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Title:
HUMIDIFIER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/146801
Kind Code:
A1
Abstract:
A humidifier where, when its humidifying operation is in stop, its humidifying action is reliably stopped to suppress wasteful water consumption. The humidifier (1) has a water storage container (40), a vaporization element (41), and a water wheel (42). The vaporization element (41) is placed above the full level of water in the water storage tank (40) and vaporizes water conveyed from the water storage tank (40). The water wheel (42) conveys the water in the water storage tank (40) to the vaporization element (41) and releases the water toward the vaporization element (41). In the humidifier (1), the vaporization element (41) is separated from the water surface in the water storage container (40), so that, when operation of the water wheel (42) is stopped, the water does not move to the vaporization element (41) when humidifying operation of the humidifier is in stop. Thus, humidification can be reliably stopped.

Inventors:
YAMASHITA TETSUYA (JP)
NAGAO MITSUHISA (JP)
KAMIYAMA AYAKO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/059685
Publication Date:
December 04, 2008
Filing Date:
May 27, 2008
Export Citation:
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Assignee:
DAIKIN IND LTD (JP)
YAMASHITA TETSUYA (JP)
NAGAO MITSUHISA (JP)
KAMIYAMA AYAKO (JP)
International Classes:
F24F6/06; F24F6/00
Domestic Patent References:
WO2004053398A12004-06-24
Foreign References:
JP2006258308A2006-09-28
JPS55157634U1980-11-12
JPH0367832U1991-07-03
JP2006097922A2006-04-13
JPH02303556A1990-12-17
JP2005185930A2005-07-14
JP2006329467A2006-12-07
JPS55181127U1980-12-26
JP2005095807A2005-04-14
JPH03267636A1991-11-28
JP2005282980A2005-10-13
JP2007212125A2007-08-23
Attorney, Agent or Firm:
SHINJYU GLOBAL IP (1-4-19 Minamimori-machi, Kita-ku, Osaka-sh, Osaka 54, JP)
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Claims:
 水を貯める貯水容器(40)と、
 前記貯水容器(40)の満水時の水位よりも上側に配置され、前記貯水容器(40)から運ばれてきた水を気化させる気化部材(41)と、
 前記貯水容器(40)の水を前記気化部材(41)まで運び、前記気化部材(41)に給水する送水手段と、
 前記貯水容器(40)、前記気化部材(41)および前記送水手段を収納する本体(10)と、
を備えた、
加湿機(1)。
 前記送水手段は、回転軸の周りに設けられた複数の凹部(421a)を回転によって順次前記貯水容器(40)内の水中に浸水させて水を汲み上げる水車(42)である、
請求項1に記載の加湿機(1)。
 前記複数の凹部(421a)は前記水車(42)の側面に設けられており、
 前記水車(42)の前記側面と前記気化部材(41)の側面とが近接して対向している、
請求項2に記載の加湿機(1)。
 前記気化部材(41)は前記本体(10)に回転可能に収納されており、
 前記水車(42)と前記気化部材(41)とを同時に回転させる共通の駆動部(43)をさらに備えた、
請求項2に記載の加湿機(1)。
 前記駆動部(43)は、前記気化部材(41)に回転を伝達する駆動歯車(431)を有し、
 前記気化部材(41)は、前記駆動歯車(431)と噛み合う第1歯車(411)を有し、
 前記水車(42)は、前記第1歯車(411)と噛み合う第2歯車(423)を有している、
請求項4に記載の加湿機(1)。
 前記気化部材(41)は、前記第1歯車(411)を外周に有する円板状の部材であり、
 前記駆動歯車(431)および前記第2歯車(423)は、前記駆動歯車(431)および前記第2歯車(423)の回転中心が前記第1歯車(411)の回転中心よりも下方になる位置で、且つ前記駆動歯車(431)と前記第2歯車(423)とが前記第1歯車(411)の鉛直中心線に対して互いに反対側となる位置で、前記第1歯車(411)と噛み合っている、
請求項5に記載の加湿機(1)。
 前記貯水容器(40)は、前記本体(10)に脱着可能に収納され、
 前記水車(42)は、前記貯水容器(40)に回転可能に支持され、
 前記貯水容器(40)が前記本体(10)から取り出されるときに、前記水車(42)が前記貯水容器(40)と共に取り出される、
請求項2に記載の加湿機(1)。
 前記気化部材(41)は、前記本体(10)に脱着可能に収納され、
 前記気化部材(41)が前記本体(10)から取り出されるときの取り出し口と、前記貯水容器(40)および前記水車(42)が前記本体(10)から取り出されるときの取り出し口とが異なる、
請求項7に記載の加湿機(1)。
 前記貯水容器(40)と前記気化部材(41)との間に遥動可能に配置され、前記気化部材(41)から落下する水を受ける水受け部材(44)をさらに備え、
 前記水受け部材(44)は、下方へ傾けられることによって前記貯水容器(40)へ水を流す注ぎ口(44a)を有しており、
 前記貯水容器(40)が前記本体(10)に収納されているときは、前記注ぎ口(44a)が下方へ傾けられ、
 前記貯水容器(40)が前記本体(10)から取り出されたときは、前記注ぎ口(44a)が上方へ傾けられる、
請求項1に記載の加湿機(1)。
 前記送水手段(42)は、少なくとも表面が露出するように設けられた除菌機能材(PP)を有している、
請求項1から9のいずれか1項に記載の加湿機(1)。
 前記送水手段(42)自体が、前記除菌機能材によって構成されている、
請求項10に記載の加湿機(1)。
 前記水車(42)は、外周近傍において少なくとも表面が露出するように設けられた除菌機能材を有している、
請求項2に記載の加湿機(1)。
 前記水車(42)自体が、前記除菌機能材によって構成されている、
請求項12に記載の加湿機(1)。
 前記気化部材(41)から落下する水を受ける水受け部材(44)をさらに備え、
 前記気化部材(41)は、前記貯水容器(40)が前記水車(42)と共に取り出されることにより前記水受け部材(44)の上方の位置を維持したまま回転軸の中心が移動する、
請求項7に記載の加湿機(1)。
 前記気化部材(41)は、前記貯水容器(40)が前記水車(42)と共に取り出されると、前記水受け部材(44)の少なくとも一部に当接した状態で位置決めされる、
請求項14に記載の加湿機(1)。
 前記駆動部(43)は、前記気化部材(41)を、回転軸にまで水を到達させることが可能な前記気化部材(41)の水の浸透速度および水の自重に基づいて定まる所定の角速度以下の角速度で回転させる、
請求項4に記載の加湿機(1)。
 前記凹部(421a)の底面と前記凹部(421a)の開口とを繋ぐ面のうち、前記水車(42)の前記回転軸に近い側の面が、前記底面から前記開口に向うほど前記回転軸に近づく傾斜面(421b)で形成されている、
請求項2に記載の加湿機(1)。
 前記駆動部(43)は、
 駆動源であるモータ(43a)と、
 前記モータ(43a)に連結され前記駆動歯車(431)に動力を伝達する出力歯車(43b)と、
をさらに有する、
請求項5に記載の加湿機(1)。
 前記駆動部(43)は、前記モータ(43a)側から前記出力歯車(43b)の歯溝の端部を塞ぐフランジ(43c)をさらに有している、
請求項18に記載の加湿機(1)。
 前記第2歯車(423)は、前記水車(42)の前記凹部(421a)が設けられている側面と隣接しており、
 前記水車(42)は、前記第2歯車(423)を挟んで反対側に、前記第2歯車(423)の歯溝の端部を塞ぐリブ(425)をさらに有している、
請求項5に記載の加湿機(1)。
 前記気化部材(41)の外周の角に、前記気化部材(41)の外側へ向うほど前記気化部材(41)の厚み中央に近づくテーパー(417)が形成されている、
請求項9に記載の加湿機(1)。
 前記気化部材(41)を回転させる駆動歯車(431)を有する駆動部(43)をさらに備え、
 前記気化部材(41)は、前記駆動歯車(431)と噛み合う前記第1歯車(411)を外周に有する円板状の部材であり、
 前記第1歯車(411)の歯先円周上に前記テーパー(417)が形成されている、
請求項21に記載の加湿機(1)。
 前記気化部材(41)を回転させる駆動部(43)をさらに備え、
 前記気化部材(41)は、外周に、前記駆動部(43)からの回転力が伝達される第1歯車(411)を有している、
請求項1に記載の加湿機(1)。
 前記駆動部(43)は、前記第1歯車(411)と噛み合う駆動歯車(431)を有し、
 前記駆動歯車(431)は、前記気化部材(41)が前記本体(10)から引き出されるときの引き出し側とは反対側に位置する、
請求項23に記載の加湿機(1)。
 前記気化部材(41)が、不織布で成形されている、
請求項23に記載の加湿機(1)。
 前記気化部材(41)は、回転する略円板状の部材であって、
 前記本体(10)内において、前記気化部材(41)の外周は、2つの回転体(423,431)で支持されており、
 2つの前記回転体(423,431)は、前記気化部材(41)の回転軸よりも下方に位置し、且つ前記気化部材(41)の鉛直中心線を挟んで互いに反対側に位置している、
請求項1に記載の加湿機(1)。
 前記気化部材(41)を回転させる駆動部(43)をさらに備え、
 前記気化部材(41)は、
 水に濡らされてから前記水を気化させる略円板状の気化素子と、
 前記気化素子の外周に設けられ、前記駆動部(43)からの回転力が伝達されて前記気化素子とともに回転する第1歯車(411)と、
を有している、
請求項1に記載の加湿機(1)。
 前記気化素子は、前記第1歯車(411)から脱着可能であり、
 前記第1歯車(411)は、前記気化素子との間の空回りを防止する空回り防止部材(415,416)を有している、
請求項27に記載の加湿機(1)。
 前記空回り防止部材(415,416)は、前記気化素子の厚み方向に突出するピン(415)である、
請求項28に記載の加湿機(1)。
 前記空回り防止部材(415,416)は、前記気化素子を一方向から押える突起(416)である、
請求項28に記載の加湿機(1)。
 前記気化素子は、前記第1歯車(411)の回転軸と平行な方向に沿って脱着される、
請求項28に記載の加湿機(1)。
 前記第1歯車(411)が樹脂製である、
請求項28に記載の加湿機(1)。
 請求項1から32のいずれか1項に記載の加湿機(1)と、
 前記本体(10)内部であって、前記気化部材(41)の近傍に収容された除湿機能部(3)と、
を備えた調湿装置。
Description:
加湿機

 本発明は、加湿機、特に、所定部材に水 含ませて気化させる加湿機に関する。

 近年、回転部材に水を含ませて気化させる 湿機が広く普及している(例えば、特許文献 1参照)。特許文献1に記載の加湿機は、外形が 円板状を成す気化素子の一部を貯水容器内の 水中に浸水させ、回転させながら水を気化素 子に含ませると共に、その水を気化させて加 湿している。

特開2006-220390号公報

 しかしながら、特許文献1に記載の加湿機は 、運転を停止している間も、気化素子の一部 が水没しており、水が気化素子に吸収されて 自然蒸発する。このため、加湿作用が完全に 停止せず、貯水容器内の水は徐々に消費され 、ユーザーは頻繁に水を補給しなければなら ない。
 本発明の課題は、加湿運転停止時に加湿作 を確実に停止し、水の無駄な消費を抑制す 加湿機を提供することにある。

 第1発明に係る加湿機は、水を貯める貯水容 器と、気化部材と、送水手段と、本体とを備 えている。気化部材は、貯水容器の満水時の 水位よりも上側に配置され、貯水容器から運 ばれてきた水を気化させる。送水手段は、貯 水容器の水を気化部材まで運び、気化部材に 給水する。本体は、貯水容器、気化部材およ び送水手段を収納する。
 この加湿機では、気化部材は貯水容器の水 から離れており、送水手段の稼働を停止す ば、加湿運転停止時に水が気化部材へ移動 ないので、加湿を確実に停止させることが きる。

 第2発明に係る加湿機は、第1発明に係る加 機であって、送水手段が、回転軸の周りに けられた複数の凹部を回転によって順次貯 容器内の水中に浸水させて水を汲み上げる 車である。
 この加湿機では、水車は、回転時に水を気 部材へ移動させ、停止時には水を気化部材 移動させないので、水車の回転と停止とに って加湿運転のオンとオフとが確実に行な れる。

 第3発明に係る加湿機は、第2発明に係る加 機であって、複数の凹部が水車の側面に設 られており、水車の側面と気化部材の側面 が近接して対向している。
 この加湿機では、厚み方向の寸法が小さく る。

 第4発明に係る加湿機は、第2発明に係る加 機であって、気化部材が本体に回転可能に 納されており、水車と気化部材とを同時に 転させる共通の駆動部をさらに備えている
 この加湿機では、部品が共有されているの 部品点数が低減される。

 第5発明に係る加湿機は、第4発明に係る加 機であって、駆動部が、気化部材に回転を 達する駆動歯車を有している。気化部材は 駆動歯車と噛み合う第1歯車を有している。 車は、第1歯車と噛み合う第2歯車を有して る。
 この加湿機では、駆動部の動力が、気化部 と水車とへ確実に伝達される。

 第6発明に係る加湿機は、第5発明に係る加 機であって、気化部材が、第1歯車を外周に する円板状の部材である。駆動歯車および 2歯車は、駆動歯車および第2歯車の回転中 が第1歯車の回転中心よりも下方になる位置 、且つ駆動歯車と第2歯車とが第1歯車の鉛 中心線に対して互いに反対側となる位置で 第1歯車と噛み合っている。
 この加湿機では、気化部材は回転軸を支持 れなくても回転可能に保持されるので、軸 どの突出部を無くした平坦な形状が許容さ 、厚み寸法が小さくなる。

 第7発明に係る加湿機は、第2発明に係る加 機であって、貯水容器が、本体に脱着可能 収納されている。水車は、貯水容器に回転 能に支持されている。貯水容器が本体から り出されるときに、水車が貯水容器と共に り出される。
 この加湿機では、貯水容器、水車の清掃が 易で、使い勝手がよい。

 第8発明に係る加湿機は、第7発明に係る加 機であって、気化部材が、本体に脱着可能 収納されている。気化部材が本体から取り されるときの取り出し口と、貯水容器およ 水車が本体から取り出されるときの取り出 口とが異なる。
 この加湿機では、気化部材だけの取り出し 可能となり、清掃、交換等のメンテナンス 業の実施が容易になる。

 第9発明に係る加湿機は、第1発明に係る加 機であって、水受け部材をさらに備えてい 。水受け部材は、貯水容器と気化部材との に遥動可能に配置され、気化部材から落下 る水を受ける。水受け部材は注ぎ口を有し いる。注ぎ口は、下方へ傾けられることに って貯水容器へ水を流す。貯水容器が本体 収納されているときは、注ぎ口が下方へ傾 られる。貯水容器が本体から取り出された きは、注ぎ口が上方へ傾けられる。
 この加湿機では、貯水容器を取り出した後 気化部材から水の落下があっても、水受け 材が注ぎ口を上に向けた状態でその水を受 るため、本体内部にその水が落下すること なく、本体内部が濡れて汚れることがない

 第10発明に係る加湿機は、第1発明から第9発 明のいずれか1つに係る加湿機であって、送 手段が、少なくとも表面が露出するように けられた除菌機能材を有している。
 この加湿機では、送水手段は、貯水容器の を気化部材にまで運ぶ際に、除菌機能材が 出している送水手段の表面を濡らすことが きる。その結果、除菌機能材が濡れて溶け し、送水手段が、貯水容器内を攪拌しなが 溶け出した除菌機能材を満遍なく対流させ 効果的な除菌を行うことができる。

 第11発明に係る加湿機は、第10発明に係る加 湿機であって、送水手段自体が、除菌機能材 によって構成されている。
 この加湿機では、除菌機能材を別部材にす 必要がないため、部品点数が削減される。

 第12発明に係る加湿機は、第2発明に係る加 機であって、水車が、外周近傍において少 くとも表面が露出するように設けられた除 機能材を有している。
 この加湿機では、水車において水と効率的 接触できる位置に除菌機能材が設けられて る。その結果、水車は、貯水容器内を攪拌 ながら除菌機能材を効率良く溶け出させ、 留容器内で対流させてより効果的な除菌を うことができる。

 第13発明に係る加湿機は、第12発明に係る加 湿機であって、水車自体が、除菌機能材によ って構成されている。
 この加湿機では、除菌機能材を別部材にす 必要がないため、部品点数が削減される。

 第14発明に係る加湿機は、第7発明に係る加 機であって、気化部材から落下する水を受 る水受け部材をさらに備えている。そして 気化部材は、貯水容器が水車と共に取り出 れることにより水受け部材の上方の位置を 持したまま回転軸の中心が移動する。
 貯水容器と水車とが共に取り出されること 気化部材の中心が動き、気化部材が保持し いた水が流れ落ちることがあるが、この加 機では、貯水容器と水車とが共に取り出さ ることで気化部材が保持していた水が落水 たとしても、気化部材の下には水受け部材 位置している。その結果、貯水容器と水車 が共に取り出されることで気化部材が保持 ていた水が落水したとしても水受け部材に って受けとめられる。

 第15発明に係る加湿機は、第14発明に係る加 湿機であって、貯水容器が水車と共に取り出 されると、気化部材が、水受け部材の少なく とも一部に当接した状態で位置決めされる。
 この加湿機では、貯水容器と水車とが共に り出されて、気化部材の軸が動いたとして 、気化部材が水受け部材の一部に当接する その結果、水受け部材との当接点を一つの 点として気化部材が支持されるため、別途 持するための部品が不要になる。

 第16発明に係る加湿機は、第4発明に係る加 機であって、駆動部が、気化部材を所定の 速度以下の角速度で回転させる。この所定 角速度は、気化部材の回転軸にまで水を到 させることが可能な気化部材の水の浸透速 、及び水の自重に基づいて定まる。
 この加湿機では、気化部材に対して全体的 水が保持されるので、加湿効率が向上する

 第17発明に係る加湿機は、第2発明に係る加 機であって、凹部の底面と凹部の開口とを ぐ面のうち、水車の回転軸に近い側の面が 底面から開口に向うほど回転軸に近づく傾 面で形成されている。
 この加湿機では、凹部に貯まった水は、水 の上方に達したときに、傾斜面に沿って流 出るので、水が凹部に滞留することが防止 れる。

 第18発明に係る加湿機は、第5発明に係る加 機であって、駆動部が、駆動源であるモー と、モータに連結され駆動歯車に動力を伝 する出力歯車とをさらに有している。
 この加湿機では、モータが、出力歯車及び 動歯車を介して気化部材を回転させるので 気化部材とモータとの間に一定の間隔が確 される。その結果、気化部材に給水された の余分な水がモータへ到達し難く、モータ 部への水侵入が防止される。

 第19発明に係る加湿機は、第18発明に係る加 湿機であって、駆動部が、モータ側から出力 歯車の歯溝の端部を塞ぐフランジをさらに有 している。
 この加湿機では、気化部材に給水された水 余分な水が、駆動歯車の歯から出力歯車の 溝を経由してモータに近づいた場合でも、 ランジがその水の進行を止めるので、モー 内部への水侵入が防止される。

 第20発明に係る加湿機は、第5発明に係る加 機であって、第2歯車が、水車の凹部が設け られている側面と隣接している。水車は、第 2歯車を挟んで反対側に、第2歯車の歯溝の端 を塞ぐリブをさらに有している。
 この加湿機では、気化部材の第1歯車が水車 の第2歯車とかみ合って回転しているとき、 ブは、気化部材が水車から歯幅方向に沿っ 離れること防止する。

 第21発明に係る加湿機は、第9発明に係る加 機であって、気化部材の外周の角に、気化 材の外側へ向うほど気化部材の厚み中央に づくテーパーが形成されている。
 この加湿機では、気化部材に給水された水 うち、余分な水が降下して外周に達したと 、その水がテーパーに沿って厚み方向の中 へ移動してから落下する。その結果、余分 水は、確実に水受け部材に落下する。

 第22発明に係る加湿機は、第21発明に係る加 湿機であって、気化部材を回転させる駆動歯 車を有する駆動部をさらに備えている。気化 部材は、駆動歯車と噛み合う第1歯車を外周 有する円板状の部材である。第1歯車の歯先 周上には、テーパーが形成されている。
 この加湿機では、気化部材の余分な水が、 先円周上のテーパーに沿って厚み方向の中 へ移動するので、確実に水受け部材に落下 る。

 第23発明に係る加湿機は、第1発明に係る加 機であって、気化部材を回転させる駆動部 さらに備えている。気化部材は、外周に、 動部からの回転力が伝達される第1歯車を有 している。
 この加湿機では、気化部材を回転させるた に必要な駆動部への入力が、気化部材の回 軸へ直に回転力を与える場合よりも、小さ なるので省エネルギーである。また、気化 材の回転軸を直に回転させる必要がないの 、気化部材は機械的な回転軸を持つ必要が く、本体からの気化部材の取り出し、及び 体への収納が容易である。

 第24発明に係る加湿機は、第23発明に係る加 湿機であって、駆動部が、第1歯車と噛み合 駆動歯車を有している。駆動歯車は、気化 材が本体から引き出されるときの引き出し とは反対側に位置する。
 この加湿機では、気化部材が引き出される きに、駆動歯車が邪魔にならない。

 第25発明に係る加湿機は、第23発明に係る加 湿機であって、気化部材が、不織布で成形さ れている。
 この加湿機では、吸水性が高いので、水を り多く吸水して蒸発させることができ、加 性能が向上する。

 第26発明に係る加湿機は、第1発明に係る加 機であって、気化部材が、回転する略円板 の部材である。本体内において、気化部材 外周は、2つの回転体で支持されている。2 の回転体は、気化部材の回転軸よりも下方 位置し、且つ気化部材の鉛直中心線を挟ん 互いに反対側に位置している。
 この加湿機では、気化部材は、機械的な回 軸が無くても回転可能に保持されるので、 などの突出部を無くした平坦な形状が許容 れ、厚み寸法が小さくなり、本体からの気 部材の取り出し、及び本体への収納が容易 ある。

 第27発明に係る加湿機は、第1発明に係る加 機であって、気化部材を回転させる駆動部 さらに備えている。気化部材は、気化素子 第1歯車とを有している。気化素子は、略円 板状で、水に濡らされてから水を気化させる 。第1歯車は、気化素子の外周に設けられ、 動部からの回転力が伝達されて気化素子と もに回転する。
 この加湿機では、第1歯車が回転することに よって、気化素子全体に水が行き渡るので水 の蒸発面積が増加し、加湿能力が向上する。

 第28発明に係る加湿機は、第27発明に係る加 湿機であって、気化素子が、第1歯車から脱 可能である。第1歯車は、気化素子との間の 回りを防止する空回り防止部材を有してい 。
 この加湿機では、気化素子又は第1歯車のい ずれか一方の不具合で気化部材を交換する必 要あるとき、気化部材を丸ごと交換するので はなく、不具合のある方のみを交換するだけ でよいので、経済的でメンテナンス性がよい 。

 第29発明に係る加湿機は、第28発明に係る加 湿機であって、空回り防止部材が、気化素子 の厚み方向に突出するピンである。
 この加湿機では、気化素子と第1歯車とを合 体させたときに、ピンが気化素子に突き刺さ り、回り止めの機能を果たすので、空回り防 止のための特別な作業が必要なく、メンテナ ンス性がよい。

 第30発明に係る加湿機は、第28発明に係る加 湿機であって、空回り防止部材が、気化素子 を一方向から押える突起である。
 この加湿機では、気化素子と第1歯車とを合 体させたときに、突起が気化素子に圧力を与 え、回り止めの機能を果たすので、空回り防 止のための特別な作業が必要なく、メンテナ ンス性がよい。

 第31発明に係る加湿機は、第28発明に係る加 湿機であって、気化素子が、第1歯車の回転 と平行な方向に沿って脱着される。
 この加湿機では、第1歯車に対する気化素子 の脱着方向が単純であるので、作業性がよい 。

 第32発明に係る加湿機は、第28発明に係る加 湿機であって、第1歯車が樹脂製である。
 この加湿機では、第1歯車および空回り防止 部材を一体成形することができるので、コス ト低減となる。

 第33発明に係る調湿装置は、第1発明から第3 2発明のいずれか1つに係る加湿機と、本体内 にあって気化部材の近傍に収容された除湿 能部とを備えている。
 この調湿装置では、加湿運転停止時におい 気化部材に保持されている水分を、近傍に 置されている除湿機能部が吸水することに って、調湿装置から加湿空気が送出される 態をより確実に停止させることができる。

 第1発明に係る加湿機では、気化部材は貯水 容器の水面から離れており、送水手段の稼働 を停止すれば、加湿運転停止時に水が気化部 材へ移動しないので、加湿を確実に停止させ ることができる。
 第2発明に係る加湿機では、水車は、回転時 に水を気化部材へ移動させ、停止時には水を 気化部材へ移動させないので、水車の回転と 停止とによって加湿運転のオンとオフとが確 実に行なわれる。
 第3発明に係る加湿機では、厚み方向の寸法 が小さくなる。
 第4発明に係る加湿機では、部品が共有され ているので部品点数が低減される。
 第5発明に係る加湿機では、駆動部の動力が 、気化部材と水車とへ確実に伝達される。
 第6発明に係る加湿機では、気化部材は回転 軸を支持されなくても回転可能に保持される ので、軸などの突出部を無くした平坦な形状 が許容され、厚み寸法が小さくなる。

 第7発明に係る加湿機では、貯水容器、水車 の清掃が容易で、使い勝手がよい。
 第8発明に係る加湿機では、気化部材だけの 取り出しが可能となり、清掃、交換等のメン テナンス作業の実施が容易になる。
 第9発明に係る加湿機では、貯水容器を取り 出した後に気化部材から水の落下があっても 、本体内部にその水が落下することがないの で、本体内部が濡れて汚れることがない。
 第10発明に係る加湿機では、除菌機能材が れて溶け出し、送水手段が、貯水容器内を 拌しながら溶け出した除菌機能材を満遍な 対流させて効果的な除菌を行うことができ 。
 第11発明に係る加湿機では、除菌機能材を 部材にする必要がないため、部品点数が削 される。

 第12発明に係る加湿機では、水車が、貯水 器内を攪拌しながら除菌機能材を効率良く け出させ、貯水容器内で対流させてより効 的な除菌を行うことができる。
 第13発明に係る加湿機では、除菌機能材を 部材にする必要がないため、部品点数が削 される。
 第14発明に係る加湿機では、貯水容器と水 とが共に取り出されることで気化部材が保 していた水が落水したとしても水受け部材 よって受けとめられる。
 第15発明に係る加湿機では、水受け部材と 当接点を一つの支点として気化部材が支持 れるため、別途支持するための部品が不要 なる。
 第16発明に係る加湿機では、気化部材に対 て全体的に水が保持させるので、加湿効率 向上する。

 第17発明に係る加湿機では、凹部に貯まっ 水は、水車の上方に達したときに、傾斜面 沿って流れ出るので、水が凹部に滞留する とが防止される。
 第18発明に係る加湿機では、気化部材に給 された水の余分な水がモータへ到達し難く モータ内部への水侵入が防止される。
 第19発明に係る加湿機では、気化部材に給 された水の余分な水が、駆動歯車の歯から 力歯車の歯溝を経由してモータに近づいた 合でも、フランジがその水の進行を止める で、モータ内部への水侵入が防止される。
 第20発明に係る加湿機では、気化部材の第1 車が水車の第2歯車とかみ合って回転してい るとき、リブは、気化部材が水車から歯幅方 向に沿って離れること防止する。
 第21発明に係る加湿機では、気化部材に給 された水のうち、余分な水は、確実に水受 部材に落下する。

 第22発明に係る加湿機では、気化部材の余 な水が、歯先円周上のテーパーに沿って厚 方向の中央へ移動するので、確実に水受け 材に落下する。
 第23発明に係る加湿機では、気化部材を回 させるために必要な駆動部への入力が、小 くなるので省エネルギーである。また、気 部材は機械的な回転軸を持つ必要がなく、 体からの気化部材の取り出し、及び本体へ 収納が容易である。
 第24発明に係る加湿機では、気化部材が引 出されるときに、駆動歯車が邪魔にならな 。
 第25発明に係る加湿機では、吸水性が高い で、水をより多く吸水して蒸発させること でき、加湿性能が向上する。
 第26発明に係る加湿機では、気化部材は、 械的な回転軸が無くても回転可能に保持さ るので、軸などの突出部を無くした平坦な 状が許容され、厚み寸法が小さくなり、本 からの気化部材の取り出し、及び本体への 納が容易である。

 第27発明に係る加湿機では、第1歯車が回転 ることによって、気化素子全体に水が行き るので水の蒸発面積が増加し、加湿能力が 上する。
 第28発明に係る加湿機では、経済的でメン ナンス性がよい。
 第29発明に係る加湿機では、ピンが気化素 に突き刺さり、回り止めの機能を果たすの 、空回り防止のための特別な作業が必要な 、メンテナンス性がよい。
 第30発明に係る加湿機では、突起が気化素 に圧力を与え、回り止めの機能を果たすの 、空回り防止のための特別な作業が必要な 、メンテナンス性がよい。
 第31発明に係る加湿機では、第1歯車に対す 気化素子の脱着方向が単純であるので、作 性がよい。
 第32発明に係る加湿機では、第1歯車および 回り防止部材を一体成形することができる で、コスト低減となる。

 第33発明に係る調湿装置では、加湿運転 止時に加湿作用が確実に停止し、水の無駄 消費が抑制される。

本発明の一実施形態に係る加湿機の斜 図。 除湿ユニット及び加湿ユニットの斜視 。 除湿ユニットの斜視図。 除湿ユニットをヒータ側から視た正面 。 加湿ユニットの斜視図。 図5の空気流れの下流側から視た加湿ユ ニットの斜視図。 気化素子フレームの構造を示す斜視図 水車の分解斜視図。 気化素子の第1歯車と水車の第2歯車と かみ合った状態を示す斜視図。 ガイドテーパーによる水のガイドを示 す図。 除湿ユニットと加湿ユニットとが組み 合わされた状態の斜視図。 貯水容器と水受け容器との当接関係を 示す図。 貯水容器と水受け容器とが離れている 状態関係を示す図。 除菌機能材が設けられた水車を示す図 。 水受け容器内の銀イオン除菌剤の配置 を示す概念平面図。 水受け容器内の銀イオン除菌剤の配置 を示す概念側面図。

符号の説明

1 加湿機
10 本体
40 貯水容器
41 気化素子(気化部材)
42 水車(送水手段)
43 駆動部
43a モータ
43b 出力歯車
43c フランジ
44 水受け容器(水受け部材)
44a 注ぎ口
411 第1歯車
417 ガイドテーパー(テーパー)
421a 凹部
421b 傾斜面
423 第2歯車
425 フランジリブ(リブ)
431 駆動歯車

 以下図面を参照しながら、本発明の実施形 について説明する。なお、以下の実施形態 、本発明の具体例であって、本発明の技術 範囲を限定するものではない。
 <加湿機の構成>
 本発明の一実施形態に係る加湿機は、加湿 能、除湿機能及び空気清浄機能を有してお 、加湿運転時は加湿機として、除湿運転時 除湿機として、空気清浄運転時は空気清浄 として働く。また、本実施形態では、単一 能だけでなく、同時に複数の機能を組合せ 稼働させることができる。例えば、空気清 機能と除湿機能との組合せ、空気清浄機能 加湿機能との組合せ、及び除湿機能と加湿 能との組合せである。
 図1は、本発明の一実施形態に係る加湿機の 斜視図である。図1において、加湿機1では、 風機2、除湿ユニット3、加湿ユニット4、空 清浄部5及び制御部6が、本体10に収納されて いる。本実施形態では、ユーザーが容易に加 湿機1を移動させることができるように、本 10の下面(室内の床面と対向する面)に、キャ ター(図示せず)が設けられている。

 送風機2は、本体10に対して空気清浄部5と反 対側に位置しており、空気清浄部5側から視 とき、空気清浄部5、除湿ユニット3、加湿ユ ニット4、送風機2の順で並んでいる。送風機2 が稼働しているとき、空気が空気清浄部5側 ら吸い込まれて、除湿ユニット3を通過した に加湿ユニット4を通過し送風機2に至る空 流路Aが形成される。制御部6は、本体10の上 に配置されおり、空気清浄部5、除湿ユニッ ト3、加湿ユニット4及び送風機2を個別に制御 することができる。
 図2は、除湿ユニット及び加湿ユニットの斜 視図である。図2において、手前側に位置す のが除湿ユニット3であり、奥側に位置する が加湿ユニット4である。図1、図2において 加湿ユニット4の構成部品である貯水容器40 気化素子41及び水車42が加湿ユニット4から び出しているが、正規状態では加湿ユニッ 4の収納位置に配置されている。

 <除湿ユニット>
 図3は、除湿ユニットの斜視図である。図3 おいて、除湿ユニット3は、吸着素子31、ヒ タ32、第2送風機33、送風管34及び熱交換部35 有している。吸着素子31は、ハニカム構造体 であり、ゼオライト粉末、バインダー及び膨 張剤を混合して練り上げた材料によって円板 状で多孔質に成形されている。バインダーは 、例えば、変性PPE、ポリプロピレン、ポリス チレン、ABS樹脂などの熱可塑性樹脂から選択 される。膨張剤は、ハニカム構造体の成形時 に膨張し無数の気泡を形成する。このため、 吸着素子31は、水分に対して高い吸着性を有 ている。
 ヒータ32は、空気流路Aに対して吸着素子31 下流側の側面と対向する場所に配置されて り、吸着素子31の側面の6分の1程度を覆うこ ができる扇形の取付部材によって取り付け れている。

 第2送風機33は、吸着素子31の上方から空気 路Aに対して吸着素子31の下流側へ突出する うに取り付けられている。ヒータ32と第2送 機33とは空気の流通ができるように第1送風 34aによって連絡されている。第2送風機33の 働によって発生する空気は、第1送風管34aを ってヒータ32に至り、そこで加熱されて高 空気となる。
 送風管34は、第1送風管34a、第2送風管34b、第 3送風管34c及び第4送風管34dから成る。ヒータ3 2によって加熱された高温空気は、対向する 着素子31の側面から吸着素子31の厚み方向に って進み、反対側の側面から出てくる。吸 素子31の高温空気が通過した領域は、高温 気に加熱されて水分を高温空気へ放出する
 吸着素子31を通過した高温空気は、高温高 空気となって第2送風管34bに入る。第2送風管 34bは、吸着素子31を通過してきた高温高湿空 を完全に回収できるように、空気流路Aに対 して吸着素子31の上流側の側面を覆うように 置されている。第2送風管34bは、外形が扇形 であって、吸着素子31の側面の6分の1程度を っている。

 第3送風管34cは、第2送風管34bから流れてく 高温高湿空気を、吸着素子31の径方向外側の 外周に沿って流す。第3送風管34cには、空気 路Aと同じ方向に貫通する複数の長孔35aが設 られており、空気流路Aを流れる空気がその 長孔35aを通過する。第3送風管34cを流れる高 高湿空気は、長孔35aの壁面に接触しながら れているので、長孔35aを通過する空気は、 温高湿空気から熱量を奪う。このため、長 35aの壁面に接触した高温高湿空気は冷却さ 、長孔35aの壁面は結露する。結露水は、所 の出口を通過して貯水容器40へ入る。
 第4送風管34dは、第3送風管34cと第2送風機33 を連絡している。第3送風管34cを流れる高温 湿空気は、複数の長孔35aの壁面に接触して 量と水分を奪われた後に、第4送風管34dを通 って第2送風機33に吸い込まれる。

 長孔35aは、吸着素子31の径方向外側を囲む うに設けられており、複数の長孔35aが熱交 部35を形成している。除湿ユニット3は、厚 方向の寸法がほぼ同じ値に設定された平坦 域3aが形成されており、第3送風管34cと熱交 部35とは、この平坦領域3aに含まれる。
 図4は、除湿ユニットをヒータ側から視た正 面図である。図4において、除湿ユニット3は 駆動モータ36をさらに有している。駆動モ タ36は、ピニオン歯車361を有しており、吸着 素子31の外周には、ピニオン歯車361と噛み合 従動歯車311が設けられている。駆動モータ3 6が稼働している間、吸着素子31は回転してお り、空気流路Aを通過する空気と接触して水 を吸着し、ヒータ32と対向する位置でその水 分を放出し、再び空気流路Aを通過する空気 接触する。このため、吸着素子31は、水分の 吸着と放出を繰り返すことができる。

 図1において、本体10の最上面には、空気 浄運転、除湿運転および加湿運転を選択す 選択パネル11が設けられており、制御部6と 続されている。選択パネル11には、吸着素 31の回転と停止とを選択できる選択ボタン37 含まれており、除湿運転時に選択ボタン37 オフにすると、吸着素子31の回転が停止し、 除湿されなくなる。このとき、ヒータ32と第2 送風機33は稼働しているので、高温空気は送 管34内を循環する。このため、空気流路Aを れる空気は、熱交換部35を通過するときに められるので、小規模な暖房が行なわれる このときに加湿ユニット4を同時に稼働させ ことによって、暖房加湿運転が行なわれる なお、本実施形態では、制御部6に予め暖房 加湿運転モードが設定されており、選択パネ ル11から暖房加湿運転を選択できるようにし いる。

 <加湿ユニット>
 図5は、加湿ユニットの斜視図である。図5 おいて、加湿ユニット4は、貯水容器40、気 素子41、水車42及び駆動部43を有している。 水容器40は、空気流路Aを通る空気に与える 分の水源であり、本体10に脱着可能に収納さ れている。貯水容器40内の水が不足している 合は、ユーザーによって本体10の引き出し 12(図1参照)から引き出されて、水が補充され る。なお、本実施形態の加湿機1においては 除湿ユニット3で捕獲された水を貯水容器40 貯めて、水の補充の回数を低減している。
 気化素子41は、不織布で円板状に成形され 回転することによって貯水容器40から送られ てくる水を蒸発させる気化部材である。気化 素子41は外周に第1歯車411を有しており、第1 車411は駆動部43によって回転する。気化素子 41は、貯水容器40の満水時の水位よりも上方 配置されているので、貯水容器40内の水とは 直接接触していない。この駆動部43は、気化 子41を、所定の角速度で回転させる。この 定の角速度は、気化素子41の回転軸近傍にま で水を到達させることが可能な気化素子41の の浸透速度、及び水の自重による降下速度 基づいて定められている。ここで、気化素 41における水の浸透速度は、例えば、気化 子41の目の細かさによる毛細管現象によって 定まるものである。

 そして、この円板状の気化素子41は、全面 略均一に水を保持している状態で、所定角 度で回転するため、送風機2で生じる風が、 化素子41全体に満遍なく当たり、効率的に 湿を行うことができる。このため、機内圧 の偏りやバラツキ等により気化素子41の密度 や吸湿率を部位によって変更するといった煩 雑な加工を施す必要が無い。
 図6は、図5の空気流れの下流側から視た加 ユニットの斜視図である。図6において、水 42は、貯水容器40に回転可能に支持されてお り、貯水容器40内の水を汲み上げて気化素子4 1に向って放出する。加湿ユニット4の厚み方 の寸法を小さくするため、気化素子41と水 42は、回転の軸を並行にし、互いに近接して 対向している。
 したがって、水車42は側面で水を汲み上げ 側面から気化素子41の側面に向って放出する 必要があり、水車42の側面の外周近傍には、 形上の開口を有する複数の凹部421aが設けら れている。

 図5及び図6において、駆動部43は、モータ43a 、出力歯車43b及びフランジ43cを有している。 出力歯車43bは、モータ43aの回転軸に直結され ている。フランジ43cは、モータ43a側から出力 歯車43bの歯溝の端部を塞いでいる。このため 、気化素子41に供給された水の一部が出力歯 43bの歯溝まで到達したとき、フランジ43cは 水がその歯溝を通ってモータ43aに進行する とを防止する。
 図7は、気化素子フレームの構造を示す斜視 図である。図7において、気化素子41は、実際 に水を気化させる加湿フィルタの部分と、こ の加湿フィルタを支持する気化素子フレーム 41fとから構成されている。気化素子フレーム 41fには、内側の複数部分から、前後方向(加 フィルタの厚み方向)に伸びて突出する空回 防止ピン415が設けられている。また、気化 子フレーム41fは、空回り防止ピン415が伸び 方向とは反対側から加湿フィルタを押さえ ためのフィルタ押さえ416を、外側の複数部 に有している。これにより、気化素子41が 保持状態で膨張し乾燥状態で収縮すること 生じても、気化素子フレーム41fは、加湿フ ルタをしっかり支持しつつ、加湿フィルタ 空回りが生じることを防いでいる。

 気化素子フレーム41fは、樹脂製であり、第1 歯車411、空回り防止ピン417及びフィルタ押さ え416は、一体成形されている。加湿フィルタ は、気化素子フレーム41fの側面から軸方向に 挿入および抜取が可能であるので、加湿フィ ルタと気化素子フレームとの組立は容易であ る。
 図8は、水車の分解斜視図である。図8にお て、水車42は、車輪421、車輪カバー422及び第 2歯車423から成る。車輪421には、一方の側面 ら反対側の側面に向って窪んだ複数の凹部42 1aが円周を描くように形成されている。凹部4 21aでは、底面と開口とを繋ぐ面のうち水車42 回転軸に近い側の面は、傾斜面421bで形成さ れている。そして、凹部421aの開口側を覆う うに、車輪421に車輪カバー422が組み合わさ ている。

 車輪カバー422には、台形上の孔422aが車輪421 の凹部421aと対向する位置に円周を描くよう 形成されている。孔422aの大きさは、凹部421a の開口の半分程度であるので、車輪421に車輪 カバー422が組み合わされたとき、凹部421aの 口の半分程度が開いた状態となる。
 第2歯車423は、気化素子41の第1歯車411と噛み 合う歯車であり、回転の中心には、車輪421、 車輪カバー422および第2歯車423が共有する回 軸424が設けられている。回転軸424を同軸と て、第2歯車423、車輪カバー422、車輪421が順 重ねて組み合わされている。
 水車42は、回転することによって、凹部421a 順番に貯水容器40の水中を通過して上昇し くる。凹部421aが浸水したとき、孔422aから凹 部421aの内部へ水が入るので、水中から出て た凹部421aの内部は水で満たされている。

 凹部421aが最上位置に近づくにしたがって、 凹部421a内の水は傾斜面421bに沿って流れ、勢 を付けて孔422aから流出する。そして、凹部 421aが、最上位置を通過したときに、ほぼ全 の水が流出する。水は、流出する際に重力 よってある程度の勢いが付加されているの 、凹部421aと近接している気化素子41の側面 向って流出する。
 図6に示すように、回転軸424は、貯水容器40 軸受40aに回転可能に支持されている。貯水 器40の底面から軸受40aの軸芯までの高さは 水車42が配置されたときに貯水容器40が最低 位のときであっても、水車42の最下位置に る凹部421aが水没するように設定されている また、軸受40aは、上半分が開いているので 貯水容器40が本体10から引き出されたときに 、ユーザーは水車42を貯水容器40から取り出 て洗浄することができる。

 図9は、気化素子の第1歯車と水車の第2歯車 がかみ合った状態を示す斜視図である。図9 において、気化素子41の第1歯車411と、水車42 第2歯車423とがかみ合った状態では、気化素 子41の第1歯車411は、水車42の凹部421aが設けら れた面と、水車42の第2歯車423の端部から円周 上に伸びたフランジリブ425とによって挟まれ た状態となっている。これにより、気化素子 41が水車42から回転軸方向に離れることを防 、歯車同士のかみ合いを安定させ、給水の 定性をも維持している。
 図10は、ガイドテーパーによる水のガイド 示す図である。図10において、気化素子41の 化素子フレーム41fの外周、即ち、第1歯車411 の複数の歯先のそれぞれには、気化素子41に いて余った水分を水受け容器44に向けて確 に落水させることができるように、水を導 ガイドテーパー417が設けられている。ガイ テーパー417は、第1歯車411の複数の歯先の風 側の角が、歯幅の略中央近傍に向って傾斜 るように形成されており、気化素子41から ちてくる余分な水は、水受け容器44の幅方向 の略中央近傍に確実に落ちる。なお、図7に すように、気化素子フレーム41fの歯先以外 外周にも、ガイドテーパー417が設けられて る。

 図11は、除湿ユニットと加湿ユニットとが み合わされた状態の斜視図である。図11にお いて、加湿ユニット4は、除湿ユニット3の第2 送風機33の下方に、重なるように配置されて る。加湿ユニット4の気化素子41は、除湿ユ ット3の吸着素子31及び図4で示した熱交換部 35と対向している。そして、水車42は、気化 子41と熱交換部35とで挟まれるように配置さ ている。
 図1で示したように、貯水容器40は、引き出 式の第1扉10aを引き出すことによって本体10 引き出し口12から引き出すことができ、気 素子41は、回転式の第2扉10bを開けることに って、本体10の取り出し口13から取り出すこ ができる。これによって、ユーザーは、貯 容器40を取り出して、水の補給および水車42 の洗浄を行うことができ、気化素子41を取り して交換することもできる。

 なお、貯水容器40内の水の過不足は、第1扉1 0aに設けられた窓部10cから目視によって確認 ることができる。本実施形態では、窓部10c 矩形状の孔であり、この孔に貯水容器40に め形成されている凸部40c(図6参照)が嵌合し いる。ユーザーは、窓部10cの孔から凸部40c 映る水位を目視することができる。
 図5、図6で示すように、気化素子41は、本体 10からの取り出しを容易にするために、回転 を突出させない形状に成形されている。こ ため、気化素子41は、第1歯車411が駆動歯車4 31及び第2歯車423と噛み合うことによって支持 されている。第1歯車411が、安定した姿勢を 持するために、駆動歯車431及び第2歯車423は 第1歯車411の回転軸よりも下方に位置し、且 つ気化素子41の鉛直中心線に対して互いに反 側に位置している。このため、気化素子41 、軸支持されていなくても、安定して回転 ることができ、本体10から取り出されるとき には、突出する軸がないので、本体10内部に っ掛かることなく容易に取り出される。

 貯水容器40を本体10から取り出したときに、 気化素子41から落下してくる水をどう処理す かが問題となる。本実施形態では、図11に すように、気化素子41の下方に、水受け容器 44が設けられている。水受け容器44は、支持 4bの下方に遥動可能に支持されており、遥動 の中心となる遥動軸44bに対して気化素子41側 は、水を下方に流すための注ぎ口44aを有し 遥動軸44bに対して駆動部43側には、水を一 的に貯える予備容器44cを有している。この 受け容器44は、除湿ユニット3や加湿ユニッ 4からの落水を、通し孔44dを介して、下方に 置している貯水容器40に導く。
 図12は、貯水容器と水受け容器との当接関 を示す図であり、図13は、貯水容器と水受け 容器とが離れている状態関係を示す図である 。図12及び図13において、水受け容器44は、気 化素子41が正規位置にあるときは、注ぎ口44a 下方に向けて水を貯水容器40に流し、気化 子41が取り出されたときは、注ぎ口44aを上方 に向けて、気化素子41から落下してきた水を 備容器44cに貯めている。

 ここで、水受け容器44は、気化素子41の下 方に位置しており、貯水容器40が本体10に収 されている状態では、図12に示すように、貯 水容器40の上面部分が水受け容器44の傾斜リ 45と当接した傾斜状態となるため、気化素子 41は、駆動部43の駆動歯車431との当接点と、 車42の第2歯車423との当接点と、の2点で支持 れている。そして、気化素子41は、軸方向 突出した形状を有していないため、引っか る箇所が無く、貯水容器40が水車42と共に本 10から取り出される際には、図13に示すよう に、貯水容器40の上面部分が水受け容器44の 斜リブ45と当接していないため、水受け容器 44の傾斜状態が変化することで、気化素子41 支持している点がわずかに移動し、駆動部43 の駆動歯車431との当接点および水受け容器44 注ぎ口44aとの当接点の2点で支持される。こ のため、気化素子41の回転軸の中心が移動す 。この際に、気化素子41に保持されている の一部が水受け容器44に落水する。

 加湿ユニット4の各構成部材は、常時、水と 接触するので、雑菌が繁殖し易い。このため 、上記実施形態に、雑菌の繁殖を抑制する部 材を併用することが好ましい。以下、図面を 参照しながら説明する。
 図14は、除菌機能材が設けられた水車を示 図である。図14において、水車42には、表面 露出するように除菌機能材PPが設けられて る。この除菌機能剤PPは、光触媒かつ銀イオ ンを含有したセラミックボールであり、水中 の雑菌の繁殖を抑える機能を有しており、水 車42が回転することによって、貯水容器40内 水によって濡れて溶け出していく。そして 貯水容器40内に溶け出した除菌機能剤PPは、 車42の回転によって攪拌され、貯水容器40内 に満遍なく行き渡る。
 さらに、気化素子41に水を供給する水車42に 除菌機能材PPが設けられることによって、水 、給水経路の途中において除菌機能材の濃 が高い場所を通過することができ、加湿機 により蒸発する水に対する除菌効果が向上 る。

 図15は、貯水容器内の銀イオン除菌剤の配 を示す概念平面図であり、図16は、貯水容器 内の銀イオン除菌剤の配置を示す概念側面図 である。図15及び図16に示すように、貯水容 40の内部には、第1壁81と第2壁82と、樹脂ケー ス71と、銀イオン除菌剤73とが設けられてい 。
 ここで、第1壁81は、貯水容器40の底面から 方に向けて伸びる壁であり、第1突起81aを有 ている。また、第2壁82は、第1壁81と平行に 且つ第1壁81の第1突起81a側と対向するように 、貯水容器40の底面から上方に向けて伸びる であり、第1突起81aと対面する位置から第1 起81aに向けて突出する第2突起82aが設けられ いる。
 樹脂ケース71は、複数の微細開口を有し、 部に銀イオン除菌剤73を収容するために開閉 可能な筐体であって、第1軸受け部71aと第2軸 け部72aとを有している。樹脂ケース71は、 1突起81aが第1軸受け部71aに嵌合し、第2突起82 aが第2軸受け部72aに嵌合するようにして、第1 壁81および第2壁82に支持されている。

 銀イオン除菌剤73は、樹脂ケース71の微細開 口より大きな粒子であり、複数の粒子群から 構成されており、樹脂ケース71内に収容され いる。
 このようにして、貯水容器40内に水が溜ま た状態では、銀イオン除菌剤73が貯水容器40 の水に作用することができ、貯水容器40内 の菌の繁殖を抑えて、清潔に保つことがで る。
 <特徴>
 (1)
 加湿機1では、気化素子41が貯水容器40の水 から離れており、水車42の稼働を停止すれば 水が気化素子41へ移動しないので、加湿を確 に停止させることができる。
 (2)
 加湿機1では、複数の凹部421aが水車42の側面 に設けられており、水車42の側面と気化素子4 1の側面とが近接して対向しているので、厚 方向の寸法が小さい。また、気化素子41は本 体10に回転可能に収納されており、駆動部43 水車42と気化素子41とを同時に回転させるの 、部品が共有され部品点数が低減されてい 。

 (3)
 加湿機1では、駆動歯車431および第2歯車423 回転中心が第1歯車411の回転中心よりも下方 位置し、駆動歯車431と第2歯車423とが第1歯 411の鉛直中心線に対して互いに反対側に位 している。このため、気化素子41は回転軸を 支持されなくても回転可能に保持され、軸な どの突出部を無くした平坦な形状となり、厚 み寸法が小さい。
 (4)
 加湿機1では、貯水容器40が本体10から引き されるときに、水車42が貯水容器40と共に引 出されるので、貯水容器40、水車42の清掃が 容易である。また、気化素子41が本体10から り出されるときの取り出し口13と、貯水容器 40および水車42が本体10から引き出されるとき の引き出し口12とが異なるので、気化素子41 けの取り出しが可能となり、清掃、交換等 メンテナンス作業の実施が容易である。

 (5)
 加湿機1では、水受け容器44が、貯水容器40 気化素子41との間に遥動可能に配置され、気 化素子41から落下する水を受ける。水受け容 44の注ぎ口44aは、貯水容器40が本体10に収納 れているときは、下方へ傾けられ、貯水容 40が本体10から取り出されたときは、上方へ 傾けられる。このため、貯水容器40を取り出 た後に気化素子41から水の落下があっても 本体内部にその水が落下することがないの 、本体内部が濡れて汚れることがない。
 (6)
 加湿機1では、除菌機能材PPを濡らして溶か 出すことができ、貯水容器40内を攪拌しな ら溶け出した除菌機能材PPを満遍なく対流さ せて効果的な除菌を行うことができる。

 (7)
 加湿機1では、駆動部43が、気化素子41の回 軸近傍にまで水を到達させることが可能な 化素子41の水の浸透速度、及び水の自重によ る降下速度に基づいて定められる角速度で、 気化素子41を回転させている。このため、気 素子41に対して全体的に水を保持させた状 で回転を続けることができ、有効蒸発面積 広く維持することができるため、加湿効率 向上させることができる。
 (8)
 加湿機1では、貯水容器40が水車42と共に本 10から取り出されて、気化素子41の回転軸の 心が移動し、気化素子41に保持されている の一部が下方に落水する。
 しかし、この気化素子41の下方には、水受 容器44が位置しているため、貯水容器40と水 42とが共に取り出されることで気化素子41が 保持していた水が落水したとしても水受け容 器44によって受けとめることができる。

 また、気化素子41と水受け容器44との当接点 を一つの支点として気化素子41を継続して支 することができるため、貯水容器40と水車42 とが共に取り出されることで気化素子41の回 軸が移動したとしても、気化素子41を支持 るための別途の部品が不要になる。
 (9)
 加湿機1では、凹部421aに貯まった水は、水 42の上方に達したときに、傾斜面421bに沿っ 流れ出るので、水が凹部421aに滞留すること 抑制される。
 (10)
 加湿機1では、気化素子41に給水された水の 分な水がモータ43aへ到達し難く、仮に、駆 歯車431の歯から出力歯車43bの歯溝を経由し モータ43aに近づいた場合でも、フランジ43c その水の進行を止めるので、モータ43a内部 の水侵入が防止される。

 (11)
 加湿機1では、気化素子41の第1歯車411が水車 の第2歯車423とかみ合って回転しているとき フランジリブ425が、気化素子41が水車42から 幅方向に沿って離れること防止している。
 (12)
 加湿機1では、気化素子41に給水された水の ち、余分な水は、第1歯車411の歯先円周上の ガイドテーパー417に沿って厚み方向の中央へ 移動するので、確実に水受け容器44に落下す 。
 <他の実施形態>
 上述の実施形態に記載した以外の、水車か 気化素子への水の移送機構として、水車の 面に水を汲み上げる水汲み用バケットを設 、気化素子の側面に汲み上げられた水を受 る水受け用バケットを設ける、という機構 もよい。

 また、水車および気化素子の外周に水を吸 する水吸収部材を貼り付け、水車の外周と 化素子の外周とを面接触させる、という機 でもよい。
 一方、水車を採用しない方法として、気化 子から汲み上げ用のバケットを吊るし、気 素子が1回転する間にバケットが貯水容器の 水を汲み上げて気化素子に水をかける、とい う機構でもよい。
 また、貯水容器内の水を吸い込んで気化素 に向って水を吐き出すポンプを採用しても い。例えば、歯車ポンプ、インペラポンプ アルキメデスポンプ、サイホン式のポンプ どがある。
 なお、上記実施形態では、水車42に対して 面が露出するように除菌機能材PPを設けた構 成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに 限られるものではなく、水車42自体を除菌機 材PPによって成形してもよい。この場合、 菌機能材PPが全て溶け出した後に、水車42の 品だけ交換することで、除菌機能を持続さ ることができるようになる。また、除菌機 材PPを別部材にする必要がないため、部品 数を削減させることができる。

 以上のように、本発明によれば、加湿運 停止時には確実に加湿作用が停止し、水の 然消費が抑制される。このため、貯水容器 小型化され加湿機も小型になるので、卓上 多機能加湿機として有用である。