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Title:
GAS TREATMENT DEVICE, GAS TREATMENT SYSTEM, GAS TREATMENT METHOD, AND EXHAUST GAS TREATMENT SYSTEM AND INTERNAL COMBUSTION ENGINE EMPLOYING IT
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/008519
Kind Code:
A1
Abstract:
A versatile gas treatment device performing gas treatment by utilizing plasma in which a large quantity of gas containing hard-to-treat components such as an aromatic compound can be treated quickly. The gas treatment device includes an array of plasma devices consisting of a plurality of gas treatment units (20A, 20B) arranged in series on the gas channel, and a control section (10) for controlling the operation of each plasma device (20A, 20B) in the array of plasma devices. Each plasma device (20A, 20B) has a cavity (22A, 22B) consisting of a conductor communicating with the gas channel, a plasma starting sections (23A, 23B) for generating plasma in the cavity (22A, 22B), and microwave irradiators (24A, 24B) for irradiating plasma generated from the plasma starting sections (23A, 23B) with a microwave. The control means (10) selects the number of operating plasma devices (20A, 20B) depending on the components of introduced gas.

Inventors:
IKEDA, Yuji (Inc. #351 Welv Rokko, 2nd Building, 1-1 Fukada-cho 4-Chome, Nada-k, Kobe-shi Hyogo 38, 6570038, JP)
池田 裕二 (〒38 兵庫県神戸市灘区深田町4丁目1番1ウエルブ六甲道2番街351号イマジニアリング株式会社内 Hyogo, 6570038, JP)
Application Number:
JP2008/062637
Publication Date:
January 15, 2009
Filing Date:
July 12, 2008
Export Citation:
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Assignee:
IMAGINEERING, Inc. (#351, Welv Rokko 2nd Building, 1-1 Fukada-cho 4-Chome, Nada-k, Kobe-shi Hyogo 38, 6570038, JP)
イマジニアリング株式会社 (〒38 兵庫県神戸市灘区深田町4丁目1番1ウエルブ六甲道2番街351号 Hyogo, 6570038, JP)
IKEDA, Yuji (Inc. #351 Welv Rokko, 2nd Building, 1-1 Fukada-cho 4-Chome, Nada-k, Kobe-shi Hyogo 38, 6570038, JP)
International Classes:
B01J19/08; A62D3/19; B01J19/00; A62D101/22; A62D101/28
Attorney, Agent or Firm:
YAMAZAKI, Takaaki (#403, Kannai-Kasahara bld.4-22, Kaigan-dori, Naka-ku,Yokohama-sh, Kanagawa 02, 2310002, JP)
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Claims:
 プラズマを用いたガス処理装置であって、
 ガスの流路上に直列配置された複数のプラズマ装置からなるプラズマ装置列と、
 前記プラズマ装置列の各プラズマ装置の動作を制御する制御手段と
 を備え、
 前記各プラズマ装置は、前記ガスの流路に連通する反応室内にプラズマを発生させるプラズマ発生器と、このプラズマ発生器の発生するプラズマに電磁波を照射する電磁波照射器とを有して構成されており、
 前記制御手段は、稼働するプラズマ装置の数を、導入されるガスの成分に応じて選択する
 ことを特徴とするガス処理装置。
 前記プラズマ発生器は、炭素原子と他の原子との結合を切断する
 ことを特徴とする請求項1記載のガス処理装置。
 前記プラズマ発生器は、少なくとも一の炭素-炭素間結合を有する炭素化合物の該結合を切断し、この部分に酸素を結合させる
 ことを特徴とする請求項1記載のガス処理装置。
 前記制御手段は、芳香族六員環を有する成分を含有するガスが前記流路上を流通するときには、プラズマ装置列のうちの2以上のプラズマ装置を稼働させる
 ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載のガス処理装置。
 稼働するプラズマ装置のうち、ガスの流路の最上流に位置するプラズマ装置は、前記芳香族六員環を有する成分を含酸素有機化合物に改質する
 ことを特徴とする請求項3記載のガス処理装置。
 ダイオキシン類を含有するガスが前記流路上を流通するときには、プラズマ装置列の3以上のプラズマ装置を稼働する
 ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載のガス処理装置。
 少なくとも一の反応室を囲い電磁波の漏洩を防ぐキャビティを備え、
 前記キャビティ内の空間と前記キャビティ外の空間とのガスの流路は、前記電磁波の波長に基づいて定められた開口部断面積を有する少なくとも一の流路を介して連通する
 ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一に記載のガス処理装置。
 前記反応室を囲うキャビティを備え、
 前記キャビティは、金網により構成され、前記電磁波照射器が照射する電磁波の漏洩を防ぐとともに、前記電磁波の共振空洞を形成する
 ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一に記載のガス処理装置。
 前記制御手段は、導入されるガスの成分に応じて、前記電磁波照射器が照射する電磁波の照射時間を選択する
 ことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか一に記載のガス処理装置。
 前記制御手段は、所定の関数に従い、導入されるガスの成分に応じて前記電磁波照射器が照射する電磁波の照射時間を一意に決定する
 ことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか一に記載のガス処理装置。
 前記プラズマ装置より上流のガスの流路内の水分を調整する調湿手段を備える
 ことを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか一に記載のガス処理装置。
 前記制御手段が前記電磁波照射器による電磁波の照射時間として1マイクロ秒以下を選択するときに、該電磁波照射器を有するプラズマ装置より上流のガスの流路内に水分を導入する水分添加手段を備える
 ことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一に記載のガス処理装置。
 前記反応室は、束ねられた複数の導電体製のパイプを介して、前記ガスの流路に連通している
 ことを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれか一に記載のガス処理装置。
 ガスの存在する領域の周囲を、前記プラズマ装置によりプラズマの生成される領域までを取り囲むエアカーテンを形成する手段を備える
 ことを特徴とする請求項1乃至請求項13のいずれか一に記載のガス処理装置。
 前記成分の量が所定の基準を満たすときに、稼働するプラズマ装置の数を増加させる
 ことを特徴とする請求項1乃至請求項14のいずれか一に記載のガス処理装置。
 前記成分の量が基準を満たすか否かを前記ガスの流速に基づき判定する
 ことを特徴とする請求項15記載のガス処理装置。
 前記成分の量が基準を満たすか否かを前記ガスの濃度に基づき判定する
 ことを特徴とする請求項15記載のガス処理装置。
 2以上のプラズマ装置を稼働させるとき、各プラズマ装置の稼働するタイミングを、各プラズマ装置への前記ガスの到達時間の差異に基づいて決定する
 ことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一に記載のガス処理装置。
 前記ガスには、固体または液体の粒子が混入している混相流をなしており、
 前記制御手段は、稼働するプラズマ装置の数を、前記粒子に応じて選択する
 ことを特徴とする請求項1乃至請求項18記載のガス処理装置。
 前記プラズマ発生器間において、前記ガスの流路が他の流路に分配される
 ことを特徴とする請求項1乃至請求項19のいずれか一に記載のガス処理装置。
 前記プラズマ発生器間において、前記ガスの流路が他の流路と集合する
 ことを特徴とする請求項1乃至請求項19のいずれか一に記載のガス処理装置。
 前記ガス処理装置は複数存在し、ガス処理装置間が前記他の流路により接続される
 ことを特徴とする請求項20乃至請求項21記載のガス処理装置。
 前記制御手段は、ガスが前記プラズマ装置に到達するまでの経路に応じて、該プラズマ装置における前記電磁波の周波数分布及び位相、並びに、前記電磁波の照射源の位置、方向、及び数、並びに前記電磁波によって生じる電場の強度の乱れ、時間変動及び空間分布のうち少なくとも一を決定する
 ことを特徴とする請求項1乃至請求項22のいずれか一に記載のガス処理装置。
 ガス流路の上流において、ガスの性状を調整するための手段を備える
 ことを特徴とする請求項1乃至請求項22のいずれか一に記載のガス処理装置。
 前記プラズマ装置は、稼働することにより、前記反応室内の自己洗浄を行う
 ことを特徴とする請求項1乃至請求項19のいずれか一に記載のガス処理装置。
 前記制御手段は、導入されるガスの流量、流速、濃度、成分の混合割合、圧力及び温度の少なくとも一に関する平均、総計、最大値、最小値、分散、乱れ、時間変動、空間分布、差異及びパターンの少なくとも一に基づき、前記電磁波の周波数分布及び位相、並びに、前記電磁波の照射源の位置、方向、及び数、並びに前記電磁波によって生じる電場の強度の乱れ、時間変動及び空間分布を選択する
 ことを特徴とする請求項1乃至請求項25のいずれか一に記載のガス処理装置。
 インプラントで使用される
 ことを特徴とする請求項1乃至請求項26のいずれか一に記載のガス処理装置。
 エンドオブパイプで使用される
 ことを特徴とする請求項1乃至請求項26のいずれか一に記載のガス処理装置。
 請求項1乃至請求項28のいずれか一に記載のガス処理装置を複数備え、前記プラズマ装置がガスの流路上にマトリクス状または千鳥格子状に配置される
 ことを特徴とするガス処理システム。
 プラズマを用いたガス処理方法であって、
 プラズマ発生器と、プラズマ発生器の発生するプラズマに電磁波を照射する電磁波照射器とを有するプラズマ装置を用い、少なくとも一の炭素-炭素間結合を有する炭素化合物の該結合を切断し、この部分に酸素を結合させる第1工程と、
 プラズマ発生器と、プラズマ発生器の発生するプラズマに電磁波を照射する電磁波照射器とを有するプラズマ装置を用い、第1工程で生成された成分のうち含酸素有機化合物の炭素-炭素間結合を切断し、この部分に酸素を結合させる第2工程とを有する
 ことを特徴とするガス処理方法。
 内燃機関の排気ガス処理システムであって、
 請求項1乃至請求項28のいずれか一に記載のガス処理装置の前記各プラズマ装置を前記内燃機関の燃焼室内から排気管終端までの区間のガス流路内に配置し、燃焼行程を経たガスが前記制御装置により選択されたプラズマ装置を通過する時に、前記制御手段が該プラズマ装置を稼働させる
 ことを特徴とする排気ガス処理システム。
 内燃機関であって、
 圧縮上死点付近で、複数の副燃焼室をガス流路を介して直列に連通してなる燃焼室を形成し、
 請求項1乃至請求項28のいずれか一に記載のガス処理装置の前記プラズマ装置が、前記副燃焼室に位置している
 ことを特徴とする内燃機関。
Description:
ガス処理装置、ガス処理システ 及びガス処理方法、並びにそれを用いた排 ガス処理システム及び内燃機関

 本発明は、プラズマを用いてガスを処理 るガス処理装置、システム及び方法に関し 特に、プラズマを用いて芳香族有機化合物 どを含有するガスを処理するガス処理装置 システム及び方法に関する。

 従来、インプラントでまたはエンドオブ イプで、プラズマを用いてガスの処理を行 ガス処理装置が提案されている。このよう ガス処理装置は、誘電体バリア放電による ゾン発生技術を利用した装置に端を発し、 々な改良がなされてきた。

 例えば、特許文献1には、最も古典的な手 法を利用した装置として、平行平板状の誘電 体バリア電極を用いて、誘電体バリア放電を 行ってプラズマを発生させ、その電極間にガ スを導入するようにしたガス処理装置が記載 されている。

 また、特許文献2には、同軸状の電極を用 いて無声放電を行うようにした装置が記載さ れている。

 さらに、特許文献3には、網目状の誘電体 バリア電極を用いて、網越しにガスを導入す るようにした装置が記載されている。

 そして、特許文献4には、ダイオキシン類 の存在する雰囲気中に、高温のプラズマを発 生するプラズマトーチを利用してプラズマを 吹き込み、ダイオキシン類を熱処理するよう にしたガス処理装置が記載されている。

 また、特許文献5には、同軸状の電極対の 中心電極と外側の接地電極との間に誘電体の ビーズを詰めておき、ビーズの表面において 沿面放電を行ってプラズマを発生させ、この プラズマをガス処理に供するようにした装置 が記載されている。

 その他にも、プラズマと吸着剤や触媒と 併用したガス処理装置の開発も広く試みら ている。

特開2000-325734号公報

特開2001-300296号公報

特開2006-187766号公報

特開2004-216231号公報

特開2005-319357号公報

 ところで、前述したような、平行平板状 電極を用いた誘電体バリア放電を利用する ス処理装置においては、プラズマが発生す 領域は、電極間に限られる。したがって、 のガス処理装置において、大量のガスを処 するには、電極の面積を広くするとともに 電極間の間隔を拡げなければならない。

 このガス処理装置において、電極間で放 を行うために電極に印加される電圧は、電 間隔に依存し、その距離が長いほど高い電 が必要になる。そのため、電極の間隔を長 することには、自ら限界が生じ、また、高 電圧が必要となることにより、電源が扱い くくなる。また、電極の面積を広くするこ は、大きな設置スペースを要することにな 。

 したがって、このガス処理装置において 、大量のガスを処理することは困難である 特に、芳香族有機化合物のように、炭素-炭 素間の結合力の強い物質を速やかに、かつ、 大量に処理することは極めて困難である。

 このような問題は、同軸状の電極を用い 誘電体バリア放電を利用したガス処理装置 おいても同様である。さらに悪いことに、 軸状の電極においては、電極間の距離によ 、ガスの流路の断面積が決定されてしまう 電極間の距離に限界がある以上、ガスの流 の断面積を広く取ることができず、大量の スを処理することは不可能となる。

 さらに、網目状の電極を用いた場合には その電極自体がガスの流通の妨げとなり、 力損失の原因となる。処理されるガスの量 多くなるほど、また、流速が速くなるほど 圧力損失の問題は無視できないものとなる したがって、このガス処理装置でも、大量 ガスを速やかに処理することは困難である

 また、誘電体ビーズを用いた沿面放電を 用するガス処理装置、及び吸着剤や触媒を 用するガス処理装置においては、誘電体ビ ズや吸着剤、触媒がガスの流れの大きな妨 となる。そのため、このガス処理装置にお ても、大量のガスを速やかに処理すること 困難である。

 そして、プラズマトーチを用いたガス処 装置においては、プラズマトーチからプラ マを噴出させるために、外気を高圧として ーチに送り込むか、プラズマの吹込まれる 域を減圧するかのいずれかを行わなければ らない。いずれの場合も、コンプレッサ、 圧装置などの設備が必要となり、装置構成 大型化する。大量のガスを処理するには、 れらの設備も大規模なものになってしまい プラズマでのガス処理自体に必要な設備以 に、全体の設備が大掛かりとなってしまう

 加えて、これら従来のガス処理装置にお ては、処理に供されるプラズマの熱的状態 選択することはできない。すなわち、誘電 バリア放電方式などでは、プラズマトーチ 式のような熱処理を行うことはできず、逆 またしかりである。したがって、これらの ス処理装置では、放電プラズマを用いた処 が好適なガス成分と、熱処理が好適なガス 分との両方を処理することができず、汎用 に欠ける。

 そこで、本発明は、前述の事情に鑑みて 案されるものであって、プラズマを利用し ガスの処理を行うガス処理装置であって、 用性が高く、特に芳香族化合物などの処理 困難な成分を含有する大量のガスを速やか 処理することができるガス処理装置を提供 ることを目的とする。

 上述の課題を解決するために、本発明は 下の構成のいずれか一を備える。

 〔構成1〕
 プラズマを用いたガス処理装置であって、 スの流路上に直列配置された複数のプラズ 装置からなるプラズマ装置列と、プラズマ 置列の各プラズマ装置の動作を制御する制 手段とを備え、各プラズマ装置は、ガスの 路に連通する導電体からなる反応室と、こ 反応室内にプラズマを発生させるプラズマ 生器と、このプラズマ発生器の発生するプ ズマに電磁波を照射する電磁波照射器とを して構成されており、制御手段は、稼働す プラズマ装置の数を、導入されるガスの成 に応じて選択することを特徴とするもので る。

 このガス処理装置においては、プラズマ 置列の各プラズマ装置は、プラズマ発生器 発生させたプラズマに電磁波を照射するこ によって、プラズマにエネルギを与え、そ をもってプラズマを拡大成長させる。この 大成長したプラズマによりガス中の処理す き成分の分解処理を行う。処理すべき成分 、その種類に応じて分解反応の過程が異な 、1回のプラズマ処理では、処理効率が十分 に得られない場合がある。このような場合に 対処すべく、プラズマ装置を直列に配置し、 成分に応じて稼働するプラズマ装置の数を選 択する。選択された数のプラズマ装置がプラ ズマを生成することにより、ガスは選択され た数と同じ回数プラズマにより処理されるこ ととなる。プラズマの拡大成長と、成分に応 じた回数のプラズマ処理により、大量のガス をワンパスで処理することが可能になる。

 〔構成2〕
 構成1を有するガス処理装置において、プラ ズマ発生器は、炭素原子と他の原子との結合 を切断することを特徴とするものである。

 〔構成3〕
 構成1を有するガス処理装置において、プラ ズマ発生器は、少なくとも一の炭素-炭素間 合を有する炭素化合物の該結合を切断し、 の部分に酸素を結合させることを特徴とす ものである。

 電磁波による拡大成長を行ったプラズマ 、炭素数2以上の炭素化合物を、分子中に酸 素を含む、いわゆる含酸素化合物に改質する ことができる。

 〔構成4〕
 構成1乃至構成3のいずれか一を有するガス 理装置において、制御手段は、芳香族六員 を有する成分を含有するガスが流路上を流 するときには、プラズマ装置列のうちの2以 のプラズマ装置を稼働させることを特徴と るものである。

 一般に芳香族六員環を有する成分は、反 性が悪くプラズマにより十分な処理ができ い。しかしこの構成によれば、プラズマを いた2段階以上の処理により確実にこの成分 を分解することができる。一般に一回のプラ ズマ処理でこれを達成するには、極めて大規 模なプラズマ装置を用いて長い時間プラズマ 処理を行わなければならず、装置の耐久性、 規模及びエネルギ効率に問題があったが、2 階以上に処理を分けることにより、比較的 規模のプラズマ装置の組合せで、大量にか 速やかに処理を行うことが可能になる。ま 、個々のプラズマ装置への負荷が低減し、 久性・寿命の向上が期待できる。

 〔構成5〕
 構成3を有するガス処理装置において、稼働 するプラズマ装置のうち、ガスの流路の最上 流に位置するプラズマ装置は、芳香族六員環 を有する成分を含酸素有機化合物に改質する ことを特徴とするものである。

 電磁波による拡大成長を行ったプラズマ 芳香族六員環を有する成分を1回処理すると 、極めて高効率に六員環の切断及び含酸素有 機化合物への改質を行うことができる。また 、該プラズマで含酸素有機化合物を一回処理 すると、高い分解率で含酸素有機化合物を分 解することができる。したがって、2段階以 の処理により、高い分解率で芳香族六員環 有する化合物の分解が可能になる。

 〔構成6〕
 構成1または構成2を有するガス処理装置に いて、ダイオキシン類を含有するガスが流 上を流通するときには、プラズマ装置列の3 上のプラズマ装置を稼働することを特徴と る。

 1段階目の処理で、ダイオキシン類の芳香 族六員環同士の結合を切断する。2段階目の 理では芳香族六員環を切断し、含酸素化合 に改質する。そして3段階目の処理で含酸素 機化合物を分解する。これら3段階の処理の いずれかにおいて脱ハロゲンが行われる。3 階以上に処理を分けることにより、比較的 規模のプラズマ装置の組合せで、大量にか 速やかに処理を行うことが可能になる。ま 、個々のプラズマ装置への負荷が低減し、 久性・寿命の向上が期待できる。

 〔構成7〕
 構成1乃至構成6のいずれか一を有するガス 理装置において、少なくとも一の反応室を い電磁波の漏洩を防ぐキャビティを備え、 ャビティ内の空間とキャビティ外の空間と ガスの流路は、電磁波の波長に基づいて定 られた開口部断面積を有する少なくとも一 流路を介して連通することを特徴とするも である。

 〔構成8〕
 構成1乃至構成7のいずれか一を有するガス 理装置において、反応室を囲うキャビティ 備え、キャビティは、金網により構成され 電磁波照射器が照射する電磁波の漏洩を防 とともに、電磁波の共振空洞を形成するこ を特徴とするものである。

 〔構成9〕
 構成1乃至構成8のいずれか一を有するガス 理装置において、制御手段は、導入される スの成分に応じて、電磁波照射器が照射す 電磁波の照射時間を選択することを特徴と るものである。

 電磁波の照射される期間は、照射を受け プラズマがエネルギを受ける期間であり、 ラズマの拡大成長および加熱が行われる期 である。電磁波の照射時間をガスの成分に じて選択することにより、処理対象となる 分の分解処理に適したプラズマを準備する とができる。したがって、汎用性が向上す 。

 〔構成10〕
 構成1乃至構成8のいずれか一を有するガス 理装置において、制御手段は、所定の関数 従い、導入されるガスの成分に応じて電磁 照射器が照射する電磁波の照射時間を一意 決定することを特徴とするものである。

 〔構成11〕
 構成1乃至構成10のいずれか一を有するガス 理装置において、プラズマ装置より上流の スの流路内の水分を調整する調湿手段を備 ることを特徴とするものである。

 〔構成12〕
 構成1乃至構成11のいずれか一を有するガス 理装置において、制御手段は、電磁波照射 が電磁波を照射する時間として1マイクロ秒 以下を選択するときに、該電磁波照射器を有 するプラズマ装置より上流のガスの流路内に 水分を導入する水分添加手段を備えることを 特徴とするものである。

 電磁波の照射時間が1マイクロ秒以下であ れば、電磁波を用いたプラズマの拡大成長の 初期における非平衡状態において多量に発生 するOHラジカルが熱により失活する確率が低 する。このような稼働を行う場合に、プラ マの原料となるガスに多量の水分が含まれ いれば、その分OHラジカルを大量に生成し 用することが可能になる。したがって、OHラ ジカルを用いた酸化反応による分解を促進さ せることができる。

 〔構成13〕
 構成1乃至構成12のいずれか一を有するガス 理装置において、反応室は、束ねられた複 の導電体製のパイプを介して、ガスの流路 連通していることを特徴とするものである

 束ねられた複数の導電体製パイプにより この構造であれば高い開口率を確保しつつ 電磁波の漏洩を防ぐことができる。そのた 、多量のガスをプラズマの生成される領域 導入することが容易になる。また、消音効 も期待できる。

 〔構成14〕
 構成1乃至構成13のいずれか一を有するガス 理装置において、ガスの存在する領域の周 を、プラズマ装置によりプラズマの生成さ る領域までを取り囲むエアカーテンを形成 る手段を備えることを特徴とするものであ 。

 エアカーテンにより、ガスをプラズマに くことができ、ガスの処理効率を向上させ ことができる。

 〔構成15〕
 構成1乃至構成14のいずれか一を有するガス 理装置において、成分の量が所定の基準を たすときに、稼働するプラズマ装置の数を 加させることを特徴とする。

 流路を流通する処理対象の成分の量が多 場合に、稼働するプラズマ装置の数を増加 せることにより、各プラズマ装置の形成す プラズマを過度に大規模化させることなく 大量のガスを処理することが可能になる。

 〔構成16〕
 構成15を有するガス処理装置において、成 の量が基準を満たすか否かをガスの流速に づき判定することを特徴とする。

 流速の変化に伴うガス中の処理対象の成 の絶対量の増加を、稼働するプラズマ装置 数を増加させることにより対処する。

 〔構成17〕
 構成15を有するガス処理装置において、成 の量が基準を満たすか否かをガスの濃度に づき判定することを特徴とする。

 濃度の変化に伴うガス中の処理対象の成 の相対量の増加を、稼働するプラズマ装置 数を増加させることにより対処する。

 〔構成18〕
 構成1乃至構成17のいずれか一を有するガス 理装置において、2以上のプラズマ装置を稼 働させるとき、各プラズマ装置の稼働するタ イミングを、各プラズマ装置へのガスの到達 時間の差異に基づいて決定することを特徴と する。

 複数のプラズマ装置を稼働するにあたり 各プラズマ装置の稼働するタイミングはガ が処理される各プラズマ装置の稼働するタ ミングを、各プラズマ装置へのガスの到達 間の差異に基づいて決定すると、ガス処理 置を通過するガスをプラズマ装置で何回処 するかを定めることができる。

 〔構成19〕
 構成1乃至構成14のいずれか一を有するガス 理装置であって、ガスには、固体または液 の粒子が混入している混相流をなしており 制御手段は、稼働するプラズマ装置の数を 粒子に応じて選択することを特徴とするも である。

 〔構成20〕
 構成1乃至構成15のいずれか一を有するガス 理装置であって、プラズマ発生器間におい 、ガスの流路が他の流路に分配されること 特徴とするものである。

 〔構成21〕
 構成1乃至構成15のいずれか一を有するガス 理装置であって、プラズマ発生器間におい 、ガスの流路が他の流路と集合することを 徴とするものである。

 〔構成22〕
 構成20、または、構成21を有するガス処理装 置において、ガス処理装置は複数存在し、ガ ス処理装置間が前記他の流路により接続され ることを特徴とするものである。

 〔構成23〕
 構成1乃至構成22のいずれか一を有するガス 理装置において、制御手段は、ガスがプラ マ装置に到達するまでの経路に応じて、該 ラズマ装置における電磁波の周波数分布及 位相、並びに、電磁波の照射源の位置、方 、及び数、並びに電磁波によって生じる電 の強度の乱れ、時間変動及び空間分布のう 少なくとも一を決定することを特徴とする のである。

 〔構成24〕
 構成1乃至構成22のいずれか一を有するガス 理装置において、ガス流路の上流において ガスの性状を調整するための手段を備える とを特徴とするものである。

 〔構成25〕
 構成1乃至構成15のいずれか一を有するガス 理装置であって、プラズマ装置は、稼働す ことにより、反応室内の自己洗浄を行うこ を特徴とする。

 〔構成26〕
 構成1乃至構成25のいずれか一を有するガス 理装置であって、制御手段は、導入される スの流量、流速、濃度、成分の混合割合、 力及び温度の少なくとも一に関する平均、 計、最大値、最小値、分散、乱れ、時間変 、空間分布、差異及びパターンの少なくと 一に基づき、電磁波の周波数分布及び位相 並びに、電磁波の照射源の位置、方向及び 、並びに電磁波によって生じる電場の強度 乱れ、時間変動及び空間分布を選択するこ を特徴とするものである。

 〔構成27〕
 構成1乃至構成26のいずれか一を有するガス 理装置であって、インプラントで使用され ことを特徴とするものである。

 〔構成28〕
 構成1乃至構成27のいずれか一を有するガス 理装置であって、エンドオブパイプで使用 れることを特徴とするものである。

 〔構成29〕
 構成1乃至構成28のいずれか一を有するガス 理装置を複数備え、プラズマ装置がガスの 路上にマトリクス状または千鳥格子状に配 されることを特徴とするものである。

 マトリクス状または千鳥格子状にガス処 装置を並列化することにより、処理速度を 持したまま処理量を増大させることが可能 なる。

 〔構成30〕
 プラズマを用いたガス処理方法であって、 ラズマ発生器とプラズマ発生器の発生する ラズマに電磁波を照射する電磁波照射器と 有するプラズマ装置を用い、少なくとも一 炭素-炭素間結合を有する炭素化合物の該結 合を切断し、この部分に酸素を結合させる第 1工程と、プラズマ発生器とプラズマ発生器 発生するプラズマに電磁波を照射する電磁 照射器とを有するプラズマ装置を用い、第1 程で生成された成分のうち含酸素有機化合 の炭素-炭素間結合を切断し、この部分に酸 素を結合させる第2工程とを有する。

 第1工程でまず芳香族六員環が切断されて 、含酸素化合物に改質される。第2工程では 高い分解率で含酸素有機化合物を分解する とができる。高い分解率で芳香族六員環を する化合物の分解が可能になる。小規模の ラズマ装置を用いて、大量にかつ速やかに 理を行うことが可能になる。また、個々の ラズマ装置への負荷が低減し、耐久性・寿 が向上することが期待できる。

 〔構成31〕
 内燃機関の排気ガス処理システムであって 構成1乃至構成28のいずれか一を有するガス 理装置の各プラズマ装置を内燃機関の燃焼 内から排気管終端までの区間のガス流路内 配置し、燃焼行程を経たガスが制御装置に り選択されたプラズマ装置を通過する時に 制御手段が該プラズマ装置を稼働させるこ を特徴とするものである。

 〔構成32〕
 内燃機関であって、圧縮上死点付近で複数 副燃焼室をガス流路を介して直列に連通し なる燃焼室を形成し、構成1乃至構成28のい れか一を有するガス処理装置のプラズマ装 が副燃焼室に位置していることを特徴とす ものである。

 本発明の構成1によれば、プラズマの拡大 成長と、成分に応じた回数のプラズマ処理に より、大量のガスをワンパスで処理すること が可能になる。

 本発明の構成3によれば、電磁波による拡 大成長を行ったプラズマで、炭素数2以上の 素化合物を、分子中に酸素を含む、いわゆ 含酸素化合物に改質することができる。

 本発明の構成4によれば、2段階以上に処 を分けることにより、比較的小規模のプラ マ装置の組合せで、大量にかつ速やかに処 を行うことが可能になる。また、個々のプ ズマ装置への負荷が低減し、耐久性・寿命 向上することが期待できる。

 本発明の構成5によれば、六員環の切断及 び含酸素有機化合物への改質と、含酸素有機 化合物の分解との2段階の処理により、高い 解率で芳香族六員環を有する化合物の分解 可能になる。

 本発明の構成6によれば、3段階以上に処 を分けることにより、比較的小規模のプラ マ装置の組合せで、大量にかつ速やかにダ オキシン類の処理を行うことが可能になる また、個々のプラズマ装置への負荷が低減 、耐久性・寿命を向上させることができる

 本発明の構成8によれば、キャビティは、 金網により構成されており、電磁波照射器が 照射する電磁波の漏洩を防ぐとともに、電磁 波の共振空洞を形成することができ、プラズ マによるガスの処理効率を向上させることが できる。

 本発明の構成9によれば、処理対象となる 成分の分解処理に適したプラズマを準備する ことができ、汎用性が向上する。

 本発明の構成12によれば、OHラジカルを用 いた酸化反応による分解を促進させることが できる。

 本発明の構成13によれば、高い開口率を 保しつつ、電磁波の漏洩を防ぐことができ 多量のガスをプラズマの生成される領域に 入することが容易になる。また、消音効果 期待できる。

 本発明の構成14によれば、エアカーテン より、ガスをプラズマに導くことができ、 スの処理効率を向上させることができる。

 本発明の構成15乃至構成17によれば、流路 を流通する処理対象の成分の量が多い場合に 、稼働するプラズマ装置の数を増加させるこ とによって、各プラズマ装置の形成するプラ ズマを過度に大規模化させることなく、大量 のガスを処理することが可能になる。

 本発明の構成18によれば、ガス処理装置 通過するガスをプラズマ装置で何回処理す かを定めることができる。ガス処理装置は 列接続されているため、ガス処理装置を一 通過させるだけで適切な回数のプラズマ処 を行うことができる。

 本発明の構成19によれば、混相流をなす スを処理することができる。

 本発明の構成20または構成17によれば、分 配または集合によって、ガス処理のバリエー ションが増大し、汎用性が増す。

 本発明の構成21によれば、自己洗浄によ 、内部を清浄に保ち、ガスの停留を防止す とともに、メンテナンス性を改善すること できる。

 本発明の構成25によれば、導入されるガ の流量、流速、濃度、成分の混合割合、圧 及び温度の少なくとも一に関する平均、総 、最大値、最小値、分散、乱れ、時間変動 空間分布、差異及びパターンの少なくとも に基づき、電磁波の周波数分布及び位相、 びに、電磁波の照射源の位置、方向及び数 並び電磁波によって生じる電場の強度の乱 、時間変動及び空間分布を選択してガス処 を行うことができる。

 本発明の構成26によれば、インプラント おいて、構成1乃至構成19のいずれか一の作 効果を奏することができる。

 本発明の構成27によれば、エンドオブパ プにおいて、構成1乃至構成19のいずれか一 作用効果を奏することができる。

 本発明の構成28によれば、マトリクス状 たは千鳥格子状にガス処理装置を並列化す ことにより、処理速度を維持したまま処理 を増大させることが可能になる。

 本発明の構成29によれば、高い分解率で 香族六員環を有する化合物の分解が可能に る。小規模のプラズマ装置を用いて、大量 かつ速やかに処理を行うことが可能になる また、個々のプラズマ装置への負荷が低減 、耐久性・寿命の向上が期待できる。

 すなわち、本発明は、プラズマを利用し ガスの処理を行うガス処理装置において、 用性が高く、特に芳香族化合物など処理が 難な成分を含有する大量のガスを速やかに 理することができるガス処理装置を提供す ことができる。

第1の実施形態に係るガス処理装置の機 能的構成を示すブロック図である。 ガス処理ユニットのハードウェア構成 示す斜視図である。 ダクト内でのキャビティの配置を示す 視図である。 ガス感知部の概略構成を示すブロック である。 水分添加部の概略構成を示すブロック である。 統合制御部による制御の構造を示すフ ーチャートである。 1段処理を行う際の統合制御部による制 御の構造を示すフローチャートである。 2段処理を行う際の統合制御部による制 御の構造を示すフローチャートである。 ユニット制御部による制御の構造を示 フローチャートである。 ダクト内でのキャビティの並列配置の 一例を示す斜視図である。 ダクト内でのキャビティの千鳥状の配 置の一例を示す斜視図である。 キャビティの別の一例を示す斜視図で ある。 往復動機関型の内燃機関においてこれ を実施するために用いられるピストンを示す 図である。

符号の説明

 1 ガス処理装置
 2 ガス導入部
 3 ガス転送部
 4 ガス排出部
 5A 第1のガス感知部
 5B 第2のガス感知部
 6A 第1の水分添加部
 6B 第2の水分添加部
 10 制御部
 11 統合制御部
 12A 第1のユニット制御部
 12B 第2のユニット制御部
 20A 第1のガス処理ユニット
 20B 第2のガス処理ユニット
 21A 第1の処理室
 21B 第2の処理室
 22A 第1のキャビティ
 22B 第2のキャビティ
 23A 第1のプラズマ始動部
 23B 第2のプラズマ始動部
 24A 第1のマイクロ波照射部
 24B 第2のマイクロ波照射部

 以下、本発明の好適な実施の形態につい 、図面を参照しながら説明する。

 〔ガス処理装置の概要〕
 本発明に係るガス処理装置は、プラズマ、 ラズマの熱、及び/またはプラズマより生じ る酸化力の高い活性成分を用いて、ガス中の 芳香族有機化合物、アルデヒド類などの種々 の有機化合物を酸化させ、最終的には、二酸 化炭素と水とに改質するガス処理装置である 。ここで、酸化力の高い活性成分とは、具体 的には、OHラジカル、オゾンなど、空気中の 素または水を非平衡状態のプラズマによっ 処理することにより生じる成分である。

 本実施形態では、ガス処理に用いるプラ マは、概ね次の2工程によって生成する。す なわち、まず、スパーク放電により小規模の プラズマを生成することにより、処理に用い るプラズマの生成を開始する。そして、生成 されたプラズマにマイクロ波パルスを照射す ることにより、プラズマ中の荷電粒子にエネ ルギを与えて、プラズマの拡大成長をアシス トする。このとき、処理対象となるガス中の 成分、濃度などに応じて、マイクロ波パルス の持続時間の調整と、プラズマを用いた処理 回数の調整とを行う。

 マイクロ波パルスの調整においては、例 ば、マイクロ波パルスの持続時間を調整す ことにより、非平衡プラズマ、熱平衡プラ マの選択的な生成またはプラズマの温度条 の制御を行う。また、例えば、単位時間当 りのマイクロ波パルスの照射回数を調整す ことにより、処理量の調整を行う。

 処理回数の調整においては、例えば、芳 族化合物など一般に分解が困難とされる成 に対しては、プラズマによるガスの改質処 を2回に亘り実行する。すなわち、1回目で 、六員環の切断を行い、芳香族化合物を含 素有機化合物に改質する。そして、2回目で 、含酸素有機化合物を分解し、二酸化炭素 水とに改質する。なお、この処理は、イン ラント、エンドオブパイプのいずれで行っ もよい。

 図1に、本実施形態に係るガス処理装置1 機能的構成をブロック図形式で示す。

 このガス処理装置1は、図1に示すように 各々が導入されたガスの改質をプラズマを いて行う第1のガス処理ユニット20A及び第2の ガス処理ユニット20Bを有して構成される。

 また、このガス処理装置は、ガスを第1の ガス処理ユニット20Aに導入するガス導入部2 、第1のガス処理ユニット20Aによる処理済の スを第2のガス処理ユニット20Bに転送するガ ス転送部3と、第2のガス処理ユニット20Bによ 処理済のガスを排出するガス排出部4と、ガ ス導入部2を通過するガスの計測を行う第1の ス感知部5Aと、ガス排出部4を通過するガス 計測を行う第2のガス感知部5Bと、ガス導入 2を介して流通するガスに水分を供給する第 1の水分添加部6Aと、ガス転送部3を介して流 するガスに水分を供給する第2の水分添加部6 Bとを有している。

 さらに、このガス処理装置は、第1のガス 感知部5A及び第2のガス感知部5Bからの入力に 応する指令信号を第1のガス処理ユニット20A 及び第2のガス処理ユニット20B、並びに、水 添加部6A及び6Bに出力する制御部10を有して る。

 制御部10は、第1のガス処理ユニット20A及 第2のガス処理ユニット20Bの各々に対して2 統、水分添加部6A及び6Bの各々に対し1系統の 計6系統の指令信号を与える。

 この制御部10は、ガス感知部5A及び5B、並 に、水分添加部6A及び6Bに接続された統合制 御部11と、第1のガス処理ユニット20Aのプラズ マ始動部23A及びマイクロ波照射部24A、並びに 、統合制御部11に接続された第1のユニット制 御部12Aと、第2のガス処理ユニット20Bのプラ マ始動部23B及びマイクロ波照射部24B、並び 、統合制御部11に接続された第2のユニット 御部12Bとを有している。

 統合制御部11は、ガス感知部5A及び5Bから 入力に基づき、稼働させるガス処理ユニッ の数、そのガス処理ユニットにおいて生成 れるべきプラズマの諸元及び水分添加の要 を決定する。ユニット制御部12A及びユニッ 制御部12Bは、統合制御部11により決定され 諸元のプラズマが生成されるように、プラ マ始動部23A及び23B、並びにマイクロ波照射 24A及び24Bの動作するタイミングを決定する これらの決定は、所定の形式の指令信号と て授受される。

 第1のガス処理ユニット20Aは、ガス導入部 2及びガス転送部3に連通し、かつ、所定の空 21Aを取り囲むキャビティ22Aと、ガス処理ユ ット20に与えられる2系統の指令信号の一方 従って動作し、処理に用いるプラズマ生成 契機となる状態(以下、この状態を「初期状 態」と称す。)を形成するプラズマ始動部23A 、制御部10からの2系統の指令信号の他方に い動作し、マイクロ波の発振及び照射を行 マイクロ波照射部24Aとを有している。

 第2のガス処理ユニット20Bは、ガス転送部 3及びガス排出部4に連通する所定の空間21Bを り囲むキャビティ22Bと、第1のガス処理ユニ ット20Aのものとそれぞれ同様のプラズマ始動 部23B及びマイクロ波照射部24Bとを有する。

 キャビティ22A及び22B内の空間21A及び21Bに 、処理対象のガスが導入され、プラズマの 期状態が形成され、さらに、マイクロ波が 射される。すなわち、ガス処理に用いるプ ズマがこの空間で形成され、ガスの処理に せられる。キャビティ22Aは、空間21A内にプ ズマ及びマイクロ波を閉じ込める機能を備 る。以下の説明では、これらの空間21A及び2 1Bを「処理室」と呼ぶ。

 以下の説明では、統合制御部11が第1のユ ット制御部12Aまたは第2のユニット制御部12B に与える指令信号を「ユニット指令信号」と 呼び、統合制御部11が水分添加部6Aまたは6Bに 与える指令信号を「水分添加信号」と呼ぶ。 また、ユニット制御部12Aまたは12Bがプラズマ 始動部23Aまたは23Bに与える指令信号を「始動 信号」と呼び、ユニット制御部12Aまたは12Bが マイクロ波照射部24Aまたは24Bに与える指令信 号を「アシスト信号」と呼ぶ。

 〔各機能部の詳細構成〕
 ガス導入部2、ガス転送部3及びガス排出部4 、具体的には、ガスの流路となるダクトと ダクト上に設けられたファンなどからなる ガスの流路の上流と下流との圧力差によっ ガスの流れを形成し、もってキャビティ22A び22Bに対しガスの導入及び排出を行う。フ ンなどは、一連のガスの流路上にガスの流 を生じさせるよう配置されていれば、上流 、下流側のいずれに設けてもよい。なお、 ス導入部2、ガス転送部3及びガス排出部4の 々がファンなどを必ずしも備えなくてもよ 。例えば、ガスが予め十分な流速でガス処 装置1に導入されるものであれば、ファンな どを備えていなくてもよい。

 図2に、ガス処理ユニット20Aのハードウェ ア構成を示す。

 ガス処理ユニット20Aのキャビティ22Aは、 2に示すように、一端が開放され他端に開口 の設けられた円筒状の金網30と、金網30の開 端側に接合される導電体の蓋体31とを有する 。金網30の開口部には、プラズマ始動部23Aが 合される。蓋体31には開口が設けられてお 、この開口には、マイクロ波照射部24Aが接 される。金網30及び蓋体31に囲まれた空間が 理室21Aとなる。

 プラズマ始動部23Aは、制御部10から始動 号を受けるように接続されたスパークプラ 用の点火信号発生器32と、点火信号発生器32 接続されたイグニッションコイル33と、イ ニッションコイル33に接続されたスパークプ ラグ34とを有する。スパークプラグ34は、そ 電極部分が処理室21A内に配置されるように その電極部分が金網30の開口より挿入された 状態で金網30と接合される。

 マイクロ波照射部24Aは、制御部10からア スト信号を受けるように接続された直流パ ス電源装置35と、直流パルス電源装置35に接 されたマグネトロン36と、導波管37、同軸導 波管変換器38及び同軸ケーブル39からなるマ クロ波伝送路と、同軸ケーブル39に接続され たアンテナ40とを有する。直流パルス電源装 35は、具体的には、インバータ電源装置で ってよい。アンテナ40は、その放射端が処理 室21A内に配置されるよう、蓋体31の開口より 入される。アンテナ40の形状は、マグネト ン36の発振周波数及びキャビティ22Aの特性に 応じて適宜選択される。マグネトロン36は、 庭用電子レンジなどに用いられる2.45GHz発振 のものであってよい。

 キャビティ22Aの形状は、マグネトロン36 発振周波数に対応する空洞共振室を形成す よう選ばれることが望ましい。マイクロ波 、処理室21A内で共振して定在波となる。ス ークプラグ34は、電極部分がこの定在波の腹 の位置に配置されるように金網30と接合され ことが望ましい。

 なお、第2のガス処理ユニット20Bは、ガス 処理ユニット20Aと同様に構成されている。

 図3に、ダクト上でのキャビティ22A及び22B の配置例を示す。

 この配置例においては、キャビティ22A及 22Bは、図3に示すように、この順でダクト41 に配置される。キャビティ22A及び22Bの側面 金網であるため、ダクト41の上流から流れ きたガスは、処理室21Aと21Bとの両方を通過 る。

 図4に、第1のガス感知部5Aの機能的構成を 示す。

 第1のガス感知部5Aは、図4に示すように、 ガス導入部2に接続された流量計51と、成分別 の濃度計52と、温度計53と、湿度計54とを有し 、これら流量計51、濃度計52、温度計53及び湿 度計54の出力を制御部10に出力する出力部55を 有する。濃度計52は、例えば、芳香族炭化水 化合物(ベンゼン、トルエン、キシレンなど )の濃度及び含酸素有機化合物(アルデヒド、 ルコール、カルボン酸、エーテル、ケトン ど)の濃度に応じた信号を出力する。以下の 説明では、濃度計52は、少なくとも芳香族炭 水素化合物の濃度、含酸素有機化合物の濃 及び脂肪族炭化水素の濃度に応じた信号を 力するものとする。

 なお、第2のガス感知部5Bは、ガス排出部4 に接続されることを除いて、第1のガス感知 5Aと同様の構成及び機能を有している。

 図5に、水分添加部6Aの概略構成を示す。

 水分添加部6Aは、図5に示すように、加湿 61と、マスフローコントローラ62とを有する 。水分添加信号は、これらの両方に与えられ る。加湿器61は、水分添加信号に応答して起 し、マスフローコントローラ62は、水分添 信号に応じた流量で、加湿器61により加湿さ れた空気を排出する。加湿器61は、例えば、 ブライザであってもよい。また、加熱式の 湿器であってもよい。

 制御部10は、実質的には、一般的なコン ュータ、すなわちコンピュータハードウェ と、コンピュータハードウェアにより実行 れるプログラムと、コンピュータハードウ アに格納されるデータとにより実現される コンピュータを制御部10として動作させるプ ログラムは、リムーバブルメディア、ハード ディスク、ROM(Read Only Memory)などの記憶装置 格納され、実行の際にRAM(Random Access Memory) ロードされる。なお、このプログラムは、 ットワークなどを通じてコンピュータに送 されてもよい。このプログラムは、コンピ ータに制御部10の動作を実行させる複数の 令を含む。これら動作の命令に必要な基本 機能のいくつかは、コンピュータに予めイ ストールされ、コンピュータ上で動作する ペレーティングシステム(OS)、サードパーテ のプログラムまたは各種ツールキットのモ ュールにより提供される。したがって、こ プログラムは、制御部10に必要な機能全て 含んでいる必要はなく、所望の結果が得ら るように制御された手法で適切な機能、ツ ルなどを呼出すことによって制御部10の動作 を実現する命令のみを含んでいればよい。コ ンピュータ自体の動作は周知であるので、こ こでは説明を繰返さない。

 図6に、統合制御部11による制御構造例を す。

 統合制御部11が制御を開始すると、図6に すように、ステップ101において、第1のガス 感知部5Aからの流量及び濃度の信号に基づき ガス処理ユニット20Aの上流におけるガス中 処理されるべき成分の量が排出の許容量以 であるか否かを判定する。判定結果がYESで ればステップ106に進む。さもなければステ プ102に進む。ステップ106では、第1のガス処 理ユニット20A及び第2のガス処理ユニット20B 両方を休止状態にし、ステップ101に戻る。

 ステップ102では、ガス処理ユニット20Aの 流における芳香族有機化合物の濃度が排出 許容される濃度以下であるか否かを判定す 。判定結果がYESであればステップ103に移行 る。さもなければステップ105に移行する。

 ステップ103では、第1のガス処理ユニット 20Aのみを用いた1段処理の制御を実行する。 テップ104では、第2のガス感知部5Bからの信 に基づき、ガス処理ユニット20Bの下流での ス中の有機化合物の濃度が予め定められた 標濃度以下であるか否かを判定する。判定 YESであれば、ステップ101に戻る。さもなけ ばステップ105に移行する。

 ステップ105では、第1のガス処理ユニット 20A及び第2のガス処理ユニット20Bの両方を用 た2段処理の制御を実行し、ステップ101に戻 。

 図7に、1段処理103の制御構造を示す。

 1段処理103が開始されると、図7に示すよ に、ステップ131において、第2のガス感知部5 Bからの信号を読出し、その信号に含まれる ス中の化学物質の種類及び濃度の情報から 1のガス処理ユニット20Aにける投入エネルギ 設定を行う。ステップ132では、第2のガス感 知部5Bからの信号に含まれるガス流量に基づ 、プラズマ生成周期の設定を行う。さらに 投入エネルギとプラズマ生成周期とから1回 のプラズマ持続時間を定める。ステップ133で は、ステップ131及びステップ132での処理の結 果を指令信号の形式に変換することにより、 第1のユニット指令信号の設定を行う。ステ プ134では、第2のユニット指令信号を、第2の ガス処理ユニット20Bの休止状態に対応する値 に設定する。

 ステップ135では、第1のガス感知部5Aから 信号に含まれる温度及び湿度の情報に基づ 、ガス中の水分量が適切であるか否かを判 する。例えば、温度と湿度とから水蒸気量 求め、その値がその温度での飽和水蒸気量 達しているか否かを判定する。飽和水蒸気 に達していればステップ137に進む。さもな ればステップ136に進む。

 ステップ136では、水蒸気量と飽和水蒸気 とに基づき、ガスに添加する水分量を求め その水分量に対応する値に水分添加信号の を変更する。ステップ137では、水分添加信 、第1のユニット指令信号及び第2のユニッ 指令信号を対応の機能部に対し発行する。

 図8に、2段処理105の制御構造を示す。

 2段処理105が開始されると、図8に示すよ に、ステップ151で、図7のステップ131と同様 方法で、ガス中の化学物質の種類及び濃度 ら投入エネルギの設定を行う。ただし、本 テップ151においては、ガスがプラズマで2回 処理されることを前提とし、第1のガス処理 ニット20A及び第2のガス処理ユニット20Bの両 の投入エネルギの設定を行う。ステップ152 は、ガス流量に基づき第1のガス処理ユニッ ト20A及び第2のガス処理ユニット20Bにおける ラズマ生成周期を設定する。

 ステップ153では、ステップ151及びステッ 152での処理の結果を指令信号の形式に変換 ることにより、第1のユニット指令信号及び 第2のユニット指令信号の設定を行う。ステ プ154では、ガス感知部5A及び/または5Bからの 信号に基づき、ガスの流量からガスの流速へ の換算を行う。ステップ155では、ステップ154 で求めた流速に基づき第2のユニット指令信 にプラズマ始動のタイミングの補正値の情 を追加する。ステップ156及びステップ157で 、それぞれ図7に示すステップ135及びステッ 136と同様の処理を実行する。ステップ158で 、水分添加信号、第1のユニット指令信号及 び第2のユニット指令信号を対応の機能部に 行する。

 図9に、ユニット制御部12A及び12Bの機能を 実現するユニット制御処理プログラム170の制 御構造を示す。

 このプログラム170が開始されると、図9に 示すように、ユニット指令信号に基づき、ス テップ171で、マイクロ波の各パルス発振の開 始時刻及び終了時刻を設定し、その設定値を アシスト信号の形式に変換する。ステップ172 では、ステップ171で設定された開始時刻及び 終了時刻をもとに、プラズマの初期状態の形 成を開始する時刻及び終了する時刻を設定し 、その設定値を始動信号の形式に変換する。 ステップ173では、始動信号及びアシスト信号 をそれぞれ対応の機能部に発行する。

 以上のように構成された本実施形態に係 ガス処理装置1は、以下のように動作する。 すなわち、図1に示すように、ガスが到達す と、ガス導入部2がそのガスを処理室21へ導 する。導入されたガスは、ガス転送部3及び ス排出部4により順次後段へ輸送される。同 時に、第1のガス感知部5Aが流量、各成分の濃 度、温度及び湿度を計測する。計測の結果は 所定の信号形式で統合制御部11に与えられる

 統合制御部11は、第1のガス感知部5Aによ 計測の結果をもとに、以下の動作例1乃至動 例3に示す動作のうちからいずれか一を選択 する。このガス処理装置1は、その選択に従 た動作を実行する。

 〔動作例1〕
 ガス導入部2を通過するガス中の処理対象と なる成分の濃度が許容値以下である場合には 、統合制御部11は、ガス処理ユニット20A及び2 0Bのいずれも休止する動作を選択する。この 択に従い、ユニット制御部12A及び12B、並び ガス処理ユニット20A及び20B、並びに水分添 部6A及び6Bは、動作を休止する。ガス導入部 2により処理室21Aに導入されたガスは、処理 21Aからガス転送部3、処理室21B及びガス排出 4を介してそのまま排出される。

 〔動作例2〕
 芳香族化合物の濃度が許容値以内であり、 つ、他の成分の濃度が許容値を超える場合 は、まず、第1のガス処理ユニット20Aを稼働 させ、その後に、第2のガス感知部5Bからの信 号に基づいて第2のガス処理ユニット20Bの稼 の要否を決定する動作を選択する。

 この選択がなされた場合、統合制御部11 、第2のガス感知部5Bの出力を読んで、第1の ス処理ユニット20Aにおける投入エネルギと ラズマの生成周期を定める。

 投入エネルギについては、処理すべき成 の濃度が高いほど、投入エネルギが多くな ように定める。プラズマ生成周期について 、処理すべきガスの流量が多いほど短くな ように定める。さらに、投入エネルギとプ ズマの生成周期とから、1回のプラズマ持続 時間を定める。このプラズマの持続時間は、 窒素酸化物の生成量の低減を要するならば、 1マイクロ秒程度とすればよい。非平衡プラ マにおけるOHラジカルの酸化作用を用いた処 理を行うならば、プラズマ中の電子とイオン との熱緩和時間に応じて、プラズマの持続時 間を設定すればよい。この場合、プラズマの 持続時間は、大気圧下では、概ね数ナノ秒か ら数百ナノ秒程度であればよい。

 統合制御部11は、ユニット制御部12Aに投 エネルギ、プラズマの発生周期及びプラズ 持続時間の情報をユニット指令信号として える。ユニット指令信号を受けたユニット 御部12Aは、投入エネルギ、プラズマの発生 期及びプラズマ持続時間の情報をもとに、 ラズマの発生の開始時刻及び終了時刻を決 する。そして、マイクロ波照射部24Aへの信 伝達の遅れ、マイクロ波照射部24Aの立ち上 り、立ち下がりに要する時間などに基づき これらの時刻を補正し、マイクロ波発振の 始時刻及び終了時刻を設定する。その後、 ニット制御部12Aは、プラズマの発生開始時 にプラズマ始動部23Aが小規模なプラズマの 成を行うよう、プラズマ始動部23Aの動作開 時刻及び終了時刻を設定する。そして、ユ ット制御部12Aは、上述のように設定した時 に、プラズマ始動部23A及びマイクロ波照射 24Aが動作するよう、始動信号及びアシスト 号を出力する。

 そして、図2に示すように、プラズマ始動 部23Aの点火信号発生器32は、始動信号に従い イグニッションコイルの一次側に通電しス ークプラグ34の電極部に高電圧を印加する スパークプラグ34の電極部分では、スパーク 放電が行われ、小規模なプラズマが発生する 。マイクロ波照射部24Aの直流パルス電源装置 35は、アシスト信号に従い、マグネトロン36 給電を行う。マグネトロン36は、給電を受け てマイクロ波を発振する。そのマイクロ波は 、マイクロ波伝送路を介してアンテナ40に伝 される。その結果、マイクロ波発振の開始 刻から終了時刻までの期間、マイクロ波が ャビティ22A内に照射される。スパーク放電 より生じたプラズマは、マイクロ波のエネ ギを受けて処理室21A内で拡大成長する。

 第1のガス処理ユニット20Aのこれら一連の 動作により、スパークプラグによる放電を契 機にプラズマが生じ、マイクロ波の照射終了 を契機にプラズマの生成が終了する。結果と して、統合制御部11により設定されたプラズ の生成周期及び持続時間でプラズマの生成 繰返し行われる。

 このようにしてプラズマが生成された第1 の処理室21Aにガスが導入されると、ガスに含 まれる処理対象の成分がプラズマ、プラズマ の熱またはプラズマより生じる活性成分によ り分解、処理される。例えば、ホルムアルデ ヒドは、90%以上の高い分解率で分解される。 処理されたガスは、図1に示すガス転送部3、 2の処理室21B及びガス排出部4を介して排出 れる。

 ここで、第2のガス感知部5Bにおいて、ガ 中の処理対象の成分の濃度が基準値を超え ことが計測された場合には、統合制御部11 、第2のガス処理ユニット20Bもプラズマによ 処理を実行するよう、第2のユニット制御部 12Bに対し、ユニット指令信号を出力する。第 2のユニット制御部12B及び第2のガス処理ユニ ト20Bは、このユニット指令信号を契機に、 1のユニット制御部12A及び第1のガス処理ユ ット20Aと同様の動作を実行する。これによ 、第2の処理室21B内に導入されたガスもまた プラズマにより処理される。これにより、 スはさらに分解処理される。

 なお、第2のガス処理ユニット20Bがプラズ マを生成するタイミングについては、次の2 りの方針が想定される。すなわち、プラズ により処理され改質された成分に対し、さ にプラズマを作用させるというものと、プ ズマの繰返し発振によりプラズマが生成さ ていない期間に処理室21Aを通過したガスに しプラズマを作用させるというものである これらのいずれの場合でも、各ガス処理ユ ット20A及び20Bを通過するガスの速度をもと 、第2のガス処理ユニット20Bにおけるプラズ 生成の適切なタイミングを決定することが 能である。

 後者の方針は、高温のプラズマでの熱処 を行う場合に効果的である。一つのガス処 ユニットが連続的にプラズマを生成し続け と、プラズマは極めて高温となるため、熱 よる損傷などのリスクが増大する。また、 温のプラズマの領域はガスが通りにくくな 。後者のタイミングでプラズマを生成する うにすれば、1つのガス処理ユニットで連続 的にプラズマを生成して処理を行うのと同等 の処理効率をより高い流量で得ることができ 、さらに、各ガス処理ユニットにおいて冷却 期間を設けて熱による損傷のリスクを低減さ せることができる。また、後者の方針は、処 理対象から洩れるガスを低減できるため、マ イクロ波パルスの持続時間が短い場合または ガスの流速が速い場合にも有効である。

 〔動作例3〕
 ガス中の芳香族化合物の濃度が許容値を超 る場合には、統合制御部11は、各ガス処理 ニット20A及び20Bの両方を稼働する動作を選 する。この選択がなされた場合、ガス処理 置1は、動作例2において各ガス処理ユニット 20A及び20Bの両方が稼働する場合と同様の動作 を実行する。ただし、この場合には、第2の ス処理ユニット20Bは、第1のガス処理ユニッ 20Aにおいてプラズマにより処理され改質さ た成分に対しさらにプラズマを作用させる イミングでプラズマを生成する。

 芳香族化合物を含有する空気がガスとし 第1のガス処理ユニット20Aに導入されると、 第1のガス処理ユニット20Aは、プラズマ、プ ズマの熱またはプラズマより生じる活性成 により、このガス中の芳香族化合物を含酸 有機化合物に改質する。すなわち、芳香族 合物の六員環を切断し、分子に酸素原子を 合させる。

 第1のガス処理ユニット20Aにより処理され たガスがガス転送部3を介して第2のガス処理 ニット20Bに導入されると、第2のガス処理ユ ニット20Bは、プラズマ、プラズマの熱または プラズマより生じる活性成分により、含酸素 有機化合物を酸化し分解する。

 〔水の添加〕
 本実施形態に係るガス処理装置1は、上述の 動作例2及び動作例3での処理の際に、水分添 部6A及び6Bが、統合制御部11による制御に従 て、水分を添加する。添加された水分に非 衡プラズマが作用すると、OHラジカルにな 。酸化力の強い活性成分を用いたガスの処 を行う場合、このOHラジカルの量が多ければ 、その分処理量及び処理効率が高くなる。そ のため、プラズマの温度条件を非平衡状態と 設定する場合に、水分を添加すると、効果的 にガスを処理することが可能になる。

 なお、プラズマが生成される度に、最初 の数ナノ秒乃至数百ナノ秒の期間にプラズ の非平衡状態が生じる。したがって、ガス 温度が上昇しない程度にプラズマの発生期 を短くすれば、非平衡プラズマを形成する とができる。そのため、OHラジカルが熱に って失活することはなく、ガス処理に有効 作用するOHラジカルの量が増える。したがっ て、1回のプラズマの発生期間を短くするこ により、単位時間当たりのガスの処理量を やすことが可能になる。このようなプラズ 生成を行うときに、水を添加するようにし もよい。

 〔本実施形態の好ましい作用効果〕
 以上のように、本実施形態に係るガス処理 置1は、芳香族化合物に対しプラズマを2回 用させる。芳香族化合物は、1回目の処理で 酸素有機化合物に改質され、2回目の処理で 分解、浄化される。本実施形態の方式で生成 されるプラズマを用いたガス処理では、芳香 族化合物から含酸素有機化合物への改質率は きわめて高い。

 例えば、トルエンを80ppm程度含有する空 を本実施形態のガス処理装置におけるプラ マで1回処理し、その処理ガスをガスクロマ グラフ質量分析により定性分析すると、検 される全ての成分が含酸素有機化合物とな ことがある。また、本実施形態のガス処理 置で生成されるプラズマを用いたガス処理 は、含酸素有機化合物の分解率は高く、ホ ムアルデヒドなどは、1回のプラズマ処理で 90%を超える。このように、プラズマを用いた 処理を2回行うことにより、芳香族化合物に し高い分解特性を得ることができる。この うなガス処理性能は、ガスの流速が秒速数 メートルから音速程度であっても得ること できる。

 また、本実施形態のガス処理装置では、 電体ビーズや吸着剤を必要としない。また アンテナを用いて放射するマイクロ波でプ ズマへエネルギを供給することによって、 ラズマを拡大成長させる。このプラズマの 大成長により、プラズマの体積が3次元的に 増大する。したがって、平行平板の電極を用 いたガス処理装置のように、広い面積の電極 を用意しなくても、大量のガスを処理するこ とができる。さらに、マイクロ波発振の持続 時間を適宜選択することにより、処理される べき成分の直接的な電離または解離、熱処理 、非平衡プラズマを利用して活性成分を用い た化学的処理のいずれをも行うこともでき、 汎用性が高い。

 加えて、誘電体ビーズ、吸着剤または電 などによってガスの流路が妨げられること なく、かつ、マイクロ波によりプラズマを 大成長させることができ、さらに、ワンパ で処理が行われるため、高速、大流量の処 が可能である。

 さらには、プラズマが発生するたびに反 室内面においてアッシングが行われたのと 様の状態となるため、自動的に自己洗浄が されることとなる。これによりガスの停留 防止できる。また、メンテナンス性が向上 る。

 〔変形例〕
 上述の実施形態では、2個のガス処理ユニッ トを用いてガスの処理を行ったが、例えば、 図10に示すように、ガス処理ユニットの組22A 1 ,22B 1 、22A 2 ,22B 2 を並列に配置することにより、大風量化する ことができる。

 また、図11に示すように、ガス処理ユニッ 22A 1 ,22B 1 、22A 2 ,22B 2 、22A 3 ,22B 3 を千鳥状に配置してもよい。プラズマの熱を 利用してガスを処理する場合には、プラズマ 及びその近傍領域は高温高圧となり、ガスが 流通しにくくなる。各ガス処理ユニット22A 1 ,22B 1 、22A 2 ,22B 2 、22A 3 ,22B 3 をこのような千鳥状の配置にしておけば、高 温高圧の領域を避けるように流れたガスが次 の列のガス処理ユニットに向かって流れるよ うになるため、確実にプラズマによる処理を 行いつつ、ガスの流れを促すことができる。

 高温高圧のプラズマの生成領域にガスを 入するための構成としては、この他にも、 のようなものも有効である。例えば、ガス 流れるダクト上に、邪魔板や羽根を設け、 スの流れる方向に制限を与えて、ガス処理 ニットの処理室内のプラズマの生成される 域に向けてガスを誘導するようにしてもよ 。また、ダクトを屈曲させておき、ガスの れる方向の曲率が高い壁面付近のガスをそ 壁面から離れる方向に誘導し、その結果生 る高圧力の領域(具体的には、屈曲する部分 の外側付近)に処理室を配置するようにして よい。

 また、ダクトの断面形状を円形とし、そ 内壁にライフリングを施すことにより旋回 を形成し、該内壁に近接する位置に処理室 配置するようにしてもよい。

 また、ダクトの一部において、断面積に 化をつけることにより、処理室へのガスの 入を促すようにしてもよい。例えば、ダク の断面積を部分的に狭くし、最も狭くなっ 部分またはそのすぐ後段に処理室を配置す ようにしてもよい。この場合には、断面積 変化により生じるガスの圧力差を利用して ガスの流通を促すことができる。また、処 室の部分での流路断面積を大きくすること より、プラズマの生成領域での圧力の低減 図るようにしてもよい。

 また、処理室前段のダクトの壁面付近に 気の吹込口を設け、ファンなどによる吹込 からガスより速い流速で空気を吹込むよう してもよい。このようにすると、吹込まれ 空気がダクトの内壁付近にエアカーテンを 成し、ガスの流れを促進する。空気を吹込 代わりに、水蒸気など水分を含む気体を吹 むようにしてもよい。また、ガス処理ユニ トの後段の壁面付近にガスの吸出口を設け 吸出口からポンプなどによりガスを吸出し 吹込口にフィードバックさせてもよい。処 室内のプラズマがダクトの断面の中央付近 生成されるようにしておけば、プラズマに り処理されにくい壁面付近のガスを還流さ て再処理することができる。

 また、高温のプラズマが生じると、その 域をガスが流れにくくなることを利用して バッチ処理を行うようにしてもよい。具体 には、まず、下流側に配置される第2のガス 処理ユニット20Bを先に稼働させ、プラズマに よるガス処理を行うと共に、プラズマにより 処理室一杯に高温の領域を形成する。すると 、上流からのガスの流れが停滞し、第2のガ 処理ユニット20Bの直前の部分のガスの密度 一時的に高くなる。そのタイミングで、上 側の第1のガス処理ユニット20Aを稼働し、密 が高くなった部分のガスを処理するととも 、その部分のガスを加熱する。そして、第1 のガス処理ユニット20Aが稼働している間に、 第2のガス処理ユニット20Bを停止する。加熱 れた処理済のガスは、速やかに下流側へと れる。このような稼動を繰返すことにより 第1のガス処理ユニットと第2のガス処理ユニ ット20Bとの間の空間でのバッチ処理が達成さ れる。

 上述の実施形態では、キャビティは、一 の円筒形の金網であったが、キャビティの 状はこのようなものには限定されない。ガ が流通し、かつ、マイクロ波照射部24Aまた 24Bが照射するマイクロ波の漏洩を防ぐもの あればよく、共振空洞を形成していればな よい。例えば、ダクトが金属製であれば、 の壁面をキャビティの一部として利用して よい。

 マイクロ波の漏洩防止については、例え 、図12に示すように、支持板201により支持 れた複数のパイプ202を束ねた形状の壁をガ の流れる方向に向けて配置したキャビティ 用いてもよい。各パイプ202は、キャビティ 導入側及び排出側にそれぞれ束ねられた状 で配置され、それぞれの軸方向をガスの流 方向としている。支持板201は、各パイプ202 対応した開口部を有している。

 このようなキャビティの場合、各パイプ2 02の内径をマイクロ波の概ね1/4波長未満とし 各パイプ202の長さを概ね1/4波長以上として けば、マイクロ波の漏洩を防ぐことができ 。このようなキャビティであれば、ダクト 断面方向の開口率を大きく取ることができ ガスの流れを妨げない。さらに、パイプ202 径と長さとを適切に選べば、消音効果も期 できる。

 上述の各実施形態においては、プラズマ 用いたガスの処理を2段に亘り実行したが、 ダイオキシン類などさらに分解が困難な成分 の処理を行う場合またはガス中の処理対象成 分の濃度が極めて高い場合などには、さらに ガス処理ユニットを多段に構成してもよい。

 上述の実施形態では、マイクロ波照射部 、2.45GHz発振のマグネトロンによりマイクロ 波を発生したが、本発明はこのようなものに は限定されない。すなわち、LC回路などの発 回路と変調器とを組合せた発振器を用いて イクロ波を発生するようにしてもよい。ま 、いわゆる半導体発振器を用いてもよい。 イクロ波の周波数は2.45GHzに限られたもので はなく、その他の周波数を用いてもよい。ま た、複数の周波数成分を含んだ合成波であっ てもよい。

 また、上述の実施形態では、プラズマ始 部にスパークプラグを用いたが、プラズマ 始動させる方法は、このような方法には限 されない。例えば、スパークプラグに限ら 、小規模な放電を行うための電極を用いて よい。さらに、レーザ光などによりプラズ を発生させてもよい。

 また、直列に接続されたガス処理ユニッ の列の途中で、他の流路からガスを集合さ てもよい。また、直列に接続されたガス処 ユニットの列の途中で、他の流路へガスを 配してもよい。さらには、それら他の流路 ガス処理ユニットまたはガス処理装置を配 してもよい。それら各流路のガス処理ユニ トを独立にまたは統合的に制御することに り、単純な直列多段処理ばかりでなく、プ ズマを用いて処理したガス同士を混合した 、一部を別用途に使用したりできる。特に ンプラントにおいてこのような構成を用い ば、様々な処理による化学成分の改質、生 等が可能になる。

 また、導入されるガスの流量、流速、濃 、成分の混合割合、圧力及び温度の少なく も一に関する平均、総計、最大値、最小値 分散、乱れ、時間変動、空間分布、差異及 パターンの少なくとも一に基づき、電磁波 周波数分布及び位相、並びに、前記電磁波 照射源の位置、方向及び数、並び前記電磁 によって生じる電場の強度の乱れ、時間変 及び空間分布を選択し、その時間変動及び 間分布が実現されるよう、各ガス処理ユニ トを制御し駆動させるようにしてもよい。

 〔ガス処理装置を用いた排気処理システム
 ガス処理装置1を用いて、内燃機関の排気ガ スを浄化処理することも可能である。例えば 、内燃機関の燃焼室から排気管終端までの区 間に、複数のガス処理ユニットを設置すれば よい。内燃機関は、その運転状態によって排 気ガスの成分が異なる。したがって、制御装 置10は、排気の成分をガス感知部5A、5Bによっ てモニタリングしつつ稼働させるガス処理ユ ニットの数量を決定する。または、制御装置 10は、内燃機関の運転状態を参照しつつ稼働 せるガス処理ユニットの数量を決定するよ にしてもよい。内燃機関の運転状態は、例 ばエンジンコントロールユニット(ECU)から 転状態に関する情報を受けるようにしても い。または、内燃機関に予め備え付けられ 酸素センサ、温度センサ、圧力センサ、ク ンク角検出器等から直接に情報を受けるよ にしてもよい。

 各ガス処理ユニットの稼働タイミングに いては、燃焼室からガス処理ユニットまで 排気の通過時間差による補正を行えば、ク ンク角、バルブの開閉タイミング等の情報 基づき制御装置10により決定できる。

 処理対象の排気ガスの排出源である内燃 関は、その形式を問わない。レシプロエン ンであってもよいし、ロータリエンジンで ってもよい。ガスタービン、ラム機関等で ってもよい。着火方式は、火花点火であっ も、自着火または圧縮着火であってもよい 予混合火炎による燃焼が行われるものであ てもよく、拡散火炎による燃焼が行われる のであってもよい。

 なお、内燃機関が複数気筒を有する機関 あり排気管が集合する構造である場合、ガ 処理ユニットは、全て排気管集合部より上 に配置されても、全て排気管集合部より下 に配置されても、一部が排気管集合部より 流に配置され別の一部が排気管集合部より 流に配置されてもよい。また、ガス処理ユ ットの上流、または、ガス処理ユニット間 別途ガスの導入路を設けてアフタインジェ ションを行ってもよい。

 また、プラズマによる排気ガスが処理さ る経路に応じて、各気筒での空燃比を変化 ることにより、または、燃焼を制御するこ により、排気処理システムに流入するガス 成分、温度、圧力等の性状を調整するよう してもよい。

 〔ガス処理装置を燃焼室内に設けた内燃機 〕
 ガス処理装置1を、内燃機関の燃焼室内に設 けてもよい。図13は、往復動機関型の内燃機 においてこれを実施するために用いられる ストンを示す。図13を参照して、このピス ン300は、ピストンヘッドの部分に複数の窪 が設けられている。ピストン300がシリンダ ロックに摺接されると、ピストン300が上死 付近に位置するときに、ピストン300とシリ ダヘッド、及びシリンダブロックにより複 の副室が規定される。これら複数の副室は ずれも、別の副室のうち少なくとも一つと 通する。この副室内にプラズマ始動部23及び マイクロ波照射部24をそれぞれ配置する。ピ トン300が上死点付近に位置するとき、各副 が処理室を規定する。

 制御部10は、プラズマ始動部23及びマイク ロ波照射部24の各々を、副室に対し定められ 順序で稼働させる。このプラズマ始動部23 びマイクロ波照射部24の稼働により、副室内 の作動流体が着火する。ここでの着火はプラ ズマから熱エネルギの供給を受けて着火する 形態であってもよく、また、プラズマの作用 により反応性が高められた作動流体の自着火 であってもよい。副室のうちプラズマ始動部 23及びマイクロ波照射部24の稼働が最初に行 れたものからは、着火及び燃焼に伴い作動 体が流出し、他の副室に流入する。流入し 作動流体と、その副室に予め存在していた 動流体とが混合し、成分が変化する。次に 作動流体が流入した副室において、副室内 成分に応じたやり方でプラズマ始動部23及び マイクロ波照射部24を稼働させる。この副室 の作動流体もまた別の副室に流入する。こ 副室間での作動流体の授受と作動流体の流 順序に応じた逐次的なプラズマの形成によ 、燃焼室内の作動流体が隈なく燃焼する。 た、燃焼の進展は、副室の連通経路とプラ マの形成順序とにより決定される。そのた 、例えば周方向に燃焼を進展させることな も可能になる。これにより、スワール流等 形成することが可能になる。また、燃焼室 中心から周辺部まで、燃焼のタイミングを 御することができるため、ノック等を回避 ることが容易になる。さらに、作動流体に し複数回プラズマを作用させることが可能 なり、燃え残りを低減できる。これは排気 スのクリーン化及び燃料消費の効率化に資 る。

 〔その他変形例等〕
 上述の実施形態においては、水分を添加す ことを例示したが、水分が過剰に存在する 合、フィルタなどを用いて過剰な水分を除 してもよい。また、水分の添加または除去 ついては、直接的に水のやり取りを行って よいし、化学反応またはプラズマの作用等 より、ガス中の成分から水を生成したり、 を除去したりするようにしてもよい。また 水分に限らず、流路上で適宜ガスの成分、 度、圧力等を調整し、ガス処理において必 な成分を添加したり、不要な成分を除去し りしてもよい。また、除去した成分を一時 に貯留し、後の処理において貯留した成分 再放出するようにしてもよい。

 上述の実施形態においては、束ねたパイ によるキャビティを例示したが、単にガス 流路の断面積を絞り、電磁波の漏洩を防ぐ うにしてもよい。

 電磁波の漏洩防止のための構成は、必ず も処理室ごとに設けることを要しない。少 くとも最上流のガス処理ユニットの上流、 び、最下流のガス処理ユニットの下流にお て電磁波の漏洩を防止または軽減できれば い。

 マトリクス状、または千鳥状にガス処理 ニットを配置する場合、または、集合、分 を行う場合、ガスの流通経路上でのガス処 ユニットの配置に応じて、各ユニット制御 がプラズマの始動及びマイクロ波の照射を 御するようにしてもよい。ガスの流通経路 応じて適切なプラズマ形成が可能となり、 ス処理の効率化を図ることができる。

 また、電磁波の照射に用いるアンテナは 例えば、ホーンアンテナに代表される開口 ンテナであってもよい。ガスの流路の形状 び材質について許容されるならば、ガスの 路自体が導波管、または、開口アンテナを ねる構成となってもよい。また、アンテナ 、電磁波の発生源に接続されたエレメント らなる輻射器と、輻射器からの電磁波を反 する反射器とを有する構成であってもよい また、アンテナは、輻射器と輻射器から輻 される電磁波の拠りしろとなるベインまた 共振エレメントを有する構成であってもよ 。

 電磁波の照射目標となる領域の数と、ア テナの数との関係については、種々の組合 が想定される。電磁波の照射目標となる一 領域の対し、複数アンテナまたはアンテナ 複数のエレメントから電磁波を照射するよ にしてもよい。また、例えば3/4波長以上の 気長を有するエレメントを備えたアンテナ ように空間上に複数の強電場の領域を形成 るものであれば、アンテナに対し電磁波の 射目標となる領域を強電場の領域の数に応 て複数設定してもよい。さらに、プラズマ 契機となる荷電粒子をそれら設定された複 の領域において準備するようにし、複数の 域で同時にプラズマを形成するようにして よい。

 本発明は、プラズマを用いてガスを処理 るガス処理装置、システム及び方法に利用 き、特に、プラズマを用いて芳香族有機化 物などを含有するガスを処理するガス処理 置、システム及び方法に利用できる。