗浄タンク本体11には、洗浄水が最高水 L1まで貯留されている。このため、ボール ップ30の開閉弁32は閉弁されている。便器本 1の封水部4は洗浄水で水封されている。
この水洗式便器の使用者が用便後、封水 4に存在する沈降汚物E1やトイレットペーパ 等の浮遊汚物E2を便器本体1から排出するた に図示しない洗浄レバーが操作され、便器 浄が開始される。
図2に示すように、洗浄レバーが操作され ると、ゴム玉21が玉鎖23により引き上げられ 弁座22から浮上し、排水口12からリム通水路5 を介して便鉢2内に洗浄水が流出する。これ より、第1貯留部14の水位は低下し始める。 1貯留部14の水位の低下とともに、ボールタ プ30の浮球33も下降するため、開閉弁32が開 され、ボールタップ30の吐水口31Aから洗浄水 が洗浄タンク本体11内に吐水される。なお、 ールタップ30の吐水口31Aから供給される洗 水の流量よりも、排水口12から排出される洗 浄水の流量の方が多いため、洗浄タンク本体 11内の洗浄水の水位は低下し続ける。
図5の実線Aに示すように、便器洗浄の開 直後(S~T時点)は、排水口12から流出する洗浄 の流量は急激に増加する。これは、図2に示 すように、洗浄タンク本体1の第1貯留部14に 留された洗浄水が一気に排水口12から流出す るためである。第1貯留部14の水位L20は急激に 低下する一方、第2貯留部15の上貯留部15Aに貯 留された洗浄水は、第1連通孔16Aの流動抵抗 受けながら下貯留部15Bに流下するため、上 留部15Aの水位L30はゆっくりと低下する。
S~T時点において、排水口12から流出した 浄水は、リム通水路5から便鉢2内に流下し、 便鉢2内の洗浄水の水位を上昇させる一方、 水部4を介して便器排水路3に流入する。便器 排水路3に流入した洗浄水は、下流端に設け れた絞り部6により、飛散し、便器排水路3の 下流端を塞ぐように水膜を形成する。これに より、便器排水路3内に洗浄水が増加し、サ ホン作用が発生する。サイホン作用により 沈降汚物E1等は封水部4から便器排水路3の下 側に確実に排出される。
第1貯留部14の容量は、図5に示すように、 サイホン作用が発生した(T時点)後に排水口12 ら流出する洗浄水の流量が減少するように 定されており、第2貯留部15の上貯留部15Aに 留された洗浄水の全てが第1連通孔16Aを通じ て下貯留部15Bに流下するまで(U時点)、便鉢2 の水位は低下する。
T~U時点において、便鉢2内の水位が低下す る間に、図3に示すように、沈降汚物E1等は便 器本体1から排出される。便鉢2内の水位が低 するに従いサイホン作用による汚物の排出 力は弱まるため、トイレットペーパー等の 遊汚物E2は、便鉢2の下部に残留してしまう とがある。この浮遊汚物E2を排出するため 、リム通水路5から便鉢2内に流下する洗浄水 を増水させる。これにより、浮遊汚物E2を便 排水路3へ押し込むようにして便鉢2から排 することができる。
つまり、図5に示すU時点において、第2貯 部15の上貯留部15Aの洗浄水の全てが第1連通 16Aを通じて下貯留部15Bに流下する。すると 第1連通孔16Aから下貯留部15Bに空気が流入可 能となる。洗浄水に比べて空気は第1連通孔16 Aを通過する際の流動抵抗が小さいため、第1 通孔16Aから空気が勢いよく下貯留部15Bに流 し、下貯留部15Bに貯留された洗浄水が一気 流出する。このため、浮遊汚物E2は便器排 路3へ押し込まれるように排出される。また 便鉢2内の水位が低下しすぎることにより、 封水が破封して、サイホン作用が終了してし まう前に便鉢2内に流出する洗浄水の流量が 加するため、U~X時点において、図4に示すよ に、便鉢2内の水位は僅かに上昇する。これ により、サイホン作用は継続され、浮遊汚物 E2を便鉢2内から確実に排出することができる 。
その後、図5に示すように、X~Y時点におい て、排水口12から流出する洗浄水の流量が減 するため、便鉢2内の水位は低下し、Y時点 おいて封水が破封してサイホン作用が終了 る。Y~Z時点において、排水口12からリム通水 路5を介して便鉢2内に流出した洗浄水により 便鉢2内の水位は上昇し、覆水が完了する。 その後、ゴム玉21は弁座22に着座し、排水口12 は封鎖される。タンク本体11内には、水位が 高水位L1になるまでボールタップ30により洗 浄水が供給される。これにより、水洗式便器 は便器洗浄の待機状態に復帰する。
洗浄タンク本体11が第2貯留部15を有しな 場合の排水口12からの流出流量の変化を図5 点線Bで示す。実施例1の洗浄タンク装置10の 水口12からの流出流量の変化と比較すると サイホン作用が発生した後において、実施 1の洗浄タンク本体11の方が流出流量の少な 時間帯がある。この減少した分の洗浄水を 施例1の洗浄タンク装置10は便器洗浄の途中 あるU時点以降の増水に利用している。この め、実施例1の洗浄タンク装置10は、便器洗 に要する全洗浄水量を増加させることなく 便器洗浄の途中で排水口12からの流出流量 増加させ、汚物の排出をより確実に行なう とができる。
したがって、実施例1の洗浄タンク装置10 備えた水洗式便器は、便器洗浄を良好に行 ことができる。
実施例2の水洗式便器は、図6に示すよう 、便器本体1と洗浄タンク装置40とを備えて る。洗浄タンク装置40は、洗浄タンク装置11 、フロート弁20と、ボールタップ30とを備え ている。
洗浄タンク本体11は、第1貯留部14と、第2 留部15とを有している。第2貯留部15は、軸 向が上下方向となるように洗浄タンク本体11 内に配置された筒体17内に形成されている。 体19内は、上下方向の中間部の内側面に設 られ、第1連通孔46A及び第2連通孔46Bが貫設さ れた隔壁46により、上貯留部15Aと下貯留部15B に区画されている。
第2連通孔46Bの下方の下貯留部15Bには、球 状のフロート41が収納されている。下貯留部1 5Bの第2連通孔46Bの下方には、フロート41が第2 連通孔46Bの下方に位置するように規制する規 制壁47が設けられている。規制壁47は、筒体17 の内側面から伸び、開口47Hを有する水平壁47A と、水平壁47Aの端部から上方に伸びた垂直壁 47Bとから構成されている。他の構成は、実施 例1と同様であり、同一の構成には同一の符 を付し、詳細な説明は省略する。
実施例2の水洗式便器における便器洗浄に ついて説明する。
便器洗浄の待機状態では、洗浄タンク本 11には、洗浄水が最高水位L1まで貯留されて いる。このため、第2連通孔46Bはフロート41に より閉塞されている。ボールタップ30の開閉 32は閉弁されている。便器本体1の封水部4は 洗浄水で水封されている。
この水洗式便器の使用者が用便後、封水 4に存在する沈降汚物E1やトイレットペーパ 等の浮遊汚物E2を便器本体1から排出するた に図示しない洗浄レバーが操作され、便器 浄が開始される。
図7に示すように、洗浄レバーが操作され ると、ゴム玉21が玉鎖23により引き上げられ 弁座22から浮上し、排水口12からリム通水路5 を介して便鉢2内に洗浄水が流出する。これ より、第1貯留部14の水位は低下し始める。 れにより、ボールタップ30の浮玉33も下降す ため、開閉弁32が開弁され、ボールタップ30 の吐水口31Aから洗浄水が洗浄タンク本体11内 吐水される。なお、ボールタップ30の吐水 31Aから供給される洗浄水の流量よりも、排 口12から排出される洗浄水の流量の方が多い ため、洗浄タンク本体11内の洗浄水の水位は 下し続ける。
便器洗浄の開始直後は、実施例1の水洗式 便器と同様、排水口12から流出する洗浄水の 量は急激に増加し、サイホン作用が発生す 。これにより、沈降汚物E1等は封水部4から 器排水路3の下流側に確実に排出される。
サイホン作用が発生した後は、排水口12 ら流出する洗浄水の流量は減少し、第2貯留 15の上貯留部15Aに貯留された洗浄水の全て 第1連通孔46Aを通じて下貯留部15Bに流下する で、便鉢2内の水位は低下する。
この間、図8に示すように、沈降汚物E1等 便器本体1から排出される。一方、トイレッ トペーパー等の浮遊汚物E2は、便鉢2の下部に 残留してしまうことがある。この浮遊汚物E2 排出するために、リム通水路5から便鉢2内 流下する洗浄水を増水させる。これにより 浮遊汚物E2を便器排水路3へ押し込むように て便鉢2から排出することができる。
つまり、第2貯留部15の上貯留部15Aの洗浄 の全てを第1連通孔46Aを通じて下貯留部15Bに 流下させる。すると、第1連通孔46Aから下貯 部15Bに空気が流入可能となるとともに、下 留部15Bの水位L31が低下し、フロート41が下降 する。このため、第2連通孔46Bが開放され、 2連通孔46Bからも下貯留部15Bに空気が流入可 となる。これにより、下貯留部15Bに貯留さ た洗浄水がさらに勢いよく流出する。この め、浮遊汚物E2は便器排水路3へより強力に し込まれるように排出される。また、便鉢2 内の水位が低下しすぎることにより、封水が 破封して、サイホン作用が終了してしまう前 に便鉢2内に流出する洗浄水の流量が増加す ため、図9に示すように、便鉢2内の水位は僅 かに上昇する。これにより、サイホン作用は 継続され、浮遊汚物E2を便鉢2から確実に排出 することができる。
その後、実施例1の水洗式便器と同様、排 水口12から流出する洗浄水の流量が減少する め、便鉢2内の水は低下し、封水が破封して サイホン作用が終了する。その後に排水口12 らリム通水路5を介して便鉢2内に流出した 浄水により、便鉢2内の水位は上昇し、覆水 完了する。その後、ゴム玉21は弁座22に着座 し、排水口12は封鎖される。タンク本体11内 は、水位が最高水位L1になるまでボールタッ プ30により洗浄水が供給される。これにより 水洗式便器は便器洗浄の待機状態に復帰す 。
実施例2の洗浄タンク装置40を備えた水洗 便器も、実施例1の水洗式便器と同様、便器 洗浄に要する全洗浄水量を増加させることな く、便器洗浄の途中で排水口12からの流出流 を増加させ、汚物の排出をより確実に行う とができる。
したがって、実施例2の洗浄タンク装置40 備えた水洗式便器も、便器洗浄を良好に行 ことができる。
実施例3の水洗式便器の洗浄タンク装置50 、図10に示すように、フロート弁20の上方に 第2貯留部15を形成する筒体17が配置されてい 。フロート弁20は、閉弁状態においてゴム 21の一部が下貯留部15Bに収納されている。他 の構成は、実施例1と同様であり、図示を省 するとともに、同一の構成には同一の符号 付し、詳細な説明を省略する。
この洗浄タンク装置50を備えた水洗式便 では、ゴム玉21が引き上げられた際、ゴム玉 21が下貯留部15Bに収納される。このため、下 留部15Bに貯留された洗浄水が流出されるま 、ゴム玉21を浮上させておくことができる よって、下貯留部15Bに貯留された洗浄水の 出に伴い、フロート弁20は閉弁するため、下 貯留部15Bに貯留された洗浄水のほとんどを排 出口12からリム通水路を介して便鉢内に流出 せることができる。また、この水洗式便器 便器洗浄は、実施例1の水洗式便器と同様で あり、他の作用効果は実施例1と同様である
したがって、実施例3の洗浄タンク装置50 備えた水洗式便器も、便器洗浄を良好に行 ことができる。
実施例4の水洗式便器の洗浄タンク装置60 は、図11に示すように、上貯留部15Aと下貯 部15Bとを区画する隔壁66に貫設された第1連 孔66Aが筒体17の内側面の近傍に設けられてい る。また、第1連通孔66Aの上方には、筒体17の 上部開口端の一部から伸び、下端が開口した ネジ孔63を有する上部壁62が設けられている ネジ孔63には、軸部にパッキン61Aが嵌められ 、先端が尖ったボルト61が螺合している。ボ ト61の先端部は、ネジ孔63の下端開口から突 出し、第1連通孔66Aに対して進退可能である このため、図12に示すように、ボルト61は、 じ込み具合により第1連通孔66Aの開口面積を 無段階で微調整可能である絞り機構を構成し ている。他の構成は、実施例1と同様であり 図示を省略するとともに、同一の構成には 一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
この洗浄タンク装置60を備えた水洗式便 では、洗浄タンク本体11の上方からボルト61 ねじ込み具合を操作して、第1連通孔66Aの開 口面積を微調整することができる。これによ り、上貯留部15Aに貯留された洗浄水が第1連 孔66Aを通じて下貯留部15Bに流下し終えるま の時間を変更することができる。このため 排水口12からリム通水路5を介して便鉢2に流 する洗浄水の流量を増加させるタイミング 便器洗浄に最適にすることができる。また この水洗式便器の便器洗浄は、実施例1の水 洗式便器と同様であり、他の作用効果は実施 例1と同様である。
したがって、実施例4の洗浄タンク装置60 備えた水洗式便器も、便器洗浄を良好に行 ことができる。
実施例5の水洗式便器の洗浄タンク装置70 は、図13及び図14に示すように、上貯留部15A と下貯留部15Bとを区画する隔壁76に湾曲した 円形状の第1連通孔76Aが貫設されている。隔 壁76には、第1連通孔76Aに隣接して設けられた 貫通孔76Bに軸部72を挿通させた遮蔽板71が取 付けられている。遮蔽板71は、第1連通孔76A 重なるように軸部72を中心に回動可能である 。このため、図14に示すように、遮蔽板71は 回動具合により第1連通孔76Aの開口面積を無 階で調整可能である絞り機構を構成してい 。軸部72の上部表面には、回動具合が目視 きるように矢印が印刷されている。他の構 は、実施例1と同様であり、図示を省略する ともに、同一の構成には同一の符号を付し 詳細な説明を省略する。
この洗浄タンク装置70を備えた水洗式便 では、洗浄タンク本体11の上方から遮蔽板71 回動具合を調整して、第1連通孔76Aの開口面 積を微調整することができる。これにより、 上貯留部15Aに貯留された洗浄水が第1連通孔76 Aを通じて下貯留部15Bに流下し終えるまでの 間を変更することができる。このため、排 口12からリム通水路を介して便鉢に流出する 洗浄水の流量を増加させるタイミングを便器 洗浄に最適にすることができる。また、この 水洗式便器の便器洗浄は、実施例1の水洗式 器と同様であり、他の作用効果は実施例1と 様である。
したがって、実施例5の洗浄タンク装置70 備えた水洗式便器も、便器洗浄を良好に行 ことができる。
実施例6の水洗式便器は、図15に示すよう 、便器本体101と洗浄タンク装置110とを備え いる。便器本体101は、便鉢2と、便鉢2の下 側に連通する便器排水路3とを有している。 鉢2と便器排水路3とにより封水部4が形成さ ている。封水部4よりも下流側の便器排水路 3には、上方に向けて開口する吸排気口3Aが設 けられている。吸排気口3Aは、後述する第2貯 留部15の上貯留部15Aに吸排気路8を介して接続 されている。便器排水路3の下流端には、径 法を狭める絞り部6が設けられている。便鉢2 の上部開口の内周縁には、リム通水路5が形 されている。
洗浄タンク装置110は、排水口12が下面に けられた洗浄タンク本体11と、排水口12を開 する排水弁であるフロート弁20と、洗浄タ ク本体11に洗浄水を供給する給水装置である ボールタップ30とを備えている。
洗浄タンク本体11の排水口12は、便器本体 101のリム通水路5に洗浄水路7を介して接続さ ている。洗浄タンク本体11には、後述する ロート弁20よりも下流側の洗浄水路7に一端 接続され、他端が洗浄タンク本体11の洗浄水 の最高水位L1よりも上方に伸びて開口するオ バーフロー管13が設けられている。
洗浄タンク本体11は、第1貯留部14と、第2 留部15とを有している。第2貯留部15は、軸 向が上下方向となるように洗浄タンク本体11 内に配置された筒体17内に形成されている。 体17内は、上下方向の中間部の内側面に設 られ、第1連通孔16Aが貫設された隔壁16によ 、上貯留部15Aと下貯留部15Bとに区画されて る。筒体17の下端開口は洗浄タンク本体11の 面近傍で下方に向いて開口し、下貯留部15B 第1貯留部14とは連通している。また、筒体1 7の上端には、開口18Aが貫設された上部壁18が 設けられている。開口18Aは吸排気路8を介し 便器排水路3の吸排気口3Aに接続している。 のように、第1貯留部14と第2貯留部15とを洗 タンク本体11に容易に形成することができる 。また、既存の洗浄タンク本体に対しても、 筒体17を取り付けることにより、第1貯留部14 第2貯留部15とを容易に形成することができ 。
吸排気路8は、吸排気タンク80を介装して る。吸排気タンク80内は、変形可能な隔膜81 によって第1室82と第2室83とに区画されている 。第1室82は上貯留部15Aに連通し、第2室83は便 器排水路3に連通している。このように、隔 81により、上貯留部15Aと便器排水路3とは完 に遮断されているため、便器排水路3内の臭 を含んだ空気等が洗浄タンク本体11内へ拡 されることを確実に防止することができる
フロート弁20は、玉鎖23が連結された弁体 であるゴム玉21と、排水口12に設けられた弁 22とを有している。玉鎖23の上端は、図示し い洗浄レバーに連結されている。洗浄レバ が操作されると、ゴム玉21は引き上げられ 排水口12から洗浄水が流出する。
ボールタップ30は、先端が洗浄タンク本 11内に洗浄水を吐水する吐水口31Aである給水 管31と、給水管31の途中に設けられた開閉弁32 と、先端が浮玉33に接続され、開閉弁32を開 するアーム34とから構成されている。給水管 31の上流端は便器本体101が据え置かれるトイ ルームに引き出された水道管に接続された 示しない止水栓に接続されている。洗浄タ ク本体11内に貯留された洗浄水の水位が最 水位L1より低下し、浮玉33が下降すると、開 弁32は開弁され、吐水口31Aから洗浄水が洗 タンク本体11内に吐水される。
このような構成を有する実施例6の水洗式 便器における便器洗浄について説明する。
便器洗浄の待機状態では、図15に示すよ に、洗浄タンク本体11には、洗浄水が最高水 位L1まで貯留されている。このため、ボール ップ30の開閉弁32は閉弁されている。便器本 体101の封水部4は洗浄水で水封されている。 排気タンク80内は、第1室82の容量が最大にさ れ、第2室83の容量が最小にされている。
この水洗式便器の使用者が用便後、封水 4に存在する沈降汚物E1やトイレットペーパ 等の浮遊汚物E2を便器本体101から排出する めに図示しない洗浄レバーが操作され、便 洗浄が開始される。
図16に示すように、洗浄レバーが操作さ ると、ゴム玉21が玉鎖23により引き上げられ 弁座22から浮上し、排水口12からリム通水路 5を介して便鉢2内に洗浄水が流出する。これ より、第1貯留部14の水位は低下し始める。 た、ボールタップ30の浮玉33も下降するため 、開閉弁32が開弁され、ボールタップ30の吐 口31Aから洗浄水が洗浄タンク本体11内に吐水 される。なお、ボールタップ30の吐水口31Aか 供給される洗浄水の流量よりも、排水口12 ら流出する洗浄水の流量の方が多いため、 浄タンク本体11内の洗浄水の水位は低下し続 ける。
図19に示すように、便器洗浄の開始直後(S ~T時点)は、排水口12から流出する洗浄水の流 は急激に増加する。これは、図16に示すよ に、洗浄タンク本体1の第1貯留部14に貯留さ た洗浄水が一気に排水口12から流出するた である。第1貯留部14の水位L20は急激に低下 る一方、第2貯留部15の上貯留部15Aに貯留さ た洗浄水は、第1連通孔16Aの流動抵抗を受け がら下貯留部15Bに流下するため、上貯留部1 5Aの水位L30はゆっくりと低下する。
S~T時点において、排水口12から流出した 浄水は、リム通水路5から便鉢2内に流下し、 便鉢2内の洗浄水の水位を上昇させる一方、 水部4を介して便器排水路3に流入する。便器 排水路3に流入した洗浄水は、下流端に設け れた絞り部6により、飛散し、便器排水路3の 下流端を塞ぐように水膜を形成する。これに より、便器排水路3内に洗浄水が増加し、サ ホン作用が発生する。サイホン作用により 沈降汚物E1等は封水部4から便器排水路3の下 側に確実に排出される。
第1貯留部14の容量は、図19に示すように サイホン作用が発生した(T時点)後に排水口12 から流出する洗浄水の流量が減少するように 設定されており、第2貯留部15の上貯留部15Aに 貯留された洗浄水の全てが第1連通孔16Aを通 て下貯留部15Bに流下するまで(U時点)、便鉢2 の水位は低下する。
T~U時点において、便鉢2内の水位が低下す る間に、図17に示すように、沈降汚物E1等は 器本体101から排出される。便鉢2内の水位が 下するに従いサイホン作用による汚物の排 能力は弱まるため、トイレットペーパー等 浮遊汚物E2は、便鉢2の下部に残留してしま ことがある。この浮遊汚物E2を排出するた に、便器洗浄の途中でリム通水路5から便鉢2 内に流下する洗浄水を増水させ、かつ便器排 水路3からの空気の吸引を強力にする。これ より、サイホン作用による汚物の排出能力 強化する。このようにして、浮遊汚物E2を便 器本体101から排出する。
つまり、図19に示すU時点において、第2貯 留部15の上貯留部15Aの洗浄水の全てが第1連通 孔16Aを通じて下貯留部15Bに流下する。すると 、第1連通孔16Aから下貯留部15Bに空気が流入 能となる。洗浄水に比べて空気は第1連通孔1 6Aを通過する際の流動抵抗が小さいため、第1 連通孔16Aから空気が勢いよく下貯留部15Bに流 入し、下貯留部15Bに貯留された洗浄水は一気 に流出する。また、下貯留部15Bに貯留された 洗浄水が一気に減少するため、吸排気路8を して吸排気タンク80の第1室82の空気が第2貯 部15に一気に吸引される。これにより、隔膜 81が変形し、第1室82の容量が減少するととも 、第2室83の容量が増加する。このため、便 排水路3の空気が第2室83内に勢いよく吸引さ れる。よって、浮遊汚物E2は便器排水路3へ押 し込まれるように排出される。また、便鉢2 の水位が低下しすぎることにより、封水が 封して、サイホン作用が終了してしまう前 便鉢2内に流出する洗浄水の流量が増加する め、U~X時点において、図18に示すように、 鉢2内の水位は僅かに上昇する。これにより サイホン作用は継続され、汚物排出能力が 化されるため、浮遊汚物E2を便器本体101か 確実に排出することができる。
したがって、実施例6の洗浄タンク装置110 を備えた水洗式便器も、便器洗浄を良好に行 うことができる。
その後、図19に示すように、X~Y時点にお て、排水口12から流出する洗浄水の流量が減 少するため、便鉢2内の水位は低下し、Y時点 おいて封水が破封してサイホン作用が終了 る。Y~Z時点において、排水口12からリム通 路5を介して便鉢2内に流出した洗浄水により 、便鉢2内の水位は上昇し、覆水が完了する その後、ゴム玉21は弁座22に着座し、排水口1 2は封鎖される。タンク本体11内には、水位が 最高水位L1になるまでボールタップ30により 浄水が供給される。これにより、水洗式便 は便器洗浄の待機状態に復帰する。
実施例7の水洗式便器は、図20に示すよう 、便器本体101と洗浄タンク装置140とを備え いる。洗浄タンク装置140は、洗浄タンク本 11と、フロート弁20と、ボールタップ30とを えている。
洗浄タンク本体11は、第1貯留部14と第2貯 部15とを有している。第2貯留部15は、軸方 が上下方向となるように洗浄タンク本体11内 に配置された筒体17内に形成されている。筒 17内は、上下方向の中間部の内側面に設け れ、第1連通孔46A及び第2連通孔46Bが貫設され た隔壁46により、上貯留部15Aと下貯留部15Bと 区画されている。
第2連通孔46Bの下方の下貯留部15Bには、球 状のフロート41が収納されている。下貯留部1 5Bの第2連通孔46Bの下方には、フロート41が第2 連通孔46Bの下方に位置するように規制する規 制壁47が設けられている。規制壁47は、筒体17 の内側面から伸び、開口47Hを有する水平壁47A と、水平壁47Aの端部から上方に伸びた垂直壁 47Bとから構成されている。他の構成は、実施 例6と同様であり、同一の構成には同一の符 を付し、詳細な説明は省略する。
実施例7の水洗便器における便器洗浄につ いて説明する。
便器洗浄の待機状態では、洗浄タンク本 11には、洗浄水が最高水位L1まで貯留されて いる。このため、第2連通孔46Bはフロート41に より閉塞されている。ボールタップ30の開閉 32は閉弁されている。便器本体101の封水部4 洗浄水で水封されている。吸排気タンク80 は、第1室82の容量が最大にされ、第2室83の 量が最小にされている。
この水洗式便器の使用者が用便後、封水 4に存在する沈降汚物E1やトイレットペーパ 等の浮遊汚物E2を便器本体101から排出する めに図示しない洗浄レバーが操作され、便 洗浄が開始される。
図21に示すように、洗浄レバーが操作さ ると、ゴム玉21が玉鎖23により引き上げられ 弁座22から浮上し、排水口12からリム通水路 5を介して便鉢2内に洗浄水が流出する。これ より、第1貯留部14の水位は低下し始める。 た、ボールタップ30の浮玉33も下降するため 、開閉弁32が開弁され、ボールタップ30の吐 口31Aから洗浄水が洗浄タンク本体11内に吐水 される。なお、ボールタップ30の吐水口31Aか 供給される洗浄水の流量よりも、排水口12 ら流出する洗浄水の流量の方が多いため、 浄タンク本体11内の洗浄水の水位は低下し続 ける。
便器洗浄の開始直後は、実施例6の水洗式 便器と同様、排水口12から流出する洗浄水の 量は急激に増加し、サイホン作用が発生す 。これにより、沈降汚物E1等は封水部4から 器排水路3の下流側に確実に排出される。
サイホン作用が発生した後は排水口12か 流出する洗浄水の流量は減少し、第2貯留部1 5の上貯留部15Aに貯留された洗浄水の全てが 1連通孔46Aを通じて下貯留部15Bに流下するま 、便鉢2内の水位は低下する。
この間、図22に示すように、沈降汚物E1等 は便器本体101から排出される。便鉢2内の水 が低下するに従いサイホン作用による汚物 排出能力は弱まるため、トイレットペーパ 等の浮遊汚物E2は、便鉢2の下部に残留して まうことがある。この浮遊汚物E2を排出する ために、便器洗浄の途中でリム通水路5から 鉢2内に流下する洗浄水を増水させ、かつ便 排水路3からの空気の吸引を強力にすること によりサイホン作用による汚物の排出能力を 強化する。このようにして、浮遊汚物E2を便 本体101から排出する。
つまり、第2貯留部15の上貯留部15Aの洗浄 の全てが第1連通孔16Aを通じて下貯留部15Bに 流下する。すると、図23に示すように、洗浄 に比べて空気は第1連通孔16Aを通過する際の 流動抵抗が小さいため、第1連通孔46Aから空 が勢いよく下貯留部15Bに流入するとともに フロート41が下降し、第2連通孔46Bが開放さ るため、第2連通孔46Bからも空気が勢いよく 貯留部15Bに流入する。このため、下貯留部1 5Bに貯留された洗浄水は勢いよく一気に流出 る。また、下貯留部15Bに貯留された洗浄水 勢いよく一気に減少するため、吸排気路8を 介して吸排気タンク80の第1室82の空気が第2貯 留部15に一気に吸引される。これにより、隔 81が変形し、第1室82の容量が減少するとと に、第2室83の容量が増加する。このため、 器排水路3の空気が第2室83内に勢いよく吸引 れる。よって、浮遊汚物E2は便器排水路3へ し込まれるように排出されるとともに、便 2内の水位は僅かに上昇する。これにより、 サイホン作用は継続され、汚物排出能力が強 化されるため、浮遊汚物E2を便器本体101から 実に排出することができる。
したがって、実施例7の洗浄タンク装置140 を備えた水洗式便器も、便器洗浄を良好に行 うことができる。
その後、実施例6の水洗式便器と同様、排 水口12から流出する洗浄水の流量が減少する め、便鉢2内の水位は低下し、封水が破封し てサイホン作用が終了する。その後に排水口 12からリム通水路5を介して便鉢2内に流出し 洗浄水により、便鉢2内の水位は上昇し、覆 が完了する。その後、ゴム玉21は弁座22に着 座し、排水口12は封鎖される。タンク本体11 には、水が最高水位L1になるまでボールタッ プ30により洗浄水が供給される。これにより 水洗式便器は便器洗浄の待機状態に復帰す 。
実施例8の水洗式便器の洗浄タンク装置150 では、図24に示すように、実施例4と同様、上 貯留部15Aと下貯留部15Bとを区画する隔壁66に 設された第1連通孔66Aが筒体17の内側面の近 に設けられている。また、上部壁18には、 1連通孔66Aの上方に下端が開口したネジ孔62 設けられている。ネジ孔63には、軸部にパッ キン61Aが嵌められ、先端がとがったボルト61 螺合している。ボルト61の先端部は、ネジ 63の下端開口から突出し、第1連通孔66Aに対 て進退可能である。このため、図12に示すよ うに、ボルト61は、ねじ込み具合により第1連 通孔66Aの開口面積を無段階で微調整可能であ る絞り機構を構成している。他の構成は、実 施例6と同様であり、図示を省略するととも 、同一の構成には同一の符号を付し、詳細 説明を省略する。
この洗浄タンク装置150を備えた水洗式便 では、洗浄タンク本体11の上方からボルト61 のねじ込み具合を操作して、第1連通孔66Aの 口面積を微調整することができる。これに り、上貯留部15Aに貯留された洗浄水が第1連 孔66Aを通じて下貯留部15Bに流下し終えるま に要する時間を変更することができる。こ ため、排水口12からリム通水路5を介して便 2内に流出する洗浄水の流量を増加させるタ イミング及び便器排水路3からの空気の吸引 量を増加させるタイミングを容易に変更す ことができ、これらタイミングを便器洗浄 最適にすることができる。また、この水洗 便器の便器洗浄は、実施例6の水洗式便器と 様であり、他の作用効果は実施例6と同様で ある。
したがって、実施例8の洗浄タンク装置150 を備えた水洗式便器も、便器洗浄を良好に行 うことができる。
実施例9の水洗式便器の洗浄タンク装置160 では、図25及び図14に示すように、実施例5と 様、上貯留部15Aと下貯留部15Bとを区画する 壁76に湾曲した長円形状の第1連通孔76Aが貫 されている。隔壁76には、第1連通孔76Aに隣 して設けられた貫通孔76Bに軸部72を挿通さ た遮蔽板71が取り付けられている。遮蔽板71 、第1連通孔76Aに重なるように軸部72を中心 回動可能である。このため、図14に示すよ に、遮蔽板71は、回動具合により第1連通孔76 Aの開口面積を無段階で調整可能である絞り 構を構成している。軸部72の下部表面には、 回動具合が目視できるように矢印が印刷され ている。他の構成は、実施例6と同様であり 図示を省略するとともに、同一の構成には 一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
この洗浄タンク装置160を備えた水洗式便 では、遮蔽板71の回動具合を調整して、第1 通孔76Aの開口面積を微調整することができ 。これにより、上貯留部15Aに貯留された洗 水が第1連通孔76Aを通じて下貯留部15Bに流下 し終えるまでに要する時間を変更することが できる。このため、排水口12からリム通水路5 を介して便鉢2内に流出する洗浄水の流量を 加させるタイミング及び便器排水路3からの 気の吸引流量を増加させるタイミングを容 に変更することができ、これらタイミング 便器洗浄に最適にすることができる。また この水洗式便器の便器洗浄は、実施例6の水 洗式便器と同様であり、他の作用効果は実施 例6と同様である。
したがって、実施例9の洗浄タンク装置160 を備えた水洗式便器も、便器洗浄を良好に行 うことができる。
以上において、本発明を実施例1~9に即し 説明したが、本発明は上記実施例に制限さ るものではなく、その趣旨に逸脱しない範 で適宜変更して適用できることはいうまで ない。
例えば、筒体17は第1貯留部14と区画するこ
ができればよいため、その外形状は、円形
、角形状等の任意の形状であってもよい。
た、筒体17は、上貯留部15A及び下貯留部15Bの
容量が所定の大きさに確保することができれ
ば良いため、上下方向で形状が変化したり、
上下方向の寸法が左右(前後)方向の寸法より
短くなったりしてもよい。
第2貯留部15を洗浄タンク本体11の側壁を利
して洗浄タンク本体11と一体的に形成しても
よい。
排水口12を開閉するフロート弁は電気的に
動されてもよい。この場合、洗浄レバーは
フロート弁を電気的に駆動する駆動装置の
イッチにしてもよい。
洗浄端器本体11に洗浄水を供給する給水装
は電気的に駆動されてもよい。
便器排水路3の下流端に絞り部6を設けなく
もよい。また、便器排水路3の下流端には、
浄水が滞留する滞留部を設けてもよい。
便器本体1にジェット口を設け、洗浄タンク
本体11の排水口12から流出する洗浄水をジェ
ト口から便器排水路3に向けて噴出するよう
してもよい。
吸排気路8は吸排気タンク80を介装せず、上
留部15Aと便器排水路3の吸排気口3Aとを接続
てもよい。
洗浄タンクを有する水洗式便器に適用で る。
1…便器本体
2…便鉢
3…便器排水路
3A…吸排気口
8…吸排気路
10、40、50、60、70、110、140、150、160…洗浄タ
ンク装置
11…洗浄タンク本体
12…排水口
14…第1貯留部
15…第2貯留部
15A…上貯留部
15B…下貯留部
16、46、66、76…隔壁
16A、46A、66A、76A…第1連通孔
17…筒体
20…フロート弁(排水弁)
30…ボールタップ(給水装置)
41…フロート
61…ボルト(絞り機構)
71…遮蔽板(絞り機構)
46B…第2連通孔
80…吸排気タンク
81…隔膜
82…第1室
83…第2室
Next Patent: BLADE STRUCTURE FOR TURBINE
