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Title:
GAS CIRCUIT BREAKER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/157188
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a gas circuit breaker wherein an abnormality is detected when water enters the gas circuit breaker. The gas circuit breaker is provided with a flow quantity detecting means (8) which measures a flow quantity, and based on a detected value, an instantaneous flow quantity is calculated by means of a flow quantity calculating means (15).  Signal amplification adjusted by the flow quantity detecting means (8) is judged by an amplification judging means (18).  When amplification is a predetermined value or more, timing is started, and measurement conditions of the flow quantity detecting means (8) are set by means of a measurement condition setting means (16) based on the flow quantity obtained by the flow quantity calculating means (15).  A measurement ratio calculating means (20) obtains a measurement condition ratio while measurement is performed, based on values obtained from a time measuring means (19) and the measurement condition setting means (16), and when a measurement ratio is a predetermined ratio or more, it is judged that the flow quantity detecting means (8) is abnormal, and gas supply is shut off by a shutoff means (22).

Inventors:
UEKI KOUICHI
Application Number:
PCT/JP2009/002878
Publication Date:
December 30, 2009
Filing Date:
June 23, 2009
Export Citation:
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Assignee:
PANASONIC CORP (JP)
UEKI KOUICHI
International Classes:
G01F3/22; F23K5/00; F23N5/18; F23N5/24; G01F1/66
Foreign References:
JP2005315717A2005-11-10
JP2005214894A2005-08-11
JP2005257445A2005-09-22
JP2006242659A2006-09-14
JP2006133156A2006-05-25
JP2005061864A2005-03-10
JP2008164091A2008-07-17
Attorney, Agent or Firm:
OGURI, Shohei et al. (JP)
Shohei Oguri (JP)
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Claims:
 異常発生時にガスの供給を遮断するガス遮断装置であって、
 流量を計測する流量検出手段と、前記流量検出手段の検出値より瞬時流量値を演算する流量演算手段と、
 前記流量検出手段で調整した信号増幅度を判定する増幅度判定手段と、
 前記流量演算手段で演算された瞬時流量値が所定流量以下で、かつ前記増幅度判定手段で判定された信号増幅度が所定値以上の場合、計時を開始する時間計測手段と、
 前記流量演算手段で求めた流量より前記流量検出手段の計測条件を設定する計測条件設定手段と、
 前記時間計測手段で計時される所定時間中に所定の計測条件で計測された比率を求める計測比率演算手段と、
 前記流量演算手段で求めた瞬時流量より平均流量を求める平均流量演算手段と、
 前記計測比率演算手段で求めた比率が所定比率以上の時に前記流量検出手段に異常発生と判定したり、或いは求めた平均流量から異常の有無を判定する異常判定手段と、
 前記異常判定手段で異常判定成立時にガスの供給を遮断する遮断手段と、
 を備えたガス遮断装置。
 異常発生時にガスの供給を遮断するガス遮断装置であって、
 流量を計測する流量検出手段と、
 前記流量検出手段の検出値より瞬時流量値を演算する流量演算手段と、
 前記流量検出手段で調整した信号増幅度を判定する増幅度判定手段と、
 前記増幅度判定手段で判定された信号増幅度が所定値以上の場合、計時を開始する時間計測手段と、
 前記流量演算手段で求めた流量より前記流量検出手段の計測条件を設定する計測条件設定手段と、
 前記時間計測手段で計時される所定時間中に所定の計測条件で計測された比率を求める計測比率演算手段と、
 前記流量演算手段で求めた瞬時流量より平均流量を求める平均流量演算手段と、
 前記計測比率演算手段で求めた比率が所定比率以上の時に前記流量検出手段に異常発生と判定したり、或いは求めた平均流量から異常の有無を判定する異常判定手段と、
 前記異常判定手段で異常判定成立時ガスの供給を遮断する遮断手段と、
 を備えたガス遮断装置。
Description:
ガス遮断装置

 本発明は、ガス遮断装置に関し、特に雨 等の浸入による電子部品等の誤動作に起因 る誤計測や誤遮断を防止するガス遮断装置 関するものである。

 従来、この種のガス遮断装置としては、 4、図5に示すようなものがあった(例えば、 許文献1参照)。

 図4はガス遮断装置1とアダプタ2との正面 を示し、図5はその側面から見たZ軸方向の 面図である。アダプタ2はガス遮断装置1に所 定の機能を追加可能な制御回路3を搭載しか ガス遮断装置1に着脱可能な構成になってい 。

 ガス遮断装置1は、ガス流入口1aとガスを 用する設備等にガスを供給する供給口1bを えている。また、ガス遮断装置1内部にはガ 流量を計測する計測手段を備えており(図示 せず)、流入口1aから流入し供給口1bから供給 れるガス流量を計測する。ガス遮断装置1の 正面に表示手段1cが設けられ、使用量の積算 等が表示される。また、異常検出時ガスの 給を遮断するための遮断弁(図示せず)が設 られ、異常検出しガス供給を停止する遮断 態から復帰するための復帰操作部1dが設けら れている。端子蓋1eを取り外すと通信装置を 続可能な通信端子等を有する接続端子1jが れる。ガス遮断装置1に所定の機能を追加可 な制御回路3を接続すると、種々の機能、例 えば通信装置として無線通信を行う機能であ ったり、所定日時より一定時間毎のガス使用 量を記憶する機能等がある。

 アダプタ2は図5に示すように、ケース部 箱状の形状を有しており、ケース本体部2bと 外蓋部2cと中蓋部2dとで構成されている。こ ケース内に制御回路3を収納され、アダプタ 2を構成する。

 ケース本体部2bは側面の一部を開口部と ており、ここより制御回路3を収納する。中 部2dはケース本体部2bの開口部を覆い、脱着 可能である。外蓋部2cは中蓋部2dを更に覆い 脱着が可能である。図4に示すように、ケー 本体部2bの下部に凹部2eを設け、中蓋部2dの 部に対応した凸部2fを設け、はめ込んでい 。そして固定部材(ネジ等)2aで、固定する。 ース本体部2bと中蓋部2dとの間には密閉部材 (Oリング等)2gを用いて密閉し、雨水がケース 体2b内部に浸入するのを抑制する。

 中蓋部2dには制御回路3の配線1hを引き出 配線孔2h設けられ、配線1hは制御回路3から中 蓋部2dの配線孔2hを通り、更にアダプタ上部 配線シール部材2j付の配線孔2kを通ってガス 断装置1の下部に設けられた配線孔1kを通り 更にガス遮断装置用制御回路1gに設けられ 接続端子1jに接続される。制御回路3と接続 子1jとを接続する配線1hは、アダプタ2の上部 より引き出されており、端子蓋1eをガス遮断 置1に固定部材1fで取り付けることにより、 ス遮断装置1内に収納されて、外部に露出し ない構造としている。

日本国特開2005-61864号公報

 しかしながら、上記従来の構成では、ガ 遮断装置を設置する工事担当者が通信装置 警報器或いは制御装置からの配線を接続す 為に前面の端子蓋を開け接続した後、端子 を固定部材でとめる際、2箇所を固定すべき ところを誤って1箇所のみで固定したり、あ いは何らかの物がはさまった状態で固定さ る場合があり、端子蓋とガス遮断装置との に隙間ができ、この隙間から雨水等が浸入 、ガス遮断装置本体内に水がたまったり、 いは配線孔1k、2kを通りアダプタ2内部に雨水 が入り、制御装置3が水没したりすることが る。特にガス遮断装置本体に水がたまった すると流量計測が正常に行われなくなり、 合によっては誤って流量を計測したり、誤 て計測した流量に基づいて保安判定された 果、ガス通路が誤って遮断されたり、逆に 常時であるにもかかわらずガス通路が遮断 れない等の不具合が発生することになる。 れはガス需要家にとって不便であったり、 いは万が一の場合に保安確保ができないと う安全性の面で課題を有している。

 本発明は、上記課題を解決するもので、 った工事によって雨水等が浸入しガス遮断 置内が浸水状態となった場合、浸水状態を 期に検出し直ちにガス事業者のセンターに 報したり、ガス供給を停止し保安を確保す 安全性の高いガス遮断装置を提供するもの ある。

 上記従来の課題を解決するために、本発 のガス遮断装置は、異常発生時にガスの供 を遮断するガス遮断装置であって、流量を 測する流量検出手段と、前記流量検出手段 検出値より瞬時流量値を演算する流量演算 段と、前記流量検出手段で調整した信号増 度を判定する増幅度判定手段と、前記流量 算手段で演算された瞬時流量値が所定流量 下で、かつ前記増幅度判定手段で判定され 信号増幅度が所定値以上の場合、計時を開 する時間計測手段と、前記流量演算手段で めた流量より前記流量検出手段の計測条件 設定する計測条件設定手段と、前記時間計 手段で計時される所定時間中に所定の計測 件で計測された比率を求める計測比率演算 段と、前記流量演算手段で求めた瞬時流量 り平均流量を求める平均流量演算手段と、 記計測比率演算手段で求めた比率が所定比 以上の時に前記流量検出手段に異常発生と 定したり、或いは求めた平均流量から異常 有無を判定する異常判定手段と、前記異常 定手段で異常判定成立時にガスの供給を遮 する遮断手段とからなる。

 そして、雨水等が浸入しガス遮断装置内 浸水状態となると、流量検出手段で流量信 を検出する為に増幅すると共に、流量値が 動するので安定計測する為に計測条件を変 するが、増幅度が所定値以上になると時間 測開始し所定時間経過後安定計測の為の計 条件の比率を求め所定値以上の場合、流量 出手段が雨水等の浸入で浸水状態となった 判定し、ガス器具へのガス供給を停止する で、異常な計測状態が継続するのを防止で 、かつ安全性を高めることが出来る。

 本発明のガス遮断装置は、誤って雨水等 入り内部が浸水状態になった場合に、その 態を正しく判定し、ガス器具へのガス供給 停止するので、ガス需要家の安全な器具使 を監視できなくなったのにそのままの状態 監視しようとすることを防止することがで る。

本発明の実施の形態1におけるガス遮断 装置の構成図 同ガス遮断装置の制御ブロック図 本発明の実施の形態2における同ガス遮 断装置の制御ブロック図 従来のガス遮断装置の正面図 同ガス遮断装置の断面図

 第1の発明は、異常発生時にガスの供給を 遮断するガス遮断装置であって、流量を計測 する流量検出手段と、前記流量検出手段の検 出値より瞬時流量値を演算する流量演算手段 と、前記流量検出手段で調整した信号増幅度 を判定する増幅度判定手段と、前記流量演算 手段で演算された瞬時流量値が所定流量以下 で、かつ前記増幅度判定手段で判定された信 号増幅度が所定値以上の場合、計時を開始す る時間計測手段と、前記流量演算手段で求め た流量より前記流量検出手段の計測条件を設 定する計測条件設定手段と、前記時間計測手 段で計時される所定時間中に所定の計測条件 で計測された比率を求める計測比率演算手段 と、前記流量演算手段で求めた瞬時流量より 平均流量を求める平均流量演算手段と、前記 計測比率演算手段で求めた比率が所定比率以 上の時に前記流量検出手段に異常発生と判定 したり、或いは求めた平均流量から異常の有 無を判定する異常判定手段と、前記異常判定 手段で異常判定成立時にガスの供給を遮断す る遮断手段とを備えたものである。

 そして、雨水等が浸入しガス遮断装置内 浸水状態となると、流量検出手段で流量信 を検出する為に増幅すると共に、流量値が 動するので安定計測する為に計測条件を変 するが、増幅度が所定値以上になると時間 測開始し所定時間経過後安定計測の為の計 条件の比率を求め所定値以上の場合、流量 出手段が雨水等の浸入で浸水状態となった 判定し、ガス器具へのガス供給を停止する で、異常な計測状態が継続するのを防止で 、かつ安全性を高めることが出来る。

 第2の発明は、異常発生時にガスの供給を 遮断するガス遮断装置であって、流量を計測 する流量検出手段と、前記流量検出手段の検 出値より瞬時流量値を演算する流量演算手段 と、前記流量検出手段で調整した信号増幅度 を判定する増幅度判定手段と、前記増幅度判 定手段で判定された信号増幅度が所定値以上 の場合、計時を開始する時間計測手段と、前 記流量演算手段で求めた流量より前記流量検 出手段の計測条件を設定する計測条件設定手 段と、前記時間計測手段で計時される所定時 間中に所定の計測条件で計測された比率を求 める計測比率演算手段と、前記流量演算手段 で求めた瞬時流量より平均流量を求める平均 流量演算手段と、前記計測比率演算手段で求 めた比率が所定比率以上の時に前記流量検出 手段に異常発生と判定したり、或いは求めた 平均流量から異常の有無を判定する異常判定 手段と、前記異常判定手段で異常判定成立時 ガスの供給を遮断する遮断手段とを備えたも のである。

 そして、流量検出手段で流量信号を検出 る為に増幅すると共に、流量値が変動する で安定計測する為に計測条件を変更するが 増幅度が所定値以上になると時間計測開始 所定時間経過後安定計測の為の計測条件の 率を求め所定値以上の場合、流量検出手段 雨水等の浸入で浸水状態となったと判定し ガス器具へのガス供給を停止するので、異 な計測状態が継続するのを遮断することで 止でき、かつ安全性が高い。

 (実施の形態1)
 図1は本発明の実施の形態1におけるガス遮 装置の概略構成図を示す図で、図2は同ガス 断装置に搭載される制御装置の制御ブロッ 図である。図4、図5と同相当物には同一番 を付している。

 図1で、ガス遮断装置1は各家庭の庭等に 置され、このガス遮断装置1を経由した後、 家庭で使用する種々のガス器具が設置され 場所まで配管され、ガスが供給される。そ ガス遮断装置1の内部構成は流路4と制御装 5とがある。流路4はガス遮断装置1の流入口1a より入口側流路4aを介し、底部の流路4bを経 、出口側流路4cを介し、各ガス器具へガスを 供給する供給口1bにつながっている。流路4に は超音波信号を送受信する上流側送受信器6 下流側送受信器7とが流れ方向に対向して取 付けられている。上流側送受信器6、及び下 流側送受信器7には各々制御装置5と接続する 子6a、7aがある。

 図2は制御装置の制御ブロック図である。 流量検出手段8は上流側送受信器6、下流側送 信器7、切替手段9、送信手段10、受信手段11 伝搬時間計測手段12、振幅判定手段13、及び 増幅度調整手段14とからなる。超音波を送信 たは受信する上流側送受信器6と、同じく受 信または送信する下流側送受信器7が切替手 9によって送受信の切り換えが可能になって る。この上流側送受信器6或いは下流側送受 信器7に超音波信号を出力する送信手段10が接 続され、切替手段9によって上流側送受信器6 いは下流側送受信器7を介して超音波信号を 受信手段11で受信する。まず送信手段10によ 上流側送受信器6で超音波信号を送信し、下 側送受信器7で受信し、受信手段11からの受 信号を伝搬時間計測手段12で伝搬時間を計 する。次に、切換手段9により切替えて同様 下流から上流に向かって超音波信号を送信 、伝搬時間を計測する。そして、上流側送 信器6と下流側送受信器7との超音波の伝搬 間差は予め定めた周期毎(例えば2秒毎等)に められる。受信手段11で受信した超音波信号 は振幅判定手段13で適正な大きさの振幅かを 定するが、大きすぎたり小さすぎたりする 合適正な大きさになるように増幅度調整手 14で調整する。増幅度調整手段14は例えば受 信波のピーク電圧が例えば500mV程度になるよ に利得値1から100(30~60dB)の範囲で増幅度の制 御が可能である。そして次回には調整された 増幅度で次回計測時送信手段10より超音波信 を送信する。

 そして、所定周期毎計測し求めた伝搬時 は流量演算手段15で瞬時流量値に換算され 。計測条件設定手段16は求めた瞬時流量より 流路4内の圧力変動状態を検出し、計測回数 計測周期(通常の計測周期、例えば2秒よりは るかに短い時間で計測)等の計測条件を段階 に変えて、常に圧力変動等の影響を受けず 定して流量を計測できるように流量検出手 8を制御する。又瞬時流量値は平均流量演算 段17に入力され、所定個数の瞬時流量値を 合して平均流量値として算出される。一方 量検出手段8の超音波信号の振幅レベルを調 する増幅度を増幅度判定手段18で監視する 通常流量が大きくなると超音波信号受信感 が低下するので増幅度が大きくなる傾向が る。

 流量演算手段15で求めた瞬時流量が所定 量、例えば1000L/h以下の状態で増幅度判定手 18の増幅度が所定値以上の場合、時間計測 段19により流量検出手段8の異常監視の1時間 タイマを計測スタートする。異常監視のタ マをスタートすると共に、計測条件設定手 16の計測条件の監視を計測比率演算手段20で スタートする。計測条件は圧力変動等の状態 に応じ、数段階の計測条件があり、計測条件 設定手段16は、所定段階以上の計測条件で計 し始めた回数をカウントし、1時間の監視タ イマ内で流量計測できる全サンプリング回数 に対する所定段階以上の計測条件で計測した 回数比率を求める。

 そして、異常判定手段21は、求められた 均流量で使用器具の監視を行ったり、現在 流量検出手段8に異常はないか監視を行う。 常判定手段21は、計測比率演算手段20で求め た回数比率が所定比率以上になった場合、通 常の小流量の範囲で異常に大きな増幅度にな っているのは流量検出手段8が何らかの原因 、例えば雨水等の浸水で異常な流量検出を ていると判定し、遮断信号を出力する。又 常判定手段21には、流量域毎に対応した使用 時間の制限時間値、あるいは使用最大流量の 監視判定値等が記憶されている。例えばスト ーブ等へガスを供給するホースが何らかの原 因で外れた時、異常な大流量が発生するが、 そのような状態を監視するための合計流量遮 断値や、器具の通常使用する最大使用時間よ りはるかに長く使用された場合に対応して使 用時間の制限時間を規定した使用時間遮断の 制限時間等が記憶されている。この設定値と 平均流量値とを異常判定手段21で比較判定す ことで、流量値が使用最大流量値を超えて ないか、或いは器具の使用時間が登録流量 対応した連続使用の制限時間を超えていな か等を監視する。

 この異常判定手段21で異常成立と判定し 時、遮断手段22に遮断信号を送ってガス供給 を停止する。また、報知通信手段23は、遮断 態や遮断内容を液晶表示素子等に表示する 共にガスの安全監視を行っているガス事業 のセンターに電話回線等の通信により通報 る。

 次に、以上のように構成されたガス遮断 置1の動作を説明する。ガス需要家宅にガス 事業者がガス遮断装置1を設置し、端子蓋1eを 開けて、通信装置や警報器(図示せず)等を接 した後、端子蓋1eを固定部材1f(ビス等)で固 しようとして、固定部材1fの固定が緩かっ り、締め方が甘かったり、或いは接続線等 何らかの原因ではさまった場合、雨水が端 蓋1eとガス遮断装置1本体との隙間より進入 る場合がある。この場合で浸入した雨水が ス遮断装置1の下部に位置している流路4の部 分に溜まり、上流側送受信器6や下流側送受 器7等が浸水し水没状態となる。このような 態で流量を流量検出手段8で検出する。超音 波信号の伝搬時間が検出値として計測され、 この信号が流量演算手段15に送られて瞬時流 値として換算されるが、水没した状態のた 上流側送受信器6や下流側送受信器7の端子6a や7a間のインピーダンスが低下するため、超 波信号の大きさが不安定でかつ変動するの 、器具を全く使用していない流量状態であ ても伝搬時間計測手段12で計測した伝搬時 値が変化するので、結果流量演算手段15で求 めた流量値が変動する。又端子間インピーダ ンスが低下する為、超音波信号が小さくなる が、その状態を受信手段11で受信し信号レベ が振幅判定手段13で所定値以下であるのを 定すると、常にピーク値が500mVになるように 増幅度調整手段14では増幅度を大きくする。 果器具が使用されていない低流量状態であ のに流量信号を検出する信号の増幅度が次 に大きくなる。

 流量演算手段15で求めた瞬時流量が変動 ると計測条件設定手段16はその状態より器具 を使用していないのに供給するガス圧が変動 した場合の流量状態と同じ状態と判定し、圧 力変動時の計測条件に変更制御する。即ち、 通常は2秒毎に定期的に計測しているが、そ 計測条件を変更し、例えば、計測間隔を短 して計測回数を増加させ流量を安定的に計 する。時間計測手段19や計測比率演算手段20 流量演算手段15からの瞬時流量が所定流量 下(例えば1000L/h以下等)で、増幅度判定手段18 が所定増幅度(例えば利得値60以上等)以上に した状態と判定すると、ガス遮断装置1の下 に位置する流量検出手段8が何らかの原因で 浸水等により端子間インピーダンスが低下し 異常状態になった可能性があると判定し、時 間計測手段19は流量検出手段8の異常監視タイ マを計測スタートする。同時に計測比率演算 手段20は時間計測手段19の異常監視タイマ中 流量計測回数に対する計測条件を変更して 量を計測している回数比率を求める。そし 、この回数比率が、例えば80%以上等の所定 率に達すると流量検出手段8が浸水等により 子間インピーダンスが低下し異常状態にな たと判定し異常判定手段21に遮断信号を出 する。通常GHP(ガスヒートポンプ装置)等の圧 力変動を起こす器具が使用された場合、計測 条件設定手段14は脈動状態を検出すると計測 件が上位(精度を上げた測定条件)に上がり 安定流量を検出すると計測条件が段階的に がったりと交互に計測条件が変化するが、 ス遮断装置1内の流量検出手段8等が水没し端 子間インピーダンスが低下すると常に計測条 件が最も上位の計測条件で計測し続ける。

 しかしながらガス遮断装置の電源(図示せ ず)は通常は電池を使用するが、上記従来の うな、常に上位の計測条件で計測されると 容量の電池が必要となるため、このように 期に異常状態を検出することは、小容量の 池での構成が可能となる点でも大きな効果 奏する。

 この異常判定手段21で異常成立と判定し 時、遮断手段22に遮断信号を送ってガス供給 を停止する。また、報知通信手段23は、遮断 態や遮断内容を液晶表示素子等に表示する 共にガスの安全監視を行っているガス事業 のセンターに電話回線等の通信により通報 る。ガス事業者は直ちにガス遮断装置1を交 換する等の対応措置を実施でき、速やかに異 常状態を回避することが可能である。

 一方並行して、平均流量演算手段12で流 演算手段15で求めた瞬時流量を所定個数毎の 平均流量値として演算される。求められた平 均流量は異常判定手段21には、流量域毎に対 した使用時間の制限時間値、あるいは使用 大流量の監視判定値等が記憶されている。 えばストーブ等へガスを供給するホースが らかの原因で外れた時、異常な大流量が発 するが、そのような状態を監視するための 計流量遮断値や、器具の通常使用する最大 用時間よりはるかに長く使用された場合に 応して使用時間の制限時間を規定した使用 間遮断の制限時間等が記憶されている。こ 設定値と平均流量値とを異常判定手段21で 較判定することで、流量値が使用最大流量 を超えていないか、或いは器具の使用時間 登録流量に対応した連続使用の制限時間を えていないか等監視し、超えた場合遮断信 を出力する。

 なお、本実施の形態に使用した構成は一 であり、又使用形態も本実施の形態に限定 れるものではない。

 以上のように、何からの原因でガス遮断 置1の端子蓋1eが緩んだ状態で固定され、雨 等が浸入しガス遮断装置1の下部に位置する 流量検出手段8が浸水状態になったり、最悪 の上部に位置する制御装置5迄が水没するよ な状態になったのを、流量検出手段8からの 検出した流量信号の変化や流量を検出制御す る増幅度調整手段14の増幅度を監視すること より、流量検出手段8の異常を早期に検出で きるので、浸水することにより本来器具を使 用していないのに流量を計測して異常なガス 使用量として積算したり、異常な流量が検出 されたとして保安機能が働き、ガスを遮断す る等の誤遮断といった異常動作を継続して起 すことを防止し、ガス器具を使用するガス需 要家を安全に監視するためのガス遮断装置が 異常であることを早期に判定し通報するので 、安全性や信頼性が極めて高く、かつ使い勝 手が高い効果がある。

 (実施の形態2)
 図3は本発明の実施の形態2におけるガス遮 装置に搭載される制御装置の制御ブロック である。図1、図4及び図5と同相当物には同 番号を付している。

 図3は制御装置の制御ブロック図である。 流量検出手段8は上流側送受信器6、下流側送 信器7、切替手段9、送信手段10、受信手段11 伝搬時間計測手段12、振幅判定手段13、及び 増幅度調整手段14とからなる。超音波を送信 たは受信する上流側送受信器6と受信または 送信する下流側送受信器7が切替手段9によっ 送受信の切り換えが可能になっている。こ 上流側送受信器6或いは下流側送受信器7に 音波信号を出力する送信手段10が接続され、 切替手段9によって上流側送受信器6或いは下 側送受信器7を介して超音波信号を受信手段 11で受信する。まず送信手段10により上流側 受信器6が超音波信号を送信し、下流側送受 器7で受信し、受信手段11からの受信信号を 搬時間計測手段12で伝搬時間を計測する。 に、切換手段9により切替えて同様に下流か 上流に向かって超音波信号を送信し、伝搬 間を計測する。そして、上流側送受信器6と 下流側送受信器7との超音波の伝搬時間差は め定めた周期毎に求められる。受信手段11で 受信した超音波信号は振幅判定手段13で適正 大きさの振幅かを判定するが、大きすぎた 小さすぎたりする場合適正な大きさになる うに増幅度調整手段14で調整する。増幅度 整手段14は例えば受信波のピーク電圧が例え ば500mV程度になるように利得値1から100(30~60dB) の範囲で増幅度制御が可能である。そして次 回には調整された増幅度で次回計測時送信手 段10より超音波信号を送信する。

 そして、所定周期毎計測し求めた伝搬時 は流量演算手段15で瞬時流量値に換算され 。計測条件設定手段16は求めた瞬時流量より 流路4内の流れ状態を判定し、計測回数や計 周期等の計測条件を変えて常に安定して流 計測できるように流量検出手段8を制御する 又瞬時流量値は平均流量演算手段17に入力 れ、所定個数の瞬時流量値を集合して平均 量値として算出される。一方流量検出手段8 超音波信号の振幅レベルを調節する増幅度 増幅度判定手段18で監視する。通常流量が きくなると超音波信号受信感度が低下する で増幅度が大きくなる傾向がある。

 増幅度判定手段18の増幅度が所定値以上 場合、時間計測手段19により流量検出手段8 異常監視のタイマを計測スタートする。異 監視のタイマをスタートすると共に、計測 件設定手段16の計測条件の監視を計測比率演 算手段20でスタートする。

 そして、異常判定手段21は、求められた 均流量で使用器具の監視を行ったり、現在 流量検出手段8に異常はないか監視を行う。 常判定手段21は、計測比率演算手段20で求め た回数比率が所定比率以上になった場合、通 常の小流量の範囲で異常に大きな増幅度にな っているのは流量検出手段8が何らかの原因 、例えば雨水等の浸入で異常な流量検出を ていると判定し、遮断信号を出力する。

 次に、以上のように構成されたガス遮断 置1の動作を説明する。ガス需要家宅にガス 事業者がガス遮断装置1を設置し、端子蓋1eを 開けて、通信装置や警報器(図示せず)等を接 した後、端子蓋1eを固定部材1f(ビス等)で固 しようとして、固定部材1fの固定が緩かっ り、締め方が甘かったり、或いは接続線が らかの原因ではさまった場合、雨水が端子 1eとガス遮断装置1本体との隙間より進入す 場合がある。この場合で浸水した雨水がガ 遮断装置1の下部に位置している流路4の部分 に溜まり、上流側送受信器6や下流側送受信 7等が浸水し水没状態となる。このような状 で流量を流量検出手段8で検出する。超音波 信号の伝搬時間が検出値として計測され、こ の信号が流量演算手段15に送られて瞬時流量 として換算されるが、水没した状態のため 流側送受信器6や下流側送受信器7の端子6aや 7a間のインピーダンスが低下するため、超音 信号の大きさが不安定でかつ変動するので 器具を全く使用していない流量状態である に伝搬時間計測手段12で計測した伝搬時間 が変化するので、結果流量演算手段15で求め た流量値が変動する。又端子間インピーダン スが低下する為、超音波信号が小さくなるが 、その状態を受信手段11で受信し信号レベル 振幅判定手段13で所定値以下であるのを判 すると増幅度調整手段14では常にピーク値が 500mVになるように増幅度を大きくする。結果 具が使用されていない低流量状態であるの 流量信号を検出する信号の増幅度が次第に きくなる。

 流量演算手段15で求めた瞬時流量が変動 ると計測条件設定手段16はその状態より器具 を使用していないのに供給するガス圧が変動 した場合の流量状態と同じ状態と判定し、圧 力変動時の計測条件に変更制御する。即ち、 定期的に計測を行っているが、その時計測回 数を増加させたり、通常の計測周期より短い 計測周期で計測し流量を安定的に計測する。 時間計測手段19や計測比率演算手段20は、増 度判定手段18が所定増幅度(例えば利得値60以 上等)以上に達した状態と判定すると、ガス 断装置1の下部に位置する流量検出手段8が何 らかの原因で浸水等により端子間インピーダ ンスが低下し異常状態になった可能性がある と判定し、時間計測手段19は流量検出手段8の 異常監視タイマを計測スタートする。同時に 計測比率演算手段20は時間計測手段19の異常 視タイマ中の流量計測回数に対する計測条 を変更して流量を計測している回数比率を める。そして、この回数比率が、例えば80% 上等の所定比率に達すると流量検出手段8が 水等により端子間インピーダンスが低下し 常状態になったと判定し異常判定手段21に 断信号を出力する。通常GHP等の圧力変動を こす器具が使用された場合、計測条件設定 段14は脈動状態を検出すると計測条件が上位 (精度を上げた測定条件)に上がり、安定流量 検出すると計測条件が段階的に下がったり 交互に計測条件が変化するが、ガス遮断装 1内の流量検出手段8等が水没し端子間イン ーダンスが低下すると常に計測条件が最も 位の計測条件で計測し続ける。

 しかしながらガス遮断装置の電源(図示せ ず)は通常は電池を使用するが、上記従来の うな、常に上位の計測条件で計測されると 容量の電池が必要となるため、このように 期に異常状態を検出し、警告もしくは遮断 の対応措置をとることは大きな効果を奏す 。

 この異常判定手段21で異常成立と判定し 時遮断手段22に遮断信号を送ってガス供給を 停止する。また、報知通信手段23は、遮断状 や遮断内容を液晶表示素子等に表示すると にガスの安全監視を行っているガス事業者 センターに電話回線等の通信により通報す 。ガス事業者は直ちにガス遮断装置1を交換 する等の対応措置を実施でき、速やかに異常 状態を回避することが可能である。

 一方並行して、平均流量演算手段12で流 演算手段15で求めた瞬時流量を所定個数毎の 平均流量値として演算される。求められた平 均流量は異常判定手段21には、流量域毎に対 した使用時間の制限時間値、あるいは使用 大流量の監視判定値等が記憶されている。 えばストーブ等へガスを供給するホースが らかの原因で外れた時、異常な大流量が発 するが、そのような状態を監視するための 計流量遮断値や、器具の通常使用する最大 用時間よりはるかに長く使用された場合に 応して使用時間の制限時間を規定した使用 間遮断の制限時間等が記憶されている。こ 設定値と平均流量値とを異常判定手段21で 較判定することで、流量値が使用最大流量 を超えていないか、或いは器具の使用時間 登録流量に対応した連続使用の制限時間を えていないか等監視し、超えた場合遮断信 を出力する。

 なお、本実施の形態に使用した構成は一 であり、又使用形態も本実施の形態に限定 れるものではない。

 以上のように、何からの原因でガス遮断 置1の端子蓋1eが緩んだ状態で固定され、雨 等が浸入しガス遮断装置1の下部に位置する 流量検出手段8が浸水状態になったり、最悪 の上部に位置する制御装置5迄が水没するよ な状態になったのを、流量検出手段8からの 検出した流量信号の変化や流量を検出制御す る増幅度調整手段14の増幅度を監視すること より、流量検出手段8の異常を早期に検出で きるので、浸水することにより本来器具を使 用していないのに流量を計測し異常なガス使 用量として積算したり、異常な流量が検出さ れたとして保安機能が働き、ガスを遮断する 等の誤作動といった異常動作を継続して起す ことを防止し、ガス器具を使用するガス需要 家を安全に監視するためのガス遮断装置が異 常であることを早期に判定し通報するので、 安全性や信頼性が極めて高く、かつ使い勝手 が高い効果がある。

 なお、以上の実施の形態に係る本ガス遮 装置の手段の全てもしくは一部を実行させ ためのプログラムを作成すれば、マイコン を用いて本発明を実施することができるし また、このプログラムを記録媒体に記録し り、通信回線を用いて配信することにより 布やインストール作業を簡単行うことがで る。

 本出願は、2008年6月24日出願の日本特許出 願、特願2008-164091に基づくものであり、その 容はここに参照として取り込まれる。

 以上、本発明の各種実施形態を説明した 、本発明は前記実施形態において示された 項に限定されず、明細書の記載、並びに周 の技術に基づいて、当業者がその変更・応 することも本発明の予定するところであり 保護を求める範囲に含まれる。

 以上のように、本発明に係るガス遮断装 は、雨水等で浸水された時の異常状態を検 して、保安監視や流量計測継続が困難であ と判定するできるものであり、同様に水道 ータやディジタル電力メータ等の器具監視 置全般に適用できるものである。

 8 流量検出手段
 15 流量演算手段
 16 計測条件設定手段
 17 平均流量演算手段
 18 増幅度判定手段
 19 時間計測手段
 20 計測比率演算手段
 21 異常判定手段
 22 遮断手段