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Patent Searching and Data


Title:
HANDLE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/025280
Kind Code:
A2
Abstract:
A handle for forming a simplified package that can be used as a handbag or a shoulder bag by using conventional furoshiki (wrapping cloth) without modifying it. The handle for a simplified package using furoshiki comprises a polygonal (including circular) grasping unit (A11) and two pairs of D-shaped first ring (21) and second ring (22), each pair being fixed to each of the opposite ends of the grasping unit (A11), wherein the D-shaped rings are pivotally supported on the end of the grasping unit (A11) so that their linear sides can be rotated concurrently. When furoshiki is to be used as a bag, two opposing sides of rectangular furoshiki are overlapped to fold it into two, the opposite corners are passed through the D-shaped first ring (21) and second ring (22) concurrently from the inside toward the outside while the corners are kept overlapped, then they are folded back with the outside D-shaped second ring (22) kept inside, and they are passed through the inside D-shaped first ring (21) to be tightly held between the two rings and fixed. Accordingly, a simplified package is provided that can be used as a handbag or a shoulder bag.

Inventors:
NARAHARA YUKIE (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/064788
Publication Date:
February 26, 2009
Filing Date:
August 20, 2008
Export Citation:
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Assignee:
UOAK CO LTD (JP)
International Classes:
A45C13/22; A45C7/00; A45C13/26
Foreign References:
JPS5018678U1975-03-01
JPS517306U1976-01-20
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Claims:
  風呂敷等四辺形のシートを用いた簡易包装体の取っ手であって、円形を含む多角形の把持部と、該把持部の両端に各々2個ずつのD型リングを有し、該D型リングは、その直線状の辺が該把持部の端に2個互いに隣接して一括で軸支されていることを特徴とする取っ手。
Description:
取っ手

 風呂敷等四辺形のシートを用いた簡易包 体に使用する取っ手に関するものである。

 従来におけるこの種の取っ手は、風呂敷 対向する二辺の縁に袋状のポケットを形成 、その中に手紐を引き出し可能に設け、被 装体を風呂敷の上に載せた後手紐を引き出 、風呂敷の縁を絞ると同時に手提げバンド 形成する構造としたもの(例えば、非特許文 献1参照)、あるいは風呂敷の四辺の縁部全体 袋状にし、全周に手紐を通し、4隅のコーナ ー部に開口部を設けた構造とし、従来どおり 風呂敷として使用するときは、対角線上に対 向する隅部をそれぞれ結び、被梱包体を包み 込んで使用し、簡易手提げ袋として使用する ときは、該風呂敷に内包された手紐を引き出 し、被梱包体を包み込むと同時に、引き出し た紐を取っ手あるいはショルダーバンドとし て使用する構造としたもの(例えば、特許文 2参照)、また、風呂敷の対角線上に対向する 2箇所に取っ手用プレートを縫着し、被梱包 を風呂敷の上に置き、まず、取っ手のつい いない対角線上に対向する隅部を括った後 取っ手のついている隅部どうしを合わせ、 っ手用プレートを嵌着する構造としたもの( えば、特許文献3参照)がある。

  いずれのケースに於いても風呂敷にあら じめ加工を施し、風呂敷本体に手提げやシ ルダーバッグとしての機能を持たせた構造 なっており、一般的に市販されている従来 風呂敷をそのまま活用することが困難であ た。
実開平5-86858

特開2002-114262

特開2005-132411

   本発明の目的は、上述の従来技術の問 題に鑑み、風呂敷や四辺形のシートを加工す ることなくそのまま用いてハンドバック、シ ョルダーバックとして使用可能な簡易包装体 を形成するための取っ手を提供すること。ま た、その日の服装に合わせて風呂敷や四辺形 のシートのデザインを選び、おしゃれをコー ディネートできる機能を有する簡易包装体の 取っ手を提供すること、また、現在、環境問 題、世界的な重油逼迫の問題から、ポリ袋の 削減の政令化、義務化がなされようとしてい る中、ポリ袋の代替手段としての風呂敷の活 用が重要であり、この手段として、風呂敷を 便利良くおしゃれに使える道具として提供し 、積極的に使いたくなる環境を提供すること 、更に、風呂敷や四辺形のシートのサイズや 厚みに対し、幅広い適用範囲を有し、且つ多 彩なデザインのバッグを形成しうる簡易包装 体としての取っ手を提供することである。

  前記目的を達成するために請求項1に係 取っ手は、風呂敷等四辺形のシートを用い 手提げバッグ、ショルダーバッグとして使 可能な簡易包装体の取っ手であって、円形 含む多角形の把持部と、該把持部の両端に 々2個ずつのD型リングを有し、該D型リング 、該把持部の端にその直線状の一辺を2個互 いに隣接して一括で回動可能に軸支された構 造としている。風呂敷を手提げバッグ、ショ ルダーバッグとして使用するときは、四辺形 の風呂敷の対向する二辺を重ね合わせるよう に二つ折りにし、対向する隅部を重ねた状態 で二枚重ねのまま該取っ手のD型リング部に 定する。該D型リングへの固定は、二枚重ね した風呂敷の隅部を2個のD型リングを一括 内側から外側に向けて通し、外側のD型リン を巻き込む形で折り返し、内側のD型リング をくぐらせて、2枚のリングで挟み込み固定 る。

  前記の通り、該取っ手を一個携帯して けば、どのような四辺形のシートでも必要 時に取っ手付の簡易包装体として活用でき 特に風呂敷の活用の幅が大幅に広がる効果 ある。

また、風呂敷に特別の加工を加えなくても 良く、一般家庭で既に持っている風呂敷、一 般に市販されている風呂敷、あるいは布を四 辺形に切ってそのまま活用できるため、前記 風呂敷の活用の幅が広がる効果のほかに、服 装に合わせたデザインの風呂敷や布を用いて 、おしゃれなハンドバッグ、ショルダーバッ グとしておしゃれをコーディネートできる効 果もある。

現在、環境問題、重油資源逼迫問題からポ リ袋の削減が政令化、義務化されようとして いる中、前述の通り風呂敷を簡単に活用でき 、且つおしゃれをコーディネートできること により、人々に風呂敷を使いたいという気持 ちを誘発し、結果として、義務としてではな く能動的なポリ袋削減環境を整える効果が期 待される。

  前記の通り、D型リングを有する構造と ることにより、構造がシンプルで且つ風呂 や四辺形の布を通す面積が大きく確保でき ため、より厚手の布を用いることが可能に る他、おしゃれグッズとしてのデザインの リエーションが増える効果がある。

把持部が丸形でD型リング付き取っ手の 正面図 図1の平面図 図1の底面図 図2のA-A断面図 図1の側面図 図1の使用説明図 把持部がバンド形でD型リング付取っ手 の正面図 図7の平面図 図7の底面図 図8のB-B断面図 図7の側面図 取っ手を用いた簡易包装体の使用状態 図

符号の説明

11 把持部A
14 縫着部A
15 芯材
16 風呂敷
17 風呂敷折り返し部
18 風呂敷隅部
21 第1リング
22 第2リング
23 風呂敷隅部通し方向
24 把持部B
25 縫着部B
26 バンド部

把持部A11は革製又は樹脂製で、表面に無地も しくは絵柄等デザインを施したシートで芯材 15を巻き込み、合わせ縫い、または接着して る。把持部A11の両端各々に2個ずつのD型第 リング21、第2リング22を固定している。固定 方法としては、把持部A11の該革製あるいは樹 脂製シートの端部を第1リング21,第2リング22 直線状の一辺に2個一括で巻き込み回動可能 軸支し、折り返し部を縫着部A14で縫着又は 着している。把持部A11は、把持あるいはシ ルダーに適した形であれば芯材15の形状を ぶことにより、円形、四角形、多角形、バ ド形等どのような形状でもよく、又、芯材15 を有しない型枠成型した構造でも良い。
(図1、図2、図3、図4、図5)。

   第1リング21、第2リング22に風呂敷の対 向する2辺を重ね合わせるように二つ折りに 、重ねた隅部を図中の風呂敷隅部通し方向23 の如く第1リング21、第2リング22を内側から外 側に向けて通した後外側の第2リング22を介し て折り返し、第1リング21を外側から内側に通 すことにより、第1リング21,第2リング22間で み込み、風呂敷隅部を金具に結び付けるこ なく固定することができる構造にしている( 6)。

   前記の通り取っ手把持部は、把持ある いはショルダーに適した形であれば円形、四 角形、多角形、バンドタイプ等どのような形 状でもよく、また、材質は革製、樹脂製、布 製いずれでも良い。把持部B24は、バンド形の 取っ手の実施形態を示している。把持部B24の 両端には各々2個ずつの第1リング21、第2リン 22が回動可能に固定されている。第1リング2 1,第2リング22の把持部B24への固定は、第1リン グ21,第2リング22の直線状の一辺を2個一括で 持部B24のバンド端部で巻き込み回動可能に 支し、折り返し部を縫着部B25で縫着又は接 している(図7、図8、図9、図10、図11)。

  図12は、該取っ手に風呂敷16を取り付け 簡易包装体の使用状態図である。把持部A11 両端の第一リング21,第二リング22に風呂敷16 の対向する隅部を二枚重ねにしたものを一括 で通し、外側の第2リング22を介して風呂敷折 り返し部17で折り返し、第1リング21を外側か 内側に通すことにより、第1リング21と第2リ ング22間で挟み込み固定している。折り返し の風呂敷隅部18はリボン状になり、取っ手 きハンドバッグ、ショルダーバッグの装飾 役割を果たしている(図12)。

 厚さ1.5mmの革素材で作成した取っ手把持 は径14mmφ×長さ230mmで、両端のリング取り付 部の幅は40mmとしている。把持部A11は、綿製 芯材を巻き込み後、中央部160mm長さに渡り、 き合わせ縫いを行った。リングは3mmφの鋼 で、横35mm×縦23mmのD型リングを両端2個ずつ り付けた構造としている。

前記寸法で作成した取っ手に、その日の服 装に合わせた絵柄の風呂敷を選びセットし、 日常ハンドバックに入れて持ち歩く財布、ハ ンカチーフ、化粧セット等を入れて、ショル ダーバッグとして使用したところ、入れ物兼 装飾品としての使用ができおしゃれをコーデ ィネートできた。

  また、取っ手と風呂敷をハンドバック 入れておき、スーパーで買い物をした後そ 場で組み立て使用してみたところ、約20秒で 簡単に組み立てられた外、風呂敷の持つ形状 、サイズの自在性が十分発揮され、多くの買 い物をまとめて包み込むことができ、ポリ袋 の代替として何の支障も無く使用可能であっ た。また、ポリ袋の持つ無機質感も無く親し みのある使い方ができた。

   また、D型リング付の取っ手に80cm×80cm 厚手の布をセットしたところ、頑丈でカジ アルな服装に似合うおしゃれなバッグがで 、買い物袋としても、たくさんの荷物を入 ることができた。重い荷物を入れてショル ーバッグとして持ってみると、皮製の把持 が肩にやさしく楽に持ち運ぶことができた