Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
GAME CARD WITH BUILT-IN RFID, AND MANUFACTURING METHOD THEREOF
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/120750
Kind Code:
A1
Abstract:
A game card which has a built-in RFID tag and whose surface layer is never corrugated. A playing card (10) has an intermediate layer (12) having the built-in RFID tag (121) and having nearly equal thickness, and has two or more sheets (11a, 11b) sandwiching the intermediate layer (12) between themselves. The intermediate layer (12) contains, for example, the RFID tag (121) and two or more base films (122a, 122b) sandwiching the RFID tag (121) between themselves. It is preferable that the base films (122a, 122b) are colored in black. Alternatively, it is also preferable that the intermediate layer (12) is bonded to the sheets (11a, 11b) with a black adhesive.

More Like This:
Inventors:
SHIGETA YASUSHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/056185
Publication Date:
October 09, 2008
Filing Date:
March 28, 2008
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
ANGEL CO LTD (JP)
SHIGETA YASUSHI (JP)
International Classes:
A63F1/02
Domestic Patent References:
WO2006077689A12006-07-27
Foreign References:
JP2006271596A2006-10-12
JP2002007995A2002-01-11
JP2006347030A2006-12-28
JP2003085520A2003-03-20
Attorney, Agent or Firm:
IKEUCHI SATO & PARTNER PATENT ATTORNEYS (OAP TOWER 8-30, Tenmabashi 1-chome, Kita-ku, Osaka-sh, Osaka 26, JP)
Download PDF:
Claims:
 RFIDタグを少なくとも2枚のシートで挟み込んだゲームカードであって、
 前記RFIDタグが、略均一な厚みを有する中間層に内蔵された状態で、前記少なくとも2枚のシートで挟み込まれていることを特徴とするゲームカード。
 前記中間層が、前記RFIDタグと、前記RFIDタグを挟み込む少なくとも2枚のベースフィルムとを含む、請求項1に記載のゲームカード。
 前記中間層が、前記RFIDタグと、前記RFIDタグをその表面が突出しないように埋め込んだベースフィルムとを含む、請求項1に記載のゲームカード。
 前記ベースフィルムが黒色に着色されている、請求項2または3に記載のゲームカード。
 前記シートと中間層とが黒色の接着剤によって接着された、請求項1~3のいずれか一項に記載のゲームカード。
 前記少なくとも2枚のベースフィルムが、黒色の接着剤によって接着された、請求項2に記載のゲームカード。
 前記中間層が前記少なくとも2枚のシートを接着する接着層である、請求項1に記載のゲームカード。
 前記接着層が黒色に着色されている、請求項7に記載のゲームカード。
 RFIDタグを少なくとも2枚のシートで挟み込んだゲームカードであって、
 前記少なくとも2枚のシートのうち少なくとも1枚が、前記RFIDタグの厚みを吸収する程度の可塑性を有するシートであることを特徴とするゲームカード。
 前記可撓性を有するシートが気泡を含む、請求項9に記載のゲームカード。
 前記シートと、前記RFIDタグとが、黒色の接着剤によって接着された、請求項9または10に記載のゲームカード。
 RFIDタグを内蔵し略均一な厚みを有する中間層を、少なくとも2枚のシートで挟み込んだゲームカードの製造方法であって、
 複数のRFIDタグを中間層に内蔵させる工程と、
 前記中間層を少なくとも2枚のシートで挟み込んだ積層体を形成する工程と、
 前記積層体から個々のゲームカードを切り出す工程とを含むことを特徴とする、ゲームカードの製造方法。
 RFIDタグを、RFIDタグの厚みを吸収する程度の可塑性を有するシートを含む少なくとも2枚のシートで挟み込んだゲームカードの製造方法であって、
 前記2枚のシートのうち少なくとも1枚の上に複数のRFIDタグを配置する工程と、
 前記複数のRFIDタグを配置したシートの上に、少なくとも1枚のシートを積層した積層体を形成する工程と、
 前記積層体から個々のゲームカードを切り出す工程とを含むことを特徴とする、ゲームカードの製造方法。
 前記積層体を形成する工程の前に、前記シートの表面にはマークおよび/または数字を印刷する工程を含む、請求項12または13に記載のゲームカードの製造方法。
 前記複数のRFIDタグに、相互に異なる情報であって、前記シートに印刷されるマークおよび/または数字と対応する情報を記録する工程を含む、請求項14に記載のゲームカードの製造方法。
Description:
RFIDを内蔵したゲームカードおよ びその製造方法

 本発明は、トランプや花札等のゲームカ ドに関し、特に、RFIDを内蔵したゲームカー ドに関する。

 近年、RFIDタグの開発が進み、トランプ等 のカードゲームにおいて点数計算や不正防止 のために、RFIDを内蔵したゲームカードおよ これを利用したシステムが提案されている 例えば、特開2005-342175号公報(例えば段落0018) には、ICタグとアンテナとを、2枚の薄いプラ スティック板で挟み込んだゲーム用カードが 開示されている。

 RFIDタグを内蔵しない通常のトランプは、 プラスティックや紙等のシートを2枚貼り合 せて作成されており、その厚さは、一般的 は0.3mm程度である。しかし、現時点で一般的 に流通しているRFIDタグのICチップやアンテナ は、その厚さが約0.03mm程度ある。従って、上 記した特開2005-342175号公報に記載のように、I Cタグとアンテナとを2枚のプラスティックシ トで挟み込んだ場合、トランプの表層に凹 が生じる可能性がある。

 トランプ等のゲームカードは、特にカジ 等で用いられる場合、ゲームの公正性を保 するために、裏面から見た場合に1枚1枚の 分けがつかないように完全に無個性である とが要求される。カード表層に凹凸が生じ ようでは、この要求を満たすことができな 。

 そこで、本発明は、上記の課題を鑑み、R FIDタグを内蔵したゲームカードであって、表 層に凹凸が生じないゲームカードを提供する ことを目的とする。

 上記の目的を達成するために、本発明に かるゲームカードは、RFIDタグを少なくとも 2枚のシートで挟み込んだゲームカードであ て、前記RFIDタグが、略均一な厚みを有する 間層に内蔵された状態で、前記少なくとも2 枚のシートで挟み込まれていることを特徴と する(第1の構成)。この第1の構成によれば、RF IDタグが略均一な厚みを有する中間層に内蔵 れていることにより、RFIDタグを内蔵しても 表層に凹凸が生じないゲームカードを提供す ることが可能となる。

 上記の第1の構成にかかるゲームカードに おいて、前記中間層が、前記RFIDタグと、前 RFIDタグを挟み込む少なくとも2枚のベースフ ィルムとを含む構成(第2の構成)であることが 好ましい。あるいは、前記中間層が、前記RFI Dタグと、前記RFIDタグをその表面が突出しな ように埋め込んだベースフィルムとを含む 成(第3の構成)であることも好ましい。いず の構成によっても、RFIDタグを内蔵しても表 層に凹凸が生じないゲームカードを提供でき る。

 上記の第2または第3の構成において、前 ベースフィルムが黒色に着色されているこ が好ましい(第4の構成)。あるいは、前記第1~ 第3の構成において、シートと中間層とが黒 の接着剤によって接着されたことが好まし (第5の構成)。または、前記第2の構成におい 、少なくとも2枚のベースフィルムが、黒色 の接着剤によって接着されたことが好ましい (第6の構成)。これらの第4~第5の構成によれば 、裏面から見た場合に、表面のマークや数字 等が透けて見えてしまうことを防止できる。

 上記の第1の構成にかかるゲームカードに おいて、前記中間層が前記少なくとも2枚の ートを接着する接着層であることが好まし (第7の構成)。この構成によれば、中間層が 着層を兼ねているので、RFIDタグを内蔵して ゲームカードが厚くならないという利点が る。また、この第7の構成において、前記接 着層が黒色に着色されていることが好ましい (第8の構成)。裏面から見た場合に、表面のマ ークや数字等が透けて見えてしまうことを防 止できるからである。

 また、上記の目的を達成するために、本 明にかかるゲームカードは、RFIDタグを少な くとも2枚のシートで挟み込んだゲームカー であって、前記少なくとも2枚のシートのう 少なくとも1枚が、前記RFIDタグの厚みを吸 する程度の可塑性を有するシートであるこ を特徴とする(第9の構成)。この第9の構成に れば、RFIDタグがその厚みを吸収する程度の 可撓性を有するシートを含む少なくとも2枚 シートで挟み込まれていることにより、RFID グを内蔵しても表層に凹凸が生じないゲー カードを提供することが可能となる。この 9の構成において、前記可撓性を有するシー トとして、例えば、気泡を含むシートを用い ることができる(第10の構成)。

 上記の第9または第10の構成において、前 シートが、前記RFIDタグを介して、黒色の接 着剤によって接着されたことが好ましい(第11 の構成)。裏面から見た場合に、表面のマー や数字等が透けて見えてしまうことを防止 きるからである。

 上記の目的を達成するために、本発明に かるゲームカードの第1の製造方法は、RFID グを内蔵し略均一な厚みを有する中間層を 少なくとも2枚のシートで挟み込んだゲーム ードの製造方法であって、複数のRFIDタグを 中間層に内蔵させる工程と、前記中間層を少 なくとも2枚のシートで挟み込んだ積層体を 成する工程と、前記積層体から個々のゲー カードを切り出す工程とを含むことを特徴 する。この製造方法によれば、RFIDタグを内 しても表層に凹凸が生じないゲームカード 効率よく製造することが可能となる。

 また、上記の目的を達成するために、本 明にかかるゲームカードの第2の製造方法は 、RFIDタグを、RFIDタグの厚みを吸収する程度 可塑性を有するシートを含む少なくとも2枚 のシートで挟み込んだゲームカードの製造方 法であって、前記2枚のシートのうち少なく も1枚の上に複数のRFIDタグを配置する工程と 、前記複数のRFIDタグを配置したシートの上 、少なくとも1枚のシートを積層した積層体 形成する工程と、前記積層体から個々のゲ ムカードを切り出す工程とを含むことを特 とする。この製造方法によっても、RFIDタグ を内蔵しても表層に凹凸が生じないゲームカ ードを効率よく製造することが可能となる。

 上記の第1または第2の製造方法において 前記積層体を形成する工程の前に、前記シ トの表面にはマークおよび/または数字を印 する工程を含むことが好ましい。また、さ に、前記複数のRFIDタグに、相互に異なる情 報であって、前記シートに印刷されるマーク および/または数字と対応する情報を記録す 工程を含むことが好ましい。

 本発明によれば、RFIDタグを内蔵したゲー ムカードであって、表層に凹凸が生じないゲ ームカードを提供できる。

(a)は本発明の第1の実施形態にかかるト ランプの平面図、(b)は、(a)に示すA-A’断面に おける断面図である。 第1の実施形態にかかるトランプの主要 な製造工程を模式的に示す工程図である。 第1の実施形態にかかるトランプの変形 例を示す断面図である。 第2の実施形態にかかるトランプの構造 を示す断面図である。 第3の実施形態にかかるトランプの構造 を示す断面図である。

 以下、図面を参照しながら、本発明の実 形態について詳しく説明する。

 [第1の実施形態]
 図1は、本発明の第1の実施形態にかかるゲ ムカードとしてのトランプ10の構造を示す図 であり、図1(a)はトランプ10の平面図、図1(b) 、図1(a)に示すA-A’断面におけるトランプ10 断面図である。なお、図1(a)および図1(b)並び に図2以降の各図は、実際のトランプの各部 寸法を忠実に示したものではない。

 本実施形態にかかるトランプ10は、表面( もて面、図示せず)にはマークや数字が印刷 され、裏面には、図1(a)に示すように幾何学 ターン等の任意の模様や柄が印刷されてお 、外観上は従来のトランプと全く同じであ 。ただし、トランプ10は、図1(b)に示すよう 、トランプの表面と裏面をそれぞれ形成す 2枚の表層シート11a,11bの間に、RFIDタグ121を 蔵した中間層12を備えている。中間層12は、 面にわたってほぼ均一な厚みを有する。表 シート11a,11bの厚さは、それぞれおよそ75μm あり、中間層12の厚さはおよそ150μmである 表層シート11a,11bとしては、紙、あるいは、 化ビニルまたはPET(ポリエチレンテレフタレ ート)等の樹脂フィルムが用いられる。

 中間層12は、RFIDタグ121を、可塑性のある2 枚のベースフィルム122a,122bで挟み込んだ構成 である。RFIDタグ121は、ICチップと無線通信用 アンテナ(いずれも図示せず)を含む。RFIDタグ 121のICチップには、様々な情報を記録するこ ができる。具体例を挙げると、当該トラン 10の表面に印刷されているマークおよび/ま は数字を表す情報、当該トランプ10の製造 を表す情報、当該トランプ10の所有者を表す 情報、当該トランプ10が製造された日付を表 情報、当該トランプ10が所有者に渡された 付を表す情報、当該トランプ10を有効に使用 できる期間を表す情報、当該トランプ10を有 に使用できる場所を表す情報等が考えられ 。もちろん、RFIDタグ121のICチップに記録さ る情報は、これらの具体例にのみ限定され い。なお表層シート11a、11bにはマークおよ /または数字が表面に印刷されるが、トラン プの表面と裏面をそれぞれ形成する2枚の表 シート11a,11bの間にRFIDタグ121を挟み込む前に 、マークおよび/または数字の印刷を行って くことで、印刷ズレ等が最小にできる。ま 、複数のRFIDタグ121が備える情報が相互に異 る情報を含み、表層シート11a,11bに印刷され るマークおよび/または数字と対応する内容 することで、不正をより確実に防止可能な ードが製造できる。

 ベースフィルム122a,122bの材料としては、 、塩化ビニル、またはポリエチレンテレフ レート等が好適に用いられるが、これらに 定されない。つまり、ベースフィルム122a,12 2bは、間にRFIDタグ121を挟み込んだ際に、RFID グ121の外形にできるだけ隙間なく沿うと共 、その積層体(中間層12)の厚さが全面にわた てほぼ均一となってトランプ10の表層に凹 を生じさせないように、RFIDタグ121の厚みを 収できる程度の可塑性を有していれば良い また、トランプ10の製造工程に加熱圧着工 が含まれる場合は、ベースフィルム122a,122b 、加熱圧着時にRFIDタグ121を熱や圧力から保 する役目も果たす。

 なお、ベースフィルム122a,122bは、光を透 させないよう、黒色に着色されていること 好ましい。あるいは、ベースフィルム122aと ベースフィルム122bとを貼り合わせる際に、 を吸収する黒色の接着剤を用いることが好 しい。また、中間層12と表層シート11a,11bと 貼り合わせる際に、黒色の接着剤を用いる とも好ましい。これらの好ましい態様によ ば、以下のような効果がある。

 すなわち、本実施形態のトランプ10は、 間層12を挟み込むため、トランプ10の全体の さを従来のトランプの厚さ(通常はおよそ300 μm)と同程度に保つためには、表層シート11a,1 1bを従来よりも薄くしなければならない。つ り、表層シートを2枚貼り合わせて作成され る従来のトランプでは、表層シート1枚の厚 はおよそ150μmであるが、本実施形態にかか トランプでは、表層シート11a,11bのそれぞれ 厚さは、上述のとおり、従来のおよそ半分 75μmである。このように表層シート11a,11bを くすると、裏面側から見た場合に、表面の 字や記号が透けて見えてしまうことがある 従って、上記のように、黒色のベースフィ ムや接着剤を用いることにより、表層シー 11a,11bが薄くても、表面が透けて見えてしま うことを防止できる。

 ここで、図2を参照し、トランプ10の製造 法の一例について説明する。この例では、 ースフィルム122b上に接着剤(図示省略)を塗 し、図2(a)に示すように、複数のRFIDタグ121 所定の間隔で配置した後、もう1枚のベース ィルム122aを積層し、前記接着剤によってこ れら2枚のベースフィルム122a,122bを貼り合わ る。これにより、図2(b)に示すように、2枚の ベースフィルム122a,122bの間に複数のRFIDタグ12 1が挟み込まれた積層体12’が形成される。な お、図2(a)および図2(b)はあくまでも一例であ 、ベースフィルム122b上に配置するRFIDタグ12 1の個数は任意である。

 次に、表層シート11a,11bのそれぞれに、ト ランプの表面と裏面の柄や模様を印刷する。 そして、図2(c)に示すように、印刷済みの表 シート11a,11bの間に上記の積層体12’を挟み み、接着剤で接着または加熱により溶融圧 させることにより、図2(d)に示す積層体12” 形成される。このように、表層シート11a,11b 印刷を、RFIDタグ121を内蔵する積層体12’と 貼り合わせ前に行うことにより、印刷機の ーラー等によってかかる圧力でRFIDタグ121が 破壊されることを防止できる。また、ベース フィルム122a,122bで挟み込まれていても、印刷 機のローラー間でプレスされると、RFIDタグ12 1の存在により印刷がずれる可能性があるこ を考慮しても、表層シート11a,11bの印刷を、R FIDタグ121を内蔵する積層体12’との貼り合わ 前に行うことが好ましい。

 次に、パンチング加工により、図2(d)に示 すように積層体12”からトランプ10を打ち抜 。以上の工程により、トランプ10を効率良く 製造することができる。なお、図2(c)の工程 前または後に、表層シート11a,11bの印刷面に ーバーコートを施しても良い。ただし、オ バーコート処理を高温で行う場合は、RFIDタ グ121が熱で破壊されることを防止するために 、図2(c)の工程の前にオーバーコートを行う とが好ましい。

 なお、図2(a)でベースフィルム122b上に配 したRFIDタグ121は、比較的小さな面積を有す 樹脂シート等の基材上にICチップとアンテ とが形成されたものである。しかし、これ 外に、例えば、複数のRFIDタグ121が1枚の基材 上に形成されたものをRFIDタグの製造業者等 ら入手可能である場合は、その基材をベー フィルム122bとして用い、もう1枚のベースフ ィルム122aを上から積層することによって、 層体12’を形成しても良い。

 以上のように、本実施形態にかかるトラ プ10では、RFIDタグ121を内蔵した中間層12が ぼ均一な厚みに形成されている。従って、 ランプ10の表層に凹凸が生じることなく、RFI Dタグ121を内蔵させることができる。

 なお、本実施形態では、RFIDタグ121を2枚 表層シート11a,11bで挟み込んだ構成を例示し が、表層シートを3枚以上使用しても良い。 また、図1(b)では、2枚のベースフィルム122a,12 2bでRFIDタグ121を挟み込んだ構成を例示したが 、3枚の以上のベースフィルムを使用しても い。

 また、図3に示すように、RFIDタグ121を、 の表面がベースフィルム122cの表面と一致す ように埋め込んだものを、中間層12として いても良い。この場合も、ベースフィルム12 2cを黒色に着色するか、中間層12と表層シー 11a,11bとを黒色の接着剤で接着することが好 しい。

 [第2の実施形態]
 図4は、本発明の第2の実施形態にかかるゲ ムカードとしてのトランプ20の構造を示す断 面図である。

 図4に示すように、本実施形態にかかるト ランプ20は、RFIDタグ121を内蔵した中間層22を 表層シート11a,11bで挟み込んだ構成である。 中間層22は、RFIDタグ121と、このRFIDタグ121を 表面から突出しないよう埋め込んだ接着層22 2とによって形成されている。

 接着層222は、黒色に着色された接着剤を 料とし、ほぼ均一な厚さを有する。その厚 は、例えば約40μmである。表層シート11a,11b それぞれの厚さは、およそ130μmである。従 て、トランプ20の全体の厚さは約300μmであ 。

 トランプ20は、表層シート11bの表面に接 剤を塗布して接着層222を形成し、その中にRF IDタグ121を埋め込み、表層シート11aで覆って 度な圧力をかけつつ接着層222を固化させる とによって製造できる。なお、第1の実施形 態で説明したものと同じ理由により、表層シ ート11a,11bには予め印刷を施しておくことが ましい。また、別の方法としては、表層シ ト11a,11bのそれぞれに接着層222を設けておき RFIDタグ121をこの接着層222で挟み込んで、接 着層222を固化する方法を採用してもよい。

 なお、第1の実施形態で説明した製造工程 と同様に、複数のRFIDタグ121を、接着剤を塗 した表層シート11bに埋め込み、表層シート11 aで覆って貼り合わせた後、パンチング加工 よりトランプ20を打ち抜くことにより、生産 効率を向上させることができる。

 以上のとおり、本実施形態にかかるトラ プ20では、RFIDタグ121を内蔵した中間層22が ぼ均一な厚みに形成されている。従って、 ランプ20の表層に凹凸が生じることなく、RFI Dタグ121を内蔵させることができる。

 また、トランプ20は、中間層21が接着剤と して機能する接着層222を含んでいることによ り、RFIDタグ121を内蔵したことによってトラ プが厚くなることを回避できる。

 なお、本実施形態では、RFIDタグ121を2枚 表層シート11a,11bで挟み込んだ構成を例示し が、表層シートを3枚以上使用しても良い。

 [第3の実施形態]
 図5は、本発明の第3の実施形態にかかるゲ ムカードとしてのトランプ30の構造を示す断 面図である。

 図5に示すように、本実施形態にかかるト ランプ30は、RFIDタグ121を、可塑性を有する表 層シート31a,31bで挟み込んだ構成である。表 シート31a,31bは、間にRFIDタグ121を挟み込んだ 際に、RFIDタグ121の外形にできるだけ隙間な 沿うと共に、厚さが全面にわたってほぼ均 となってトランプ30の表層に凹凸を生じさせ ないように、RFIDタグ121の厚みを吸収できる 度の可塑性を有していれば良い。表層シー 31a,31bとしては、図5に示したように、気泡311 を多数含む樹脂シート等を用いることができ る。

 表層シート31a,31bの間は、黒色の接着剤( 示せず)で接着されていることが好ましい。 1の実施形態において説明したように、表面 のマークや文字が裏面から透けて見えること を防止できるからである。

 本実施形態においても、第1の実施形態で 説明した製造工程と同様に、表層シート31a上 に複数のRFIDタグ121を配置し、表層シート31b 覆って貼り合わせた後、パンチング加工に ってトランプ30を打ち抜くことにより、効率 良くトランプ30を製造することができる。ま 、第1の実施形態において説明したように、 表層シート31a,31bに予め印刷を施しておくこ が好ましい。

 なお、表層シート31a,31bに直接印刷を施す のではなく、表層シート31a,31bの上層に、印 を施したシートをさらに積層する構成とし も良い。

 なお、RFIDタグ121は、比較的小さな面積を 有する樹脂シート等の基材上にICチップとア テナとが形成されたものであっても良いが これ以外に、例えば、複数のRFIDタグ121が1 の基材上に形成されたRFIDタグシートをRFIDタ グの製造業者等から入手可能である場合は、 そのRFIDタグシートを表層シート31b上に配置 、もう1枚の表層シート31aを上から積層して り合わせ、パンチング加工することによっ トランプ30を打ち抜いて製造しても良い。

 なお、上記の説明では、表層シート31a,31b の両方が可撓性を有するものとしたが、RFID グ121の厚みを吸収できることを条件として 表層シート31a,31bのいずれか一方のみが可撓 を有するシートである構成としても良い。

 以上のとおり、本実施形態にかかるトラ プ30では、RFIDタグ121が可撓性を有する表層 ートに挟み込まれている。これにより、ト ンプ30の表層に凹凸が生じることなく、RFID グ121を内蔵させることができる。

 また、以上の各実施形態では、本発明に かるゲームカードの実施形態としてトラン を例示したが、本発明は、トランプ以外の 々なゲームカードに適用することができる

 本発明は、ゲームカードとして、産業上 利用が可能である。