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Title:
HAIR CARE DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/130978
Kind Code:
A1
Abstract:
A bushing (11) is provided with a twist regulation part (A1) which regulates the twist of a power cord (10). By regulating the twist of the power cord (10) by the twist regulation part (A1), a disconnection-estimating part (A3) for estimating disconnection caused by the twist of the power cord (10) is set inside the cylinder (11a) of the bushing (11). At a tip-side portion of the twist regulation part (A1) inside the cylinder (11a) of the bushing (11), a spark attenuation part (A2) for attenuating sparks (S) occurring in the cylinder due to the disconnection of the power cord (10) at the disconnection scheduled part (A3) is provided.

Inventors:
KUMODE TAKAHIRO
KODAMA NAOFUMI
SAITOU TOSHIHIRO
Application Number:
PCT/JP2009/056617
Publication Date:
October 29, 2009
Filing Date:
March 31, 2009
Export Citation:
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Assignee:
PANASONIC ELEC WORKS CO LTD (JP)
KUMODE TAKAHIRO
KODAMA NAOFUMI
SAITOU TOSHIHIRO
International Classes:
A45D20/12; A45D1/00
Foreign References:
JPS5996878U1984-06-30
JP2002369714A2002-12-24
Attorney, Agent or Firm:
MIYOSHI, Hidekazu et al. (JP)
Hidekazu Miyoshi (JP)
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Claims:
 内蔵された電気部品に電力を供給する電源コードのケーシングから引き出す部分を筒状のブッシングで被覆し、当該ブッシングの基端側をケーシングに固定した髪ケア装置において、
 前記ブッシングに電源コードのねじれを規制するねじれ規制部を設け、当該ねじれ規制部によって電源コードのねじれを規制することにより、ブッシングの筒内に電源コードのねじれによる断線予定部を設定し、
 前記ブッシングの筒内の前記ねじれ規制部より先端側となる部分に、前記断線予定部で電源コードが断線して筒内に生じたスパークを減衰させるスパーク減衰部を設けたことを特徴とする髪ケア装置。
 前記ねじれ規制部を、前記ブッシングの筒内におけるブッシングと電源コードとのクリアランスが前記スパーク減衰部より狭い部分として設けたことを特徴とする請求項1に記載の髪ケア装置。
 前記ねじれ規制部から前記スパーク減衰部にかけて前記クリアランスを漸増させたことを特徴とする請求項2に記載の髪ケア装置。
 前記ブッシングの筒内で前記電源コードを被覆するチューブを備え、
 前記チューブにより、前記筒内を、前記断線予定部より先端側で閉塞したことを特徴とする請求項1に記載の髪ケア装置。
 内蔵された電気部品に電力を供給する電源コードのケーシングから引き出す部分を筒状のブッシングで被覆し、当該ブッシングの基端側をケーシングに固定した髪ケア装置において、
 前記ブッシングに電源コードのねじれを規制するねじれ規制部を設け、当該ねじれ規制部によって電源コードのねじれを規制することにより、ブッシングの筒内に電源コードのねじれによる断線予定部を設定し、
 前記ブッシングの筒内で電源コードを被覆するチューブを備え、
 前記チューブにより、前記筒内を、前記断線予定部より先端側で閉塞したことを特徴とする髪ケア装置。
 前記チューブは電源コードに被着した熱収縮チューブであることを特徴とする請求項4または5に記載の髪ケア装置。
Description:
髪ケア装置

本発明は、髪ケア装置に関する。

 従来の髪ケア装置として、特許文献1に開示 されるものが知られている。この特許文献1 は、電源コードを外部に引き出す部分に、 れを被覆するブッシングを設け、その先端 分にブッシングの筒内を部分的に塞ぐ被着 を設けてある。これにより、電源コードが げられて断線した際に、当該断線した部分 生じたスパークがブッシングの筒外へ漏出 るのを抑制している
上記特許文献1に開示されるヘアドライヤは 主として電源コードの曲げによる断線に対 した構成となっている。

 発明者らは、ブッシング筒内からのスパ クの漏出の抑制についてさらに検討を重ね 結果、電源コードがねじられて断線した場 に、スパークの漏出をより一層効果的に抑 することが可能な新規な構成を見出した。

 すなわち、本発明は、電源コードがねじら て断線した場合に生じたスパークがブッシ グの筒内から漏出するのをより効果的に抑 することが可能な髪ケア装置を得ることを 的とする。

特開2002-369714号公報

 本発明にかかる髪ケア装置は、内蔵され 電気部品に電力を供給する電源コードのケ シングから引き出す部分を筒状のブッシン で被覆し、当該ブッシングの基端側をケー ングに固定し、前記ブッシングに電源コー のねじれを規制するねじれ規制部を設け、 該ねじれ規制部によって電源コードのねじ を規制することにより、ブッシングの筒内 電源コードのねじれによる断線予定部を設 し、前記ブッシングの筒内の前記ねじれ規 部より先端側となる部分に、前記断線予定 で電源コードが断線して筒内に生じたスパ クを減衰させるスパーク減衰部を設けた。

本発明の第一実施形態にかかる髪ケア 置としてのヘアドライヤの断面図である。 図1のブッシング装着部分を拡大した図 である。 本発明の第二実施形態にかかる髪ケア 置としてのヘアドライヤのブッシングを設 た部分の断面図である。 本発明の第二実施形態の変形例にかか 髪ケア装置としてのブラシ付きヘアドライ を示す図(一部断面図)である。 本発明の第二実施形態の変形例にかか 髪ケア装置としてのヘアアイロンを示す図( 一部断面図)である。 本発明の第二実施形態の変形例にかか 髪ケア装置としてのヘアブラシを示す図(一 部断面図)である。

 以下、本発明の実施形態について図面を 照しながら詳細に説明する。なお、以下の 数の実施形態には、同様の構成要素が含ま ている。よって、以下では、それら同様の 成要素については共通の符号を付与すると もに、重複する説明を省略する。

 (第1実施形態)図1は、本実施形態にかかる 髪ケア装置としてのヘアドライヤの断面図、 また、図2は、図1のブッシング装着部分を拡 した図である。

 図1に示すように、本実施形態にかかる髪 ケア装置としてのヘアドライヤ1は、本体部2 ハンドル部3とが略T字状に結合された形状 有している。なお、ハンドル部3は、回動部R を屈曲の基点として折り畳み可能となってい る。図1は、ハンドル部3を伸展させた状態を している。

 本体部2のケーシング2aは、断面略アーチ の左右勝手違いの分割体同士を突き合わせ 略筒状に形成されている。このケーシング2 aの筒内には、吸気口4aから吹出口4bに至る空 通路4が形成される。空気通路4には、電動 ータ5と、この電動モータ5によって駆動され る軸流ファン6とが設けられており、電動モ タ5によって軸流ファン6を回転させることで 、空気通路4内に吸気口4aから吹出口4bに至る 気流が生成される。

 また、空気通路4の下流側にはヒータ8を け、加熱された温風を吹出口4bから吹き出せ るようにしてある。さらに、静電霧化による ミスト発生部7を設け、微粒化されたミスト ミスト排出口7aから排出できるようにしてあ る。

 ハンドル部3のハンドルケーシング3aは、 面略アーチ状の左右勝手違いの分割体同士 突き合わせて形成されている。このハンド ケーシング3a内には、リード線10bが配索さ ている。また、ハンドル部3の長手方向中間 には、操作スイッチ9が設けられている。

 上記構成では、電動モータ5、ミスト発生 部7、ならびにヒータ8が、供給された電力に って動作する電気部品に相当する。これら 気部品にはリード線10bを介して電力が供給 れる。リード線10bの内部導体は、電源コー 10を成すリード線10aの内部導体に電気的に 続されている。なお、本実施形態では、電 コード10は、二本のリード線10aを隣接して並 べて結合した扁平な形状となっている。

 そして、本実施形態では、この電源コー 10を、ハンドル部3の先端部のハンドルケー ング3aに形成した貫通孔3bから外部に引き出 すとともに、その引き出す部分をブッシング 11で被覆してある。

 ブッシング11は、絶縁性の樹脂材料を細 い筒状に成形してある。その筒内11aは、電 コード10の断面形状に対応した扁平な(例え 略角筒状あるいは略長円状の)断面を有して り、この筒内11aに電源コード10が挿通され いる。また、ブッシング11の長手方向先端側 の外周には凹凸形状11bが施されており、可撓 性の向上と美観の向上とが図られている。

 ブッシング11の基端側はハンドルケーシ グ3a内に収容されており、その収容された部 分には、筒内11aを挟んで一対の略円盤状の張 出部11cが設けられている。張出部11cの略中央 部にはそれぞれ貫通孔11dが形成されている。 そしてハンドルケーシング3aには、円柱状の 起3dが突設されており、この突起3dを貫通孔 11dに嵌挿することで、ブッシング11をハンド ケーシング3aに固定してある。ハンドル部3 先端部に設けられる貫通孔3bには、電源コ ド10とともにこれを被覆するブッシング11も 通されている。

 電源コード10の各リード線10aは、ハンド ケーシング3aの各分割体に設けられた相互に 対向する一対のリブ3c(図2では一方の分割体 リブ3cのみ図示)によって挟持されており、 れにより、電源コード10をハンドルケーシン グ3aに固定してある。

 また、ブッシング11の基端側のハンドル ーシング3aより外側となる部分には、貫通孔 11fを有する略円盤状のリング部11eが突設され ている。

 ここで、本実施形態では、ブッシング11 電源コード10のねじれを規制するねじれ規制 部A1を設けてある。本実施形態では、ブッシ グ11の長手方向基端側で、筒内11aにおける ッシング11と電源コード10とのクリアランスw 1をそれより先端側の領域(スパーク減衰部A2) クリアランスw2より小さくすることで、筒 11a内における電源コード10のねじれ量を小さ くしてある。

 そして、このようにねじれ規制部A1を設 ることで、その長手方向先端側に電源コー 10の断線予定部A3を設定してある。すなわち 電源コード10が大きくねじられた場合にお て、ねじれ規制部A1では電源コード10のねじ が規制されるため、電源コード10は、ねじ 規制部A1より先端側に隣接した位置でねじれ 破断限界を超えることになる。この断線予定 部A3の位置や区間長は、ねじれ規制部A1にお る最大ねじれ角や電源コード10の被膜のねじ れ破断限界角度等に基づいて調整することが できる。

 さらに、本実施形態では、ねじれ規制部A 1より先端側に所要長さのスパーク減衰部A2を 設けてある。このスパーク減衰部A2は、電源 ード10の断線位置Bで生じたスパークSを、主 として自然冷却することで先端側の開口部11g に到達する前に減衰させて、消滅させるもの である。なお、スパーク減衰部A2では、筒内1 1aにおけるブッシング11と電源コード10とのク リアランスw2を、ねじれ規制部A1のクリアラ スw1より大きく設定してある。

 そして、本実施形態では、ねじれ規制部A 1からスパーク減衰部A2にかけて、ブッシング 11の筒内11aにおけるブッシング11と電源コー 10とのクリアランスを漸増させている。すな わち、本実施形態では、上述したように、ス パーク減衰部A2におけるクリアランスw2をね れ規制部A1におけるクリアランスw1より大き 設定してあるが、このようにクリアランス 変化させるのに際し、段差等の急変部を設 ることなく、滑らかに徐変させてある。こ で、仮に、ねじれ規制部A1とスパーク減衰 A2との間に段差等を形成した場合、断線予定 部A3で生じたスパークSに対してその段差が障 壁となる。そして、段差によって断線位置B らブッシング11の筒内11aの基端側、すなわち ハンドルケーシング3a内側にスパークSが進み にくくなる。このため、ブッシング11の筒内1 1aの先端側にスパークSが進行する確率が増大 してしまう場合がある。この点、本実施形態 によれば、このような障壁が形成されない。 よって、ブッシング11の筒内11aの基端側にも 較的円滑にスパークSは進入することができ る。このため、ブッシング11の筒内11aの先端 側から筒外へスパークSが漏出するのをより 一層抑制することができる。なお、クリアラ ンスは、ブッシング11の筒内11aにおいて、基 から先端にかけてその全体に亘って漸増し もよい。また、ねじれ規制部A1となる領域 は筒内11aのクリアランス(すなわち筒内径)を 略一定とし、ねじれ規制部A1の長手方向先端 の端部から先端側にかけて、クリアランス( すなわち筒内径)を漸増させてもよい。

 以上、説明したように、本実施形態では ブッシング11に電源コード10のねじれを規制 するねじれ規制部A1を設けた。また、ねじれ 制部A1によって電源コード10のねじれを規制 することにより、ブッシング11の筒内11aに電 コード10のねじれによる断線予定部A3を設定 した。また、ブッシング11の筒内11aのねじれ 制部A1より先端側となる部分に、断線予定 A3で電源コード10が断線して筒内に生じたス ークSを減衰させるスパーク減衰部A2を設け 。すなわち、ねじれ規制部A1を設けたこと よってブッシング11の筒内11aに電源コード10 ねじれによる断線位置Bを規定し、その断線 位置Bで生じたスパークSをスパーク減衰部A2 よってより確実に弱めて、スパークSがブッ ング11の筒内11aの先端側から筒外に漏出す のを抑制することができる。すなわち、比 的簡素な構成によって、電源コード10がねじ られて断線した場合に生じたスパークSがブ シング11の筒内11aから漏出するのを抑制する ことができる。

 また、本実施形態では、ねじれ規制部A1 、ブッシング11の筒内11aにおけるブッシング 11と電源コード10とのクリアランスがスパー 減衰部A2より狭い部分として設けた(w1<w2) すなわち、クリアランスの設定によってブ シング11の筒内11aにおける電源コード10のね れ量を規定するようにしたため、ねじれ規 部A1を比較的簡素な構成として得ることが きる。

 また、本実施形態では、ねじれ規制部A1 らスパーク減衰部A2にかけてクリアランスを 漸増させた。よって、断線予定部A3で生じた パークSが、ねじれ規制部A1側、すなわちブ シング11の筒内11aの基端部側へより進入し すくなって、その分、スパークSがブッシン 11の先端部側から筒外へ漏出するのをより 層抑制することができる。

 (第2実施形態)図3は、本実施形態にかかる 髪ケア装置としてのヘアドライヤのブッシン グを設けた部分の断面図である。

 本実施形態にかかるヘアドライヤ1Aでは チューブ12で被覆した電源コード10をブッシ グ11内に挿入しており、この点が、上記第1 施形態と相違している。具体的には、チュ ブ12は、加熱して収縮させて装着する熱収 チューブである。チューブ12の先端側(ブッ ング11の長手方向先端側)には、熱収縮チュ ブを収縮させた熱収縮領域12aが設けられて る。一方、チューブ12の基端側には、熱収縮 チューブを収縮させない膨張領域12bが設けら れている。そして、チューブ12で被覆した電 コード10をブッシング11内に挿入して組み付 けた状態で、熱収縮領域12aと膨張領域12bとの 境界部分12cを、断線予定部A3より先端部側に 置してある。このとき、膨張領域12bでは、 ッシング11の筒内11aの内壁面に密着するよ に、膨張領域12bの外径(すなわち、熱収縮前 チューブ12の径)をブッシング11の筒内11aの 径より大きくし、これにより、境界部分12c よってブッシング11の筒内11aを閉塞してある 。

 したがって、断線位置Bで生じたスパーク Sは、この境界部分12cが障壁となって、境界 分12cより先端側には進出できなくなる。そ て、チューブ12の境界部分12cより基端側の領 域11h(膨張領域12bより内側でありかつ電源コ ド10の外側となる領域)内にスパークSは存在 ることとなる。

 すなわち、本実施形態によれば、チュー 12によって、ブッシング11の筒内11aを、断線 予定部A3より先端側で閉塞したため、スパー Sがブッシング11の先端側の開口部11gから筒 へ漏出するのをより一層確実に抑制するこ ができる。なお、かかる構成においてもス ーク減衰部A2を設けるのが好ましいが、ス ーク減衰部A2を設けない場合にあっても、境 界部分12cで閉塞することによる効果は得られ る。

 以上、本発明の好適な実施形態について 明したが、本発明は上記実施形態には限定 れず、種々の変形が可能である。例えば、 発明は、図4~図6に示す各種の髪ケア装置と て実施することができる。

 図4のブラシ付きヘアドライヤ1Bには、本 部13の先端部にブリッスル14aを有するブラ 14を設けてある。そして、ブラシ14には温風 たは冷風を吹き出す吹出口14bが形成されて る。このブラシ付きヘアドライヤ1Bは、電 部品としてファン駆動用の電動モータやヒ タ等(図示せず)を内蔵しており、それらに電 力を供給する電源コード10を本体部13のケー ングから引き出す部分に、上記第2実施形態 同様のブッシング11およびチューブ12を装備 してある。

 図5のヘアアイロン1Cには、本体部15の先 部分に加熱挟持部16A,16Bを設けてある。この アアイロン1Cは、電気部品としてヒータ等( 示せず)を内蔵しており、それに電力を供給 する電源コード10を本体部15のケーシングか 引き出す部分に、上記第2実施形態と同様の ッシング11およびチューブ12を装備してある 。

 図6のヘアブラシ1Dには、本体部17の先端 にブリッスル18aを有するブラシ18を設けてあ る。このヘアブラシ1Dは、電気部品としてヘ カッタ用の電動モータやヒータ等(いずれも 図示せず)を内蔵しており、それらに電力を 給する電源コード10を本体部17のケーシング ら引き出す部分に、上記第2実施形態と同様 のブッシング11およびチューブ12を装備して る。

 そして、これら図4~図6に示す各種髪ケア 置には、上記第2実施形態にかかるブッシン グ11およびチューブ12に替えて、上記第1実施 態にかかるブッシング11のみ(チューブ無し) を適用できることはもちろんである。

 また、ブッシングや、チューブ、これら 適用する電源コードのスペック等も、上記 施形態には限定されず、種々のタイプのも に本発明を適用することができる。また、 じれ規制部として、ねじれを防止するリブ を設けてもよい。

 また、ブッシングの筒内では、ねじれ規 部より基端側(ハンドル部側)では、電源コ ドとブッシングとのクリアランスをねじれ 制部のクリアランスより大きくしてもよい これにより、スパークを基端側に進行させ すくすることができる。

 そして、上記開示した各構成が、電源コ ドの曲げによる断線によって生じたスパー に対しても有効に機能することは容易に理 できよう。

 本発明は、電源コードを外部に引き出す 分に、これを被覆するブッシングを設けて る髪ケア装置に適用することができる。