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Title:
HAND DRYER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/041001
Kind Code:
A1
Abstract:
A hand dryer has an air delivery section, a heating section, and a nozzle section that are received in a housing. The air delivery section delivers air sucked from the outside of the housing. The heating section heats the delivered air. The nozzle section ejects the heated air to the outside of the housing. The heating section has heating units arranged in the direction in which the air delivery section delivers air and heating the air. With the hand dryer, the temperature of warm air can be raised to a high level without an increase in the size of the housing.

Inventors:
MORIKAWA SHIGERU
MIZUNO SEIJI
SHIMA YASUAKI
YONETA MASASHI
TAMURA HIROSHI
OGAWA DAISUKE
Application Number:
PCT/JP2008/002565
Publication Date:
April 02, 2009
Filing Date:
September 18, 2008
Export Citation:
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Assignee:
PANASONIC CORP (JP)
MORIKAWA SHIGERU
MIZUNO SEIJI
SHIMA YASUAKI
YONETA MASASHI
TAMURA HIROSHI
OGAWA DAISUKE
International Classes:
A47K10/48
Foreign References:
JPH0630077Y21994-08-17
JPH11113793A1999-04-27
JPS6317467B21988-04-13
JP2007236735A2007-09-20
JP2007151858A2007-06-21
JP2004215879A2004-08-05
JP2006101987A2006-04-20
JPH059914Y21993-03-11
JPH1071101A1998-03-17
JP2000093347A2000-04-04
JP2007236587A2007-09-20
JPH10290767A1998-11-04
JPH10328072A1998-12-15
JPH11283A1999-01-06
JP2000166806A2000-06-20
JPS6058119A1985-04-04
Attorney, Agent or Firm:
IWAHASHI, Fumio et al. (1006 Oaza Kadoma, Kadoma-sh, Osaka 01, JP)
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Claims:
筐体と、
前記筐体に収容されて、前記筐体の外部から吸込んだ空気を送る送風部と、
前記筐体に収容されて、前記送られた空気を加熱する加熱部と、
前記筐体に設けられて、前記加熱された空気を前記筐体の外部に吹き出すノズル部と、
前記加熱部を制御する制御部と、
を備え、前記加熱部は、前記送風部が前記空気を送る方向に配列されて前記空気を加熱する複数の加熱ユニットを有する、手乾燥装置。
前記複数の加熱ユニットを保持する保持部をさらに備え、
前記保持部に前記ノズル部が設けられている、請求項1に記載の手乾燥装置。
前記複数の加熱ユニットのそれぞれは、第1の端部と、前記第1の端部の反対側の第2の端部とを有し、
前記複数の加熱ユニットのそれぞれの前記第1の端部と前記第2の端部は同じ方向に配列され、
前記第1の端部の反対前記複数の加熱ユニットのそれぞれの前記第1の端部を保持して、前記保持部に収容された第1の仮保持部と、
前記複数の加熱ユニットのそれぞれの前記第2の端部を保持して、前記保持部に収容された第2の仮保持部と、
をさらに備えた、請求項2に記載の手乾燥装置。
前記複数の加熱ユニットを所定の距離だけ離すように、前記複数の加熱ユニット間に設けられた距離保持部をさらに備えた、請求項3に記載の手乾燥装置。
前記複数の加熱ユニットは、前記複数の加熱ユニットに通電するために前記第1の端部に設けられた端子を有する、請求項3に記載の手乾燥装置。
前記複数の加熱ユニットのそれぞれは、第1の端部と、前記第1の端部の反対側の第2の端部とを有し、
前記複数の加熱ユニットのそれぞれの前記第1の端部と前記第2の端部は同じ方向に配列され、
前記複数の加熱ユニットは、前記複数の加熱ユニットに通電するために前記第1の端部に設けられた端子を有する、請求項1に記載の手乾燥装置。
前記制御部は前記複数の加熱ユニットを個別に制御する、請求項1に記載の手乾燥装置。
前記複数の加熱ユニットの加熱量は互いに異なる、請求項1に記載の手乾燥装置。
前記筐体の外部から吸込んだ空気の温度を検知する吸気温度検知部をさらに備え、
前記制御部は前記検知された温度に基づき、前記複数の加熱ユニットを制御する、請求項1~8のいずれか1つに記載の手乾燥装置。
前記ノズル部から吹き出される前記空気の温度を検知する吹出温度検知部をさらに備え、
前記制御部は前記検知された温度に基づき、前記複数の加熱ユニットを制御する、請求項1~8のいずれか1つに記載の手乾燥装置。
前記ノズル部は露出する面を有し、
前記面に使用者の指が触れないように設けられた、前記面を覆うリブをさらに備えた、請求項1に記載の手乾燥装置。
前記リブは格子形状を有する、請求項11に記載の手乾燥装置。
前記ノズル部は樹脂で形成されている、請求項1に記載の手乾燥装置。
筐体と、
前記筐体に収容されて、前記筐体の外部から吸込んだ空気を送る送風部と、
前記筐体に収容されて、前記送られた空気を加熱する加熱部と、
前記筐体に設けられて、前記加熱された空気を前記筐体の外部に吹き出す、外部に露出した面を有するノズル部と、
前記面に使用者の指が触れないように設けられた、前記面を覆うリブと、
前記加熱部を制御する制御部と、
を備えた手乾燥装置。
前記リブは格子形状を有する、請求項14に記載の手乾燥装置。
前記ノズル部が樹脂で形成されている、請求項14に記載の手乾燥装置。
前記ノズル部は前記筐体の下部から下方に向けて前記空気を吹き出す、請求項14に記載の手乾燥装置。
前記加熱部はノズル部の内部に設けられている、請求項14に記載の手乾燥装置。
前記加熱部は前記空気を加熱する第1の加熱ユニットと第2の加熱ユニットを有し、
前記制御部は前記第1の加熱ユニットと前記第2の加熱ユニット部を個別に制御する、請求項14に記載の手乾燥装置。
前記第1の加熱ユニットと前記第2の加熱ユニットは同一である、請求項19に記載の手乾燥装置。
前記加熱部はPTCヒーターよりなる、請求項14に記載の手乾燥装置。
Description:
手乾燥装置

 本発明は、濡れた手を乾燥させる手乾燥 置に関する。

 図9は特許文献1に開示されている従来の 乾燥装置555の側断面図である。手乾燥装置55 5は、高速温風により手に付着した水滴を吹 飛ばして手を乾燥させる。筐体501は、前面 天面と両側面とを覆うフロントケース501Aと 壁面側を覆うリアケース501Bよりなり外装を 形成している。筐体501の内部には、空気を送 る送風部502と、送風部502から送られた空気を 加熱する加熱部503と、加熱された空気である 温風を吹き出す吹出しノズル504と、電装部品 を制御する制御部505とが収容されている。筐 体501の下面には、吹出しノズル504の吹出口と 、送風空気を筐体501内部に取り込む吸込み口 506が設けられている。

 手乾燥装置555では、温風の温度を高くす ためには加熱部503の熱量を大きくする、す わち、高速風が通過する加熱部の通過面積 広くする必要がある。しかし、単純に通過 積を広くすると筐体501を必然的に大きくし ければならない。

 図10は特許文献2に開示されている他の従 の手乾燥装置655の側断面図である。手乾燥 置655は、高速温風により手に付着した水滴 吹き飛ばして手を乾燥させる。筐体601の内 には、高速で空気を送るブロワー602と、ブ ワー602から送出する空気を加熱する発熱部6 03とが収容されている。筐体601の下部には、 熱された空気である温風を下方に向けて吹 出す吹出ノズル604が設けられている。熱効 を損なうことなく高速で温風を送風して手 乾燥時間を短縮するために、送風吹出ノズ 604の吹き出し口は先端に向かって絞り込ま ている。

 手乾燥装置655では、外部に露出する送風吹 ノズル604が発熱部603で加熱された空気が通 するので高温になる。

特許第3970762号公報

特開平10-71101号公報

 手乾燥装置は、筐体に収容された送風部 加熱部とノズル部とを備える。送風部は筐 の外部から吸込んだ空気を送る。加熱部は 送られた空気を加熱する。ノズル部は、加 された空気を筐体の外部に吹き出す。加熱 は、送風部が空気を送る方向に配列されて 気を加熱する複数の加熱ユニットを有する

 この手乾燥装置では筐体を大きくせずに 温風の温度を高くすることができる。

図1は本発明の実施の形態1における手 燥装置の側断面図である。 図2は実施の形態1における手乾燥装置 加熱部と保持部の正面図である。 図3は本発明の実施の形態2における手 燥装置の側断面図である。 図4は本発明の実施の形態3における手 燥装置の側断面図である。 図5は本発明の実施の形態4における手 燥装置の側断面図である。 図6は実施の形態4における手乾燥装置 斜視図である。 図7は実施の形態4における手乾燥装置 ノズル部の斜視図である。 図8は実施の形態4における手乾燥装置 ノズル部と加熱部の斜視図である。 図9は従来の手乾燥装置の側断面図であ る。 図10は他の従来の手乾燥装置の側断面 である。

符号の説明

107  筐体
105  送風部
106  加熱部
103  ノズル部
111  制御部
106A  加熱ユニット
106B  加熱ユニット
110  保持部
109A  仮保持部(第1の仮保持部)
109B  仮保持部(第2の仮保持部)
108A  距離保持部
108B  距離保持部
117A  端子
117B  端子
112  吸気温度検知部
114  吹出温度検知部
201  筐体
202  送風部
203  加熱部
204  ノズル部
204A  面
205  リブ
211  制御部
1106A  端部(第1の端部)
1106B  端部(第1の端部)
2106A  端部(第2の端部)
2106B  端部(第2の端部)

 (実施の形態1)
 図1は本発明の実施の形態1における手乾燥 置1001の側断面図である。手乾燥装置1001は、 乾燥室101と、水受け部102と、ノズル部103と、 吸気口104と、送風部105と、加熱部106とを収容 する筐体107を備える。乾燥室101は筐体107の外 部に向かって開口した挿入口101Aを有し、挿 口101Aを介して乾燥室101に手を出し入れでき ように構成されている。水受け部102は乾燥 101の底部に設けられている。スリットを有 るノズル部103は水受け部102に向けて空気を き出す。吸気口104は乾燥室101内の空気を吸 む。送風部105は、吸気口104で吸込まれた乾 室101内の空気をノズル部103に送るファンモ ターよりなる。加熱部106は筐体107内の上部 設けられて、送風部105から送られた空気を 熱する。加熱部106は送風部105とノズル部103 の間に設けられている。加熱部106は、互い 別部材である加熱ユニット106Aと加熱ユニッ ト106Bよりなる。加熱ユニット106Aと加熱ユニ ト106Bは、送風部105からノズル部103に空気が 送られる方向1001Aに配列される。実施の形態1 では、加熱ユニット106Bに比べて加熱ユニッ 106Aが送風部105のより近くに配置され、加熱 ニット106Aに比べて加熱ユニット106Bはノズ 部103のより近くに配置されている。

 図2は加熱部106の正面図である。加熱部106 の加熱ユニット106A、106Bは、温度の上昇時間 短い正温度係数(PTC)ヒーターである。加熱 ニット106Aは棒形状を有し、互いに反対側の 部1106A、2106Aを有する。端部1106Aには加熱ユ ット106Aに電力を供給する端子117Aが設けら ている。加熱ユニット106Bは棒形状を有し、 いに反対側の端部1106B、2106Bを有する。端部 1106Bには加熱ユニット106Bに電力を供給する端 子117Bが設けられている。加熱ユニット106Aの 部1106Aと加熱ユニット106Bの端部1106Bは仮保 部109Aで保持される。端部1106A、1106B間には距 離保持部108Aが設けられて、端部1106A、1106B間 距離、すなわち加熱ユニット106A、106B間の 離を所定の距離に維持する。加熱ユニット10 6Aの端部2106Aと加熱ユニット106Bの端部2106Bは 保持部109Bで保持される。端部2106A、2106B間に は距離保持部108Bが設けられて、端部2106A、210 6B間の距離、すなわち加熱ユニット106A、106B の距離を所定の距離に維持する。加熱ユニ ト106A、106Bの端子117A、117Bは加熱ユニット106A 、106Bから同じ方向に延びる。仮保持部109A、1 09Bで保持された加熱ユニット106A、106Bは保持 110に収容される。保持部110にはノズル部103 設けられている。端子117A、117Bにはリード 116A、116Bがそれぞれ接続されている。

 制御部111は加熱ユニット106A、106Bに接続 れ、加熱ユニット106A、106Bをそれぞれ個別に 動作させる。

 送風部105から方向1001Aに送られた空気は 送風部105に近い加熱ユニット106Aでまず加熱 れ、次に、加熱ユニット106Bでさらに加熱さ れる。これにより、送風部105から送られた空 気の温度を大きく上げることができる。加熱 された空気である温風はノズル部103から吹き 出される。

 制御部111は加熱ユニット106A、106Bの動作 個別に制御して、送風部105から送られた空 を加熱ユニット106Aのみで加熱して加熱ユニ ト106Bで加熱しないように、かつ、加熱ユニ ット106Bのみでその空気を加熱して加熱ユニ ト106Aでは加熱しないように、かつその空気 加熱ユニット106A、106Bの双方で加熱するよ に動作する。このように、制御部111は加熱 ニット106A、106Bの動作を個別に制御すること で、空気の温度を所望の温度に調整してノズ ル部103から吹き出す。

 なお、制御部111は、送風部105から送られ 空気を加熱ユニット106A、106Bで加熱せずに ノズル部103から吹き出すこともできる。

 手乾燥装置1001を使用する使用者は、一般 に筐体501の前方向1001Bに位置する。送風部105 空気を送る方向1001Aは前方向1001Bに対して直 角である。加熱部106の加熱ユニット106A、106B 方向1001Aに沿って配列されている。よって 筐体101の前方向1001Bの厚みを増加させずに、 送風部105からの空気が加熱部106を通過する面 積を広くすることができ、ノズル部103から吹 き出される温風の温度を高くできる。また、 使用者に向かう前方向1001Bで空気が通過する 熱部106の面積が広くないので、送風部105か 送られた空気が均等に加熱部106に供給され 。したがって、送風部105と加熱部106間に設 られて、かつ送風部105からの空気を均等に 熱部106に送るための整流部分を小さくでき および、加熱部106からの空気を均等にノズ 部103に送るための整流部分も小さくするこ ができる。

 距離保持部108Aと、108Bと仮保持部109A、109B により、加熱ユニット106A、106Bが互いに接触 ることなく所定の距離だけ離れた状態で、 持部110に加熱ユニット106A、106Bを容易に収 することができる。さらに、加熱ユニット10 6A、106Bの端子117A、117Bが一方向に延びている で、端子117A、117Bにそれぞれ接続されてい リード線116A、116Bが同じ方向から引き出され ており、製造工程において、仮保持部109A、10 9Bに保持された加熱ユニット106A、106Bを容易 管理することができる。

 また、保持部110にノズル部103が設けられ いるので、加熱ユニット106A、106Bを保持し 部品点数の少ない保持部110が得られる。ま 、送風部105からノズル部103までの勘合部分 少なくすることができ。空気漏れを低減す ことができる。

 加熱ユニット106A、106Bの動作を個別に制 する制御部111により、ノズル部103から高温 、低温風、送風を吹き出すことができる。

 仮保持部109Aには貫通孔109C、109Dが形成さ ており、加熱ユニット106A、106Bは貫通孔109C 109Dにそれぞれ挿入されることで仮保持部109 Aに保持されている。実施の形態1による手乾 装置1001の加熱部106は加熱ユニット106A、106B うちの一方を有していなくてもよい。加熱 106が加熱ユニット106Aを有しておらずに加熱 ユニット106Bを有する場合には、貫通孔109Cが がれて貫通孔109Cでの空気漏れを防ぐ。加熱 部106が加熱ユニット106Bを有しておらずに加 ユニット106Aを有する場合には、貫通孔109Dが 塞がれて貫通孔109Cでの空気漏れを防ぐ。こ により、加熱ユニット106A、106Bのうちの一方 のみを有する安価な手乾燥装置1001が得られ 。

 制御部111は加熱ユニット106A、106Bの加熱 を同じになるように加熱ユニット106A、106Bを 制御してもよい。

 また、制御部111は、加熱ユニット106A、106 Bの加熱量が互いに異なるように、例えば加 ユニット106Aの加熱量が加熱ユニット106Bのか 熱量より大きくなるように、加熱ユニット106 A、106Bを制御してもよい。

 制御部111は、送風部105から送られる空気 加熱部106で加熱する際に、加熱ユニット106A 、106Bの双方を動作させることと、加熱ユニ ト106Bを動作させて加熱ユニット106Aを動作さ せないことと、加熱ユニット106Aを動作させ 加熱ユニット106Bを動作させないことと、加 ユニット106A、106Bのいずれも動作させない とを選択的に行うよう制御する。これによ 制御部111はノズル部103から吹き出される空 の温度を、高温、中温、低温、室温とより めこまかく制御することができる。

 (実施の形態2)
 図3は本発明の実施の形態2における手乾燥 置1002の側断面図である。図3において、図1 示す実施の形態1における手乾燥装置1001と同 じ部分には同じ参照番号を付し、その説明を 省略する。実施の形態2における手乾燥装置10 02は、図1に示す手乾燥装置1001に、吸気口104 吸い込まれる空気の温度を検知する吸気温 検知部112をさらに備える。制御部111は、加 ユニット106Aの加熱量が加熱ユニット106Bのか 熱量より大きくなるように、加熱ユニット106 A、106Bを制御する。

 吸気温度検知部112は吸気口104に吸い込ま る空気の温度を検知し、制御部111は検知さ た温度に基づいて加熱ユニット106A、106Bの 熱量を制御する。例えば、吸気温度検知部11 2が検知した温度が第1の閾値より低い低温で る場合、制御部111は、加熱ユニット106A、106 Bの双方を動作させる。吸気温度検知部112が 知した温度が、第1の閾値より高くかつ第1の 閾値より高い第2の閾値より低い中低温であ 場合、制御部111は加熱ユニット106Aを動作さ て加熱ユニット106Bを動作させない。吸気温 度検知部112が検知した温度が、第2の閾値よ 高くかつ第2の閾値より高い第3の閾値より低 い中高温である場合、制御部111は加熱ユニッ ト106Bを動作させて加熱ユニット106Aを動作さ ない。吸気温度検知部112が検知した温度が 第3の閾値より高い高温である場合、制御部 111は加熱ユニット106A、106Bのいずれも動作さ ない。

 実施の形態2の手乾燥装置1002では、使用 が加熱部106の加熱量を設定することなく、 気口104に吸い込まれる空気の温度により制 部111が自動的に加熱部106の加熱量を設定し ノズル部103から吹き出される空気の温度を 整することができる。

 (実施の形態3)
 図4は本発明の実施の形態3における手乾燥 置1003の側断面図である。図4において、図1 示す実施の形態1における手乾燥装置1001と同 じ部分には同じ参照番号を付し、その説明を 省略する。実施の形態3における手乾燥装置10 03は、図1に示す手乾燥装置1001に、ノズル部10 3から吹き出される空気の温度を検知する吹 温度検知部114をさらに備える。制御部111は 加熱ユニット106Aの加熱量が加熱ユニット106B のか熱量より大きくなるように、加熱ユニッ ト106A、106Bを制御する。

 吹出温度検知部114はノズル部103から吹き される空気の温度を検知し、制御部111は検 された温度に基づいて加熱ユニット106A、106 Bの加熱量を制御する。例えば、吹出温度検 部114が検知した温度が第1の閾値より低い低 である場合、制御部111は、加熱ユニット106A 、106Bの双方を動作させる。吹出温度検知部11 4が検知した温度が、第1の閾値より高くかつ 1の閾値より高い第2の閾値より低い中低温 ある場合、制御部111は加熱ユニット106Aを動 させて加熱ユニット106Bを動作させない。吹 出温度検知部114が検知した温度が、第2の閾 より高くかつ第2の閾値より高い第3の閾値よ り低い中高温である場合、制御部111は加熱ユ ニット106Bを動作させて加熱ユニット106Aを動 させない。吹出温度検知部114が検知した温 が、第3の閾値より高い高温である場合、制 御部111は加熱ユニット106A、106Bのいずれも動 させない。

 実施の形態3の手乾燥装置1003では、使用 が加熱部106の加熱量を設定することなく、 ズル部103から吹き出される空気の温度によ 制御部111が自動的に加熱部106の加熱量を設 し、ノズル部103から吹き出される空気の温 を調整することができる。

 (実施の形態4)
 図5は実施の形態4における手乾燥装置2001の 断面図である。筐体201の内部には、送風部2 02と加熱部203とノズル部204とが収容されてい 。送風部202は、高速で空気を送出するファ モーターよりなる。加熱部203は、送風部202 ら送出されたる空気を加熱する。ノズル部2 03は筐体201の下部に設けられ、加熱部203で加 された空気である温風を下方に向けて吹き す。

 図6は手乾燥装置2001の斜視図である。図7 ノズル部204の斜視図である。ノズル部204は 体201の外部に露出する面204Aを有する。面204 A全体にわたって格子形状のリブ205が設けら ている。リブ205は面204Aの全体を覆い、面204A に接触していても接触していなくてもよい。 リブ205の格子形状の格子間の間隔は、使用者 の指が入らないように設定されており、これ により、面204Aに指が触れにくくしている。

 手乾燥装置2001の動作を説明する。使用者 が濡れた手を乾燥させるためにノズル部204の 下方に手を差し出す。手がノズル部204の下方 に位置することを検知部が検知すると、制御 部211は送風部202を駆動して、高速で空気を送 出して、加熱部203に通電し、温風がノズル部 204から手に向かって吹き出される。

 ノズル部204はその内部に高温の空気が流 るので高温となり、面204Aの温度がかなり高 くなる。面204Aには格子形状のリブ205が設け れているので、使用者の指が面204Aに触れる とがなく、手を乾燥する際に高温で不快に じることがなくなる。

 リブ205の高さをデザインと加工しやすさ 考慮して可能な限り高くすることによって 面204Aの表面積を増加させることができる。 これにより、面204Aから輻射される熱が増し 面204Aの温度が低下し、使用者がより安心し 手乾燥装置2001を使用できる。

 リブ205を有するノズル部204は筐体201の下 から下方へ向けて温風を吹き出すので、面2 04Aは使用者から見えにくい箇所に位置する。 リブ205によりデザインを損なうことがなく、 一方、使用者の指が高温の面204Aに触れるこ がなくなる。

 ノズル部204は樹脂で形成される。樹脂は 属より自在の形状に成形できるので、図7に 示すような複雑な形状にノズル部204を容易に 成形することができる。

 図8は加熱部203とノズル部204の斜視図であ る。加熱部203はノズル部204の内部に配置され 、加熱ユニット203A、203Bよりなる。加熱ユニ ト203A、203Bは送風部202からノズル部204に送 れる空気が流れる方向2001Aに沿って配列され る。使用者は通常、手乾燥装置2001から前方 2001Bに位置し、方向2001Aは前方向2001Bに直角 ある。加熱ユニット203A、203Bは正温度係数(PT C)ヒーターである。

 加熱部203は、送風部202からノズル部204ま の空気が流れる流路のうちノズル部204の内 に配置されている。この配置により、この 路における熱ロスを少なくすることができ 加熱部203の加熱効率を向上させることがで る。ノズル部204は加熱部203を収容している で、ノズル部204で伝導される熱が増加し、 部に露出する面204Aの温度が高くなる。手乾 燥装置2001では、リブ205により面204Aに使用者 指が触れることを防止できる。

 制御部211は加熱ユニット203A、203Bの動作 制御し、加熱ユニット203A、203Bの双方を動作 させないことと、加熱ユニット203Aを動作さ て加熱ユニット203Bを動作させないことと、 熱ユニット203Bを動作させて加熱ユニット203 Aを動作させないことと、加熱ユニット203A、2 03Bの双方を動作させることとを選択的に行う ことができる。加熱ユニット203A、203Bの双方 動作させると、ノズル部204内の温度が大き 上昇して面204Aの温度が高くなる。しかし、 リブ205によって使用者が安心して手乾燥装置 2001を使用することできる。加熱ユニット203A 203Bが同一であれば、加熱量を容易に変更で きて、部品管理の手間を少なくすることがで きる。

 加熱ユニット203A、203BにPTCヒーターを用 ることにより、制御部211は、空気の量に対 して加熱ユニット203A、203Bの発熱量を迅速に 変えることができる。手乾燥装置2001は短時 で間欠運転するが、効率的に空気を加熱す ことができ、ノズル部204の温度上昇が抑え れ、使用者がより安心して使用できる。

 本発明による手乾燥装置は、レストラン ホテルなどの洗面所やトイレに設置され、 た病院の手術室や調理場においても適用で る。