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Patent Searching and Data


Title:
GAME SYSTEM AND RELAY DEVICE CONSTITUTING THE SAME
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/060911
Kind Code:
A1
Abstract:
A harmful effect can be removed that occurs due to that each game device displays a different rough paying amount for an object, which is paid out when winning a jackpot prize. A game system comprises a jackpot lottery device, a relay device, and a display control game device. The jackpot lottery device executes a jackpot lottery using three or more game devices as lottery objects. The relay device is communicably connected to jackpot lottery device, is communicably connected to each game device belonging to a predetermined group including a plurality of game devices constituting a part of the three or more game devices, receives paying amount data output from the jackpot lottery device, and transmits the received same paying amount data to each game device belonging to the predetermined group. The display control game device allows a display unit to display, as a rough paying amount, an amount indicated by the same paying amount data transmitted from the relay device.

Inventors:
GOTO NOBUHIRO (JP)
KUSUDA KAZUHIRO (JP)
KOMATSU JUN (JP)
UCHIYAMA TAKASHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/070234
Publication Date:
May 14, 2009
Filing Date:
November 06, 2008
Export Citation:
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Assignee:
KONAMI DIGITAL ENTERTAINMENT (JP)
GOTO NOBUHIRO (JP)
KUSUDA KAZUHIRO (JP)
KOMATSU JUN (JP)
UCHIYAMA TAKASHI (JP)
International Classes:
A63F9/00; A63F5/04; A63F13/53
Foreign References:
JP2007215739A2007-08-30
JP2005080999A2005-03-31
JP2005095601A2005-04-14
JP2004000308A2004-01-08
JP2004298414A2004-10-28
JP2004290387A2004-10-21
JP2007215652A2007-08-30
Attorney, Agent or Firm:
KURODA, Hisashi (Mitsuiseimei-Shinyokohama-Ekimae Bldg. 6F3-7-3 Shinyokohama, Kouhoku-k, Yokohama-shi Kanagawa 33, JP)
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Claims:
 ゲームの進行制御を行うゲーム進行制御部と表示部とを備えた3以上のゲーム装置を備えたゲームシステムであって、
 抽選対象であるゲーム装置の中からジャックポット賞に当選するゲーム装置を決定するためのジャックポット抽選処理を行う抽選部と、
 該抽選部が該ジャックポット賞に当選したゲーム装置を決定したときに該当選したゲーム装置でプレイするプレイヤーへ払い出すべき払出対象の量を含んだ量を示す払出量データを記憶する払出量記憶部と、
 該抽選部が該ジャックポット賞に当選したゲーム装置を決定したとき、該払出量データを該払出量記憶部から読み出し、読み出した払出量データが示す量の少なくとも一部の量の払出対象を該当選したゲーム装置でプレイするプレイヤーへ払い出すための払出処理を行う払出処理部と、
 所定の払出量増加条件を満たしたとき、該払出量記憶部に記憶されている払出量データが示す量を累積的に増加させる払出量増加部と、
 該払出量記憶部に記憶されている払出量データを所定のタイミングで出力する払出量データ出力部とを有し、上記3以上のゲーム装置を抽選対象としたジャックポット抽選を実行するジャックポット抽選装置、及び、
 上記ジャックポット抽選装置と通信可能に接続され、該ジャックポット抽選装置の払出量データ出力部が出力した払出量データを受信する払出量データ受信部と、
 上記3以上のゲーム装置の一部を構成する複数のゲーム装置からなる所定のグループに属した各ゲーム装置と通信可能に接続され、該払出量データ受信部が受信した同じ払出量データを該各ゲーム装置へ送信する払出量データ送信部とを有する中継装置を備えており、
 上記3以上のゲーム装置は、上記ジャックポット賞の当選が決定した場合に当選したゲーム装置でプレイするプレイヤーへ払い出されることになる、上記ジャックポット抽選装置の払出量データ出力部が出力した払出量データに応じた払出対象の目安払出量を、上記表示部に表示させる表示制御を行う表示制御部をそれぞれ有し、
 上記所定のグループに属した各ゲーム装置の表示制御部は、上記中継装置から送信された同じ払出量データが示す量を、上記目安払出量として上記表示部に表示させる表示制御を行うゲームシステム。
 請求項1のゲームシステムにおいて、
 上記ジャックポット抽選装置と通信可能に接続され、上記ジャックポット賞に当選したゲーム装置でプレイするプレイヤーに対し、該ジャックポット賞への当選を知らせるジャックポット賞当選報知を行うためのジャックポット賞当選報知処理を行う報知処理装置を備えており、
 該報知処理装置は、上記ジャックポット賞当選報知を行う場合、これに先だって、該ジャックポット賞に当選するゲーム装置を含んだ上記所定のグループに属する各ゲーム装置のプレイヤーに対し、該所定のグループに属するいずれかのゲーム装置がジャックポット賞に当選する旨の事前報知を行うための事前報知処理を行うゲームシステム。
 請求項2のゲームシステムにおいて、
 各ゲーム装置は、プレイヤーの視覚又は聴覚に訴える演出を行う演出部を有し、各ゲーム装置が有するゲーム進行制御部は、該演出部を制御することによりゲームの進行に応じたゲーム演出制御を行うものであり、
 上記報知処理装置が行う事前報知処理は、上記所定のグループに属する複数のゲーム装置それぞれに備わった該演出部を用いて行う事前報知用演出によって上記事前報知を行うための処理であり、
 該報知処理装置は、各ゲーム装置と通信可能に接続され、所定の演出時期に該事前報知用演出を行うための演出制御命令を該所定のグループに属する複数のゲーム装置にそれぞれ送信する制御命令送信部を有しており、
 各ゲーム装置は、それぞれ、該報知処理装置からの演出制御命令に従って該演出部を制御し、該所定の演出時期に該事前報知用演出の一部を担う演出を行うための事前報知用演出制御を行う事前報知用演出制御部を有しているゲームシステム。
 請求項1に記載のゲームシステムにおいて、
 上記ジャックポット抽選装置の抽選部は、複数のゲーム装置でそれぞれ構成される予め決められた複数のグループの中から上記所定のグループを選択するか又はいずれも選択しないハズレかを決定するグループ抽選を行い、該グループ抽選により該所定のグループが選択された場合、該所定のグループに属する複数のゲーム装置の中からジャックポット賞に当選するゲーム装置を決定する装置抽選を行うことにより、上記ジャックポット抽選を行うゲームシステム。
 請求項2に記載のゲームシステムにおいて、
 上記ジャックポット抽選装置の抽選部は、複数のゲーム装置でそれぞれ構成される予め決められた複数のグループの中から上記所定のグループを選択するか又はいずれも選択しないハズレかを決定するグループ抽選を行い、該グループ抽選により該所定のグループが選択された場合、該所定のグループに属する複数のゲーム装置の中からジャックポット賞に当選するゲーム装置を決定する装置抽選を行うことにより、上記ジャックポット抽選を行うゲームシステム。
 請求項3に記載のゲームシステムにおいて、
 上記ジャックポット抽選装置の抽選部は、複数のゲーム装置でそれぞれ構成される予め決められた複数のグループの中から上記所定のグループを選択するか又はいずれも選択しないハズレかを決定するグループ抽選を行い、該グループ抽選により該所定のグループが選択された場合、該所定のグループに属する複数のゲーム装置の中からジャックポット賞に当選するゲーム装置を決定する装置抽選を行うことにより、上記ジャックポット抽選を行うゲームシステム。
 ゲームの進行制御を行うゲーム進行制御部と、表示部と、ジャックポット賞の当選が決定した場合に当選したゲーム装置でプレイするプレイヤーへ払い出されることになる払出対象の目安払出量を該表示部に表示させる表示制御を行う表示制御部とをそれぞれ有する3以上のゲーム装置と、
 該3以上のゲーム装置を抽選対象とし、抽選対象であるゲーム装置の中からジャックポット賞に当選するゲーム装置を決定するためのジャックポット抽選処理を行う抽選部と、該抽選部が該ジャックポット賞に当選したゲーム装置を決定したときに該当選したゲーム装置でプレイするプレイヤーへ払い出すべき払出対象の量を含んだ量を示す払出量データを記憶する払出量記憶部と、該抽選部が該ジャックポット賞に当選したゲーム装置を決定したとき、該払出量データを該払出量記憶部から読み出し、読み出した払出量データが示す量の少なくとも一部の量の払出対象を該当選したゲーム装置でプレイするプレイヤーへ払い出すための払出処理を行う払出処理部と、所定の払出量増加条件を満たしたとき、該払出量記憶部に記憶されている払出量データが示す量を累積的に増加させる払出量増加部と、該払出量記憶部に記憶されている払出量データを所定のタイミングで出力する払出量データ出力部とを有するジャックポット抽選装置とに、それぞれ通信可能に接続された中継装置であって、
 上記ジャックポット抽選装置でのジャックポット抽選でジャックポット賞の当選が決定した場合に当選したゲーム装置でプレイするプレイヤーへ払い出されることになる払出対象の量を示す払出量データを該ジャックポット抽選装置から受信する払出量データ受信部と、
 該払出量データ受信部が受信した同じ払出量データを、上記3以上のゲーム装置の一部を構成する複数のゲーム装置からなる所定のグループに属した各ゲーム装置へ送信する払出量データ送信部とを有する中継装置。
Description:
ゲームシステム及びこれを構成 る中継装置

 本発明は、3以上のゲーム装置と、ジャッ クポット抽選装置と、これらと通信可能に接 続された中継装置とを有するゲームシステム 及びこれを構成する中継装置に関するもので ある。

 従来、この種のジャックポット抽選装置 しては、例えば、ゲームセンタ等に設置さ る複数のメダルゲーム機(ゲーム装置)から 成されるゲームシステムに利用されるもの 知られている(例えば特許文献1)。一般に、 ダルゲーム機は、プレイヤーからメダル(ベ ト対象)を受け取ることを条件にゲーム進行 を制御し、そのゲーム結果に応じて所定枚数 のメダル(払出対象)をプレイヤーに払い出す ジャックポット抽選装置を利用したメダル ーム機の一例について説明すると、プレイ ーから受け取ったメダル(ベット対象)の枚 の一部に相当する枚数を累積して加算し、 れを払出量データとしてジャックポット抽 装置の払出量記憶部に保持する。そして、 定の抽選開始条件が満たされたとき、ジャ クポット抽選装置で抽選を行い、ジャック ット賞に当選するか又は当選しない(ハズレ) かを決定する。この抽選でジャックポット賞 に当選すると、当該所定の抽選開始条件を満 たしたプレイヤーへ上記払出量データの少な くとも一部の量に相当する枚数のメダルを払 い出すとともに、当該払出量データを初期値 に戻す。

 ここで、上記のようなプログレッシブジャ クポット抽選装置は、一般に、独立してゲ ムを進行するゲーム進行制御部をそれぞれ えた複数のゲーム装置から構成されるゲー システムで利用されることが多い。これは の理由による。すなわち、個々のゲーム装 が一度にプレイヤーに払い出すことが可能 メダル枚数は、個々のゲーム装置によって る程度制限されることになる。よって、単 のゲーム装置にジャックポット抽選装置を 用する場合、そのジャックポット賞に当選 たときのメダル払出枚数の上限は、そのゲ ム装置に設定されている最大払出量によっ 大きく制限される。これに対し、複数のゲ ム装置からなるゲームシステムにジャック ット抽選装置を利用した場合、そのジャッ ポット賞に当選したときのメダル払出枚数 上限は、複数のゲーム装置の最大払出量の 和で決めることができる。この場合、単体 ゲーム装置にジャックポット抽選装置を利 する場合に比べて、ジャックポット賞に当 したときのメダル払出枚数を増やすことが 能となる。その結果、ジャックポット賞に 選することで大量のメダルが一度に払い出 れるという期待をプレイヤーに抱かせるこ ができ、プレイヤーの興味を引きつけるこ ができる。このような利点があるため、ジ ックポット抽選装置は、単体のゲーム装置 はなく、複数のゲーム装置から構成される ームシステムで利用されることが多い。
 特に、近年では、複数の店舗(ゲーム施設) 設置されているゲーム装置で構成されたゲ ムシステムも知られており、このようなゲ ムシステムにもジャックポット抽選装置を 用することが可能である。

特開2002-253842号公報

 一般に、複数のゲーム装置がジャックポ ト抽選に参加するゲームシステムでは、各 ーム装置に設けられた表示部に、ジャック ット賞の当選が決定した場合に払い出され 予定のメダル払出量(目安払出量)を表示さ る。このような表示を行うことで、ジャッ ポット賞に当選すれば大量のメダルを獲得 きることをプレイヤーに知らせることがで 、プレイヤーの大量メダルの獲得に対する 待感を高めることができる。ここで、各ゲ ム装置において表示される目安払出量は、 ャックポット抽選装置の払出量記憶部に記 された払出量データに基づいて表示される この払出量データは上述したとおり累積的 増加するものであるため、刻々と変化する よって、各ゲーム装置は、刻々と変化する 出量データをジャックポット抽選装置から 期的に受信し、目安払出量の表示を更新す 必要がある。

 従来のゲームシステムにおいては、ジャ クポット抽選装置からの払出量データを各 ーム装置が独自のタイミングで個別に取得 、取得した払出量データに基づいて目安払 量を表示させるものであった。そのため、 ゲーム装置が払出量データを取得するタイ ングがバラバラとなり、同じジャックポッ 抽選について同時期に表示される目安払出 が各ゲーム装置で異なる事態が発生する場 があった。このような事態が、同一店舗内 同一フロア内など、一のプレイヤーがほぼ 時期に視認可能な範囲に配置された複数の ーム装置間で発生すると、無用な混乱を招 おそれがあるなどの問題が生じる。

 上記問題は、特に、多数のゲーム装置が ャックポット抽選に参加する大規模なゲー システムにおいて顕著となる。これは次の 由による。すなわち、ジャックポット抽選 参加するゲーム装置の数が多いと、ジャッ ポット抽選装置から払出量データを取得す ためのアクセスが増大する。そのため、ジ ックポット抽選装置の処理負荷を軽減する めに、多数のゲーム装置間でアクセスタイ ングを分散させたり、各ゲーム装置のアク ス頻度を下げたりすることが余儀なくされ 場合がある。この場合、ゲーム装置間で払 量データを取得する時期が大きくズレて、 ゲーム装置に表示される目安払出量のズレ 大きくなってしまう。よって、多数のゲー 装置がジャックポット抽選に参加する大規 なゲームシステムを実現する上では、上記 題を解決することが特に重要である。

 なお、複数のゲーム装置がジャックポッ 抽選に参加するゲームシステムは、ゲーム ンタ等に設置されるもの以外にも、パチン 店等に設置されるパチンコ機やパチスロ機 どにも利用することが可能である。このよ なゲームシステムであっても、上記問題と 様の問題が生じる。

 本発明は、上記のようなプログレッシブ ャックポット抽選装置のジャックポット賞 当選したときに払い出される払出対象の目 払出量についての各ゲーム装置の表示が異 ることによって生じる弊害を除去し得るゲ ムシステム及びこれを構成する中継装置の 供を実現する。

 本発明の一態様としては、ゲームの進行制 を行うゲーム進行制御部と表示部とを備え 3以上のゲーム装置を備えたゲームシステム であって、抽選対象であるゲーム装置の中か らジャックポット賞に当選するゲーム装置を 決定するためのジャックポット抽選処理を行 う抽選部と、該抽選部が該ジャックポット賞 に当選したゲーム装置を決定したときに該当 選したゲーム装置でプレイするプレイヤーへ 払い出すべき払出対象の量を含んだ量を示す 払出量データを記憶する払出量記憶部と、該 抽選部が該ジャックポット賞に当選したゲー ム装置を決定したとき、該払出量データを該 払出量記憶部から読み出し、読み出した払出 量データが示す量の少なくとも一部の量の払 出対象を該当選したゲーム装置でプレイする プレイヤーへ払い出すための払出処理を行う 払出処理部と、所定の払出量増加条件を満た したとき、該払出量記憶部に記憶されている 払出量データが示す量を累積的に増加させる 払出量増加部と、該払出量記憶部に記憶され ている払出量データを所定のタイミングで出 力する払出量データ出力部とを有し、上記3 上のゲーム装置を抽選対象としたジャック ット抽選を実行するジャックポット抽選装 、及び、上記ジャックポット抽選装置と通 可能に接続され、該ジャックポット抽選装 の払出量データ出力部が出力した払出量デ タを受信する払出量データ受信部と、上記3 上のゲーム装置の一部を構成する複数のゲ ム装置からなる所定のグループに属した各 ーム装置と通信可能に接続され、該払出量 ータ受信部が受信した同じ払出量データを 各ゲーム装置へ送信する払出量データ送信 とを有する中継装置を備えており、上記3以 上のゲーム装置は、上記ジャックポット賞の 当選が決定した場合に当選したゲーム装置で プレイするプレイヤーへ払い出されることに なる、上記ジャックポット抽選装置の払出量 データ出力部が出力した払出量データに応じ た払出対象の目安払出量を、上記表示部に表 示させる表示制御を行う表示制御部をそれぞ れ有し、上記所定のグループに属した各ゲー ム装置の表示制御部は、上記中継装置から送 信された同じ払出量データが示す量を、上記 目安払出量として上記表示部に表示させる表 示制御を行うものである。
 このゲームシステムにおいては、ジャック ット抽選装置の払出量記憶部に記憶されて る払出量データが中継装置に一旦受け取ら 、中継装置から所定のグループに属する複 のゲーム装置へ同じ払出量データが送信さ る。よって、同一グループに属するゲーム 置間では、その表示部に表示される目安払 量を同じにすることができる。したがって 少なくとも、一のプレイヤーがほぼ同時期 視認可能な範囲(同一店舗内や同一フロア内 など)に配置された複数のゲーム装置が同一 ループに含まれるようにグループ分けする とで、ジャックポット賞に当選したときに い出される払出対象の目安払出量について 各ゲーム装置の表示が異なることによって じる弊害を除去できる。

 また、上記ゲームシステムにおいて、上記 ャックポット抽選装置と通信可能に接続さ 、上記ジャックポット賞に当選したゲーム 置でプレイするプレイヤーに対し、該ジャ クポット賞への当選を知らせるジャックポ ト賞当選報知を行うためのジャックポット 当選報知処理を行う報知処理装置を備えて り、該報知処理装置は、上記ジャックポッ 賞当選報知を行う場合、これに先だって、 ジャックポット賞に当選するゲーム装置を んだ上記所定のグループに属する各ゲーム 置のプレイヤーに対し、該所定のグループ 属するいずれかのゲーム装置がジャックポ ト賞に当選する旨の事前報知を行うための 前報知処理を行うものであってもよい。
 このゲームシステムにおいては、所定のグ ープに属する各ゲーム装置のプレイヤーに し、事前報知が行われる。この事前報知は そのグループに属するいずれかのゲーム装 がジャックポット賞に当選することを、ジ ックポット賞当選報知を行う前に予め告知 るものである。この事前報知を受けたプレ ヤーは、実際にそうであるか否かに関わら 、通常、自分のゲーム装置が当選する確率 当該所定のグループに属するゲーム装置の を按分した確率であると思う。この確率は ジャックポット抽選がハズレを含むことか 、ジャックポット賞の当選確率よりも高い のとなる。よって、このような事前報知を わずにプレイヤーに対して単にジャックポ ト抽選の抽選演出を行う場合に比べ、自分 ジャックポット賞の当選による払い出しを けるかもしれないというプレイヤーが抱く 待感を大きくすることができる。

 また、上記ゲームシステムにおいて、各ゲ ム装置は、プレイヤーの視覚又は聴覚に訴 る演出を行う演出部を有し、各ゲーム装置 有するゲーム進行制御部は、該演出部を制 することによりゲームの進行に応じたゲー 演出制御を行うものであり、上記報知処理 置が行う事前報知処理は、上記所定のグル プに属する複数のゲーム装置それぞれに備 った該演出部を用いて行う事前報知用演出 よって上記事前報知を行うための処理であ 、該報知処理装置は、各ゲーム装置と通信 能に接続され、所定の演出時期に該事前報 用演出を行うための演出制御命令を該所定 グループに属する複数のゲーム装置にそれ れ送信する制御命令送信部を有しており、 ゲーム装置は、それぞれ、該報知処理装置 らの演出制御命令に従って該演出部を制御 、該所定の演出時期に該事前報知用演出の 部を担う演出を行うための事前報知用演出 御を行う事前報知用演出制御部を有してい ものであってもよい。
 このゲームシステムにおいては、所定のグ ープに属する複数のゲーム装置がそれぞれ ゲームの演出に使用する演出部に、事前報 用演出の一部を担う演出を行わせることで 所定のグループに属する複数のゲーム装置 互いに連携した単一の全体演出(事前報知用 演出)を行うことができる。そして、この全 演出によって、当該所定のグループに属す いずれかのゲーム装置がジャックポット賞 当選したことをプレイヤーに知らせること できる。この全体演出は、当該所定のグル プに属する各ゲーム装置の演出部によって われるので、これらのゲーム装置でプレイ るプレイヤーの意識をジャックポット抽選 向けるのに効果的である。

 また、上記ゲームシステムにおいて、上記 ャックポット抽選装置の抽選部は、複数の ーム装置でそれぞれ構成される予め決めら た複数のグループの中から上記所定のグル プを選択するか又はいずれも選択しないハ レかを決定するグループ抽選を行い、該グ ープ抽選により該所定のグループが選択さ た場合、該所定のグループに属する複数の ーム装置の中からジャックポット賞に当選 るゲーム装置を決定する装置抽選を行うこ により、上記ジャックポット抽選を行うも であってもよい。
 このゲームシステムにおいては、ジャック ット賞の当選を決定するジャックポット抽 が、グループ抽選を行った後にジャックポ ト賞の当選装置を決める装置抽選を行うと う2段階の抽選である。これにより、ジャッ クポット賞の当選を決定する抽選処理を、グ ループ抽選と装置抽選とに分け、分散処理す ることが可能となる。よって、多数のゲーム 装置を含む大規模なゲームシステムを構築す る場合でも、処理が集中することによるシス テム全体のパフォーマンス低下等の不具合を 回避できる。

 また、本発明の他の態様としては、ゲーム 進行制御を行うゲーム進行制御部と、表示 と、ジャックポット賞の当選が決定した場 に当選したゲーム装置でプレイするプレイ ーへ払い出されることになる払出対象の目 払出量を該表示部に表示させる表示制御を う表示制御部とをそれぞれ有する3以上のゲ ーム装置と、該3以上のゲーム装置を抽選対 とし、抽選対象であるゲーム装置の中から ャックポット賞に当選するゲーム装置を決 するためのジャックポット抽選処理を行う 選部と、該抽選部が該ジャックポット賞に 選したゲーム装置を決定したときに該当選 たゲーム装置でプレイするプレイヤーへ払 出すべき払出対象の量を含んだ量を示す払 量データを記憶する払出量記憶部と、該抽 部が該ジャックポット賞に当選したゲーム 置を決定したとき、該払出量データを該払 量記憶部から読み出し、読み出した払出量 ータが示す量の少なくとも一部の量の払出 象を該当選したゲーム装置でプレイするプ イヤーへ払い出すための払出処理を行う払 処理部と、所定の払出量増加条件を満たし とき、該払出量記憶部に記憶されている払 量データが示す量を累積的に増加させる払 量増加部と、該払出量記憶部に記憶されて る払出量データを所定のタイミングで出力 る払出量データ出力部とを有するジャック ット抽選装置とに、それぞれ通信可能に接 された中継装置であって、上記ジャックポ ト抽選装置でのジャックポット抽選でジャ クポット賞の当選が決定した場合に当選し ゲーム装置でプレイするプレイヤーへ払い されることになる払出対象の量を示す払出 データを該ジャックポット抽選装置から受 する払出量データ受信部と、該払出量デー 受信部が受信した同じ払出量データを、上 3以上のゲーム装置の一部を構成する複数の ーム装置からなる所定のグループに属した ゲーム装置へ送信する払出量データ送信部 を有するものである。
 この中継装置においては、3以上のゲーム装 置及びジャックポット抽選装置と協働するこ とで、同一グループに属するゲーム装置間で 、その表示部に表示される目安払出量を同じ にすることができる。したがって、少なくと も、一のプレイヤーがほぼ同時期に視認可能 な範囲(同一店舗内や同一フロア内など)に配 された複数のゲーム装置が同一グループに まれるようにグループ分けすることで、ジ ックポット賞に当選したときに払い出され 払出対象の目安払出量についての各ゲーム 置の表示が異なることによって生じる弊害 除去することが可能となる。

 本発明によれば、ジャックポット賞に当 したときに払い出される払出対象の目安払 量についての各ゲーム装置の表示が異なる とによって生じる弊害を除去することが可 となる。

図1は、実施形態に係るゲームシステム 全体の概略構成図である。 図2は、同ゲームシステムを構成する競 馬ゲーム機の一例を示す外観図である。 図3は、同競馬ゲーム機の全体動作を統 合的に制御するためのメイン制御部を示す制 御ブロック図である。 図4は、同競馬ゲーム機のステーション ごとに設けられたステーション制御部を示す 制御ブロック図である。 図5は、同ゲームシステムを構成するプ ッシャーゲーム機におけるステーション部の 構成を説明するための説明図である。 図6は、同プッシャーゲーム機のゲーム 制御系の主要構成を示すブロック図である。 図7は、同プッシャーゲーム機の表示部 に表示されるスロット用ゲーム画面の例を示 す説明図である。 図8は、同プッシャーゲーム機の表示部 に表示されるビンゴ用ゲーム画面の例を示す 説明図である。 図9は、同ゲームシステムを構成するス ロットマシンの外観を示す斜視図である。 図10は、同スロットマシンの前面パネ の一部を示す詳細正面図である。 図11は、同スロットマシンの主要構成 関わる制御ブロック図である。 図12は、管理サーバの制御ブロック図 ある。 図13は、店舗サーバの制御ブロック図 ある。 図14は、全体ジャックポット抽選の流 を示すシーケンスフロー図である。 図15は、全体ジャックポット演出時期 決定処理を説明するためのシーケンスフロ 図である。 図16は、抽選対象となる各ステーショ 等の表示部に表示されるジャックポット開 画面の例を示す説明図である。 図17は、抽選対象となる各ステーショ 等の表示部に表示されるスロット画面の例 示す説明図である。

符号の説明

 1000 競馬ゲーム機
 1010 ステーション
 1011 ディスプレイ
 1101 メイン制御装置
 1108,2625,3107,4003,5003 外部通信装置
 1201 ステーション制御装置
 2000 プッシャーゲーム機
 2001 サテライト抽選装置
 2002 センター抽選装置
 2500 プレイフィールド
 2601,2611,2621 制御装置
 2700 表示部
 3000 スロットマシン
 3011 演出パネル
 3101 制御装置
 4000 管理サーバ
 4001 制御装置
 5000 店舗サーバ
 5001 制御装置

 以下、本発明を、ゲーム内容が互いに異 るゲーム装置としてのアーケードゲーム機( 業務用ゲーム機)である3種類のメダルゲーム と、これらと通信可能に接続されたジャッ ポット抽選装置としての店舗サーバ及び管 サーバとから構成されるゲームシステムに 用した一実施形態について説明する。なお 店舗サーバは中継装置及び報知処理装置と ても機能する。

〔システム概略〕
 まず、本実施形態に係るゲームシステム全 の構成について説明する。
 図1は、本実施形態に係るゲームシステム全 体の概略構成図である。
 このゲームシステムを構成する3種類のメダ ルゲーム機1000,2000,3000は、ハードウェアが互 に異なる異機種のゲーム機である。これら メダルゲーム機1000,2000,3000は、本実施形態 は同じゲームセンタ等のゲーム施設に設置 れており、その店舗の店舗サーバ5000に高速 信ネットワークとしてのLAN(Local Area Network) を介して接続されている。管理サーバ4000は 各店舗の店舗サーバと低速通信ネットワー としてのWAN(Wide Area Network)を介して接続さ ている。管理サーバ4000は、各メダルゲーム 1000,2000,3000とデータ通信を行って店舗全体 システム管理を行う店舗サーバとデータ通 を行って、ゲームシステム全体の管理を行 。なお、本実施形態では、複数店舗に跨っ ゲームシステムについて説明するが、単一 舗内のゲームシステムであっても同様であ 。

 次に、各メダルゲーム機1000,2000,3000の構 及び動作について、それぞれ説明する。

〔競馬ゲーム機1000〕
 メダルゲーム機1000は、競馬ゲーム機である 。
 この競馬ゲーム機1000では、1又は2以上のプ イヤーが本競馬ゲーム機で行われる競馬レ スの着順を予想し、予想が当たった場合に 、その着順のオッズに応じたメダルの払い しを受けることができる。
 図2は、競馬ゲーム機1000の一例を示す外観 である。
 この競馬ゲーム機1000は、中央部分に設けら れたフィールド部1002と、このフィールド部10 02を取り囲むように設けられた複数のステー ョン1010とを備えている。フィールド部1002 は、模型である出馬ゲート1003が載置された 馬場の馬場を模した移動面であるフィール 面1004が設けられ、このフィールド面1004内 複数の図示しない模型馬が移動することで ースが展開される。また、このフィールド 1002の周囲には、レースの実況や歓声等を流 複数のスピーカー1005が配置されている。ま た、フィールド部1002の上方には、後述する 体ジャックポット抽選での払出枚数を示す 安払出量としての全体累積メダル枚数等を 示するための表示手段として機能する表示 1006、フィールド部1002を照明する照明装置100 7、フィールド部1002を撮像する撮像手段とし 機能する撮像部としてのカメラ1009が配置さ れている。これらの表示部1006、照明装置1007 びカメラ1009は、支持柱1008により支持され いる。演出部であるスピーカー1005及び照明 置1007は、本競馬ゲーム機1000の演出手段と て機能する。

 ステーション1010には、ゲームの進行に応 じたゲーム画面を表示するディスプレイ1011 、このディスプレイ1011の表示面に重ね合わ れたタッチパネル1012とが設けられている。 プレイヤーがゲーム画面の指示に従いディス プレイ1011に表示されたゲーム画面の所定位 に触ると、タッチパネル1012によりその位置 検出され、競馬ゲーム機1000でプレイヤーの 操作内容が認識される。また、ステーション 1010には、プレイヤーによりメダルが投入さ るメダル投入部1013、プレイヤーに対してメ ルが払い出されるメダル払出口1014およびゲ ームを再開する際に必要なデータを記録する 磁気カードを挿入するための磁気カード差込 口1015が設けられている。

 競馬ゲーム機1000においては、所定のサイ クルに従って実際の中央競馬と同一名称のレ ースが順次開催される。1年分のレースとし 約60のレースが用意されており、レースごと に、メダルをベットするための時間すなわち 馬券を購入するための時間、模型馬によりレ ースが行われる時間、レース結果を表示する ための時間が確保される。プレイヤーは、レ ースごとに着順を予想し、自由に馬券を購入 することができる。この馬券の購入は、メダ ルをベットすることにより行い、購入した馬 券がレースの結果と一致していれば、メダル のベット数とオッズに応じた枚数のメダルが 配当として払い出される。

 本実施形態における競馬ゲーム機1000では 、フィールド部1002はフィールド面1004を形成 、そのフィールド面1004には、実際の馬場を 模した人工芝、出馬ゲート1003等の模型が設 られており、そのフィールド面1004上を移動 である模型馬が移動する。

 図3は、競馬ゲーム機1000の全体動作を統合 に制御するためのメイン制御部を示す制御 ロック図である。
 図4は、ステーション1010ごとに設けられた テーション制御部を示す制御ブロック図で る。

 図3に示すように、フィールド部側に配置 されるメイン制御部1100は、メイン制御装置11 01と、フィールド部1002における模型馬の移動 を制御するための移動制御装置1102と、照明 置1007を制御する照明制御装置1103と、スピー カー1005で流す歓声や実況等を制御する音響 御装置1104と、メイン制御装置1101の処理する データを一時的に記録するためのSRAM1105およ フラッシュメモリ1106と、ゲームに必要なプ ログラムおよび各種データベースが格納され たROM1107と、LANを介して店舗サーバ5000等の外 装置とデータ通信を行うための外部通信装 1108とを備える。メイン制御装置1101は、移 制御装置1102、照明制御装置1103、音響制御装 置1104、SRAM1105、フラッシュメモリ1106、ROM1107 外部通信装置1108、カメラ1009に、それぞれ 続されている。ROM1107には、各模型馬の移動 御情報である移動制御プログラム、レース 使用する各馬に関する各種データやレース 日程等のデータベースが格納されている。

 図4に示すように、各ステーション1010に けられているステーション制御部1200は、ス ーション制御装置1201と、メダルの払い出し 等を管理するメダル管理装置1202と、プレイ ーの各種データを一時的に記録するRAM1203と 磁気カード差込口1015に差し込まれた磁気カ ードの磁気情報を読み取る磁気情報読取装置 1204と、磁気カードにIDコード等の各種情報を 書き込むための磁気情報書込装置1205とを備 る。ステーション制御装置1201は、メダル管 装置1202、RAM1203、磁気情報読取装置1204、磁 情報書込装置1205に、それぞれ接続されてい る。また、このステーション制御装置1201は ステーション1010に設けられた図2に示すディ スプレイ1011及びタッチパネル1012、メダル投 部1013を介して投入されたメダルを検出する 図示しないメダル投入センサや、磁気カード 差込口1015に差し込まれた磁気カードを駆動 るための図示しない磁気カード駆動装置等 各部にも、それぞれ接続されている。

 また、図3及び図4に示すように、各ステ ション1010のステーション制御装置1201は、ゲ ーム機本体側のメイン制御装置1101に接続さ ており、これらの間で必要なデータ通信が 能となっている。

 メイン制御部1100のメイン制御装置1101は レースを開催するとき、実際の競馬レース リアルに再現するため、各馬のパラメータ どの各種データに応じて、レースごとに、 模型馬の移動制御内容が変更される。そし 、その移動制御内容はレース開始前には決 され、その移動制御内容に従って模型馬を 動制御する。具体的には、メイン制御部1100 メイン制御装置1101は、レース開始前に、そ のレースに出走する馬の各種パラメータ、馬 場の状態などのデータをROM1107から読み出し そのレースの着順を決定する。尚、プレイ ーへのメダルの払い出しに関わる着順は、1 と2着だけなので、出走する馬のすべての着 順を決定する必要はなく、少なくとも1着と2 の馬だけを決定すればよい。この場合、他 馬は、各種パラメータに従って1着と2着に らないように移動制御する。メイン制御装 1101で決定された着順データ、各馬のパラメ タ等は、移動制御装置1102に送られる。

 メイン制御装置1101からのデータを受け取 った移動制御装置1102は、図示しないROMに記 されている移動制御プログラムを実行し、 馬ごとに移動制御を行う。移動制御プログ ムを実行する移動制御装置1102は、各馬のパ メータ等から各馬の移動パターンを算出し その移動パターンに従って各模型馬1060が移 動するように、各制御チップ1022に制御命令 送信する。具体的には、各馬の移動パター に従って各模型馬1060が移動するような磁界 発生させるために、各磁界発生用基板の制 チップそれぞれに制御命令を送信する。制 命令を受けた各制御チップ1022は、各模型馬 1060の移動予定経路に沿って各模型馬1060の永 磁石のS極を引っ張る磁力を順次発生させる ように各コイルに流す電流を制御する。これ により、各模型馬1060を移動予定経路に沿っ 移動させることができる。その結果、移動 御装置1102により移動制御された各模型馬1060 が、プレイフィールドでレースを展開する。

〔プッシャーゲーム機2000〕
 次に、メダルゲーム機2000について説明する 。
 メダルゲーム機2000は、プッシャーゲーム機 である。
 図5は、本プッシャーゲーム機2000における テーション部STの構成を説明するための説明 図である。
 本プッシャーゲーム機2000は、図示しないセ ンター抽選装置を囲うように4つのサテライ 部SAが設けられている。各サテライト部SAは それぞれ4つのステーション部STを備えてお 、各プレイヤーは各ステーション部STでそ ぞれゲームをプレイすることになる。また 各サテライト部SAは、サテライト抽選装置200 1をそれぞれ1つずつ備えており、そのサテラ ト抽選装置2001の周りに各ステーション部ST 並んで配置されている。

 ステーション部STは、主に、メダル投入 構(投入部)2100と、プレイフィールド2500と、 示しないステーション制御部と、表示部2700 とを有する。ステーション部STにおいて、上 手前側にはメダル投入機構2100が配置され、 上部奥側には表示手段として機能する表示部 2700が配置され、上部中央にはプレイフィー ド2500が配置される。ここで、「手前側」と プレイヤーがゲームする際に位置する側を 味し、「奥側」とはプレイヤーがゲームす 際に位置する側と反対側を意味し、「中央 とは上述した「手前側」と「奥側」との間 領域を意味する。

 メダル投入機構2100は、プレイヤーがゲー ムする際にメダルMをプッシャーゲーム機2000 投入するための機構である。メダル投入機 2100へ投入されたメダルMは、ステーション STの筐体内部における図示しないメダル搬送 経路を介してリフトアップホッパまで搬送さ れ、リフトアップホッパにおいて一時的に貯 留される。リフトアップホッパは、メダルM 蓄積するためのメダル貯留部と、メダルMを 定の高さまでリフトアップするためのリフ アップ部と、リフトアップされたメダルMを 所定のタイミングで排出するためのメダル排 出部(排出部)とを有する。また、メダル排出 の排出口には、排出されたメダルMをプレイ フィールド2500まで導くためのメダル排出経 2400が左右に揺動可能に設けられている。リ トアップ部の上端は、プレイフィールド2500 よりも上に配置される。これに伴い、リフト アップ部の上端に設けられたメダル排出部も プレイフィールド2500よりも上に配置される したがって、プレイフィールド2500下に設け れたメダル貯留部に一時蓄積されたメダルM は、リフトアップ部によりプレイフィールド 2500よりも上に持ち上げられた後、メダル排 部からメダル排出経路2400を介してプレイフ ールド2500へ射出される。

 プレイフィールド2500内には、主に、メダ ルMを貯留するメダル載置台としてのメイン ーブル2501と、メインテーブル2501上に載置さ れたメダル押出部材としてのプッシャー部251 0とが設けられている。プッシャー部2510は、 ダルMを貯留する上面(これをサブテーブル いう。)と、サブテーブルから落下したメダ Mがスライドする傾斜テーブルと、メインテ ーブル2501に貯留されたメダルMを押進する押 壁とを有する。また、プッシャー部2510は、 プレイフィールド2500におけるメインテーブ 2501上にスライド可能に設けられており、一 の周期又は任意の周期で前後にスライド運 する。プッシャー部2510の一部(奥側)は、表 部2700下方に設けられた後述する収納部に収 納される。プッシャー部2510は、この収納部 ら出入するようにスライドすることで、前 に往復運動する。

 サブテーブルには、表示部2700の枠部材が 摺動可能に当接されている。したがって、プ ッシャー部2510が収納部へ収納される方向へ 動した際、その枠部材によってサブテーブ 上のメダルMが押進される。この押進により サブテーブル上の一部のメダルMが傾斜テー ブルへ落下する。サブテーブルから落下した メダルMの一部は、傾斜テーブルに設けられ メダル通過口としての開口部(これを「チャ カー」という。)に進入する。また、残りの メダルMは、そのままメインテーブル2501まで 下し、メインテーブル2501に貯留される。

 メインテーブル2501上のメダルMは、サブ ーブル上のメダルMと同様に、プッシャー部2 510のスライド運動により押進される。すなわ ち、メインテーブル2501上にはプッシャー部25 10が隙間無く載置されているため、プッシャ 部2510が収納部から搬出する方向へ移動した 際、プッシャー部2510の前面の押進壁によっ メインテーブル2501上のメダルMが押進される 。この押進により、メインテーブル2501上の 部のメダルMが落下する。落下したメダルMの うち、プレイヤー側の端(これを「前端」と う。)からメダル落下溝へ落下したメダルMは プレイヤーに払い出され、他のメダルM、例 ばメインテーブル2501の両サイド(これを「サ イド端」という。)から落下したメダルMはス ーション部ST内の所定の貯留部にストック れる。

 この他、ステーション部STは、図5に示す うに、少なくとも一方のサイドにボール投 機構2800を有する。ボール投入機構2800は、 述する異形物としての球状物体であるボー B1,B2をプレイフィールド2500へ投入するため 構成であり、ボール投入スロープ2801とボー 投入位置抽選機構2810とを有する。なお、ボ ールB1,B2は、後述するビンゴゲームを実行す ための抽選用物体である。

 ボール投入スロープ2801は、後述するボー ルキャリア2520から投入されたボールB1,B2をボ ール投入位置抽選機構2810まで重力により導 ための構成である。したがって、下りのス ープである。また、ボール投入位置抽選機 2810は、ボールB1,B2が投入されるプレイフィ ルド2500上の位置を抽選するための構成であ 。このように、後述するボールキャリア2520 からステーション部STへ投入されたボールB1,B 2は、ボール投入スロープ2801及びボール投入 置抽選機構2810を介して、プレイフィールド 2500に投入される。

 また、ステーション部STは、図5に示すよ に、少なくとも一方のサイドにボール運搬 構2900を有する。ボール運搬機構2900は、プ イフィールド2500におけるメインテーブル2501 からその手前側に設けられたメダル落下溝へ ボールB1,B2が落下したとき、そのボールB1,B2 サテライト抽選装置2001へ運搬するための構 であり、図示しないボール搬送経路と、ボ ル運搬部2910と、ボール運搬部走行スロープ 2901とを有する。ボール搬送経路は、メイン ーブル2501の前端下方に設けられ、その前端 ら落下したボールB1,B2をボール運搬部2910ま 導く。ボール運搬部2910は、ボール搬送経路 を介して受け取ったボールB1,B2をサテライト 選装置2001へ運搬するための構成であり、ス テーション部STの制御部の制御に従ってボー 運搬部走行スロープ2901を走行する。なお、 サテライト抽選装置2001へ運搬されたボールB1 ,B2は、ボールキャリア2520へ受け渡される。

 また、ステーション部STは、メダル払出 構2030を有し、このメダル払出機構を駆動す ことで、メインテーブル2501の前端からメダ ル落下溝へ落下したメダルMと同数のメダルM 、メダル投入機構2100の貯留部2101へ排出さ る。

 次に、本プッシャーゲーム機2000の制御系に ついて説明する。
 図6は、本プッシャーゲーム機2000のゲーム 御系の主要構成を示すブロック図である。 お、このブロック図は、説明の便宜上、ゲ ム進行に応じて各部を駆動させるための駆 制御系等の構成については省略されている
 本プッシャーゲーム機2000におけるゲーム制 御系の構成は、主に、ステーション部STの制 部2600と、サテライト抽選装置2001の制御部26 10と、センター抽選装置2002の制御部2620とか 構成される。ステーション部STの制御部2600 、主に後述のスロットゲーム及びビンゴゲ ムの全体的な進行制御を担い、サテライト 選装置2001の制御部2610は、主にビンゴゲーム の物理抽選の制御やボールB1,B2の搬送制御を い、センター抽選装置2002の制御部2620は、 に後述する単体ジャックポット抽選の制御 、本プッシャーゲーム機2000の全体制御を担 。

 ステーション部STの制御部2600は、主に、 御装置2601と、ROM2602と、RAM2603と、通信装置2 604とから構成される。制御装置2601は、ROM2602 記憶されている各種プログラムを実行し、 種制御を行う。ROM2602は、ステーション部ST 制御部2600で行うべき各種制御の実行プログ ラム等を記憶している。RAM2603は、各種デー あるいは情報を一時的に記憶するものであ 。通信装置2604は、サテライト抽選装置2001の 制御部2610との間でデータ通信を行うための のである。なお、図示していないが、ステ ション部STには、各種演出のためのスピーカ ーや照明装置等の演出部が設けられており、 制御装置2601は、これらの演出部を制御して 各種演出を行う。

 サテライト抽選装置2001の制御部2610は、 に、制御装置2611と、ROM2612と、RAM2613と、ス ーション側通信装置2614と、センター側通信 置2615とから構成される。制御装置2611は、RO M2612に記憶されている各種プログラムを実行 、各種制御を行う。ROM2612は、サテライト抽 選装置2001の制御部2610で行うべき各種制御の 行プログラム等を記憶している。RAM2613は、 各種データあるいは情報を一時的に記憶する ものである。ステーション側通信装置2614は 当該サテライト部SAに属する各ステーション 部STの制御部2600との間でデータ通信を行うた めのものである。センター側通信装置2615は センター抽選装置2002の制御部2620との間でデ ータ通信を行うためのものである。なお、図 示していないが、サテライト部SAには、各種 出のためのスピーカーや照明装置等の演出 が設けられており、制御装置2611は、これら の演出部を制御して、各種演出を行う。

 センター抽選装置2002の制御部2620は、主 、制御装置2621と、ROM2622と、RAM2623と、通信 置2624と、外部通信装置2625とから構成される 。制御装置2621は、ROM2622に記憶されている各 プログラムを実行し、各種制御を行う。ROM2 622は、センター抽選装置2002の制御部2620で行 べき各種制御の実行プログラム等を記憶し いる。RAM2623は、各種データあるいは情報を 一時的に記憶するものである。通信装置2624 、各サテライト部SAの制御部2610との間でデ タ通信を行うためのものである。外部通信 置2625は、LANを介して店舗サーバ5000等の外部 装置とデータ通信を行うためのものである。 なお、図示していないが、センター抽選装置 2002には、各種演出のためのスピーカーや照 装置等の演出部が設けられており、制御装 2621は、これらの演出部を制御して、各種演 を行う。

 以上の構成において、本プッシャーゲー 機2000では、プッシャーゲームのほか、図7 示すようなスロット用ゲーム画面を表示部27 00に表示してスロットゲームを実行するとと に、図8に示すようなビンゴ用ゲーム画面を 表示部2700に表示してビンゴゲームを実行す 。本プッシャーゲーム機2000では、センター 選装置2002を用いた単体ジャックポット抽選 も行う。なお、表示部2700には、後述する単 抽選での払出枚数を示す単体累積メダル枚 と、後述する全体ジャックポット抽選での 出枚数を示す目安払出量としての全体累積 ダル枚数も表示される。

 スロットゲームは、主にステーション部S Tにおける制御部2600がデジタル的に抽選する ジタル抽選ゲームである。このスロットゲ ムの開始条件は、プッシャー部2510の傾斜テ ーブルに設けられたチャッカーの何れかにメ ダルMが進入することである。表示部2700には 後述のビンゴゲームが進行していない期間 、図7に示すようなスロット用ゲーム画面が 表示され、チャッカーの何れかにメダルMが 入してスロット抽選開始条件が満たされる 、制御部2600は、3つのダイス状スロットDSを 転させる表示制御を行う。スロットゲーム おけるデジタル抽選では、制御部が所定の 選プログラムを実行し、生成した乱数を所 の当選テーブルに照らしていずれかの役に 選したか又はハズレたかを決定する。その 、制御部2600は、当選役が決定した場合には 表示部2700にその当選役に係る図柄の組み合 せが停止表示するように、3つのダイス状ス ットDSの回転を停止させる表示制御を行う

 本実施形態では、デジタル抽選の役とし 、プレイフィールド2500へ3枚のメダルを供 する小当たり役A、プレイフィールド2500へ8 のメダルを供給する小当たり役B、プレイフ ールド2500へボールB1を供給するボール供給 、プレイフィールド2500へ30枚のメダルを供 する通常ボーナス役、プレイフィールド2500 へ30枚のメダルを供給するとともに以後のデ タル抽選で当選確率が高めに設定された当 テーブルを用いる確変ボーナス役、サテラ ト抽選装置2001へボールB1を直接供給する直 サテライト役、センター抽選装置2002へボー ルB1を直接供給する直接センター役などが用 されている。各役の当選確率はこの順に低 なるように設定されている。なお、どのよ な役を用意し、各役をどのような当選確率 設定するかは任意である。例えば、メダルM をプレイヤーへ直接払い出すなど、種々の利 益をプレイヤーへ与えるように構成しても良 い。そして、これらの役に当選すると、ステ ーション部STの制御装置2601は、スピーカーや 照明装置等を制御して、当選を盛り上げるた めの個別演出を行う。

 ビンゴゲームは、2種類のボールB1,B2とサ ライト抽選装置2001とを用いた物理抽選によ り進行する物理抽選ゲームであり、サテライ ト抽選装置2001の制御部2610とステーション部S Tの制御部2600とによって進行する。なお、ビ ゴゲームにおいて、サテライト抽選装置2001 の制御部2610は主にビンゴゲームの当選ビン 数字を決定する抽選を制御し、そのサテラ ト抽選装置2001を含むサテライト部SAに属す 各ステーション部STの制御部2600が主にビン ゲームの演出やビンゴ成立の判定等の制御 担当する。本実施形態では、サテライト抽 装置2001でボールB1,B2を移動させることによ 、互いに異なる複数のビンゴ数字(抽選対象) の中から1つの当選ビンゴ数字(当選対象)を選 択するという物理抽選を行う。本実施形態の 物理抽選では、「1」~「9」のビンゴ数字の中 から1つの当選ビンゴ数字を選択する。そし 、これらの「1」~「9」のビンゴ数字がマト クス状に配列されたビンゴカードの配列情 を、例えばステーション部STの配列情報生成 手段として機能する配列情報生成部としての 制御部2600で各ステーション部STごとに個別に 生成する。その後、「1」~「9」のビンゴ数字 の画像(抽選対象画像)がその配列情報に従っ 配列されたビンゴカード画像BCが図8に示す うに各ステーション部STの表示部2700に表示 れる。そして、ビンゴが成立したりしたと には、ステーション部STの制御装置2601やサ ライト部SAの制御装置2611は、それぞれのス ーカーや照明装置等を制御して、ビンゴ成 を盛り上げるための個別演出を行う。

 単体ジャックポット抽選は、上述したビ ゴゲームにおけるサテライト抽選装置2001で の物理抽選でセンター抽選装置2002での単体 ャックポット抽選開始の権利が割り当てら た入賞スポットにボールB1,B2が入るか、上述 したスロットゲームで直接センター役に当選 するかのいずれかの単体ジャックポット抽選 の開始条件を満たすと、センター抽選装置200 2における制御部2620の制御装置2621は、ROM2622 記憶されている単体ジャックポット実行プ グラムを実行し、単体ジャックポット抽選 開始する。そして、センター抽選装置2002に いて、ボールB1を移動させることにより、 体ジャックポット賞かハズレ(単体ジャック ット賞以外の賞に当選する場合を含む。)か を決定するという物理抽選を行う。そして、 単体ジャックポット賞が当選すると、センタ ー抽選装置2002の制御装置2621は、スピーカー 照明装置等を制御して、単体ジャックポッ 賞の当選を盛り上げるための個別演出を行 。

 また、単体ジャックポット賞が当選する 、制御装置2621は、RAM2623から払出量データ ある単体JP貯留枚数データを読み出し、その データのカウント値が示す枚数分のメダルM 、当該ジャックポット抽選の開始条件を満 したステーション部STのプレイフィールド250 0へ供給するための処理を行う。このとき、 御装置2621からステーション部STにおける制 部2600の制御装置2601へメダル供給命令を出力 し、制御装置2601の制御の下で通常のメダル 給処理と同様の方法でメダルMをプレイフィ ルド2500へ供給するようにしてもよい。ただ し、単体ジャックポット賞に入賞したときに 供給されるメダル枚数は、単体JP貯留枚数デ タを初期値(例えば500枚)へリセットした時 ら、すべてのステーション部STへのメダル投 入枚数の一部に相当する枚数(例えば0.03枚)を 累積的に加算したものであるため、大量であ る。よって、通常のメダル供給処理とは別に 、独自のメダル供給機構を用いた処理として もよい。この場合、単体ジャックポット賞に 入賞したときの演出としても好適である。ま た、単体ジャックポット賞が当選すると、制 御装置2621は、RAM2623に記憶されている単体JP 留枚数データを初期値にリセットする。

〔スロットマシン3000〕
 次に、メダルゲーム機3000について説明する 。
 メダルゲーム機3000は、スロットマシンであ る。
 図9は、本実施形態に係るスロットマシン300 0の外観を示す斜視図である。
 このスロットマシン3000は、箱型の筺体3002 この筺体3002の前面側に開閉自在に取り付け れた前面パネル3003などを有する。前面パネ ル3003には、後述の変動表示ユニットの一部 表示するための表示窓3004、メダル投入口3005 、開始操作装置としてのスタートボタン3006 ダイス表示窓3007、クレジット清算ボタン3008 、スピーカー3009、メダル払出ロ3010aを有する メダル受皿3010、表示手段として機能する表 部としての演出パネル3011、カウント表示部3 014、BET操作部3015などが設けられている。演 部であるスピーカー3009及び演出パネル3011は 、本スロットマシン3000の演出手段として機 する。また、演出パネル3011には、後述する 体ジャックポット抽選での払出枚数を示す 安払出量としての全体累積メダル枚数等の 種情報が表示される。

 筺体3002の内部には、外周面上に複数種の 図柄がプリントされた3個の変動表示部とし のリールが組み込まれている。3つのリール( 以下、順に「左リール」、「中リール」、「 右リール」という。)は、それぞれ、ステッ ングモータで構成された図示しないリール 動モータによって回転駆動するようになっ いる。また、これらには、「白7」、「青7」 、「緑7」、「赤7」、「チェリー」、「ブラ ク」等の複数種の図柄が所定の順序でプリ トされている。なお、本実施形態において 「ブランク」の図柄は、いずれの役も構成 ない図柄である。また、CPUやROMその他種々 電子部品によって電子回路が形成されたメ ン制御回路基板、メダルを多数枚収容可能 メダルホッパを持つメダル払出装置、内部 ピーカーなども組み込まれている。

 図10は、前面パネル3003の一部を示す詳細正 図である。
 各リールの所定の回転位置における約3コマ 分の図柄は、表示窓3004を通してプレイヤー 視認されるようになっている。この表示窓30 04には、すべてのリールにまたがるように5本 の入賞ラインILが描かれている。これらの入 ラインIL上に予め定められた賞群に対応す 役に係る図柄の組合せが揃う(以下、単に「 が揃う」という。)と、メダル受皿3010にメ ルが払い出されたり、特別ゲームを行うこ ができる特別ゲーム期間に移行したりとい ゲーム価値がプレイヤーに付与される。な 、本実施形態にかかるスロットマシン3000で 、5本の入賞ラインILを設けているが、入賞 イン数をこれより少なくあるいは多くして よい。また、入賞ラインは、プレイヤーに り視認できるものでなく、スロットマシン 停止制御を行う後述のCPU17aが認識できるも であればよい。
 カウント表示部3014は、クレジット表示器301 4a、ボーナスカウント表示部3014b、メダル払 枚数表示器3014cなどを備えている。
 また、BET操作部3015は、1BETボタン3015a、マッ クスBETボタン3015bの2つのボタンから構成され ている。

 図11は、本スロットマシン3000の主要構成に わる制御ブロック図である。
 本スロットマシン3000のメイン制御部3100は 制御装置3101と、3つのリールの駆動制御を行 うリール制御装置3102と、ゲームに必要な各 プログラムおよび各種データベース等が記 された記憶装置3103と、カウント表示部3014の 表示制御を行う表示制御装置3104と、演出パ ル3011等の照明を制御する照明制御装置3105と 、スピーカー3009から出力する音を制御する 響制御装置3106と、LANを介して店舗サーバ5000 等の外部装置とデータ通信を行うための外部 通信装置3107とを備える。メイン制御装置1101 、これらの装置のほか、メダル投入センサ3 022、BET操作部3015、メダル払出装置3018などに 接続されている。

 次に、本スロットマシン3000のゲームの流れ について説明する。
 ゲームを行う前に、まず、プレイヤーは、 の準備として、メダルをメダル投入口3005に 投入する必要がある。プレイヤーによってメ ダルがメダル投入口3005に投入されると、こ メダルは図示しない通路を通ってメダルホ パに落ちる。この通路には、規定よりも小 いメダルを落とし込んでメダル払出ロ3010aに 戻すための落下口、メダルの通過を阻止して メダル払出ロ3010aに戻したり許可したりする めのメダルブロックソレノイド、通過した ダルを1つずつ検知するためのフォトセンサ 等で構成されたメダル投入センサ3022などが けられている。メダルを検知したメダル投 センサ3022から出力されるメダル検知信号は メイン制御部3100の制御装置3101に送られる これを受けて、制御装置3101は、表示制御装 3104により、クレジット表示器3014aに表示カ ント値を1つ増加させるための制御を行うと ともに、記憶装置3103に格納されたクレジッ 枚数データを1つ増加させる。通常は、複数 のメダルを一度に投入して、クレジット枚 をある程度多くしておく。そして、プレイ ーがBET操作部3015を操作してベット操作を行 うと、制御装置3101は、記憶装置3103に格納さ たクレジット枚数データをベット枚数分だ 減らすとともに、クレジット表示器3014aの 示カウント値をベット枚数分だけ減らすた の制御を行う。また、制御装置3101は、ベッ 枚数に応じて有効になった入賞ラインILを 識する。なお、有効な入賞ラインIL上に役が 揃わないと、有効でない入賞ラインIL上で役 揃っても入賞とはならない。

 プレイヤーによりスタートボタン3006が操 作されると、開始命令受付部である制御装置 3101は、記憶装置3103に格納されている開始命 受付プログラムを実行することで、開始命 受付手段として機能し、そのスタートボタ 3006からの変動表示開始命令を受け付ける。 この変動表示開始命令を受け付けた制御装置 3101は、まず、リール制御装置3102により、す てのリールの回転駆動を開始させる。また 変動表示開始命令を受け付けた制御装置3101 は、記憶装置3103に格納されている賞群抽選 ログラムを実行することで、複数の賞群の からいずれかの賞群が選択される当選又は ずれの賞群も選択されないハズレを決定す 内部抽選を行う手段として機能し、内部抽 を行う。この内部抽選は、乱数発生回路か 送られてくる乱数のデータを、記憶装置3103 記憶されている賞群抽選テーブルに照らし わせて行う。この賞群抽選テーブルは、各 数と、賞群のいずれか又はハズレとを関連 けたものである。このように関連付けられ ことで、いずれかの賞群がそれぞれ所定の 率で当選したり、ハズレが所定確率で発生 たりする。

 回転駆動を開始したリールの回転位置は 図示しないリール位置センサによってそれ れ検知される。そして、リール制御装置3102 は、各リール位置センサからの出力信号に基 づいて、リールの回転速度を演算していく。 リールの回転速度が安定化したら、リール制 御装置3102は、各リール位置センサからの出 信号に基づいて、各リール上の各図柄の位 を認識することができる。そして、制御装 3101は、記憶装置3103に格納されている停止制 御プログラムを実行し、上記内部抽選の抽選 結果に基づいて、入賞ライン上に所定の図柄 の組合せが停止表示するように、リール制御 装置3102によってリールの停止制御を行う。 体的には、内部抽選によりいずれかの賞群 当選した場合、その当選した賞群に対応す 役に係る図柄の組合せが入賞ラインIL上に停 止表示するように停止制御を行う。一方、内 部抽選によりいずれの賞群も選択されずにハ ズレた場合には、いずれの賞群にも対応しな い図柄の組合せを入賞ラインIL上に停止表示 るように停止制御を行う。

 通常ゲームにおいては、その通常ゲーム 対応する賞群抽選テーブルを用いて内部抽 を行う。この通常ゲームの内部抽選で当選 得る賞群には、「チェリー-ANY(図柄を問わ い)-ANY(図柄を問わず)」からなるチェリー役 対応するチェリー賞、「ANY7(「7」の色を問 ない)-ANY7(「7」の色を問わない)-ANY7(「7」の 色を問わない)」であって複数色の「7」から るANY7役に対応するANY7賞、「白7-白7-白7」と からなる白7役に対応する白7賞、「青7-青7-青 7」とからなる青7役に対応する青7賞、「緑7- 7-緑7」とからなる緑7役に対応する緑7賞、 赤7-赤7-赤7」とからなる赤7役に対応する赤7 などのメダル払出賞がある。内部抽選によ メダル払出賞のいずれかが当選してこれに 応する役が入賞ラインIL上に揃うと、制御 置3101は、カウント表示部3014のメダル払出枚 数表示器3014cに、入賞した賞に対応するメダ 払出枚数を表示させる。そして、制御装置3 101は、入賞した賞に応じた枚数のメダル払出 処理を行う。具体的には、制御装置3101は、 憶装置3103に格納されたクレジット枚数デー をこのメダル払出枚数の分だけ増加させる もに、クレジット表示器3014aのメダルクレ ットをこのメダル払出枚数の分だけ増加さ る制御を行う。メダルクレジットの上限値 越えた場合には、越えた分については、メ ル払出装置3018により、メダル払出ロ3010aか メダル受皿3010へメダルを払い出す。なお、 記賞群の記載順にしたがって払い出される ダル枚数が多い。

〔ジャックポットシステム〕
 次に、本システム全体で行う全体ジャック ット抽選について説明する。
 図12は、各店舗サーバ5000とともに全体ジャ クポット抽選の進行制御を行う管理サーバ4 000の制御ブロック図である。
 この管理サーバ4000は、主に、制御装置4001 払出量記憶手段として機能する払出量記憶 としての記憶装置4002、外部通信装置4003から 構成されている。記憶装置4002は、各種の制 プログラムを記憶しており、また、本シス ム全体の払出量データである全体累積メダ 枚数データを記憶する。外部通信装置4003は WANを介して各店舗の店舗サーバ5000等の外部 装置とデータ通信を行うためのものである。

 図13は、各店舗内のシステムを管理すると もに、管理サーバ4000及び当該店舗の各メダ ゲーム機との間でデータ通信を行うための 舗サーバ5000の制御ブロック図である。
 この店舗サーバ5000は、主に、制御装置5001 記憶装置5002、外部通信装置5003、店舗内通信 装置5004から構成されている。記憶装置5002は 各種の制御プログラムを記憶している。ま 、記憶装置5002は、本ゲームシステムを構成 する本店舗内のメダルゲーム機1000,2000,3000で 費されたメダルの一部である店舗内累積メ ル枚数データを記憶しており、また、管理 ーバ4000から送られてくる全体累積メダル枚 数データも記憶している。外部通信装置5003 、WANを介して管理サーバ4000等の外部装置と ータ通信を行うためのものである。外部通 装置5003は、LANを介して各メダルゲーム機100 0,2000,3000等とデータ通信を行うためのもので る。

 図14は、本実施形態における全体ジャック ット抽選の流れを示すシーケンスフロー図 ある。なお、図14では、説明上、メダルゲー ム機及び店舗サーバについてはそれぞれ1つ つ表示している。
 本ゲームシステムにおいて、各メダルゲー 機1000,2000,3000においてプレイヤーがメダル 消費すると、その消費分を示すデータがそ 店舗の店舗サーバ5000に送られる。店舗サー 5000の制御装置5001は、各メダルゲーム機1000, 2000,3000から送られてくるデータに基づき、こ の店舗サーバ5000に接続された店舗内のメダ ゲーム機1000,2000,3000でプレイヤーが消費した メダルの一部(例えば0.01枚)を、店舗内累積メ ダル枚数データとして記憶装置5002に累積的 記憶する。そして、制御装置5001は、記憶装 5002内の店舗内累積メダル枚数データを所定 のタイミングで管理サーバ4000へ送信する。 お、ここで送信する店舗内累積メダル枚数 ータは、前回の送信時点から今回の送信時 までの間に累積的に記憶された分である。

 管理サーバ4000は、各店舗サーバ5000から送 れてくる店舗内累積メダル枚数データを受 するたびに、そのデータが示す分のメダル 数を記憶装置4002内の全体累積メダル枚数デ タに累積的に加算していく。これにより、 ゲームシステムを構成するすべてのメダル ーム機で消費されたメダル枚数の一部(例え ば0.01枚)が全体累積メダル枚数データとして 計される。なお、本実施形態では、全体累 メダル枚数データの初期値を例えば1000枚と し、この初期値にプレイヤーが消費したメダ ル枚数の一部を累積的に加算していく。
 本実施形態では、上述したプッシャーゲー 機2000でも、単体ジャックポット抽選を行う が、この単体ジャックポット抽選の累積メダ ル枚数データは、そのプッシャーゲーム機200 0で消費されたメダル枚数のみから計算され ものである。一方、管理サーバ4000で管理運 する全体ジャックポット抽選の累積メダル 数データは、本ゲームシステムを構成する メダルゲーム機で消費されたメダル枚数か 計算されるものである。よって、ジャック ット抽選で当選したときにその当選者に払 出されるメダル枚数を多くすることができ 。

 具体的な処理の流れについて説明すると 管理サーバ4000の制御装置4001は、各店舗サ バ5000から所定のタイミング(例えば10分ごと) で送信される店舗内累積メダル枚数データを 受信することにより、まず、図14に示すよう 、記憶装置4002の全体累積メダル枚数データ への累積加算処理を行う。その後、払出量デ ータ出力部である制御装置4001は、払出量デ タ出力手段として機能し、この時点におい 記憶装置4002に記憶されている全体累積メダ 枚数データを、先ほど受信した店舗内累積 ダル枚数データの送信元である店舗サーバ5 000に送信する。この全体累積メダル枚数デー タは、その店舗サーバ5000の払出量データ受 手段として機能する払出量データ受信部と ての制御装置5001に受信される。そして、払 量データ送信部である制御装置5001は、払出 量データ送信手段として機能し、受信した全 体累積メダル枚数データを各メダルゲーム機 1000,2000,3000に送信する。このとき、各メダル ーム機1000,2000,3000に送信される全体累積メ ル枚数データは同じデータである。この全 累積メダル枚数データを受信した各メダル ーム機1000,2000,3000では、それぞれの目安払出 量としての全体累積メダル枚数の表示を受信 した全体累積メダル枚数データに基づいて更 新する。

 本実施形態における全体ジャックポット抽 の開始条件は、管理サーバ4000が店舗サーバ 5000から店舗内累積メダル枚数データを受信 ることである。
 本実施形態では、管理サーバ4000の制御装置 4001は、各店舗サーバ5000からの店舗内累積メ ル枚数データを受信すると、全体ジャック ット抽選プログラムを実行し、まず、グル プ抽選としての店舗抽選を行う。この店舗 選では、生成された乱数を所定の当選テー ルに照らして、そのデータの送信元の店舗 ついて当選か又はハズレかを決定する抽選 行う。この店舗抽選で当選が決定された場 、制御装置4001は、その抽選の開始条件とな った店舗内累積メダル枚数データを送信した 店舗サーバ5000に対し、店舗抽選で当選した の当選データを送信する。

 他の方法としては、例えば次のような方 も挙げられる。すなわち、管理サーバ4000の 制御装置4001は、いずれかの店舗サーバ5000か 店舗内累積メダル枚数データを受信すると 全体ジャックポット抽選プログラムを実行 、生成された乱数を所定の当選テーブルに らしていずれの店舗が当選したか又はいず の店舗も当選しないハズレであるかを決定 る店舗抽選を行う。この店舗抽選では、必 しも当選する店舗が決まらなくても良い。 たがって、店舗抽選ではいずれの店舗も当 しない場合があり得る。店舗抽選でいずれ の店舗の当選が決定された場合、制御装置4 001は、その当選に係る店舗の店舗サーバ5000 対し、店舗抽選で当選した旨の当選データ 送信する。

 なお、全体ジャックポット抽選の開始条 は、上述した条件に限らず、適当な時間間 で発生し得る何らかの条件であればどのよ な条件であってもよい。例えば、予め決め れた一定時間が経過するという条件を全体 ャックポット抽選の開始条件としてもよい

 当選データを受信した店舗サーバ5000は、 これに接続された店舗内のメダルゲーム機100 0,2000,3000でプレイするどのプレイヤーを全体 ャックポット賞の当選者とするかを決定す ための処理を行う。この処理では、その店 内から全体ジャックポット抽選の当選者が たことを知らせ、自分が当選者かも知れな という期待感を起こさせたり、だれが当選 たのかという興味を沸かせたりして、店舗 体でプレイヤーやギャラリー等の注目を集 るための事前報知用演出(以下「全体ジャッ クポット事前演出」という。)を行う。この 体ジャックポット演出は、店舗内の全メダ ゲーム機1000,2000,3000で同時に行う必要がある が、各メダルゲーム機1000,2000,3000でのゲーム 行との関係で、その演出を行う時期(全体ジ ャックポット演出時期)を調整する必要があ 。なぜなら、各メダルゲーム機1000,2000,3000は 、それぞれ独自にゲームを進行しており、そ の進行状況によってはそのゲーム進行を全体 ジャックポット演出で妨げることがプレイヤ ーの楽しみを大きく低下させて好ましくない 場合があるからである。

 例えば、競馬ゲーム機1000では、フィール ド部1002を用いたレース再現中に、突然、全 ジャックポット演出が始まると、その競馬 ーム機本来のゲームの盛り上がりを著しく 下させてしまい、好ましくない。また、例 ば、プッシャーゲーム機2000では、ビンゴゲ ムの物理抽選や単体ジャックポット抽選の うに大量のメダル払い出しが期待できるよ な抽選の最中に、突然、全体ジャックポッ 演出が始まると、そのプッシャーゲーム機 来のゲームの盛り上がりを著しく低下させ しまい、好ましくない。また、例えば、ス ットマシン3000では、緑7賞や赤7賞等の大量 メダル払い出しが決定したときの当選演出 最中に、突然、全体ジャックポット演出が まると、プレイヤーの喜びを著しく低下さ てしまい、好ましくない。

 一方で、それぞれのメダルゲーム機1000,2000, 3000には、それぞれのゲーム進行を全体ジャ クポット演出で妨げても、そのメダルゲー 機本来の楽しさを低下させる等の悪影響が ない時期も存在する。例えば、競馬ゲーム 1000では、プレイヤーによるメダルをベット ための時期すなわち馬券を購入するための 期であれば、悪影響が少なく、全体ジャッ ポット演出を開始させるのに適している。 た、例えば、プッシャーゲーム機2000では、 大量のメダル払い出しが期待できる抽選の最 中やその当選演出の最中を除いた時期であれ ば、悪影響が少なく、全体ジャックポット演 出を開始させるのに適している。また、例え ば、スロットマシン3000では、1回のスロット ームを終了してから次のスロットゲームを 始するまでの間、具体的には、前回のスロ トゲームにおけるハズレが決定した後や当 演出が終了した後から、次のスロットゲー のスタートボタン3006が操作される前までの 時期であれば、悪影響が少なく、全体ジャッ クポット演出を開始させるのに適している。
 本実施形態の各メダルゲーム機1000,2000,3000 は、ここに例示したゲーム進行状況が全体 ャックポット演出を行い得る状況として、 め設定されている。

 図15は、全体ジャックポット演出時期の決 処理を説明するためのシーケンスフロー図 ある。
 当選データを受信した店舗サーバ5000は、ま ず、全メダルゲーム機1000,2000,3000に対し、LAN 通じて、ゲーム進行状況が全体ジャックポ ト演出を行い得る状況になる時期を問い合 せる。この問い合わせに対し、各メダルゲ ム機1000,2000,3000の時期予測処理部である制 装置1101,2621,3101は、それ単体で又は他の制御 装置1201,2601,2611と協働して、時期予測処理手 として機能し、時期予測プログラムを実行 て、それぞれのゲーム進行状況が予め決め れている上述した設定状況になる時期を予 するための処理を行う。そして、各メダル ーム機1000,2000,3000の制御装置1101,2621,3101は、 予測した時期を示す全体演出可能時期情報を 、外部通信装置1108,2625,3107から店舗サーバ5000 へ返信する。店舗サーバ5000の全体演出時期 定部である制御装置5001は、全体演出時期決 手段として機能し、各メダルゲーム機1000,20 00,3000から送られてくる全体演出可能時期情 に基づいて全体ジャックポット演出を行う 体演出時期を決定する。具体的には、各全 演出可能時期情報に基づき、全メダルゲー 機1000,2000,3000の全体演出可能時期が互いに重 複する最も早い時期を特定し、これを全体演 出時期として決定する。そして、決定した全 体演出時期の情報を各メダルゲーム機1000,2000 ,3000に送信する。これを受信した各メダルゲ ム機では、その決定した全体演出時期に、 らのゲーム進行状況が全体ジャックポット 出を行い得る予め決められた上述の設定状 となるように、ゲーム進行を制御する。な 、具体的な制御の方法は、上述した設定状 を各メダルゲーム機1000,2000,3000に記憶して いて、この記憶されている設定状況の情報 読み出してゲーム進行制御を行うか、ある は、上述した設定状況を予めゲーム進行制 用のプログラムに組み込んでおき、そのプ グラムの内容に従ってゲーム進行制御を行 。

 なお、店舗サーバ5000の制御装置5001が決定 た全体演出時期にちょうど上述の設定状況 なるようにするには、個々のメダルゲーム 1000,2000,3000でゲーム進行の微調整を行う必要 が生じることがある。
 この微調整の方法としては、競馬ゲーム機1 000では、例えば、各レース終了後に実行する レース再現ムービーの再生処理において、レ ース再現ムービーの再生時間を短くしたり長 くしたりする方法が挙げられる。具体的には 、レース再現ムービーの再現開始時をレース の中盤とするか終盤とするか等によって再生 時間を短くしたり長くしたりすることができ る。
 また、プッシャーゲーム機2000では、例えば 、各ステーション部STで行われるスロットゲ ムにおいて、3つのダイス状スロットDSの回 を開始してから停止させるまでの時間を長 したり短くしたりする表示制御によって微 整を行う方法が挙げられる。具体的には、 えば3つのダイス状スロットDSの回転を開始 てから停止させるまでの映像の再生速度を くしたり短くしたりするようにしてもよい この場合、映像自体の編集が必要ないので 表示処理が容易である。
 また、スロットマシン3000では、例えば、3 のリールの回転を開始してからこれらを停 させるまでの時間を長くしたり短くしたり る駆動制御によって微調整を行う方法が挙 られる。

 なお、微調整の方法は、上述したものに限 ず、各メダルゲーム機1000,2000,3000のゲーム 容等に応じて適宜決定される。
 特に、デジタル抽選を行うゲーム機であれ 、上記プッシャーゲーム機2000のようにその 抽選演出用の映像を表示する時間を長くした り短くしたりする方法が有効である。

 なお、全体演出時期の決定方法はこれに限 ない。
 例えば、店舗サーバ5000の演出タイミング決 定部である制御装置5001を演出タイミング決 手段として機能させ、各メダルゲーム機1000, 2000,3000に全体演出可能時期を問い合わせるよ うなことをせずに、所定の全体演出時期決定 条件に従って全体演出時期を決定する。そし て、決定した全体演出時期を各メダルゲーム 機1000,2000,3000に送信し、各メダルゲーム機に いて、その決定した全体演出時期に、自ら ゲーム進行状況が全体ジャックポット演出 行い得る予め決められた上述の設定状況と るように、ゲーム進行の制御を行わせるよ にしてもよい。この方法は、本ゲームシス ムを構成するメダルゲーム機がゲーム進行 況のコントロールの自由度が高いものであ 場合に特に有効である。

 店舗サーバ5000が決定した全体演出時期が 到来すると、図14に示すように、店舗サーバ5 000の制御装置5001は、各メダルゲーム機1000,200 0,3000でプレイしているプレイヤーを認識する ためのプレイヤー在席確認処理を行う。具体 的には、全メダルゲーム機1000,2000,3000に対し LANを通じて、プレイヤーの在席確認を問い わせる。この問い合わせを受けたメダルゲ ム機1000,2000,3000では、それぞれのゲーム内 に応じたプレイヤー在席確認処理を行う。

 具体的には、競馬ゲーム機1000は、複数のス テーションそれぞれでプレイヤーがプレイで きるので、各ステーションごとにゲームをプ レイしているプレイヤーが存在するか否かを 確認する処理を行う。この確認方法としては 、例えば、磁気カード差込口1015に磁気カー が挿入されているステーションにはプレイ ーが存在すると判断する方法が挙げられる
 また、プッシャーゲーム機2000も、複数のス テーション部それぞれでプレイヤーがプレイ できるので、各ステーション部ごとにゲーム をプレイしているプレイヤーが存在するか否 かを確認する処理を行う。この確認方法とし ては、例えば、メダル投入機構2100の貯留部21 01上にメダルが存在するステーション部には レイヤーが存在すると判断する方法が挙げ れる。
 また、スロットマシン3000は、プレイヤー1 でプレイするものなので、そのスロットマ ン3000でゲームをプレイしているプレイヤー 存在するか否かを確認する処理を行う。こ 確認方法としては、例えば、記憶装置3103に 1以上のクレジット枚数データが記憶されて る場合にはプレイヤーが存在すると判断す 方法が挙げられる。
 なお、プレイヤー在席確認の方法は、上記 例に限らず、他のあらゆる方法を採用する とができる。

 各メダルゲーム機1000,2000,3000は、プレイ ーの在席確認処理を行ったら、その処理結 である在席確認情報を外部通信装置1108,2625,3 107から店舗サーバ5000へ返信する。店舗サー 5000の制御装置5001は、各メダルゲーム機1000,2 000,3000から送られてくる在席確認情報に基づ て特定される、プレイヤーがプレイしてい ステーション若しくはステーション部又は ロットマシン(以下「ステーション等」とい う。)を認識する。そして、制御装置5001は、 選者決定抽選プログラムを実行し、認識し ステーション等をそれぞれ抽選対象とし、 ずれの抽選対象が当選するかを決定する当 者決定抽選処理を行う。具体的には、各抽 対象が均等な当選確率である当選テーブル 生成し、この当選テーブルに照らして生成 れた乱数に対応する抽選対象を選定し、選 した抽選対象を当選したと決定する。本実 形態では、この当選者決定抽選処理におい 、全体ジャックポット賞のほかに、固定枚 の大当たり(ビッグボーナス賞)、固定枚数 中当たり(ミドルボーナス賞)、固定枚数の小 当たり(スモールボーナス賞)が用意されてい 。よって、制御装置5001は、これらの賞につ いて順次、上述した方法で、当選する抽選対 象を決定する。

 なお、ここでは、各抽選対象の当選確率 均等なものとしているが、均等でなくても い。例えば、店舗サーバ5000では、各メダル ゲーム機1000,2000,3000からメダル消費データを 期的に受信しているため、今回の全体累積 ダル枚数データを増加させるのに寄与した メダルゲーム機1000,2000,3000ごとの寄与度、 なわち今回の全体累積メダル枚数データを 加させるために各メダルゲーム機1000,2000,3000 から受信したメダル消費データの比率、を特 定することができる。この比率が高いメダル ゲーム機に対応する抽選対象については当選 確率を相対的に高くし、この比率が低いメダ ルゲーム機に対応する抽選対象については当 選確率を相対的に低くするようにしてもよい 。

 このようにして当選者決定抽選処理を終 、各賞に当選したステーション等を決定し ら、店舗サーバ5000の制御命令送信部である 制御装置5001は、制御命令送信手段として機 し、その当選結果を各メダルゲーム機1000,200 0,3000に通知するとともに、全体演出制御命令 を各メダルゲーム機1000,2000,3000に送信する。 れにより、本店舗サーバ5000に接続された各 メダルゲーム機1000,2000,3000の演出部を利用し 全体ジャックポット演出が行われる。

 次に、全体ジャックポット演出について説 する。
 店舗サーバ5000から全体演出制御命令を受け た各メダルゲーム機1000,2000,3000では、その抽 対象に係るステーション等のディスプレイ1 011、表示部2700、演出パネル3011には、図16に すような全体ジャックポット抽選が開始さ る旨のジャックポット開始画面が同時期に 示される。なお、抽選対象ではないステー ョン等、すなわち、プレイヤーがゲームを レイしていないと判断されたステーション については、このジャックポット開始画面 表示されない。

 ここで、本実施形態では、抽選対象では いステーション等については、全体ジャッ ポット演出中でも、そのメダルゲーム機の ームをプレイヤーがプレイすることができ 。そのため、全体ジャックポット演出中に その抽選対象ではないステーション等での ーム進行に応じた個別演出が行われる可能 がある。全体ジャックポット演出中に、そ 演出とは関係ない個別演出が行われると、 の個別演出により全体ジャックポット演出 妨げられ、全体ジャックポット演出の良さ 低下させてしまうおそれがある。そこで、 実施形態では、抽選対象ではないステーシ ン等については、全体ジャックポット演出 は、そのゲーム進行に応じた個別演出を行 ない、あるいは目立たないように音量や光 等を控えめに演出するように制御する。

 また、各メダルゲーム機1000,2000,3000の事 報知用演出制御部である制御装置1101,2621,3101 は、それ単体で又は他の制御装置1201,2601,2611 協働して、事前報知用演出制御手段として 能し、全体演出プログラムを実行すること より全体ジャックポット演出処理を行う。 しくは、各メダルゲーム機1000,2000,3000のス ーカーや照明装置等の演出部に、全体ジャ クポット演出の一部を担う演出を行わせる とで、本店舗サーバ5000に接続された全メダ ゲーム機1000,2000,3000が互いに連携した単一 全体演出(全体ジャックポット演出)を行う。 具体的には、例えば、すべてのメダルゲーム 機1000,2000,3000で、同じタイミングで青色と赤 の照明を交互に発するようにしたり、同じ イミングでいずれかのメダルゲーム機でプ イするプレイヤーが全体ジャックポット賞 当選した旨を知らせる同じ音楽や効果音を 力したりする。

 なお、本実施形態では、各メダルゲーム機1 000,2000,3000の演出部は、互いに異なるハード ェアで構成されているため、全く同じ演出 行うということはできない。よって、あえ 各メダルゲーム機1000,2000,3000で互いに異なる 演出を行わせて、全体として統一感のある全 体ジャックポット演出を行うようにしてもよ い。例えば、音楽や効果音について、競馬ゲ ーム機1000は低音パートを担当し、プッシャ ゲーム機2000は中音パートを担当し、スロッ マシン3000は高音パートを担当するというよ うにしてもよい。
 また、各メダルゲーム機1000,2000,3000の演出 が行う演出が互いに同期して全体として統 感のある演出となるものであれば、全体ジ ックポット演出の具体的な方法としては、 々な演出方法が考えられる。

 このようにして全体ジャックポット演出 開始されることで、当該店舗内にいるプレ ヤーやギャラリーは、その店舗内のメダル ーム機1000,2000,3000でプレイするプレイヤー 誰かが全体ジャックポット賞に当選したこ を知る。これにより、プレイヤーは自分が ャックポット賞に入賞したかもしれないと う大きな期待感を抱いて、その抽選結果の 知を待つことになる。

 全体ジャックポット演出が開始された後 各表示部1011,2700,3011には、図16に示したジャ ックポット開始画面に続いて、図17に示すよ なスロット画面が表示される。そして、ス ット画面の3つのリール画像が変動表示を開 始した後、各表示部1011,2700,3011には、それぞ 対応するステーション等について当選した 又はハズレに応じたシンボルが停止表示す ように、3つのリール画像の停止表示制御が なされる。具体的には、本実施形態には、上 述したように、全体ジャックポット賞、払出 賞であるビッグボーナス賞、払出賞であるミ ドルボーナス賞、払出賞であるスモールボー ナス賞という4つの賞があり、それぞれの賞 対応するシンボルの組み合わせがスロット 面に停止表示されるように停止表示制御が される。より詳しくは、全体ジャックポッ 賞に当選したステーション等の表示部1011,270 0,3011には、3つのAシンボルのゾロ目が停止表 するように停止表示制御がなされる。ビッ ボーナス賞に当選したステーション等の表 部1011,2700,3011には、3つのBシンボルのゾロ目 が停止表示するように停止表示制御がなされ る。ミドルボーナス賞に当選したステーショ ン等の表示部1011,2700,3011には、AシンボルとB ンボルとが混在したシンボルの組み合わせ 停止表示するように停止表示制御がなされ 。スモールボーナス賞に当選したステーシ ン等の表示部1011,2700,3011には、左リール画像 及び中リール画像の両方にAシンボル又はBシ ボルが停止表示し、右リール画像にはAシン ボル及びBシンボルのいずれもが停止表示し い(ブランクシンボルが停止表示される)とい うシンボルの組み合わせが停止表示するよう に停止表示制御がなされる。

 なお、ジャックポット開始画面やスロッ 画面は、すべてのメダルゲーム機1000,2000,300 0で全く同じ画面である必要はなく、例えば これらの画面が表示されるハードウェアに じて適宜改変したものであったり、各メダ ゲーム機1000,2000,3000のゲーム内容に応じてア レンジしたものであったりしてもよい。

 また、本実施形態では、スロット画面上 リール画像の変動表示は、本店舗サーバ5000 に接続された全メダルゲーム機1000,2000,3000で 斉に開始するが、3つのリール画像の停止表 示の完了タイミングは、賞ごとに異なるよう になっている。具体的には、ハズレに対応す るステーション等が最も早く、スモールボー ナス賞、ミドルボーナス賞、ビッグボーナス 賞、全体ジャックポット賞の順に、停止表示 の完了タイミングが遅い。

 また、本実施形態では、スロット画面上 リール画像の変動表示が開始されてから、 止表示が完了するまでの間も、全体ジャッ ポット演出(事前報知用演出)が継続される 例えば、スロット画面上のリール画像の変 表示が開始した後、各メダルゲーム機1000,200 0,3000の抽選対象となっている対応するステー ション等の照明が互いに異なる期間のみ点灯 するようにして、照明が点灯しているステー ション等が順次切り替わるように演出する。 そして、各ステーション等におけるリール画 像の停止表示が完了するタイミングで、その ステーション等の照明が点滅するように、抽 選演出を行う。

 以上のようにして全体ジャックポット演 を終えたら、各賞に当選したステーション でプレイするプレイヤーに対して、その賞 応じた枚数のメダル払出処理が行われる。 のメダル払い出しについては、そのメダル ーム機1000,2000,3000のメダル払出部を利用し もよいし、店舗の従業員により払い出すア ンダントペイとしてもよい。

 本実施形態において、全体累積メダル枚数 ータは、全体ジャックポット賞に当選した レイヤーに払い出されるメダル枚数と、払 賞(ビッグボーナス賞、ミドルボーナス賞、 スモールボーナス賞)に当選したプレイヤー 払い出されるメダル枚数との合算値を示す のである。すなわち、全体ジャックポット の当選が決定したとき、その全体累積メダ 枚数データの一部である所定枚数のメダル 払出賞に当選したプレイヤーへ払い出し、 りの枚数のメダルを全体ジャックポット賞 当選したプレイヤーへ払い出す。この場合 各メダルゲーム機において個別に表示され 全体累積メダル枚数は、全体累積メダル枚 データが示すメダル枚数そのものではなく そのうちの全体ジャックポット賞に当選し ときに払い出されるメダル枚数を表示して よい。
 なお、全体累積メダル枚数データは、全体 ャックポット賞に当選したプレイヤーに払 出されるメダル枚数のみとし、払出賞(ビッ グボーナス賞、ミドルボーナス賞、スモール ボーナス賞)用のメダル枚数については全体 積メダル枚数データとは別のデータとして 持しておいてもよい。

 以上、本実施形態によれば、管理サーバ4 000の記憶装置4002に記憶されている払出量デ タとしての全体累積メダル枚数データを、 メダルゲーム機1000,2000,3000が直接受信するの ではなく、中継装置としての店舗サーバ5000 一旦受信し、店舗サーバ5000からその店舗内 各メダルゲーム機へ全体累積メダル枚数デ タを送信する。よって、同一店舗内(所定の グループ)に設置されたメダルゲーム機1000,200 0,3000間では、これらに表示される目安払出量 としての全体累積メダル枚数が常に同じにな る。なお、各メダルゲーム機1000,2000,3000に表 される全体累積メダル枚数が、そのときに ャックポット賞に当選したプレイヤーへ実 に払い出されるメダル枚数と異なっていて よい。また、本システムを構成する全メダ ゲーム機を店舗ごとにグループ分けせず、 えば店舗内を更にゲーム機設置エリアごと グループ分けしてもよい。

 また、本実施形態では、管理サーバ4000に よって選択された店舗(所定のグループ)に属 る各ゲーム装置でプレイするプレイヤーに し、その店舗に属するいずれかのメダルゲ ム機が全体ジャックポット賞に当選したこ を知らせる事前報知が行われる。この事前 知を受けたプレイヤーは、自分がジャック ット賞に当選するかもしれないという大き 期待感を抱くことになり、ジャックポット 選のゲーム性を高めることができる。

 なお、本実施形態のゲームシステムでは 本システムを構成する全メダルゲーム機を 舗サーバ5000ごと(店舗ごと)にグループ分け 、まず、管理サーバ4000において全店舗サー バ5000の中から当選に係る1つの店舗サーバ5000 を選択するか又はいずれも選択しないハズレ かを決定する店舗抽選(グループ抽選)を行い その後に当選に係る店舗サーバにおいてジ ックポット賞の当選者を決定する当選者抽 (装置抽選)を行うようにしている。これに り、管理サーバ4000の処理負荷を軽減でき、 規模なゲームシステムに対しても低コスト 対応可能となる。ただし、ジャックポット 選を、グループ抽選と当選者抽選というよ に複数段階に分けて行わずに、例えば管理 ーバ4000において1回の抽選でジャックポッ 賞に当選するプレイヤーを選択するか又は ずれも選択しないハズレかを決定するよう してもよい。この場合でも、その当選した レイヤーがプレイするメダルゲーム機が設 された店舗の店舗サーバ5000に接続された各 ダルゲーム機1000,2000,3000で事前報知用演出 行う。

 また、本実施形態では、当選した店舗サ バ4000に接続されたメダルゲーム機1000,2000,30 00それぞれに備わった演出部を用いて行う事 報知用演出によって、これらのメダルゲー 機1000,2000,3000でプレイするいずれかのプレ ヤーが全体ジャックポット賞に当選したこ を知らせる事前報知を行うが、事前報知は れに限られない。例えば、これらのメダル ーム機1000,2000,3000とは別の独立した専用装置 等による演出又は情報報知によって、これら のメダルゲーム機1000,2000,3000でプレイするい れかのプレイヤーが全体ジャックポット賞 当選したことを知らせるようにしてもよい

 また、本実施形態のゲームシステムに適用 能なメダルゲーム機は、上述した種類のも に限らず、広く適用することが可能である
 また、本実施形態の店舗サーバ5000は、本ジ ャックポットシステムに参加しているメダル ゲーム機1000,2000,3000のみが接続された本ゲー システム専用の装置であるが、本ジャック ットシステムに参加していない他のゲーム も接続された一般の店舗サーバであっても い。

 なお、上記実施形態において、コンピュ タプログラム等のソフトウェアにより実現 れている手段は、回路、チップ等のハード ェアにより実現してもよく、また、回路、 ップ等のハードウェアにより実現されてい 手段は、コンピュータプログラム等のソフ ウェアにより実現してもよい。