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Title:
GREEN SHEET FOR FORMING PLASMA DISPLAY PANEL MEMBER AND PROCESS FOR PRODUCING PLASMA DISPLAY PANEL MEMBER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/117836
Kind Code:
A1
Abstract:
[PROBLEMS] To provide a green sheet for forming PDP members which has sufficient flexibility, is excellent in transferability and handleability, and has such a surface hardness that a defect such as a dent is less apt to generate. Also provided is a process for PDP production in which a PDP member high in transmittance and reflectance and excellent in surface smoothness and film thickness evenness can be efficiently formed with high position precision. [MEANS FOR SOLVING PROBLEMS] The green sheet for forming plasma display panel members is characterized by comprising (A) an inorganic powder and (B) a binder resin and having a yield strength of 0.1-3.0 N, displacement at break of 20-300 mm, and surface hardness of 0.4-5.0 mN/mm2.

Inventors:
KUWADA, Hiroaki (6-10 Tsukiji 5-chome, Chuo-k, Tokyo 45, 1040045, JP)
桑田 博昭 (〒45 東京都中央区築地五丁目6番10号 JSR株式会社内 Tokyo, 1040045, JP)
INOUE, Yasutake (6-10 Tsukiji 5-chome, Chuo-k, Tokyo 45, 1040045, JP)
Application Number:
JP2008/055779
Publication Date:
October 02, 2008
Filing Date:
March 26, 2008
Export Citation:
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Assignee:
JSR CORPORATION (6-10, Tsukiji 5-chome Chuo-k, Tokyo 45, 1040045, JP)
JSR株式会社 (〒45 東京都中央区築地五丁目6番10号 Tokyo, 1040045, JP)
KUWADA, Hiroaki (6-10 Tsukiji 5-chome, Chuo-k, Tokyo 45, 1040045, JP)
桑田 博昭 (〒45 東京都中央区築地五丁目6番10号 JSR株式会社内 Tokyo, 1040045, JP)
International Classes:
H01J9/02; B32B27/04; H01J17/16; H01J17/49
Attorney, Agent or Firm:
SUZUKI, Shunichiro (S.SUZUKI & ASSOCIATES, Gotanda Yamazaki Bldg. 6F13-6, Nishigotanda 7-chom, Shinagawa-ku Tokyo 31, 1410031, JP)
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Claims:
 支持フィルム上に、無機粉体(A)および結着樹脂(B)を含有する無機粉体含有樹脂組成物から得られる無機粉体含有樹脂層を有し、
 降伏強度が0.1~3.0Nであり、
 破断変位が20~300mmであり、
 表面硬度が0.4~5.0mN/mm 2 である
ことを特徴とするプラズマディスプレイパネル部材形成用グリーンシート。
 前記無機粉体(A)100重量部に対して、前記結着樹脂(B)を5~80重量部含有することを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル部材形成用グリーンシート。
 前記結着樹脂(B)が、ポリオキシアルキレン部位を有する重量平均分子量(Mw)が10,000~50,000の(メタ)アクリル系重合体(B-1)を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のプラズマディスプレイパネル部材形成用グリーンシート。
 前記重合体(B-1)が、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、エトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、フェノキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、ノニルフェノキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、メトキシポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート、エトキシポリプロピレングリコール(メタ)アクリレートおよびノニルフェノキシポリプロピレングリコール(メタ)アクリレートから選ばれる少なくとも1種の(メタ)アクリレート化合物から導かれる構成単位を有することを特徴とする請求項3に記載のプラズマディスプレイパネル部材形成用グリーンシート。
 前記無機粉体(A)100重量部に対して、前記重合体(B-1)を0.1~20重量部含有することを特徴とする請求項3または4に記載のプラズマディスプレイパネル部材形成用グリーンシート。
 前記無機粉体含有樹脂組成物にさらに可塑性付与物質(C)を含有することを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル部材形成用グリーンシート。
 請求項1~6のいずれかに記載のグリーンシートを用いて該グリーンシートの無機粉体含有樹脂層を基板上に転写する工程と、
 該無機粉体含有樹脂層を焼成処理する工程と
を含むことを特徴とするプラズマディスプレイパネル部材の製造方法。
Description:
プラズマディスプレイパネル部 形成用グリーンシートおよびプラズマディ プレイパネル部材の製造方法

 本発明は、プラズマディスプレイのパネ 部材を形成するために好適なグリーンシー および該グリーンシートを用いたプラズマ ィスプレイパネル部材の製造方法に関する

 近年、平板状の蛍光表示体としてプラズ ディスプレイパネル(以下、「PDP」ともいう 。)が注目されている。PDPは、透明電極を形 し、近接した2枚のガラス板の間にアルゴン たはネオンなどの不活性ガスを封入し、プ ズマ放電を起こしてガスを光らせることに り、蛍光体を発光させて情報を表示するデ スプレイである。

 図1は交流型のPDPの断面形状を示す模式図 である。同図において、1および2は対向配置 れたガラス基板、3は隔壁であり、ガラス基 板1、ガラス基板2および隔壁3によりセルが区 画形成されている。4はガラス基板1に固定さ た透明電極、5は透明電極4の抵抗を下げる 的で、該透明電極4上に形成されたバス電極 6はガラス基板2に固定されたアドレス電極 7はセル内に保持された蛍光物質、8は透明電 極4およびバス電極5を被覆するようガラス基 1の表面に形成された誘電体層、9はアドレ 電極6を被覆するようガラス基板2の表面に形 成された誘電体層、10は例えば酸化マグネシ ムよりなる保護膜である。

 上記の方法のうち、無機粉体含有樹脂層 基板上に形成する工程において、可撓性を する支持フィルム上に無機粉体と結着樹脂 を含有する無機粉体含有樹脂層を形成した リーンシートを用いて、該無機粉体含有樹 層を基板上に転写する方法が、膜厚均一性 よび表面均一性に優れたパネル部材を作業 率よく形成することができることから、好 に利用されている(特許文献1参照)。

 しかしながら、従来のグリーンシートに ける無機粉体含有樹脂層は、可撓性および 写性(基板に対する加熱密着性、以下同じ) 充分に有していなかった。可撓性が不足す と、フィルムをロールに巻き取る際にひび れが生じたり、電極基板への転写時に基板 フィルム間に気泡が混入されるなどの問題 起こる。また、転写性が不足すると、前記 機粉体含有樹脂層を焼成する時、基板から がれるなどの問題が起こる。

 これらの問題を解決するためには、無機粉 含有樹脂層を構成する結着樹脂のガラス転 点を下げたり、可塑剤を多量に添加するこ で可撓性および転写性を向上させることが えられるが、得られるグリーンシートのハ ドリング性が低下したり、無機粉体含有樹 層を高い位置精度で効率的に転写形成する とが困難になるという問題、および無機粉 含有樹脂層表面の硬度が低くなってしまう いう問題がある。また、グリーンシートの 面硬度が低いとロール状にした際、打痕跡 巻き芯段差跡などの欠陥が発生し易いとい 問題が生じていた。

特開平9-102273号公報

 本発明は、十分な可撓性、転写性および ンドリング性に優れ、かつ、打痕跡などの 陥がつきにくい表面硬度を有するPDP部材形 用グリーンシートを提供することを目的す 。

 また、本発明は、透過率および反射率が く、表面平滑性および膜厚均一性に優れたP DPのパネル部材を高い位置精度で効率的に形 することができるPDP部材の製造方法を提供 ることを目的とする。

 本発明者らは、上記問題を解決するため 、可撓性、転写性およびハンドリング性に れ、かつ、打痕跡などの欠陥が発生しにく 表面硬度を有するプラズマディスプレイパ ル部材形成用グリーンシートおよび該グリ ンシートを用いたプラズマディスプレイの 造方法について鋭意研究し、本発明を完成 せた。

 すなわち、本発明は以下の事項を含む。

 本発明のプラズマディスプレイパネル部材 成用グリーンシートは、支持フィルム上に 無機粉体(A)および結着樹脂(B)を含有する無 粉体含有樹脂組成物から得られる無機粉体 有樹脂層を有し、
 降伏強度が0.1~3.0Nであり、
 破断変位が20~300mmであり、
 表面硬度が0.4~5.0mN/mm 2 である
ことを特徴としている。

 前記無機粉体(A)100重量部に対して、前記 着樹脂(B)は5~80重量部の量で含有されている ことが好ましい。

 前記結着樹脂(B)には、ポリオキシアルキ ン部位を有する重量平均分子量(Mw)が10,000~50 ,000の(メタ)アクリル系重合体(B-1)(以下、「重 合体(B-1)」という。)を含まれることが好まし い。

 前記重合体(B-1)は、ポリエチレングリコ ルモノ(メタ)アクリレート、エトキシジエチ レングリコール(メタ)アクリレート、メトキ ポリエチレングリコール(メタ)アクリレー 、フェノキシポリエチレングリコール(メタ) アクリレート、ノニルフェノキシポリエチレ ングリコール(メタ)アクリレート、ポリプロ レングリコールモノ(メタ)アクリレート、 トキシポリプロピレングリコール(メタ)アク リレート、エトキシポリプロピレングリコー ル(メタ)アクリレートおよびノニルフェノキ ポリプロピレングリコール(メタ)アクリレ トから選ばれる少なくとも1種の(メタ)アク レート化合物から導かれる構成単位を有し いることが好ましい。

 前記無機粉体(A)100重量部に対して、前記 合体(B-1)は0.1~20重量部の量で含有されてい ことが好ましい。

 本発明のプラズマディスプレイパネル部 形成用グリーンシートには、さらに可塑性 与物質(C)が含有されることが好ましい。

 本発明のプラズマディスプレイパネル部材 製造方法は、前記グリーンシートを用いて グリーンシートの無機粉体含有樹脂層を基 上に転写する工程と、
 該無機粉体含有樹脂層を焼成処理する工程
を含むことを特徴としている。

 本発明のプラズマディスプレイパネル(PDP )部材形成用グリーンシートは、十分な可撓 、転写性およびハンドリング性に優れ、か 、打痕跡などの欠陥が発生しにくい表面硬 を有し、焼成後、表面平滑性および膜厚均 性に優れたPDPのパネル部材を高い位置精度 効率的に形成することができる。

交流型のPDPの断面形状を示す模式図で る。 降伏強度および破断強度の測定方法を す図である。 降伏強度および破断強度の測定結果を す図である。 表面硬度の測定方法を示す図である。 表面硬度の測定結果を示す図である。

符号の説明

 1 ガラス基板
 2 ガラス基板
 3 隔壁
 4 透明電極
 5 バス電極
 6 アドレス電極
 7 蛍光物質
 8 誘電体層
 9 誘電体層
10 保護層
11 隔壁

 以下、本発明のPDP部材形成用グリーンシ ト(以下、単に「グリーンシート」ともいう 。)およびプラズマディスプレイパネルの製 方法について詳細に説明する。

 〔プラズマディスプレイパネル部材形成用 リーンシート〕
 本発明のPDP部材形成用グリーンシートは、 機粉体(A)および結着樹脂(B)を含有する無機 体樹脂組成物(以下、単に「無機粉体含有樹 脂組成物」ともいう。)を用いて無機粉体含 樹脂層を形成してなる。

 [無機粉体(A)]
 本発明で用いられる無機粉体(A)は、形成す パネル部材の種類によって異なる。以下、 ネル部材の種類ごとに説明する。

 誘電体形成材料および隔壁形成材料に用 られる無機粉体としては、例えば、ガラス 体、好ましくは軟化点が400~600℃のガラス粉 体が挙げられる。

 ガラス粉体の軟化点が400℃未満である場 には、無機粉体含有樹脂層の焼成工程にお て、結着樹脂などの有機物質が完全に分解 去されない段階でガラス粉体が溶融してし うため、形成される部材中に有機物質の一 が残留することがあり、得られるFPD内にア トガスが拡散する結果、蛍光体の寿命を低 させるおそれがある。一方、ガラス粉体の 化点が600℃を超える場合には、無機粉体含 樹脂層を600℃より高温で焼成する必要があ ため、該樹脂層の被転写体であるガラス基 に歪みなどが発生することがある。

 上記ガラス粉体の好適な具体例としては、 化鉛、酸化ホウ素、酸化ケイ素および酸化 ルシウム(PbO-B 2 O 3 -SiO 2 -CaO)系;
酸化亜鉛、酸化ホウ素および酸化ケイ素(ZnO-B 2 O 2 -SiO 2 )系;
酸化鉛、酸化ホウ素、酸化ケイ素および酸化 アルミニウム(PbO-B 2 O 3 -SiO 2 -Al 2 O 3 )系;
酸化鉛、酸化亜鉛、酸化ホウ素および酸化ケ イ素(PbO-ZnO-B 2 O 3 -SiO 2 )系;
酸化鉛、酸化亜鉛、酸化ホウ素、酸化ケイ素 および酸化チタン(PbO-ZnO-B 2 O 3 -SiO 2 -TiO 2 )系;
酸化ビスマス、酸化ホウ素および酸化ケイ素 (Bi 2 O 3 -B 2 O 3 -SiO 2 )系などを挙げることができる。

 上記ガラス粉体の平均粒子径は、0.5~2.5μm であることが好ましい。また、上記ガラス粉 体には、例えば、酸化アルミニウム、酸化ク ロム、酸化マンガン、酸化チタン、酸化ジル コニウム、酸化ケイ素、酸化セリウムおよび 酸化コバルトなどの無機酸化物を混合して使 用してもよい。混合する無機酸化物の含有量 は、無機粉体全量(ガラス粉体+無機酸化物)の 40重量%以下であることが好ましい。

 [結着樹脂(B)]
 本発明の組成物を構成する結着樹脂(B)は、 ましくはポリオキシアルキレン部位を有す 重量平均分子量10,000~50,000の(メタ)アクリル 重合体(B-1)と、該重合体(B-1)以外の重合体(B- 2)とを含む。

 <重合体(B-1)>
 本発明で用いられる重合体(B-1)は、ポリオ シアルキレン部位を有する重量平均分子量(M w)10,000~50,000の(メタ)アクリル系重合体である 無機粉体含有樹脂組成物中に重合体(B-1)を 有させると、該組成物を用いて形成される 機粉体含有樹脂層を有するグリーンシート 、可撓性および転写性に優れたものとなる これは、重合体(B-1)が可塑剤として機能する ためである。したがって、無機粉体含有樹脂 組成物中に重合体(B-1)を含有させると、前記 リーンシートを折り曲げても樹脂層の表面 微小な亀裂(ひび割れ)が発生するようなこ がなく、また、ロール状に巻き取って保存 ても保存安定性は良好である。さらに重合 (B-1)を含有させると、得られるグリーンシー トは、前述のように充分な可撓性および転写 性に優れ、外部応力による打痕や欠陥がつき にくい表面硬度を有するようになる。

 また、無機粉体含有樹脂組成物中に重合 (B-1)を含有させると、無機粉体含有樹脂ペ ストの熱分解性が向上し、樹脂層の焼成後 無機層中に残留する気泡数を減少させるこ ができるため、無機層の強度、透明性およ 反射性が向上する。しかも、重合体(B-1)は、 熱により容易に分解除去されるため、前記樹 脂層を焼成して得られる無機層の機能が低下 することがない。

 さらに、重合体(B-1)を含有すると、無機 体含有樹脂ペーストの分散性および保存安 性が高まり、無機粉体含有樹脂層および前 樹脂層を焼成して得られる無機層の表面平 性が向上する。

 本発明の結着樹脂を構成する重合体(B-1) しては、ポリオキシアルキレン部位を有す (メタ)アクリレート化合物(以下、「特定(メ )アクリレート化合物」ともいう。)の単独 合体、ならびに特定(メタ)アクリレート化合 物と、下記一般式(1)で表される(メタ)アクリ ート化合物(以下、「(メタ)アクリレート化 物(1)」ともいう。)および/または他の共重 性単量体との共重合体が挙げられる。

(式(1)中、R は水素原子またはメチル基を示し、R は1価の有機基を示す。)
 本発明の組成物を構成する重合体(B-1)の分 量としては、ゲルパーミエーションクロマ グラフィー(GPC)によるポリスチレン換算の重 量平均分子量(以下、単に「重量平均分子量 または「Mw」ともいう。)は、10,000~50,000、好 しくは20,000~40,000である。

 前記特定(メタ)アクリレート化合物の具 例としては、ポリエチレングリコールモノ( タ)アクリレート、エトキシジエチレングリ コール(メタ)アクリレート、メトキシポリエ レングリコール(メタ)アクリレート、フェ キシポリエチレングリコール(メタ)アクリレ ート、ノニルフェノキシポリエチレングリコ ール(メタ)アクリレート、ポリプロピレング コールモノ(メタ)アクリレート、メトキシ リプロピレングリコール(メタ)アクリレート 、エトキシポリプロピレングリコール(メタ) クリレートおよびノニルフェノキシポリプ ピレングリコール(メタ)アクリレートなど 挙げられる。

 上記(メタ)アクリレート化合物(1)の例と ては、アルキル(メタ)アクリレート、ヒドロ キシアルキル(メタ)アクリレート、フェノキ アルキル(メタ)アクリレート、アルコキシ ルキル(メタ)アクリレート、シクロアルキル (メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリ ートおよびテトラヒドロフルフリル(メタ)ア クリレートなどが挙げられる。

 上記アルキル(メタ)アクリレートの例と ては、メチル(メタ)アクリレート、エチル( タ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレ ト、イソプロピル(メタ)アクリレート、ブチ ル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)ア リレート、t-ブチル(メタ)アクリレート、ペ チル(メタ)アクリレート、アミル(メタ)アク リレート、イソアミル(メタ)アクリレート、 キシル(メタ)アクリレート、ヘプチル(メタ) アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート イソオクチル(メタ)アクリレート、エチル キシル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)ア リレート、デシル(メタ)アクリレート、イ デシル(メタ)アクリレート、ウンデシル(メ )アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレー 、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル (メタ)アクリレートおよびイソステアリル(メ タ)アクリレートなどが挙げられる。

 上記ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレ トの例としては、ヒドロキシエチル(メタ)ア クリレート、2-ヒドロキシプロピル(メタ)ア リレート、3-ヒドロキシプロピル(メタ)アク レート、2-ヒドロキシブチル(メタ)アクリレ ート、3-ヒドロキシブチル(メタ)アクリレー および4-ヒドロキシブチル(メタ)アクリレー などが挙げられる。

 上記フェノキシアルキル(メタ)アクリレ トの例としては、フェノキシエチル(メタ)ア クリレートおよび2-ヒドロキシ-3-フェノキシ ロピル(メタ)アクリレートなどが挙げられ 。

 上記アルコキシアルキル(メタ)アクリレ トの例としては、2-メトキシエチル(メタ)ア リレート、2-エトキシエチル(メタ)アクリレ ート、2-プロポキシエチル(メタ)アクリレー 、2-ブトキシエチル(メタ)アクリレートおよ 2-メトキシブチル(メタ)アクリレートなどが 挙げられる。

 上記シクロアルキル(メタ)アクリレート 例としては、シクロヘキシル(メタ)アクリレ ート、4-ブチルシクロヘキシル(メタ)アクリ ート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレー ト、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート ジシクロペンタジエニル(メタ)アクリレー 、ボルニル(メタ)アクリレート、イソボルニ ル(メタ)アクリレートおよびトリシクロデカ ル(メタ)アクリレートなどが挙げられる。

 上記(メタ)アクリレート化合物(1)の例と ては、ブチル(メタ)アクリレート、エチルヘ キシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ) クリレート、イソデシル(メタ)アクリレート および2-エトキシエチル(メタ)アクリレート どが挙げられる。

 また、上記他の共重合性単量体としては、 記特定(メタ)アクリレート化合物または(メ )アクリレート化合物(1)と共重合可能な化合 物ならば特に制限はないが、例えば、スチレ ン、α-メチルスチレン、ビニル安息香酸、ビ ニルフタル酸およびビニルトルエンなどの芳 香族ビニル化合物類;
メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)ア リレート、ブチル(メタ)アクリレート、2-ヒ ロキシエチル(メタ)アクリレート、2-ヒドロ キシプロピル(メタ)アクリレート、ベンジル( メタ)アクリレートおよびシクロヘキシル(メ )アクリレートなどの不飽和カルボン酸アル キルエステル類;
アミノエチルアクリレートなどの不飽和カル ボン酸アミノアルキルエステル類;
グリシジル(メタ)アクリレートなどの不飽和 ルボン酸グリシジルエステル類;
酢酸ビニルおよびプロピオン酸ビニルなどの カルボン酸ビニルエステル類;
(メタ)アクリロニトリルおよびα-クロルアク ロニトリルなどのシアン化ビニル化合物類;
1,3-ブタジエンおよびイソプレンなどの脂肪 共役ジエン類;
(メタ)アクリル酸およびクロトン酸などの不 和モノカルボン酸;
イタコン酸、マレイン酸およびフマル酸など の不飽和ジカルボン酸;
その他の不飽和カルボン酸;
ビニルベンジルメチルエーテルおよびビニル グリシジルエーテルなどのビニルエーテル類 ;
末端に(メタ)アクリロイル基を有するポリス レン、ポリメチル(メタ)アクリレート、ポ ブチル(メタ)アクリレートおよびポリシリコ ーンなどのマクロモノマー類などが挙げられ る。これらは、1種単独で用いてもよく、ま 2種類以上を組み合わせて用いてもよい。

 上記他の共重合性単量体の好ましい例とし は、(メタ)アクリル酸、ビニル安息香酸、 レイン酸およびビニルフタル酸;
ビニルベンジルメチルエーテル、ビニルグリ シジルエーテル、スチレン、α-メチルスチレ ン、ブタジエンおよびイソプレンが挙げられ る。

 重合体(B-1)の具体例としては、ポリメチ ングリコールポリ(メタ)アクリレート、ポリ エチレングリコールポリ(メタ)アクリレート ポリプロピレングリコールポリ(メタ)アク レートなどのポリオキシアルキレン(メタ)ア クリレートの単独重合体およびポリオキシア ルキレン(メタ)アクリレートを含む共重合体 挙げられる。前記共重合体(B-1)の好ましい 体例としては、ポリメチレングリコール(メ )アクリレート-ポリブチルメタクリレート 重合体、ポリエチレングリコール(メタ)アク リレート-ポリブチルメタクリレート共重合 、ポリプロピレングリコール(メタ)アクリレ ート-ポリブチルメタクリレート共重合体、 リエチレングリコールポリ(メタ)アクリレー ト-メチルメタクリレート-ブチルメタクリレ ト共重合体、ポリエチレングリコールポリ( メタ)アクリレート-メチルメタクリレート-ブ チル(メタ)アクリレート-スチレン共重合体、 ポリエチレングリコールポリ(メタ)アクリレ ト-(メタ)アクリル酸-スチレン共重合体、ポ リプロピレングリコールポリ(メタ)アクリレ ト-2-エトキシエチル(メタ)アクリレート-ス レン共重合体、ポリメチレングリコール(メ タ)アクリレート-2-エチルヘキシルアクリレ ト-スチレン共重合体ポリエチレングリコー (メタ)アクリレート-2-エチルヘキシルアク レート-スチレン共重合体およびポリプロレ グリコール(メタ)アクリレート-2-エチルヘ シルアクリレート-スチレン共重合体などが げられる。

 重合体(B-1)は、上記特定(メタ)アクリレー ト化合物および必要に応じて上記(メタ)アク レート化合物(1)、他の共重合性単量体を公 の方法により重合させることによって得る とができる。なお重合体(B-1)の分子量は、 合開始剤の量、重合温度および重合時間を 整することによって、適宜調節することが きる。

 <重合体(B-2)>
 本発明で用いられる重合体(B-2)は、上記重 体(B-1)以外の樹脂であれば、特に制限なく用 いることができる。本発明で用いられる無機 粉体含有樹脂組成物中に、重合体(B-2)として クリル樹脂を含有させると、該組成物から 成される無機粉体含有樹脂層は、基板に対 る優れた(加熱)接着性を発揮する。したが て、本発明で用いられる無機粉体含有樹脂 成物を支持フィルム上に塗布して製造され グリーンシートは、無機粉体含有樹脂層の 写性(基板への加熱接着性)に優れる。

 上記アクリル樹脂としては、無機粉体を 着させることができる適度な粘着性を有し 無機粉体含有樹脂層の焼成処理(400~600℃)に って完全に酸化除去される(共)重合体であ ことが好ましい。

 このようなアクリル樹脂としては、上記( メタ)アクリレート化合物(1)の単独重合体、 記(メタ)アクリレート化合物(1)を2種以上含 共重合体、および上記(メタ)アクリレート化 合物(1)と上記他の共重合性単量体との共重合 体が含まれる。

 本発明で用いられる無機粉体含有樹脂組 物を構成する重合体(B-2)における、上記一 式(1)で表される(メタ)アクリレート化合物(1) 由来の共重合成分は、通常70重量%以上、好ま しくは90重量%以上である。

 好ましいアクリル樹脂の具体例としては ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメ クリレートおよびメチルメタクリレート-ブ チルメタクリレート共重合体などが挙げられ る。

 本発明で用いられる無機粉体含有樹脂組 物を構成する重合体(B-2)の分子量としては 重量平均分子量(Mw)で、4,000~300,000、好ましく は10,000~200,000である。

 <結着樹脂(B)の配合量>
 上記結着樹脂(B)は、無機粉体(A)100重量部に して、5~80重量部、好ましくは10~50重量部用 られる。結着樹脂(B)の量が過小である場合 は、無機粉体(A)を確実に結着保持すること できない場合がある。一方、結着樹脂(B)の が過大である場合には、焼成工程に長い時 を要したり、形成される焼結体(例えば、誘 電体層)が十分な強度や膜厚を有しない場合 ある。

 重合体(B-1)は、無機粉体(A)100重量部に対 て、通常、0.1~20重量部、好ましくは0.5~15重 部用いられる。重合体(B-1)の量が上記範囲よ りも少ないと、無機粉体含有樹脂層の室温で のハンドリング性および該樹脂層の転写性( 板に対する加熱接着性)が劣ることがある。 方、重合体(B-1)の量が上記範囲よりも多い 、形成される無機粉体含有樹脂層の転写時 おける密着性および転写性が過剰になり、 持フィルムの剥離が困難になったり、該樹 層を有するグリーンシートの取扱性が低下 ることがある。

 [可塑性付与物質(C)]
 本発明で用いられる無機粉体含有樹脂組成 は、グリーンシートに良好な柔軟性を与え ために、上記結着樹脂(B)の補助剤として可 性付与物質(C)を含有していてもよい。可塑 付与物質(C)を含有させると、前記無機粉体 有樹脂組成物から形成される無機粉体含有 脂層は、十分な柔軟性を有するものとなる

 前記可塑性付与物質(C)としては、下記一 式(2)で表される化合物、下記一般式(3)で表 れる化合物からなる群より選ばれた可塑剤 ポリプロピレングリコール、前述した(メタ )アクリレート化合物などの共重合性単量体 よび後述する溶剤などが挙げられ、これら 中では沸点が150℃以上のものが好ましい。 のような可塑性付与物質(C)は1種単独で用い も、2種以上を組み合わせて用いてもよい。

(式(2)中、R およびR は、それぞれ独立して炭素数が1~30の1価の鎖 炭化水素基を示し、R およびR は、それぞれ独立してメチレン基または炭素 数が2~30の2価の鎖式炭化水素基を示す。sは0~5 の整数であり、tは1~10の整数である。)

(式(3)中、R は炭素数が1~30の1価の鎖式炭化水素基を示す )
 上記一般式(2)において、R またはR で示される1価の鎖式炭化水素基は、直鎖状 しくは分岐状のアルキル基(飽和基)またはア ルケニル基(不飽和基)であり、鎖式炭化水素 の炭素数は1~30、好ましくは2~20、より好ま くは4~10である。鎖式炭化水素基の炭素数が 記範囲を超える場合には、後述する溶剤に する溶解性が低くなり、無機粉体含有樹脂 に良好な柔軟性を与えることが困難になる とがある。

 R またはR で示される2価の鎖式炭化水素基は、直鎖状 しくは分岐状のアルキレン基(飽和基)または アルケニレン基(不飽和基)である。

 上記一般式(2)で表される化合物の例とし は、ジブチルアジペート、ジイソブチルア ペート、ジ-2-エチルヘキシルアジペート、 -2-エチルヘキシルアゼレート、ジブチルセ ケートおよびジブチルジグリコールアジペ トなどが挙げられる。

 上記一般式(3)において、R で示される1価の鎖式炭化水素基は、直鎖状 しくは分岐状のアルキル基(飽和基)またはア ルケニル基(不飽和基)であり、鎖式炭化水素 の炭素数は1~30、好ましくは2~20、より好ま くは10~18である。

 上記一般式(3)で表される化合物の例とし は、プロピレングリコールモノラウレート よびプロピレングリコールモノオレートな が挙げられる。

 また、可塑性付与物質(C)としてポリプロ レングリコールを用いる場合には、該ポリ ロピレングリコールの重量平均分子量(Mw)は 、200~3,000の範囲にあることが好ましく、300~2, 000の範囲にあることが特に好ましい。Mwが200 満である場合には、膜強度の大きい無機粉 含有樹脂層を支持フィルム上に形成するこ が困難になる場合があり、該樹脂層を支持 ィルムからガラス基板に転写する工程にお て、ガラス基板に加熱接着された該樹脂層 ら支持フィルムを剥離する際に、該樹脂層 凝集破壊を起こすことがある。一方、Mwが3, 000を超える場合には、被転写体であるガラス 基板との加熱接着性が良好な無機粉体含有樹 脂層が得られない場合がある。

 上記可塑性付与物質(C)は、本発明で用い れる無機粉体含有樹脂組成物から溶剤を除 た全成分の3重量%以上、好ましくは4~15重量% となる量で用いられる。可塑性付与物質(C)の 含有量が過小である場合には、形成するグリ ーンシートに良好な柔軟性を与えることが困 難となる場合がある。

 [溶剤]
 本発明の組成物は、通常、溶剤を含有する このような溶剤としては、無機粉体との親 性および結着樹脂の溶解性が良好で、かつ 組成物に適度な粘性を付与することができ とともに、乾燥処理をすれば容易に蒸発除 できるものであることが好ましい。

 また、特に好ましい溶剤として、標準沸 (1気圧における沸点)が60~200℃であるケトン 、アルコール類およびエステル類(以下、こ れらを「特定溶剤」という。)を挙げること できる。

 上記特定溶剤の例としては、メチルエチル トン、ジエチルケトン、メチルブチルケト 、ジプロピルケトンおよびシクロヘキサノ などのケトン類;
n-ペンタノール、4-メチル-2-ペンタノール、 クロヘキサノールおよびジアセトンアルコ ルなどのアルコール類;
エチレングリコールモノメチルエーテル、エ チレングリコールモノエチルエーテル、エチ レングリコールモノブチルエーテル、プロピ レングリコールモノメチルエーテルおよびプ ロピレングリコールモノエチルエーテルなど のエーテル系アルコール類;
酢酸-n-ブチルおよび酢酸アミルなどの飽和脂 肪族モノカルボン酸アルキルエステル類;
乳酸エチルおよび乳酸-n-ブチルなどの乳酸エ ステル類;
メチルセロソルブアセテート、エチルセロソ ルブアセテート、プロピレングリコールモノ メチルエーテルアセテートおよびエチル-3-エ トキシプロピオネートなどのエーテル系エス テル類などを挙げることができる。これらの 中では、メチルブチルケトン、シクロヘキサ ノン、ジアセトンアルコール、エチレングリ コールモノブチルエーテル、プロピレングリ コールモノメチルエーテル、乳酸エチルおよ びエチル-3-エトキシプロピオネートなどが好 ましい。これらの特定溶剤は、1種単独で用 ても、2種以上を組み合わせて用いてもよい

 また、上記特定溶剤以外の使用可能な溶 としては、例えば、テレビン油、エチルセ ソルブ、メチルセロソルブ、テルピネオー 、ブチルカルビトールアセテート、ブチル ルビトール、イソプロピルアルコールおよ ベンジルアルコールなどを挙げることがで る。

 上記溶剤は、組成物の粘度を好適な範囲 維持する観点から、無機粉体(A)100重量部に して5~50重量部、好ましくは10~40重量部の量 用いられる。また、全溶剤に対する特定溶 の割合は、50重量%以上、好ましくは70重量% 上である。

 [各種添加剤]
 本発明の組成物は、任意成分として、分散 、現像促進剤、接着助剤、ハレーション防 剤、レベリング剤、保存安定剤、消泡剤、 化防止剤、紫外線吸収剤、増感剤および/ま たは連鎖移動剤などの各種添加剤を含有して もよい。

 〔無機粉体含有樹脂組成物の調製方法〕
 本発明で用いられる無機粉体含有樹脂組成 は、上記無機粉体(A)、結着樹脂(B)、可塑性 与物質(C)、溶剤および必要に応じて用いら るその他の成分を、ロール混練機、ミキサ 、ホモミキサーまたはサンドミルなどの混 および分散機を用いて混練することにより 製することができる。

 なお、上記のようにして調製される無機 体含有樹脂組成物の粘度は、0.3~30Pa・sであ ことが好ましい。

 〔PDP部材形成用グリーンシートの調製方法
 グリーンシートが十分な可撓性、転写性を し、かつ、打痕跡などの欠陥が発生しにく 表面硬度を有するためには、降伏強度が0.1~ 3.0N、破断変位が20~300mm、表面硬度が0.4~5.0mN/mm 2 である必要性がある。

 ここで、降伏強度、破断変位および表面 度について、それぞれ詳細に説明する。

 降伏強度、破断変位および表面硬度の値 、グリーンシートの強度、硬さの指標とな 値である。グリーンシートに変形を起こさ る力が加わると、グリーンシート内に応力 生じる。降伏強度とは、シートの塑性変形 始まるとき(降伏点)の応力の強さをいい、 断変位とは、シート破断が起こったときの び長をいい、表面硬度とは、シート表面の ッカース硬度のことをいう。また、降伏強 は、低い方がグリーンシートの表面が柔ら く、破断変位は、高い方が基板への転写性 優れる。

 (1)降伏強度と破断変位
 グリーンシートの降伏強度、破断変位は引 試験機を用いて測定し、求めることができ 。図2に示すように、断面積S(mm 2 )のグリーンシート上下を、つかみ距離35mmで ャックにより固定し、上方向に力を加える き、グリーンシートにかかる力とひずみの 係は、図3に示すグラフのようになる。図3 、縦軸は力(N)、横軸はひずみ(mm)を表す。ひ みとはかかる力によって生じる微小変形を う。また、図3に示すグラフ上に降伏強度、 降伏点、破断変位を示す。

  降伏強度
 本発明のグリーンシートの降伏強度は、重 体(B-1)の含有量に依存する。降伏強度が0.1~3 .0Nであるためには、前記無機粉体(A)100重量部 に対して、重合体(B-1)を0.1~20重量部、好まし は0.5~15重量部の量で含有する必要がある。

  破断変位
 本発明のグリーンシートの破断変位は、重 体(B-1)の重量平均分子量(Mw)に依存する。破 変位が20~300mmであるためには、重合体(B-1)の 重量平均分子量(Mw)が10,000~50,000、好ましくは2 0,000~40,000である必要がある。

 (2)表面硬度
 グリーンシートの表面硬度はフィッシャー コープ微小硬度計を用いて測定し、求める とができる。図4に示すように、ガラス基板 にグリーンシートを転写し、ビッカース圧子 を2mN/10secで押し込んだとき、グリーンシート 表面にかかる力とひずみの関係は図5に示し ようになる。ひずみとはかかる力によって じる微小変形をいう。また、図5に示すグラ 上に最大荷重(Fmax)と最大ひずみ(hmax)を示す
表面硬度は以下の式から求めることができる 。

 本発明のグリーンシートの表面硬度は、重 体(B-1)の含有量および該重合体(B-1)の重量平 均分子量(Mw)の両方に依存する。表面硬度が0. 4~5.0mN/mm 2 であるためには、重合体(B-1)を0.1~20重量部、 ましくは0.5~15含有し、重量平均分子量(Mw)10, 000~50,000、好ましくは20,000~40,000である必要が る。

 〔PDP部材形成用グリーンシート〕
 本発明のPDP部材形成用グリーンシートは、 持フィルム上に、無機粉体含有樹脂組成物 ら得られる無機粉体含有樹脂層を有するこ を特徴とする。なお、前記無機粉体含有樹 組成物は、可塑性付与物質(C)を含有してい もよい。

 本発明のPDP部材形成用グリーンシートは 必要に応じて無機粉体含有樹脂層の表面上 カバーフィルムを有していてもよい。

 以下、グリーンシートの各構成要素につ て具体的に説明する。

 (1)支持フィルム
 本発明のグリーンシートは、無機粉体含有 脂層を支持する支持フィルムを有する。こ 支持フィルムは、耐熱性および耐溶剤性を するとともに可撓性を有する樹脂フィルム あることが好ましい。支持フィルムが可撓 を有することにより、ロールコーターまた ブレードコーターなどによって支持フィル の表面に無機粉体含有樹脂組成物を塗布す ことができ、得られるグリーンシートを、 ール状に巻回した状態で保存または供給す ことができる。

 支持フィルムを形成する樹脂の例として 、ポリエチレンテレフタレート、ポリエス ル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ チレン、ポリイミド、ポリビニルアルコー 、ポリ塩化ビニル、ポリフロロエチレンな の含フッ素樹脂、ナイロンおよびセルロー などを挙げることができる。

 支持フィルムの厚みは、20~100μmである。

 支持フィルムの表面には離型処理が施さ ていることが好ましく、これにより、ガラ 基板への転写工程において、支持フィルム 剥離操作を容易に行うことができる。

 (2)カバーフィルム
 本発明のグリーンシートにおいては、無機 体含有樹脂層の表面を保護するために該樹 層の表面上にカバーフィルムが設けられて てもよい。このカバーフィルムは、可撓性 有する樹脂フィルムであることが好ましく これにより、得られるグリーンシートをロ ル状に巻回した状態で保存または供給する とができる。

 カバーフィルムを構成する樹脂の例とし は、ポリエチレンテレフタレートフィルム ポリエチレンフィルムおよびポリビニルア コール系フィルムなどを挙げることができ 。

 カバーフィルムの厚みは、20~100μmである また、カバーフィルムの表面には離型処理 施されていてもよく、無機粉体含有樹脂層 の密着性が、支持フィルムよりも小さいこ が好ましい。

 (3)無機粉体含有樹脂層
 無機粉体含有樹脂層は、通常、無機粉体含 樹脂組成物を支持フィルム上に塗布し、得 れる塗布膜を乾燥して、溶剤の全部または 部を除去することにより形成される。

 前記無機粉体含有樹脂組成物を支持フィ ム上に塗布する方法としては、膜厚の均一 が高く、かつ膜厚が大きい(例えば、10μm以 )塗膜を高い効率で形成することができる方 法であることが好ましく、具体的には、ロー ルコーターによる塗布方法、ブレードコータ ーによる塗布方法、カーテンコーターによる 塗布方法およびワイヤーコーターによる塗布 方法などが挙げられる。無機粉体含有樹脂層 の膜厚は、形成すべきパネル部材の高さにも よるが、通常、10~300μm、好ましくは15~100μmで ある。

 塗膜の乾燥条件としては、例えば、50~150 で0.5~30分間程度であり、乾燥後における溶 の残存割合(無機粉体含有樹脂層中の含有率 )は、通常、2重量%以内である。

 〔PDPの製造方法〕
 本発明のPDPの製造方法としては、基板上に 本発明のグリーンシートの無機粉体含有樹 層を転写する工程と、転写された無機粉体 有樹脂層を焼成する工程とを含む方法によ 、パネル部材である誘電体層を形成する方 が挙げられる(PDPの製造方法(I))。

 PDPの製造方法(I)の転写工程の一例と焼成 程とを以下に示す。

 <転写工程>
 (1)ロール状に巻回された状態のグリーンシ トを、基板の面積に応じた大きさに裁断す 。

 (2)裁断したグリーンシートにおける無機 体含有樹脂層表面から必要に応じてカバー ィルムを剥離した後、基板の表面に無機粉 含有樹脂層の表面が当接するようにグリー シートを重ね合わせる。

 (3)基板に重ね合わされたグリーンシート に加熱ローラを移動させて熱圧着させる。

 (4)熱圧着により基板に固定された無機粉 含有樹脂層から支持フィルムを剥離除去す 。

 上記のような操作により、支持フィルム上 無機粉体含有樹脂層が基板上に転写される このときの転写条件としては、例えば、加 ローラの表面温度が60~120℃、加熱ローラに るロール圧が1~5kg/cm 2 および加熱ローラの移動速度が0.2~10.0m/分で る。このような操作(転写工程)は、ラミネー タ装置により行うことができる。なお、基板 は予熱されていてもよく、予熱温度としては 、例えば40~100℃とすることができる。

 <焼成工程>
 基板の表面に転写および形成された無機粉 含有樹脂層は、焼成されて無機焼結体(誘電 体層)となる。焼成方法としては、無機粉体 有樹脂層が転写および形成された基板を高 雰囲気下に配置する方法が挙げられる。焼 処理により、無機粉体含有樹脂層に含有さ ている有機物質が分解されて除去され、無 粉体が溶融して焼結する。焼成温度として 、基板の溶融温度および無機粉体含有樹脂 中の構成物質などによっても異なるが、通 、300~800℃、好ましくは400~620℃である。

 以下、実施例に基づいて本発明をより具 的に説明するが、本発明はこれら実施例に 定されるものではない。なお、以下におい 「部」は「重量部」を示す。

 <合成例1>
 ポリエチレングリコールアクリレート40部 2-エチルヘキシルアクリレート40部、スチレ 20部およびN,N’-アゾビスイソブチロニトリ 0.75部を、撹拌機付きオートクレーブに仕込 み、窒素雰囲気下において室温で均一になる まで撹拌した。撹拌後、80℃で3時間重合させ 、さらにN,N’-アゾビスイソブチロニトリル0. 25部を加えて1時間重合し、100℃で1時間重合 応を継続させた後、室温まで冷却してポリ ー溶液を得た。得られたポリマー溶液は、 合率が98%であり、このポリマー溶液から析 した共重合体(以下、「樹脂(1)」ともいう。) のMwは20,000であった。

 <合成例2>
 ポリエチレングリコールアクリレート40部 2-エチルヘキシルアクリレート40部、スチレ 20部およびN,N’-アゾビスイソブチロニトリ 0.75部を、撹拌機付きオートクレーブに仕込 み、窒素雰囲気下において室温で均一になる まで撹拌した。撹拌後、80℃で3時間重合させ 、さらにN,N’-アゾビスイソブチロニトリル0. 25部を加えて1時間重合し、90℃で1時間重合反 応を継続させた後、室温まで冷却してポリマ ー溶液を得た。得られたポリマー溶液は、重 合率が98%であり、このポリマー溶液から析出 した共重合体(以下、「樹脂(2)」ともいう。) Mwは40,000であった。

 <合成例3>
 ポリプロピレングリコールアクリレート40 、2-エチルヘキシルアクリレート40部、スチ ン20部およびN,N’-アゾビスイソブチロニト ル0.75部を、撹拌機付きオートクレーブに仕 込み、窒素雰囲気下において室温で均一にな るまで撹拌した。撹拌後、80℃で3時間重合さ せ、さらにN,N’-アゾビスイソブチロニトリ 0.25部を加えて1時間重合し、100℃で1時間重 反応を継続させた後、室温まで冷却してポ マー溶液を得た。得られたポリマー溶液は 重合率が98%であり、このポリマー溶液から 出した共重合体(以下、「樹脂(3)」ともいう )のMwは20,000であった。

 <合成例4>
 ポリプロピレングリコールアクリレート40 、2-エチルヘキシルアクリレート40部、スチ ン20部およびN,N’-アゾビスイソブチロニト ル0.75部を、撹拌機付きオートクレーブに仕 込み、窒素雰囲気下において室温で均一にな るまで撹拌した。撹拌後、80℃で3時間重合さ せ、さらにN,N’-アゾビスイソブチロニトリ 0.25部を加えて1時間重合し、90℃で1時間重合 反応を継続させた後、室温まで冷却してポリ マー溶液を得た。得られたポリマー溶液は、 重合率が98%であり、このポリマー溶液から析 出した共重合体(以下、「樹脂(4)」ともいう )のMwは40,000であった。

 <合成例5>
 ポリエチレングリコールアクリレート40部 2-エチルヘキシルアクリレート40部、スチレ 20部およびN,N’-アゾビスイソブチロニトリ 5.0部を、撹拌機付きオートクレーブに仕込 、窒素雰囲気下において室温で均一になる で撹拌した。撹拌後、90℃で1時間重合させ さらにN,N’-アゾビスイソブチロニトリル1.0 部を加えて1時間重合し、100℃で1時間重合反 を継続させた後、室温まで冷却してポリマ 溶液を得た。得られたポリマー溶液は、重 率が98%であり、このポリマー溶液から析出 た共重合体(以下、「樹脂(5)」ともいう。) Mwは1,000であった。

 <合成例6>
 ポリエチレングリコールアクリレート40部 2-エチルヘキシルアクリレート40部、スチレ 20部およびN,N’-アゾビスイソブチロニトリ 0.50部を、撹拌機付きオートクレーブに仕込 み、窒素雰囲気下において室温で均一になる まで撹拌した。撹拌後、65℃で4時間重合させ 、さらにN,N’-アゾビスイソブチロニトリル0. 25部を加えて2時間重合し、100℃で1時間重合 応を継続させた後、室温まで冷却してポリ ー溶液を得た。得られたポリマー溶液は、 合率が98%であり、このポリマー溶液から析 した共重合体(以下、「樹脂(6)」ともいう。) のMwは80,000であった。

 [実施例1]
 (1)ガラスペースト組成物(無機粉体含有樹脂 組成物)の調製
 ガラス粉末(無機粉体(A))として、酸化鉛70重 量%、酸化ホウ素10重量%および酸化ケイ素20重 量%の組成のPbO-B 2 O 3 -SiO 2 系の混合物(軟化点500℃)100部、重合体(B-1)と て、樹脂(1)0.1部、重合体(B-2)として、ブチル メタクリレート/2-エチルヘキシルメタクリレ ート/ヒドロキシプロピルメタクリレート共 合体(重量比:30/60/10、Mw:100,000)20部、可塑性付 与物質(C)として、ビス(2-エチルヘキシル)ア レート3部および溶剤として、プロピレング コールモノメチルエーテル35部を分散機を いて混練することにより、粘度が3Pa・sの組 物を調製した。

 (2)グリーンシートの製造および評価(可撓性 およびハンドリング性)
 上記(1)で調製した組成物を、あらかじめ離 処理したポリエチレンテレフタレート(PET) りなる支持フィルム(幅400mm、長さ30m、厚さ38 μm)上にブレードコーターを用いて塗布し、 成された塗膜を100℃で5分間乾燥して溶剤を 去することにより、厚さ50μmの無機粉体含 樹脂層を支持フィルム上に形成した。次い 、前記無機粉体含有樹脂層上に、あらかじ 離型処理したPETよりなるカバーフィルム(幅4 00mm、長さ30m、厚さ25μm)を貼り付けることに り、図2に示したような構成を有する本発明 グリーンシート1を製造した。

 得られたグリーンシート1は柔軟性を有し ており、ロール状に巻き取る操作を容易に行 うことができた。また、このグリーンシート を折り曲げても、無機粉体含有樹脂層の表面 にひび割れ(屈曲亀裂)が生じることはなく、 樹脂層は優れた可撓性を有するものであっ 。

 また、このグリーンシートからカバーフ ルムを剥離し、無機粉体含有樹脂層の表面 ガラス基板の表面に当接されるように、該 リーンシートを加圧することなく重ね合わ た後、支持フィルムをガラス基板の表面か 剥がしてみた。その結果、前記樹脂層は、 ラス基板に対して適度な粘着性を示してお 、しかも、該樹脂層が凝集破壊を起こすこ なく支持フィルムを剥がすことができ、グ ーンシートとしてのハンドリング性は良好 ものであった。

 (3)グリーンシートの降伏強度、破断変位測
 実施例および比較例で得られた積層体から 12mm×75mmのダンベル状のサンプルをそれぞれ 作製した。このサンプルの両端を、引っ張り 試験機(EZ GRAPH、島津製作所製)のチャックに つかみ距離35mmとなるように固定した。支持 フィルムおよびカバーフィルムをグリーンシ ートから剥離し、引張速度300mm/minで引っ張り 試験を行い、それぞれ、降伏強度、破断変位 を測定した。上記測定で得られたグリーンシ ート1の降伏応力は0.6N、破断変位110mmであっ 。

 (4)グリーンシートの表面硬度測定
 実施例および比較例で得られた積層体から 140mm×140mmの正方形のサンプルをそれぞれ作 し、硝子基板に転写した。このサンプルの バーフィルムを剥がし、フィッシャースコ プ微小硬度計(H100C、フィッシャーインスト メンツ社製)でビッカース圧子を測定荷重2mN /10secでサンプル表面に押し込み、表面硬度を 測定した。上記測定で得られたグリーンシー ト1の表面硬度は1.1mN/mm 2 であった。

 (5)無機粉体含有樹脂層の転写
 上記(2)により得られたグリーンシートから バーフィルムを剥離した後、20インチパネ 用のガラス基板の表面(バス電極の固定面)に 、無機粉体含有樹脂層の表面が当接されるよ うに該グリーンシートを重ね合わせ、このグ リーンシートを加熱ロールにより熱圧着した 。圧着条件としては、加熱ロールの表面温度 を110℃、ロール圧を3kg/cm 2 および加熱ロールの移動速度を1m/minとした。

 熱圧着処理の終了後、ガラス基板の表面 固定(加熱接着)された無機粉体含有樹脂層 ら支持フィルムを剥離除去し、該樹脂層の 写を完了した。

 この転写工程において、支持フィルムを 離するときに、無機粉体含有樹脂層が凝集 壊を起こすようなことはなく、該樹脂層は 分大きな膜強度を有するものであった。さ に、転写された無機粉体含有樹脂層は、ガ ス基板の表面に対して良好な接着性を有す ものであった。

 (6)無機粉体含有樹脂層の焼成工程
 上述したようにガラス基板の表面に固定(加 熱接着)された無機粉体含有樹脂を焼成炉内 590℃の温度下で20分間にわたり焼成処理を行 った。これにより、ガラス基板の表面に、厚 み40μmの誘電体が形成されてなるパネル材料 得ることができた。評価結果を表1に併せて 示す。

 [実施例2]
 重量体(B-1)として、樹脂(1)を20部を用いた以 外は、実施例1と同様にして無機粉体含有樹 組成物の調製し、グリーンシートの作製お び評価を行った。評価結果を表1に併せて示 。

 [実施例3]
 重合体(B-1)として、樹脂(2)を0.1部を用いた 外は、実施例1と同様にして無機粉体含有樹 組成物の調製し、グリーンシートの作製お び評価を行った。評価結果を表1に併せて示 す。

 [実施例4]
 重合体(B-1)として、樹脂(2)を20部を用いた以 外は、実施例1と同様にして無機粉体含有樹 組成物の調製し、グリーンシートの作製お び評価を行った。評価結果を表1に併せて示 。

 [実施例5]
 重合体(B-1)として、樹脂(3)を0.1部を用いた 外は、実施例1と同様にして無機粉体含有樹 組成物の調製し、グリーンシートの作製お び評価を行った。評価結果を表1に併せて示 す。

 [実施例6]
 重合体(B-1)として、樹脂(3)を20部を用いた以 外は、実施例1と同様にして無機粉体含有樹 組成物の調製し、グリーンシートの作製お び評価を行った。評価結果を表1に併せて示 。

 [実施例7]
 重合体(B-1)として、樹脂(4)を0.1部を用いた 外は、実施例1と同様にして無機粉体含有樹 組成物の調製し、グリーンシートの作製お び評価を行った。評価結果を表1に併せて示 す。

 [実施例8]
 重合体(B-1)として、樹脂(4)を20部を用いた以 外は、実施例1と同様にして無機粉体含有樹 組成物の調製し、グリーンシートの作製お び評価を行った。評価結果を表1に併せて示 。

 [比較例1~11]
 結着樹脂(B-1)の種類および含有量を表1に示 組成にした以外は、実施例1と同様にして無 機粉体含有樹脂組成物を調製し、グリーンシ ートの作製および評価を行った。評価結果を 表1に併せて示す。