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Title:
GOLF CLUB AND METHOD FOR SUPPLYING ELECTRIC POWER TO ELECTRICALLY INSTALLED GOLF CLUB
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/119832
Kind Code:
A1
Abstract:
A golf club is characterized in comprising a shaft, a head unit arranged at the top edge of the shaft, a grip unit arranged at the base edge of the shaft, an electric power consumption unit mounted onto at least one of the shaft and the head unit, an electric power source for supplying electric power to the electric power consumption unit, an electric power supply control unit connected between the electric power source and the electric power consumption unit to control a power supply to the electric power consumption unit in accordance with a pressure given to the grip unit.

Inventors:
MORI AKIRA (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/056359
Publication Date:
October 01, 2009
Filing Date:
March 27, 2009
Export Citation:
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Assignee:
MUGEN INC (JP)
MORI AKIRA (JP)
International Classes:
A63B69/36; A63B53/14; A63B60/46; A63B102/32
Foreign References:
JPH08509622A1996-10-15
JPH0346577U1991-04-30
Attorney, Agent or Firm:
SHIGA, Masatake et al. (JP)
Masatake Shiga (JP)
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Claims:
 シャフトと;
 前記シャフトの先端に取り付けられたヘッド部と;
 前記シャフトの基端に取り付けられたグリップ部と;
 前記シャフト及び前記ヘッド部の少なくとも一方に取り付けられた電力消費部と;
 前記電力消費部に電力を供給する電源と;
 前記電源と前記電力消費部との間に電気的に接続され、前記グリップ部に付与される圧力に応じて前記電力消費部への電力供給を制御する給電制御部と;を備えることを特徴とするゴルフクラブ。
 請求項1に記載のゴルフクラブであって、前記給電制御部は、
 前記グリップ部に含まれ加圧された際にのみ通電して前記電力消費部への電力供給を開始させる感圧通電部を備えることを特徴とするゴルフクラブ。
 請求項2に記載のゴルフクラブであって、前記給電制御部は、
 前記電源と前記感圧通電部とに電気的に接続された電源ICと;
 前記電源ICに電気的に接続されタイマー機能を有するマイコン回路と;を備えることを特徴とするゴルフクラブ。
 請求項3に記載のゴルフクラブであって、前記給電制御部は、前記感圧通電部への加圧により前記電力消費部への電力供給を開始した後、所定時間経過後に前記電力消費部への電力供給を停止するように構成されていることを特徴とするゴルフクラブ。
 請求項2に記載のゴルフクラブであって、前記感圧通電部は、ゴム材に導電性粒子を分散させて構成された感圧導電性ゴム部を備えることを特徴とするゴルフクラブ。
 請求項5に記載のゴルフクラブであって、前記給電制御部は、
 前記電源と前記感圧通電部とに電気的に接続された電源ICと;
 前記電源ICに電気的に接続されタイマー機能を有するマイコン回路と;を備え、
 前記感圧通電部は、前記感圧導電性ゴム部を挟み各々が前記電源または前記電源ICに電気的に接続された複数の金属片を備えることを特徴とするゴルフクラブ。
 請求項6に記載のゴルフクラブであって、前記複数の金属片は、第1金属片と第2金属片とを含み、前記第1金属片は前記シャフトを取り巻いて固定され、前記感圧導電性ゴム部は前記第1金属片を取り巻くように配置され、前記第2金属片は前記感圧導電性ゴム部を取り巻くように配置されていることを特徴とするゴルフクラブ。
 請求項1に記載のゴルフクラブであって、前記電力消費部は、
 前記ヘッド部における打撃位置を検出するセンサと;
 前記センサにより検出された打撃位置を前記ヘッド部の模擬画像と共に表示する表示部と;を備えることを特徴とするゴルフクラブ。
 請求項1に記載のゴルフクラブであって、前記電力消費部は、
 前記ヘッド部の速度を検出するセンサと;
 前記センサにより検出された前記ヘッド部の速度を表示する表示部と;を備えることを特徴とするゴルフクラブ。
 シャフトと;前記シャフトの先端に取り付けられたヘッド部と;前記シャフトの基端に取り付けられたグリップ部と;前記シャフト及び前記ヘッド部の少なくとも一方に取り付けられた電力消費部と;前記電力消費部に電力を供給する電源と;前記電力消費部への電力供給を制御する給電制御部と;を備えた電装化ゴルフクラブ、における給電方法であって、
 前記グリップ部をユーザが握ることによって前記電源から前記電力消費部への給電を開始し;
 前記給電制御部が有するタイマー機能により、給電開始から所定時間経過後に、前記電力消費部への給電を停止する;ことを特徴とする給電方法。
Description:
ゴルフクラブ及び電装化ゴルフ ラブにおける給電方法

 本願発明は、電装化されたゴルフクラブ、 にグリップ部に通電部を有するゴルフクラ 、及び電装化されたゴルフクラブにおける 電方法に関する。
 本願は、2008年3月28日に日本に出願された特 願2008-114525号に基づき優先権を主張し、その 容をここに援用する。

 従来、各種センサ及び表示装置等を備え 電装化ゴルフクラブの提案は多くあり、公 文献として、例えば特許文献1及び特許文献 2を始め数多く知られている。電装化とは、 ルフクラブのヘッドの速度とか、打撃位置 加速度、打撃応力、握り力などを電気的に 定し、表示することである。

 一般に、ゴルフクラブは持ち運ぶので、 立の電池等の電源が要るが、どのようにそ らの電源をオンにするかと言うことが問題 ある。スイッチを設けると、大がかりにな 、重くもなる。重いとゴルフクラブのバラ スが崩れる。また、スイッチを設けると、 な雨の際に水が浸入しやすくなるという問 もある。

 公式には、認められていないが、練習用 ウンドには、かかる電装化されたクラブを ち運びたいのが常である。急に雨が降る時 、外に開放されたスイッチでは、雨水の浸 が起こり得る。また、ゴルフプレイに熱中 ていると一々スイッチを入れるのは面倒で る。また、電源を自動的に入れてオン状態 し続けると電池の寿命が短くなる。

 特許文献3には、「ゴルフ、テニス、野球 などのスポーツ用打具で打撃スイングをする 際に、該打具に設けたグリップに発生する把 握力を検出する把握力センサにおいて、スイ ング時に該グリップと手や指との間に把握力 として発生する摩擦力を単独に検出可能な構 成により該グリップに把握力センサを設ける こと」と言う表現で、グリップ部における工 夫が記載されている。

 練習用機器であるにもかかわらず、電子化 れたゴルフクラブを持つと、そのままラウ ドしたいという欲望が湧き、その場合、ス ッチをオンするのを再々忘れたり、面倒に ることもある。恐らくゲームとなると平常 を失うのであろう。他方、特許文献4には、 ディンプルを付けたグリップ部の開示がある 。

USP3,270,564

USP3,792,863

特開2005-292061号公報

特開2003-325712号公報

 そこで、グリップ部を握れば自動的に、 電状態になることが求められた。本発明の 的は、従来には全く無かった新しい課題を 決することである。公知の特許文献には、 ルフクラブのグリップを握るだけで、電装 されたクラブの電源がオン状態になるもの 、皆無であった。すなわち、ゴルフクラブ グリップを握るだけで、通電状態にすると う課題もその達成手段も公知ではない。

 本発明の課題は、電装化したゴルフクラブ おいて、次の諸項目を満足する事である。
(1)グリップ表面は、普通のクラブと同様ゴム 状物であること。
(2)急な雨に対処しうること。
(3)新規なスイッチの増設による重量増加を防 げること。
(4)違和感の無い機構にすること。
(5)感性の観点でも、満足され易いこと。
(6)衝撃に耐えること。

 本発明は、シャフトと;前記シャフトの先 端に取り付けられたヘッド部と;前記シャフ の基端に取り付けられたグリップ部と;前記 ャフト及び前記ヘッド部の少なくとも一方 取り付けられた電力消費部と;前記電力消費 部に電力を供給する電源と;前記電源と前記 力消費部との間に電気的に接続され、前記 リップ部に付与される圧力に応じて前記電 消費部への電力供給を制御する給電制御部 ;を備えることを特徴とするゴルフクラブを 供する。

 上記ゴルフクラブにおいて、前記給電制 部は、前記グリップ部に含まれ加圧された にのみ通電して前記電力消費部への電力供 を開始させる感圧通電部を備えていてもよ 。

 上記ゴルフクラブにおいて、前記給電制 部は、前記電源と前記感圧通電部とに電気 に接続された電源ICと;前記電源ICに電気的 接続されタイマー機能を有するマイコン回 と;を備えていてもよい。

 上記ゴルフクラブにおいて、前記給電制 部は、前記感圧通電部への加圧により前記 力消費部への電力供給を開始した後、所定 間経過後に前記電力消費部への電力供給を 止するように構成されてもよい。

 上記ゴルフクラブにおいて、前記感圧通 部は、ゴム材に導電性粒子を分散させて構 された感圧導電性ゴム部を備えていてもよ 。

 感圧導電性ゴム部を構成する材料は、圧 ゴム、感圧導電性ゴム、加圧導電ゴム、感 ゴム材料、通電ゴム、感圧ゴムとも一般的 言われている。以後これらの用語を混然と う場合がある。また、その類の素材は、電 的特性のばらつきが大きいこと、つまり特 が安定しないことが多々あり、そのため用 が制限されることがある。

 感圧導電性ゴムの圧力に対する通電特性 、比例関係にないことが多い。従って、感 導電性ゴムを使うためには、このような特 に基づく工夫が必要である。感圧導電性ゴ は、シリコーンや、天然ゴム、合成ゴム、 リウレタンなどのゴム状物に、各種の炭素 末(アセチレン系のカーボンを含む)、黒鉛 金、銅、銀、亜鉛などの金属、金属酸化物( 電性酸化亜鉛、酸化スズ)、金属硫化物(硫 銅を含む)などの導電性粒子を練り込んで製 されるが、導電性粒子の分布が均一となら いことが、電気的特性のばらつきの原因の つであるとされている。また、反復繰り返 圧で、粒子の構造変化や、配列変化が起こ ことも、電気的特性のばらつきの要因だと 言われている。ゴム的な特性を有し、かつ 力に対し電気的特性が変化する素材を用い 本発明は、これらの欠点を乗り越えた新規 手法で、ゴルフクラブに、新しい手段を見 したとも言える。

 上記ゴルフクラブにおいて、前記グリッ 部の把持部分は、通常のゴルフクラブのグ ップ部と同様のゴム材で形成することが好 しい。本発明は、グリップ部をゴム材にし 事以外に、圧力変化を使うが、比例特性を うものではない。つまり最も単純な「オン- オフ」のみに使う。グリップ部は、通常のゴ ルフクラブの場合と同様のゴム材を使うので 、ユーザに違和感を与えない。このように、 感圧ゴムの諸欠点を巧みに克服できた。

 上記ゴルフクラブにおいて、前記給電制 部は、前記電源と前記感圧通電部とに電気 に接続された電源ICと;前記電源ICに電気的 接続されタイマー機能を有するマイコン回 と;を備え、前記感圧通電部は、前記感圧導 性ゴム部を挟み各々が前記電源または前記 源ICに電気的に接続された複数の金属片を えていてもよい。

 さらに、上記ゴルフクラブにおいて、前 複数の金属片は、第1金属片と第2金属片と 含み、前記第1金属片は前記シャフトを取り いて固定され、前記感圧導電性ゴム部は前 第1金属片を取り巻くように配置され、前記 第2金属片は前記感圧導電性ゴム部を取り巻 ように配置されていてもよい。

 上記第1及び第2金属片は電極として機能 、感圧導電性ゴム部の一部が押さえられる 、通電して、閾値よりも上の値になると電 が「オン」の状態になる。マイコン回路が するタイマー機能により、一定時間以上経 しても、感圧導電性ゴム部が、押えられな と、電源が切れるように、回路設計がなさ る。後者だけの回路設定は、すでに公知で る。

 上記ゴルフクラブにおいて、前記電力消 部は、前記ヘッド部における打撃位置を検 するセンサと;前記センサにより検出された 打撃位置を前記ヘッド部の模擬画像と共に表 示する表示部と;を備えていてもよい。

 上記ゴルフクラブにおいて、前記電力消 部は、前記ヘッド部の速度を検出するセン と;前記センサにより検出された前記ヘッド 部の速度を表示する表示部と;を備えていて よい。

 本発明は、また、シャフトと;前記シャフ トの先端に取り付けられたヘッド部と;前記 ャフトの基端に取り付けられたグリップ部 ;前記シャフト及び前記ヘッド部の少なくと 一方に取り付けられた電力消費部と;前記電 力消費部に電力を供給する電源と;前記電力 費部への電力供給を制御する給電制御部と; 備えた電装化ゴルフクラブ、における給電 法であって、前記グリップ部をユーザが握 ことによって前記電源から前記電力消費部 の給電を開始し;前記給電制御部が有するタ イマー機能により、給電開始から所定時間経 過後に、前記電力消費部への給電を停止する ;ことを特徴とする給電方法を提供する。

 本構成を採ることにより、次の効果が発揮 れた。すなわち
(1)グリップ表面は、最も普通のゴム状物にし 得た。
(2)その結果、その上に、ゴム状のグリップカ バーを容易に嵌め易くなった。
(3)急な雨に対処しうるグリップにできた。( ムで締め付けられるため)
(4)新規なスイッチの増設による重量増加を防 げた。
(5)違和感の無い機構にしえた。
(6)感性視点でも、満足し易いものにできた。
(7)衝撃に耐えるようにできた。
(8)グリップ部を通常どおり握るだけで電源が オン状態になるためスイッチの入れ忘れが防 止でき、タイマー機能により所定時間後に自 動的に電源がオフされるので、スイッチの切 り忘れが防止できた。
(9)自動的に電源がオフされるので、電池の長 寿命化が実現できた。

本発明によるゴルフクラブの一実施形 を示す概略図である。 図1に示すゴルフクラブにおけるグリッ プ部の拡大図である。 図2におけるA-A線によりグリップ部を切 断して示す断面図である。 図3におけるB部の拡大図である。 図1に示すゴルフクラブにおける電気回 路を示す概略図である。

符号の説明

  1…ゴルフクラブ、2…シャフト、3…グ ップ部、4…ヘッド部、5…フェース部、5a… 撃面、6…表示部、6a…液晶ディスプレイ、7 …給電制御部、8,9…センサ、10…電池(電源) 11…表示部、12…電源IC、13…マイコン回路、 20…感圧通電部、20d…導電性ゴム(感圧導電性 ゴム部)、20b、20f…銅箔(金属片)

 以下、図面を参照しながら、本発明をより 体的に説明する。
図1は、本発明によるゴルフクラブの一実施 態を示す概略図である。本発明の一実施形 によるゴルフクラブ1は、シャフト2と、シャ フト2の先端に取り付けられたヘッド部4と、 ャフト2の基端に取り付けられたグリップ部 3と、シャフト2及びヘッド部4の少なくとも一 方に取り付けられたセンサ8,9及び表示部6(電 消費部)と、電力消費部に電力を供給する電 池10(電源)と、電池10と電力消費部との間に電 気的に接続され、グリップ部3に付与される 力に応じて電力消費部への電力供給を制御 る給電制御部7とを備えている。ヘッド部4に は、ゴルフボールを打撃面5aで打撃するフェ ス部5が設けられている。

 図2は、図1に示すゴルフクラブにおける リップ部の拡大図である。図2に示すように シャフト2には電池10を収容する電池室11(空 )が設けられ、電池10を収容した後、電池室 ャップ11aを閉めることで電池10は固定され 。図示していないが、電池10と給電制御部7 、導線によって電気的に接続されている。 実施形態では、表示部6と給電制御部7とが一 体に設けられているが、これらを分離配置し て、導線によって電気的に接続してもよい。

 図3は、図2におけるA-A線によりグリップ 3を切断して示す断面図である。グリップ部3 は、ゴム製グリップ3aと感圧通電部20とを備 ている。図3に示すように、感圧通電部20は シャフト2とゴム製グリップ3aとの間に挟ま ており、ユーザがゴム製グリップ3aを握るこ とによってゴム製グリップ3aに加えられた圧 は、感圧通電部20に伝達される。感圧通電 20は、加圧された場合にのみ通電する電気特 性を有している。

 図4は、図3におけるB部の拡大図であり、 圧通電部20の細部を示している。感圧通電 20は、以下のようにして形成される。

 まず、シャフト2のグリップ部領域に、銅 箔20b(第1金属片)を両面テープ20aで貼り付ける 。銅箔20bは、シャフト2を取り巻くことにな 。銅箔20bの上に導電性接着剤20c(MELECO MODEL122 5SN742 BASE+同ACT)を用いて導電性ゴム20d(イナバ ゴム社製)を巻き付ける。導電性ゴム20dは、 リコーンや、天然ゴム、合成ゴム、ポリウ タンなどのゴム状物に、各種の炭素粉末(ア チレン系のカーボンを含む)、黒鉛、金、銅 、銀、亜鉛などの金属、金属酸化物(導電性 化亜鉛、酸化スズ)、金属硫化物(硫化銅を含 む)などの導電性粒子を練り込んで製造され 。

 更に、導電性ゴム20dの上に導電性接着剤2 0eを用いて、銅箔20f(第2金属片)を取り付ける 電池10のプラス(+)側を、リード線22を介して 一方の銅箔20fに接続し、他方の銅箔20bは、リ ード線21を介して表示装置6のプラス(+)側に接 続し、電池10のマイナス側を、表示装置6のマ イナス側に接続する。銅箔20fの上にはさらに 両面テープ20gを貼り付け、両面テープ20gの上 (外周)にゴム製グリップ3aを取り付ける。

 ここで、ゴム製グリップ3aを取り付ける には、予め、ゴム製グリップ3aの内部および 両面テープ20g上に揮発性の潤滑油を塗布する ことが好ましい。潤滑油の作用でゴム製グリ ップ3aを滑らかに装着することができ、潤滑 が揮発した後には、両面テープ20gによって ム製グリップ3aがしっかりと固着される。

 図5は、ゴルフクラブ1における電気回路 示す概略図である。給電制御部7は、電源IC12 と、マイコン回路13と、感圧通電部20とを備 ている。感圧通電部20は、所定値以上の圧力 を加えられた際にのみ通電状態(オン状態)と り、圧力を除去された際には非通電状態(オ フ状態)に戻るので、圧力に応じてオン-オフ 切り替わる感圧式電気スイッチとして機能 る。

 電池10のマイナス側は接地部GNDに接続さ 、電池10のプラス側は、電源IC12の電池入力 子12aに接続されている。感圧通電部20の一端 は接地部GNDに接続され、他端は、電源IC12のBo ost Enable端子12bに接続されている。電源IC12は 、さらに、定電圧出力端子12c(3.3V)とIC-Enable端 子12dとを備え、これら端子は、マイコン回路 13と接続されている。

 マイコン回路13には、さらに、センサ8,9 、表示部6が接続されている。センサ8,9とし は、例えば、ゴルフクラブ1の運動を検出す る加速度センサ、磁気センサ、光センサ、ゴ ルフクラブ1を振ってヘッド部4にゴルフボー が衝突した際のフェース部5(打撃面5a)上の 置(打撃位置)を検出する加速度センサ、磁気 センサ、光センサなどが考えられる。表示部 6は、液晶ディスプレイ6aを備え、上記のよう に、例えば、センサ8,9によってゴルフクラブ 1の運動を検出する場合には、ヘッド部4の速 を(この例を図5に示している)、センサ8,9に ってフェース部5(打撃面5a)におけるゴルフ ールの打撃位置を検出する場合には、ヘッ 部の模擬画像と共に打撃位置を表示するこ ができる。

 Boost Enable端子12bと、IC-Enable端子12dとを備 える電源IC12に、タイマー機能を有するマイ ン回路13を組合せることにより、感圧通電部 20が一旦通電状態(オン状態)になった後、非 電状態(オフ状態)に戻っても、所定時間(例 ば、20秒間)は、電池10からセンサ8,9、表示部 6への給電が継続される。すなわち、ユーザ グリップ部3を握ることによって感圧通電部2 0が一旦通電状態になると、電源IC12の内部発 器が起動して、IC内部昇圧回路で電池10の1.5 Vの電圧を3.3Vに昇圧して出力する。マイコン 路13は、この3.3Vで動作する。

 所定時間経過後は、マイコン回路13のタ マー機能により、電源IC12のIC-Enable端子12dが ーレベルとされることで、電源IC12内部の昇 圧動作が停止して3.3Vの定電圧出力端子12cが イインピーダンスになり、その結果、電圧3. 3Vの電力は供給されなくなる。この構成によ 、不必要に給電が継続して電池10の寿命が くなってしまうことが防止される。

 実際に作成したゴルフクラブ1において、 グリップ部3を握り、通電することを確認し 。通電確認後、20秒間放置し、設計した通り 給電が停止することを確認した。念のために 、これを97回繰り返した結果、十分な信頼性 有することが確認できた。

 なお、本発明には、次のような各種の付 的事項を加えてもよい。

A.ゴルフクラブのグリップ部の直ぐ近くに、 ニター部つまり表示部、電子回路基板部、 子制御部を設けること。
B.グリップ部のより内部に、電池部、バッテ ー部を設けること。
C.配線部に、未硬化のゴムを塗ること及び/ま たは接着剤を塗ること。

D.グリップ部に配線すること。
E.本発明によるグリップに、筒状のゴムカバ (グリップカバー)を被せること。
F.圧電ゴムに電極部、さらにリード線を設け こと。
G.クラブに、シャフトカバー、グリップカバ を付属させること。
 これにより、ゴルフバッグの輸送中の事故 防止すること、電装化されたクラブ固有の 故が防止できる。

 本発明は具体的には,電装化したゴルフク ラブのグリップ部に好ましく用いられ、練習 用機器の産業に広く用いることもできる。




 
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