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Patent Searching and Data


Title:
GLUCOKINASE-ACTIVATING SUBSTANCE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/078674
Kind Code:
A1
Abstract:
Disclosed is a compound represented by the formula (1) or a pharmaceutically acceptable salt thereof, wherein a carbon atom having an asterisk has an R-configuration; R1 and R2 independently represent a hydrogen atom, a halogen atom, an amino group, a hydroxy group, a hydroxyamino group, a nitro group, a cyano group, a sulfamoyl group, a C1-C6 alkyl group, a C1-C6 alkoxy group, a C1-C6 alkylsulfanyl group, a C1-C6 alkylsulfinyl group or a C1-C6 alkylsulfonyl group; and A represents a heteroaryl group which may have a substituent.

Inventors:
FUKUDA, Yasumichi (Kyorin Pharmaceutical Co. Ltd., 2399-1, Nogi, Nogi-machi, Shimotsuga-gu, Tochigi 14, 3290114, JP)
福田 保路 (〒14 栃木県下都賀郡野木町野木2399-1 杏林製薬株式会社 創薬研究所内 Tochigi, 3290114, JP)
ASAHINA, Yoshikazu (Kyorin Pharmaceutical Co. Ltd., 2399-1, Nogi, Nogi-machi, Shimotsuga-gu, Tochigi 14, 3290114, JP)
朝比奈 由和 (〒14 栃木県下都賀郡野木町野木2399-1 杏林製薬株式会社 創薬研究所内 Tochigi, 3290114, JP)
NAKAMURA, Ayako (Kyorin Pharmaceutical Co. Ltd., 2399-1, Nogi, Nogi-machi, Shimotsuga-gu, Tochigi 14, 3290114, JP)
中村 綾子 (〒14 栃木県下都賀郡野木町野木2399-1 杏林製薬株式会社 創薬研究所内 Tochigi, 3290114, JP)
FUJITA, Kenji (30-25, Tarumachi 1-chome Kohoku-k, Yokohama-shiKanagawa 01, 2220001, JP)
藤田 健二 (〒01 神奈川県横浜市港北区樽町1-30-25 Kanagawa, 2220001, JP)
IDE, Tomohiro (Kyorin Pharmaceutical Co. Ltd., 2399-1, Nogi, Nogi-machi, Shimotsuga-gu, Tochigi 14, 3290114, JP)
Application Number:
JP2007/074638
Publication Date:
July 03, 2008
Filing Date:
December 21, 2007
Export Citation:
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Assignee:
KYORIN PHARMACEUTICAL CO., LTD. (5 Kanda Surugadai 2-chome, Chiyoda-ku Tokyo, 11, 1018311, JP)
杏林製薬株式会社 (〒11 東京都千代田区神田駿河台2丁目5番地 Tokyo, 1018311, JP)
TEIJIN PHARMA LIMITED (2-1 Kasumigaseki 3-chome, Chiyoda-ku Tokyo, 13, 1000013, JP)
帝人ファーマ株式会社 (〒13 東京都千代田区霞が関三丁目2番1号 Tokyo, 1000013, JP)
FUKUDA, Yasumichi (Kyorin Pharmaceutical Co. Ltd., 2399-1, Nogi, Nogi-machi, Shimotsuga-gu, Tochigi 14, 3290114, JP)
福田 保路 (〒14 栃木県下都賀郡野木町野木2399-1 杏林製薬株式会社 創薬研究所内 Tochigi, 3290114, JP)
ASAHINA, Yoshikazu (Kyorin Pharmaceutical Co. Ltd., 2399-1, Nogi, Nogi-machi, Shimotsuga-gu, Tochigi 14, 3290114, JP)
朝比奈 由和 (〒14 栃木県下都賀郡野木町野木2399-1 杏林製薬株式会社 創薬研究所内 Tochigi, 3290114, JP)
NAKAMURA, Ayako (Kyorin Pharmaceutical Co. Ltd., 2399-1, Nogi, Nogi-machi, Shimotsuga-gu, Tochigi 14, 3290114, JP)
中村 綾子 (〒14 栃木県下都賀郡野木町野木2399-1 杏林製薬株式会社 創薬研究所内 Tochigi, 3290114, JP)
FUJITA, Kenji (30-25, Tarumachi 1-chome Kohoku-k, Yokohama-shiKanagawa 01, 2220001, JP)
International Classes:
C07D213/80; A61K31/415; A61K31/42; A61K31/421; A61K31/425; A61K31/426; A61K31/428; A61K31/433; A61K31/437; A61K31/4375; A61K31/44; A61K31/4402; A61K31/4406; A61K31/4409; A61K31/4439; A61K31/455; A61K31/47; A61K31/472; A61K31/4965; A61K31/50; A61K31/505; A61K31/519; A61P3/04; A61P3/10; A61P43/00; C07C317/44; C07D213/75; C07D215/38; C07D217/22; C07D231/40; C07D237/20; C07D239/42; C07D241/20; C07D241/28; C07D241/44; C07D261/14; C07D263/48; C07D275/02; C07D277/20; C07D277/46; C07D277/82; C07D285/08; C07D417/04; C07D471/04; C07D487/04; C07D498/04; C07D513/04
Domestic Patent References:
WO2005103021A12005-11-03
WO2008012227A22008-01-31
WO2000058293A22000-10-05
WO2001044216A12001-06-21
WO2001083465A22001-11-08
WO2001083478A22001-11-08
WO2001085706A12001-11-15
WO2001085707A12001-11-15
WO2002008209A12002-01-31
WO2002014312A12002-02-21
WO2002046173A12002-06-13
WO2003095438A12003-11-20
WO2004052869A12004-06-24
WO2004072031A22004-08-26
WO2004072066A12004-08-26
WO2005103021A12005-11-03
WO2006016174A12006-02-16
WO2006016178A12006-02-16
WO2006016194A12006-02-16
WO2006059163A12006-06-08
Foreign References:
JP2005535589A2005-11-24
JP2004517087A2004-06-10
JP2006510650A2006-03-30
US6911545B22005-06-28
JPH07506816A1995-07-27
Other References:
See also references of EP 2116535A4
DIABETES, vol. 45, 1996, pages 223 - 241
DIABETES, vol. 41, 1992, pages 792 - 806
FASEB J., vol. 10, 1996, pages 1213 - 1218
Attorney, Agent or Firm:
MIZUNO, Katsufumi et al. (721 Marunouchi-Nakadori Bldg, 2-3 Marunouchi 2-chome, Chiyoda-k, Tokyo 05, 1050005, JP)
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Claims:
 一般式(1)
(式中、*を付した炭素原子の立体配置はR配置であり、R 1 及びR 2 は、同一又は異なって水素原子、ハロゲン原子、アミノ基、水酸基、ヒドロキシアミノ基、ニトロ基、シアノ基、スルファモイル基、C 1 ~C 6 のアルキル基、C 1 ~C 6 のアルコキシ基、C 1 ~C 6 のアルキルスルファニル基、C 1 ~C 6 のアルキルスルフィニル基又はC 1 ~C 6 のアルキルスルホニル基を示し、Aは置換基を有してもよいヘテロアリール基を示す。)で表される化合物又は薬学的に許容されるその塩。
 R 1 が水素原子であり、R 2 がC 1 ~C 6 のアルキルスルホニル基である請求項1記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
 R 1 が水素原子であり、R 2 がメチルスルホニル基である請求項1記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
 一般式(1a)
(式中、*、R 1 、R 2 及びAは前記定義に同じ)
で表される請求項1~3のいずれかに記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
 一般式(1b)
(式中、*、R 1 、R 2 及びAは前記定義に同じ)
で表される請求項1~3のいずれかに記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
 Aが、無置換又はハロゲン原子、C 1 ~C 6 のアルキル基、C 1 ~C 6 のアルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、若しくは式
 -(CH 2 ) m C(O)OR 3
(式中、R 3  は水素原子又はC 1 ~C 6 のアルキル基を示し、mは0~2の整数を示す。)で表される基でモノ置換されたヘテロアリール基である請求項1~5のいずれかに記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
 Aが、無置換又はハロゲン原子若しくはC 1 ~C 6 のアルキル基でモノ置換されたヘテロアリール基である請求項1~5のいずれかに記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
 Aが、無置換又はモノ置換された5員又は6員芳香族複素環であって、該芳香族複素環は硫黄原子、酸素原子、窒素原子から選ばれる1~3のヘテロ原子を含み、そのうち1個のヘテロ原子は結合環原子に隣接する窒素原子である請求項6又は7に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
 Aが、無置換又はモノ置換された5員又は6員芳香族複素環を有する縮合複素環であって、該芳香族複素環は硫黄原子、酸素原子、窒素原子から選ばれる1~3のヘテロ原子を含み、そのうち1個のヘテロ原子は結合環原子に隣接する窒素原子である請求項6又は7に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
 Aが、無置換又は置換基を有する下記より選ばれる基である請求項6又は7に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
 (R)-3-((1r,3R,4S)-3,4-ジフルオロシクロペンチル)-2-(4-(メチルスルホニル)フェニル)-N-(チアゾール-2-イル)プロピオン酸アミド、(R)-3-((1r,3R,4S)-3,4-ジフルオロシクロペンチル)-2-(4-(メチルスルホニル)フェニル)-N-(5-フルオロチアゾール-2-イル)プロピオン酸アミド、(R)-3-((1r,3R,4S)-3,4-ジフルオロシクロペンチル)-2-(4-(メチルスルホニル)フェニル)-N-(1-メチルピラゾール-3-イル)プロピオン酸アミド、(R)-3-((1r,3R,4S)-3,4-ジフルオロシクロペンチル)-2-(4-(メチルスルホニル)フェニル)-N-(ピリド[3,2-d]チアゾール-2-イル)プロピオン酸アミド若しくは(R)-3-((1r,3R,4S)-3,4-ジフルオロシクロペンチル)-2-(4-(メチルスルホニル)フェニル)-N-(3-メチルチアジアゾール-5-イル)プロピオン酸アミド又はそれらの薬学的に許容されるその塩。
 (-)-3-[(1α,3α,4α)-3,4-ジフルオロシクロペンチル]-2-(4-(メチルスルホニル)フェニル)-N-(チアゾール-2-イル)プロピオン酸アミド又は薬学的に許容されるその塩。
 (-)-3-[(1α,3α,4α)-3,4-ジフルオロシクロペンチル]-2-(4-(メチルスルホニル)フェニル)-N-(5-フルオロチアゾール-2-イル)プロピオン酸アミド又は薬学的に許容されるその塩。
 (-)-3-[(1α,3α,4α)-3,4-ジフルオロシクロペンチル]-2-(4-(メチルスルホニル)フェニル)-N-(1-メチルピラゾール-3-イル)プロピオン酸アミド又は薬学的に許容されるその塩。
 (-)-3-[(1α,3α,4α)-3,4-ジフルオロシクロペンチル]-2-(4-(メチルスルホニル)フェニル)-N-(ピリド[3,2-d]チアゾール-2-イル)プロピオン酸アミド又は薬学的に許容されるその塩。
 (-)-3-[(1α,3α,4α)-3,4-ジフルオロシクロペンチル]-2-(4-(メチルスルホニル)フェニル)-N-(3-メチルチアジアゾール-5-イル)プロピオン酸アミド又は薬学的に許容されるその塩。
 請求項1~16のいずれかに記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩を投与する糖尿病の治療又は予防方法。
 糖尿病の治療又は予防のための医薬を製造するための請求項1~16のいずれかに記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩の使用。
 請求項1~16のいずれかに記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩及び薬学的に許容されうる担体を含有する医薬組成物。
 一般式(3)
(式中、*を付した炭素原子の立体配置はR配置であり、R 1 及びR 2 は、同一又は異なって水素原子、ハロゲン原子、アミノ基、水酸基、ヒドロキシアミノ基、ニトロ基、シアノ基、スルファモイル基、C 1 ~C 6 のアルキル基、C 1 ~C 6 のアルコキシ基、C 1 ~C 6 のアルキルスルファニル基、C 1 ~C 6 のアルキルスルフィニル基又はC 1 ~C 6 のアルキルスルホニル基を示す。)で表される化合物。
 R 1 が水素原子であり、R 2 がメチルスルホニル基である請求項20記載の化合物。
Description:
グルコキナーゼ活性化物質

 本発明は、グルコキナーゼ(以下、GKと略 ことがある)の活性化物質に関する。また、 本発明はGKの活性化物質を有効成分とする糖 病、肥満などの治療又は予防のための医薬 成物に関する。

 厚生労働省平成14年の患者調査では、日 の糖尿病の総患者数は228万人であり、同年 われた糖尿病実態調査では「糖尿病が強く われる人」と「糖尿病の可能性が否定でき い人」を合わせると1620万人と増加しており 題となっている。

 国内市場は、日本人はインスリン分泌能 弱いという遺伝的要因があり、インスリン 泌不全が中心となっている。しかし、食生 の欧米化から近年インスリン抵抗性の患者 が徐々に増加してきている。このためイン リン分泌不全とインスリン抵抗性のどちら 対しても有効性が期待できる薬剤が望まし 。

 グルコースのリン酸化を触媒するグルコ ナーゼ(GK)は、体内グルコースセンサーとし て機能しており、高グルコース時にインスリ ンの分泌や肝臓におけるグルコース利用を亢 進させる。糖尿病患者は体内グルコース濃度 の恒常性が正常に保たれていない状態である ことから、GKを活性化させることにより、膵 ではグルコース濃度依存性のインスリン分 を促進させ、肝臓においてはグルコース利 の亢進やグルコース放出の抑制をおこし(dua l action)、血糖を低下させる(非特許文献1~3)。 それ故、糖尿病治療薬としてインスリン分泌 不全(膵臓作用)とインスリン抵抗性(肝臓作用 )両方に効果を示すGK活性化物質を提供するの が望ましい。

 このようなGK活性化物質として、アリール クロアルキルプロピオンアミド類(特許文献1 )、2,3-ジ置換トランスオレフィン系N-芳香族 素環-又はウレイドプロピオンアミド類(特許 文献2)、アルキニルフェニルヘテロ芳香環ア ド(特許文献3)、ヒダントイン類(特許文献4) 置換フェニルアセトアミド類(特許文献5)、 ラ-アルキル、アリル、シクロヘテロアルキ ル又はヘテロアリール(カルボニル又はスル ニル)アミン置換フェニルアミド類(特許文献 6)、アルファ-アシル及びアルファ-ヘテロ原 置換ベンゼンアセトアミド類(特許文献7)、 トラゾリルフェニルアセトアミド類(特許文 8)、縮環ヘテロ芳香族類(特許文献9)、ヘテ 環若しくは炭素員の1個が置換されたシクロ ルカンを有するフェニルアセトアミド類(特 許文献10)など様々なアミド化合物が知られて いる(特許文献11~19)。しかし、2個のフッ素原 がシクロペンチル基の異なる炭素原子に置 したGK活性化物質については開示がない。
  特許文献1 WO2000/058293号パンフレット
  特許文献2 WO2001/044216号パンフレット
  特許文献3 WO2001/083465号パンフレット
  特許文献4 WO2001/083478号パンフレット
  特許文献5 WO2001/085706号パンフレット
  特許文献6 WO2001/085707号パンフレット
  特許文献7 WO2002/008209号パンフレット
  特許文献8 WO2002/014312号パンフレット
  特許文献9 WO2002/046173号パンフレット
  特許文献10 WO2003/095438号パンフレット
  特許文献11 WO2004/052869号パンフレット
  特許文献12 WO2004/072031号パンフレット
  特許文献13 WO2004/072066号パンフレット
  特許文献14 WO2005/103021号パンフレット
  特許文献15 WO2006/016174号パンフレット
  特許文献16 WO2006/016178号パンフレット
  特許文献17 WO2006/016194号パンフレット
  特許文献18 WO2006/059163号パンフレット
  特許文献19 米国特許第6911545号明細書
  非特許文献1 Diabetes 45,223-241 (1996)
  非特許文献2 Diabetes 41,792-806 (1992)
  非特許文献3 FASEB J.10,1213-1218 (1996)

 本発明は、優れたGK活性化作用又は血糖 下作用を有する化合物を提供し、糖尿病、 満などの治療又は予防に役立てることを目 とする。

 本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭 検討を行った結果、プロピオン酸アミド化 物の3位に3,4-ジフルオロシクロペンチル基 有するものの中で、ある特定の立体構造を つ化合物が優れたGK活性化作用、血糖降下作 用を示すことを見出し、本発明を完成するに 至った。

 すなわち、本発明は、
 1)一般式(1)

(式中、*を付した炭素原子の立体配置はR配置 であり、R 1 及びR 2 は、同一又は異なって水素原子、ハロゲン原 子、アミノ基、水酸基、ヒドロキシアミノ基 、ニトロ基、シアノ基、スルファモイル基、 C 1 ~C 6 のアルキル基、C 1 ~C 6 のアルコキシ基、C 1 ~C 6 のアルキルスルファニル基、C 1 ~C 6 のアルキルスルフィニル基又はC 1 ~C 6 のアルキルスルホニル基を示し、Aは置換基 有してもよいヘテロアリール基を示す。)で される化合物又は薬学的に許容されるその 、

2) R 1 が水素原子であり、R 2 がC 1 ~C 6 のアルキルスルホニル基である1)記載の化合 又は薬学的に許容されるその塩、

3) R 1 が水素原子であり、R 2 がメチルスルホニル基である1)記載の化合物 は薬学的に許容されるその塩、

4) 一般式(1a)

(式中、*、R 1 、R 2 及びAは前記定義に同じ)
で表される1)~3)のいずれかに記載の化合物又 薬学的に許容されるその塩、

5) 一般式(1b)

(式中、*、R 1 、R 2 及びAは前記定義に同じ)
で表される1)~3)のいずれかに記載の化合物又 薬学的に許容されるその塩、

6) Aが、無置換又はハロゲン原子、C 1 ~C 6 のアルキル基、C 1 ~C 6 のアルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、若し くは式
 -(CH 2 ) m C(O)OR 3
(式中、R 3  は水素原子又はC 1 ~C 6 のアルキル基を示し、mは0~2の整数を示す。) 表される基でモノ置換されたヘテロアリー 基である1)~5)のいずれかに記載された化合 又は薬学的に許容されるその塩、

7) Aが、無置換又はハロゲン原子若しくはC 1 ~C 6 のアルキル基でモノ置換されたヘテロアリー ル基である1)~5)のいずれかに記載された化合 又は薬学的に許容されるその塩、

8) Aが、無置換又はモノ置換された5員又は 6員芳香族複素環であって、該芳香族複素環 硫黄原子、酸素原子、窒素原子から選ばれ 1~3のヘテロ原子を含み、そのうち1個のヘテ 原子は結合環原子に隣接する窒素原子であ 6)又は7)に記載の化合物又は薬学的に許容さ れるその塩、

9) Aが、無置換又はモノ置換された5員又は 6員芳香族複素環を有する縮合複素環であっ 、該芳香族複素環は硫黄原子、酸素原子、 素原子から選ばれる1~3のヘテロ原子を含み そのうち1個のヘテロ原子は結合環原子に隣 する窒素原子である6)又は7)に記載の化合物 又は薬学的に許容されるその塩、

10) Aが、無置換又は置換基を有する下記よ り選ばれる芳香族複素環である6)又は7)に記 の化合物又は薬学的に許容されるその塩、

11) (R)-3-((1r,3R,4S)-3,4-ジフルオロシクロペン チル)-2-(4-(メチルスルホニル)フェニル)-N-(チ ゾール-2-イル)プロピオン酸アミド、(R)-3-((1 r,3R,4S)-3,4-ジフルオロシクロペンチル)-2-(4-(メ チルスルホニル)フェニル)-N-(5-フルオロチア ール-2-イル)プロピオン酸アミド、(R)-3-((1r,3 R,4S)-3,4-ジフルオロシクロペンチル)-2-(4-(メチ ルスルホニル)フェニル)-N-(1-メチルピラゾー -3-イル)プロピオン酸アミド、(R)-3-((1r,3R,4S)- 3,4-ジフルオロシクロペンチル)-2-(4-(メチルス ルホニル)フェニル)-N-(ピリド[3,2-d]チアゾー -2-イル)プロピオン酸アミド若しくは(R)-3-((1r ,3R,4S)-3,4-ジフルオロシクロペンチル)-2-(4-(メ ルスルホニル)フェニル)-N-(3-メチルチアジ ゾール-5-イル)プロピオン酸アミド又はそれ の薬学的に許容されるその塩、

12) 式(2)

で表される(-)-3-[(1α,3α,4α)-3,4-ジフルオロ クロペンチル]-2-(4-(メチルスルホニル)フェ ル)-N-(チアゾール-2-イル)プロピオン酸アミ 又は薬学的に許容されるその塩、

13) (-)-3-[(1α,3α,4α)-3,4-ジフルオロシクロペ ンチル]-2-(4-(メチルスルホニル)フェニル)-N-(5 -フルオロチアゾール-2-イル)プロピオン酸ア ド又は薬学的に許容されるその塩、

14) (-)-3-[(1α,3α,4α)-3,4-ジフルオロシクロペ ンチル]-2-(4-(メチルスルホニル)フェニル)-N-(1 -メチルピラゾール-3-イル)プロピオン酸アミ 又は薬学的に許容されるその塩、

15) (-)-3-[(1α,3α,4α)-3,4-ジフルオロシクロペ ンチル]-2-(4-(メチルスルホニル)フェニル)-N-( リド[3,2-d]チアゾール-2-イル)プロピオン酸 ミド又は薬学的に許容されるその塩、

16) (-)-3-[(1α,3α,4α)-3,4-ジフルオロシクロペ ンチル]-2-(4-(メチルスルホニル)フェニル)-N-(3 -メチルチアジアゾール-5-イル)プロピオン酸 ミド又は薬学的に許容されるその塩、

17) 1)~16)のいずれかに記載の化合物又は薬 的に許容されるその塩を投与する糖尿病の 療又は予防方法、

18)糖尿病の治療又は予防のための医薬を製 造するための1)~16)のいずれかに記載の化合物 又は薬学的に許容されるその塩の使用、

19) 1)~16)のいずれかに記載の化合物及び薬 的に許容されうる担体を含有する医薬組成 、

20) 一般式(3)

(式中、*を付した炭素原子の立体配置はR配置 であり、R 1 及びR 2 は、同一又は異なって水素原子、ハロゲン原 子、アミノ基、水酸基、ヒドロキシアミノ基 、ニトロ基、シアノ基、スルファモイル基、 C 1 ~C 6 のアルキル基、C 1 ~C 6 のアルコキシ基、C 1 ~C 6 のアルキルスルファニル基、C 1 ~C 6 のアルキルスルフィニル基又はC 1 ~C 6 のアルキルスルホニル基を示す。)で表され 化合物、

21)R 1 が水素原子であり、R 2 がメチルスルホニル基である20)記載の化合物 、
に関する。

 本発明により、優れたGK活性化作用又は 糖降下作用を有し、副作用(例えば、QT間隔 長、低血糖症状など)の少ない化合物が提供 れ、糖尿病、肥満などの治療又は予防に優 た医薬の提供が可能となった。

 ハロゲン原子とは、フッ素原子、塩素原 、臭素原子又はヨウ素原子を意味する。

 C 1 ~C 6 のアルキル基とは、炭素数1~6の直鎖若しくは 分岐鎖のアルキル基又は炭素数3~6の環状アル キル基であり、例えば、メチル基、エチル基 、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、 イソブチル基、sec-ブチル基、tert-ブチル基、 シクロプロピル基、シクロブチル基などを挙 げることができる。

 C 1 ~C 6 のアルコキシ基とは、炭素数1~6の直鎖若しく は分岐鎖のアルコキシ基又は炭素数3~6の環状 アルコキシ基であり、例えば、メトキシ基、 エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ 基、ブトキシ基、イソブトキシ基、sec-ブト シ基、tert-ブトキシ基、シクロプロポキシ基 、シクロブトキシ基などを挙げることができ る。

 C 1 ~C 6 のアルキルスルファニル基とは、炭素数1~6の 直鎖若しくは分岐鎖のアルキルスルファニル 基であり、例えば、メチルスルファニル基、 エチルスルファニル基、プロピルスルファニ ル基、イソプロピルスルファニル基、ブチル スルファニル基、イソブチルスルファニル基 、sec-ブチルスルファニル基、tert-ブチルスル ファニル基などを挙げることができる。

 C 1 ~C 6 のアルキルスルフィニル基とは、炭素数1~6の 直鎖若しくは分岐鎖のアルキルスルフィニル 基であり、例えば、メチルスルフィニル基、 エチルスルフィニル基、プロピルスルフィニ ル基、イソプロピルスルフィニル基、ブチル スルフィニル基、イソブチルスルフィニル基 、sec-ブチルスルフィニル基、tert-ブチルスル フィニル基などを挙げることができる。

 C 1 ~C 6 のアルキルスルホニル基とは、炭素数1~6の直 鎖若しくは分岐鎖のアルキルスルホニル基で あり、例えば、メチルスルホニル基、エチル スルホニル基、プロピルスルホニル基、イソ プロピルスルホニル基、ブチルスルホニル基 、イソブチルスルホニル基、sec-ブチルスル ニル基、tert-ブチルスルホニル基などを挙げ ることができる。

 ヘテロアリール基は、環の構成原子とし 硫黄原子、酸素原子、窒素原子から選ばれ 1~3のヘテロ原子を含む5員若しくは6員芳香 複素環であって、該芳香族複素環は任意に ンゼン環又は5員若しくは6員芳香族複素環と 縮合環を形成してもよい。好ましいヘテロア リール基としては、該芳香族複素環が硫黄原 子、酸素原子、窒素原子から選ばれる1~3のヘ テロ原子を含み、そのうち1個のヘテロ原子 結合環原子に隣接する窒素原子である基が げられる。なお、結合環原子とは、アミド の窒素原子との結合にあずかる環内原子を 味し、このような結合環原子としては炭素 子が好ましい。

 好ましいヘテロアリール基としては、チ ゾリル基、チアジアゾリル基、ピラゾリル 、ピリジニル基、ピラジニル基、ピリミジ ル基、ピリダジニル基、オキサゾリル基、 ミダゾリル基、トリアジニル基、ベンゾチ ゾリル基、ベンゾオキサゾリル基、ベンゾ ミダゾリル基、ピリドチアゾリル基、キノ ニル基などが挙げられる。更に好ましくは アゾリル基、ピリジニル基、ピラジニル基 ピラゾリル基、チアジアゾリル基又はピリ チアゾリル基である。

 Aの「置換基を有してもよいヘテロアリール 基」としては、無置換又はモノ置換のヘテロ アリール基が好ましく、置換基としてはハロ ゲン原子、C 1 ~C 6 のアルキル基、C 1 ~C 6 のアルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、式
 -(CH 2 ) m C(O)OR 3
(式中、R 3  は水素原子又はC 1 ~C 6 のアルキル基を示し、mは0~2の整数を示す。) 表される基が挙げられる。

 本発明の化合物は、かかる立体構造をとる とにより、優れたGK活性化作用を有する。 た、Aが無置換又はハロゲン原子若しくはC 1 ~C 6 のアルキル基でモノ置換されたヘテロアリー ル基では、優れた薬物動態特性に基づく血中 移行性を実現し、優れた血糖降下作用を示す 。例えば、後述するように、シクロペンチル 基とこれに結合したフッ素原子の立体構造及 び/又は*を付した炭素原子の立体配置が異な (+)-3-[(1α,3α,4α)-3,4-ジフルオロシクロペンチ ル]-2-(4-(メチルスルホニル)フェニル)-N-(チア ール-2-イル)プロピオン酸アミド(S配置)、(-) -3-[(1β,3α,4α)-3,4-ジフルオロシクロペンチル]- 2-(4-(メチルスルホニル)フェニル)-N-(チアゾー ル-2-イル)プロピオン酸アミド、(+)-3-[(1β,3α,4 α)-3,4-ジフルオロシクロペンチル]-2-(4-(メチ スルホニル)フェニル)-N-(チアゾール-2-イル) ロピオン酸アミドでは本発明のような優れ 血糖降下作用は示さない。

 なお、本発明において旋光度(-)とは、特 規定しない限りクロロホルムを溶媒として トリウムD線で測定した旋光度が(-)であるこ とを意味する。

 また、(-)-3-[(1α,3α,4α)-3,4-ジフルオロシクロ ペンチル]-2-(4-(メチルスルホニル)フェニル)-N -(チアゾール-2-イル)プロピオン酸アミドは、 (R)-3-[(1α,3α,4α)-3,4-ジフルオロシクロペンチ ]-2-(4-(メチルスルホニル)フェニル)-N-(チアゾ ール-2-イル)プロピオン酸アミドや(R)-3-((1r,3R, 4S)-3,4-ジフルオロシクロペンチル)-2-(4-(メチ スルホニル)フェニル)-N-(チアゾール-2-イル) ロピオン酸アミドと、(-)-3-[(1α,3α,4α)-3,4-ジ フルオロシクロペンチル]-2-(4-(メチルスルホ ル)フェニル)-N-(5-フルオロチアゾール-2-イ )プロピオン酸アミドは、(R)-3-[(1α,3α,4α)-3,4- ジフルオロシクロペンチル]-2-(4-(メチルスル ニル)フェニル)-N-(5-フルオロチアゾール-2- ル)プロピオン酸アミドや(R)-3-((1r,3R,4S)-3,4-ジ フルオロシクロペンチル)-2-(4-(メチルスルホ ル)フェニル)-N-(5-フルオロチアゾール-2-イ )プロピオン酸アミドと、(-)-3-[(1α,3α,4α)-3,4- ジフルオロシクロペンチル]-2-(4-(メチルスル ニル)フェニル)-N-(1-メチルピラゾール-3-イ )プロピオン酸アミドは、(R)-3-[(1α,3α,4α)-3,4- ジフルオロシクロペンチル]-2-(4-(メチルスル ニル)フェニル)-N-(1-メチルピラゾール-3-イ )プロピオン酸アミドや(R)-3-((1r,3R,4S)-3,4-ジフ ルオロシクロペンチル)-2-(4-(メチルスルホニ )フェニル)-N-(1-メチルピラゾール-3-イル)プ ピオン酸アミドと、(-)-3-[(1α,3α,4α)-3,4-ジフ ルオロシクロペンチル]-2-(4-(メチルスルホニ )フェニル)-N-(ピリド[3,2-d]チアゾール-2-イル )プロピオン酸アミドは、(R)-3-[(1α,3α,4α)-3,4- フルオロシクロペンチル]-2-(4-(メチルスル ニル)フェニル)-N-(ピリド[3,2-d]チアゾール-2- ル)プロピオン酸アミドや(R)-3-((1r,3R,4S)-3,4- フルオロシクロペンチル)-2-(4-(メチルスルホ ニル)フェニル)-N-(ピリド[3,2-d]チアゾール-2- ル)プロピオン酸アミドと、(-)-3-[(1α,3α,4α)-3 ,
4-ジフルオロシクロペンチル]-2-(4-(メチルス ホニル)フェニル)-N-(3-メチルチアジアゾール -5-イル)プロピオン酸アミドは、(R)-3-[(1α,3α,4 α)-3,4-ジフルオロシクロペンチル]-2-(4-(メチ スルホニル)フェニル)-N-(3-メチルチアジアゾ ール-5-イル)プロピオン酸アミドや(R)-3-((1r,3R, 4S)-3,4-ジフルオロシクロペンチル)-2-(4-(メチ スルホニル)フェニル)-N-(3-メチルチアジアゾ ール-5-イル)プロピオン酸アミドと命名する とができる。

 薬学的に許容されるその塩とは、塩酸、 化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸、クエン酸 ギ酸、マレイン酸、酢酸、コハク酸、酒石 、などのような無機又は有機の酸との任意 塩などである。

 本発明の一般式(1)で示される化合物群は 一般式(3)で表される化合物を中間体として えば下記の製造工程に従って製造すること できる。

(式中、*、R 1 、R 2 及びAは前記定義に同じ)
 本工程は、前記一般式(3)で表される化合物 ヘテロアリールアミンを適当な試薬存在下 反応させ、前記一般式(1)で表される化合物 製造するものである。

 本反応は、一般的な縮合剤を用いる方法 、活性エステル法、混合酸無水物法、酸ハ ゲン化物法、又はカルボジイミド法等を適 採用して行うことができる。このような反 の場合に用いられる試薬としては、例えば 化チオニル、塩化オキザリル、N,N’-ジシク ロヘキシルカルボジイミド、N,N’-ジイソプ ピルカルボジイミド、1-メチル-2-ブロモピリ ジニウムヨーダイド、N,N’-カルボニルジイ ダゾール、ジフェニルリン酸クロリド、ジ ェニルリン酸アジド、N,N-ジスクシニミジル ーボネート、N,N’-ジスクシニミジルオキザ レート、1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピ )カルボジイミド塩酸塩、クロロギ酸エチル 、クロロギ酸イソブチル、ベンゾトリアゾ-1- イル-オキシ-トリス(ジメチルアミノ)ホスホ ウムヘキサフルオロホスフェイト、N-ブロモ スクシンイミド/トリフェニルホスフィン等 挙げられる。本工程においては、上記試薬 共に塩基や縮合補助剤を用いてもよい。こ 場合に用いられる塩基としては、反応に関 しない限りいかなる塩基も用いることがで るが、例えばナトリウムメトキシド、ナト ウムエトキシドのようなアルカリ金属アル キシド、水素化ナトリウム、水素化カリウ のようなアルカリ金属水素化物、n-ブチルリ チウム、リチウムビス(トリメチルシリル)ア ド、ナトリウムビス(トリメチルシリル)ア ド、カリウムビス(トリメチルシリル)アミド のようなアルカリ金属有機塩基、トリエチル アミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリ ジン、N-メチルモルホリン、イミダゾール、N -メチルピロリジン、N-メチルピペリジン、1,5 -ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ-5-エン、1,8-ジアザ ビシクロ[5.4.0]ウンデ-7-セン等の三級有機塩 、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム等の 機塩基の存在下で行うことができる。また 合補助剤としては、例えばN-ヒドロキシベン ゾトリアゾール水和物、N-ヒドロキシスクシ イミド、N-ヒドロキシ-5-ノルボルネン-2,3-ジ カルボキシイミド、3-ヒドロキシ-3,4-ジヒド -4-オキソ-1,2,3-ベンゾトリアゾール、ペンタ ルオロフェノール等を用いることができる 反応溶媒としては、反応に関与しない限り かなる溶媒も用いることができるが、例え ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ベ ゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素系 媒、ジクロロメタン、1,2-ジクロロエタン、 クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭 化水素系溶媒、ジエチルエーテル、テトラヒ ドロフラン、1,4-ジオキサン等のエーテル系 媒、アセトニトリル、プロピオニトリル、 トロメタン、ニトロエタン、N,N-ジメチルホ ムアミド、N-メチルピペリドン、スルホラ 、またはジメチルスルホキシド等の非プロ ン性極性溶媒が好適に用いられる。反応は 通常-78°C~200°Cで円滑に進行する。

 また、本発明の一態様は、式(1)で表され 化合物又は薬学的に許容されるその塩を有 成分とする医薬に関する。本発明の医薬は GK活性化作用又は血糖降下作用を有するこ から、1型糖尿病、2型糖尿病、高脂血症(高LD Lコレステロール血症、高トリグリセライド 症及び低HDLコレステロール血症)、肥満、イ スリン抵抗性、耐糖能異常、メタボリック ンドロームなどの治療又は予防に有用であ 。

 本発明の医薬は、経口又は直腸内、皮下 静脈内、筋肉内、経皮等の非経口投与する とができる。

 本発明の化合物又は薬学的に許容される の塩を医薬として用いるためには、固体組 物、液体組成物、及びその他の組成物のい れの形態でもよく、必要に応じて最適のも が選択される。本発明の医薬は、本発明の 合物に薬学的に許容される担体を配合して 造することができる。具体的には、常用の 形剤、増量剤、結合剤、崩壊剤、被覆剤、 衣剤、pH調整剤、溶解剤、又は水性若しく 非水性溶媒などを添加し、常用の製剤技術 よって、錠剤、丸剤、カプセル剤、顆粒剤 粉剤、散剤、液剤、乳剤、懸濁剤、注射剤 などに調製することができる。

 本発明化合物又は薬学的に許容されるその の投与量は、疾患、症状、体重、年齢、性 、投与経路等により異なるが、成人に対し 経口投与の場合、好ましくは約0.01~約1000mg/k g体重/日であり、より好ましくは約0.5~約200mg/ kg体重/日であり、これを1日1回又は数回に分 て投与することができる。
 本発明の化合物又は薬学的に許容されるそ 塩は、必要であれば1種以上のGKの活性化物 以外の化合物と併用することができる。例 ば、スルホニル尿素類、ビグアニド類、グ カゴンアンタゴニスト、α-グルコシダーゼ 害剤、インスリン分泌促進物質、インスリ 増感剤等を含む1またはそれ以上の抗糖尿病 剤若しくは抗高血糖剤又は抗肥満剤との組合 せで適宜用いられ得る。
 スルホニル尿素類としては、グリブリド、 リメピリド、グリピリド、グリピジド、ク ルプロパミド、グリクラジド、グリソキセ ド、アセトヘキサミド、グリボルヌリド、 ルブタミド、トラザミド、カルブタミド、 リキドン、グリヘキサミド、フェンブタミ 、トルシクラミド等が挙げられ、ビグアニ 類としては、メトフォルミン、フェンフォ ミン、ブフォルミン等などが挙げられ、グ カゴンアンタゴニストとしては、ペプチド たは非ペプチドグルカゴンアンタゴニスト 挙げられ、α-グルコシダーゼ阻害剤として 、アカルボース、ボグリボース、ミグリト ル等が挙げられ、インスリン増感剤として 、トログリタゾン、ロシグリタゾン、ピオ リタゾン、シグリタゾン等が挙げられ、抗 満剤としては、シブトラミン、オルリスタ ト等が挙げられる。本発明の化合物又は薬 的に許容されるその塩は、他の抗糖尿病剤 抗高血糖剤又は抗肥満剤と、同時、連続ま は分割して投与することができる。

実施例1
(±)-3-[(1α,3α,4α)-3,4-ジフルオロシ ロペンチル]-2-(4-(メチルスルホニル)フェニ )プロピオン酸

 N,N-ジメチルプロピレン尿素(3.92 mL)を含む チウムジイソプロピルアミド(10.2 mmol)のテ ラヒドロフラン溶液(20 mL) に、4-メチルス ホニルフェニル酢酸(1.04 g)のテトラヒドロ ラン溶液(7 mL)を-78℃にて滴下し、-45~-30℃で 2時間撹拌した。(1α,3α,4α)-3,4-ジフルオロシ ロペンチルメチルヨーダイド(1.20 g)を-78℃ て滴下して、撹拌しながら室温まで徐々に 温した。水(15 mL)を加えてテトラヒドロフラ ンを減圧留去した。残渣に6 mol/L塩酸を加え pH2として酢酸エチルで抽出し、有機層を無 硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過、濃縮した 得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト ラフィーで精製して、(±)-3-[(1α,3α,4α)-3,4- フルオロシクロペンチル]-2-(4-(メチルスルホ ニル)フェニル)プロピオン酸(956 mg)を得た。
MS (CI + ) m/z: 333 (MH + ).
HRMS (CI + ) for C 15 H 19 F 2 O 4 S(MH + ):
calcd, 333.0972; found, 333.0997.

実施例2
(4R)-4-ベンジル-3-[3-[(1α,3α,4α)-3,4- フルオロシクロペンチル]-2-(4-(メチルスル ニル)フェニル)プロパノイル]オキサゾリジ -2-オン

 (±)-3-[(1α,3α,4α)-3,4-ジフルオロシクロペン ル]-2-(4-(メチルスルホニル)フェニル)プロピ ン酸(931 mg)のテトラヒドロフラン溶液(12 mL )にトリエチルアミン(975 mL)を加え、食塩氷 下でピバロイルクロライド(362 mL)を滴下し 、1時間撹拌した。反応液に(R)-4-ベンジルオ サゾリジノン(494 mg)およびリチウムクロラ ド(130 mg)を加えて室温で4時間撹拌した後、 不溶物を濾去した。濾液を濃縮して得られた 残渣の酢酸エチル溶液を、飽和炭酸水素ナト リウム水溶液および飽和食塩水で洗浄した後 、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過、濃縮 した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロ マトグラフィー(Si60NS,関東化学製,溶出溶媒: ルエン:酢酸エチル=3:1)で精製して、(4R)-4-ベ ジル-3-[3-[(1α,3α,4α)-3,4-ジフルオロシクロペ ンチル]-2-(4-(メチルスルホニル)フェニル)プ パノイル]オキサゾリジン-2-オンである、後 ら溶出する高極性異性体A(521 mg)および先に 溶出する低極性異性体B(433 mg)を得た。
異性体A:
MS (EI) m/z: 491 (M + ).
HRMS (EI) for C 25 H 27 F 2 NO 5 S(M + ):
calcd, 491.1578; found, 491.1557.
異性体B:
MS (EI) m/z: 491 (M + ).
HRMS (EI) for C 25 H 27 F 2 NO 5 S(M + ):
calcd, 491.1578; found, 491.1578.

実施例3
(-)-3-[(1α,3α,4α)-3,4-ジフルオロシ ロペンチル]-2-(4-(メチルスルホニル)フェニ )プロピオン酸

 (4R)-4-ベンジル-3-[3-[(1α,3α,4α)-3,4-ジフルオ シクロペンチル]-2-(4-(メチルスルホニル)フ ニル)プロパノイル]オキサゾリジン-2-オンの 異性体A(250 mg)のテトラヒドロフラン溶液(5 m L)に、30%過酸化水素水(206 μL)を含む水酸化リ チウム(24.0 mg)の水溶液(1.3 mL)を氷冷下で加 て1時間撹拌した。反応液に1 mol/L亜硫酸ナ リウム水溶液および飽和炭酸水素ナトリウ 水溶液を加え、酢酸エチルにて洗浄した。 層を1 mol/L塩酸にてpH2とし、酢酸エチルで抽 出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水 硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過、濃縮した。 得られた残渣をジエチルエーテルで洗浄して 、(-)-3-[(1α,3α,4α)-3,4-ジフルオロシクロペン ル]-2-(4-(メチルスルホニル)フェニル)プロピ ン酸(159 mg)を得た。 1 H
NMR (CDCl 3 ) δ 1.62-2.33 (m, 7H), 3.06 (s, 1H), 3.71 (t, J=7 .9 Hz,1H), 4.71-4.93 (m, 2H), 7.53 (d, J=8.6 Hz, 2H ), 7.93 (d, J=8.6 Hz, 2H).
MS (CI + ) m/z: 333 (MH + ).
HRMS (CI + ) for C 15 H 19 F 2 O 4 S(MH + ):
calcd, 333.0972; found, 333.0974.

実施例4
(-)-3-[(1α,3α,4α)-3,4-ジフルオロシ ロペンチル]-2-(4-(メチルスルホニル)フェニ )-N-(チアゾール-2-イル)プロピオン酸アミド( 明化合物1)

 トリフェニルホスフィン(120 mg)のジクロロ タン溶液(1.4 mL)にN-ブロモスクシン酸イミ (81.9 mg)を氷冷下で加えて30分間撹拌した後 (-)-3-[(1α,3α,4α)-3,4-ジフルオロシクロペンチ ]-2-(4-(メチルスルホニル)フェニル)プロピオ ン酸(90.6 mg)を加えて、室温で40分間撹拌した 。反応液に2-アミノチアゾール(67.8 mg)を加え て、室温で1.5時間撹拌した。反応液を酢酸エ チルで希釈して、水、1 mol/L塩酸、5% 炭酸水 素ナトリウム水溶液、および飽和食塩水で順 次洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後 、濾過、濃縮した。得られた残渣をシリカゲ ルカラムクロマトグラフィーで精製して、(-) -3-[(1α,3α,4α)-3,4-ジフルオロシクロペンチル]- 2-(4-(メチルスルホニル)フェニル)-N-(チアゾー ル-2-イル)プロピオン酸アミド(106 mg)を得た
1 H NMR (CDCl 3 ) δ 1.65-2.49 (m, 7H), 3.04 (s, 3H), 3.74(t, J=7.3  Hz, 1H), 4.73-4.90 (m, 2H), 7.08 (d, J=3.7 Hz), 7 .48-7.51 (m, 3H),7.88 (d, J=8.6 Hz, 2H), 10.65 (brs,  1H).
MS (EI) m/z: 414 (M + ).
HRMS (EI) for C 25 H 27 F 2 NO 5 S(M + ):
calcd, 414.0883; found, 414.0890.

実施例5
 発明化合物2~99を実施例4と同様な操作によ 製造した。なお、表中の旋光度は、発明化 物7、15はDMSOを溶媒とし、発明化合物17、32、 44、45、47~50、54~58、72~75、78はDMFを溶媒とし、 残りはクロロホルムを溶媒として測定した。

(*を付した炭素原子の立体配置はR配置)

参考例1
(+)-3-[(1α,3α,4α)-3,4-ジフルオロシ ロペンチル]-2-(4-(メチルスルホニル)フェニ )プロピオン酸
 実施例3と同様の方法により、(4R)-4-ベンジ -3-[3-[(1α,3α,4α)-3,4-ジフルオロシクロペンチ ]-2-(4-(メチルスルホニル)フェニル)プロパノ イル]オキサゾリジン-2-オンの異性体B(202 mg) ら、(+)-3-[(1α,3α,4α)-3,4-ジフルオロシクロペ ンチル]-2-(4-(メチルスルホニル)フェニル)プ ピオン酸(118 mg)を得た。
MS (CI + ) m/z: 333 (MH + )
HRMS (CI + ) for C 15 H 19 F 2 O 4 S(MH + ):calcd, 333.0972; found, 333.0983.

参考例2
(+)-3-[(1α,3α,4α)-3,4-ジフルオロシ ロペンチル]-2-(4-(メチルスルホニル)フェニ )-N-(チアゾール-2-イル)プロピオン酸アミド
 実施例4と同様の方法により、(+)-3-[(1α,3α,4 )-3,4-ジフルオロシクロペンチル]-2-(4-(メチル スルホニル)フェニル)プロピオン酸(90.8 mg)お よび2-アミノチアゾール(67.8 mg)から、(+)-3-[(1 α,3α,4α)-3,4-ジフルオロシクロペンチル]-2-(4-( メチルスルホニル)フェニル)-N-(チアゾール-2- イル)プロピオン酸アミド(104 mg)を得た。
MS (EI) m/z: 414 (M + ).
HRMS (EI) for C 25 H 27 F 2 NO 5 S(M + ):
calcd, 414.0883; found, 414.0885.

参考例3
(±)-3-[(1β,3α,4α)-3,4-ジフルオロシ ロペンチル]-2-(4-(メチルスルホニル)フェニ )プロピオン酸
 実施例1と同様の方法により、4-メチルスル ニルフェニル酢酸(1.04 g)および(1β,3α,4α)-3, 4-ジフルオロシクロペンチルメチルヨーダイ (1.20 g)から、(±)-3-[(1β,3α,4α)-3,4-ジフルオ シクロペンチル]-2-(4-(メチルスルホニル)フ ニル)プロピオン酸(1.24 g)を得た。
MS (CI + ) m/z: 333 (MH + ).
HRMS (CI + ) for C 15 H 19 F 2 O 4 S(MH + ):
calcd, 333.0972; found, 333.0986.

参考例4
(4R)-4-ベンジル-3-[3-[(1β,3α,4α)-3,4- フルオロシクロペンチル]-2-(4-(メチルスル ニル)フェニル)プロパノイル]オキサゾリジ -2-オン
 実施例2と同様の方法により、(±)-3-[(1β,3α,4 α)-3,4-ジフルオロシクロペンチル]-2-(4-(メチ スルホニル)フェニル)プロピオン酸(1.15 g)お よび(R)-4-ベンジルオキサゾリジノン(613 mg)か ら、(4R)-4-ベンジル-3-[3-[(1β,3α,4α)-3,4-ジフル ロシクロペンチル]-2-(4-(メチルスルホニル) ェニル)プロパノイル]オキサゾリジン-2-オ の、低極性異性体A’(139 mg)および高極性異 体B’(207 mg)を得た。
異性体A’:
MS (EI) m/z: 491 (M + ).
HRMS (EI) for C 25 H 27 F 2 NO 5 S(M + ):
calcd, 491.1578; found, 491.1562.
異性体B’:
MS (EI) m/z: 491 (M + ).
HRMS (EI) for C 25 H 27 F 2 NO 5 S(M + ):
calcd, 491.1578; found, 491.1560.

参考例5
(-)-3-[(1β,3α,4α)-3,4-ジフルオロシ ロペンチル]-2-(4-(メチルスルホニル)フェニ )プロピオン酸
 実施例3と同様の方法により、(4R)-4-ベンジ -3-[3-[(1β,3α,4α)-3,4-ジフルオロシクロペンチ ]-2-(4-(メチルスルホニル)フェニル)プロパノ イル]オキサゾリジン-2-オンの異性体A’(150 m g)から、(-)-3-[(1β,3α,4α)-3,4-ジフルオロシクロ ペンチル]-2-(4-(メチルスルホニル)フェニル) ロピオン酸(85.9 mg)を得た。
MS (CI + ) m/z: 333 (MH + ).
HRMS (CI + ) for C 15 H 19 F 2 O 4 S(MH + ):
calcd, 333.0972; found, 333.0934.

参考例6
(+)-3-[(1β,3α,4α)-3,4-ジフルオロシ ロペンチル]-2-(4-(メチルスルホニル)フェニ )プロピオン酸
 実施例3と同様の方法により、(4R)-4-ベンジ -3-[3-[(1β,3α,4α)-3,4-ジフルオロシクロペンチ ]-2-(4-(メチルスルホニル)フェニル)プロパノ イル]オキサゾリジン-2-オンの異性体B’(110 m g)から、(+)-3-[(1β,3α,4α)-3,4-ジフルオロシクロ ペンチル]-2-(4-(メチルスルホニル)フェニル) ロピオン酸(67.3 mg)を得た。
MS (CI + ) m/z: 333 (MH + ).
HRMS (CI + ) for C 15 H 19 F 2 O 4 S(MH + ):
calcd, 333.0972; found, 333.0952.

参考例7
(-)-3-[(1β,3α,4α)-3,4-ジフルオロシ ロペンチル]-2-(4-(メチルスルホニル)フェニ )-N-(チアゾール-2-イル)プロピオン酸アミド
 実施例4と同様の方法により、(-)-3-[(1β,3α,4 )-3,4-ジフルオロシクロペンチル]-2-(4-(メチル スルホニル)フェニル)プロピオン酸(66.6 mg)お よび2-アミノチアゾール(49.0 mg)から、(-)-3-[(1 β,3α,4α)-3,4-ジフルオロシクロペンチル]-2-(4-( メチルスルホニル)フェニル)-N-(チアゾール-2- イル)プロピオン酸アミド(60.3 mg)を得た。
MS (EI) m/z: 414 (M + ).
HRMS (EI) for C 25 H 27 F 2 NO 5 S(M + ):
calcd, 414.0883; found, 414.0891.

参考例8
(+)-3-[(1β,3α,4α)-3,4-ジフルオロシ ロペンチル]-2-(4-(メチルスルホニル)フェニ )-N-(チアゾール-2-イル)プロピオン酸アミド
 実施例4と同様の方法により、(+)-3-[(1β,3α,4 )-3,4-ジフルオロシクロペンチル]-2-(4-(メチル スルホニル)フェニル)プロピオン酸(45.3 mg)お よび2-アミノチアゾール(33.9 mg)から、(+)-3-[(1 β,3α,4α)-3,4-ジフルオロシクロペンチル]-2-(4-( メチルスルホニル)フェニル)-N-(チアゾール-2- イル)プロピオン酸アミド(40.6 mg)を得た。
MS (EI) m/z: 414 (M + ).
HRMS (EI) for C 25 H 27 F 2 NO 5 S(M + ):
calcd, 414.0883; found, 414.0844.

参考例9
(1α,3α,4α)-3,4-ジフルオロシクロペ ンチルメチルヨーダイド
第一工程
安息香酸 [(1α,3β,4β)-3,4-ジヒドロ キシシクロペンチル]メチル

 N-メチルモルホリン N-オキシド(50%水溶液、 22.0 mL)及び四酸化オスミウム(2.5% t-ブタノー ル溶液、1.90 mL)をアセトン(190 mL)に溶解し、 攪拌しながら安息香酸 (3-シクロペンテン-1- ル)メチル(特表平7-506816)(20.2 g)のアセトン(1 25 mL)溶液を105分かけて滴下した後、室温で らに15時間攪拌した。反応混合物にクロロホ ルム(310 mL)及び水(190 mL)を加えて有機層を分 取した。分取した有機層を1 mol/L塩酸(2×90 mL )、水(90 mL)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液 (60 mL)の順で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで 燥後、減圧濃縮した。残渣にトルエン(120 m L)を加えて析出晶を濾取し、安息香酸 [(1α,3 ,4β)-3,4-ジヒドロキシシクロペンチル]メチル (16.9 g)を得た。
1 H NMR (CDCl 3 ) δ 1.71-1.78 (m, 2H), 1.95-2.02 (m, 2H),2.27 (br, 2H), 2.75-2.87(m, 1H), 4.19-4.23 (m, 4H), 7.43-7.47  (m, 2H),7.55-7.59 (m, 1H), 8.01-8.04 (m,2H).
 濾液を減圧濃縮し、安息香酸 [(1α,3β,4β)-3, 4-ジヒドロキシシクロペンチル]メチルと安息 香酸 [(1β,3β,4β)-3,4-ジヒドロキシシクロペン チル]メチルの混合物(4.23 g、 1 H NMRの積分比から約1:2の混合物)を得た。
1 H NMR (CDCl 3 ) δ 1.58-1.65 (m, 1.3H), 1.71-1.78 (m,0.7H), 1.96-2. 17 (m, 2H), 2.75-2.85 (m, 1H), 4.09-4.32 (m, 4H), 7 .42-7.46 (m,2H), 7.54-7.59 (m, 1H), 8.01-8.06 (m, 2H) .

第二工程
安息香酸 (3aα,5α,6aα)-(テトラヒ ロ-4H-シクロペンタ-1,3,2-ジオキサチオール-5- イル)メチルエステルS,S-ジオキシド

 安息香酸 [(1α,3β,4β)-3,4-ジヒドロキシシク ペンチル]メチル(5.00 g)を四塩化炭素(75 mL) 懸濁し、塩化チオニル(1.90 mL)を加え、攪拌 しながら1.5時間加熱還流した。反応混合物に 塩化チオニル(0.50 mL)を追加し、攪拌しなが さらに1時間加熱還流した。反応混合物を減 濃縮し、残渣にトルエン(25 mL)を加えて減 濃縮後、減圧乾燥して安息香酸 (3aα,5α,6aα) -(テトラヒドロ-4H-シクロペンタ-1,3,2-ジオキ チオール-5-イル)メチルエステルS-オキシド(6 .09 g)を得た。得られた安息香酸 (3aα,5α,6aα) -(テトラヒドロ-4H-シクロペンタ-1,3,2-ジオキ チオール-5-イル)メチルエステルS-オキシド(4 .27 g)、アセトニトリル(30mL)及び四塩化炭素(3 0 mL)を混合し、過よう素酸ナトリウム(6.46 g) 、塩化ルテニウム水和物(31.3 mg)次いで水(30  mL)を加え、室温で30分攪拌した。反応混合物 ジクロロメタン(50 mL)を加え、不溶物を濾 した後、濾液の有機層を分取し、水層をジ ロロメタン(50 mL)で抽出した。有機層とジク ロロメタン抽出液を合わせ、1 mol/Lチオ硫酸 トリウム水溶液(2×40 mL)、次いで水(2×40 mL) で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減 圧濃縮した。残渣を減圧乾燥し、安息香酸 ( 3aα,5α,6aα)-(テトラヒドロ-4H-シクロペンタ-1,3 ,2-ジオキサチオール-5-イル)メチルエステルS, S-ジオキシド(4.35 g)を得た。
MS (CI + ) m/z: 299 (MH + ).
HRMS (CI + ) for C 13 H 15 O 6 S ( MH + ):
calcd, 299.0589; found, 299.0593.

第三工程
安息香酸 [(1α,3α,4β)-3-フルオロ-4 -ヒドロキシシクロペンチル]メチル

 テトラブチルアンモニウムフルオリド水和 (571mg)を脱水アセトニトリル(5mL)に溶解し、 圧濃縮した。同様の操作をあと2回繰り返し た後、残渣を40℃で45分間減圧乾燥した。こ 残渣を脱水アセトニトリル(5 mL)に溶解し、 息香酸 (3aα,5α,6aα)-(テトラヒドロ-4H-シク ペンタ-1,3,2-ジオキサチオール-5-イル)メチル エステルS,S-ジオキシド(500 mg)を加え、攪拌 ながら45分間加熱還流した後、反応混合物を 減圧濃縮した。残渣をエタノール(5 mL)に溶 し、硫酸(0.15 mL)を加え、攪拌しながら10分 熱還流した後、反応混合物を減圧濃縮した 残渣を酢酸エチル(40 mL)に溶解し、飽和炭酸 水素ナトリウム水溶液(5 mL)次いで飽和食塩 (5 mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥 、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラム( 溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1:1)で精製し 安息香酸 [(1α,3α,4β)-3-フルオロ-4-ヒドロキ シクロペンチル]メチル(342 mg)を得た。
MS (EI) m/z: 238 (M + ).
HRMS (EI) for C 13 H 15 FO 3 (M + ):
 calcd,238.1005; found, 238.1046.

第四工程
安息香酸 [(1α,3α,4α)-3,4-ジフルオ ロ-シクロペンチル]メチル

 安息香酸 [(1α,3α,4β)-3-フルオロ-4-ヒドロキ シシクロペンチル]メチル(326 mg)を脱水テト ヒドロフラン(5 mL)に溶解し、ビス(2-メトキ エチル)アミノ硫黄トリフルオリド(455 mg)の 脱水テトラヒドロフラン(2 mL)溶液を加え、 拌しながら1.5時間加熱還流した。反応混合 を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10 mL)中に あけ、酢酸エチル(2×30 mL)で抽出した。酢酸 チル抽出液を合わせ、飽和食塩水(2×10 mL) 洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減 濃縮した。残渣をシリカゲルカラム(溶出溶 :ヘキサン/酢酸エチル=4:1)で精製し、安息香 酸[(1α,3α,4α)-3,4-ジフルオロ-シクロペンチル] メチル(233 mg)を得た。
MS (CI + ) m/z: 241 ( MH + ).
HRMS (CI + ) for C 13 H 15 F 2 O 2 (MH + ): calcd, 241.1040; found, 241.1043.

第五工程
[(1α,3α,4α)-3,4-ジフルオロシクロ ンチル]メタノール

 安息香酸 [(1α,3α,4α)-3,4-ジフルオロシクロ ンチル]メチル(221 mg)をエタノール(3 mL)に 解し、炭酸カリウム(191 mg)の水(1 mL)溶液を え、攪拌しながら4時間加熱還流した。反応 混合物を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラ ム(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1:2)で精製 、[(1α,3α,4α)-3、4-ジフルオロシクロペンチ ]メタノール(123 mg)を得た。
MS (CI + ) m/z: 137 (MH + ).
HRMS (CI + ) for C 6 H 11 F 2 O (MH + ):
calcd, 137.0778; found, 137.0801.

第六工程
(1α,3α,4α)-3,4-ジフルオロシクロペ ンチルメチルヨーダイド

 イミダゾール(64.5 mg)およびトリフェニルホ スフィン(124 mg)のジクロロメタン溶液(2.0 mL) に氷冷下でヨウ素(120 mg)を加えて室温で30分 撹拌した後、[(1α,3α,4α)-3,4-ジフルオロシク ロペンチル]メタノール(43.0 mg)のジクロロメ ン溶液(0.5 mL)を加えて室温で4時間撹拌した 後、不溶物を濾去した。濾液を濃縮して得ら れた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ ィーで精製して、(1α,3α,4α)-3,4-ジフルオロシ クロペンチルメチルヨーダイド(28.0 mg)を得 。
MS (EI) m/z: 246 ( M + ).
HRMS (EI) for C 6 H 9 F 2 I (M + ):
 calcd,245.9717; found, 245.9741.

参考例10
(1β,3α,4α)-3,4-ジフルオロシクロペ ンチルメチルヨーダイド
第一工程
安息香酸 (3aα,5β,6aα)-(テトラヒ ロ-4H-シクロペンタ-1,3,2-ジオキサチオール-5- イル)メチルエステルS,S-ジオキシド
 参考例9の第一工程で得た安息香酸 [(1α,3β, 4β)-3,4-ジヒドロキシシクロペンチル]メチル 安息香酸 [(1β,3β,4β)-3,4-ジヒドロキシシク ペンチル]メチルの混合物(4.23 g)と四塩化炭 (75 mL)を混合し、塩化チオニル(2.00 mL)を加 、攪拌しながら30分加熱還流した。反応混 物を減圧濃縮し、残渣にトルエン(75 mL)を加 えて減圧濃縮後、残渣を減圧乾燥した。この 残渣とアセトニトリル(35 mL)及び四塩化炭素( 35 mL)を混合し、過よう素酸ナトリウム(7.66 g )、塩化ルテニウム水和物(37.1mg)、次いで水(35  mL)を加え、室温で30分攪拌した。反応混合 にジクロロメタン(60mL)を加え、不溶物を濾 した後、濾液の有機層を分取し、水層をジ ロロメタン(60 mL)で抽出した。有機層とジク ロロメタン抽出液を合わせ、1 mol/Lチオ硫酸 トリウム水溶液(2×50 mL)、次いで水(2×50 mL) で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減 圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラム(溶出 媒:ヘキサン/酢酸エチル=1:1)で精製し、安息 酸 (3aα,5β,6aα)-(テトラヒドロ-4H-シクロペ タ-1,3,2-ジオキサチオール-5-イル)メチルエス テルS,S-ジオキシド(2.43 g)と安息香酸 (3aα,5α ,6aα)-(テトラヒドロ-4H-シクロペンタ-1,3,2-ジ キサチオール-5-イル)メチルエステルS,S-ジオ キシド(1.33 g)を得た。
MS (EI) m/z: 298 (M + ).
HRMS (EI) for C 13 H 14 O 6 S (M + ):
calcd, 298.0511; found, 298.0493.

第二工程
安息香酸 [(1β,3α,4β)-3-フルオロ-4 -ヒドロキシシクロペンチル]メチル
 安息香酸 (3aα,5β,6aα)-(テトラヒドロ-4H-シ ロペンタ-1,3,2-ジオキサチオール-5-イル)メチ ルエステルS,S-ジオキシド(1.00 g)を用い、参 例9の第三工程と同様に反応を行い、安息香  [(1β,3α,4β)-3-フルオロ-4-ヒドロキシシクロ ペンチル]メチル(660 mg)を得た。
MS (CI + ) m/z: 239 ( MH + ).
HRMS (CI + ) for C 13 H 16 FO 3 ( MH + ):
calcd, 239.1083; found, 239.1040.

第三工程
安息香酸 [(1β,3α,4α)-3,4-ジフルオ ロ-シクロペンチル]メチル
 安息香酸 [(1β,3α,4β)-3-フルオロ-4-ヒドロキ シシクロペンチル]メチル(644 mg)を用い参考 9の第四工程と同様に反応を行い、安息香酸 [(1β,3α,4α)-3,4-ジフルオロ-シクロペンチル] チル(365 mg)を得た。
MS (CI + ) m/z: 241 ( MH + ).
HRMS (CI + ) for C 13 H 15 F 2 O 2 (MH + ):
 calcd, 241.1040; found, 241.1012.

第四工程
[(1β,3α,4α)-3,4-ジフルオロシクロ ンチル]メタノール
 安息香酸 [(1β,3α,4α)-3,4-ジフルオロ-シクロ ペンチル]メチル(349 mg)を用い、参考例9の第 工程と同様に反応を行い、[(1β,3α,4α)-3、4- フルオロシクロペンチル]メタノール(184 mg) を得た。
MS (CI + ) m/z: 137 ( MH + ).
HRMS (CI + ) for C 6 H 11 F 2 O ( MH + ):
calcd, 137.0778; found, 137.0754.

第五工程
(1β,3α,4α)-3,4-ジフルオロシクロペ ンチルメチルヨーダイド
 (1β,3α,4α)-3、4-ジフルオロシクロペンチル] タノール(3.46 g)を用い、参考例9の第六工程 と同様に反応を行い、(1β,3α,4α)-3,4-ジフルオ ロシクロペンチルメチルヨーダイド(4.72 g)を 得た。
MS (EI) m/z: 246 ( M + ).
HRMS (EI) for C 6 H 9 F 2 I (M + ):
 calcd,245.9717; found, 245.9749.

試験例1 GK活性測定
 GK活性は酵素反応により生成するグルコー 6リン酸を直接測定するのではなく、グルコ ス-6-デヒドロゲナーゼによる共役反応によ て生成するNADH量を測定することによって調 べた。

(リコンビナントGKの調製)
ヒト肝臓型、膵臓型GKのクローニング及び組 え蛋白の取得
 GeneBank上に登録されているヒト肝臓型GKの配 列Accession Number;NM_033507、ヒト膵臓型GKの配列A ccession Number;NM_000162を参考にして、それぞれ ト肝臓cDNA(Clontech社製)、ヒト膵臓cDNA(Clontech 製)を鋳型としてPyrobest DNA Polymerase(TaKaRa社 )によりPCRクローニングを行った。さらにC 端側に(His)6標識してHisタグ融合蛋白として 腸菌内で可溶性画分に発現させた。菌体を 音波破砕したのち、遠心分離を行い上清を 収した。回収した上清を金属キレートアフ ニティークロマトグラフィーで精製した。

 精製後、この酵素を、12.5mM HEPES(pH7.3)、75mM KCl、0.5mM MgCl 2 、0.5mM DTT、2.5mM Glucose、50% Glycerolにて-80℃ 保存した。

(GK活性測定)
 アッセイはCostar製の平底の2分の1エリア96穴 プレートを用いて25℃で行った。インキュベ ション混合液は、最終的に25mM HEPES緩衝液(p H7.1)(Invitrogen社製)、25mM KCl(和光純薬製)、2mM  MgCl 2 (和光純薬製)、5mMD-グルコース(和光純薬製)、 1mM ATP(Roche社製)、1mM NAD(Sigma製)、1mMジチオス レイトール(和光純薬製)、5Unit/mL G6PDH(Sigma製) 、0.1% BSA(Sigma社製)試験化合物或いは5%DMSO及 GKが含まれるように調製した。

 被験化合物は予めDMSOに溶解し、2μLをHEPES緩 衝液(pH7.1)、KCl、MgCl 2、 D-グルコース、ATP、NAD及びジチオスレイトー を含む溶液20μLに添加した。次に、G6PDH、BSA 及びリコンビナントGKを含む溶液を18μL加え 応を開始させた。GKは5%DMSO存在下で1分間あ りの吸光度増加分が0.002から0.003の間になる うに加えた。反応開始後、SPECTRAmax190マイク ロプレート分光光度計(モレキュラーデバイ 社製)を用いて、340nmにおける吸光度の増加 15分間測定し、始めの10分間の増加分を用い 活性を評価した。

 発明化合物11、14は、それを含まないウェ ルと比較して10μMで150%以上のヒト肝臓GK活性 作用が認められ、発明化合物1~10、12、13、15 ~17、20、21、23、25、27、30、31、33~36、43~46、48 50、54、55、60、61、68、69、71、73~75、79~82は10 μMで200%以上のヒト肝臓GK活性化作用が認めら れた。

試験例2 血糖降下試験
 ICRマウス(雄性、7-9週齢;日本チャールズリ ー社)を使用し、被験化合物による血糖値へ 作用を測定した。各々の化合物をGelucire44/14 (商品名、Gatefosse社製):PEG400=60:40の混合液に溶 解させ、餌を2時間抜いたマウスに経口投与(3 0mg/kg、10mL/kg)した。投与直前(Pre値)および投 後0.5、2および4時間のポイントで尾静脈より エチレンジアミン四酢酸2カリウムをコーテ ングした採血管で採血し、遠心分離(4℃、3,6 00×g、3分間)して血漿サンプルを得た。

 各サンプルを生理食塩水で5倍希釈してグ ルコースCII-テストワコー(商品名、和光純薬 )を用いて血糖値を測定した。96穴平板プレ トにサンプル、生理食塩水およびブドウ糖 準液100mg/dL(ブドウ糖標準液200mg/dLを生理食 水で2倍希釈した)の各々10μL/穴をセットして 発色液を150μL/穴添加後、37℃に5分間静置し 発色させた。測定はLucy2ルミネッセンス・リ ーダー(商品名、Aloka社製)を使用しOD492nmで測 した。各採血ポイントのPre値に対するグル ース低下率からσグルコース低下率(各採血 イントのPre値に対するグルコース低下率の 均)を算出した。

 発明化合物1、2、3、17、27、30、35、36、46 54、55、74は、30%以上のσグルコース低下率 認められた。一方、参考例2、7、8の化合物 は15%超えるようなσグルコース低下率を示す ものはなかった。

試験例3 in vivo薬物動態評価
 ICRマウス(雄性、試験時6週齢;日本チャール リバー社)を使用し、経口バイオアベイラビ リティを評価した。被験化合物をあらかじめ ジメチルスルホキシド(DMSO、Sigma社製)に溶解 、1/15Mの濃度に調製したリン酸2水素ナトリ ム(和光純薬製)水溶液へ200μMとなるように 加し、DMSOを最終30%になるように追加したも を投与溶媒とした。静注群として、一晩絶 したICRマウスに尾静脈内投与した(1μmol/kg、 5mL/kg)。静脈内投与後5、15、30分、1、2、4、8 24時間後にヘパリンコーティングした毛細管 を用いて眼底採血を行い、遠心後血漿を得た 。また、経口投与群として同溶液を強制経口 投与し(2μmol/kg、10mL/kg)、投与後15、30分、1、2 、4、8、24時間に眼底採血を行い、遠心分離 同様に血漿を得た。分離血漿10μLを生理食塩 水100μL及びジメチルスルホキシド(Sigma社製)10 μLによって希釈し、液体クロマトグラフィー 付トリプル四重極質量分析装置(アプライド イオシステム社、API-3000)にて血漿中未変化 濃度を測定した。血漿中濃度時間曲線下面 (AUC)を台形法にて算出し、投与量補正後の経 口投与群の平均AUCを静脈内投与群の平均AUCで 除することによってバイオアベイラビリティ を求めた。発明化合物1は、50%以上の経口バ オアベイラビリティを示した。

試験例4 in vitro肝ミクロソーム代謝安定性評 価
(方法1)
 ガラス試験管内で、ヒト(XENOTECH社)、マウス (雄性、7週齢、ICRを用いた自社調製;日本チャ ールスリバー社)肝ミクロソーム溶液と被験 合物を37℃にて5分インキュベートし、代謝 定性評価を行った。インキュベーション混 液には、100mMリン酸カリウム緩衝液(pH7.4、和 光純薬製)、3mMMgCl 2 (和光純薬製)、5mMグルコース6リン酸(Roche社製 )、1mM EDTA(東京化成製)、1I.U.グルコース6リン 酸デヒドロゲナーゼ(Roche社製)、1mg/mLの肝ミ ロソームが含まれる。被験化合物をあらか めDMSOへ溶解し、反応液へ終濃度1μMとなるよ うに添加した。代謝反応は終濃度1mMとなるよ うにNADPH(Roche社製)溶液を添加することで開始 し、5分後、反応液と等容積のアセトニトリ (フィッシャー社製)を添加することで反応停 止した。反応停止後、遠心上清を液体クロマ トグラフィー付質量分析装置(島津製作所、Sh imadzu2010A)にて未変化体濃度を測定した。発明 化合物1、2、3のヒト及びマウスにおける代謝 固有クリアランスは、いずれにおいても0.06
mL/min/mg protein以下であった。

 (方法2)
 ガラス試験管内で、ヒト(XENOTECH社)、マウス (雄性、7週齢、ICRを用いた自社調製;日本チャ ールスリバー社)肝ミクロソーム溶液と被験 合物を37℃にて25分インキュベートし、代謝 定性評価を行った。インキュベーション混 液には、100mMリン酸カリウム緩衝液(pH7.4、 光純薬製)、3mMMgCl 2 (和光純薬製)、5mMグルコース6リン酸(Roche社製 )、1mM EDTA(東京化成製)、1I.U.グルコース6リン 酸デヒドロゲナーゼ(Roche社製)、0.2mg/mLの肝ミ クロソームが含まれる。被験化合物をあらか じめDMSOへ溶解し、反応液へ終濃度1μMとなる うに添加した。代謝反応は終濃度1mMとなる うにNADPH(Roche社製)溶液を添加することで開 し、25分後、反応液と等容積のアセトニト ル(フィッシャー社製)を添加することで反応 停止した。反応停止後、遠心上清を液体クロ マトグラフィー付質量分析装置(島津製作所 Shimadzu2010A)にて未変化体濃度を測定した。発 明化合物1、17、27、30、35、36、46のヒト及び ウスにおける代謝固有クリアランスは、い れにおいても0.05
mL/min/mg protein以下であった。

 本発明のグルコキナーゼ活性化物質は、 れたGK活性化作用又は血糖降下作用を有し 副作用(例えば、QT間隔延長、低血糖症状な )が少ないので、糖尿病、肥満などの治療又 予防のための医薬として有用である。