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Patent Searching and Data


Title:
HAND DRYER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/136214
Kind Code:
A1
Abstract:
A hand dryer in which, even if it is installed above a washbowl and used with the washbowl containing water, splashing of the water is prevented, so that the user is not inconvenienced. The hand dryer is placed at a side of a washbowl (12) of a wash stand (13) and has a box body (2), a high-pressure air flow generator for drawing outside air into the inside of the box body (2), and a nozzle (7) placed at the upper part of the box body (2) and ejecting air from the high-pressure air flow generator as high-speed air. The hand dryer further has a water receiving section (11) having a tilt section extending to the washbowl (12) from the box body (2) from its side face where the nozzle (7) is provided. The water receiving section (11) has water scatter prevention/water drain means for guiding water drops adhered to the water receiving section (11) to the washbowl (12) and preventing high-speed air ejected from the nozzle (7) from scattering water in the washbowl (12) through the water receiving section (11).

Inventors:
SAWABE KENJI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/054652
Publication Date:
November 13, 2008
Filing Date:
March 13, 2008
Export Citation:
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Assignee:
MITSUBISHI ELECTRIC CORP (JP)
SAWABE KENJI (JP)
International Classes:
A47K10/48; A47K1/00
Foreign References:
JP2001218698A2001-08-14
JPH10257992A1998-09-29
JPH0128141Y21989-08-28
JP2000271038A2000-10-03
JPH06319658A1994-11-22
Attorney, Agent or Firm:
SAKAI, Hiroaki (Kasumigaseki Building2-5, Kasumigaseki 3-chome,Chiyoda-k, Tokyo 20, JP)
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Claims:
 本体と、
 前記本体の内部に外部空気を吸い込む高圧空気流発生部と、
 前記高圧空気流発生部からの空気を高速空気として吹き出す、前記本体の上部に設けられるノズルと、
 を備え、洗面台の洗面ボウルの側方に設置される手乾燥装置であって、
 前記ノズルが設けられる側の前記本体側面から前記洗面ボウルにかけて傾斜部を有する水受け部を備え、
 前記水受け部は、前記水受け部に付着した水滴を前記洗面ボウルに誘導するとともに、前記ノズルからの高速空気が前記水受け部を介して前記洗面ボウル内の水を飛散させない水分飛散防止/水切り手段を有することを特徴とする手乾燥装置。
 前記ノズルは、その空気噴出軸線が前記洗面ボウル内側に向かうように設置され、
 前記水受け部は、前記ノズルの空気噴出軸線に重なるように設けられることを特徴とする請求項1に記載の手乾燥装置。
 前記水受け部は、
 前記本体に取付けられる本体取付部と、
 前記本体取付部の下端から前記洗面ボウルに至るように傾斜を有して配置される傾斜部と、
 前記傾斜部の下端から水平方向に延びる水平下端部と、
 前記本体取付部、前記傾斜部および前記水平下端部の鉛直方向に垂直な方向の両側端部または片側端部に設けられる側壁部と、
 を備えることを特徴とする請求項1に記載の手乾燥装置。
 前記水受け部は、
 前記本体に取付けられる本体取付部と、
 前記本体取付部の下端から前記洗面ボウルに至るように傾斜を有して配置される傾斜部と、
 前記本体取付部、および前記傾斜部の鉛直方向に垂直な方向の両側端部または片側端部に設けられる側壁部と、
 前記傾斜部の下端側に、前記ノズルからの前記高速空気を受ける風受け壁と、
 前記風受け壁の下部に前記本体取付部、前記傾斜部、および前記側壁部からの水滴を前記洗面ボウルに流す風受け壁開口部と、
 を備えることを特徴とする請求項1に記載の手乾燥装置。
 前記風受け壁開口部は、前記ノズルからの前記高速空気の入口側の開口部の大きさは、前記高速空気の出口側の開口部の大きさよりも小さく形成されることを特徴とする請求項4に記載の手乾燥装置。
 前記傾斜部は、前記水受け部が取付けられる前記本体の側面上の水平方向に平行な軸の周りに、前記本体取付部に対して回転可能なことを特徴とする請求項1に記載の手乾燥装置。
 前記水受け部は、前記本体の側面に着脱可能なことを特徴とする請求項1に記載の手乾燥装置。
Description:
手乾燥装置

 この発明は、洗浄後の濡れた手を風によ 乾燥させる手乾燥装置に関するものである

 使用者が洗面台における手洗い後に手乾 装置の設置場所まで移動して、手の乾燥を なければならず面倒であり、また手が濡れ 状態で洗面台から離れた手乾燥装置まで移 する際に、手についている水がこぼれ落ち 床を濡らすという問題から、従来より、手 燥装置を洗面台の上、または洗面台の側面 取り付けることが考えられている(たとえば 、特許文献1参照)。

特開平6-319658号公報

 上記の従来技術にあっては、手乾燥装置 洗面台の側部上方位置に設置していた。し しながら、洗面ボウル内に水などが貯めら ている状態での手乾燥装置の使用について 考慮されていないため、ノズルから吹き出 れる高速空気が、手乾燥装置の下方位置に けられた水受け部を介して、または直接洗 ボウルに衝突する。その結果、洗面ボウル 水などが貯められている状態、または洗面 ウルが水などで濡れている状態で手乾燥装 を使用すると、ノズルから吹き出された高 空気によって、洗面ボウル内の水などが周 に飛散し、洗面台や洗面台前方の洗面鏡な を汚し、使用者に不快感を与えるという問 点があった。

 さらに、上記の従来技術にあっては、水 け部は平らな形状であり、手から吹き飛ば れた水滴が高速空気流により、側面や背面 に飛散し、洗面台を汚してしまうという問 点もあった。

 この発明は、上記に鑑みてなされたもの 、洗面ボウルに水などが貯められている状 で、洗面台の上に取り付けられた手乾燥装 を使用した場合であっても、水などが周囲 飛散することなく、使用者に不快感を与え ことのない手乾燥装置を得ることを目的と る。

 上記目的を達成するため、この発明にか る手乾燥装置は、本体と、前記本体の内部 外部空気を吸い込む高圧空気流発生部と、 記高圧空気流発生部からの空気を高速空気 して吹き出す、前記本体の上部に設けられ ノズルと、を備え、洗面台の洗面ボウルの 方に設置される手乾燥装置であって、前記 ズルが設けられる側の前記本体側面から前 洗面ボウルにかけて傾斜部を有する水受け を備え、前記水受け部は、前記水受け部に 着した水滴を前記洗面ボウルに誘導すると もに、前記ノズルからの高速空気が前記水 け部を介して前記洗面ボウル内の水を飛散 せない水分飛散防止/水切り手段を有するこ とを特徴とする。

 この発明によれば、手乾燥装置を洗面台 側部上方位置に設置し、洗面ボウル内に水 どが貯められている状態で、手乾燥装置を 用した場合であっても、水などが周囲に飛 することを防ぎ、使用者に不快感を与える とがないという効果を有する。また、手か 吹き飛ばされた水滴が洗面台や床などに滴 することを防止でき、かつ水受け部の排水 理をする必要性を排除し、メンテナンス性 向上することができる。

図1は、この発明による手乾燥装置の構 成を示す内部断面図である。 図2は、手乾燥装置を洗面台に設置した 場合の概略図である。 図3は、水受け部の実施の形態1の構造 一例を示す斜視図である。 図4は、水受け部の形状の一例を示す側 面図である。 図5は、水受け部の形状の他の例を示す 側面図である。 図6は、水受け部の実施の形態2の構造 模式的に示す斜視図である。 図7は、図6の断面構造の一例を示す側 断面図である。 図8は、図6の断面構造の他の例を示す 面断面図である。 図9は、この発明による手乾燥装置を洗 面台に設置した場合の実施の形態3の構成を す概略図である。

符号の説明

 1 手挿入空間
 2 箱体(本体)
 3 高圧空気流発生器
 3a モータ
 3b ターボファン
 4 ヒータ
 5 排気ダクト
 6 吸気ダクト
 7 ノズル
 7a 噴出口
 8 エアフィルタ
 9 吸気口
11 水受け部
11a 箱体取付部
11b 傾斜部
11c 水平下端部
11d 側壁部
11e 風受け壁
11f 風受け壁開口部
11g 屈曲部
12 洗面ボウル
13 洗面台
14 排水口
15 段差

 以下に添付図面を参照して、この発明に かる手乾燥装置の好適な実施の形態を詳細 説明する。なお、これらの実施の形態によ この発明が限定されるものではない。

実施の形態1.
 図1は、この発明にかかる手乾燥装置の構成 を示す内部断面図であり、図2は、手乾燥装 を洗面台に設置した場合の概略図であり、 3は、水受け部の実施の形態1の構造の一例を 示す斜視図である。なお、図2において、洗 台と洗面ボウルは理解を深めるために縦断 図としてある。

 手乾燥装置は、箱体2中に高圧の空気を発 生させる高圧空気流発生器3を備える。高圧 気流発生器3は、モータ3aと、モータ3aによっ て回転するターボファン3bと、からなる。こ 図1の例では、ターボファン3bの回転軸が水 線と平行となるように高圧空気流発生器3が 配置されている。ターボファン3b側が空気吸 側となり、ターボファン3bの回転によって 入された空気がモータ3a側へと送られる。

 この高圧空気流発生器3のターボファン3b の箱体2の一部には、箱体2外から空気を取 込むための吸気口9が設けられ、この吸気口9 には埃の侵入を防止するためのエアフィルタ 8が装着されている。エアフィルタ8として、H EPA(High Efficiency Particulate Air)フィルタや殺菌 フィルタを用いてもよく、エアフィルタ8の 流側に、HEPAフィルタや殺菌フィルタが複数 置されていてもよい。また、吸気口9から高 圧空気流発生器3の空気吸入側までは、吸気 9から吸気した空気を高圧空気流発生器3まで 送るための吸気ダクト6が形成されている。 お、箱体2は、特許請求の範囲における本体 対応している。

 一方、箱体2の高圧空気流発生器3の箱体2 上部には、高圧空気流を箱体2外に吹き出す ためのノズル7が、その噴出口7aを下向きにし て設けられている。また、高圧空気流発生器 3のモータ3a側から送気される高圧空気流をノ ズル7まで導くための排気ダクト5が、箱体2上 部に設けられている。排気ダクト5内には、 圧空気流発生器3で発生された高圧空気流を 熱するヒータ4が設置されている。

 さらに、図示しないが、ノズル7の奥には 、手を洗った使用者が手を手乾燥装置に近づ けたことを検知するためのセンサが配置され ている。このセンサで、使用者の手が手乾燥 装置のノズル7から所定の範囲に存在するこ が検知されると、高圧空気流発生器3が駆動 れる。

 このような構成を有する手乾燥装置は、 面台13の洗面ボウル12の側方に設置される。 この図2の例では、洗面ボウル12の右側に設置 される場合が示されている。ここで、箱体2 洗面ボウル12側(ノズル7が取付けられた側)側 面から、その下部が洗面ボウル12の上面以下 位置するように加工された水受け部11が箱 2の側面に固定される。この水受け部11は、 体2に固定される箱体取付部11aと、箱体取付 11aから洗面ボウル12に向けて角度を有して 成される傾斜部11bと、傾斜部11bの下端から 水平方向に延びる水平下端部11cと、箱体取 部11aと傾斜部11bと水平下端部11cの洗面台13の 奥側に設けられる側壁部11dと、から構成され る。ここで、水平下端部11c(または水平下端 11cの洗面台13手前側の端部)は、水受け部11中 で最も下位になるように構成される。また、 ノズル7の高速空気噴出軸は洗面ボウル12に向 かうように構成されているが、水受け部11は ノズル7の高速空気噴出軸線に重なるように 設置される。ここで、水平下端部11cは、特許 請求の範囲における水分飛散防止/水切り手 に対応している。

 このような水受け部11を、洗面ボウル12の 側面に設置された手乾燥装置に取付けること によって、手から吹き飛ばされた水滴が洗面 台13や、洗面台13の正面側に設けられる洗面 などに飛散することを防ぐ。また、ノズル7 高速空気噴出軸は水受け部11と重なるので 洗面ボウル12に水などが貯められている状態 で、手乾燥装置が作動しても、洗面ボウル12 の水などが洗面台13や床などに飛散するこ を防ぐことができる。

 このように洗面台13上に取付けられた手 燥装置において、ノズル7の下部と、水受け 11と箱体2の水受け部11設置側側面によって まれる領域が手挿入空間1となる。この手挿 空間1は、手乾燥装置のノズル7を正面に見 ときに、その両側面が開放された状態とな ており、手を差し出した状態で使用者が違 感や不安感を抱くことのない、目視可能な 態で自由に手を抜き差しできる間口と高さ 奥行きを有していることが望ましい。

 手を洗い終えた使用者は、手挿入空間1に おけるノズル7の先端部分近傍に手を置くと ノズル7の奥に取付けられた図示しないセン が、手を検知し、高圧空気流発生器3が駆動 される。すなわち、モータ3aの回転によって ーボファン3bが回転し、これにより、吸気 9よりエアフィルタ8で埃が除去された空気が 吸気ダクト6を通って高圧空気流発生器3に取 込まれる。吸気された空気は、高圧空気流 生器3によって高圧化され、排気ダクト5内 設置されたヒータ4によって加熱される。加 された空気は、排気ダクト5を通ってノズル 7に達し、ノズル7で高速化され、箱体2の外部 の手挿入空間1に下向きに高速空気が噴出す 。このとき、高圧空気流発生器3は、ノズル7 の下方に配置された手挿入空間1内に水分を ばすに十分な乾燥用作動気流としての高速 気流を形成する。これにより、使用者の手 付着した水滴が除去される。

 使用者の手から除去された水滴は、手挿 空間1の(側方の)水受け部11、より具体的に 、および水受け部11の箱体取付部11a、傾斜部 11b、水平下端部11c、およびこれらの洗面台13 正面奥側に設けられる側壁部11dで回収され それぞれ重力により水受け部11下方へと流 する。このとき、水受け部11の箱体取付部11a 、傾斜部11b、および側壁部11dのそれぞれに付 着した水滴は、水平下端部11cが最も下に位置 しているため、重力によって、この水平下端 部11cへと流下する。水受け部11の水平下端部1 1cへと流下した水滴は、そこから洗面ボウル1 2内へ滴下し、洗面ボウル12内の排水口14より 水される。

 また、水受け部11の水平下端部11cが、略 平方向に向けられているので、ノズル7から き出される高速空気が、水受け部11を介し 水平下端部11cから略水平方向に吹き出され 。これによって、たとえば洗面ボウル12内に 溜められた水に対して、高速空気が吹きつけ ることを防ぐことができる。さらに、ノズル 7から吹き出される高速空気の高速空気噴出 は水受け部11に重なるので、高速空気は水受 け部11を流れ下り、水受け部11に流下した手 ら除去された水滴は、水受け部11に溜まるこ となく、洗面ボウル12内へ滴下する。

 図4は、水受け部の形状の一例を示す側面 図であり、図5は、水受け部の形状の他の例 示す側面図である。図4に示される例では、 受け部11の水平下端部11cが略洗面ボウル12の 上側の高さと同じ位置に設けられるとともに 、その開始位置(傾斜部11bとの境界位置)も洗 ボウル12の上部の周縁部と略一致している つまり、傾斜部11bは、箱体2と洗面ボウル12 上部周縁部との間の空間に位置するように 水受け部11が形成されている。

 また、図5に示される例では、水受け部11 傾斜部11bの下端が洗面ボウル12の上面より 低い位置に位置している。そのため、水平 端部11cも洗面ボウル12の上面よりも低い位置 に配置さている。そして、この図5の例では 傾斜部11bの水平面に対する傾きが図4の場合 りも小さく、水平下端部11cの長さ(図の左右 方向の長さ)が図4の場合よりも短くなってい 。

 これらの図4と図5に示される例では、水 け部11の洗面ボウル12内に掛かる部分は、ノ ル7先端からの距離が100mm以上となるように 置して、洗面ボウル12上面での高速空気の 度を20m/s以下に抑えるようにしている。その 結果、洗面ボウル12に水などが貯められてい 状態で、手乾燥装置を使用した場合でも、 などが使用者や周囲に飛散することを防ぐ とができる。

 この実施の形態1によれば、洗面ボウル12 側面に設置される手乾燥装置において、手 燥装置の箱体2から洗面ボウル12にかけて、 受け部11を備える様に構成したので、手を で洗った後の使用者が手乾燥装置で手を乾 した場合に、その水滴を水受け部11へと付着 させ、その水滴が洗面ボウル12へと流下させ ことができる。これによって、手乾燥装置 設置される周辺の洗面鏡や洗面台13、床な に水滴が飛ばされることがなく、自然に水 が洗面ボウル12へと流れるので、水受け部11 関しての特別な排水処理をする必要性がな 。また、水受け部11に当った手乾燥装置か の高速空気は、水平下端部11cで、水平方向 向きを変えられるので、洗面ボウル12に水が 溜まっている場合など、手乾燥装置からの高 速空気で洗面ボウル12内の水が飛散すること ないという効果も有する。

実施の形態2.
 図6は、水受け部の実施の形態2の構造を模 的に示す斜視図であり、図7は、図6の断面構 造の一例を示す側面断面図である。この水受 け部11は、箱体2に取付けられる箱体取付部11a と、箱体2から洗面ボウル12へと向かって配置 される傾斜部11bと、箱体取付部11aと傾斜部11b との両側端部に設けられる側壁部11dと、傾斜 部11bの下端部に手乾燥装置からの風を受ける 風受け壁11eと、からなる。風受け壁11eは、傾 斜部11bや側壁部11dを流下してきた水滴を洗面 ボウル12に流すための風受け壁開口部11fが設 られている。この風受け壁開口部11fは、そ 断面(開口部の大きさ)が高速空気流入側(IN )と高速空気流出側(OUT側)とで、同じ大きさ なるように形成されている。ここで、風受 壁11eと風受け壁開口部11fは、特許請求の範 における水分飛散防止/水切り手段に対応し いる。

 このような風受け壁11eによって、手乾燥 置のノズル7からの高速空気が風受け壁11eに 当って、跳ね返されるとともに一部は風受け 壁開口部11fから流出されるが、その風は、ノ ズル7からの高速空気と比して風速が抑えら たものとなる。また、水受け部11で受けた手 からの水滴は、風受け壁開口部11fから洗面ボ ウル12内に流下される。なお、手乾燥装置の 成は、実施の形態1と同一であるので、その 説明を省略している。

 風受け壁11eと風受け壁開口部11fの形状は 図6や図7に示したものに限られるものでは く、手から吹き飛ばされた水滴を洗面ボウ 12に誘導することができるとともに、手乾燥 装置のノズル7から噴出された高速空気が高 のまま洗面ボウル12内に吹き込むことをさえ ぎることができる形状であればよい。

 図8は、図6の断面構造の他の例を示す側 断面図である。この図8では、風受け壁開口 11fは、その断面(開口部の大きさ)が、高速 気流入側(IN側)の方が、高速空気流出側(OUT側 )よりも小さく形成されている。これにより 高速空気流出側(OUT側)から吹き出す風速を、 高速空気流入側(IN側)に流入する速度よりも くすることができる。また、図7の場合に比 て、高速空気流出側(OUT側)から吹き出す風 をさらに抑えることができる。

 この実施の形態2によれば、水受け部11の 端側に風受け壁11eと、水受け部11に付着し 水滴を洗面ボウル12に誘導する風受け壁開口 部11fと、を設けたので、手乾燥装置のノズル 7からの高速空気を洗面ボウル12にその速度の まま到達することを防ぐとともに、手から滴 下した水滴を風受け壁開口部11fから洗面ボウ ル12へと排出することができるという効果を する。

実施の形態3.
 図9は、この発明にかかる手乾燥装置を洗面 台に設置した場合の実施の形態3の構成を示 概略図である。この図9では、手乾燥装置と 面ボウル12との間に設けられる水受け部11の 箱体取付部11aと傾斜部11bとの間に屈曲部11gが 設けられる構造となっている。つまり、傾斜 部11bが、紙面に垂直方向に延びる軸を中心に 箱体取付部11aに対して回転可能な構造となっ ている。なお、その他の構成は、実施の形態 1と同一であるので、その説明を省略する。

 このように水受け部11に屈曲部11gを設け ことによって、傾斜部11bと水平下端部11cの 度を、洗面台13や洗面ボウル12の形状に合わ て、最適な角度に調整することができる。 とえば、図9のように、洗面台13の右側側方 段差15があり、段差15部分の下側には手乾燥 装置を置けず、段差15部分の上側には手乾燥 置を置ける場合には、段差15部分の上側に 乾燥装置を置くことになる。この場合、水 け部11の傾斜部11bが可動である場合には、そ の段差15に応じて傾斜部11bを任意の位置に(角 度で)設定することが可能となる。また、洗 台13を清掃する場合には、水受け部11を折り たむことができる。

 この実施の形態3によれば、水受け部11の 斜部11bを箱体取付部11aに対して可動可能な 成としたので、手乾燥装置の設置位置によ ず水受け部11を適切に設置することができ という効果を有する。また、水受け部11を折 りたたむことができるので、水受け部11を取 外すことなく汚れた洗面台13を清掃するこ ができるという効果も有する。

 なお、上述した実施の形態1~3では、手乾 装置を洗面台13の上に設置した場合を例に げて説明したが、これに限らず、洗面台13に 隣接する壁に設置する場合にも同様に上述し た実施の形態を適用することができる。

 また、水受け部11を箱体2から容易に取り し可能な構造とすることで、水受け部11を り外すことで、手から吹き飛ばされた水滴 よる汚れなどを清掃することができる。さ に、水受け部11には、側壁部11dが一方に設け られるものでもよいし、両側に設けられるも のでもよい。

 以上のように、この発明にかかる手乾燥 置は、オフィスビル、ホテル、ファミリー ストラン、アミューズメント施設、総合ス パーマーケット、食品・医薬品・化粧品・ の他一般の工場、学校、公共施設などのト レおよび手洗い場の洗面台または洗面ボウ に後付けで設置される手乾燥装置に適用し いる。




 
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