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Title:
FRAME STRUCTURE OF SEAT CUSHION OF SEAT FOR VEHICLE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/069339
Kind Code:
A1
Abstract:
A frame structure (1) of a seat cushion (10a) has plate-like right and left side panels (2) constituting the side portion of the seat cushion (10a), and a tubular front pipe (3) for reinforcing the front side portion of the right and left side panels (2). The front pipe (3) has right and left upright portions (3a) standing along the substantially entire length of the front side of the side panel (2), right and left extending portions (3b) extending forward from the upper end of the right and left upright portions (3a), and a bridge portion (3c) bridging between the front ends of the right and left extending portions (3b).

Inventors:
FUKUDA TOMOKAZU (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/062820
Publication Date:
June 04, 2009
Filing Date:
July 16, 2008
Export Citation:
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Assignee:
TOYOTA BOSHOKU KK (JP)
FUKUDA TOMOKAZU (JP)
International Classes:
B60N2/90; B60N2/42
Foreign References:
JP2005119325A2005-05-12
JPS6274394A1987-04-06
Attorney, Agent or Firm:
OKADA PATENT & TRADEMARK OFFICE, P.C. (& Industry Building10-19, Sakae,2-chome, Naka-ku, Nagoya-shi, Aichi 08, JP)
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Claims:
 乗物用シートのシートクッションのフレーム構造であって、
 前記シートクッションの側部を構成する板状の左右のサイドパネルと、
 前記左右のサイドパネルの前側部を補強する筒状のフロントパイプとを有し、
 前記フロントパイプは、前記サイドパネルの前辺の略全長に沿って立設する左右の立設部と、前記左右の立設部の上端部から前方に延出する左右の延出部と、前記左右の延出部の前端部間を架橋する架橋部とを有している乗物用シートのシートクッションのフレーム構造。
 請求項1に記載の乗物用シートのシートクッションのフレーム構造であって、
 左右のサイドパネルの前部間には、左右に延出するロッドが取付けられており、そのロッドの前側にフロントパイプの立設部が隣接している乗物用シートのシートクッションのフレーム構造。
 請求項1に記載の乗物用シートのシートクッションのフレーム構造であって、
 サイドパネルの前下部と、フロントパイプの立設部の下部間には、これらを接続する接続部材が設けられており、該接続部材は、前記立設部の下部の前側に張出す張出部を有している乗物用シートのシートクッションのフレーム構造。


                                                                                
Description:
乗物用シートのシートクッショ のフレーム構造

 本発明は、乗物用シートのシートクッシ ンのフレーム構造に関する。

 乗物用シートは、一般に、シートクッシ ンと、シートクッションの後部に取付けら るシートバックを有している。シートクッ ョンとシートバックは、それぞれフレーム 造と、そのフレーム構造に装着されるパッ を主体に構成されている。シートクッショ のフレーム構造は、例えば板材で形成され 左右パネル部とフロントパネル部とを有し いる(特開2007-212196号公報参照)。

 しかしフロントパネル部は、乗物の衝突 等に耐え得る強度を必要とするため、板材 絞り加工したりあるいは曲げ加工したりす ことで強度を向上させる必要があった。そ ためコスト高になるなどの問題があった。 こで本発明は、高強度でかつ安価に形成さ 得る乗物用シートのシートクッションのフ ーム構造を提供することを課題とする。

 本発明の一つの特徴は、乗物用シートが ートクッションの側部を構成する板状の左 のサイドパネルと、左右のサイドパネルの 側部を補強する筒状のフロントパイプとを している。そしてフロントパイプは、サイ パネルの前辺の略全長に沿って立設する左 の立設部と、左右の立設部の上端部から前 に延出する左右の延出部と、左右の延出部 前端部間を架橋する架橋部とを有している

 したがってこの特徴によって、フロント イプは、筒状であるために従前の板状のも に比べて強度が強い。しかも板状の際に必 であった絞り加工等を必要としないために 価に形成され得る。またフロントパイプは 乗物が衝突(前突)して乗員の体重等によっ 前部が下方に大きな力を受けた際にその力 架橋部、延出部、立設部の順に伝える構造 なっている。そして立設部がサイドパネル 前辺の略全長に沿って立設しているために 立設部によって前記力を確実に受け止める とができる。またフレーム構造が横方向か 力を受けた場合には、フロントパイプの架 部によって効率良くその力を受けて耐える ともできる。さらにサイドパネルは、板状 あるために、スイッチ等のシート部品が容 に装着され得る構成になっている。

 本発明の他の特徴は、左右のサイドパネ の前部間には、左右に延出するロッドが取 けられている。そしてそのロッドの前側に ロントパイプの立設部が隣接している。し がってこの特徴によって、フロントパイプ 前方から後方に力を受けると、フロントパ プの立設部がロッドによってその力が受け められ得る。そのためフロントパイプとロ ドの協働によってフレーム構造の強度が強 なっている。

 本発明の他の特徴は、サイドパネルの前 部と、フロントパイプの立設部の下部間に 、これらを接続する接続部材が設けられて る。接続部材は、立設部の下部の前側に張 す張出部を有している。したがってこの特 によって、フロントパイプの立設部は、接 部材によってサイドパネルに確実に接続さ 得る。またフロントパイプの立設部の下部 、接続部材の張出部によって前側に移動す ことが規制される。そのため立設部がサイ パネルに対し外れ難い構成になっている。

乗物用シートのフレーム構造の斜視図 ある。 乗物用シートのフレーム構造の側面図 ある。 乗物用シートのフレーム構造の上面図 ある。

 本発明の実施の形態を図1~3にしたがって 明する。図1,2に示すようにシート10は、自 車など乗物のシートであって、シートクッ ョン10aとシートバック10bとスライド装置13を 有している。シートクッション10aとシートバ ック10bは、フレーム構造1,11と、これらフレ ム構造1,11に装着される図示省略のパッドを 体に構成されている。

 シートバック10bのフレーム構造11は、図1~ 3に示すように左右の板状のサイドフレーム11 aと、サイドフレーム11aの上端部間を連結す 筒状のアッパパイプ11bを有している。サイ フレーム11aの下部間には、これらを連結し 補強する補強板11cが取付けられている。サ ドフレーム11aの下部は、リクライニング装 12によってシートクッション10aのフレーム構 造1に対して角度調整可能に連結される。

 シートクッション10aのフレーム構造1は、 板状の左右のサイドパネル2と、左右のサイ パネル2の前部間を連結する筒状のフロント イプ3を有している。左右のサイドパネル2 、一部品から構成されかつ一枚板状であっ 、シートクッション10aの側壁部を構成する サイドパネル2の下端部2aは、シート10中心側 に折り曲げられており、スライド装置13に取 けられる。

 左右のサイドパネル2の後側上部には、こ れらを連結して補強する後側補強ロッド5が 付けられている。左右のサイドパネル2の前 上部には、これらを連結して補強する前側 強ロッド6が取付けられている。乗物中心側 に位置するサイドパネル2の側面下部には、 ンカ15が取付けられ、アンカ15にシートベル 16が装着される。サイドパネル2の上辺には シート10の中心側に張出すフランジ2bが形成 されている。サイドパネル2の前端は、フラ ジ等を有さない略平面であって、簡易な構 になっている。フランジ2bの前部には、フロ ントパイプ3が設置される開口部2cが形成され ている。

 フロントパイプ3は、円筒状のパイプから 構成されており、一対の立設部3aと、一対の 出部3bと、一つの架橋部3cを一体に有してい る。立設部3aは、サイドパネル2の前側にてサ イドパネル2よりもシート10の中心側に立設す る。立設部3aは、サイドパネル2の前辺に沿っ て立設しており、前辺の略全長に渡る長さを 有している。立設部3aの上部は、サイドパネ 2の開口部2cを貫通して、サイドパネル2より も上側に突出している。立設部3aは、サイド ネル2に溶接等によって取付けられ、前側補 強ロッド6の前側にて小さな隙間を有した状 で隣接する。

 延出部3bは、立設部3aの上端部から前方に 延出し、サイドパネル2よりも前方に延びて る。架橋部3cは、左右の延出部3bの前端部間 連結するように左右方向に延出している。 橋部3cと後側補強ロッド5の上側には、弾性 持体14が装着される。弾性支持体14は、弾性 変形可能な金属板材から構成される。弾性支 持体14の前側部には、架橋部3cに掛け止めら る前掛け部14aが形成されている。弾性支持 14の後側部には、後側補強ロッド5に掛け止 られる一対の後掛け部14bが形成されている 弾性支持体14の上には、図示省略のパッドが 設置され、パッドは、弾性支持体14によって 側から弾性的に保持されている。

 立設部3aの下部とサイドパネル2の前下部 間には、これらを接続する接続部材4が取付 けられる。接続部材4は、基部4bと、基部4bの 端に立設する張出部4aを有している。基部4b は、サイドパネル2の前下部、詳しくは下端 2aの前部上面に溶接等により取付けられる。 そして基部4bと張出部4aに立設部3aの下部が溶 接等により取付けられる。張出部4aは、立設 3aの下部の前側に張出している。したがっ 張出部4aによって立設部3aの下部がサイドパ ル2側から外れることが防止され得る。

 スライド装置13は、シート10をフロアに対 して前後にスライド可能に支持する装置であ って、ロアレール13aとアッパレール13bを有し ている。ロアレール13aは、フロアに対して取 付けられる。アッパレール13bは、ロアレール 13aに対してスライド可能に取付けられる。ア ッパレール13bの上面前部には、凸部13cが形成 されている。凸部13cには、サイドパネル2の 端部2aに形成された貫通孔と、接続部材4の 部4bに形成された貫通孔が挿通される。そし てアッパレール13bの上面にサイドパネル2の 端部2aが溶接等によって取付けられる。

 またサイドパネル2には、図示省略のシー ト部品、例えばシートの姿勢やシートの位置 を調整する際に操作する操作レバーやスイッ チ等が取付けられる。

 以上のように、フレーム構造1は、板状の 左右のサイドパネル2と、筒状のフロントパ プ3を有している。そしてフロントパイプ3は 、左右の立設部3aと、左右の延出部3bと、架 部3cを有している。

 したがってフロントパイプ3は、筒状であ るために従前の板状のものに比べて強度が強 い。しかも板状の際に必要であった絞り加工 等を必要としないために安価に形成され得る 。またフロントパイプ3は、乗物が衝突(前突) して乗員の体重等によって前部が下方に大き な力を受けた際にその力を架橋部3c、延出部3 b、立設部3aの順に伝える構造になっている。 そして立設部3aがサイドパネル2の前辺の略全 長に沿って立設しているために、立設部3aに って前記力を確実に受け止めることができ 。またフレーム構造1が横方向から力を受け た場合には、フロントパイプ3の架橋部3cによ って効率良くその力を受けて耐えることもで きる。さらにサイドパネル2は、板状である めに、スイッチ等のシート部品が容易に装 され得る構成になっている。

 また左右のサイドパネル2の前部間には、 前側補強ロッド6が取付けられている。そし 前側補強ロッド6の前側にフロントパイプ3の 立設部3aが隣接している。したがってフロン パイプ3が前方から後方に力を受けると、フ ロントパイプ3の立設部3aが前側補強ロッド6 よってその力が受け止められ得る。そのた フロントパイプ3と前側補強ロッド6の協働に よってフレーム構造1の強度が強くなってい 。

 またサイドパネル2とフロントパイプ3の 設部3aの間には、これらを接続する接続部材 4が設けられている。接続部材4は、立設部3a 下部の前側に張出す張出部4aを有している。 したがってフロントパイプ3の立設部3aは、接 続部材4によってサイドパネル2に確実に接続 れ得る。またフロントパイプ3の立設部3aの 部は、接続部材4の張出部4aによって前側に 動することが規制される。そのため立設部3 aがサイドパネル2に対し外れ難い構成になっ いる。

 またサイドパネル2は、一部品によって一 枚板状に形成されている。そのため複数の部 材から構成されるものに比べてリベット等に よる締結数が少なくなる。そのため安価に形 成され得る。またフロントパイプ3は、サイ パネル2よりも前方に延出する延出部3bを有 ている。そのためサイドパネル2は、延出部3 bの長さ分、前後長さを短くすることができ 。

 本発明は、上記実施の形態に限定されず 以下の形態等であっても良い。

(1)上記実施の形態のフロントパイプ3は、 筒状のパイプから構成されていた。しかし 筒状のパイプから構成される形態等であっ も良い。

(2)上記実施の形態のフロントパイプ3の立 部3aは、ロッド6の前側に隙間を有した状態 隣接していた。しかし立設部3aがロッド6の 側に隙間を有していない状態で隣接(当接)し ている形態であっても良い。

(3)上記実施の形態の各サイドパネル2は、一 品によって一枚板状に形成される形態であ た。しかしサイドパネルが複数の部品によ て一枚板状に形成される形態等であっても い。