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Patent Searching and Data


Title:
HIGH-STRENGTH FLAME RESISTANT MAGNESIUM ALLOY
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/026333
Kind Code:
A1
Abstract:
A high-strength flame resistant magnesium alloy produced by adding, as a supplement additive, at least one member selected from among carbon (C), molybdenum (Mo), niobium (Nb), silicon (Si), tungsten (W), alumina (Al2O3), magnesium silicide (Mg2Si) and silicon carbide (SiC) to a small-piece block of flame resistant magnesium alloy resulting from addition of 0.5 to 5.0 mass% of calcium to a magnesium alloy, and subjecting the resultant matter to crushing, molding, sintering and plastic working. As the high-strength flame resistant magnesium alloy excels in joining capability, when it is applied to a filler metal, there can be attained an enhancement of weldability.

Inventors:
SATOH TOMIO (JP)
UENO HIDETOSHI (JP)
OGAWA YOJI (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/053726
Publication Date:
March 06, 2008
Filing Date:
February 28, 2007
Export Citation:
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Assignee:
NAT INST OF ADVANCED IND SCIEN (JP)
SATOH TOMIO (JP)
UENO HIDETOSHI (JP)
OGAWA YOJI (JP)
International Classes:
C22C23/02; C22C23/00; C22C23/04; C22C32/00
Foreign References:
JPH08260090A1996-10-08
JPH06330216A1994-11-29
JP2005068550A2005-03-17
JP2006002184A2006-01-05
JP2006016655A2006-01-19
JPS62180030A1987-08-07
JPS62218527A1987-09-25
JP2003129157A2003-05-08
JPS5747843A1982-03-18
JP2005325441A2005-11-24
JP2003277876A2003-10-02
JPH09271919A1997-10-21
Attorney, Agent or Firm:
TOMISAKI, Motonari et al. (Toranomon-yoshiara Bldg.6-13, Nishishimbashi 1-chome, Minato-ku Tokyo 03, JP)
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Claims:
 マグネシウム合金に0.5~5.0質量%のカルシウムが添加された難燃性マグネシウム合金に、炭素(C)、モリブデン(Mo)、ニオブ(Nb)、シリコン(Si)、タングステン(W)、アルミナ(Al 2 O 3 )、珪化マグネシウム(Mg 2 Si)、及び炭化珪素(SiC)から選択される少なくとも1種以上の追加添加物を添加して得られた高強度難燃性マグネシウム合金。
 請求項1に記載された高強度難燃性マグネシウム合金において、
 前記追加添加物の炭素(C)の量は、0.1~0.3質量%であることを特徴とする高強度難燃性マグネシウム合金。
 請求項1に記載された高強度難燃性マグネシウム合金において、
 前記追加添加物のモリブデン(Mo)の量は、1.0~12.0質量%であることを特徴とする高強度難燃性マグネシウム合金。
 請求項1に記載された高強度難燃性マグネシウム合金において、
 前記追加添加物のニオブ(Nb)の量は、0.5~5.0質量%であることを特徴とする高強度難燃性マグネシウム合金。
 請求項1に記載された高強度難燃性マグネシウム合金において、
 前記追加添加物のシリコン(Si)の量は、0.5~6.0質量%であることを特徴とする高強度難燃性マグネシウム合金。
 請求項1に記載された高強度難燃性マグネシウム合金において、
 前記追加添加物のタングステン(W)の量は、5.0~40.0質量%であることを特徴とする高強度難燃性マグネシウム合金。
 請求項1に記載された高強度難燃性マグネシウム合金において、
 前記追加添加物のアルミナ(Al 2 O 3 )の量は、1.0~5.0質量%であることを特徴とする高強度難燃性マグネシウム合金。
 請求項1に記載された高強度難燃性マグネシウム合金において、
 前記追加添加物珪化マグネシウム(Mg 2 Si)の量は、2.0~6.0質量%であることを特徴とする高強度難燃性マグネシウム合金。
 請求項1に記載された高強度難燃性マグネシウム合金において、
 前記追加添加物炭化珪素(SiC)の量は、0.7~20.0質量%であることを特徴とする高強度難燃性マグネシウム合金。
 請求項1に記載された高強度難燃性マグネシウム合金において、
 前記マグネシウム合金は、0~12.0質量%のアルミニウムと0~5.0質量%の亜鉛と0.5質量%以下のマンガンを含むマグネシウム合金であることを特徴とする高強度難燃性マグネシウム合金。
 請求項1に記載された高強度難燃性マグネシウム合金において、
 前記マグネシウム合金は、米国材料試験協会(ASTM)で規定するAZ31系、AZ61系、AZ80系、AZ91系、AZ92系、AM50系、AM60系、及びAM100系から選択される1種のマグネシウム合金であることを特徴とする高強度難燃性マグネシウム合金。
 請求項1に記載された高強度難燃性マグネシウム合金において、
 前記難燃性マグネシウム合金は、該難燃性マグネシウム合金素材から得られる粉砕物からなることを特徴とする高強度難燃性マグネシウム合金。
 請求項1に記載された高強度難燃性マグネシウム合金において、
 前記高強度難燃性マグネシウム合金は、前記追加添加物を添加した後、外力を加えて永久変形を起こさせる塑性加工により製造された合金であることを特徴とする高強度難燃性マグネシウム合金。
 請求項12に記載された高強度難燃性マグネシウム合金において、
 前記粉砕物は、切削加工で得られる切削屑又はその粉末体であることを特徴とする高強度難燃性マグネシウム合金。
 請求項13に記載された高強度難燃性マグネシウム合金において、
 前記塑性加工は、押し出し加工、引き抜き加工、回転鍛造加工及び圧延加工から選択される1種、若しくは2種以上の組み合わせの加工であることを特徴とする高強度難燃性マグネシウム合金。
 請求項1から15項の中で選択される1項に記載された高強度難燃性マグネシウム合金において、
 前記追加添加物の添加で構成される合金は、溶加材の構成をなす合金であることを特徴とする高強度難燃性マグネシウム合金。
 請求項16項に記載された高強度難燃性マグネシウム合金において、
 前記溶加材は、線状又は棒状の溶接材であることを特徴とする高強度難燃性マグネシウム合金。
Description:
高強度難燃性マグネシウム合金

 本発明は、難燃性マグネシウム合金の機 的強度を高めた高強度難燃性マグネシウム 金に関する。

 マグネシウム合金は、極めて軽量である め、アルミニウムやその合金の代替材とし 注目されている。マグネシウム合金は、実 金属の中では最も軽量に属し、強度や弾性 を密度で除した比強度、比弾性率等がかな 高い。このため、軽量化が要求される産業 野において、将来その需要が高まることが 想される。チタンやアルミニウム合金は、 分な強度を有しているものの、マグネシウ 合金に比して、軽量性や緩衝性等の特性が いという欠点がある。

 通常のマグネシウム合金は、比強度は比 的高いもののチタンやアルミニウム合金に して絶対的な強度が低いとともに、発火点 低いので発火しやすい欠点があることは従 から知られている。このため難燃性にする めに、マグネシウム合金にカルシウムを添 して発火点を高め、発火し難いものにした 燃性マグネシウム合金とし、押し出しや圧 等の塑性加工を施した難燃性マグネシウム 金が開発されている(特許文献1)。

 チタンやアルミニウム合金に対応する強 を求めるための改良がなされたマグネシウ 合金も種々提案されている。例えば、強度 び比強度が高く、塑性変形後の結晶粒度が さい特性を有し、MgにCa、Zn、及びX(ただし Xは希土類元素であり、Y、Ce、La、Nd、Pr、Sm Mmからなる群から選ばれる1種以上の元素)を 定量添加し、これらの化合物が微細に分散 た組織を有するマグネシウム合金とその製 技術が開示されている(例えば、特許文献2 照)。即ち、希土類元素を所定量添加し、急 凝固アトマイズ法により組織の微細化を図 たものである。

 又、高強度と高延性化とを同時に実現し ものとして、周期律表2族、3族又はランタ イド系に含まれ、マグネシウムより原子半 が大きい1種の溶質原子0.03~0.54原子%と、残部 がマグネシウムとで構成されるマグネシウム 合金が開示されている(例えば、特許文献3参 )。このマグネシウム合金は、平均結晶粒度 径が1.5μm以下で、結晶粒界近傍の溶質原子が 結晶粒内の溶質原子の濃度の1.5~10.0倍の濃度 偏在している微細結晶粒組織を有している のである。

 更に、高強度と高延性とを兼ね備えるマグ シウム合金として、1.0~4.0原子%のZnと、1.0~4. 5原子%のYとを所定の組成比でマグネシウムに 含有させ、金属間化合物Mg 3 Y 2 Znと長周期構造のMg 12 YZnとを同時に含む組織にしたものが開示され ている(例えば特許文献4参照)。これは、金属 間化合物Mg 3 Y 2 Znと、長周期相Mg 12 YZnとが同時に存在することにより、耐力、引 張強さ、伸びを向上させるものである。

 更に、前述のようにマグネシウム合金中 カルシウムを含有させた難燃性マグネシウ 合金は、発火点が高く、機械的強度も高く り扱いやすい特性をもっている。このこと ら、この利点を利用しこのマグネシウム合 を製品としてヘルメットに適用した技術(例 えば特許文献5参照)、又、眼鏡のフレームに 用した技術(例えば特許文献6参照)も開示さ ている。一方、マグネシウム合金は、自動 、二輪車、鉄道車両、航空機、ロボット等 移動構造体や福祉機器、高齢者用機器等の 造部材への広範な応用が期待されている。

 そのような各種構造部材においては、各 材の接合、特に溶接技術が不可欠となる。 グネシウム合金の溶接技術においても種々 発が行われており、レーザ溶接、TIG溶接、M IG溶接等々がなされている。本発明に関わる 燃性マグネシウム合金ではないが、例えば マグネシウム基合金の押し出し材などの母 に伸線加工を施した後、表面にシェービン 加工を施して表面清浄性に優れるマグネシ ム溶接線が開示されている(例えば特許文献 7参照)。又、これも本発明に関わる難燃性マ ネシウム合金ではないが、強度と靭性に優 たマグネシウム基合金のワイヤとして、Al Mn、Zn、Zr、希土類元素、等の成分を含むも が知られている(例えば、特許文献8参照)。

 また、前述のようにマグネシウム合金に ルシウムを含有させた難燃性マグネシウム 金は、発火点が高く、機械的強度も高く取 扱いやすい特性をもっている。この利点を 用した具体的事例として、前述の特許文献5 ,6には、分割された部材を突合せた状態で、 ーザ溶接、TIG溶接、MIG溶接等の溶融溶接に り接合し、一体化する接合技術が開示され いる。

特開2000-109963号公報

特開平9-41065号公報

特開2006-16658号公報

特開2006-97037号公報

特開2005-350808号公報

特開2005-196094号公報

特開2006-263744号公報

特許第3592310号公報

 前述したように、マグネシウム合金の機 的特性を向上させる改良技術は種々提案さ ている。しかしながら、現状のマグネシウ 合金はまだ多くの問題点を抱えており、満 すべきものとはなっておらず、実際の製品 適用するにはまだ不十分である。特許文献1 の技術は、本出願人の出願になるものである が、高強度難燃性マグネシウム合金はCaを0.1~ 15質量%を含み、Al、Znを一部添加した合金で る。本発明は、この技術を発展させ、さら 強化を図った合金としたものである。又、 許文献2では高価な希土類元素の添加を必要 し、これにより得られた合金も高コストな のにならざるを得ない。更には、急冷凝固 トマイズ法といった特殊、且つ高度な技術 用いなければならない。特許文献2による合 金の耐力は510~635MPaを示し、高強度化が図ら ているものの、破断伸びは1.0~4.0%と極めて小 さく、非常に脆性的な材料となっている。

 又、特許文献3の技術は、降伏応力、伸びが 向上したものとして例示されているが、指定 された溶質原子のCaを除く他の元素は希土類 素であるので、前述したものと同様にコス の高い合金になってしまう。更に、特許文 4に記載されたマグネシウム合金では、金属 間化合物Mg 3 Y 2 Znと長周期相Mg 12 YZnとが同時に存在する場合にのみ、390~520MPa 引張強さと4.5~10.3%の破断伸びが得られると うものであり、金属間化合物あるいは長周 相のどちらか片方の存在では、高強度と高 性を兼ね備えることはできないことが示さ ている。

 更に、特許文献7の技術は、マグネシウム 溶接線に関するものであるが、溶接線の表面 清浄性を高めることを目的としたものであり 、溶接線や溶接棒といった、いわゆる溶加材 の組成に関するものではない。加えて、この 溶接線は難燃性マグネシウム合金ではない。 更に、特許文献8の技術は、マグネシウム基 金ワイヤに関わる技術を開示しているが、Al 、Mn、Zn、Zr、希土類元素、等の成分を含むも のであり、本発明の高強度難燃性マグネシウ ム合金溶加材とはその組成を異とする。特許 文献8の内容はワイヤを用いたばねを提供す ことを目的としており、溶接線としての利 はその可能性が開示されているものの、そ 具体的な実施例は全く記載されていない。 に、この溶接線は難燃性マグネシウム合金 関するものではない。

 更に、特許文献5では難燃性マグネシウム 合金をヘルメットへ応用し、必要に応じて該 マグネシウム合金のレーザ溶接、TIG溶接、MIG 溶接などの溶融溶接を行うとして難燃性マグ ネシウム合金の溶接の可能性を開示している 。しかし、具体的な実施例の記載はない。更 に、この特許文献5に記載されたものは、難 性マグネシウム合金は溶接される側の被溶 材料であり、溶接するための溶加材ではな 。

 以上、記述したように特許文献2、3及び4 記載のマグネシウム合金は、それぞれ利点 あるものの機械材料に要求される特性とし 不十分であり、いずれにしても添加される 素には高価な希土類元素を使用し、結果的 製造されるマグネシウム合金は高価になる 題点を有している。又、特許文献5,6におい は、接合技術が開示されてはいるが、対象 難燃性マグネシウム合金は本発明に関わる 強度難燃性マグネシウム合金ではない。さ に特許文献7,8に記載の技術は、溶接線の表 性状の改善や、高価な希土類元素を使用し いるものであり、またワイヤ自体の機械的 性の改善に関わるものであるが、いずれも 発明に関わる高強度難燃性マグネシウム合 ではなくその特性は不十分である。

 本発明は、このような従来の技術背景のも になされたものであり、次の目的を達成す 。
 本発明の目的は、希土類元素に限定された 金化元素を使用せず、汎用的な元素や化合 の添加により、引張強度が高く、高耐力の 強度特性をもたせた難燃性マグネシウム合 の提供にある。
 本発明の他の目的は、低コストで安定した 接性の向上が図られ、溶加材として使用可 な難燃性マグネシウム合金の提供にある。

 本発明は、前記目的を達成するために次の 段をとる。
 本発明1の高強度難燃性マグネシウム合金は 、マグネシウム合金に0.5~5.0質量%のカルシウ が添加された難燃性マグネシウム合金に、 素(C)、モリブデン(Mo)、ニオブ(Nb)、シリコ (Si)、タングステン(W)、アルミナ(Al 2 O 3 )、珪化マグネシウム(Mg 2 Si)、及び炭化珪素(SiC)から選択される少なく も1種以上の追加添加物を添加して得られる 。

 本発明2の高強度難燃性マグネシウム合金は 、本発明1において、前記追加添加物炭素(C) 量は、0.1~0.3質量%であることを特徴とする。
 本発明3の高強度難燃性マグネシウム合金は 、本発明1において、前記追加添加物モリブ ン(Mo)の量は、1.0~12.0質量%であることを特徴 する。

 本発明4の高強度難燃性マグネシウム合金は 、本発明1において、前記追加添加物ニオブ(N b)の量は、0.5~5.0質量%であることを特徴とす 。
 本発明5の高強度難燃性マグネシウム合金は 、本発明1において、前記追加添加物シリコ (Si)の量は、0.5~6.0質量%であることを特徴と る。

 本発明6の高強度難燃性マグネシウム合金は 、本発明1において、前記追加添加物タング テン(W)の量は、5.0~40.0質量%であることを特 とする。
 本発明7の高強度難燃性マグネシウム合金は 、本発明1において、前記追加添加物アルミ (Al 2 O 3 )の量は、1.0~5.0質量%であることを特徴とする 。

 本発明8の高強度難燃性マグネシウム合金は 、本発明1において、前記追加添加物珪化マ ネシウム(Mg 2 Si)の量は、2.0~6.0質量%であることを特徴とす 。
 本発明9の高強度難燃性マグネシウム合金は 、本発明1において、前記追加添加物炭化珪 (SiC)の量は、0.7~20.0質量%であることを特徴と する。

 本発明10の高強度難燃性マグネシウム合金 、本発明1において、前記マグネシウム合金 、0~12.0質量%のアルミニウムと0~5.0質量%の亜 鉛と0.5質量%以下のマンガンを含むマグネシ ム合金であることを特徴とする。
 本発明11の高強度難燃性マグネシウム合金 、本発明1において、前記マグネシウム合金 、米国材料試験協会(ASTM)で規定するAZ31系、 AZ61系、AZ80系、AZ91系、AZ92系、AM50系、AM60系、 及びAM100系から選択される1種のマグネシウム 合金であることを特徴とする。

 本発明12の高強度難燃性マグネシウム合金 、本発明1において、前記難燃性マグネシウ 合金は、該合金素材から得られる粉砕物か なる難燃性マグネシウム合金であることを 徴とする。
 本発明13の高強度難燃性マグネシウム合金 、本発明1において、前記高強度難燃性マグ シウム合金は、前記追加添加物を添加した 、塑性加工により製造された合金であるこ を特徴とする。

 本発明14の高強度難燃性マグネシウム合金 、本発明12において、前記粉砕物は、切削加 工で得られる切削屑又はその粉末体であるこ とを特徴とする高強度難燃性マグネシウム合 金。
 本発明15の高強度難燃性マグネシウム合金 、本発明13において、前記塑性加工は、押し 出し加工、引き抜き加工、回転鍛造加工及び 圧延加工から選択される1種、若しくは2種以 の組み合わせの加工であることを特徴とす 。

 本発明16の高強度難燃性マグネシウム合金 、本発明1から15において、前記追加添加物 添加で構成される合金は、溶加材の構成を す合金であることを特徴とする。
 本発明17の高強度難燃性マグネシウム合金 、本発明16において、前記溶加材は、線状又 は棒状の溶接材であることを特徴とする。

 以上説明したように、本発明の高強度難 性マグネシウム合金は、高価な希土類元素 限定された合金化元素を使用せず、汎用的 元素や化合物の追加物添加により、又、粉 物の成形、焼結及び塑性加工を施すことに って、引張強度が高く、高耐力の高強度特 をもたせた低コストの難燃性マグネシウム 金となった。更に、溶加材として、Caの添 によって発火点が高く通常の状態での接合 でき、溶接作業時に発生するヒューム(溶接 は切断時の熱によって蒸発した物質が冷却 れて固体の微粒子となったもの)の発生が少 ない高強度難燃性マグネシウム合金となった 。さらに切削屑等の粉砕物を有効に利用する ことで、低コストで接合性を向上させた高強 度難燃性マグネシウム合金となった。

 [高強度難燃性マグネシウム合金]
 以下、本発明の難燃性マグネシウム合金の 施の形態について詳細に説明する。先ず、 発明の理解を容易にするため、マグネシウ 合金について説明する。マグネシウム合金 ついては、米国材料試験協会(以下、「ASTM と称す。)あるいは日本工業規格(以下、「JIS 」と称す。)等により規格化されている。マ ネシウム合金は大別して、鋳造用マグネシ ム合金と展伸用マグネシウム合金がある。 々について、ASTM及びJISで規格化されている 械的特性の最小値から最大値の範囲は以下 とおりである。これら規格化された合金の 学成分の組成は、規格化され、かつ公知技 であるのでその詳細説明は省略する。

 鋳造用マグネシウム合金の機械的特性は 次の通りである。引張強さ:140MPa(AM100A―F材) ~270MPa(ZK61A―T5、T6処理材)。耐力:70MPa(AM100A―F )~180MPa(ZK61A―T5、T6処理材)。伸び:ほぼ0%(AM100 A―F材)~10%(AM50A―F材)。

 展伸用マグネシウム合金の機械的特性は 次の通りである。引張強さ:190MPa(AZ31C―O材)~ 310MPa(ZK60A―T5処理材)。耐力:90MPa(AZ31C―O材)~230 MPa(ZK60A―T5処理材)。伸び:4%(AZ31C―H14処理材)~1 3%(AZ31C―O材)。

 一般に、金属の場合、鋳造用合金に比し 展伸用合金は、塑性加工や加工熱処理の効 によって、強度や延性等の機械的性質が大 に向上する。マグネシウム合金においても 述のように向上はしているものの、強度、 性ともに他の金属より向上程度は少ないの 現状である。このため、さらなる技術開発 行われて前述の特許技術の事例のようにそ 技術が開示されている。

 本実施の形態は、Caが添加されて難燃化 図られた難燃性マグネシウム合金に低価格 元素や化合物の追加添加物を添加して、そ 機械的強度を向上させるものである。本実 の形態は、難燃性マグネシウム合金の粉砕 を利用し、成形、焼結及び塑性加工により 室温における引張強さを419MPa以上、耐力を38 0MPa以上の機械的特性を有する高強度難燃性 グネシウム合金を提案するものである。

 次にその合金について説明する。本発明 実施の形態で示すマグネシウム合金は、ASTM の[AM60B]で表示される鋳造用マグネシウム合 である。ただし、本発明の実施が可能な合 としては、必ずしもこの鋳造用マグネシウ 合金[AM60B]に限定されるものではなく、他の グネシウム合金であってもよい。この合金 0.5~5.0質量%のCaを添加する。本実施の形態に おいては2質量%のCaを添加する。

 AM60Bは、ダイカスト用合金であり、耐食 向上のため、不純物Fe、Ni、Cuの含有量を少 くした高純度マグネシウム合金である。そ 基本化学組成はAl5.5~6.5質量%、Mn0.24~0.60質量% 残部マグネシウムからなるものである。こ にカルシウムを添加し、難燃性マグネシウ 合金としている。カルシウムの添加量は、 述のように0.5~5.0質量%が望ましい。

 マグネシウムは、結晶構造が稠密六方晶 あるため、室温のもとでは塑性加工性が極 て悪く、冷間加工はできないのが現状であ 。熱間では塑性加工性もかなり向上するが 他の金属と比較すると精緻な形状の加工は はり困難である。従ってマグネシウム合金 製造は鋳造法が主に用いられる。又、鋳造 で得られた鋳造品や塑性加工で得られた鍛 材や展伸材等の最終形状への仕上げには切 加工が施される場合が多い。しかしながら 切削加工で発生する切削屑の処理はコスト が嵩む制約があり、一方、リサイクル材と てこのままで再利用するには多くの問題を えている。

 近年この切削屑の有効利用を図る研究が われているが、実用に供せる決定的な事例 まだ開示されていない。本例においては、 燃性マグネシウム合金の切削屑をベースと るものである。この難燃性マグネシウム合 は、切削性が良好であるため高速切削が可 であり、従って切削屑を多く発生させるこ が可能である。しかし、本発明においては 削屑に限定されず、切削屑に準じるもので ればどのような粉砕物、小片状ブロックで ってもよい。

 [高強度難燃性マグネシウム合金の製造方法 ]
 次に本発明の高強度難燃性マグネシウム合 の製造方法について説明する。ベースとな マグネシウム合金は、本実施の形態では2質 量%のCaが添加された難燃性マグネシウム合金 「AM60B+2Ca合金」を用いた。AM60Bは本来鋳造用 マグネシウム合金であるが、熱間において 押し出し等の塑性加工を可能とするもので る。この塑性加工には、押し出し加工、引 抜き加工、鍛造加工、回転鍛造加工、圧延 工等がある。このAM60Bに2質量%のCaを添加す ことにより、このAM60Bに2質量%のCaを添加し 難燃性マグネシウム合金「AM60B+2Ca合金」の 火温度を200~300℃上昇させることができる。

 このため、大気中での溶解作業も安全に うことができる。この難燃性マグネシウム 金「AM60B+2Ca合金」から、次工程の粉砕に適 る形態を有する小片状ブロックを求める。 実施の形態においては、難燃性マグネシウ 合金「AM60B+2Ca合金」の切削加工による切削 を便宜的に使用した。小片状ブロックとし 、切削加工による切削屑に限定されるもの はないことはいうまでもなく、種々の機械 工で排出される切削屑や研削屑、切断・打 き等のプレス屑、破砕機による破砕屑、鋳 ・鋳造材の小片状ブロック等を粉砕したも であっても良い。これらの小片状ブロック ら粉砕物を得るが、これにはボールミル等 用いる。

 本実施の形態における難燃性マグネシウム 金の場合、Caの添加によって難燃化が図ら ているので、粉砕物の常温状態で大気中に 置しても安全である。例えば、146μmの平均 径を有する難燃性マグネシウム合金「AM60B+2C a合金」の粉砕物の爆発下限濃度の値は100mg/m 3 であり、アルミニウム粉末(35mg/m 3 )よりも大きく、鉄粉末(<120mg/m 3 )程度になり、爆発の危険性は大幅に軽減さ 取り扱いが容易となっている。

 次に、小片状ブロックから粉砕物を得るに して、本実施の形態の特徴である追加添加 として所定元素あるいは化合物を添加する この追加添加物は、希土類元素に限定され ものではなく、その割合を含めて示すと、0 .1~0.3質量%C、1.0~12.0質量%Mo、0.5~5.0質量%Nb、0.5~ 6.0質量%Si、5.0~40.0質量%W、1.0~5.0質量%Al 2 O 3 、2.0~6.0質量%Mg 2 Si、0.7~20.0質量%SiCの各元素、あるいはこれら 所定化合物である。

 これらの元素あるいは化合物の種類と添 量を限定しているのは、製造される難燃性 グネシウム合金が高強度化が達成できる範 を示すもので、この範囲を外れると高強度 の効果は薄れるためである。これらの1種ま たは選択される複数種を追加添加し、小片状 ブロックの粉砕と元素あるいは化合物の複合 化を同時に行う。即ち、この粉砕工程におい て、小片状ブロックの難燃性マグネシウム合 金は、凝固組織が破壊され微細均質な組織に 改質する。同時に追加添加物は、粉末内部に 均一に入り込み、難燃性マグネシウム合金は 組織が微細・均質になる。

[成形及び焼結]
 次に、このように微細均質な組織になった 砕物の難燃性マグネシウム合金を成形及び 結する。この成形は、冷間成形あるいは熱 成形のいずれも可能であるが、工程の短縮 を考慮すると、焼結も同時に行える熱間成 が好ましい。熱間成形にはパルス通電焼結 が適する。パルス通電焼結法は、黒鉛モー ドに対象となる試料を充填し、加圧しなが パルス状に通電を行って焼結する公知の処 方法である。本例においては、この試料は 述した難燃性マグネシウム合金製の粉砕物 なる。この処理方法は粉砕物を効率よく加 し、短時間で焼結できる利点がある。

 次に、この成形及び焼結された難燃性マ ネシウム合金粉砕物の焼結体をビレットと て塑性加工を施す。この塑性加工は、焼結 にせん断変形を付与することによって、粉 物同士の固着を焼結体以上により強固にす とともに、焼結体のミクロ組織も微細化す 効果がある。塑性加工を施す手段として、 し出し、圧延、引き抜き、鍛造、回転鍛造 の各種加工法があるが、本例においては材 の再結晶温度以上で行われる熱間押し出し 工を用いる。これは、押し出し加工では大 なせん断変形を加工物に付与することがで るためである。又、この際の押し出し比は ある程度高い方が得られる材料の機械的強 が増すが、必要以上に大きくすると押し出 金型の寿命低下や破損、押し出し設備の大 化等を招くため、押し出し比の最高は120程 が好ましい。

 この押し出し成形により焼結体中の粉砕 同士はせん断変形を受けてより強固に結合 、難燃性マグネシウム合金に元々含まれる 属間化合物の粒子、ならびに追加添加物が グネシウムマトリックス中に均一に分散し 組織形態となる。又、熱間押し出し加工中 再結晶が生じてマグネシウムのマトリック 結晶粒は微細化される。これらによって機 的特性が向上し、高強度化が図られる。

 使用するマグネシウム合金は、前述の実 の形態で開示した以外に、0~12.0質量%のアル ミニウムと、0~5.0質量%の亜鉛と、0.5質量%以 のマンガンを含むマグネシウム合金でも有 な結果が可能である。更に、マグネシウム 金は、米国材料試験協会(ASTM)規格表示のAZ31 、AZ61系、AZ80系、AZ91系、AZ92系、AM50系、AM60 、及びAM100系から選択されるいずれか1種を 用しても有効な結果が可能である。

 本発明は、このような性質を有する高強度 燃性マグネシウム合金を素材として、溶加 にも適用可能である。溶接作業の際に使用 れる溶加材、即ち溶接棒あるいは溶接線(又 は「溶接ワイヤ」ともいう)等は、マグネシ ム合金に0.5~5質量%のカルシウム(Ca)を添加し 上に更にC、Mo、Nb、Si、W、Al 2 O 3 、Mg 2 Si、SiCのいずれか1種以上を追加添加した本発 明に関わる高強度マグネシウム合金であり、 発火点が高く、強度を増している合金である 。

 難燃化に伴ない、接合においても火花等 発生に伴う火災等の危険性が少なくなり、 全に接合作業を行うことができる。一般に 溶接作業時には溶接時の熱によって蒸発し 物質が冷却されて固体の微粒子となったヒ ームが発生することが知られているが、本 明による溶加材を使用することによって、 の発生を抑制できる。このように、実際の 接現場においてもその溶接環境の向上に寄 できる。

 溶加材は、例えば押し出し加工や伸線用 特化したローラダイス等による伸線加工を す加工形態によって得られる。これらの加 を施すことにより、本発明溶加材に含まれ 追加添加物は、マグネシウムマトリックス に一層の均質分散が可能となり、その結果 溶接組織においても均質組織が達成され、 械的特性の向上ができる。

 本発明の高強度難燃性マグネシウム合金 、溶加材として、マグネシウムやマグネシ ム合金素材を溶接する際、溶接の種類に依 ず全般に適用可能であるが、特にTIG溶接やM IG溶接に好適に利用することができる。以下 TIG溶接で行った接合の実施例も合わせて示 。以上、実施の形態について説明したが、 発明は、本実施の形態に限定されないこと いうまでもない。

 本実施例の合金は、AM60B合金に難燃性付与 ため、2.0質量%Caが添加された難燃性マグネ ウム合金「AM60B+2Ca」をベースにした。これ 追加添加物として、C、Mo、Nb、Si、W、Al 2 O 3 、Mg 2 Si、SiC、の元素、あるいは化合物を表1に示す 組成になるように添加した。本実施例では、 この合金の小片状ブロックとして、旋削の切 粉である切削屑を用いた。この切削屑をボー ルミルにより粉砕して粉砕物を得た。この際 、追加添加物も同時に添加して、添加物の均 質分散複合化を行った。

 次にこのボールミルによって調製された 燃性マグネシウム合金の粉砕物をパルス通 焼結法により焼結温度480℃、時間は20分、 気中で固化形成した。次いで、これをビレ トとして押し出し比を110、押し出し温度を48 0℃で熱間押し出し加工を行った。得られた し出し材の長手方向に試験片を採取して室 にて引張強さ、耐力、破断伸びの試験を行 た。その試験結果を表2に一括してまとめた この結果によれば、いずれの試験片におい も、引張強さが419MPa以上、耐力が380MPa以上 あり、本発明の効果を確認した。

 この結果の各元素あるいは化合物毎のデー を図1から図8に示す。図1はCを添加した場合 、図2はMoを添加した場合、図3はNbを添加した 場合、図4はSiを添加した場合、図5はWを添加 た場合、図6はAl 2 O 3 を添加した場合、図7はMg 2 Siを添加した場合、図8はSiCを添加した場合で 、添加量に応じた各引張強さ、耐力、破断伸 びについて表示したデータ図である。

 この結果によると、追加添加物のない特 文献1に示される従来のCa添加の高強度難燃 マグネシウム合金に比し、本例の場合、デ タ図からも明らかなように、いずれの追加 加物を加えた場合も機械的強度は向上して る。例えば引張強さは、いずれの追加添加 を加えた場合においても419MPa以上を示して る。従って、素材としての高強度難燃性マ ネシウム合金は一層強度の向上した合金と える。 各図において、添加量が0%における 値は次に示す比較例の結果を示している。

 次に、本実施例に対応する比較を行ったの 、その比較例を示す。本実施例の結果は、 に示す比較例のいずれをも上回っている。
(比較例1)
 この比較例1は、本発明に関わる追加添加物 のない従来の難燃性マグネシウム合金につい て行ったものである。実施例と同じ化学組成 の難燃性マグネシウム合金「AM60B+2Ca」の鋳造 材からの旋削による切削屑を、ボールミルに よって粉砕物とした後、実施例と全く同じ条 件の下で、パルス通電焼結法によりこの粉砕 物を成形及び焼結した。これをビレットとし て実施例と同じ条件の下で、押し出し比R=110 押し出し温度T=480℃で熱間押し出し加工し 得られた押し出し材の長手方向に室温にて 張強度試験を行った。その引張強度試験の 果は、引張強さ=415MPa、耐力=364MPa、破断伸び =23%であった。これらの値は、実施例におけ 結果を示した図1~図8において、各添加物の が0%として左端に図示されている。

(比較例2)
 この比較例2は、本発明に関わる追加添加物 のない従来の難燃性マグネシウム合金につい て行ったものである。実施例と全く同じ化学 組成の難燃性マグネシウム合金「AM60B+2Ca」の 鋳造材を、実施例と同じ条件の下で、押し出 し比R=110、押し出し温度T=480℃で押し出し加 し、押し出し材の長手方向に室温にて引張 度試験を行った。その引張強度試験の結果 、
引張強さ=305MPa、耐力=242MPa、破断伸び=18%であ った。

(比較例3)
 この比較例3は、本発明に関わる追加添加物 のない従来の難燃性マグネシウム合金につい て行ったものである。実施例と全く同じ化学 組成の難燃性マグネシウム合金「AM60B+2Ca」の 鋳造材を、熱間にて押し出し加工後、次いで 熱間にて引き抜き加工を施して作製した引き 抜き材をその長手方向に室温にて引張強度試 験を行った。その引張強度試験の結果は、
引張強さ=286MPa、耐力=198MPa、破断伸び=16%であ った。

 本実施例は、図1~図8に示す高強度難燃性 グネシウム合金を、マグネシウム合金溶接 溶加材である溶接ワイヤとして用いた場合 接合結果を示すものである。被溶接材には AM60Bマグネシウム合金に難燃性を付与する めに2質量%のCaが添加された難燃性マグネシ ム合金「AM60B+2Ca合金」の押し出し板材(板厚 2mm)を用いた。溶接はTIG法にて行った。主な 接条件は、以下のとおりである。

 即ち、直径2.4mmの純タングステン電極を用 、電極と母材間の距離は2mm、交流式で電流10 0A、溶接速度は200mm/min、不活性ガスにはアル ンガスを用い、その流量は12L/minとした。溶 接後、溶接における余盛り部を取り除いて試 験片形状とした後、引張強度試験を行い接合 強度を確認した。その引張強度試験結果を、 表3、図9及び図10に示す。図9は追加添加元素 の結果であり、又、図10は追加添加化合物 の結果を示している。図9及び図10における 軸は各種追加添加物の種類とその組成を表 している。実施例の結果は、追加添加物5Si 9Mg 2 Siを除き、いずれも比較例を上回る結果とな 、本発明の効果を確認した。尚、追加添加 5Siと9Mg 2 Siの場合の結果は、粗大な溶接欠陥による溶 不良のためであることを確認しており、正 の強度試験結果ではない。

[比較例4]
 この比較例においては、本発明に関わる追 添加物のない従来の難燃性マグネシウム合 を溶加材として使用した接合結果を示すも である。溶加材、即ち本比較例では溶接ワ ヤとして、難燃性マグネシウム合金「AM60B+2 Ca合金」の鋳造材から熱間での押し出し加工 次いで熱間での引き抜き加工を経て作製さ た引き抜き材を用いた。被溶接材及び各種 接条件を実施例に同じくして、TIG溶接を行 た。実施例と同様に、溶接後、溶接におけ 余盛り部を取り除いて試験片形状とした後 引張強度試験を行い、接合強度を確認した その結果を、表3の「比較例」、図9及び図10 の「比較例」で示す。比較例における溶接板 材の接合引張強さは、いずれの実施例の場合 よりも小さく、173MPaであった。

図1は、難燃性マグネシウム合金「AM60B+ 2Ca」の粉砕物にCを添加した場合の高強度難 性マグネシウム合金の引張強度試験結果の ータ図である。 図2は、難燃性マグネシウム合金「AM60B+ 2Ca」の粉砕物にMoを添加した場合の高強度難 性マグネシウム合金の引張強度試験結果の ータ図である。 図3は、難燃性マグネシウム合金「AM60B+ 2Ca」の粉砕物にNbを添加した場合の高強度難 性マグネシウム合金の引張強度試験結果の ータ図である。 図4は、難燃性マグネシウム合金「AM60B+ 2Ca」の粉砕物にSiを添加した場合の高強度難 性マグネシウム合金の引張強度試験結果の ータ図である。 図5は、難燃性マグネシウム合金「AM60B+ 2Ca」の粉砕物にWを添加した場合の高強度難 性マグネシウム合金の引張強度試験結果の ータ図である。 図6は、難燃性マグネシウム合金「AM60B+2Ca」 粉砕物にAl 2 O 3 を添加した場合の高強度難燃性マグネシウム 合金の引張強度試験結果のデータ図である。 図7は、難燃性マグネシウム合金「AM60B+2Ca」 粉砕物にMg 2 Siを添加した場合の高強度難燃性マグネシウ 合金の引張強度試験結果のデータ図である 図8は、難燃性マグネシウム合金「AM60B+ 2Ca」の粉砕物にSiCを添加した場合の高強度難 燃性マグネシウム合金の引張強度試験結果の データ図である。 図9は、追加添加元素を含む高強度難燃 性マグネシウム合金を溶加材として用いて溶 接した被溶接板材の引張強度試験結果を示し 、比較例を含むデータ図である。 図10は、追加添加化合物を含む高強度 燃性マグネシウム合金を溶加材として用い 溶接した被溶接板材の引張強度試験結果を し、比較例を含むデータ図である。