辻村 正之 (〒51 茨城県ひたちなか市山崎141-5 新熱工業株式会社内 Ibaraki, 3111251, JP)
OKUTSU, Kenichi (141-5, Yamazaki, Hitachinaka-sh, Ibaraki 51, 3111251, JP)
奥津 健一 (〒51 茨城県ひたちなか市山崎141-5 新熱工業株式会社内 Ibaraki, 3111251, JP)
新熱工業株式会社 (〒51 茨城県ひたちなか市山崎141-5 Ibaraki, 3111251, JP)
TSUJIMURA, Masayuki (141-5, Yamazaki, Hitachinaka-sh, Ibaraki 51, 3111251, JP)
辻村 正之 (〒51 茨城県ひたちなか市山崎141-5 新熱工業株式会社内 Ibaraki, 3111251, JP)
OKUTSU, Kenichi (141-5, Yamazaki, Hitachinaka-sh, Ibaraki 51, 3111251, JP)
| 使用環境における雰囲気温度以上にて沸点を有する気体を加熱する加熱装置であって、 第1の筒状体と、 前記第1の筒状体の一方の端部から被加熱気体を該第1の筒状体内に導入する導入管路と、 前記第1の筒状体の内部に挿入され、前記導入管路側と反対側の端部で前記第1の筒状体と連通する第2の筒状体と、 前記第2の筒状体の内部に挿入され、前記第1の筒状体と前記第2の筒状体とが連通する側と反対側の端部で前記第2の筒状体と連通する第3の筒状体と、 前記第3の筒状体から加熱済気体を排出する排出管路と、 前記導入管路から前記排出管路までの気体流路内に設けられ、前記被加熱気体を加熱する加熱手段と、 を備え、 前記第1の筒状体の一部に前記被加熱気体が凝縮して生じる液体の滞留部分を設けたことを特徴とする気体の加熱装置。 |
| 前記導入管路から導入される被加熱気体と、前記第2の筒状体から前記第3の筒状体へ導入される気体との熱伝達を妨げる遮熱手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の気体の加熱装置。 |
| 使用環境における雰囲気温度以上にて沸点を有する気体を加熱する加熱装置であって、 第1の筒状体と、 前記第1の筒状体の一方の端部から被加熱気体を該第1の筒状体内に導入する導入管路と、 前記第1の筒状体の内部に挿入され、前記導入管路側と反対側の端部で前記第1の筒状体と連通する第2の筒状体と、 前記第2の筒状体の内部に挿入され、前記第1の筒状体と前記第2の筒状体とが連通する側と反対側の端部で前記第2の筒状体と連通する第3の筒状体と、 前記第3の筒状体から加熱済気体を排出する排出管路と、 前記導入管路から前記排出管路までの気体流路内に設けられ、前記被加熱気体を加熱する加熱手段と、 を備え、 前記導入管路から導入される被加熱気体と、前記第2の筒状体から前記第3の筒状体へ導入される気体との熱伝達を妨げる遮熱手段を設けたことを特徴とする気体の加熱装置。 |
| 前記遮熱手段は、前記第2の筒状体から前記第3の筒状体へ気体が導入される連通箇所の近傍に配置されることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の気体の加熱装置。 |
| 前記遮熱手段は、前記第2の筒状体の端部を閉塞する端板との間に空隙を有して配置された遮熱板であることを特徴とする請求項2から請求項4までのいずれか1項に記載の気体の加熱装置。 |
| 前記加熱手段は、前記第3の筒状体の外周面に沿わせて配置されたシーズヒータであり、 前記第3の筒状体は、外周面から突出し前記シーズヒータを支持する支持部材を有することを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の気体の加熱装置。 |
| 器体本体の端部に端板を取り付け、内部に隔管を配置して前記器体本体との間に外空間を形成し、前記外空間から前記隔管の内部の内空間に蒸気が流れるように通路が形成され、前記外空間に連通する飽和蒸気供給管および前記内空間に連通する過熱蒸気排出管が設けられ、前記内空間にシーズヒータが配設された過熱蒸気発生装置において、少なくとも次のいずれかの構造を備えることを特徴とする過熱蒸気発生装置。 (a)前記飽和蒸気供給管が前記端板から前記外空間に所定の長さ突設される構造、 (b)前記飽和蒸気供給管が前記端板から所定の間隔離間した前記器体本体の側面部に設けられる構造、 (c)前記器体本体の側面の一部に所定の体積の外方膨出部を有する構造。 |
| 前記隔管が電解研磨後に不動態化処理を施したステンレス鋼であることを特徴とする請求項7に記載の過熱蒸気発生装置。 |
本発明は、使用環境における雰囲気温度 上にて沸点を有する気体を加熱する加熱装 、及び、飽和蒸気を再加熱して過熱蒸気を 生させる過熱蒸気発生装置に関するもので る。
過熱蒸気(例えば、100℃~700℃)は、ボイラ で発生させた100℃の飽和蒸気を、後段に設 された再加熱部分に配管等で導入し、加圧 たは電磁誘導等で再加熱することで発生さ ている(例えば、特許文献1参照)。
また、多孔質材に含ませた水などから、 接、飽和蒸気を発生させ、更に加熱して過 蒸気を発生するコンパクトな加熱器が開示 れている(例えば、特許文献2参照)。
また、装置の小型化と熱効率の増大を目的
、シーズヒータを配設した流体加熱器が開
されている(例えば、特許文献3参照)。
特許文献1に記載の過熱蒸気発生装置では 、飽和蒸気発生部と過熱蒸気発生部とが送気 管で連通されている構造のため装置配置上の 制約が生じ、全体としてコンパクトでない。 また、発生させた過熱蒸気を前記過熱蒸気発 生部の上方へ排出する構造のため、過熱蒸気 を対象物の近傍まで配管等で導くことになり 、任意の方向にある対象物に過熱蒸気を直接 作用させることができない。
特許文献2に記載の加熱器を利用して過熱 蒸気を発生させた場合には、加熱の過程で多 孔質材を利用するので、流路抵抗が大きくな り過熱蒸気発生量に制約が生じる。また、前 記多孔質材が微細化した場合、前記加熱器が 供給する過熱蒸気に前記多孔質材が含まれる 可能性があり、食品等に利用する場合に好ま しくない。
特許文献3に記載の流体加熱器を利用して過
熱蒸気を発生させた場合には、前記流体加熱
器をボイラから離して設置することができ、
飽和蒸気を再加熱し直接過熱蒸気を排出でき
るため、前記流体加熱器を向けた方向に発生
させた過熱蒸気を直接作用させることができ
る。しかしながら、飽和蒸気を再加熱する場
合、ボイラから前記流体加熱器に至る経路で
飽和蒸気が冷却され、凝縮水を伴った蒸気が
前記流体加熱器に導かれることになる。たと
え飽和蒸気が凝縮水を伴わない状態で前記流
体加熱器に供給されたとしても、運転初期に
おいて前記流体加熱器が低温時の場合には飽
和蒸気が冷却され、前記流体加熱器内部に凝
縮水として蓄積されることになり、凝縮水を
巻き込んだ過熱蒸気を発生させてしまう。
また、この凝縮水は、過熱蒸気発生後、運
を終了した場合に前記流体加熱器内に残留
、前記流体加熱器を構成する材質に耐水性
び耐熱性のステンレス鋼を用いたとしても
過熱蒸気環境下で特に熱的に厳しくなる部
に錆を発生させてしまう。
また、発生する過熱蒸気に凝縮水が巻込ま
ると、この凝縮水が過熱蒸気中で気化する
に急激な圧力変化が生じ、騒音等の原因と
る。
本発明は、上記の問題点を解決すべく創案
れたものであって、排出される過熱済気体
の液体の巻き込みを防止した気体の加熱装
及び過熱蒸気発生装置を提供することであ
。
本発明は、以下のような解決手段により、
述した課題を解決する。
請求項1に記載の発明は、使用環境における
雰囲気温度以上にて沸点を有する気体を加熱
する加熱装置であって、第1の筒状体と、前
第1の筒状体の一方の端部から被加熱気体を
第1の筒状体内に導入する導入管路と、前記
第1の筒状体の内部に挿入され、前記導入管
側と反対側の端部で前記第1の筒状体と連通
る第2の筒状体と、前記第2の筒状体の内部
挿入され、前記第1の筒状体と前記第2の筒状
体とが連通する側と反対側の端部で前記第2
筒状体と連通する第3の筒状体と、前記第3の
筒状体から加熱済気体を排出する排出管路と
、前記導入管路から前記排出管路までの気体
流路内に設けられ、前記被加熱気体を加熱す
る加熱手段と、を備え、前記第1の筒状体の
部に前記被加熱気体が凝縮して生じる液体
滞留部分を設けたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前記導入管路から
導入される被加熱気体と、前記第2の筒状体
ら前記第3の筒状体へ導入される気体との熱
達を妨げる遮熱手段を設けたことを特徴と
る。
請求項3に記載の発明は、使用環境におけ る雰囲気温度以上にて沸点を有する気体を加 熱する加熱装置であって、第1の筒状体と、 記第1の筒状体の一方の端部から被加熱気体 該第1の筒状体内に導入する導入管路と、前 記第1の筒状体の内部に挿入され、前記導入 路側と反対側の端部で前記第1の筒状体と連 する第2の筒状体と、前記第2の筒状体の内 に挿入され、前記第1の筒状体と前記第2の筒 状体とが連通する側と反対側の端部で前記第 2の筒状体と連通する第3の筒状体と、前記第3 の筒状体から加熱済気体を排出する排出管路 と、前記導入管路から前記排出管路までの気 体流路内に設けられ、前記被加熱気体を加熱 する加熱手段と、を備え、前記導入管路から 導入される被加熱気体と、前記第2の筒状体 ら前記第3の筒状体へ導入される気体との熱 達を妨げる遮熱手段を設けたことを特徴と る。
請求項4に記載の発明は、前記遮熱手段は、
前記第2の筒状体から前記第3の筒状体へ気体
導入される連通箇所の近傍に配置されるこ
を特徴とする。
請求項5に記載の発明は、前記遮熱手段は、
前記第2の筒状体の端部を閉塞する端板との
に空隙を有して配置された遮熱板であるこ
を特徴とする。
請求項6に記載の発明は、前記加熱手段は、
前記第3の筒状体の外周面に沿わせて配置さ
たシーズヒータであり、前記第3の筒状体は
外周面から突出し前記シーズヒータを支持
る支持部材を有することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、器体本体の端部に
端板を取り付け、内部に隔管を配置して前記
器体本体との間に外空間を形成し、前記外空
間から前記隔管の内部の内空間に蒸気が流れ
るように通路が形成され、前記外空間に連通
する飽和蒸気供給管および前記内空間に連通
する過熱蒸気排出管が設けられ、前記内空間
にシーズヒータが配設された過熱蒸気発生装
置において、少なくとも次のいずれかの構造
を備えることを特徴とする過熱蒸気発生装置
である。
(a)前記飽和蒸気供給管が前記端板から前記
空間に所定の長さ突設される構造、
(b)前記飽和蒸気供給管が前記端板から所定
間隔離間した前記器体本体の側面部に設け
れる構造、
(c)前記器体本体の側面の一部に所定の体積
外方膨出部を有する構造。
また、請求項8に記載の発明は、耐食性向 上のために、前記隔管が電解研磨後に不動態 化処理を施したステンレス鋼であることを特 徴とする。
本発明によれば、以下の効果を得ることが
きる。
請求項1、2に記載の発明によれば、第1の筒
体の一部に被加熱気体が凝縮して生じる液
の滞留部分を設けたことによって、この液
が加熱済気体に巻込まれ、同伴して排出さ
ることがない。また、滞留部分に滞留した
体は、加熱装置の運転中に加熱されて過熱
気となり排出されるので、ドレンとして排
する必要がない。
請求項2、3、4に記載の発明によれば、第2の
筒状体から第3の筒状体へ流入する気体の被
熱気体による冷却を低減するため、加熱装
の効率を高めることができる。
請求項5に記載の発明によれば、遮熱手段を
第2の筒状体の端部を閉塞する端板との間に
隙を有して配置された遮熱板とすることに
って、遮熱効果を高めて加熱装置の効率を
り高めることができる。
請求項6に記載の発明によれば、シーズヒー
タの振動を抑制して加熱装置の損傷を防止す
ることができる。さらに、シーズヒータから
支持部材を介して第3の筒状体に伝搬された
が気体の加熱に貢献することから、加熱装
の効率をさらに高めることができる。
請求項7、8に記載の発明によれば、任意の
向にある対象物に過熱蒸気を直接作用させ
ことができるコンパクトで配置上の制約の
い、過熱蒸気発生量に制約が無く微細化し
多孔質材が混入することの無い、装置内部
蓄積した凝縮水を巻き込んだ過熱蒸気を発
させ又は内部に錆を発生させることの無い
過熱蒸気発生装置を提供することができる
<第1の実施形態>
本発明を適用した気体の加熱装置の第1の実
施形態である過熱蒸気発生装置(水蒸気加熱
置)を、図面に基づいて説明する。この過熱
気発生装置は、ボイラ等で発生した飽和水
気を再加熱し、過熱水蒸気として排出する
のである。図1は第1の実施形態の過熱蒸気
生装置の一部断面を含む平面図である。図2
、図1のII-II断面を示す断面図である。過熱
気発生装置の外観は、飽和水蒸気供給管10
接続された供給側端板30と器体本体20と過熱
蒸気排出管70が接続された排出側端板40から
構成される。過熱蒸気発生装置の内部には、
隔管50が配置され、過熱水蒸気排出管70を隔
50の閉端部近傍まで伸ばして流体流路を形成
した上で、流体を効率よく加熱するために隔
管50の内側で過熱水蒸気排出管70の外側にシ
ズヒータ60が配設される。過熱蒸気発生装置
の内部の蒸気の流れ方向を、図中に矢印で示
す。
飽和蒸気供給管10は供給側端板30の内側に 所定の長さ突出させて堰を設定し、凝縮水溜 80を形成するよう設置する。
過熱蒸気発生装置の内部には高温の水蒸 が流れることになるので、特に温度条件の しくなる隔管50等の各部材は、高温酸化処 または電解研磨後に表面を不動態化処理し ステンレス鋼等を用い高温腐食対策をとる
以下、第1の実施形態の過熱蒸気発生装置に
ついて、より詳細に説明する。
器体本体20は、円筒状に形成されている。
体本体20の両端部21,22は、それぞれ供給側端
30及び排出側端板40によって閉塞されている
。器体本体20は、本発明にいう第1の筒状体と
して機能する。
供給側端板30及び排出側端板40は、それぞれ
平板状の円盤であって、その外周縁部が器体
本体20の内周面と接する状態で嵌め込まれ、
接等によって固定されている。
供給側端板30及び排出側端板40の中央部には
、それぞれ飽和水蒸気供給管10及び過熱水蒸
排出管70が挿入され固定される開口31,41が形
成されている。
隔管50は、器体本体20よりも径が小さい円筒
状に形成されている。隔管50は、器体本体20
同心となるように器体本体20内に挿入されて
いる。隔管50は、その外周面から外径側に突
出したステー51を有し、ステー51の突端部を
器体本体20の内周面に固定することによって
持されている。隔管50の両端部52,53は、供給
側端板30及び排出側端板40とそれぞれ間隔を
てて対向して配置されている。
隔管50は、本発明にいう第2の筒状体として
能する。
隔管50の供給側端板30側の端部52は、端板54
よって閉塞されている。端板54は、平坦な円
盤状の部材であって、その周囲を隔管50に溶
されることによって固定及びシールされて
る。
また、隔管50の端部52には、遮熱板110が設け
られている。遮熱板110は、端板54の外表面(飽
和水蒸気供給管10側の面)との間に空隙を有し
て配置された平板状の部材である。遮熱板110
は、例えばステンレス鋼によって隔管50より
わずかに径が大きい円盤状に形成されてい
。遮熱板110は、端板54と平行に配置される
ともに、後述する複数の支柱113で端板54から
浮かせた状態で隔管50に固定されている。
図3は、遮熱板110付近の拡大図であり、図3(a
)は図1のIII部拡大図、図3(b)は図3(a)のb-b部矢
図である。
遮熱板110は、1対のプレート111、112を層状に
重ねた二重構造となっており、支柱113により
隔管50に支持されている。
プレート111は、円盤状に形成され、隔管50
端板54と間隔を隔てて対向し、この端板54と
行に配置されている。プレート111の外周縁
には、隔管50と反対側(供給端板30側)に立ち
げられた立上部111aが形成されている。また
、プレート111には、支柱113が挿入される開口
111bが形成されている。
プレート112は、円盤状に形成され、プレー
111の隔管50とは反対側の面部と間隔を隔て
対向し、プレート111と平行に配置されてい
。プレート112の外周縁部は、プレート111の
上部111aの突端部と溶接等によって接合され
いる。これによって、プレート111,112は、中
空の円盤状の構造を形成する。
支柱113は、隔管50の端板54とプレート111とに
わたして設けられた軸状の部材である。支柱
113は、遮熱板110の周方向にほぼ等間隔に分散
して、例えば3本が設けられる。支柱113の遮
板110側の端部には円盤状のフランジ113aが固
される。このフランジ113aは、遮熱板110の内
部(プレート111と112の間)に収容され、プレー
111のプレート112側の面に固定されている。
柱113の隔管50側の端部は、端板54と例えば溶
接等によって固定されている。
飽和水蒸気供給管10は、ボイラ等の図示し
い飽和水蒸気発生装置から、被加熱気体で
る飽和水蒸気を供給される円筒状の管路で
る。飽和水蒸気供給管10は、供給側端板30の
口31から器体本体20内に挿入されている。開
口31の内周縁部と飽和水蒸気供給管10の外周
との間は全周にわたって溶接され、これに
って開口31はシールされている。飽和水蒸気
供給管10は、器体本体20とほぼ同心に配置さ
ている。飽和水蒸気供給管10の端部11は、供
側端板30から突出するとともに、遮熱板110
間隔を隔てて対向して配置されている。飽
水蒸気供給管10は、本発明にいう導入管路と
して機能する。
ここで、器体本体20をその軸心方向が鉛直
向と一致するように立てて配置し、供給側
板30を下側とした場合、飽和水蒸気供給管10
外周面と器体本体20の内周面との間が凝縮
溜80となる。この凝縮水溜80には、飽和水蒸
が器体本体20内で外気との熱交換等によっ
冷却されて発生する凝縮水(ドレン)が一時的
に貯留される。
飽和蒸気供給管10の突出長(凝縮水溜80の容
)の設定根拠を、以下に述べる。
飽和水蒸気量を約3kg/時、シーズヒータ容量
を900W、2700W、4500Wとした。本データから、飽
水蒸気を加熱した場合、雰囲気温度20℃か
の加熱で、4500Wの場合、80gの凝縮熱水が発生
したことが分かる。
図4に、シーズヒータ容量をパラメータにし
た雰囲気温度と凝縮水量の関係を示す。本図
で過熱蒸気発生装置に使用したシーズヒータ
容量は、900W、2700W、4500Wである。本データか
、本実施形態の過熱蒸気発生装置で飽和水
気を加熱した場合、雰囲気温度0℃からの加
熱では、4500Wの場合に凝縮水は100g程度発生す
ることが分かる。したがって、過熱蒸気発生
装置において、凝縮水溜80の総容積を、4500W
発生する凝縮水100gに50%の安全率を考慮した1
50gの凝縮水が保持できることを条件として、
飽和水蒸気供給管10の突出量とする。
前記対策により当然のことながら凝縮水は
内の過熱水蒸気により短時間で蒸発し湿り
気から過熱蒸気に移行するため、凝縮水を
レンとして器内から抜出す必要がなく全て
熱水蒸気として使用することができる。
過熱水蒸気排出管70は、過熱蒸気発生装置
で発生した加熱済気体である過熱蒸気を外
へ排出する円筒状の管路である。過熱水蒸
排出管70は、排出側端板40の開口41から器体
体20内へ挿入され、さらに、器体本体20内で
管50内に挿入されている。開口41の内周縁部
と過熱水蒸気排出管70の外周面との間は全周
わたって溶接され、これによって開口41は
ールされている。過熱水蒸気排出管70は、器
体本体20及び隔管50とそれぞれほぼ同心に配
されている。過熱水蒸気排出管70の先端部71
、隔管50の内部において、端板54と間隔を隔
てて対向して配置されている。この先端部71
、隔管50の内周面と過熱水蒸気排出管70の外
周面との間を流れてきた水蒸気が過熱水蒸気
排出管70内に導入される連通部となっている
この過熱水蒸気排出管70は、本発明にいう
3の筒状体、及び、排出管路として機能する
シーズヒータ60は、飽和水蒸気供給管10から
供給された飽和水蒸気を再加熱して過熱蒸気
とする加熱手段である。シーズヒータ60は、
給側端板30から器体本体20内に導入され、こ
こから器体本体20の内周面と隔管50の外周面
の間を通して隔管50の端板54と反対側の端部(
開口端部)53まで直線状に配置されている。シ
ーズヒータ60の発熱部61は、隔管50の開口端部
から隔管50の内径側に引き込まれ、過熱水蒸
排出管70の外周面に螺旋状に巻き付けられ
いる。
シーズヒータ60の発熱部61は、過熱水蒸気排
出管70の外周面から突き出して設けられたサ
ート100によって支持されている。
過熱水蒸気排出管70の外表面上軸方向に付
されたサポート100によってシーズヒータ60の
耐振性を確保し、シーズヒータ60と過熱水蒸
排出管70及び隔管50の損傷事故を防ぎ、さら
に連通する過熱水蒸気排出管70内を流れる過
水蒸気への伝熱効率を付与された耐振及び
熱構造である。
上記した構成によって、飽和水蒸気供給 10から器体本体20に導入された飽和水蒸気は 、隔管50内を流れる過熱水蒸気の冷却回避の 的で配設された遮熱板110と隣接する端板54 当たり外空間S1で予熱され、連通する内空間 S2で加熱され、さらに連通する過熱水蒸気排 管70で最終加熱され、1.5パスによる安定し 質の過熱水蒸気を生成することができる。
すなわち、飽和水蒸気供給管10から器体 体20内に吹込まれた飽和水蒸気は、遮熱板110 に衝突して外径側に流れ、さらに器体本体20 内周面と衝突し、器体本体20の内周面と隔 50の外周面との間の外空間S1内を排出側端板4 0側へ流れる。排出側端板40付近に達した水蒸 気は、隔管50の開口している端部53から隔管50 の内径側へ流入し、隔管50の内周面と過熱水 気排出管70との間の内空間S2内を端部52及び 板54側へ流れる。端部52付近に達した水蒸気 は、端板54と衝突して過熱水蒸気排出管70の 部71内へ導入され、過熱水蒸気排出管70内を って外部へ排出される。
また、水蒸気は、上記のように流れる途 で、シーズヒータ60の発熱部61によって加熱 され、飽和水蒸気から過熱蒸気へと変化する 。また、飽和水蒸気が器体本体20を介した外 との熱交換や、運転開始直後における低温 各部材によって冷却されて発生する凝縮水 、器体本体20の内周面等を伝って滴下し、 縮水溜80に貯留される。凝縮水は、装置の運 転中に加熱されて過熱水蒸気となり排出され る。
本実施形態においては、生成した過熱水 気温度を減温させることなく最大熱効率を 保するため、飽和水蒸気供給管10の入口と 熱水蒸気排出管70の出口を両間隔が最大とな るように、器体本体20の両端部21,22近傍に配 し、飽和水蒸気供給管10の入口近傍に飽和水 蒸気の流れ方向に直面する位置に遮熱板110を 配設し、過熱水蒸気が内流する隔管50が冷却 温されることを回避し、全体の熱効率を向 させている。
図5に、過熱蒸気発生装置を使用してボイ ラで供給した飽和水蒸気から過熱水蒸気を発 生させた場合の過熱水蒸気温度の時間変化を 示す。実験条件は、過熱蒸気発生装置に供給 される飽和水蒸気量を約3kg/時、シーズヒー 容量を1800W、シーズヒータ表面温度を200℃か ら300℃のPID制御とした。本図で飽和水蒸気供 給管10入口での飽和水蒸気温度、過熱水蒸気 出管70出口での過熱水蒸気温度、雰囲気温 を示す。本データから、ボイラ等から供給 れた飽和水蒸気を過熱蒸気発生装置で再加 して250℃の過熱水蒸気を安定して発生でき ことがわかる。
図6に、過熱蒸気発生装置を使用してボイ ラで供給した飽和水蒸気から過熱水蒸気を発 生させた場合の過熱蒸気発生装置で使用する シーズヒータ容量と過熱水蒸気温度の関係を 示す。実験条件は、過熱蒸気発生装置に供給 される飽和水蒸気量を約3kg/時、シーズヒー 容量を500W、900W、1300Wとした。本実験では、 体本体20の外側に断熱材施工有無の2ケース 実施した。飽和水蒸気供給管10の入口での 和水蒸気温度、過熱水蒸気排出管70の出口で の過熱水蒸気温度(断熱材施工をした場合)、 囲気温度を示す。本データから、器体本体2 0の外側に断熱材施工をしない場合は、500Wで2 88℃、900Wで460℃、1300Wで600℃の過熱蒸気を発 できることがわかる。また、器体本体20の 側に断熱材施工をした場合は、500Wで289℃、9 00Wで515℃、1300Wで670℃の過熱水蒸気を発生で ることが分かる。
ここで、本実施形態において、飽和水蒸 供給管10から供給する飽和水蒸気の流速が きいと、凝縮水溜80に滞留する凝縮水の水面 に沿った気流に凝縮水が液滴として巻き込ま れ、排出される過熱水蒸気内に液相の状態で 混入する場合がある。これを防止するため、 飽和水蒸気の供給量は、凝縮水の液面の気流 速を考慮して、水蒸気気流が液滴を巻込まな いように設定する。
以上説明した第1の実施形態によれば、排出
される加熱済気体である過熱水蒸気に液体で
ある凝縮水が巻き込まれることが防止され、
凝縮水が気相へ変化する際の圧力変動による
騒音の発生等を防止できる。
また、第1の実施形態によれば、過熱蒸気発
生装置の構成がコンパクトであり配置上の制
約が少なく、任意の方向にある対象物に過熱
水蒸気を直接作用させることができる。また
、多孔質材を使用しないので、微細化した多
孔質材の粒が過熱水蒸気に混入することがな
い。
さらに、第1の実施形態によれば、装置内部
に凝縮水が蓄積されることがないため、内部
に錆が発生しにくく耐久性に優れている。
また、第1の実施形態によれば、シーズヒー
タ60を過熱水蒸気排出管70から突き出したサ
ート100によって支持することによって、シ
ズヒータ60の振動及びこの振動に伴う装置の
破損を防止し、さらに、シーズヒータ60から
ポート100を介した過熱水蒸気排出管70への
伝導によって過熱水蒸気排出管70内の過熱蒸
気が加熱され、熱効率を向上できる。
<第2の実施形態>
過熱蒸気発生装置を垂直方向上向きに設置
て使用する場合である第2の実施形態を図7
示す。なお、以下説明する各実施形態にお
て、従前の実施形態と実質的に同様の箇所
ついては同じ符号を付して説明を省略し、
に相違点について説明する。
飽和水蒸気供給管10を器体本体20の真横で供
給側端板30の内面から所定の高さ離して設置
ることにより、前記水蒸気加熱装置の内部
前記凝縮水溜280を形成することができ、垂
方向上向きに設置した場合でも凝縮水を巻
むこと無く過熱水蒸気を供給することがで
る。
第2の実施形態の過熱蒸気発生装置は、第1
実施形態における飽和水蒸気供給管10に代え
て、以下説明する飽和水蒸気供給管210を備え
ている。
飽和水蒸気供給管210は、器体本体20の供給
端板30側の端部近傍における外周面から、径
方向に突き出して固定されている。
また、第2の実施形態においては、凝縮水溜
280は、飽和水蒸気供給管210よりも供給端板30
の器体本体20内に形成される。
以上説明した第2の実施形態においても、上
述した第1の実施形態と同様の効果を得るこ
ができる。
<第3の実施形態>
過熱蒸気発生装置を垂直方向下向きに設置
て使用する場合である第3の実施形態を、図
8に示す。
第3の実施形態においては、装置の機械的構
成は上述した第1の実施形態と実質的に同様
あるが、排出側端板40が下側となるように器
体本体20をその軸心方向が鉛直方向と一致す
ように配置する。すなわち、本実施形態に
いては、飽和水蒸気は器体本体20の上方か
供給され、過熱水蒸気は器体本体20の下方か
ら排出される。
過熱水蒸気加熱器の上下を反転させること
、過熱水蒸気排出管70と器体本体20と排出側
端板40とで凝縮水溜380を形成することができ
垂直方向下向きに設置した場合でも凝縮水
巻込むこと無く過熱水蒸気を供給すること
できる。
<第4の実施形態>
過熱蒸気発生装置を垂直方向下向きに設置
て使用する場合である第4の実施形態を、図
9に示す。
第4の実施形態においては、装置の機械的構
成は上述した第2の実施形態と実質的に同様
あるが、排出側端板40が下側となるように器
体本体20をその軸心方向が鉛直方向と一致す
ように配置する。すなわち、本実施形態に
いては、飽和水蒸気は器体本体20の上方か
供給され、過熱水蒸気は器体本体20の下方か
ら排出される。
第4の実施形態においては、過熱水蒸気排出
管70と器体本体20と排出側端板40とで凝縮水溜
480を形成することができ、垂直方向下向きに
設置した場合でも凝縮水を巻込むこと無く過
熱水蒸気を供給することができる。
<第5の実施形態>
過熱蒸気発生装置を水平方向に設置して使
する場合である第5の実施形態を図10に示す
図10において、図10(a)は側面視図であり、図
10(b)は図10(a)のb-b部矢視断面図である。(以下
明する図11~図13において同様)
第5の実施形態においては、装置の機械的構
成は、以下説明する扁平部23を除いて上述し
第1の実施形態と同様であるが、器体本体20
中心軸がほぼ水平となるように設置される
扁平部23は、器体本体20の径を部分的に大き
くして、底部をほぼ平坦な形状とすることに
よって形成される。扁平部23の内部は凝縮水
580となっており、凝縮水はこの中に滞留す
。
第5の実施形態によれば、過熱蒸気発生装置
を水平方向に設置した場合でも凝縮水を巻込
むことなく過熱水蒸気を供給することができ
る。
<第6の実施形態>
過熱蒸気発生装置を水平方向に設置して使
する場合である第6の実施形態を図11に示す
第6の実施の形態においては、装置の機械的
構成は、以下説明する突出部24を除いて上述
た第1の実施形態と同様であるが、器体本体
20の中心軸がほぼ水平となるように設置され
。
突出部24は、器体本体20の外表面下部から下
側にリブ状に突き出して設けられている。突
出部24は、器体本体20の軸方向に沿って延在
、その横断面形状は図11(b)に示すように、ほ
ぼ矩形状に形成されている。突出部24の内部
は、凝縮水溜680が設けられている。突出部2
4は、例えばステンレス鋼板を用いた板金加
によって、器体本体20とは別体に形成され、
器体本体20とは溶接等によって接合される。
第6の実施形態によれば、過熱蒸気発生装置
を水平方向に設置した場合でも凝縮水を巻込
むことなく過熱水蒸気を供給することができ
る。
<第7の実施形態>
過熱蒸気発生装置を水平方向に設置して使
する場合である第7の実施形態を図12に示す
第7の実施の形態においては、装置の機械的
構成は上述した第2の実施形態と同様である
、器体本体20の中心軸がほぼ水平となりかつ
飽和水蒸気供給管210が上方となるように設置
される。
第7の実施形態においては、器体本体20の下
が凝縮水溜780として機能する。
第7の実施形態によれば、過熱蒸気発生装置
を水平方向に設置した場合でも凝縮水を巻込
むことなく過熱水蒸気を供給することができ
る。
<第8の実施形態>
過熱蒸気発生装置を水平方向に設置して使
する場合である第8の実施形態を図13に示す
第8の実施の形態においては、装置の機械的
構成は、以下説明する突出部25を除いて上述
た第1の実施形態と同様であるが、器体本体
20の中心軸がほぼ水平となるように設置され
。
突出部25は、器体本体20の下部における径を
部分的に大きくすることによって形成されて
いる。その結果、器体本体20の横断面形状は
図13(b)に示すように、下部が突き出した略
型に形成されている。突出部25の内部は凝縮
水溜880となっており、凝縮水はこの中に滞留
する。
第8の実施形態によれば、過熱蒸気発生装置
を水平方向に設置した場合でも凝縮水を巻込
むことなく過熱水蒸気を供給することができ
る。
(変形例)
本発明は、以上説明した実施形態に限定さ
ることなく、種々の変形や変更が可能であ
て、それらも本発明の技術的範囲内である
(1)各実施形態は、例えば、器体本体、隔管、
過熱水蒸気排出管からなる3重管構造を有し
いるが、本発明はこれに限らず、4重以上の
重管構造を有する気体の加熱装置にも適用
ることができる。この場合、第1の筒状体を
他の筒状体の内部に挿入したり、また、第3
筒状体の内部に他の筒状体を挿入した構成
することができる。この場合、気体流路は2
ス以上の構成となる。
(2)各実施形態は、加熱手段として例えばシー
ズヒータを適用しているが、加熱手段はこれ
に限定されず、例えばIH等のシーズヒータ以
の加熱手段を用いるようにしてもよい。
(3)各実施形態において、加熱対象となる気体
は例えば水蒸気であったが、本発明はこれに
限らず、使用環境雰囲気以上の沸点を有する
気体であれば特に限定されない。例えば、有
機溶剤や、剥離用、洗浄用等の油を加熱する
ようにしてもよい。
10 飽和水蒸気供給管 11 端部
20 器体本体 21,22 端部
23 扁平部 24,25 突出
30 供給側端板 31 開口
40 排出側端板 41 開口
50 隔管 51 ステー
52,53 端部 54 端板
60 シーズヒータ 61 発熱
70 過熱水蒸気排出管 71 先端
部
80 凝縮水溜 100 サポー
110 遮熱板 210 飽和水蒸
供給管
280,380,480,580,680,780,880 凝縮水溜
S1 外空間 S2 内空間
