Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
HAND DRYER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/041007
Kind Code:
A1
Abstract:
A hand dryer includes a body case (1) having a rear case (1A) and a front case (1B). In the body case (1) are arranged a nozzle (2), a fan motor (3), a heating section (4), and an air inlet opening (5) for air to be sent to the fan motor (3). The fan motor (3) is supported with its inlet opening (3A) faced to a fan motor support case (6) fixed to the rear case (1A). Further, the fan motor (3) is surrounded by a fan motor front case (7) and the fan motor support case (6). An air inlet path for interconnecting the inlet opening (3A) and the air inlet opening (5) is formed between the rear case (1A) and the fan motor support case (6) to reduce noise.

Inventors:
YONETA MASASHI
SHIMA YASUAKI
MIZUNO SEIJI
MORIKAWA SHIGERU
OGAWA DAISUKE
TAMURA HIROSHI
SUZUKI MASATO
Application Number:
PCT/JP2008/002605
Publication Date:
April 02, 2009
Filing Date:
September 22, 2008
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
PANASONIC CORP (JP)
YONETA MASASHI
SHIMA YASUAKI
MIZUNO SEIJI
MORIKAWA SHIGERU
OGAWA DAISUKE
TAMURA HIROSHI
SUZUKI MASATO
International Classes:
A47K10/48
Foreign References:
JP3970762B22007-09-05
JP2002028100A2002-01-29
JP2001304758A2001-10-31
JPH11113795A1999-04-27
JPH06209879A1994-08-02
JP2007236735A2007-09-20
JP2000000180A2000-01-07
JP2007143584A2007-06-14
JP2001212026A2001-08-07
JP2001263297A2001-09-26
JP2007044345A2007-02-22
Attorney, Agent or Firm:
IWAHASHI, Fumio et al. (1006 Oaza Kadoma, Kadoma-sh, Osaka 01, JP)
Download PDF:
Claims:
リアケースとフロントケースからなる本体ケースに、濡れた手を乾燥させる空気を吹き出すノズルと、前記ノズルに空気を送出するファンモーターと、前記ファンモーターから送出される空気を加熱する加熱部と、前記ファンモーターへの空気の吸気口とを備えた手乾燥装置であって、前記ファンモーターは、前記リアケースに固定されたファンモーター支持ケースにその吸込口を対向させて支持されるとともに、ファンモーターフロントケースと前記ファンモーター支持ケースとで包囲され、前記リアケースと前記ファンモーター支持ケースとの間に前記ファンモーターの吸込口と前記本体ケースの前記吸気口とを連通する吸気風路を形成した手乾燥装置。
前記吸気口を、前記リアケースまたは前記ファンモーター支持ケースと一体に形成した請求項1に記載の手乾燥装置。
前記吸気口から前記ファンモーターの前記吸込口に至る前記吸気風路を、前記ファンモーター支持ケースの外周壁に沿う円弧状とした請求項1記載の手乾燥装置。
前記吸気風路の一部に、前記吸気風路外に開放した開口を設けた請求項1記載の手乾燥装置。
前記吸気口が、前記ノズルから空気を吹き出した空間から吸気する位置に設けられた請求項1記載の手乾燥装置。
前記吸気口が、前記本体ケースの下方に設けた水受け部の下方から吸気する位置に設けられた請求項1記載の手乾燥装置。
前記吸気口に、吸気流の流れと交差する方向に遮蔽板を設け、前記遮蔽板の端部側に流路を形成した請求項1記載の手乾燥装置。
本体ケースに、濡れた手を乾燥させる空気を吹き出すノズルと、前記ノズルに空気を送出するファンモーターと、前記ファンモーターから送出される空気を加熱する加熱部と、前記ファンモーターへの空気の吸気口とを備え、前記吸気口は前記ノズルが空気を吹き出した空間から吸気する位置に設けられるとともに、前記吸気口には、複数の板材を吸気流に沿う方向に配置した整流板が設けられた手乾燥装置。
前記整流板の板材を湾曲形状とした請求項8記載の手乾燥装置。
本体ケースに、濡れた手を乾燥させる空気を吹き出すノズルと、前記ノズルに空気を送出するファンモーターと、前記ファンモーターから送出される空気を加熱する加熱部と、前記ファンモーターへの空気の吸気口とを備え、前記吸気口は前記ノズルが空気を吹き出した空間から吸気する位置に設けられるとともに、前記吸気口には、吸気流の流れと交差する方向に遮蔽板を設け、前記遮蔽板の端部側に流路を形成した手乾燥装置。
前記遮蔽板を、前記吸気口側が凸形状となるように湾曲させた請求項10記載の手乾燥装置。
複数の前記遮蔽板を、互い違いに配設した請求項10記載の手乾燥装置。
本体ケースに、濡れた手を乾燥させる空気を吹き出すノズルと、前記ノズルに空気を送出するファンモーターと、前記ファンモーターから送出される空気を加熱する加熱部と、前記ファンモーターへの空気の吸気口とを備え、前記吸気口は前記ノズルが空気を吹き出した空間から吸気する位置に設けられるとともに、前記吸気口には、複数の板材を吸気流に沿う方向に配置した整流板と、吸気流の流れと交差する方向に設けられ、端部側に流路が形成された遮蔽板とが設けられた手乾燥装置。
Description:
手乾燥装置

 本発明は、洗面所やトイレなどで手を洗 た後、濡れた手を乾燥させる手乾燥装置に する。

 洗浄後の濡れた手を乾燥させる装置とし 、高速空気流により手に付着した水滴を吹 飛ばし乾燥させる手乾燥装置が知られてい (例えば、特許文献1参照)。

 以下、その手乾燥装置を図17を参照しな ら説明する。本体ケース101は、前面と天面 両側面とを覆うフロントケース102と、壁面 を覆うリアケース103とによって外装を形成 ている。本体ケース101の内部には、送風部10 4と、この送風部104と連通し送風空気を吹き す吹出しノズル105と、電装部品を制御する 御部106を設けている。送風部104は、送風空 を発生させるブロアモーター107と送風ケー 108とからなる。吹出しノズル105内の風路に 送風空気を温風にする発熱部109を設けてい 。本体ケース101の下面には、吹出しノズル10 5の吹出口105aと、送風空気を本体ケース101内 に取り込む吸込み口110と、この吸込み口110 ら吸い込まれる送風空気のほこりを除去す フィルター111が設けられている。

 このような従来の手乾燥装置では、吹出し ズル105の吹出口105aの下方に濡れた手を挿入 し、加熱部109によって加熱された、吹出口105 aから吹き出される空気により手を乾かす。 を乾かした後の空気は、本体ケース101の吸 み口110から吸い込まれ、本体ケース101内に けられたブロアモーター107の吸込口に高速 吸い込まれていく。しかし、この空気はフ ントケース102とリアケース103とに囲まれて 成される空間を流れていくので、通風騒音 ブロアモーター107からの騒音が外部に大き 漏れてくるという課題があった。そして、 部に漏れる騒音を減衰させるために、吸音 を広く貼付したりすると、製造コストが上 するという課題があった。

特許第3970762号公報

 本発明は、このような従来の課題を解決 るものであり、騒音の低い手乾燥装置を提 するものである。

 本発明の手乾燥装置は、リアケースとフ ントケースからなる本体ケースに、濡れた を乾燥させる空気を吹き出すノズルと、ノ ルに空気を送出するファンモーターと、フ ンモーターから送出される空気を加熱する 熱部と、ファンモーターへの空気の吸気口 を備えた手乾燥装置であって、ファンモー ーは、リアケースに固定されたファンモー ー支持ケースにその吸込口を対向させて支 されるとともに、ファンモーターフロント ースとファンモーター支持ケースとで包囲 れ、リアケースとファンモーター支持ケー との間にファンモーターの吸込口と本体ケ スの吸気口とを連通する吸気風路を形成し 構成を有する。

 この構成によれば、ファンモーターはフ ンモーターフロントケースとファンモータ 支持ケースとで包囲され、また、リアケー とファンモーター支持ケースとの間に形成 れた吸気風路が流れる空気の乱れを抑える で、騒音を低減させることができる。

 また、本発明の手乾燥装置は、濡れた手 乾燥させる空気を吹き出すノズルと、ノズ に空気を送出するファンモーターと、ファ モーターから送出される空気を加熱する加 部と、ファンモーターへの空気の吸気口と 備え、吸気口はノズルが空気を吹き出した 間から吸気する位置に設けられるとともに 吸気口には、複数の板材を吸気流に沿う方 に配置した整流板が設けられた構成を有す 。

 この構成によれば、吸気口に吸い込まれ 空気は整流板で整流されて吸気流量が増加 騒音を低減することができる。

図1は、本発明の実施の形態1の手乾燥 置を示す側面内部構成図である。 図2は、同手乾燥装置の主要部の分解斜 視図である。 図3は、同手乾燥装置の本体ケースの背 面内部構成図である。 図4は、同手乾燥装置の主要部の斜視図 である。 図5は、本発明の実施の形態2の手乾燥 置を示す側面内部構成図である。 図6は、本発明の実施の形態3の手乾燥 置の本体ケースの背面内部構成図である。 図7は、本発明の実施の形態4の手乾燥 置を示す側面内部構成図である。 図8は、同手乾燥装置の吸気口部を示す 模式図である。 図9は、同手乾燥装置の整流板を有して いない吸気口における吸気流の状態を示す模 式図である。 図10は、図8のA部詳細図である。 図11は、同吸気口に設けた整流板の構 を示す模式図である。 図12は、本発明の実施の形態5の手乾燥 装置の吸気口部を示す模式図である。 図13は、本発明の実施の形態6の手乾燥 装置の吸気口部を示す模式図である。 図14は、本発明の実施の形態7の手乾燥 装置の吸気口部を示す模式図である。 図15は、本発明の実施の形態8の手乾燥 装置の吸気口部を示す模式図である。 図16は、本発明の実施の形態9の手乾燥 装置の吸気口部を示す模式図である。 図17は、従来の手乾燥装置の側面構成 である。

符号の説明

 1  本体ケース
 1A  リアケース
 1B  フロントケース
 2  ノズル
 3  ファンモーター
 3A  吸込口
 4  加熱部
 5  吸気口
 5a  流路
 6  ファンモーター支持ケース
 7  ファンモーターフロントケース
 8  吸気風路
 9  外周壁
 10  開口
 11  水受け部
 12  遮蔽板
 16  手挿入空間
 17,17B  整流板
 17a,17b  板材
 18,18B  遮蔽板
 19  指
 20,20a,20b  水滴

 以下、本発明の実施の形態を図面を参照 ながら説明する。ただし、本発明は、以下 実施の形態によって限定されるものではな 。

 (実施の形態1)
 図1は、本発明の実施の形態1の手乾燥装置 内部構成を示す側面図である。図2は、同手 燥装置のファンモーターなどの主要部の分 斜視図である。図3は、同手乾燥装置の本体 ケースの背面から見た内部構成を示す図であ る。図4は、同手乾燥装置のファンモーター ロントケースなどの主要部の下方から見た 視図である。

 図1~4に示すように、リアケース1Aとフロ トケース1Bとを嵌合させて本体ケース1が形 される。本体ケース1内において、リアケー 1Aにファンモーター支持ケース6が固定され いる。ファンモーター支持ケース6にファン モーター3が、その吸込口3Aをリアケース1Aに 向させて支持されている。ファンモーター 持ケース6にファンモーターフロントケース 7を突き合わせてファンモーター3を包囲して る。

 本体ケース1の下面に、濡れた手を乾燥さ せる空気を吹き出すノズル2と、ファンモー ー3への空気の吸気口5とを備えている。吸気 口5がこの位置に設けられることにより、本 ケース1の後方から吸気するような構成と比 て、広い手挿入空間15から吸気してファン ーター3への吸気風量を十分に確保できる。

 ノズル2には、ファンモーター3から送出 れる空気を加熱する加熱部4が設けられてい 。ファンモーター3から送出された空気は、 加熱部4で加熱されてノズル2から吹き出す。 ズル2から吹き出す空気によって濡れた手か らの吹き飛ばされた水滴は、本体ケース1の 方に配置された水受け部11で受ける。

 リアケース1Aとファンモーター支持ケー 6との間に独立した空間によって、ファンモ ターの吸込口3Aから本体ケース1の下面に設 た吸気口5に連通する吸気風路8を形成して る。

 ここで吸気口5は、ファンモーター支持ケ ース6の下端部に一体成型し、本体ケース1か 下方に臨むように設けられている。そして 図3に示すように、吸気風路8をファンモー ー支持ケース6の外周壁9に沿い円弧状とし、 吸気流がファンモーター3の回転する方向と じ方向に流れるように形成している。すな ち、吸気風路8は、ファンモーター支持ケー 6内を極力長く、かつ滑らかな流路となるよ うに形成されている。

 また、図4に示すように、吸気風路を形成 するファンモーター支持ケース6の外周壁9の 部に吸気風路外に開放した開口10を設けて る。本実施の形態では、開口10は下方に向け て設けてある。

 次に上記構成の手乾燥装置の運転につい 説明する。使用者が濡れた手を乾燥するた にノズル2の下方の手挿入空間15(図1)に差し すと、図示しない検知部が手を検知する。 知部が手を検知すると、ファンモーター3と 加熱部4に通電し、温風がノズル2から高速で 出される。このとき、ファンモーター3への 吸気流は、ノズル2から空気を吹き出す空間 ある本体ケース1の下方の手挿入空間15に臨 で設けられた吸気口5から吸気される。した って、ノズル2から吹出す温風を吸気してノ ズル2から吹出すという循環流が形成される そのため、手を乾燥させるための温風の温 立ち上がり特性が向上する。

 吸気口5からの吸気流は、リアケース1Aと ァンモーター支持ケース6との間に形成され る円弧状の吸気風路8を流れ、ファンモータ 3の吸込口3Aに吸気されていく。吸気風路8は 弧状で長い流路長となるように形成されて るので、吸気流に水滴が混じっても、流れ いく過程で吸気風路8の外周壁9等に付着し ファンモーター3の吸込口3Aには水滴が至ら い。これとともに、内部において独立した 風路となっているので、本体ケース1内に設 たプリント基板などの電装部品10に吸気流 混じったほこりが触れることがなくなり品 が向上する。また、吸気風路8は長い流路長 なっていても、円弧状で、かつ、ファンモ ター3の回転方向と同じ方向に流れるように 形成されている。したがって、吸気風路8内 の空気の乱れを最小限に抑えることができ 騒音を低減させ、また送風性能を向上させ ことができる。

 さらに、吸気風路8内を高速で流れる吸気 流の風速を、吸気風路8外に開放した開口10に よって若干低下させている。したがって、吸 気流に水滴が混ざったり、いたずらで故意に 水を注水した場合でも、吸気風路8内の流速 重力とのバランスで、水滴がファンモータ 3の吸込口3Aから吸い込まれる前に落下させ 。

 このように本実施の形態の手乾燥装置に れば、ファンモーター3への吸気風路8をリ ケース1Aとファンモーター支持ケース6との に形成し、ファンモーター3をファンモータ 支持ケース6とファンモーターフロントケー ス7とで包囲している。このことにより、フ ンモーター3の騒音および通風音の室内への 播を抑えることができる。

 また、本実施の形態の手乾燥装置によれ 、吸気風路8を円弧状で長く形成し、その一 部に流路外に開放した開口10を設けている。 とにより、吸気流はスムーズに流れ、送風 能を向上させて騒音を低減させるとことが きる。これとともに、吸気流中に混じる水 やほこりの侵入を阻止して品質を向上させ ことができる。

 また、本実施の形態の手乾燥装置によれ 、吸気風路の一部に吸気風路外に開放した 口を設けてある。これにより、吸気風路8内 を高速で流れる吸気流の風速を、吸気風路8 に開放した開口によって若干低下させ、吸 流に水滴がまざっても、水滴をファンモー ーの吸込口から吸い込まれる前に落下させ 。

 また、本実施の形態の手乾燥装置によれ 、ノズル2が温風を吹出す空間からの吸気す る位置に吸気口5を設けてある。このことに り、手の乾燥効率温風の温度立ち上がり特 を向上させることができる。

 さらに、本実施の形態の手乾燥装置によ ば、吸気口5をファンモーター支持ケース6 一体に形成している。このことにより、吸 口を個別に設けることがなく、部品点数と み立て工数を削減でき、製造コストの上昇 抑えることができる。

 以上のように、低騒音の手乾燥装置を低 音化のための専用の材料・部品を使用しな で製造コストの上昇を招くことなく、提供 ることができる。さらには、品質の向上ま は温度特性の向上による手乾燥効率を確保 たうえで低騒音化できる。

 なお、本実施の形態では、吸気口5をファ ンモーター支持ケース6に一体に形成してい が、リアケース1Aに一体に形成してもよい。

 (実施の形態2)
 以下に図5を用いて本発明の実施の形態2を 明する。図5は、本発明の実施の形態2の手乾 燥装置の内部構成を示す側面図である。本実 施の形態と実施の形態1と異なる点は、吸気 5Aが、本体ケース1の下方に設けた水受け部11 の下方から吸気する位置に設けられた点であ る。なお、図5において、実施の形態1を示す 1~4と同じ構成要素については同じ符号を付 、その説明を省略する。

 本実施の形態では、本体ケース1の下方に 設けられた水受け部11の後方下部に吸気口5A 設けている。

 上記構成により、吸気口5Aから乾燥した 気が吸気されるので、本体ケース1内では水 の混ざった空気が流れることがなくなる。 れとともに、プリント基板などの電装部品1 0にも水滴がつかない。また、水受け部11の下 部という人の耳の位置から遠い場所に吸気口 5Aがあるため、吸気風路8が長くなることとあ わせて騒音を抑えることができる。

 このように本実施の形態によれば、吸気 が、本体ケースの下方に設けた水受け部の 方から吸気する位置に設けられたものであ 。そのため、吸気口5Aから乾燥した空気が 気されるので、本体ケース1内では水滴の混 った空気が流れることがなくなる。したが て、品質を確保したうえで、騒音を低下さ ることができる。

 (実施の形態3)
 以下に図6を用いて本発明の実施の形態3を 明する。図6は、本発明の実施の形態3の手乾 燥装置の本体ケースの背面からみた内部構成 図である。本実施の形態と実施の形態1、2と なる点は、吸気口5に吸気流の流れと直交す る遮蔽板12を設け、遮蔽板12の端部側に流路 形成した点である。なお、図6において、実 の形態1、2を示す図1~5と同じ構成要素につ ては同じ符号を付し、その説明を省略する

 本実施の形態では、吸気口5に吸気流の流 れと直交する遮蔽板12を設け、遮蔽板12の端 側に流路を形成している。

 この構成により、本体ケース1内から吸気 口5を通って室内へ伝播する騒音を、遮蔽板12 によって減衰させることができる。また、吸 気流に水滴が混ざっている場合には、水滴を 遮蔽板12に付着させて本体ケース1内への侵入 を阻止することができる。

 さらに、本実施の形態では、吸気流と同 方向に並行に短い間隔でスリット13を設け いる。このことにより、空気の流れを整流 スムーズにするだけでなく、人が指を入れ などの危険を防ぐことができる。

 また、本実施の形態によれば、吸気口5に 吸気流の流れと直交する方向に遮蔽板12を設 、遮蔽板12の端部側に流路を形成したもの ある。そのため、本体ケース1内から吸気口5 を通って室内へ伝播する騒音を、遮蔽板12に って減衰させることができる。また、吸気 に水滴が混ざっている場合には、水滴が遮 板12に付着するので本体ケース1内への侵入 阻止することができる。

 このように本実施の形態によれば、品質 確保したうえで、騒音をさらに低下させる とができる。また、水滴の本体ケース1内へ の侵入阻止機能を高めて品質を向上させるこ とができる。

 以上の各実施の形態では、ファンモータ 3をファンモーター支持ケース6およびファ モーターフロントケース7で囲うことにより ファンモーター3の騒音を低減することを中 心に説明してきた。しかし、以下の実施の形 態では、吸気口5の構造を工夫することによ 、ファンモーター3の騒音の低減を図るもの ある。以下の実施の形態においても、図1~ 6と同じ構成については同じ符号を用い、説 は省略する。

 (実施の形態4)
 図7は、本発明の実施の形態4の手乾燥装置 示す側面からみた内部構成図である。図8は 同手乾燥装置の吸気口部を示す模式図であ 。図9は、同手乾燥装置の整流板を有してい ない吸気口における吸気流の状態を示す模式 図である。図10は、図8のA部詳細図である。 11は、同吸気口に設けた整流板の構成を示す 模式図である。

 図7に示すように、本実施の形態の手乾燥 装置は、実施の形態1~3とほぼ同様の構成であ り、同じ構成には同じ番号を付し、説明は省 略する。

 本実施の形態では、図7、図8に示すよう 、吸気口5には、複数の板材17aを吸気流に沿 方向に平行に並べてなる整流板17が設けら ている。

 上記構成の手乾燥装置において、使用者 濡れた手を乾燥するために手を手挿入空間1 5に挿入すると、図示しない検知部が手を検 して、ファンモーター3が駆動され高速の空 流を送出する。これとともに、加熱部4が通 電され空気流を加熱して温風をノズル2から に向かって吹き出す。

 この運転によって、吸気流が吸気口5に吸 込まれていく。このとき、図9に示すように 整流板17を有さず、吸気口91が単に開口して る場合では、実線の矢印で示すように、吸 流が急縮小し吸込まれていく。急縮小して 込まれた吸気流は、図9の点線の矢印で示す ように、吸気口91を通過するときに流れが乱 て渦が発生して損失や騒音を発生する。本 施の形態では、吸気口5の整流板17で整流さ て吸気流量の増加および騒音の低減が図れ 。

 また、図8のA部詳細である図10に示すよう に、ノズル2から吹き出される空気によって れた手から水滴20が吹き飛ばされて飛散する 。この飛散によって吸気流に含まれる水滴20 、整流板17を通過するときに板材17aの面に 滴20aのように付着し、本体ケース1内部へ侵 することが阻止される。付着した水滴20aは ファンモーター2が停止し通風がなくなると 、水滴20bのように自重で下方へ落下し、板材 17aに付着した水滴20aが、次の運転で内部に吹 き込まれることはない。

 また、本実施の携帯では、図11に示すよ に、板材17aを増やすことによって、板材17a 間隔を人の指が入らない程度の大きさとす ことができる。これにより、使用者が故意 指19を突っ込み内部の可動部や電装部に触れ るという危険性がなくなる。

 以上のように、本実施の形態によれば、 気口には複数の板材17aを吸気流に沿う方向 配置した整流板17が設けられている。これ より、吸気口5から流入する空気を整流して 騒音の低減が図れ、送風性能を向上させる とができる。これとともに、ノズル2から吹 き出される空気によって濡れた手から吹き飛 ばされ飛散する水滴20は、吸気流とともに吸 口5から流入する際に整流板17に触れて付着 、内部への侵入が阻止される。すなわち、 気風量の増加による送風性能の向上で手の 燥性能を十分に確保できるとともに、低騒 で品質及び安全性を向上させることができ 。

 また、本実施の形態によれば、整流板17 板材17aの配置間隔を使用者の指が内部に入 ない程度の寸法としたものである。したが て、吸気口5の大きさは所定の面積を確保し も、送風性能を確保するとともに、使用者 指の内部進入防止および異物の侵入防止を ることができる。

 なお、本実施の形態では、実施の形態1~4 同様に、ファンモーター3をファンモーター 支持ケース6およびファンモーターフロント ース7で囲った構成について説明した。しか 、このような構成を備えていなくても、本 施の形態のように、吸気口5に整流板17を設 ることにより、吸気流の流量の増加および 音の低減を図ることができる。

 (実施の形態5)
 図12は、本発明の実施の形態5の手乾燥装置 吸気口部を示す模式図である。本実施の形 が実施の形態4と異なる点は、図12に示すよ に、整流版17Bの板材17bを波形状に湾曲した 状とした点である。

 板材17bの形状を湾曲させることにより板 17bの表面積が大きくなり、吸気流が整流板1 7Bを通過するときに、吸気流に含まれる水滴 板材17bへの付着量が増加する。

 以上のように本実施の形態は、整流板17B 板材17bを湾曲した形状としたものである。 れにより、板材17bの表面積が大きくなり、 滴の本体ケース1内部への侵入阻止効果がよ り大きくなる。

 (実施の形態6)
 図13は、本発明の実施の形態6の手乾燥装置 吸気口部を示す模式図である。本実施の形 が実施の形態4、5と異なる点は、図13に示す ように、吸気口5に、吸気流が流入して流れ いく方向と直行する方向に遮蔽板18を設け、 遮蔽板18の端部側に流路5aを設けた点である

 上記構成により、吸気口5に流入する吸気 流は、図13の実線の矢印で示すように遮蔽板1 8に衝突したのち、端部側の流路5aに流れて内 部に流入していく。吸気流に含まれる水滴20 、図13の点線の矢印で示すように進み、水 20aとして遮蔽板18に付着する。水滴20aの遮蔽 板18への付着は、遮蔽板18が吸気流に対して 交する方向に配設されているので効果的で る。したがって、水滴20の内部への侵入阻止 を効率よく行うことが出来る。遮蔽板18に付 した水滴20aは、ファンモーター3の通風が停 止すると水滴20bのように自重で下方に落下し 、次の運転による通風で内部に進入すること はない。

 なお、本実施の形態では遮蔽板18を2枚配 したものを示したが、もっと多くしてもよ 、または一枚でもよく、吸気風量と水滴の 着効果との関係等を考慮して決めればよい

 以上説明したように本実施の形態によれ 、吸気口5には吸気流の流れに直交する方向 に遮蔽板18を設け、遮蔽板18の端部側に流路5a を形成したものである。これによれば、手を 乾燥させる空間に飛散して吸気口5に流入す 吸気流に含まれる水滴20は、遮蔽板18に衝突 て付着する。付着した水滴20aは乾燥した空 が流入する際に乾燥され、付着した状態が 続することがなく、本体ケース1内部への進 入をより効率よく阻止できる。

 (実施の形態7)
 図14は、本発明の実施の形態7の手乾燥装置 吸気口部を示す模式図である。本実施の形 が実施の形態4、5、6と異なる点は、図14に すように、遮蔽板18Bを吸気口5側が下に凸形 になるように湾曲させた点である。

 上記構成により、遮蔽板18Bは湾曲して表 積が大きくなり、吸気流に含まれる水滴20a 付着量が増加する。また、吸気流が湾曲し 面に沿って滑らかに流れるため、水滴の本 ケース1内への侵入阻止を効率よく達成でき るとともに、送風性能を向上させることがで きる。

 以上のように、本実施の形態によれば、 蔽板18Bを吸気口5側が凸形状となるように湾 曲させたとしたものである。したがって、吸 気口5に流入する吸気流は、湾曲した遮蔽板18 Bによって流れが滑らかになるともに、表面 が大きくなり、吸気流に含まれる水滴の付 量がより増加する。

 (実施の形態8)
 図15は、本発明の実施の形態8の手乾燥装置 吸気口部を示す模式図である。本実施の形 が実施の形態4~7と異なる点は、図15に示す うに、複数の遮蔽板18を互い違いに配置して 千鳥状に設けた点である。

 上記構成により、千鳥状に配置した遮蔽 18が吸気口5における吸気流流入方向の投影 全域を遮蔽するようになり、吸気流は実践 示すように、遮蔽板18間を曲折しながら流 ていく。吸気流が流れていくとき、含有す 水滴20が遮蔽板18に水滴18aのように付着して 部へは侵入しない。遮蔽板18に付着した水 20aは水滴20bのように自重で落下する。落下 ない水滴は、吸気流の風が継続される過程 蒸発して消失する。したがって、いずれの 滴20a、20bも次の手の乾燥運転時の吸気流に って本体ケース1内へ侵入することはない。

 以上のように本実施の形態によれば、複 の遮蔽板18を互い違いに配設したものであ 。これによれば、吸気流は遮蔽板18間を曲折 しながら流れ、水滴20の付着量はいっそう増 し、水滴20の本体ケース1内への進入をより 果的に阻止できる。

 (実施の形態9)
 図16は、本発明の実施の形態9の手乾燥装置 吸気口部を示す模式図である。本実施の形 が実施の形態4~8と異なる点は、図16に示す うに、吸気口5の入口側に複数の板材17aを吸 流に沿う方向に配置した整流板17を設けて る。さらに、その下流側に、吸気流の流れ 直交する方向に遮蔽板18が設けている。遮蔽 板18の端部側に流路5aを形成している。さら 、複数の遮蔽板18を互い違いに配置して千鳥 状に設けてある点である。

 上記構成により、吸気口5に流入する吸気 流は、実施の形態4で説明したように、まず 流板17によって整流され、吸気流量の増加お よび騒音の低減と水滴の内部への侵入阻止が なされる。次に、実施の形態6で説明したよ に、下流の遮蔽板18によってさらに水滴の内 部への侵入が阻止される。

 本発明は、騒音の低減が図れ、乾燥性能 十分に確保すると共に、水滴の侵入が確実 阻止される。したがって、レストランやホ ルなどの洗面所やトイレ、また病院や手術 や調理場など、特にしっかりと洗浄し水が 量に付いた手を、使用頻度高く乾燥するよ な場所で使用される乾燥装置としてより有 である。