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Patent Searching and Data


Title:
FRAGILE MATERIAL SUBSTRATE, LASER SCRIBE METHOD FOR THE FRAGILE MATERIAL SUBSTRATE, AND LASER SCRIBE APPARATUS
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/047990
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a method for forming a scribe line excellent in linearity along a scribe-scheduled line. A laser beam irradiating mechanism is relatively moved such that irradiation area adjusting means (44b) is attached to the laser beam irradiating mechanism or a substrate. The irradiation area adjusting means (44b) makes the heat distribution along a scribe-scheduled line transversely symmetric, when the laser beam irradiating mechanism is moved relative to the region, in which the heat distribution on the two transverse sides of the scribe-scheduled line when the beam spot is scanned becomes asymmetric due to the difference in the substrate states near the two transverse sides of the scribe-scheduled line.

Inventors:
YAMAMOTO, Koji (LTD. 2-12-12 Minami-Kaneden, Suita-cit, Osaka 44, 5640044, JP)
山本 幸司 (〒44 大阪府吹田市南金田2丁目12番12号 三星ダイヤモンド工業株式会社内 Osaka, 5640044, JP)
ARIMA, Norifumi (LTD. 2-12-12 Minami-Kaneden, Suita-cit, Osaka 44, 5640044, JP)
在間 則文 (〒44 大阪府吹田市南金田2丁目12番12号 三星ダイヤモンド工業株式会社内 Osaka, 5640044, JP)
GONOE, Togo (LTD. 2-12-12 Minami-Kaneden, Suita-cit, Osaka 44, 5640044, JP)
Application Number:
JP2008/067486
Publication Date:
April 16, 2009
Filing Date:
September 26, 2008
Export Citation:
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Assignee:
MITSUBOSHI DIAMOND INDUSTRIAL CO., LTD. (2-12-12, Minami-Kaneden Suita-cit, Osaka 44, 5640044, JP)
三星ダイヤモンド工業株式会社 (〒44 大阪府吹田市南金田2丁目12番12号 Osaka, 5640044, JP)
YAMAMOTO, Koji (LTD. 2-12-12 Minami-Kaneden, Suita-cit, Osaka 44, 5640044, JP)
山本 幸司 (〒44 大阪府吹田市南金田2丁目12番12号 三星ダイヤモンド工業株式会社内 Osaka, 5640044, JP)
ARIMA, Norifumi (LTD. 2-12-12 Minami-Kaneden, Suita-cit, Osaka 44, 5640044, JP)
在間 則文 (〒44 大阪府吹田市南金田2丁目12番12号 三星ダイヤモンド工業株式会社内 Osaka, 5640044, JP)
International Classes:
B28D5/00; B23K26/00; C03B33/09
Attorney, Agent or Firm:
KASHIMA, Yoshio (409 Yuni Higashi-Umeda, 7-2 Minami Ogi-machi, Kita-ku, Osaka-cit, Osaka 52, 5300052, JP)
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Claims:
 脆性材料基板に対してレーザビーム照射機構を相対移動させながらレーザビームを照射することによりスクライブ予定ラインに沿ってレーザビームのビームスポットを走査して基板を加熱し、次いで前記スクライブ予定ラインに沿って基板を冷却することによりスクライブ予定ラインに沿ったスクライブラインを形成する脆性材料基板のレーザスクライブ方法であって、
 レーザビームが照射される基板の表面の範囲が前記スクライブ予定ラインに対して非対称になる領域に対して、
 レーザビームが照射される基板の表面の範囲がスクライブ予定ラインに対して対称となるようにレーザビームを遮蔽する照射面積調整手段を、レーザビーム照射機構または基板の表面のいずれかに取り付けた状態でレーザビームを照射することを特徴とする脆性材料基板のレーザスクライブ方法。
 脆性材料基板は、基板表面の一部に被膜領域が形成され、
 被膜領域は、走査されたビームスポットの一部が被膜領域を通る位置に設けられることを特徴とする請求項1に記載のレーザスクライブ方法。
 ビームスポットは、走査されたビームスポットの一部が基板の端部より外側を通るように走査されることを特徴とする請求項1に記載のレーザスクライブ方法。
 レーザビーム照射機構に取り付けられる照射面積調整手段は、スクライブ予定ラインの幅方向におけるビームスポットの広がりを狭めるように遮光するシャッタ部材からなり、このシャッタ部材を介して基板に照射されるビームスポットによって基板表面に生じる熱分布がスクライブ予定ラインに対し左右対称になるようにシャッタ部材の開口を制限することを特徴とする請求項1に記載のレーザスクライブ方法。
 脆性材料基板に取り付けられる照射面積調整手段は、スクライブ予定ラインに沿ってスクライブ予定ライン近傍の被膜領域の反対側に形成されたダミー被膜からなることを特徴とする請求項1に記載のレーザスクライブ方法。
 レーザビーム照射機構と、冷却機構と、前記レーザビーム照射機構と冷却機構とを基板に対し相対的に移動させる走査機構とを備え、基板に設定されたスクライブ予定ラインに沿ってレーザビームのビームスポットが、その中心がスクライブ予定ライン上に位置して走査されるようにレーザビーム照射機構を基板に対して相対移動させて基板を軟化点以下の温度で加熱し、次いでビームスポットが通過した軌跡に沿って冷却機構を相対移動させて基板を冷却することによりスクライブ予定ラインに沿ってスクライブラインを形成する脆性材料基板用のレーザスクライブ装置において、
 ビームスポットが、基板に照射されることにより表面に生じる熱分布が、スクライブ予定ラインの全長にわたって左右対称になるように、スクライブ予定ラインの幅方向におけるビームスポットの広がりを絞り込むシャッタを備えたことを特徴とするレーザスクライブ装置。
 前記シャッタは、スクライブ予定ラインの幅方向におけるビームスポットの広がりを調整するシャッタ幅調整機構を有し、スクライブ予定ラインの幅方向におけるビームスポットの広がりが、スクライブ予定ラインからこのスクライブ予定ライン近傍に存在する被膜領域および基板端縁までの最短距離の2倍または2倍よりも短くなるように設定されることを特徴とする請求項6に記載のレーザスクライブ装置。
 前記シャッタはスクライブ予定ラインの幅方向におけるビームスポットの広がりを調整するシャッタ幅調整機構を有し、
さらに、走査機構によりスクライブ予定ライン全長に沿って相対的に移動させながら、スクライブ予定ライン近傍に存在する被膜領域および基板端縁の画像情報を撮像するカメラ部と、
カメラ部により撮像された画像情報に基づいてスクライブ予定ラインから被膜領域または基板端縁までの最短距離を抽出し、抽出した最短距離に基づいてスクライブ予定ラインの幅方向のビームスポット幅を決定し、シャッタ幅調整機構を制御するシャッタ幅制御部とを備えたことを特徴とする請求項6に記載のレーザスクライブ装置。
 前記シャッタはスクライブ予定ラインの幅方向におけるビームスポットの広がりを調整するシャッタ幅調整機構を有し、
さらに、予め設定された、スクライブ予定ラインから被膜領域または基板端縁までの最短距離を距離データとして入力する距離データ入力部と、距離データ入力部に入力された距離データを記憶する距離データ記憶部と、距離データ記憶部に記憶された距離データを読み取り、読み取った距離データに基づいてスクライブ予定ラインの幅方向のビームスポット幅を決定し、シャッタ幅調整機構を制御するシャッタ幅制御部とを備えたことを特徴とする請求項6に記載のレーザスクライブ装置。
Description:
脆性材料基板、および、脆性材 基板のレーザスクライブ方法、レーザスク イブ装置

 本発明は、脆性材料基板にレーザビームを 射し、次いで冷却することにより、基板に 直クラックを発生させてスクライブライン 形成するレーザスクライブ方法およびレー スクライブ装置に関し、特に、透明導電膜 の被膜がコーティングされた脆性材料基板 被膜近傍、あるいは脆性材料基板の端縁に し、レーザビームを照射してスクライブラ ンを形成する脆性材料基板のスクライブ方 およびスクライブ装置に関する。
 ここで脆性材料基板とは、ガラス基板、焼 材料のセラミックス、単結晶シリコン、半 体ウエハ、セラミック基板、サファイア基 等をいう。また、脆性材料基板は、一枚の 板からなる単板だけでなく、基板を貼り合 せた貼り合せ基板も含まれる。

 上記のガラス基板、サファイア基板等の 性基板において、レーザビーム照射により 板上に形成される加熱スポット(ビームスポ ットともいう)を、予め基板に設定されたス ライブ予定ラインに沿って相対移動させる とにより基板を加熱し、次いで、冷媒噴射 より形成される冷却スポットを、加熱スポ トの軌跡を追うように移動させて基板を冷 することにより、スクライブ予定ライン上 スクライブラインを形成するレーザスクラ ブ方法が知られている(例えば特許文献1参照 )。

 このようなレーザスクライブ加工では、 熱スポットの周囲に生じた圧縮応力と、冷 スポットの周囲に生じた引張り応力とに基 いて垂直クラックが形成される。この場合 垂直クラック形成に先立ってスクライビン ホイール等の工具を用いて基板の端面に刻 目(初期亀裂)をつけ、次いで、この刻み目 開始点にしてレーザビームによる加熱スポ トと冷媒による冷却スポットとを走査する とにより、基板の板厚方向に浸透する垂直 ラックを基板の面方向に進展させるように ている。

 一般に、レーザスクライブ加工を行う場合 は、レーザビームのビームスポットを左右 称な形状(円、楕円、長円等)にし、ビーム ポットの中心がスクライブ予定ライン上を 過するように照射位置の位置決めをした上 、レーザビームを走査するようにしている 具体的には、円形ビームスポットでは円の 心、楕円形や長円形のビームスポットでは 右方向、前後方向の中心線となる長軸、短 の交点をビームスポットの中心として、ス ライブ予定ライン上を移動するように走査 ている。そしてビームスポットが通過した 跡を追うように冷却スポットを走査してい 。
 一方、レーザスクライブ加工が施されるガ ス基板等の脆性基板は、ビームスポットが 査されるスクライブ予定ライン近傍にはレ ザ照射に支障となる物が存在しないように てある。

 このような条件下でレーザスクライブ加工 行われることにより、ビームスポットの中 が移動する走行ライン(すなわちスクライブ 予定ライン)を挟んだ左右両側の領域で、発 する熱応力の大きさが等しくなり、さらに ームスポット中心が移動する走行ラインの 下で熱応力が最大となる結果、熱応力に起 して発生するクラックは、走行ラインの直 (スクライブ予定ラインの直下)に形成される ようになる。

特許第3027768号公報

 従来のレーザスクライブ方法では、通常 クライブラインの形成が予定されるライン を含めてそのライン近辺には照射されるレ ザビームの照射を阻害する要因が存在しな 事が前提とされている。阻害要因として考 られるのは、例えば基板上に存在し、照射 れるレーザビームを基板のみの場合と違っ 、異常にレーザ光を吸収したり又は反射し りする物質である。そうした物質が基板上 スクライブ予定ライン近くに存在すると、 のライン上をレーザビームの中心が移動す ときにラインの左右の基板内で吸収される エネルギーの量が異なり、発生する熱応力 大きさが違ってくる。この結果、スクライ 予定ライン付近が冷却されて発生する熱応 変化も予定ラインの左右で異なってくる。 うなった場合には、得られるクラックは予 されたラインの位置と一致しなくなる。具 的には、以下のようなケースの場合に、ク ックとスクライブ予定ラインとの不一致が 想される。

 (第1ケース) レーザ光の照射による加熱 用に支障となる物質が異物として基板上に 在する場合がある。具体例としては、基板 平面表示体であるフラットパネルディスプ イ(FPD)用の基板で、TFT素子などを形成させる 為の成膜工程において、本来スクライブ予定 ライン付近には形成されない膜成分が誤って 付着したり、あるいは本来は前工程で除去さ れるべき膜成分がスクライブ予定ライン付近 に残存していたりする場合が考えられる。い ずれの場合も、そうした膜成分が基板に照射 されるレーザビームにより大きな影響を受け る光学特性を有する場合で、その膜成分がス クライブ予定ライン付近に存在し、更に基板 上に照射されるレーザビームの基板に及ぼす 熱の影響がラインの左右で大きく異なる場合 には、レーザ加熱と冷却により形成されるク ラックの位置がスクライブ予定ラインの位置 からずれてくる事が予想される。

 (第2ケース) 基板上に機能部材として形 されている透明導電膜があって、その導電 の近くを出来るだけ接近させてスクライブ 、クラックを形成させる必要がある場合で る。 例えば、基板の分断後の寸法とその結 果得られる表示画面の寸法との兼ね合いでそ うした必要が出て来る場合が考えられる。そ うした透明導電膜が基板に照射されるレーザ ビームを反射させて、その導電膜がスクライ ブ予定ライン付近に存在し、更に基板上に照 射されるレーザビームの基板に及ぼす熱の影 響がラインの左右で大きく異なる場合には、 レーザ加熱と冷却により形成されるクラック の位置がスクライブ予定ラインの位置から同 様にずれてくる事が予想される。

 (第3ケース) 基板の端近くを出来るだけ 板端に接近させてスクライブし、クラック 形成させる必要がある場合である。例えば 基板の分断後の寸法とその結果得られる表 画面の寸法との兼ね合いでそうした必要が て来る場合が考えられる。そうした場合は クライブ予定ライン付近に基板端が存在し レーザビームの一部が基板上に照射されず 基板に及ぼす熱の影響が予定ラインの左右 大きく異なってくる場合は、レーザ加熱と 却により形成されるクラックの位置がスク イブ予定ラインの位置から同様にずれてく 事が予想される。

 すなわち、スクライブ予定ライン近傍で左 非対称に異物が存在することがあり、この 物部分にレーザビームが照射されると、レ ザビームの一部がこの異物により反射、吸 されてしまう。その結果、スクライブ予定 インの左右で、基板への照射面積が異なる うになり、基板に吸収されるエネルギーの に差が生じてしまう。
 また、ガラス基板等では透明導電膜としてI TO膜が塗布されることがある。ITO膜はCO 2 レーザの波長光を反射させる特性を有してい る。そのため、ガラス基板にCO 2 レーザが照射され、一部がITO膜表面で反射さ れると、ITO膜の下側のガラス基板領域は実質 的に照射されなくなって基板に吸収されるエ ネルギー量が減少し、温度上昇が抑制される ことになる。
 これとは逆に、被膜がレーザビームの波長 を吸収する特性を有している場合には、そ 被膜部分の下側のガラス基板領域は実質的 吸収エネルギー量が増大し、温度上昇が加 されることになる。
 さらには、スクライブ予定ラインの近傍に 成される被膜の厚さが変わることで吸収さ るエネルギー量が変化する場合もある。
 また、被膜の膜厚がレーザ光の波長に近く って多重反射が生じるようになると、レー 光の波長と被膜の膜厚との関係が、特定の 件を満たす場合に、吸収特性を有する被膜 あっても吸収エネルギーが極小になって吸 エネルギー量が変化する場合がある。逆に 射特性を有する被膜であってもレーザ光の 長と被膜の膜厚との関係が、特定の条件を たす場合に吸収が極大になって、吸収エネ ギー量が変化する場合もある。

 被膜等の異物のスクライブ予定ライン近 での非対称な配置による影響により、基板 吸収されるエネルギー量がスクライブ予定 インの左右で異なるようになると、基板に じる熱分布がスクライブ予定ラインの左右 非対称になり、基板内部に発生する熱応力 分布もスクライブ予定ラインの左右で非対 になる。熱応力分布が非対称になると、レ ザ照射後の冷媒噴射による熱応力変化につ ても、スクライブ予定ラインの左右で非対 となり、その結果、実際にスクライブライ (クラック)が形成される位置が、スクライ 予定ラインから外れてしまうことになる。

 一方、基板の端部近傍にスクライブライ を形成する必要が生じた場合に、レーザビ ムを端部近傍のスクライブ予定ラインに沿 て移動させながら照射していくと、スクラ ブ予定ラインを挟んで基板端側を照射する ームスポットについては、基板の端までし 照射されず、一部は基板端からはみ出して まうことになる。その結果、スクライブ予 ラインを挟んで、左右両側で照射面積が異 るようになり、吸収されるエネルギー量が なるようになって、やはり熱応力の分布が クライブ予定ラインの左右で非対称になる その結果、この場合も実際にスクライブラ ン(クラック)が形成される位置が、スクラ ブ予定ラインから外れてしまうことになる

 スクライブ予定ライン近傍に異物が非対称 存在する場合に形成されるスクライブライ や基板端に形成されるスクライブラインの 体例について、図を用いて説明する。
 図14は、レーザスクライブ方法により1枚の ラス製マザー基板Aから単位表示基板Uを切 離す場合の一例を示す図である。

 レーザスクライブ装置にセットされたマ ー基板Aに対して、長円形状のビームスポッ トPの中心(左右方向の中心線となる長軸と前 方向の中心線となる短軸との交点)が、スク ライブ予定ラインS上を移動するように走査 れて局所加熱が行なわれ、さらにビームス ットPが通過した軌跡を追うように冷媒(不図 示)が吹き付けられて冷却される。

 単位表示基板Uの領域に透明導電膜等の被 膜領域C(異物)が存在する場合、この被膜領域 Cの端縁C1の近傍をスクライブ予定ラインSに ってレーザビームのビームスポットPを走査 ると、ビームスポットPの一部が、スクライ ブ予定ラインS近傍の被膜領域Cにも照射され 。

 このとき、被膜領域Cが存在する部分と被 膜領域Cが存在しない部分では、ビームスポ トPの照射による熱の吸収の度合いが異なる( つまり、熱の反射の度合いが異なる)ので、 クライブ予定ラインSの左右で、ビームスポ トPが通過したときの基板表面の熱分布が非 対称となる。

 この場合、ビームスポットPが被膜領域Cに からない位置でのスクライブラインT1は、ス クライブ予定ラインSと一致するのに対し、 ームスポットPが被膜領域C上にかかる領域の スクライブラインT2は、被膜領域Cから遠ざか るようにスクライブ予定ラインSから外れる
 したがって、形成されたスクライブラインT 1とスクライブラインT2との間で、位置ずれが 生じることになる。

 また、図15は、ガラス製マザー基板Aの基板 付近で、単位表示基板Uを切り離す場合の一 例を示す図である。レーザスクライブ装置に セットされたマザー基板Aに対して、円形の ームスポットP(ビーム形状は図14のような長 や楕円でもよい)の中心が、スクライブ予定 ラインS上を移動するように走査されて局所 熱が行われ、さらにビームスポットPが通過 た軌跡を追うように冷媒(不図示)が吹き付 られて冷却される。
 基板の端縁M1からスクライブ予定ラインSま の距離d2が、被膜領域Cの端縁C1からスクラ ブ予定ラインSまでの距離d1に比べて短い位 にスクライブ予定ラインSが設定されてある 合には、基板Aに照射されたビームスポット Pのうちの図中斜線部が基板Aに照射されず、 板外に外れてしまう。このため、スクライ 予定ラインSの左右で照射面積が異なり、レ ーザ照射によって基板Aの表面に生じる熱分 がスクライブ予定ラインの左右で非対称に り、異物が非対称に存在するときと同様の 置ずれの問題が生じることになる。
 さらに、スクライブ予定ラインSと基板Aの 縁M1とが平行ではなく、スクライブ予定ライ ンSから上記端縁M1までの距離が変動する場合 には、やはりレーザ照射による熱分布がスク ライブ予定ラインSの左右で非対称になり、 様の問題が生じることになる。
 なお、上記問題はガラス以外の材料からな 基板においても同様に生じる可能性がある

 そこで、本発明は第一に、スクライブ予定 インの近傍にレーザ照射を阻害する異物、 えば被膜が存在している場合であっても、 の存在による影響を回避するようにしてレ ザスクライブ加工を行うことを目的とする
 第二に、フラットパネルディスプレイ用の ラス基板等で透明導電膜(ITO膜等)が基板上 形成されている場合であっても、これを異 と捉えて、その近傍にスクライブ予定ライ を設定し、これに沿ってスクライブ加工を うことができるスクライブ方法を提供する とを目的とする。
 第三に、基板端近くに設定されるクライブ 定ラインであっても、スクライブ予定ライ に沿ってスクライブ加工を行うことができ スクライブ方法を提供することを目的とす 。

 上記課題を解決するためになされた本発 のレーザスクライブ方法は、脆性材料基板 対してレーザビーム照射機構を相対移動さ ながらレーザビームを照射することにより クライブ予定ラインに沿ってレーザビーム ビームスポットを走査して基板を加熱し、 いで前記スクライブ予定ラインに沿って基 を冷却することによりスクライブ予定ライ に沿ったスクライブラインを形成する脆性 料基板のレーザスクライブ方法であって、 ーザビームが照射される基板の表面の範囲 前記スクライブ予定ラインに対して非対称 なる領域に対して、レーザビームが照射さ る基板の表面の範囲がスクライブ予定ライ に対して対称となるようにレーザビームを 蔽する照射面積調整手段を、レーザビーム 射機構または基板の表面のいずれかに取り けた状態でレーザビームを照射するように ている。

 ここで、レーザビームとしては、脆性材料 板の材質に応じてレーザを用いたスクライ に通常用いられるものを使用すればよく、 キシマレーザ、YAGレーザ、炭酸ガスレーザ は一酸化炭素レーザなどのレーザを本発明 実施に適用することが可能である。
 また、「レーザビームが照射される基板の 面の範囲がスクライブ予定ラインに対して 対称になる領域」は、具体的には、スクラ ブ予定ライン近傍の基板表面の状態が左右 異なっていたり、スクライブ予定ライン近 の基板表面に被膜等の異物が左右非対称に 成されていたり、スクライブ予定ラインの 右両側近傍の基板形状が異なっていたりす 領域が含まれる。

 本発明によれば、レーザビーム照射機構 たは基板のいずれかに照射面積調整手段が り付けてある。スクライブ予定ラインに沿 てレーザビームのビームスポットが走査さ たときに、レーザビームが照射される基板 表面の範囲がスクライブ予定ラインに対し 非対称になる領域については、照射面積調 手段によって、レーザビームが照射される 板の表面の範囲がスクライブ予定ラインに して対称となるようにレーザビームが遮蔽 れる。これにより、スクライブ予定ライン 体にわたって、左右両側の熱分布が対称に るように調整される。その結果、直進性の 好なスクライブラインが形成できる。

(その他の課題を解決するための手段及び効 )
 上記発明において、脆性材料基板は、基板 面の一部に被膜領域が形成され、被膜領域 、走査されたビームスポットの一部が被膜 域を通る位置に設けられるようにしてもよ 。
 ここで、被膜領域を形成する「被膜」は、 ーザビームに対して反射特性または吸収特 を有する被膜であればよく、特に限定され い。例えば電極や無反射コーティングとし 用いる透明導電膜(例えばITO膜等)、電極や 反射面として用いる金属膜(例えばアルミ、 、金)などが代表例である。その他の例とし て、レジスト膜、各種保護膜、各種機能性膜 であってもよい。
 この発明によれば、スクライブ予定ライン 近傍に被膜が形成されている場合にも、被 の影響を受けずにスクライブラインを引く とができ、その結果、直進性に優れたスク イブラインを形成することができる。

 また、上記発明において、ビームスポット 、走査されたビームスポットの一部が基板 端部より外側を通るように走査されてもよ 。
 この発明によれば、例えばスクライブ予定 インが基板の端縁間際の位置に設定される 合や、スクライブ予定ラインが基板の端縁 対し平行に設定できない場合や、スクライ 予定ライン近傍の基板端縁にスクライブ予 ラインの幅方向に凹凸がある場合に、レー ビーム照射機構からのビームスポットを照 したときでも、スクライブ予定ラインから 板の端縁までの距離の影響を受けずにスク イブラインを引くことができ、直進性に優 たスクライブラインを形成することができ 。

 また、上記発明において、レーザビーム照 機構に取り付けられる照射面積調整手段は スクライブ予定ラインの幅方向におけるビ ムスポットの広がりを狭めるように遮光す シャッタ部材からなり、このシャッタ部材 介して基板に照射されるビームスポットに って生じる熱分布がスクライブ予定ライン 対し左右対称になるようにシャッタ部材の 口を制限するようにしてもよい。
 本発明によれば、スクライブ予定ラインの 方向におけるビームスポットの広がり(すな わちビームスポットの幅であり、以下、スポ ット幅と称する)を、シャッタ部材の開口を めることで絞り込み、スクライブ予定ライ の全体にわたり、ビームスポットによって じる熱分布が、スクライブ予定ラインに対 左右対称になるように基板に照射させるよ にする。これにより、直進性の良好なスク イブラインが形成できる。

 また、レーザビームのビームスポットの形 は、スクライブ予定ラインに沿って熱分布 対称にするために左右対称な形状が好まし 。例えば、円形、楕円、長円が一般的であ が、実質的に左右対称な形状であれば特に 定されない。
 例えば、スクライブ予定ラインに対して左 対称な位置に分離され、左右対称な形状で 成された一対のビームスポットを形成する うにしてもよい。このように一対のビーム ポットにすることで、スクライブ予定ライ 直下の応力分布が改善され基板厚み方向に 直クラックを深く進展させることができる (WO2006/038365号公報参照)

 また、上記発明において、脆性材料基板に り付けられる照射面積調整手段は、スクラ ブ予定ラインに沿って左右いずれか片側に 膜が形成されている場合には、ビームスポ トによって生じる熱分布がスクライブ予定 インに対して左右対称になるようにスクラ ブ予定ラインを挟んで他方側にダミー被膜 形成するようにしてもよい。
 本発明によれば、スクライブ予定ラインの 右いずれか片側に被膜領域が形成されてい 場合に、スクライブ予定ラインを挟んで他 側にダミー被膜を形成することにより、レ ザビームの反射、吸収による熱の影響をス ライブ予定ラインの左右でバランスさせて 分布をスクライブ予定ラインの左右で対称 することができる。

 ここでダミー被膜の材料は、特に限定さ ず、被膜領域を形成する材料と同じであっ もよいし、反射および吸収等の光学的特性 同等であれば材料は異なっていてもよい。 えば電極や無反射コーティングとして用い 透明導電膜(たとえばITO膜)が被膜領域とし スクライブ予定ラインの片側に形成されて る場合に、他方側に同じ透明導電膜からな ダミー被膜を形成してもよい。液晶表示パ ル用のマザー基板では、被膜領域として透 導電膜をパターン形成してあるが、この透 導電膜パターン形成時に、本来は透明導電 を形成する必要がない領域であるスクライ 予定ラインを挟んで被膜領域と反対側の領 に、ダミー被膜を同時に形成しておくよう すれば、効率的にダミー被膜を形成するこ ができる。

 また、別の観点からなされた本発明の他の 施態様であるレーザスクライブ装置は、レ ザビーム照射機構と、冷却機構と、前記レ ザビーム照射機構と冷却機構とを基板に対 相対的に移動させる走査機構とを備え、基 に設定されたスクライブ予定ラインに沿っ レーザビームのビームスポットが走査され ようにレーザビーム照射機構を基板に対し 相対移動させて基板を軟化点以下の温度で 所加熱し、次いでビームスポットが通過し 軌跡に沿って冷却機構を相対移動させて基 を局所冷却することによりスクライブ予定 インに沿ってスクライブラインを形成する 性材料基板用のレーザスクライブ装置にお て、ビームスポットが前記基板に照射され ことにより生じる基板の熱分布が、スクラ ブ予定ラインの全長にわたって左右対称に るように、ビームスポットのスポット幅を り込むシャッタを備えるようにしている。
 本発明によれば、シャッタにより、ビーム ポットのスポット幅を狭めるようにし、ス ライブ予定ラインの全体にわたり、ビーム ポットによって生じる熱分布が、スクライ 予定ラインに対し左右対称になるように基 に照射するようにする。これにより、直進 の良好なスクライブラインが形成できる。

 上記スクライブ装置において、シャッタは ビームスポットのスポット幅を調整するシ ッタ幅調整機構を有し、ビームスポットの ポット幅が、スクライブ予定ライン近傍に 在する被膜領域および基板端縁からスクラ ブ予定ラインまでの最短距離の2倍よりも短 くなるように設定されるようにしてもよい。
 本発明によれば、ビームスポットが走査さ るときにビームスポットが被膜領域および 板端縁にかからないように調整することが きるので、ビームスポットをスクライブ予 ラインに沿って対称に照射するだけで熱分 を対称にすることができる。

 上記スクライブ装置において、シャッタは ームスポットのスポット幅を調整するシャ タ幅調整機構を有し、さらに、走査機構に りスクライブ予定ライン全長に沿って相対 に移動させながら、スクライブ予定ライン 傍に存在する被膜領域および基板端縁の画 情報を撮像するカメラ部と、カメラ部によ 撮像された画像情報に基づいてスクライブ 定ラインから被膜領域または基板端縁まで 最短距離を抽出し、抽出した最短距離に基 いてスクライブ予定ラインの幅方向のビー スポット幅を決定し、シャッタ幅調整機構 制御することによりビームスポット幅を調 するシャッタ幅制御部とを備えるようにし もよい。
 本発明によれば、カメラ部を走査機構によ スクライブ予定ライン全長に沿って相対的 移動させながら、スクライブ予定ライン近 に存在する被膜領域および基板端縁を撮像 る。シャッタ幅制御部は、撮像した画像情 からスクライブ予定ライン近傍に存在する 膜領域および基板端縁までの最短距離を抽 する。そして抽出された最短距離に基づい 、スクライブ予定ラインの幅方向のビーム ポットのスポット幅を決定し、ビームスポ ト幅をシャッタ幅調整機構により制御する
 これにより、スクライブ予定ライン近傍に 在する被膜領域および基板端縁までの最短 離を自動的に検出して、照射されるスポッ 幅を自動調整することができる。
 本発明によれば、予め設定された、スクラ ブ予定ラインから被膜領域または基板端縁 での最短距離を距離データとして入力し、 力された距離データを記憶させる。シャッ 幅制御部は、記憶された距離データを読み り、読み取った距離データに基づいてスク イブ予定ラインの幅方向のビームスポット を決定し、シャッタ幅調整機構を制御する
 これにより、スクライブ予定ライン近傍に 在する被膜領域および基板端縁までの最短 離のデータを前もって記憶させておくだけ 、照射されるスポット幅を自動調整するこ ができる。

本発明の一実施形態であるレーザスク イブ装置の概略構成図。 図1のレーザスクライブ装置の制御系の 構成を示す図。 ビームスポットを形成するための光学 ルダーを説明する図。 ビームスポットを形成するための光学 ルダーの他の例を説明する図。 シャッタの構成を説明する概略構成図 被膜領域が形成されたガラス基板にレ ザビームを照射する際のシャッタとの位置 係を説明する側面図。 被膜領域が形成されたガラス基板にレ ザビームを照射する際のシャッタとの位置 係を説明する平面図。 ガラス基板の基板端縁の近傍に形成さ たスクライブ予定ラインに沿ってスクライ する場合を説明する図。 本発明の他の一実施形態であるレーザ クライブ装置の概略構成図。 図9のレーザスクライブ装置の制御系 構成を示す図。 本発明のさらに他の一実施形態である レーザスクライブ装置において、1本のスク イブ予定ラインSに沿って撮像された一連の 像を示す図。 本発明の他の一実施形態であるレーザ スクライブ方法を説明する図。 被膜領域とパターン形成されるダミー 被膜の一例を示す図。 従来技術によって、被膜領域がスクラ イブ予定ラインの近傍に形成されているマザ ー基板上で、スクライブ予定ラインに沿って ビームスポットを走査したときに形成される スクライブラインを示した模式図。 従来技術によって、基板の端縁M1から 距離が極めて短い位置にスクライブ予定ラ ンSおよび被膜領域が形成されているマザー 基板上で、スクライブ予定ラインに沿ってビ ームスポットを走査したときに形成されるス クライブラインを示した模式図。

符号の説明

  2 スライドテーブル
 12 回転テーブル
 13 レーザ発信器
 14 光学ホルダー
 16 冷却ノズル
 18 スクライビングホイール
 41 光学分割素子
 42,43 集光レンズ
 44 シャッタ
 44b シャッタ板
 51 テーブル駆動部
 52 レーザ駆動部
 53 ノズル駆動部
 54 カッター駆動部
 55 シャッタ駆動部
 56 制御部
 57 入力部
 58 表示部
 59 距離データ記憶部
 61 カメラ
 62 シャッタ幅制御部
 71~75 ダミー被膜
 A ガラス基板(マザー基板)
 C 被膜領域
 D ダミー被膜間隔
 LD 制限ビームスポット
 Wo 開口幅
 W 制限ビームスポット幅

(実施形態1)
 以下、本発明の実施形態を図面に基づいて 明する。図1は本発明の一実施形態であるレ ーザスクライブ装置LS1の概略構成図である。 図2は図1のレーザスクライブ装置LS1の制御系 構成を示す図である。図3はビームスポット を調整するための光学系を内蔵した光学ホル ダーの構造を説明する図である。
 まず、図1に基いて、レーザスクライブ装置 LS1の全体構成について説明する。
 水平な架台1上に平行に配置された一対のガ イドレール3,4に沿って、図1の紙面前後方向( 下Y方向という)に往復移動するスライドテ ブル2が設けられている。両ガイドレール3,4 間に、スクリューネジ5がY方向に沿って配 され、このスクリューネジ5に、前記スライ テーブル2に固定されたステー6が螺合され おり、スクリューネジ5をモータ(図示外)に って正、逆転することにより、スライドテ ブル2がガイドレール3,4に沿ってY方向に往復 移動するように形成されている。

 スライドテーブル2上に、水平な台座7が イドレール8に沿って、図1の左右方向(以下X 向という)に往復移動するように配置されて いる。台座7に固定されたステー10に、モータ 9によって回転するスクリューネジ10aが貫通 合されており、スクリューネジ10が正、逆転 することにより、台座7がガイドレール8に沿 て、X方向に往復移動する。

 台座7上には、回転機構11によって回転す 回転テーブル12が設けられており、この回 テーブル12に、切断対象物であるガラス基板 等の脆性材料基板(以下これを単にマザー基 Aという)が水平な状態で取り付けられる。回 転機構11は、回転テーブル12を、垂直な軸の りで回転させるようになっており、基準位 に対して任意の回転角度になるように回転 きるように形成されている。また、分断対 物であるマザー基板Aは、例えば吸引チャッ によって回転テーブル12に固定される。

 回転テーブル12の上方には、レーザ発振器13 に連なる光学ホルダー14が取付フレーム15に 持されている。レーザ発振器13から発信され たレーザビームは光学ホルダー14内部の光学 によって予め設定された形状のビームスポ ト(ここではスクライブ予定ライン方向に沿 って、長く延びる略長円形状のビームスポッ トとする)としてマザー基板A上に照射される なお、光学ホルダー14内部の光学系につい は後述する。
 回転テーブル12の上方には、一対のCCDカメ 20(21)が位置調整自在に配設されている。切 対象物であるマザー基板Aには、通常、回転 ーブル12に載置された際の加工基準点を設 するための一対のアラインメントマークが 板の両端付近に付されており、一対のCCDカ ラ20(21)はこれらアラインメントマークをそ ぞれ撮像可能に配設される。なお、図1では 面手前のCCDカメラ20のみが図示され、紙面 側のCCDカメラ21は図示されていない。
 光学ホルダー14は、図2の制御部56により回 テーブル12上における移動が制御される。一 般に、レーザを用いるスクライブ装置の基本 的な機器構成では、レーザビームの射出によ ってマザー基板Aに形成されるビームスポッ の中心位置と光学ホルダー14の中心位置が通 常は一致しないが、被加工対象物の表面と垂 直方向に所定距離だけ離れた位置を移動する 光学ホルダー14の中心位置座標を座標データ して取り扱うことでビームスポットが照射 る中心位置を制御装置側が位置データとし 検出可能である。もし、他の装置部分の位 を座標データとして採用するのであれば、 フセット量を装置の移動データを管理する 御部に記憶させておき、必要に応じてオフ ット量に関する加算又は減算をすることで 光学ホルダーの移動に関する制御が可能で る。
 また、光学ホルダーから射出されるビーム 形状がほぼ円形であれば、その中心座標(Rx, Ry)をビームの中心座標データとし、ビーム形 状が走行方向に延びた形で走行方向の左右に 対称な楕円形であれば、その長軸と短軸が交 差する位置(Ex,Ey)をビームの座標データとす 。
 ビームの中心位置と光学ホルダー14の中心 置が一致していない場合は、両者の位置の いの値をオフセット量として取り扱うこと どちらか一方の位置を把握しておけば他方 位置はオフセット量を加味することで直ぐ 求めることが可能である。
 例えば、光学ホルダー14の中心位置座標と ームの中心座標(Rx,Ry)とのずれ量をオフセッ 量として把握し、光学ホルダー14の位置デ タを装置の制御データとして制御プログラ 中に入力しておけば、必要な場合にオフセ トに関する演算処理により基板上における ームの実際の座標位置を求めることが可能 なる。
 なお、ビームの座標データと上記の光学ホ ダーの座標データを把握することによって スクライブ動作中の光学ホルダー14の現在 置及びビーム中心の現在位置を制御部に接 されたディスプレイ上に映し出して確認す ことが可能である。
 以下の説明では、話を簡単にする為に、ビ ム中心位置と光学ホルダー14の中心位置が 致しているとして説明を進める。

 また、取付フレーム15には、光学ホルダ 14に近接して、冷却ノズル16が設けられてい 。この冷却ノズル16からは、冷却水、Heガス 、炭酸ガス等の冷却媒体がガラス基板に噴射 されるようになっている。この冷却媒体は、 先に光学ホルダー14からマザー基板Aに照射さ れたビームスポットの長手方向の端部に近接 した位置に吹き付けられて、マザー基板Aの 面に冷却スポットを形成する。

 更に、スクライビングホイール18が、上 移動調節機構17を介して取り付けられている 。このスクライビングホイール18は、焼結ダ ヤモンドまたは超硬合金を材料とし、外周 に頂点を刃先とするV字形の稜線部を備えた ものであって、マザー基板Aへの圧接力が上 移動調節機構17によって微細に調整できるよ うになっている。スクライビングホイール18 、専ら、マザー基板Aの端縁に初期亀裂(ト ガ)を形成するときに、台座7を待機位置から X方向に移動させつつ一時的にホイール18を下 降させ待機位置へ戻るようにして用いる。

 続いて、図2に基いて制御系について説明す る。レーザスクライブ装置LS1において、スラ イドテーブル2及び台座12の位置決めを行うた めのモータ(モータ9等)を駆動するテーブル駆 動部51、レーザビーム照射のためにレーザ発 器13を駆動するレーザ駆動部52、冷却ノズル 16に接続され冷媒噴射を制御する開閉弁(不図 示)を駆動するノズル駆動部53、スクライビン グホイール18の位置決めおよびマザー基板Aに 対する圧接力の調整を行うホイール駆動部54 シャッタ44の開口幅Woの調整を行うシャッタ 駆動部55の各駆動系が、コンピュータ(CPU)で 成される制御部56によってコントロールされ る。制御部56には、キーボード、マウスなど らなる入力部(不図示)、および各種の表示 行う表示画面からなる表示部58が接続され、 必要なメッセージが画面に表示されるととも に、必要な指示や設定が入力できるようにし てある。
 さらに制御部56には、予め設定された、ス ライブ予定ラインSから被膜領域Cまたは基板 端縁M1までの最短距離と対応する座標データ を距離データとして入力する距離データ入 部57と、距離データ入力部57に入力された距 離データを記憶する距離データ記憶部59と、 離データ記憶部59に記憶された距離データ 読み取り、読み取った距離データに基づい スクライブ予定ラインの幅方向のビームス ットの広がり、すなわち制限ビームスポッ 幅Wを決定するために、シャッタ板44bの開口 Woを調整するシャッタ幅制御部44を備えてい る。これにより、自動的にシャッタ板44bの開 口幅Woを決定した上でスクライブを行うこと できる。

 次に、図3に基づいて光学ホルダー14の内部 造について説明する。図3に示すように、光 学ホルダー14はレーザ発信器13からのレーザ ームLBを、長円形状のビームスポットを有す るレーザビームLCに変形する集光レンズ42、43 と、レーザビームLCの外側部分を遮光してス ット幅を制限した制限ビームスポットLDに るシャッタ44とを備えている。なお、制限ビ ームスポットLDの制限スポット幅をWとして示 す。
 なお、図4に示すように、制限ビームスポッ トLDの長軸方向の中央ラインに沿って遮光さ た部分を設け、制限スポット幅Wを有する左 右一対のビームスポットLD2を形成するように してもよい。このときは、ビームスポット中 央部分を遮光するための光学分割素子41(例え ば中央ラインを遮光するスリット板)を光路 に取り付けるようにする。これにより、基 厚み方向により深く垂直に進展したスクラ ブラインを形成することができる。
 なお、図4に示したように、レーザビームの 照射を受けない非照射部分をスクライブライ ン上に形成するビームスポットは、下記の特 許文献3に記載されている。このようなビー スポットは、レーザビームの照射と冷媒噴 により、脆性材料基板の板厚方向において 垂直クラック進展時に内部圧縮応力場がス ライブラインの直下に形成されるのが阻止 れるので、脆性材料基板の板厚方向にまっ ぐな垂直クラックの形成が可能となる(WO2006/ 038365号公報参照)。

 図5は、シャッタ44の構成を説明する概略 成図である。シャッタ44はレーザビームLCを 透過する窓45を有する基台44a上に、遮光性材 (例えば金属テープ)で形成されたシャッタ 44bが設けてある。シャッタ板44bは、2枚のシ ッタ片からなり、シャッタ駆動部55によっ それぞれのシャッタ片が、レーザビームLCが 走査される方向(X方向)と垂直な方向(Y方向)に 、窓45の中心線0から等しい任意の移動距離Wo ずつスライドすることにより、開口幅Woだ 開口するように調整可能である(ただし、開 幅Wo=Wo’×2)。

 図6は被膜領域Cが形成されたマザー基板Aに ーザビームを照射する際のシャッタ44bとの 置関係を説明する側面図であり、図7はその 平面図である。シャッタ板44bの開口幅Woは、 クライブ予定ラインSから被膜領域Cの基板 縁C1までの最短距離に基づいてシャッタ板44b とマザー基板A上に形成されるビームスポッ までの距離とともに調整される。例えば、 6に示すように、マザー基板A上に形成された 透明導電膜からなる被膜領域Cの領域に、ビ ムスポットLDの一部が照射されないように、 シャッタ板44bの開口幅Woを調整する。これに り、マザー基板A上にはビームスポットの中 心がスクライブ予定ラインSに位置し、スポ ト幅が制限された制限ビームスポットLDを形 成することができる。
 なお、図6においては、図面の簡略化のため にシャッタ44の位置をシャッタ板44bのみで図 する。

 次に、図1および図2を参照しながら、上記 ーザスクライブ装置LS1による動作について 明する。
 先ず所定の大きさに分断されるマザー基板A のサイズ、スクライブラインの形成位置(す わちスクライブ予定ラインS)、スクライビン グホイール18のマザー基板Aに対する圧接力( クライブ荷重)が入力される。
 スクライブラインの形成位置は、それぞれ マザー基板Aに付された一対のアライメント マークを一対のCCDカメラ20(21)で撮像し、画像 処理に基いてスライドテーブル2及び台座12の 位置決めを行うことによって設定される。こ のような位置決めを行う手法は特許第3078668 公報等において公知の技術であり詳細な説 は省略する。
 次いで、距離データ入力部57には、予め設 された、スクライブ予定ラインSから被膜領 Cまたは基板端縁M1までの最短距離が距離デ タとして入力される。
 距離データ記憶部59は、距離データ入力部57 に入力された距離データを記憶すると、距離 データ記憶部59に記憶された距離データを読 取り、読み取った距離データに基づいて制 ビームスポット幅Wを決定するためにシャッ タ板44bの開口幅Woを調整する。
 なお、距離データ記憶部59に記憶される距 データは、1本のスクライブ予定ラインS毎の 上記最短距離であってもよいし、1枚のマザ 基板から得られた最小の上記最短距離であ てもよい。
 次いで、ビームスポットLDの長軸がスクラ ブ予定ラインSに重なり、かつ図6、図7で説 したように、レーザビームの一部がスクラ ブ予定ラインS近傍の被膜領域Cに照射されな いように、シャッタ板44bの開口幅Woを設定す 。そしてマザー基板Aが、回転テーブル12上 予め設定した位置に固定される。

 次に、初期亀裂(トリガ)を形成するために スクライビングホイール18を上下移動調節機 構17により下降させた状態でマザー基板Aを移 動し、基板端に初期亀裂を形成する。
 続いて、レーザ発信器13および冷却ノズル16 を駆動する。そして、スクライブ予定ライン Sに沿って、レーザビームのビームスポット 走査し、次いで冷却媒体を噴射するように ザー基板Aを移動し、スクライブを行う。こ とき、図7に示すように、ビームスポットLC 光学ホルダー14のシャッタ板44bにより、ス ライブ予定ラインSの幅方向のスポット幅が 限された状態の制限ビームスポットLD(図3、 図4)となって照射される。したがって、被膜 域Cによる反射又は吸収の影響を受けずに、 スクライブ予定ラインS全体にわたって熱分 が左右対称となるように加熱されるので、 進性の良好なスクライブラインを形成する とができる。

 また、図8はマザー基板Aの基板端縁M1の近傍 に形成されたスクライブ予定ラインSに沿っ スクライブする状態を説明する図である。
 スクライブ予定ラインSがマザー基板Aの基 端縁M1の近傍に位置するとき、図に示すよう に、ビームスポットLCの一部(ハッチング部分 )が基板Aの外側に外れてしまうことになる。 のような場合、スクライブ予定ラインSと基 板端縁M1との間隔d1、スクライブ予定ラインS 被膜領域Cとの間隔d2のいずれか短い方を基 とした左右対称の制限スポット幅W(すなわ d1またはd2のいずれか短い方の2倍のスポット 幅)になるようにシャッタ板44bの開口幅Woを調 整した制限ビームスポットLDを照射するよう する。
 なお、図5において、シャッタ部材として2 のシャッタ片からなるシャッタ44の構成を説 明したが、シャッタ部材はこのような構成に 限定されることはなく、シャッタ片の形状、 移動方向および枚数は変更可能であり、公知 の技術を適用できる。

(実施形態2)
 図9は本発明の他の一実施形態であるレーザ スクライブ装置LS2の構成を示す図である。図 10は図9のレーザスクライブ装置LS2の制御系の 構成を示す図である。図1、図2と同じ構成に いては同符号を付すことにより共通部分の 明を省略する。
 レーザスクライブ装置LS2は、上述したレー スクライブ装置LS1を基本構造とし、さらに 基板Aに設定されたスクライブ予定ラインS 撮像領域の中心としてスクライブ予定ライ Sに沿って基板Aの表面を映し出すカメラ61を えている。カメラ61はアーム24により自由に 位置が移動できるようにして支持される。ア ーム24は図10に示したカメラ駆動部63により制 御される。カメラ61は、基板Aに形成された被 膜領域が抽出できるように被膜の種類に応じ て、赤外線カメラ、光学カメラ(可視光カメ )、X線カメラ等から最適なものが利用される 。

 また、レーザスクライブ装置LS2の制御部5 6には、カメラ61により撮像された画像情報に 基づいてパターン認識により、スクライブ予 定ラインSから被膜領域Cまたは基板端縁M1ま の最短距離を抽出し、抽出した最短距離に づいてスクライブ予定ラインの幅方向のビ ムスポットの広がり、すなわち制限スポッ 幅Wを決定するために、シャッタ板44bの開口 Woを調整するシャッタ幅制御部62を備えてい る。

 シャッタ幅制御部62の動作を図11により説明 する。
 図11(a~g)は、カメラ61を1本のスクライブ予定 ラインSに沿って走査させたときに撮像され 画像情報を部分的に抜粋した一連の画像で る。
 各撮像領域は、スクライブ予定ラインSと直 交する方向に伸びた長辺と、スクライブ予定 ラインSと平行する方向に伸びた短辺とから る矩形領域で構成され、長辺の長さはスポ ト幅が制限される以前のビームのスポット に設定され、カメラの撮像領域の中心点Oを メラの中心位置座標(X 0 ,Y 0 )とし、Y軸がスクライブ予定ラインSに重なる ようにカメラ61の走行ラインが設定される。 お、ここでは基板Aは方形であって、一辺Sx 1 およびこの対辺Sxnに対し垂直な方向に、スク ライブ予定ラインが設定されているものとす る。
 まず、図11(a)に示すように、カメラ61の撮像 領域のX軸が、X軸と平行に設定された基板Aの 一辺S x1 と重なるようにし、さらに撮像領域の中心点 0が、スクライブ予定ラインの一端Soと重なる ように撮像開始点を設定する。
 カメラ61を1本のスクライブ予定ラインSに沿 って走行させながら、図11(g)に示すように、 メラ61の撮像領域のX軸が、X軸と平行に設定 されたスクライブ予定ラインS xn と重なる撮像終了点Seまで走行させる。
 この走行によって得られた画像に基いて、 知の手法でスクライブ予定ラインSの左右の 被膜をパターン認識し、スクライブ予定ライ ンSから被膜までの最短距離をスクライブ予 ラインSの左側とスクライブ予定ラインSの右 側のそれぞれについて算出する。例えば、ス クライブ予定ラインSの左側に位置する被膜 での最短距離dL(図11(d))と、スクライブ予定 インSの右側に位置する被膜までの最短距離d R(図11(f))とを算出して距離データとして記憶 せる。次いで、両者を比較して最小値を求 、この最小値に基づいてカメラ61によって 像されたスクライブ予定ラインSにおける制 スポット幅Wが決定される。次いで、決定さ れた制限スポット幅Wと予め入力されたレー ビームの形状、寸法およびマザー基板Aから ャッタ44までの距離データが関係式に入力 れ、シャッタ板44bの移動距離Wo’が算出され る。これにより、自動的にシャッタ板44bの開 口幅Woを決定した上でスクライブを行うこと できる。
 実施形態2では、シャッタ幅制御部62が撮像 れた画像情報に基づいてスクライブ予定ラ ンSの近傍に位置する被膜をパターン認識し 、スクライブ予定ラインから被膜領域までの 最短距離を算出してシャッタ板44bの開口幅Wo 決定したが、被膜の代わりに基板端縁であ ても同様に行うことができる。
 実施形態2では、カメラ61により撮像された 像情報に基づいてパターン認識により、ス ライブ予定ラインSから被膜領域Cまたは基 端縁M1までの最短距離を抽出し、抽出した最 短距離に基づいてシャッタ板44bの開口幅Woを 整する構成としたが、カメラ61の使用は上 に限定されない。例えば、実施形態1に記載 れたように、予め設定された、スクライブ 定ラインSから被膜領域Cまたは基板端縁M1ま での最短距離が距離データとして入力され、 これらを記憶した距離データと、カメラ61に り撮像された画像情報に基づいてパターン 識により得られた距離データの両データに づいてシャッタ板44bの開口幅Woを調整する 成としてもよい。
 また、実施形態2では、レーザスクライブ装 置LS2が、それぞれのマザー基板Aに付された 対のアライメントマークを撮像してそれぞ のマザー基板Aにおけるスクライブラインの 成位置を求める一対のCCDカメラ20(21)と、ス ライブ予定ラインSに沿ってライン全体にわ たって撮像してシャッタ板44bの開口幅Woを調 するカメラ61とを備える構成としたが、1基 たは2基のカメラで上記の撮像領域を兼用す る構成としてもよい。

(実施形態3)
 上記の実施形態1~2では、レーザスクライブ 置側に照射面積調整手段を取り付けて、レ ザ照射後にスクライブ予定ラインを中心と る基板Aの熱分布が左右対称になるようにし ていたが、本実施形態3では、基板A側に照射 積調整手段を取り付けてレーザ照射後にス ライブ予定ラインを挟んで基板Aの熱分布が 左右対称になるように調整する。

 図12は本発明の基板A側に照射面積調整手 を取り付けて行うスクライブ方法を説明す 図である。この例では、マザー基板A(マザ 基板)の単位表示基板Uとなる領域に被膜領域 Cが形成されている。

 そして、スクライブ予定ラインSと被膜領 域Cの端縁C1との間隔d1が、スクライブ予定ラ ンSとダミー被膜71との間隔D(以下、「ダミ 被膜間隔」と称する)と等距離になるように 予めダミー被膜71を形成しておく。

 このマザー基板Aから単位表示基板Uを切り す際には、マザー基板Aをレーザスクライブ 置(例えば図1で説明したレーザスクライブ 置LS1)にセットし、レーザビームを照射する このときのビームスポットLEは、スクライ 予定ラインSを中心に左右対称な形状にすれ よい。すなわち、ビームスポットLEの一部 被膜領域Cで反射されるときには、ダミー被 71側でも同様に反射されるので、スクライ 予定ラインSを中心に左右対称の熱分布にす ことができる。
 図13は、パターン形成されるダミー被膜の 例を示す。C1,C2,C3およびC4は被膜領域であり 72,73,74および75はこれらの被膜領域に対応す るダミー被膜である。説明の便宜上、被膜領 域は様々な形状で示しているが、同じ形状、 簡単な形状等であってもよい。
 それぞれのダミー被膜間隔は、スクライブ 定ラインSと各被膜領域の端縁との間隔に等 しい。また、ダミー被膜の形状は、被膜領域 Cのスクライブ予定ラインS寄りの周縁部分の 状が、スクライブ予定ラインを軸として対 な形になって反映されていればよい。ダミ 被膜の幅は、ビームスポットLEのスポット (横幅)に応じて設定され、例えば、図12にお ては、ダミー被膜71を横断してスクライブ 定ラインSとは反対側の領域76が照射されな 範囲で設定されればよい。

 ダミー被膜の形成は、被膜領域Cの形成と同 時に行ってもよいし、被膜領域Cが形成され 基板に対して行ってもよいし、あるいは被 領域Cが形成される以前のその基板に対して ってもよい。
 被膜領域Cと同じ材料の透明導電膜からなる ダミー被膜71を形成する場合は、被膜領域Cを 形成するときに同時にダミー被膜71をパター 形成しておけばよいので、製造工程を簡単 することができる。

 以下、本発明の実施形態についての具体例 説明する。
(実験No1)
 透明導電膜(ITO膜)が形成されたガラス基板 対し、本発明のレーザスクライブ装置LS1を いて、シャッタの開口幅Woを調整し、その効 果を比較した。実験条件は以下のとおりであ る。
 基板仕様:  材質:無アルカリガラス 厚さ:0 .5mm
 ビームスポット形状:楕円
 スクライブ速度: 200mm/sec
 シャッタ:  遮光時:開口幅Wo 0.4mm (制限ス ット幅W 0.4mm)
        配置高さ(ガラス面からの高さ):  3mm
(実験No2)
 透明導電膜(ITO膜)が形成されたガラス基板 対し、スクライブ予定ラインを挟んで対称 位置に本発明のダミー被膜を形成した基板 形成していない基板とを比較した。実験条 は以下のとおりである。
 基板仕様:  材質:無アルカリガラス 厚さ:0 .5mm
 ビームスポット形状:楕円
 スクライブ速度: 200mm/sec
 ダミー被膜: 材質: 反射アルミテープ

 これらの実験結果をまとめると以下のと りである。いずれの場合も、ビームスポッ を対称に照射させることにより、スクライ ラインの位置ずれが激減し、スクライブラ ンの直進性が向上した。

 なお、上記実施の形態1~3では、楕円形状の ームスポットを用いたが、この発明ではビ ムスポットの形状は、スクライブ予定ライ の左右方向に対し対称な形状であれば特に 定されない。
 また、スクライブによる加工対象としてガ ス基板を用いて説明したが、加工対象はガ ス基板に限定されない。

 本発明のレーザスクライブ方法およびレ ザスクライブ装置は、ガラス、焼結材料の ラミックス、単結晶シリコン、半導体ウエ 、セラミック基板、サファイア基板の他に ガラス基板どうしを貼り合わせた液晶表示 板、透過型液晶表示基板、有機EL素子基板 PDP(プラズマディスプレイパネル)基板、ガラ ス基板とシリコン基板とを張り合わせた反射 型液晶表示基板等のスクライブライン形成に 適用させることができる。