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Patent Searching and Data


Title:
GROMMET
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/005128
Kind Code:
A1
Abstract:
A grommet that can be easily attached to a panel. The grommet (1) allows a wire harness to pass through it and is attached to a hole (10a) in the panel (10). The grommet (1) includes a tubular body section (2) having formed in its entire periphery an engagement groove (3) engaging the hole (10a). On the outer surface of the body section (2) are arranged a set of two first ribs (8) and a set of two second ribs (7) that extend from one end side to the other end side of the body section (2) and are spaced from each other. The first ribs (8) are located on one side of an imaginary plane including a center axis (P) and a long dashed double-dotted line (Q). The second ribs (7) are arranged on the other side of the imaginary plane. The width of a first rib (8) is greater than the width of a second rib (7).

Inventors:
KAMENOUE MASAYOSHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/062075
Publication Date:
January 08, 2009
Filing Date:
July 03, 2008
Export Citation:
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Assignee:
YAZAKI CORP (JP)
KAMENOUE MASAYOSHI (JP)
International Classes:
H01B17/58; H02G3/22
Foreign References:
JPH0992063A1997-04-04
JP2001145237A2001-05-25
JPH0714452A1995-01-17
EP1424245A22004-06-02
JPH07163034A1995-06-23
Other References:
See also references of EP 2164080A4
Attorney, Agent or Firm:
TAKINO, Hideo et al. (Hiroo SK bldg.36-13, Ebisu 2-chom, Shibuya-ku Tokyo, JP)
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Claims:
 パネルの孔に取り付けられる本体部と、前記本体部の一端側の外周部に設けられた係止部と、前記本体部の他端側に連なった筒部と、を有し、内側にワイヤハーネスを通すグロメットにおいて、
 前記本体部の中心軸を含んだ仮想平面よりも一方側の部分が、他方側の部分よりも曲げ強度が高くなるように形成されていることを特徴とするグロメット。
 前記本体部の前記一方側に、前記一端側から前記他端側に向かって延びた少なくとも一つのリブが設けられていることを特徴とする請求項1に記載のグロメット。
 前記本体部の前記他方側に、前記一端側から前記他端側に向かって延びた少なくとも一つの第2リブが設けられ、かつ、
 前記リブの本数が、前記第2リブの本数よりも多い
ことを特徴とする請求項2に記載のグロメット。
 前記本体部の前記他方側に、前記一端側から前記他端側に向かって延びた少なくとも一つの第2リブが設けられ、かつ、
 前記リブの幅と厚みとのうち少なくとも一方が、前記第2リブよりも大きく形成されている
ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載のグロメット。
 前記リブまたは前記第2リブが互いに間隔をあけて複数設けられている
ことを特徴とする請求項2ないし請求項4のうちいずれか1項に記載のグロメット。
 前記本体部の前記一方側に、前記他方側よりも厚みが大きく形成された厚肉部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のグロメット。
 前記筒部側からパネルの孔内に挿入されつつ、前記一方側の部分に、前記一方側から前記他方側に向かう押圧と、前記他方側から前記一方側に向かう押圧とが繰り返し作用されることにより変形されて前記係止部が前記孔内に係止される
 ことを特徴とする請求項1ないし請求項6のうちいずれか1項に記載のグロメット。
Description:
グロメット

 本発明は、自動車などの車体を構成する ネルに取り付けられかつ内側にワイヤハー スを通すグロメットに関するものである。

 自動車などの車体を構成するパネルに設 られた孔内にワイヤハーネスを通し、前記 イヤハーネスに水などの液体が付着するこ を防止するために、例えば、図9に示すグロ メット101(例えば、特許文献1参照)が用いられ てきた。図9に示されたグロメット101は、筒 105と、筒部105に連なり一端から他端に向か にしたがって徐々に内外径が拡大する本体 102と、この本体部102の前記他端に連なった 2の筒部106と、この本体部102の全周に亘って けられかつ前記パネルの穴に係止する係止 部103と、前記パネルに密着するリップ104と を一体に有し、ゴムなどで構成されている

 上述したグロメット101をパネルの孔に取り ける際には、例えば、作業者が、グロメッ 101を筒部105からその中心軸Pに沿ってパネル の孔内に挿入しつつ、本体部102の中心軸Pよ も手前側の部分を中心軸Pよりも奥側に向か て押すとともに、筒部105,第2の筒部106など 掴んで本体部102を手前側に引くようにして 前記手前側の部分に手前側から奥側に向か 押圧と奥側から手前側に向かう押圧とを繰 返し作用させて本体部102を縮径(内外径が縮 することを示す)する方向に弾性変形させる ことにより、係止凹部103を孔内に係止させて パネルに取り付ける。

特開平7-163034号公報

 上述した従来のグロメット101は、パネル 取り付けられた後に筒部105が屈曲される場 があることから、筒部105の曲がり易さを考 して、筒部105及び本体部102の厚みを薄く形 していた。このため、従来のグロメット101 、上述した本体部102を縮径する方向に弾性 形させる際の押圧時の力が伝わり難くパネ に取り付け難かった。

 したがって、本発明は、容易にパネルに り付けることができるグロメットを提供す ことを目的とする。

 上記目的を達成するために、請求項1に記 載された発明は、パネルの孔に取り付けられ る本体部と、前記本体部の一端側の外周部に 設けられた係止部と、前記本体部の他端側に 連なった筒部と、を有し、内側にワイヤハー ネスを通すグロメットにおいて、前記本体部 の中心軸を含んだ仮想平面よりも一方側の部 分が、他方側の部分よりも曲げ強度が高くな るように形成されていることを特徴とするグ ロメットである。

 請求項2に記載された発明は、請求項1に 載された発明において、前記本体部の前記 方側に、前記一端側から前記他端側に向か て延びた少なくとも一つのリブが設けられ いることを特徴とするものである。

 請求項3に記載された発明は、請求項2に 載された発明において、前記本体部の前記 方側に、前記一端側から前記他端側に向か て延びた少なくとも一つの第2リブが設けら 、かつ、前記リブの本数が、前記第2リブの 本数よりも多いことを特徴とするものである 。

 請求項4に記載された発明は、請求項2ま は請求項3に記載された発明において、前記 体部の前記他方側に、前記一端側から前記 端側に向かって延びた少なくとも一つの第2 リブが設けられ、かつ、前記リブの幅と厚み とのうち少なくとも一方が、前記第2リブよ も大きく形成されていることを特徴とする のである。

 請求項5に記載された発明は、請求項2な し請求項4のうちいずれか1項に記載された発 明において、前記リブまたは前記第2リブが いに間隔をあけて複数設けられていること 特徴とするものである。

 請求項6に記載された発明は、請求項1に 載された発明において、前記本体部の前記 方側に、前記他方側よりも厚みが大きく形 された厚肉部が設けられていることを特徴 するものである。

 請求項7に記載された発明は、請求項1な し請求項6のうちいずれか1項に記載された発 明において、前記筒部側からパネルの孔内に 挿入されつつ、前記一方側の部分に、前記一 方側から前記他方側に向かう押圧と、前記他 方側から前記一方側に向かう押圧とが繰り返 し作用されることにより変形されて前記係止 部が前記孔内に係止されることを特徴とする ものである。

 請求項1に記載された発明によれば、本体 部の中心軸を含んだ仮想平面よりも一方側の 部分が、他方側の部分よりも曲げ強度が高く なるように形成されていることから、グロメ ットを押し込んで係止部をパネルの孔に係止 させる際、前記一方の側に、前記一方側から 前記他方側に向かう押圧力と、前記他方側か ら前記一方側に向かう押圧力とが伝わり易く なり、そのために、グロメットを容易にパネ ルに取り付けることができる。

 請求項2に記載された発明によれば、前記 本体部の前記一方側に、前記本体部の一端側 から他端側に向かって延びた少なくとも一つ のリブが設けられていることから、前記一方 側の部分が前記他方側の部分よりも曲げ強度 が高くなる。そのために、グロメットを容易 にパネルに取り付けることができる。

 請求項3に記載された発明によれば、前記 本体部の前記他方側に、前記本体部の一端側 から他端側に向かって延びた少なくとも一つ の第2リブが設けられ、かつ、前記リブの本 が、前記第2リブの本数よりも多いことから 前記一方側の部分が前記他方側の部分より 曲げ強度が高くなる。そのために、グロメ トを容易にパネルに取り付けることができ 。

 請求項4に記載された発明によれば、前記 本体部の前記他方側に、前記本体部の一端側 から他端側に向かって延びた少なくとも一つ の第2リブが設けられ、かつ、前記リブの幅 厚みとのうち少なくとも一方が、前記第2リ よりも大きく形成されていることから、前 一方側の部分が前記他方側の部分よりも曲 強度が高くなる。そのために、グロメット 容易にパネルに取り付けることができる。

 請求項5に記載された発明によれば、前記 リブまたは前記第2リブが互いに間隔をあけ 複数設けられていることから、これらリブ たは第2リブ間の部分が曲がり易くなり、ワ ヤハーネスを曲げ易くなるので、ワイヤハ ネスの配索性を向上させることができる。

 請求項6に記載された発明によれば、前記 本体部の前記一方側に、前記他方側よりも厚 みが大きく形成された厚肉部が設けられてい ることから、前記一方側の部分が前記他方側 の部分よりも曲げ強度が高くなる。そのため に、グロメットを容易にパネルに取り付ける ことができる。

 請求項7に記載された発明によれば、前記 筒部側からパネルの孔内に挿入されつつ、前 記一方側の部分に、前記一方側から前記他方 側に向かう押圧と、前記他方側から前記一方 側に向かう押圧とが繰り返し作用されること により変形されて前記係止部が前記孔内に係 止されることから、グロメットを容易にパネ ルに取り付けることができる。

本発明の第1の実施形態に係るグロメッ トを示す斜視図である。 図1に示されたグロメットの平面図であ る。 図1に示されたグロメットがパネルに取 り付けられた状態を示す斜視図である。 図1に示されたグロメットがパネルに取 り付けられた状態を示す断面図である。 図1に示されたグロメットが取り付けら れる自動車と、作業者の作業位置を説明する 説明図である。 図5に示された自動車にグロメットを取 り付ける際の作業者とグロメットとの向きを 説明する説明図である。 本発明の第2の実施形態に係るグロメッ トを示す平面図である。 本発明の第3の実施形態に係るグロメッ トを示す平面図である。 従来のグロメットを示す斜視図である

符号の説明

 1,21,31 グロメット
 2 本体部
 3 係止部
 5 筒部
 7 第2リブ
 8 第1リブ(リブ)
 9 ワイヤハーネス
 10 パネル
 10a 孔
 P 中心軸

 以下、本発明の第1の実施形態にかかるグ ロメットを、図1ないし図6を参照して説明す 。本発明の第1の実施形態にかかるグロメッ ト1は、自動車11(図5に示す。)の車両室内とエ ンジンルーム側の仕切りとなるダッシュパネ ル10(以下、パネルと呼ぶ。)に設けられた孔10 a(図4及び図5に示す。)に取り付けられる。ま 、本実施形態では、前記孔10aは、平面形状 丸形に形成されている。

 上記グロメット1は、弾性変形自在なゴム などで構成され、筒状に形成されているとと もに、内側に前記自動車11に配索されるワイ ハーネス9(図3及び図4に示す。)を通す。グ メット1は、パネル10との間を水密に保ち、 パネル10との間から内側に水などの液体が浸 入することを防止して、前記ワイヤハーネス 9に水などの液体が付着することを防止する このグロメット1は、図1ないし図4に示すよ に、一対の筒部5,6と、本体部2とを一体に有 ている。

 上記筒部5,6は、円筒状に形成されており 内側にワイヤハーネス9を通す。筒部5,6の外 径は、孔10aの内径より小さく形成されている 。これら一対の筒部5,6は、本体部2の中心軸P( 図1などに一点鎖線で示す。)に沿った一端と 端とにそれぞれ連なっている。また、筒部5 には、中心軸P方向に沿って筒部5の中央部か 本体部2と離れた側の外縁部までを切り欠い た2つのスリット5aが設けられている。

 上記本体部2は、筒部6に連なった一端か 筒部5に連なった他端に向かうにしたがって 外径が徐々に縮小する筒状に形成されてい 。また、本体部2は、一対の筒部5,6と同軸に 配されているとともに、一対の筒部5,6に直列 に連結している。また、本体部2は、一対の 部5,6内を通るワイヤハーネス9を内側に通す 本体部2の一端の外径は、孔10aの内径より大 きく形成されており、本体部2の他端の外径 、孔10aの内径より小さく形成されている。

 上記本体部2の他端には、全周に亘って、 係止部としての係止凹部3が設けられている 係止凹部3は、図4などに示すように、本体部 2の外表面より凹に形成されている。この係 凹部3は、グロメット1を中心軸Pに沿って筒 5からパネル10の孔10a内に挿入しつつ、この ロメット1をその径方向(図1などに二点鎖線Q 示す。)に沿って一旦内側に撓ませるととも に弾性復元させることにより、その底面が孔 10aの内面に接触する格好で孔10aに係止する。

 また、上記本体部2の係止凹部3よりも筒 6寄りの部分には、筒部5側に凸のリップ4が 周に亘って設けられている。このリップ4は グロメット1が図4に示すようにパネル10に取 り付けられるとパネル10の表面に接触して、 ネル10との間を水密に保つ。

 さらに、上記本体部2の外表面には、図1 び図2などに示すように、本体部2の一端側即 ち筒部6側から他端側即ち筒部5側に向かって びた2本の第1リブ(特許請求の範囲に記載し リブに相当する。)8と、2本の第2リブ7と、 設けられている。

 これら第1リブ8は、中心軸Pと二点鎖線Qと を含んだ仮想平面よりも一方側(図2中の二点 線Qよりも左側)に設けられている。また、 2リブ7は、前記仮想平面よりも他方側(図2中 二点鎖線Qよりも右側)に設けられている。 た、二点鎖線Qは、本体部2の中心軸Pと直交 る仮想直線である。

 これらリブ7,8は、互いに間をあけて設け れている。また、これらリブ7,8は、本体部2 の外表面からの突出量、即ち厚み、が等しく 形成されている。また、第1リブ8の幅(本体部 2の外周方向に沿った幅を言う。)は第2リブ7 りも大きく形成されている。

 このような本体部2は、前記仮想平面より も一方側の部分が、他方側の部分よりも曲げ 強度が高くなっている。また、本体部2のリ 7,8が設けられていない部分は、グロメット して機能する最小限の強度となるような厚 にされている。また、このグロメット1は、 イヤハーネス9を通した状態でパネル10に取 付けられた後、すぐに筒部5が屈曲される。 この屈曲方向が、第1リブ8が設けられた部分 りも曲げ強度が低い上記2本の第1リブ8間の 分R側となるように、第1リブ8が設けられて る。このように形成することにより、ワイ ハーネス9及び筒部5を曲げ易くなり、ワイ ハーネス9の配索性を向上させることができ 。

 上述した構成のグロメット1をパネル10に り付ける際には、図5に示すように、作業者 12が自動車11の側方に立ち、図6に示すように 体部2の一端及び他端を持つ。この時、2本 第1リブ8間の部分Rが作業者12と相対する向き で持つ。また、図6中にはワイヤハーネス9を 載していないが、実際はワイヤハーネス9が 通された状態のグロメット1をパネル10に取り 付ける。そして、筒部5とパネル10の孔10aとを 中心軸Pに沿って相対させ、中心軸Pと平行な 印Xに沿ってグロメット1を孔10a内に徐々に 入する。また、矢印Xは、自動車11の前後方 に沿った方向である。

 そして、本体部2の外表面が孔10aの内縁に 接触するまで矢印Xに沿ってグロメット1を挿 すると、次に、第1リブ8が設けられた前記 方側の部分を当該一方側から第2リブ7が設け られた前記他方側に矢印Yに沿って押圧する また、矢印Yは、矢印Xと直交する方向であり 、作業者12と相対する方向である。即ち、前 一方側の部分を作業者12自身から離れる側 押圧する。このことにより本体部2が矢印Yに 沿って縮径(内外径が縮小することを示す)す 方向に弾性変形するので、係止凹部3の前記 一方側の部分を孔10aに係止させることができ る。

 続いて、筒部5及び筒部6を掴むなどして グロメット1を前記他方側から前記一方側に く。即ち、前記他方側の部分を作業者12自 に近付く側に引く。このことにより本体部2 矢印Yに沿って縮径する方向に弾性変形する ので、係止凹部3の前記他方側の部分を孔10a 係止させることができる。

 本発明では、前記一方側の曲げ強度を前 他方側よりも高くなるように形成している で、このようにグロメット1を縮径する方向 に弾性変形させる際、作業者12がグロメット1 を一方側から他方側に押す力がグロメット1 伝わり易くなり、作業者12の作業姿勢が力の 入り難い姿勢であっても、容易に係止凹部3 孔10aに係止させることができる。また、グ メット1を前記他方側から前記一方側に引っ る際には、作業者12にとって力が入り易い 業姿勢であることから、前記他方側の強度 前記一方側ほど高く形成されていなくても グロメット1の取り付け作業を行うことがで る。

 こうして係止凹部3が孔10aに係止すること により、グロメット1がパネル10に固定される 。また、この状態でリップ4がパネル10の表面 に接触し、パネル10との間を水密に保つ。さ に車両室内側に通されたワイヤハーネス9及 び筒部5は、2本の第1リブ8間の部分R側に屈曲 れて車両室内側を配索される。

 続いて、本発明の第2の実施形態にかかる グロメットを、図7を参照して説明する。同 において、上述した第1の実施形態と同一構 部分には同一符号を付して説明を省略する

 本実施形態のグロメット21は、図7に示す うに、前記一方側に互いに間をあけた2本の 第1リブ8が設けられており、前記他方側には 2リブ7等が設けられていない。

 本発明では、このように、必ずしも前記 方側にリブが設けられていなくても良く、 なくとも前記一方側にリブが設けられてい ば良い。

 続いて、本発明の第3の実施形態にかかる グロメットを、図8を参照して説明する。同 において、上述した第1,2の実施形態と同一 成部分には同一符号を付して説明を省略す 。

 本実施形態のグロメット31は、図8に示す うに、前記一方側に互いに間をあけた4本の 第1リブ8’が設けられており、前記他方側に いに間をあけた2本の第2リブ7が設けられて る。また、第1リブ8’の厚みと幅とは第2リ 7と等しく形成されている。

 本発明では、このように、設ける第1リブ 8’の本数を第2リブ7よりも多くすることによ り、前記一方側の部分の曲げ強度を前記他方 側よりも高くなるように形成しても良い。

 続いて、本発明の第4の実施形態にかかる グロメットを説明する。本実施形態のグロメ ット(図示せず。)は、前記一方側に、前記他 側よりも厚みが大きく形成された厚肉部が けられている。また、本発明の「厚肉部」 は、前記一方側の部分と前記他方側の部分 の中心軸Pを中心として互いに線対称となる 部分同士を比較した場合の、前記一方側の前 記他方側よりも厚みが大きく形成されている 部分を意味する。

 本発明では、このように、リブを用いず ロメットの肉厚の違いのみで前記一方側の 分の曲げ強度を前記他方側よりも高くなる うに形成しても良い。

 また、上述した第1,3の実施形態では、第1 リブ8,8’と第2リブ7の厚みが等しく形成され いたが、本発明では、これらの厚みを変え ことにより前記一方側の部分の曲げ強度を 記他方側よりも高くなるように形成しても い。

 なお、前述した実施形態は本発明の代表 な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施 態に限定されるものではない。即ち、本発 の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実 することができる。