株式会社アシスト (〒04 奈良県天理市檪本町386-3 Nara, 6320004, JP)
| 樹脂製の一方側テープ(1)と他方側テープ(2)とが一組とされたものであって、 上記の一方側テープ(1)には、帯状体であるベース部(11)の表面に、長手方向に沿うようにして凸条(12)が少なくとも1本形成されており、 上記の他方側テープ(2)には、同じく帯状体であるベース部(21)の表面に、長手方向に沿うようにして凹条(22)が少なくとも1本形成されており、 上記の凸条(12)と凹条(22)とが嵌合することにより、上記の一方側テープ(1)と他方側テープ(2)との間を密封することができる密封用チャックにおいて、 上記の凹条(22)は、上記他方側テープ(2)の幅方向において対向して設けられた一方側爪部(22a)と他方側爪部(22b)との組を有しており、 上記嵌合の際には、上記一組の一方側爪部(22a)と他方側爪部(22b)とにより規定された空間(22d)に、上記凸条(12)の少なくとも一部が配位されるものであり、 上記の一方側爪部(22a)と他方側爪部(22b)のいずれかから、上記一組において対向する関係にある爪部(22b,22a)とは反対の方向に被拡開片(23)が延長して設けられたものであって、 この被拡開片(23)は、密封用チャック(C)を開放させるために当該密封用チャック(C)に取り付けられて用いられるスライダー(3)の一部に押圧されたことにより、被拡開片(23)を備えていない側のテープ(1)におけるベース部(11)から離反する方向に移動させられるものであり、 上記の移動に伴い、被拡開片(23)の設けられた側の爪部(22a,22b)が、上記一組において対向する関係にある爪部(22b,22a)から離反する方向に移動することを特徴とする密封用チャック。 |
| 上記の一方側爪部(22a)と他方側爪部(22b)のうち、上記の被拡開片(23)が設けられていない方から、被拡開片(23)が設けられている爪部(22a,22b)とは反対の方向に弁片(26)が延長して設けられたものであって、 上記の弁片(26)が、上記嵌合の際において、弁片(26)を備えていない側のテープ(1)におけるベース部(11)の表面に接近することを特徴とする、請求項1に記載の密封用チャック。 |
| 上記の弁片(26)が、先端に向かうにつれ、弁片(26)を備えていない側のテープ(1)におけるベース部(11)の表面に近づくような形状とされており、 上記弁片(26)の先端における延長方向が、上記の弁片(26)が設けられた側のテープ(2)におけるベース部(21)の表面を基準とした角度(X)で、0°以上90°未満であることを特徴とする、請求項2に記載の密封用チャック。 |
| 上記請求項1~3のいずれかに記載された密封用チャック(C)に取り付けられて用いられるスライダー(3)であって、 覆い部(31)と拡開部(33)とが備えられており、 上記の覆い部(31)は、対向する一方側覆い板部(31a)と他方側覆い板部(31b)、そして、これら各覆い板部(31a,31b)の上端をつなぐ連結部(31c)を有し、 上記のように対向した関係にある一方側テープ(1)の外側には上記の一方側覆い板部(31a)が配位され、同他方側テープ(2)の外側には上記の他方側覆い板部(31b)が配位されるものであって、 上記各覆い板部(31a,31b)の内面には、上下方向に延びる閉鎖用凸部(32)が設けられており、 上記の拡開部(33)は、上記連結部(31c)の内面から突出して設けられており、 基端には支持部(33a)が設けられ、 上記支持部(33a)の先端側には、幅寸法の拡大された部分である押し広げ部(33b)が設けられており、 この押し広げ部(33b)は、上記の一方側テープ(1)へと向かい突出した側(33b1)よりも他方側テープ(2)の被拡開片(23)へと向かい突出した側(33b2)の方が、上記支持部(33a)からの寸法が大きいものとされており、 かつ、この押し広げ部(33b)における、上記他方側テープ(2)の被拡開片(23)寄りの先端部分(33b2)につき、開放動作中でのスライダー(3)の移動方向を基準とした前端部(33d)よりも後端部(33e)の方が、上方に突出していることを特徴とする、密封用チャックに取り付けるためのスライダー。 |
| 樹脂フィルムが気密に貼り合われて形成された袋(B)であって、 開口部(B1)の内面のうちの一方側には上記の一方側テープ(1)が、同他方側には上記の他方側テープ(2)が、上記の凸条(12)と凹条(22)とが嵌合可能に取り付けられており、 この状態とされた上記開口部(B1)を跨ぐようにし、かつ、上記の各テープ(1,2)の間に上記の押し広げ部(33b)が配位されるように、上記請求項4に記載のスライダー(3)が取り付けられたものであって、 開口部(B1)の端部のうち、上記のスライダー(3)が袋の閉鎖時に配位される側の形状につき、 スライダー(3)の上記押し広げ部(33b)が配位される部分については、上記の一方側テープ(1)と他方側テープ(2)とが接着されておらず、 スライダー(3)の上記押し広げ部が配位される以外の部分については、少なくともその一部のうち、上記スライダー(3)の閉鎖用凸部(32)よりも上記開口部(B1)における端部寄りの位置において、上記の一方側テープ(1)と他方側テープ(2)とが接着されていることを特徴とする密封袋。 |
本願発明は、軟質樹脂製の袋に取り付け れて用いられる密封用チャック、及びこれ 共に用いられるスライダー、及びこれらが み合わされた密封袋に関するものである。
従来から、軟質樹脂製の袋の開口部に密 用チャックが取り付けられた密封袋が良く られている。上記の密封用チャックは、樹 製である一方側テープと他方側テープとが 組とされたものであって、一方側テープに 、帯状体であるベース部の表面に、長手方 に沿うようにして凸条が形成されており、 方側テープには、同じく帯状体であるベー 部の表面に、長手方向に沿うようにして凹 が形成されており、これら凸条と凹条とが 合して一方側テープと他方側テープとの間 密封することができるものである。これに り、例えば袋内を脱気した場合にその状態 保つことができる。
この密封用チャックには相反する二つの 能を有することが要求される。一つ目の機 は、袋内の内圧を受けても上記凸条と凹条 の嵌合が外れにくいことである。具体的に 、袋の用途が脱気袋である場合、衣類など 内容物を袋内に収納して開口部の密封用チ ックを閉鎖した後に、袋に別途設けられた 気用の弁から脱気を行う作業を行うことに るが、その際には、袋を手で巻き込むなど て外部から力を加えるために袋の内圧が高 なる。この内圧は密封用チャックにも掛か ことになるが、これが凸条と凹条とを引き そうとする力として働く場合があって、こ 力への対策が要求されていたのである。
もう一つの機能は上記とは全く逆であっ 、袋の開口部を開放しようとする際には、 きるだけ小さな外力で、上記の凸条と凹条 の嵌合を外すことができることが要求され いた。
つまり、上記の凸条と凹条との嵌合につ ては、不意には外れることがないものであ て、かつ、外そうという意図を持って操作 た場合に限り、小さな外力で外れることが 求されていたのである。
上記の課題を解決するために、例えば特 文献1(日本国の特開2000-262307号公報)に記載 発明が提案されている。これは、図10に示す ように、凸条101と凹条102の形状を各々非対称 に形成し、かつ、この凹条102を構成する爪部 102a,102aの基端間に、屈曲しやすい部分である 屈曲部103を設けたものである。これにより、 凸条101と凹条102の内容物側における嵌合を相 対的に強く、開口側における嵌合を相対的に 弱くし、しかも、耐久性に優れた密封用チャ ックが提供できたとされている。
しかしながら、この特許文献1に記載の発 明は、凸条101と凹条102との嵌合を外す操作自 体については従来と何ら変わることがなく、 その操作を屈曲部103を設けたことによって容 易にできるようにしただけのものであって、 上記の嵌合を外す操作について積極的な改良 がなされたものではない。
一方、特許文献2(日本国の特開2001-130594号 公報)においては、図11に示すように、スライ ダー案内用凸条111を設けた密封用チャックが 開示されている。この密封用チャックには、 楔状である内側ガイド202を備えた開閉用のス ライダー201が、図12に示すように取り付けら ている。上記のスライダー案内用凸条111,111 は、対向するベース部112,112の図示上端部に いて各々内向きに突出して設けられたもの あって、図12に示すように、ここに上記スラ イダー201の内部に設けられた内側ガイド202が 引っ掛かり、スライダー201の開放方向への移 動に伴い、チャックの凸条113と凹条114との間 が押し開かれて両者の嵌合が外れる。
チャックの凸条113と凹条114とが図示のよ に左右方向において対向して設けられてお 、スライダー201の内側ガイド202が密封用チ ックの上方から差し込まれているとした場 、このスライダー案内用凸条111.111はベース 部112,112に設けられたものであるため、スラ ダー201の内側ガイド202によって凸条113と凹 114との間が押し開かれる際のベース部112,112 動きは、図中に矢印で示したように、緩い を描くものの、ほぼ水平方向となり、上下 向の動きはほとんどない。
ここで凸条113は、先端が外側に広げられ 拡大部113aを有している。そして凹条114は、 先端が内側に向けられた爪部114aが対向して つ設けられたものである。凸条113と凹条114 の嵌合は、上記拡大部113aと爪部114aとが係合 することによりなされる。そして、凸条113と 凹条114との嵌合が外される際には、凸条113の 拡大部113aを凹条114から引き抜く必要がある 、この場合においては、凸条113の引き抜き 伴って、凹条114の爪部114aが外側に押し広げ れるだけであるから、上記のように水平方 への動きのみによりこの引き抜きを行うた には、比較的大きな力が必要であった。
本願発明は上記のことに鑑み、袋の内圧 よっても凸条と凹条との嵌合が外れにくい のであり、かつ、袋の開口部を開放しよう する際に加える外力は小さくて済む、密封 チャック及びこれと共に用いられるスライ ー及びこれらが組み合わされた密封袋を提 することを課題とする。
上記課題を解決するために、本願の請求 1に記載の発明は、樹脂製の一方側テープ1 他方側テープ2とが一組とされたものであっ 、上記の一方側テープ1には、帯状体である ベース部11の表面に、長手方向に沿うように て凸条12が少なくとも1本形成されており、 記の他方側テープ2には、同じく帯状体であ るベース部21の表面に、長手方向に沿うよう して凹条22が少なくとも1本形成されており 上記の凸条12と凹条22とが嵌合することによ り、上記の一方側テープ1と他方側テープ2と 間を密封することができる密封用チャック おいて、上記の凹条22は、上記他方側テー 2の幅方向において対向して設けられた一方 爪部22aと他方側爪部22bとの組を有しており 上記嵌合の際には、上記一組の一方側爪部2 2aと他方側爪部22bとにより規定された空間22d 、上記凸条12の少なくとも一部が配位され ものであり、上記の一方側爪部22aと他方側 部22bのいずれかから、上記一組において対 する関係にある爪部22b,22aとは反対の方向に 拡開片23が延長して設けられたものであっ 、この被拡開片23は、密封用チャックCを開 させるために当該密封用チャックCに取り付 られて用いられるスライダー3の一部に押圧 されたことにより、被拡開片23を備えていな 側のテープ1におけるベース部11から離反す 方向に移動させられるものであり、上記の 動に伴い、被拡開片23の設けられた側の爪 22a,22bが、上記一組において対向する関係に る爪部22b,22aから離反する方向に移動するこ とを特徴とする密封用チャックを提供する。
また、本願の請求項2に記載の発明は、上 記の一方側爪部22aと他方側爪部22bのうち、上 記の被拡開片23が設けられていない方から、 拡開片23が設けられている爪部22a,22bとは反 の方向に弁片26が延長して設けられたもの あって、上記の弁片26が、上記嵌合の際にお いて、弁片26を備えていない側のテープ1にお けるベース部11の表面に接近することを特徴 する、請求項1に記載の密封用チャックを提 供する。
また、本願の請求項3に記載の発明は、上 記の弁片26が、先端に向かうにつれ、弁片26 備えていない側のテープ1におけるベース部1 1の表面に近づくような形状とされており、 記弁片26の先端における延長方向が、上記の 弁片26が設けられた側のテープ2におけるベー ス部21の表面を基準とした角度Xで、0°以上90 未満であることを特徴とする、請求項2に記 の密封用チャックを提供する。
また、本願の請求項4に記載の発明は、上 記請求項1~3のいずれかに記載された密封用チ ャックCに取り付けられて用いられるスライ ー3であって、覆い部31と拡開部33とが備えら れており、上記の覆い部31は、対向する一方 覆い板部31aと他方側覆い板部31b、そして、 れら各覆い板部31a,31bの上端をつなぐ連結部 31cを有し、上記のように対向した関係にある 一方側テープ1の外側には上記の一方側覆い 部31aが配位され、同他方側テープ2の外側に 上記の他方側覆い板部31bが配位されるもの あって、上記各覆い板部31a,31bの内面には、 上下方向に延びる閉鎖用凸部32が設けられて り、上記の拡開部33は、上記連結部31cの内 から突出して設けられており、基端には支 部33aが設けられ、上記支持部33aの先端側に 、幅寸法の拡大された部分である押し広げ 33bが設けられており、この押し広げ部33bは 上記の一方側テープ1へと向かい突出した側3 3b1よりも他方側テープ2の被拡開片23へと向か い突出した側33b2の方が、上記支持部33aから 寸法が大きいものとされており、かつ、こ 押し広げ部33bにおける、上記他方側テープ2 被拡開片23寄りの先端部分33b2につき、開放 作中でのスライダー3の移動方向を基準とし た前端部33dよりも後端部33eの方が、上方に突 出していることを特徴とする、密封用チャッ クに取り付けるためのスライダーを提供する 。
また、本願の請求項5に記載の発明は、樹 脂フィルムが気密に貼り合われて形成された 袋Bであって、開口部B1の内面のうちの一方側 には上記の一方側テープ1が、同他方側には 記の他方側テープ2が、上記の凸条12と凹条22 とが嵌合可能に取り付けられており、この状 態とされた上記開口部B1を跨ぐようにし、か 、上記の各テープ1,2の間に上記の押し広げ 33bが配位されるように、上記請求項4に記載 のスライダー3が取り付けられたものであっ 、開口部B1の端部のうち、上記のスライダー 3が袋の閉鎖時に配位される側の形状につき スライダー3の上記押し広げ部33bが配位され 部分については、上記の一方側テープ1と他 方側テープ2とが接着されておらず、スライ ー3の上記押し広げ部が配位される以外の部 については、少なくともその一部のうち、 記スライダー3の閉鎖用凸部32よりも上記開 部B1における端部寄りの位置において、上 の一方側テープ1と他方側テープ2とが接着さ れていることを特徴とする密封袋を提供する 。
以下、図面に基づき本願発明の実施の形 の一例をとりあげて説明する。図1は本実施 例の密封袋を示し、図2~図4は本実施例の密封 用チャックを示し、図5は本実施例のスライ ーを示す。
なお、下記における「長手方向」、「幅 向」とは、一方側テープ1と他方側テープ2 おける長手方向及び幅方向を基準とした方 の表記である。また、上下方向については 図1に示すように、開口部B1が袋Bの上端に配 された場合の方向である。また、内外の表 については、密封用チャックCにおいて各テ ープ1,2の、対向する他のテープ2,1を向いた方 向を内側、その逆側を外側とする。
まず、密封用チャックCについて説明する 。これは、図4に示すように、樹脂製である 方側テープ1と他方側テープ2とが一組とされ たものである。一方側テープ1には、帯状体 あるベース部11の表面に、長手方向に沿うよ うにして凸条12が少なくとも1本形成されてお り、他方側テープ2には、同じく帯状体であ ベース部21の表面に、長手方向に沿うように して凹条22が少なくとも1本形成されている。
この密封用チャックCは、図1、図7、図8に 示すように、樹脂フィルムが気密に貼り合わ れて形成された袋Bの開口部B1に取り付けられ る。この取り付けにあっては、各テープ1,2の ベース部11,21のうち、凸条12及び凹条22が設け られていない側の面が袋Bの内面に接着され 。また、各テープ1,2の長手方向が開口縁B1a 平行に取り付けられる。なお、凸条12と凹条 22とは、袋Bの開口部B1に取り付けられた状態 おいて、長手方向にわたり、互いが嵌合可 なように対向した位置に設けられている必 がある。また、本実施例では、図7及び図8 示すように、袋Bの開口縁B1aから下方寄りに 記の各テープ1,2が取り付けられており、ベ ス部11,21は袋Bの開口縁B1aから突出していな 、いわゆる「インナーチャック」という形 で取り付けられている。
本実施例においては、図1に示すように、 上記の各テープ1,2の1本ごとに1つの凸条12、 条22が形成されているが、これに限られるも のではなく、各テープ1,2の1本ごとに複数の 条12と凹条22とが、ベース部11,21の幅方向に いて並列して形成されたものでも良い。更 は、各テープ1,2に凸条12と凹条22とが混在し 形成されていても良い。
上記の凸条12は、図2に示すように、基端 に首部12aを備え、先端側には、首部12aより 幅方向が拡大された拡大部12bを備える。ま 、この凸条12には、凹条22との嵌合がなされ る係合部12cが存在している。本実施例におい ては、上記首部12aと拡大部12bとが略直角に接 続されており、この部分が係合部12cとなる。 図4に示すように、この係合部12cで凹条22の係 合片22cと係合することにより、凸条12と凹条2 2との嵌合がなされる。
そして、一方側テープ1のベース部11の表 には、後述するスライダー3の押し広げ部33b を沿わせて移動させるためのガイド用凸条13 設けられている。このガイド用凸条13は、 実施例では断面形状が略台形とされている 、半円形などの他の形状とされていても良 。このガイド用凸条13の、ベース部11の表面 らの高さH1は、スライダー3の押し広げ部33b うち、最も幅の広い部分が通過した際にス イダー3が乗り越えてしまわない程度の高さ とされている。
上記の凹条22は、図3に示すように、幅方 において対向して設けられた上側爪部22aと 側爪部22bの組を有している。凸条12と凹条22 とが嵌合する際には、各爪部22a,22bにより規 された空間22dに、凸条12の少なくとも一部、 具体的には拡大部12bが配位される(図4参照)。 つまり、凸条12の拡大部12bが凹条22の各爪部22 a,22bに挟まれることにより上記の嵌合がなさ る。
また、本実施例では、嵌合時において上 のように凸条12の係合部12cに嵌合する係合 22cが形成されている。この係合片22cは、凹 22の下側爪部22bから、上側爪部22aに向かう方 向であり、図示右斜め上方に延びるように設 けられている。この係合片22cが、上記嵌合の 際において、上記凸条12の係合部12cと係合す 。
本実施例では、上側爪部22aから、下側爪 22bとは反対の方向、つまり上方に被拡開片2 3が延長して設けられている。なお、複数の 条12と凹条22との組が並列して設けられてい 場合にあっては、その組のうちで最上部に 在する凹条22に設けられる。この被拡開片23 は、後述するスライダー3の押し広げ部33bに 圧されたことにより、一方側テープ1におけ ベース部11から離反する方向、つまり図示 方に移動させられるものである。
この被拡開片23の内面には、上記一方側 ープ1のガイド用凸条13と同様の形状である イド用凸条24が設けられている。また、被拡 開片23からの高さH2は、スライダー3の押し広 部33bのうち、最も幅の広い部分が通過した にスライダー3が乗り越えてしまわない程度 の高さとされている。
上記被拡開片23の移動に伴い、上側爪部22 aが下側爪部22bから離反する方向に移動する より具体的に述べると、図8に示すように、 拡開片23はスライダー3の押し広げ部33bに押 されたことによって図示右方に移動するも であるため、被拡開片23の基端部に接続さ ている上側爪部22aのうち特に先端側が、図 矢印のように上方に移動する。
上記のように上側爪部22aが移動すること ら凸条12と凹条22との嵌合が外れる。上記の ように、特許文献2に記載の密封用チャック は、図11に示すように、スライダー案内用凸 条111が、ベース部112の上端部に設けられたも のであったため、凸条113と凹条114との嵌合を 解除する際の動きがほぼ水平方向にのみなさ れるものであった。これに対して本願発明に おいては、上記のように被拡開片23が凹条22 上側爪部22aに取り付けられているため、被 開片23の右方への移動に伴い、梃子の作用に より上側爪部22aのうち、上側爪部22aと被拡開 片23との接続部分23aよりも先端側が主に上方 移動する。このように上方への移動がなさ るため、水平方向のみの移動に比べて小さ 外力で凸条12と凹条22との嵌合を外すことが 可能である。なお、この部分を梃子の構成部 分に当てはめると、後述するガイド用凸条24 力点となり、上記の接続部分23aが支点とな 、上側爪部22aの先端が作用点となる。
上記のようにこの部分が梃子の作用をな ことから、この被拡開片23及び上記の接続 分23aについては撓みにくくしておく方が、 の伝達についての観点上より望ましい。例 ば、この接続部分23aに肉厚を増した補強部 設けることが考えられる。
そして、上記とは逆に、上側爪部22aにお る、接続部分23aよりも基端側の部分は比較 柔軟なものとしておいた方が、この部分が ンジの役割を果たし、上記のように上側爪 22aの先端側が上方に移動しやすくなるため 望ましい。
そして、本実施例における被拡開片23の 端側には挿入案内部25が設けられている。本 実施例では図3に示すように、被拡開片23のガ イド用凸条24よりも先端側に右上に延び、先 がベース部21に当接したものとなっている
この挿入案内部25は、密封用チャックCに ライダー3を取り付ける際、スライダー3の 開部33を確実に一方側テープ1のベース部11と 他方側テープ2の被拡開片23との間に配位し、 誤って他方側テープ2のベース部21と被拡開片 23との間に挿入することのないように導くた のものである。よって、この挿入案内部25 省略しても良い。
次に、本実施例では、下側爪部22bから、 拡開片23が設けられている上側爪部22aとは 対の方向、つまり下方に弁片26が延長して設 けられている。なお、複数の凸条12と凹条22 の組が並列して設けられている場合にあっ は、その組のうちで最下部に存在する凹条22 に設けられる。この弁片26は、上記嵌合の際 おいて、図4に示すように、上記の一方側テ ープ1におけるベース部11の表面に当接するも のとされている。
この弁片26は、密封用チャックCが密封袋B に取り付けられた場合において、図7に示す うに脱気時に上昇する袋の内圧Pに応じ、変 しつつ、上記ベース部11の表面に押し付け れる。このような押し付けがなされること より、弁片26と上記ベース部11の表面との間 隙間を埋めることができ、従来のような、 記の内圧Pが凸条12と凹条22とを引き離そう する力として働くことを予防できる。
この弁片26の厚みは上記の変形が容易に きる程度のものであることが望ましい。本 施例では30~250μmの範囲で実施される。
なお、本実施例の弁片26は、上記のよう 袋の内圧Pに応じて上記ベース部11の表面に し付けられるものであるが、内圧Pのかかる の状態にあっては、弁片26とベース部11との 間に隙間を有するものであっても良い。更に は、内圧Pを受けても本実施例のように当接 るまでには至らず、隙間を有したまま上記 ース部11の表面に接近するにとどまるもので あっても、上記の内圧Pが凸条12と凹条22とに 接かからないようにするという効果を有す ことから、本願発明の範囲として許容され 。
この弁片26は、先端に向かうにつれ、一 側テープ1におけるベース部11の表面に近づ ていく形状とされている。本実施例では、 4に弁片26における中心線26aの延長方向を一 鎖線で示したように、先端に向かうにつれ 図示左斜め下方向に真っ直ぐに延びるもの されているが、湾曲をしつつ、ベース部11の 表面に近づくような形状であっても良い。
ここで、袋の内圧Pにより、弁片26が上記 ース部11の表面との関係でこじ開けられる とがなく、ベース部11の表面に確実に押し付 けられるようにするためには、弁片26の形状 、先端における弁片26の中心線26aの延長方 が、弁片26が設けられた側の他方側テープ2 おけるベース部21の表面を基準とした角度X 、0°以上90°未満であることが望ましく、35° 以上55°以下であることがより望ましい。
次に、上記の密封用チャックCに取り付け られて用いられるスライダー3について説明 る。基本的な構成は、特許文献2に記載され ような、閉鎖及び開放が可能とされた形式 スライダーと同様であり、図1に示すように 密封袋Bの開口部B1に取り付けられ、図中に矢 印で示したように、開口部B1に沿って左右方 に移動できるものとされている。このスラ ダー3には、図5及び図8に示すように、覆い 31と拡開部33とが備えられている。
覆い部31は、対向する一方側覆い板部31a 他方側覆い板部31b、そして、これら各覆い 部31a,31bの上端をつなぐ連結部31cを有してい 。図7及び図8に示すように、密封用チャッ Cにおいて、対向した関係にある一方側テー 1の外側には上記の一方側覆い板部31aが配位 され、同他方側テープ2の外側には上記の他 側覆い板部31bが配位される。
そして、上記の各覆い板部31a,31bの各内面 には、上下方向に延びる閉鎖用凸部32が対向 て設けられている(図5(A)(B)参照)。この閉鎖 凸部32は、本実施例では、図5(B)に示すよう 一定の曲率を有する湾曲面を有するものと れており、閉鎖用凸部32,32における最内部 の距離は、各テープ1,2における各ベース部11 ,12の外面に当接した場合において、図7に示 ように、閉鎖用凸部32,32の押圧により凸条12 凹条22とを嵌合させることのできる程度の のとされている。
拡開部33は、上記連結部31cの内面から下 に突出して設けられたものである。本実施 においては、上記の覆い部31とこの拡開部33 は別の部材として形成されており、図6に示 すように形成された拡開部33の組立用係合片3 3fが、覆い部31の係合部31dに取り付けられて 体とされる。この際、図6に示すように組立 係合片33fの頂部に設けられた突起33gが、図8 に示すように、係合部31dに設けられた凹部31e に嵌め込まれることによって、覆い部31と拡 部33とが固定される。なお、拡開部33が当初 から覆い部31と一体に形成されたものであっ も良い。図8に示すように、この拡開部33に ける先端部(後述する押し広げ部33b)は、連 部31cの中央ではなく、一方側覆い板部31a寄 に偏った形状とされているが、これは、図7 示すように、密封用チャックCにおいて拡開 部33の配位される部分である、一方側テープ1 のベース部11と他方側テープ2の被拡開片23と 中間の位置に合わせるためである。
この拡開部33の基端側には、上記の組立 係合片33fと一体に支持部33aが設けられてお 、支持部33aの先端側には、幅寸法の拡大さ た部分である押し広げ部33bが設けられてい 。
この押し広げ部33bは、支持部33aに対して 交するように配位された板状のものである 図5(B)に示すように、底面視においては従来 のものと同様楔状ではあるが、非対称の形状 とされている。具体的には、一方側テープ1 と向かい突出させる側の部分33b1よりも他方 テープ2の被拡開片23へと向かい突出させる の部分33b2の方が、支持部33aからの寸法が大 きい。
そして本実施例では、図5(A)、図6、図8に すように、この押し広げ部33bにおける、上 の他方側テープ寄り部分33b2における先端部 分に一方向に傾斜する斜面を有するスロープ 部33cが設けられている。このスロープ部33cが 設けられたことにより、上記他方側テープ寄 り部分33b2における先端部分においては、図5( A)及び図6に示すように、開放動作中でのスラ イダー3の移動方向を基準とした前端部33dよ も後端部33eの方が、より上方に突出してい 。これにより、上記で述べた被拡開片23及び 上側爪部22aの梃子の作用に加え、開放動作中 でのスライダー3の移動に伴い、被拡開片23を スロープ部33cの高さに応じて上方に持ち上げ ることができる。この結果、上側爪部22aの先 端は更に上方に移動するため、凸条12と凹条2 2との嵌合を、より容易に解除できる。
次に密封袋Bについて説明する。これは、 重ねあわされた樹脂フィルムの周囲にヒート シールなどが施されたことにより、気密に貼 り合われて形成された袋である。本実施例で は、図1に示すように、長方形である樹脂フ ルムが用いられており、上辺については上 の貼り合わせがなされておらずに開口部B1と されている。また、底辺には、袋内の空気を 脱気でき、気流の逆流を防止できる逆止弁B2 挟み込まれている。本実施例では、この逆 弁B2として、樹脂フィルムが重ね合わされ なるフィルム弁が用いられているが、これ 限られるものではなく、硬質樹脂製の成型 を設けたものであっても良い。また、場合 よってはこの逆止弁B2を設けずに、開口部B1 ら脱気を行うものとすることも可能である
そして図7に示すように、開口部B1におい 対向する関係にある樹脂フィルム内面のう の一方側には上記の一方側テープ1が、同他 方側には上記の他方側テープ2が、上記の凸 12と凹条22とが嵌合可能に対向して取り付け れる。この状態とされた開口部B1を上方か 跨ぐようにし、かつ、上記の各テープ1,2の に上記の拡開部33が配位されるようにして、 上記のスライダー3が取り付けられている。
上記開口部B1の左右側端部のうち、スラ ダー3が袋の閉鎖時に配位される側の形状に いては、この部分から空気が逆流してしま ないように、図9に示すようにシールの形状 が工夫されている。まず、この際においてス ライダー3の押し広げ部33bが配位される部分B3 については、上記の一方側テープ1と他方側 ープ2とが接着されていない。
ただし、この部分においては、密封袋Bの 閉鎖時においてスライダー3の押し広げ部33b この位置に留まるため、図8に示すようにス イダー3の押し広げ部33bによる被拡開片23の 示右方への移動がなされたままの状態とな 。このように、被拡開片23が変形したまま 状態は好ましくないため、図9に示すように 被拡開片23が変形しない状態とできる程度 、スライダー3の押し広げ部33bを通すことの きる貫通穴として、一方側テープ1のベース 部11に一方側貫通穴14が、そして、他方側テ プ2の被拡開片23に他方側貫通穴27が設けられ ている。
そして、上記押し広げ部33bが配位される 外の部分については、少なくともその一部 うち、上記スライダー3の閉鎖用凸部32の配 される位置よりも開口部B1における端部寄 の位置において、上記の一方側テープ1と他 側テープ2とが接着されている。具体的にこ の接着は、図9に示す上側シール41、中間シー ル42、下側シール43、端部シール44が各々形成 されてなされている。
上記のように各シール41~44が形成された とにより、スライダー3の閉鎖用凸部32より 図示左側においては、凸条12と凹条22とが嵌 して閉鎖されており、同右側では凸条12と 条22とが上記のように接着されて閉鎖されて いる。このことから、スライダー3の閉鎖用 部32により凸条12と凹条22とを嵌合できない 分(閉鎖用凸部32よりも図示右側)においても 密封袋Bの端部から空気が逆流することがな いものとでき、脱気状態を長期にわたって維 持することができる。
本願発明は、下記の効果を有する。
本願の請求項1に記載の発明は、一方側爪 部22aと他方側爪部22bのいずれかから、凹条22 一組において対向する関係にある爪部とは 対の方向に被拡開片23が延長して設けられ ものであって、この被拡開片23が、密封用チ ャックCを開放させるために当該密封用チャ クCに取り付けられて用いられるスライダー3 の一部に押圧されたことにより、被拡開片23 備えていない側のテープ1におけるベース部 11から離反する方向に移動させられるもので り、上記の移動に伴い、被拡開片23の設け れた側の爪部22a,22bが、上記一組において対 する関係にある爪部22b,22aから離反する方向 に移動することから、従来のように爪部22b,22 a自体が移動せず、凹条22から単に凸条12を引 抜くことに比べると、爪部22b,22aの間を広げ つつ凸条12の引き抜きがなされるものであっ 、比較的小さな外力で凸条12と凹条22との嵌 合を外すことが可能である。
また、本願の請求項2に記載の発明は、上 記請求項1に記載の発明の効果に加え、上記 一方側爪部22aと他方側爪部22bのうち、上記 被拡開片23が設けられていない方から、被拡 開片23が設けられている爪部22a,22bとは反対の 方向に弁片26が延長して設けられたものであ て、上記の弁片26が、上記嵌合の際におい 、弁片26を備えていない側のテープ1におけ ベース部11の表面に接近することから、この 弁片26は、密封用チャックCが密封袋Bに取り けられた場合において、脱気時に上昇する の内圧Pが凸条12と凹条22とに直接かからない ようにでき、従来のような、上記の内圧Pが 条12と凹条22とを引き離そうとする力として くことを予防できる。
また、本願の請求項3に記載の発明は、上 記請求項2に記載の発明の効果に加え、上記 弁片26が、先端に向かうにつれ、弁片26を備 ていない側のテープ1におけるベース部11の 面に近づくような形状とされており、上記 片26の先端における延長方向が、上記の弁 が設けられた側のテープにおけるベース部 表面を基準とした角度Xで、0°以上90°未満で あることから、袋の内圧Pにより弁片26が上記 ベース部11の表面との関係でこじ開けられる とがなく、ベース部11の表面に確実に接近 せることができる。
また、本願の請求項4に記載の発明は、ス ライダー3の拡開部33が連結部31cの内面から突 出して設けられており、基端には支持部33aが 設けられ、この支持部33aの先端側には、幅寸 法の拡大された部分である押し広げ部33bが設 けられており、この押し広げ部33bが、一方側 テープ1へと向かい突出した側33b1よりも他方 テープ2の被拡開片23へと向かい突出した側3 3b2の方が、上記支持部33aからの寸法が大きい ものとされており、かつ、この押し広げ部33b における、上記他方側テープ2の被拡開片23寄 りの先端部分33b2につき、開放動作中でのス イダー3の移動方向を基準とした前端部33dよ も後端部33eの方が、上方に突出しているこ から、上記請求項1~3のいずれかの発明に係 密封用チャックの効果に加え、開放動作中 のスライダー3の移動に伴い、被拡開片23を 方に持ち上げることができ、これにより、 側爪部22aの先端が更に上方に移動し、凸条1 2と凹条22との嵌合をより容易に解除できる。
また、本願の請求項5に記載の発明は、開 口部B1の端部のうち、上記のスライダー3が袋 の閉鎖時に配位される側の形状につき、スラ イダー3の上記押し広げ部33bが配位される部 については、上記の一方側テープ1と他方側 ープ2とが接着されておらず、スライダー3 上記押し広げ部が配位される以外の部分に いては、少なくともその一部のうち、上記 ライダー3の閉鎖用凸部32よりも上記開口部B1 における端部寄りの位置において、上記の一 方側テープ1と他方側テープ2とが接着されて ることから、密封袋Bの端部から空気が逆流 することがないものとでき、脱気状態を長期 にわたって維持することができる密封袋を提 供できる。
Next Patent: REFRIGERATING APPARATUS
