Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
GAS SUPPLY STRUCTURE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/084388
Kind Code:
A1
Abstract:
A gas supply structure (100) is provided with a nozzle (10) having a gas supply path (12), and a receptacle (20) having an inserting hole (22) into which the nozzle (10) is inserted to be connected. The receptacle (20) is provided with a first O-ring (24) arranged at the vicinity of the inserting hole (22) for sealing, and a second O-ring (28) arranged in downstream of gas supply from the first O-ring (24) for sealing. The second O-ring (28) is connected to a recessed section of the receptacle (20) at one part by a bonding material (27), and a foreign material removing member (26) is arranged closer to the inserting hole (22) than the second O-ring (28). The foreign material removing member (26) is arranged on the receptacle (20) to be partially protruded from an inner circumference surface extending from the inserting hole (22) of the receptacle (20).

Inventors:
IIDA, Yasuyuki (1 Toyota-cho, Toyota-sh, Aichi 71, 4718571, JP)
飯田 康之 (〒71 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動車株式会社内 Aichi, 4718571, JP)
Application Number:
JP2008/072348
Publication Date:
July 09, 2009
Filing Date:
December 09, 2008
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
TOYOTA JIDOSHA KABUSHIKI KAISHA (1 Toyota-cho, Toyota-shi Aichi, 71, 4718571, JP)
トヨタ自動車株式会社 (〒71 愛知県豊田市トヨタ町1番地 Aichi, 4718571, JP)
IIDA, Yasuyuki (1 Toyota-cho, Toyota-sh, Aichi 71, 4718571, JP)
International Classes:
F16L21/02; F17C5/06; F17C13/00; B60S5/02; H01M8/04
Attorney, Agent or Firm:
YOSHIDA, Kenji et al. (34-12, Kichijoji-honcho 1-chomeMusashino-shi, Tokyo 04, 1800004, JP)
Download PDF:
Claims:
 ガスを供給するノズルと、
 前記ノズルが差し込まれることによりガスの供給を受けるレセプタクルと、
 前記レセプタクルに設けられ前記ノズルとレセプタクルとをシールし、ノズルを挿入する際にノズルと摺動するOリングと、
 前記Oリングより前記ノズルの差込口側に位置するように前記レセプタクルに設けられた異物除去部材と、を備えたガス供給構造。
 ガスを供給するノズルと、
 前記ノズルが差し込まれることによりガスの供給を受けるレセプタクルと、
 ノズルに設けられ前記ノズルとレセプタクルとをシールし、ノズルを挿入する際にノズルと摺動するOリングと、
 前記Oリングより前記ノズルの先端側に位置するように前記ノズルに設けられた異物除去部材と、を備えたガス供給構造。
 ノズルが差し込まれることによりガスの供給を受けるレセプタクルと、
 前記レセプタクルに設けられ前記ノズルとレセプタクルとをシールし、ノズルを挿入する際にノズルと摺動するOリングと、
 前記Oリングより前記ノズルの差込口側に位置するように前記レセプタクルに設けられた異物除去部材と、を備えたガス供給構造。
 ノズルが差し込まれることによりガスの供給を受けるレセプタクルと、
 ノズルに設けられ前記ノズルとレセプタクルとをシールし、ノズルを挿入する際にノズルと摺動するOリングと、
 前記Oリングより前記ノズルの先端側に位置するように前記ノズルに設けられた異物除去部材と、を備えたガス供給構造。
 請求項1に記載のガス供給構造において、
 さらに、レセプタクルに設けられ差込口側に設けられた差込口側Oリングが設けられているガス供給構造。
 請求項2に記載のガス供給構造において、
 さらに、レセプタクルに設けられ差込口側に設けられた差込口側Oリングが設けられているガス供給構造。
 請求項3に記載のガス供給構造において、
 さらに、レセプタクルに設けられ差込口側に設けられた差込口側Oリングが設けられているガス供給構造。
 請求項4に記載のガス供給構造において、
 さらに、レセプタクルに設けられ差込口側に設けられた差込口側Oリングが設けられているガス供給構造。
 請求項1に記載のガス供給構造において、
 ガスを貯蔵するタンクと、
 前記レセプタクルから前記タンクに至るガス流路の上流側に配設された損失係数の小さいフィルタと、
 前記ガス流路の下流側に配設された損失係数の大きいフィルタと、を備えたガス供給構造。
 請求項2に記載のガス供給構造において、
 ガスを貯蔵するタンクと、
 前記レセプタクルから前記タンクに至るガス流路の上流側に配設された損失係数の小さいフィルタと、
 前記ガス流路の下流側に配設された損失係数の大きいフィルタと、を備えたガス供給構造。
 請求項3に記載のガス供給構造において、
 ガスを貯蔵するタンクと、
 前記レセプタクルから前記タンクに至るガス流路の上流側に配設された損失係数の小さいフィルタと、
 前記ガス流路の下流側に配設された損失係数の大きいフィルタと、を備えたガス供給構造。
 請求項4に記載のガス供給構造において、
 ガスを貯蔵するタンクと、
 前記レセプタクルから前記タンクに至るガス流路の上流側に配設された損失係数の小さいフィルタと、
 前記ガス流路の下流側に配設された損失係数の大きいフィルタと、を備えたガス供給構造。
 請求項1に記載のガス供給構造において、
 前記異物除去部材は、JIS B 8812に準拠し引き抜き荷重の測定に基づく摺動抵抗が300N以上500N以下であるガス供給構造。
 請求項2に記載のガス供給構造において、
 前記異物除去部材は、JIS B 8812に準拠し引き抜き荷重の測定に基づく摺動抵抗が300N以上500N以下であるガス供給構造。
 請求項3に記載のガス供給構造において、
 前記異物除去部材は、JIS B 8812に準拠し引き抜き荷重の測定に基づく摺動抵抗が300N以上500N以下であるガス供給構造。
 請求項4に記載のガス供給構造において、
 前記異物除去部材は、JIS B 8812に準拠し引き抜き荷重の測定に基づく摺動抵抗が300N以上500N以下であるガス供給構造。
Description:
ガス供給構造

 本発明は、ガス供給構造、特にガスシー 性を向上させたガス供給構造に関する。

 例えば、電気自動車やハイブリッド自動車 は、燃料電池が搭載されている。また、燃 電池として、例えば固体高分子型燃料電池 用いることができ、この固体高分子型燃料 池の発電の仕組みは、一般に、燃料極(アノ ード側電極)に燃料ガス、例えば水素含有ガ が、一方、空気極(カソード側電極)には酸化 剤ガス、例えば主に酸素(O 2 )を含有するガスあるいは空気が供給され、 料極に供給された水素含有ガスは、電極の 媒の作用により電子と水素イオン(H + )に分解され、電子は外部回路を通って、燃 極から空気極に移動し、電流が作り出され 。一方、水素イオン(H + )は、燃料極と空気極とに挟持された電解質 を通過して空気極に達し、酸素および外部 路を通ってきた電子と結合することによっ 、反応水(H 2 O)を生成する。

 上述した燃料電池に水素含有ガス(例えば 、水素ガス)を供給するため、電気自動車や イブリッド自動車には、水素燃料貯蔵シス ムが搭載されている。この水素燃料貯蔵シ テムは、高圧水素容器と、水素ステーショ のディスペンサーから上記高圧水素容器に 圧水素を充填する際の締結部分となる水素 填コネクタとを有する。

 図9に示すように、従来の水素充填コネク タ300は、水素ガスを供給するノズル(図示せ )と、前記ノズルが挿入される差込口72を有 るレセプタクル70とを有し、レセプタクル70 差込口72の近傍にガスをシールするためのO ング74が設けられている。図9に示す水素充 コネクタ300は、35MPaの高圧水素ガスの充填 用いられるガス供給構造であり、ISO17268に準 拠した水素充填コネクタの標準形状である。

 図9に示すような水素充填コネクタ300によ って、35MPaの高圧水素ガスが高圧水素容器に 填された車両の航続距離は、概略350kmであ 、市場で要望される航続距離500kmに比べ航続 距離が不足していた。一方、車両パッケージ の制約上、高圧水素容器を大型化することは 困難であるため、近年、高圧水素ガスの充填 圧を35MPaから70MPaへ高圧化することが提案さ ている。この充填ガスの高圧化に伴い、水 充填コネクタにおけるノズル径を小径化す 必要が生じ、その結果、ノズル長が長くな 、ノズル先端付近におけるガスシール性も 求されている。

 例えば、70MPaによる水素充填可能なドイ の1社から提案された水素充填コネクタの新 構造(以下「ドイツ提案形状」という)の一 を、図10に示す。図10に示すように、ドイツ 案形状の水素充填コネクタ400は、ガス供給 12を有するノズル10と、ノズル10が挿入接続 れる差込口82を有するレセプタクル80とから なり、レセプタクル80は、差込口82の近傍に けられガスシールのための第1のOリング84と 第1のOリング84よりガス供給の下流側に設け られガスシールのための第2のOリング88とを え、第2のOリング88は、接合材87によってそ 一部がレセプタクル80の凹部に接合されてい る。

 また、70MPaによる水素充填可能な日本の1 から提案された水素充填コネクタの新規構 (以下「日本提案形状」という)の一例を、 11に示す。図11に示すように、日本提案形状 水素充填コネクタ500は、ガス供給路92を有 るノズル90と、ノズル90が挿入接続される差 口22を有するレセプタクル20とからなり、レ セプタクル40は、差込口42の近傍に設けられ スシールのための第1のOリング44が設けられ 一方ノズル90のノズル先端には、ガスシー のための第2のOリング98が設けられ、第2のO ング98は、接合材97によってその一部がノズ 90の先端付近に設けられた凹部に接合され いる。

 しかしながら、ノズル長が長くなること 連れて、ノズルの表面に付着した異物がノ ル先端からガスとともにレセプタクルのガ 流路へ混入するおそれがある。一方、上記 イツ提案形状及び日本提案形状のいずれも 異物混入を抑制する手段は設けられていな 。

 また、特許文献1には、ガスを充填するノ ズルと、ノズルよりガスが供給されるレセプ タクルとを有し、ガス充填時におけるレセプ タクルとノズルの異常を診断する異常診断手 段を備える燃料充填システムが提案されてい る。しかしながら、特許文献1に提案された 料充填システムにおいても、異物混入を抑 する手段は設けられていない。

 なお、特許文献2には、光通信用スリーブ のフェルール差込口の内周面に、突出した摺 接面を有する嵌装部材を設け、フェルールの 差込時のフェルールの表面のゴミを除去し、 光通信用スリーブへゴミが入り込むことを防 止する光通信スリーブの構造が提案されてい る。また、特許文献3,4には、通過するガス中 の有害成分やゴミを除去するためのフィルタ の構造が提案されている。

特開2006-177253号公報

特開2005-241882号公報

特開2003-225540号公報

特開平8-75098号公報

 上述したように、充填ガスの高圧化に伴 提案されている水素充填コネクタの新規構 のいずれも、ノズル長が伸びたことによる ズル表面に付着した異物のレセプタクルの ス流路へ混入するを抑制する手段が設けら ていない。

 したがって、例えばドイツ提案形状の水 充填コネクタにおいて、ノズル表面の異物 付着したまま、ガス充填時のノズルをレセ タクルの差込口に挿入すると、ノズルと隙 のないレセプタクルに設けられたOリング、 特にノズル先端近傍に設けられたOリングに 物が付着し、例えばOリング表面に傷がつい 場合にはシール性が不良になるおそれがあ 。同様に、例えば日本提案形状の水素充填 ネクタにおいて、レセプタクルの差込口の 周面にゴミが付着している場合にも、ノズ の先端付近のOリングにゴミが付着し、例え ばOリングの表面に傷がついた場合にはシー 性が不良になるおそれがある。

 また、気体燃料を充填するとき、高圧水 容器(例えば、タンク)の温度上昇を防止す ために、通常気体燃料を-40℃程度の低温に 充填を行う。この充填の際に、水素充填コ クタのノズルに水が付着していると氷結し 固着し、ノズルがレセプタクルから外れな なるおそれがあり、この状態で無理にノズ をレセプタクルから引き抜いた場合、特に 素充填コネクタ内のOリングが一部剥離して まい、シール性が損なわれるおそれがある このような低温気体燃料充填における不具 は、従来の水素充填コネクタの構造および 述した従来技術では解消することは難しい

 本発明は、上記課題に鑑みなされたもの あり、ガス充填時にノズルをレセプタクル 差し込む際に、ノズル表面の異物がガス供 構造内のOリングへ付着することを防止可能 なガス供給構造を提供する。

 上記目的を達成するために、本発明のガ 供給構造は以下の特徴を有する。

 (1)ガスを供給するノズルと、前記ノズル 差し込まれることによりガスの供給を受け レセプタクルと、前記レセプタクルに設け れ前記ノズルとレセプタクルとをシールし ノズルを挿入する際にノズルと摺動するOリ ングと、前記Oリングより前記ノズルの差込 側に位置するように前記レセプタクルに設 られた異物除去部材と、を備えたガス供給 造である。

 レセプタクルに設けられた異物除去部材 、レセプタクルに配設されたOリングよりノ ズルの差込口側に設けられているので、上記 異物除去部材によって、ノズル先端からノズ ル表面に存在する異物を除去しながらノズル がレセプタクルに差し込まれる。したがって 、ノズル先端及びノズル表面の異物がOリン へ付着することが抑制される。

 (2)ガスを供給するノズルと、前記ノズル 差し込まれることによりガスの供給を受け レセプタクルと、ノズルに設けられ前記ノ ルとレセプタクルとをシールし、ノズルを 入する際にノズルと摺動するOリングと、前 記Oリングより前記ノズルの先端側に位置す ように前記ノズルに設けられた異物除去部 と、を備えたガス供給構造である。

 ノズルに設けられた異物除去部材が、ノ ルに配設されたOリングよりノズルの先端側 に設けられているので、上記異物除去部材に よって、レセプタクルの差込口から延びる内 周面に存在する異物を除去しながらノズルが レセプタクルに差し込まれる。したがって、 ノズルに設けられたOリングへの異物付着を 制できる。

 (3)ノズルが差し込まれることによりガス 供給を受けるレセプタクルと、前記レセプ クルに設けられ前記ノズルとレセプタクル をシールし、ノズルを挿入する際にノズル 摺動するOリングと、前記Oリングより前記 ズルの差込口側に位置するように前記レセ タクルに設けられた異物除去部材と、を備 たガス供給構造である。

 レセプタクルに設けられた異物除去部材 、レセプタクルに配設されたOリングよりノ ズルの差込口側に設けられているので、上記 異物除去部材によって、ノズル先端からノズ ル表面に存在する異物を除去しながらノズル がレセプタクルに差し込まれる。したがって 、ノズル先端及びノズル表面の異物がOリン へ付着することが抑制される。

 (4)ノズルが差し込まれることによりガス 供給を受けるレセプタクルと、ノズルに設 られ前記ノズルとレセプタクルとをシール 、ノズルを挿入する際にノズルと摺動するO リングと、前記Oリングより前記ノズルの先 側に位置するように前記ノズルに設けられ 異物除去部材と、を備えたガス供給構造で る。

 (5)上記(1)から(4)のいずれか1項に記載のガ ス供給構造において、さらに、レセプタクル に設けられ差込口側に設けられた差込口側O ングが設けられているガス供給構造である

 (6)上記(1)から(5)のいずれか1つに記載のガ ス供給構造において、ガスを貯蔵するタンク と、前記レセプタクルから前記タンクに至る ガス流路の上流側に配設された損失係数の小 さいフィルタと、前記ガス流路の下流側に配 設された損失係数の大きいフィルタと、を備 えたガス供給構造である。

 上記両フィルタにより、タンクに供給さ るガスの異物を捕捉するとともに、相対的 損失係数の小さいフィルタと損失係数の大 いフィルタとを組み合わせることによって 単一フィルタに比べ両フィルタの前後の差 を小さくことができる。これにより、ガス 路内のフィルタ全体の目詰まりを起こしに くすることができる。

 (7)上記(1)から(6)のいずれか1つに記載のガ ス供給構造において、前記異物除去部材は、 JIS B 8812に準拠し引き抜き荷重の測定に基づ く摺動抵抗が300N以上500N以下であるガス供給 造である。

 上記摺動抵抗を有する異物除去部材を用 ることにより、ガス供給構造内に存在する 物、特に水の除去特性が向上する。

 本発明によれば、ガス供給構造内への異 混入を阻止することができる。

本発明の第1の実施の形態におけるガス 供給構造の一例の挿入前の状態を示す一部破 断断面図である。 本発明の第1の実施の形態におけるガス 供給構造の挿入後の状態を示す一部破断断面 図である。 本発明の第2の実施の形態におけるガス 供給構造の挿入前の状態を示す一部破断断面 図である。 本発明の第2の実施の形態におけるガス 供給構造の挿入後の状態を示す一部破断断面 図である。 本発明の第3実施の形態におけるガス供 給構造のガス流路の一例を示す模式図である 。 本発明の第3の実施の形態におけるガス 供給構造に用いる損失係数の小さいフィルタ の構成の一例を示す模式図である。 損失係数の大きいフィルタの前後の差 と上流ガス圧との関係を示すグラフである 損失係数の小さいフィルタの前後の差 と上流ガス圧との関係を示すグラフである 充填ガス圧35MPa仕様の水素充填コネク の構造の一例を示す一部破断断面図である 充填ガス圧70MPa仕様のドイツ提案形状 水素充填コネクタの構造の一例を示す一部 断断面図である。 充填ガス圧70MPa仕様の日本提案形状の 素充填コネクタの構造の一例を示す一部破 断面図である。

符号の説明

 10,30 ノズル、12,32 ガス供給路、20,40 レ プタクル、22,42 差込口、24,44 第1のOリング 、26,36 異物除去部材、27,37 接合材、28,38 第 2のOリング、50 ガス流路、52,54 フィルタ、10 0,200 ガス供給構造。

 以下、本発明の実施形態について、図面 基づいて説明する。また、本発明のガス供 構造として、70MPa高圧ガス充填用の水素充 コネクタを例に取り、以下に説明する。

 本発明の第1の実施の形態におけるガス供 給構造の一例を図1及び図2に示す。図1,図2に すように、本実施の形態のガス供給構造100 、ガスを供給するノズル10と、ノズル10が差 し込まれることによりガスの供給を受けるレ セプタクル20と、ノズル10とレセプタクル20と をシールするOリングと、ノズル10の先端の異 物がOリングに付着することを抑制する異物 去部材26と、を備える。

 ここで、本実施の形態及び後述する実施 形態における用いられる「異物」とは、ノ ルの先端及びその表面に付着可能な物質を し、例えばゴミや水分を含む意である。

 さらに、詳細に説明すると、本実施の形 におけるガス供給構造100は、上述したドイ 提案形状において、ガス供給路12を有する ズル10と、ノズル10が挿入接続される差込口2 2を有するレセプタクル20とからなり、レセプ タクル20は、差込口22の近傍に設けられガス ールのための第1のOリング24と、第1のOリン 24よりガス供給の下流側に設けられガスシー ルのための第2のOリング28とを備え、第2のOリ ング28は、接合材27によってその一部がレセ タクル20の凹部に接合され、さらに、第2のO ング28より差込口22側に位置するように、異 物除去部材26が配設されている。また、異物 去部材26は、レセプタクル20の差込口22から びる内周面に対し一部突出するようにレセ タクル20に設けられている。

 異物除去部材26のレセプタクル20に設けら れる位置は、上述したように、第2のOリング2 8より差込口22側であれば如何なる位置でもよ いが、ノズル10の差込時からノズル10の先端 びその表面の異物を除去するためには、レ プタクル20の差込口22の近傍であって第1のO ング24に隣接した下流側に設けることがより 好ましく、次いで、第1のリング24と第2のリ グ28との間のいずれかの位置に設けることが 好ましい。また最終的に、第2のOリング28に 物が付着することを防止するという観点で 、第2のOリング28の上流側であって第2のOリ グ28に隣接するように設けてもよい。

 次に、図1,図2を用いて、第1の実施の形態 のガス供給構造における異物除去動作を説明 する。図1には、ノズル10をレセプタクル20に 入する前の状態が示されている。図1に示す ように、レセプタクル20の内周面には、異物 去部材26の一部を突出させて設けられてい 。したがって、ノズル10をレセプタクル20の 込口22に挿入していくと、ノズル10の先端か らノズル10の表面が順次異物除去部材26に摺 し、これにより、ノズル10の先端からノズル 10の表面の異物が除去されていき、清浄化さ たノズル10の先端及びその表面が、図2に示 ようにレセプタクル20の第2のOリング28に圧 する。これにより、第2のOリング28への異物 付着が阻止され、第2のOリング28の異物によ 表面損傷が防止されるとともに、ノズル10と レセプタクル20とのガスシール性、例えば70MP aの高圧ガスのシール性が確保される。

 本実施の形態におけるノズル10及びレセ タクル20は、金属からなり、加工及び強度の 観点から、例えばステンレス鋼により形成さ れる。

 一方、本実施の形態における異物除去部 26の素材は、ノズル10の表面との摺接時に損 傷を与えない程度の弾性及び可撓性の少なく とも一方を有する素材であれば如何なる素材 でもよいが、例えばゴムや可撓性樹脂を用い ることができ、ポリテトラフルオロエチレン (PTFE)を用いることが好ましい。

 また、異物除去部材26は、レセプタクル20 の内周面に一連のリング状又は断続的なリン グ状で設けられていてもよく、異物除去部材 26の前記内周面より一部突出する部分は、例 ばブレード状、ブラシ状であってもよい。 た、一部突出する部分の長さは、選択した 物除去部材26の弾性又は可撓性の度合いに って、適宜選択される。

 さらに、異物除去部材26は、JIS B 8812に 拠し引き抜き荷重の測定に基づく摺動抵抗 、300N以上500N以下である。摺動抵抗を前記範 囲にすることによって、ノズル10の差込時に ズル10の表面と摺接しても、ノズル10への損 傷がなく且つノズル10の先端及びその表面の 物を除去することができ、特に異物が水の 合における除去性が高い。例えば、気体燃 を高圧水素容器(例えば、タンク)に充填す とき、気体燃料を-40℃程度の低温にして充 を行う際に、ノズル10表面の水が異物除去部 材26により除去されてからレセプタクル20に 入されるため、ノズル10とレセプタクル20と 間の隙間のない第2のOリング28において水が 氷結するおそれはなく、したがって、ノズル 10とレセプタクル20との脱着時に、第2のOリン グ28の一部剥離などの損傷を防止することが きる。

 次に、本発明の第2の実施の形態における ガス供給構造の一例を図3及び図4に示す。図3 ,図4に示すように、本実施の形態のガス供給 造200は、ガスを供給するノズル30と、ノズ 30が差し込まれることによりガスの供給を受 けるレセプタクル40と、ノズル30とレセプタ ル40とをシールするOリングと、ノズル30の先 端の異物がOリングに付着することを抑制す 異物除去部材36と、を備える。

 さらに、詳細に説明すると、本実施の形 におけるガス供給構造200は、上述した日本 案形状において、ガス供給路32を有するノ ル30と、ノズル30が挿入接続される差込口42 有するレセプタクル40とからなり、レセプタ クル40は、差込口42の近傍に設けられガスシ ルのための第1のOリング44が設けられ、一方 ズル30のノズル先端には、ガスシールのた の第2のOリング38が設けられ、第2のOリング38 は、接合材37によってその一部がノズル90の 端付近に設けられた凹部に接合されている また、異物除去部材36は、第2のOリング38よ ノズル30の先端側に位置するように、ノズル 30に設けられている。

 異物除去部材36のノズル30に設けられる位 置は、上述したように、第2のOリング38より ズル30の先端側であれば如何なる位置でもよ いが、ノズル30の差込時からレセプタクル40 内周面の異物を除去するためには、ノズル30 の先端付近に設けることがより好ましく、次 いで第2のOリング38への異物付着防止の観点 ら、第2のOリング38に隣接したノズル30の先 側に設けることが好ましい。

 次に、図3,図4を用いて、第2の実施の形態 のガス供給構造における異物除去動作を説明 する。図3には、ノズル30をレセプタクル40に 入する前の状態が示されている。図3に示す ように、ノズル30の表面には、異物除去部材3 6の一部が突出するように設けられている。 たがって、ノズル30をレセプタクル40の差込 42に挿入していくと、異物除去部材36がレセ プタクル40の差込口42から延びる内周面を摺 し、これにより、レセプタクル40の内周面の 異物が除去されていき、清浄化されたレセプ タクル40の内周面が、図4に示すように、ノズ ル30の第2のOリング38に圧接する。これにより 、第3のOリング28への異物付着が阻止され、 2のOリング28の異物による表面損傷が防止さ るとともに、ノズル30とレセプタクル40との ガスシール性、例えば70MPaの高圧ガスのシー 性が確保される。

 なお、第2の実施の形態におけるノズル30 びレセプタクル40は、上述した第1の実施の 態と同様に、金属からなり、例えばステン ス鋼により形成される。また、異物除去部 36の素材は、上述した第1の実施の形態と同 、レセプタクル40の表面との摺接時に損傷 与えない程度の弾性及び可撓性の少なくと 一方を有する素材であれば如何なる素材で よいが、例えばゴムや可撓性樹脂を用いる とができ、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE )を用いることが好ましい。

 また、異物除去部材36は、ノズル30の表面 に一連のリング状又は断続的なリング状で設 けられていてもよく、異物除去部材36のノズ 30の表面より一部突出させた部分は、例え ブレード状、ブラシ状であってもよく、ま 、一部突出する部分の長さは、選択した異 除去部材36の弾性又は可撓性の度合いによっ て、適宜選択される。

 さらに、異物除去部材36は、上述した第1 実施の形態と同様に、JIS B 8812に準拠し引 抜き荷重の測定に基づく摺動抵抗が、300N以 上500N以下である。摺動抵抗を前記範囲にす ことによって、ノズル30の差込時にレセプタ クル40の内周面と摺接しても、レセプタクル4 0への損傷がなく且つレセプタクル40の内周面 の異物を除去することができ、特に異物が水 の場合における除去性が高い。上述したよう に、気体燃料を高圧水素容器(例えば、タン )に充填するとき、気体燃料を-40℃程度の低 にして充填を行う際に、レセプタクル40の 面の水がノズル30の異物除去部材36により除 されるため、ノズル30とレセプタクル40との 間の隙間のない第2のOリング38において水が 結するおそれはなく、したがって、ノズル30 とレセプタクル40との脱着時に、第2のOリン 38の一部剥離などの損傷が防止される。

 また、本発明の第3の実施の形態における ガス供給構造の一例を図5に示す。図5に示す うに、本実施の形態のガス供給構造は、上 第1、第2の実施の形態におけるガス供給構 において、さらにガスを貯蔵するタンクと レセプタクルから前記タンクに至るガス流 50の上流側に配設された損失係数の小さいフ ィルタ52と、ガス流路50の下流側に配設され 損失係数の大きいフィルタ54とを備える。

 図7には、相対的に損失係数の小さいフィル タ52の前後の差圧(すなわち、図1のδP f =P 0 -P 1 )とフィルタ52の上流側のガス圧との関係を表 すグラフが示されている。図7に示すように 上流側のガス圧が高いほど、差圧δP f =P 0 -P 1 )は低くなる。一方、図8には、相対的に損失 数の大きいフィルタ54の前後の差圧(すなわ 、図1のδP s =P 1 -P 2 )とフィルタ54の上流側のガス圧との関係を表 すグラフが示されている。図8に示すように 上流側のガス圧が高いほど、差圧δP s =P 0 -P 1 は高くなる。したがって、高圧ガスが最初に 進入してくるガス流路50の上流側に相対的に 失係数の小さいフィルタ52を配置すること よって、フィルタ52前後の差圧δP f を低くすることができ、フィルタ52への目詰 りを防止しながら、フィルタ52にてタンク 供給されるガス中の相対的に大きい異物を 捉することができる。したがって、一部異 が除去された高圧ガスが、ガス流路50の下流 側に配置された相対的に損失係数の大きいフ ィルタ54を通過しても、従来のフィルタ54の の配設時に比べ、差圧δP s を小さくすることができ、且つ異物による目 詰まりを起こしにくくすることができる。

 すなわち、相対的に損失係数の小さいフィ タ52と損失係数の大きいフィルタ54とを組み 合わせることによって、タンクに供給される ガスの異物をより確実に捕捉するとともに、 単一フィルタ、特にフィルタ54のみの場合に べ、両フィルタ52,54の前後の差圧δP f ,δP s を小さくすることができ、これにより、ガス 流路50内のフィルタ全体の目詰まりを起こし くくすることができる。

 損失係数の小さいフィルタ52としては、 えば網状フィルタを用いることができ、網 フィルタを形成するワイヤ間の距離は、例 ば0.2mmであるものが好ましいが、これに限る ものではない。また、配設されるフィルタ52 、1個であってもよいが、2個以上を用いて よく、例えば図6に示すように、同じワイヤ 距離を有するフィルタ52を一方向に徐々に 転させて積層又は間隔をあけて配置しても い。このように2個以上を用いることによっ 、フィルタ52の孔径を変えることもでき、 た間隔をあけて配置することによってより 圧を低減することもできる。

 損失係数の大きいフィルタ54としては、 えば焼結金属フィルタを用いることができ 焼結金属フィルタとしては孔径5μmのものが ましいが、これに限るものではない。

 また、フィルタ52とフィルタ54のそれぞれ の通過孔径は、通過させるガス圧及びガスに 混入する異物によって適宜選択される。

 なお、本発明について詳細に説明したが 本発明の範囲は、上述に記載のものに限定 れるものではない。

 また、2007年12月27日に出願された特願2007- 336307に開示された明細書の発明の詳細な説明 、特許請求の範囲、図面および要約の記載す べてが、本願に組み込まれる。

 本発明のガス供給構造は、ガスを供給す ための用途であれば如何なる用途でも良い 、特に高圧ガス充填に適しており、さらに 両等の移動体に搭載される水素充填コネク の用途に好適である。