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Patent Searching and Data


Title:
GOLD IONIZATION METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/084567
Kind Code:
A2
Inventors:
KONNO KENICHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/064028
Publication Date:
July 17, 2008
Filing Date:
July 13, 2007
Export Citation:
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Assignee:
UMO INC CO LTD (JP)
KONNO KENICHI (JP)
International Classes:
A45D44/22; A61K8/19; A61K8/85; A61Q19/00
Attorney, Agent or Firm:
THE PATENT CORPORATE BODY PROTEC (4-3-24 Komaba,Meguro-ku, Tokyo 41, JP)
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Claims:
対象物の中へ浸透させる金イオンを発生させる方法であって、ガンマーポリグルタミン酸を含有する薬液の液面に、薬液内部から超音波を投射して、粒径寸法1ミリメートル未満の超微粒ミストを発生させ、上記の超微粒ミストを気流に乗せて導き、対象物に密着させた金箔に対して、前記超微粒ミストを含む気流を吹き付けることを特徴とする、金をイオン化する方法。
水槽の底部に超音波発生器を設けるとともに、該水槽の底面から離間させて薬液槽を設置し、前記超音波発生器から出射した超音波を薬液面に到達させて、該薬液面から前記の超微粒ミストを発生せしめることを特徴とする、請求項1に記載した金をイオン化する方法。
対象物に密着させた金箔に対して、前記超微粒ミストを含む気流を吹き付けた後、前記の対象物にマッサージを施すことによって金のイオン化、及びその浸透を促進することを特徴とする、請求項1に記載した金をイオン化する方法。
前記の金箔は、99.99パーセント、若しくはそれ以上の高純度の純金製であることを特徴とする、請求項1に記載した金をイオン化する方法。
Description:
金をイオン化する方法

本発明は、標準状態(摂氏0度、圧力760トール) で固体である金属元素の金をイオン化する方 法に関するものである。
イオン化された金は皮膚に浸透して吸収され 易く、吸収された金イオンは美顔に卓効を奏 する等の実用的な用途が有る。

純金を顔面の肌に浸透させると美顔,美容 効果を奏することは広く知られており、金 を用いた美顔術も試みられているが、金属 金を安全かつ容易にイオン化する技術は未 開発されていない。

 金を用いた美顔術に関する発明としては、 開平8-191718号公報「金箔紙によるパック美 美体器具」が提案されている。
 この発明は、金箔紙を顔に密着させてビニ ルを被せてテープで固定することによって 顔効果を得るというものである。

金を用いた上記と異なる美顔術に関する発明 としては、特開2000-229013号公報「金箔による 顔方法」が提案されている。この発明は、 殊紙にパラフィンを塗り付けた上に金箔を りつけたものであって、油性化粧品を塗っ 顔にこの発明に係る金箔を密着させること よって金を顔面の皮膚に作用させ美肌,美顔 の効果を得るというものである。
 しかし、上記2件の発明は特許として登録さ れるに至らず、取下げ(特許法第4条の3第4項 よる擬制)されている。

特開平8-191718号公報

特開2000-229013号公報

 (従来技術の不具合)従来一般に、金を美容, 顔に利用しようとする場合、金箔を顔面に り付けたり、純金の細い針金を皮膚に埋め んだりしていた。
 しかし、これらの方法では、固体の金属で る金を単に皮膚に接触させるだけであるか 、金の浸透,吸収が遅く、使用した金の有効 利用率が低く、高価な割りには効果が少なか った。

(本発明の目的)本発明は以上に述べた事情に みて為されたものであって、その目的は、 属の金を容易に、かつ安全にイオン化する 法を提供することである。
 上記の安全とは、人体に有害な薬品を用い り、人体に傷害を及ぼす高温,低温を用いた りしないとの意である。
 金を安全かつ容易にイオン化できれば、こ を利用して有効な美肌,美顔を行ない得るこ とが期待される。
 純粋な金は生物に対して毒性を有しないの でなく免疫抑制効果が有り、慢性炎症性疾 に対して消炎効果を有することが知られて る。
 しかし、金に不純物が混入していると炎症 肌荒れを起こす虞れが有る。そこで本発明 高純度の金箔を使用して完全に安全な金イ ン美顔術を可能ならしめる。
 本発明者の研究によれば、金はイオン化す ことにより初めて皮膚の深部まで浸透し、 用的な美肌,美顔効果を発揮する。

 本発明の基本的な原理は、肌に密着させた 態の純金製金箔に対して、ガンマーポリグ タミン酸を含む超微細ミストを吹き付ける 、上記の金箔がイオン化する現象を利用し ものである。 
 上記のガンマーポリグルタミン酸を含む超 細ミストは、本発明者が発明して別途出願 の先願に係る発明(特開2007-125316号公報)によ って安全かつ容易に発生させることができる 。

は、本発明によって形成した金イオン 用いて美顔術を施している状態を模式的に いた外観斜視図である。 は、先願に係る発明装置を用いてガン ーポリグルタミン酸を含む超微細ミストを 面に吹き付けている状態を模式的に描いた 観斜視図である。 は、ガンマーポリグルタミン酸を含む 微細ミストを発生させる先願の発明装置を 式的に描いた断面図である。

図3は、前記の先願に係るガンマーポリグル ミン酸を含有する超微細ミスト発生機であ て、本実施形態においても利用した。
水槽1の中に、底面から離して薬液槽2が設け れており、ガンマーポリグルタミン酸を含 薬液が入れられている。符号3を付して示し たのは薬液面である。
前記水槽1の底部に超音波発生器4が設置され いて、超音波(矢印a)を照射する。上記の超 波が薬液面3に到達すると、この薬液面を微 小にかつ激しく振動させるので、液面が微視 的に撹拌されて波立ち、ガンマーポリグルタ ミン酸を含有する超微細ミスト発生する。
 送風機5から送出された空気流を、送風管6 よって矢印b,矢印cのように薬液槽2内に導く 、前記のガンマーポリグルタミン酸超微細 ストは送風に乗ってミスト送出口7からアー ム管8に送られ、矢印d、矢印eのようにミスト 噴出口9からミスト噴流10として噴射される。

図1は、本発明によって金イオンを発生させ 1実施形態を描いた斜視図である。
 本実施形態では、金イオン浸透の対象物を 性の顔面とした。
 顔面の皮膚に美容液を塗り、その上に105mm× 105mmの金箔4枚を並べて貼り付けて密着させ、 ほぼ全面を覆う。
 本実施形態に用いた金箔は、純度99.99パー ントの金属金の1グラムを1平方メートルに圧 延したものであり、その厚さ寸法は約0.13ミ ロンである。このように薄い金箔は、数十 の金原子が層を成している状態であり、可 光線を透過させるので、透かしてみると紫 に見える。

前記の金箔貼りつけ操作の準備として、先 に図2に示したようにガンマーポリグルタミ 酸超微細ミストを約10分間吹き付け、約5分 リンパマッサージを施しておくことが望ま い。

顔面に金箔を並べて貼りつけた後、約20分間 ンマーポリグルタミン酸超微細ミストの噴 10を金箔11の上に吹きつける。
 その後、施術者(美容師・美顔師)は指先に 容液をつけ、金箔の上から顔全体をタッピ グすると、既にイオン化の進んだ金箔に微 なヒビが入る。
 施術者(美容師・美顔師)は掌に美容液をと て、リンパの流れに沿ってマッサージを施 。これにより外観的には、先ず金箔が豹柄( ょうがら)になり、次第に消失する。

以上に説明した実施形態において、本発明の 本質は金箔をイオン化したことである。
 本発明の操作によって形成された金イオン 用途は限定されない。
 これを美顔、美容に利用することは非常に 益であるが、本発明の技術的範囲には属せ 、美肌,美顔術の領域である。