武蔵エンジニアリング株式会社 (〒11 東京都三鷹市井口1-11-6 Tokyo, 1810011, JP)
| 作業者が進入可能な第一の方向に延出された通路を有する架台と、 前記架台の上方で第一の方向と異なる第二の方向に延伸されたフレームと、 前記通路を含む架台上を第一の方向に移動自在に構成されたテーブルと、 前記テーブルと対向してフレームに配設され、第二の方向に移動自在の作業ヘッドとを備え、 前記テーブルと前記作業ヘッドとを相対移動させて、テーブル上に載置されたワークに所望の作業をする作業装置。 |
| 前記通路は、前記フレームの下方まで延出されており、 前記テーブルは、前記架台上の通路と重ならない位置まで移動できることを特徴とする請求項1の作業装置。 |
| 前記架台は、通路を除く上面から下面を貫通する複数の孔を有する格子構造からなることを特徴とする請求項1または2の作業装置。 |
| 前記通路に進入するための開口扉と、前記架台上に設けられた作業装置を覆う方形状のカバーとを備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかの作業装置。 |
| 前記フレームは、作業ヘッドを覆うヘッドカバーを備え、該ヘッドカバーは、その上端部が、前記カバーの天井の近傍に位置する高さに構成されることを特徴とする請求項4の作業装置。 |
| 前記ヘッドカバーは、その上面が通路と反対側に下る斜面で構成されることを特徴とする請求項5の作業装置。 |
| 前記作業ヘッドは、ノズルの先端から液材を吐出する液材吐出ヘッドであることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかの作業装置。 |
| 前記通路の終端部に、前記架台と独立した架台に配設された秤量器が設置されることを特徴とする請求項7の作業装置。 |
| 前記フレームは、複数の作業ヘッドが配設されることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかの作業装置。 |
| 前記フレームは、第一の方向に移動自在に構成されることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかの作業装置。 |
本発明は、フレームの延伸方向に移動可能
作業ヘッドを有するガントリー型の作業装
に関し、より詳細には、前記作業ヘッドの
ンテナンス作業を容易にする人が進入可能
通路を有する作業装置に関する。
なお、本明細書における「液材」には、溶
、水溶液といった低粘度の液体から、グリ
、接着材といった粘稠状体に至る広範な粘
範囲に含まれる液体材料のことであり、フ
ラー、固体粒子を含む液体材料を含み、銀
ースト、半田ペーストといったペースト状
流動体が含まれる。
また、本明細書における「吐出」には、液
をノズルから離間する前にワークに接触さ
るタイプの吐出および液材をノズルから離
した後にワークに接触させるタイプの吐出
含まれる。
ワークが載置されるテーブルと、作業ヘッ
を有するフレーム(ビームまたはガントリー
フレームとも言う。)を有する作業装置があ
、一般にガントリー型作業装置と呼ばれる
作業ヘッドと相対動するワークに対して所
の作業を行うためのガントリー型の作業装
としては、例えば、液晶表示パネルの製造
おけるシール剤を塗布する装置、太陽電池
ネルのパターニング装置、半導体デバイス
欠陥検査装置等がある。
この種の装置は、ワークの大型化に伴い装
本体そのものが大型化される傾向にあり、
えば、第8世代と呼ばれる液晶表示パネル用
のガラス基板のサイズは2160mm×2400mmであり、
業装置はこれを載置できるワークテーブル
備える必要がある。
門型構造のガントリー型液材塗布装置と ては、例えば特許文献1に、ペーストパター ンが形成される基板を保持する基板保持機構 が一方方向にのみ移動可能に保持され、基板 上にペーストを塗布する塗布ヘッドをそれぞ れ備え、前記塗布ヘッドを前記基板の移動方 向に対して直角方向に移動可能に構成したヘ ッド支持機構を2組設け、一方のヘッド支持 構は架台に固定し、他方のヘッド支持機構 前記基板の移動方向に移動可能に構成する 置が開示されている。
また、特許文献2には、テーブル上に搭載し
た基板上に所望形状のペーストパターンを塗
布描画するペースト塗布機において、基板の
ペーストパターンが塗布描画される面に平行
な面内で一方向に移動可能で、かつこの一方
向とは異なる方向に伸延するフレームと、フ
レームに配列されて、フレームの伸延方向に
移動可能にリニアモータが設けられ、かつペ
ースト収納筒とこのペースト収納筒に充填さ
れたペーストを吐出するペースト吐出口を有
するノズルとが設けられた複数の塗布ヘッド
と、ペースト吐出口がテーブルに搭載された
基板に対向する範囲内で、テーブルに対して
フレームを移動させるとともに、フレームに
対して複数の塗布ヘッドを移動させながら、
複数の塗布ヘッドのペースト吐出口からペー
ストを吐出させる制御をする制御手段とを備
え、複数の塗布ヘッドによって基板上に所望
形状のペーストパターンを塗布描画する構成
の装置が開示されている。
特許文献に例示される装置のように、作業
ッドがフレームの内側に取り付けられたガ
トリー型装置では、フレームを移動する作
ヘッドが常に架台の内側に位置するため、
業ヘッドをメンテナンスするためには、作
者が手を大きく伸ばしたりして作業を行う
要がある。特に、フレームに複数のヘッド
有するマルチヘッドタイプの装置において
、架台の外からは作業ヘッドに手が届かな
ものもあり、メンテナンスのために架台上
乗り上がったり、フレーム等に掴まったり
テーブル上に手をつくなど、クリーン性の
点から好ましくない体勢で作業を行わざる
得ない場合もあった。また、このような作
を行うことは、高精度に組み立てられた装
の精度を下げる原因にもなる。
しかも、架台上にはワークが載置されるテ
ブル等が配置されるため、作業者がその付
ないしはその上方でメンテナンス作業を行
ことは好ましくない。特に、高いクリーン
が要求される装置においては、テーブル付
等でのメンテナンスは好ましくなく、場合
よってはテーブル等にシート等を被せて作
を行わなくてはならなかった。
また、装置本体がカバー内に配置される場
には、より課題は深刻であった。メンテナ
スに際しては、カバー内に作業者が上半身
乗り入れてメンテナンスを行う必要がある
、作業性が悪く、クリーンな環境を要する
置内にほこりやゴミといったパーティクル
人体から生じる発塵物を持ち込むため好ま
くなく、また、メンテナンス作業中に工具
の接触や落下によりテーブル等を破損させ
という問題もあった。
しかも、メンテナンス時に生じたパーティ
ルがカバー内に滞留してしまい、かえって
リーン性が損なわれるという問題もあった
ところで、大型の作業装置においては、 送の容易性を実現することも解決すべき課 である。例えば、第8世代のガラス基板より も大きな筐体を有する作業装置などは、トラ ック等での搬送が難しく、搬送する際に分解 しなくてはならない場合があった。しかしな がら、作業装置は一つの場所で利用するもの であり、分解して移動することを前提とする もではなく、分解には非常に多くの時間と労 力が必要であった。特に、精密な作業を行う 装置においては、その組み立て作業も精密に 行わなくてはならず、十分な精度を確保する ための調整作業には高度な技術が必要とされ 、しかも、その組立には、クレーン等の重機 を要する場合があった。
上記課題を鑑み、本発明は、作業ヘッド メンテナンスが容易であり、かつ、クリー 性を損なわずにメンテナンスを行うことが きる、作業装置を提供することを目的とす 。
発明者は、巨大な架台により作業性が損な
れていることから、架台の不要部分に通路
設けることで、作業性を改善できるとの仮
のもと、本発明の創作をなした。架台に設
る通路の態様として、横断型と縦断型も検
したが、筐体の強度や搬送性を考慮した結
、コの字形状が最適であることを想到した
コの字形状の架台であれば、通路が無い部
で構造強度を高めることができるし、通路
梁を設けることで、進入性を損なわない範
で補強も可能である。
架台に通路を設けることの意義は、作業装
をカバーで覆う構成において、より顕著な
のとなる。一方で、通路内に進入すること
より、作業者自身からパーティクル等が生
るという問題がある。そこで、作業者が進
するメンテナンスエリアとワーク用のテー
ルの位置するエリアとを壁面で遮断するこ
で、かかる課題の解決を図った。
すなわち、第1の発明は、作業者が進入可能
な第一の方向に延出された通路を有する架台
と、前記架台の上方で第一の方向と異なる第
二の方向に延伸されたフレームと、前記通路
を含む架台上を第一の方向に移動自在に構成
されたテーブルと、前記テーブルと対向して
フレームに配設され、第二の方向に移動自在
の作業ヘッドとを備え、前記テーブルと前記
作業ヘッドとを相対移動させて、テーブル上
に載置されたワークに所望の作業をする作業
装置である。
第2の発明は、第1の発明において、前記通
は、前記フレームの下方まで延出されてお
、前記テーブルは、前記架台上の通路と重
らない位置まで移動できることを特徴とす
。
第3の発明は、第1または2の発明において、
記架台は、通路を除く上面から下面を貫通
る複数の孔を有する格子構造からなること
特徴とする。
第4の発明は、第1ないし3のいずれかの発明
おいて、前記通路に進入するための開口扉
、前記架台上に設けられた作業装置を覆う
形状のカバーとを備えることを特徴とする
第5の発明は、第1ないし4のいずれかの発明
おいて、前記フレームは、作業ヘッドを覆
ヘッドカバーを備え、該ヘッドカバーは、
の上端部が、前記カバーの天井の近傍に位
する高さに構成されることを特徴とする。
第6の発明は、第5の発明において、前記ヘ
ドカバーは、その上面が通路と反対側に下
斜面で構成されることを特徴とする。
第7の発明は、第1ないし6のいずれかの発明
おいて、前記作業ヘッドは、ノズルの先端
ら液材を吐出する液材吐出ヘッドであるこ
を特徴とする。
第8の発明は、第7の発明において、前記通
の終端部に、前記架台と独立した架台に配
された秤量器が設置されることを特徴とす
。
第9の発明は、第1ないし8のいずれかの発明
おいて、前記フレームは、複数の作業ヘッ
が配設されることを特徴とする。
第10の発明は、第1ないし9のいずれかの発明
において、前記フレームは、第一の方向に移
動自在に構成されることを特徴とする。
本発明によれば、作業装置の作業ヘッドの
ンテナンスが容易となり、しかも、クリー
性を損なわずにメンテナンスを行うことが
きる。
また、構造上、筐体サイズを抑えることが
きるため、搬送性も良好である。
図面に用いた主な凡例を以下に示す。
1 架台/2 支持体/3 フレーム/4 ヘッドスラ
ダベース/5 ヘッドスライダ/6 作業ヘッド/8
テーブルスライダベース/10 通路/12 テーブ
ル/13 秤量器/30 カバー/31~33 扉/34 開口部/35
スピーカー/36 モニター/37 非常停止ボタン/
38 操作パネル/39 表示灯/70 ヘッドカバー/71
ヘッド用扉/72 ヒンジ
本発明を実施するための最良の形態の作 装置は、作業者が進入可能な第一の方向に 出された通路を有する架台と、前記架台の 方で第一の方向と異なる第二の方向に延伸 れたフレームと、前記通路を含む架台上を 一の方向に移動自在に構成されたテーブル 、前記テーブルと対向してフレームに配設 れ、第二の方向に移動自在の作業ヘッドと フレームおよび作業ヘッドを覆うヘッドカ ーと、前記通路の端部に設けられた開口扉 、架台上に設けられた作業装置を覆う方形 のカバーとを備え、前記テーブルと前記作 ヘッドとを相対移動させて、テーブル上に 置されたワークに所望の作業をする作業装 であって、前記ヘッドカバーは、その上端 が、前記カバーの天井の近傍に位置する高 に構成されることを特徴とする。
最良の形態の本発明は、ワーク上に作業 する場合、第一方向の作業位置の調整はテ ブルを移動することで行い、第二方向の作 位置の調整は複数の作業ヘッドを所望の間 を保持したまま移動することで行うよう構 される。例えば、ワーク上に所望のパター を複数同時描画する作業に好適である。か る構成では、テーブルを第一の方向にのみ 動自在に構成すればよく、必要な駆動源を らすことができるため、筐体サイズの増大 抑えることができる。すなわち、架台のサ ズをテーブルの幅より若干広く構成すれば いため、従来のテーブルを第一および第二 方向に移動自在とする構造と比べ、筐体サ ズをコンパクトに構成することが可能であ 。
前記作業ヘッドは、リニアモータや回転モ
タ等の駆動源により、位置制御することが
能である。
作業ヘッドとしては、例えば、エアー圧力
よって貯留容器に貯留された液材を加圧し
ノズル先端から吐出された液材をワークに
着させて塗布する吐出装置、貯留容器に貯
された液材の上方に貯留容器の内壁面に密
して摺動するプランジャーを急速に移動停
させることにより、ノズル先端から液材を
間させた後にワーク表面に塗布する飛滴装
、ワーク表面に点状または線状に描画され
描画形状の少なくとも高さ、幅、断面積、
損のいずれかを検査する検査装置などであ
。同種の装置を複数配設してもよいし、異
る種類の装置を組み合わせて配設してして
よい。
また、フレームが移動するタイプの作業装
においては、カバーの内部に作業者が進入
なくとも作業が可能なように、移動したフ
ームの対向位置に開口扉を設け、作業性を
めてもよい。
また、複数のフレームを備える構成におい
は、全てのフレームに対して作業ができる
さの通路を設ける必要がある。
以上の構成を有する本発明の最良の形態の
置は、例えば、液晶パネル製造工程におい
、液晶漏出を防止するシール材の塗布に用
られる。ガラス基板から複数枚のパネルを
成する、いわゆる多面取り工法においては
一枚のガラス基板から、例えば、4面(2×2)、
9面(3×3)、20面(4×5)等、複数のパネルが作成さ
れるが、ここではパネル単位にシール材によ
る長方形パターンが描画形成される。例えば
、4×5のパネルを一枚のガラス基板から作成
る場合には、5つの塗布ヘッドを配設し、1行
目の5つのパターンを5つの塗布ヘッドで同時
描画し、1行目の塗布が終了した後は、2行
以降の塗布位置に塗布ヘッドを移動し、同
に5つのパターンを5つの塗布ヘッドで同時に
描画する。
但し、本発明の技術思想は、上記のような
布装置に限定されず、いわゆるガントリー
の作業装置であれば適用可能である。
以下では、本発明の詳細を実施例により 明するが、本発明はこれらの実施例によっ 何ら限定されるものではない。
《構造》
本実施例の液材塗布装置は、図1に示すよう
に、ワークが載置されるテーブル12を有する
の字形状の架台1と、架台1の短手方向(X方向
)を横断するフレーム3とを備える。図1中、符
号101はテーブル移動方向であり、符号102は塗
布ヘッド移動方向である。以下では、説明の
便宜上、図1の扉31側を前方または正面といい
、テーブル12側を後方または背面という場合
ある。
フレーム3の前方の面には、ヘッドスライダ
ベース4が配設されており、ヘッドスライダ
ース4にはヘッドスライダ5を介して複数の作
業ヘッド6がX方向に移動自在に取り付けられ
いる。
作業ヘッド6は、液体を吐出するノズルを有
する塗布ヘッドである。作業ヘッド6は、図
しない公知の駆動手段により、Z方向に移動
在に構成されている。各作業ヘッド6は、そ
れぞれ独立して移動することが可能である。
テーブル12は、通路10と平行に設けられたY
ライダベース8によりY方向に移動自在に構成
されている。なお、テーブル12に、ワークを
軸方向に移動させて所定の角度に位置決め
るためのθ回転手段を設けてもよい。
X方向およびY方向のスライダベースとし は、リニアモータ用マグネットおよび直動 イドを備える構成が例示されるが、この構 に限定されず、例えば、スライダベースに ータとモータに連動して回転するボールね を備え、スライダーにボールねじの回転に 動して直進移動するナットを備える構成と てもよい。
本実施例の架台1は、その前方にメンテナン
ス用の空間である通路10を備えている。通路1
0は、架台1の長手方向の略中央位置まで延出
れており、作業ヘッド6の直下まで形成され
ている。メンテナンス作業者は、扉31を開き
路10に進入することで、フレーム3に対して
前方または下方からメンテナンス作業を行
ことが可能である。通路10の下面には、補
のための梁が渡される場合があるが、作業
の進入を阻害するものではない。
架台1の下方部には、図示しない通信用ソケ
ットが設けられており、ネットワークケーブ
ルを介してPC等の外部端末と接続することに
り、装置の遠隔操作を可能としている。携
型の専用端末をネットワーク接続して遠隔
作を行ってもよいし、無線LAN等の通信手段
搭載して無線により遠隔操作できるように
てもよい。
また、架台1は、上方から見ると格子状に構
成されており、上方に設置されたファンから
のダウンフローにより、パーティクル等が除
去されやすい構造になっている。
通路10の終端部には、秤量器13が複数台設け
られている。秤量器13の台数は、作業ヘッド6
の数やコスト等の要素によって決まる設計事
項であるが、作業ヘッド6と同数設けられて
ることが好ましい。
秤量器13は、架台1と別途に設けられた秤量
用の架台11に配設されており、秤量器用の
台11は架台1と分離して床面に設置される(図2
参照)。秤量器13は、作業時においてはテーブ
ル12の下方に位置するが、図1に示すようにメ
ンテナンス時においてはテーブル12が後方へ
動することにより、露出された状態となる
なお、秤量器13には、テーブル12と干渉しな
いように、予め小型の皿やカップ等を配置し
ておくことが好ましい。
≪作動≫
ロボット等の自動搬送機により、背面から
ークが搬入され、テーブル12上にワークが
置される。この際、作業ヘッド6は、Z方向移
動手段によって上昇した位置(待避位置)に移
しており、ワークの搬入を妨げないように
っている。
テーブル12上へのワーク載置が完了すると
図示しない主制御部が、図示しないYスライ
ベース8を可動してテーブル12を移動し、ヘ
ドスライダ5を可動して作業ヘッド6をワー
と対向する所望位置に配置し、作業ヘッド6
備えるZ方向移動手段により作業ヘッド6を
降させ、ワークと作業ヘッド6を相対移動さ
てワークへの液材塗布を行う。
塗布作業終了後、ワークの搬出を妨げない
うに作業ヘッド6は再び待避位置に移動する
。作業ヘッド6の移動完了後、背面から自動
送機がワークを搬出する。
作業ヘッド6に対するメンテナンス作業は 、扉31を開いて通路10内に作業者が進入する とにより行う。このとき、テーブル12は、作 業ヘッド6と対向しない位置まで後方に移動 ている。通路10の上方は、空間となっている ため、作業者は立って作業を行うことも可能 である。
本実施例の液材塗布装置は、カバー30およ
ヘッドカバー70を有する点で、実施例1の液
塗布装置と相違する。以下では、説明の便
上、図3の扉31側を前方または正面といい、
ーブル12側を後方または背面という場合があ
る。
図3は、フレーム3にヘッドカバー70が装着さ
れた、本実施例の液材塗布装置の斜視図であ
る。ヘッドカバー70の上端はカバー30の天井
傍に位置しており、ヘッドカバー70の前方の
面が、フレーム3の背面側のエリア(クリーン
持エリア)へのパーティクルの侵入を防ぐ内
壁としての役割をする。
ヘッドカバー70の上面は、頂上から後方側
向かう斜面になっている。上から下への空
の流れ(ダウンフロー)を大きく変えることが
無いようにするための形状である。上面を斜
面形状とすることで、途中で渦が発生したり
、下まで流れが到達しないなどの問題を防ぐ
ことができる。
ヘッドカバー70の背面は平面となっており
クリーン保持エリアへのパーティクルの進
を防いでいる。また、ヘッドカバー70と架台
1とのクリアランスはテーブル12の移動を妨げ
ない距離となっている。ヘッドカバー70の上
とカバー30の天井との距離およびヘッドカ
ー70の下端と架台1との距離をどの程度にす
かは設計事項であり、フレーム3自体の形状
工夫してもよい。
ヘッドカバー70の前面および側面の作業ヘ
ド6が位置する空間は、その3方向が板状の透
明部材で覆われている。前面の中央部には、
ヘッド用扉71が3つのヒンジ72を介して配設さ
ており、上方に跳ね上げて開くことが可能
ある。なお、本実施例では側面の透明部材
開閉することができないが、側面の透明部
を開閉可能とするかは、設計事項である。
本実施例の液材塗布装置は、図4~図8に示す
うに、方形状のカバー30内に配置される。
カバー30は、ゴミやほこりがワークに付着
るのを防ぐための閉空間であり、背面には
ークを搬入出するための開口部34が、正面に
は観音開きする一対の扉32と、通路10内に進
するための扉31が設けられている。
また、カバー30の正面には、非常停止ボタ
37と図示しない主制御部を操作するための操
作パネル38が設けられており、カバー30を構
する各パネルのうち、一対の取手が設けら
ているものは開閉することができる。
図9は本実施例の液材塗布装置の平面図であ
り、図10は図9のA-A’断面図、図11は図9のB-B’
断面図、図12は図9のC-C’断面図である。通路
10は、A-A’線の手前まで延出されており、図1
1を見ると分かるように、断面がU字形状とな
よう構成されている。通路10が設けられて
ない架台1のC-C’線の部分は、架台1の構造強
度を高める役割をしている。
図9では、テーブル12が後方位置に位置して
るが、作業時にはテーブル12を前方に移動
ることができ、図13の位置まで移動可能であ
る。
本実施例では、フレーム3より背面側に図示
しないファン機構を設け、上部から下部に向
かってクリーンなエアーを常流させている。
これによりほこり等の不要物がカバー30の下
から外部に排出されるため、カバー30内に
要物が残留せず、常にクリーンな環境下で
布作業が行うことができる。この際、空気
浄機を併用すること、或いは、HEPA(High Effici
ency Particulate Air Filter)等のフィルターを介
て外気を作業エリアに取り込むことが好ま
い。
また、フレーム3より背面側のエリア(クリ
ン保持エリア)をフレーム70より正面側のエ
アと比べ陽圧とすることにより、前者のエ
アから後者のエリアへ向かうエアの流れを
成することができる。この流れが、メンテ
ンス時に発生したパーティクルがテーブル
位置するフレーム3よりクリーン保持エリア
進入することを防ぐ役割をする。
また、カバー30の好ましい態様としては SUS(ステンレス)やアルミフレーム等による金 属枠に金属製の壁または透過性の樹脂等の壁 で構成されるものが例示される。樹脂製の壁 は、クリア(無色透明)、黄、濃茶、赤、ダー グレー、スモーク(灰色)の場合など様々で るが、使用する液材の用途(例えば、紫外線 嫌う場合等)に応じて最適なものを選択して 利用することができる。図14のハッチングし 部分が透明ないしは半透明の箇所である。
実施例1同様に、架台1の下方部には、図 しない通信用ソケットが設けられており、 隔操作が可能である。操作パネル38より操作 を行うこともできるが、正面または側面の扉 やパネルを開いてのメンテナンス作業中に、 操作パネル38を操作することは困難であるた 、遠隔操作が効果的である。
≪作動≫
ロボット等の自動搬送機により、背面の開
部34からワークが搬入され、テーブル12上に
ワークが載置される。この際、作業ヘッド6
、Z方向移動手段によって上昇した位置(待避
位置)に移動しており、ワークの搬入を妨げ
いようになっている。
テーブル12上へのワーク載置が完了すると
図示しない主制御部が、図示しないYスライ
ベース8を可動してテーブル12を移動し、ヘ
ドスライダ5を可動して作業ヘッド6をワー
と対向する所望位置に配置し、作業ヘッド6
備えるZ方向移動手段により作業ヘッド6を
降させ、ワークと作業ヘッド6を相対移動さ
てワークへの液材塗布を行う。
塗布作業終了後、ワークの搬出を妨げない
うに作業ヘッド6は再び待避位置に移動する
。作業ヘッド6の移動完了後、開口部34より自
動搬送機がワークを搬出する。
作業ヘッド6に対するメンテナンス作業は、
扉31を開いて通路10内に作業者が進入するこ
により行う。このとき、テーブル12は、作業
ヘッド6と対向しない位置まで後方に移動し
いる。通路10の上方は、空間となっているた
め、作業者は立って作業を行うことも可能で
ある。必要に応じてヘッド用扉71を開くこと
、より容易に作業を行うことが可能である
通路10に進入することにより、作業ヘッド6
容易に届く範囲に位置されるため、消耗品
換等のメンテナンス作業を容易に行なうこ
が可能となる。
メンテナンス作業を終えたら、ヘッド用扉7
1を閉め、通路10から退出し、扉31を閉じる。
ンテナンス作業によりパーティクルの発生
ることが想定されるため、一定の待機時間
経過後に作業を再開するのが好ましい。
なお、この待機時間に作業ヘッド6から吐出
される液体材料の量精度調整を行うことで、
時間を効率的に利用することができる。メン
テナンス作業時は、テーブル12が後方に移動
ており、秤量器13が露わになっているため
量精度調整の作業に好適である。
本発明は、液材吐出ヘッド以外の作業ヘッ
を搭載した作業装置にも適用することがで
る。例えば、ワーク上に塗布されたUV接着
を硬化させるためのUV光源を有するUV照射ヘ
ド、または、ワーク表面の汚れ、傷若しく
液材により描画された塗布線の良否を判定
検査するためのセンサ類若しくはCCD等のカ
ラを具備した検査ヘッドを搭載した作業装
が挙げられる。
また、ドリル等の刃具を有する加工装置を
備した加工ヘッドを搭載した作業装置にも
用可能である。
